JP2008184439A - 活性酸素種細胞障害改善用皮膚外用剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】活性酸素種により受けた皮膚細胞の障害を回復させ、若々しい肌の状態の維持を可能とする活性酸素種細胞障害改善用皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】活性酸素種細胞障害改善用皮膚外用剤が、ケントラテルム・アンテルミンティクム、ニガウリ、ボエルハビア・ディフーサ、アルストニア・ショラリスから選ばれる一種または二種以上の植物抽出物を有効成分として含有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、ケントラテルム・アンテルミンティクム(Centratherum anthelminticum)、ニガウリ(Momordica charantia)、ボエルハビア・ディフーサ(Boerhaavia diffusa)、アルストニア・ショラリス(Alstonia scholaris)から選ばれる一種または二種以上の植物抽出物を含有する活性酸素種細胞障害改善用皮膚外用剤及び化粧料、並びに該化粧料を使用する美容方法に関する。
近年、活性酸素種により生体内の細胞や組織が受ける様々な障害(酸化傷害)が注目されており、生体への悪影響が問題となっている。
活性酸素種とは、生命維持に必要な酸素分子(三重項酸素)に対して反応性が高く、生体成分などの酸化障害を引き起こす物質の総称である。活性酸素種は、酸素を利用してエネルギー代謝を行う生物では必ず生成される。現在、活性酸素種が大きな注目を集めている理由には、精神的なストレス、喫煙、激しいスポーツ、飲酒、排気ガス、薬剤、紫外線、電磁波、放射線といった極めて現代的な生活要因で活性酸素が増加しているという背景がある。
主な活性酸素種としてはスーパーオキシドアニオン(・O )、過酸化水素(H)、ヒドロキシラジカル(・OH)、一重項酸素()、過酸化脂質、脂質ラジカル、一酸化窒素などがある。活性酸素種は、好中球やマクロファージなどの食細胞による細胞内殺菌機構に関与するなど、免疫系による外敵の駆逐では重要な役割を演じている反面、活性酸素種が過剰に生成されると、活性酸素種が細胞膜や組織を構成する生体内分子を攻撃(酸化傷害)し、様々な疾患の原因になると考えられている。
例えば、活性酸素種の一つである過酸化水素は、炎症、過酸化脂質の生成、種々の酵素の失活及びDNAの損傷などを引き起こすことが知られており、これら酸化的細胞障害が皮膚老化の原因の一つとも考えられている。通常、過酸化水素がカタラーゼなどの過酸化水素分解酵素により分解されることで、生体内の過酸化水素濃度は低く維持され、その結果、過酸化水素によって生じる細胞や組織の酸化的細胞障害は回避されている。しかし、カタラーゼは年齢と共に有意な酵素活性の減少を示す(非特許文献1)ことが報告されており、生体内の過剰な過酸化水素を分解する能力も加齢と共に低下すると考えられる。したがって、過酸化水素によって生じる活性酸素細胞障害を予防・改善することは、皮膚の老化の予防・改善につながるものと考えられる。
従来、活性酸素種による細胞障害を予防する有効成分としては、コーヒー酸二量体(特許文献1)、リン脂質誘導体(特許文献2)などが知られている。
(Exp.Gerontol.,26,29−35,1991) 特開2000−273452号公報 特開平6−9663号公報
しかしながら、これらの物質のなかにはその製造や精製に手間を要するなどの問題があった。また、多くの場合、その効果は必ずしも十分ではなかったことから、過酸化水素などの活性酸素種による酸化的細胞障害をより顕著に予防・改善できるようにすることが求められていた。
本発明は、特に、皮膚外用での安全性に問題がなく、抽出により簡便に製造できる植物由来の有効成分を用いて、過酸化水素などの活性酸素種による酸化的細胞障害を顕著に予防・改善する活性酸素種細胞障害改善用皮膚外用剤及び化粧料を提供し、さらにこの化粧料を用いた美容方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記現況に鑑み、広く植物由来成分の探索を行った結果、ケントラテルム・アンテルミンティクム(Centratherum anthelminticum)、ニガウリ(Momordica charantia)、ボエルハビア・ディフーサ(Boerhaavia diffusa)、アルストニア・ショラリス(Alstonia scholaris)の各抽出物が、予想外にも活性酸素種細胞障害に対する予防、改善効果を有することを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、ケントラテルム・アンテルミンティクム(Centratherum anthelminticum)、ニガウリ(Momordica charantia)、ボエルハビア・ディフーサ(Boerhaavia diffusa)、アルストニア・ショラリス(Alstonia scholaris)から選ばれる一種または二種以上の植物抽出物を有効成分として含有することを特徴とする活性酸素種細胞障害改善用皮膚外用剤及び活性酸素種細胞障害改善用化粧料、並びにその化粧料を皮膚に適用することを特徴とする美容方法を提供する。
本発明において「活性酸素種」としては、スーパーオキシドアニオン(・O )、過酸化水素(H)、ヒドロキシラジカル(・OH)、一重項酸素()、過酸化脂質、脂質ラジカル、一酸化窒素、オゾン等を挙げることができる。
また、本発明において「活性酸素種細胞障害」とは、過酸化水素などの活性酸素種が原因となって生じる細胞障害 、特に炎症、過酸化脂質生成、種々の酵素の失活、DNA損傷などの酸化障害を意味し、皮膚組織障害などの組織障害も含む。ここで、細胞は、過酸化水素などの活性酸素種によって障害が生じる生体細胞である限り特に限定されることはない。
本発明の活性酸素種細胞障害改善用皮膚外用剤及び活性酸素種細胞障害改善用化粧料は、皮膚に対する安全性の高い植物由来成分であるケントラテルム・アンテルミンティクム、ニガウリ、ボエルハビア・ディフーサ、アルストニア・ショラリスから選ばれる一種または二種以上の植物抽出物を、活性酸素種細胞障害を改善する有効成分として含有するので、皮膚に適用することにより、活性酸素種細胞障害に対して優れた改善効果を発揮する。また、本発明の美容方法は、本発明の活性酸素種細胞障害改善用化粧料を使用するので、肌荒れ防止効果、しわ形成の抑制、皮膚の弾力低下の改善について優れた効果を有し、老化防止効果が期待できる。
本発明は、ケントラテルム・アンテルミンティクム(Centratherum anthelminticum)、ニガウリ(Momordica charantia)、ボエルハビア・ディフーサ(Boerhaavia diffusa)、アルストニア・ショラリス(Alstonia scholaris)から選ばれる一種または二種以上の植物抽出物を有効成分として含有する活性酸素種細胞障害改善用皮膚外用剤及び活性酸素種細胞障害改善用化粧料及びこの化粧料を皮膚に適用する美容方法である。
本発明に用いるケントラテルム・アンテルミンティクム(Centratherum anthelminticum)はキク科Centratherum属の植物であり、ニガウリ(Momordica charantia)はウリ科ツルレイシ属のインド原産の一年草であり、ボエルハビア・ディフーサ(Boerhaavia diffusa)はオシロイバナ科Boerhaavia属の植物であり、アルストニア・ショラリス(Alstonia scholaris)はキョウチクトウ科Alstonia属の植物である。なお、本発明で使用するこれら植物の産地は特に限定されない。
本発明で利用するケントラテルム・アンテルミンティクム、ニガウリ、ボエルハビア・ディフーサ、アルストニア・ショラリスの抽出物としては、いずれも植物体の葉、茎、幹、樹皮、幼芽、花、果実、種子、根等の植物体の一部位又は複数部位の混合あるいは全草から抽出したものを使用できるが、好ましくは、ケントラテルム・アンテルミンティクムの場合には種子が用いられ、ニガウリの場合には果実が用いられ、ボエルハビア・ディフーサの場合には全草が用いられ、アルストニア・ショラリスの場合には樹皮が用いられる。
抽出は、前記植物体の各部位を生のまま用いてもよいが、乾燥、細切、粉砕、圧搾または発酵等の前処理を適宜に施した後、適宜低温乃至加温した溶媒を用いて抽出することが好ましい。その抽出方法は特に限定されないが、例えば、上記植物体の一部位、または二種以上の部位を、低温乃至加温下の溶媒中に浸漬する方法があげられる。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度に応じて設定されるが、1時間から2週間程度が好ましい。
抽出溶媒としては、例えば水、低級1価アルコール(メチルアルコール、エチルアルコール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール等)、液状多価アルコール(グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等)、低級エステル(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、炭化水素(ベンゼン、ヘキサン、ペンタン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジプロピルエーテル等)、アセトニトリル等が挙げられ、それらの一種又は二種以上を用いることができる。また、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。中でも、低級アルコールを使用することが好ましい。
また、各植物の有効成分を抽出した溶媒には、必要に応じて、本発明の効果に影響のない範囲で更に、脱臭、脱色等の精製処理を行ってもよい。更に、必要により防腐防黴剤(フェノキシエタノール、パラオキシ安息香酸エステル類等)を添加してもよい。
ケントラテルム・アンテルミンティクム、ニガウリ、ボエルハビア・ディフーサ及びアルストニア・ショラリスの好ましい抽出方法の例としては、濃度0〜100vol%の含水エチルアルコール又は1,3−ブチレングリコールを用い、室温、又は30〜45℃に加温して1〜10日間放置することにより抽出後ろ過し、得られたろ液を更に1週間程放置して熟成させ、再びろ過を行う方法が挙げられる。
活性酸素種細胞障害改善用皮膚外用剤又は活性酸素種細胞障害改善用化粧料におけるケントラテルム・アンテルミンティクム抽出物、ニガウリ抽出物、ボエルハビア・ディフーサ抽出物、アルストニア・ショラリス抽出物の合計の含有量は、乾燥固形分として好ましくは0.00001〜10質量%であり、より好ましくは0.00001〜2質量%である。ケントラテルム・アンテルミンティクム抽出物、ニガウリ抽出物、ボエルハビア・ディフーサ抽出物、アルストニア・ショラリス抽出物の一種または二種以上の合計の含有量がこの範囲内であれば、植物抽出物を安定に配合することができ、皮膚への安全性も高く、高い薬効乃至美容効果を発揮することができる。
また、本発明において、活性酸素種細胞障害改善用皮膚外用剤又は活性酸素種細胞障害改善用化粧料には、通常用いられる各種の薬効剤、例えば、美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤、保湿剤、血行促進剤等から選ばれる薬効剤の一種又は二種以上と併用することができる。それにより、本発明の効果をより高めることが可能である。
活性酸素種細胞障害改善用皮膚外用剤又は活性酸素種細胞障害改善用化粧料には、上述の添加剤以外に、本発明の効果を損なわない範囲内で、外用剤に通常用いられる成分である水、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、高級アルコール類、エステル類、植物抽出エキス類、水溶性高分子、界面活性剤、金属石鹸、アルコール、多価アルコール、pH調整剤、防腐剤、香料、粉体、増粘剤、色素、キレート剤等の成分を適宜配合することができる。
本発明の活性酸素種細胞障害改善用皮膚外用剤及び化粧料の剤形としては、例えば、液剤、軟膏、パック、洗浄料、浴用剤、エアゾール、貼付剤等が挙げられ、特に化粧料として化粧水、クリーム、乳液、美容液、メーキャップ化粧料等が挙げられるが、これらに限定されない。また、化粧品、医薬部外品、医薬品のいずれにも用いることができる。
本発明の活性酸素種細胞障害改善用皮膚外用剤及び化粧料の表皮に対する適用量は、少なすぎると発明の効果が得られず、多すぎても添加量に見合った効果が得られない。従って、特定植物抽出物(乾燥固形分)換算で、表皮単位面積(1cm)当たり、好ましくは0.0002〜1340μg/cm・day、より好ましくは0.0002〜270μg/cm・dayとする。
また、本発明の美容方法は、上述の活性酸素種細胞障害改善用化粧料を皮膚に適用することを特徴としているが、この化粧料を皮膚に適用する手法としては、当該化粧料の剤形に応じて、塗布法やスプレー法などを採用することができる。好ましい適用の時期としては、入浴後就寝前等がある。
次に、製造例、試験例、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら制約されるものではない。
(製造例)ケントラテルム・アンテルミンティクム抽出物、ニガウリ抽出物、ボエルハビア・ディフーサ抽出物、アルストニア・ショラリス抽出物の製造:
ケントラテルム・アンテルミンティクムの種子部位、ニガウリの果実部位、ボエルハビア・ディフーサの全草、アルストニア・ショラリスの樹皮部位のそれぞれ100gを粉砕し、50vol%含水エタノール溶液1000mLを加え混合した。室温にて2日間静置し、ろ過して抽出液を得、この抽出液を以降の試験例及び実施例で植物抽出物として用いた。
(試験例) 過酸化水素細胞障害回復作用
胎児肺由来の線維芽細胞(TIG−7)を、培地として、ウシ胎仔血清(FCS)をES培地(日水製薬)に5%添加して用い、直径35mmプラスチックディッシュに1×10個ずつ播種し、5vol%CO環境下、37℃で2日間培養した。培養後、製造例で得た植物抽出物をそれぞれ最終濃度で培地1mLあたり0.1μgとなるよう添加した。直ちに、過酸化水素を最終濃度で50μM添加し、培養を続けた。培地と植物抽出物を三日毎に交換し、一週間培養した。培養後、細胞をトリプシンで剥がして細胞浮遊液とし、血球計算盤を用いて生細胞数を計測することにより細胞障害回復作用を判定した。対照である植物抽出物無添加時の細胞数を100とした時の、各植物抽出物添加時の生細胞数の比を求め、この値を細胞障害回復率とした。細胞障害回復率の結果を表1に示す。


Figure 2008184439
表1から明らかなように、本発明を特徴づける植物抽出物を添加することにより、活性酸素種細胞障害に対して回復作用が認められ、各植物抽出物は活性酸素種細胞障害を改善する有効成分であることが明らかとなった。
実施例1(外用クリーム剤の調製)
表2の配合成分のうち、成分(1)〜(6)を加熱混合して75℃の混合物1Aを調製し、それとは別に、成分(12)に成分(7)〜(10)を加えて加熱混合して75℃の混合物1Bを調製した。得られた混合物1Aと混合物1Bとを、ホモミキサーを用いて混合乳化し、室温まで放冷することで混合物1Cを調製した。得られた混合物1Cに、成分(11)を均一に混合して外用クリーム剤を得た。
Figure 2008184439

成分(11)として、ケントラテルム・アンテルミンティクム抽出物に代えて、ニガウリ抽出物、ボエルハビア・ディフーサ抽出物、アルストニア・ショラリス抽出物をそれぞれ使用して外用クリーム剤を同様に製造した。
実施例2(化粧水の調製)
表3の配合成分のうち、成分(1)〜(6)を室温下で混合溶解して混合物2Aを調製し、それとは別に、成分(7)〜(13)を室温下で混合溶解して混合物2Bを調製した。得られた混合物2Aと混合物2Bとを、撹拌機を用いて均一に混合することで化粧水を得た。

Figure 2008184439

成分(12)として、ケントラテルム・アンテルミンティクム抽出物に代えて、ニガウリ抽出物、ボエルハビア・ディフーサ抽出物、アルストニア・ショラリス抽出物をそれぞれ使用して化粧水を同様に製造した。
