JP2008185481A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008185481A
JP2008185481A JP2007019940A JP2007019940A JP2008185481A JP 2008185481 A JP2008185481 A JP 2008185481A JP 2007019940 A JP2007019940 A JP 2007019940A JP 2007019940 A JP2007019940 A JP 2007019940A JP 2008185481 A JP2008185481 A JP 2008185481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jig
semiconductor device
drive arm
manufacturing
tester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007019940A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4832323B2 (ja
Inventor
Jiro Takamura
二郎 高村
Shinji Senba
伸二 仙波
Yuji Wada
雄二 和田
Yasushi Shimizu
康 清水
Kazuhiro Yoshino
一博 吉野
Yoshinori Hirata
義典 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Technology Corp
Original Assignee
Renesas Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Technology Corp filed Critical Renesas Technology Corp
Priority to JP2007019940A priority Critical patent/JP4832323B2/ja
Publication of JP2008185481A publication Critical patent/JP2008185481A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4832323B2 publication Critical patent/JP4832323B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

【課題】試験装置の稼動効率をより向上させることのできる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】テスタ5に対して半導体装置8を大まかに位置決めする第1の治具7が、恒温槽3内部のターンテーブル9に組み付けられる。半導体装置8は、恒温槽3の内部に搬送された後に第1の治具7に装着される。半導体装置8をテスタ5に対してより精密に位置決めする第2の治具10は、駆動アーム4の先端部との温度差が50℃以下になってから組み付けられる。そして、駆動アーム4を作動させて、第1の治具7に装着された半導体装置8に第2の治具10を嵌合する。さらに、駆動アーム4を作動させて、半導体装置8に第2の治具10が嵌合した状態で、テスタ5に半導体装置8を装着する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、詳しくは、所定の温度で半導体装置の電気的特性を試験する工程を含む半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の製造工程においては、製品の温度信頼性を顧客に対して保証するため、高温下および低温下での半導体装置の環境試験が行われる。この環境試験では、例えば、低温下で試験を行い、その後すぐに恒温槽を開くと、外部との温度差により恒温槽内に結露が生じて電流リークの原因となる。このため、試験後の半導体装置を取り出すには、恒温槽と外部との温度差を小さくしてから、恒温槽を開くようにすることが必要であった。
また、環境試験において、半導体装置は、治具を用いて電気的特性を測定するテスタに取り付けられる。具体的には、駆動アームに組み付けた治具に半導体装置を嵌合し、この状態でテスタに半導体装置を装着する。このとき、テスタに対して半導体装置が所定の位置となるようにすることが重要である。このため、駆動アームに治具を組み付ける部分の寸法には、ある程度高い精度が要求される。しかし、両者の温度差が大きいと、熱膨張による寸法変動によって、駆動アームの所定位置に治具を組み付けることが困難になる。このため、両者の温度差が小さくなってから嵌合しなければならず、段取換え作業に時間を要する一因となっていた。
このように、従来の環境試験では、試験装置が所定の温度となるまで待たなければならない。それ故、試験装置を休止する時間が長くなり、装置の稼働効率を低下させてしまうという問題があった。
