JP2008185823A - 焦点検出装置およびカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】点光源被写体による飽和の有無を低コストで検出する焦点検出装置を得る。
【解決手段】焦点検出装置は、撮影レンズ1を通して被写体像を撮像する撮像素子2と、所定周波数以下の信号成分を除去するフィルタ手段9と、フィルタ手段9が信号成分を除去した後の撮像素子2からの撮像信号を用いて、信号成分を除去する前の撮像信号における信号飽和の有無を判定する判定手段17とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】焦点検出装置は、撮影レンズ1を通して被写体像を撮像する撮像素子2と、所定周波数以下の信号成分を除去するフィルタ手段9と、フィルタ手段9が信号成分を除去した後の撮像素子2からの撮像信号を用いて、信号成分を除去する前の撮像信号における信号飽和の有無を判定する判定手段17とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、カメラの焦点検出装置に関する。
CCDなどの撮像素子を用いて被写体像を撮像し、撮像素子から出力される撮像信号に基づいて撮影レンズによる焦点位置の調節状態を検出するカメラの焦点検出方法が知られている。中でも山登り方式と呼ばれる焦点検出方法は、フォーカスレンズを光軸方向に進退駆動させながら、撮像信号の高周波数成分によるデータ、すなわち、鮮鋭度(コントラスト)を示す焦点評価値が極大値をとるように合焦位置を検出する。
被写体に高輝度の光源などが含まれている場合、光源に対応する撮像信号が飽和する。飽和した撮像信号は、飽和レベルとして一様な値で観測される。一般に、一様なレベルの撮像信号には高周波数成分が少ないので、撮像信号が飽和した状態で合焦位置を正しく検出することは困難である。そこで、特許文献1には、飽和している点光源被写体の場合と飽和していない被写体の場合とで合焦位置の検出方式を切替える技術が開示されている。
飽和している点光源被写体か否かを素早く判定するため、画像信号の最大値が飽和レベル以上であるか否かを判定する回路と、飽和レベル以上となる画像信号の数をカウントする回路とを追加すると、コストアップの要因となる。
(1)本発明による焦点検出装置は、撮影レンズを通して被写体像を撮像する撮像素子と、所定周波数以下の信号成分を除去するフィルタ手段と、フィルタ手段が信号成分を除去した後の撮像素子からの撮像信号を用いて、信号成分を除去する前の撮像信号における信号飽和の有無を判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
(2)請求項1に記載の焦点検出装置はさらに、フィルタ手段が信号成分を除去した後の撮像信号を積算する積算手段を備えてもよい。この場合の撮像素子は、撮影レンズを構成するフォーカスレンズが所定位置の状態で被写体像を撮像し、判定手段は、積算手段による積算値が所定値を超える場合に信号飽和有を判定することが好ましい。
(3)請求項2に記載の焦点検出装置において、撮像素子はさらに、フォーカスレンズの位置が異なる状態でそれぞれ被写体像を撮像し、積算手段はさらに、フォーカスレンズの異なる位置ごとに積算を行うとよい。この場合、異なる位置ごとの積算値を用いてフォーカスレンズの合焦位置を決定する決定手段と、判定手段により判定された信号飽和の有無に応じて、決定手段による決定方式を異ならせる制御手段とをさらに備えることが好ましい。
(4)請求項3に記載の焦点検出装置において、積算手段はさらに、フォーカスレンズの異なる位置ごとに、フィルタ手段が信号成分を除去する前の撮像信号を積算し、制御手段は、信号飽和有が判定されている場合、フィルタ手段が信号成分を除去した後の撮像信号の第1積算値とフィルタ手段が信号成分を除去する前の撮像信号の第2積算値とに基づいてフォーカスレンズの合焦位置を決定させることが好ましい。
(5)請求項4に記載の焦点検出装置において、制御手段は、第1積算値と第2積算値との比に基づいてフォーカスレンズの合焦位置を決定させることが好ましい。
(6)請求項4に記載の焦点検出装置において、制御手段は、第1積算値と第2積算値との差に基づいてフォーカスレンズの合焦位置を決定させることが好ましい。
(7)請求項3に記載の焦点検出装置において、制御手段は、信号飽和無しが判定されている場合、フィルタ手段が信号成分を除去した後の撮像信号の第1積算値に基づいてフォーカスレンズの合焦位置を決定させることが好ましい。
(8)請求項3に記載の焦点検出装置において、フィルタ手段は、判定手段が信号飽和の有無を判定する場合の第1フィルタ特性と、決定手段がフォーカスレンズの合焦位置を決定する場合の第2フィルタ特性とを切替えることが好ましい。
(9)請求項8に記載の焦点検出装置において、第1フィルタ特性は差分フィルタに対応し、第2フィルタ特性はバンドパスフィルタに対応することが好ましい。
(10)請求項8または9に記載の焦点検出装置はさらに、フィルタ手段が信号成分を除去した後の撮像信号のうち、所定の信号レベル以上の信号のみを積算手段に積算させるレベル制限手段を備えてもよい。
(11)請求項10に記載の焦点検出装置において、レベル制限手段は、判定手段が信号飽和の有無を判定する場合の第1制限レベルと、決定手段がフォーカスレンズの合焦位置を決定する場合の第2制限レベルとを切替えることが好ましい。
(12)請求項11に記載の焦点検出装置において、レベル制限手段は、第1制限レベルを第2制限レベルより大きくすることが好ましい。
(13)請求項12に記載の焦点検出装置において、レベル制限手段は、撮影範囲の輝度に応じて第1制限レベルを可変にすることが好ましい。
(14)請求項12または13に記載の焦点検出装置において、第1制限レベルは、撮像信号の信号飽和レベルより小さく、かつ該信号飽和レベルの半分のレベルより大きい範囲に設定されることが好ましい。
(15)請求項2に記載の焦点検出装置において、フォーカスレンズの所定位置は、被写体までの距離を無限遠に対応させることが好ましい。
(16)請求項1〜請求項15のいずれか一項に記載の焦点検出装置において、判定手段は、撮影範囲の輝度が所定値より高い場合には判定の動作を行わないことが好ましい。
(17)本発明によるカメラは、請求項1〜請求項16のいずれか一項に記載の焦点検出装置を備えることを特徴とする。
(2)請求項1に記載の焦点検出装置はさらに、フィルタ手段が信号成分を除去した後の撮像信号を積算する積算手段を備えてもよい。この場合の撮像素子は、撮影レンズを構成するフォーカスレンズが所定位置の状態で被写体像を撮像し、判定手段は、積算手段による積算値が所定値を超える場合に信号飽和有を判定することが好ましい。
