JP2008183474A - 紙葉類処理装置及び誤裁断防止方法 - Google Patents

紙葉類処理装置及び誤裁断防止方法 Download PDF

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Abstract

【課題】紙葉類を検知するセンサが搬送中央に1個しか配置されない場合の紙葉類の切れ・穴による紙葉類の誤検知を防止する紙葉類処理装置及び誤裁断防止方法を提供する。
【解決手段】検知信号TR03からデレー信号TR03DL1及びデレー信号TR03DL2を生成する。また、このデレー信号TR03DL1とデレー信号TR03DL2をORし、切れ、穴などが補正されたデレー信号TR03DLを生成する。同様に検知信号PC09FとPC09BをORし検知信号PC09を生成する。検知信号PC09の先端が検知(暗)されるまでに上記方法によって生成したデレー信号TR03DLの暗状態が、45mm以上継続していた場合、当該紙葉類が上流から下流に向かって搬送された紙葉類であると判断する(上流通過条件)。この方法によれば切れ・穴がある紙葉類であっても紙葉類の誤認識が発生しない。
【選択図】図4

Description

本発明は、有価証券などの紙葉類の裁断処理を行う裁断装置を搭載した紙葉類処理装置に関し、特に、裁断搬送路での誤裁断を防止する紙葉類処理装置及び誤裁断防止方法に関する。
有価証券などの紙葉類を処理する紙葉類処理装置は、処理単位に応じて一括して投入された紙葉類束から取出装置によって紙葉類を1枚ずつ取出して搬送し、搬送状態検知装置及び紙葉類判別装置によって紙葉類を判別する。
搬送状態検知装置は、取出装置によって取り出された紙葉類の搬送状態を検知し、搬送異常券や2枚取り券を検知した場合には排除券として排除券集積装置に集積する。
紙葉類判別装置は、紙葉類の判別装置によって当該紙葉類の種類(以下、券種と称する。)判別、搬送方向判別、真偽判別(真券か偽券か)及び正損判別(真券で再流通可能な正券か真券で再流通不可能な損券か)を行い、正券、損券及び排除券に分岐する。
このようにして分岐された正券は、集積装置に搬送され、100枚ごとに紙帯で結束されて把が形成され、放出される。
また、損券は、紙葉類裁断装置に搬送されて紙葉類裁断装置によって裁断される。この紙葉類裁断装置では、紙葉類判別装置で判別された損券のみを裁断する必要があり、誤裁断することは許容されない。そのために、紙葉類裁断装置の前に紙葉類を検知する通過センサを配置し、当該紙葉類が紙葉類判別装置によって損券と判別された紙葉類であることを確認している。(例えば、特許文献1参照。)。
なお、排除券は、排除券集積装置に搬送されて集積され、再処理される。
特開2005−177617号公報 (第3頁、図2)
しかしながら、特許文献1記載の紙葉類裁断装置では、紙葉類に穴、切れなどが存在した場合に、1枚の紙葉類か2枚の紙葉類か判断できなくなり、紙葉類裁断装置の入口前に設けられた退避集積装置による退避紙葉類が増加するという不具合や、裁断枚数が確定できないという課題を有していた。すなわち、紙葉類判別装置による判別結果に基づいて紙葉類処理装置(以下、装置と称する。)が損券と判別して裁断装置に搬送した紙葉類の枚数と、紙葉類裁断装置の前に配置した通過センサで判別した紙葉類の枚数が異なるという不具合が発生し、装置がジャム(装置障害)状態となり処理効率が悪いという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、紙葉類に切れ、破れがあった場合であっても紙葉類のご判別を防止する紙葉類裁断装置及び誤裁断防止方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の紙葉類処理装置は、紙葉類を搬送する第1搬送路と、この第1搬送路によって搬送される前記紙葉類を判別する紙葉類判別手段と、この判別手段の判別の結果、損券と判別された前記紙葉類を分岐して搬送するための分岐手段と、この分岐手段によって分岐された前記紙葉類を搬送する第2搬送路と、この第2搬送路の搬送方向中央に配置した第1センサと、この第1センサで前記紙葉類を検知したときの第1検知信号を第1の時間デレーして第1デレー信号を生成する第1デレー信号生成手段と、前記第1検知信号を第2の時間デレーして第2デレー信号を生成する第2デレー信号生成手段と、前記第1デレー信号及び前記第2デレー信号の論理和からなるデレー信号を生成する第1論理和生成手段と、前記第1センサの搬送方向下流に、搬送方向と直交する位置に配置された2個の第2センサと、これら第2センサの検知信号の論理和を生成して第2検知信号を生成するする論理和生成手段と、前記紙葉類を裁断する紙葉類裁断装置と、前記紙葉類が前記第2センサに到達するまでの間に、前記デレー信号が所定の長さ連続して出力されたことを上流通過条件とするとき、この上流通過検知条件を検知する上流通過検知手段と、この上流通過検知手段による検知の結果、上流通過条件が満たされたとき、当該紙葉類を前記紙葉類裁断装置で裁断することを特徴とする。
