JP2008183920A - 車両用駆動装置及び車両用駆動方法 - Google Patents

車両用駆動装置及び車両用駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 界磁電流の応答性をより向上すること。
【解決手段】 電力を蓄える12Vバッテリ13及び12Vバッテリ13よりも高い電圧を発生可能なコンデンサ5のうち、より電圧が高いものに蓄えられている電力によって界磁コイル12に電流を供給し、さらに、モータ4の誘起起電力を用いてコンデンサ5を充電するようにしたため、界磁コイル12への電流供給が停止されているときであっても、コンデンサ5を充電することができ、その電力によって発電機2の界磁コイル12に電流を供給することで、単に、12Vバッテリ13の電圧や発電機自励電圧を界磁回路に印可する方法と比べ、界磁電流の応答性をより向上でき、後輪15の駆動トルクをより適切に急増できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主駆動輪を内燃機関で駆動するとともに、その内燃機関で発電した電力によって従駆動輪をモータで駆動する車両用駆動制御装置及び車両用駆動方法に関する。
従来、この種の技術としては、例えば、電装品に電力を供給する12Vバッテリと、発電機の出力電力を蓄積するコンデンサと、を備え、モータによって駆動される従駆動輪の駆動力を変化させるときに、12Vバッテリの電圧とコンデンサの電圧とのいずれか高いほうを基準電圧として、発電機の界磁コイルへの印可電圧を制御するPWM (Pulse Width Modulation)制御を行うことで、発電機の界磁コイルに流れる界磁電流を変化させ、発電機による発電力を変化させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001―239852号公報
しかしながら、上記従来の技術にあっては、12Vバッテリの電圧とコンデンサの電圧とのいずれか高いほうをPWMの基準電圧とするようになっているため、コンデンサの電圧が12Vより十分に高くなるまでは(コンデンサに十分大きな電力が蓄積されるまでは)、発電機の界磁コイルに12Vより大きな電圧を印可することができず、界磁電流を上昇させるために使える最大電圧が比較的低いので、界磁電流を急増させたい初期状態(従動輪の制御を開始する初期状態)に、トルクを急上昇させることが難しくなる。
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、界磁電流の応答性をより向上させる車両用駆動制御装置及び車両用駆動制御方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用駆動制御装置及び車両用駆動制御方法は、電力を蓄える第1蓄電装置及び前記第1蓄電装置よりも高い電圧を発生可能な第2蓄電装置のうち、より電圧が高いものに蓄えられている電力によって界磁コイルに電流を供給し、さらに、モータの誘起起電力を用いて前記第2蓄電装置を充電することを特徴とする。
本発明の車両用駆動制御装置及び車両用駆動制御方法にあっては、界磁コイルへの電流供給が停止されているときであっても、第2蓄電装置を充電でき、その電力によって発電機の界磁コイルに電流を供給することで、界磁電流の応答性をより向上できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<車両駆動制御装置の構成>
図1は、本実施形態の車両用駆動制御装置の概略構成を示す構成図である。この図1に示すように、車両用駆動制御装置は、エンジン1、発電機2、インバータ3、モータ4、コンデンサ5、発電機電圧センサ6、モータレゾルバ7、及び4WD制御回路8を含んで構成される。
エンジン1は、運転者のアクセル操作に従って駆動力を発生し、その駆動力によって前輪9及び発電機2を回転駆動する。
