JP2008187088A - プリント配線基板、及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁波ノイズを低減させる。
【解決手段】一対の差動信号T1,T2は、第一信号層206と第二信号層212とを交互に入れ替わり、且つ交差しながら伝送されていく。なお、一対の差動信号T1,T2が伝送される距離は等しい(等長である)。また、一方の差動信号T1と他方の差動信号T2は、プリント配線基板21の面に対して垂直方向に平面視すると、中央部302、352(重なり合う部分)において、互いに向きが反対方向に、且つ平行に伝送されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、プリント配線基板、及び画像形成装置に関する。
電子・電気機器等に使用されているプリント配線板には、電磁波ノイズ低減対策が施されている。
例えば、特許文献1では、両面構造フレキシブルプリント配線基板の表面側の導電層を、互いに平行な右下がりの複数の表面配線にパターニングすると共に裏面側の導電層を表面配線に交差させ、且つ互いに平行な右上がり(表面側から見て)の複数の裏面配線にパターニングして、全体としてツイストペア構造を構成することで、電磁ノイズを低減させている(例えば、特許文献1を参照)。
また、例えば、特許文献2では、差動で動作している2本の信号線の配線を平行に、且つお互いの直近に配置し、お互いの信号線のエネルギーを相殺し合うことにより不要輻射ノイズを低減さている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2001−060746号公報 特開2001−267701号公報
本発明は、差動信号の電磁波ノイズが互いに相殺される効果を向上させることが目的である。
請求項1に記載のプリント配線基板は、複数の導電層に形成され、差動で動作する信号が伝送される配線部を備え、前記配線部が2つの前記導電層間を交互に入れ替え、導電層面に対して垂直方向から見て重なり合う部分の最大幅が一方の前記配線部の最小幅よりも幅広であることを特徴としている。
請求項2に記載のプリント配線基板は、請求項1に記載の構成において、平面視において、前記重なり合う部分における信号の伝送方向がほぼ平行とされていることを特徴としている。
請求項3に記載のプリント配線基板は、請求項1、又は請求項2に記載の構成において、前記一対の配線部の長さが互いにほぼ等しいことを特徴としている。
請求項4に記載のプリント配線基板は、請求項1から請求3のいずれか1項に記載の構成において、一対の前記配線部が、一方の前記導電層に形成され、一列に配列された複数の第一配線パターンと、他方の前記導電層に形成され、平面視において前記第一配線パターンと交差して重なり合う複数の第二配線パターンと、前記第一配線パターンの一方側の端部と前記第二配線パターン他方側の端部とを接続し、前記第一配線パターンの他方側の端部と前記第二配線パターンの一方側の端部を接続する層間接続部と、を含んで構成されていることを特徴としている。
請求項5に記載のプリント配線基板は、請求項4に記載の構成において、前記第一配線パターン及び前記第二配線パターンが、重なり合う中央部と、前記中央部から配列方向に互いに反対方向に突出した一対の突出部と、を有し、前記中央部は、前記第一配線パターンと前記第二配線パターンとでほぼ同一形状であると共に、平面視において前記中央部同士がほぼずれることなく重なり、前記突出部は、平面視において前記第一配線パターンと前記第二配線パターンとで異なる位置から突出されていると共に、前記第一配線パターンの一方の前記突出部と前記第二配線パターンの他方の前記突出部とが前記層間接続部で接続され、前記第一配線パターンの他方の前記突出部と前記第二配線パターンの一方の前記突出部とが前記層間接続部で接続されていることを特徴としている。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のプリント配線基板を備え、差動で動作する信号を前記プリント配線基板で伝送していることを特徴としている。
請求項7に記載の画像形成装置は、請求項6に記載の構成において、前記差動で動作する信号が、カラー画像の画像信号であることを特徴している。
請求項1に記載のプリント配線基板によれば、本構成を適用しない場合に比べ、重なり合う部分が広くなり、差動信号の電磁波ノイズが互いに相殺される効果を向上させることができるので、差動信号の電磁波ノイズを低減させることができる。
請求項2に記載のプリント配線基板によれば、重なり合う部分における信号の伝送方向が平行でない場合に比べ、差動信号の電磁波ノイズが互いに相殺される効果を向上させることできる。
