JP2008182644A - 画像形成装置及び自動原稿給紙装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、ステッピングモータを駆動する定電流チョッパ制御回路の異常を容易に判断することができる画像形成装置及び自動原稿給紙装置を得ることである。
【解決手段】定電流チョッパ制御回路140は、定電流の値を設定するための基準電圧値と電流検出用抵抗の電圧値とを比較し、この結果に基づいて、ステッピングモータ107に流れ込む電流の制御を行うMCU100を有し、このMCU100は、基準電圧値とステッピングモータ107に流れる電流を検出する電流検出用抵抗105、106の電圧値とを比較した結果、ステッピングモータ107に流れる電流が、基準電圧値よりも大きな状態であった場合は異常と判断する。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、或いはこれらの複合機等の画像形成装置およびこのような画像形成装置に原稿を給紙する自動原稿給紙装置に関する。
一般に、原稿を給紙する自動原稿給紙装置や、原稿画像に対応した画像を用紙に形成する画像形成装置においては、原稿や用紙を搬送する為の搬送ローラ等の駆動源としてステッピングモータが用いられている。このようなステッピングモータの駆動回路としては、ステッピングモータの駆動電流を一定に制御する定電流チョッパ制御回路(定電流チョッパ駆動回路)による定電流チョッパ制御方式が用いられている。このようなステッピングモータに異常が発生すると、搬送ローラ等が正常に機能しなくなる為、このような場合には、ステッピングモータの異常を速やかに発見してステッピングモータの異常に起因する不具合を防止する必要がある。
このため従来においては、定電流チョッパ駆動回路のチョッピング回数とモータ動作脱調時のチョッピング回数とに基づいてモータが脱調しているか否かを判断して異常を検知するもの(特許文献1参照)、定電流チョッパ駆動回路においてステッピングモータのモータ巻線の断線を検知することによって異常を検知するもの(特許文献2参照)、或いはステッピングモータを駆動する信号とステッピングモータの動作に同期した信号とを比較して、その比較の結果によりステッピングモータの駆動電流を、その時の使用条件に最適な駆動電流に制御してステッピングモータの異常を防止するもの(特許文献3参照)等の技術が知られている。
特開平11−180003号公報 特開2006−025575号公報 特開平7−222495号公報
しかしながら、いずれの従来技術においても、ステッピングモータの脱調や断線を検知したり或いはステッピングモータに対する電流を最適に制御したりするのみであり、ステッピングモータを駆動する定電流チョッパ制御回路が正常か否かを判断することができないという問題がある。
本発明は、ステッピングモータを駆動する定電流チョッパ制御回路の異常を容易に判断することができる画像形成装置及び自動原稿給紙装置を得ることにある。
前記課題を解決する為に、請求項1に記載された発明は、原稿画像に対応した画像を用紙に形成する画像形成部を備えている画像形成装置において、動力源としてのステッピングモータと、このステッピングモータの駆動電流を定電流に制御する定電流チョッパ制御回路と、ステッピングモータに流れる電流を検出する為の電流検出用抵抗とを備え、定電流チョッパ制御回路は、定電流の値を設定する為の基準電圧値と電流検出用抵抗の電圧値とを比較し、この比較の結果に基づいて、ステッピングモータに流れ込む電流の制御を行う制御手段を有し、この制御手段は、基準電圧値とステッピングモータに流れる電流を検出する電流検出用抵抗の電圧値とを比較した結果、ステッピングモータに流れる電流が、基準電圧値よりも大きな状態であった場合に異常と判断することを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、ステッピングモータに対する負荷に応じてステッピングモータの基準電圧値を可変に制御する可変手段と、この可変手段による基準電圧値と電流検出用抵抗の電圧値とがデジタル変換されて制御手段に入力する入力手段とを備え、制御手段は、入力手段によって入力された基準電圧値と電流検出用抵抗の電圧値とを常時比較して異常を判断することを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載の発明において、制御手段は、ステッピングモータを駆動していない状態において、電流検出用抵抗の電圧値によりステッピングモータに電流が流れている場合に異常と判断することを特徴とする。
