JP2008193845A - リニアモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型化、省スペース化に適したリニアモータを提供する。
【解決手段】 リニアモータは、複数のコイルCを軸体1−1の周囲に直列的に装着してなる固定子1と、前記複数のコイルからの磁束との相互作用によりこれら複数のコイルに沿って走行可能に組み合わされた複数の環状の永久磁石2−2を持つ可動子2とを有する。前記軸体は、前記複数のコイルを装着するためのコイル装着部1−2と、前記可動子の走行をガイドするためのガイド部1−3とを有し、前記可動子は、前記軸体の貫通可能な中空のケース2−1の内面側に、前記複数の永久磁石を装着すると共に、前記ガイド部によりガイドされるガイドブロック2−3を装着してなる。特に、前記ガイド部がスプライン軸で、前記ガイドブロックがスプラインナットであるボールスプライン構造により、前記可動子のスライドをガイドすることが望ましい。
【選択図】 図5

Description

本発明は小型化に適したリニアモータに関する。
リニアモータには様々なタイプのものがあるが、リニアモータカーのような大きな駆動力を必要としない場合には、永久磁石とコイルとの組み合わせで構成されることが多い。このような永久磁石とコイルとの組み合わせによるリニアモータは、例えば半導体製造装置の分野において精密用マイクロステージ、または精密位置決めステージの駆動源として適用されている。これは、リニアモータによる駆動機構は、これまで主流であったボールネジ駆動機構に比べて駆動速度が高いうえに位置決め精度が高く、また高い繰り返し位置決め精度、駆動時と停止時のオーバシュート、アンダーシュートが小さく、等速移動時の速度リップルが小さいというような多くの利点があるからである。
図6を参照して、本発明者により提案されているリニアモータについて説明する。このリニアモータは特許文献1に開示されている。
図6において、リニアモータは、電磁石用コイル(以下、コイルと略称する)を複数個連続的に配列したものを収容した軸体(以下、固定子と呼ぶ)10と、これらのコイルからの磁束との相互作用により固定子10の延在方向と同じ方向に走行可能とした可動磁石体(以下、可動子と呼ぶ)20とを含む。固定子10は、ベース30上に間隔をおいて固定された2つのブラケット31の間に架け渡されている。
図7をも参照して、固定子10と可動子20の内部構造について説明する。固定子10は、中空軸状のセンターコア11と、センターコア11の周囲に装着された複数のコイル12と、複数のコイル12の外周側をカバーするように組み合わされたパイプ13とを含む。コイル12は制御ドライバー40のモータ接続端子に接続されたU相コイル、V相コイル、W相コイルを含み、これらの各コイルはセンターコア11の周囲にその磁極軸がセンターコア11の軸芯に平行になるようにして可動子20の走行範囲にわたって装着されている。
可動子20は、パイプ13を囲むことができるような環状の複数の永久磁石21と、これら複数の永久磁石21を収容している磁石ケース22とを含む。複数の永久磁石21は、同じ長さ寸法を持ち、しかも隣接する磁極が互いに反対向きになり、かつ磁極軸がセンターコア11の軸芯に平行になるように直列的に組み合わされて磁石ケース22に収容されている。コイル12、永久磁石21のサイズは、推力、リニアモータ全体の大きさ等の条件により変わるが、すべての永久磁石21は軸方向の寸法が等しく、また軸方向の寸法がコイル12の磁極軸方向の寸法の3倍になるように作られる。
パイプ13の内径はコイル12の外径よりやや大きく、外径が永久磁石21の内径よりやや小さくなるようにされている。このようにして、パイプ13の外面側と永久磁石21の内面側との間及びコイル12の外面側とパイプ13の内面側との間にはそれぞれ、ギャップができるようにされている。そして、センターコア11の中空部、場合によってはコイル12の外面側とパイプ13の内面側との間のギャップを気体や液体による冷却空間として利用する。パイプ13にはステンレス等の非磁性金属材料が用いられるが、他の材料、例えば樹脂材料でも良い。
