JP2005322982A - 周波数同期ネットワーク及び時刻同期ネットワーク、周波数同期方法及び時刻同期方法、ならびに通信局 - Google Patents

周波数同期ネットワーク及び時刻同期ネットワーク、周波数同期方法及び時刻同期方法、ならびに通信局 Download PDF

Info

Publication number
JP2005322982A
JP2005322982A JP2004137538A JP2004137538A JP2005322982A JP 2005322982 A JP2005322982 A JP 2005322982A JP 2004137538 A JP2004137538 A JP 2004137538A JP 2004137538 A JP2004137538 A JP 2004137538A JP 2005322982 A JP2005322982 A JP 2005322982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synchronization
communication
station
communication station
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004137538A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kudome
賢治 久留
Masami Kihara
雅巳 木原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2004137538A priority Critical patent/JP2005322982A/ja
Publication of JP2005322982A publication Critical patent/JP2005322982A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】
本発明では、予めマスタ局とスレーブ局との従属関係を設定することがなく、その時々の受信状態に応じて各通信局が同期先を決定して通信することが可能な周波数同期ネットワーク及び時刻同期ネットワーク、周波数同期方法及び時刻同期方法、ならびに通信局を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明は、無線通信により基準周波数に周波数同期して通信する通信局50〜55を2以上有する周波数同期ネットワーク1であって、通信局は、いずれの通信局からの通信信号に同期して通信するかを決定する順位である同期階層を識別する同期階層識別情報が付加された通信信号を他の通信局から受信し、受信した通信信号に含まれる同期階層識別情報から得られる送信元の同期階層と自局の同期階層との比較に基づいて、周波数同期する他の通信局を選択することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信により同期して通信する通信局を有する周波数同期ネットワーク及び時刻同期ネットワーク、周波数同期方法及び時刻同期方法、ならびにその通信局に関する。
本発明者らは、以下の特許文献1により、無線通信ネットワークにおける周波数同期の手法について出願を行った。
特許文献1に記載の発明では、無線通信ネットワークにおける通信局の中には、基準周波数を発生させるマスタ局と、マスタ局に周波数同期するスレーブ局と、を備えている。このスレーブ局は、受信フレームにおける送信元のアドレスを読み取り、それがマスタ局のアドレスと一致している場合には、受信フレームからクロック周波数を抽出してこれに周波数同期する。
また、同様に、無線通信ネットワークにおける通信局の中には、基準時刻を発生させるマスタ局と、マスタ局に対して時刻同期するスレーブ局と、を備えている。このスレーブ局は、受信フレームにおける送信元のアドレスを読み取り、それがマスタ局のアドレスと一致している場合には、マスタ局との間で相互にタイミングマーカ用のフレームの送受信を行って時刻同期する。
上記の同期手法は、無線通信ネットワークにおいて、予めマスタ局となる通信局とスレーブ局となる通信局とが決められている場合には有効な手法である。
特願2003−1148849号公報
しかし、特許文献1に記載した発明を、特許文献1において想定していない例えば、アドホックネットワークのように、無線で接続できる携帯電話等の端末のみで構成されたアクセスポイントを必要としないネットワークに適用する場合、マスタ局とスレーブ局との従属関係が存在しないためにネットワーク全体の同期関係が不安定となることが予想される。
そこで、本発明では、予めマスタ局とスレーブ局との従属関係を設定することがなく、その時々の受信状態に応じて各通信局が同期先を決定して通信することが可能な周波数同期ネットワーク及び時刻同期ネットワーク、周波数同期方法及び時刻同期方法、ならびに通信局を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、いずれかの通信局からの通信信号に同期して通信するかを決定する順位である同期階層により、ネットワークを構成する通信局を階層化することとした。各通信局は、他の通信局と通信を行う前に、通信フレームに含まれる同期階層識別情報を読み取る。そして、各通信局は、読み取った同期階層と自局の同期階層とを比較して、通信を行う通信局を選択して同期することとした。
すなわち、本発明に係る周波数同期ネットワークは、無線通信により他の通信局から送信される基準周波数に合わせて周波数同期して通信する通信局を2以上有する周波数同期ネットワークであって、前記通信局は、いずれの通信局からの通信信号に同期するかを決定する順位である同期階層を識別する同期階層識別情報が付加された前記通信信号を他の通信局から受信し、受信した前記通信信号に含まれる前記同期階層識別情報から得られる送信元の同期階層と自局の同期階層との比較に基づいて、周波数同期する前記他の通信局を選択することを特徴とする。
上記周波数同期ネットワークにおいて、前記通信局は、自局の前記同期階層より高い同期階層を有する前記他の通信局を選択することが望ましい。
また、上記周波数同期ネットワークにおいて、前記通信局は、前記他の通信局のうち最も高い同期階層を有する通信局を選択することが望ましい。
また、上記周波数同期ネットワークにおいて、前記通信局は、周波数同期すると共に、自局の前記同期階層が同期元の前記他の通信局の同期階層より1つ下の階層となるように前記自局の同期階層を更新し、且つ更新後の自局の同期階層識別情報を通信信号に付加して送信することが望ましい。
また、本発明に係る時刻同期ネットワークは、無線通信により他の通信局から送信される基準時刻に合わせて時刻同期して通信する通信局を2以上有する時刻同期ネットワークであって、前記通信局は、いずれの通信局からの通信信号に同期するかを決定する順位である同期階層を識別する同期階層識別情報が付加された前記通信信号を他の通信局から受信し、受信した前記通信信号に含まれる前記同期階層識別情報から得られる送信元の同期階層と自局の同期階層との比較に基づいて、時刻同期する前記他の通信局を選択することを特徴とする。
