JP2008187340A - 無線通信システム、基地局、および同期方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 GPS信号等、基準となる基準クロックが不能になった場合においても、継続して、安定かつ精度よく同期クロックを維持することを目的とする。
【解決手段】 本発明による基地局110は、自局の同期クロックを生成するクロック発生器212と、基準クロックと同期クロックとを比較して、クロック発生器212の同期クロックを基準クロックに同期するように補正するクロック補正部214と、他の基地局の同期クロックを受信する同期クロック受信部216と、基準クロックと他の基地局の同期クロックとを比較し、その位相差を導出する位相差導出部220と、位相差を記憶する位相差記憶部222と、他の基地局の同期クロックを位相差だけ位相補正する位相補正部224と、基準クロックと位相差が補正された他の基地局の同期クロックとを切り替える切替スイッチ226と、を備えることを特徴としている。
【選択図】 図3
【解決手段】 本発明による基地局110は、自局の同期クロックを生成するクロック発生器212と、基準クロックと同期クロックとを比較して、クロック発生器212の同期クロックを基準クロックに同期するように補正するクロック補正部214と、他の基地局の同期クロックを受信する同期クロック受信部216と、基準クロックと他の基地局の同期クロックとを比較し、その位相差を導出する位相差導出部220と、位相差を記憶する位相差記憶部222と、他の基地局の同期クロックを位相差だけ位相補正する位相補正部224と、基準クロックと位相差が補正された他の基地局の同期クロックとを切り替える切替スイッチ226と、を備えることを特徴としている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、複数の基地局同士を同期させる無線通信システム、基地局、および同期方法に関する。
PHS(Personal Handy phone System)端末等の無線端末装置と、その無線通信対象である基地局とは、フレームを時分割した複数のタイムスロットをそれぞれチャネルに割り当てて通信を行う時分割多元接続方式(TDMA:Time Division Multiple Access)が採用されている。このほか、周波数分割多元接続方式(FDMA:Frequency Division Multiple Access)、符号分割多元接続方式(CDMA:Code Division Multiple Access)、直交周波数分割多元接続方式(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)等も採用することができる。このような分割多元接続方式が用いられる無線通信システムにおいて、多重される通信チャネルの分離やハンドオーバ(接続基地局の切替)を行う場合、基地局間で同期がとれている必要があり、それぞれの基地局内で、他の基地局と同期するための同期クロックを維持する。
しかし、基地局内で独自に同期クロックを生成すると、温度等、クロック発生器の設置されている状況に応じてクロックの位相がずれてしまうおそれがある。そこで、かかる同期クロックを、絶対時刻に基づく基準クロックを用いて補正(較正)する技術が開示されている。
図11は、従来の基地局10における基準クロックを用いた同期クロックの生成を説明するための概略的な機能ブロック図である。参照される基準クロックは、GPS(Global Positioning System)アンテナ12を介してGPS衛星14から受信するGPS信号の絶対時刻を用いて生成される。具体的に、基準クロック生成部16は、GPSアンテナ12から受信したGPS信号を用いて基準クロックを生成し、クロック補正部18は、クロック発生器20で生成される同期クロックをフィードバック信号として、上記基準クロックと比較し、同期クロックが基準クロックと同期するようにクロック発生器20に補正信号を出力する。クロック発生器20は、この補正信号によって基準クロックと同期した同期クロックを出力できる。かかる基準クロックを用いる構成により、同期クロックを安定かつ精度よく生成することが可能となる。
また、同期基地局と非同期基地局が混在する無線通信システムにおいて、非同期基地局が、GPS衛星もしくは同期基地局から、別体に設けられた装置(受信部)を介して時間関連情報を取得し、同期基地局の動作タイミングを自局の基準タイミングとして取り込む技術も開示されている(例えば、特許文献1)。
特許3739276号公報
