JP2008185471A - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008185471A
JP2008185471A JP2007019644A JP2007019644A JP2008185471A JP 2008185471 A JP2008185471 A JP 2008185471A JP 2007019644 A JP2007019644 A JP 2007019644A JP 2007019644 A JP2007019644 A JP 2007019644A JP 2008185471 A JP2008185471 A JP 2008185471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noise
signal
radar
radar apparatus
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007019644A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5061623B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Abe
好浩 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007019644A priority Critical patent/JP5061623B2/ja
Publication of JP2008185471A publication Critical patent/JP2008185471A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5061623B2 publication Critical patent/JP5061623B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

【課題】温度変化や経年変化によらず到来波数を安定した精度で推定可能なレーダ装置を提供する。
【解決手段】受信信号遮断状態のデータDaを取得し、当該装置の内気温度Tcを測定し、データDaをFFT処理することで、回路ノイズ分を表すパワースペクトルPSaを算出し、次式に従って、パワースペクトルの周波数[bin]毎に、ノイズ閾値TH(n)を算出する(S210〜S240)。但し、αは係数(0<α<1)、TH(n−1)は前サイクルで算出されたノイズ閾値である。
TH(n)=(1−α)×TH(n−1)+α×(PSa+Poffs+K×Tc)
このノイズ閾値TH(n)を用いて、パワースペクトル中のピークの検出、方位推定で使用する固有値の識別を実行する(S260〜S270)。
【選択図】図3

Description

本発明は、レーダ波を送受信する複数のチャネルから得られる受信信号に基づいて電波の到来方向を推定するレーダ装置に関する。
従来より、複数のアンテナ素子により構成されたアレーアンテナを用いて、アレーアンテナに同時に到来する複数の電波の到来方向(DOA:Direction of Arrival)を推定するレーダ装置が知られている。
また、電波の到来方向を推定する手法として、各アンテナ素子(チャネルともいう)が受信した受信信号間の相関を表す相関行列に基づいて角度スペクトラムを生成し、この角度スペクトラムをスキャンすることで高分解能の推定を行うMUSIC(Multiple Signal Classification)法,ESPRIT(Estimation of Signal Parameters via Rotational Invariance Techniques)法等が知られている。
ここで、MUSIC法の概要を以下に説明する。なお、アレーアンテナは、N個(Nは2以上の整数)のアンテナ素子を一直線上に等間隔で配置した、いわゆるリニアアレーからなるものとする。
まず、アレーアンテナを介して得られたサンプル時刻kΔT(ΔTはサンプリング間隔、kは自然数)におけるサンプリングデータx1 (k),x2 (k),…xN (k)に対し、(1)式で示される受信ベクトルX(k)を構成する。次に、この受信ベクトルX(k)を用いて、(2)式に従ってN行N列の相関行列Rxxを求める。
ここで、Tはベクトル転置、Hは複素共役転置を示す。
Figure 2008185471
次に、この相関行列Rxxの固有値λ1 〜λN (但し、λ1 ≧λ2 ≧…≧λN )を求め、ノイズ閾値TH(=熱雑音電力σ2 )より大きい固有値の数から到来波数L(<N)を推定すると共に、固有値λ1 〜λN に対応する固有ベクトルe1 〜eN を算出する。
そして、ノイズ閾値TH以下となる(N−L)個の固有値に対応した固有ベクトルからなる雑音固有ベクトルENOを(3)式で定義し、方向θに対するアレーアンテナの複素応答をa(θ)で表すものとして、(4)式に示す評価関数PMU(θ)を求める。
Figure 2008185471
この評価関数PMU(θ)から得られる角度スペクトラム(MUSICスペクトラム)は、θが到来波の到来方向と一致すると発散して、鋭いピークが立つように設定されているため、到来方向の推定値θ1 〜θL は、MUSICスペクトラムのピーク(ヌルポイント)をサーチすることにより求めることができる。
