JP2008185443A - 半導体検査装置 - Google Patents

半導体検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008185443A
JP2008185443A JP2007018971A JP2007018971A JP2008185443A JP 2008185443 A JP2008185443 A JP 2008185443A JP 2007018971 A JP2007018971 A JP 2007018971A JP 2007018971 A JP2007018971 A JP 2007018971A JP 2008185443 A JP2008185443 A JP 2008185443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspected
terminal
lsi
power supply
inspection apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007018971A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuki Ninomiya
和貴 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2007018971A priority Critical patent/JP2008185443A/ja
Publication of JP2008185443A publication Critical patent/JP2008185443A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

【課題】複雑な回路を追加せずに、被検査LSIの実装検査での接続不良を判定可能とする。
【解決手段】被検査LSI38及び実装LSI39,40の各々の電源電圧VDD及び接地電圧VSSをいずれも0Vに設定する一方、被検査LSI38に正の検査電源電圧VDDTを供給することにより、被検査端子3,4に内部から正の電位を与える。接続不良のない端子3では接続先の実装LSI39中の電源側の保護回路23を通して電流が流れるので、当該端子3の電位が下がる。一方、接続不良のない端子4の電位は下がらない。このように接続不良の有無に応じて被検査端子3,4に出現する電位変化を判定することで、接続検査を実施する。
【選択図】図2

Description

本発明は、LSIの検査装置に関し、特に被検査LSIをボードに実装して検査を行う半導体検査装置に関するものである。
従来、LSIテスタのプローブを被検査LSIの端子(パッド)に接触させて行う検査手法や、バウンダリスキャンと呼ばれる単体LSIの検査手法が知られている。また、パッド間のリーク試験のための特別なドライバを内蔵したLSIも知られている(特許文献1参照)。
特開平10−123212号公報
高速かつ小振幅のインターフェイスLSI等の検査では、被検査LSIをメモリ等の他のデバイスに実際に接続した状態で動作確認を行う、いわゆる「実装検査」の必要が生じている。実装検査では、多数の被検査LSIを順次交換して選別する必要があるため、被検査LSIをソケット等の手段によって着脱可能にボード上に実装する。したがって、実装検査を実施するにあたり、被検査LSIの動作確認を実施する前に、当該被検査LSIの端子とソケットとの間の接触不良の有無や、当該被検査LSI内のボンディングワイヤの断線の有無等の検査、すなわち「接続検査」を実施することが望ましい。
本発明は、複雑な回路を追加せずに被検査LSIの実装検査での接続不良を判定可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ボード上の少なくとも1つの実装LSIと前記ボード上に着脱可能に実装された被検査LSIとの間の接続検査を実行する機能を有する半導体検査装置において、前記実装LSIの外部端子と当該外部端子に接続されているべき前記被検査LSIの被検査端子との間に電位差を与えるように制御するための制御手段と、前記被検査端子の電位変化を検出するための検出手段とを備えた構成を採用し、前記検出手段は前記被検査LSIに内蔵されており、前記被検査端子の接続が正常であった場合には前記外部端子と前記被検査端子との間に電流が流れて前記被検査端子の電位が変化することをもって良判定が、前記被検査端子の接続が不良であった場合には前記外部端子と前記被検査端子との間に電流が流れず前記被検査端子の電位が変化しないことをもって不良判定がそれぞれなされることとしたものである。