(3)請求項2に記載の焦点検出装置において、撮像素子はさらに、フォーカスレンズの位置が異なる状態でそれぞれ被写体像を撮像し、積算手段はさらに、フォーカスレンズの異なる位置ごとに積算を行うとよい。この場合、異なる位置ごとの積算値を用いてフォーカスレンズの合焦位置を決定する決定手段と、判定手段により判定された信号飽和の有無に応じて、決定手段による決定方式を異ならせる制御手段とをさらに備えることが好ましい。
(4)請求項3に記載の焦点検出装置において、積算手段はさらに、フォーカスレンズの異なる位置ごとに、フィルタ手段が信号成分を除去する前の撮像信号を積算し、制御手段は、信号飽和有が判定されている場合、フィルタ手段が信号成分を除去した後の撮像信号の第1積算値とフィルタ手段が信号成分を除去する前の撮像信号の第2積算値とに基づいてフォーカスレンズの合焦位置を決定させることが好ましい。
(5)請求項4に記載の焦点検出装置において、制御手段は、第1積算値と第2積算値との比に基づいてフォーカスレンズの合焦位置を決定させることが好ましい。
(6)請求項4に記載の焦点検出装置において、制御手段は、第1積算値と第2積算値との差に基づいてフォーカスレンズの合焦位置を決定させることが好ましい。
(7)請求項3に記載の焦点検出装置において、制御手段は、信号飽和無しが判定されている場合、フィルタ手段が信号成分を除去した後の撮像信号の第1積算値に基づいてフォーカスレンズの合焦位置を決定させることが好ましい。
(8)請求項3に記載の焦点検出装置において、フィルタ手段は、判定手段が信号飽和の有無を判定する場合の第1フィルタ特性と、決定手段がフォーカスレンズの合焦位置を決定する場合の第2フィルタ特性とを切替えることが好ましい。
(9)請求項8に記載の焦点検出装置において、第1フィルタ特性は差分フィルタに対応し、第2フィルタ特性はバンドパスフィルタに対応することが好ましい。
(10)請求項8または9に記載の焦点検出装置はさらに、フィルタ手段が信号成分を除去した後の撮像信号のうち、所定の信号レベル以上の信号のみを積算手段に積算させるレベル制限手段を備えてもよい。
(11)請求項10に記載の焦点検出装置において、レベル制限手段は、判定手段が信号飽和の有無を判定する場合の第1制限レベルと、決定手段がフォーカスレンズの合焦位置を決定する場合の第2制限レベルとを切替えることが好ましい。
(12)請求項11に記載の焦点検出装置において、レベル制限手段は、第1制限レベルを第2制限レベルより大きくすることが好ましい。
(13)請求項12に記載の焦点検出装置において、レベル制限手段は、撮影範囲の輝度に応じて第1制限レベルを可変にすることが好ましい。
(14)請求項12または13に記載の焦点検出装置において、第1制限レベルは、撮像信号の信号飽和レベルより小さく、かつ該信号飽和レベルの半分のレベルより大きい範囲に設定されることが好ましい。
(15)請求項2に記載の焦点検出装置において、フォーカスレンズの所定位置は、被写体までの距離を無限遠に対応させることが好ましい。
(16)請求項1〜請求項15のいずれか一項に記載の焦点検出装置において、判定手段は、撮影範囲の輝度が所定値より高い場合には判定の動作を行わないことが好ましい。
(17)本発明によるカメラは、請求項1〜請求項16のいずれか一項に記載の焦点検出装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、点光源被写体による飽和の有無を低コストで検出する焦点検出装置が得られる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるオートフォーカス(AF)電子カメラの要部構成を説明するブロック図である。図1において、電子カメラは、レンズユニット1と、撮像素子2と、A/D変換器3と、メモリ4と、画像処理回路5と、コントロール回路8と、CPU17と、モータ15と、フォーカス制御機構16と、操作部材18とを有する。
レンズユニット1は、不図示のフォーカスレンズを含む。フォーカスレンズは、レンズユニット1を通過した被写体像が撮像素子2の撮像面上に結像するように、焦点位置を調節するレンズである。モータ15がフォーカス制御機構16を駆動することにより、フォーカス制御機構16がフォーカスレンズを光軸方向に進退移動させる。モータ15は、CPU17から出力されるレンズ駆動信号によって駆動される。
撮像素子2は、たとえば、二次元CCDイメージセンサなどによって構成される。撮像素子2は、撮像面上の被写体像を撮像し、各画素に対応する撮像信号を出力する。撮像素子2から出力される撮像信号は、各画素に入射される光の強さに応じてその信号レベルが異なる。被写体の輝度が高く、入射される光が画素を構成するフォトダイオードの飽和受光レベルを超える、または当該画素から出力される撮像信号が後述するA/D変換器3の許容信号入力レベルを超える場合には、該撮像信号は飽和レベルの信号として扱われる。このような飽和レベルの信号は、入射光レベルに関係なくほぼ共通な飽和信号としてA/D変換器3から出力される。なお、撮像素子2は、CCDの代わりにMOSセンサやCIDなどを用いて構成してもよい。コントロール回路8は、撮像素子2に対するタイミング信号を生成して撮像素子2へ送出する。
撮像素子2から出力された撮像信号は、A/D変換器3によってディジタル信号に変換された後でメモリ4に格納される。画像処理回路5は、メモリ4に格納された画像データに対して所定の方式(たとえば、JPEG)で圧縮処理を施し、圧縮処理後の画像データを外部記憶回路6に記憶させる。画像処理回路5は、外部記憶回路6に記録されている圧縮データを読み出して伸長する際の伸長処理も行う。外部記憶回路6は、たとえば、メモリカードなどのデータストレージ部材によって構成される。
CPU17は、AE/AWB回路7と、バンドパスフィルタ9と、レベルゲート回路10と、積算回路11および12と、演算回路13と、AF回路14とを含む。CPU17は、コントロール回路8、メモリ4などと接続され、電子カメラの焦点検出(AF)や測光(AE)、ホワイトバランス調整(AWB)などの各種演算とカメラ動作のシーケンス制御とを行う。CPU17には、操作部材18から各種操作信号が入力される。CPU17は、操作部材18から入力される操作信号に応じて、電子カメラの焦点検出制御、露出制御、およびカラーバランス制御を総括的に管理する。
AE/AWB回路7は、周知の露出演算やホワイトバランス調整処理を行う。ホワイトバランス調整処理は、メモリ4に格納されている画像データに対して行われる。