上記時刻同期ネットワークにおいて、前記通信局は、自局の前記同期階層より高い同期階層を有する前記他の通信局を選択することが望ましい。
また、上記時刻同期ネットワークにおいて、前記通信局は、前記他の通信局のうち最も高い同期階層を有する通信局を選択することが望ましい。
また、上記時刻同期ネットワークにおいて、前記通信局は、時刻同期すると共に、自局の前記同期階層が同期元の前記他の通信局の同期階層より1つ下の階層となるように前記自局の同期階層を更新し、且つ更新後の自局の同期階層識別情報を通信信号に付加して送信することが望ましい。
また、本発明に係る周波数同期方法は、無線通信により基準周波数を送受信する通信局が、他の通信局から送信される前記基準周波数に合わせて周波数同期する周波数同期方法であって、通信局が、いずれの通信局からの通信信号に同期して通信するかを決定する順位である同期階層を識別する同期階層識別情報を通信信号に付加して送信する通信信号送信ステップと、前記通信信号送信ステップにおいて送信された前記通信信号を他の通信局が受信する通信信号受信ステップと、前記通信信号受信ステップにおいて受信した前記通信信号に含まれる前記同期階層識別情報によって、前記他の通信局が自局の同期階層と前記通信信号の送信元の同期階層とを比較する比較ステップと、前記比較ステップにおける比較に基づいて、前記他の通信局が周波数同期する前記通信局を選択する周波数同期通信局選択ステップと、を有することを特徴とする。
上記周波数同期方法における前記周波数同期通信局選択ステップにおいて、前記他の通信局は、自局の前記同期階層より高い同期階層を有する通信局を選択することが望ましい。
また、上記周波数同期方法における前記周波数同期通信局選択ステップにおいて、前記他の通信局は、前記通信局のうち最も高い同期階層を有する通信局を選択することが望ましい。
また、上記周波数同期方法において、前記周波数同期通信局選択ステップの後に、前記他の通信局が、自局の前記同期階層が同期元の前記通信局の同期階層より1つ下の階層となるように前記自局の同期階層を更新する更新ステップと、前記更新ステップにおいて同期階層を更新した後に、前記他の通信局が、通信信号に自局の同期階層識別情報を付加して送信する情報付加送信ステップと、を更に有することが望ましい。
また、本発明に係る時刻同期方法は、無線通信により基準時刻を送受信する通信局が、他の通信局から送信される前記基準時刻に合わせて時刻同期する時刻同期方法であって、通信局が、いずれの通信局からの通信信号に同期して通信するかを決定する順位である同期階層を識別する同期階層識別情報を通信信号に付加して送信する通信信号送信ステップと、前記通信信号送信ステップにおいて送信された前記通信信号を他の通信局が受信する通信信号受信ステップと、前記通信信号受信ステップにおいて受信した前記通信信号に含まれる前記同期階層識別情報によって、前記他の通信局が自局の同期階層と前記通信信号の送信元の同期階層とを比較する比較ステップと、前記比較ステップにおける比較に基づいて、前記他の通信局が時刻同期する前記通信局を選択する時刻同期通信局選択ステップと、を有することを特徴とする。
上記時刻同期方法における前記時刻同期通信局選択ステップにおいて、前記他の通信局は、自局の前記同期階層より高い同期階層を有する通信局を選択することが望ましい。
また、上記時刻同期方法における前記時刻同期通信局選択ステップにおいて、前記他の通信局は、前記通信局のうち最も高い同期階層を有する通信局を選択することが望ましい。
また、上記時刻同期方法において、前記時刻同期通信局選択ステップの後に、前記他の通信局が、自局の前記同期階層が同期元の前記通信局の同期階層より1つ下の階層となるように前記自局の同期階層を更新する更新ステップと、前記更新ステップにおいて同期階層を更新した後に、前記他の通信局が、通信信号に自局の同期階層識別情報を付加して送信する情報付加送信ステップと、を更に有することが望ましい。
また、本発明に係る通信局は、無線通信により他の通信局から送信される基準周波数に合わせて周波数同期して通信する通信局であって、いずれの通信局からの通信信号に同期して通信するかを決定する順位である同期階層を識別する同期階層識別情報が付加された前記通信信号を受信し、受信した前記通信信号に含まれる前記同期階層識別情報から得られる前記同期階層と自局の同期階層との比較に基づいて、周波数同期する前記通信信号を選択することを特徴とする。
上記通信局において、自局の前記同期階層より高い同期階層を有する通信信号を選択することが望ましい。
また、上記通信局において、前記通信信号のうち最も高い同期階層を有する通信信号を選択することが望ましい。
また、上記通信局において、周波数同期すると共に、自局の前記同期階層が同期元の前記通信信号に含まれる前記同期階層識別情報から得られる同期階層より1つ下の階層となるように前記自局の同期階層を更新し、且つ更新後の自局の同期階層識別情報を通信信号に付加して送信することが望ましい。
また、本発明に係る通信局は、無線通信により他の通信局から送信される基準時刻に合わせて時刻同期する通信局であって、いずれの通信局からの通信信号に同期して通信するかを決定する順位である同期階層を識別する同期階層識別情報が付加された前記通信信号を受信し、受信した前記通信信号に含まれる前記同期階層識別情報から得られる前記同期階層と自局の同期階層との比較に基づいて、時刻同期する前記通信信号を選択することを特徴とする。
上記通信局において、自局の前記同期階層より高い同期階層を有する通信信号を選択することが望ましい。
また、上記通信局において、前記通信信号のうち最も高い同期階層を有する通信信号を選択することが望ましい。
また、上記通信局において、時刻同期すると共に、自局の前記同期階層が同期元の前記通信信号に含まれる前記同期階層識別情報から得られる同期階層より1つ下の階層となるように前記自局の同期階層を更新し、且つ更新後の自局の同期階層識別情報を通信信号に付加して送信することが望ましい。
本発明では、同期階層により、ネットワークを構成する通信局を階層化することとしたため、通信局間で通信を行う際に、いずれの通信局の信号に同期して通信するかを同期階層によって判断することが可能となる。上記判断によって、自局の同期階層より高い同期階層を有する通信局と通信することにより、より精度が良い周波数同期状態又は時刻同期状態を確保することができる。また、周波数同期又は時刻同期すると共に、同期階層が低い側の通信局が、同期階層が高い側の通信局の同期階層より1つ低い同期階層となるように自局の同期階層を更新し、更新後の同期階層識別情報を通信信号に付加することで、次の通信局でいずれの通信局の信号に同期して通信するかの判断が容易になる。その結果、ネットワーク全体として周波数同期状態又は時刻同期状態を保持することが可能となる。
本発明の周波数同期ネットワーク及び時刻同期ネットワーク、周波数同期方法及び時刻同期方法、ならびに通信局では、予めマスタ局とスレーブ局との従属関係を設定することなく、その時々の受信状態に応じて各通信局が同期先を決定して通信することが可能である。
以下、本発明について実施形態を示して説明するが、本発明は、以下の記載に限定して解釈されない。
(第1実施形態)