請求項3に記載のプリント配線基板によれば、一対の配線部の長さが等しくない場合に比べ、差動信号の伝送速度を高速にすることができる。
請求項4に記載のプリント配線基板によれば、本構成を適用していない場合に比べ、容易に導電層間を交互に入れ替わりながら差動信号の配線をすることができる。
請求項5に記載のプリント配線基板によれば、本構成を適用していない場合に比べ、重なり合う部分における差動信号の伝送方向を容易にほぼ平行にすることができる。
請求項6に記載の画像形成装置によれば、本構成のプリント配線基板を用いていない場合に比べ、装置外に放射される電磁波ノイズを低減させることができる。
請求項7に記載の画像形成装置によれば、多チャンネルであるカラー画像の画像信号を本構成のプリント配線基板で伝送することで、装置外に放射される電磁波ノイズを低減させることができる。
以下、図1から図7を参照して、本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本発明に係るプリント配線基板を備える画像形成装置の一例としてのカラー複写装置01の機構図である。
カラー複写装置01は、画像取得部10、画像処理部20、画像出力部30、及びプラテンカバーの機能も備えた自動原稿搬送装置60等によって構成されている。画像処理部20は、例えば、画像取得部10と画像出力部30との境界部分に配置されたプリント配線基板21を挙げることができる。
画像取得部10は、筐体112と、この筐体112上に設けられた透明ガラスによって構成されているプラテンガラス11と、を備える。また、画像取得部10は、筐体112の内プラテンガラス11の下方に、プラテンガラス11の裏面(原稿を載せる上面と反対側の面)に向かって光を照射する光源12と、光源12から発せられた光をプラテンガラス11側に反射させる略凹状の反射笠131及び反射鏡132と、プラテンガラス11側からの反射光をプラテンガラス11に略平行の方向に偏向する反射ミラー134aと、を有するフルレートキャリッジ(F/R−CRG)134を備える。
本実施形態において光源12としては、主走査方向(図における紙面直交方向)を長手方向とする蛍光ランプが使用されている。また、画像取得部10は、筐体112内に略直角を形成するように配された2つの反射ミラー136a,136bを有し、フルレートキャリッジ134によって偏向された反射光を順次略90°づつ偏向するハーフレートキャリッジ(H/R−CRG)138を備える。フルレートキャリッジ134及びハーフレートキャリッジ138は、図示しないステッピングモータにより、連動して、副走査方向(図1中矢印X方向)及び、これと反対方向に往復移動可能に構成されている。
更に、画像取得部10は、筐体112内に、反射ミラー136bにより偏向された反射光を所定の焦点位置に集光するレンズ140と、レンズ140で収束された反射光を受光して副走査方向と略直交する主走査方向(図1の紙面奥行き方向)に画像を読み取り、濃度に応じた画像信号(アナログの電気信号)を順次出力する受光部13とを備える。受光部13は、CCD(ChargeCoupled Device)などの光電変換素子で構成されているラインセンサ(図示略)を駆動するCCDドライバなどの駆動回路(図示略)や読取信号処理部(図示略)等と共にプリント配線基板22に配設される。
また、図示していないが、画像取得部10は、筐体112内に、フルレートキャリッジ134等の読取光学系や受光部13などをプラテンガラス11下で移動させるためのワイヤや駆動プーリなども具備する。駆動プーリは、駆動モータの駆動力によって往復回転させられ、該回転駆動によってワイヤを当該駆動プーリに巻き取ることで、プラテンガラス11の下方において読取光学系などを所定速度で移動させる。
自動原稿搬送装置60は、給紙トレイ62と、処理トレイ63と、原稿Gの搬送路を形成するためのレジストロール対64aやエグジットロール対64bなどの種々の搬送ロール対64と、を備える。
さて、カラー複写装置01は、搬送読取方式と固定読取方式とで原稿Gの原稿画像を読み取ることができる。
搬送読取方式は、フルレートキャリッジ134等の読取光学系を原稿Gの搬送経路上であるプラテンガラス11下の所定の位置に固定(停止ロック)させた状態で原稿Gを自動原稿搬送装置60により搬送させながら画像を読み取る。つまり、原稿Gを所定の速度で搬送させながら原稿画像を読み取る。
一方、固定読取方式は、人手によりプラテンガラス11の上面に原稿を載せ、当該プラテンガラス11上の任意の位置に固定(停止ロック)させた状態で、フルレートキャリッジ134等の読取光学系を矢印Xの方向へ等速移動走査して原稿Gを露光し原稿画像を読み取る。
このようにして読み取られた原稿Gの原稿画像は、フルレートキャリッジ134やハーフレートキャリッジ138により光路を変え、レンズ140により縮小され、受光部13に至る。そして、読取信号処理部(図示略)や同時化処理部(図示略)などによる処理を受けた後に画像処理部20に送られる。
