JP2008185769A - 圧縮オーディオ再生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】圧縮オーディオファイルを再生する圧縮オーディオ再生装置であって、再生する圧縮オーディオファイルに記録されている少なくとも1つのフレームを含む基本データストリーム毎のサイズの平均値を表す平均基本データストリームサイズと基本データストリームの各々の基本データストリーム番号との積算値である換算基本データストリーム位置を算出して、基本データストリーム位置記憶手段に記憶されている換算基本データストリーム位置と基本データストリームの位置との差を表す基本データストリーム位置差分データに基づき、再生を開始する基本データストリームの位置を算出する。
【選択図】図3
Description
AvgDataStream = ( FileSize - AbsFrame1st ) / NumFrame
換算基本データストリーム位置算出手段5は、基本データストリームの各々の基本データストリーム番号と平均基本データストリームサイズの積算値を、基本データストリーム毎の換算基本データストリーム位置とする。基本データストリーム番号は、先頭から1番目の基本データストリームでは0、先頭から2番目の基本データストリームでは1、先頭からN番目の基本データストリームではN−1である。
ΔDataStreamN = AbsDataStreamN - AbsFrame1st - AvgDataStreamN
図2に、基本データストリーム位置記憶手段6に記憶されている基本データストリーム位置テーブルの例を示す。基本データストリーム位置テーブルには、圧縮オーディオファイルの先頭にある基本データストリームから順に対応する基本データストリーム位置差分データが記録されている。
AbsDataStreamN = AbsFrame1st + AvgDataStreamN + ΔDataStreamN
ここで、再生する圧縮オーディオファイルの構造が図5であるとする。基本データストリームの各々に対応する基本データストリーム位置差分データ、再生する圧縮オーディオファイルのファイルサイズ、再生する圧縮オーディオファイルに記録されているフレームの総数、第1フレーム先頭位置は、例えば、前回圧縮オーディオファイルを再生したとき等に取得され、予め保存されているとする。このとき、基本データストリーム位置テーブルは、図6のようになっているとする。また、基本データストリーム位置記憶手段6に記憶されている圧縮オーディオファイルのファイルサイズは「14」、フレームの総数は「4」、第1フレーム先頭位置は「2」となっている。
MemSize = NumFrame×Log2(MaxFrame)
圧縮形式がAACの場合、フレームサイズの最大値は「1536<211」なので、基本データストリーム位置差分データを記憶するために必要な記憶容量のビット数は「NumFrame×11」よりも小さくなる。一方、フレームの各々の圧縮オーディオファイルの先頭からの位置を保存する場合、ファイルサイズの最大値を「232」とすると、必要な記憶容量のビット数は「NumFrame×32」となる。このように第1の実施例によれば、フレームの各々の圧縮オーディオファイルの先頭からの位置を保存する場合に比べて、必要な記憶容量を「11/32」にすることが出来る。
AvgDataStream = [ ( FileSize - AbsFrame1st ) / NumFrame ]×StreamFrameNum
換算基本データストリーム位置算出手段5は、基本データストリームの各々の基本データストリーム番号と平均基本データストリームサイズの積算値を、基本データストリーム毎の換算基本データストリーム位置とする。基本データストリーム番号は、先頭から1番目の基本データストリームでは0、先頭から2番目の基本データストリームでは1、先頭からN番目の基本データストリームではN−1である。
ΔDataStreamN = AbsDataStreamN - AbsFrame1st - AvgDataStreamN
図8に、基本データストリーム位置記憶手段6に記憶されている基本データストリーム位置テーブルの例を示す。基本データストリーム位置テーブルには、圧縮オーディオファイルの先頭にある基本データストリームから順に対応する基本データストリーム位置差分データが記録されている。
AbsDataStreamN = AbsFrame1st + AvgDataStreamN + ΔDataStreamN
ここで、再生する圧縮オーディオファイルの構造が図11であるとする。基本データストリームの各々に対応する基本データストリーム位置差分データ、再生する圧縮オーディオファイルのファイルサイズ、再生する圧縮オーディオファイルに記録されているフレームの総数、第1フレーム先頭位置は、例えば、前回圧縮オーディオファイルを再生したとき等に取得され、予め保存されているとする。また、1個の基本データストリームに含まれるフレームの数は予め設定されて、その値が保存されている。このとき、基本データストリーム位置テーブルは、図12のようになっているとする。また、基本データストリーム位置記憶手段6に記憶されている圧縮オーディオファイルのファイルサイズは「74」、フレームの総数は「24」、第1フレーム先頭位置は「2」、1個の基本データストリームに含まれるフレームの数は「8」となっている。
MemSize = ( NumFrame / 8 )×Log2(MaxFrame×8)
= ( NumFrame / 8 )×[ Log2(MaxFrame)+ Log2(8) ]
= ( NumFrame / 8 )×[ Log2(MaxFrame)+ 3 ]
