JP2008185434A - 検電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査対象体の位置やその周囲の状態の如何に関わらず検査対象体の活電状態を確実に検査し得る検電器を提供する。
【解決手段】筒状の本体部2と、本体部2に対して移動可能に本体部2の先端部2aに連結された可動部3と、可動部3に配設されて検査対象体の活電状態を検出するセンサ41と、駆動用電源を投入させる電源スイッチ(第1電極24および第2電極32)とを備え、可動部3は、コイルばね23を介して本体部2に連結されて、本体部2に対して傾斜する向き(矢印Aの向き)および本体部2に対して接離する向き(矢印Bの向き)に移動可能に構成され、電源スイッチは、可動部3が本体部2に対して所定角度で傾斜する向きで移動したときおよび可動部3が本体部2に対して所定距離まで近接する向きで移動したときに駆動用電源を投入可能に構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、筒状の本体部と、本体部に対して移動可能に本体部に連結されると共に検査対象体の活電状態を検出するセンサが内部に配設された可動部とを備えた検電器に関するものである。
この種の検電器として、実開平1−124571号公報に開示された検電装置が知られている。この検電装置は、略四角柱状に形成された胴部と、胴部の先端が遊挿される蓋体とを備えて構成されている。この場合、胴部における先端部の内部には、電源スイッチが配設されており、この電源スイッチと蓋体の内部に配設された突起との間には、スプリングが配設されている。この検電装置では、検査対象体としての電線に蓋体の先端面を当接させて検電装置(胴部)をその軸線方向に沿って押し当てたときに、スプリングの押圧力に抗して蓋体が胴部側に移動させられる。この場合、蓋体が胴部に対して所定の距離まで近接したときには、蓋体の突起によって電源スイッチが押圧されて、駆動用電源の供給が開始される。また、電線に対する蓋体の押し当てにより、蓋体における先端部の内部に配設されている検出電極と電線とが近接させられて検出電極によって電圧が検出される。これにより、検査対象体の活電状態が検出される。
実開平1−124571号公報(第13−17頁、第9−11図)
ところが、上記の検電装置には、以下の問題点がある。すなわち、この検電装置では、軸線方向に沿って検電装置(胴部)を移動させたときに電源スイッチが投入される。このため、例えば障害物が存在して検電装置を軸線方向に沿って移動させる操作が困難なときには、駆動用電源の供給開始が行われずに検査自体が不可能となったり、蓋体(検出電極)と検査対象体とを十分に近接させることができずに検査結果が不正確となったりするおそれがある。また、この検電装置では、検査対象体としての電線に対する押し当てを容易とするために、蓋体の先端面が比較的大きな形状に形成されている。このため、例えば商用電源のコンセントの活電状態を検査する際には、差込口の奥に配設されている検査対象体としての電極に対して蓋体(検出電極)を十分に近接させることができないため、この場合においても、検査結果が不正確となったり、検査自体が不可能となったりするおそれがある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、検査対象体の位置やその周囲の状態の如何に関わらず検査対象体の活電状態を確実に検査し得る検電器を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の検電器は、筒状の本体部と、当該本体部に対して移動可能に当該本体部の先端部に連結された可動部と、当該可動部に配設されて検査対象体の活電状態を検出するセンサと、駆動用電源を投入させる電源スイッチとを備えた検電器であって、前記可動部は、コイルばねを介して前記本体部に連結されて、当該本体部に対して傾斜する向きおよび当該本体部に対して接離する向きに移動可能に構成され、前記電源スイッチは、前記可動部が前記本体部に対して所定角度で傾斜する向きで移動したときおよび当該可動部が当該本体部に対して所定距離まで近接する向きで移動したときに前記駆動用電源を投入可能に構成されている。
また、請求項2記載の検電器は、請求項1記載の検電器において、前記可動部は、その基端部が筒状に構成されて当該基端部と前記本体部の前記先端部とが互いに嵌合した状態で当該本体部に連結されると共に、所定の長さ以上移動したときに前記基端部が前記本体部の前記先端部に当接して当該所定の長さ以上の移動が制限させられる。
また、請求項3記載の検電器は、請求項1または2記載の検電器において、前記電源スイッチは、前記本体部に配設された第1電極と、前記可動部に配設されて当該可動部が移動したときに前記第1電極に接触する第2電極とを備えて構成されている。