これに対して、テスタとの接続部から半導体装置を着脱する着脱操作装置を複数設け、さらに、この着脱操作装置に恒温室を設けた試験装置が提案されている(特許文献1参照)。この装置によれば、試験実施前に予め着脱操作装置を加熱または冷却しておき、試験を行う際に着脱操作装置を試験装置本体に結合することによって、短時間で所定の温度条件における試験を行うことができるとされる。
また、可動部を押圧して変位させることにより半導体装置を着脱するソケットに対して、可動部を押圧するソケット押さえと、半導体装置をセンタリングするセンタリング凹部とを一体化し、これを半導体装置を吸着保持するヘッド本体に着脱可能に取り付けた装置も開示されている(特許文献2参照)。この装置によれば、半導体装置の品種の変更に伴う着脱ヘッドの交換が不要となるので、作業効率を向上できるとされる。
特開平1−153973号公報 特開平10−160794号公報
しかしながら、特許文献1に記載の試験装置では、温度条件を変える度に恒温室の全体を交換する作業が必要であった。また、恒温室は相当程度の容積を占めるものであり、こうした部品を複数用意することは、保管場所をとる結果にもなる。さらに、特許文献1には、駆動アームに治具を組み付ける際に生ずる問題については、何ら記載されていない。
また、特許文献2には、恒温槽を有する試験装置に対して、恒温槽の中に設けるべき部材に関する記載はない。
本発明は、こうした問題点に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、試験装置の稼動効率をより向上させることのできる半導体装置の製造方法を提供することにある。また、本発明の目的は、半導体装置をテスタの所定位置に取り付けて試験することのできる半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的および利点は、以下の記載から明らかとなるであろう。
本発明の一実施例によれば、所定の温度で半導体装置の電気的特性を試験する工程を含む半導体装置の製造方法が提供される。この試験を行う試験装置は、開閉部を有する恒温槽と、恒温層の内部で駆動可能な駆動アームと、恒温槽の内部にある半導体装置の電気的特性を試験するテスタと、試験前および試験後の半導体装置を収納する収納部とを備えている。また、この工程では、テスタに対して半導体装置を大まかに位置決めする第1の治具が、開閉部を通じて恒温槽の内部にある部材に組み付けられる。また、半導体装置は、収納部から開閉部を通じて恒温槽の内部に半導体装置が搬送され、第1の治具に装着される。第1の治具で位置決めされた半導体装置をテスタに対してより精密に位置決めする第2の治具は、駆動アームの先端部との温度差が50℃以下になってから、この先端部に組み付けられる。そして、駆動アームを作動させて、第1の治具に装着された半導体装置に第2の治具を嵌合する。さらに、駆動アームを作動させて、半導体装置に第2の治具が嵌合した状態でテスタに半導体装置を装着する。
この実施例によれば、試験装置の稼動効率をより向上させることができる。また、半導体装置をテスタの所定位置に取り付けて試験することもできる。
図1は、本実施の形態における試験装置の部分的な断面模式図である。また、図2は、図1の試験装置を上から見た概略図である。
図1および図2に示すように、試験装置1は、開閉部としてのシャッター2を有する恒温槽3と、恒温槽3の内部で駆動可能な駆動アーム4と、恒温槽3に接続されて、恒温槽3の内部にある半導体装置の電気的特性を試験するテスタを構成するテストボード5と、試験前および試験後の半導体装置を収納する収納部6とを有する。また、恒温槽3の中には、第1の治具7を介して半導体装置8が載置されるターンテーブル9と、ターンテーブル9にある半導体装置8をテスタ5に取り付けるための第2の治具10を収納する収納部11とが備えられている。ターンテーブル9には、開口部12が設けられており、開口部12を通じて、テスタ5のソケット13が露出するようになっている。
半導体装置8は、例えば、半導体素子が封止された樹脂の側面から外部リードが配された状態で試験される。具体的には、スモール・アウトライン・パッケージ(SOP)またはデュアル・インライン・パッケージ(DIP)などが挙げられる。また、これに限らず、半導体装置8の形態としては、Quad Flat Package(QFP)、Ball Grid Array package(BGA)などが種々選択可能である。
次に、試験装置1の品種切り替え動作について説明する。
まず、図1に示すように、ターンテーブル9上にある第1の治具7’を、第2の搬送装置14によって、シャッタ2の開放部から恒温槽3の外部に取り出す。次いで、第1の治具7’と同様の構造を有する、新たな第1の治具7を第2の搬送装置14で把持し、シャター2を通じて恒温槽3の内部、具体的には、ターンテーブル9の設置部(図示せず)に組み付ける。尚、図1では、第1の治具7が組み付けられた後の様子を示している。第1の治具7には、予備加熱や予備冷却が施されていないので、第1の治具7と設置部の間には大きな温度差がある状態となっている。
次に、半導体装置8の形状や大きさに応じた第2の治具10を駆動アーム4に組み付ける。尚、この組み付けは、通常、半導体装置8を恒温槽3の内部に搬送する前に行う。