図1に、本実施形態に係る周波数同期ネットワークの概略図を示す。図1において、矢印は、通信の方向を示す。
図1に示す本実施形態に係る周波数同期ネットワーク1は、無線通信により基準周波数を送受信する2以上の通信局50〜55を有する。また、周波数同期ネットワーク1は、図1の矢印が示すように、任意の通信局50〜55の間で相互に通信することができる。なお、図1では通信局が6である形態を示したが、通信局は、2以上であればいくつでも増設することができる。
通信局50〜55は、無線通信により基準周波数を送信するマスタ局、マスタ局が送信する基準周波数に合わせて周波数同期して通信するスレーブ局、いずれの局にもなりうる。そのため、通信局50〜55は、同期階層識別情報が付加された通信信号を他の通信局から受信し、受信した通信信号に含まれる同期階層識別情報から得られる送信元の同期階層と自局の同期階層との比較に基づいて、周波数同期する他の通信局を選択することで、それぞれ自局がマスタ局となるかスレーブ局となるかを判断する。この判断を行うために、本実施形態では、通信局50〜55はそれぞれ、自局の同期階層識別情報を通信信号に付加して送信する。
この同期階層識別情報は、いずれの通信局からの通信信号に同期して通信するかを決定する順位である同期階層を識別する情報である。ここで、図2に、通信局50〜55が同期階層により階層化されている状態の1例を示す。図2において、左側の各マスに同期階層の階層番号が記載されており、右側に通信局番号が記載されている。なお、図2において、階層番号は、値が小さいほど階層が高いことを示すこととする。
図2に示すように、本実施形態では、通信局55の階層番号はN−3である。そのため、通信局の同期階層が、通信局50〜55の中で最も高く、通信局55が送信する基準周波数が最も精度がよい。そこで、通信局50〜55は、それぞれ自局よりも高い同期階層の通信局と周波数同期して通信するように、周波数同期するマスタ局を選択する。例えば、通信局50が、通信局53と通信する場合を想定する。
まず通信要求が発生した通信局50が、自局の同期階層を識別する同期階層識別情報を通信信号に付加して通信局53に向けて送信する。通信局53は、通信局50から送信された通信信号を受信し、受信した通信信号に含まれる同期階層識別情報から得られる通信局50の同期階層と自局の同期階層とを比較する。そして、比較により、通信局53が通信局50に周波数同期することを選択すると通信局50が通信局53に対するマスタ局となり、通信局53が通信局50に対するスレーブ局となる。このように、通信局50、53間の従属関係を決定することにより、予め通信局50、53の相互のアドレスを認識できなくてもいずれか一方の通信局に周波数同期して通信することが可能となる。この場合、通信局53は、自局の同期階層より高い同期階層を有するか否かを判断し、自局の同期階層より高い場合に周波数同期することが望ましい。自局の同期階層より高い同期階層を有する通信局に同期することにより、より精度が良い周波数同期状態を確保することができる。
また、例えば、通信局50、51、54の複数の通信局に通信局53への通信要求が発生した場合を想定する。この場合、通信局50、51、54はそれぞれ自局の同期階層を示す同期階層識別情報を通信信号に付加して通信局53に向けて送信する。通信局53は、一定時間受信信号をモニタし、通信局50、51、54からの通信信号を受信する。通信局53は、通信信号を受信した順に、受信した通信信号に付加された同期階層識別情報から得られる通信局50、51、54の同期階層と自局の同期階層とを比較する。そして、比較結果から、通信局50、51、54のいずれと周波数同期するかを選択する。この場合、通信局53は、同期階層が最も高い通信局を選択して周波数同期することが望ましい。同期階層が最も高い通信局に周波数同期することで、スレーブ局である通信局53はより精度の高い周波数を得られ、通信精度が向上する。図2に示す例では、通信局50の同期階層がNー1で最も高いために、通信局53は通信局50に周波数同期して通信することとなる。また、通信局53は、周波数同期すると共に、自局の同期階層が同期元(ここでは、通信局50)の同期階層より1つ下の階層となるように自局の同期階層を更新し、更新後の同期階層識別情報を通信信号に付加して送信することが望ましい。自局の同期階層を更新し、更新後の同期階層識別情報を通信信号に付加して送信することで、次の通信局でいずれの通信局の基準周波数に同期して通信するかの判断が容易となる。その結果、ネットワーク全体として周波数同期状態を保持することが可能となる。
ここで、さらに複数の通信局間で通信を行う場合を想定する。図3に、通信局50〜55が同期階層により階層化されている状態の1例を示す。図3において(a)は、図1に示す周波数同期ネットワーク1で通信が行われる前の状態の同期階層を示した図である。また、図3(b)は、図1に示す周波数同期ネットワーク1で通信局50と通信局53との間、通信局51と通信局54との間、通信局55と通信局52との間、で通信が行われた後の同期階層を示した図である。図3(c)は、図1に示す周波数同期ネットワーク1でさらに通信局50と通信局51との間、通信局52と通信局53との間、通信局54と通信局55との間、で通信が行われた後の同期階層を示した図である。
図3(a)により、図1に示す周波数同期ネットワーク1で通信局50と通信局53との間、通信局51と通信局54との間、通信局55と通信局52との間、で通信が行われる場合には、通信局50、51、55がそれぞれマスタ局となり、通信局53、54、52がそれぞれスレーブ局となる。通信局50と通信局53との間で通信が行われた後、同期階層が低い通信局53は、通信局50の同期階層より1つ低い同期階層へと自局の同期階層を更新することが望ましいため、通信局53の同期階層は、図3(b)に示すように、階層番号N+1の階層から階層番号がNの階層へと同期階層が移ることとなる。同様に、通信局51と通信局54との間で通信が行われた後、同期階層が低い通信局54は、通信局51の同期階層より1つ低い同期階層へと自局の同期階層を更新する。その結果、通信局53の同期階層は、図3(b)に示すように、階層番号N+2の階層から階層番号がN+1の階層へと同期階層が移ることとなる。また、通信局52の同期階層は、通信局55の同期階層より1つ下なので、このまま自局の同期階層は更新しない。
次に、通信局50と通信局53との間、通信局51と通信局54との間、通信局55と通信局52との間、で通信が行われた後に、通信局50と通信局51との間、通信局52と通信局53との間、通信局55と通信局54との間でそれぞれ通信が行われると、各通信局の同期階層から、図3(c)に示すように、通信局54の同期階層は、階層番号N+1の階層から階層番号N−2の階層へと更新され、通信局53の同期階層は、階層番号Nの階層から階層番号N−1の階層へと更新されることとなる。
このように、自局の同期階層を更新することで、図3に示すように、低い同期階層を有する通信局の同期階層が高くなっていくことがわかる。前述したように、同期階層が高い方が基準周波数の精度が向上するため、図1に示す周波数同期ネットワーク1では、通信局間で通信を重ねるに従って、ネットワーク全体としての基準周波数の精度を高めることができる。その結果、ネットワーク全体として周波数同期状態を安定させることが可能となる。
