JP2008183715A - 被加工物の端面の鏡面加工方法および鏡面加工装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 バイトホルダ31は、前面に粗削りバイト32および仕上げ削りバイト33が取り付けられ、回転軸の軸心100を中心に矢印B方向に高速回転しながら端面21に平行な矢印A方向に移動するように構成されている。仕上げ削りバイト33は、粗削りバイト32よりも軸心100に近い位置に取り付けられているので、被加工物2の端面21を連続的に粗削りおよび仕上げ削りする。その際、前記被加工物をワークホルダで固定保持し、かつ前記被加工物の被加工端面に直交する両側面のうちバイトホルダの移動方向下流側の側面をストッパに当接させている。
【選択図】 図1
Description
(2) 液晶表示装置用として偏光フィルムや位相差フィルム等の積層フィルムを用いる際には、これらの積層フィルムを複数枚貼合して使用するが、積層フィルム間にのり玉が入り込むと、液晶表示装置の表示面においてのり玉の部分が所望の色にならなかったり、黒い点になることがある。
(3) 積層フィルムの周縁からはみ出した粘着剤にごみが付着して積層フィルムが汚れる。
(4) 積層フィルムの周縁から粘着剤がはみ出していると、積層フィルムの外観が損なわれる。
(5) 液晶表示装置を製造する自動化ラインにおいて、段積みされた複数枚の積層フィルムをロボットハンドで最上層から1枚ずつ順に取り出す際に、次に取り出すべき積層フィルムがはみ出した粘着剤により最上層の積層フィルムに引っ付いてしまうことがある。このような場合、自動化ラインを一時停止して対処しなければならないため、作業効率が低下する。
工具運動系101では、バイトホルダ31とその回転機構とが第1スライドテーブル73上に設けられ、さらに以下のように構成される。第1スライドテーブル73は、下面に取り付けられた第1ガイド部材67,67によつて第1ガイドレール68,68上にスライド自在に保持されている。この第1ガイドレール68,68は回転軸3の軸心100と平行に配置されている。また、第1ガイドレール68,68間には、第1ガイドレール68,68と平行にねじ棒(例えばボールねじ)である切り込み軸4が配置されている。一方、前記第1スライドテーブル73の下面には前記切り込み軸4と螺合する第1ナット部材75(例えばボールねじナットブラケット)が取り付けられている。また、切り込み軸4の一端には第2サーボモータ11が取り付けられている。
ワーク位置決め系102は、集合体2を所定位置に固定保持するための機構であって、以下のように構成されている。
(1)クランプ軸8の下降によりワークホルダ6a、6b間に挟持された集合体2を割り出し軸9により水平回転させて、集合体2の被切削端面21がバイトホルダ31の前面と平行になるように位置決めする。
(2)ついで、図4に示す状態で、切込み軸4を回転させて、第1スライドテーブル73を回転軸3の軸方向にスライドさせて、切り込み量が所定の値となるようにバイトホルダ31の位置調整を行う。
(3)しかるのち、バイトホルダ31を高速回転させる。ただし、バイトホルダ31はこれより前、あるいは常時、高速回転させていてもよい。
(4) バイトホルダ31を高速回転させながら、送り軸5を回転させて、第2スライドテーブル74を集合体2の被切削端面21を横切るように矢印A方向にスライドさせ、被切削端面21の粗削りおよび仕上げ削りを連続的に行う。
(5) 被切削端面21の切削後、第2スライドテーブル74を(4) の矢印A方向と逆方向にスライドさせて、バイトホルダ31を図4に示す位置に復帰させる。
(6) 集合体2を割り出し軸9により90・水平回転させて、次の新しい被切削端面21をバイトホルダ31の前面と平行になるように位置決めする。ついで、必要に応じて上記(2)の操作を行い、以下、(3)〜(5)の操作を繰り返して、集合体2の全周面の仕上げ加工を順次行う。