なお、可動子20は、パイプ13の外周に対してギャップを維持した状態、すなわちパイプ13に非接触状態で移動させる必要がある。これは、ガイドブロック23とガイドレール32により実現される。すなわち、磁石ケース22には2つのガイドブロック23が組み合わされ、これら2つのガイドブロック23が可動子20の走行方向に沿うようにベース30上に配置されたガイドレール32によりスライド案内されるようにしている。
図6に戻って、ベース30上には可動子20の走行方向に沿ってリニアエンコーダ用のリニアスケール33が配置され、磁石ケース22にはリニアスケール33に対向するようにエンコーダヘッド24が設けられている。エンコーダヘッド24からの検出信号は可撓性の信号ケーブルを持つキャタピラ状のケーブルベヤ(図示省略)を介して制御ドライバー40に入力される。エンコーダヘッド24からの検出信号は可動子20の位置決め制御に利用されることは言うまでも無い。また、固定子10内の各コイル12は、ブラケット31を介して三相用の電力ケーブル35に接続され、電力ケーブル35は制御ドライバー40に接続されている。制御ドライバー40は、単相100Vの交流電源50に接続する場合、単相−三相変換器を内蔵し、U相、V相、W相の各相がU相コイル、V相コイル、W相コイルに接続される。但し、電源のU相、V相、W相がU相コイル、V相コイル、W相コイルに一対一の関係で接続されるとは限らない。電源とU相コイル、V相コイル、W相コイルとの接続には様々な形態がある。制御ドライバー40にはまた、制御データ入力手段及びデータ処理手段としてパーソナルコンピュータ等によるコンピュータ41が接続され、コンピュータ41から与えられるデータに基づき、エンコーダヘッド24からの検出信号を用いて可動子20の位置決め制御や速度制御をフルクローズドループ制御で実行する。
図8は、3つのU相コイル、W相コイル、V相コイルを1組とする基本構成を3組、すなわち合計9個のコイルを備える場合の接続と制御ドライバー40を使用する場合の接続例を示す。ここでは、U相コイルについては第1のコイルU1の巻き始め端Sを制御ドライバー40のU端子に接続し、第1のコイルU1の巻き終り端Eを第2のコイルU2の巻き終り端Eに接続している。そして、第2のコイルU2の巻き始め端Sを第3のコイルU3の巻き始め端Sに接続し、第3のコイルU3の巻き終り端Eをコモン端子に接続している。同様に、W相コイルについては第1のコイルW1の巻き終り端Eを制御ドライバー40のW端子に接続し、第1のコイルW1の巻き始め端Sを第2のコイルW2の巻き始め端Sに接続している。そして、第2のコイルW2の巻き終り端Eを第3のコイルW3の巻き終り端Eに接続し、第3のコイルW3の巻き始め端Sをコモン端子に接続している。一方、V相コイルについては第1のコイルV1の巻き始め端Sを制御ドライバー40のV端子に接続し、第1のコイルV1の巻き終り端Eを第2のコイルV2の巻き終り端Eに接続している。そして、第2のコイルV2の巻き始め端Sを第3のコイルV3の巻き始め端Sに接続し、第3のコイルV3の巻き終り端Eをコモン端子に接続している。
簡単に言えば、図8のように9個のコイルを備える場合には、2つの相については3つのコイルのうちの中間のコイルをその両側のコイルと巻き始め端S、巻き終り端Eを逆にして接続し、残りの1つの相については3つのコイルのうちの両側のコイルをそれらの間のコイルと巻き始め端S、巻き終り端Eを逆にして接続している。
これを12個以上、すなわち4組以上の複数の組のコイルを有する場合について言えば、複数組における複数のU相コイル、複数のW相コイル、複数のV相コイルはそれぞれ相毎に直列接続されて制御ドライバー40にスター結線により接続される。しかも、2つの相における複数のコイルは奇数組における磁極に対して偶数組における磁極が反対向きになるように接続され、残りの1つの相における複数のコイルは奇数組における磁極が前記2つの相における複数のコイルの前記奇数組における磁極と反対向きであり、偶数組における磁極は前記2つの相における複数のコイルの前記偶数組における磁極と反対向きになるように接続される。
上記のリニアモータは、小型化に適しており、コイルを固定し、永久磁石を可動としたことにより、コイルにおける発熱に対する冷却構造を簡単にすることができ、可動部に対して電力を供給する必要が無いので可撓性の電力ケーブルを引きずることが無くなり、引きずりに起因する断線トラブルが少なくなる等の様々な利点を有する。