しかし、上述した技術では、GPS信号における絶対時刻の取得を大前提としているので、GPSアンテナや基準クロック生成部に不具合が生じ、GPS信号を正しく受信することができない場合に、同期クロックを安定して維持することができなくなってしまう。
このような同期クロックのずれを抑制するため、基地局に、高精度のクロック発生器や、温度特性の良い、もしくは温度補償機能が設けられたクロック発生器を用いることも考えられるが、コストの増大に繋がる上、クロックが一旦ずれてしまうと復旧できない欠点がある。
本発明は、従来の基地局が有する上記の問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、GPS信号等、基準となる基準クロックが不能になった場合においても、継続して、安定かつ精度よく同期クロックを維持することが可能な、新規かつ改良された無線通信システム、基地局、および同期方法を提供することである。
本発明は、GPS信号や、GPS信号に準じた他の参照信号から得られる基準クロックにより同期クロックを補償する無線通信システムにおいて、特定の基地局がシステム障害により上記基準クロックを喪失した場合においても、他の基地局からの同期クロックを用いて、自局の同期クロックを維持する技術である。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、無線端末装置と無線通信を行う複数の基地局を備え、複数の基地局同士が同期可能な無線通信システムであって、複数の基地局は、それぞれ、自局の同期クロックを生成するクロック発生器と、外部から入力される基準クロックと同期クロックとを比較して、クロック発生器の同期クロックを基準クロックに同期するように補正するクロック補正部と、他の基地局の同期クロックを受信する同期クロック受信部と、基準クロックと他の基地局の同期クロックとを比較し、その位相差を導出する位相差導出部と、位相差を記憶する位相差記憶部と、他の基地局の同期クロックを位相差だけ位相補正する位相補正部と、基準クロックと、位相差が補正された他の基地局の同期クロックとを切り替える切替スイッチと、を備えることを特徴とする、無線通信システムが提供される。
通常時、基地局は、自局内のクロック発生器による同期クロックを、GPS衛星やマスタ基地局等の上位基地局に基づく基準クロックで補正(較正)し、補正された同期クロックを用いて無線端末装置との無線通信等、自局の処理を行う。本発明では、かかる同期クロックの同期処理に並行して、他の基地局からの同期クロックを取得し、さらに基準クロックとの位相差を導出し、その他の基地局の同期クロックを基準クロックとして利用できるように準備しておく。そして、何らかの理由により基準クロックが不能になった場合、他の基地局の同期クロックを基準クロックとして用いることができる。
上記課題を解決するために、本発明の他の観点によれば、自局の同期クロックを生成するクロック発生器と、外部から入力される基準クロックと同期クロックとを比較して、クロック発生器の同期クロックを基準クロックに同期するように補正するクロック補正部と、他の基地局の同期クロックを受信する同期クロック受信部と、基準クロックと他の基地局の同期クロックとを比較し、その位相差を導出する位相差導出部と、位相差を記憶する位相差記憶部と、他の基地局の同期クロックを位相差だけ位相補正する位相補正部と、基準クロックと、位相差が補正された他の基地局の同期クロックとを切り替える切替スイッチと、を備えることを特徴とする、基地局が提供される。ここで、同期クロック受信部は、基準クロックをGPS衛星または上位基地局から受信してもよい。
無線通信システムの説明において上述した如く、基地局は、GPS衛星やマスタ基地局等の上位基地局に基づく基準クロックに基づいて自局の同期クロックを補正する。また、並行して、他の基地局の同期クロックを基準クロックに合わせるので、いずれも同期クロックのリファレンスとして利用できる。
切替スイッチは、基準クロックが不能な場合に、位相差が補正された他の基地局の同期クロックに切り替えるとしてもよい。
基地局は、GPS信号等の基準クロックと、その基準クロックの代替えとなるクロック(他の基地局の同期クロック)との2つのクロックを同期クロックのリファレンスにすることができる。しかし、その安定性や信頼性はGPS信号等の基準クロックの方が高い。従って、通常時は、GPS信号等の基準クロックをリファレンスとして利用し、当該基準クロックが不能となったときに他の基地局の同期クロックを用いて自局の同期クロックを維持する。
