次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における情報処理装置100の機能構成例を示すブロック図である。この情報処理装置100は、例えば、専用の表示部を備えるパーソナルコンピュータである。この情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)110と、ROM(Read Only Memory)120と、RAM(Random Access Memory)130と、HDD(Hard Disk Drive)140と、表示部150と、操作受付部160と、音声出力部170とを備える。また、各ブロック間における各信号のやりとりは、バス180を介して行われる。
CPU110は、ROM120に記憶されている各種制御プログラムに基づいて、情報処理装置100の各部を制御するものである。また、CPU110は、HDD140から読み出された各種情報や操作受付部160により受け付けられた操作入力等に基づいて情報処理装置100の各部を制御する。
ROM120は、読み出し専用のメモリであり、各種制御プログラム等を記憶するものである。
RAM130は、CPU110のメインメモリ(主記憶装置)に用いられるメモリであり、CPU110において実行されるプログラムの作業領域等を記憶するものである。
HDD140は、各種アプリケーションプログラム等が格納されているハードディスクである。また、HDD140には、撮像装置で撮影された画像に対応する画像データが格納されるとともに、これらの画像データの管理情報等が格納される。この管理情報には、各画像データの属性情報や各画像に対応するサムネイル画像等が含まれる。
表示部150は、CPU110の制御に基づいて各種情報を表示する表示部である。表示部150としては、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイを用いることができる。
操作受付部160は、各種入力キーからなるキーボードやマウス(ポインティングデバイス)を備え、これらのマウス等から操作入力を受け付けると、受け付けた操作入力の内容をCPU110に出力するものである。なお、操作受付部160の少なくとも一部と表示部150とをタッチパネルとして一体として構成するようにしてもよい。また、情報処理装置100本体とマウスとを有線で接続するようにしてもよく、無線で接続するようにしてもよい。
なお、本発明の実施の形態では、操作受付部160において、主にマウスを用いて操作する場合について説明する。本発明の実施の形態で用いるマウスは、例えば、少なくとも左右2つのボタンと、この2つのボタンの間に配置されるホイールとを有するマウスである。また、情報処理装置100は、これらのマウスを複数接続することが可能であり、各マウスの操作に応じて各種制御を実行する。なお、本実施の形態では、操作受付部160が5つのマウス161乃至165を備える場合について説明する。
表示部150に表示される画面上には、各マウスの動きに応じて移動するカーソル(マウスポインタ)が表示される。カーソルは、表示部150に表示される画面上において、指示や操作の対象を指し示すために用いられるマウスポインタである。本実施の形態では、複数のユーザが自己のカーソルを判別し易いように、各ユーザのイメージをデザイン化した顔画像をカーソルとして用いている。カーソルについては、図面を参照して説明する。
ここで、マウスの操作について説明する。「ポイント」とは、カーソルで対象を指し示すことを意味する。「左クリック」とは、マウスの左側ボタンを1回だけ押すことを意味し、「右クリック」とは、マウスの右側ボタンを1回だけ押すことを意味する。「ダブルクリック」とは、マウスの左側ボタンを連続で2回押すことを意味する。「中ボタンクリック」とは、マウスのホイールを1回だけ押すことを意味する。「左ドラッグ」とは、マウスの左側ボタンを押し続けながらマウスを移動することを意味し、「右ドラッグ」とは、マウスの右側ボタンを押し続けながらマウスを移動することを意味し、「中ドラッグ」とは、マウスのホイールを押し続けながらマウスを移動することを意味する。「ドロップ」とは、ドラッグ後にボタンを離し、ドラッグ中の対象を移動等させることを意味する。
音声出力部170は、CPU110の制御に基づいて各種音声情報を出力するスピーカである。
なお、情報処理装置100に情報出力部を設け、表示部150に表示される画像に対応する画像情報を情報出力部から出力させ、他の画像表示装置において表示部150に表示される画像と同じ画像を表示させるようにしてもよい。
図2は、本発明の実施の形態における情報処理装置100の制御に関する機能構成例を示すブロック図である。この情報処理装置100は、操作受付部210と、画像記憶部220と、縮小画像生成部230と、縮小画像記憶部240と、描画部250と、制御部260と、表示部270と、管理情報記憶部280とを備える。
操作受付部210は、ユーザからの操作入力を受け付けるものであり、受け付けた操作内容を制御部260に出力するものである。例えば、ポインティングデバイスであるマウスの操作に応じて操作入力が受け付けられる。なお、操作受付部210は、図1に示す操作受付部160に対応する。
画像記憶部220は、各種の画像を記憶する記憶部であり、記憶されている画像を縮小画像生成部230および描画部250に出力する。画像記憶部220は、例えば、図3乃至図9等に表示される各画像を記憶する。
縮小画像生成部230は、画像記憶部220に記憶されている画像に対応するサムネイル画像(縮小画像)を生成するものであり、生成されたサムネイル画像を縮小画像記憶部240に出力する。
縮小画像記憶部240は、縮小画像生成部230により生成されたサムネイル画像を記憶するものであり、記憶されているサムネイル画像を描画部250に出力する。なお、縮小画像記憶部240には、各画像データの管理情報に含まれるサムネイル画像を予め記憶させておき、このサムネイル画像を描画部250に出力するようにしてもよい。
描画部250は、画像記憶部220に記憶されている画像、および縮小画像記憶部240に記憶されているサムネイル画像を、表示部270に表示させる表示画像として描画するものである。例えば、描画部250は、少なくともスライドパネル310(図3等に示す)を含む表示領域において画像記憶部220に記憶されている画像のうちの少なくとも1つの画像を所定の順序でスライドパネル310に描画する。また、描画部250は、少なくともスライドパネル310と複数の領域に分割された引き出しパネル330(図3等に示す)とを含む表示領域において画像記憶部220に記憶されている画像に対応する縮小画像を引き出しパネル330に描画する。さらに、描画部250は、引き出しパネル330の各領域をスライドパネル310に隣り合う略矩形状の領域として描画する。また、描画部250は、操作受付部210により受け付けられた操作入力に応じて移動するカーソルを表示領域に描画する。さらに、描画部250は、少なくともスライドパネル310と棚パネル320(図3等に示す)と引き出しパネル330とを含む表示領域において画像記憶部220に記憶されている画像のうちの少なくとも1つの画像を所定の順序でスライドパネル310に描画するとともに縮小画像記憶部240に記憶されている縮小画像のうちの少なくとも2つ以上の縮小画像を一覧画像として所定の順序で棚パネル320に描画する。
制御部260は、操作受付部210から受け取った操作内容に応じて描画部250を制御するものである。例えば、制御部260は、スライドパネル310に含まれる画像を選択する旨の操作入力が操作受付部210により受け付けられた場合には当該画像に対応して管理情報記憶部280に記憶されている管理情報に当該画像が選択された旨を記録する。具体的には、制御部260は、スライドパネル310に含まれる画像を引き出しパネル330の何れかの領域に対応付けて選択する旨の操作入力が操作受付部210により受け付けられた場合には当該画像に対応して管理情報記憶部280に記憶されている管理情報に当該画像に対応付けて選択された引き出しパネル330の領域を記録するとともに当該画像に対応して縮小画像記憶部240に記憶されている縮小画像を当該画像に対応付けて選択された引き出しパネル330の領域に描画部250に描画させる。さらに、制御部260は、スライドパネル310に含まれる画像を引き出しパネル330の何れかの領域に対応付けて選択する旨の操作入力が操作受付部210により受け付けられた場合にはスライドパネル310に含まれる当該画像の付近に当該画像に対応付けて選択された引き出しパネル330の領域を示すマークを描画部250に描画させる。
管理情報記憶部280は、画像記憶部220に記憶されている複数の画像に対応する管理情報を記憶するものであり、制御部260の指示に基づいて各種の管理情報の内容が記録または削除される。管理情報は、画像記憶部220に記憶されている各画像をそれぞれ管理する情報であり、画像の属性やサイズ、図3等に示すスライドパネル310および棚パネル320に表示される順序、図3等に示す引き出しパネル330の各領域への格納の有無を示す情報である引き出し領域情報等を含む情報である。すなわち、スライドパネル310に含まれる画像を選択(格納)する旨の操作入力が操作受付部210により受け付けられた場合には当該画像に対応する管理情報に当該画像が選択(格納)された旨が引き出し領域情報として記録される。例えば、画像記憶部220に記憶されている複数の画像のうちで、図3等に示す第1引き出し部331乃至第4引き出し部334に格納される画像については、その画像に対応する管理情報の引き出し領域情報として、各領域に対応する数字が記録される。例えば、第1引き出し部331に画像が格納された場合には、その画像に対応する管理情報の引き出し領域情報として「1」が記録される。また、第2引き出し部332乃至第4引き出し部334については、同様に、管理情報の引き出し領域情報として「2」乃至「4」が記録される。なお、お気に入り引き出し部335については、管理情報の引き出し領域情報として「5」が記録されるとともに、操作されたカーソルに関する情報が記録される。また、管理情報の引き出し領域情報として「1」乃至「5」の全てが記録される場合もある。
表示部270は、描画部250によって描画された内容を表示するものである。なお、表示部270は、図1に示す表示部150に対応する。
図3は、表示部150に表示される表示画面の一例である表示画面300を示す図である。
表示画面300は、本発明の実施の形態における基本的な画面構成を示す表示画面である。表示画面300には、スライドパネル(メイン領域)310と、棚パネル(サムネイル領域)320と、引き出しパネル(引き出し領域)330とが設けられている。また、表示画面300には、情報処理装置100に備えられるマウスのうちで、実際に使用されている5つのマウスに対応するカーソル301乃至305が表示されている。なお、本実施の形態では、父、母、娘、息子の4人家族とお客との5人が5個のマウスを操作する場合について説明する。この場合に、各カーソルは、操作する人をイメージした画像表示とする。具体的には、各カーソルを父、母、娘、息子、一般人をイメージした画像とし、各顔画像の髪の色を、引き出しパネル330における第1取っ手部336乃至第4取っ手部339の色に対応させる。これにより、ユーザが自己のカーソルと自己の引き出し部とを容易に認識することができる。例えば、父カーソル301および第1取っ手部336に付された色を青とし、母カーソル303および第2取っ手部337に付された色を赤とし、息子カーソル302および第3取っ手部338に付された色をオレンジとし、娘カーソル304および第4取っ手部339に付された色をピンクとし、それぞれを対応するカーソルと引き出しとすることができる。
スライドパネル310は、表示画面300におけるメイン領域であり、HDD140に格納されている画像データに対応する各画像を上下方向に移動可能に表示する領域である。なお、これらの画像データは、棚パネル320に表示される各サムネイル画像に対応する画像であり、例えば、所定のフォルダに格納されている複数の画像である。例えば、スライドパネル310には、画像311乃至313と、お気に入りマーク314と、スタンプ315とが表示されている。画像311乃至313は、例えば、デジタルスチルカメラ等の撮像装置で撮影された撮影画像である。画像312については、各マウスのうちの1つのマウスを用いて画像312上にカーソルを重ね合わせた状態で上下方向の下側に左ドラッグすることによって、画像312をスライドパネル310の真中部分に表示させることができる。このように、スライドパネル310の真中部分に画像312が表示された場合には、画像312の下側に画像311の上部分が表示される。また、画像313については、各マウスのうちの1つのマウスを用いて画像313上にカーソルを重ね合わせた状態で上下方向の上側に左ドラッグすることによって、画像313をスライドパネル310の真中部分に表示させることができる。このように、スライドパネル310の真中部分に画像313が表示された場合には、画像313の上側に画像311の下部分が表示される。
お気に入りマーク314は、スライドパネル310に表示される画像の左上部分に表示される星型画像であり、この星型画像の部分にカーソルを重ね合わせた状態で左クリックをすると、お気に入りマーク314のうちの1つの星型画像の色が変化するとともに、お気に入りマーク314の下に表示されている画像に対応するサムネイル画像がお気に入り引き出し部335に格納される。
スタンプ315は、スライドパネル310に表示される画像が、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334の何れかの引き出し部に格納されているサムネイル画像に対応する画像である場合に当該画像の左下部分に表示されるものである。なお、スライドパネル310に表示される各画像は、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334のうちの1つまたは複数の引き出し部に格納可能である。これにより、スタンプ315は、画像が格納されている第1引き出し部331乃至第4引き出し部334に応じた数が表示される。また、このスタンプ315には、画像が格納されている引き出し部に対応する第1取っ手部336乃至第4取っ手部339に応じた色が付される。
棚パネル320は、スライドパネル310に順次表示される画像に対応するサムネイル画像が一覧表示されるサムネイル領域である。棚パネル320の表示領域には、例えば、図3に示すように、複数のサムネイル画像のうちのサムネイル画像321乃至325が表示される。また、棚パネル320には、右側取っ手部326と、上側取っ手部327と、下側取っ手部328とが設けられている。
右側取っ手部326は、この部分にカーソルを重ね合わせた状態で左右方向に左ドラッグされると、ドラッグされた距離に応じて左右方向に移動して左右方向における棚パネル320の領域を拡大または縮小させるものである。また、この場合には、棚パネル320の領域の拡大または縮小に合わせるように、スライドパネル310に表示されている各画像が拡大または縮小されて表示される。
