JP2008188625A - 部材接合構造 - Google Patents

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浩史 福田
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Abstract

【課題】形材の局所的な補強に適した部材接合構造を提供する。
【解決手段】T字状断面の補助部材2のウエブ5を、主部材1の第1の個所3aと第2の個所3bに穿設した各長孔4a,4bに差し込み、補助部材2のフランジ6を主部材1の第1の個所3aに当接させる。接合ツール12を回転させながら補助部材2のフランジ6に押し付け、この部位と主部材1の第1の個所3aを摩擦熱と塑性流動により軟化させた後、接合ツール12を主部材1から引き離して主部材1及び補助部材2の材料に由来する同化層7を硬化させる。接合ツール12を回転させながら補助部材2のウエブ5に先端部分に押し付け、この部位と主部材1の第2の個所3bを摩擦熱と塑性流動により軟化させた後、接合ツール12を主部材1から引き離して主部材1及び補助部材2の材料に由来する同化層8を硬化させる。
【選択図】図1

Description

本発明は部材接合構造に関するものである。
接合すべき部材を溶融させずに相互に接続する方法として摩擦撹拌接合がある(例えば、特許文献1参照)。
この技法では、被接合部材を重ね合わせた被接合物を、裏当て部材である支持ツールに載せたうえ、被接合物に接合ツールを回転させながら押し付け、摩擦熱と塑性流動により軟化した材料を撹拌して同化させる。
次いで、接合ツールを被接合物から離して材料が同化した部位を硬化させ、被接合部材を相互に接合する。
接合ツールは、円柱状のショルダ部と、当該ショルダ部に同軸に連なり且つツール先端へ向けて突出する短円筒状でショルダ部よりも外径が小さいピン部とを備えている。
また、アルミニウム合金を素材とした中空押し出し形材を二つ並べたうえ、この形材を摩擦撹拌接合によって一体化して構造体を製作する手法も既に提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−136365号公報 特開2002−137071号公報
二つの面板の間をリブによって接続した断面を呈する形材は、面板とリブの共同によりこれら単体を上回る剛性を発揮するが、時として形材の剛性を局所的に高めることが要求される。
この場合、二つの面板の間にリブを追加するという手立てが考えられるが、リブは形材の全長にわたって存在するため、結果的に形材の重量が増えてしまうし、コストアップにもなる。
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、形材の局所的な補強に適した部材接合構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、第1の個所と第2の個所のそれぞれに正対する長孔が穿設してある主部材と、先端部分が主部材の第2の個所の長孔に入り且つ基端部分が主部材の第1の個所の長孔に入ったウエブを有し且つ当該ウエブの基端部分に連なるフランジを主部材の第1の個所に当接させた補助部材とを備え、この補助部材のフランジを、摩擦熱と塑性流動により前記主部材の第1の個所に同化させ、補助部材のウエブの先端部分を、摩擦熱と塑性流動により前記主部材の第2の個所に同化させた構成を採る。
請求項2に記載の発明では、補助部材のウエブの基端部分を、摩擦熱と塑性流動により前記主部材の第1の個所に同化させた構成を採る。
本発明の部材接合構造によれば、下記のような優れた効果を奏し得る。
(1)請求項1に記載の発明では、摩擦熱と塑性流動により、補助部材のフランジを主部材の第1の個所に同化させ、補助部材のウエブの先端部分を主部材の第2の個所に同化させるので、主部材の剛性を効率よく局所的に高めることができる。
(2)請求項2に記載の発明では、摩擦熱と塑性流動により、補助部材のフランジ及びウエブの基端部分を主部材の第1の個所に同化させ、補助部材のウエブの先端部分を主部材の第2の個所に同化させるので、主部材の剛性を効率よく局所的に高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1及び図2は本発明の部材接合構造の第1の例であり、矩形断面の主部材1と、T字状断面の補助部材2とを備えている。