位相差導出部は、位相差に加えて、その位相差の分散値も導出してもよい。位相差は、基地局間の同期クロックのずれを示し、分散値はそのずれのバラツキを示し、それぞれ基地局間の距離、障害物の有無や変化に起因して生じる。かかる位相差は、その途中の障害物も考慮された実測値なので、基地局間の距離からの計算値より信頼性が高い。他の基地局の同期クロックをこの位相差分だけ補正すると、理論上基準クロックに同期する。分散値は、位相差のバラツキにあたるのでその値が小さいほどクロックが安定していることとなり、基準クロックとして用いるのに相応しいかどうかの判断基準となる。
位相補正部は、他の基地局が複数ある場合、分散値が最も少ない基地局を選択し、選択された基地局の位相差だけ位相補正してもよい。
上述したように分散値はその値が小さいほどクロックが安定していることとなる。従って、複数の基地局から参照する同期クロックを選択できる場合、分散値が最小の基地局を選択する。
自局の同期クロックを他の基地局に送信する同期クロック送信部をさらに備えてもよい。上述した同期クロック受信部は他の基地局の同期クロックを自局で利用するためにあるのに対して、同期クロック送信部は自局の同期クロックを他の基地局に利用させるためにある。従って、他の基地局は自局の同期クロックを基準クロックとして利用することが可能となる。
同期クロック送信部は、同期クロックの基準となる最上位の基地局から自局までのカスケード接続の段数を示す段数情報を送信できるとしてもよい。
本発明では、GPS信号に同期する基地局または特定のマスタ基地局を最上位の基地局とし、同期クロックを順次下位の基地局の基準クロックとするカスケード接続の形式がとられる。しかし、同期クロックを次の基地局の基準クロックとすることで、段数を重ねるごとに、その精度や安定性は低下する。上述した段数情報を送信する構成により、各基地局は、同期クロックがどの程度信頼できるものかを容易に把握することが可能となる。
位相補正部は、他の基地局が複数ある場合、段数情報に応じて基地局を選択し、選択された基地局の位相差だけ位相補正してもよい。
各基地局は、上記段数情報によってその同期クロックの信頼性を把握することができる。従って、複数の基地局から参照する同期クロックを選択できる場合、段数が最小の基地局を選択する。
伝送方式が周波数分割双方向伝送方式である場合に、同期クロック受信部は、受信周波数を、他の基地局が送信する同期クロックの搬送波周波数に合わせて、同期クロックを受信してもよい。
時分割双方向伝送方式(TDD:Time Division Duplex)システムでは、データ送受信の周波数帯が等しいが、周波数分割双方向伝送方式(FDD:Frequency Division Duplex)システムでは、周波数帯が相異する。従って、同期クロック受信部は、無線端末装置との基地局無線部と独立して、他の基地局の同期クロックの搬送波周波数に合わせることで、他の基地局の同期クロックを受信する。
同期クロック受信部は、無線端末装置として擬似的に機能する疑似端末部によって遂行されてもよい。基地局には、無線端末装置として疑似的に動作させ自局の正当性を試験するための疑似端末機能を有する疑似端末部が備わる場合がある。かかる既存の疑似端末部を同期クロック受信部として用いることで、余計なコストをかけることなく本発明を適用することができる。
上記課題を解決するために、本発明の他の観点によれば、無線端末装置と無線通信を行う複数の基地局同士が同期する同期方法であって、複数の基地局が、それぞれ、基準クロックが機能するかどうかを判断し、基準クロックが機能しているとき、他の基地局の同期クロックを受信し、基準クロックと他の基地局の同期クロックとを比較し、位相差を導出、記憶し、基準クロックが機能していないとき、他の基地局の同期クロックを記憶された位相差だけ位相補正し、位相差が補正された他の基地局の同期クロックを基準クロックとし、基準クロックと同期クロックとを比較して、同期クロックを基準クロックに同期するように補正し、自局の同期クロックを生成することを特徴とする、同期方法が提供される。
上述した基地局における技術的思想に対応する構成要素やその説明は、当該同期方法にも適用可能である。
以上説明したように本発明によれば、GPS信号等、基準となる基準クロックが不能になった場合においても、継続して、安定かつ精度よく同期クロックを維持することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