発電機2は、エンジン1によって回転駆動され、その回転速度と界磁の磁束とに応じた電力を発生し、その電力をインバータ3に出力する。
また、発電機2は、図2に示すように、セレクトハイ回路10、界磁電流制御用トランジスタ11、及び界磁コイル12を含んで構成される。
セレクトハイ回路10は、電装品に電力を供給する12Vバッテリ13の電圧及びコンデンサ5の電圧のいずれか高いほうを界磁コイル12への印加電圧(界磁電流)を制御するPWM制御(後述)の基準電圧に設定する。
すなわち、セレクトハイ回路10は、コンデンサ5の出力電圧が12Vバッテリ13の電圧より高い場合にはコンデンサ5に蓄えられている電力によって界磁コイル13に電流を供給し、コンデンサ5の電圧が12Vバッテリ13の電圧以下である場合には12Vバッテリ13に蓄えられている電力によって界磁コイル12に電流を供給する。
界磁電流制御用トランジスタ11は、セレクトハイ回路10で設定された基準電圧を用い、4WD制御回路8から出力される界磁電圧PWMDuty比(後述)に応じて、界磁コイル12への印加電圧(界磁電流)を制御するPWM制御を行う。
界磁コイル12は、電流が流れるとその電流の大きさに応じた磁力を発生し、発電機2の回転子と作用する磁束を作りだす(発電機2の界磁として機能するようになる)。
インバータ3は、4WD制御回路8から出力されるU、V、W相スイッチング信号(後述)に従って、発電機2から供給される電力を用いてモータ4を回転駆動する。
モータ4は、交流モータであり、インバータ3によって駆動されて駆動力を発生し、その駆動力によってクラッチ14を介して後輪15を回転駆動する。
コンデンサ5は、一方の電極が発電機2出力端子とインバータ3の入力端子とを繋ぐ電力線16に接続され、他方の電極が接地され、両電極間の電圧を12Vより高い電圧とすることができる(12Vバッテリ13より高い電圧を発生可能である)。
発電機電圧センサ6は、発電機2の出力電圧(DC電圧値)を検出し、その検出結果を4WD制御回路8に出力する。
モータレゾルバ7は、モータ4の回転速度Nm及びモータ磁極位置を検出し、その検出結果を4WD制御回路8に出力する。
4WD制御回路8は、ジェネレータ制御回路17、及びインバータ制御回路18を含んで構成される。
ジェネレータ制御回路17は、図3に示すように、第1加算器19、P制御部20、I制御部21、FF制御部22、第2加算器23及びC1演算部24を含んで構成される。
第1加算器19は、運転者の運転操作によって決まるトルク指令(上位トルク指令)からインバータ制御回路18から出力される内部トルク指令Trqm(後述)を減じ、その減算結果(トルク偏差)をP制御部20及びI制御部21に出力する。
P制御部20は、第1加算器19から出力されるトルク偏差に特定のゲインを乗じ、その乗算結果(P制御制御量Vp)を第2加算器23に出力する。
I制御部21は、第1加算器19から出力するトルク偏差を積分し、その積分結果(I制御制御量Vi)を第2加算器23に出力する。
なお、I制御部21は、トルク偏差の積分結果が予め設定された上限値より大きい場合にはI制御制御量Viとして当該上限値を出力し、トルク偏差の積分結果が予め設定された下限値より大きい場合にはI制御制御量Viとして当該上限値を出力する。
FF制御部22は、発電機2の回転数を引数とする制御マップから設定される値(DC電圧指令値)及び上位トルク指令に基づき、モータレゾルバ7から出力されるモータ回転数Nm毎の制御マップ(モータ回転数Nm毎に設けられ、DC電圧指令値及び上位トルク指令に応じたFF制御制御量Vffを示す制御マップ)に従ってFF制御制御量Vffを算出し、その算出結果を第2加算器23に出力する。
第2加算器23は、P制御部20から出力されるP制御制御量Vp、I制御部21から出力されるI制御制御量Vi及びFF制御部22から出力されるFF制御制御量を加算し、その加算結果(制御量Vf)をC1演算部24に出力する。
C1演算部24は、発電機電圧センサ6から出力されるDC電圧値が12Vバッテリ13の出力電圧(12V)以下であるか否かを判定する。そして、12V以下である場合には第2加算器23から出力される制御量Vfを12Vで除した除算結果を界磁電圧PWMDuty比C1とし、12Vより大きい場合には第2加算器23から出力される制御量VfをDC電圧で除した除算結果を界磁電圧PWMDuty比C1とする。
インバータ制御回路18は、第3加算器25、PI制御部26、界磁電流指令値演算部27、Id,Iq指令値演算部28、3相/2相変換部29、電流F/B制御部30、Vd,Vq指令値演算部31、モータブレーキ位相決定部32、再接続電圧位相決定部33、Vd/Vq変換部34、状態判定部35、出力選択部36、2相/3相変換部37、及びPWM演算部38を含んで構成される。
第3加算器25は、発電機電圧センサ6から出力されるDC電圧値Vdcを電圧指令値Vdc*(発電機2に発電させる電力の電圧指令値)から減じ、その減算結果(電圧偏差)をPI制御部26に出力する。
PI制御部26は、第3加算器25から出力される電圧偏差に基づいてPI制御を行い、その制御結果(内部トルク指令)Trqmをジェネレータ制御回路17、Id,Iq指令値演算部28、Vd,Vq指令値演算部31及び状態判定部35に出力する。
界磁電流指令値演算部27は、状態判定部35から出力される判定結果、及びモータレゾルバ7から出力されるモータ回転数Nmに基づいて界磁電流指令値Ifを算出し、その算出結果に従ってモータ4の界磁電流を制御する。
Id,Iq指令値演算部28は、PI制御部26から出力される内部トルク指令Trqm、モータ回転数Nmに基づいて制御マップ(内部トルク指令Trqm、モータ回転数Nmに応じた目標d軸電流Id*、目標q軸電流Iq*を示す制御マップ)に従って目標d軸電流Id*、目標q軸電流Iq*を算出する。
3相/2相変換部29は、電流センサ(インバータ3から出力される電流を検出するセンサ、不図示)から出力される三相の交流電流値Iu、Iv、Iwの検出結果を二相直流電流値Id、Iqに変換し、その変換結果を電流F/B制御部30に出力する。
電流F/B制御部30は、3相/2相変換部29から出力される2相直流電流値Id、Iq、及びId,Iq指令値演算部28から出力される目標2相直流電流値Id*、Iq*に基づいてPI制御を行い、その制御結果(フィードバック値)Vd ’*、Vq ’*をVd、Vq指令値演算部31に出力する。
Vd、Vq指令値演算部31は、PI制御部26から出力される内部トルク指令Trqm、及びモータレゾルバ7から出力されるモータ回転数Nmに基づいてVd、Vq指令基準値Vd・、Vq・を算出し、その算出結果に電流F/B制御部30から出力されるフィードバック値Vd ’*、Vq ’*をそれぞれ加算してVd、Vq指令値Vd’*、Vq’*を算出し、その算出結果を出力選択部36に出力する。
モータブレーキ位相決定部32は、モータレゾルバ7から出力されるモータ回転数Nmに基づいて、モータ4の回転が停止するように、インバータ3によってモータ4に供給される電力の電圧位相を決定し、その決定結果をVd/Vq変換部34に出力する。
再接続電圧位相決定部33は、発電機電圧センサ6から出力されるDC電圧値Vdc、電圧指令値Vdc*、モータレゾルバ7から出力されるモータ回転数Nmに基づいて、モータ4の誘起電力がコンデンサ5にチャージされるように(モータ4の誘起電圧が発電機2の無負荷発電電圧より大きくなるように)、インバータ3によってモータ4に供給される電力の電圧位相を決定し(戻し)、その決定結果をVd/Vq変換部34に出力する。
なお、インバータ3によってモータ4に供給される電力の電圧位相とモータ4との誘起電圧との間には、次式のような関係がある。
Idc=((R+ω(Ld―Lq)sinθ・cosθ)/(R2+ω2・Ld・Lq))・K2・Vdc+((K・Φω(ω・Lq・sinθ−R・cosθ)/(R2+ω2・Ld・Lq))
∴Vdc=Φ・ω(R・cosθ−ω・Lq・sinθ)/(K(R+ω(Ld−Lq)sinθ・cosθ)