バンドパスフィルタ9は、メモリ4に格納されている画像処理前の画像データのうち、焦点検出用の領域(フォーカスエリア)に対応する画像データから差分成分を抽出したり、高周波数成分を抽出したりするフィルタである。バンドパスフィルタ9によるフィルタ処理後の画像データは、フィルタ処理前の画像データに比べて、低周波数成分、とくに直流成分が除去されている。
レベルゲート回路10は、バンドパスフィルタ9によるフィルタ処理後のデータのうち、所定値以上の値を有するデータのみを通過させて積算回路11へ送出する。レベルゲート回路10がデータ通過を制限する閾値は、AF回路14から指示される。
積算回路11および12は、それぞれフォーカスエリアに含まれる画素に対応する画像データの積算値を演算する。積算回路11は、バンドパスフィルタ9によってフィルタ処理され、かつレベルゲート回路10を通過した画像データを積算する。積算回路12は、フィルタ処理されていない生の画像データを積算する。各積算回路は、高周波数成分による差分を積算するために、画像データの絶対値を積算する。積算回路12による積算値(生積算値と呼ぶ)は、撮像素子による撮像信号をそのまま積算した値と等価であり、当該積算値には被写体輝度を示す情報が含まれている。
演算回路13は、積算回路11および12による各演算値を用いて第2焦点評価値を算出する。第2焦点評価値については後述する。
AF回路14は、積算回路11による積算値を用いて第1焦点評価値(コントラスト値)を得る。図2は、撮影レンズ1内の不図示のフォーカスレンズの位置と焦点評価値との関係の一例を示す図である。図2において、横軸はフォーカスレンズの位置であり、縦軸は焦点評価値である。焦点評価値を最大にするレンズ位置D1は、主要被写体に対するフォーカスレンズの合焦位置である。
第1焦点評価値の演算は、たとえば、フォーカスレンズを∞(無限遠)端から至近端に向けて移動させながら行う。AF回路14が繰り返し第1焦点評価値を算出する場合の算出レートは、撮像素子2による撮像時間、フィルタ処理および積算値演算に要する時間によって決定される。したがって、図2において黒丸で示すように、第1焦点評価値は算出レートごとの離散データとしてプロットされる。AF回路14は、焦点評価値カーブの最大点P2およびその両隣のP1、P3の3点について、いわゆる3点内挿演算を行って焦点評価値カーブの極大点に対応するレンズ位置D1を算出する。レンズ位置D1は、最大点P2と点P3とを通る傾きαの直線と、点P1を通る傾き−αの直線との交点に対応する。このレンズ位置D1は、撮像素子2によって撮像される被写体像のエッジのボケをなくし、画像のコントラストを最大にする位置である。
本実施形態のAF回路14(CPU17)は、
1.点光源によって飽和レベルに達したデータが焦点検出処理に用いる撮像信号に含まれていない場合に、上記第1焦点評価値に基づいて合焦位置を得る。
2.点光源によって飽和レベルに達したデータが焦点検出処理に用いる撮像信号に含まれている場合に、積算回路11による積算値および積算回路12による生積算値を用いて算出される第2焦点評価値に基づいて合焦位置を得る。
1.点光源によって飽和レベルに達したデータが焦点検出処理に用いる撮像信号に含まれていない場合に、上記第1焦点評価値に基づいて合焦位置を得る。
2.点光源によって飽和レベルに達したデータが焦点検出処理に用いる撮像信号に含まれている場合に、積算回路11による積算値および積算回路12による生積算値を用いて算出される第2焦点評価値に基づいて合焦位置を得る。
AF電子カメラのCPU17が行うAF処理について、図3および図4のフローチャートを参照して説明する。図3による処理は、たとえば、操作部材18を構成するレリーズスイッチから半押し操作信号がCPU17に入力されると開始される。ステップ#1において、CPU17は、処理に必要なフラグ類を初期化してステップ#2へ進む。
ステップ#2において、CPU17は、サーチ位置を設定してステップ#3へ進む。本実施形態では、サーチ開始位置を無限遠端に、サーチ終了位置を至近端に、それぞれ設定する。なお、サーチ開始位置を至近端に、サーチ終了位置を無限遠端に設定してもよい。ステップ#3において、CPU17は、モータ15に駆動信号を出力し、フォーカスレンズ(不図示)をサーチ開始位置へ移動させてステップ#4へ進む。図5は、AF処理の経過時間(横軸)およびフォーカスレンズ位置(縦軸)の関係を示す図である。図5において、タイミングt1からモータ15が駆動開始され、タイミングt2においてフォーカスレンズがサーチ開始位置(ここでは無限遠端)に到達する。
図3のステップ#4において、CPU17は点光源飽和判定設定処理を行う。図6は、このステップ#4における点光源飽和判定設定処理の詳細を説明するフローチャートである。点光源飽和判定設定処理では、バンドパスフィルタ9のフィルタ係数およびレベルゲート回路10の判定閾値を、それぞれ点光源飽和判定用の値に設定する。図6のステップ#101において、CPU17は、バンドパスフィルタ9を差分フィルタに設定してステップ#102へ進む。バンドパスフィルタ9をFIR(Finite Impulse Responce)型のディジタルフィルタとして構成する場合、フィルタ係数を{h0,h1,h2,h3,h4}で表すと、その伝達関数はH(z)=h0+h1z−1+h2z−2+h3z−3+h4z−4で表される。CPU17は、当該フィルタに対する設定値を変更することにより、フィルタ特性の切換を行う。差分フィルタの設定値BPF-SATは、たとえば、{1,−1}とする。
なお、バンドパスフィルタ9をIIR(Infinite Impulse Responce)型のディジタルフィルタとして構成してもよい。
ステップ#102において、CPU17は、レベルゲート回路10の判定閾値(レベルゲート)を合焦位置検出用の判定閾値(レベルゲートN:図12参照)より大きく設定し(レベルゲートSAT:図12参照)し、図3のステップ#5へ進む。たとえば、A/D変換器3が10bit構成の場合、10bitのフルスケール(1023)に対応させて判定閾値(レベルゲートSAT)を1000とする。点光源飽和判定用の判定閾値(レベルゲートSAT)は、後述する合焦位置検出用の判定閾値(レベルゲートN)の64倍以上の値にするのが好ましい(一般的にダイナミックレンジが2の6乗程度であるため)。なお、上述のレベルゲートSATは、撮像信号が飽和する飽和信号レベルより小さく、かつその飽和信号レベルの半分のレベルより大きい範囲内に設定されるのが、正確に点光源飽和を判定するのに適している。