携帯電話やPHS端末等の無線端末装置と基地局は、時分割多元接続方式(TDMA:Time Division Multiple Access)、周波数分割多元接続方式(FDMA:Frequency Division Multiple Access)、符号分割多元接続方式(CDMA:Code Division Multiple Access)、直交周波数分割多元接続方式(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)等により通信を行っている。これらの基地局は、制御信号や無線端末装置との通信信号の送受信のタイミングを合わせるために他の基地局との間で時間的な同期をとる必要がある。このような同期クロックの基準となる基準クロックは、GPSアンテナを介してGPS衛星から受信されるGPS信号の絶対時刻を用いて生成することができる。
本実施形態では、GPS信号や、GPS信号に準じた他の参照信号から得られる基準クロックにより同期クロックを補償する無線通信システムにおいて、特定の基地局がシステム障害により上記基準クロックを喪失した場合においても、他の基地局からの同期クロックを用いて、自局の同期クロックを安定かつ精度よく維持することが可能である。以下、本実施形態を遂行する無線通信システム100の概略を説明し、その後で各構成要素に関して詳述する。
図1は、無線通信システム100の概略的な構成を示したブロック図である。かかる無線通信システム100は、基地局110と、インターネットや専用回線等の通信網120と、中継サーバ130と、無線端末装置140と、GPS衛星150とを含んで構成される。
上記無線通信システム100では、無線端末装置140Aを利用して他の無線端末装置140Bに電話しようと試みた場合、ユーザは、自己の無線端末装置140Aを操作して、無線通信可能領域にある基地局110Aと無線通信を確立し、通信網120、中継サーバ130、および、他の無線端末装置140Bの無線通信可能領域にある基地局110Bを介して、通信相手の有する他の無線端末装置140Bと音声通話を遂行する。
また、無線通信システム100では、同期クロックのカスケード接続が行われる。例えば、GPS衛星150からのGPS信号を用いる基地局110Cをマスタ基地局とし、そのマスタ基地局110Cの同期クロックを順次下位の基地局110A、110Dの基準クロックとする。
このとき、マスタ基地局110Cは、GPS信号を受信し、そのGPS信号における絶対時刻を用いて基準クロックを生成する。また、マスタ基地局110Cでは、その基準クロックに基づいて自局内の同期クロックを生成する。そして、その下位にある基地局110A、110Dでは、マスタ基地局110Cの同期クロックを自局の基準クロックとし、その基準クロックに基づいて自局の同期クロックを生成する。
(基地局110)
図2は、基地局110のハードウェア構成を示した機能ブロック図である。基地局110は、基地局制御部160と、基地局メモリ162と、GPSユニット164と、基地局無線部166とを含んで構成される。
図2は、基地局110のハードウェア構成を示した機能ブロック図である。基地局110は、基地局制御部160と、基地局メモリ162と、GPSユニット164と、基地局無線部166とを含んで構成される。
上記基地局制御部160は、中央処理装置を含む半導体集積回路により基地局110全体を管理および制御する。また、基地局制御部160は、基地局メモリ162のプログラムを用いて、他の基地局110との同期を維持し、また、無線端末装置140同士間の通話もしくは通信を支援する。
上記基地局メモリ162は、ROM、RAM、E2PROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、基地局制御部160で処理されるプログラムや、無線端末装置140同士間で送受信されるデータを記憶する。
上記GPSユニット164は、GPSアンテナを介してGPS衛星150からのGPS信号を受信する。かかるGPSユニットでは、基準クロックの生成も行われる。
上記基地局無線部166は、無線端末装置140と携帯電話網に基づく双方向の無線通信を行う。また、無線端末装置140との無線通信回線も利用して他の基地局110との制御信号の送受(変調、復調)および同期クロックの送受を行う。
以上のような基地局110のハードウェア上で遂行される機能および動作を詳述する。
図3は、基地局110の概略的な機能を示した機能ブロック図である。基地局110は、基準クロック生成部210と、クロック発生器212と、クロック補正部214と、同期クロック受信部216と、同期クロック送信部218と、位相差導出部220と、位相差記憶部222と、位相補正部224と、切替スイッチ226として機能する。
上記基準クロック生成部210は、GPSユニット164で遂行され、GPSアンテナから受信したGPS信号内の絶対時刻を用いて基準クロックを生成する。また、当該基地局がGPS衛星からの信号を取得しない基地局であり、マスタ基地局として独立して動作可能な場合、基準クロック生成部210は、温度特性の良い高精度のクロック発生器によって基準クロックを生成する。さらに、当該基地局がGPS衛星からの信号を取得しない基地局であり、マスタ基地局としては機能しない場合、基準クロック生成部210は、上位の基地局の同期クロックを受信し、その同期クロックを自局の基準クロックとして用いる。
