JP2000062216A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP2000062216A
JP2000062216A JP23455198A JP23455198A JP2000062216A JP 2000062216 A JP2000062216 A JP 2000062216A JP 23455198 A JP23455198 A JP 23455198A JP 23455198 A JP23455198 A JP 23455198A JP 2000062216 A JP2000062216 A JP 2000062216A
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JP
Japan
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printing
hammer
magnetic flux
hammer spring
yoke
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Pending
Application number
JP23455198A
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English (en)
Inventor
Takeshi Shimizu
武司 清水
Yoshikane Matsumoto
吉兼 松本
Satoru Hida
悟 飛田
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ある特定の印字ハンマを構成する
磁気回路に磁束の不均一な分布が生じるような場合、こ
の印字ハンマを構成する磁気回路に簡単な仕様変更を行
うことによって、磁束の不均一な分布を是正し、均一な
印字打撃力、及びその他のハンマ特性を得ることを課題
としている。 【解決手段】 磁気回路に磁束が集中している印字ハン
に隣接するサイドヨークあるいはフロントヨークを小さ
くして磁束の集中を抑制すると共に、隣接する印字ハン
マを構成する磁気回路へ磁束が流れ込むようにして、磁
気回路を通過する磁束の不均一な分布を是正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドット印字を行う
印字装置におけるドット印字手段を構成する磁気回路に
関するものである。
【従来の技術】ドット印字を行う代表的な印字装置にド
ットプリンタが挙げられる。ドットプリンタは印字ハン
マの打撃力により、インクを含浸したインクリボンを介
して印字用紙にドット印字を行うプリンタである。ドッ
トプリンタは、その印字方式から帳票用紙などで多用さ
れる多部紙(複写紙)印字が可能であり、多部紙におけ
る鮮明な印字を可能とするため、十分な印字ハンマの打
撃力の確保が必要である。また、ドット印字手段(以下
ハンマ機構部という)は一般に、印字素子(以下印字ハ
ンマという)を桁方向に複数配列し構成されるため、桁
方向にわたって複写力の均一な印字を得るためには、各
印字ハンマの打撃力のバラツキを最小限に抑えることが
必要である。以下、従来技術について詳述する。ドット
プリンタの構造について図4を用いて説明する。ドット
印字を行う複数の印字ハンマ13を実装したハンマ機構
部14は、シャトル機構部15に取り付けられ、シャト
ル機構部15の駆動により桁方向に往復運動が行われ
る。印字ハンマ13の印字打撃力を支持するプラテン1
6は、印字用紙12、及びインクリボン11を介してハ
ンマ機構部14に対向して配置してある。ここで用いて
いるハンマ機構部14は、図5に示すようにスプリング
チャージ方式と呼ばれるものである。その先端にドット
ヘッド1を接合した弾性部材よりなるハンマスプリング
2は、コムヨーク3、マグネット4、ヨークベース5、
フロントヨーク6、及びサイドヨーク7によって形成さ
れる磁気回路上で、フロントヨーク6と共にヨークベー
ス5にボルト8で取り付けてある。通常、ハンマスプリ
ング2の先端は、所定の撓み量を持ってマグネット4に
よりコムヨーク3に磁気吸引された状態にあり、この状
態で磁気回路上に磁束10が流れる。コムヨーク3に取
り付けられたハンマコイル9に磁気吸引力を打ち消す方
向にパルス電流を流すことで、ハンマスプリング2の撓
みを解放し、ドットヘッド1がインクリボン11を介し
て印字用紙12を打撃することによりドット印字を行
う。適正な印字打撃力を得るためには、ハンマスプリン
グ2に適正な撓み量を与えるような磁気吸引力が必要で
ある。この磁気吸引力は前記磁気回路内を通過する磁束
10の量に左右される。また、一般にハンマ機構部は、
図6のように桁方向に複数配列されるハンマスプリング
を複数個(N個)まとめて櫛状の形状としたハンマスプ
リングモジュール17を桁方向に複数配列することで構
成される。
【発明が解決しようとする課題】図6に示すようなモジ
ュール構成をとった場合、モジュール内の1番目のハン
マスプリング21からN−1番目のハンマスプリング2
3までは、サイドヨーク7がハンマスプリング周囲を取
り囲むような形状とすることが可能である。しかしなが
ら、モジュール内の一端に位置するN番目のハンマスプ
リング24については、位置精度の問題、すなわちドッ
トヘッド1のポジションがほぼ一定となるように規定さ
れていることから、モジュール間に介在するサイドヨー
ク7の幅にも制限が加えられ、ハンマスプリング24周