第1の治具7および第2の治具10を組み付けし、テストボード5をソケット13とともに交換することで、試験装置1の品種切り替え作業が完了する。外形に互換性のある品種間の切り替え作業の場合、より限られた部品のみ交換することも可能である。品種切り替え作業完了後に、必要に応じて、恒温槽3内部の温度の安定化を確認する。その後、以下の手順に従い、半導体装置8の試験を開始する。
まず、吸着機構を利用した第1の搬送装置24によって、収納部6から恒温槽3のシャッター2の上部に、半導体装置8を搬送する。また、軸23を中心にターンテーブル9を回転させて、半導体装置8の大きさや形状に対応した第1の治具7がシャッター2の下部に位置するようにする。このとき、恒温槽3の内部は、所定の温度に維持されているものとする。加熱試験では、例えば、恒温槽3内の温度を160℃とすることができる。一方、冷却試験では、例えば、恒温槽3内の温度を−50℃とすることができる。尚、第1の搬送装置24は、ロボット25によって、図2のX方向およびY方向に駆動される。第2の搬送装置14についても同様である。
次に、部材22を駆動してシャッター2を開き、第1の搬送装置24を恒温槽3の内部に下降して、第1の治具7に半導体装置8を装着する。シャッター2によって開口される面積を最小限にすることにより、恒温槽3の内部の温度が変化するのを抑制することができる。さらに、恒温槽3の内部を、外気に比較して揚圧状態にしておくことにより、シャッター2解放時の恒温槽3内部に対する外気の侵入と、それに伴う温度変化とを有効に防ぐことができる。
第1の治具7は、テスタ5の所定位置に半導体装置8を装着するための大まかな位置決めをする役割を有し、ターンテーブル9上に複数配置され得る。例えば、3つの第1の治具7を、互いが120度の角度をなすようにして配置することができる。ターンテーブル9上に複数の半導体装置8が載置されるようにすることにより、試験前の半導体装置8を、予め恒温槽3内の温度まで昇温または降温しておくことができる。
第1の治具7への半導体装置8の装着が終了したら、第1の搬送装置24を恒温槽3の外部に退避させてシャッター2を閉じる。次に、ターンテーブル9を回転させて、第2の治具10の下方に半導体装置8が位置するようにする。そして、駆動アーム4を下降させて、第2の治具10に半導体装置8を嵌合する。
第2の治具10も、半導体装置8の外部リード8aを押えて、半導体装置8がテスタ5の所定位置に装着するよう位置決めする役割を有している。つまり、半導体装置8は、第1の治具7によって大まかに位置決めされた後、第2の治具10によってより精密な位置決めを施されて、テスタ5の所定位置に装着される。ここで、第1の治具7で大まかに位置決めし、第2の治具でより精密に位置決めするとは、具体的には次のようなことを意味している。すなわち、第2の治具10によって、半導体装置8をテストソケット13に対して位置決めする工程においては、テストソケット13と半導体装置8の外部端子とを確実に接触させるために、位置決めに要求される寸法精度が高くなる。これに比較して、半導体装置8を第1の治具7上に載置した状態では、テストソケット13への接続は行わないため、要求される寸法精度は、第2の治具10に保持してテストソケット13に接続する工程に比較して、より低くなる。このため、第1の治具7に搭載された状態での、半導体装置8の遊びは、第2の治具10に吸着された状態に比較して、大きくなっている。
第2の治具10を収納する収納部11には、形状や大きさの異なる他の半導体装置に対応した第2の治具10′も収納される。これにより、第2の治具10′の温度を予め恒温槽3内の温度にしておくことができるので、段取換え作業の際に、第2の治具10′の昇温または降温を待たずに、第2の治具10′を駆動アーム4に組み付けることが可能となる。
第2の治具10と第2の治具10′の段取換えは、次のようにして行うことができる。まず、第2の治具10の下方に着座部分11aが位置するように、収納部11を軸15を中心として回動させる。次に、駆動アーム4の先端に設けられた着脱部16のリング16aを、収納部11に押圧する。これにより、第2の治具10は、着脱部16から切り離されて、収納部11の着座部分11aに着座する。次いで、駆動アーム4を上昇させてから、軸15を中心として収納部11を回動し、着座部分11bに着座した第2の治具10′が着脱部16の下方に位置するようにする。そして、駆動アーム4を下降させて、着脱部16を第2の治具10′に押し付ける。これにより、着脱部16に第2の治具10′が装着され、段取換えが完了する。
第2の治具10に半導体装置8を嵌合した後は、駆動アーム4を上昇させる。これにより、半導体装置8は第1の治具7から外れる。次いで、ターンテーブル9を回転して、開口部12からソケット13が露出する位置で停止させる。そして、駆動アーム4を下降し、第2の治具10をソケット13に押し付けるようにして、半導体装置8をテスタ5に装着する。例えば、半導体装置8の外部リード8aをソケット13に接続して、半導体素子(図示せず)とテスタ5を電気的に接続する。その後は、テスタ5を用い、半導体装置8に対して必要な電気的特性の試験を行う。尚、テスタ5は、図1の上下方向に移動可能である。すなわち、図1ではテスタ5は恒温槽3に接続しているが、クランプ17を移動し、さらに、テスタ5を図の下方向に移動させれば、テスタ5を恒温槽3から離れた状態にすることができる。この操作は、例えば、ソケット13や、テスタ5を構成するテストボードを交換するときなどに行われる。
