JP2008185649A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】裁断バリによる定着部材のキズを低減可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】加湿装置80は、塗布剤82を収容するタンク81と、用紙Pの縁部に対し供給される塗布剤82と、塗布剤82をウィック85から得るとともに得た塗布剤82を塗布ローラ84に対して供給する中間ローラ83と、を備えている。また、加湿装置80は、中間ローラ83から供給された塗布剤82を用紙Pに対し塗布する塗布ローラ84と、タンク81から塗布剤82を吸い上げ中間ローラ83に供給するウィック85と、ウィック85を保持する保持ブラケット86とを備えている。さらに、加湿装置80は、ブレード89を移動させる移動部88と、中間ローラ83に保持された塗布剤82の保持量を調整するブレード89と、塗布ローラ84を回転駆動させる駆動源(不図示)とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタなどの画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置において、記録材の裁断バリに起因する画像品質の低下を防止するために、記録材の搬送経路に、均し部材で記録材の先端を押圧してその裁断バリを押し均す均し装置を備えた画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−179041号公報
ここで、記録材の裁断バリは、剛性が高い場合が多い。そして、例えば、記録材搬送経路の下流側に定着部材が設けられている場合には、この剛性の高い裁断バリによって定着部材にキズが発生するおそれがある。そして、定着部材にキズが発生すると定着画像の品位が低下するおそれがある。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、裁断バリに起因する定着部材のキズを低減可能な画像形成装置を提供することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される画像形成装置は、記録材の端部を湿らせる加湿手段と、加湿手段により端部が湿らされた記録材上の像を記録材に定着する定着手段と、を含む。
ここで、加湿手段は、端部に接触することで端部に液体を供給する液体供給部材により構成されることを特徴とすることができる。また、液体供給部材は、少なくとも外表面に多孔質層を備え端部に接触しながら回転を行う回転部材により構成されたことを特徴とすることができる。また、液体供給部材は、記録材の側面に液体の供給を行うことを特徴とすることができる。さらに、加湿手段は、水を用いて端部を湿らせることを特徴とすることができる。
また、記録材の種類に関する情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された情報に基づき加湿手段を制御する制御手段と、を更に備えたことを特徴とすることができる。さらに、加湿手段により端部が湿らされた後、端部を押圧する押圧手段を更に備えたことを特徴とすることができる。また、像を記録材に転写する転写手段を更に備え、加湿手段は、転写手段による記録材への像の転写がなされた後、定着手段による定着がなされる前に、端部を湿らせることを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される画像形成装置は、記録材の端部を軟化させる軟化手段と、軟化手段により端部が軟化された記録材上に保持された像を記録材に定着させる定着手段と、を含む。
ここで、像を記録材に転写する転写手段を更に備え、軟化手段は、転写手段による像の転写位置よりも記録材搬送方向下流側にて液体を端部に供給し端部を軟化させることを特徴とすることができる。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、裁断バリに起因する定着部材のキズを低減させることができる。
請求項2記載の発明によれば、簡易な構成により記録材の端部を湿らせることが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、記録材の端部を安定して湿らせることが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、液体を効率的に使用することが可能となる。
請求項5記載の発明によれば、加湿手段を簡易に構成することが可能となる。
請求項6記載の発明によれば、裁断バリが大きい場合であっても裁断バリを軟化させることが可能となり、また裁断バリが小さい場合には液体の使用量を低減させることができる。
請求項7記載の発明によれば、裁断バリに起因する定着部材のキズを、本構成を有していない場合に比較してより低減させることができる。
請求項8記載の発明によれば、転写手段における像の転写を安定化させることが可能となる。
請求項9記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、裁断バリに起因する定着部材のキズを低減させることができる。