このようにして、読み取りが完了すると、画像処理部20は、画像取得部10からの赤、緑、青の画像データR,G,Bに基づいて、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の2値化信号(画像信号)を得て、画像出力部30に出力する。
ここで、画像処理部20と画像出力部30とは、フレキシブルプリント配線基板200で接続されている。そして、このフレキシブルプリント基板200を介して、画像処理部20から画像出力部30へとフルカラー画像の画像信号が伝送される。なお、フルカラー画像の画像信号(本実施形態ではYMCK信号)は差動型信号である。
さて、本実施形態の画像出力部30は、一方向に所定の間隔をおいて配置されたK,Y,M,Cの各色の画像形成部31K,31Y,31M,31Cを有する。先端検出器44が、給紙カセット41から各画像形成部31K,31Y,31M,31Cに搬送される記録用紙の搬送経路上に近接して設けられている。この先端検出器44は、給紙カセット41からレジストローラ42を通じて転写ベルト43上に送り出された記録用紙の先端を、例えば、光学的に検出して先端検出信号を得、この先端検出信号を画像処理部20に送る。画像処理部20は、入力された先端検出信号に同期して、K,Y,M,Cの各色のオンオフ2値化信号を順次所定間隔をおいて得る。
画像出力部30においては先ず、半導体レーザ38Kが画像処理部20からのブラックのオンオフ2値化信号(差動信号)によって駆動されることで、ブラックのオンオフ2値化信号を光信号に変換し、この変換されたレーザ光をポリゴンミラー39に向けて照射する。このレーザ光は、更に反射ミラー47K,48K,49Kを介して一次帯電器33Kによって帯電された感光体ドラム32K上を走査することで、感光体ドラム32K上に静電潜像を形成する。
この静電潜像は、ブラックのトナーが供給される現像器34Kによってトナー像とされ、このトナー像は、転写ベルト43上の原稿が感光体ドラム32Kを通過する間に転写帯電器35Kによって原稿上に転写される。そして転写後は、クリーナ36Kによって感光体ドラム32K上から余分なトナーが除去される。
同様に、半導体レーザ38Y,38M,38Cは、画像処理部20からブラックのオンオフ2値化信号に対して順次所定間隔をおいて得られる対応するY,M,Cの各色のオンオフ2値化信号によって駆動されることで、各色のオンオフ2値化信号を光信号に変換し、この変換されたレーザ光をポリゴンミラー39に向けて照射する。このレーザ光は、更に反射ミラー47Y〜49Y,47M〜49M,47C〜49Cを介して一次帯電器33Y,33M,33Cによって帯電された対応する感光体ドラム32Y,32M,32C上を走査することで、感光体ドラム32Y,32M,32C上に静電潜像を順次形成する。
各静電潜像は、各色のトナーが供給される現像器34Y,34M,34Cによって順次トナー像とされ、各トナー像は、転写ベルト43上の記録用紙が対応する感光体ドラム32Y,32M,32Cを通過する間に対応する転写帯電器35Y,35M,35Cによって記録用紙に順次転写される。
このようにK,Y,M,Cの各色のトナー像が順次多重転写された記録用紙は、転写ベルト43上から剥離され、定着ローラ45によってトナーが定着されて、カラー複写装置1の外部に排出される。
なお、画像出力部30は、1個のレーザ光スキャナによって1個の感光体ドラム上にK,Y,M,Cの各色の静電潜像が順次形成され、静電潜像が感光体ドラムの周囲に設けられた、それぞれK,Y,M,Cの各色のトナーが供給される現像器によって順次トナー像とされ、トナー像が転写ドラム上に吸着された原稿上に順次、多重転写される構成でもよい。
次に、本発明の実施形態に係るプリント配線基板としてのプリント配線基板21(リジットプリント配線基板)について、詳しく説明する。
図2(A)に示すように、プリント配線基板21は四角形を形成している。また、図2(B)に模式的に示すように、絶縁層202と導電層204とが交互に積層されている。本実施形態のプリント配線基板21の導電層204は4層構造となっている。具体的には、図における上層側から順番に第一信号層206、VCC(電源)層208、GND(接地)層210、第二信号層212の四層である。
なお、図2(A)に示すように、プリント配線基板21の幅を幅方向(矢印W方向)、換言すると、ケーブルの長手方向(矢印S方向)と直交する方向を幅方向とする。
図7に示すY、M、C、K、それぞれに一対の差動信号T1y,T2y、差動信号T1m,T2m、差動信号T1c,T2c、差動信号T1k,T2kを伝送するための一対の配線パターンが、第一信号層206(図2(B)参照)と第二信号層212(図2(B)参照)に設けられている。