ところで、上述の通り、MUSIC法では(ESPRIT法でも同様)、到来波方向を演算する過程で、到来波数Lを正確に推定する必要があり、そのためには、ノイズ閾値THを適切に設定することが重要である。また、ノイズには様々な要因があり、その大きさは周波数に依存して変化することが知られている。
これに着目して、ビート信号の周波数毎に、異なったノイズ閾値THを設定する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−47282号公報
しかし、特許文献1に記載の装置では、ビート信号の周波数毎にノイズ閾値が異なっているものの、その値は固定値であるため、温度変化や経年変化があった場合、到来波数の推定精度が低下してしまう可能性があるという問題があった。特に、レーダ装置が車両に搭載され、車両周囲の物体を検出するために使用されている場合には、車両の走行状態や走行場所等によってノイズ環境が大きく変化するため、このように固定されたノイズ閾値では、所望の推定精度を常に確保することが困難であった。
本発明は、上記問題点を解決するために、温度変化や経年変化によらず到来波数を安定した精度で推定可能なレーダ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明のレーダ装置では、送受信手段が、レーダ波を送信し、該レーダ波を反射した物体からの反射波を受信するチャネルを複数有しており、ビート信号生成手段は、送受信手段を構成する各チャネル毎にビート信号を生成する。
すると、ピーク検出手段が、ビート信号生成手段にて生成されたビート信号の周波数スペクトルを求め、その周波数スペクトルがピークとなる周波数を検出し、行列生成手段が、その検出された周波数の信号成分を用いてチャネル間の相関を表す相関行列を生成し、固有値算出手段が、行列生成手段にて生成された相関行列の固有値を算出する。
また、固有値識別手段が、固有値算出手段にて算出された固有値のうち、予め設定されたノイズ閾値より大きいものを信号空間の固有値、ノイズ閾値以下のものを雑音空間の固有値として識別し、方向推定手段が、この信号空間の固有値の数を到来波数とし、雑音空間の固有値に基づいて各到来波の到来方向を推定する。
そして特に、本発明のレーダ装置では、温度検出手段が温度を検出し、変動ノイズ分算出手段が、温度検出手段での検出結果に基づいて温度依存性を有する変動ノイズ分を算出すると、閾値設定手段が、変動ノイズ分算出手段にて算出された変動ノイズ分と予め設定された回路ノイズ分との加算値に基づいてノイズ閾値を設定するようにされている。
従って、本発明のレーダ装置によれば、その時々の温度に応じた変動ノイズ分を反映させたノイズ閾値が設定されるため、温度変化によらず、常に安定した精度で到来波数を推定することができ、ひいては到来波の方位を精度良く求めることができる。
なお、相関行列を生成する際に用いるスナップショット数を多くして、受信信号のSN比を改善して推定精度を向上させる手法も知られているが、この手法と併用すれば、到来波数の推定精度を更に向上させることができる。
なお、閾値設定手段は、請求項2に記載のように、変動ノイズ分と回路ノイズ分との加算値を繰り返し求めると共に、その加算値に対してフィルタ処理を施すことでノイズ閾値を求めるように構成されていることが望ましい。
即ち、フィルタ処理を施すことにより、例えば温度の誤検出等に基づく変動ノイズ分の一時的な変化に追従して大きく誤ったノイズ閾値が設定されてしまうことを防止でき、安定した推定精度を確保することができる。
なお、フィルタ処理として、例えば、請求項3に記載のように、前回算出されたノイズ閾値と今回算出された加算値との加重平均を行う手法などを採用することができる。
また、本発明のレーダ装置は、請求項4に記載のように、送受信手段からの受信信号を遮断する信号遮断手段を備え、回路ノイズ分算出手段が、信号遮断手段にて受信信号が遮断された状態でビート信号生成手段から出力される信号の周波数スペクトルを回路ノイズ分として求めるように構成されていてもよい。
このように回路ノイズ分として、その都度、実測値を用いることにより、回路ノイズ分の経年変化や温度変化を確実にノイズ閾値に反映させることができ、到来波数の推定精度をより向上させることができる。
また、本発明のレーダ装置は、請求項5に記載のように、オフセット算出手段が、反射波を非受信の状態でビート信号生成手段から出力される信号の周波数スペクトル(図6(a)参照)から、回路ノイズ分算出手段にて算出された回路ノイズ分(図6(b)参照)を減じたものを、前記変動ノイズ分のオフセット値(図6(c)参照)として求め、変動ノイズ分算出手段は、オフセット算出手段にて算出されたオフセット値に、温度検出手段での検出結果と予め設定された温度係数との乗算値を加算したものを変動ノイズ分として求めるように構成されていてもよい。
つまり、通常の測定時に、反射波非受信状態を作り出すことが困難であるため、当該装置の出荷時等に、そのような状況(例えば、空に向けてレーダ波を送信)を作り出した上でオフセット算出手段を動作させることで変動ノイズ分のオフセット値を求める。そして、実際の使用時には、検出された温度で変動ノイズ分を補正することにより、回路ノイズ分以外のノイズ分(即ち変動ノイズ分)を精度よくノイズ閾値に反映させることができるのである。