本発明によれば、被検査端子とその接続先との間に電位差を与え、接続不良となっていなければ接続先のLSIの内部回路を介して電流が流れることを利用して接続検査を行うこととしたので、複雑な回路を追加せずに、接続不良の有無に応じて被検査端子に出現する電位変化を判定することで、接続検査を実施することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る半導体検査装置の構成例を示している。図1の半導体検査装置は、ボード60上の第1及び第2の実装LSI39,40と、当該ボード60上にソケット等の手段によって着脱可能に実装された被検査LSI38との間の接続検査を実行する機能を有する半導体検査装置であって、テスト制御部48を更に備えている。
第1の実装LSI39は、テスト制御部48から接地電圧VSS(0V)の供給を受ける接地端子44と、被検査LSI38の動作確認時にテスト制御部48から正の(通常)電源電圧VDDの供給を受ける電源端子46と、被検査LSI38に接続されるべき外部端子13とを備えている。
第2の実装LSI40も同様に、テスト制御部48から接地電圧VSSの供給を受ける接地端子45と、被検査LSI38の動作確認時にテスト制御部48から電源電圧VDDの供給を受ける電源端子47と、被検査LSI38に接続されるべき外部端子14とを備えている。
被検査LSI38は、テスト制御部48から接地電圧VSSの供給を受ける接地端子43と、当該被検査LSI38の動作確認時にテスト制御部48から電源電圧VDDの供給を受ける電源端子41と、接続検査時にテスト制御部48から正の検査電源電圧VDDTの供給を受ける検査電源端子2と、第1の実装LSI39の外部端子13に接続されるべき第1の端子3と、第2の実装LSI40の外部端子14に接続されるべき第2の端子4と、テスト制御部48からクロック信号CKの供給を受けるクロック入力端子1と、テスト制御部48からセット信号SETの供給を受けるセット端子5と、テスト制御部48へフラグ信号FLAGを供給する検査出力端子7と、テスト制御部48からスキャン制御信号SCの供給を受けるスキャン制御端子49と、テスト制御部48へスキャンアウト信号SCOUTを供給するスキャンアウト端子6とを備えている。
なお、実際の被検査LSI38には接続検査を行うべき端子が多数存在するが、図1では説明を単純化するため上記第1及び第2の端子3,4のみを被検査端子とする。
図2は、図1中の各LSI38,39,40の内部構成例を示している。図2を参照して、各LSI38,39,40の内部構成を説明する。
第1の実装LSI39は、外部端子13に接続された入出力回路21と、外部端子13に接続された電源側の保護回路23と、外部端子13に接続された接地側の保護回路24とを備えている。入出力回路21は、負論理の出力イネーブル信号がHighレベルであるときに非活性化される出力インバータ回路を有する一般的な入出力回路である。両保護回路23,24はいずれもダイオードからなる。外部端子13の電圧が電源電圧VDDより高くなると、電源側の保護回路23に電流が流れる。また、外部端子13の電圧が接地電圧VSSより低くなると、接地側の保護回路24に電流が流れるようになっている。
第2の実装LSI39も同様に、外部端子14に接続された入出力回路22と、外部端子14に接続された電源側の保護回路25と、外部端子14に接続された接地側の保護回路26とを備えている。
被検査LSI38は、第1の端子3に接続された第1の入出力回路33と、第1の端子3に接続された電源側の保護回路27と、第1の端子3に接続された接地側の保護回路28と、第2の端子4に接続された第2の入出力回路35と、第2の端子4に接続された電源側の保護回路29と、第2の端子4に接続された接地側の保護回路30とに加えて、第1及び第2のセレクタ9,11と、第1及び第2のフリップフロップ10,12と、第1及び第2の電圧供給トランジスタ31,32と、論理回路34と、第1及び第2の電流遮断トランジスタ36,37とを備えている。
第1の入出力回路33は、出力インバータ回路の電源側のPチャネルMOSトランジスタ62に直列接続された逆流防止ダイオード61を有する。第2の入出力回路35もまた、出力インバータ回路の電源側のPチャネルMOSトランジスタ64に直列接続された逆流防止ダイオード63を有する。