上側取っ手部327は、この部分にカーソルを重ね合わせた状態で上下方向の下側に左ドラッグされると、棚パネル320に表示されているサムネイル画像を上下方向の下側にスライドさせて棚パネル320に表示されるサムネイル画像を切り換えるものである。また、同様に、下側取っ手部328は、この部分にカーソルを重ね合わせた状態で上下方向の上側に左ドラッグされると、棚パネル320に表示されているサムネイル画像を上下方向の上側にスライドさせて棚パネル320に表示されるサムネイル画像を切り換えるものである。
引き出しパネル330は、スライドパネル310または棚パネル320に表示される画像をユーザの好みに応じて格納するための引き出し領域である。引き出しパネル330には、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334およびお気に入り引き出し部335と、第1取っ手部336乃至第5取っ手部340と、全体取っ手部341とが設けられている。
第1引き出し部331乃至第4引き出し部334およびお気に入り引き出し部335は、各マウスの操作に応じてスライドパネル310または棚パネル320に表示されている各画像を出し入れすることができる領域である。
第1取っ手部336乃至第5取っ手部340は、この部分にカーソルを重ね合わせた状態で左右方向に左ドラッグされると、ドラッグされた距離に応じて左右方向に移動して、それぞれ対応する第1引き出し部331乃至第4引き出し部334およびお気に入り引き出し部335の左右方向における領域を拡大または縮小させるものである。
全体取っ手部341は、この部分にカーソルを重ね合わせた状態で左右方向に左ドラッグされると、ドラッグされた距離に応じて左右方向に移動して、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334およびお気に入り引き出し部335のうちで全体取っ手部341よりも右側に位置する引き出し部の左右方向における領域を拡大または縮小させるものである。
ここで、棚パネル320に表示されるサムネイル画像について図4および図5を参照して説明する。なお、以下で示す棚パネル320等の各符号については、図3で示したものと同じものには同一の符号を付して説明する。
図4(a)は、表示部150に表示される表示画面の一例である表示画面300aを示す図である。また、図4(b)は、棚パネル320におけるサムネイル画像1乃至10を上側にスライドさせた後に棚パネル320に表示されるサムネイル画像11乃至20を示す図である。また、図5は、棚パネル320の領域を表示画面300aの右端まで拡大させた後における表示画面300bを示す図である。なお、表示画面300bにおける棚パネル320にはサムネイル画像1乃至40が表示されている。
例えば、図4(a)に示すように、表示部150に表示画面300aが表示されている場合において、棚パネル320にはサムネイル画像1乃至10が表示されているとする。この場合において、右側取っ手部326にカーソルを重ね合わせた状態で左右方向の右側に所定の距離だけ左ドラッグすると、棚パネル320におけるサムネイル画像6乃至10の右側の領域には図4(b)に示すサムネイル画像11乃至15が表示される。さらに続けて所定の距離だけ左ドラッグすると、棚パネル320におけるサムネイル画像6乃至10の右側の領域には図4(b)に示すサムネイル画像11乃至20が表示される。
また、右側取っ手部326にカーソルを重ね合わせた状態で表示画面300aの右端まで左ドラッグすると、図5に示すように、棚パネル320の領域が拡大されて表示画面のほぼ全体が棚パネル320となり、棚パネル320にはサムネイル画像1乃至40が表示される。
また、下側取っ手部328にカーソルを重ね合わせた状態で上下方向の上側に所定の距離だけ左ドラッグすると、サムネイル画像1乃至10が上側にスライドしていき、棚パネル320には図4(b)に示すサムネイル画像11乃至20が表示される。
例えば、棚パネル320にサムネイル画像1乃至5が表示されている場合において、下側取っ手部328にカーソルを重ね合わせた状態で上下方向の上側に所定の距離だけ左ドラッグすると、サムネイル画像1乃至5が上側にスライドしていき、棚パネル320にはサムネイル画像6乃至10が表示される。このように、下側取っ手部328を用いることによって、図5に示すサムネイル画像1乃至40について、表示領域が右側にスライドされるように、各サムネイル画像を棚パネル320に順次表示させることができる。一方、上側取っ手部327を用いた場合には、図5に示すサムネイル画像1乃至40について、表示領域が左側にスライドされるように、各サムネイル画像を棚パネル320に順次表示させることができる。
次に、スライドパネル310に表示されている各画像をスライドする場合における操作について図面を参照して説明する。
図6は、表示部150に表示される表示画面の一例である表示画面350を示す図である。また、図7は、表示部150に表示される表示画面の一例である表示画面355を示す図である。
表示画面350は、棚パネル320の右側取っ手部326を左端にスライドさせ、引き出しパネル330の全体取っ手部341を右端にスライドさせた場合における表示画面である。表示画面350におけるスライドパネル310には画像351乃至353が表示されている。この場合において、例えば、画像353の表示部分に母カーソル303を重ね合わせた状態で上下方向の上側に左ドラッグをすると、この左ドラッグ操作が所定の距離になるまでは画像353のみが上下方向の上側にスライドする。さらに続けて所定の距離だけ左ドラッグをすると、画像351乃至353が上下方向の上側にスライドして、画像353全体をスライドパネル310に表示させることができる。また、同様に、画像352の表示部分にカーソルを重ね合わせた状態で上下方向の下側に所定の距離だけ左ドラッグをすると、画像351乃至353を上下方向の下側にスライドさせることができる。
また、同様に、図7を用いて説明すると、例えば、図7(a)に示す表示画面355において、画像357の表示部分に母カーソル303を重ね合わせた状態で上下方向の上側に所定の距離だけ左ドラッグをすると、画像356乃至358を上下方向の上側にスライドさせることができる。例えば、矢印354方向に左ドラッグすると、図7(b)に示すように、表示画面355には画像356、357、359が表示される。
なお、スライドパネル310に表示される画像と、棚パネル320に表示されるサムネイル画像とは、それぞれ独立してスライドすることができる。このため、同一画面上にスライドパネル310に表示される画像と、この画像に対応するサムネイル画像とが同期して表示されない場合がある。
次に、スライドパネル310に表示されている画像に対応するサムネイル画像を棚パネル320に表示させる場合における操作について図面を参照して説明する。
図8は、表示部150に表示される表示画面の一例である表示画面355を示す図である。
図8に示す表示画面355において、例えば、スライドパネル310に表示されている画像357に対応するサムネイル画像を棚パネル320に表示させる場合には、画像357の表示部分に母カーソル303を重ね合わせた状態で左右方向の左側に棚パネル320の領域まで左ドラッグし、棚パネル320の領域でドロップする。例えば、矢印354a方向に左ドラッグする。この場合には、左ドラッグをしている途中では、図8(a)に示すように、母カーソル303とともに画像357に対応するサムネイル画像357sが表示される。そして、母カーソル303とともにサムネイル画像357sを棚パネル320の領域まで左ドラッグし、棚パネル320の領域でドロップすると、図8(b)に示すように、棚パネル320には、画像357に対応するサムネイル画像357sを含む列のサムネイル画像が表示される。例えば、サムネイル画像357sの次には、スライドパネル310において画像357の次に表示されている画像359に対応するサムネイル画像359sが表示されている。これにより、例えば、スライドパネル310に表示される画像とこれに対応するサムネイル画像とを容易に同期させて表示させることができる。
次に、棚パネル320に表示されているサムネイル画像に対応する画像をスライドパネル310に表示させる場合における操作について図面を参照して説明する。
図9は、表示部150に表示される表示画面の一例である表示画面370を示す図である。なお、図9(a)に示す画像374は、図9(a)に示す棚パネル320に表示されているサムネイル画像を参照すると、所定のフォルダに格納されている画像の順番として1番目の画像であるため、スライドパネル310における上側に画像が表示されない。
図9に示す表示画面370に画像374および375が表示されている場合において、例えば、棚パネル320に表示されているサムネイル画像372sに対応する画像372をスライドパネル310に表示させる場合には、サムネイル画像372sの表示部分に母カーソル303を重ね合わせた状態で左右方向の右側にスライドパネル310の領域まで左ドラッグし、スライドパネル310の領域でドロップする。例えば、矢印354b方向に左ドラッグする。この場合には、左ドラッグをしている途中では、図9(a)に示すように、母カーソル303とともにサムネイル画像372sが表示される。そして、母カーソル303とともにサムネイル画像372sをスライドパネル310の領域まで左ドラッグし、スライドパネル310の領域でドロップすると、図9(b)に示すように、スライドパネル310には、サムネイル画像372sに対応する画像372が表示される。また、この場合には、サムネイル画像372sの前と後に配置されている画像が画像372の上側と下側に表示される。例えば、サムネイル画像372sの前に配置されていたサムネイル画像371sに対応する画像371が画像372の上側に表示される。これにより、例えば、スライドパネル310に表示される画像とこれに対応するサムネイル画像とを容易に同期させて表示させることができる。
図10は、表示部150に表示される表示画面の一例であってマウスとカーソルとの対応付けに関する遷移を示す図である。図10(a)は、図3で示した表示画面300における引き出しパネル330側の一部を示す図である。
情報処理装置100を使用する各ユーザには、引き出しパネル330の第1引き出し部331乃至第4引き出し部334のうちから通常使用する引き出し部が割り当てられている。そして、情報処理装置100を各ユーザが使用する場合には、何れかのマウスを用いて表示部150に表示されている操作対象となるカーソルを見つけ、図10(a)に示すように、そのカーソルを自己の引き出し部の領域に重ね合わせる。そして、各ユーザがカーソルを自己の引き出し部の領域に重ね合わせた状態で、所定のキーを押下する。例えば、操作受付部160のキーボードにおける「R」キーを押下する。この押下によって各カーソルが、図10(b)に示すように、各ユーザに応じたカーソルに変更される。すなわち、引き出し部に対応するカーソルに変更される。
このように、本発明の実施の形態においては、情報処理装置100を使用する毎に、1人のユーザに対して1つのマウスが割り当てられるものの、カーソル毎に専用のマウスを設定する必要はない。これは、上述したように、情報処理装置100を使用する毎に、マウスとカーソルとを対応付けをしてから使用することができるからである。
次に、棚パネル320に表示されるサムネイル画像の数を増減させる場合について図面を参照してさらに詳細に説明する。
図11は、表示部150に表示される表示画面の一例である表示画面360を示す図である。
表示画面360は、図3で示した表示画面300において棚パネル320の右側取っ手部326を右側に移動させるとともに引き出しパネル330全体を右側に移動させた場合における表示画面である。この場合における表示画面360には、スライドパネル310の画像311乃至313とともに、棚パネル320における複数のサムネイル画像および右側取っ手部326、上側取っ手部327、下側取っ手部328、引き出しパネル330の全体取っ手部341、父カーソル301、息子カーソル302、母カーソル303、娘カーソル304、一般用カーソル305等が表示されている。
棚パネル320の領域が右側に拡大されたことによってスライドパネル310の表示領域が縮小され、これに応じて画像311乃至313がそれぞれ縮小されて表示される。この場合に、スライドパネル310における各画像が所定の大きさ以下にならないように縮小処理をするようにしてもよい。また、棚パネル320の領域が右側に拡大されたことによって棚パネル320のサムネイル表示領域が大きくなるため、棚パネル320には図3で示したサムネイル画像321乃至325とともに他のサムネイル画像が表示される。例えば、上下方向に5個および左右方向に3個の合計15個のサムネイル画像が表示される。
棚パネル320において、例えば、棚パネル320の右側取っ手部326に父カーソル301を重ね合わせた状態で左右方向に左ドラッグすることによって、右側取っ手部326を左右方向に移動させることができる。この場合に、右側取っ手部326を左右方向に所定の距離を越えて移動させた場合には、アニメーションにより右側取っ手部326を移動させることができる。ここで、アニメーションによる表示とは、操作入力に従って表示領域に描画されている画像を移動させる場合に、その移動における変化の態様を示す各画像を時間の経過に応じて順次表示させることである。
これにより、棚パネル320のサムネイル表示領域の縮小または拡大の遷移を見易くすることができる。また、スライドパネル310側に右側取っ手部326を移動させて棚パネル320のサムネイル表示領域を拡大することによって、現在表示されているサムネイル画像を表示させた状態で、サムネイル画像を列単位で増加させるようにすることができる。さらに、スライパネル310とは反対側に右側取っ手部326を移動させて棚パネル320のサムネイル表示領域を縮小することによって、現在表示されているサムネイル画像を表示させた状態で、サムネイル画像を列単位で削除させるようにすることができる。これらにより、棚パネル320に表示されるサムネイル画像を見易くした状態で、その数を増減させることができる。
また、棚パネル320において、例えば、棚パネル320の上側取っ手部327に母カーソル303を重ね合わせた状態で上下方向の下側に左ドラッグすることによって、上側取っ手部327を上下方向の下側に移動させることができる。この場合に、上側取っ手部327を上下方向の下側に所定の距離を越えて移動させた場合には、アニメーションにより棚パネル320内のサムネイル画像を下側に移動させることができる。同様に、例えば、棚パネル320の下側取っ手部328に娘カーソル304を重ね合わせた状態で上下方向の上側に左ドラッグすることによって、下側取っ手部328を上下方向の上側に移動させることができる。この場合に、下側取っ手部328を上下方向の上側に所定の距離を越えて移動させた場合には、アニメーションにより棚パネル320内のサムネイル画像を上側に移動させることができる。これらにより、図4および図5を参照して説明したように、棚パネル320のサムネイル表示領域の移動の遷移を見易くすることができる。また、棚パネル320に表示されているサムネイル画像を見易くした状態で、移動させることができる。
図12乃至15は、表示部150に表示される表示画面の一例である表示画面380を示す図であって、表示画面380に表示される棚パネル320の遷移の例を示す図である。