なお、上述したように本発明では、閾値設定手段にて設定されたノイズ閾値を、相関行列の固有値を識別する際に使用しているが、請求項6に記載のように、ピーク検出手段が、周波数スペクトルのピークを抽出する際に使用してもよい。
これにより、ピークの抽出精度、ピークから特定される物体の検出精度を向上させることができる。
そして、本発明のレーダ装置は、請求項7記載のように、物体検出手段が、ピーク検出手段にて検出された周波数に基づいて、そのピークから特定される物体までの距離及び相対速度のうち少なくとも一方を求めるように構成されていてもよい。
また、本発明のレーダ装置は、例えば、請求項8に記載のように、車両に搭載され、車両周辺に存在する物体を認識する装置に組み込まれていてもよい。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
<全体構成>
図1は、本発明が適用されたレーダ装置2の全体構成を表すブロック図である。
なお、レーダ装置2は、車両に搭載され、車両前方に存在する物体を認識する車両用物体認識装置の一部として構成されている。
図1に示すように、レーダ装置2は、変調指令Cに従って、三角波状の変調信号Mを生成するD/A変換器10と、D/A変換器10にて生成された変調信号Mがバッファ12を介して印加され、その変調信号Mに従って発振周波数が変化する電圧制御発振器(VCO)14と、VCO14の出力を送信信号Ssとローカル信号Lとに電力分配する分配器16と、送信信号Ssに応じたレーダ波を放射する送信アンテナ18とを備えている。
また、レーダ装置2は、レーダ波を受信するN(Nは2以上の整数)個のアンテナで構成されたアレーアンテナからなる受信側アンテナ部20と、受信側アンテナ部20を構成するアンテナのいずれかに接続されたアンテナ端子、又はいずれのアンテナにも接続されていないNC端子を択一的に選択し、選択された端子からの信号を受信信号Srとして後段に供給する受信スイッチ22と、受信スイッチ22から供給される受信信号Srにローカル信号Lを混合してビート信号Bを生成するミキサ24と、ミキサ24が生成したビート信号Bを増幅する増幅器26と、増幅器26にて増幅されたビート信号BをサンプリングしてデジタルデータDに変換するA/D変換器28とを備えている。
なお、受信スイッチ22は、モード選択信号Xに応じて異なる動作をし、モード選択信号Xが通常モードを示している場合には、N個のアンテナ端子を順次選択するように動作し、モード選択信号Xが信号遮断モードを示している場合には、常にNC端子を選択するように動作する。
更に、レーダ装置2は、当該装置2の内気温度を検出する温度センサ30と、後述するノイズ閾値THを初期化する際に操作される初期設定スイッチ32と、D/A変換器10に対する変調指令C,受信スイッチ22に対するモード選択信号を出力すると共に、温度センサ30で検出された内気温度、初期設定スイッチ32の操作等に応じて、A/D変換器28を介して取り込んだデジタルデータDの信号処理等を実行する信号処理部34とを備えている。
以下では、受信側アンテナ部20を構成する各アンテナをそれぞれチャネルch1〜chNに割り当てるものとし、各チャネルchi(i=1,2,…,N)の受信信号をSri、受信信号Sriに基づいて生成されるビート信号をBi、ビート信号BiをサンプリングしたデジタルデータをDiで表すものとする。
このように構成されたレーダ装置2では、変調信号Mに従ってVCO14が生成した高周波信号(周波数変調された連続波:FMCW)を、分配器16が電力分配することにより、送信信号Ss及びローカル信号Lが生成され、このうち送信信号Ssは、送信アンテナ18を介してレーダ波として送出される。
この送信アンテナ18から送出され物体に反射して戻ってきたレーダ波(反射波)は、受信側アンテナ部20を構成する各アンテナ(チャネルch1〜chN)にて受信されるが、受信スイッチ22によって選択されているチャネルchi(i=1〜N)の受信信号Sriのみがミキサ24へ供給される。すると、ミキサ24では、この受信信号Sriに分配器16からのローカル信号Lを混合することによりビート信号Biを生成し、増幅器26にて増幅されたビート信号BはA/D変換器28にてサンプリングされ、デジタルデータDiとして信号処理部34に取り込まれる。
次に、信号処理部34は、CPU,ROM,RAMからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成され、更に、A/D変換器28を介して取り込んだデータについて、高速フーリエ変換(FFT)処理を実行するための演算処理装置(例えばDSP)等を備えている。
そして、信号処理部34のCPUでは、A/D変換器28を介して得られたデジタルデータDに基づいて、レーダ波を反射した物体との距離及び相対速度の算出、その物体が存在する方位の推定を行う測定処理や、その測定処理で到来波数を推定する際に用いるノイズ閾値THを初期化するノイズ閾値初期化処理等を実行する。
<ノイズ閾値初期化処理>
ここで信号処理部34のCPUが実行するノイズ閾値初期化処理を、図2に示すフローチャートに沿って説明する。
なお、本処理は、初期設定スイッチ32が操作された場合に一度だけ実行される。但し、本処理は、受信側アンテナ部20にて反射波が受信されない状態、例えば、障害物が存在しない空に向けてレーダ波が送信されるように当該装置2を配置した状態で実行されるものとする。