第1のセレクタ9は、スキャン制御信号SCがLowレベル(論理0)のときには第1の被検査端子3の電位を、スキャン制御信号SCがHighレベル(論理1)のときにはLowレベルに固定されたスキャンイン信号SCINをそれぞれ第1のフリップフロップ10のデータ入力端子へ供給するセレクタである。
第2のセレクタ11は、スキャン制御信号SCがLowレベルのときには第2の被検査端子4の電位を、スキャン制御信号SCがHighレベルのときには第1のフリップフロップ10のQ出力をそれぞれ第2のフリップフロップ12のデータ入力端子へ供給するセレクタである。
第1のフリップフロップ10は、検査電源電圧VDDTの供給を受けて動作し、第1のセレクタ9の出力をクロック信号CKに同期して記憶する機能を有する素子であって、Highレベルのセット信号SETの供給を受けてQ出力をHighレベル(論理1)にセットする機能を更に備えている。
第2のフリップフロップ12は、検査電源電圧VDDTの供給を受けて動作し、第2のセレクタ11の出力をクロック信号CKに同期して記憶する機能を有する素子であって、Highレベルのセット信号SETの供給を受けてQ出力をHighレベルにセットする機能を更に備えている。スキャンアウト端子6は、第2のフリップフロップ12のQ出力に接続されている。
第1の電圧供給トランジスタ31は、第1のフリップフロップ10のQ出力と第1の被検査端子3との間に介在したNチャネルMOSトランジスタであって、そのゲート電極に検査電源電圧VDDTの供給を受ける。同様に第2の電圧供給トランジスタ32は、第2のフリップフロップ12のQ出力と第2の被検査端子4との間に介在したNチャネルMOSトランジスタであって、そのゲート電極に検査電源電圧VDDTの供給を受ける。
第1の電流遮断トランジスタ36は、第1の被検査端子3の電源側の保護回路27と電源電圧VDDとの間に介在したPチャネルMOSトランジスタであって、そのゲート電極に検査電源電圧VDDTの供給を受ける。第2の電流遮断トランジスタ37は、第2の被検査端子4の電源側の保護回路29と電源電圧VDDとの間に介在したPチャネルMOSトランジスタであって、そのゲート電極に検査電源電圧VDDTの供給を受ける。
論理回路34は、検査電源電圧VDDTの供給を受けて動作し、第1及び第2のフリップフロップ10,12の各々のQ出力と、3端子以上の被検査端子が存在する場合には他のフリップフロップのQ出力とを入力し、これらのQ出力の論理和(OR)演算をもとに接続検査の結果を表すフラグ信号FLAGを生成する回路である。ここでは、フラグ信号FLAGのLowレベルが「良判定(パス)」を、フラグ信号FLAGのHighレベルが「不良判定(フェイル)」をそれぞれ表すものとする。
被検査LSI38の動作確認を行う場合、テスト制御部48は、電源電圧VDD、接地電圧VSS及び検査電源電圧VDDTをそれぞれ、例えば3.3V、0V、0Vに設定する。被検査LSI38の第1及び第2の入出力回路33,35と、第1の実装LSI39の入出力回路21と、第2の実装LSI39の入出力回路22とは、いずれも電源電圧VDDの供給を受けて動作する。この際、検査電源電圧VDDTが0Vであるため、第1及び第2の電圧供給トランジスタ31,32はオフし、第1及び第2の電流遮断トランジスタ36,37はオンしている。したがって、保護回路27〜30を機能させつつ、被検査LSI38と第1の実装LSI39との間と、被検査LSI38と第2の実装LSI40との間で動作確認のための信号授受が可能となる。
ところが、ボード60上に被検査LSI38を実装するためのソケットに接触不良が生じていたり、当該被検査LSI38内のパッドにおけるボンディングワイヤに断線が生じていたりすると、上記のような動作確認が行えない。そこで、被検査LSI38の動作確認を実施する前に、次のようにして接続検査を実施するのがよい。
第1及び第2の被検査端子3,4についての接続検査を行う場合、テスト制御部48は、検査電源電圧VDDTとして正の電圧を設定する一方、電源電圧VDD及び接地電圧VSSをいずれも0Vに設定する。被検査LSI38内において、第1及び第2のフリップフロップ10,12と、論理回路34とは、検査電源電圧VDDTの供給を受けて動作する。また、第1及び第2の電圧供給トランジスタ31,32はオンし、第1及び第2の電流遮断トランジスタ36,37はオフする。一方、電源電圧VDDが0Vであるため、被検査LSI38の第1及び第2の入出力回路33,35と、第1の実装LSI39の入出力回路21と、第2の実装LSI39の入出力回路22とはいずれも動作を停止する。
テスト制御部48は、まず、スキャン制御信号SCをLowレベルに保持しつつ、Highレベルのセット信号SETを供給する。第1及び第2のフリップフロップ10,12は、Highレベルのセット信号SETの供給を受けて各々のQ出力をHighレベルにセットする。