ここで、Φはモータの磁束、ωはモータ回転数、θは電圧位相、Kは変調率である。
また、モータ4に供給される電力の電圧位相の決定方法としては、例えば、発電機電圧センサ6から出力されるDC電圧値Vdcを用いない方法(F/Fで決定する方法)、及びDC電圧Vdcを用いる方法(F/Bで決定する方法)が挙げられる。
具体的には、F/Fで決定する方法にあっては、図5に示すように、モータレゾルバ7から出力されるモータ回転数Nm及び電圧指令値Vdc*に基づいて、電圧指令値Vdc*よりもコンデンサ5の電圧Vdc2が特定閾値(クラッチ14の再接続時の電圧精度により、状態判定を誤らない程度の余裕を持たせるための閾値)だけ下回った電圧値Vdc2*となるように、インバータ3によってモータ4に供給される電力の電圧位相を決定する。
なお、コンデンサ5の電圧は、変調率及び界磁磁束にも影響されるが、本実施形態の構成にあっては、変調率は固定であり、界磁磁束はモータ回転数により決定されるので、モータ回転数情報に含まれるものとする。
また、F/Bで決定する方法にあっては、図6に示すように、発電機電圧センサ6から出力されるDC電圧Vdcに基づいてPI制御を行い、電圧指令値Vdc*よりもコンデンサ5の電圧Vdc2が特定閾値だけ下回った電圧値Vdc2*となるように、インバータ3によってモータ4に供給される電力の電圧位相を決定する。
Vd/Vq変換部34は、モータブレーキ位相決定部32から出力される電圧位相及び再接続電圧位相決定部33から出力される電圧位相をVd、Vq指令値Vd’*、Vq’*に変換し、その変換結果を出力選択部36に出力する。
状態判定部35は、モータレゾルバ7から出力されるモータ回転数Nm、上位トルク指令、及びPI制御部26から出力される内部トルク指令Trqmに基づいて、通常制御中(Vd、Vq指令値演算部31から出力されるVd、Vq指令値Vd’*、Vq’*を2相/3相変換部37に出力する制御の実行中)、モータブレーキ中(モータブレーキ位相決定部32で決定され且つVd/Vq変換部34で変換された電圧位相(Vd、Vq指令値Vd’*、Vq’*)を2相/3相変換部37に出力する制御の実行中)、及び再接続制御中(再接続電圧位相決定部33で決定され且つVd/Vq変換部34で変換された電圧位相(Vd、Vq指令値Vd’*、Vq’*)を2相/3相変換部37に出力する制御の実行中)のいずれの状態であるかを判定し、その判定結果を界磁電流指令値演算部27及び出力選択部36に出力する。
出力選択部36は、まず、状態判定部35から出力される判定結果が通常制御中、モータブレーキ中、及び再接続制御中のいずれの状態であるかを判定する。
そして、通常制御中である場合には、上位トルク指令があるか否かを判定し(モータ4にトルクを発生させる指令があるか否かを判定し)、上位トルク指令がある場合には、Vd、Vq指令値演算部31から出力されるVd、Vq指令値Vd’*、Vq’*を2相/3相変換部37に出力する(通常制御中を維持する)。また、上位トルク指令がない場合には、モータブレーキ位相決定部32で決定され且つVd/Vq変換部34で変換された電圧位相(Vd、Vq指令値Vd’*、Vq’*)を2相/3相変換部37に出力する(モータブレーキ中に移行する)。
また、モータブレーキ中である場合には、上位トルク指令があるか否かを判定し、上位トルク指令がある場合には、再接続電圧位相決定部33で決定され且つVd/Vq変換部34で変換された電圧位相(Vd、Vq指令値Vd’*、Vq’*)を2相/3相変換部37に出力する(再接続中に移行する)。また、上位トルク指令がない場合には、モータブレーキ位相決定部32で決定され且つVd/Vq変換部34で変換された電圧位相(Vd、Vq指令値Vd’*、Vq’*)を2相/3相変換部37に出力する(モータブレーキ中を維持する)。