本処理が起動すると、まずS110では、受信スイッチ22が通常モードで動作するようにモード選択信号Xを設定して変調指令CをD/A変換器10に送出し、A/D変換器28からデジタルデータDを取り込むことにより、空向け雑音状態(反射物なし受信信号受信状態)のデータDsを全チャネルch1〜chNについて取得する。
続くS120では、受信スイッチ22が信号遮断モードで動作するようにモード選択信号Xを設定して変調指令CをD/A変換器10に送出し、A/D変換器28からデジタルデータDを取り込むことにより、受信信号遮断状態のデータDnを取得して、S130に進む。なお、信号遮断モードでは、受信スイッチ22にてチャネルの切り替えが行われない。
S130では、温度センサ30の出力を取り込むことにより、当該装置2の内気温度Tcを測定し、続くS140では、先のS110にて取得したデータDsを、チャネルCHi毎、且つ、送信信号Ssの周波数が漸増する上り変調時及び周波数が漸減する下り変調時の各変調時毎にFFT処理を実行することで、N(チャネル数)×2(変調期間の数)個ずつパワースペクトルを求め、その求めたパワースペクトルを平均することで、空向け雑音状態での平均パワースペクトルPSsを算出し、また、先のS120にて取得したデータDsにFFT処理を実行することで受信信号遮断状態でのパワースペクトルPSnを算出する。
続くS150では、平均パワースペクトルPSsとパワースペクトルPSnの差分(PSs−PSn)を周波数[bin]毎に求め、更に、その差分の平均値AVE(PSs−PSn)を、変動ノイズ分のオフセットPoffsとして算出する。
続くS160では、先のS130にて測定した内気温度Tc、先のS140で求めた受信信号遮断状態のパワースペクトルPSn、先のS150にて求めたオフセットPoffs、予め設定された温度係数Kに基づき、(5)に従って、ノイズ閾値の初期値TH(0)を求めて、本処理を終了する。
TH(0)=PSn+Poffs+K×Tc (5)
但し、ノイズ閾値の初期値TH(0)は、周波数[bin]毎に設定される。また、(5)式において、PSnが回路ノイズ分であり、Poffs+K×Tcが変動ノイズ分である。
<測定処理>
次に、信号処理部34のCPUが繰り返し実行する測定処理を、図3に示すフローチャートに沿って説明する。
本処理が起動すると、まず、S210では、受信スイッチ22が信号遮断モードで動作するようにモード選択信号Xを設定して変調指令CをD/A変換器10に送出し、A/D変換器28からデジタルデータDを取り込むことにより、先のS120の場合と同様に、受信信号遮断状態のデータDaを取得して、S220に進む。
S220では、温度センサ30の出力を取り込むことにより、当該装置2の内気温度Tcを測定し、続くS230では、先のS210にて取得したデータDaにFFT処理を実行することでパワースペクトルPSaを算出する。
続くS240では、S230にて算出されたパワースペクトルPSaに基づき、(6)式に従って、パワースペクトルの周波数[bin]毎に、ノイズ閾値TH(n)を算出して、S250に進む。但し、αは係数(0<α<1)、TH(n−1)は前サイクル(本処理が前回起動された時)に算出されたノイズ閾値である。また、(6)式中のTH(n),TH(n−1),PSa,Poffsは、同じ周波数[bin]の値である。
TH(n)=(1−α)×TH(n−1)+α×(PSa+Poffs+K×Tc) (6)
なお、(6)式において、PSaが回路ノイズ分であり、Poffs+K×Tcが変動ノイズ分である。
S250では、受信スイッチ22が通常モードで動作するようにモード選択信号Xを設定して変調指令CをD/A変換器10に送出し、A/D変換器28からデジタルデータD取り込むことにより、通常状態のデータDbを全チャネルCH1〜CHNについて取得して、S260に進む。
S260では、先のS250にて取得したデータDbを、チャネルCHi毎、且つ、各変調時毎にFFT処理を実行することで、N(チャネル数)×2(変調期間の数)個のパワースペクトルPSbを求め、S270に進む。
S270では、先のS260で求めたパワースペクトルPSbに基づき、FMCWレーダにおける周知の手法(その詳細については説明を省略する)を用いて、レーダ波を反射した物体との距離及び相対速度を求めてS280に進む。
但し、パワースペクトルPSbから反射波に基づくピークを抽出する際に、S240で求めたノイズ閾値TH(n)を使用し、このノイズ閾値TH(n)より大きい周波数成分を抽出する。
S280では、先のS260で求めた2N個のパワースペクトルPSb、及び先のS240で周波数[bin]毎に求めたノイズ閾値TH(n)に基づき、先のS270にて抽出された物体が存在する方位を推定する方位推定処理を実行して本処理を終了する。
<方位推定処理>
次に、先のS280にて実行する方位推定処理(MUSIC処理)の詳細を、図4に示すフローチャートに沿って説明する。
まず、S310では、上り変調又は下り変調のうち、いずれか一方のパワースペクトルについて、先のS270にて物体からの反射波に基づく信号成分が存在するとして抽出された周波数[bin]のうち、本処理での処理が未処理であるものを一つ選択して、S320に進む。