図12(a)に示す表示画面380は、棚パネル320に10個(5行×2列)のサムネイル画像が表示されている表示画面である。この表示画面380において、例えば、図12(a)に示すように、棚パネル320の右側取っ手部326に母カーソル303を重ね合わせた状態で左右方向の右側に左ドラッグすると、図12(b)に示すように、右側取っ手部326を矢印383方向に移動させることができる。さらに、右側取っ手部326を矢印383方向に所定の距離まで移動させると、アニメーションにより右側取っ手部326を矢印383方向に移動させることができる。このアニメーションによる移動後には、図13(b)に示すように、棚パネル320には15個(5行×3列)のサムネイル画像が表示される。
また、図13(a)に示すように、右側取っ手部326を矢印383(図12に示す)方向にさらに移動させた場合において、所定の距離に満たない位置で左ドラッグを止めると、アニメーションにより右側取っ手部326を矢印383(図12に示す)とは反対方向に移動させることができる。このアニメーションによる移動後には、図13(b)に示すように、棚パネル320には15個(5行×3列)のサムネイル画像が表示される。これらにより、右側取っ手部326の移動による変化を見易くすることができる。また、例えば、図12(a)および図13(b)に示すように、棚パネル320には各サムネイル画像の全体の画像を表示させることができる。
また、図13(b)に示すように、棚パネル320に15個(5行×3列)のサムネイル画像が表示されている表示画面380において、例えば、図14(a)に示すように、棚パネル320の下側取っ手部328に母カーソル303を重ね合わせた状態で上下方向の上側に左ドラッグすると、下側取っ手部328を矢印384方向に移動させることができる。さらに、下側取っ手部328を矢印384方向に所定の距離まで移動させると、アニメーションにより下側取っ手部328およびサムネイル画像を矢印384方向に移動させることができる。このアニメーションによる移動後には、図14(b)に示すように、この移動前のサムネイル画像をスライドさせた15個(5行×3列)のサムネイル画像が棚パネル320に表示される。
なお、図14(a)に示すように、下側取っ手部328を矢印384方向に移動させている場合において、所定の距離に満たない位置で左ドラッグを止めると、アニメーションにより下側取っ手部328を矢印384とは反対方向に移動させることができる。このアニメーションによる移動後には、図13(b)に示すように、棚パネル320には15個(5行×3列)のサムネイル画像が表示される。これらにより、サムネイル画像の移動による変化を見易くすることができる。また、例えば、図13(b)および図14(b)に示すように、棚パネル320には各サムネイル画像の全体の画像を表示させることができる。
次に、棚パネル320に表示されるサムネイル画像の数を変更する場合について図面を参照して説明する。
図15は、表示部150に表示される表示画面の一例である表示画面390の一部を示す図であって、棚パネル320に表示されるサムネイル画像の数を変更する場合における表示領域の幅400と閾値(low)401および閾値(high)402との関係を示す図である。なお、以下で説明する各表示画面においては、左右方向をx方向とし、上下方向をy方向とする。
棚パネル320の表示領域の幅400は、棚パネル320の表示領域の左端と、棚パネル320の表示領域の右端との長さである。なお、棚パネル320の表示領域には右側取っ手部326を含め、棚パネル320の表示領域の右端は右側取っ手部326の右端とする。棚パネル320の表示領域の幅400が閾値(low)401よりも小さくなった場合には、アニメーションにより棚パネル320の領域が縮小される。また、棚パネル320の表示領域の幅400が閾値(high)402よりも大きくなった場合には、アニメーションにより棚パネル320の領域が拡大される。なお、表示領域の幅と閾値(high)および閾値(low)との関係の詳細については、図43を参照してさらに詳細に説明する。
次に、棚パネル320に表示されているサムネイル画像を切り換える場合について図面を参照して説明する。
図16は、表示部150に表示される表示画面の一例である表示画面391の一部を示す図であって、棚パネル320に表示されているサムネイル画像を切り換える場合における表示領域のy座標410と閾値(high)411および閾値(low)412との関係を示す図である。
棚パネル320の表示領域のy座標410は、棚パネル320の表示領域の上端と下端との長さの中心位置である。なお、棚パネル320の表示領域には上側取っ手部327および下側取っ手部328を含め、棚パネル320の表示領域の上端は上側取っ手部327の上端とし、棚パネル320の表示領域の下端は下側取っ手部328の下端とする。棚パネル320の表示領域のy座標410が閾値(high)411よりも大きくなった場合には、アニメーションにより次のサムネイル画像に切り換えられる。棚パネル320の表示領域のy座標410が閾値(low)412よりも小さくなった場合には、アニメーションにより前のサムネイル画像に切り換えられる。なお、表示領域のy座標と閾値(high)および閾値(low)との関係の詳細については、図44を参照してさらに詳細に説明する。
次に、引き出しパネル330の領域を拡大または縮小させる場合について図面を参照してさらに詳細に説明する。
図17および図18は、表示部150に表示される表示画面の表示例を示す図である。図17(a)は、引き出しパネル330の領域を拡大させる前の状態を示す図であり、図17(b)および図18(a)は、全体取っ手部341を用いて、引き出しパネル330全体の領域を拡大させた状態を示す図である。図18(b)は、第1取っ手部336を用いて、第1引き出し部331の領域を拡大させた状態を示す図である。
図17(a)に示す表示画面には、スライドパネル310の画像421乃至423、棚パネル320の複数のサムネイル画像、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334、お気に入り引き出し部335、第1取っ手部336乃至第5取っ手部340、全体取っ手部341、第1引き出し部331または第4引き出し部334に格納されているサムネイル画像、父カーソル301、息子カーソル302、母カーソル303、娘カーソル304等が表示されている。
図17(a)に示すように、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334およびお気に入り引き出し部335の左端が、全体取っ手部341の右側に位置している場合において、例えば、全体取っ手部341の何れかの部分に母カーソル303を重ね合わせた状態で矢印424方向に左ドラッグされると、ドラッグされた距離に応じて全体取っ手部341が矢印424方向に移動して、図17(b)および図18(a)に示すように、引き出しパネル330の左右方向における領域が拡大される。このように、引き出しパネル330の領域が左側に拡大されることによってスライドパネル310の表示領域が縮小され、これに応じて画像421乃至423がそれぞれ縮小されて表示される。この場合に、スライドパネル310における各画像が所定の大きさ以下にならないように縮小処理をするようにしてもよい。
また、図18(a)に示すように、第1取っ手部336に母カーソル303を重ね合わせた状態で矢印425方向に左ドラッグされると、ドラッグされた距離に応じて第1取っ手部336が矢印425方向に移動して、図18(b)に示すように、第1引き出し部331の左右方向における領域が拡大される。なお、各引き出し部の領域が左側に拡大されたような場合には、スライドパネル310の表示領域が縮小されるものの、画像421乃至423は縮小せずに表示される。また、第1引き出し部331の領域の拡大に応じて、第1引き出し部331に格納されている各サムネイル画像の重畳された部分が少なくなるように、サムネイル画像が表示される。なお、引き出し部に格納されているサムネイル画像の表示方法については、図29、図30等を参照して詳細に説明する。また、引き出しパネル330の左右方向における各領域の縮小についても、全体取っ手部341または第1取っ手部336乃至第5取っ手部340を用いて縮小させることができる。また、各引き出し部の領域の拡大または縮小については、何れのカーソルを用いても行えるようにする。これにより、複数の人が協力して画像整理等の作業を行う場合に、この作業を行い易くする。
図19は、表示部150に表示される表示画面の一例を示す図であって、右側取っ手部326を左端に移動させて棚パネル320の領域を縮小させ、引き出しパネル330の各領域を拡大させた場合における表示画面を示す図である。
図19に示す表示画面において、例えば、父カーソル301を用いて、第1取っ手部336を矢印434または矢印435の何れかの方向に移動させて、第1引き出し部331の領域を拡大または縮小することができるとともに、息子カーソル302を用いて、全体取っ手部341を矢印436または矢印437の何れかの方向に移動させて、第3引き出し部333および第4引き出し部334の領域を拡大または縮小することができる。このように、引き出しパネル330の各引き出し部の領域をそれぞれ独立して拡大または縮小させることができる。
ここで、スライドパネル310に表示される各画像と、引き出しパネル330の各引き出し部に格納されている各画像との関係について説明する。スライドパネル310に表示されている画像にカーソルを重ね合わせた状態で何れかの引き出し部まで左ドラッグし、その引き出し部の領域でドロップすると、その画像に対応するサムネイル画像をドラッグ先の引き出し部に表示させることができる。すなわち、引き出しパネル330に表示されている画像を各引き出し部に格納することができる。なお、これらの格納操作については、図20乃至図23等を参照して詳細に説明する。
例えば、スライドパネル310に猫画像432が表示されている場合において、左ドラッグ操作によって猫画像432を各引き出し部に格納することができる。例えば、図19に示すように、猫画像432に対応するサムネイル画像438が第1引き出し部331に格納され、猫画像432に対応するサムネイル画像439が第2引き出し部332に格納される。このように、スライドパネル310に表示されている画像が、何れかの引き出し部に格納されている場合には、格納されている引き出し部の数に応じたスタンプが、スライドパネル310に表示されている画像の左下部分に表示される。また、このスタンプには、画像が格納されている引き出し部に対応する取っ手部に応じた色が付される。例えば、猫画像432の左下部分には、第1取っ手部336に対応する色(例えば青色[0])のポイント315a、および第2取っ手部337に対応する色(例えば赤色[0])のポイント315bが表示される。これにより、引き出し部の格納状態を容易に認識することができる。
また、お気に入りマーク314の部分にカーソルを重ね合わせた状態で左クリックをすると、お気に入りマーク314の下に表示されている画像に対応するサムネイル画像がお気に入り引き出し部335に格納される。例えば、猫画像432に対応するサムネイル画像440がお気に入り引き出し部335に格納される。
また、各引き出し部に格納されているサムネイル画像の数が多い場合には、少なくともサムネイル画像の一部が表示されるように各ムネイル画像の一部が重畳されて表示される。また、各引き出し部の領域の拡大または縮小に応じて重畳された部分を増減させる。これにより、各引き出し部の格納状態を容易に認識することができる。
次に、スライドパネル310または棚パネル320に表示されている画像を、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334、お気に入り引き出し部335に格納する格納方法について図面を参照してさらに詳細に説明する。
図20は、表示部150に表示される表示画面の表示例を示す図であって、スライドパネル310に表示されている画像をお気に入り引き出し部335に格納する場合における表示画面を示す図である。
スライドパネル310に画像451乃至453が表示されている場合において、画像452をお気に入り引き出し部335に格納する場合について説明する。例えば、図20(a)に示すように、画像452の左上部分に表示されているお気に入りマーク314の何れかの部分に母カーソル303を重ね合わせた状態で左クリックをする。この左クリックによって、図20(b)に示すように、お気に入りマーク314のうちの1つの色が変化するとともに、お気に入りマーク314の下に表示されている画像452に対応するサムネイル画像454がお気に入り引き出し部335に格納される。なお、画像452の何れかの部分に母カーソル303を重ね合わせた状態で、お気に入り引き出し部335まで左ドラッグおよびドロップがされた場合にも、図20(b)に示すように、お気に入りマーク314のうちの1つの色が変化するとともに、左ドラッグされた画像452に対応するサムネイル画像454がお気に入り引き出し部335に格納される。
図21は、表示部150に表示される表示画面の表示例を示す図であって、スライドパネル310に表示されている画像を第2引き出し部332に格納する場合における表示画面を示す図である。
スライドパネル310に画像461乃至463が表示されている場合において、画像462を第2引き出し部332に格納する場合について説明する。例えば、図21(a)に示すように、画像462の何れかの部分に母カーソル303を重ね合わせた状態で、第2引き出し部332まで左ドラッグし、第2引き出し部332の領域でドロップする。例えば、矢印464方向に左ドラッグする。この場合には、左ドラッグをしている途中では、図21(a)に示すように、母カーソル303とともに画像462に対応するサムネイル画像465が表示される。そして、母カーソル303とともにサムネイル画像465を第2引き出し部332の領域まで左ドラッグし、第2引き出し部332の領域でドロップすると、図21(b)に示すように、スライドパネル310にスタンプ315が表示されるとともに、左ドラッグされた画像462に対応するサムネイル画像466が第2引き出し部332に格納される。この場合には、スライドパネル310に表示されている画像462の左下部分には、第2引き出し部332に対応する第2取っ手部337に応じた色(例えば赤色)が付されたスタンプ315が表示される。また、棚パネル320に表示されているサムネイル画像のうちで、画像462に対応するサムネイル画像467の左下部分には縮小スタンプ468が表示される。なお、縮小スタンプ468は、スタンプ315を縮小したものであり、スタンプ315と同様の色と形状を有するスタンプである。
図22は、表示部150に表示される表示画面の表示例を示す図であって、棚パネル320に表示されているサムネイル画像を第2引き出し部332に格納する場合における表示画面の遷移を示す図である。ここでは、第2引き出し部332に対応する母カーソル303を用いた格納について説明する。