図3のステップ#5において、CPU17は、フォーカスレンズの位置がサーチ開始位置か否かを判定する。CPU17は、フォーカスレンズ位置がサーチ開始位置の場合にステップ#5を肯定判定してステップ#6へ進み、フォーカスレンズ位置がサーチ開始位置に到達していない場合にはステップ#5を否定判定し、当該判定処理を繰り返す。フォーカスレンズの位置は、たとえば、フォーカス制御機構16からレンズ位置を示す情報を入力して取得する。
ステップ#6において、CPU17は、積算回路11による積算値(第1焦点評価値)を取得する。このときに取得される積算値は、レベルゲートSATに設定されたレベルゲート回路10を経て出力されたものである。そしてこの積算値を、フォーカスレンズの位置(ここでは無限遠端)を示す情報に関連づけてAF回路14内に記憶し(SATVal)、ステップ#7へ進む。記憶値SATValを飽和判定値と呼ぶ。
ステップ#7において、CPU17は合焦位置検出設定処理を行う。図7は、このステップ#7における合焦位置検出設定処理の詳細を説明するフローチャートである。合焦位置検出設定処理では、バンドパスフィルタ9のフィルタ係数およびレベルゲート回路10の判定閾値を、それぞれ合焦位置検出用の値に設定する。図7のステップ#201において、CPU17は、バンドパスフィルタ9をバンドパスフィルタ(微分フィルタ)に設定してステップ#202へ進む。微分フィルタの設定値BPF-Nは、たとえば、{−0.5,0,1,0,−0.5}とする。
ステップ#202において、CPU17は、レベルゲート回路10の判定閾値(レベルゲート)を点光源飽和判定用の判定閾値(レベルゲートSAT)より小さく設定し(レベルゲートN)、図3のステップ#8へ進む。たとえば、A/D変換器3が10bit構成の場合、判定閾値(レベルゲートN)を9〜20のいずれかの値(たとえば20)とする。
図3のステップ#8において、CPU17は、レンズ移動速度を設定してステップ#9へ進む。サーチ開始位置からサーチ終了位置までのフォーカスレンズの移動時間は、この移動速度によって決定される。レンズ移動速度を遅くすると図2におけるプロット数が多くなり、レンズ移動速度を速くするとプロット数が少なくなる。レンズ移動速度は、焦点評価値カーブの「山」を構成するプロット数が少なくとも3点以上になるように設定するのが好ましい。
ステップ#9において、CPU17は、レベルゲートNに設定されたレベルゲート回路10から出力されて積算回路11で積算された積算値(第1焦点評価値)を取得し、フォーカスレンズの位置を示す情報に関連づけて履歴データAFvalHis[n]としてAF回路14内にそれぞれ記憶し、ステップ#10へ進む。nは取得順を表し、サーチ開始位置に近いものから順に1,2,…とする。
ステップ#10において、CPU17は、積算回路12による生積算値を取得し、フォーカスレンズの位置を示す情報に関連づけて履歴データIvalHis[n]としてAF回路14内にそれぞれ記憶し、ステップ#11へ進む。生積算値は、上述したように輝度信号の積算値に対応する。nは取得順を表し、サーチ開始位置に近いものから順に1,2,…とする。
ステップ#11において、CPU17は、第2焦点評価値を次式(1)によって計算する。実際の計算は演算回路13で行う。
AFval2=AFval/Ival (1)
ただし、AFval2は第2焦点評価値、AFvalは第1焦点評価値、Ivalは生積算値である。CPU17はさらに、算出した第2焦点評価値AFval2を、フォーカスレンズの位置を示す情報に関連づけて履歴データAFval2His[n]としてAF回路14内にそれぞれ記憶し、ステップ#12へ進む。nは取得順を表し、サーチ開始位置に近いものから順に1,2,…とする。
AFval2=AFval/Ival (1)
ただし、AFval2は第2焦点評価値、AFvalは第1焦点評価値、Ivalは生積算値である。CPU17はさらに、算出した第2焦点評価値AFval2を、フォーカスレンズの位置を示す情報に関連づけて履歴データAFval2His[n]としてAF回路14内にそれぞれ記憶し、ステップ#12へ進む。nは取得順を表し、サーチ開始位置に近いものから順に1,2,…とする。
ステップ#12において、CPU17は、モータ15に駆動信号を出力してステップ#13へ進む。これにより、フォーカスレンズが上記レンズ移動速度で駆動開始される。ステップ#13において、CPU17は、フォーカスレンズの位置がサーチ終了端か否かを判定する。CPU17は、フォーカスレンズ位置がサーチ終了端の場合にステップ#13を肯定判定して図4のステップ#14へ進み、フォーカスレンズ位置がサーチ終了端に到達していない場合にはステップ#13を否定判定し、ステップ#9へ戻る。
以上のステップ#9〜ステップ#13の処理により、フォーカスレンズの位置がサーチ開始端からサーチ終了端まで移動する間(図5のタイミングt3〜タイミングt4)に、第1焦点評価値カーブを表す複数の第1焦点評価値、第2焦点評価値カーブを表す複数の第2焦点評価値、生積算値(輝度信号の積算値)、およびレンズ位置が得られる。ここでは、それぞれの焦点評価値カーブを構成する複数の焦点評価値を、それぞれ第1焦点評価値履歴AFvalHis[n]および第2焦点評価値履歴AFval2His[n]と呼ぶ。また、輝度信号の履歴をIvalHis[n]と呼び、レンズ位置履歴をLPav[n]と呼ぶ。nは取得順を表し、サーチ開始位置に近いものから順に1,2,…とする。
図4のステップ#14において、CPU17は、合焦位置計算処理を行ってステップ#15へ進む。合焦位置計算処理の詳細については後述する。
ステップ#15において、CPU17は、合焦位置計算に用いた焦点評価値履歴(第1焦点評価値履歴もしくは第2焦点評価値値歴)の中の最大値が所定レベル以上か否かを判定する。CPU17は、焦点評価値履歴に所定レベル以上の焦点評価値が含まれる場合にステップ#15を肯定判定してステップ#16へ進み、焦点評価値履歴に所定レベル以上の焦点評価値が含まれていない場合にはステップ#15を否定判定し、ステップ#17へ進む。ステップ#16へ進む場合は、焦点検出処理に必要なコントラスト情報が得られている場合である。ステップ#17へ進む場合は、被写体が白壁や黒壁などのためコントラストが低い場合である。この場合には、焦点評価値の最大点がノイズなどによって生じるため、擬合焦のおそれがある。
ステップ#17において、CPU17は、焦点調節不能とみなしていわゆるローコントラスト処理を行う。CPU17は、モータ15にレンズ駆動信号を出力し、フォーカスレンズ(不図示)をサーチ終了位置から所定のレンズ位置(たとえば、撮影距離2m)に移動させ、図4による処理を終了する。