第1のフリップフロップ10のQ出力は第1の電圧供給トランジスタ31を介して第1の被検査端子3に接続しているため、第1の被検査端子3の電位が上がる。第1の被検査端子3は第1の実装LSI39の外部端子13に接続されており、第1の実装LSI39の電源電圧VDDが0Vであることから、外部端子13の電圧が電源電圧VDDより高くなるため、外部端子13から電源側の保護回路23を通して電流が流れて第1の被検査端子3の電位が下がる。このとき、第1の電流遮断トランジスタ36がオフになっているため、被検査LSI38の電源側の保護回路27には電流が流れない。また、第1の入出力回路33においても、逆流防止ダイオード61のはたらきにより、PチャネルMOSトランジスタ62に電流が流れないようになっている。
同様に、第2のフリップフロップ12のQ出力は第2の電圧供給トランジスタ32を介して第2の被検査端子4に接続しているため、第2の被検査端子4の電位が上がる。このとき、第2の被検査端子4に接続不良が生じていなければ、第1の被検査端子3の場合と同様に外部端子14から電源側の保護回路25を通して電流が流れて第2の被検査端子4の電位が下がるが、図2中にバツ印で示すように第2の被検査端子4に接続不良が生じていた場合には電源側の保護回路25に電流が流れず第2の被検査端子4の電位は上がったままとなる。このとき、第2の電流遮断トランジスタ37がオフになっているため、被検査LSI38の電源側の保護回路29にも電流は流れない。また、第2の入出力回路35においても、逆流防止ダイオード63のはたらきにより、PチャネルMOSトランジスタ64に電流が流れないようになっている。
以上のとおり、第1及び第2のフリップフロップ10,12の各々のQ出力からHighレベルの電圧が供給されたとき、接続不良のない第1の被検査端子3の電位は下がるが、接続不良のある第2の被検査端子4の電位は下がらない。
次に、テスト制御部48は、第1及び第2の被検査端子3,4の各々の電位変化の有無を第1及び第2のフリップフロップ10,12にそれぞれ記憶させるように、スキャン制御信号SCをLowレベルに保持しつつ、1つのクロックパルスをクロック信号CKとして供給する。この結果、第1のフリップフロップ10のQ出力はLowレベルとなり、第2のフリップフロップ12のQ出力はHighレベルとなる。これを受けて、論理回路34は、不良判定を表すHighレベルのフラグ信号FLAGを出力する。ただし、第1及び第2の被検査端子3,4のいずれにも接続不良がない場合には、両フリップフロップ10,12のQ出力がいずれもLowレベルとなるので、良判定を表すLowレベルのフラグ信号FLAGが論理回路34から出力されることとなる。
フラグ信号FLAGが不良判定を示す場合、テスト制御部48は、スキャン制御信号SCをHighレベルに設定してクロック信号CKのパルスを供給することにより、いずれの端子に接続不良があったのかを検知することができる。この際、スキャン制御信号SCがHighレベルに設定されることにより第1及び第2のセレクタ9,11が切り換えられて、スキャンイン信号SCIN、第1のセレクタ9、第1のフリップフロップ10、第2のセレクタ11、第2のフリップフロップ12、スキャンアウト信号SCOUTという順序で1つのスキャンチェーンが構成され、第1及び第2のフリップフロップ10,12が1つのシフトレジスタを形成するように互いに接続される。したがって、クロック信号CKを供給することによりスキャンシフト動作が達成されて、スキャンアウト端子8からシリアルに各端子の接続検査結果が得られるのである。
なお、図1のボード60上に2以上の異なる通常電源電圧で動作するLSIが混在した場合でも、検査電源電圧VDDTを定格内の1電圧に設定して接続検査を実施することができる。
また、図2中の第1及び第2のセレクタ9,11と、第1及び第2のフリップフロップ10,12との配設を省略することも可能である。この場合には、第1の電圧供給トランジスタ31を検査電源電圧VDDTと第1の被検査端子3との間に、第2の電圧供給トランジスタ32を検査電源電圧VDDTと第2の被検査端子4との間にそれぞれ介在させ、第1及び第2の被検査端子3,4の各々の電位を論理回路34へ直接入力すればよい。