上記クロック発生器212は、自局(自己の基地局)の同期クロックを生成する。
上記クロック補正部214は、クロック発生器212が生成する同期クロックをフィードバック信号として、基準クロック生成部210が生成した基準クロックと比較し、クロック発生器212の同期クロックを基準クロックと同期するように補正する。かかる補正は、位相の進み調整および遅れ調整のいずれも含むものとする。
上記同期クロック受信部216は、基地局無線部166内の復調部で実施され、他の基地局が同期クロックを送信する機能を有する場合、その他の基地局における同期クロックを受信する。
上記同期クロック送信部218は、基地局無線部166内の変調部で実施され、自局の同期クロックを他の基地局に送信する。同期クロック受信部216は他の基地局110の同期クロックを自局で利用するためにあるのに対して、同期クロック送信部218は自局の同期クロックを他の基地局に利用させるためにある。従って、他の基地局は自局の同期クロックを基準クロックとして利用することが可能となる。
また、同期クロック送信部218や同期クロック受信部216による基地局110間の無線通信は、基地局識別情報と同様に、ブロードキャストによって行われてもよい。
同期クロック送信部218は、同期クロックの基準となる最上位のマスタ基地局から自局までのカスケード接続の段数を示す段数情報を送信できるとしてもよい。図1を参照して説明したように、本実施形態における無線通信システム100は、GPS信号に同期する基地局または特定のマスタ基地局を最上位の基地局とし、同期クロックを順次下位の基地局の基準クロックとするカスケード接続の形式がとられる。しかし、同期クロックを次の基地局の基準クロックとすることで、段数を重ねるごとにその精度や安定性は低下する。段数情報を送信する構成により、各基地局110は、同期クロックがどの程度信頼できるものかを容易に把握することが可能となる。
上記位相差導出部220は、基準クロックと他の基地局の同期クロックとを比較し、位相差および分散値を導出する。
図4は、位相差を説明するためのタイミングチャートである。図4では上側に基準クロックを下側に他の基地局の同期クロックが示されている。通常、他の基地局の同期クロックは、基準クロックより位相が遅れる。これは、基地局110間の距離や、その間に存在する障害物の有無および変化に起因している。この位相の遅れ、もしくは進みが位相差となる。特に、ここでは、個々のパルスの時間差の平均値を位相差としている。かかる位相差は、その途中の障害物も考慮された実測値なので、基地局110間の距離からの計算値より信頼性が高い。他の基地局の同期クロックをこの位相差分だけ補正すると、理論上基準クロックに同期することとなる。また、分散値は、位相差(時間差の平均値)と個々の時間差とのバラツキを示している。なお、上記分散値は統計学上の分散値(個々の時間差と上記位相差との差の二乗平均)であってもよい。
上記位相差記憶部222は、位相差導出部220が導出した位相差および分散値を、複数の基地局110それぞれの識別子に関連付けて記憶する。
図5は、位相差記憶部222が記憶する位相差と分散値のイメージを示したイメージ図である。図5を参照すると、当該基地局110は、基準クロックを取得している基地局以外に4つの基地局A〜Dと無線通信可能であり、その基地局A〜D全てから同期クロックを取得している。他の基地局110それぞれにおいては同期クロックは安定しているものの、図5に示すように、自局に届いたときにはそのタイミングは不安定になる。このような同期クロックをそれぞれ統計的に集計し、基準クロックとして採用すべき基地局110の優先順位を設定する。
かかる優先順位は、分散値が少ない順としてもよい。位相差導出部220により導出される分散値は、位相差のバラツキにあたるのでその値が小さいほどクロックが安定していることになり、基準クロックとして用いるのに相応しいこととなる。従って、複数の基地局110から、参照する同期クロックを選択できる場合、分散値が小さい基地局の優先順位が高くなり、図5においては、分散値が2nsecの基地局Bが優先されることになる。
上記位相補正部224は、他の基地局110の同期クロックを位相差だけ位相補正する。ここで、他の基地局が複数ある場合、図5を参照して説明したように、分散値が最も少ない基地局110を選択し、選択された基地局110の位相差だけ位相補正する。