ステップ#16において、CPU17は、モータ15にレンズ駆動信号を出力し、フォーカスレンズをサーチ終了位置から合焦レンズ位置D1へ移動させ、図4による処理を終了する。図5において、タイミングt5からモータ15が駆動開始され、フォーカスレンズが合焦レンズ位置D1に到達する(タイミングt6)。
ここで上述のステップ#14における合焦位置計算処理の詳細について、図8のフローチャートを参照して説明する。図8のステップ#301において、CPU17は、飽和している点光源の被写体が存在するか否かを判定する。CPU17は、ステップ#6で記憶した飽和判定値SATValが所定値以上であれば飽和点光源被写体とみなす。この場合は当該画素データを飽和しているデータとして扱う。
CPU17は、飽和判定値SATValが所定値以上の場合にステップ#301を肯定判定してステップ#303へ進み、飽和判定値SATValが所定値未満の場合にはステップ#301を否定判定してステップ#302へ進む。
ステップ#302において、CPU17は、第1焦点評価値履歴のうち、最大値およびその両隣りの3点について、3点内挿演算を行って第1焦点評価値履歴カーブの極大点に対応するレンズ位置D1を算出する。CPU17は、レンズ位置D1を算出すると図4のステップ#15へ進む。
ステップ#303において、CPU17は、第2焦点評価値履歴のうち、最大値およびその両隣りの3点について、3点内挿演算を行って第2焦点評価値履歴カーブの極大点に対応するレンズ位置D1を算出する。CPU17は、レンズ位置D1を算出すると図4のステップ#15へ進む。
<飽和する高輝度被写体を含む場合の積算値>
図9は、ステップ#9〜ステップ#13の処理で取得された第1焦点評価値カーブおよび生積算値(輝度信号の積算値)カーブであって、飽和被写体が存在する(主要被写体を示すデータが飽和している)場合の第1焦点評価値カーブ61および生積算値(輝度信号の積算値)カーブ62の一例を示す図である。横軸はフォーカスレンズの位置を表し、縦軸は焦点評価値レベルを表す。図9において、第1焦点評価値カーブ61は、合焦レンズ位置D1から外れた位置で「山」のピークが得られる(合焦位置D1より∞端側のピーク61paと、合焦位置D1より至近側のピーク61pb)。これは、撮像信号が飽和して合焦位置D1近傍で一様な飽和レベルとして観測されたため、画像データに含まれる高周波数成分が減少したことに起因する。生積算値カーブ62は、合焦位置において「谷」を有する。これも、撮像信号が一様な飽和レベルとして観測されたことにより、画像データの高周波数成分が減少したためである。図9は、第1焦点評価値カーブ61の極大値が合焦位置に対応しないことを意味する。
図9は、ステップ#9〜ステップ#13の処理で取得された第1焦点評価値カーブおよび生積算値(輝度信号の積算値)カーブであって、飽和被写体が存在する(主要被写体を示すデータが飽和している)場合の第1焦点評価値カーブ61および生積算値(輝度信号の積算値)カーブ62の一例を示す図である。横軸はフォーカスレンズの位置を表し、縦軸は焦点評価値レベルを表す。図9において、第1焦点評価値カーブ61は、合焦レンズ位置D1から外れた位置で「山」のピークが得られる(合焦位置D1より∞端側のピーク61paと、合焦位置D1より至近側のピーク61pb)。これは、撮像信号が飽和して合焦位置D1近傍で一様な飽和レベルとして観測されたため、画像データに含まれる高周波数成分が減少したことに起因する。生積算値カーブ62は、合焦位置において「谷」を有する。これも、撮像信号が一様な飽和レベルとして観測されたことにより、画像データの高周波数成分が減少したためである。図9は、第1焦点評価値カーブ61の極大値が合焦位置に対応しないことを意味する。
<高輝度被写体を含まない場合の積算値>
一方、飽和被写体が存在しない(通常被写体と呼ぶ)場合の第1焦点評価値カーブ71および生積算値(輝度信号の積算値)カーブ72の一例を図10に示す。図9と同様に、横軸はフォーカスレンズの位置を表し、縦軸は焦点評価値レベルを表す。図10において、第1焦点評価値カーブ71は、合焦位置D1で「山」のピークが得られる。生積算値72はフォーカスレンズ位置によらず一定であり、生積算値カーブ62のような「谷」は存在しない。図10は、第1焦点評価値カーブ71の極大値を求めれば、合焦位置が得られることを意味する。
一方、飽和被写体が存在しない(通常被写体と呼ぶ)場合の第1焦点評価値カーブ71および生積算値(輝度信号の積算値)カーブ72の一例を図10に示す。図9と同様に、横軸はフォーカスレンズの位置を表し、縦軸は焦点評価値レベルを表す。図10において、第1焦点評価値カーブ71は、合焦位置D1で「山」のピークが得られる。生積算値72はフォーカスレンズ位置によらず一定であり、生積算値カーブ62のような「谷」は存在しない。図10は、第1焦点評価値カーブ71の極大値を求めれば、合焦位置が得られることを意味する。
<点光源被写体を含む場合の輝度変化>
図11は、飽和判定値SATValを得るためにステップ#6において第1焦点評価値の取得用に用いた撮像信号(メモリ4に格納されているフォーカスエリアに対応する画像データ)であって、飽和レベルに達した信号を含む撮像信号の水平方向の輝度変化の例を示す図である。横軸は撮像素子2上の水平方向の画素位置を表し、縦軸は撮像信号レベルを表す。図11において、高輝度の点光源などに対応する撮像信号が飽和レベルにてクリップされている。このクリップによって失われた部分が図9の生積算値カーブ62の「谷」に相当する(比例する)。つまり、生積算値カーブ62は合焦位置において最小値をとる。
図11は、飽和判定値SATValを得るためにステップ#6において第1焦点評価値の取得用に用いた撮像信号(メモリ4に格納されているフォーカスエリアに対応する画像データ)であって、飽和レベルに達した信号を含む撮像信号の水平方向の輝度変化の例を示す図である。横軸は撮像素子2上の水平方向の画素位置を表し、縦軸は撮像信号レベルを表す。図11において、高輝度の点光源などに対応する撮像信号が飽和レベルにてクリップされている。このクリップによって失われた部分が図9の生積算値カーブ62の「谷」に相当する(比例する)。つまり、生積算値カーブ62は合焦位置において最小値をとる。
図12は、図11に例示した撮像信号が点光源飽和判定用に差分フィルタ設定されたバンドパスフィルタ9によってフィルタ処理された後の水平方向の輝度変化の例を示す図である。横軸は撮像素子2上の水平方向の画素位置を表し、縦軸は撮像信号レベルを表す。上側の破線は既述のレベルゲートSATに対応し、下側の破線は既述のレベルゲートNに対応する。図12において、高輝度の点光源などに対応する差分信号が、上述した判定閾値に対応するレベルゲートSATを超えている。点光源飽和判定用にレベルゲート回路10のレベルゲートをレベルゲートSAT(信号レベルで1000)にしたのは、このような飽和点光源被写体に対応する大きな差分信号のみを通過させるためである。上述したステップ#6では、レベルゲートSATを超えた差分信号が積算され、飽和判定値SATValとして記憶される。