なお、Y,M,C,Kを特に区別する必要が無い場合は、差動信号T1,T2と記載する。また、一対の配線パターンはY,M,C,Kいずれも同様の構成であるので、以降の配線パターンの説明では、Y、M、C、Kを区別することなく、且ついずれかの一つの一対の配線パターンを図示すると共に説明する。
図3(A)と図4とに示すように、第一信号層206(図2(B)参照)には、複数の第一配線パターン300が形成されている。図6(A)にも示すように、第一配線パターン300は、矩形状の中央部302を有している。更に、中央部302の、図における左下部から左側に突出する矩形状の第一突出部304と右上部から右側に突出する矩形状の第二突出部306とを有している。そして、図3(A)と図4とに示すように、第一突出部304と第二突出部306の端部同士が幅方向に見ると重なるように長手方向に一列に並んで配置されている。
図3(B)と図4とに示すように、第二信号層212(図2(B)参照)には、複数の第二配線パターン350が形成されている。図6(B)にも示すように、第二配線パターン350は、矩形状の中央部352を有している。更に、中央部352の、図における左上部から左側に突出する矩形状の第一突出部354と右下部から右側に突出する矩形状の第二突出部356とを有している。そして、図3(B)と図4とに示すように、第一突出部354と第二突出部356の端部同士が幅方向に見ると重なるように長手方向に一列に並んで配置されている。
図6(A)と図6(B)とに示すように、第一配線パターン300の中央部302と第二配線パターン350の中央部352とはほぼ同一形状(形状・大きさ共にほぼ同じ)である。また、第一突出部304、354、第二突出部306、356のいずれもほぼ同一形状である。
よって、第一配線パターン300と第二配線パターン350とは、図における上下に反転した形状となる。
そして、図5と図6(C)とに示すように、プリント配線基板21を面に対して垂直方向、言い換えれば導電層面に対して垂直方向(図2(A)、(B)の矢印M方向)に平面視すると、第一配線パターン300の中央部302と第二配線パターン350の中央部352とがほぼずれることなく重なる。そして、図6(C)に示すように、この重なった領域(図6(C)の斜線部分)を重なり合う部分390とする。この重なり合う部分390は、中央部302及び中央部352とほぼ同一形状である。なお、以降、「重なり合う部分」を「重合部分」と略して記載する。
なお、中央部302と中央部352とに、形状や大きさに若干の差があっても、電磁波ノイズが互いに相殺される効果を奏すれば中央部302と中央部352とはほぼ同一形状である、とする。また、中央部302と中央部352とが若干ずれて重なっていても、電磁波ノイズが互いに相殺される効果を奏すれば中央部302と中央部352はほぼずれることなく重なっている、とする。
また、図6(C)に示すように、第一配線パターン300及び第二配線パターン350の幅方向の最小幅は第一突出部304の幅L1である。なお、第二突出部306、第一突出部354、第二突出部356の幅も同じ幅L1である。また、重合部分390(中央部302、352)の最大幅である幅L2は、幅L1よりも幅広である。
なお、VCC(電源)層208(図2(B)参照)、GND(接地)層210(図2(B)参照)はベタパターンであるが、第一配線パターン300と第二配線パターン350とに対応する領域にはパターンが形成されていない。換言すると、第一配線パターン300と第二配線パターン350が形成されている領域は、VCC(電源)層208、GND(接地)層210の導電体が削除されている。
図4と図5とに示すようにプリント配線基板21を平面視すると、第一配線パターン300の第一突出部304と第二配線パターン350の第二突出部356の端部同士が重なっており、その重なった部分がスルーホール370によって接続されている。同様に、第一配線パターン300の第二突出部306と第二配線パターン350の第一突出部354の端部同士が重なっており、その重なった部分がスルーホール370によって接続されている。
また、プリント配線基板21に形成される一対の差動信号配線パターンの両端部には、一対のパッド380A,Bと一対のパッド382A,Bとが設けられている。そして、一方の端部のパッド380Aは第二配線パターン350の第一突出部354とスルーホール370を介して接続されている。また、パッド380Bは、第一配線パターン300の第一突出部304と接続されている。他方の端部のパッド382Aは、第一配線パターン300の第二突出部306と接続され、パッド382Bは第二配線パターン350の第二突出部356とスルーホール370を介して接続されている。