請求項10記載の発明によれば、転写手段における像の転写を安定化させることが可能となる。
―第1の実施形態―
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される画像形成装置を示した概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、一般にタンデム型と呼ばれる中間転写方式の画像形成装置である。なお、本実施形態においては、タンデム型のカラー画像形成装置を用いて説明するが、回転式現像装置を用いたカラーの画像形成装置や、モノクロの複写機等とすることも可能である。
本画像形成装置には、電子写真方式により各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kが備えられている。また、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kにより形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト15に順次転写(一次転写)させる一次転写部10が備えられている。さらに、中間転写ベルト15上に転写された重畳トナー画像を記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写部20が備えられている。
また、二次転写部20と画像形成ユニット1Yとの間には、二次転写後の中間転写ベルト15における残留トナーや紙粉を除去し、中間転写ベルト15の表面をクリーニングする中間転写ベルトクリーナ35が接離自在に設けられている。さらに、中間転写ベルト15の内側には、中間転写ベルト15を内側から張架するとともに定速性に優れたモータ(図示せず)などにより回転駆動される駆動ローラ31などの各種ローラが設けられている。また、二次転写部20から搬送されてきた用紙を加湿する加湿装置80と、加湿装置80から搬送されてきた用紙の縁部を押圧するバリ押圧部90とが備えられている。
さらに、バリ押圧部90の用紙搬送方向下流側に、二次転写された画像を用紙上に定着させる定着装置60が設けられている。また、用紙Pを搬送する用紙搬送系50と、各装置(各部)の動作を制御する制御部40と、画像形成を行う用紙の枚数や、画像形成を行う用紙の種類についてユーザ等からの入力を受け付けるコントロールパネル(不図示)と、が設けられている。さらに、画像形成の開始指示をユーザ等から受け付けるスタートボタン(不図示)が備えられている。
本実施の形態において、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kには、次のような電子写真用デバイスが順次配設されている。まず、矢印A方向に回転する感光体ドラム11の周囲に、これらの感光体ドラム11を帯電する帯電器12が配設されている。また、感光体ドラム11上に静電潜像を書込むレーザ露光器13(図中露光ビームを符号Bmで示す)が配設されている。さらに、各色成分トナーが収容されて感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像器14が設けられている。また、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を一次転写部10にて中間転写ベルト15に転写する一次転写ローラ16が設けられている。また、感光体ドラム11上の残留トナーを除去するドラムクリーナ17が設けられている。
一次転写部10は、中間転写ベルト15を挟んで感光体ドラム11に対向して配置される一次転写ローラ16を含んで構成されている。
転写手段の1つして機能する二次転写部20は、中間転写ベルト15のトナー像保持面側に配置される二次転写ローラ22と、バックアップローラ25とを含んで構成される。二次転写ローラ22は、中間転写ベルト15を挟んでバックアップローラ25に圧接配置されている。
制御部40は、各装置(各部)の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)、プログラムが記録されるROM(Read Only Memory)、各種データを一時的に記憶しておくRAM(Random Access Memory)等を備えている。
用紙搬送系50は、用紙Pを収容する収容部51と、用紙を搬送する搬送ローラ52と、搬送ローラ52により搬送される用紙が通過していく第1の搬送経路53と、第2の搬送経路54とを備えている。
第1の搬送経路53は、収容部51から機外に形成された用紙収容部(不図示)まで形成されている。そして、この第1の搬送経路53上には、上記二次転写部20、加湿装置80、バリ押圧部90、定着装置60が配設されている。第2の搬送経路54は、定着装置60の下流側における分岐点を始点として、二次転写部20の上流側における第1の搬送経路53まで形成されている。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の基本的な作像プロセスについて説明する。本実施形態における画像形成装置では、図示しない画像読取装置等から画像データが出力される。そして、この画像データは図示しない画像処理装置により所定の画像処理が施され、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の4色の色材階調データに変換され、レーザ露光器13に出力される。
レーザ露光器13は、入力された色材階調データに応じて、例えば半導体レーザから出射された露光ビームBmを画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの各々の感光体ドラム11に照射する。各感光体ドラム11では、帯電器12によって表面が帯電された後、このレーザ露光器13によって表面が走査露光され、静電潜像が形成される。
形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの現像器14によって、Y、M、C、Kの各色のトナー像として現像される。
一方、中間転写ベルト15は、駆動ローラ31などの各種ローラによって図1に示す矢印B方向に所定の速度で循環駆動されている。感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、各感光体ドラム11と中間転写ベルト15とが当接する一次転写部10において、中間転写ベルト15上に順次、静電吸引され、中間転写ベルト15上に重畳されたトナー像が形成される。重畳されたトナー像が中間転写ベルト15の表面に形成された後、中間転写ベルト15は移動し、トナー像は二次転写部20に搬送される。二次転写部20では、二次転写ローラ22が中間転写ベルト15を介してバックアップローラ25に押圧される。このとき、タイミングを合わせて搬送ローラ52により搬送された用紙は、二次転写部20において、中間転写ベルト15と二次転写ローラ22との間に挟み込まれる。
二次転写部20においては、二次転写ローラ22とバックアップローラ25との間に二次転写バイアスが印加され、両部材間には二次転写電界が形成されている。そして、中間転写ベルト15上に保持された未定着トナー像は、この二次転写部20において、用紙上に一括して静電転写される。その後、トナー像が静電転写された用紙は、二次転写ローラ22によりこの二次転写ローラ22の用紙搬送方向下流側に設けられた加湿装置80へと搬送される。その後、用紙は、加湿装置80、バリ押圧部90を通過し、定着装置60まで搬送される。定着装置60においては、トナー像が転写された用紙に対し、加熱および加圧が行われ、用紙上にトナー像の定着がなされる。そして、定着が終了した用紙は、画像形成装置の外部に排出される。なお、用紙の裏面にもトナー像を形成する場合には、第2の搬送経路54により表裏が反転され二次転写部20に送り込まれる。そして、二次転写部20にて二次転写が行われた用紙は、加湿装置80、バリ押圧部90、定着装置60を通過し画像形成装置の外部に排出される。
次に、定着装置60について説明する。
図2は、定着装置60の概略構成を示す側断面図である。
定着装置においては、一般的に、所定の温度まで加熱される定着ローラ、定着ベルト等の定着部材と、これらの部材に押し当てられる加圧ローラ、加圧ベルト等の加圧部材とでニップ部が形成される。そして、このニップ部に、トナー像の載った記録材を通し記録材に対し熱と圧力とを加えることで、トナー像を加熱溶融して記録材に圧着させる。
一方、近年、省エネルギの要請から、待機時にはゼロ・エネルギ待機モード(Zero Energy Standby Mode - ZESM)にすることが行われている。ゼロ・エネルギ待機モードでは、非画像形成時は熱源への通電をカットしてエネルギ消費をゼロにし、画像形成動作の開始にあわせて熱源により定着部材を加熱し、定着部材を所定温度まで上昇させる。
ところで、定着部材の熱容量が大きく温度応答性が低いと、定着部材を加熱する際の加熱時間が長くなってしまう。この結果、画像形成に要する時間も長くなりユーザの利便性が低下してしまう。また、高速・高画質の画像形成装置では、定着ローラの温度ドゥループ(DROOP)による生産性低下が問題となり、熱容量の少ない定着部材が必要である。そこで、本実施形態においては、定着部材として熱容量の小さいベルト状の部材(定着ベルト610)を用いる構成としている。以下、定着装置60について詳細に説明する。
本実施形態における定着装置60は、定着ベルトモジュール61と、定着ベルトモジュール61に対して圧接して配置された加圧ローラ62とで主要部が構成されている。なお、本実施形態においては、定着ローラ611に定着ベルト610が張架された定着装置60を示すが、定着ベルト610を設けず定着ローラ611に加圧ローラ62が圧接した構成等とすることもできる。
定着ベルトモジュール61は、回転可能に設けられた無端状の定着ベルト610と、定着ベルト610の内側に回転可能に配設された定着ローラ611と、内側から定着ベルト610を張架するテンションローラ612とを備えている。また、外側から定着ベルト610を張架するとともに外側から定着ベルト610を加熱する外部加熱ローラ613と、定着ローラ611とテンションローラ612との間で定着ベルト610の姿勢を矯正する姿勢矯正ローラ614と、を備えている。さらに、定着ベルトモジュール61と加圧ローラ62とが圧接する領域であるニップ部N内の下流側領域であって定着ローラ611の近傍位置に剥離パッド64と、ニップ部Nの下流側において定着ベルト610を張架するアイドラローラ615とを備えている。
また、定着ベルトモジュール61は、定着ローラ611の内部に配設され定着ローラ611を加熱するハロゲンヒータ等の加熱源616aと、外部加熱ローラ613の内部に配設され外部加熱ローラ613を加熱するハロゲンヒータ等の加熱源616cとを備えている。さらに、テンションローラ612の内部に設けられテンションローラ612を加熱するハロゲンヒータ等の加熱源616bを備えている。また、定着ローラ611の温度を計測する温度センサ617aと、テンションローラ612の温度を計測する温度センサ617bと、外部加熱ローラ613の温度を計測する温度センサ617cとを備えている。
制御部40は、温度センサ617a〜617cからの計測結果を受け、加熱源616a〜616cを制御する。これにより、定着ローラ611、テンションローラ612、外部加熱ローラ613は、所定の温度に調整される。また、定着ベルトモジュール61は、定着ローラ611を回転駆動させるモータ等の駆動源(不図示)と、テンションローラ612の両端部近傍に配置され、テンションローラ612を定着ベルト610方向に向けて押圧し、定着ベルト610に所定の張力を付与するばね部材(不図示)とを備えている。
定着ベルト610は、所定幅で所定周長のフレキシブルなエンドレスベルトである。定着ベルト610は、たとえば、厚さ80μmのポリイミド樹脂で形成されたベース層と、ベース層の表面側(外周面側)に積層された厚さ200μmのシリコーンゴムからなる弾性体層と、さらに弾性体層上に被覆された厚さ30μmのテトラフルオロエチレン−ペルフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)チューブからなる剥離層とで構成することができる。なお、定着ベルト610の構成は、使用目的や使用条件等の装置設計条件に応じて、材質・厚さ・硬度等を適宜選択することができる。
定着ローラ611は、たとえば、アルミニウム等によって形成された外径65mm,厚さ10mmで所定長さの円筒状のハードローラである。なお、定着ローラ611は、この構成に限るものではなく、加圧ローラ62との間でニップ部Nを形成する際に、加圧ローラ62からの押圧力に対して殆ど変形を生じない機能を有していれば他の構成とすることもできる。また、その表面に金属磨耗を防止する保護層として、厚さ200μmのフッ素樹脂等を被覆することもできる。
テンションローラ612は、たとえば、アルミニウム等によって形成された外径30mm,厚さ2mmで所定長さの円筒状ローラである。
剥離パッド64は、例えばSUSの金属や樹脂等で薄い板状に形成された部材であり、また、断面が略円弧形状の部材である。そして、剥離パッド64は、この加圧ローラ62が定着ベルト610を介して定着ローラ611に圧接される領域(「ローラニップ部N1」)の下流側近傍位置に配置されている。また剥離パッド64は、定着ベルト610を介して加圧ローラ62を所定の幅領域に亘って所定の荷重で均一に押圧するように設置されている。この結果、「剥離パッドニップ部N2」が形成される。
加圧ローラ62は、たとえば、アルミニウム等によって外径45mmで形成された基体としての円柱状ローラ621と、円柱状ローラ621の外周面に配設された例えばゴム硬度30°(JIS−A)のシリコーンゴムからなる厚さ10mmの弾性層622と、弾性層622の外周面に被覆された膜厚150μmのPFAチューブからなる剥離材層623とから構成されたソフトローラとして形成することができる。この加圧ローラ62は、定着ベルトモジュール61に押圧されるように設置される。
次に、定着装置60の動作について説明する。定着装置60にて定着が行われる際、まずトナー像が保持された用紙がニップ部Nに導入される。このとき、定着ローラ611は、駆動源(不図示)からの駆動力を受けて、矢印C方向に回転している。また、定着ベルト610は、定着ローラ611が回転するのに伴い、定着ローラ611に従動して矢印D方向に回転している。さらに、加圧ローラ62も、定着ベルト610の回転に従動して矢印E方向に回転を行っている。ニップ部N内に導入された用紙Pは、この回転している定着ベルト610および加圧ローラ62により下流方向に搬送され、ローラニップ部N1および剥離パッドニップ部N2を順次通過していく。
そして、用紙は、このローラニップ部N1および剥離パッドニップ部N2を通過する過程において、定着ベルト610および加圧ローラ62から加圧、および加熱作用を受ける。この結果、用紙に対しトナー像の定着が行われる。なお、用紙への加熱は、定着ローラ611、テンションローラ612、および外部加熱ローラ613によって加熱される定着ベルト610により行われる。剥離パッドニップ部N2を通過した定着ベルト610は、剥離パッド64の側面に倣って移動する。これにより、定着ベルト610の進行方向は、アイドラローラ615方向に屈曲するように急激に変化する。