なお、合焦位置検出時は、合焦位置検出用にフィルタ設定されたバンドパスフィルタ9によってフィルタ処理された後の信号のうち、合焦位置検出用のレベルゲートNを超える信号を用いて第1焦点評価値が取得される。点光源飽和判定処理と合焦位置検出処理とでは、それぞれの処理に適した信号レベルが異なるので、レベルゲート回路10のレベルゲートを異ならせることによって、処理に用いる信号レベルを切り替えている。
<点光源被写体を含む場合の合焦レンズ位置>
第2焦点評価値は、上式(1)が示すように第1焦点評価値を生積算値で正規化したものである。図13は、第2焦点評価値の一例を示す図である。図13において、横軸はフォーカスレンズの位置を表し、縦軸は焦点評価値レベルを表す。図13によれば、第2焦点評価値カーブ91は合焦位置D1で「山」のピークが得られる。つまり、飽和被写体が存在していても、第2焦点評価値履歴カーブの極大点が合焦レンズ位置D1に対応するので、第2焦点評価値カーブ91の極大値を求めれば、合焦位置が得られることを意味する。
第2焦点評価値は、上式(1)が示すように第1焦点評価値を生積算値で正規化したものである。図13は、第2焦点評価値の一例を示す図である。図13において、横軸はフォーカスレンズの位置を表し、縦軸は焦点評価値レベルを表す。図13によれば、第2焦点評価値カーブ91は合焦位置D1で「山」のピークが得られる。つまり、飽和被写体が存在していても、第2焦点評価値履歴カーブの極大点が合焦レンズ位置D1に対応するので、第2焦点評価値カーブ91の極大値を求めれば、合焦位置が得られることを意味する。
以上説明した実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)フォーカスエリアに対応する撮像信号を用いて焦点評価値を演算するオートフォーカス電子カメラは、フィルタ(BPF9)で低周波数成分を除去した撮像信号を用いて、フィルタを通していない撮像信号が飽和しているか否かを判定する。フィルタを通すことによって点光源に対応する高周波数成分を抽出できるので、点光源被写体による飽和か否かを正しく判定できる。このフィルタ(BPF9)は、焦点評価値を取得するためのフィルタを兼用するため、新たな回路を備える必要がない。
(1)フォーカスエリアに対応する撮像信号を用いて焦点評価値を演算するオートフォーカス電子カメラは、フィルタ(BPF9)で低周波数成分を除去した撮像信号を用いて、フィルタを通していない撮像信号が飽和しているか否かを判定する。フィルタを通すことによって点光源に対応する高周波数成分を抽出できるので、点光源被写体による飽和か否かを正しく判定できる。このフィルタ(BPF9)は、焦点評価値を取得するためのフィルタを兼用するため、新たな回路を備える必要がない。
(2)上記抽出した点光源に対応する高周波数成分を積算回路11で積算し、この積算値(飽和判定値SATVal)が所定値以上であれば、点光源被写体による飽和と判定する。これにより、飽和レベルに達しない信号成分を積算対象から除外できる。
(3)フォーカスレンズの位置を無限遠端と至近端との間で異ならせて焦点評価値(積算回路11による積算値)を演算し、フォーカスレンズの位置ごとの焦点評価値履歴に基づいてフォーカスレンズの合焦位置を決定するオートフォーカス電子カメラは、点光源被写体による飽和か否かの判定結果に応じて合焦位置を決定する方式を異ならせる。これにより、点光源被写体によって撮像信号が飽和している場合でも合焦位置を正確に検出することができる。
(4)点光源被写体による飽和と判定した場合、フィルタ(BPF9)で低周波数成分を除去した撮像信号の積算値(積算回路11による積算値)と、フィルタ処理しない生の撮像信号の生積算値(積算回路12による積算値)とを、それぞれ複数のレンズ位置に対応して得る。カメラはさらに、フィルタ処理後の積算値による第1焦点評価値と第2焦点評価値(=第1焦点評価値/生積算値の比)とを得て、第2焦点評価値カーブの極値を3点内挿演算で求め、極値に対応するレンズ位置D1を算出する。第2焦点評価値カーブは、常に極大点が合焦レンズ位置D1に対応するので、点光源によって撮像信号が飽和している場合でも合焦位置を正確に検出することができる。
(5)点光源被写体による飽和と判定しない場合、第1焦点評価値カーブの極値を3点内挿演算で求め、極値に対応するレンズ位置D1を算出する。撮像信号が飽和していなければ、第1焦点評価値カーブは合焦位置で極大値を有するので、合焦位置を正確に検出することができる。
(6)フィルタ(BPF9)に対し、点光源飽和判定用のフィルタ設定(たとえば差分フィルタ)と合焦位置検出用のフィルタ設定(たとえばバンドパスフィルタ)とを切替えるようにしたので、それぞれの処理に適した信号通過特性を与えることができる。
(7)フィルタ(BPF9)と積算回路11との間にレベルゲート回路10を設け、点光源飽和判定用に信号レベルを制限する(レベルゲートSAT)設定と、合焦位置検出用に信号レベルを制限する(レベルゲートN)設定とを切替えた。これにより、それぞれの処理に適した足切りレベルを設定できる。
(8)レベルゲートSAT>レベルゲートNとしたので、点光源飽和判定時には輝度レベル(信号レベル)が高い信号を選択的に積算させ、合焦位置検出時にはノイズを除外した信号(ノイズより信号レベルが高いもの)を選択的に積算できる。
(9)飽和判定値SATValの取得は、フォーカスレンズの位置を無限遠端に対応させて取得するようにした。点光源は遠方(夜景の遠景)に含まれることが多いため、フォーカスレンズの位置が至近端の場合に比べてシャープな点光源像を取得できる。
(10)飽和判定値SATValの取得は、フォーカスレンズをサーチ開始端からサーチ終了端まで移動(スキャン)させるステップ#9〜ステップ#13の処理の前に行うようにした(ステップ#6)。もし、スキャン途中で合焦位置を決定する構成とする場合には、合焦位置を決定した時点でスキャンを停止させることも可能である。この場合には、図8のステップ#301の判定動作を図3のステップ#6の直後に行っておき、第1焦点評価値、第2焦点評価値のいずれを用いて合焦位置を求めるのかを、ステップ#9の前に決めておくことが好ましい。このようにすれば、スキャン途中で合焦位置を決定して、その後の無駄なスキャン動作を省くことができる。また、点光源を含まないと判定された場合には、第2焦点評価値に関する処理(#10、#11)を省くこともできる。