上記切替スイッチ226は、基準クロック生成部210からの基準クロックが不能となったとき、基準クロックを位相差が補正された他の基地局の同期クロックに切り替える。従って、他の基地局の同期クロックが基準クロックとなる。
基地局110は、GPS信号等から得られる基準クロックと、その基準クロックの代替えとなるクロック(他の基地局の同期クロック)との2つのクロックを同期クロックのリファレンスにすることができる。しかし、その安定性や信頼性はGPS信号等から得られる基準クロックの方が高い。従って、通常時は、GPS信号等の基準クロックをリファレンスとして利用し、当該基準クロックがシステムの障害等で不能となったときに他の基地局110の同期クロックを用いて自局の同期クロックを維持する。
図6は、切替スイッチ226の切替動作を説明するための機能ブロック図である。図6(a)に示すような通常の処理において、切替スイッチ226は、基準クロック生成部210からの基準クロックを選択し、クロック補正部214にはその基準クロックが入力される。それと並行して位相差記憶部222にも基準クロックが入力され、他の基地局の同期クロックとの位相差および分散値が導出される。そして、図6(b)に示すように何らかの理由により基準クロックが不能となった場合、リファレンスとすべき基地局の位相差を位相補正部224に設定し、その基地局110からの同期クロックを自局の基準クロックとして、切替スイッチ226を位相補正部224側に切り替える。こうして、自局の同期クロックを維持することができる。
また、上述した位相差記憶部222では、分散値に応じて優先順位を設定したが、段数情報に基づいて優先順位を設定することもできる。
上述したように、同期クロック送信部218は、同期クロックの基準となる最上位の基地局から自局までのカスケード接続の段数を示す段数情報も送信している。通常、段数を重ねるごとに、その精度や安定性は低下する。従って、段数の少ない方が信頼性や安定性が高いこととなる。位相補正部224は、段数情報が最も少ない他の基地局110を抽出し、その基地局の位相差だけ位相補正する。
図7は、段数情報による優先順位を説明するための説明図である。かかる図7では、GPS信号を用いて基準クロックを生成するマスタ基地局110Aから、複数の基地局がカスケード接続され、それぞれ上位基地局110の同期クロックを基準クロックとして同期タイミングを連鎖させることで、無線通信システム全体を同期させている。ここでは、マスタ基地局110Aの段数を「0」とすると、基地局110Bおよび110Cがマスタ基地局110Aに同期しているので段数は「1」となる。そして基地局110Dおよび110Eは基地局110Cに同期しているので段数は「2」となる。
ここで、基地局110Dに着目すると、基準クロックとして基地局110Cの同期クロックを取得し、同期クロック受信部216が他の基地局110Bおよび110Eから同期クロックを取得している。何らかの不具合で、基地局110Cからの基準クロックが不能になったとき、位相補正部224は、他の基地局110Bおよび110Eのいずれかを基準クロックとして採用する。そこで、基地局110Bと基地局110Eの段数情報を参照すると、基地局110Bは「1」、基地局110Eは「2」となる。従って、基地局110Bの方が段数が少ないので、信頼性、安定性が高いと判断して、基地局110Cは、基地局110Bの同期クロックを利用する。
また、かかる段数情報と上述した分散値とを任意に重み付けして、段数と分散値のどちらも考慮した適切な基地局を選択することも可能である。
また、GPS信号の喪失が、基地局110内の障害ではなく、GPS衛星やGPS衛星との間の空間に起因する障害であった場合、GPS信号を用いる複数の基地局110で同時に基準クロックが利用できなくなる事態が生じる。この場合、マスタとなるマスタ基地局を予め設定して、そのマスタ基地局を最上位基地局にしてカスケード接続を構成することもできる。
図8は、GPS信号が利用できなくなった場合における基地局の接続構成を説明するための説明図である。かかる図8(a)では、GPS衛星150のGPS信号を用いる基地局110Aおよび110Dがあり、その基地局にそれぞれ基地局110Bおよび110C、110Eおよび110Fがカスケード接続されている。そして、図8(b)に示すようにGPS信号が利用できなくなった場合、ここでは、基地局110Aをマスタ基地局とし、基地局110Dおよび110Eの基準クロック生成部210は、基地局110Aから基準クロックを得る。このとき、マスタ基地局となる基地局110Aの同期クロックがずれると他の基地局にも影響するため、かかる基地局110Aのクロック発生器212は高精度のものを利用する。