本実施の形態の試験装置によれば、試験前の半導体装置についても恒温槽の内部に待機させておくことができる。このため、テスタに取り付ける半導体装置を交換する度に恒温槽を開く必要がなくなる。また、半導体装置を予め恒温槽内の温度まで昇温または降温しておくことができる。したがって、恒温槽や半導体装置の温度が所定の温度に達する時間が短くなり、試験装置の休止時間が短縮される。
また、本実施の形態の試験装置によれば、半導体装置をテスタに取り付ける際の位置決めをする治具(第2の治具)を、半導体装置の形状や大きさに応じて、恒温槽の中に複数種類待機させておくことができる。したがって、段取換えの度に恒温槽を開く必要がなくなる。ここで、本発明者の検討によれば、治具と駆動アームの先端との温度差が50℃以下となってから、両者を組み付けることによって、組み付け時の不具合を解消することができる。本実施の形態では、予め恒温槽内の温度まで治具を昇温または降温しておくので、駆動アームとの温度差が小さくなり、組み付けを容易にすることができる。
さらに、本実施の形態の試験装置によれば、試験前であって、予備加熱または予備冷却をする前の半導体装置を収納する収納部については、恒温槽の外部に配置することとしている。これにより、恒温槽内部の容積を低減できるので、収納部が恒温槽の内部にある場合と比べて、恒温槽内を所定の温度にするまでの時間を短縮することが可能となる。また、恒温室の交換によって温度条件を変更する特許文献1とは異なり、恒温槽を複数用意する必要がなく、温度条件変更の際の手間を省くことができる。
このように、本実施の形態の試験装置によれば、段取換えの際の昇温または降温に要する時間を最小限にすることができる。したがって、装置の休止時間も最小限にすることができるので、装置の稼動効率を従来より向上させることが可能となる。また、治具と駆動アームとの温度差を小さくした状態でこれらを組み付けるので、組み付けの際の不具合を低減し、半導体装置をテスタの所定位置に取り付けて試験することが容易となる。
ところで、第2の治具と同様に、第1の治具についても、半導体装置の形状や大きさに応じて複数種類準備される。そして、段取換えの際には、第1の治具7’から第1の治具7への交換も行われる。このとき、第1の治具7をターンテーブル9の所定位置に組み付ける必要があるが、組み付ける部分の寸法に余裕を持たせることにより、予備加熱または予備冷却をしなくても、恒温槽3の外部にある第1の治具7をターンテーブル9に直接組み付けることが可能である。
一方、第2の治具では、組み付ける部分の寸法に余裕を持たせることが構造上困難である。したがって、組み付けは、第2の治具と駆動アームの先端部(本実施の形態では、着脱部16)との温度差が50℃以下となってから行う。第2の治具と駆動アームの先端部との間には、10μm以上で20μm以下の遊びがあることが好ましい。このとき、本実施の形態のように、恒温槽3の中で予備加熱または予備冷却した第2の治具10′を用いて段取換えを行えば、試験装置の休止時間を短くすることができる。
図3(a)は、第2の搬送装置14に把持された第1の治具7が、ターンテーブル9に組み付けられる前の状態を示した拡大部分断面図である。また、図3(b)は、第1の治具7がターンテーブル9に組み付けられた後の状態を示した図である。尚、図1および2と同じ符号を付した部分は、同じものであることを示している。
図3(a)および(b)に示すように、ターンテーブル9には、第1の治具7を設置するための設置部18が設けられている。設置部18は、第1の治具7の数に応じて複数設けられる。
設置部18は、ターンテーブル9の上面に設けられた凹部であり、側面18aがテーパ形状を有している。また、設置部18の底面18bには、位置決めピン19と磁性体20が設けられている。位置決めピン19は、一端が設置部18の底面18bに埋め込まれており、他端が上方に向かって突き出している。一方、磁性体20は、その上面が設置部18の底面18bから露出し、且つ、底面18bより上に位置しない状態で、底面18bに埋め込まれている。
第1の治具7の側面7aの一部は、設置部18の側面18aに対応したテーパ形状となっている。すなわち、第1の治具7の設置部18に嵌合する部位もテーパ形状となっている。また、第1の治具7には、設置部18の位置決めピン19に対応する位置に、位置決めピン19が嵌合する形状の溝21が設けられている。さらに、第1の治具7は、磁化されているものとする。
段取換えの際には、図1で説明したのと同様にして、まず、ターンテーブル9上にある第1の治具7’を、第2の搬送装置14によって恒温槽3の外部に取り出す。次いで、新たな第1の治具7を第2の搬送装置14で把持し、シャター2を通じて恒温槽3の内部、具体的には、ターンテーブル9の設置部18に組み付ける。このとき、第1の治具7には、予備加熱や予備冷却が施されていないので、第1の治具7と設置部18の間には大きな温度差がある状態となっている。