論理回路34の閾値電圧を適切に設定すれば、逆流防止ダイオード61,63の配設を省略することも可能である。上記説明によれば、第2のフリップフロップ12のQ出力からHighレベルの電圧が供給されたとき、接続不良のある第2の被検査端子4の電位が下がらないようにする必要がある。一方、第2の入出力回路35において、PチャネルMOSトランジスタ64のゲート及びソースの各々の電位が0Vであり、当該PチャネルMOSトランジスタ64のドレイン電位が第2の被検査端子4の電位に等しい。したがって、逆流防止ダイオード63がないとき、第2の被検査端子4の電位がPチャネルMOSトランジスタ64の閾値電圧を超えると、当該PチャネルMOSトランジスタ64がオンして電流が流れる。このとき、第2のフリップフロップ12のQ出力の電圧は、当該第2のフリップフロップ12の出力抵抗と、第2の電圧供給トランジスタ32のオン抵抗と、PチャネルMOSトランジスタ64のオン抵抗とにより決定される。このようにして決定された電圧よりも低い電圧になるように論理回路34の閾値電圧を設定すれば、第2の入出力回路35における逆流防止ダイオード63の配設を省略できる。第1の入出力回路33における逆流防止ダイオード61についても同様である。
図3は、負の検査電源電圧VSSTを用いて接続検査を実施する場合の、図2の変形例を示している。図3によれば、第1の実装LSI39は、オープンドレイン型の入出力回路51を備え、接地側の保護回路24が外部端子13に接続されているものの、電源側の保護回路は備えられていない。したがって、被検査LSI38の検査電源端子2に負の検査電源電圧VSSTを供給するようにしている。第1の電圧供給トランジスタ31は検査電源電圧VSSTと第1の被検査端子3との間に、第2の電圧供給トランジスタ32は検査電源電圧VSSTと第2の被検査端子4との間にそれぞれ介在する。これら第1及び第2の電圧供給トランジスタ31,32の各々のゲート電極は接地されている。また、図2の場合と違って、電源側の保護回路27,29に電流遮断トランジスタを設けることを要しない。接地側の保護回路28,30は、検査電源電圧VSSTに接続される。第1の入出力回路33は、出力インバータ回路の接地側のNチャネルMOSトランジスタ65に直列接続された逆流防止ダイオード66を有する。第2の入出力回路35もまた、出力インバータ回路の接地側のNチャネルMOSトランジスタ67に直列接続された逆流防止ダイオード68を有する。
図3によれば、被検査LSI38の動作確認を行う場合、電源電圧VDD、接地電圧VSS及び検査電源電圧VSSTはそれぞれ、例えば3.3V、0V、0Vに設定される。被検査LSI38の第1及び第2の入出力回路33,35と、第1の実装LSI39の入出力回路51と、第2の実装LSI39の入出力回路22とは、いずれも電源電圧VDDの供給を受けて動作する。この際、検査電源電圧VSSTが0Vであるため、第1及び第2の電圧供給トランジスタ31,32はオフしている。したがって、保護回路27〜30を機能させつつ、被検査LSI38と第1の実装LSI39との間と、被検査LSI38と第2の実装LSI40との間で動作確認のための信号授受が可能となる。
被検査LSI38の第1及び第2の被検査端子3,4についての接続検査を行う場合には、検査電源電圧VSSTとして負の電圧が設定される一方、電源電圧VDD及び接地電圧VSSがいずれも0Vに設定される。被検査LSI38内において、論理回路34は電源電圧VDD(又は接地電圧VSS)と検査電源電圧VSSTとの差電圧の供給を受けて動作する。また、第1及び第2の電圧供給トランジスタ31,32はオンする。一方、電源電圧VDDが0Vであるため、被検査LSI38の第1及び第2の入出力回路33,35と、第1の実装LSI39の入出力回路51と、第2の実装LSI39の入出力回路22とはいずれも動作を停止する。
負の検査電源電圧VSSTは第1の電圧供給トランジスタ31を介して第1の被検査端子3に接続しているため、第1の被検査端子3の電位が下がる。第1の被検査端子3は第1の実装LSI39の外部端子13に接続されており、第1の実装LSI39の接地電圧VSSが0Vであることから、外部端子13の電圧が接地電圧VSSより低くなるため、接地側の保護回路24を通して電流が流れて第1の被検査端子3の電位が上がる。このとき、被検査LSI38の電源側及び接地側の保護回路27,28には電流が流れない。また、第1の入出力回路33においても、逆流防止ダイオード66のはたらきにより、NチャネルMOSトランジスタ65に電流が流れないようになっている。