しかしながら、この種のリニアモータには更なる小型化が要求されている。
特開2002−291220号公報
本発明の課題は、小型化、省スペース化に適したリニアモータを提供することにある。
本発明によるリニアモータは、複数の電磁石用コイルを軸体の周囲に、それらの磁極軸が前記軸体の軸芯と同じ向きになるようにして直列的に装着してなる固定子と、前記コイルを囲むことができるような環状あるいは略U形の断面形状を有して前記複数のコイルからの磁束との相互作用によりこれら複数のコイルに沿って走行可能に組み合わされた1つ以上の永久磁石を持つ可動子とを有するリニアモータであり、前記軸体は、前記複数のコイルを装着するためのコイル装着部と、前記永久磁石の走行をガイドするためのガイド部とを有し、前記可動子は、前記軸体の貫通可能な中空のケースの内面側に、前記1つ以上の永久磁石を装着すると共に、前記ガイド部によりガイドされるガイドブロックを装着してなることを特徴とする。
本発明によるリニアモータにおいては、前記軸体と前記可動子は以下の第1〜第3の態様を取り得る。
第1の態様においては、前記軸体はその軸芯方向に関して一方の側に前記コイル装着部を有すると共に、他方の側に前記ガイド部を有し、前記可動子は、前記中空のケースの中心軸方向に関して一方の側に前記1つ以上の永久磁石を有すると共に、他方の側に前記ガイドブロックを有する。
第2の態様においては、前記軸体はその軸芯方向に関して中央部に前記ガイド部を有すると共に、該中央部を間にした両側にそれぞれ前記コイル装着部を有し、前記可動子は、前記中空のケースの中心軸方向に関して中央部に前記ガイドブロックを有すると共に、該中央部を間にした両側にそれぞれ前記1つ以上の永久磁石を有する。
第3の態様においては、前記軸体はその軸芯方向に関して中央部に前記コイル装着部を有すると共に、該中央部を間にした両側にそれぞれ前記ガイド部を有し、前記可動子は、前記中空のケースの中心軸方向に関して中央部に前記1つ以上の永久磁石を有すると共に、該中央部を間にした両側にそれぞれ前記ガイドブロックを有する。
上記第1〜第3の態様のいずれにおいても、特に、前記ガイド部がスプライン軸で、前記ガイドブロックがスプラインナットであるボールスプライン構造により、前記可動子の直線運動をガイドすることが好ましい。この場合、前記スプライン軸の外周、前記スプラインナットの内周の一方には少なくとも1つのキー溝が、他方には該キー溝に嵌合する少なくとも1つのキーがそれぞれ形成されていることが好ましい。
また、前記コイル装着部と前記ガイド部は鉄系の材料から成る一体の軸体であり、該軸体のうち少なくとも前記ガイド部は焼入れ処理されたものであることが望ましい。
前記複数のコイルは、前記コイル装着部の周囲にU相コイル、V相コイル、W相コイルを相順に直列的に装着したもの複数組からなり、前記1つ以上の永久磁石は、前記軸体の軸芯方向に関して前記各相のコイルの3倍の長さ寸法を有すると共に、前記軸芯方向又は該軸芯に向かって放射状に着磁されかつ隣接する磁極が互いに反対向きになるように直列的に組み合わされた3個の永久磁石からなる。この場合、前記複数組における複数の前記U相コイル、複数の前記V相コイル、複数の前記W相コイルはそれぞれ相毎に直列接続されてスター又はデルタ結線により接続され、しかも2つの相における複数のコイルは奇数組における磁極に対して偶数組における磁極が反対向きになるように接続され、残りの1つの相における複数のコイルは奇数組における磁極が前記2つの相における複数のコイルの前記奇数組における磁極と反対向きであり、偶数組における磁極は前記2つの相における複数のコイルの前記偶数組における磁極と反対向きになるように接続されていることが望ましい。
本発明によるリニアモータによれば、以下の効果が得られる。
固定子と可動子の組み合わせ体と、これとは別に可動子のスライドをガイドするガイド部材とを並設する必要が無く、1本の軸状に構成できるのでコンパクトになり、省スペース構成で部品点数も少なくなるので大幅なコストダウンにつながる。
可動子側をケーブルレスとすることができるので、ケーブルの引きずりに起因するケーブル断が少ない。また、1本の軸状に構成されるので進直性のアライメント調整が不要となる。