また、請求項4記載の紙葉類処理装置による紙葉類の裁断方法は、紙葉類を搬送する第1工程と、この第1工程によって判別される前記紙葉類を紙葉類判別手段によって判別する第2工程と、この第2工程による判別の結果、損券と判別された前記紙葉類を分岐手段によって分岐する第3工程と、この第3工程により分岐された前記紙葉類を第2搬送路により搬送する第4工程と、この第4工程により搬送される前記紙葉類を搬送方向中央に配置した第1センサで検知する第5工程と、前記第1センサで検知した第1検知信号を第1デレー信号生成手段により第1の時間デレーして第1デレー信号を生成する第6工程と、前記第1検知信号を第2デレー信号生成手段により第2の時間デレーして第2デレー信号を生成する第7工程と、前記第1デレー信号及び前記第2デレー信号の論理和からなるデレー信号を論理和生成手段によって生成する第8工程と、前記第1センサの搬送方向下流に、搬送方向と直行する位置に配置された2個の第2センサで検知した検知信号の論理和からなる第2検知信号を生成する第9工程と、前記紙葉類が前記第2センサに到達するまでの間に、前記デレー信号が所定の長さ連続して出力されたことを上流通過条件とするとき、この上流通過検知条件を上流通過検知手段によって検知する第10工程と、この第10工程による検知の結果、上流通過条件が満たされたとき、当該紙葉類を紙葉類裁断装置で裁断する第11工程と、を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、紙葉類に切れ、破れがあった場合であっても紙葉類の誤認識を防止することが可能な紙葉類処理装置及び紙葉類裁断方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る紙葉類裁断装置を搭載した紙葉類処理装置1の概略構成図である。紙葉類処理装置1は、有価証券などの紙葉類Pの真偽(真券か偽券か)又は正損(再流通可能な正券か再流通不可能な損券か)を判断し、正券は紙葉類集積装置10、11に集積し、損券は、紙葉類裁断装置9で裁断し、裁断片を収納箱(図示しない)に収集する装置である。
上記紙葉類処理装置1には、積載された紙葉類Pを一括して供給する供給部4が設けられている。この供給部4に積載された紙葉類Pは、取出ローラ4Bによって一定間隔で1枚ずつ取出され、搬送路(搬送手段)5に供給される。この搬送路5は、搬送ローラ(図示しない)と搬送ベルト(図示しない)で構成され、紙葉類Pを搬送方向上流から下流に向かって搬送する。
このようにして、取出ローラ4Bによって供給部4から供給された紙葉類Pは、紙葉類判別装置(紙葉類判別手段)6によって判別される。紙葉類判別装置6は、紙葉類Pの物理的特性を検知して判別するもので、複数の装置で構成されており、搬送方向下流に向かって搬送路5に設けられている。この紙葉類判別装置6の判別結果に基づいて正券と判別された紙葉類Pを集積する紙葉類集積装置10、12、損券と判別された紙葉類Pを裁断する紙葉類裁断装置9、偽券又は排除券を集積する排除券集積装置7が設けられている。
なお、この排除券集積装置7には、取出ローラ4Bによって取出された紙葉類Pの取り出し状態が例えば複数枚取り出し、搬送ピッチ、券詰まりなどの場合は、搬送方向下流に搬送して処理する分岐ゲートで振り分けられないなどの障害が発生しやすいため、搬送異状を制御部2に通知する。搬送制御部2は、この取出異状の通知を受信し、当該紙葉類Pの搬送方向を振り分ける分岐ゲートG02を回動することにより当該紙葉類Pを排除券集積装置7に搬送して集積する。この排除券集積装置7に集積された紙葉類Pは、再供給することが可能である。
紙葉類集積装置10には、上記紙葉類判別装置6の判別の結果、正券と判別された紙葉類Pの最初の100枚が集積される。すなわち、分岐ゲートG04によって振り分けられた紙葉類Pは集積羽根車によって紙葉類集積装置10に集積される。
紙葉類集積装置10への100枚目の通過と共に、分岐ゲートG04によって紙葉類Pが紙葉類集積装置10に続けて集積されるのを防止すると共に、続けて搬送される101枚目以降の正券の紙葉類Pを紙葉類集積装置12に搬送するようにする。