ここで、図4に、本実施形態に係る通信局の概略構成図を示す。図4に示す通信局60は、無線通信により通信信号を送受信するアンテナ10と、外部から来た通信信号を受信するか、あるいは通信信号を外部に送信するかを切り換える送受信切替スイッチ11と、受信した通信信号を復調する復調回路12と、復調回路12によって復調された信号からクロックを抽出し周波数同期した信号を発振するPLL(Phase Locked Loop)回路13と、復調回路12によって復調された信号から情報を取得する媒体アクセス制御回路14と、媒体アクセス制御回路14から出力された信号を変調して出力する変調回路15と、を有する。図1に示す周波数同期ネットワーク1を構成するそれぞれの通信局は、この通信局60と同様の構成を有している。
PLL回路13は、通信局60がマスタ局となる場合には、基準周波数を発生させる。この基準周波数は、PLL回路13内に設けた可変周波数発振器(不図示)によって発生させることができる。また、通信局60がスレーブ局となる場合には、受信信号と送信信号との位相差を検出し、検出した位相差に基づいて可変周波数発振器の印加電圧を変化させ周波数同期することができる。
媒体アクセス制御回路14は、送信する通信信号に自局のMAC(Media Access Control)アドレスを付加し、また受信した通信信号の誤り検出を行う回路で、OSI参照モデルのデータリンク層(第2層)に相当する。本実施形態では、媒体アクセス制御回路14は、通信信号に自局の同期階層識別情報を付加する。ここで、図5に、本実施形態に係る通信信号のフレームの概略構成図を示す。
図5に示すフレームは、ヘッダ80と、フレーム本体61と、FCS(フレームチェックシーケンス)62と、からなり、ヘッダ80は、フレーム制御部70と、アドレス部71と、シーケンス制御部72と、同期階層識別情報73と、を有する。図5に示すように本実施形態では、同期階層識別情報73は、ヘッダ80の最後尾に付加した。フレームの構成上、ヘッダ80の最後尾には予備のビット列が設けられているためである。
ここで、図4に示す通信局60がマスタ局となる場合の通信局60の動作について図4、図5、図6(b)を参照して説明する。図6は、周波数同期方法を示したフローの1例を示した図で、図6(b)は、通信局がマスタ局となる場合のマスタ局フローを示した図である。図4に示す通信局60がマスタ局となる場合、まず、図6(b)に示すステップS11において、図4に示す媒体アクセス制御回路14が、図5に示すフレームに自局の同期階層識別情報73を付加して、図4に示す変調回路15に向けて出力する。媒体アクセス制御回路14からの出力信号は、変調回路15によって変調された後、図6(b)に示すステップS12においてアンテナ11から送信される。
次に、図4に示す通信局60がスレーブ局となる場合の通信局60の動作について図4、図5、図6(a)を参照して説明する。図6(a)は、通信局がスレーブ局となる場合のスレーブ局フローを示した図である。図4に示す通信局60がスレーブ局となる場合、まず図6(a)に示すステップS21において、NULL状態(自局がいずれの通信局とも同期していない状態)とするために、自局の同期階層を0とする。次に、ステップS22において、一定時間受信信号をモニタする。このステップS22においては、図4に示すアンテナ11で受信した通信信号を復調回路12によって復調し、媒体アクセス制御回路14に向けて出力する。また、復調回路12と媒体アクセス制御回路14との間において、PLL回路13がクロックを抽出する。媒体アクセス制御回路14は、図5に示す通信信号のフレームのヘッダ80に含まれる同期階層識別情報73を読み取る。
次に、図6(a)に示すステップS23では、同期階層識別情報を読み取った結果、自局の同期階層より高い階層の受信信号はあるか否かを判断する。ステップS23において、自局の同期階層より高い階層の受信信号がないと判断した場合、自局の同期階層と送信元の同期階層とが一致しているか、あるいは自局の同期階層が最も高いため、ステップS21において自局の同期階層を再びリセットする。NULL状態にリセットすることで、同期周波数の選択の幅を広げることができる。また、ステップS23において、自局の同期階層より高い階層の受信信号がないと判断した場合、自局の同期階層が周波数同期ネットワーク内で最も高い場合もあるため、自局がマスタ局となるよう
に逆に通信信号を送信することとしてもよい。通信信号を送信することで、送信した通信信号を受信した通信局がスレーブ局となって、周波数同期させることが可能となる場合もある。
一方、ステップS23において、自局の同期階層より高い階層の受信信号があった場合、ステップS24に進む。また、ステップS23において、自局の同期階層より高い階層の受信信号があった場合、図4に示す通信局60では、PLL回路13に設けた不図示の可変周波数発振器の周波数を、抽出したクロックにロックする。一方、ステップS23において、自局の同期階層より高い階層の受信信号がないと判断した場合、または媒体がアイドル状態である場合は、PLL回路13をホールドオーバーとする。
次に、ステップS24において、自局よりも高い同期階層の受信信号を選択する。ここで、図6(a)に示すように、自局よりも高い同期階層の受信信号のうち最も高い受信信号を選択することが、同期周波数精度を高める点から望ましい。なお、自局の状態がNULL状態である場合は、ステップS22において読み取った同期階層は、いずれの場合でも自局よりも高くなる。
次に、ステップS25においてパラメータKに、選択した他局の同期階層を代入し、ステップS26において、周波数同期が確立したかを判断する。周波数同期が確立した場合、ステップS27において、自局の同期階層が他局の同期階層より1つ下の階層となるように、パラメータKに1を足すことで自局の同期階層を更新する。そして、ステップS28において、自局に送信要求があるか否かを判断し、送信要求がある場合には、図6(b)に示すマスタ局フローに従って通信信号を送信する。同期階層が高い側の通信局の同期階層より1つ低い同期階層となるように自局の同期階層を更新し、更新後の同期階層識別情報を通信信号に付加して送信することで、次の通信局でいずれの通信局の信号に同期して通信するかの判断が容易になる。その結果、ネットワーク全体として周波数同期状態を保持することが可能となる。一方、ステップS26において、周波数同期が確立しない場合、ステップS28において自局に送信要求がない場合には、ステップS22に戻って再び受信信号をモニタする。
以上の、ステップS21、S22、S23、S24、S25、S26、S27、S28を繰り返すことによって、予めマスタ局とスレーブ局との従属関係を設定することなく、その時々の受信状態に応じて各通信局が同期先を決定して通信することが可能となる。その結果、ネットワーク全体として高精度の周波数同期を確保することができる。
(第2実施形態)
本実施形態に係る時刻同期ネットワークは、図1に示した通信局50〜55を有する構成によって全く同様に実現することができる。図1に示す時刻同期ネットワーク1は、第1実施形態で説明した通信局50〜55を有する時刻同期ネットワークである。なお、図1では通信局が6である形態を示したが、通信局は、2以上であればいくつでも増設することができる。