棚パネル320にサムネイル画像471が表示されている場合において、サムネイル画像471を第2引き出し部332に格納する場合について説明する。例えば、図22(a)に示すように、サムネイル画像471の何れかの部分に、第2引き出し部332に対応するカーソルである母カーソル303を重ね合わせた状態で左クリックする。この操作によって、図21(b)に示すように、左クリックされたサムネイル画像471に対応する画像472の左下部分にスタンプ315が表示されるとともに、サムネイル画像471に対応するサムネイル画像474が第2引き出し部332に格納される。この場合に、スライドパネル310に表示されている画像472の左下部分のスタンプ315には、第2引き出し部332に対応する第2取っ手部337に応じた色(例えば赤色)が付される。また、棚パネル320に表示されているサムネイル画像471の左下部分には、スタンプ315と同じ色が付された縮小スタンプ475が表示される。このように、引き出し部に対応するカーソルを用いた格納操作は容易である。
図23は、表示部150に表示される表示画面の表示例を示す図であって、棚パネル320に表示されている画像を第3引き出し部333に格納する場合における表示画面を示す図である。ここでは、第3引き出し部332に対応していない母カーソル303を用いた格納について説明する。
棚パネル320にサムネイル画像481が表示されている場合において、サムネイル画像481を第3引き出し部333に格納する場合について説明する。例えば、図23(a)に示すように、サムネイル画像481の何れかの部分に母カーソル303を重ね合わせた状態で、第3引き出し部333まで左ドラッグし、第3引き出し部333の領域でドロップする。例えば、矢印483方向に左ドラッグする。この場合には、左ドラッグをしている途中では、図23(a)に示すように、母カーソル303とともにサムネイル画像481に対応するサムネイル画像482が表示される。そして、母カーソル303とともにサムネイル画像481を第3引き出し部333の領域まで左ドラッグし、第3引き出し部333の領域でドロップすると、図23(b)に示すように、左ドラッグされたサムネイル画像481に対応するサムネイル画像484が第3引き出し部333に格納される。この場合には、棚パネル320に表示されているサムネイル画像481の左下部分には縮小スタンプ485が表示される。なお、縮小スタンプ485は、スタンプ315を縮小したものであり、スタンプ315と同様の色と形状を有するスタンプである。
図24および図25は、表示部150に表示される表示画面の表示例を示す図である。図24および図25に示すように、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334、お気に入り引き出し部335の各領域を、各カーソルの操作者の操作のし易さに応じて、拡大または縮小させることができる。例えば、図24に示すように、第1引き出し部331への格納を父カーソル301の操作者が開始するような場合には、操作者全員に分かるように、第1引き出し部331の領域を拡大させ、格納作業を他の操作者に協力してもらうことができる。また、図25に示すように、棚パネル320に表示されているサムネイル画像を、お気に入り引き出し部335に格納していく操作を行う場合には、お気に入り引き出し部335の領域を、棚パネル320の右端付近まで拡大させることができる。これにより、ドラッグ操作の距離を短くすることができるため、操作を迅速に行うことができる。
次に、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334、お気に入り引き出し部335に格納されているサムネイル画像を、他の領域に移動する移動方法について図面を参照してさらに詳細に説明する。
図26は、表示部150に表示される表示画面の表示例を示す図であって、第1引き出し部331に格納されているサムネイル画像を他の引き出し部に格納する場合における表示画面の遷移を示す図である。
第1引き出し部331にサムネイル画像491が表示されている場合において、父カーソル301を用いて、サムネイル画像491を第4引き出し部334に移動する場合について説明する。例えば、図26(a)に示すように、サムネイル画像491の何れかの部分に父カーソル301を重ね合わせた状態で、第4引き出し部334まで左ドラッグし、第4引き出し部334の領域でドロップする。例えば、矢印494方向に左ドラッグする。この場合には、左ドラッグをしている途中では、図26(a)に示すように、父カーソル301とともにサムネイル画像491に対応するサムネイル画像492が表示される。そして、父カーソル301とともにサムネイル画像492を第4引き出し部334の領域まで左ドラッグし、第4引き出し部334の領域でドロップすると、図26(b)に示すように、左ドラッグされたサムネイル画像491に対応するサムネイル画像493が第4引き出し部334に格納される。なお、この移動によって、第1引き出し部331に表示されていたサムネイル画像491が消去される。また、サムネイル画像491に対応する画像に付されているスタンプおよび縮小スタンプの色が、移動先の第4引き出し部334に対応する第4取っ手部339の色(例えばピンク色[0])に変更される。また、第4引き出し部334の領域においては、ドロップされた位置にサムネイル画像493が表示される。なお、引き出し部間における他の移動についても同様である。
図27は、表示部150に表示される表示画面の表示例を示す図であって、第1引き出し部331に格納されているサムネイル画像を消去する場合における表示画面の遷移を示す図である。
例えば、第1引き出し部331にサムネイル画像511が表示されている場合において、母カーソル303を用いて、サムネイル画像511を消去する場合について説明する。例えば、図27(a)に示すように、サムネイル画像511の何れかの部分に母カーソル303を重ね合わせた状態で、棚パネル320まで左ドラッグし、棚パネル320の領域でドロップする。例えば、矢印514方向に左ドラッグする。この場合には、左ドラッグをしている途中では、図27(a)に示すように、母カーソル303とともにサムネイル画像511に対応するサムネイル画像512が表示される。そして、母カーソル303とともにサムネイル画像512を棚パネル320の領域まで左ドラッグし、棚パネル320の領域でドロップすると、図27(b)に示すように、左ドラッグされたサムネイル画像511が第1引き出し部331から消去される。なお、この移動によって、サムネイル画像511に対応する画像に付されているスタンプおよび縮小スタンプが消去される。なお、他の引き出し部に格納されているサムネイル画像を消去する場合についても同様である。
図28は、表示部150に表示される表示画面の表示例を示す図であって、第4引き出し部334に格納されているサムネイル画像に対応する画像を、スライドパネル310に表示させる場合における表示画面の遷移を示す図である。
第4引き出し部334にサムネイル画像493が表示されている場合において、父カーソル301を用いて、サムネイル画像493に対応する画像をスライドパネル310に表示させる場合について説明する。例えば、図28(a)に示すように、サムネイル画像493の何れかの部分に父カーソル301を重ね合わせた状態で、スライドパネル310の領域まで左ドラッグし、スライドパネル310の領域でドロップする。例えば、矢印525方向に左ドラッグする。この場合には、左ドラッグをしている途中では、図28(a)に示すように、父カーソル301とともにサムネイル画像493に対応するサムネイル画像524が表示される。そして、父カーソル301とともにサムネイル画像524をスライドパネル310の領域まで左ドラッグし、スライドパネル310の領域でドロップすると、図28(b)に示すように、左ドラッグされたサムネイル画像493に対応する画像527がスライドパネル310に表示される。なお、この移動では、第4引き出し部334に表示されていたサムネイル画像493が消去されない。また、スライドパネル310に表示される画像527の左下部分には、スタンプ315が付される。さらに、第4引き出し部334に格納されているサムネイル画像495に対応する画像526が、スライドパネル310へのドロップ操作がされた画像527の上側に表示される。このように、何れかの引き出し部に格納されているサムネイル画像が、スライドパネル310の領域まで左ドラッグされ、スライドパネル310の領域でドロップされた場合には、この操作がされたサムネイル画像がスライドパネル310の真中部分に表示されるとともに、この操作がされたサムネイル画像が格納されている引き出し部に含まれる各サムネイル画像のみがスライドパネル310に表示される。例えば、スライドパネル310へのドロップ操作がされたサムネイル画像が格納されている引き出し部に含まれる各サムネイル画像が、この引き出し部に格納されている順序でスライドパネル310に表示される。なお、他の引き出し部に格納されているサムネイル画像をスライドパネル310に表示する場合についても同様である。
次に、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334、お気に入り引き出し部335に格納されているサムネイル画像の表示方法について図面を参照してさらに詳細に説明する。
図29および図30は、表示部150に表示される表示画面の表示例を示す図であって、第1引き出し部331に格納されている複数のサムネイル画像を表示する場合における表示画面の遷移を示す図である。
例えば、第1引き出し部331に複数のサムネイル画像が格納されている場合において、母カーソル303を用いて、所望するサムネイル画像の全体を表示する場合について説明する。引き出し部に複数のサムネイル画像が格納されている場合には、各サムネイル画像の少なくとも一部が表示されるように、各サムネイル画像の一部が重畳されて表示される。例えば、図29(a)に示すように、第1引き出し部331に複数のサムネイル画像が格納されている場合には、各サムネイル画像の左端の少なくとも一部が表示させるように、各サムネイル画像の一部が重畳されて表示される。また、引き出し部に格納されているサムネイル画像の数が少なく、引き出し部の領域内に各サムネイル画像の全体を表示することができるような場合には、例えば、図19に示すように、各引き出し部に各サムネイル画像の全体を表示させる。なお、各サムネイル画像の並び順は、移動された状態で並べるようにしてもよく、格納された時間に応じた順序に並べるようにしてもよい。また、一列に並べる必要はなく、各サムネイル画像が上下方向にずれて表示させるようにしてもよい。また、縦長に撮影された写真画像に対応するサムネイル画像の場合には、その状態で表示する。
ここで、例えば、図29(a)に示すように、第1引き出し部331に格納されている複数のサムネイル画像のうちで、サムネイル画像531の全体を表示させる場合には、サムネイル画像531の表示部分のうちの何れかの部分に母カーソル303を重ね合わせる。このように、サムネイル画像531の表示部分のうちの何れかの部分に母カーソル303が重ね合わせると、サムネイル画像531の右側に存在する各サムネイル画像(サムネイル画像532から右側のサムネイル画像)が、図29(b)に示す矢印533方向に移動を開始する。さらに、サムネイル画像531の上に母カーソル303を重ね合わせた状態にしておくと、サムネイル画像531の右側に存在する各サムネイル画像が矢印533方向に移動を継続する。この移動によって、例えば、図29(b)に示すように、サムネイル画像531の全体が表示されると、サムネイル画像531の右側に存在する各サムネイル画像の移動が停止する。なお、サムネイル画像531の上に母カーソル303を重ね合わせた状態にして、サムネイル画像531の右側に存在する各サムネイル画像が矢印533方向に移動している途中で、サムネイル画像531以外の部分に母カーソル303を移動させると、各サムネイル画像の移動が停止する。なお、カーソルを重ね合わせた直後に移動を開始する代わりに、サムネイル画像531の上に母カーソル303を重ね合わせた状態が所定時間継続した場合に、各サムネイル画像の移動を開始させるようにしてもよい。
また、母カーソル303を用いて、サムネイル画像531の全体を表示させた状態で、さらに、他のカーソルを用いて、同一の引き出し部の領域内に存在するサムネイル画像の全体を表示させることができる。例えば、図30(a)に示すように、母カーソル303を用いて、サムネイル画像531の全体を表示させた場合において、サムネイル画像534の全体を表示させる場合には、サムネイル画像534の表示部分のうちの何れかの部分に父カーソル301を重ね合わせる。これによって、図30(b)に示す矢印536方向にサムネイル画像534の右側に存在する各サムネイル画像(サムネイル画像535から右側のサムネイル画像)の移動が開始される。これによって、サムネイル画像531と同様に、サムネイル画像534の全体を表示させることができる。なお、1つのカーソルを用いて、複数のサムネイル画像の全体を表示させるための操作を順次行うようにしてもよい。
なお、お気に入り引き出し部335に格納されているサムネイル画像については、マーキングされた数(例えば、お気に入りマーク314の色が付された数)に応じて、サムネイル画像を並び替えるようにしてもよい。これにより、人気の高い画像から低い画像に自動的に並び替えることができ、操作者が整理しなくても、人気の結果をリアルタイムに閲覧することができる。
次に、スライドパネル310に表示される画像の拡大方法について図面を参照してさらに詳細に説明する。
図31および図32は、表示部150に表示される表示画面の表示例を示す図であって、スライドパネル310に表示されている画像の一部を拡大表示させる場合における表示画面を示す図である。なお、図31および図32に示す表示画面においては、棚パネル320や引き出しパネル330等を省略して表示している。
スライドパネル310に画像541が表示されている場合において、母カーソル303を用いて、画像541の一部を拡大して表示する場合について説明する。例えば、図31(a)に示すように、スライドパネル310に表示されている画像541のうちの所定の部分を拡大して表示させる場合には、画像541の上に拡大して表示させる部分に母カーソル303を移動させる。この状態で右ボタンを押下すると、母カーソル303の周辺の画像が拡大して表示される。例えば、図31(a)に示すように、母カーソル303の周辺の矩形状の画像が拡大された拡大画像542が表示される。また、右ボタンを押下した状態で、母カーソル303を移動させると、例えば、図31(b)に示すように、拡大表示の位置が追随して移動して、移動先の拡大画像543が順次表示される。
また、拡大表示がされている状態で、拡大表示の操作をしているカーソルに他のカーソルを重ねると、カーソルの数に応じて拡大率を上げることができる。例えば、図32(a)に示すように、母カーソル303を用いて拡大表示をしている場合において、父カーソル301を母カーソル303に重ねるように移動させると、母カーソル303によって拡大されていた画像の拡大率が上がり、さらに拡大された拡大画像544が表示される。なお、右ボタンを離すと拡大表示が終了して、例えば、図32(b)に示すように、通常の表示状態になる。なお、多数の人で観賞しているような場合に話題が分散しないように、拡大表示の部分を1箇所のみに限定するようにしてもよい。また、各カーソルに重み付けをして、カーソルの重み付けの合計値に応じて拡大率を変更するようにしてもよい。
次に、スライドパネル310に表示される画像の上に線を表示する方法について図面を参照してさらに詳細に説明する。