請求項4に記載された発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明において、ステッピングモータは、それぞれが直流電源に接続されていると共にバイファイラ巻きされた一対の巻線対を複数備え、巻線対毎にそれぞれ電流検出用抵抗が接続されており、制御手段は、電流検出用抵抗毎の抵抗値と基準電圧値とを比較して、異常の有無を判断することを特徴とする。
請求項5に記載された発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明において、ステッピングモータへの電源を遮断する電源遮断手段を備え、制御手段が異常と判断した時、電源遮断手段は、ステッピングモータへの電源を遮断することを特徴とする。
請求項6に記載された発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明において、異常が発生した時に、異常があった旨を記憶する記憶手段を備えていることを特徴とする。
請求項7に記載された発明は、画像形成装置に搭載され、積載された原稿束を一枚ずつ分離して画像読み取り位置に給紙する自動原稿給紙装置において、原稿を給紙する動力源としてのステッピングモータと、このステッピングモータの駆動電流を一定の定電流に制御する定電流チョッパ制御回路とを備え、定電流チョッパ制御回路は、定電流の値を設定する為の基準電圧値と電流検出用抵抗の電圧値とを比較し、この比較の結果に基づいて、ステッピングモータに流れ込む電流の制御を行う制御手段を有し、この制御手段は、基準電圧値とステッピングモータに流れる電流を検出する電流検出用抵抗の電圧値とを比較した結果、ステッピングモータに流れる電流が、基準電圧値よりも大きな状態であった場合に異常と判断することを特徴とする自動原稿給紙装置である。
本発明によれば、定電流の値を設定する為の基準電圧値とステッピングモータに流れる電流を検出する電流検出用抵抗の電圧値とを比較することで、設定した定電流値と実際にステッピングモータに流れる電流とを比較することができ、実際にステッピングモータに流れる電流が基準値よりも大きい状態が一定期間継続しているか否かを容易に検知することができ、定電流チョッパ制御回路の異常状態を容易に判断することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置を概略的に示す構成図、図2は図1の画像形成装置に搭載された自動原稿給紙装置を概略的に示す構成図である。
図1及び図2に示すように複写機である画像形成装置1は、装置本体1aと装置本体1aの上部に設けた自動原稿給紙装置(以下、単にADFという)4とを備えている。
装置本体1aの上面にはコンタクトガラス2およびコンタクトガラス2よりも小面積のスリットガラス3が設けられている。装置本体1aには、スキャナ31と、スキャナ31で読み取った画像データを像担持体である感光体ドラム202に書き込む書き込み部200と、上記感光体ドラム202、感光体ドラム202を帯電する帯電部203、帯電した感光体ドラム202を露光して静電潜像を形成する露光部204、静電潜像にトナーを供給してトナー可視像を形成する現像部205及び感光体ドラム202のトナー可視像を転写紙に転写する転写部207等を有し、原稿画像に対応したトナー可視像(画像)を転写紙(用紙)に形成する画像形成部201と、この画像形成部201によって形成された用紙のトナー可視像を用紙に定着する定着部208、画像形成部に用紙を給紙する給紙部206等が設けられている。
スキャナ31によって読み取られた原稿の画情報は画像データとして図示しない本体制御部に出力されるようになっており、本体制御部は書き込み部200によって画像形成部201を構成する感光体ドラム202上に静電潜像を形成し、画像形成部201を構成する帯電部203、露光部204及び現像部205の協働によって感光体ドラム202上にトナーの可視像が形成されるようになっている。
一方、給紙部206から給紙された転写紙は、画像形成部201まで運ばれ、画像形成部201を構成する転写部207によって転写紙の一方の面にトナーの転写が行なわれ、定着手段208による定着の終了した転写紙は反転排紙部209に搬送される。
ここで、反転排紙部209における経路Iは画像形成装置1外への転写紙のストレート排紙経路であり、経路IIは反転紙部209内で転写紙が反転されて排出される経路であり、経路IIIは反転排出部209内で転写紙が反転されて両面トレイに両面トレイにおいて転写紙の再給紙後、上述した画像形成プロセスを経て転写紙の他方面の転写が行なわれた後、経路Iにて画像形成装置1外に排出されるようになっている。