通信局50〜55は、同期階層識別情報が付加された通信信号を他の通信局から受信し、受信した通信信号に含まれる同期階層識別情報から得られる送信元の同期階層と自局の同期階層との比較に基づいて、時刻同期する他の通信局を選択する。ここで、同期階層識別情報は、第1実施形態で説明したものと同様であるため、説明は省略する。
図7に、本実施形態に係る通信局の概略構成図を示す。図7に示す通信局70は、無線通信により通信信号を送受信するアンテナ10と、外部から来た通信信号を受信するか、あるいは通信信号を外部に送信するかを切り換える送受信切替スイッチ11と、受信した通信信号を復調する復調回路12と、復調回路12によって復調された信号から情報を取得する媒体アクセス制御回路14と、媒体アクセス制御回路14から出力された信号を変調して出力する変調回路15と、基準時刻に同期した基準タイミングマーカを発生させる基準時刻発生回路34と、基準時刻発生回路34で発生したタイミングマーカをフレームとして送受信するタイミングマーカ送受信部31と、タイミングマーカ送受信部31が送受信するタイミングマーカの位相遅延を測定する位相比較回路32と、位相比較回路32の測定結果に基づいて、基準時刻発生回路34の位相を制御する基準時刻位相制御回路33と、を有する。図1に示す時刻同期ネットワーク1を構成するそれぞれの通信局は、この通信局70と同様の構成を有している。図7に示す通信局70においては、アンテナ10、送受信切替スイッチ11、復調回路12、変調回路15、媒体アクセス制御回路14は、図4に示す通信局60で適用したものと同様のものを適用することができる。
ここで、図7に示す通信局70がマスタ局となる場合の通信局70の動作について図7、図5、図6を参照して説明する。通信局70の動作は、図6によって説明することができる。図6は、時刻同期方法を示したフローの1例を示した図で、図6(b)は、通信局がマスタ局となる場合のマスタ局フローを示した図である。図7に示す通信局70がマスタ局となる場合、まず、図6(b)に示すステップS11において、図7に示す媒体アクセス制御回路14がフレームに自局の同期階層識別情報73を付加して、図7に示すタイミングマーカ送受信部31に向けて出力する。この際に、基準時刻発生回路34は、基準時刻に同期した基準タイミングマーカを発生させ、発生させた基準タイミングマーカをタイミングマーカ送受信部31に向けて出力している。ここで、上記フレームは、図5において説明したフレームと同様の構成のフレームを適用することができる。タイミングマーカ送受信部31は、基準タイミングマーカ受信後の媒体アイドル時に、媒体アクセス制御回路14からのフレームを受信し、タイミングマーカフレームを付加して変調回路15に向けて出力する。このタイミングマーカは、図5に示すフレームのフレーム本体61に付加されることとなる。次に、変調回路15によって変調された後、図6(b)に示すステップS12においてアンテナ11から送信される。
次に、図7に示す通信局70がスレーブ局となる場合の通信局70の動作について図7、図5、図6(a)を参照して説明する。図6(a)は、通信局がスレーブ局となる場合のスレーブ局フローを示した図である。図7に示す通信局70がスレーブ局となる場合、まず図6(a)に示すステップS21において、NULL状態(自局がいずれの通信局とも同期していない状態)とするために、自局の同期階層を0とする。次に、ステップS22において、一定時間受信信号をモニタする。このステップS22においては、図7に示すアンテナ11で受信した通信信号を復調回路12によって復調し、タイミングマーカ送受信部31に向けて出力する。タイミングマーカ送受信部31では、受信した通信信号に同期した受信タイミングマーカを位相比較回路32に向けて出力する。媒体アクセス制御回路14は、図5に示す通信信号のフレームのヘッダ80に含まれる同期階層識別情報を読み取る。
次に、図6(a)に示すステップS23では、同期階層識別情報を読み取った結果、自局の同期階層より高い階層の受信信号があるか否かを判断する。ステップS23において、自局の同期階層より高い階層の受信信号がないと判断した場合、自局の同期階層と送信元の同期階層とが一致しているか、あるいは自局の同期階層が最も高いため、ステップS21において自局の同期階層を再びリセットする。NULL状態にリセットすることで、同期時刻の選択の幅を広げることができるためである。また、ステップS23において、自局の同期階層より高い階層の受信信号がないと判断した場合、自局の同期階層が時刻同期ネットワーク内で最も高い場合もあるため、自局がマスタ局となるよう
に逆に通信信号を送信することとしてもよい。通信信号を送信することで、送信した通信信号を受信した通信局がスレーブ局となって、時刻同期させることが可能となる場合もある。
一方、ステップS23において、自局の同期階層より高い階層の受信信号があった場合、ステップS24に進む。ステップS24では、自局よりも高い同期階層の受信信号を選択する。自局の同期階層より高い同期階層を有する通信局と通信することにより、より精度が良い時刻同期状態を確保することができる。ここで、図6(a)に示すように、自局よりも高い同期階層の受信信号のうち最も高い受信信号を選択することが望ましい。同期階層が最も高い通信局と通信することで、スレーブ局である通信局70はより精度の高い時刻を得られ、時刻同期精度が向上する。なお、自局の状態がNULL状態である場合は、ステップS22において読み取った同期階層は、いずれの場合でも自局よりも高くなる。
また、ステップS24において、図7に示す通信局70では、タイミングマーカ送受信部31が時刻同期先として適当であると判断した送信元のアドレスを登録する。位相比較回路32は、基準時刻発生回路34から出力される基準タイミングマーカに対する受信タイミングマーカの遅延を測定し遅延データとして基準時刻位相制御回路33に向けて出力する。基準時刻位相制御回路33は、位相比較回路32から出力された遅延データに基づいて時刻同期を行う。
次に、ステップS25においてパラメータKに、選択した他局の同期階層を代入し、ステップS26において、時刻同期が確立したかを判断する。時刻同期が確立した場合、ステップS27において、自局の同期階層が他局の同期階層より1つ下の階層となるように、パラメータKに1を足すことで自局の同期階層を更新する。そして、ステップS28において、自局に送信要求があるか否かを判断し、送信要求がある場合には、図6(b)に示すマスタ局フローに従って通信信号を送信する。同期階層が高い側の通信局の同期階層より1つ低い同期階層となるように自局の同期階層を更新し、更新後の同期階層識別情報を通信信号に付加することで、次の通信局でいずれの通信局の信号に同期して通信するかの判断が容易になる。その結果、ネットワーク全体として時刻同期状態を保持することが可能となる。一方、ステップS26において、時刻同期が確立しない場合、ステップS28において自局に送信要求がない場合には、ステップS22に戻って再び受信信号をモニタする。