図33は、表示部150に表示される表示画面の表示例を示す図であって、スライドパネル310に表示されている画像の上に線を表示する場合における表示画面を示す図である。なお、図33に示す表示画面においては、棚パネル320や引き出しパネル330等を省略して表示している。
スライドパネル310に画像541が表示されている場合において、父カーソル301および母カーソル303を用いて、画像541の上に線を表示する場合について説明する。例えば、図33(a)に示すように、スライドパネル310に表示されている画像541の上に線を描画させる場合には、中ボタンを押下した状態でカーソルを移動させることによって線を描画することができる。例えば、図33(a)に示すように、スライドパネル310に表示されている画像541の上に、父カーソル301を用いて線551を描画し、母カーソル303を用いて線552を描画する。なお、線の色は、カーソルの色に対応する色が付される。また、描画された線は、一定時間が経過すると自動的に消滅する。例えば、図33(b)に示すように、父カーソル301を用いて描画された線551を含む領域553から、線551が消去される。
次に、複数人が協力してスライドパネル310に表示される画像について所定の操作をする場合について図面を参照してさらに詳細に説明する。
図34は、表示部150に表示される表示画面の表示例を示す図であって、スライドパネル310に表示されている画像について所定の操作をする場合における表示画面を示す図である。
例えば、家族の4人とお客1人でデジタルスチルカメラで撮影された画像を情報処理装置100を用いて観賞している場合について説明する。この場合に、5人はそれぞれ対応するカーソルを操作しているとする。
例えば、スライドパネル310に猫画像562が表示されている場合において、猫画像561の猫の左目が話題になったとする。この場合、母カーソル303が猫の左目に注目を集めるために線571を描画することができる。例えば、猫の左目を丸で囲み、この丸を矢印で示す。また、話題の猫の左目について、息子カーソル302を用いて拡大画像572を表示させることができる。さらに、猫が話題となったため、猫画像562をお気に入り引き出し部335に格納するために、お客カーソル305を用いて、お気に入りマーク314を左クリックする。また、猫画像562の上の画像561を見る場合には、父カーソル301を用いて画像561を下側に引っ張るようにスライドパネル310の真中部分に移動させて、画像561を表示させることができる。また、猫画像の下の画像563を見る場合には、娘カーソル304を用いて画像563を上側に引っ張るようにスライドパネル310の真中部分に移動させて、画像563を表示させることができる。このように、5人のそれぞれが各カーソルを操作して格納操作等をすることができる。
次に、本発明の実施の形態における情報処理装置100の動作について図面を参照して説明する。
図35は、情報処理装置100による描画制御の処理手順を示すフローチャートである。
最初に、棚パネル320のサムネイル画像表示領域に関して描画される各画像を、アニメーションにより表示するか否かを示すアニメーションフラグがOFFされる。そして、画像記憶部220から表示対象となる画像が取得される(ステップS901)。続いて、取得された画像に対応するサムネイル画像を縮小画像生成部230が生成する(ステップS902)。そして、生成されたサムネイル画像が縮小画像記憶部240に記憶される。続いて、描画部250は、画像記憶部220に記憶されている画像をスライドパネル310の表示領域に描画するとともに、縮小画像記憶部240に記憶されているサムネイル画像を棚パネル320の表示領域に描画する(ステップS903)。続いて、描画部250によって描画された画像が表示部270に表示される(ステップS904)。
続いて、マウスやキーボード等により操作入力がされたか否かが判断される(ステップS905)。マウスやキーボード等により操作入力がされない場合には、操作入力が監視される(ステップS905)。マウスやキーボード等により操作入力がされた場合には(ステップS905)、その操作内容が終了指示であるか否かが判断される(ステップS906)。その操作内容が終了指示である場合には(ステップS906)、描画制御の処理手順の動作を終了する。
一方、その操作内容が終了指示でない場合には(ステップS906)、その操作内容に応じて画像が描画部250により描画され(ステップS907)、描画部250によって描画された画像が表示部270に表示される(ステップS904)。
次に、引き出しパネル330に設けられているお気に入り引き出し部335に画像を格納する場合、または、お気に入り引き出し部335から画像を消去する場合における動作について図面を参照して詳細に説明する。
図36は、情報処理装置100によるお気に入り引き出し部335における画像の格納または消去処理の処理手順を示すフローチャートである。
最初に、スライドパネル310に表示されている画像の左上部分に表示されるお気に入りマーク314の星型画像の部分に何れかのカーソルが存在するか否かが判断される(ステップS911)。お気に入りマーク314の星型画像の部分に何れかのカーソルが存在する場合には(ステップS911)、そのカーソルに対応するマウスにより左クリック操作がされたか否かが判断される(ステップS912)。マウスにより左クリック操作がされた場合には(ステップS912)、お気に入りマーク314の星型画像の何れかに色が付されているか否かが判断される(ステップS913)。お気に入りマーク314の星型画像の何れかに色が付されている場合には(ステップS913)、直前に左クリック操作されたマウスに対応するカーソルによって、星型画像の色が付されたか否かが判断される(ステップS914)。
お気に入りマーク314の星型画像の何れにも色が付されていない場合(ステップS913)、または、直前に左クリック操作されたマウスに対応するカーソルによって、星型画像の色が付されていない場合には(ステップS914)、ステップS926に進む。そして、その左クリック操作がされた画像に対応するお気に入りマーク314のうちの1つの星型画像に色を付するとともに(ステップS926)、その左クリック操作がされた画像に対応するサムネイル画像をお気に入り引き出し部335の表示領域に描画部250が描画して(ステップS927)、描画部250によって描画された画像が表示部270に表示される(ステップS928)。
一方、直前に左クリック操作されたマウスに対応するカーソルによって、星型画像の色が付されている場合には(ステップS914)、お気に入りマーク314のうちの1つの星型画像の色表示を消去し(ステップS915)、お気に入りマーク314のうちの少なくとも1つの星型画像に色が付されているか否かが判断される(ステップS916)。
お気に入りマーク314の全ての星型画像に色が付されていない場合には(ステップS916)、お気に入り引き出し部335に表示されているサムネイル画像のうちの対応するサムネイル画像を消去する(ステップS917)。
続いて、お気に入りマーク314について左クリック操作がされた画像に対応する管理情報の記録を変更する(ステップS918)。具体的には、左クリック操作がされた画像に対応する管理情報に記録されている引き出し領域情報の中の左クリック操作がされたカーソルに関する記録が削除される。
続いて、スライドパネル310に表示される各画像について、それぞれ対応する管理情報の引き出し領域情報として「5」が記録されている画像が存在するか否かが判断される(ステップS919)。引き出し領域情報として「5」が記録されている画像が存在しなければ(ステップS919)、画像の格納または消去処理の動作を終了する。一方、引き出し領域情報として「5」が記録されている画像が存在する場合には(ステップS919)、引き出し領域情報として記録されている「5」の数に応じて、スライドパネル310および棚パネル320に表示される各画像の順序を変更する(ステップS920)。例えば、引き出し領域情報として記録されている「5」の数が多い順に並び替えることができる。これにより、画像記憶部220に記憶されている複数の画像を再度鑑賞する場合等において、人気のある画像を早めに見ることができる。
また、お気に入りマーク314の星型画像の部分に何れのカーソルも存在しない場合(ステップS911)、または、左クリック操作がされない場合には(ステップS912)、スライドパネル310または棚パネル320の表示領域に表示されている画像について左ドラッグ操作がされているか否かが判断される(ステップS921)。スライドパネル310または棚パネル320の表示領域に表示されている画像について左ドラッグ操作がされている場合には(ステップS921)、左ドラッグ操作がされているマウスの移動に応じて、左ドラッグ操作がされている画像に対応するサムネイル画像をカーソルとともに移動させる(ステップS924)。一方、スライドパネル310または棚パネル320の表示領域に表示されている画像について左ドラッグ操作がされていない場合には(ステップS921)、スライドパネル310または棚パネル320の表示領域に表示されている各画像の表示部分に何れかのカーソルが存在するか否かが判断される(ステップS922)。
スライドパネル310または棚パネル320の表示領域に表示されている各画像の表示部分に何れかのカーソルが存在する場合には(ステップS922)、そのカーソルに対応するマウスにより左ドラッグ操作が開始されたか否かが判断される(ステップS923)。マウスにより左ドラッグ操作が開始された場合には(ステップS923)、そのマウスの移動に応じて、カーソルが存在する画像に対応するサムネイル画像をカーソルとともに移動させる(ステップS924)。
続いて、その左ドラッグ操作により移動しているサムネイル画像について、お気に入り引き出し部335の表示領域へのドロップ操作がされたか否かが判断される(ステップS925)。お気に入り引き出し部335の表示領域へのドロップ操作がされた場合には(ステップS925)、そのドロップ操作がされた画像に対応するお気に入りマーク314のうちの1つの星型画像に色を付するとともに(ステップS926)、そのドロップ操作がされた画像に対応するサムネイル画像をお気に入り引き出し部335の表示領域に描画部250が描画して(ステップS927)、描画部250によって描画された画像が表示部270に表示される(ステップS928)。
続いて、左クリック操作またはドロップ操作がされた画像に対応する管理情報の記録を変更する(ステップS929)。具体的には、お気に入りマークのカウンタを1つ追加する。すなわち、左クリック操作またはドロップ操作がされた画像に対応する管理情報において引き出し領域情報の中の左クリック操作またはドロップ操作がされたカーソルに関する記録が追加される。続いて、ステップS919に進む。
次に、引き出しパネル330に設けられている第1引き出し部331乃至第4引き出し部334に画像を格納する場合における動作について図面を参照して詳細に説明する。
図37は、情報処理装置100による第1引き出し部331乃至第4引き出し部334における画像の格納処理の処理手順を示すフローチャートである。
最初に、スライドパネル310の表示領域に表示されている画像について左ドラッグ操作がされているか否かが判断される(ステップS931)。スライドパネル310の表示領域に表示されている画像について左ドラッグ操作がされている場合には(ステップS931)、左ドラッグ操作がされているマウスの移動に応じて、左ドラッグ操作がされている画像に対応するサムネイル画像をカーソルとともに移動させる(ステップS934)。一方、スライドパネル310の表示領域に表示されている画像について左ドラッグ操作がされていない場合には(ステップS931)、スライドパネル310の表示領域に表示されている各画像の表示部分に何れかのカーソルが存在するか否かが判断される(ステップS932)。スライドパネル310の表示領域に表示されている各画像の表示部分に何れかのカーソルが存在する場合には(ステップS932)、そのカーソルに対応するマウスにより左ドラッグ操作が開始されたか否かが判断される(ステップS933)。マウスにより左ドラッグ操作が開始された場合には(ステップS933)、そのマウスの移動に応じて、カーソルが存在する画像に対応するサムネイル画像をカーソルとともに移動させる(ステップS934)。
続いて、その左ドラッグ操作により移動しているサムネイル画像について、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334の何れかの表示領域へのドロップ操作がされたか否かが判断される(ステップS935)。第1引き出し部331乃至第4引き出し部334の何れかの表示領域へのドロップ操作がされた場合には(ステップS935)、そのドロップ操作がされた画像およびこれに対応するサムネイル画像の左下部分にスタンプが描画される(ステップS936)。続いて、そのドロップ操作がされた画像に対応するサムネイル画像を、そのドロップ操作がされた引き出し部の表示領域に描画部250が描画して(ステップS937)、描画部250によって描画された画像が表示部270に表示される(ステップS938)。
続いて、そのドロップ操作がされた画像に対応する管理情報の記録を変更する(ステップS939)。例えば、そのドロップ操作によって、第1引き出し部331に画像が格納された場合には、その画像に対応する管理情報の引き出し領域情報として「1」が記録される。
また、スライドパネル310の表示領域に表示されている各画像の表示部分の何れにもカーソルが存在しない場合には(ステップS932)、棚パネル320の表示領域に表示されているサムネイル画像について左ドラッグ操作がされているか否かが判断される(ステップS940)。棚パネル320の表示領域に表示されているサムネイル画像について左ドラッグ操作がされている場合には(ステップS940)、左ドラッグ操作がされているマウスの移動に応じて、左ドラッグ操作がされているサムネイル画像に対応するサムネイル画像をカーソルとともに移動させる(ステップS944)。一方、棚パネル320の表示領域に表示されているサムネイル画像について左ドラッグ操作がされていない場合には(ステップS940)、棚パネル320の表示領域に表示されているサムネイル画像の表示部分に何れかのカーソルが存在するか否かが判断される(ステップS941)。棚パネル320の表示領域に表示されているサムネイル画像の表示部分に何れかのカーソルが存在する場合には(ステップS941)、そのカーソルに対応するマウスにより左クリック操作がされたか否かが判断される(ステップS942)。そのマウスにより左クリック操作がされた場合には(ステップS942)、その左クリック操作がされたサムネイル画像およびこれに対応する画像の左下部分にスタンプを描画部250が描画する(ステップS936)。そして、左ドラッグ操作がされた画像に対応するサムネイル画像を、左クリック操作がされたカーソルに対応する引き出し部の表示領域に描画部250が描画する(ステップS937)。