同様に、負の検査電源電圧VSSTは第2の電圧供給トランジスタ32を介して第2の被検査端子4に接続しているため、第2の被検査端子4の電位が下がる。このとき、第2の被検査端子4に接続不良が生じていなければ、第1の被検査端子3の場合と同様に接地側の保護回路26を通して電流が流れて第2の被検査端子4の電位が上がるが、図3中にバツ印で示すように第2の被検査端子4に接続不良が生じていた場合には接地側の保護回路26に電流が流れず第2の被検査端子4の電位が下がったままとなる。このとき、被検査LSI38の電源側及び接地側の保護回路29,30にも電流が流れない。また、第2の入出力回路35においても、逆流防止ダイオード68のはたらきにより、NチャネルMOSトランジスタ67に電流が流れないようになっている。
以上のとおり、負の検査電源電圧VSSTが供給されたとき、接続不良のない第1の被検査端子3の電位は上がるが、接続不良のある第2の被検査端子4の電位は上がらない。このようにして接続不良の有無に応じて第1及び第2の被検査端子3,4に出現する電位変化を判定することで、接続検査を実施することができる。
なお、論理回路34の閾値電圧を適切に設定すれば、図2の場合と同様に逆流防止ダイオード66,68の配設を省略することができる。
以上説明してきたとおり、本発明に係る半導体検査装置は、複雑な回路を追加せずに被検査LSIの実装検査での接続不良を判定可能とすることができ、高速かつ小振幅のインターフェイスLSI等の検査に有用である。
本発明に係る半導体検査装置の構成例を示すブロック図である。 図1中の各LSIの内部構成例を示す回路図である。 図2の変形例を示す回路図である。
符号の説明
1 クロック入力端子
2 検査電源端子
3,4 被検査端子
5 セット端子
6 スキャンアウト端子
7 検査結果出力端子
9,11 セレクタ
10,12 フリップフロップ(検出手段)
13,14 実装LSIの外部端子
21,22,51 入出力回路
23,25,27,29 電源側の保護回路
24,26,28,30 接地側の保護回路
31,32 電圧供給トランジスタ
33,35 入出力回路
34 論理回路(検出手段)
36,37 電流遮断トランジスタ
38 被検査LSI
39,40 実装LSI
41,46,47 (通常)電源端子
43,44,45 接地端子
48 テスト制御部(制御手段)
60 ボード
61,63 逆流防止ダイオード
62,64 PチャネルMOSトランジスタ
65,67 NチャネルMOSトランジスタ
66,68 逆流防止ダイオード

Claims (6)

  1. ボード上の少なくとも1つの実装LSIと前記ボード上に着脱可能に実装された被検査LSIとの間の接続検査を実行する機能を有する半導体検査装置であって、
    前記実装LSIの外部端子と、当該外部端子に接続されているべき前記被検査LSIの被検査端子との間に電位差を与えるように制御するための制御手段と、
    前記被検査端子の電位変化を検出するための検出手段とを備え、
    前記検出手段は前記被検査LSIに内蔵されており、前記被検査端子の接続が正常であった場合には前記外部端子と前記被検査端子との間に電流が流れて前記被検査端子の電位が変化することをもって良判定が、前記被検査端子の接続が不良であった場合には前記外部端子と前記被検査端子との間に電流が流れず前記被検査端子の電位が変化しないことをもって不良判定がそれぞれなされることを特徴とする半導体検査装置。
  2. 請求項1記載の半導体検査装置において、
    前記被検査LSIは、前記被検査端子へ前記接続検査のための電圧を供給する検査電源端子を有することを特徴とする半導体検査装置。
  3. 請求項2記載の半導体検査装置において、
    前記制御手段は、前記実装LSIの電源端子に接地電圧を、前記被検査LSIの前記検査電源端子に正の検査電源電圧をそれぞれ供給する機能を有し、
    前記被検査端子の接続が正常であった場合には前記外部端子と前記被検査端子との間の電流が前記実装LSI中の電源側の保護回路を通して流れることを特徴とする半導体検査装置。
  4. 請求項2記載の半導体検査装置において、
    前記制御手段は、前記実装LSIの接地端子に接地電圧を、前記被検査LSIの前記検査電源端子に負の検査電源電圧をそれぞれ供給する機能を有し、
    前記被検査端子の接続が正常であった場合には前記外部端子と前記被検査端子との間の電流が前記実装LSI中の接地側の保護回路を通して流れることを特徴とする半導体検査装置。
  5. 請求項1記載の半導体検査装置において、
    前記検出手段は、
    前記被検査LSIの複数の被検査端子に関する接続検査を同時に実行できるように、
    前記複数の被検査端子の各々の電位変化の有無を記憶する複数のフリップフロップと、