以上の、ステップS21、S22、S23、S24、S25、S26、S27、S28を繰り返すことによって、予めマスタ局とスレーブ局との従属関係を設定することなく、その時々の受信状態に応じて各通信局が同期先を決定して通信することが可能となる。その結果、ネットワーク全体として高精度の時刻同期を確保することができる。
本発明の周波数同期ネットワーク及び時刻同期ネットワーク、周波数同期方法及び時刻同期方法、ならびに通信局は、方向推定技術と組み合わせることによって、端末装置の位置情報サービスにも適用することができる。
本実施形態に係る同期ネットワークを示した概略図である。 通信局が同期階層により階層化されている状態の1例を示した図である。 通信局が同期階層により階層化されている状態の1例を示した図で、(a)は、図1に示す周波数同期ネットワーク1で通信が行われる前の状態の同期階層を示した図である。また、(b)は、図1に示す周波数同期ネットワーク1で通信局50と通信局53との間、通信局51と通信局54との間、通信局55と通信局52との間、で通信が行われた後の同期階層を示した図である。(c)は、図1に示す周波数同期ネットワーク1でさらに通信局50と通信局51との間、通信局52と通信局53との間、通信局55と通信局54との間、で通信が行われた後の同期階層を示した図である。 本実施形態に係る通信局を示した概略図である。 本実施形態に係る通信信号のフレームの構成を示した概略図である。 同期方法を示したフローの1例を示した図で、(a)は通信局がスレーブ局となる場合のスレーブ局フローを示した図を示し、(b)は通信局がマスタ局となる場合のマスタ局フローを示した図である。 本実施形態に係る通信局を示した概略図である。
符号の説明
1 同期ネットワーク
10 アンテナ
11 送受信切替スイッチ
12 復調回路
13 PLL回路
14 媒体アクセス制御回路
15 変調回路
31 タイミングマーカ送受信部
32 位相比較回路
33 基準時刻位相制御回路
34 基準時刻発生回路
50、51、52、53、54、55、60、70 通信局
61 フレーム本体
62 FCS
80 ヘッダ
70 フレーム制御部
71 アドレス部
72 シーケンス制御部
73 同期階層識別情報

Claims (24)

  1. 無線通信により他の通信局から送信される基準周波数に合わせて周波数同期して通信する通信局を2以上有する周波数同期ネットワークであって、
    前記通信局は、いずれの通信局からの通信信号に同期するかを決定する順位である同期階層を識別する同期階層識別情報が付加された前記通信信号を他の通信局から受信し、受信した前記通信信号に含まれる前記同期階層識別情報から得られる送信元の同期階層と自局の同期階層との比較に基づいて、周波数同期する前記他の通信局を選択することを特徴とする周波数同期ネットワーク。
  2. 前記通信局は、自局の前記同期階層より高い同期階層を有する前記他の通信局を選択することを特徴とする請求項1に記載の周波数同期ネットワーク。
  3. 前記通信局は、前記他の通信局のうち最も高い同期階層を有する通信局を選択することを特徴とする請求項2に記載の周波数同期ネットワーク。
  4. 前記通信局は、周波数同期すると共に、自局の前記同期階層が同期元の前記他の通信局の同期階層より1つ下の階層となるように前記自局の同期階層を更新し、且つ更新後の自局の同期階層識別情報を通信信号に付加して送信することを特徴とする請求項2又は3に記載の周波数同期ネットワーク。
  5. 無線通信により他の通信局から送信される基準時刻に合わせて時刻同期して通信する通信局を2以上有する時刻同期ネットワークであって、
    前記通信局は、いずれの通信局からの通信信号に同期するかを決定する順位である同期階層を識別する同期階層識別情報が付加された前記通信信号を他の通信局から受信し、受信した前記通信信号に含まれる前記同期階層識別情報から得られる送信元の同期階層と自局の同期階層との比較に基づいて、時刻同期する前記他の通信局を選択することを特徴とする時刻同期ネットワーク。
  6. 前記通信局は、自局の前記同期階層より高い同期階層を有する前記他の通信局を選択することを特徴とする請求項5に記載の時刻同期ネットワーク。
  7. 前記通信局は、前記他の通信局のうち最も高い同期階層を有する通信局を選択することを特徴とする請求項6に記載の時刻同期ネットワーク。
  8. 前記通信局は、時刻同期すると共に、自局の前記同期階層が同期元の前記他の通信局の同期階層より1つ下の階層となるように前記自局の同期階層を更新し、且つ更新後の自局の同期階層識別情報を通信信号に付加して送信することを特徴とする請求項6又は7に記載の時刻同期ネットワーク。
  9. 無線通信により基準周波数を送受信する通信局が、他の通信局から送信される前記基準周波数に合わせて周波数同期する周波数同期方法であって、
    通信局が、いずれの通信局からの通信信号に同期して通信するかを決定する順位である同期階層を識別する同期階層識別情報を通信信号に付加して送信する通信信号送信ステップと、前記通信信号送信ステップにおいて送信された前記通信信号を他の通信局が受信する通信信号受信ステップと、前記通信信号受信ステップにおいて受信した前記通信信号に含まれる前記同期階層識別情報によって、前記他の通信局が自局の同期階層と前記通信信号の送信元の同期階層とを比較する比較ステップと、前記比較ステップにおける比較に基づいて、前記他の通信局が周波数同期する前記通信局を選択する周波数同期通信局選択ステップと、を有することを特徴とする周波数同期方法。
  10. 前記周波数同期通信局選択ステップにおいて、前記他の通信局は、自局の前記同期階層より高い同期階層を有する通信局を選択することを特徴とする請求項9に記載の周波数同期方法。
  11. 前記周波数同期通信局選択ステップにおいて、前記他の通信局は、前記通信局のうち最も高い同期階層を有する通信局を選択することを特徴とする請求項10に記載の周波数同期方法。
  12. 前記周波数同期通信局選択ステップの後に、前記他の通信局が、自局の前記同期階層が同期元の前記通信局の同期階層より1つ下の階層となるように前記自局の同期階層を更新する更新ステップと、前記更新ステップにおいて同期階層を更新した後に、前記他の通信局が、通信信号に自局の同期階層識別情報を付加して送信する情報付加送信ステップと、を更に有することを特徴とする請求項10又は11に記載の周波数同期方法。
  13. 無線通信により基準時刻を送受信する通信局が、他の通信局から送信される前記基準時刻に合わせて時刻同期する時刻同期方法であって、
    通信局が、いずれの通信局からの通信信号に同期して通信するかを決定する順位である同期階層を識別する同期階層識別情報を通信信号に付加して送信する通信信号送信ステップと、前記通信信号送信ステップにおいて送信された前記通信信号を他の通信局が受信する通信信号受信ステップと、前記通信信号受信ステップにおいて受信した前記通信信号に含まれる前記同期階層識別情報によって、前記他の通信局が自局の同期階層と前記通信信号の送信元の同期階層とを比較する比較ステップと、前記比較ステップにおける比較に基づいて、前記他の通信局が時刻同期する前記通信局を選択する時刻同期通信局選択ステップと、を有することを特徴とする時刻同期方法。
  14. 前記時刻同期通信局選択ステップにおいて、前記他の通信局は、自局の前記同期階層より高い同期階層を有する通信局を選択することを特徴とする請求項13に記載の時刻同期方法。