さらに、請求項4記載の検電器は、請求項1から3のいずれかに記載の検電器において、前記可動部の先端部には内部に空間を有する突起部が形成され、前記センサは、前記突起部における前記内部の空間に配設されている。
また、請求項5記載の検電器は、請求項4記載の検電器において、前記突起部は、商用電源のコンセントの差込口に挿入可能に板状に構成されている。
請求項1記載の検電器によれば、本体部に対して傾斜する向きおよび接離する向きに移動可能にコイルばねを介して可動部を本体部に連結し、可動部が本体部に対して所定角度で傾斜したときおよび所定距離まで近接したときに駆動用電源を投入可能な電源スイッチを備えたことにより、軸線に沿って押し当てなければ駆動用電源が供給されない従来の検電装置とは異なり、軸線に沿って押し当てる操作に加えて、検電器の軸線に対して交差する向きに沿って移動させる操作によっても駆動用電源を供給させることができる。したがって、この検電器によれば、検査対象体の位置やその周囲の状態の如何に関わらず、例えば障害物が存在して検電器(本体部)をその軸線方向に沿って移動させる操作が困難なときにおいても、検査対象体の活電状態を確実に検査することができる。
また、請求項2記載の検電器によれば、筒状に構成した基端部と本体部の先端部とを互いに嵌合させた状態で可動部を本体部に連結させると共に、所定の長さ以上移動したときに可動部の基端部が本体部の先端部に当接して所定の長さ以上の移動が制限されるように構成したことにより、可動部と本体部とを連結しているコイルばねが極端に引き延ばされてばねとしての機能が失われたり、可動部が本体部から外れて破損したりする事態を確実に防止することができる。
また、請求項3記載の検電器によれば、本体部に配設された第1電極と、可動部に配設されて、可動部が本体部に対して所定距離まで近接したときおよび可動部が本体部に対して所定角度で傾斜したときに第1電極に接触する第2電極とを備えて電源スイッチを構成したことにより、簡易な構成でありながら、可動部が所定距離だけ移動したときに回路基板に対して駆動用電源を確実に供給させることができる。
さらに、請求項4記載の検電器によれば、可動部の先端部に形成した突起部における内部の空間にセンサを配設したことにより、可動部の先端面が比較的大きく形成された従来の検電装置とは異なり、狭い空間内に位置している検査対象体の活電状態を検査する場合においても、突起部をその狭い空間の入口から挿入することで、センサをその検査対象体に十分に近接させることができる結果、検査対象体の活電状態を正確に検査することができる。
また、請求項5記載の検電器によれば、商用電源のコンセントの差込口に挿入可能に突起部を板状に構成したことにより、コンセントの活電状態を確実かつ容易に検査することができる。
以下、本発明に係る検電器の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、検電器1の構成について、図面を参照して説明する。図1に示す検電器1は、本発明に係る検電器の一例であって、検査対象体に所定電圧値以上の交流電圧が供給されているか否か(活電状態)を検査(検出)可能に構成されている。具体的には、検電器1は、同図に示すように、本体部2および可動部3を備えて構成されている。本体部2は、樹脂等の非導電性材料によって全体として円筒状(筒状の一例)に構成されている。この場合、図2に示すように、本体部2の先端部2aは、先端部2aを除く他の部分よりも小径に形成されて、本体部2の先端部2aよりも大径に形成された可動部3の基端部3bに対して嵌合可能に構成されている。
また、図2に示すよう、本体部2の先端部2aよりもやや基端部側に位置する部位の内側には、非導電性材料で形成された円板状の第1仕切板21(図3も参照)が取り付けられている。この場合、図2に示すように、第1仕切板21の一面21a(同図における下面)には、電池50のプラス側端子を接触させるためのプラス側電極22が取り付けられている。また、第1仕切板21の他面21b(同図における上面)における中心部には、コイルばね23の一端部が固定されている。また、第1仕切板21の他面21bには、コイルばね23を取り囲むようにして円筒状の第1電極24(図3も参照)が取り付けられている。この場合、図2に示すように、コイルばね23の一端部が第1仕切板21を貫通してプラス側電極22に電気的に接続されている。また、第1電極24は、後述するキャップ26に取り付けられている図外のマイナス側電極とリード線24aを介して電気的に接続されている。
また、図1に示すように、本体部2における先端部2a側の外周には、本体部2(検電器1)を握る際の滑り止めとして機能する樹脂製またはゴム製のグリップ25が取り付けられている。さらに、同図に示すように、本体部2の基端部2bには、本体部2に対して着脱可能で、かつ装着状態において本体部2に対して回動可能に構成されたキャップ26が取り付けられている。この場合、キャップ26は、所定の角度だけ回転させることによってオン/オフを切り替えるメインスイッチとして機能する。また、キャップ26の内側には、仕切板21とキャップ26とによって仕切られた本体部2の内部空間に、収容された電池50(図2参照)のマイナス側端子を接触させるためのマイナス側電極(図示せず)が取り付けられている。