図1〜図5を参照して、本発明によるリニアモータの好ましい実施形態について説明する。
本発明によるリニアモータは、可動子のガイド部分に特徴があり、電磁石用のコイルと永久磁石との組み合わせによる推進力発生源の構成は、図6〜図8で説明したリニアモータにおける推進力発生源の構成をそのまま採用できる。それゆえ、以下では、この推進力発生源の構成、作用については詳しい説明は省略し、図6〜図8で説明したものと異なる部分について説明するものとする。
図1は、本実施形態によるリニアモータを底面図(図a)、側面図(図b)、端面図(図c)で示す。
本実施形態によるリニアモータは、複数の電磁石用コイル(以下、コイルと呼ぶ)を有する軸状の固定子1と、複数の永久磁石を有する可動子2とを有する。可動子2は、固定子1の貫通可能な中空の箱状であり、固定子1に沿ってスライド(走行)可能である。
図2は、固定子1の外観(図a)及び端面(図b)を示し、鉄系の材料による軸体1−1を有する。軸体1−1は、複数のコイルCを装着するためのコイル装着部1−2と、可動子2のスライドをガイドするためのガイド部1−3とを有する。ここでは、コイル装着部1−2とガイド部1−3とは一体の軸体であり、軸体1−1の中心には軸方向に貫通孔1−1aが設けられている。この貫通孔1−1aは、前述したように、コイルCの発熱を内側から強制冷却する場合に、冷却媒体の流通に利用される。したがって、コイルCの内側からの強制冷却を行わない場合には貫通孔1−1aは不要である。コイル装着部1−2とガイド部1−3との間にはフランジ状の突起1−4が形成され、この突起1−4は後述するガイドブロック、ひいては可動子2のストッパーとして作用する。
本実施形態では、コイルCが12個装着され、4個のU相コイルU1〜U4、4個のV相コイルV1〜V4、4個のW相コイルW1〜W4がそれぞれ相順に配列されると共に、相毎に直列接続されてスター結線により制御ドライバーに接続される。つまり、U相、V相、W相について4組のコイルからなり、この場合、図8に関連して説明したように、2つの相における4個のコイルは奇数組における磁極に対して偶数組における磁極が反対向きになるように接続され、残りの1つの相における4個のコイルは奇数組における磁極が前記2つの相における4個のコイルの前記奇数組における磁極と反対向きであり、偶数組における磁極は前記2つの相における4個のコイルの前記偶数組における磁極と反対向きになるように接続される。
図3は、可動子2の内部構造を説明するための断面図(図a)及び端面図(図b)である。可動子2は、軸体1−1の貫通可能な中空のケース2−1と、その一端側寄りの内面側に固着された3個の環状(略U形状でも良い)の永久磁石2−2と、反対端側寄りの内面側に固着されてガイド部1−3によりスライドがガイドされるガイドブロック2−3とを有する。ガイドブロック2−3は断面ではなく、外観が示されている。ケース2−1は磁性体材料で作られるのが好ましいが、この限りではない。
永久磁石2−2は、軸体1−1の軸芯方向に関してコイルCの長さの3倍の長さを有し、隣接する磁極の向きが互いに反対向きになるように固着されている。なお、永久磁石2−2の着磁方向は、軸体1−1の軸芯方向、軸芯に向かう放射状方向(径方向)のいずれでも良いが、図3では軸芯方向の着磁を示している。このような永久磁石の配置の場合、永久磁石相互間には反発力が作用するので、3個の永久磁石2−2は以下のようにしてケース2−1内に固着されている。ケース2−1の内面側に3個の永久磁石2−2を受け入れることのできる長さを持つ凹部2−1aを形成して3個の永久磁石2−2を収容し、図1(c)に示すように、ケース2−1の端部を蓋部材2−4で塞ぎ、しかも蓋部材2−4を通してケース2−1の端部における4つのコーナーにボルト2−5を螺入する。勿論、蓋部材2−4には、コイルCを装着したコイル装着部1−2の貫通可能な穴が設けられている。
スライドブロック2−3は、3個の永久磁石ケース2−2と共にケース2−1に固着されていることによりこれらは常に一体的に可動である。そして、スライドブロック2−3をガイド部1−3が貫通していることにより、スライドブロック2−3の移動がガイド部1−3により案内される。これは、可動子2全体が一体的にガイド部1−3により移動をガイドされることを意味する。