本実施の形態において、設置部の側面と、これに嵌合する第1の治具の部位とを、それぞれテーパ形状にしているのは、次の理由による。すなわち、上記の例で言えば、第1の治具7が恒温槽3内の温度に近づくことにより、寸法に変動が生じた場合であっても、第1の治具7の中心が設置部18の中心からずれないようにするためである。また、恒温槽3内の温度が高く、第1の治具7が熱膨張した場合であっても、設置部18に嵌合する第1の治具7の側面が側面18aに沿って移動するので、次の段取換えの際に、第1の治具7が設置部18から外し難くなるのを防ぐことができる。尚、この場合、第1の治具7は、寸法変化によって移動する力と、磁力によって設置部18の方向に作用する付勢力とが釣り合ったところで停止する。一方、恒温槽3内の温度が低く、第1の治具7が熱収縮した場合にも、第1の治具7に上記の付勢力が作用することによって、設置部18から第1の治具7が外れてしまうのを防ぐことができる。
図3(a)および(b)において、位置決めピン19は、第1の治具7のθ方向への回転を規制する役割を果たしている。この効果は、設置部18の中心から離れた位置に位置決めピン19を設けることで、より大きくすることができる。尚、溝21と位置決めピン19の各大きさは、温度変化によって溝21の寸法が変動した場合であっても、互いに嵌合できるような関係としておく。但し、本実施の形態では、位置決めピン19はなくてもよい。
このように、第1の治具と設置部とを図3(a)および(b)に示すような構造とすることにより、恒温槽の外部にある第1の治具を、予備加熱や予備冷却をすることなしに、ターンテーブルに直接組み付けることが可能である。つまり、第1の治具は、第2の治具と駆動アームの先端部との温度差より大きい温度差で、ターンテーブルに組み付けることができる。但し、第1の治具と設置部との間の遊びは、第2の治具と駆動アームとの間の遊びより大きいものとする。例えば、第1の治具と設置部との間の遊びを3μm程度とすると、これらの間に160℃程度の温度差がある場合であっても組み付けることが可能である。
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することができる。
本実施の形態における試験装置の部分的な断面模式図である。 図1の試験装置を上から見た概略図である。 (a)は、第1の治具がターンテーブルに組み付けられる前の状態を示す図であり、(b)は、組み付けられた後の状態を示す図である。
符号の説明
1 試験装置
2 シャッター
3 恒温槽
4 駆動アーム
5 テスタ
6,11 収納部
7 第1の治具
8 半導体装置
9 ターンテーブル
10 第2の治具
12 開口部
13 ソケット
14 第2の搬送装置
15,23 軸
16 着脱部
17 クランプ
18 設置部
19 位置決めピン
20 磁性体
21 溝
22 部材
23 ロボット
24 第1の搬送手段

Claims (12)

  1. 所定の温度で半導体装置の電気的特性を試験する工程を含む半導体装置の製造方法であって、
    前記試験を行う試験装置は、開閉部を有する恒温槽と、該恒温層の内部で駆動可能な駆動アームと、該恒温槽の内部にある半導体装置の電気的特性を試験するテスタと、試験前および試験後の半導体装置を収納する収納部とを備えており、
    第1の治具を、前記開閉部を通じて前記恒温槽の内部にある部材に組み付ける工程と、
    第2の治具と、該第2の治具を組み付けるアームの先端部との温度差を、50℃以下にした状態で、該第2の治具を該先端部に組み付ける工程と、
    前記収納部から前記開閉部を通じて前記恒温槽の内部に半導体装置を搬送し、前記第1の治具に該半導体装置を装着する工程と、
    前記駆動アームを作動させて、前記第1の治具に装着された前記半導体装置を搬送する工程と、
    前記駆動アームをさらに作動させて、前記第2の治具で、前記テスタに前記半導体装置を装着する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第2の治具と前記駆動アームの先端部との間に10μm以上で20μm以下の遊びがあることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1の治具と前記部材との間の遊びは、前記第2の治具と前記駆動アームの先端部との間の遊びよりも大きく、
    前記第1の治具は、前記第2の治具と前記駆動アームの先端部との温度差より大きい温度差で、前記部材に組み付けられることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記駆動アームに組み付ける前の前記第2の治具を、前記恒温槽の内部に待機させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 所定の温度で半導体装置の電気的特性を試験する工程を含む半導体装置の製造方法であって、
    前記試験を行う試験装置は、開閉部を有する恒温槽と、該恒温層の内部で駆動可能な駆動アームと、該恒温槽の内部にある半導体装置の電気的特性を試験するテスタと、試験前および試験後の半導体装置を収納する収納部とを備えており、