ADF4は上面に原稿テーブル(用紙載置台)5が設けられており、この原稿テーブル5には複数の原稿からなる原稿束Pがセット可能になっている。また、ADF4は、原稿テーブル5の原稿束を呼び出す呼出しコロ7と、駆動ローラ15a及び従動ローラに張架されて原稿を搬送する搬送ベルト15と、この搬送ベルト15に圧接して原稿束Pを一枚ずつ分離する分離ローラ16と、搬送ベルト15及び分離ローラ16によって一枚ずつ分離された原稿を読取位置であるスリットガラス3に向けて搬送するプルアウト駆動ローラ17及びプルアウト従動ローラ18と、スリットガラス3を通過した原稿を更に搬送する搬送駆動ローラ20及び搬送従動ローラ21と、これらのローラ20、21により搬送された原稿を排紙トレイ24に排紙する排紙駆動ローラ22及び排紙従動ローラ23とを有している。
原稿テーブル5の奥側には光センサ等からなる原稿検知センサ6が設けられており、この原稿検知センサ6は原稿テーブル5にセットされた原稿を検知してコントローラであるMCU100(図3参照)に検知情報を出力するようになっている。MCU100はこのセンサ6からの検知情報に基づいて給紙スタート信号を出力するようになっている。
この給紙スタート信号によりMCU100は図示しないソレノイドをONにすることで呼出しコロ7を原稿束Pに当接させた後、動力源である給紙モータ107a(図3参照)によって呼出しコロ7、駆動ローラ15a及びプルアウト駆動ローラ17を回転させると共に、動力源である排紙モータ107b(図3参照)によって搬送駆動ローラ20及び排紙駆動ローラ22を回転させることにより、原稿束Pから最上位の原稿を分離して画像読み取り位置であるスリットガラス3に搬送する。また、原稿の先端がレジストセンサ19aによって検知されると、ソレノイドがOFFになる。
一方、スキャナ31はスリットガラス3の下部に位置し、スリットガラス3上を原稿が移動している期間、原稿の画像の読取を行う。この読み取りが終了した原稿は、搬送駆動ローラ20および排紙駆動ローラ22によって排紙トレイ24上に排紙される。なお、符号19bは、搬送駆動ローラ20および排紙駆動ローラ22の間に配置されて、排紙される原稿を検知する排紙センサである。
また、原稿の後端がレジストセンサ19aによって検知された時点で、原稿検知センサ6からの検知情報に基づいて原稿テーブル5上にまだ原稿が存在すると判断した場合はソレノイド14をONして呼出しコロ7を原稿束Pに当接させると共に、給紙モータ107aを正転駆動して後続する原稿の分離を行う。そして、原稿検知センサ6からの検知情報に基づいて原稿テーブル5上の原稿がなくなったと判断した時には、ソレノイド14をOFFのままにし、原稿束の読取動作を終了する。
図3は本実施の形態に係るADF4のコントローラにおけるステッピングモータの定電流チョッパ制御回路を示す回路図である。本実施の形態では、動力源である給紙モータ107aおよび排紙モータ107bとしてステッピングモータ107が用いられている。なお、給紙モータ107a及び排紙モータ107bとはそれぞれが同様なステッピングモータである為、説明の便宜上、図3においては、給紙モータ107a、107bを区別せずに、単にステッピングモータ107として説明する。
本実施の形態では、ステッピングモータ107の駆動制御は、ステッピングモータ107の駆動電流を定電流に制御する定電流チョッパ制御方式が用いられている。この定電流チョッパ制御方式による定電流チョッパ回路140は、ADF4に設けられ、ステッピングモータ107の駆動を制御するコントローラであるMCU(制御手段)100と、MCU100からの信号入力によりステッピングモータ107に対する電源の供給及び電源の遮断を行うPSU(スイッチングパワーサプライ)141と、ステッピングモータ107の後述する巻線131〜134と、スイッチング素子となるMOSFET108〜111と、ステッピングモータ107に流れる電流を検出する電流検出用抵抗105、106と、MOSFET108〜111の制御端子であるMOSFETゲート制御部104と、定電流チョッパ駆動部としてMOFETゲート制御部104にパルス幅制御信号を付与するPWM(パルス幅変調)制御部103と、コンパレータ(比較器)112、113と、A/D変換器101と、D/A変換器(可変手段)102とを備えている。なお、定電流チョッパ回路140は、画像形成装置1の装置本体1aに設けられていても良く、その配置箇所は特に限定しない。
本実施の形態では、コンパレータ112、113によって、電流検出用抵抗105、106の電圧値と定電流の値を設定する為の基準電圧値とを比較し、PWM制御部103、MOSFETゲート制御部104を経てMOSFET108〜111のON/OFFを制御することで定電流チョッピング制御を行うようになっている。