本実施形態では特に、ガイド部1−3とガイドブロック2−3とをボールスプライン構造により実現するようにしており、以下にこれを簡単に説明する。
周知のように、ボールスプラインは、スプライン軸と、このスプライン軸に装着されるスプラインナットとからなり、スプライン軸とスプラインナット間に多数の鋼球を介在させ、鋼球を循環運動させながらころがり対偶でスプラインナットのスライドをガイドする。このような多数の鋼球によるスライドガイド部は、通常、スプラインナットの周方向に間隔をおいて数箇所に設けられる。また、通常、スプライン軸には1つ以上のキー溝が形成され、スプラインナットの内径面にはキー溝に嵌合する1つ以上のキー(図示省略)が形成される。
本実施形態では、図2に示すガイド部1−3が上記のスプライン軸と同様の機能を持つように作られ、図3に示すガイドブロック2−3は上記のスプラインナットで実現される。但し、図2ではキー溝は図示を省略している。軸体1−1は、鉄系の材料で作られるが、特に、少なくともガイド部1−3は焼入れ処理、例えば高周波焼入れ処理を施されることが望ましい。コイル装着部1−2については、いわゆる生鉄の方が、残留磁気特性が良いので焼き入れ処理はしない方が好ましい。図2ではガイド部1−3にキー溝は示していないが、これはボールスプラインにはキー溝とキーを持たないものもあり、本発明はこのようなボールスプラインであっても適用可能であるからである。いずれにしても、ボールスプラインは、可動部のピッチング防止機能、ヨーイング防止機能において優れた効果を持つ。
図4は、ガイドブロック(スプラインナット)2−3を装着する前の、可動子2の構造を断面図で示す。凹部2−1aとは反対側のケース2−1の内面にはガイドブロック2−3を受け入れると共に、その固定収容位置を規定する凹部2−1bが形成されている。
図5は、可動子2を固定子1に組み付けた状態を断面図で示す。コイル装着部1−2の端部からU相、V相、W相のコイル用巻線Lが引き出され、制御ドライバーに接続される。特許文献1に開示されたリニアモータでは、図7で説明したように、永久磁石21の内周面とコイル12の外周面との間にはパイプ13が設けられている。これに対し、本実施形態では、コイルCの外周面を機械的強度の大きい絶縁性のテープを巻いて被覆する(図示省略)ことでパイプを省略している。これにより、コイルCと永久磁石2−2との間のギャップを小さくして、図7の場合よりも大きな推進力が得られるようにしている。
リニアモータとしての駆動原理は、特許文献1に開示されているリニアモータと同じ原理であるので説明は省略するが、前述したように、ケース2−1、3個の永久磁石2−2、ガイドブロック2−3は一体的に動く。そして、この動きは、ガイドブロック(スプラインナット)2−3がガイド部(スプライン軸)1−3でガイドされることによりガイドされる。特に、可動子2のスライドが、ボールスプラインの持つ、優れたピッチング防止機能、ヨーイング防止機能により、永久磁石2−2の内周面とコイルCの外周面との間のギャップを一定に保持した状態でガイドされる。
軸体1−1に設けられたストッパー1−4は、スライドブロック2−3の端部と係合することで、可動子2の図中右方への移動を規制する。一方、図中、左方への移動規制は図示しないメカニカルストッパー等によりケース2−1あるいはスライドブロック2−3を係止することで実現される。
本実施形態によるリニアモータは、主として数10ミリ以下の小ストロークで使用されることが多いが、可動子2のストロークは固定子1のコイルCの延在長、言い換えればコイルCの個数で任意に設定することができる。
本実施形態によるリニアモータは、図5に示すようなベース体5と組み合わされることが好ましい。この場合、本リニアモータは固定子1の少なくとも一端側においてベース体5に設けられたブラケット5−1に固定されれば良い。そして、可動子2の底面にリニアスケールを設置し、これに対向するベース体5にはエンコーダヘッドを設置することで可動子2の位置検出を行うことができる。
本実施形態におけるリニアモータの特徴を挙げれば以下の通りである。
コンパクト設計