プリント配線基板21に形成される一対の差動信号配線パターンの両端部は、このような構成をしているので、図4に示すように、一方の差動信号T1(実線の矢印)は、パッド380Aから入力し、スルーホール370を介して第二配線パターン350の第一突出部354に入力する。そして、中央部352、第二突出部356と流れた後、スルーホール370を介して第一配線パターン300の第一突出部304に入力され、中央部302、第二突出部306と流れた後、スルーホール370を介して第二配線パターン350の第一突出部354に入力される。そして、最終的にパッド382Aから出力される。
また、他方の差動信号T2(一点破線の矢印)は、パッド380Bから入力し、第一配線パターン300の第一突出部304、中央部302、第二突出部306と流れた後、スルーホール370を介して第二配線パターン350の第一突出部354に入力され、中央部352、第二突出部356と流れた後、スルーホール370を介して第一配線パターン300の第一突出部304に入力される。そして、最終的にパッド382Bから出力される。
このように、一対の差動信号T1,T2は、第一信号層206(図2(B)参照)と第二信号層212(図2(B)参照)とを交互に入れ替わり、且つ交差しながら伝送されていく。なお、一対の差動信号T1,T2が伝送される配線パターンの長さはほぼ等しい(ほぼ等長である)。T1,T2の長さが異なっていても電磁波ノイズを相殺する効果を奏すればほぼ等しい、とする。
また、図4と図6(C)に示すように、一方の差動信号T1と他方の差動信号T2は、プリント配線基板21の面に対して垂直方向(図2(A)、(B)の矢印M方向)に平面視すると、中央部302、352(重合部分390)において、互いに向きが反対方向に且つ平行に伝送されている。
また、第一信号層206と第二信号層212との間の層には、他の信号が伝送される信号層が配置されていない。つまり、第一信号層206と第二信号層212とは、直近に配置されている。
なお、前述したように、プリント配線基板21には、第一配線パターン300、第二配線パターン350、パッド380A,B、パッド382A,B、スルーホール370が、Y、M、C、Kそれぞれに対して設けられている。
また、本実施形態では、図6(C)等に示すように、平面視すると、中央部302と中央部352とがほぼずれなく重なっていたが、これに限定されない。中央部302と中央部352との少なくとも一部が重なっていれば、ずれていても良い。
次に、上記実施形態の第一配線パターンと第二配線パターンの変形例について説明する。なお、配線パターン以外は同様の構成であるので、説明及び図示を省略する。
先ず、第一変形例について説明する。
図8(A)に示すように、第一信号層206(図2(B)参照)に形成されている第一配線パターン400は、平行四辺形状の中央部402を有している。更に、図における中央部402の左下部から左側に突出する第一突出部404と右上部から右側に突出する第二突出部406とを有している。そして、図示は省略するが、第一突出部404と第二突出部406とが幅方向に見ると重なるように長手方向に一列に並んで配置されている。
図8(B)に示すように、第二信号層212(図2(B)参照)に形成されている第二配線パターン450は、平行四辺形状の中央部452を有している。更に、図における中央部452の左上部から左側に突出する第一突出部454と右下部から右側に突出する第二突出部456とを有している。そして、図示は省略するが、第一突出部454と第二突出部456とが幅方向に見ると重なるように長手方向に一列に並んで配置されている。
図8(A)と図8(B)とに示すように、第一配線パターン400の中央部402と第二配線パターン450の中央部452とはほぼ同一形状(形状・大きさ共に同じ)である。
そして、図8(C)に示すように、平面視すると、第一配線パターン400の中央部402と第二配線パターン450の中央部452とがほぼずれることなく重なっている。この重なった領域(図8(C)の斜線部分)が重合部分490である。この重合部分490は、中央部402と中央部452と同一形状である。
次に、第二変形例について説明する。
図9(A)に示すように、第一信号層206(図2(B)参照)に形成されている第一配線パターン500は、全体が平行四辺形状で構成されている。
図9(B)に示すように、第二信号層212(図2(B)参照)に形成されている第二配線パターン550も、全体が平行四辺形状で構成されているが、第一配線パターン500(図9(A)参照)と上下反転している。
図示は省略するが、第一配線パターン500及び第二配線パターン550は、幅方向に見ると長手方向の両端側の角部500A、550Aと角部500B、550Bの端部が重なるように長手方向に一列に並んで配置されている。