    前記テスタに対して前記半導体装置を搬送する第1の治具を、前記開閉部を通じて前記恒温槽の内部にある部材に組み付ける工程と、
    第2の治具を、前記駆動アームの先端部に組み付ける工程と、
    前記収納部から前記開閉部を通じて前記恒温槽の内部に半導体装置を搬送し、前記第1の治具に該半導体装置を装着する工程と、
    前記駆動アームを作動させて、前記第1の治具に装着された前記半導体装置を搬送する工程と、
    前記駆動アームをさらに作動させて、前記第2の治具で、前記テスタに前記半導体装置を装着する工程とを有し、
    前記第1の治具と前記部材との間の遊びは、前記第2の治具と前記駆動アームの先端部との間の遊びよりも大きく、
    前記第1の治具を前記部材に組み付ける際の温度差は、前記第2の治具を前記駆動アームの先端部に組み付ける際の温度差よりも大きいことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記第2の治具と前記駆動アームの先端部との間に10μm以上で20μm以下の遊びがあることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記駆動アームに組み付ける前の前記第2の治具を、前記恒温槽の内部に待機させることを特徴とする請求項5または6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1の治具を前記部材に組み付ける工程は、複数の前記部材のそれぞれに前記第1の治具を組み付ける工程であって、
    前記第1の治具のそれぞれに半導体装置を装着することにより、前記テスタに取り付けられていない半導体装置を前記恒温槽の内部に待機させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記部材の上面には、側面がテーパ形状である凹状の設置部が設けられており、前記第1の治具の前記設置部に嵌合する部位もテーパ形状であって、
    前記部材に組み付けられた前記第1の治具には、前記部材の方向に付勢力が作用することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記設置部の底面には磁性体が埋め込まれていて、
    前記第1の治具は、磁力によって前記設置部に引き付けられるよう構成されていることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記設置部の底面には位置決めピンが埋め込まれていて、
    前記第1の治具の前記位置決めピンに対応する位置には、前記位置決めピンが嵌合可能な溝が設けられていることを特徴とする請求項9または10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記部材はターンテーブルであって、
    前記第1の治具に前記半導体装置を装着する工程では、前記開閉部の下方に前記第1の治具が位置するように前記ターンテーブルを回転し、
    前記半導体装置に前記第2の治具を嵌合する工程では、前記第2の治具の下方に前記半導体装置が位置するように前記ターンテーブルを回転することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
JP2007019940A 2007-01-30 2007-01-30 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP4832323B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007019940A JP4832323B2 (ja) 2007-01-30 2007-01-30 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007019940A JP4832323B2 (ja) 2007-01-30 2007-01-30 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008185481A true JP2008185481A (ja) 2008-08-14
JP4832323B2 JP4832323B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=39728631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007019940A Expired - Fee Related JP4832323B2 (ja) 2007-01-30 2007-01-30 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4832323B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6259873A (ja) * 1985-09-10 1987-03-16 Sumitomo Electric Ind Ltd 光センサ−を用いた事故区間判別装置