このため、ニップ部Nにおいて加圧および加熱作用を受けた用紙は、ニップ部Nを出た時点で定着ベルト610の進行方向の変化に追随できなくなる。この結果、用紙は自身の所謂「コシ」によって定着ベルト610から剥離される(セルフストリップ)。このようにして、ニップ部Nの出口部において、用紙に対する曲率分離が安定的に行なわれる。定着ベルト610から剥離された用紙は、その後、排紙ガイド(図示せず)および排紙ローラ(図示せず)によって機外に排出されて、定着処理が完了する。
なお、ローラニップ部N1を形成する一方の定着ローラ611は前述のごとくハードローラであり、他方の加圧ローラ62はその周面に弾性層622を備えるソフトローラである。このため、ローラニップ部N1は、専ら加圧ローラ62の弾性層622の変形によって形成され、定着ベルト610がラップしている定着ローラ611は殆ど変形しない。この結果、定着ローラ611の表面に沿って周回する定着ベルト610の周回半径は変化しない。このため、定着ベルト610はその進行速度を一定に維持してローラニップ部N1を通過することが可能となる。この結果、定着ベルト610がローラニップ部N1を通過する際、用紙のシワや歪みを抑制可能となる。このため、表面側(定着ベルト610と接している側)のトナー画像の画像乱れが抑制され、良質の定着画像を安定的に提供することができる。
次に、加湿装置80について説明する。
図3は、加湿装置80を示した説明図である。
加湿手段、軟化手段の1つとして機能する加湿装置80は、用紙搬送経路の両側に配置され、搬送されてくる用紙に対し加湿を行う。より詳細には、加湿装置80は、搬送されてきた用紙の四方の縁部のうち搬送方向に直交する方向(交差する方向)における両縁部(両側部)を加湿する。なお、本図では、用紙搬送経路の両側に配置された加湿装置80のうち一方のみを図示している。
さらに詳細に説明すると、加湿装置80は、塗布剤82を収容するタンク81と、用紙Pの縁部に対し供給される塗布剤82と、塗布剤82を後述するウィック85から得るととともに得た塗布剤82を後述する塗布ローラ84に対して供給する中間ローラ83と、を備えている。また、中間ローラ83から供給された塗布剤82を用紙Pに対し塗布する塗布ローラ84と、タンク81から塗布剤82を吸い上げ中間ローラ83に供給するウィック85と、ウィック85を保持する保持ブラケット86とを備えている。さらに、後述するブレード89を移動させる移動部88と、中間ローラ83に保持された塗布剤82の保持量を調整するブレード89と、塗布ローラ84を回転駆動させる駆動源(不図示)とを備えている。
タンク81は、上方が大きく開口した状態で形成され、内部に塗布剤82を収容する。なお、本実施形態における塗布剤82には、水を用いている。
ウィック85は、径が1mm以下の複数の繊維部材を平行に配置することで密度の高いブラシ状の部材を構成している。このウィック85を構成する繊維部材は、中間ローラ83から摩擦力が作用しても容易に切断されない材料が選定される。ウィック85を構成する繊維部材には、例えば、耐久性のあるガラス繊維や、ポリアミド繊維等の比較的太い糸状の材料を用いることができる。また、ウィック85は、タンク81の上方に配置された保持ブラケット86により繊維が抜けたりすることがない状態でその一端部が保持されている。さらに、ウィック85は、保持ブラケット86から下方に向かって垂れ下がった状態で配設されるとともに、その他端部が塗布剤82内に配置(浸漬)された状態で配設されている。ウィック85は、毛管現象により塗布剤82を吸い上げるとともに、吸い上げた塗布剤82を中間ローラ83に対し供給する(転移させる)。
保持ブラケット86は、画像形成装置の本体部に取り付けられ、上述のとおりウィック85の一端部を支持する。また、保持ブラケット86は、板金をコ字状に変形させることで形成されるとともに、変形させることで形成された溝にウィック85の一端部が挿入された状態となっている。そして、本実施形態においては、この保持ブラケット86を側方から押圧し内方に変形させる(仮締め)ことで、ウィック85を固定する。なお、ウィック85は、接着により保持ブラケット86に固定することもできる。
中間ローラ83は、円筒状部材により構成され鉛直方向に配設された軸心を中心として回転可能に配設されている。また、中間ローラ83は、ウィック85に接触配置されるとともに、塗布ローラ84に対しても接触配置されている。さらに、中間ローラ83は、少なくとも外表面にスポンジなどの多孔質層を備えている。なお、中間ローラ83は、その外表面を親水性のある合成ゴムにより構成することも可能である。即ち、多孔質層を備えない構成とすることも可能である。また、金属、樹脂、セラミックスなどにより構成することもできる。ただし、これらの材料を使用する場合にも外表面に、上記多孔質層や、合成ゴムを配置することが好ましい。中間ローラ83は、塗布剤82をウィック85から得て保持するとともに、保持した塗布剤82を塗布ローラ84に対して供給する。