図9(a)、(b)および(c)は、本発明におけるバリ取り方法を示す説明図である。すなわち、前記したように図9(a)に示す状態から集合体2の一端面21aを切削加工(粗削りおよび仕上げ削り)すると、図9(b)に示すように当該端面21aの切削終端にバリ54が発生する場合がある。このバリ54を効率よく除去するには、以下のような手順で切削加工を行う。
図10は、集合体2の角部49を面取り加工する方法を示している。同図に示すように、面取り加工を行う集合体2の角部49を切削加工できるように、割り出し軸9を回転させて集合体2の位置調整を行う。ついで、バイトホルダ31を高速回転させながら矢印A方向に移動させると、角部49は粗削りおよび仕上げ削りの順に連続的に切削加工され、直線状の面取り加工することができる(切削位置を一点鎖線Mにて示す)。また、割り出し軸9にて集合体2を回転させながら角部49の切削を行うと、曲面状(円弧状)の面取り加工を行うこともできる。
(I) 上記実施形態では、バイトホルダ31の移動は切り込み軸4および送り軸5の2軸構成で行ったが、これらに加えて、バイトホルダ31の昇降運動(上下運動)および/または回転軸3の一端を支点としたバイトホルダ31の回転運動(首振り運動)を含む3軸ないし4軸構成の鏡面加工装置とすることもできる。
Claims (7)
- 被加工物の端面を、粗削りおよび仕上げ削りの順に切削加工する鏡面加工方法であって、
前記被加工物が、複数枚のフィルムが粘着剤を介して積層された積層フィルムを複数枚重ね合わせた集合体であり、
仕上げ削りバイトを粗削りバイトよりも回転軸の軸心に近い位置に取り付け、かつバイトホルダの前面からの突出長さが粗削りバイトの突出長さよりも長くなっている状態でバイトホルダを高速回転させながら移動させて前記被加工物を切削加工するにあたり、
前記被加工物をワークホルダで固定保持し、かつ前記被加工物の被加工端面に直交する両側面のうちバイトホルダの移動方向下流側の側面をストッパに当接させることを特徴とする鏡面加工方法。 - 被加工物の端面を、粗削りおよび仕上げ削りの順に連続的に切削加工する鏡面加工方法であって、
前記被加工物がプラスチックフィルムまたはプラスチック板を複数枚重ね合わせた積層板であり、
仕上げ削りバイトを粗削りバイトよりも回転軸の軸心に近い位置に取り付け、かつバイトホルダの前面からの突出長さが粗削りバイトの突出長さよりも長くなっている状態でバイトホルダを高速回転させながら移動させて前記被加工物を切削加工するにあたり、
前記被加工物をワークホルダで固定保持し、かつ前記被加工物の被加工端面に直交する両側面のうちバイトホルダの移動方向下流側の側面をストッパに当接させることを特徴とする鏡面加工方法。 - 平面形状が多角形である被加工物の第1端面から最終端面まで、角部のバリを除去しながら順に粗削りおよび仕上げ削りを行い、最終端面を切削後、再度、第1端面を同条件にて粗削りおよび仕上げ削りして、最終端面の角部に残ったバリを除去する請求項1または2に記載の鏡面加工方法。
- 粗削りおよび仕上げ削り直後の切り屑を吸引除去する請求項1〜3のいずれかに記載の鏡面加工方法。
- 回転軸と、この回転軸の先端に取り付けられ回転軸の軸心と直交する前面を有するバイトホルダと、このバイトホルダの前面に取り付けられた粗削りバイトおよび仕上バイトと、被加工物を固定保持するためのワークホルダと、前記バイトホルダの前面を前記被加工物の端面に対して平行に相対移動させるための送り手段と、前記ワークホルダに固定保持された前記被加工物の被加工端面に直交する両側面のうちバイトホルダの移動方向下流側の側面を当接させるストッパとを備え、前記仕上げ削りバイトは、前記粗削りバイトよりも前記回転軸の中心に近い位置に取り付けられ、かつ仕上げ削りバイトの前記バイトホルダからの突出長さが粗削りバイトよりも長いことを特徴とする鏡面加工装置。
- 切削により生じた切り屑を切削位置から直ちに吸引除去するための吸引手段を前記バイトホルダの近傍に設けた請求項5記載の鏡面加工装置。
- 前記粗削りバイトの材質が多結晶ダイヤモンドであり、前記仕上げ削りバイトの材質が単結晶ダイヤモンドである請求項5または6に記載の鏡面加工装置。
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