そして、図9(C)に示すように、平面視して重なっている部分が重合部分590(図の斜線の領域)である。また、重なっていない領域の角部500Aと角部550B,及び角部500Bと角部550Aがスルーホール(図示略)で接続されている。
次に、第三変形例について説明する。
図10(A)に示すように、第一信号層206(図2(B)参照)に形成されている第一配線パターン600の中央部602は、第二信号層212(図2(B)参照)に形成されている第二配線パターン350の中央部352(図10(B)参照)よりも、長手方向幅が幅狭に構成されている。図示は省略するが、第一配線パターン600は、第一突出部604と第二突出部606とが幅方向に見ると重なるように長手方向に一列に並んで配置されている。そして、図10(C)に示すように、平面視して、第一配線パターン600と第二配線パターン350とが重なっている部分が重合部分690(図の斜線の領域)である。
次に、第四変形例について説明する。
図11(A)に示すように、第一信号層206(図2(B)参照)に形成されている第一配線パターン700の中央部702は、第二信号層212(図2(B)参照)に形成されている第二配線パターン350の中央部352(図11(B)参照)よりも、長手方向幅が幅狭に構成されている。更に、中央部702は、幅方向に対して角度を持って斜めに構成されている(本実施形態では、図における左側に向かうに従って下り勾配に傾斜している)。
図示は省略するが、第一配線パターン700は、第一突出部704と第二突出部706とが幅方向に見ると重なるように長手方向に一列に並んで配置されている。そして、図11(C)に示すように、平面視して、第一配線パターン700と第二配線パターン350とが重なっている部分が重合部分790(図の斜線の領域)である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、第一配線パターン、第二配線パターンは、変形例を含む上記実施形態の構成に限定されない。他の構成であっても良い。
また、例えば、上記実施形態のプリント配線基板21の導電層204は、四層構造であったがこれに限定されない。少なくとも第一信号層206と第二信号層212を備えていれば良い。例えば、第一信号層206と第二信号層212の二層構造であっても良い。なお、三層構造以上の場合、第一信号層206と第二信号層212との間の層には、他の信号が伝送される信号層を配置しない方が望ましい。つまり、第一信号層206と第二信号層212とは、直近の関係となるように配置されていることが望ましい。但し、信号層以外、例えば、上記実施形態のようにVCC(電源)層208、GND(接地)層210が配置されていても良い。
また、例えば、上記実施形態では、画像処理部20を構成するプリント配線基板21(図1参照)に本発明を適用したが、これに限定されない。差動信号を伝送するフレキシブルプリント配線基板にも適用することができる。例えば、本実施例のフレキシブルプリント基板200に適用しても良い。或いは、フレキシブルプリント基板以外にも本発明を適用できる。例えば、硬質な材料とフレキシブルな材料とを複合したリジッドフレキシブル基板などにも本発明を適用できる。
また、画像データ以外の差動で動作する信号の伝送にも本発明を適用できる。
また、上記実施形態では、画像形成装置としてカラー複写装置01(図1参照)を一例としてあげたが、これに限定されない。モノクロの複写装置であっても良い。或いは、複写機装置以外の画像形成装置であっても良い。例えば、プリンター装置であっても良いし、FAX装置であっても良い。或いは、複写装置、プリンター装置、FAX装置の少なくとも二つ以上の機能有する複合装置であっても良い。
また、例えば、上記実施形態では、電子写真方式を用いて画像を形成していたが、これに限定されない。インクジェット方式や熱転写方式など、電子写真方式以外の画像形成方法を用いて画像を形成する画像形成装置にも本発明を適用できる。
更に、画像形成装置以外の電子・電気機器にも本発明を適用できる。例えば、液晶テレビ、オーディオ、計測器(オシロスコープ)、USBを備えた機器
にも、本発明を適用できる。
画像形成装置の一例としてのカラー複写装置の機構図である。 (A)は本発明の実施形態に係るプリント配線基板の斜視図であり、(B)は(A)のB−B断面を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係るプリント配線基板の、(A)は第一信号層の第一配線パターンを平面視した図であり、(B)は第二信号層の第二配線パターンを平面視した図である。 第一信号層の第一配線パターンと第二信号層の第二配線パターンとを模式的に示すと共に、一対の差動信号の流れを説明する斜視図である。 第一信号層の第一配線パターンと第二信号層の第二配線パターンと両方を平面視した図である (A)は第一配線パターンを平面視した図であり、(B)は第二配線パターンを平面視した図であり、(C)は第一配線パターンと第二配線パターンとの両方を平面視した図である。 