このようにして紙葉類集積装置10に集積された紙葉類は紙葉類集積装置10の下部に配置された施封装置11に移動後、図示しない紙帯で施封され、把Hが形成される。同様に紙葉類集積装置12に集積された紙葉類Pは、施封装置13に移動後、同様に紙帯で施封され、把Hは形成される。
このようにして形成された把Hは、次工程に送られる。この部分は、本発明の適用外であるために、その詳細の説明は省略する。
図2は、本発明の実施例1に係る紙葉類裁断装置9に搬送され、裁断される紙葉類Pを検知する方法を示す図である。また、図3は、図2に示す検知信号を処理するデレー回路及び論理和生成回路である。以下、図3も参照しながら説明する。
紙葉類判別装置6によって判別された紙葉類P1の判別結果は、搬送制御部2に送信される。搬送制御部2は、紙葉類P1の判別結果が損券の場合、当該紙葉類P1の先端がセンサPC05に到達すると分岐ゲート(裁断分岐ゲート)G03を駆動し、当該紙葉類P1を裁断搬送路(第2搬送手段)5Bに搬送し、紙葉類裁断装置9側に供給する。一方、紙葉類Pの判別結果が正券の場合、当該紙葉類P1の先端がセンサPC05に到達しても分岐ゲートG03を駆動せず、集積装置側である集積装置10、12側(正券方向)に搬送する。
上記裁断搬送路5Bに搬送された紙葉類P1は、センサ(第1センサ)TR03によって検知され、その検知信号(第1検知信号)TR03が得られる。
この検知信号TR03は、デレー回路20に入力され、ここで、所定の時間、例えば、26ms(第1の時間に該当し、所定の搬送速度で搬送した場合78mmに相当する)デレーしたデレー信号(第1デレー信号)TR03DL1が生成される。同様に、検知信号TR03は、デレー回路21に入力され、ここで、所定の時間、例えば13ms(第2の時間に該当し、所定の搬送速度で搬送した場合39mmに相当する)デレーしたデレー信号(第2デレー信号)TR03DL2が生成される。
また、上記デレー信号TR03DL1及びデレー信号TR03DL2は、論理和生成回路(OR回路)22に入力されて論理和が生成されデレー信号TR03DLが生成される。
さらに紙葉類裁断装置9の紙葉類の入口の近傍にはセンサ(第2センサ)PC09が配置されており、このセンサPC09による紙葉類P1の検知信号(第2検知信号)PC09が得られる。このセンサPC09は、上記TR03から143mm下方で、搬送方向と直行する位置である搬送方向の手前側にセンサPC09F及び奥側にセンサPC09Bそれぞれ1個配置されている。これらセンサPC09Fの検知信号PC09F及びセンサPC09Bの検知信号PC09Bは、論理和生成回路(OR回路)23に入力されて論理和が生成され検知信号(第2検知信号)PC09が生成される。
上記デレー信号TR03DLから検知信号PC09までの距離は、最小紙葉類の搬送方向長さの1/2を超え、最大紙葉類の1/2を超えない範囲に設定される。例えば、最小紙葉類の搬送方向の長さが120mmで、最大紙葉類の長さが200mmの場合、60mm〜100mmの範囲に設定される。本実施例では、65mmに設定してある。
本実施例では、紙葉類Pが、センサPC09に到達するまでの間にデレー信号TR03DLが所定の長さ(例えば、45mm)連続して出力されたとき、当該紙葉類Pは、上流から下流に向かって搬送されてきた紙葉類であるとする上流通過条件としている。この上流通過条件は、最小紙葉類の1/4を超え、最大紙葉類の1/4を超えない範囲に設定される。例えば、最小紙葉類が120mmで最大紙葉類が200mmの場合、30mm〜50mmの範囲となる。本実施例では、この値が45mmに設定してある。
上記上流通過条件を満たす紙葉類は、紙葉類の屑などではないため、所定の計数処理が満たされる場合には下流に配置された紙葉類裁断装置によって裁断することができる。
なお、本実施例では、周辺の機器の配置との関係でセンサTR03が中央に1個配置されている場合を想定している。
この上流通過条件の判別の結果、上流通過条件が満たされた場合、当該紙葉類P1は、分岐ゲートG05が駆動され、紙葉類裁断装置9側に搬送されて裁断される。
一方、上記上流通過条件が満たされない場合、分岐ゲートG05が駆動されないため、紙葉類P1は退避集積部8に集積される。
この退避集積部8は、裁断搬送路5Bに送られてきた紙葉類Pが誤裁断されるのを防止するために、裁断搬送路5B上で障害が発生したとき又は裁断可能な紙葉類と判別できなかった紙葉類を裁断せずに一時退避するために配置されている。この退避集積部8に集積された紙葉類は、操作員が確認後再処理等の処理が可能である。