液体供給部材、回転部材としての塗布ローラ84は、中間ローラ83と同様に、円筒状部材により構成され鉛直方向に配設された軸心を中心として回転可能に配設されている。また、塗布ローラ84は、中間ローラ83と接触配置されるとともに、搬送されてくる用紙Pの側面Pcと接触可能な位置に配設されている。また、塗布ローラ84は、中間ローラ83と同様に少なくとも外表面にスポンジなどの多孔質層を備えている。なお、中間ローラ83は、その外表面を親水性のある合成ゴムにより構成することも可能である。即ち、多孔質層を備えない構成とすることも可能である。また、金属、樹脂、セラミックスなどにより構成することもできる。ただし、これらの材料を使用する場合にも外表面に、上記多孔質層や、合成ゴムを配置することが好ましい。塗布ローラ84は、中間ローラ83から供給された塗布剤82を保持するとともに、保持した塗布剤82を用紙の縁部に対して供給(塗布)する。
移動部88は、モータ等の駆動源Mと、駆動源Mからの駆動力を受けブレード89を移動させる移動機構(不図示)とから構成されている。なお、この移動機構は、カム等従来から用いられている各種機構により構成することができる。
ブレード89は、中間ローラ83の対向位置に配設されるとともに、鉛直方向に配設された薄板状の部材である。このブレード89は、金属やプラスチックなどにより構成することができる。また、ブレード89は、タンク81の開口部上方に配置された状態となっている。さらに、ブレード89は、一端部が中間ローラ83の上縁部よりも上方に配置されるとともに、他端部がタンク81の内部に配設された状態となっている。
また、ブレード89は、中間ローラ83に対して接近する方向および離間する方向に移動可能に設けられている。このブレード89は、中間ローラ83に押圧され、中間ローラ83に保持される塗布剤82の量を調整する機能を有し、また中間ローラ83から除去した塗布剤82をタンク81に戻す機能を有している。なお、中間ローラ83の表面に親水性のある合成ゴムが設けられている場合や、中間ローラ83に金属、樹脂、セラミックスなどを用いた場合には、ブレード89は、中間ローラ83にて保持される塗布剤82の量を均一化する機能も有する。
次に、加湿装置80の動作について説明する。
加湿装置80は、例えば、画像形成装置に設けられたスタートボタン(不図示)がユーザ等により押圧された場合に、動作を開始するように構成することができる。このような構成においては、ユーザ等によるスタートボタンが押圧により、コントロールパネル(不図示)にて入力されたユーザ等からの情報が制御部40に出力される。
そして、ユーザ等からの情報を受け付けた制御部40は、この受け付けた情報から、例えば、搬送が開始される用紙の用紙種に関する情報を取得するとともに、この用紙種に対応したブレード89の位置を決定する。例えば、制御部40は、用紙種と、ブレード89の位置との関係を予め規定したテーブルが記憶されたメモリ(不図示)を参照することで上記ブレード89の位置を決定することができる。
また、制御部40は、用紙の厚さを検出するセンサからの出力に基づき記録材の厚さを把握するとともに、この把握した厚さによってブレード89の位置を決定することができる。例えば、制御部40は、用紙の厚さと、ブレード89の位置との関係を予め規定したテーブルが記憶されたメモリ(不図示)を参照することで上記ブレード89の位置を決定することができる。
次いで、制御部40は、移動部88を介しブレード89を上記決定した位置まで移動させる。なお、中間ローラ83が上述のとおり外表面に多孔質層を備えている場合には、ブレード89は、中間ローラ83に押し当てられる状態で配設される。また、中間ローラ83の外表面が上記合成ゴムである場合や、中間ローラ83が金属、樹脂、セラミックスで形成される場合には、ブレード89は、中間ローラ83の外表面から離間した状態で配設される。
その後、制御部40は、不図示の駆動源を駆動させることで塗布ローラ84を図中矢印Fに示す方向に回転させる。この結果、中間ローラ83も、塗布ローラ84の回転に従動して図中矢印Gに示す方向に回転を行うようになる。そして、中間ローラ83が回転を行うと、中間ローラ83に保持されている塗布剤82は、ブレード89により調整された後、塗布ローラ84に対し供給される。なお、上記調整によりブレード89に付着する塗布剤82は、ブレード89を伝ってタンク81内に戻る。そして、塗布ローラ84に供給された塗布剤82は、塗布ローラ84の側部を通過していく用紙Pの側面Pcに対し供給される。なお、制御部40は、塗布ローラ84を回転させる際、用紙の搬送速度と、塗布ローラ84の周速とが同じとなるように不図示の駆動源を駆動させる。
ところで、画像形成装置に用いられる用紙は、大判の原紙を裁断することで形成される場合がある。このような場合、用紙の縁部に、用紙の一方面側に突出する裁断バリPbが形成される場合がある。そして、裁断バリPbが発生した状態の用紙が定着装置60のニップ部N(図2参照)に導入されると、裁断バリPbが定着ベルト610や、加圧ローラ62に強く押し付けられ、定着ベルト610や加圧ローラ62にキズが発生する場合がある。そして、このようなキズが発生すると、後にサイズの大きい画像が形成された用紙に対し定着を行う際、キズと画像とが接触し定着画像に荒れやグロスむらなどの画像欠陥が生じるおそれがある。
そこで、本実施形態においては、裁断バリPbが発生し得る用紙の縁部に対し加湿装置80により塗布剤82を塗布することで用紙を構成する繊維の結合力を弱め、用紙の縁部を軟化させる(剛性を低下させる)構成としている。この結果、縁部に発生する裁断バリPbが軟化し、定着ベルト610や加圧ローラ62におけるキズの発生を、従来よりも抑制することが可能となる。なお、裁断バリPbは、用紙が厚いほどその突出量が大きくなる傾向にあり、用紙が厚いほど定着ベルト610等にキズを生じさせやすい。