可動部3は、図3に示すように、先端部3aがやや小径に形成された円筒状に構成されている。また、可動部3は、図2に示すように、基端部3bと本体部2の先端部2aとを互いに嵌合した状態で後述するように本体部2に連結されている。さらに、可動部3の先端部3aには、内部に空間を有する板状の突起部3cが形成されている。この場合、突起部3cは、後述する商用電源のコンセントの差込口(一例として、図5に示すコンセント70の差込口72)に挿入可能にその大きさが規定されている。また、突起部3cにおける内部の空間には、同図に示すように、センサ41が収容されている。ここで、センサ41は、検査対象体に交流電圧が供給されているときに、検査対象体との間の静電容量に基づくセンサ信号(例えば交流電流)を出力する。
また、図2に示すように、可動部3における基端部3bよりもやや先端部3a側に位置する部位の内側には、非導電性材料で形成された円板状の第2仕切板31(図3も参照)が取り付けられている。また、図2に示すように、第2仕切板31によって仕切られた可動部3の内部空間には、回路基板4が配設されている。この場合、回路基板4には、センサ41からのセンサ信号に基づいて電圧を検出する検出回路、検出回路によって検出された電圧の検出値が予め設定された設定値以上のときにブザー音を出力するブザー、および検出値が設定値以上のときに発光するLED(いずれも図示せず)などが配設されている。
さらに、図2に示すように、第2仕切板31の一面31a(同図における下面)における中心部には、コイルばね23の他端部が固定されている。つまり、可動部3は、本体部2の第1仕切板21および可動部3の第2仕切板31にコイルばね23の両端部がそれぞれ固定された上記の構成により、コイルばね23を介して本体部2に連結されて、本体部2に対して揺動可能にコイルばね23によって支持されている。このため、可動部3は、本体部2に対して傾斜する向き(同図に示す矢印Aの向き)、および本体部2に対して接離する向き(同図に示す矢印Bの向き)に沿って移動可能となっている。また、可動部3は、基端部3bと本体部2の先端部2aとが嵌合した状態で連結されているため、上記した各向きに所定の長さ以上移動したときには、基端部3bが本体部2の先端部3aに当接して、それ以上の移動が制限させられる。
また、図2に示すように、第2仕切板31の一面31aには、コイルばね23を取り囲むようにして円環状の第2電極32(図3も参照)が取り付けられている。この場合、図2に示すように、コイルばね23の他端部は、回路基板4のプラス側電源入力端子42aにリード線23aを介して電気的に接続され、第2電極32は、回路基板4のマイナス側電源入力端子42bにリード線32aを介して電気的に接続されている。
ここで、上記した第1電極24および第2電極32は、本発明における電源スイッチとして機能する。具体的には、図2に示すように、可動部3に対して外力が加えられていない状態においては、両電極24,32が互いに離間して、回路基板4に対する駆動用電源の供給が停止した状態が維持される。一方、図4に示すように可動部3が本体部2に対して傾斜する向きに所定角度だけ移動させられた(傾けられた)とき、および図5に示すように可動部3が本体部2に対して近接する向きに所定距離だけ移動させられたときには、可動部3に取り付けられている第2電極32が、本体部2に取り付けられている第1電極24に接触して両電極24,32が電気的に接続され、これによって回路基板4に対する電池50からの駆動用電源の供給が開始される。この場合、この検電器1では、円筒状の第1電極24、および円環状の第2電極32が採用されている。このため、可動部3がどの向きに傾けられたとしても、その傾斜角度が所定角度となったときに、両電極24,32を互いに確実に接触させることが可能となっている。
次に、検電器1を用いて検査対象体に電圧が供給されているか否か(活電状態)を検査する方法について、図面を参照して説明する。
最初に、検電器1を用いて、図4に示す検査対象体としての電線60の活電状態を検査する方法について説明する。まず、図1に示す状態から、キャップ26を回動させてメインスイッチを「ON」に切り替える。次いで、本体部2におけるグリップ25の取付部分を握り、図4に示すように、検電器1を同図に示す矢印Cの向き、つまり検電器1(本体部2)の軸線に対して交差(例えば直交)する向きに沿って移動させることにより、電線60に対して突起部3cの側面を押し当てる。この際に、押し当ての反力が可動部3に作用して、コイルばね23の変形による引っ張り力に抗して、可動部3が同図に示す矢印Dの向き、つまり本体部2に対して傾斜する向きに沿って移動させられる(傾けられる)。次いで、可動部3が所定の角度だけ移動させられたときに、同図に示すように、第1電極24と第2電極32とが接触して両電極24,32が電気的に接続されて、回路基板4に対する駆動用電源の供給が開始される。
