JP2008183720A - ドットラインプリンタ - Google Patents

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Masaaki Imahori
雅明 今堀
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Ricoh Printing Systems Ltd
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Abstract

【課題】 本発明はドットラインプリンタのハンマ機構部に関するものである。従来のハンマ機構部は、インクリボン2の繊維クズ13のハンマ機構部内部への侵入を完全に防ぐことができず、繊維クズ13が印字ハンマの動作と共にハンマスプリング6とコムヨーク7の吸着部に付着して印字不良が発生する、さらには部品点数の増加に伴いプリンタの製造コストが増大する、という課題があった。
【解決手段】 上記課題をハンマ機構部動作仕様の追加により、ハンマスプリング6とコムヨーク7の吸着部に付着した繊維クズ13の除去手段を設けることで解決した。これにより低コストで高品質なドットラインプリンタを提供することが可能となる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ドットラインプリンタのハンマ機構部に関するものである。
ドット印字を行う代表的な印字装置としてドットラインプリンタが挙げられる。図3はドットラインプリンタの一例を示す概略斜視図である。ドットラインプリンタは、駆動源となるシャトル機構部(図示せず)に連結されたハンマ機構部1を印刷桁方向A,Bに往復運動させ、ハンマ機構部1とプラテン4の間をC方向に走行するインクリボン2を介して、ハンマ機構部1内に設けられている印字ハンマを駆動させ、D方向に搬送される印字用紙3にドット印字を行う。
図5はハンマ機構部の一例を示す横断面図である。
コムヨーク7、マグネット8、ヨークベース9、フロントヨーク10によって磁気回路を構成し、板バネ状のハンマスプリング6の先端にドットヘッド5を接合した印字ハンマは、ボルト11によってフロントヨーク10と共にヨークベース9に固定されている。ハンマスプリング6先端は所定の撓み量をもってコムヨーク7に磁気吸引された状態にあり、コムヨーク7に挿入されたハンマコイル12にパルス電流を印加して、ハンマスプリング6に働く磁気吸引力を解除することで、ドットヘッド5先端がインクリボン2を介して印字用紙3を打撃し、ドット印字を行う。ここで、ドットヘッド5の先端からプラテン4までの間の距離は、インクリボン2および印字用紙3の厚さを考慮し、インクリボン2の走行を阻害しないような適正値δに設定されている。
図6はシャトル機構部により往復運動されるハンマ機構部1の速度−時間グラフ(v-tグラフ)、およびハンマコイル12に印加されるハンマパルス電流値−時間グラフ(A-tグラフ)である。ここで、ハンマ機構部1のv-tグラフは下記(A)〜(C)の区間に分類される。
(A)加速区間
(B)オーバーシュート区間
(C)等速区間
(D)減速区間
(B)区間においてはハンマ機構部が加震され、ハンマ機構部の往復速度変動による脱ドット等の印字不良が発生する恐れがある。従って、A-tグラフに示すように、印字ハンマの駆動は、(C)区間においてハンマコイル12にパルス電流を印加し、実行するのが望ましい。
図7はハンマ機構部の一例を示す正面図である。フロントヨーク10及びドットヘッド5(印字ハンマ)は印刷桁方向に複数個配列され、ボルト11でヨークベース9に固定されており、インクリボン2はC方向に走行している。
図8は図7のE部をF方向から見た断面図である。一般に、インクリボン2は其布にインクを含侵させたものであり、印字ハンマの駆動時にインクリボン2の其布の繊維がドットヘッド5先端により打撃され、微細な繊維クズ13が発生する。繊維クズ13はインクリボン2と共にフロントヨーク10の表面に沿ってC方向に移動し、隣接したフロントヨーク10の隙間、およびドットヘッド5とフロントヨーク10の隙間からハンマスプリング6とコムヨーク7の吸着部近傍に侵入する。更に、吸着部近傍に侵入した繊維クズ13は、印字ハンマの動作と共にハンマスプリング6とコムヨーク7の吸着部に付着し、ハンマスプリング6がコムヨーク7に吸着不能となり、印字ハンマが飛び出たままとなり印字不良に至る。