圧縮形式がAACの場合、フレームサイズの最大値は「1536<211」なので、基本データストリーム位置差分データを記憶するために必要な記憶容量のビット数は「(NumFrame / 8)×14」よりも小さくなる。一方、フレームの各々の圧縮オーディオファイルの先頭からの位置を保存する場合、ファイルサイズの最大値を「232」とすると、必要な記憶容量のビット数は「NumFrame×32」となる。このように第2の実施例によれば、フレームの各々の圧縮オーディオファイルの先頭からの位置を保存する場合に比べて、必要な記憶容量を「7/128」にすることが出来る。また、第1の実施例と比べても必要な記憶容量を「7/44」にすることが出来る。
AvgDataStream = ( MusicStreamSize / NumFrame )×StreamFrameNum
換算基本データストリーム位置算出手段5は、音楽データストリーム毎の基本データストリームの各々の基本データストリーム番号と、その基本データストリームが含まれる音楽データストリームの平均基本データストリームサイズの積算値を、基本データストリーム毎の換算基本データストリーム位置とする。圧縮オーディオファイルの先頭からX番目にある基本データストリームの基本データストリーム番号は、その基本データストリームが含まれる音楽データストリームの一番先頭にある基本データストリームが圧縮オーディオファイルの先頭からN番目にあるすると、「X−N」となる。
ΔDataStreamN = AbsDataStreamN - AbsFrame1st - AvgDataStreamN
図15に、基本データストリーム位置記憶手段6に記憶されている基本データストリーム位置テーブルの例を示す。基本データストリーム位置テーブルには、音楽データストリーム毎に、音楽データストリームの先頭にある基本データストリームから順に対応する基本データストリーム位置差分データが記録されている。
AbsDataStreamN = AbsFrame1st + AvgDataStreamN + ΔDataStreamN
ここで、再生する圧縮オーディオファイルの構造が図20であるとする。再生する圧縮オーディオファイルには、3個の音楽データストリームが含まれている。このとき、基本データストリーム位置テーブルは、図21のようになっているとする。また、音楽データストリーム情報テーブルは、図22のようになっているとする。基本データストリーム位置テーブルの内容及び音楽データストリーム情報テーブルの内容は、例えば、前回圧縮オーディオファイルを再生したとき等に取得され、予め保存されているとする。
2 早送り巻き戻し指示手段
3 再生開始位置算出手段
4 平均基本データストリームサイズ算出手段
5 換算基本データストリーム位置算出手段
6 基本データストリーム位置記憶手段
7 操作部
Claims (4)
- 圧縮オーディオファイルを再生する圧縮オーディオ再生装置であって、
早送り又は巻き戻し指示の一方を択一的に発する早送り巻き戻し指示手段と、
再生する圧縮オーディオファイルに記録されている少なくとも1つのフレームを含む基本データストリーム毎のサイズの平均値を表す平均基本データストリームサイズを算出する平均基本データストリームサイズ算出手段と、
前記基本データストリームの各々の基本データストリーム番号と前記平均基本データストリームサイズの積算値を、前記基本データストリーム毎の換算基本データストリーム位置とする換算基本データストリーム位置算出手段と、
前記基本データストリームの各々の前記圧縮オーディオファイルの先頭位置を基準とした相対位置と前記基本データストリームの各々に対応する換算基本データストリーム位置との差を表す基本データストリーム位置差分データを記憶する基本データストリーム位置記憶手段と、
前記早送り巻き戻し指示手段からの指示に応じて、再生を開始する基本データストリームの基本データストリーム位置差分データと、当該基本データストリームに対応する換算基本データストリーム位置と、に基づいて、再生開始位置を算出する再生開始位置算出手段と、を有することを特徴とする圧縮オーディオ再生装置。 - 前記基本データストリームは、再生する圧縮オーディオファイルに記録されている1つのフレームからなることを特徴とする請求項1記載の圧縮オーディオ再生装置。
- 前記基本データストリームは、再生する圧縮オーディオファイルに記録されている所定の数の連続して現れるフレームからなることを特徴とする請求項1記載の圧縮オーディオ再生装置。
- 前記平均基本データストリームサイズ算出手段は、再生する圧縮オーディオファイルのうち再生に必要な連続して現れるフレームで構成される音楽データストリームの各々の平均基本データストリームサイズを算出し、
前記換算基本データストリーム位置算出手段は、前記音楽データストリーム毎の前記基本データストリームの各々の基本データストリーム番号と、当該基本データストリームが含まれる音楽データストリームの平均基本データストリームサイズの積算値を、前記基本データストリーム毎の換算基本データストリーム位置とし、
前記基本データストリーム位置記憶手段は、前記音楽データストリーム毎に基本データストリーム位置差分データを記憶することを特徴とする請求項1記載の圧縮オーディオ再生装置。
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- 2007-01-30 JP JP2007019043A patent/JP2008185769A/ja active Pending
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2008
- 2008-01-02 US US12/003,817 patent/US20080183319A1/en not_active Abandoned
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