(疑似端末部)
時分割双方向伝送方式(TDD:Time Division Duplex)システムでは、送受信の周波数帯が等しいが、周波数分割双方向伝送方式(FDD:Frequency Division Duplex)システムでは、送受信の周波数帯が相異する。従って、同期クロック受信部216は、無線端末装置140との無線通信を行わなければならない基地局無線部166と独立して、他の基地局110の同期クロックを受信しなくてはならない。
時分割双方向伝送方式(TDD:Time Division Duplex)システムでは、送受信の周波数帯が等しいが、周波数分割双方向伝送方式(FDD:Frequency Division Duplex)システムでは、送受信の周波数帯が相異する。従って、同期クロック受信部216は、無線端末装置140との無線通信を行わなければならない基地局無線部166と独立して、他の基地局110の同期クロックを受信しなくてはならない。
例えば、符号分割多元接続方式(CDMA:Code Division Multiple Access)の一方式EVDO(EVolution‐Data Only)において、基地局110には、無線端末装置140として疑似的に動作させ自局の正当性を試験するための疑似端末機能を有する疑似端末部(TAT:Test Access Terminal)が備わる場合がある。本実施形態においては、かかる疑似端末部を同期クロック受信部216として機能させる。かかる既存の疑似端末部を同期クロック受信部216として用いることで、余計なコストをかけることなく本実施形態を適用することができる。
図9は、疑似端末部300の概略的な機能を説明するための機能ブロック図である。図9(a)のように、疑似端末部300は、基地局無線部166に接続され、仮想無線端末装置として機能する。従って、疑似端末部300は、基地局無線部166から送信された信号を受けて、基地局無線部166へ返信する。ここでは、無線端末装置140側から基地局無線部166を監視することもできる。かかる疑似端末部300によって、実際に無線端末装置140を用いることなく、擬似的に基地局無線部166の機能試験を行うことが可能となる。本実施形態では、図9(b)に示すように、疑似端末部300の受信機能を利用して、基地局無線部166が無線端末装置140と無線通信を行っている間においても、基地局110の同期クロックを受信することができる。かかる既存の疑似端末部300を同期クロック受信部216として用いることで、コストの低減を図ることができる。
(同期方法)
次に、無線端末装置140と無線通信を行う複数の基地局110同士が同期する同期方法を説明する。
次に、無線端末装置140と無線通信を行う複数の基地局110同士が同期する同期方法を説明する。
図10は、同期方法の全体的な流れを示したフローチャートである。まず、基地局110では、GPS信号が正常に受信されているかどうか(機能しているかどうか)が判断され(S400)、正常に受信されていれば、そのGPS信号を用いて基準クロック生成部210で生成された基準クロックをクロック補正部214に入力する(S402)。そして、他の基地局110の同期クロックを受信し(S404)、基準クロックと他の基地局の同期クロックとを比較して(S406)、その位相差および分散値を導出、優先順位を決定し(S408)、その結果を位相差記憶部222に記録する(S410)。
上記GPS信号の正常判断(S400)において、異常と判断された場合、位相補正部224は上記決定された優先順位を参照して基地局を選択し(S420)、選択した基地局の位相差を設定する(S422)。そして、その基地局の同期クロックを設定した位相差分遅延させて基準クロックとする(S424)。
このようにしてGPS信号の正異常に拘わらず、基準クロックが生成されるので、その基準クロックと自局の同期クロックとを比較し(S430)、同期クロックを基準クロックに同期するように補正する(S432)。こうして補正された同期クロックを自局の処理に適用する。
上述した本実施形態の基地局110または同期方法を用いることで、GPS信号等、基準となる基準クロックが不能になった場合においても、継続して、安定かつ精度よく同期クロックを維持することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本明細書の同期方法における各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むとしても良い。
本発明は、複数の基地局同士を同期させる無線通信システム、基地局、および同期方法に利用可能である。
100 無線通信システム