JPH07315565A (ja) * 1994-05-27 1995-12-05 Advantest Corp Icテストハンドラのデバイス搬送機構
JPH08172118A (ja) * 1994-12-20 1996-07-02 Hitachi Ltd 半導体研磨装置
JPH10163700A (ja) * 1996-12-02 1998-06-19 Yokogawa Precision Kk ハンドラ
JPH11231019A (ja) * 1998-02-13 1999-08-27 Advantest Corp Ic位置決装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6259873A (ja) * 1985-09-10 1987-03-16 Sumitomo Electric Ind Ltd 光センサ−を用いた事故区間判別装置
JPH07315565A (ja) * 1994-05-27 1995-12-05 Advantest Corp Icテストハンドラのデバイス搬送機構
JPH08172118A (ja) * 1994-12-20 1996-07-02 Hitachi Ltd 半導体研磨装置
JPH10163700A (ja) * 1996-12-02 1998-06-19 Yokogawa Precision Kk ハンドラ
JPH11231019A (ja) * 1998-02-13 1999-08-27 Advantest Corp Ic位置決装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4832323B2 (ja) 2011-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101369702B1 (ko) 프로브 카드의 프리 히트 방법
JP4491513B1 (ja) 半導体ウェハ試験装置
US9485810B2 (en) Handler and inspection apparatus
TWI663685B (zh) 用於支承基板的吸盤模組和包括該吸盤模組的探針台
JP2010186998A6 (ja) 半導体ウェハ試験装置
JP2013145132A (ja) ハンドラ装置、試験方法
JP4765127B1 (ja) トレーユニットおよび半導体デバイスの検査装置
JP2006284384A (ja) 半導体装置の試験装置及び試験方法
US8525538B2 (en) Apparatus and method for testing a semiconductor device
JP6803542B2 (ja) プローバ及びプローブ検査方法
JP2021009146A (ja) 半導体パッケージテスト装置
JPH11330207A (ja) アライナー
US11169206B2 (en) Inspection apparatus, inspection system, and aligning method
JP2007333697A (ja) 電子部品試験装置のキャリブレーション方法
US11199575B2 (en) Prober and probe card precooling method
TWI418800B (zh) A conductive member, a connecting member, a test apparatus, and a method of repairing the connecting member
JP4832323B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPWO2009069190A1 (ja) インサート、トレイ及び電子部品試験装置
JP2010014593A (ja) 半導体装置の検査方法および製造方法
US20210249378A1 (en) Ball disposition system, method of disposing a ball on a substrate and method of manufacturing semiconductor device
JP2007288101A (ja) プローバにおけるウエハ保持方法、プローバ及び高熱伝導性シート
JP4566072B2 (ja) 基板試験方法及び装置
JP2010276621A (ja) 半導体装置の試験装置及び試験方法
KR102014334B1 (ko) 기판 검사 카트리지 및 이의 제조 방법
JP5945013B2 (ja) デバイス保持装置、インナーユニット、アウターユニット、およびトレイ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100119

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110920

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110920

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees