JP2008184548A - インクジェット用水性インクセット及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 普通紙等の記録媒体に記録を行う際のインクのにじみ(フェザリング)が抑制され、光学濃度に優れた画像を得ることができるインクジェット用水性インクセット、及び前記インクセットを用いた画像形成方法を提供すること。
【解決手段】 インクジェット用水性インクセットであって、前記インクジェット用水性インクセットが、A液及びB液を有してなり、前記A液は、2つ以上の環を有する水溶性環状化合物又は分子ナノチューブを含んでなり、前記B液は、少なくとも、色材及び前記水溶性環状化合物と包接する水溶性高分子を含んでなることを特徴とするインクジェット用水性インクセット。
【選択図】 なし

Description

本発明は、インクジェット用水性インクセット及び画像形成方法に関する。
インクジェット記録方式は、インク滴を形成し、それらを、紙、加工紙、プラスチックフィルム、織布等の記録媒体に付与して記録を行う方法である。かかるインクジェット記録方式に用いるインクは、水又は水及び水溶性有機溶剤を含有する水性媒体に染料や顔料を溶解又は分散したものが用いられる。
しかし、従来のインクは、水を主成分として、これにインクの乾燥防止や、記録ヘッドの吐出口の目詰まり防止等の目的でグリコール等の水溶性高沸点溶剤を添加したものが一般的であった。そのため、かかるインクを用いて普通紙等の記録媒体に記録を行うと、十分な定着性が得られない場合や、記録媒体の表面における填料やサイズ剤の不均一な分布に起因すると推定されるにじみ(フェザリング)が発生するなどの問題が起きる場合があった。
前記した問題を解決するために、以下のような方法が提案されている。例えば、インク中に界面活性剤等を添加して、インクの浸透性を高める方法が開示されている(特許文献1参照)。しかし、この場合、記録媒体へのインクの浸透性が高まるため、異なるインクで形成した画像間のブリーディングはある程度抑制できるものの、インク中の色材も記録媒体の深さ方向に沈み込んだ箇所まで浸透する。このため、画像の光学濃度や彩度が低下する場合がある。更に、記録媒体に付与されたインクは、水平方向にも広がり、輪郭のシャープさが低下する場合や、解像度が低下する場合がある。又、揮発性溶剤を主として含有するインクが開示されている(特許文献2参照)。この場合、界面活性剤等を添加する場合と同様の課題が発生することに加えて、記録ヘッドの吐出口近傍で揮発性溶剤が蒸発することにより目詰まりが発生し易くなる場合がある。
そこで、先にアニオン性のインクで記録を行い、その後カチオン性のインク又は定着液の記録を行う方法が開示されている(特許文献3参照)。更に、カチオン性のインク又は定着液をアニオン性のインクに先立って記録する方法が開示されている(特許文献4参照)。しかし、これらの場合には、発色性の向上とにじみ(フェザリング)及びブリーディングの抑制はできるが、インク中に添加するカチオン性の成分やアニオン性の成分は反応性が高く、インクの保存安定性等に問題がある場合がある。
又、水溶性環状化合物と水溶性直鎖高分子を用いて、ホスト−ゲスト相互作用によりブリーディングを低減することが開示されている(特許文献5参照)。しかし、この場合には、ホスト−ゲスト相互作用による水溶性直鎖高分子の溶解度の低下を利用しているため、ブリーディングの低減の効果は十分とは言えない。
特開昭55−65269号公報 特開昭55−66976号公報 特公昭62−38155号公報 特開昭58−128862号公報 特開2003−192952号公報 Science (1994)、264、249、J.Phys.Chem. (1996)、100、1556 高分子論文集(1999)、56、833 J.Chem.Phys.(2000)、112、4321 Langmuir(2000)、16、10278 J.Chem.Phys.(2001)、114
本発明は、上記した課題を鑑みてなされたものである。本発明の目的は、普通紙等の記録媒体に記録を行う際のインクのにじみ(フェザリング)が抑制され、光学濃度に優れた画像を得ることができるインクジェット用水性インクセット、及び前記インクセットを用いた画像形成方法を提供することにある。
上記の目的は以下の本発明によって達成される。即ち、本発明にかかるインクジェット用水性インクセットは、A液及びB液を有してなり、前記A液は、2つ以上の環を有する水溶性環状化合物又は分子ナノチューブを含んでなり、前記B液は、少なくとも、色材及び前記水溶性環状化合物と包接する水溶性高分子を含んでなることを特徴とする。
又、本発明の別の実施態様にかかる画像形成方法は、上記構成のインクジェット用水性インクセットを構成するA液及びB液を用いて、記録媒体の画像形成領域に画像を記録する方法であって、(A)A液を少なくとも前記記録媒体の画像形成領域に付与する工程、及び、(B)B液を少なくとも前記画像形成領域に付与する工程、を有することを特徴とする。
本発明によれば、普通紙等の記録媒体に記録を行う際のインクのにじみ(フェザリング)が抑制され、光学濃度に優れた画像を得ることができるインクジェット用水性インクセット、及び前記インクセットを用いた画像形成方法を提供することができる。
以下、好ましい実施の形態を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
本発明におけるにじみ(フェザリング)が抑制される機構は、A液及びB液が記録媒体上で接触、混合した時に、A液中の2つ以上の環を有する水溶性環状化合物又は分子ナノチューブが、B液中の水溶性高分子と、ホスト−ゲスト相互作用を起こすことで包接し、分子間ネットワークが形成されることに由来する。
例えば、A液が2つ以上の環を有する水溶性環状化合物としてβ−シクロデキストリン2量体、又、B液が水溶性高分子としてポリエチレングリコールをそれぞれ含有する場合、これらのA液及びB液が記録媒体上で接触、混合すると、1つのβ−シクロデキストリン2量体に対してポリエチレングリコールが2つ包接される。つまり、1つのポリエチレングリコールに対して複数個のβ−シクロデキストリン2量体が包接するため、分子間ネットワークが瞬時に形成され、インクを構成する成分が凝集又はゲル化を起こし、その結果、にじみ(フェザリング)が抑制される。
本発明においては、2つ以上の環を有する水溶性環状化合物又は分子ナノチューブ、及び、水溶性高分子は、それぞれが複数個の相手に対して包接をするものであれば何れのものも用いることができる。特に本発明においては、シクロデキストリンを構成単位にした2つ以上の環を有する水溶性環状化合物又は分子ナノチューブを用いることが好ましい。
シクロデキストリンを構成単位にした2つ以上の環を有する水溶性環状化合物とは、複数のシクロデキストリン分子同士の結合により形成される重合体等を意味する。本発明においては、複数のシクロデキストリン分子同士の結合により形成される重合体とは、(A)シクロデキストリン分子間で、ヒドロキシル基同士が縮重合することにより形成される重合体、(B)シクロデキストリン分子同士が、外部由来の化学構造(例えば、架橋剤による架橋構造等)を介して結合することにより形成される重合体、を意味する。これらの重合体を形成するシクロデキストリンの数は、特に限定されるものではないが、工業的に安価に製造可能であるという観点から、2つ(即ち二量体)であることがより好ましい。
本発明において用いることができる、上記シクロデキストリンの重合体は、具体的には、例えば、一般式(1)、(2)、及び(3)で表されるシクロデキストリンの二量体が挙げられる。
Figure 2008184548
(一般式(1)、(2)、及び(3)中、R1、R2、及びR3は、−S−S−(ジスルフィド結合)、−O−(エーテル結合)、−COOC−(エステル結合)、又は水素原子の一部がアミノ基で置換されていてもよい−Cn2n−(nは1以上の整数)である。)
シクロデキストリンの2量体は公知の化合物であり、J.Am.Chem.Soc.(1979)、101、1614、Polym.J.(1980)、12、29、J.Chem.Soc.、Chem.Commun.(1984)1277、Chem.Lett.(1985)11に詳細が記載されている。
又、分子ナノチューブは、シクロデキストリンが縦に連結したタイプのものを用いることが好ましい。分子ナノチューブは公知の化合物であり、Science (1994)、264、249、J.Phys.Chem. (1996)、100、1556、高分子論文集(1999)、56、833、J.Chem.Phys.(2000)、112、4321、Langmuir(2000)、16、10278、 J.Chem.Phys.(2001)、114、1等に詳細が記載されている。
本発明においては、2つ以上の環を有する水溶性環状化合物又は分子ナノチューブの構成単位のシクロデキストリンとして、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリンを用いることがより好ましい。
この際、水溶性環状化合物又は分子ナノチューブと組み合わせて用いる水溶性高分子は、以下のようにすることが好ましい。α−シクロデキストリンを構成単位とする水溶性環状化合物又は分子ナノチューブの場合は、ポリエチレングリコール、又はこの構造をポリマー中に含むブロック共重合体及びグラフト共重合体とすることが好ましい。β−シクロデキストリンを構成単位とする水溶性環状化合物又は分子ナノチューブの場合は、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリイソブチレングリコール、又はこれらの構造をポリマー中に含むブロック共重合体又はグラフト共重合体とすることが好ましい。γ−シクロデキストリンを構成単位とする水溶性環状化合物又は分子ナノチューブの場合は、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリイソブチレングリコール、又はこれらの構造をポリマー中に含むブロック共重合体又はグラフト共重合体が好ましい。
又、本発明においては、水溶性高分子がホモポリマーの場合は、数平均分子量が200以上10,000以下であることが好ましく、ブロックポリマー又はグラフトポリマーの場合は、ポリアルキレングリコール部位の繰り返し単位数が10以上500以下であることが好ましい。
分子間ネットワークを形成するためには、水溶性環状化合物の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、1質量%以上20質量%以下、水溶性高分子の含有量(質量%)は、0.1質量%以上7質量%以下であることが好ましい。又、インク中における、水溶性高分子の含有量に対する水溶性環状化合物の含有量の割合が、2倍以上50倍以下であることが好ましい。
[色材]
本発明においては、にじみ(フェザリング)を抑制する機構が静電的相互作用に由来しない。このため、上記した特許文献4に記載の発明のように、カチオン性の定着液を先がけし、アニオン性のインクを後がけすることによって起こる凝集を利用し、にじみ(フェザリング)を低減させる機構に比べて、色材や添加剤等のインクを構成する成分の選択の自由度が高い。
本発明のインクに用いる色材は、水溶性染料、顔料等が挙げられる。色材は1種、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
<染料>
本発明で用いる染料は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー等の色相を有する染料が挙げられる。染料は、カラーインデックス(COLOUR INDEX)に記載されている酸性染料、直接染料、塩基性染料、分散染料であれば特に限定はない。染料の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、1質量%以上20質量%以下、更には2質量%以上12質量%以下とすることが好ましい。
染料をカラーインデックス(C.I.)ナンバーにて示すと、以下のものが例示できる。勿論、本発明はこれらに限られるものではない。
C.I.ダイレクトブラック:4、9、11、17、19、22、32、80、151、154、168、171、194、195等。
C.I.ダイレクトブルー:1、2、6、8、22、34、70、71、76、78、86、142、199、200、201、202、203、207、218、236、287等。
C.I.ダイレクトレッド:1、2、4、8、9、11、13、15、20、28、31、33、37、39、51、59、62、63、73、75、80、81、83、87、90、94、95、99、101、110、189、225、227等。
C.I.ダイレクトイエロー:1、2、4、8、11、12、26、27、28、33、34、41、44、48、86、87、88、132、135、142、144等。
C.I.フードブラック:1、2等。
C.I.アシッドブラック1、2、7、16、24、26、28、31、48、52、63、107、112、118、119、121、172、194、208等。
C.I.アシッドブルー:1、7、9、15、22、23、27、29、40、43、55、59、62、78、80、81、90、102、104、111、185、254等。
C.I.アシッドレッド:1、4、8、13、14、15、18、21、26、35、37、52、249、257、289等。
C.I.アシッドイエロー:1、3、4、7、11、12、13、14、19、23、25、34、38、41、42、44、53、55、61、71、76、79等。
C.I.リアクティブブルー:1、2、3、4、5、7、8、9、13、14、15、17、18、19、20、21、25、26、27、28、29、31、32、33、34、37、38、39、40、41、43、44、46等。
C.I.リアクティブレッド:1、2、3、4、5、6、7、8、11、12、13、15、16、17、19、20、21、22、23、24、28、29、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、45、46、49、50、58、59、63、64、180等。
C.I.リアクティブイエロー:1、2、3、4、6、7、11、12、13、14、15、16、17、18、22、23、24、25、26、27、37、42等。
C.I.リアクティブブラック:1、3、4、5、6、8、9、10、12、13、14、18等。
プロジェットファストシアン2(Zeneca製)、プロジェットファストマゼンタ2(Zeneca製)、プロジェットファストイエロー2(Zeneca製)、プロジェットファストブラック2(Zeneca製)等。勿論、本発明はこれらに限定されるものではない。
<顔料>
又、色材として顔料を用いることもできる。顔料の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、1質量%以上20質量%以下、更には2質量%以上12質量%以下とすることが好ましい。
顔料は、少なくとも1つの親水性基が顔料の表面に直接又は他の原子団を介して結合した分散剤を用いることなく水性媒体に分散させた自己分散型顔料、又は、分散剤として水溶性の樹脂を用いて顔料を水性媒体に分散させた樹脂分散型顔料を用いることができる。又、分散剤として界面活性剤を用いた樹脂分散型顔料や、ポリマーラテックスやマイクロカプセルとして色材を内包する樹脂分散型顔料等を用いることができる。更に、自己分散型顔料は、前記親水性基がイオン性であること、即ちアニオン性やカチオン性に帯電した顔料を用いることが好ましい。
ブラックインクに用いる顔料は、カーボンブラックが挙げられる。カーボンブラックは、一次粒子径が15μm以上40μm以下、BET法による比表面積が50m2/g以上300m2/g以下、DBP吸油量が40ml/100g以上150ml/100g以下、揮発分が0.5質量%以上10質量%以下、pH値が2以上9以下の特性を有するものが好ましい。このような特性を有する市販品は、具体的には、例えば、以下のものを用いることができる。No.2300、No.900、MCF88、No.33、No.40、No.45、No.52、MA7、MA8、#2200B(以上、三菱化学製)。RAVEN(登録商標)1255(以上、コロンビア製)。REGAL(登録商標):400R、330R、660R、MOGULL(以上、キャボット製)。Color Black:FW1、FW18、S170、S150、Printex(登録商標):35、U(以上、デグッサ製)。
イエローインクに用いる顔料は、具体的には、例えば、以下のものを用いることができる。C.I.ピグメントイエロー:1、3、12、13、14、17、42、55、62、73、74、81、83、93、95、97、108、109、110、128、130、151、155、158、139、147、154、168、173、180、184、191、199等。
マゼンタインクに用いる顔料は、具体的には、例えば、以下のものを用いることができる。C.I.ピグメントレッド:2、4、5、22、23、31、48、53、57、88、112、122、144、146、150、166、171、175、176、177、181、183、184、185、202、206、207、208、209、213、214、220、254、255、264、272等。C.I.ピグメントバイオレット:19、23、29、37、38、42、43、44等。
シアンインクに用いる顔料は、具体的には、例えば、以下のものを用いることができる。C.I.ピグメントブルー:15:3、16、22、25、26、56、57、60、61、66等。
勿論、本発明で用いることができる顔料はこれらに限られるものではない。本発明においては、上記した顔料の他に、本発明のために新たに製造された顔料も勿論用いることが可能である。
<分散剤>
色材として顔料を用いる場合には、水溶性の樹脂を分散剤として用いることが好ましい。分散剤は、塩基を溶解した水溶液に可溶である、アルカリ可溶型樹脂であることが好ましい。又、分散剤の重量平均分子量は、1,000以上30,000以下、更には3,000以上15,000以下であることが好ましい。インク中における、水溶性樹脂の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、0.1質量%以上5質量%以下であることが好ましい。
分散剤は、具体的には、例えば、以下のものを用いることができる。スチレン、スチレン誘導体、ビニルナフタレン、ビニルナフタレン誘導体、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の脂肪族アルコールエステル等、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マレイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸誘導体、フマール酸、フマール酸誘導体、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、アクリルアミド、及びその誘導体等から選ばれた2つ以上の単量体(このうち少なくとも1つは親水性単量体)からなるブロック共重合体、ランダム共重合体、若しくはグラフト共重合体、又はこれらの塩等が挙げられる。
更に、ロジン、シェラック、デンプン等の天然樹脂も用いることができる。
[バインダー樹脂]
本発明では、記録物の耐水性や耐擦過性の向上のために、バインダー樹脂として水溶性樹脂又は水分散性樹脂を添加したインクとすることもできる。前記水溶性樹脂は、インクに対する溶解性や親和性を有するものであれば、何れのものでも構わない。下記の水溶性樹脂及び水分散性樹脂は、複数を同時に用いてもよい。
水溶性樹脂は、具体的には、例えば、以下のものを用いることができる。ポリビニルアルコール、アニオン変性ポリビニルアルコール、カチオン変性ポリビニルアルコール、ポリウレタン、カルボキシメチルセルロース、ポリエステル、ポリアクリル酸(エステル)、ポリアクリルアミド、ポリアリルアミン、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンイミン、ポリアミンスルホン、ポリビニルアミン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メラミン樹脂又はこれらの変性物等の合成樹脂、アルブミン、ゼラチン、カゼイン、でんぷん、カチオン化でんぷん、アラビアゴム、アルギン酸ソーダ等の天然樹脂等。
水分散型樹脂、具体的には、例えば、以下のものを用いることができる。ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、(メタ)アクリル酸エステル系重合体、酢酸ビニル−(メタ)アクリル酸(エステル)共重合体、ポリ(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリルアミド系共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体等。
[水性媒体]
本発明にかかるインクには、水、又は水及び水溶性有機溶剤を含む水性媒体を用いることができる。インク中における水溶性有機溶剤の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、2質量%以上60質量%以下、更には5質量%以上25質量%以下であることが好ましい。水溶性有機溶剤は、具体的には、例えば、以下のものを用いることができる。メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等)、ケトン又はケトアルコール類(例えばアセトン、ジアセトンアルコール等の炭素数1〜4のアルキルアルコール類。ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類。テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類。エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類。エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコール等のアルキルエーテル類。N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等。中でも、グリセリンを用いることが特に好ましく、インク中におけるグリセリンの含有量(質量%)がインク全質量を基準として、2質量%以上30質量%以下、更には5質量%以上15質量%以下であることが好ましい。更には、グリセリン、及びエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール等の多価アルコールを共に用いることが特に好ましく、インク中におけるグリセリン及び多価アルコールの含有量の比率は、質量基準で、グリセリン:多価アルコールが、10:5以上10:50以下、即ち、グリセリンの含有量を10質量%としたときに、多価アルコールの含有量が5質量%以上50質量%以下であることが好ましい。上記した、グリセリン、又はグリセリン及び多価アルコールの混合物は、勿論他の水溶性有機溶剤と共に用いることができる。
又、本発明で用いる水は種々のイオンを含有する一般の水ではなく、イオン交換水(脱イオン水)を用いるのことが好ましい。
[その他の添加剤]
本発明にかかるインクには、インクの記録媒体への浸透性の調節や、顔料の分散安定性の向上等の目的で界面活性剤等を添加してもよい。界面活性剤は、アニオン性界面活性剤やカチオン性界面活性剤等が挙げられる。
アニオン界面活性剤は、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、高級脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、高級アルコールエーテルの硫酸エステル塩、高級アルコールエーテルのスルホン酸塩、高級アルキルスルホンアミドのアルキルカルボン酸塩等が挙げられる。
カチオン界面活性剤は、第1級、第2級、又は第3級のアミン塩、第4級アンモニウム塩等が挙げられる。
又、上記の他にも、両性界面活性剤、シリコン系界面活性剤、フッソ系界面活性剤等の従来公知の界面活性剤を用いることもできる。
特に、上記した顔料を含有するインクとするの場合には、分散剤の溶解性を向上することができ、長期保存性に一層優れたインクとすることができるため、インクが中性又はアルカリ性に調整されていることが好ましい。但し、この場合、インクジェット記録装置を構成する種々の部材における腐食の原因となる場合があるので、インクのpHは、7以上10以下とすることが好ましい。この際にインクに添加するpH調整剤は、例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の有機アミン、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸物、有機酸、鉱酸等が挙げられる。
本発明にかかるインクには、上記した界面活性剤やpH調整剤の他にも、必要に応じて、粘度調整剤、酸化防止剤、蒸発促進剤等の添加剤を適宜添加することができる。尚、上記した添加剤は、何れも1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
[画像形成方法]
本発明にかかるインクセットは、任意のインクジェット記録方法による画像形成方法に用いることができる。本発明においては特に、A液を少なくとも記録媒体の画像形成領域に付与する工程、及びB液を前記画像形成領域に付与する工程を有することが好ましい。特には、A液を先に付与して、A液が記録媒体に完全に浸透する前にB液を付与する方法、又は、B液を先に付与して、B液が記録媒体に完全に浸透する前にA液を付与する方法が好ましい。
以下、実施例及び比較例を用いて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、下記の実施例によって何ら限定されるものではない。尚、特に指定の無い限り、実施例、比較例のインク成分は「質量部」を意味する。
[実施例1のインクセットの作製]
<A液の調製>
(1)顔料分散液の調製
スチレン−アクリル系共重合体塩(分散剤)5部、5%水酸化カリウム水溶液5部、イオン交換水90部を、温度10℃の環境で完全に溶解した。これに銅フタロシアニンBJ(C.I.ピグメントブルー15:3;東洋インキ製)5部を加え、プレミキシングを行った後、ナノマイザーYSNM−2000AR(吉田機械興業製)で顔料の平均粒径が100nmになるまで分散を行い、顔料分散液を得た。平均粒径の測定は動的光散乱装置(大塚電子製;FPAR(登録商標)1000)を用いた。
(2)インクの調製
上記で得られた顔料分散液を用いて、下記の各成分(合計100部)を混合して、A液(インク)1−Aを得た。
・顔料分散液 30部
・ジエチレングリコール 5部
・グリセリン 7部
・トリメチロールプロパン 7部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・ポリエチレングリコール(数平均分子量1,000) 2.5部
・イオン交換水 残部
<B液の調製>
下記の各成分(合計100部)を混合溶解した後、ポアサイズ1μmのメンブレンフィルターで加圧ろ過して、B液(液体組成物)1−Bを得た。
・β−シクロデキストリン2量体 5部
(Polym.J.(1980)、12、29に記載の方法で合成)
・グリセリン 7部
・ジエチレングリコール 5部
・トリメチロールプロパン 5部
・イオン交換水 残部
[実施例2のインクセットの作製]
<A液の調製>
(1)顔料分散液の調製
スチレン−アクリル系共重合体塩(分散剤)4部、5%水酸化カリウム水溶液5部、イオン交換水90部を、温度10℃の環境で完全に溶解した。これに銅フタロシアニンBJ(C.I.ピグメントブルー15:3;東洋インキ製)5部を加え、プレミキシングを行った後、ナノマイザーYSNM−2000AR(吉田機械興業製)で顔料の平均粒径が100nmになるまで分散を行い、顔料分散液を得た。平均粒径の測定は動的光散乱装置(大塚電子製;FPAR1000)を用いた。
(2)インクの調製
上記で得られた顔料分散液を用いて、下記の各成分(合計100部)を混合して、A液(インク)2−Aを得た。
・顔料分散液 30部
・ジエチレングリコール 5部
・グリセリン 7部
・トリメチロールプロパン 7部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・ポリエチレングリコール(数平均分子量1,000) 1.5部
・イオン交換水 残部
<B液の調製>
下記の各成分(合計100部)を混合溶解した後、ポアサイズ2.5μmのメンブレンフィルターで加圧ろ過して、B液(液体組成物)2−Bを得た。
・分子ナノチューブ 3部
(J.Phys.Chem.(1996)、100(38)、15562に記載の方法で合成)
・グリセリン 7部
・ジエチレングリコール 5部
・トリメチロールプロパン 5部
・イオン交換水 残部
[比較例1のインクセットの作製]
<A液の調製>
(1)顔料分散液の調製
スチレン−アクリル系共重合体塩(分散剤)4部、5%水酸化カリウム水溶液5部、イオン交換水90部を、温度10℃の環境で完全に溶解した。これに銅フタロシアニンBJ(C.I.ピグメントブルー15:3;東洋インキ製)5部を加え、プレミキシングを行った後、ナノマイザーYSNM−2000AR(吉田機械興業製)で顔料の平均粒径が100nmになるまで分散を行い、顔料分散液を得た。平均粒径の測定は動的光散乱装置(大塚電子製;FPAR(登録商標)1000)を用いた。
(2)インクの調製
上記で得られた顔料分散液を用いて、下記の各成分(合計100部)を混合して、A液(インク)比較1−Aを得た。
・顔料分散液30部
・ジエチレングリコール 5部
・グリセリン 7部
・トリメチロールプロパン 7部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・ポリエチレングリコール(数平均分子量1,000) 2.5部
・イオン交換水 残部
<B液の調製>
下記の各成分(合計100部)を混合溶解した後、ポアサイズ1μmのメンブレンフィルターで加圧ろ過して、比較例のB液(液体組成物)1−Bを得た。
・グリセリン 7部
・ジエチレングリコール 5部
・トリメチロールプロパン 5部
・イオン交換水 残部
[比較例2のインクセットの作製]
<A液の調製>
(1)顔料分散液の調製
スチレン−アクリル系共重合体塩(分散剤)5部、5%水酸化カリウム水溶液5部、イオン交換水90部を、温度10℃の環境で完全に溶解した。これに銅フタロシアニンBJ(C.I.ピグメントブルー15:3;東洋インキ製)5部を加え、プレミキシングを行った後、ナノマイザーYSNM−2000AR(吉田機械興業製)で顔料の平均粒径が100nmになるまで分散を行い、顔料分散液を得た。平均粒径の測定は動的光散乱装置(大塚電子製;FPAR(登録商標)1000)を用いた。
(2)インクの調製
上記で得られた顔料分散液を用いて、下記の各成分(合計100部)を混合して、A液(インク)比較2−Aを得た。
・顔料分散液30部
・ジエチレングリコール 5部
・グリセリン 7部
・トリメチロールプロパン 7部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・イオン交換水 残部
<B液の調製>
下記の各成分(合計100部)を混合溶解した後、ポアサイズ1μmのメンブレンフィルターで加圧ろ過して、比較例のB液(液体組成物)2−Bを得た。
・分子ナノチューブ 3部
(J.Phys.Chem.(1996)、100(38)、15562に記載の方法で合成)
・グリセリン 7部
・ジエチレングリコール 5部
・トリメチロールプロパン 5部
・イオン交換水 残部
[比較例3のインクセットの作製]
<A液の調製>
(1)顔料分散液の調製
スチレン−アクリル系共重合体塩(分散剤) 5部、5%水酸化カリウム水溶液5部、イオン交換水90部を、温度10℃の環境で完全に溶解した。これに銅フタロシアニンBJ(C.I.ピグメントブルー15:3;東洋インキ製)5部を加え、プレミキシングを行った後、ナノマイザーYSNM−2000AR(吉田機械興業製)で顔料の平均粒径が100nmになるまで分散を行い、顔料分散液を得た。平均粒径の測定は動的光散乱装置(大塚電子製;FPAR(登録商標)1000)を用いた。
(2)インクの調製
上記で得られた顔料分散液を用いて、下記の各成分(合計100部)を混合して、A液(インク)比較3−Aを得た。
・顔料分散液 30部
・ジエチレングリコール 5部
・グリセリン 7部
・トリメチロールプロパン 7部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・イオン交換水 残部
<B液の調製>
下記の各成分(合計100部)を混合溶解した後、ポアサイズ1μmのメンブレンフィルターで加圧ろ過して、比較3−Bを得た。
・β−シクロデキストリン2量体 5部
(Polym.J.(1980)、12、29に記載の方法で合成)
・グリセリン 7部
・ジエチレングリコール 5部
・トリメチロールプロパン 5部
・イオン交換水 残部
[評価]
上記で得られた実施例1及び2並びに比較例1〜3の各インクセットを用いて、下記のように記録物を作製した。インクジェット記録装置は、BJF900(キヤノン製)を用いた。
(光学濃度)
市販のコピー用紙に、A液(インク)を先に付与して、直後に同じ点にB液(液体組成物)を付与するようにして、ベタ画像を記録して記録物を作製した。この記録物を1時間放置した後、光学濃度をマクベスRD915(商品名;マクベス製)で測定した。光学濃度の評価基準は下記の通りである。結果を表1に示す。
○:各色の光学濃度が1.25以上であった。
△:各色の光学濃度が1.15を越えて1.25未満であった。
×:各色の光学濃度が1.15以下であった。
(にじみ(フェザリング))
市販のコピー用紙に、A液(インク)を先に付与して、直後に同じ点にB液(液体組成物)を付与するようにして、ベタ画像を記録して記録物を作製した。この記録物における、画像のエッジ部分での色のにじみを目視で観察して、評価を行った。にじみ(フェザリング)の評価基準は下記の通りである。結果を表1に示す。
○:色がにじんだ部分がなかった。
△:色がにじんだ部分が多少あったが、実際の使用上問題ない。
×:色がにじんで、実際の使用上問題ある。
Figure 2008184548
表1に記載した通り実施例1及び2のインクセットを用いると、光学濃度及びにじみ(フェザリング)が共に良好な画像が得られた。一方、比較例1〜3のインクセットを用いても、光学濃度及びにじみ(フェザリング)が十分でないことがわかった。

Claims (5)

  1. インクジェット用水性インクセットであって、
    前記インクジェット用水性インクセットが、A液及びB液を有してなり、
    前記A液は、2つ以上の環を有する水溶性環状化合物又は分子ナノチューブを含んでなり、
    前記B液は、少なくとも色材及び前記水溶性環状化合物と包接する水溶性高分子を含んでなることを特徴とするインクジェット用水性インクセット。
  2. 前記2つ以上の環を有する水溶性環状化合物又は分子ナノチューブが、シクロデキストリンを構造単位として有する請求項1に記載のインクジェット用水性インクセット。
  3. 前記水溶性高分子が、ポリアルキレングリコール類からなる直鎖構造を有する請求項1又は2に記載のインクジェット用水性インクセット。
  4. 前記水溶性高分子が、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリイソブチレングリコール或いはこれらの分子構造をポリマー中に含むブロック共重合体又はグラフト共重合体である請求項1〜3の何れか1項に記載のインクジェット用水性インクセット。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のインクジェット用水性インクセットを構成するA液及びB液を用いて、記録媒体の画像形成領域に画像を記録する方法であって、
    (A)A液を少なくとも前記記録媒体の画像形成領域に付与する工程、及び、
    (B)B液を少なくとも前記画像形成領域に付与する工程、
    を有することを特徴とする画像形成方法。
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