    前記複数のフリップフロップの各々の出力の論理演算をもとに、前記複数の被検査端子のうちの少なくとも1つの接続に不良があった場合に不良判定の検査結果を出力する論理回路とを備えたことを特徴とする半導体検査装置。
  6. 請求項5記載の半導体検査装置において、
    1つのスキャンチェーンを構成するように前記複数のフリップフロップが互いに接続されていることを特徴とする半導体検査装置。
JP2007018971A 2007-01-30 2007-01-30 半導体検査装置 Pending JP2008185443A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007018971A JP2008185443A (ja) 2007-01-30 2007-01-30 半導体検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007018971A JP2008185443A (ja) 2007-01-30 2007-01-30 半導体検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008185443A true JP2008185443A (ja) 2008-08-14

Family

ID=39728598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007018971A Pending JP2008185443A (ja) 2007-01-30 2007-01-30 半導体検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008185443A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7843206B2 (en) Semiconductor integrated circuit and method for inspecting same
US20100231252A1 (en) Testable integrated circuit and ic test method
KR980010774A (ko) 반도체 회로 시스템, 반도체 집적회로의 검사방법 및 그 검사계열의 생성방법
US7622953B2 (en) Test circuit, selector, and semiconductor integrated circuit
JP2005033067A (ja) 半導体集積回路、その静電気耐圧試験方法及び装置
JP2009047473A (ja) 半導体装置
US7788565B2 (en) Semiconductor integrated circuit
JP2009264948A (ja) 半導体装置
US20090096476A1 (en) Method of inspecting semiconductor circuit having logic circuit as inspection circuit
JP4618598B2 (ja) 半導体装置
TWI447413B (zh) 電路測試介面及其測試方法
US8310246B2 (en) Continuity testing apparatus and continuity testing method including open/short detection circuit
JP4197678B2 (ja) 半導体装置
JP2008185443A (ja) 半導体検査装置
JP3980560B2 (ja) テスト可能なカスコード回路およびそれをテストする方法
JP5487777B2 (ja) 故障検出回路,故障検出方法および半導体集積回路
JP2008122338A (ja) 電子回路の配線故障検査法とその検査容易化回路
US20120036408A1 (en) Test Chain Testability In a System for Testing Tri-State Functionality
KR101917718B1 (ko) 반도체 집적회로
JP2001296334A (ja) 集積回路および故障検出方法
JP4882937B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の検査方法
JP2010249689A (ja) 配線故障検査装置及び方法
JP2003207543A (ja) 半導体装置およびテスト方法
JP2011232036A (ja) 半導体装置
JP3565283B2 (ja) 半導体集積回路