実施例3(乳液の調製)
表5の配合成分のうち、成分(1)〜(8)を加熱混合して75℃の混合物3Aを調製し、それとは別に、成分(15)に成分(9)〜(13)を加えて加熱混合して75℃の混合物3Bを調製した。得られた混合物3Aと混合物3Bとを、ホモミキサーを用いて混合乳化し、室温まで放冷することで混合物3Cを調製した。得られた混合物3Cに、成分(14)を均一に混合して乳液を得た。

















Figure 2008184439
成分(14)として、ケントラテルム・アンテルミンティクム抽出物に代えて、ニガウリ抽出物、ボエルハビア・ディフーサ抽出物、アルストニア・ショラリス抽出物をそれぞれ使用して乳液を同様に製造した。
実施例4(パック剤の調製)
表5の配合成分のうち、成分(1)〜(6)を混合しながら70℃に加熱し溶解して混合物4Aを調製し、それとは別に、成分(7)〜(10)を室温下で混合溶解して混合物4Bを調製した。得られた混合物4Aと混合物4Bとを、撹拌機を用いて混合し、室温まで放冷することでパック剤を得た。
Figure 2008184439
成分(7)として、ケントラテルム・アンテルミンティクム抽出物に代えて、ニガウリ抽出物、ボエルハビア・ディフーサ抽出物、アルストニア・ショラリス抽出物をそれぞれ使用してパック剤を同様に製造した。
実施例5(乳液状ファンデーションの調製)
表6の配合成分のうち、成分(1)〜(6)を室温下で混合溶解し、更に、成分(12)〜(16)を加えて加熱混合して70℃の混合物5Aを調製した。それとは別に、成分(7)〜(11)及び(18)を加熱混合して70℃の混合物5Bを調製した。得られた混合物5Bに混合物5Aを添加し、ホモミキサーを用いて乳化し、室温まで放冷して混合物5Cを調製した。得られた混合物5Cに、成分(17)を均一に混合して乳液状ファンデーションを得た。
Figure 2008184439
成分(17)として、ケントラテルム・アンテルミンティクム抽出物に代えて、ニガウリ抽出物、ボエルハビア・ディフーサ抽出物、アルストニア・ショラリス抽出物をそれぞれ使用して乳液状ファンデーションを同様に製造した。
上記実施例1〜5の各皮膚外用剤あるいは化粧料は、いずれも活性酸素種により皮膚細胞が受けた障害を効果的に回復させ、若々しい肌状態の維持に有用であった。
本発明の活性酸素種細胞障害改善用皮膚外用剤、活性酸素種細胞障害改善用化粧料及びこの化粧料を皮膚に適用する美容方法は、活性酸素種により受けた皮膚細胞の障害を改善し、若々しい肌の状態を維持することに優れた効果を発揮する。従って、これらの剤又は美容方法は、医療及び美容分野で有用である。

Claims (4)

  1. ケントラテルム・アンテルミンティクム(Centratherum anthelminticum)、ニガウリ(Momordica charantia)、ボエルハビア・ディフーサ(Boerhaavia diffusa)、アルストニア・ショラリス(Alstonia scholaris)から選ばれる一種または二種以上の植物抽出物を有効成分として含有することを特徴とする活性酸素種細胞障害改善用皮膚外用剤。
  2. 活性酸素種が過酸化水素である請求項1記載の活性酸素種細胞障害改善用皮膚外用剤。
  3. ケントラテルム・アンテルミンティクム(Centratherum anthelminticum)、ニガウリ(Momordica charantia)、ボエルハビア・ディフーサ(Boerhaavia diffusa)、アルストニア・ショラリス(Alstonia scholaris)から選ばれる一種または二種以上の植物抽出物を有効成分として含有することを特徴とする活性酸素種細胞障害改善用化粧料。
  4. 美容目的で活性酸素種による細胞障害を抑制するために、請求項3記載の化粧料を表皮に適用することを特徴とする美容方法。
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