また、本実施形態における中間ローラ83および塗布ローラ84は、その外表面にスポンジを備えることで、多孔質層を備えた状態となっている。中間ローラ83や塗布ローラ84の外表面には上述のとおりゴムを用いることも可能である。また、中間ローラ83や塗布剤82には、上述のとおり金属、樹脂、セラミックス等を用いることも可能である。しかしながら、これらの場合、中間ローラ83や塗布ローラ84の表面に塗布剤82が供給された際、安定的に濡れずムラが生じてしまうおそれがある。この結果、用紙Pの端部に対する塗布剤82の供給も不安定となる。そこで、塗布剤82を含浸可能な多孔質層を備えた構成とし、用紙に対し安定した塗布剤82の供給を可能としている。
さらに、本実施形態において、塗布ローラ84は、用紙Pのうち面積の小さい側面Pcに接触し側面Pcから用紙Pに対し塗布剤82を供給する。このため、塗布剤82の使用量を抑えることが可能となり塗布剤82を効率良く使用することが可能となる。また、塗布剤82の供給量が過剰となってしまうと、発生する水蒸気等により各種障害が発生するおそれがあるが、側面Pcに供給する構成とすることで過剰な供給が抑制され、このような障害の発生も抑制することができる。
また、本実施形態においては、塗布剤82として水を用いている。この結果、加湿装置80を簡単な構成にすることが可能となり加湿装置80の小型化を図ることが可能となる。また、水を用いることで、周囲に位置する部材の劣化や、画像の劣化、変質、変色などの2次障害の発生を抑制することが可能となる。
さらに、本実施形態においては、ブレード89の移動により用紙Pに供給される塗布剤82の量の制御可能としている。このため、例えば、裁断バリPbが小さく定着ローラ611等に対してキズを生じさせにくい用紙(例えば、坪量100〜150gsm程度)が使用される際には、塗布剤82の供給量を少なくすることが可能となる。また、裁断バリPbが大きく定着ローラ611等に対してキズを生じさせやすい用紙(例えば、坪量150〜300gsm程度)が使用される際には、塗布剤82の供給量を多くすることが可能となる。
即ち、突出量が大きい裁断バリPbが形成されがちな厚紙に対して塗布剤82を多く供給することが可能となり、裁断バリPbをより確実に軟化させることが可能となる。また、突出量が小さく形成される傾向にある薄紙に対しては、塗布剤82の供給量を減らすことが可能となり、塗布剤82を効率的に使用することができるようになる。
また、本実施形態においては、二次転写部20の用紙搬送方向下流側に加湿装置80を設ける構成としている。この結果、用紙に塗布された塗布剤82に起因する二次転写部20における電流のリークなどの2次障害の発生を抑制することが可能となる。
なお、本実施形態では、用紙の端部に接触する塗布ローラ84により塗布剤82を供給する例を示したが、非接触の形態、例えば、塗布剤82の噴霧や塗布剤82の滴下などによっても行うことができる。
次に、バリ押圧部90について説明する。
図4は、バリ押圧部90について示した説明図である。
押圧手段の1つして機能するバリ押圧部90は、下流側ローラ対91と、下流側ローラ対91よりも用紙搬送方向上流側に配設された上流側ローラ対93とを備えている。
下流側ローラ対91は、回転可能に配設された一のローラ部材91aと、回転可能に配設された他のローラ部材91bとで構成されるとともに、両ローラ部材(91a、91b)は互いに押圧された状態で配設されている。一のローラ部材91aおよび他のローラ部材91bは、金属、樹脂、セラミックス、ゴムなどにより形成することができる。なお、裁断バリPbが突出した側に配置されるローラ部材には、用紙との摩擦係数を大きくすることができるゴムを用いることが好ましい。また、下流側ローラ対91は、用紙の搬送方向と直交する方向(交差する方向)に所定の間隔をおいて2つ設けられている。そして、この2つ設けられた下流側ローラ対91のうち一方の下流側ローラ対91は、用紙の一端部(一側部)が通過する箇所に設けられ、他方の下流側ローラ対91は、用紙の他端部(他側部)が通過する箇所に設けられている。
上流側ローラ対93は、回転可能に配設された一のローラ部材93aと、回転可能に配設された他のローラ部材93bとで構成されるとともに、両ローラ部材は互いに押圧された状態で配設されている。一のローラ部材93aおよび他のローラ部材93bは、金属、樹脂、セラミックス、ゴムなどにより形成することができる。なお、裁断バリPbが突出した側に配置されるローラ部材には、用紙との摩擦係数を大きくすることができるゴムを用いることが好ましい。また、上流側ローラ対93は、用紙の搬送方向と直交する方向(交差する方向)に所定の間隔をおいて2つ設けられている。そして、この2つ設けられた上流側ローラ対93のうち一方の上流側ローラ対93は、用紙の一端部(一側部)が通過する箇所に設けられ、他方の上流側ローラ対93は、用紙の他端部(他側部)が通過する箇所に設けられている。なお、上流側ローラ対93の配設間隔は、上記下流側ローラ対91の配設間隔よりも大きく形成されている。