一方、そのマウスにより左クリック操作がされない場合には(ステップS942)、そのマウスにより左ドラッグ操作が開始されたか否かが判断される(ステップS943)。そのマウスにより左ドラッグ操作が開始された場合には(ステップS943)、そのマウスの移動に応じて、カーソルが存在する画像に対応するサムネイル画像をカーソルとともに移動させる(ステップS944)。続いて、その左ドラッグ操作により移動しているサムネイル画像について、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334の何れかの表示領域へのドロップ操作がされたか否かが判断される(ステップS945)。第1引き出し部331乃至第4引き出し部334の何れかの表示領域へのドロップ操作がされた場合には(ステップS945)、そのドロップ操作がされた画像およびこれに対応するサムネイル画像の左下部分にスタンプが描画される(ステップS936)。
次に、引き出しパネル330に設けられている第1引き出し部331乃至第4引き出し部334から画像を移動する場合における動作について図面を参照して詳細に説明する。
図38は、情報処理装置100による第1引き出し部331乃至第4引き出し部334における画像の移動処理の処理手順を示すフローチャートである。
最初に、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334の何れかにサムネイル画像が存在するか否かが判断される(ステップS951)。第1引き出し部331乃至第4引き出し部334の何れかにサムネイル画像が存在する場合には(ステップS951)、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334に存在するサムネイル画像について左ドラッグ操作がされているか否かが判断される(ステップS952)。第1引き出し部331乃至第4引き出し部334に存在するサムネイル画像について左ドラッグ操作がされている場合には(ステップS952)、左ドラッグ操作がされているマウスの移動に応じて、左ドラッグ操作がされている画像に対応するサムネイル画像をカーソルとともに移動させる(ステップS955)。一方、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334に存在するサムネイル画像について左ドラッグ操作がされていない場合には(ステップS952)、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334に存在するサムネイル画像の表示部分に何れかのカーソルが存在するか否かが判断される(ステップS953)。第1引き出し部331乃至第4引き出し部334の何れにもサムネイル画像が存在しない場合(ステップS951)、または、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334に存在するサムネイル画像の表示部分の何れにもカーソルが存在しない場合には(ステップS953)、移動処理の処理手順の動作を終了する。
第1引き出し部331乃至第4引き出し部334に存在するサムネイル画像の表示部分の何れかにカーソルが存在する場合には(ステップS953)、そのカーソルに対応するマウスにより左ドラッグ操作が開始されたか否かが判断される(ステップS954)。そのマウスにより左ドラッグ操作が開始された場合には(ステップS954)、そのマウスの移動に応じて、カーソルが存在する画像に対応するサムネイル画像をカーソルとともに移動させる(ステップS955)。
続いて、その左ドラッグ操作により移動しているサムネイル画像について、他の引き出し部の何れかの表示領域へのドロップ操作がされたか否かが判断される(ステップS956)。その左ドラッグ操作により移動しているサムネイル画像について、他の引き出し部の何れかの表示領域へのドロップ操作がされた場合には(ステップS956)、そのドロップ操作がされた画像およびこれに対応するサムネイル画像の左下部分のスタンプが移動先の色に変更されるとともに、そのドロップ操作がされた画像に対応するサムネイル画像を、そのドロップ操作がされた引き出し部の表示領域に描画部250が描画して(ステップS957)、描画部250によって描画された画像が表示部270に表示される(ステップS958)。
続いて、そのドロップ操作がされた画像に対応する管理情報の記録を変更する(ステップS959)。例えば、そのドロップ操作によって、第1引き出し部331から第3引き出し部333に画像が移動された場合には、その画像に対応する管理情報の引き出し領域情報が「1」から「3」に変更されて記録される。
また、その左ドラッグ操作により移動しているサムネイル画像について、他の引き出し部の何れの表示領域にもドロップ操作がされない場合には(ステップS956)、スライドパネル310の表示領域へのドロップ操作がされたか否かが判断される(ステップS962)。その左ドラッグ操作により移動しているサムネイル画像について、スライドパネル310の表示領域へのドロップ操作がされた場合には(ステップS962)、そのカーソルとともに移動されているサムネイル画像に対応する画像をスライドパネル310の表示領域に描画部250が描画して(ステップS963)、描画部250によって描画された画像が表示部270に表示される(ステップS964)。
また、その左ドラッグ操作により移動しているサムネイル画像について、スライドパネル310の表示領域へのドロップ操作がされない場合には(ステップS962)、棚パネル320の表示領域へのドロップ操作がされたか否かが判断される(ステップS965)。その左ドラッグ操作により移動しているサムネイル画像について、棚パネル320の表示領域へのドロップ操作がされた場合には(ステップS965)、そのドロップ操作がされた画像およびこれに対応するサムネイル画像の左下部分のスタンプが消去されるとともに、そのドロップ操作がされた画像に対応するサムネイル画像を、そのドロップ操作がされた引き出し部の表示領域から描画部250が消去して描画し、描画部250によって描画された画像が表示部270に表示される(ステップS966)。
続いて、そのドロップ操作がされた画像に対応する管理情報の記録を変更する(ステップS967)。例えば、そのドロップ操作によって、第1引き出し部331から棚パネル320に画像が移動された場合には、その画像に対応する管理情報の引き出し領域情報として記録されている「1」を削除する。なお、その左ドラッグ操作により移動しているサムネイル画像について、棚パネル320の表示領域へのドロップ操作がされない場合には(ステップS965)、移動処理の処理手順の動作を終了する。
また、第1引き出し部331乃至第4引き出し部334に存在するサムネイル画像の表示部分の何れかにカーソルが存在する場合において(ステップS953)、そのカーソルに対応するマウスにより左ドラッグ操作が開始されない場合には(ステップS954)、そのカーソルの下のサムネイル画像の全体が表示されているか否かが判断される(ステップS960)。そのカーソルの下のサムネイル画像の全体が表示されていない場合には(ステップS960)、そのカーソルの下のサムネイル画像の右側のサムネイル画像を左右方向の右側に移動させる(ステップS961)。一方、そのカーソルの下のサムネイル画像の全体が表示されている場合には(ステップS960)、移動処理の処理手順の動作を終了する。
このように、表示されている写真画像を分類する場合において、引き出し部の領域に複数の写真画像が格納されている場合には、格納されている写真画像の少なくとも一部を表示させるようにするため、スクロールすることなく、格納されている全ての画像を参加者が認識することができる。なお、引き出し部の領域に応じて、写真の重なり密度を可変させる。また、格納されている写真画像上にカーソルを重ねることによって、カーソル下の画像の全てを表示して閲覧することができる。さらに、複数のカーソルが異なる写真画像に重ねられたような場合においても、それぞれの写真画像に対して同様に処理することによって、複数の操作に対応することができる。
次に、スライドパネル310の表示領域に表示される画像と、棚パネル320の表示領域に表示されるサムネイル画像とを同期する場合における動作について図面を参照して詳細に説明する。
図39は、情報処理装置100によるスライドパネル310と棚パネル320との画像の同期処理の処理手順を示すフローチャートである。
最初に、スライドパネル310の表示領域に表示されている画像について左ドラッグ操作がされているか否かが判断される(ステップS971)。スライドパネル310の表示領域に表示されている画像について左ドラッグ操作がされている場合には(ステップS971)、左ドラッグ操作がされているマウスの移動に応じて、左ドラッグ操作がされている画像に対応するサムネイル画像をカーソルとともに移動させる(ステップS974)。一方、スライドパネル310の表示領域に表示されている画像について左ドラッグ操作がされていない場合には(ステップS971)、スライドパネル310の表示領域に表示されている各画像の表示部分に何れかのカーソルが存在するか否かが判断される(ステップS972)。スライドパネル310の表示領域に表示されている各画像の表示部分に何れかのカーソルが存在する場合には(ステップS972)、そのカーソルに対応するマウスにより左ドラッグ操作が開始されたか否かが判断される(ステップS973)。そのマウスにより左ドラッグ操作が開始された場合には(ステップS973)、そのマウスの移動に応じて、カーソルが存在する画像に対応するサムネイル画像をカーソルとともに移動させる(ステップS974)。
続いて、その左ドラッグ操作により移動しているサムネイル画像について、棚パネル320の表示領域へのドロップ操作がされたか否かが判断される(ステップS975)。棚パネル320の表示領域へのドロップ操作がされた場合には(ステップS975)、そのドロップ操作がされたサムネイル画像を含むサムネイル画像の一列を棚パネル320の表示領域に描画部250が描画して(ステップS976)、描画部250によって描画された画像が表示部270に表示される(ステップS977)。
なお、その左ドラッグ操作により移動しているサムネイル画像について、棚パネル320の表示領域へのドロップ操作がされない場合には(ステップS975)、同期処理の処理手順の動作を終了する。
また、スライドパネル310の表示領域に表示されている各画像の表示部分に何れかのカーソルが存在しない場合(ステップS972)、または、マウスにより左ドラッグ操作が開始されない場合には(ステップS973)、棚パネル320の表示領域に表示されている画像について左ドラッグ操作がされているか否かが判断される(ステップS978)。棚パネル320の表示領域に表示されている画像について左ドラッグ操作がされている場合には(ステップS978)、左ドラッグ操作がされているマウスの移動に応じて、左ドラッグ操作がされている画像に対応するサムネイル画像をカーソルとともに移動させる(ステップS981)。一方、棚パネル320の表示領域に表示されている画像について左ドラッグ操作がされていない場合には(ステップS978)、棚パネル320の表示領域に表示されている各画像の表示部分に何れかのカーソルが存在するか否かが判断される(ステップS979)。
棚パネル320の表示領域に表示されている各画像の表示部分に何れかのカーソルが存在する場合には(ステップS979)、そのカーソルに対応するマウスにより左ドラッグ操作が開始されたか否かが判断される(ステップS980)。マウスにより左ドラッグ操作が開始された場合には(ステップS980)、そのマウスの移動に応じて、カーソルが存在する画像に対応するサムネイル画像をカーソルとともに移動させる(ステップS981)。
続いて、その左ドラッグ操作により移動しているサムネイル画像について、スライドパネル310の表示領域へのドロップ操作がされたか否かが判断される(ステップS982)。スライドパネル310の表示領域へのドロップ操作がされた場合には(ステップS982)、そのドロップ操作がされたサムネイル画像に対応する画像をスライドパネル310の表示領域に描画部250が描画して(ステップS983)、描画部250によって描画された画像が表示部270に表示される(ステップS977)。
なお、その左ドラッグ操作により移動しているサムネイル画像について、スライドパネル310の表示領域へのドロップ操作がされない場合には(ステップS982)、同期処理の処理手順の動作を終了する。
また、棚パネル320の表示領域に表示されている各画像の表示部分に何れかのカーソルが存在しない場合(ステップS979)、または、マウスにより左ドラッグ操作が開始されない場合には(ステップS980)、同期処理の処理手順の動作を終了する。
これらにより、メイン領域とサムネイル領域とを独立して閲覧可能とすることができる。このため、特に複数人で情報処理装置100を用いて操作や閲覧をする場合には、メイン領域に表示されているコンテンツが他者によって次のコンテンツに変更されてしまった後でも、その進行の邪魔をせずに、サムネイル閲覧をすることができるとともに、サムネイル領域からの引き出し部への分類等を容易に行うことができる。
また、メイン領域とサムネイル領域との独立した動きをサポートするとともに、表示されているコンテンツを左ドラッグ操作することによって、メイン領域とサムネイル領域とのコンテンツ位置を容易にそろえることが可能であり、その場に応じたフレキシブルな操作を容易に行うことができる。
次に、スライドパネル310の表示領域に表示される画像を複数のマウスによって移動する場合における動作について図面を参照して詳細に説明する。
図40は、情報処理装置100によるスライドパネル310の画像の移動処理の処理手順を示すフローチャートである。ここでは、各カーソルに重み付けをして、カーソルの重み付けの合計値に応じて画像を移動する場合について説明する。
最初に、スライドパネル310の表示領域に表示されている各画像の表示部分に何れかのカーソルが存在するか否かが判断される(ステップS991)。スライドパネル310の表示領域に表示されている各画像の表示部分に何れかのカーソルが存在する場合には(ステップS991)、そのカーソルに対応するマウスにより上下方向に左ドラッグ操作がされたか否かが判断される(ステップS992)。
続いて、何れかのマウスにより上下方向に左ドラッグ操作がされた場合には(ステップS992)、左ドラッグ操作されているカーソルの重み付け係数の合計を、上下方向の上側および下側のそれぞれについて求める(ステップS993)。続いて、求めた合計値が大きい方向に画像が移動される(ステップS996)。なお、左ドラッグ操作されているカーソルが1つの場合には、そのカーソルの移動に応じて画像が移動される。
また、スライドパネル310の表示領域に表示されている各画像の表示部分の何れにもカーソルが存在しない場合(ステップS991)、または、スライドパネル310の表示領域に表示されている各画像の表示部分に存在するカーソルに対応するマウスにより上下方向に左ドラッグ操作がされない場合には(ステップS992)、スライドパネル310の画像の移動処理が終了する。