さらに、再接続中である場合には、上位トルク指令があるか否かを判定し、上位トルク指令がある場合には、再接続電圧位相決定部33で決定され且つVd/Vq変換部34で変換された電圧位相(Vd、Vq指令値Vd’*、Vq’*)を2相/3相変換部37に出力する(再接続中を維持する)。また、上位トルク指令がない場合には、Vd、Vq指令値演算部31から出力されるVd、Vq指令値Vd’*、Vq’*を2相/3相変換部37に出力する(通常制御中に移行する)。
なお、その際、出力選択部36は、モータレゾルバ7から出力されるモータ回転数Nmが予め設定された閾値以下である場合にはVd、Vq指令値Vd’*、Vq’*を2相/3相変換部37に出力しない(インバータ制御を停止する)。そして、インバータ制御停止中は、上位トルク指令がある場合には、再接続電圧位相決定部33で決定され且つVd/Vq変換部34で変換された電圧位相(Vd、Vq指令値Vd’*、Vq’*)を2相/3相変換部37に出力する(再接続中に移行する)。
2相/3相変換部37は、出力選択部36から出力されるVd、Vq指令値Vd’*、Vq’*をインバータ3のU、V、W相の正弦波指令値に変換し、その変換結果をPWM演算部38に出力する。
PWM演算部38は、2相/3相変換部37から出力される正弦波指令値に振幅補正を行い、その振幅補正された正弦波指令値と三角波とを比較してPWM指令を演算し、そのPWM指令(U、V、W相スイッチング信号)をインバータ3に出力する。
また、4WD制御回路8は、状態判定部35による判定結果が通常制御中、モータブレーキ中、及び再接続制御中のいずれの状態であるかを判定する。そして、通常制御中である場合又は再接続中である場合にはクラッチ14を締結状態とし(モータ4による後輪15の駆動制御を行い)、モータブレーキ中である場合にはクラッチ14を切断状態とする(モータ4による後輪15の駆動制御を停止する)。
<車両駆動制御装置の動作>
次に、本実施形態の車両駆動制御装置の動作を具体的状況に基づいて説明する。
まず、通常制御中に、運転者がアクセルペダル(不図示)から足を離し、上位トルク指令がなくなったとする。すると、インバータ制御回路18(状態判定部35)によって、通常制御中であると判定され、出力選択部36によって、モータブレーキ位相決定部32で決定され且つVd/Vq変換部34で変換された電圧位相(Vd、Vq指令値Vd’*、Vq’*)が2相/3相変換部37に出力される。
また、2相/3相変換部37によって、そのVd、Vq指令値Vd’*、Vq’*がインバータ3のU、V、W相の正弦波指令値に変換され、その変換結果がPWM演算部38に出力され、PWM演算部38によって、その正弦波指令値に振幅補正が行われ、その振幅補正された正弦波指令値と三角波とが比較されてPWM指令が演算され、そのPWM指令(U、V、W相スイッチング信号)がインバータ3に出力される。
そして、インバータ3によって、モータ4に供給される電力の位相が制御され、モータ4の回転を妨げるトルクが発生される(モータブレーキが行われる)。
また、同時に、状態判定部35によって、モータブレーキ中であると判定され、4WD制御回路8によって、クラッチ14が切断状態とされる。
また、モータブレーキ中に、運転者がアクセルペダルを踏み込み、上位トルク指令が発生したとする。すると、状態判定部35によって、モータブレーキ中であると判定され、出力選択部36によって、再接続電圧位相決定部33で決定され且つVd/Vq変換部34で変換された電圧位相が2相/3相変換部37に出力される。
さらに、2相/3相変換部37及びPWM演算部38によって、そのVd、Vq指令値Vd’*、Vq’*に基づいてPWM指令が演算され、そのPWM指令がインバータ3に出力され、インバータ3によって、モータ4に供給される電力の位相が制御される。
そして、状態判定部35によって、再接続制御中であると判定され、4WD制御回路8によって、クラッチ14が接続状態とされ、モータ4の誘起電力がコンデンサ5にチャージされる(再接続制御が行われる)。