囲のおよそ半分を隣接するハンマスプリングモジュール
18のサイドヨーク7により取り囲むような構成とせざ
るを得ない。その結果、N番目のハンマスプリング24
とサイドヨーク7の間にエアギャップGを生じてしま
う。エアギャップGにより、N番目のハンマスプリング
24が構成する磁気回路には磁束25が流れにくくなる
ことから、隣接するハンマスプリングモジュール18の
1番目のハンマスプリング21が構成する磁気回路に磁
束25が集中しやすく、磁束25の不均一な分布が生じ
る。この磁束25の不均一な分布により、通過する磁束
25の少ないN番目のハンマスプリング24では適正値
以下の撓み量しか得られず、印字打撃力が適正値まで到
達しない傾向が現れ、一方、通過する磁束25の多い1
番目のハンマスプリング21では適正値以上の撓み量を
得るので、印字打撃力が適正値を超過する傾向が現れ、
その結果、印字に際して印字濃淡が発生しやすくなるこ
とがあった。また、前記撓み量は印字ハンマの動特性の
一要素であるハンマスプリングの動作可能なストロー
ク、及びハンマスプリングを駆動可能な周期を左右する
ため、撓み量が適正値外であるときには、適正な印字ハ
ンマの動特性が得られなくなることがある。このような
場合、印字に際してドット抜けが生じるなどの印字不良
を起こす原因となるため、撓み量のバラツキを是正する
ため、モジュール内の印字ハンマごとに異なった調整を
行うことにより、均一なハンマ特性を得られるようにし
ていた。このようにドットプリンタにおいて適正な印字
打撃力を得るためには、ハンマスプリングに適正な撓み
量を与えることのできる磁気吸引力が必要となる。しか
しながら、前述のようにハンマ機構部をモジュール単位
のハンマスプリングを桁方向に複数配列し構成する場
合、モジュール両端の印字ハンマにおいて、印字ハンマ
を構成する磁気回路を通過する磁束に不均一な分布が生
じる。その結果、ハンマスプリングに適正な撓み量を与
えることができなくなり、適正な印字打撃力、及びその
他のハンマ特性を得られなくなる可能性があり、これが
開発上の隘路となっていた。
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明においては、ハンマスプリングモジュール両
端の印字ハンマについて、磁束が集中する側の印字ハン
マを構成する磁気回路に対し、磁束の集中を弱める方策
を施し、隣接するハンマスプリングモジュールの一端に
位置する印字ハンマを構成する磁気回路へ磁束が流れ込
むようにした。これにより、印字ハンマを構成する磁気
回路を通過する磁束の不均一な分布を是正し、ハンマス
プリングに適正な撓み量を与え、適正な印字打撃力、及
びその他のハンマ特性を得ることが可能となる。すなわ
ち、本発明は、ドットヘッドを接合した弾性部材と、マ
グネットと、ヨークとからなる磁気回路と、前記弾性部
材に働く磁気吸引を解除する手段とで構成され、前記マ
グネットにより磁気吸引されることにより前記弾性部材
に蓄えたエネルギを、前記磁気吸引を解除する手段によ
り解放することで前記ドットヘッドを駆動させるドット
印字用の印字素子を複数配列したドット印字手段と、該
ドット印字手段を桁方向に往復運動させる往復運動手段
と、印字用紙を送る紙送り手段とを備えた印字装置にお
いて、前記印字素子のうち、磁束が集中する特定の印字
素子についてのみ、前記ヨークと弾性部材の間に磁束の
集中を弱めるようなエアギャップを設けたものである。
前記エアギャップはフロントヨークあるいはサイドヨー
クの一部を削除することにより設けられる。
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明につい
て説明する。図1は本発明の一例を示すハンマスプリン
グモジュールの正面図である。特定の印字ハンマに磁束
が集中することを是正する手段の一例として、磁束が集
中する側の印字ハンマを構成する磁気回路上にあるサイ
ドヨーク、すなわち図1において1番目のハンマスプリ
ング21の桁方向右側に設けられたサイドヨーク7を部
分的に削除し、サイドヨークの削除部26を確保する。
これにより、ハンマスプリング2等により構成される磁
気回路を通過する磁束27を減少させることが可能とな
る。また、前述のようにハンマスプリング21を通過す
る磁束27が減少することにより、余剰した磁束が隣接
するハンマスプリングモジュール18のN番目のハンマ
スプリング24へ流れ込むことにより、ハンマスプリン
グ24を通過する磁束27が増加する。このように、ハ
ンマスプリングモジュール17内の1番目のハンマスプ
リング21は、撓み量が適正値以上で印字打撃力が適正
値を超過する傾向が現れていたが、上記の方策により通
過する磁束27を減少させることで、適正な撓み量を得
ることができ、適正な印字打撃力に抑えることが可能と
なる。一方、ハンマスプリングモジュール18内のN番
目のハンマスプリング24については、撓み量が適正値
以下で印字打撃力が適正値に到達しない傾向が現れてい
たが、上記の方策により通過する磁束27を増加させる
ことで、適正な撓み量を得ることができ、適正な印字打
撃力へ上昇させることが可能となる。なお、上記の第1
の方策では、サイドヨーク削除部26を設けた影響が、
ハンマスプリングモジュール17の1番目のハンマスプ
リング21により構成される磁気回路だけにとどまら
ず、隣接する2番目のハンマスプリング22により構成
される磁気回路にも影響を及ぼし、磁気回路へ流入する