画像形成動作が開始されると、不図示の駆動源からの駆動力を受け下流側ローラ対91は、回転を開始する。そして、下流側ローラ対91は、図中に示すような用紙Pが搬送されてきた際、用紙Pの両端部を挟み込みながら回転し用紙を下流方向に送出する。また、画像形成動作が開始されると、上流側ローラ対93も回転を開始する。そして、図中に示した用紙よりも大きいサイズの用紙が搬送されてきた場合、上流側ローラ対93は、この用紙の両端部を挟み込みながら回転し用紙を下流方向に送出する。なお、図中に示した用紙よりも大きいサイズの用紙が搬送されてくる際、下流側ローラ対91における一のローラ部材91aと他のローラ部材91bとは互いに離間し、用紙上のトナー像に接触しない位置に配置される。
本実施形態においては、このように用紙の端部が下流側ローラ91又は上流側ローラ対93により挟まれる(押圧される)構成となっている。このため、用紙の端部における裁断バリPbを潰す(均す)ことが可能となる。この結果、裁断バリPbにより生じる定着ベルト610等のキズの度合いを小さくすることが可能となる。
また、本実施形態においては、加湿装置80により用紙の端部が軟化しているため、バリ押圧部90が単独で設けられた場合よりも、バリの程度(大きさ)を小さいものとすることができる。また、裁断バリPbを消失させる(無くす)ことも可能となる。
―第2の実施形態―
次に、第2の実施形態について説明する。
図5は、第2の実施形態における加湿装置80を示したものである。
本実施形態における加湿装置80においては、上記第1の実施形態における中間ローラ83、塗布ローラ84等を設けず、液体供給部材としてのウィック85を直接用紙Pの側面Pcに接触させる構成としている。
なお、本実施形態のおけるウィック85は、第1の実施形態とは異なる形状を有しており、保持ブラケット86から鉛直方向下方に向かってまず配設されるとともに、その途中からタンク81に向かって屈曲するように配設されている。このような構成の場合、用紙に対する塗布剤82の供給量の制御が困難になるものの、構成を簡易化することが可能となり安価でより小型の加湿装置80とすることができる。
本発明が適用される画像形成装置を示した概略構成図である。 定着装置の概略構成を示す側断面図である。 加湿装置を示した説明図である。 バリ押圧部について示した説明図である。 第2の実施形態における加湿装置を示したものである。
符号の説明
20…二次転写部、40…制御部、60…定着装置、80…加湿装置、84…塗布ローラ、85…ウィック、90…バリ押圧部

Claims (10)

  1. 記録材の端部を湿らせる加湿手段と、
    前記加湿手段により前記端部が湿らされた記録材上の像を当該記録材に定着する定着手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記加湿手段は、前記端部に接触することで当該端部に液体を供給する液体供給部材により構成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記液体供給部材は、少なくとも外表面に多孔質層を備え前記端部に接触しながら回転を行う回転部材により構成されたことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記液体供給部材は、記録材の側面に前記液体の供給を行うことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記加湿手段は、水を用いて前記端部を湿らせることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 記録材の種類に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記情報に基づき前記加湿手段を制御する制御手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記加湿手段により前記端部が湿らされた後、当該端部を押圧する押圧手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 像を記録材に転写する転写手段を更に備え、
    前記加湿手段は、前記転写手段による記録材への像の転写がなされた後、前記定着手段による定着がなされる前に、前記端部を湿らせることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 記録材の端部を軟化させる軟化手段と、
    前記軟化手段により前記端部が軟化された記録材上に保持された像を当該記録材に定着させる定着手段と、
    を含む画像形成装置。
  10. 像を記録材に転写する転写手段を更に備え、
    前記軟化手段は、前記転写手段による像の転写位置よりも記録材搬送方向下流側にて液体を前記端部に供給し当該端部を軟化させることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
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