主部材1の第1の個所3aには、主部材1の長手方向へと延び且つ部材厚み方向に貫通する長孔4aが穿設してあり、当該第1の個所3aに向き合う第2の個所3bには、主部材1の長手方向へと延び且つ部材厚み方向に貫通する長孔4bが、前記長孔4aに正対するように穿設してある。
また、第1の個所3aと第2の個所3bの間にある主部材1の第3の個所3c及び第4の個所3dには、特に加工を施していない。
図1(a)に示すように、補助部材2は、先端部分が主部材1の第2の個所3bの長孔4bに入り且つ基端部分が主部材1の第1の個所3aの長孔4aに入った平板状のウエブ5を有し、このウエブ5の基端部分に連なるフランジ6が、主部材1の第1の個所3aに当接している。
これら主部材1及び補助部材2は、アルミニウム合金を素材としている。
図1(c)などに示すように、補助部材2のフランジ6に由来する材料は、摩擦熱と塑性流動によって、主部材1の第1の個所3aに由来する材料と同化層7を形作り、また、図1(d)に示すように、補助部材2のウエブ5に由来する材料は、摩擦熱と塑性流動によって、主部材1の第2の個所3bに由来する材料と同化層8を形作っている。
補助部材2を上述したような形状とする際には、裏当て部材11と接合ツール12を用いる。
裏当て部材11と接合ツール12は、アルミニウム合金よりも硬く且つ軟化温度が高い鋼を素材としている。
接合ツール12は、短円柱状のピン部13を円柱状のショルダ部14の先端面に同軸に連ねた形をしており、裏当て部材11は、主部材1を受ける役割をする。
接合ツール12を回転させながら、そのピン部13を補助部材2のフランジ6に押し付けると、摩擦熱と塑性流動により軟化したこの部位にピン部13が徐々にめり込む。
引き続いて、ピン部13が主部材1の第1の個所3aに徐々にめり込み、図1(b)に示すように、接合ツール12のピン部13の周囲に、補助部材2のフランジ6と主部材1の第1の個所3aに由来する材料の同化層7が軟化した状態で生じる。
この後、接合ツール12を主部材1及び補助部材2から引き離して、塑性流動部位である同化層7を硬化させる。
補助部材2のフランジ6、並びに主部材1の第1の個所3aに対して複数の同化層7を形作り、主部材1を裏当て部材11から取り外したうえ、主部材1及び補助部材2を逆向きにし、前記主部材1を裏当て部材(図示せず)により受け、接合ツール12を補助部材2のウエブ5の先端部分に相対させる。
接合ツール12を回転させながら、そのピン部13を補助部材2のウエブ5に押し付けると、摩擦熱と塑性流動により軟化したこの部位にピン部13が徐々にめり込んで、図1(c)に示すように、接合ツール12のピン部13の周囲に、補助部材2のウエブ5と主部材1の第2の個所3bに由来する材料の同化層8が軟化した状態で生じる。
更に、回転している接合ツール12を補助部材2の長手方向へ移動させると、同化層8が新たに生じるとともに、塑性流動部位である同化層8が逐次硬化する。
この後、補助部材2の全長にわたって同化層8が形作られたならば、図1(d)に示すように、接合ツール12を主部材1及び補助部材2から引き離す。
つまり、主部材1の第1の個所3aに補助部材2のフランジ6が一体化し、主部材1の第2の個所3bに補助部材2のウエブ5の先端部分が一体化して、主部材1の剛性が局所的に高まることになる。
上述した事例では、補助部材2のフランジ6を主部材1の第1の個所3aと一体化させた後に、補助部材2のウエブ5の先端部分を主部材1の第2の個所3bと一体化させているが、これと逆に、補助部材2のウエブ5の先端部分を主部材1の第2の個所3bと一体化させた後に、補助部材2のフランジ6を主部材1の第1の個所3aと一体化させるという手順を採っても何ら差し支えない。
図3は本発明の部材接合構造の第2の例であり、図中、図1及び図2と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
図3(a)に示すように、補助部材2は、先端部分が主部材1の第2の個所3bの長孔4bに入り且つ基端部分が主部材1の第1の個所3aの長孔4aに入った平板状のウエブ5を有し、このウエブ5の基端部分に連なるフランジ6が、主部材1の第1の個所3aに当接している。