図4は、図2に示す裁断搬送路5Bに配置された紙葉類Pを検知するセンサの出力を示す図である。ここでは、紙葉類Pがセンサを遮っている場合(暗状態)に“1”が出力されるものとして表示してある。この構成において、図示した一例は、損傷した紙葉類P1が図示矢印B方向に搬送された場合のセンサTR03及びセンサPC09の検知信号を示す。上述したようにセンサTR03は、紙葉類P1の搬送中央に1個配置されており、センサPC09は搬送方向手前側及び奥側にそれぞれ1個配置されている。
図4(1)は、上記センサTR03及びPC09の配置に基づき紙葉類P1の検知位置を示す。以下この紙葉類P1を例に説明する。
図4(2)は、センサTR03の検知信号TR03である。切れ部分Pt1・Pt2及び穴部分Phに相当する部分が検知される。
図4(3)は、検知信号TR03を78mmデレーしたデレー信号TR03DL1で、搬送制御部2によって生成される。この78mmは、本実施例において、所定の搬送速度で搬送された場合の26msに相当する。
図4(4)は、検知信号TR03を39mmデレーしたデレー信号TR03DL2で、搬送制御部2によって生成される。この39mmは、本実施例において、所定の搬送速度で搬送された場合の13msに相当する。
図4(5)は、デレー信号TR03DL1及びデレー信号TR03DL2の論理和(OR)信号であるデレー信号TR03DLである。このように、紙葉類の手前側又は奥側にそれぞれセンサを配置できない場合であっても紙葉類の搬送方向にデレーした2種類の信号を生成し、その各々の信号であるデレー信号TR03DL1及びデレー信号TR03DL2のOR信号を生成することによって切れ又は穴のない信号にすることができる。
図4(6)は、検知信号PC09手前側の検知信号PC09Fである。
図4(7)は、検知信号PC09奥側の検知信号PC09Bである。
図4(8)は、検知信号PC09F及び検知信号PC09Bの論理和(OR)信号である。このOR信号は、従来から行われている方法で、搬送方向と直行する方向に2個のセンサPC09F、PC09Bを配置し、このOR信号を生成することによって切れ又は穴のない信号にすることができる。
図5は、上記図4に示す検知信号に基づく実際の動作を示す図である。
最初に、供給部4に供給された紙葉類Pは、取出ローラ4Bによって取出され搬送路5によって搬送される(第1工程)。
次に、搬送された紙葉類Pは、紙葉類判別装置6によって判別される(第2工程)。
この第2工程による判別の結果、損券と判別された紙葉類Pは、分岐ゲートG03によって分岐され(第3工程)、裁断搬送路5Bにより搬送される(第4工程)。
次に、第4工程により搬送された紙葉類PをセンサTR03で検知する(第5工程、図5(1))。
次に、この第5工程で検知した検知信号TR03をデレー回路20でデレーしてデレー信号TR03DL1を生成する(第6工程、図5(2))。
同様に、検知信号TR03をデレー回路21でデレーしてデレー信号TR03DL2を生成する(第7工程、図5(3))。
次に、検知信号TR03のデレー信号TR03DL1とTR03DL2から生成したデレー信号TR03を生成する(第8工程、図5(4))。このデレー信号TR03DLは、デレー信号TR03DL1とデレー信号TR03DL2か生成され、切れ、穴などが補正されたデレー信号TR03DLとなる。
次に、検知信号PC09Fと検知信号PC09Bから論理和を生成し検知信号PC09を生成する(第9工程、図5(5))。この検知信号PC09と、TR03DLを用いて、損券として裁断してよい紙葉類であることの確認を行う。すなわち、検知信号PC09が出力されたとき(暗状態)に、図5(4)に示すデレー信号TR03DLの暗状態が、45mm以上暗が継続していた場合を紙葉類P1が上流から下流に向かって搬送された紙葉類P1であると判断する(上流通過条件、第10工程)。この方法によれば、図示した例では、65mm暗が継続していることになり上流通過条件を満たす。以上の通過条件を満たす紙葉類P1は、正に裁断してもよい紙葉類であると判断される(第11工程)。
以上説明したように本発明によれば、裁断紙葉類に切れ・穴などが存在する場合、紙葉類を検知するセンサが搬送中央に1個しか配置されない場合であっても、紙葉類を誤認識することによる誤計数や、誤裁断などを防止することができる。なお、本実施例では、TR03を紙葉類の搬送センターに配置した場合に付いて説明したが、センサPC09のように搬送路に対して搬送方向の手前と奥とにそれぞれ配置した信号をORにして生成した信号を検知信号TR03とした場合は、本発明の効果が得られるだけでなく、従来から行われてきた検知信号の手前と奥に配置した場合の効果も得られる。