例えば、父カーソル301の重み付け係数を「3.1」とし、息子カーソル302の重み付け係数を「1.1」とし、母カーソル303の重み付け係数を「2.1」とし、娘カーソル304の重み付け係数を「1.1」とする。この場合において、父カーソル301により上下方向の下側に左ドラッグ操作されている際に、息子カーソル302および娘カーソル304により上下方向の上側に左ドラッグ操作がされた場合には、上下方向の下側に左ドラッグ操作されているカーソルの重み付け係数の合計が「3.1」であるのに対して、上下方向の上側に左ドラッグ操作されているカーソルの重み付け係数の合計が「2.2」である。このため、上下方向の下側に画像が移動される。また、父カーソル301により上下方向の下側に左ドラッグ操作されている際に、母カーソル303および娘カーソル304により上下方向の上側に左ドラッグ操作がされた場合には、上下方向の下側に左ドラッグ操作されているカーソルの重み付け係数の合計が「3.1」であるのに対して、上下方向の上側に左ドラッグ操作されているカーソルの重み付け係数の合計が「3.2」である。このため、上下方向の上側に画像が移動される。また、例えば、複数人が同時に操作することができるスライドショーに4人の参加者がいた場合において、プレゼンターの力を「3」とし、他参加者の力を「1.1」とする。この場合において、プレゼンター1人の力「3」と、他の参加者2人を合わせた力「2.2」とを比較した場合には、プレゼンター1人の力の方が強い。しかし、プレゼンター1人の力「3」と、他の参加者3人を合わせた力「3.3」とを比較した場合には、他の参加者3人の力がプレゼンターの力を上回ることができる。
このように、表示されている画像を複数人で操作する場合において、表示画面に複数のデザイン化されたカーソルを表示させて、それぞれのカーソルに重み付けを行うことによって、各カーソルの役割をより明確にすることができ、バランスの取れた複数同時操作を行うことができる。これにより、プレゼンターに流れの作りやすい操作性を維持しつつ、他の参加者にも参加する意味を与えることができ、バランスを保った関係を築くことが可能である。
次に、スライドパネル310の表示領域に表示される画像に線を描画する場合における動作について図面を参照して詳細に説明する。
図41は、情報処理装置100によるスライドパネル310の画像上に線を描画する描画処理の処理手順を示すフローチャートである。
最初に、スライドパネル310の表示領域に表示されている各画像の表示部分に何れかのカーソルが存在するか否かが判断される(ステップS1001)。スライドパネル310の表示領域に表示されている各画像の表示部分に何れかのカーソルが存在する場合には(ステップS1001)、そのカーソルに対応するマウスの中ボタンが押下されたか否かが判断される(ステップS1002)。マウスの中ボタンが押下された場合には(ステップS1002)、さらに、マウスの中ボタンが押下された状態でマウスによりカーソルが移動されたか否かが判断される(ステップS1003)。
マウスの中ボタンが押下された状態でマウスによりカーソルが移動された場合には(ステップS1003)、移動するカーソルの軌跡に沿って線が描画され(ステップS1004)、描画された線がスライドパネル310の画像上に表示される(ステップS1005)。続いて、マウスの中ボタンの押下が終了されたか否かが判断される(ステップS1006)。マウスの中ボタンの押下が終了されていない場合には(ステップS1006)、ステップS1003に進み、マウスの中ボタンの押下が終了された場合には(ステップS1006)、ステップS1007に進む。
続いて、スライドパネル310の画像上に線が描画されているか否かが判断される(ステップS1007)。スライドパネル310の画像上に線が描画されている場合には(ステップS1007)、その線が描画された操作の終了時から所定の時間が経過したか否かが判断される(ステップS1008)。その線が描画された操作の終了時から所定の時間が経過している場合には(ステップS1008)、その線が消去され(ステップS1009)、線描画処理の処理手順の動作を終了する。
次に、スライドパネル310の表示領域に表示される画像の一部を拡大して表示する場合における動作について図面を参照して詳細に説明する。
図42は、情報処理装置100によるスライドパネル310の画像の一部の拡大表示処理の処理手順を示すフローチャートである。
最初に、スライドパネル310の表示領域に表示されている各画像の表示部分に何れかのカーソルが存在するか否かが判断される(ステップS1011)。スライドパネル310の表示領域に表示されている各画像の表示部分に何れかのカーソルが存在する場合には(ステップS1011)、そのカーソルに対応するマウスの右ボタンが押下されたか否かが判断される(ステップS1012)。マウスの右ボタンが押下された場合には(ステップS1012)、そのカーソルを中心とする矩形状の周辺画像が拡大して描画され(ステップS1013)、描画された画像が表示される(ステップS1014)。
続いて、マウスの右ボタンが押下された状態でカーソルが移動操作されたか否かが判断される(ステップS1015)。マウスの右ボタンが押下された状態でカーソルが移動操作された場合には(ステップS1015)、カーソルの移動に合わせて、そのカーソルを中心とする矩形状の周辺画像が拡大して描画され(ステップS1016)、描画された画像が順次表示される(ステップS1017)。続いて、右ボタンの押下が終了されたか否かが判断される(ステップS1018)。右ボタンの押下が終了されていない場合には(ステップS1018)、ステップS1015に進み、右ボタンの押下が終了された場合には(ステップS1018)、そのカーソルの周辺画像が消去され(ステップS1019)、拡大表示処理の処理手順の動作を終了する。
また、マウスの右ボタンが押下された状態でカーソルが移動操作されない場合には(ステップS1015)、そのカーソルに他のカーソルが重ねられているか否かが判断される(ステップS1020)。そのカーソルに他のカーソルが重ねられていない場合には(ステップS1020)、ステップS1016に進み、そのカーソルに他のカーソルが重ねられている場合には、重ねられているカーソルの数に応じて、そのカーソル周辺の画像の拡大率を高めて描画され(ステップS1021)、描画された画像が表示される(ステップS1022)。なお、ステップS1021において、重ねられているカーソルの数に応じて、そのカーソル周辺の画像の大きさを拡大するようにしてもよい。
なお、スライドパネル310に表示されている画像の一部を拡大表示する場合に、プレゼンター(例えば、お父さん)の拡大率を高く設定し、他の参加者の拡大率を低く設定するようにしてもよい。この場合には、プレゼンター中心のバランスを保つことができる。また、他の参加者のカーソルを重ね合わせることによって、拡大率を容易に上げることができる。なお、画面拡大ポイントを同時に複数ポイント認めず、一つに絞ることによって、参加者の注目を分散させないようにすることができる。
次に、棚パネル320に表示されるサムネイル画像の数を変更する場合における動作について図面を参照して詳細に説明する。
図43は、情報処理装置100によるサムネイル画像表示数の変更処理の処理手順を示すフローチャートである。
最初に、右側取っ手部326、上側取っ手部327、下側取っ手部328の何れかをドラッグ操作しているカーソルが存在するか否かが判断される(ステップS1031)。例えば、図15では、右側取っ手部326が、父カーソル301によりx方向の右側にドラッグ操作されている場合を示す。
右側取っ手部326、上側取っ手部327、下側取っ手部328の何れかをドラッグ操作しているカーソルが存在する場合には(ステップS1031)、そのカーソルにより右側取っ手部326がx方向に左ドラッグ操作されているか否かが判断される(ステップS1032)。例えば、図15では、右側取っ手部326上に存在する父カーソル301により表示画面390におけるx方向(右側)に左ドラッグ操作がされている場合を示す。
例えば、カーソルにより右側取っ手部326がx方向に左ドラッグ操作されている場合には(ステップS1032)、その左ドラッグ操作に応じて右側取っ手部326が移動させられる(ステップS1033)。すなわち、棚パネル320のサムネイル画像表示領域の幅が変更される。なお、複数のカーソルにより右側取っ手部326がx方向に左ドラッグ操作されている場合においても(ステップS1032)、これらのカーソルが右側取っ手部326の上に重ねられた状態で左ドラッグ操作がされるという条件を満たす場合には、その条件を満たす各カーソルの操作が反映される(ステップS1033)。
続いて、棚パネル320のサムネイル画像表示領域の幅が所定の閾値(high)以上になったか否かが判断される(ステップS1034)。例えば、表示画面390において表示領域の幅400が閾値(high)402以上になったか否かが判断される。
棚パネル320のサムネイル画像表示領域の幅が所定の閾値(high)以上になった場合には(ステップS1034)、一列のサムネイル画像をサムネイル画像表示領域に追加する旨の設定がされる(ステップS1035)。例えば、図15に示すように、棚パネル320に10個(5行×2列)のサムネイル画像が表示されている表示画面390において、表示領域の幅400が閾値(high)402以上になった場合には(ステップS1034)、棚パネル320のサムネイル画像表示領域に15個(5行×3列)のサムネイル画像が表示されるように設定される(ステップS1035)。なお、このように、一列のサムネイル画像をサムネイル画像表示領域に追加する旨の設定がされた場合には(ステップS1035)、縮小画像記憶部240に記憶されているサムネイル画像のうちで、棚パネル320のサムネイル画像表示領域に表示されているサムネイル画像の次に配置されている一列単位のサムネイル画像が読み出されて表示される。例えば、図4(a)に示すように、棚パネル320にサムネイル画像1乃至10が表示されている場合においては、サムネイル画像6乃至10の次に配置されているサムネイル画像11乃至15が読み出されて表示される。続いて、棚パネル320のサムネイル画像表示領域に15個(5行×3列)のサムネイル画像を表示するアニメーションを実行するためのアニメーションフラグがONされ(ステップS1038)、サムネイル画像表示数の変更処理の動作を終了する。
一方、棚パネル320のサムネイル画像表示領域の幅が所定の閾値(high)以上になっていない場合には(ステップS1034)、棚パネル320のサムネイル画像表示領域の幅が所定の閾値(low)以下になったか否かが判断される(ステップS1036)。
棚パネル320のサムネイル画像表示領域の幅が所定の閾値(low)以下になった場合には(ステップS1036)、右端の一列のサムネイル画像をサムネイル画像表示領域から削除する旨の設定がされる(ステップS1037)。例えば、図15に示す棚パネル320に15個(5行×2列)のサムネイル画像が表示されていた場合において、表示領域の幅400が閾値(low)401以下になった場合には(ステップS1036)、棚パネル320のサムネイル画像表示領域に10個(5行×2列)のサムネイル画像が表示されるように設定される(ステップS1037)。続いて、棚パネル320のサムネイル画像表示領域に10個(5行×2列)のサムネイル画像を表示するアニメーションを実行するためのアニメーションフラグがONされ(ステップS1038)、サムネイル画像表示数の変更処理の動作を終了する。
また、右側取っ手部326、上側取っ手部327、下側取っ手部328の何れかをドラッグ操作しているカーソルが存在しない場合には(ステップS1031)、アニメーションフラグがONされているか否かが判断される(ステップS1039)。アニメーションフラグがONされていなければ(ステップS1039)、サムネイル画像表示数の変更処理の動作を終了する。
アニメーションフラグがONされている場合には(ステップS1039)、ステップS1035またはステップS1037で設定された数のサムネイル画像が棚パネル320のサムネイル画像表示領域に表示されるための位置である目標位置まで右側取っ手部326をアニメーションにより移動させる処理が実行される(ステップS1040)。続いて、右側取っ手部326がアニメーションにより目標位置まで到達したか否かが判断される(ステップS1041)。すなわち、棚パネル320のサムネイル画像表示領域がステップS1035またはステップS1037で設定された数のサムネイル画像が表示されるための適切な領域となっているか否かが判断される。右側取っ手部326が目標位置まで到達していなければ(ステップS1041)、アニメーションフラグがONの状態で、サムネイル画像表示数の変更処理の動作を終了する。一方、右側取っ手部326が目標位置まで到達していれば(ステップS1041)、アニメーションフラグがOFFされ(ステップS1042)、サムネイル画像表示数の変更処理の動作を終了する。
なお、サムネイル画像表示数の変更処理の動作を終了した場合において、右側取っ手部326、上側取っ手部327、下側取っ手部328の何れかをドラッグ操作しているカーソルが存在しない場合でも(ステップS1031)、アニメーションフラグがONされている場合には、ステップS1040およびステップS1041における処理手順が実行されるため、棚パネル320のサムネイル画像表示領域がアニメーションにより適切な領域となる。
なお、カーソルにより右側取っ手部326がx方向に左ドラッグ操作された場合において(ステップS1032)、棚パネル320のサムネイル画像表示領域の幅が、所定の閾値(high)以上にならず(ステップS1034)、しかも、所定の閾値(low)以下にならない(ステップS1036)状態で、ユーザが左ドラッグ操作を止めたような場合には、図35に示すステップS907で、左ドラッグ操作がされる前の位置に右側取っ手部326をアニメーションにより戻すことができる。また、右側取っ手部326、上側取っ手部327、下側取っ手部328の何れかをドラッグ操作しているカーソルが存在する場合において(ステップS1031)、そのカーソルにより右側取っ手部326がx方向に左ドラッグ操作されていなければ(ステップS1032)、そのカーソルにより上側取っ手部327または下側取っ手部328がy方向に左ドラッグ操作されている状態である。この場合には、アニメーション処理を実行せずに、サムネイル画像表示数の変更処理の動作を終了する。このように、右側取っ手部326、上側取っ手部327、下側取っ手部328の何れかがドラッグ操作されている場合には、操作者によるドラッグ操作に応じた処理を優先するため、アニメーション処理が実行されない。
次に、棚パネル320に表示されているサムネイル画像を切り換える場合における動作について図面を参照して詳細に説明する。
図44は、情報処理装置100によるサムネイル画像の表示切換処理の処理手順を示すフローチャートである。
最初に、右側取っ手部326、上側取っ手部327、下側取っ手部328の何れかをドラッグ操作しているカーソルが存在するか否かが判断される(ステップS1051)。例えば、図16では、下側取っ手部328が、父カーソル301によりy方向の上側にドラッグ操作されている場合を示す。
右側取っ手部326、上側取っ手部327、下側取っ手部328の何れかをドラッグ操作しているカーソルが存在する場合には(ステップS1051)、そのカーソルにより上側取っ手部327または下側取っ手部328がy方向に左ドラッグ操作されているか否かが判断される(ステップS1052)。