  15. 前記時刻同期通信局選択ステップにおいて、前記他の通信局は、前記通信局のうち最も高い同期階層を有する通信局を選択することを特徴とする請求項14に記載の時刻同期方法。
  16. 前記時刻同期通信局選択ステップの後に、前記他の通信局が、自局の前記同期階層が同期元の前記通信局の同期階層より1つ下の階層となるように前記自局の同期階層を更新する更新ステップと、前記更新ステップにおいて同期階層を更新した後に、前記他の通信局が、通信信号に自局の同期階層識別情報を付加して送信する情報付加送信ステップと、を更に有することを特徴とする請求項14又は15に記載の時刻同期方法。
  17. 無線通信により他の通信局から送信される基準周波数に合わせて周波数同期して通信する通信局であって、
    いずれの通信局からの通信信号に同期して通信するかを決定する順位である同期階層を識別する同期階層識別情報が付加された前記通信信号を受信し、受信した前記通信信号に含まれる前記同期階層識別情報から得られる前記同期階層と自局の同期階層との比較に基づいて、周波数同期する前記通信信号を選択することを特徴とする通信局。
  18. 自局の前記同期階層より高い同期階層を有する通信信号を選択することを特徴とする請求項17に記載の通信局。
  19. 前記通信信号のうち最も高い同期階層を有する通信信号を選択することを特徴とする請求項18に記載の通信局。
  20. 周波数同期すると共に、自局の前記同期階層が同期元の前記通信信号に含まれる前記同期階層識別情報から得られる同期階層より1つ下の階層となるように前記自局の同期階層を更新し、且つ更新後の自局の同期階層識別情報を通信信号に付加して送信することを特徴とする請求項18又は19に記載の通信局。
  21. 無線通信により他の通信局から送信される基準時刻に合わせて時刻同期する通信局であって、
    いずれの通信局からの通信信号に同期して通信するかを決定する順位である同期階層を識別する同期階層識別情報が付加された前記通信信号を受信し、受信した前記通信信号に含まれる前記同期階層識別情報から得られる前記同期階層と自局の同期階層との比較に基づいて、時刻同期する前記通信信号を選択することを特徴とする通信局。
  22. 自局の前記同期階層より高い同期階層を有する通信信号を選択することを特徴とする請求項21に記載の通信局。
  23. 前記通信信号のうち最も高い同期階層を有する通信信号を選択することを特徴とする請求項22に記載の通信局。
  24. 時刻同期すると共に、自局の前記同期階層が同期元の前記通信信号に含まれる前記同期階層識別情報から得られる同期階層より1つ下の階層となるように前記自局の同期階層を更新し、且つ更新後の自局の同期階層識別情報を通信信号に付加して送信することを特徴とする請求項22又は23に記載の通信局。
JP2004137538A 2004-05-06 2004-05-06 周波数同期ネットワーク及び時刻同期ネットワーク、周波数同期方法及び時刻同期方法、ならびに通信局 Pending JP2005322982A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004137538A JP2005322982A (ja) 2004-05-06 2004-05-06 周波数同期ネットワーク及び時刻同期ネットワーク、周波数同期方法及び時刻同期方法、ならびに通信局

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004137538A JP2005322982A (ja) 2004-05-06 2004-05-06 周波数同期ネットワーク及び時刻同期ネットワーク、周波数同期方法及び時刻同期方法、ならびに通信局

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005322982A true JP2005322982A (ja) 2005-11-17

Family

ID=35469945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004137538A Pending JP2005322982A (ja) 2004-05-06 2004-05-06 周波数同期ネットワーク及び時刻同期ネットワーク、周波数同期方法及び時刻同期方法、ならびに通信局

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005322982A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006254209A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Ntt Docomo Inc 無線通信装置及び無線通信方法
JP2007165998A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Fujitsu Ltd 移動無線システム及び移動無線制御方法
JP2008244609A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Yokogawa Electric Corp 時刻同期方法及びこれを用いた無線ネットワークシステム
WO2010029822A1 (ja) * 2008-09-09 2010-03-18 セイコーインスツル株式会社 通信システムおよび同期方法、基地局装置
JP2011234007A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Yokogawa Electric Corp 時刻管理システムおよび時刻管理方法
JP2011250379A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Kohnan Electronic Corp 無線通信端末による複数同時通話システム
JP2012512579A (ja) * 2008-12-19 2012-05-31 エァティエクス・テレコム・エ/エス 無線通信ネットワークを自己構築するセル
JP2018141715A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 日本電信電話株式会社 時刻同期システムおよび時刻同期方法
CN111294090A (zh) * 2019-07-24 2020-06-16 展讯通信(上海)有限公司 多ap操作的反向触发系统以及接入点

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8233443B2 (en) 2005-03-11 2012-07-31 Ntt Docomo, Inc. Wireless communication apparatus and wireless communication method
JP4651419B2 (ja) * 2005-03-11 2011-03-16 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線通信装置及び無線通信方法