従来の技術においては、図9に示すように、フロントヨーク10とともにサブリボンセパレータ14をヨークベース9にボルト11で固定して、隣接したフロントヨークの隙間を塞ぐようにして、ハンマスプリング6とコムヨーク7の吸着部近傍への繊維クズ13の侵入防止を図った例がある(例えば特許文献1参照)。
特開昭59−167288号公報
従来のハンマ機構部は、隣接したフロントヨーク10の隙間からの繊維クズ13の侵入を防ぐことが可能であるが、ドットヘッド5とフロントヨーク10の隙間からの繊維クズ13の侵入を防ぐことができず、繊維クズ13が印字ハンマの動作と共にハンマスプリング6とコムヨーク7の吸着部に付着し、印字不良が発生する可能性があった。
更に、サブリボンセパレータ14の追加により部品点数が増加し、プリンタの製造コストの上昇に繋がるという欠点もあった。
本発明の目的は、追加部品の発生なくハンマスプリング6とコムヨーク7の吸着部に付着した繊維クズ13の除去手段を設けて印字不良を防止し、低コストで高品質なドットラインプリンタを提供することである。
上記課題を解決するための本発明の請求項1記載の発明は、その一端にドットヘッドが装着されると共に、他端が磁気回路を形成するヨーク群に固定されている複数の印字ハンマと、該印字ハンマの一端を前記ヨーク群に吸着保持するために磁気吸引力を発生するマグネットと、所定のパルス電流の供給により前記マグネットの磁界を打ち消すハンマコイルとを具備したハンマ機構部と、該ハンマ機構部を往復運動させるシャトル機構部と、前記印字ハンマに対向して設けられたプラテンと、前記印字ハンマと前記プラテンとの間に印刷用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記印字ハンマと前記用紙搬送手段との間を走行するインクリボンとを有するドットラインプリンタにおいて、前記ハンマコイルに所定のパルス電流を与えて印字ハンマの一端をヨーク群から開放し、次いで異物に外力もしくは振動を加えることにより印字ハンマとヨーク群との間の異物を除去するようにしたことを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記外力を、前記シャトル機構部による前記ハンマ機構部の往復運動時の加速度による慣性力を利用して発生させることを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記振動を、前記シャトル機構部による前記ハンマ機構部の往復運動時のオーバーシュートを利用して発生させることを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の発明において、異物の除去の際に前記印字ハンマと前記プラテンが非接触であることを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の発明において、異物の除去が電源投入時に実施されることを特徴とする。
本発明によれば、インクリボン2を介してハンマスプリング6とコムヨーク7の吸着部に付着した繊維クズ13の除去手段を設けたので、印字不良を防止し、プリンタの信頼性をより高めることができる。さらに追加部品が発生しないのでプリンタの製造コストの上昇を防ぐことができる。
図1に本発明の一例をとなる繊維クズ除去のフローを示す。図1において、一点鎖線で示す箇所が本発明である異物除去方法である。以下、図2及び図3を用いて本発明である異物除去方法について説明する。
本発明の異物除去方法の思想は、ハンマスプリング6とコムヨーク7の吸着部に付着した繊維クズ13を除去するために、繊維クズ13に外力および振動を加えて吸着部から外れるようにするというものである。すなわち、図3(a)に示すように、繊維クズ13はハンマスプリング6とコムヨーク7の吸着部に付着しており、ハンマスプリング6は永久磁石によりコムヨーク7に磁気吸引されている。また、繊維クズ13は含有するインクの油分によりコムヨーク7に付着している。従って、図3(a)の状態では、図示矢印方向に繊維クズ13に対してハンマスプリング6による押し付け力F、およびインク油分による吸着力F2の合力が作用して、こびりついた状態となっている。
この繊維クズ13を除去するために、図3(b)に示すように、ハンマコイル12にパルス電流を印加し、ハンマスプリング6に働く磁気吸引力を解除して繊維クズ13に対する押し付け力F1を解放する。