S320では、その選択された周波数の信号成分(FFT処理結果データ)を、全チャネルch1〜chNのパワースペクトルから抽出して配列してなる受信ベクトルX(i)を生成((7)式参照)し、続くS330では、その受信ベクトルX(i)に基づき、(8)式に従って自己相関行列Rxxを生成して、S340に進む。
Figure 2008185471
S340では、S330にて生成した自己相関行列Rxxの固有値λ1 〜λN を算出する。但し、固有値λ1 〜λN は、その値が大きい順に並べるものとする。
続くS350では、その算出した固有値λ1 〜λN を、先のS240で求めたノイズ閾値TH(n)に基づいて、信号空間の固有値と雑音空間の固有値とに識別すると共に、信号空間の固有値の数を到来波数Lとして推定する到来波数推定処理を実行して、S360に進む。
ここで、到来波数推定処理を、図5に示すフローチャートに沿って説明する。
本処理が起動すると、まずS410では、先のS240での算出結果の中から、先のS310にて選択された周波数[bin]のノイズ閾値TH(n)を取得し、続くS420では、固有値λ1 〜λN を識別するためのパラメータiを1に初期化して、S430に進む。
S430では、固有値λiがノイズ閾値TH(n)より大きいか否かを判断する。そして、固有値λiがノイズ閾値TH(n)より大きければ、S440に移行し、パラメータiをインクリメント(i←i+1)する。続くS450では、パラメータiがN−1(識別可能な到来波の最大数)より大きいか否かを判断し、パラメータiがN−1より大きければ、到来波の数が多過ぎて方位の推定が不能であるものとして、本処理を終了し、パラメータiがN−1より少なければ、S430に戻って、固有値λiとノイズ閾値TH(n)との比較を繰り返す。
一方、先のS430にて、固有値iがノイズ閾値TH(n)以下であると判断された場合は、i−1を到来波数L、λ1 〜λL を信号空間の固有値、λL+1 〜λN を雑音空間の固有値に設定して、本処理を終了する。
図4に戻り、S360では、到来波数推定処理での推定結果に基づいて、MUSICスペクトルを算出して、S370に進む。
具体的には、雑音空間の(N−L)個の固有値λL+1 〜λN に対応した固有ベクトルeL+1 ,eL+2 ,…eN に基づき、雑音固有ベクトルENOを(9)式で定義し、方位θに対する受信側アンテナ部20の複素応答をa(θ)で表すものとして、(10)式に示す評価関数PMU(θ)を求め、その評価関数PMU(θ)から求められる角度スペクトルがMUSICスペクトルである。
Figure 2008185471
S370では、S360にて求めたMUSICスペクトラムをヌルスキャンすることで、受信側アンテナ部20を構成する各アンテナが受信したL個の反射波の到来角度θ1 〜θL 、即ち、レーダ波を反射した物体が存在する方向を求め、続く、S380では、物体からの反射波に基づく信号成分が存在するとして抽出された全ての周波数[bin]について、本処理を終了したか否かを判断する。
そして、未処理の周波数[bin]が存在すれば、S310に戻って、その未処理の周波数[bin]に対して上述の処理(S310〜S370)を繰り返し実行し、全ての周波数[bin]について処理が終了していれば、本処理を終了する。
なお、本実施形態において、VCO14,分配器16,送信アンテナ18,受信側アンテナ部20,受信スイッチ22が送受信手段、ミキサ24がビート信号生成手段、S270においてピークを検出する処理がピーク検出手段、S320〜S330が行列生成手段、S340が固有値算出手段、S350が固有値識別手段、S360〜S370が方向推定手段、温度センサ30が温度検出手段、S240においてPoffs+K×Tcを求める処理が変動ノイズ分算出手段、S210〜S240が閾値設定手段、受信スイッチ22におけるNC端子が信号遮断手段、S210,S230が回路ノイズ分算出手段、S110〜S150がオフセット算出手段、S270が物体検出手段に相当する。
<効果>
以上説明したように、レーダ装置2においては、ノイズ閾値TH(n)を、通常モードでの測定の前に信号遮断モードで測定を行うことで求められる回路ノイズ分(受信信号遮断状態のスペクトルPSa)と、内気温度Tcに応じて求められる変動ノイズ分(Poffs+K×Tc)との加算値を、前サイクルで求めたノイズ閾値TH(n−1)と加重平均することで求めている。
しかも、レーダ装置2では、その実使用時でも測定が容易な回路ノイズ分については、その都度測定を行い、実使用時に測定の困難な変動ノイズ分のみを、予め求められたオフセットPoffsを内気温度Tcに応じて補正することによって求めている。
従って、レーダ装置2によれば、その時々の内気温度Tcや回路の状態が的確に反映されたノイズ閾値TH(n)を設定することができ、温度変化や経年変化によらず、常に安定した精度で到来波数Lを推定することができ、ひいては到来波の方位を精度良く求めることができる。
また、レーダ装置2では、回路ノイズ分と変動ノイズ分との加算値に対してフィルタ処理(即ち、前サイクルで求めたノイズ閾値TH(n−1)との加重平均)を施すことにより、ノイズ閾値TH(n)を求めているため、例えば内気温度Tcの誤検出等に基づく変動ノイズ分の一時的な変化に追従して大きく誤ったノイズ閾値TH(n)が設定されてしまうことを防止でき、安定した推定精度を確保することができる。