すなわち、発電機2(コンデンサ5)からインバータに供給されるDC電流が負値となり、モータの誘起電力がコンデンサ5にチャージされ(整流器によって発電機2への逆流は防止される)、コンデンサ5の電圧上昇とともにDC電流(負の電流)が減少し、図7に示すように、DC電流が0となったときの電圧で釣り合う。
そして、セレクトハイ回路10によって、コンデンサ5の電圧が基準電圧に設定され、コンデンサ5に蓄えられている電力で発電機2の界磁コイル12への印加電圧(界磁電流)を制御するPWM制御が行われる。
<特許請求の範囲の記載との対応>
本実施形態では、図1のエンジン1が特許請求の範囲に記載の内燃機関を構成し、以下同様に、図1の発電機2が発電機を構成し、図1のモータ4がモータを構成し、図1の12Vバッテリ13が第1蓄電装置を構成し、図1のコンデンサ5が第2蓄電装置を構成し、図2のセレクトハイ回路10、界磁電流制御用トランジスタ11、ジェネレータ制御回路が電流供給手段を構成し、図2のインバータ3、インバータ制御回路18が充電手段を構成し、図2の発電機2が充電手段を構成し、図4の出力選択部36が駆動制御開始手段を構成し、図2のインバータ3がインバータを構成する。
<作用・効果>
(1)このように、本実施形態の車両用駆動制御装置にあっては、電力を蓄える12Vバッテリ13及び12Vバッテリ13よりも高い電圧を発生可能なコンデンサ5のうち、より電圧が高いものに蓄えられている電力によって界磁コイル12に電流を供給し、さらに、モータ4の誘起起電力を用いてコンデンサ5を充電するようにしたため、界磁コイル12への電流供給が停止されているときであっても、コンデンサ5を充電することができ、その電力によって発電機2の界磁コイル12に電流を供給することで、単に、12Vバッテリ13の電圧や発電機自励電圧を界磁回路に印可する方法と比べ、界磁電流の応答性をより向上でき、後輪15の駆動トルクをより適切に急増できる。
(2)また、コンデンサ5の電圧が12Vバッテリ13の電圧より高い場合にはコンデンサ5に蓄えられている電力によって界磁コイル12に電流を供給し、コンデンサ5の電圧が12Vバッテリ13の電圧以下である場合には12Vバッテリ13に蓄えられている電力によって界磁コイル13に電流を供給するようにしたため、コンデンサ5の電圧が0であるときにも、界磁電流を供給することができる。
(3)また、モータ4による後輪15の駆動制御が停止された後、上位トルク指令が入力されると、後輪15の駆動制御が再開される前に、モータ4の誘起起電力を用いてコンデンサ5を充電するようにしたため、界磁コイル13への電流供給が停止されたことにより、コンデンサ5の電圧が0となったときに、コンデンサ5を充電することができる。
(4)さらに、モータ4による後輪15の駆動制御が停止されているときに、上位トルク指令が入力されると、モータ4の回転が停止するようにモータ4に供給される電力の電圧位相をインバータ制御回路18によって制御し、後輪15の駆動制御が再開される前に、モータ4の誘起起電力の電圧が発電機2の発電電力の電圧より大きくなるようにモータ4に供給される電力の電圧位相を制御するようにしたため、モータ4に供給される電圧位相を制御するだけで済み、界磁電流の応答性をより向上できる。
(5)さらに、本実施形態の車両用駆動制御方法にあっては、モータ4の誘起起電力を用いてコンデンサ5を充電するようにしたため、界磁コイル12への電流供給が停止されているときであっても、コンデンサ5を充電することができ、その電力によって発電機2の界磁コイル12に電流を供給することで、単に、12Vバッテリ13の電圧や発電機自励電圧を界磁回路に印可する方法と比べ、界磁電流の応答性をより向上でき、後輪15の駆動トルクをより適切に急増できる。
車両用駆動制御装置の一実施形態の概略構成を示す構成図である。 図1の主要部を拡大して示す要部拡大図である。 図2のジェネレータ制御回路の内部構成を示すブロック図である。 図2のインバータ制御回路の内部構成を示すブロック図である。 電圧位相の決定方法を説明するための説明図である。 電圧位相の決定方法を説明するための説明図である。 車両用駆動制御装置の動作を説明するための説明図である。