この際に、例えば、電線60に電圧が供給されているときには、突起部3cの押し当てによって電線60に近接させられた突起部3c内のセンサ41がセンサ信号を出力し、回路基板4の検出回路がセンサ信号に基づいて電圧を検出する。この場合、検出回路によって検出された検出値が設定値以上のときには、ブザーがブザー音を出力し、LEDが発光する。一方、検出値が設定値未満のときには、ブザーからのブザー音の出力、およびLEDの発光が停止した状態に維持される。これにより、電線60の活電状態が報知される。
この場合、軸線に沿って押し当てなければ検出回路に駆動用電源が供給されない従来の検電装置とは異なり、この検電器1では、軸線に沿って押し当てる操作に加えて、検電器1(本体部2)の軸線に対して交差する向きに沿って移動させる操作によっても回路基板4に駆動用電源を供給させることが可能となっている。このため、この検電器1では、例えば障害物が存在して検電器1(本体部2)をその軸線方向に沿って移動させる操作が困難なときにおいても、検査対象体としての電線60の活電状態を確実に検査することが可能となっている。また、この検電器1では、突起部3cの側面で電線60を押し当てることで検査を行うことが可能なため、突起部3cの先端部で電線60を押し当てる構成と比較して、先端部よりも広い面積を有するセンサ41の側面を電線60に近接させた状態での検査が可能となっている。このため、センサ41におけるより広い領域を利用して電線60の活電状態を検出することが可能な結果、検査結果の信頼性を高めることが可能となっている。
次に、検電器1を用いて、図5に示す検査対象体としての商用電源のコンセント70(具体的にはコンセント70の端子片71)の活電状態を検査する方法について説明する。この検査では、上記したように、メインスイッチを「ON」に切り替えた状態でグリップ25の取付部分を握り、同図に示すように、突起部3cをコンセント70の差込口72に挿入する。次いで、同図に示す矢印Eの向き、つまり検電器1の軸線に沿った向きに検電器1を押し当てる。この際に、差込口72の奥側に配設されている2枚の端子片71の先端部に突起部3cの先端部が当接して、押し当ての反力が可動部3に作用する。このため、コイルばね23の押圧力に抗して可動部3が同図に示す矢印Fの向き、つまり本体部2に近接する向きに沿って移動させられる。続いて、可動部3が所定の距離だけ移動させられたときに、第1電極24と第2電極32とが接触して両電極24,32が電気的に接続されて、回路基板4に対する駆動用電源の供給が開始される。
次いで、検電器1をさらに押し当てることにより、図6に示すように、2枚の端子片71の間に突起部3cを挿入させる。この際に、例えば、コンセント70(端子片71)に電圧が供給されているときには、センサ41がセンサ信号を出力し、回路基板4の検出回路がセンサ信号に基づいて電圧を検出する。この場合、検出回路によって検出された検出値が設定値以上のときには、ブザーがブザー音を出力し、LEDが発光する。一方、検出値が設定値未満のときには、ブザーからのブザー音の出力、およびLEDの発光が停止した状態に維持される。これにより、コンセント70の活電状態が報知される。この場合、可動部3の先端面が大きく形成された従来の検電装置とは異なり、この検電器1では、コンセント70の差込口72に挿入可能な板状の突起部3cを備えているため、突起部3cを差込口72に挿入することで、センサ41を端子片71に十分に近接させることができる結果、コンセント70の活電状態を正確に検査することが可能となっている。
このように、この検電器1によれば、本体部2に対して傾斜する向きおよび接離する向きに移動可能にコイルばね23を介して可動部3を本体部2に連結し、可動部3が本体部2に対して所定角度で傾斜したときおよび所定距離まで近接したときに駆動用電源を投入可能な第1電極24および第2電極32を備えたことにより、軸線に沿って押し当てなければ検出回路に駆動用電源が供給されない従来の検電装置とは異なり、軸線に沿って押し当てる操作に加えて、検電器1の軸線に対して交差する向きに沿って移動させる操作によっても回路基板4に対して駆動用電源を供給させることができる。したがって、この検電器1によれば、検査対象体の位置やその周囲の状態の如何に関わらず、例えば障害物が存在して検電器1(本体部2)をその軸線方向に沿って移動させる操作が困難なときにおいても、検査対象体の活電状態を確実に検査することができる。
また、この検電器1によれば、筒状に構成した基端部3bと本体部2の先端部2aとを互いに嵌合させた状態で可動部3を本体部2に連結させると共に、所定の長さ以上移動したときに可動部3の基端部3bが本体部2の先端部2aに当接して所定の長さ以上の移動が制限されるように構成したことにより、可動部3と本体部2とを連結しているコイルばね23が極端に引き延ばされてばねとしての機能が失われたり、可動部3が本体部2から外れて破損したりする事態を確実に防止することができる。