ステッピングモータ107は、バイファイラ巻きされた一対の巻線対131、132を2組備えており、これらの一対の巻線対131、132のそれぞれの一端は直流電源130に接続されている。これらの一対の巻線対131、132の一方の対の巻線対131、132は、ステッピングモータ107のA相側を構成し、他方の対の巻線対131、132はステッピングモータ107のB相側を構成し、これらのA相とB相との巻線対131、132はそれぞれ所定の順番で励磁されてステッピングモータ107を駆動するようになっている。
ステッピングモータ107におけるA相側の巻線131、132はそれぞれ、MOSFET108、109に接続され、同様に、B相側の巻線131、132もそれぞれ、MOSFET110、111に接続されている。また、一対のMOSFET108、109とグランドとの間、および一対のMOSFET110、111とグランドとの間にはそれぞれ、電流検出用抵抗105、106が接続されている。これらの電流検出用抵抗105、106はそれぞれ、コンパレータ112、113と、A/D変換器101、D/A変換器102に接続されている。
また、PSU141は、トランジスタ等の制御により容易に実現可能な電源遮断回路、すなわちMCU100からの信号入力により、ステッピングモータ107への電源を遮断する図示しない電源遮断回路を備えており、電源遮断手段としても機能する。また、MCU100は、ADF4に設けられ、異常発生時にその旨の情報を記憶する不揮発性メモリ等の記憶部(記憶手段)150に接続されている。なお、この記憶部150は、画像形成装置1の装置本体1aに設けられていても良い。
ステッピングモータ107の定電流値を決定する基準電圧値は、MCU100によってD/A変換器102を経由してステッピングモータ107の電流値を設定する基準電圧値を発生させている。本実施の形態では、D/A変換器102で任意の電圧を設定可能にしており、呼出しコロ7や搬送ベルト15等の機器の負荷状態によりステッピングモータ107の電流値を可変して、消費電力の低減、ステッピングモータ107、MOSFET108〜111の発熱を低減できるようになっている。なお、ステッピングモータ107の定電流値を決定する基準電圧値は可変にせず、ある一定の固定した値であっても良い。
MCU100には、ステッピングモータ107を駆動(回転)させる励磁信号を出力しており、この出力を受けたMOSFETゲート制御部104を介して、各MOSFET108〜111を所定の順序で励磁するようになっている。なお、MCU100による励磁信号は、例えば、励磁信号を発生させる論理回路をMCU100に内蔵し、外部から巻線対131、132の励磁期間周期信号を入力すれば良いモータドライブIC等により実現することができる。
また、MCU100には、電流検出用抵抗105、106の電圧値がA/D変換器101によってデジタル変換されて常時入力されており、MCU100からデジタル値で常時出力されている基準電圧値(この基準電圧値はD/A変換器102によってアナログ変換される)と、A/D変換器101を経て入力されている電流検出用抵抗105、106の電圧値とをデジタル値で比較できるようになっている。
このように、各抵抗105、106の電圧値及び基準電圧値がデジタル値として機器制御を実行しているMCU100に入力することで、機器制御で基準電圧をD/A変換器102で任意に可変した場合でも、基準電圧と上記各抵抗105、106の電圧値とを正確に比較することができ、基準電圧を任意に可変制御した場合でも容易に異常判断を行うことができる。
本実施の形態では、MCU100にて励磁信号を管理しており、MCU100は各巻線131、132に電流を流している期間(モータ駆動周波数)を把握できるようになっている。したがって、モータ駆動周波数の周期に同期してステッピングモータ107の巻線対131、132単位毎に基準電圧値と電流検出用抵抗105、106の電圧値を比較し、電流検出用抵抗105、106の電圧値が基準電圧値よりも大きくかつその差が予め定めた閾値よりも大きかった場合には、MCU100は、定電流制御が正常に動作しておらず、定電流チョッパ制御回路140に異常が発生していると判断するようになっている。一方で、電流検出用抵抗105、106の電圧値が基準電圧値以下、或いは、基準電圧値よりも大きくても、その差が閾値よりも小さい場合、言い換えれば、各巻線131、132を励磁している期間の各巻線対131、132の基準電圧値と電流検出抵抗の電圧値はほぼ近い値になっている場合には、MCU100は、定電流制御が正常に動作しており、定電流チョッパ制御回路140が正常であると判断するようになっている。