110 基地局
140 無線端末装置
210 基準クロック生成部
212 クロック発生器
214 クロック補正部
216 同期クロック受信部
218 同期クロック送信部
220 位相差導出部
222 位相差記憶部
224 位相補正部
226 切替スイッチ
300 疑似端末部
110 基地局
140 無線端末装置
210 基準クロック生成部
212 クロック発生器
214 クロック補正部
216 同期クロック受信部
218 同期クロック送信部
220 位相差導出部
222 位相差記憶部
224 位相補正部
226 切替スイッチ
300 疑似端末部
Claims (12)
- 無線端末装置と無線通信を行う複数の基地局を備え、該複数の基地局同士が同期可能な無線通信システムであって、
前記複数の基地局は、それぞれ、
自局の同期クロックを生成するクロック発生器と、
外部から入力される基準クロックと前記同期クロックとを比較して、前記クロック発生器の同期クロックを該基準クロックに同期するように補正するクロック補正部と、
他の基地局の同期クロックを受信する同期クロック受信部と、
前記基準クロックと前記他の基地局の同期クロックとを比較し、その位相差を導出する位相差導出部と、
前記位相差を記憶する位相差記憶部と、
前記他の基地局の同期クロックを前記位相差だけ位相補正する位相補正部と、
前記基準クロックと、前記位相差が補正された他の基地局の同期クロックとを切り替える切替スイッチと、
を備えることを特徴とする、無線通信システム。 - 自局の同期クロックを生成するクロック発生器と、
外部から入力される基準クロックと前記同期クロックとを比較して、前記クロック発生器の同期クロックを該基準クロックに同期するように補正するクロック補正部と、
他の基地局の同期クロックを受信する同期クロック受信部と、
前記基準クロックと前記他の基地局の同期クロックとを比較し、その位相差を導出する位相差導出部と、
前記位相差を記憶する位相差記憶部と、
前記他の基地局の同期クロックを前記位相差だけ位相補正する位相補正部と、
前記基準クロックと、前記位相差が補正された他の基地局の同期クロックとを切り替える切替スイッチと、
を備えることを特徴とする、基地局。 - 前記切替スイッチは、前記基準クロックが不能な場合に、前記位相差が補正された他の基地局の同期クロックに切り替えることを特徴とする、請求項2に記載の基地局。
- 前記位相差導出部は、その位相差の分散値も導出することを特徴とする、請求項2または3に記載の基地局。
- 前記位相補正部は、前記他の基地局が複数ある場合、前記分散値が最も少ない基地局を選択し、該選択された基地局の位相差だけ位相補正することを特徴とする、請求項4に記載の基地局。
- 自局の同期クロックを他の基地局に送信する同期クロック送信部をさらに備えることを特徴とする、請求項2〜5のいずれかに記載の基地局。
- 前記同期クロック送信部は、同期クロックの基準となる最上位の基地局から自局までのカスケード接続の段数を示す段数情報を送信できることを特徴とする、請求項6に記載の基地局。
- 前記位相補正部は、前記他の基地局が複数ある場合、前記段数情報に応じて基地局を選択し、該選択された基地局の位相差だけ位相補正することを特徴とする、請求項7に記載の基地局。
- 伝送方式が周波数分割双方向伝送方式である場合に、前記同期クロック受信部は、受信周波数を、他の基地局が送信する同期クロックの搬送波周波数に合わせて、該同期クロックを受信することを特徴とする、請求項2〜8のいずれかに記載の基地局。
- 前記同期クロック受信部は、無線端末装置として擬似的に機能する疑似端末部によって遂行されることを特徴とする、請求項9に記載の基地局。
- 前記同期クロック受信部は、前記基準クロックをGPS衛星または上位基地局から受信することを特徴とする、請求項2〜10のいずれかに記載の基地局。
- 無線端末装置と無線通信を行う複数の基地局同士が同期する同期方法であって、
前記複数の基地局が、それぞれ、
基準クロックが機能するかどうかを判断し、
前記基準クロックが機能しているとき、他の基地局の同期クロックを受信し、該基準クロックと該他の基地局の同期クロックとを比較し、該位相差を導出、記憶し、該基準クロックが機能していないとき、該他の基地局の同期クロックを記憶された該位相差だけ位相補正し、該位相差が補正された他の基地局の同期クロックを基準クロックとし、
前記基準クロックと前記同期クロックとを比較して、該同期クロックを該基準クロックに同期するように補正し、
自局の同期クロックを生成することを特徴とする、同期方法。
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