画像信号を説明する説明図である。 第一変形例の、(A)は第一配線パターンを平面視した図であり、(B)は第二配線パターンを平面視した図であり、(C)は第一配線パターンと第二配線パターンとの両方を平面視した図である。 第二変形例の、(A)は第一配線パターンを平面視した図であり、(B)は第二配線パターンを平面視した図であり、(C)は第一配線パターンと第二配線パターンとの両方を平面視した図である。 第三変形例の、(A)は第一配線パターンを平面視した図であり、(B)は第二配線パターンを平面視した図であり、(C)は第一配線パターンと第二配線パターンとの両方を平面視した図である。 第四変形例の、(A)は第一配線パターンを平面視した図であり、(B)は第二配線パターンを平面視した図であり、(C)は第一配線パターンと第二配線パターンとの両方を平面視した図である。
符号の説明
01 カラー複写装置(画像形成装置)
21 プリント配線基板
200 フレキシブルプリント基板
206 第一信号層(信号層)
212 第二信号層(信号層)
300 第一配線パターン
302 中央部
304 第一突出部
306 第二突出部
350 第二配線パターン
352 中央部
354 第一突出部
356 第二突出部
370 スルーホール(層間接続部)
390 重合部分(重なり合う部分)
400 第一配線パターン
402 中央部
404 第一突出部
406 第二突出部
450 第二配線パターン
452 中央部
454 第一突出部
456 第二突出部
490 重合部分(重なり合う部分)
500 第一配線パターン
550 第二配線パターン
590 重合部分(重なり合う部分)
600 第一配線パターン
690 重合部分(重なり合う部分)
700 第一配線パターン
790 重合部分(重なり合う部分)

Claims (7)

  1. 複数の導電層に形成され、差動で動作する信号が伝送される配線部を備え、
    前記配線部が2つの前記導電層間を交互に入れ替え、導電層面に対して垂直方向から見て重なり合う部分の最大幅が一方の前記配線部の最小幅よりも幅広であることを特徴とするプリント配線基板。
  2. 平面視において、前記重なり合う部分における信号の伝送方向がほぼ平行とされていることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線基板。
  3. 前記一対の配線部の長さが互いにほぼ等しいことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のプリント配線基板。
  4. 一対の前記配線部が、
    一方の前記導電層に形成され、一列に配列された複数の第一配線パターンと、
    他方の前記導電層に形成され、平面視において前記第一配線パターンと交差して重なり合う複数の第二配線パターンと、
    前記第一配線パターンの一方側の端部と前記第二配線パターン他方側の端部とを接続し、前記第一配線パターンの他方側の端部と前記第二配線パターンの一方側の端部を接続する層間接続部と、
    を含んで構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプリント配線基板。
  5. 前記第一配線パターン及び前記第二配線パターンが、
    重なり合う中央部と、
    前記中央部から配列方向に互いに反対方向に突出した一対の突出部と、
    を有し、
    前記中央部は、前記第一配線パターンと前記第二配線パターンとでほぼ同一形状であると共に、平面視において前記中央部同士がほぼずれることなく重なり、
    前記突出部は、平面視において前記第一配線パターンと前記第二配線パターンとで異なる位置から突出されていると共に、前記第一配線パターンの一方の前記突出部と前記第二配線パターンの他方の前記突出部とが前記層間接続部で接続され、前記第一配線パターンの他方の前記突出部と前記第二配線パターンの一方の前記突出部とが前記層間接続部で接続されていることを特徴とする請求項4に記載のプリント配線基板。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のプリント配線基板を備え、差動で動作する信号を前記プリント配線基板で伝送していることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記差動で動作する信号が、カラー画像の画像信号であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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