固定子と可動子の組み合わせ体と、これとは別に可動子のスライドをガイドするガイド部材とを並設する必要が無く、1本の軸状に構成できるのでコンパクトになり、省スペース構成で設計者の工数を低減でき、また組付け精度が向上し、高価である磁石を少量しか用いないうえに部品点数も少なくなるので大幅なコストダウンにつながる。
長寿命・メンテナンスフリー
可動子側をケーブルレスとすることができるので、ケーブルの引きずりに起因するケーブル断が少ない。また、1本の軸状に構成されるので進直性のアライメント調整が不要となる。
リニアモータ本体は長寿命であり、基本的な精度維持寿命はガイド構造(ボールスプライン)に依存する。
高分解能
位置決め精度は、組み合わされるリニアエンコーダにより、シングルナノメーターも可能である。
ユーザー(設計者)の負担軽減
設計する際の負担軽減と実際の組み付けもそのままボルトオンで装着可能である。
真空環境に対応
10−5パスカル程度の真空環境下でも使用可能である。この場合、コイルCの外周を被覆するテープの材料には真空下で不純物を放出しないような材料を選択する。
以上、本発明によるリニアモータを好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限らず、様々な変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、軸体1−1はその軸芯方向に関して一方の側にコイル装着部1−2を有すると共に、他方の側にガイド部1−3を有し、可動子2においては、ケース2−1の中心軸方向に関して一方の側に3個の永久磁石2−2を直列的に配置して有すると共に、他方の側にガイドブロック2−3を有するようにしている。永久磁石は1個以上あれば良く、以下のような形態としても良い。
軸体はその軸芯方向に関して中央部にガイド部を有すると共に、この中央部を間にした両側にそれぞれコイル装着部を有し、可動子においては、ケースの中心軸方向に関して中央部にガイドブロックを有すると共に、この中央部を間にした両側にそれぞれ1つ以上の永久磁石を直列的に配置して有する構造とする。あるいはまた、軸体はその軸芯方向に関して中央部にコイル装着部を有すると共に、この中央部を間にした両側にそれぞれガイド部を有し、可動子は、ケースの中心軸方向に関して中央部に1つ以上の永久磁石を直列的に配置して有すると共に、この中央部を間にした両側にそれぞれガイドブロックを有する構造とする。
また、可動子のスライドガイドはボールスプラインに限られるものではなく、直動運動をガイドするものであれば何でも良い。例えば、樹脂製の低摺動ブッシュやエアブッシュ、つまりエア浮上による静圧軸受等が挙げられる。また、隣り合う永久磁石2−2の間や、隣り合うコイルCの間にそれぞれ磁性体によるスペーサ部材を介在させるようにしても良い。更に、U相、V相、W相の三相コイルの接続形態は、スター結線だけでなく、特許文献1にも開示されているように、並列スター結線、デルタ結線、並列デルタ結線等、様々な形態が適用できる。
本発明によるリニアモータは様々な分野への適用が可能であるが、例えば半導体製造装置関連ではボンダー、マウンター等のヘッド駆動源、精密機械装置関連ではレーザー等の光学装置の光軸調整等、幅広い用途に適用可能である。
図1は本発明によるリニアモータの好ましい実施形態の外観を底面図(図a)、側面図(図b)、正面図で示す。 図2は、図1のリニアモータにおける固定子の構造を示す。 図3は、図1のリニアモータにおける可動子の構造を示す。 図4は、図1のリニアモータにおける可動子を、ガイドブロックの装着前の状態について示す。 図5は本発明によるリニアモータの好ましい実施形態の内部構造を説明するための断面図である。 図6は、本発明者により提案されているリニアモータとその周辺機器について説明するための図である。 図7は、図6に示されているリニアモータの内部構造を説明するための図である。 図8は、図6に示されているリニアモータにおける三相コイルの接続形態を説明するための図である。
符号の説明
1 固定子
1−1 軸体
1−2 コイル装着部
1−3 ガイド部
1−4 ストッパー
2 可動子
2−1 ケース
2−2 永久磁石
2−3 ガイドブロック
2−4 蓋部材
2−5 ボルト
5 ベース体
5−1 ブラケット

Claims (9)