また、この検電器1によれば、本体部2に配設された第1電極24と、可動部3に配設されて、可動部3が本体部2に対して所定距離まで近接したときおよび可動部3が本体部2に対して所定角度で傾斜したときに第1電極24に接触する第2電極32とを備えて電源スイッチを構成したことにより、簡易な構成でありながら、可動部3が所定距離だけ移動したときに回路基板4に対して駆動用電源を確実に供給させることができる。
また、この検電器1によれば、可動部3の先端部3aに形成した突起部3cにおける内部の空間にセンサ41を配設したことにより、可動部3の先端面が比較的大きく形成された従来の検電装置とは異なり、コンセント70のように、差込口72の奥に端子片71が配設されている検査対象体、つまり狭い空間内に位置している検査対象体の活電状態を検査する場合においても、突起部3cを差込口72から挿入することで、センサ41を端子片71に十分に近接させることができる結果、検査対象体の活電状態を正確に検査することができる。
また、この検電器1によれば、商用電源のコンセント70の差込口72に挿入可能に板状に突起部3cを構成したことにより、コンセント70の活電状態を確実かつ容易に検査することができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、板状に形成した突起部3cを備えた構成例について上記したが、突起部3cの形状はこれに限定されず、任意の形状に形成することができる。一例として、図7に示す可動部103は、角柱(一例として四角柱)状の突起部103cを備えて構成され、図8に示す可動部203は、円錐状の突起部203cを備えて構成されている。また、図9に示す可動部303は、円柱状の突起部303cを備えて構成され、図10に示す可動部403は、角錐(一例として四角錐)状の突起部403cを備えて構成されている。この場合、例えば、第2仕切板31(または第1仕切板21)とコイルばね23との連結および連結解除が可能な連結部を設けることで、上記した各可動部3,103,203,303,403を任意に付け替え可能に構成することもできる。
検電器1の平面図。 本体部2および可動部3の断面図である。 本体部2および可動部3の分解斜視図である。 電線60に対する検査の方法を説明するための説明図である。 コンセント70に対する検査の方法を説明するための第1の説明図である。 コンセント70に対する検査の方法を説明するための第2の説明図である。 可動部103の構成を示す斜視図である。 可動部203の構成を示す斜視図である。 可動部303の構成を示す斜視図である。 可動部403の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 検電器
2 本体部
2a 先端部
3,103,203,303,403 可動部
3a 先端部
3c,103c,203c,303c,403c 突起部
23 コイルばね
24 第1電極
32 第2電極
41 センサ
50 電池
60 電線
70 コンセント

Claims (5)

  1. 筒状の本体部と、当該本体部に対して移動可能に当該本体部の先端部に連結された可動部と、当該可動部に配設されて検査対象体の活電状態を検出するセンサと、駆動用電源を投入させる電源スイッチとを備えた検電器であって、
    前記可動部は、コイルばねを介して前記本体部に連結されて、当該本体部に対して傾斜する向きおよび当該本体部に対して接離する向きに移動可能に構成され、
    前記電源スイッチは、前記可動部が前記本体部に対して所定角度で傾斜する向きで移動したときおよび当該可動部が当該本体部に対して所定距離まで近接する向きで移動したときに前記駆動用電源を投入可能に構成されている検電器。
  2. 前記可動部は、その基端部が筒状に構成されて当該基端部と前記本体部の前記先端部とが互いに嵌合した状態で当該本体部に連結されると共に、所定の長さ以上移動したときに前記基端部が前記本体部の前記先端部に当接して当該所定の長さ以上の移動が制限させられる請求項1記載の検電器。
  3. 前記電源スイッチは、前記本体部に配設された第1電極と、前記可動部に配設されて当該可動部が移動したときに前記第1電極に接触する第2電極とを備えて構成されている請求項1または2記載の検電器。
  4. 前記可動部の先端部には内部に空間を有する突起部が形成され、
    前記センサは、前記突起部における前記内部の空間に配設されている請求項1から3のいずれかに記載の検電器。
  5. 前記突起部は、商用電源のコンセントの差込口に挿入可能に板状に構成されている請求項4記載の検電器。
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