JP2006254209A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Ntt Docomo Inc 無線通信装置及び無線通信方法
JP2007165998A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Fujitsu Ltd 移動無線システム及び移動無線制御方法
JP4519766B2 (ja) * 2005-12-09 2010-08-04 富士通株式会社 移動無線システム及び移動無線制御方法
JP2008244609A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Yokogawa Electric Corp 時刻同期方法及びこれを用いた無線ネットワークシステム
US7924806B2 (en) 2007-03-26 2011-04-12 Yokogawa Electric Corporation Time synchronization system
WO2010029822A1 (ja) * 2008-09-09 2010-03-18 セイコーインスツル株式会社 通信システムおよび同期方法、基地局装置
JP2010068127A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Seiko Instruments Inc 通信システムおよび同期方法、基地局装置
US8958338B2 (en) 2008-12-19 2015-02-17 Rtx A/S Cell for self-configuring wireless communication network
JP2012512579A (ja) * 2008-12-19 2012-05-31 エァティエクス・テレコム・エ/エス 無線通信ネットワークを自己構築するセル
JP2011234007A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Yokogawa Electric Corp 時刻管理システムおよび時刻管理方法
JP2011250379A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Kohnan Electronic Corp 無線通信端末による複数同時通話システム
JP2018141715A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 日本電信電話株式会社 時刻同期システムおよび時刻同期方法
CN111294090A (zh) * 2019-07-24 2020-06-16 展讯通信(上海)有限公司 多ap操作的反向触发系统以及接入点
CN111294090B (zh) * 2019-07-24 2023-02-28 展讯通信(上海)有限公司 多ap操作的反向触发系统以及接入点
US11979861B2 (en) 2019-07-24 2024-05-07 Spreadtrum Communications (Shanghai) Co., Ltd. Reverse trigger system of multiple access point operation including common station, initializer AP and first coordinated AP, and access point

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5318928B2 (ja) 無線システムにおけるノードと、ノードの時刻同期及び周波数同期をとる方法
US7391741B2 (en) Link state synchronization method and apparatus on ad-hoc network, and data structure therefor
US7860040B2 (en) Distributed synchronization method and system
CN105075302A (zh) 用于邻域知悉网络内的同步的系统和方法
EP3338493A1 (en) Multiple access point wireless mesh network
EP2352348B1 (en) Wireless communication system, relay system, repeater devices and synchronization method
US10057867B2 (en) Method and apparatus for synchronising a plurality of distributed devices with a network
JP2017513285A (ja) 時間同期チャネルホッピングネットワークにおけるクロックドリフト補償
JP2008187340A (ja) 無線通信システム、基地局、および同期方法
JP5926371B2 (ja) 基地局同期
US20140192793A1 (en) Systems and methods for hierarchical time source usage in near-me area network discovery and synchronization
US20190230740A1 (en) A node for a communications system
JPH06334593A (ja) 移動通信システム基地局同期法
JP2005322982A (ja) 周波数同期ネットワーク及び時刻同期ネットワーク、周波数同期方法及び時刻同期方法、ならびに通信局
JP4506282B2 (ja) 無線通信方法、無線通信装置及びコンピュータ可読形式プログラム
US6788947B2 (en) Method for synchronization of base stations which are coupled to different switching system parts in a mobile radio network
CN104780602A (zh) 无线通信网络中的时钟自同步方法
JP4191623B2 (ja) 移動通信システム、無線制御装置及び移動局
KR20100017253A (ko) 듀얼―비콘 무선 네트워크들에서 동기화 방법 및 시스템
JP2004260382A (ja) 基地局間同期方式
US6282422B1 (en) Radio communication apparatus and method with single receiver
JP2001044915A (ja) 広域無線ネットワークにおける同期システム、同期従属局、及び同期方法
JP2009171228A (ja) 基準信号発生器、基地局システム及び信号伝送方法
KR102230670B1 (ko) Fanet환경의 시분할 다중 접속 시스템에서 분산 동기 획득 방법
KR100307401B1 (ko) 이동통신 시스템에서의 제어국과 기지국간 중계선 동기장치