(変形例1)
CPU17は、一旦メモリ4に格納した画像データを用いてフィルタ処理および積算処理を行うようにしたが、A/D変換器3から出力されるデータを逐次入力してフィルタ処理および積算処理を行うようにしてもよい。
CPU17は、一旦メモリ4に格納した画像データを用いてフィルタ処理および積算処理を行うようにしたが、A/D変換器3から出力されるデータを逐次入力してフィルタ処理および積算処理を行うようにしてもよい。
(変形例2)
上述した説明では、点光源被写体による飽和と判定した場合、上記(3)のように第2焦点評価値として第1焦点評価値および生積算値の比を得て、この比を示すカーブに基づいて極値に対応するレンズ位置D1を算出するようにした。この代わりに、第1焦点評価値および生積算値の差を第2焦点評価値として得て、この差を示すカーブに基づいて極値に対応するレンズ位置D1を算出する構成にしてもよい。この場合にも、点光源によって撮像信号が飽和する場合の合焦位置を正確に検出することができる。
上述した説明では、点光源被写体による飽和と判定した場合、上記(3)のように第2焦点評価値として第1焦点評価値および生積算値の比を得て、この比を示すカーブに基づいて極値に対応するレンズ位置D1を算出するようにした。この代わりに、第1焦点評価値および生積算値の差を第2焦点評価値として得て、この差を示すカーブに基づいて極値に対応するレンズ位置D1を算出する構成にしてもよい。この場合にも、点光源によって撮像信号が飽和する場合の合焦位置を正確に検出することができる。
(変形例3)
レベルゲート回路10の点光源飽和判定用の設定値(レベルゲートSAT)を、撮影範囲の輝度が低い場合に上げてもよい。すなわち、撮像素子2や不図示の測光素子によって測光された撮影被写体の輝度に応じて、CPU17がレベルゲートSATの設定値を可変にしてもよい。具体的には、撮影範囲内に明るい被写体が存在しないような暗黒状態におけるレベルゲートSATの設定値は、平均輝度が所定値を超える場合の設定値よりも高くする。換言すれば、平均輝度が所定値を超える場合のレベルゲートSATの設定値は、暗黒状態におけるレベルゲートSATの設定値より低くする。撮影範囲の輝度が低い場合は撮像感度が高く設定されることが多いため、この感度アップ分を考慮してレベルゲートSATを設定することにより、点光源飽和判定を適切に行うことができる。
レベルゲート回路10の点光源飽和判定用の設定値(レベルゲートSAT)を、撮影範囲の輝度が低い場合に上げてもよい。すなわち、撮像素子2や不図示の測光素子によって測光された撮影被写体の輝度に応じて、CPU17がレベルゲートSATの設定値を可変にしてもよい。具体的には、撮影範囲内に明るい被写体が存在しないような暗黒状態におけるレベルゲートSATの設定値は、平均輝度が所定値を超える場合の設定値よりも高くする。換言すれば、平均輝度が所定値を超える場合のレベルゲートSATの設定値は、暗黒状態におけるレベルゲートSATの設定値より低くする。撮影範囲の輝度が低い場合は撮像感度が高く設定されることが多いため、この感度アップ分を考慮してレベルゲートSATを設定することにより、点光源飽和判定を適切に行うことができる。
(変形例4)
撮影範囲内に点光源が存在しないことが明らかな場合は、点光源飽和判定用の処理を省略してもよい。この場合の合焦位置検出処理では、第1焦点評価値カーブの極値に対応するレンズ位置D1を算出する。また、撮影範囲内が(撮影被写体が)高輝度(所定輝度値以上)状態であることを測光素子や撮像素子などで検出した場合には、点光源飽和判定用の処理を行わないようにしてもよい。この場合には、図3のステップ#3とステップ#4の間に輝度が所定輝度値以上か否かを判定するステップを設け、当該ステップを否定判定ならステップ#4へ進むようにし、肯定判定ならステップ#5へ進みかつステップ#6、#10、#11、#301、#303を行わないようにすればよい。
撮影範囲内に点光源が存在しないことが明らかな場合は、点光源飽和判定用の処理を省略してもよい。この場合の合焦位置検出処理では、第1焦点評価値カーブの極値に対応するレンズ位置D1を算出する。また、撮影範囲内が(撮影被写体が)高輝度(所定輝度値以上)状態であることを測光素子や撮像素子などで検出した場合には、点光源飽和判定用の処理を行わないようにしてもよい。この場合には、図3のステップ#3とステップ#4の間に輝度が所定輝度値以上か否かを判定するステップを設け、当該ステップを否定判定ならステップ#4へ進むようにし、肯定判定ならステップ#5へ進みかつステップ#6、#10、#11、#301、#303を行わないようにすればよい。
(変形例5)
飽和判定値SATValの取得は、フォーカスレンズをサーチ開始端からサーチ終了端まで移動(スキャン)させた後で行うようにしてもよい。たとえばステップ#2においてサーチ開始位置を至近端に、サーチ終了位置を無限遠端に設定した場合には、フォーカスレンズを上記のようにサーチ終了端までスキャンさせた後で、飽和判定値SATValを取得することが、上述した理由(点光源は遠方に含まれることが多い)から好ましい。
飽和判定値SATValの取得は、フォーカスレンズをサーチ開始端からサーチ終了端まで移動(スキャン)させた後で行うようにしてもよい。たとえばステップ#2においてサーチ開始位置を至近端に、サーチ終了位置を無限遠端に設定した場合には、フォーカスレンズを上記のようにサーチ終了端までスキャンさせた後で、飽和判定値SATValを取得することが、上述した理由(点光源は遠方に含まれることが多い)から好ましい。
(変形例6)
以上の説明は、撮像素子2に入射される光レベルが高い場合だけでなく、長秒時撮影などのように、撮像素子2に対して電荷蓄積時間を長く設定した場合に有効である。すなわち、蓄積電荷量が所定の蓄積限界を超えると撮像信号が飽和するが、このような撮像素子2の飽和状態にも適用することができる。
以上の説明は、撮像素子2に入射される光レベルが高い場合だけでなく、長秒時撮影などのように、撮像素子2に対して電荷蓄積時間を長く設定した場合に有効である。すなわち、蓄積電荷量が所定の蓄積限界を超えると撮像信号が飽和するが、このような撮像素子2の飽和状態にも適用することができる。
電子カメラに限らず、銀塩カメラの焦点検出装置に本発明を適用してもよい。この場合には、撮影用の感光部材と別に焦点検出用の撮像素子を備えればよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
1…レンズユニット
2…撮像素子
9…バンドパスフィルタ
17…CPU