また、レーダ装置2では、自己相関行列Rxxを生成する際にスナップショット数を増加させることなく、到来波数の推定精度、ひいては到来波の方位推定精度を向上させているため、信号処理部34を構成するCPUの処理能力が低い場合にも問題なく適用することができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、レーダ波を送受信するチャネルを複数設定するために、送信側のアンテナを一つ、受信側のアンテナを複数としたが、送信側のアンテナを複数、受信側のアンテナを一つとしたり、送信側及び受信側ともにアンテナを複数としてもよい。
上記実施形態では、一つの受信ベクトルX(i)から求めた自己相関行列Rxxを用いて固有値の算出などを行っているが、異なる複数の受信ベクトルX(i)から複数の自己相関行列Rxxを作成し、これら自己相関行列を平均化したもの、即ち、スナップショット数を増やしたものを用いてもよい。
上記実施形態では、ノイズ閾値TH(n)を求める際に使用する回路ノイズ分PSaを、測定毎に求めるように構成されているが、回路ノイズ分Saとして、ノイズ閾値初期化処理にて求められた回路ノイズ分PSsを固定的に用いるように構成してもよい。
上記実施形態では、回路ノイズ分PSaと変動ノイズ分Poffs+K×Tcとの加算値にフィルタ処理を施したものをノイズ閾値TH(n)としているが、この加算値をそのままノイズ閾値TH(n)として用いてもよい。
レーダ装置の全体構成を示すブロック図。 ノイズ閾値初期化処理の内容を示すフローチャート。 測定処理の内容を示すフローチャート。 方位推定処理の内容を示すフローチャート。 到来波推定処理の内容を示すフローチャート。 変動ノイズ分のオフセット値を求める手順を示す説明図
符号の説明
2…レーダ装置 10…D/A変換器 12…バッファ 14…電圧制御発振器(VCO) 16…分配器 18…送信アンテナ 20…受信側アンテナ部 22…受信スイッチ 24…ミキサ 26…増幅器 28…A/D変換器 30…温度センサ 32…初期設定スイッチ 34…信号処理部

Claims (8)

  1. レーダ波を送信し、該レーダ波を反射した物体からの反射波を受信するチャネルを複数有する送受信手段と、
    前記送受信手段を構成する各チャネル毎にビート信号を生成するビート信号生成手段と、
    前記ビート信号生成手段にて生成されたビート信号の周波数スペクトルを求め、該周波数スペクトルがピークとなる周波数を検出するピーク検出手段と、
    前記ピーク検出手段にて検出された周波数の信号成分を用いて前記チャネル間の相関を表す相関行列を生成する行列生成手段と、
    前記行列生成手段にて生成された相関行列の固有値を算出する固有値算出手段と、
    前記固有値算出手段にて算出された固有値のうち、予め設定されたノイズ閾値より大きいものを信号空間の固有値、前記ノイズ閾値以下のものを雑音空間の固有値として識別する固有値識別手段と、
    前記信号空間の固有値の数を到来波数とし、前記雑音空間の固有値に基づいて各到来波の到来方向を推定する方向推定手段と
    を備えたレーダ装置において、
    温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段での検出結果に基づいて温度依存性を有する変動ノイズ分を算出する変動ノイズ分算出手段と、
    前記変動ノイズ分算出手段にて算出された変動ノイズ分と予め設定された回路ノイズ分との加算値に基づいて前記ノイズ閾値を設定する閾値設定手段と、
    を備えることを特徴とするレーダ装置。
  2. 前記閾値設定手段は、前記加算値を繰り返し求めると共に、該加算値に対してフィルタ処理を施すことで前記ノイズ閾値を求めることを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。
  3. 前記フィルタ処理では、前回算出された前記ノイズ閾値と前記加算値との加重平均を行うことを特徴とする請求項2に記載のレーダ装置。
  4. 前記送受信手段からの受信信号を遮断する信号遮断手段と、
    該信号遮断手段にて前記受信信号が遮断された状態で前記ビート信号生成手段から出力される信号の周波数スペクトルを前記回路ノイズ分として求める回路ノイズ分算出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のレーダ装置。
  5. 前記反射波を非受信の状態で前記ビート信号生成手段から出力される信号の周波数スペクトルから、前記回路ノイズ分算出手段にて算出された回路ノイズ分を減じたものを、前記変動ノイズ分のオフセット値として求めるオフセット算出手段を備え、
    前記変動ノイズ分算出手段は、前記オフセット算出手段にて算出されたオフセット値に、前記温度検出手段での検出結果と予め設定された温度係数との乗算値を加算したものを前記変動ノイズ分として求めることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のレーダ装置。
  6. 前記ピーク検出手段は、前記閾値設定手段にて設定されたノイズ閾値を用いて、前記周波数スペクトルのピークを抽出することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のレーダ装置。