図3(c)などに示すように、補助部材2のフランジ6及びウエブ5に由来する材料は、摩擦熱と塑性流動によって、主部材1の第1の個所3aに由来する材料と同化層9を形作り、また、図3(d)に示すように、補助部材2のウエブ5に由来する材料は、摩擦熱と塑性流動によって、主部材1の第2の個所3bに由来する材料と同化層8を形作っている。
補助部材2を上述したような形状とする際には、裏当て部材11と接合ツール12を用いる。
裏当て部材11で主部材1を受け、接合ツール12を回転させながら、そのピン部13を補助部材2のフランジ6の幅方向中央に押し付けると、摩擦熱と塑性流動により軟化したこの部位にピン部13が徐々にめり込む。
引き続いて、ピン部13が補助部材2のウエブ5に徐々にめり込み、図3(b)に示すように、接合ツール12のピン部13の周囲に、補助部材2のフランジ6及びウエブ5と主部材1の第1の個所3aに由来する材料の同化層9が軟化した状態で生じる。
更に、回転している接合ツール12を補助部材2の長手方向へ移動させると、同化層9が新たに生じるとともに、塑性流動部位である同化層9が逐次硬化する。
この後、補助部材2の全長にわたって同化層9が形作られたならば、接合ツール12を主部材1及び補助部材2から引き離し、主部材1を裏当て部材11から取り外したうえ、主部材1及び補助部材2を逆向きにし、前記主部材1を裏当て部材(図示せず)により受け、接合ツール12を補助部材2のウエブ5の先端部分に相対させる。
接合ツール12を回転させながら、そのピン部13を補助部材2のウエブ5に押し付けると、摩擦熱と塑性流動により軟化したこの部位にピン部13が徐々にめり込んで、図3(c)に示すように、接合ツール12のピン部13の周囲に、補助部材2のウエブ5と主部材1の第2の個所3bに由来する材料の同化層8が軟化した状態で生じる。
更に、回転している接合ツール12を補助部材2の長手方向へ移動させると、同化層8が新たに生じるとともに、塑性流動部位である同化層8が逐次硬化する。
この後、補助部材2の全長にわたって同化層8が形作られたならば、図3(d)に示すように、接合ツール12を主部材1及び補助部材2から引き離す。
つまり、主部材1の第1の個所3aに補助部材2のフランジ6及びウエブ5の基端部分が一体化し、主部材1の第2の個所3bに補助部材2のウエブ5の先端部分が一体化して、主部材1の剛性が局所的に高まることになる。
上述した事例では、補助部材2のフランジ6及びウエブ5の基端部分を主部材1の第1の個所3aと一体化させた後に、補助部材2のウエブ5の先端部分を主部材1の第2の個所3bと一体化させているが、これと逆に、補助部材2のウエブ5の先端部分を主部材1の第2の個所3bと一体化させた後に、補助部材2のフランジ6及びウエブ5の基端部分を主部材1の第1の個所3aと一体化させるという手順を採っても何ら差し支えない。
なお、本発明の部材接合構造は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論である。
本発明の部材接合構造は、様々な部品の接合組付工程に適用できる。
本発明の部材接合構造の第1の例の施工手順を示す概念図である。 図1の関連する主部材に補助部材を組み付ける前の状態を示す斜視図である。 本発明の部材接合構造の第2の例の施工手順を示す概念図である。
符号の説明
1 主部材
2 補助部材
3a 第1の個所
3b 第2の個所
4a 長孔
4b 長孔
5 ウエブ
6 フランジ

Claims (2)

  1. 第1の個所と第2の個所のそれぞれに正対する長孔が穿設してある主部材と、先端部分が主部材の第2の個所の長孔に入り且つ基端部分が主部材の第1の個所の長孔に入ったウエブを有し且つ当該ウエブの基端部分に連なるフランジを主部材の第1の個所に当接させた補助部材とを備え、この補助部材のフランジを、摩擦熱と塑性流動により前記主部材の第1の個所に同化させ、補助部材のウエブの先端部分を、摩擦熱と塑性流動により前記主部材の第2の個所に同化させたことを特徴とする部材接合構造。
  2. 補助部材のウエブの基端部分を、摩擦熱と塑性流動により前記主部材の第1の個所に同化させた請求項1に記載の部材接合構造。
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