2…撮像素子
9…バンドパスフィルタ
17…CPU
Claims (17)
- 撮影レンズを通して被写体像を撮像する撮像素子と、
所定周波数以下の信号成分を除去するフィルタ手段と、
前記フィルタ手段が前記信号成分を除去した後の前記撮像素子からの撮像信号を用いて、前記信号成分を除去する前の前記撮像信号における信号飽和の有無を判定する判定手段とを備えることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項1に記載の焦点検出装置において、
前記フィルタ手段が前記信号成分を除去した後の前記撮像信号を積算する積算手段をさらに備え、
前記撮像素子は、前記撮影レンズを構成するフォーカスレンズが所定位置の状態で前記被写体像を撮像し、
前記判定手段は、前記積算手段による積算値が所定値を超える場合に前記信号飽和有を判定することを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項2に記載の焦点検出装置において、
前記撮像素子はさらに、前記フォーカスレンズの位置が異なる状態でそれぞれ前記被写体像を撮像し、
前記積算手段はさらに、前記フォーカスレンズの前記異なる位置ごとに前記積算を行い、
前記異なる位置ごとの積算値を用いて前記フォーカスレンズの合焦位置を決定する決定手段と、
前記判定手段により判定された前記信号飽和の有無に応じて、前記決定手段による決定方式を異ならせる制御手段とをさらに備えることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項3に記載の焦点検出装置において、
前記積算手段はさらに、前記フォーカスレンズの前記異なる位置ごとに、前記フィルタ手段が前記信号成分を除去する前の前記撮像信号を積算し、
前記制御手段は、前記信号飽和有が判定されている場合、前記フィルタ手段が前記信号成分を除去した後の撮像信号の第1積算値と前記フィルタ手段が前記信号成分を除去する前の撮像信号の第2積算値とに基づいて前記フォーカスレンズの合焦位置を決定させることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項4に記載の焦点検出装置において、
前記制御手段は、前記第1積算値と前記第2積算値との比に基づいて前記フォーカスレンズの合焦位置を決定させることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項4に記載の焦点検出装置において、
前記制御手段は、前記第1積算値と前記第2積算値との差に基づいて前記フォーカスレンズの合焦位置を決定させることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項3に記載の焦点検出装置において、
前記制御手段は、前記信号飽和無しが判定されている場合、前記フィルタ手段が前記信号成分を除去した後の撮像信号の第1積算値に基づいて前記フォーカスレンズの合焦位置を決定させることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項3に記載の焦点検出装置において、
前記フィルタ手段は、前記判定手段が前記信号飽和の有無を判定する場合の第1フィルタ特性と、前記決定手段が前記フォーカスレンズの合焦位置を決定する場合の第2フィルタ特性とを切替えることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項8に記載の焦点検出装置において、
前記第1フィルタ特性は差分フィルタに対応し、前記第2フィルタ特性はバンドパスフィルタに対応することを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項8または9に記載の焦点検出装置において、
前記フィルタ手段が前記信号成分を除去した後の撮像信号のうち、所定の信号レベル以上の信号のみを前記積算手段に積算させるレベル制限手段をさらに備えることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項10に記載の焦点検出装置において、
前記レベル制限手段は、前記判定手段が前記信号飽和の有無を判定する場合の第1制限レベルと、前記決定手段が前記フォーカスレンズの合焦位置を決定する場合の第2制限レベルとを切替えることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項11に記載の焦点検出装置において、
前記レベル制限手段は、前記第1制限レベルを前記第2制限レベルより大きくすることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項12に記載の焦点検出装置において、
前記レベル制限手段は、撮影範囲の輝度に応じて前記第1制限レベルを可変にすることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項12または13に記載の焦点検出装置において、
前記第1制限レベルは、前記撮像信号の信号飽和レベルより小さく、かつ該信号飽和レベルの半分のレベルより大きい範囲に設定されることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項2に記載の焦点検出装置において、
前記フォーカスレンズの前記所定位置は、被写体までの距離を無限遠に対応させることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項1〜請求項15のいずれか一項に記載の焦点検出装置において、
前記判定手段は、撮影範囲の輝度が所定値より高い場合には前記判定の動作を行わないことを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項1〜請求項16のいずれか一項に記載の焦点検出装置を備えることを特徴とするカメラ。
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JP2007019786A JP2008185823A (ja) | 2007-01-30 | 2007-01-30 | 焦点検出装置およびカメラ |
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2007
- 2007-01-30 JP JP2007019786A patent/JP2008185823A/ja active Pending
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