  7. 前記ピーク検出手段にて検出された周波数に基づいて、該周波数から特定される物体までの距離及び相対速度のうち少なくとも一方を求める物体検出手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のレーダ装置。
  8. 車両に搭載され、該車両の周辺に存在する物体を認識する装置に組み込まれていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のレーダ装置。
JP2007019644A 2007-01-30 2007-01-30 レーダ装置 Active JP5061623B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007019644A JP5061623B2 (ja) 2007-01-30 2007-01-30 レーダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007019644A JP5061623B2 (ja) 2007-01-30 2007-01-30 レーダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008185471A true JP2008185471A (ja) 2008-08-14
JP5061623B2 JP5061623B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=39728624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007019644A Active JP5061623B2 (ja) 2007-01-30 2007-01-30 レーダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5061623B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010071958A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Denso Corp レーダ装置
JP2010169425A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Japan Radio Co Ltd Fm−cwレーダ装置
WO2011024634A1 (ja) * 2009-08-26 2011-03-03 パナソニック電工株式会社 物体検知装置およびそれを備えた照明システム
DE102011086110A1 (de) 2010-11-12 2012-05-16 Denso Corporation FMCW-Radarvorrichtung mit mehreren Prozessorkernen zur Signalverarbeitung
JP2013032917A (ja) * 2011-07-30 2013-02-14 Fujitsu Ten Ltd 信号処理装置、レーダ装置、および、信号処理方法
JP5868504B2 (ja) * 2012-06-25 2016-02-24 三菱電機株式会社 風計測コヒーレントライダ装置
CN112105947A (zh) * 2018-05-11 2020-12-18 株式会社电装 雷达装置
KR102219087B1 (ko) * 2020-09-02 2021-02-23 세종대학교산학협력단 Fmcw 레이더를 이용한 실내 상황 인식 시스템 및 방법
CN118191756A (zh) * 2024-05-20 2024-06-14 中国空气动力研究与发展中心计算空气动力研究所 一种雷达信号检测方法及系统

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63122979A (ja) * 1986-11-12 1988-05-26 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency ミリ波レ−ダ装置
JPH0990023A (ja) * 1995-09-20 1997-04-04 Toyota Motor Corp 周波数解析型レーダ装置
JP2006047282A (ja) * 2004-07-06 2006-02-16 Denso Corp レーダ装置
JP2006091027A (ja) * 2005-12-21 2006-04-06 Mitsubishi Electric Corp Fm−cwレーダ装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63122979A (ja) * 1986-11-12 1988-05-26 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency ミリ波レ−ダ装置
JPH0990023A (ja) * 1995-09-20 1997-04-04 Toyota Motor Corp 周波数解析型レーダ装置
JP2006047282A (ja) * 2004-07-06 2006-02-16 Denso Corp レーダ装置