例えば、カーソルによりより上側取っ手部327または下側取っ手部328がy方向に左ドラッグ操作されている場合には(ステップS1052)、その左ドラッグ操作に応じて、上側取っ手部327または下側取っ手部328とともに、棚パネル320のサムネイル画像表示領域が移動させられる(ステップS1053)。すなわち、棚パネル320に表示されている各サムネイル画像が移動させられる。なお、複数のカーソルにより上側取っ手部327または下側取っ手部328がy方向に左ドラッグ操作されている場合においても(ステップS1052)、これらのカーソルが上側取っ手部327または下側取っ手部328の上に重ねられた状態で左ドラッグ操作がされるという条件を満たす場合には、その条件を満たす各カーソルの操作が反映される(ステップS1053)。
続いて、棚パネル320のサムネイル画像表示領域のy座標が所定の閾値(high)以上になったか否かが判断される(ステップS1054)。例えば、下側取っ手部328を用いて左ドラッグ操作がされ、表示画面391において表示領域のy座標410が閾値(high)411以上になったか否かが判断される。
棚パネル320のサムネイル画像表示領域のy座標が所定の閾値(high)以上になった場合には(ステップS1054)、次のサムネイル画像表示領域を棚パネル320の中央に移動する旨の設定がされる(ステップS1055)。例えば、図4(a)に示すように、棚パネル320に10個(5行×2列)のサムネイル画像1乃至10が表示されている場合において、表示領域のy座標410が閾値(high)411以上になった場合には(ステップS1054)、棚パネル320のサムネイル画像表示領域には、サムネイル画像1乃至10の次に配置されているサムネイル画像11乃至20(図4(b)に示す)が表示されるように設定される(ステップS1055)。続いて、棚パネル320のサムネイル画像表示領域に次に配置されているサムネイル画像を表示するアニメーションを実行するためのアニメーションフラグがONされ(ステップS1058)、サムネイル画像の表示切換処理の動作を終了する。
一方、棚パネル320のサムネイル画像表示領域のy座標が所定の閾値(high)以上になっていない場合には(ステップS1054)、棚パネル320のサムネイル画像表示領域のy座標が所定の閾値(low)以下になったか否かが判断される(ステップS1056)。例えば、上側取っ手部327を用いて左ドラッグ操作がされ、表示画面391において表示領域のy座標410が閾値(low)412以下になったか否かが判断される。
棚パネル320のサムネイル画像表示領域のy座標が所定の閾値(low)以下になった場合には(ステップS1056)、前のサムネイル画像表示領域を棚パネル320の中央に移動する旨の設定がされる(ステップS1057)。例えば、図4(b)に示す10個(5行×2列)のサムネイル画像11乃至20が棚パネル320に表示されている場合において、表示領域のy座標410が閾値(low)412以下になった場合には(ステップS1056)、棚パネル320のサムネイル画像表示領域には、図4(b)に示すサムネイル画像11乃至20の前に配置されているサムネイル画像1乃至10((図4(a)に示す))が表示されるように設定される(ステップS1057)。続いて、棚パネル320のサムネイル画像表示領域に前に配置されているサムネイル画像を表示するアニメーションを実行するためのアニメーションフラグがONされ(ステップS1058)、サムネイル画像の表示切換処理の動作を終了する。
また、右側取っ手部326、上側取っ手部327、下側取っ手部328の何れかをドラッグ操作しているカーソルが存在しない場合には(ステップS1051)、アニメーションフラグがONされているか否かが判断される(ステップS1059)。アニメーションフラグがONされていなければ(ステップS1059)、サムネイル画像の表示切換処理の動作を終了する。
アニメーションフラグがONされている場合には(ステップS1059)、ステップS1055またはステップS1057で設定されたサムネイル画像が棚パネル320のサムネイル画像表示領域の中央に表示されるための位置である目標位置まで、当該サムネイル画像をアニメーションにより移動させる処理が実行される(ステップS1060)。続いて、当該サムネイル画像が目標位置まで到達したか否かが判断される(ステップS1061)。すなわち、棚パネル320のサムネイル画像表示領域にステップS1055またはステップS1057で設定されたサムネイル画像が適切に表示されているか否かが判断される。当該サムネイル画像が目標位置までアニメーションにより到達していなければ(ステップS1061)、アニメーションフラグがONの状態で、サムネイル画像の表示切換処理の動作を終了する。一方、当該サムネイル画像が目標位置まで到達していれば(ステップS1061)、アニメーションフラグがOFFされ(ステップS1062)、サムネイル画像の表示切換処理の動作を終了する。
なお、サムネイル画像の表示切換処理の動作を終了した場合において、右側取っ手部326、上側取っ手部327、下側取っ手部328の何れかをドラッグ操作しているカーソルが存在しない場合でも(ステップS1051)、アニメーションフラグがONされている場合には、、ステップS1060およびステップS1061における処理手順が実行されるため、棚パネル320のサムネイル画像表示領域には適切なサムネイル画像が表示される。
なお、カーソルにより上側取っ手部327または下側取っ手部328がy方向に左ドラッグ操作がされた場合において(ステップS1052)、棚パネル320のサムネイル画像表示領域のy座標が、所定の閾値(high)以上にならず(ステップS1054)、しかも、所定の閾値(low)以下にならない(ステップS1056)状態で、ユーザが左ドラッグ操作を止めたような場合には、図35に示すステップS907で、左ドラッグ操作がされる前の位置に上側取っ手部327および下側取っ手部328を戻すことができる。また、右側取っ手部326、上側取っ手部327、下側取っ手部328の何れかをドラッグ操作しているカーソルが存在する場合において(ステップS1051)、そのカーソルにより上側取っ手部327または下側取っ手部328がy方向に左ドラッグ操作されていなければ(ステップS1052)、そのカーソルにより右側取っ手部326がx方向に左ドラッグ操作されている状態である。この場合には、アニメーション処理を実行せずに、サムネイル画像の表示切換処理の動作を終了する。このように、右側取っ手部326、上側取っ手部327、下側取っ手部328の何れかがドラッグ操作されている場合には、操作者によるドラッグ操作に応じた処理を優先するため、アニメーション処理が実行されない。このように、サムネイル画像の表示切換処理と、サムネイル画像表示数の変更処理とは独立したものではなく、互いに影響をするものである。また、例えば、父カーソル301がx方向の右側に右側取っ手部326を左ドラッグ操作している途中で、母カーソル303と娘カーソル304とが右側取っ手部326の左ドラッグ操作に加わることができる。また、例えば、父カーソル301がx方向の右側に右側取っ手部326を左ドラッグ操作してサムネイル画像の表示数の変更操作をしている場合において、母カーソル303が上側取っ手部327または下側取っ手部328をドラッグ操作してサムネイル画像の表示切換操作をすることができる。このように、サムネイル画像の表示数の変更操作と、サムネイル画像の表示切換操作とを同時に複数のカーソルを用いて行うことができる。これにより、多数の人が協力して表示操作を行うことができる。
このように、サムネイル領域を左右方向に拡大または縮小させることによって、サムネイル画像の表示枚数を容易に変更することができる。この場合において、アニメーションによりサムネイル領域の拡大または縮小をすることによって、拡大または縮小の変化を見易くすることができる。また、縦一列をワンセットとして、サムネイル領域の拡大に応じて、サムネイル画像を一列ずつ追加するように表示させることができる。一方、サムネイル領域の縮小に応じて、サムネイル画像を一列ずつ削除するように表示させることができる。このように、サムネイル領域を左右方向に拡大または縮小させる場合には、サムネイル画像の表示位置を動かす必要がないため、サムネイル画像の表示位置を調整しなくてもよく、拡大または縮小の変化とサムネイル画像とを見易くすることができる。
さらに、上下方向に縦一列単位でサムネイル画像の表示切替をすることによって、シームレスなアニメーションでサムネイル画像の表示を繋ぐことができる。これにより、スクロールによる細かい変化とは異なる操作をすることができ、多数の人にとって見易くなるように表示切替をすることができる。特に、情報処理装置100を複数人で同時に操作する場合には、変化に対応しやすいインタラクションを実現することができる。
以上で示したように、本発明の実施の形態によれば、例えば、共同スペースにおけるリビングにおいて、リビングと言う不特定多数の人が集まる場所に適した複数でのインタラクションのソフトウエアを提供することができる。
また、コンテンツを表示するメイン領域と、コンテンツのサムネイル画像を表示するサムネイル領域と、コンテンツを格納する引き出し領域との3つの表示領域をそれぞれ可変とすることによって、その場の要求やプレゼンテーションスタイルに応じて、表示領域を適切なレイアウトに自由に変更することができる。
また、情報処理装置100に表示されるコンテンツにマーキングをすることによって、リアルタイムに所定のコンテンツ格納領域にマーキングされたコンテンツを移動させることができるため、アイコン的な表現とともに分類操作を容易に行うことができる。
また、表示画面に表示されている画像を操作する場合に、「引っ張る」行為を基本として構成されているため、ボタン操作のように、画面が瞬時に切り替わることがなく、引っ張っている時間と言う準備段階が生まれ、他の参加者が何をしようとしているのかを容易に知ることができる。これにより、全体で何が起こっているのかを判断することが視覚的に容易となり、特に複数人での同時使用においても、有用なユーザインターフェースを提供することができる。さらに、「引っ張る」行為を基本とすることによって、特にテレビジョンのように離れて見ることを前提とする細かな作業に向かない装置に対しても、引っ張るためののりしろを大きくとれることにより操作性を向上させることができる。これにより、全体のダイナミックな動きによる画面遷移等のように親和性が高いユーザインターフェースを提供することができる。
また、複数人で同時にコンテンツをブラウジングする場合において、各操作者がブラウジングとともに各コンテンツに評価やタグ付けをすることによって、注目度の高かったもののみを次回のブラウジング時に閲覧する操作を容易にすることが可能となる。なお、コンテンツが動画の場合には、時間軸所に評価ポイントを打ち、注目度の高かった場面のみをダイジェスト再生等することができる。
また、複数人で同時にコンテンツをブラウジングする場合において、風景、人、動物、等のカテゴリー毎に参加者の担当を決め、参加者それぞれが担当の分類操作を行うことができるため、共同視聴と同時に共同分類作業を容易に行うことが可能である。これにより、一人でタグ付け等をする場合に比べて、作業を早めることができ、コミュニケーションとともにエンタテインメント性を伴った苦にならない分類作業を行うことができる。
また、複数人で同時にコンテンツをブラウジングする場合において、例えば、参加者全員で行った旅行の写真を閲覧するような場合には、参加者のそれぞれが自分の分類スペースにドラック操作をすることによって、閲覧と同時に分類作業も即座に行うことが可能である。この場合に、管理情報の引き出し領域情報として記録された情報に基づいて、各人の写真のプリントや遠隔地への画像データの送信等の操作を容易に行うことができる。また、格納領域として、プリント用のダイレクトプリントスペースや遠隔地にいる相手の送信用のスペース等を用意することによって、閲覧および分類作業と同時にプリントや遠隔地共有等も可能である。このように、引き出し部の領域を各種の分類スペースとして設定することによって、閲覧と同時に分類、共有、タグ付け、プリント等の整理を容易に行うことができる。
また、参加者の全員が操作に参加することによって、各操作者のダイレクトな反応をお互いに与えるとともに受けることができる。これにより、プレゼンターと参加者という垣根を取り払うことができ、お互いの参加意識を高めることができる。さらに、ダイレクトなコンテンツアクセスを視聴者の全てが可能になることによって、操作するユーザ側のコミュニケーションを促進させることができる。
また、マーキング操作を複数人で操作することができるため、各個人の好みの他に、参加者各自の客観的なランキング等を容易に知ることができるため、整理後の有用なソート軸として機能することができる。
このように、本発明の実施の形態によれば、複数の画像が表示される場合にこれらの各画像を多数の人にとって見易くなるように表示させることができる。また、複数の画像が表示される場合にこれらの各画像の操作を容易に行うことができる。
なお、本発明の実施の形態では、情報処理装置100について説明したが、ポインティングデバイス等の操作部材によって所定の操作が可能なテレビジョン等の画像表示装置に本発明の実施の形態を適用することができる。また、所定のネットワークを介して接続されている複数の情報処理装置の表示部において同一の画面を表示することが可能な情報処理システムであって、各表示部における画像を各情報処理装置から操作することが可能な情報処理システムに本発明の実施の形態を適用することができる。また、本発明の実施の形態では、情報処理装置100を用いて写真等の画像を観賞する場合等について説明したが、画像の代わりに、文書データ等のドキュメントのページを表示等する場合に、本発明の実施の形態を適用することができる。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、以下に示すように特許請求の範囲における発明特定事項とそれぞれ対応関係を有するが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
すなわち、請求項1乃至請求項13、請求項15、請求項16において、情報処理装置は、例えば情報処理装置100に対応する。また、請求項14において、画像表示装置は、例えば情報処理装置100に対応する。
また、請求項1、請求項13、請求項14において、操作受付手段は、例えば操作受付部210に対応する。また、画像記憶手段は、例えば画像記憶部220に対応する。また、管理情報記憶手段は、例えば管理情報記憶部280に対応する。
また、請求項1、請求項2、請求項6、請求項8、請求項11、請求項13、請求項14において、描画手段は、例えば描画部250に対応する。
また、請求項1乃至9、請求項11、請求項12、請求項13、請求項14において、制御手段は、例えば制御部260に対応する。
また、請求項2、請求項10、請求項13において、縮小画像記憶手段は、例えば縮小画像記憶部240に対応する。
また、請求項10において、縮小画像生成手段は、例えば縮小画像生成部230に対応する。
また、請求項14において、表示手段は、例えば表示部270に対応する。
また、請求項15または請求項16において、操作受付手順は、例えばステップS905に対応する。また、描画手順は、例えばステップS903に対応する。また、制御手順は、例えばステップS918またはステップS929に対応する。
なお、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。