  1. 複数の電磁石用コイルを軸体の周囲に、それらの磁極軸が前記軸体の軸芯と同じ向きになるようにして直列的に装着してなる固定子と、前記コイルを囲むことができるような環状あるいは略U形の断面形状を有して前記複数のコイルからの磁束との相互作用によりこれら複数のコイルに沿って走行可能に組み合わされた1つ以上の永久磁石を持つ可動子とを有するリニアモータにおいて、
    前記軸体は、前記複数のコイルを装着するためのコイル装着部と、前記永久磁石の走行をガイドするためのガイド部とを有し、
    前記可動子は、前記軸体の貫通可能な中空のケースの内面側に、前記1つ以上の永久磁石を装着すると共に、前記ガイド部によりガイドされるガイドブロックを装着してなることを特徴とするリニアモータ。
  2. 前記軸体はその軸芯方向に関して一方の側に前記コイル装着部を有すると共に、他方の側に前記ガイド部を有し、
    前記可動子は、前記中空のケースの中心軸方向に関して一方の側に前記1つ以上の永久磁石を有すると共に、他方の側に前記ガイドブロックを有することを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  3. 前記軸体はその軸芯方向に関して中央部に前記ガイド部を有すると共に、該中央部を間にした両側にそれぞれ前記コイル装着部を有し、
    前記可動子は、前記中空のケースの中心軸方向に関して中央部に前記ガイドブロックを有すると共に、該中央部を間にした両側にそれぞれ前記1つ以上の永久磁石を有することを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  4. 前記軸体はその軸芯方向に関して中央部に前記コイル装着部を有すると共に、該中央部を間にした両側にそれぞれ前記ガイド部を有し、
    前記可動子は、前記中空のケースの中心軸方向に関して中央部に前記1つ以上の永久磁石を有すると共に、該中央部を間にした両側にそれぞれ前記ガイドブロックを有することを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  5. 前記ガイド部がスプライン軸で、前記ガイドブロックがスプラインナットであるボールスプライン構造により、前記可動子の直線運動をガイドすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のリニアモータ。
  6. 前記スプライン軸の外周、前記スプラインナットの内周の一方には少なくとも1つのキー溝が、他方には該キー溝に嵌合する少なくとも1つのキーがそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項5に記載のリニアモータ。
  7. 前記コイル装着部と前記ガイド部は鉄系の材料から成る一体の軸体であり、該軸体のうち少なくとも前記ガイド部は焼入れ処理されたものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のリニアモータ。
  8. 前記複数のコイルは、前記コイル装着部の周囲にU相コイル、V相コイル、W相コイルを相順に直列的に装着したもの複数組からなり、前記1つ以上の永久磁石は、前記軸体の軸芯方向に関して前記各相のコイルの3倍の長さ寸法を有すると共に、前記軸芯方向又は該軸芯に向かって放射状に着磁されかつ隣接する磁極が互いに反対向きになるように直列的に組み合わされた3個の永久磁石からなることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のリニアモータ。
  9. 前記複数組における複数の前記U相コイル、複数の前記V相コイル、複数の前記W相コイルはそれぞれ相毎に直列接続されてスター又はデルタ結線により接続され、しかも2つの相における複数のコイルは奇数組における磁極に対して偶数組における磁極が反対向きになるように接続され、残りの1つの相における複数のコイルは奇数組における磁極が前記2つの相における複数のコイルの前記奇数組における磁極と反対向きであり、偶数組における磁極は前記2つの相における複数のコイルの前記偶数組における磁極と反対向きになるように接続されていることを特徴とする請求項8に記載のリニアモータ。
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