JP2006091027A (ja) * 2005-12-21 2006-04-06 Mitsubishi Electric Corp Fm−cwレーダ装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010071958A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Denso Corp レーダ装置
JP2010169425A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Japan Radio Co Ltd Fm−cwレーダ装置
WO2011024634A1 (ja) * 2009-08-26 2011-03-03 パナソニック電工株式会社 物体検知装置およびそれを備えた照明システム
JP2011047779A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 物体検知装置およびそれを備えた照明システム
US9146310B2 (en) 2009-08-26 2015-09-29 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Object detection device and illumination system provided therewith
DE102011086110A1 (de) 2010-11-12 2012-05-16 Denso Corporation FMCW-Radarvorrichtung mit mehreren Prozessorkernen zur Signalverarbeitung
JP2013032917A (ja) * 2011-07-30 2013-02-14 Fujitsu Ten Ltd 信号処理装置、レーダ装置、および、信号処理方法
JP5868504B2 (ja) * 2012-06-25 2016-02-24 三菱電機株式会社 風計測コヒーレントライダ装置
CN112105947A (zh) * 2018-05-11 2020-12-18 株式会社电装 雷达装置
KR102219087B1 (ko) * 2020-09-02 2021-02-23 세종대학교산학협력단 Fmcw 레이더를 이용한 실내 상황 인식 시스템 및 방법
CN118191756A (zh) * 2024-05-20 2024-06-14 中国空气动力研究与发展中心计算空气动力研究所 一种雷达信号检测方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP5061623B2 (ja) 2012-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5061623B2 (ja) レーダ装置
JP2009025195A (ja) 到来波数推定方法、レーダ装置
JP5278484B2 (ja) レーダ装置
JP5062225B2 (ja) 物標検出装置
JP6818541B2 (ja) レーダ装置および測位方法
JP5102165B2 (ja) レーダ装置
US10955542B2 (en) Radar apparatus and direction-of-arrival estimation device
JP5600866B2 (ja) 探知測距装置および探知測距方法
CN108885254B (zh) 物体检测装置
JP4351266B2 (ja) 周波数変調レーダ装置
JP2012103203A (ja) Fmcwレーダ装置
JP6576595B2 (ja) レーダ装置
CN110088642B (zh) 用于检测目标对象的前进方向和速度的系统和方法
KR101953697B1 (ko) 균일 선형 배열 안테나 기반의 가상 수신신호 생성을 이용한 도래각 추정 방법 및 장치
JP6489589B2 (ja) レーダ信号処理装置
JP6324327B2 (ja) パッシブレーダ装置
JP2010175457A (ja) レーダ装置
JP5057840B2 (ja) スペクトル解析装置
JP2019023577A (ja) 移動目標探知システム及び移動目標探知方法
JP5192463B2 (ja) 信号処理装置
JP6843568B2 (ja) レーダ装置および到来方向推定方法
JP2006145251A (ja) 電波到来方向推定装置
US20120119940A1 (en) Radar apparatus with multi-receiver channel
KR101886149B1 (ko) 차량용 레이더의 수신기 및 그에서 방향도래각 추정 방법
JP2013238520A (ja) レーダ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120710

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120723

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5061623

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250