符号の説明
1はエンジン、2は発電機、3はインバータ、4はモータ、5はコンデンサ、6は発電機電圧センサ、7はモータレゾルバ、8は制御回路、9は前輪、10はセレクトハイ回路、11は界磁電流制御用トランジスタ、12は界磁コイル、13はバッテリ、14はクラッチ、15は後輪、16は電力線、17はジェネレータ制御回路、18はインバータ制御回路、19は第1加算器、20はP制御部、21はI制御部、22はFF制御部、23は第2加算器、24はC1演算部、25は第3加算器、26はPI制御部、27は界磁電流指令値演算部、28はId、Iq指令値演算部、29は3相/2相変換部、30は電流F/B制御部、31はVd、Vq指令値演算部、32はモータブレーキ位相決定部、33は再接続電圧位相決定部、34はVd/Vq変換部、35は状態判定部、36は出力選択部、37は2相/3相変換部、38はPWM演算部

Claims (5)

  1. 主駆動輪を駆動する内燃機関と、界磁コイルを界磁とし前記内燃機関で駆動されて発電する発電機と、前記発電機の発電電力が供給されて従駆動輪を駆動するモータと、電力を蓄える第1蓄電装置と、前記第1蓄電手段よりも高い電圧を発生可能な第2蓄電装置と、前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置のうち、より電圧が高いものに蓄えられている電力によって前記界磁コイルに電流を供給する電流供給手段と、前記モータの誘起起電力を用いて前記第2蓄電装置を充電する充電手段と、を備えたことを特徴とする車両用駆動制御装置。
  2. 前記第2蓄電装置は、一方の電極が前記発電機の出力端子及び前記界磁コイルの入力端子に接続され、他方の電極が接地されたコンデンサであり、
    前記電流供給手段は、前記コンデンサの電圧が前記第1蓄電手段の電圧より高い場合には前記コンデンサに蓄えられている電力によって前記界磁コイルに電流を供給し、前記コンデンサの電圧が前記第1蓄電手段の電圧以下である場合には前記第1蓄電手段に蓄えられている電力によって前記界磁コイルに電流を供給することを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動制御装置。
  3. 前記従駆動輪の駆動指令が入力されると、前記モータによる従駆動輪の駆動制御を開始する駆動制御開始手段を備え、
    前記充電手段は、前記モータによる前記従駆動輪の駆動制御が停止された後、前記従駆動輪の駆動指令が入力されると、当該従駆動輪の駆動制御が再開される前に、前記モータの誘起起電力を用いて前記第2蓄電装置を充電することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用駆動制御装置。
  4. 前記モータは、交流モータであり、
    前記充電手段は、前記モータによる前記従駆動輪の駆動制御が停止されているときに、前記モータの回転が停止するように前記モータに供給される電力の電圧位相を制御するインバータを備え、
    前記インバータは、前記従駆動輪の駆動指令が入力されると、前記交流モータの誘起起電力の電圧が前記発電機の発電電力の電圧より大きくなるように前記交流モータに供給される電力の電圧位相を制御することを特徴とする請求項3に記載の車両用駆動制御装置。
  5. 主駆動輪を内燃機関で駆動するとともに、その内燃機関で界磁コイルを界磁とする発電機を駆動し、その発電機の出力電力によって従駆動輪をモータで駆動し、さらに、電力を蓄える第1蓄電装置及び前記第1蓄電装置よりも高い電圧を発生可能な第2蓄電装置のうち、より電圧が高いものに蓄えられている電力によって前記界磁コイルに電流を供給する車両用駆動制御方法であって、
    前記モータの誘起起電力を用いて前記第2蓄電装置を充電することを特徴とする車両用駆動制御方法。
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