本発明の実施例1による紙葉類裁断装置を搭載した紙葉類処理装置の概略構成図。 図1に示す紙葉類裁断装置に係る裁断搬送路に配置されるセンサの配置位置を示す図。 図2に示す検知信号を処理するデレー回路及び論理和生成回路。 図2に示す裁断搬送路に配置された紙葉類検知センサの検知出力を示す図。 図4に示す検知信号に基づく効果を示す図。
符号の説明
H 把
P 紙葉類
G02〜G05 分岐ゲート
1 紙葉類処理装置
2 搬送制御部
4 供給部
4B 取出ローラ
5 搬送路
5B 裁断搬送路
6 紙葉類判別装置
7 排除券集積装置
8 退避集積部
9 紙葉類再ファン
10、12 集積装置
11、13 施封装置

Claims (4)

  1. 紙葉類を搬送する第1搬送手段と、
    この第1搬送路によって搬送される前記紙葉類を判別する紙葉類判別手段と、
    この判別手段の判別の結果、損券と判別された前記紙葉類を分岐して搬送するための分岐手段と、
    この分岐手段によって分岐された前記紙葉類を搬送する第2搬送手段と、
    この第2搬送路の搬送方向中央に配置した第1センサと、
    この第1センサで前記紙葉類を検知したときの第1検知信号を第1の時間デレーして第1デレー信号を生成する第1デレー信号生成手段と、
    前記第1検知信号を第2の時間デレーして第2デレー信号を生成する第2デレー信号生成手段と、
    前記第1デレー信号及び前記第2デレー信号の論理和からなるデレー信号を生成する第1論理和生成手段と、
    前記第1センサの搬送方向下流に、搬送方向と直交する位置に配置された2個の第2センサと、
    これら第2センサの検知信号の論理和を生成して第2検知信号を生成するする論理和生成手段と、
    前記紙葉類を裁断する紙葉類裁断装置と、
    前記紙葉類が前記第2センサに到達するまでの間に、前記デレー信号が所定の長さ連続して出力されたことを上流通過条件とするとき、この上流通過検知条件を検知する上流通過検知手段と、
    この上流通過検知手段による検知の結果、上流通過条件が満たされたとき、当該紙葉類を前記紙葉類裁断装置で裁断することを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記第1のデレー時間と前記第2のデレー時間との差の時間に前記紙葉類が移動する移動量が前記紙葉類のダメージを補正する補正量に相当することを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記デレー信号と前記第2検知信号との離間距離は、
    搬送方向長さの最小紙葉類の1/2を超え、最大紙葉類の1/2を超えない範囲に設定され、
    前記上流通過条件の所定の長さは、
    前記最小紙葉類の1/4を超え、最大紙葉類の1/4を超えない範囲に設定されることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  4. 紙葉類を搬送する第1工程と、
    この第1工程によって判別される前記紙葉類を紙葉類判別手段によって判別する第2工程と、
    この第2工程による判別の結果、損券と判別された前記紙葉類を分岐手段によって分岐する第3工程と、
    この第3工程により分岐された前記紙葉類を第2搬送路により搬送する第4工程と、
    この第4工程により搬送される前記紙葉類を搬送方向中央に配置した第1センサで検知する第5工程と、
    前記第1センサで検知した第1検知信号を第1デレー信号生成手段により第1の時間デレーして第1デレー信号を生成する第6工程と、
    前記第1検知信号を第2デレー信号生成手段により第2の時間デレーして第2デレー信号を生成する第7工程と、
    前記第1デレー信号及び前記第2デレー信号の論理和からなるデレー信号を論理和生成手段によって生成する第8工程と、
    前記第1センサの搬送方向下流に、搬送方向と直行する位置に配置された2個の第2センサで検知した検知信号の論理和からなる第2検知信号を生成する第9工程と、
    前記紙葉類が前記第2センサに到達するまでの間に、前記デレー信号が所定の長さ連続して出力されたことを上流通過条件とするとき、この上流通過検知条件を上流通過検知手段によって検知する第10工程と、
    この第10工程による検知の結果、上流通過条件が満たされたとき、当該紙葉類を紙葉類裁断装置で裁断する第11工程と、
    を設けたことを特徴とする紙葉類処理装置の誤裁断防止方法。
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