次に、図3(c)に示すように、シャトル機構部によるハンマ機構部の往復運動(印字を伴わない往復運動)を実施し、図2のv-tグラフの(A)区間(加速区間)におけるハンマ機構部の加速度による慣性力F3、および図2のv-tグラフの(B)区間でハンマ機構部に発生する振動を繊維クズ13に加えて、インク油分による吸着力F2を解放する。
その結果、図3(d)に示すように、ハンマスプリング6とコムヨーク7の吸着部に付着していた繊維クズ13が完全に除去される。
最後に、図3(e)に示すように、ハンマコイル12に印加していたパルス電流をOFFにして、ハンマスプリング6とコムヨーク7を吸着させる。
図2において、ハンマスプリング6に働く磁気吸引力を解除してハンマ機構部を往復運動させる際に、プラテンとドットヘッド5先端部が長時間接触した状態であると、ドットヘッド5根元部(ハンマスプリング6とドットヘッド5の締結部)に過大な負荷が生じて、ドットヘッド5の折損が生じる恐れがある。そのためハンマスプリング6に働く磁気吸引力を解除する際には、ハンマープラテン間のギャップδを図3−(d), (e)に示す印字ハンマ駆動距離δ'よりも大きく設定(δ‘>δ)して、プラテンとドットヘッド5先端を非接触とし、その後ハンマ機構部を往復運動させる必要がある。
また、本発明である異物除去方法を、図1に示すように、プリンタの電源投入後に実施すれば、異物による印字不良を未然に防ぐことが可能となる。
以上のとおり、印刷の初期動作として図1に示す異物除去の工程を追加したことにより、追加部品の発生なくハンマスプリング6とコムヨーク7の吸着部に付着した繊維クズ13の除去手段を設けて印字ハンマの動作不良を防止し、低コストで高品質なドットラインプリンタを供給することが可能となる。
本発明は、プリンタのみならず防塵効果が必要な精密機械部品に応用可能である。
本発明の一例をとなる繊維クズ除去のフローチャート ハンマ機構部のパルス電流、往復速度の相関図 本発明の異物除去方法を説明するための説明図 ドットプリンタの一例を示す概略斜視図 ハンマ機構部の一例を示す横断面図 ハンマ機構部のパルス電流、往復速度の相関図 ハンマ機構部の一例を示す正面図 図7のE部をF方向から見た断面図 従来のハンマ機構部の一例を示す正面図
符号の説明
1 ハンマ機構部 2 インクリボン 3 印字用紙
4 プラテン 5 ドットヘッド 6 ハンマスプリング
7 コムヨーク 8 マグネット 9 ヨークベース
10 フロントヨーク 11 ボルト 12 ハンマコイル
13 繊維クズ 14 サブリボンセパレータ

Claims (5)

  1. その一端にドットヘッドが装着されると共に、他端が磁気回路を形成するヨーク群に固定されている複数の印字ハンマと、該印字ハンマの一端を前記ヨーク群に吸着保持するために磁気吸引力を発生するマグネットと、所定のパルス電流の供給により前記マグネットの磁界を打ち消すハンマコイルとを具備したハンマ機構部と、該ハンマ機構部を往復運動させるシャトル機構部と、前記印字ハンマに対向して設けられたプラテンと、前記印字ハンマと前記プラテンとの間に印刷用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記印字ハンマと前記用紙搬送手段との間を走行するインクリボンとを有するドットラインプリンタにおいて、
    前記ハンマコイルに所定のパルス電流を与えて印字ハンマの一端をヨーク群から開放し、次いで異物に外力もしくは振動を加えることにより印字ハンマとヨーク群との間の異物を除去するようにしたことを特徴とするドットラインプリンタ。
  2. 前記外力は、前記シャトル機構部による前記ハンマ機構部の往復運動時の加速度による慣性力を利用して発生させることを特徴とする請求項1記載のドットラインプリンタ。
  3. 前記振動は、前記シャトル機構部による前記ハンマ機構部の往復運動時のオーバーシュートを利用して発生させることを特徴とする請求項1記載のドットラインプリンタ。
  4. 前記異物の除去において、前記印字ハンマと前記プラテンが非接触であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のドットラインプリンタ。
  5. 前記異物の除去は、電源投入時に実施されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のドットラインプリンタ。
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