磁束27が減少する可能性がある。そこで、ハンマスプ
リングモジュール17内の1番目のハンマスプリング2
1については、図2に示すように、ハンマスプリング2
1に相対するフロントヨーク6に対して、ドットヘッド
1周囲を取り囲む穴または溝の部分を拡大し、フロント
ヨークの削除部28を確保することにより、ハンマスプ
リング21、及びドットヘッド1とフロントヨーク6と
の間の空隙を拡大し、印字ハンマを構成する磁気回路へ
の磁束29を減少させることにより、前記方策と同様の
効果を得ることが可能となる。また、ハンマスプリング
モジュール内の1番目のハンマスプリング21につい
て、図3に示すように、ハンマスプリング21に相対す
るフロントヨーク6に対して、新たに穴、または溝を設
けフロントヨークの削除部30を確保することにより、
ハンマスプリング21とフロントヨーク6との間の空隙
を拡大し、印字ハンマを構成する磁気回路への磁束31
を減少させることにより、前記方策と同様の効果を得る
ことが可能となる。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印字ハンマを複数配列して構成されるハンマ機構部にお
いて、ある特定の印字ハンマを構成する磁気回路に磁束
が集中するような場合、磁気回路に磁束の集中を弱める
方策を施し、隣接する印字ハンマを構成する磁気回路へ
磁束が流れ込むようにすることにより、磁気回路を通過
する磁束の不均一な分布を是正し、ハンマスプリングに
適正な撓み量を与え、適正な印字打撃力、及びその他の
ハンマ特性を得ることが可能となる。さらに、特定の印
字ハンマを構成する磁気回路に対し、磁束を弱めるよう
な方策を実施する際に、特定の磁気回路のみ磁束が弱ま
るような形状に工夫することにより、対象とする印字ハ
ンマ以外の磁気回路に影響を及ぼすことなく、磁気回路
を通過する磁束の不均一な分布を是正し、ハンマスプリ
ングに適正な撓み量を与え、適正な印字打撃力、及びそ
の他のハンマ特性を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例となるハンマスプリングモジュ
ールを示す正面図。
【図2】 本発明の他の例となるハンマスプリングモジ
ュールを示す断面図。
【図3】 本発明の他の例となるハンマスプリングモジ
ュールを示す断面図。
【図4】 従来のドットプリンタの構造を示す上面図。
【図5】 従来のドットプリンタのハンマ機構部を示す
断面図。
【図6】 従来のドットプリンタのハンマスプリングモ
ジュールを示す正面図。
【符号の説明】
1:ドットヘッド 2:ハンマスプリング
3:コムヨーク 4:マグネット 5:ヨークベース
6:フロントヨーク 7:サイドヨーク 8:ボルト
9:ハンマコイル 10:磁束の流れ 11:インクリボン 1
2:印字用紙 13:印字ハンマ 14:ハンマ機構部 1
5:シャトル機構部 16:プラテン 17:ハンマスプリングモジ
ュール 18:隣接するハンマスプリングモジュール。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドットヘッドを接合した弾性部材と、マグ
    ネットと、ヨークとからなる磁気回路と、前記弾性部材
    に働く磁気吸引を解除する手段とで構成され、前記マグ
    ネットにより磁気吸引されることにより前記弾性部材に
    蓄えたエネルギを、前記磁気吸引を解除する手段により
    解放することで前記ドットヘッドを駆動させるドット印
    字用の印字素子を複数配列したドット印字手段と、該ド
    ット印字手段を桁方向に往復運動させる往復運動手段
    と、印字用紙を送る紙送り手段とを備えた印字装置であ
    って、 前記印字素子のうち、磁束が集中する特定の印字素子に
    ついてのみ、前記ヨークと弾性部材の間に磁束の集中を
    弱めるようなエアギャップを設けたことを特徴とする印
    字装置。
  2. 【請求項2】前記エアギャップは、前記弾性部材の桁方
    向に設けられたヨークを部分的に削除して設けられたも
    のであることを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  3. 【請求項3】前記エアギャップは、前記弾性部材の動作
    方向前面に設けられたヨークを部分的に削除して設けら
    れたものであることを特徴とする請求項1記載の印字装
    置。
  4. 【請求項4】前記エアギャップは、前記弾性部材の動作
    方向前面に設けられたヨークの前記ドットヘッド周囲を
    取り囲む穴または溝の空隙部分を拡大したことにより設
    けられたものであることをを特徴とする請求項3記載の
    印字装置。
  5. 【請求項5】前記エアギャップは、前記弾性部材の動作
    方向前面に設けられたヨークの前記ドットヘッド周囲を
    取り囲む穴の下方に新たに穴または溝を作製したことに
    より設けられたものであることを特徴とする請求項3記
    載の印字装置。
JP23455198A 1998-08-20 1998-08-20 印字装置 Pending JP2000062216A (ja)

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Effective date: 20060621

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061018