図4は、ステッピングモータ駆動時におけるMCUの制御を示すフローチャートである。MCU100は、ステッピングモータ107の異常判断を常時行っており、この判断に際しては、先ずステッピングモータ107のA相側の巻線対131、132(図4においては巻線対A)が励磁中か否かを判断し(ステップS1)、励磁中である時は、巻線対Aの電流検出用抵抗105からの電圧値をA/D変換器101を介して取得する(ステップS2)。
この取得した電圧値と基準電圧値とを比較し、取得した電圧値が基準電圧値よりも大きくない場合には、正常であると判断してステップS1に戻り、取得した電圧値が基準電圧値よりも大きい場合には、異常と判断する(ステップS3)。異常と判断した時には、巻線対Aに異常があった旨の情報、この時の巻線対Aの電圧値、基準電圧値等の異常状態を記憶部150に記憶する(ステップS4)。このように、異常が発生した巻線対131、132、異常状態(異常種類)の履歴を記憶部150に記憶することで、異常原因の解析、修理などに対する原因推定の情報を保持することができる。
そして、このような異常判断を行ったMCU100は、直ちにPSU141にステッピングモータ107の電源系を遮断する旨の異常信号(要求信号)を発行して、PSU141にステッピングモータ107の電源系を遮断させる(ステップS5)。このように、本実施の形態では、ステッピングモータ107の異常を速やかに発見することができると共に、異常発生時にステッピングモータ107の電源を遮断するので、ステッピングモータ107の異常に起因する発煙、発火等の不具合を未然に防止することができる。
一方、ステップS1において、巻線対Aが励磁中でない時には、ステッピングモータ107のB相側の巻線対131、132(図4においては巻線対B)の電流検出用抵抗106からの電圧値をA/D変換器101を介して取得する(ステップS6)。
この取得した電圧値と基準電圧値とを比較し、取得した電圧値が基準電圧値よりも大きくない場合には、正常であると判断してステップS1に戻り、取得した電圧値が基準電圧値よりも大きい場合には、異常と判断する(ステップS7)。異常と判断した時には、巻線対Bに異常があった旨の情報、この時の巻線対Bの電圧値、基準電圧値等の異常状態を記憶部150に記憶する(ステップS8)。そして、ステップS5で上述と同様に制御、すなわちステッピングモータ107の電源系を遮断する制御を行う。
このように、本実施の形態では、ステッピングモータ107の巻線対131、132毎に電流検出用抵抗105、106を有し、これらの抵抗105、106毎に異常判断を行っているので、ステッピングモータ107が有している全巻線対131、132及びステッピングモータ107の駆動回路である定電チョッパ制御回路140における異常判断が可能になると共に、異常が発生した巻線対131、132を容易に特定することができる。
一方、本実施の形態では、MCU100は、機器制御としてステッピングモータ107を駆動していない時のD/A変換器102を経て出力している基準電圧値とA/D変換器101を経て入力している電流検出用抵抗105、106の電圧値も監視しており、この時の制御を図5に示す。
図5に示すように、MCU100は、ステッピングモータが駆動中か否か(励磁信号を発行中か否か)を判断し、駆動中である場合には、A相側の巻線対131、132(図5においては巻線対A)の電流検出用抵抗105の電圧値をA/D変換器102を介して取得する(ステップS11及びステップS12)。
MCU100は、取得した電圧値がステッピングモータ107に電流が流れている時に相当する値であった場合(ステッピングモータ107に電流が流れている場合)には(ステップS13)、異常と判断し、巻線対Aに異常があった旨の情報、この時の巻線対Aの電圧値、基準電圧値等の異常状態を記憶部150に記憶した(ステップS14)後、ステッピングモータ107の電源系を遮断する制御を行う(ステップS18)。
一方、ステップS13において、取得した電圧値がステッピングモータ107に電流が流れていない場合には、A相側の巻線対131、132については正常と判断し、B相側の巻線対131、132(図5においては、巻線対B)の電流検出用抵抗106の電圧値をA/D変換器102を介して取得する(ステップS15)。
この取得した電圧値がステッピングモータ107に電流が流れている時に相当する値であった場合には(ステップS16)、異常と判断し、巻線対Bに異常があった旨の情報、この時の巻線対Aの電圧値、基準電圧値等の異常状態を記憶部150に記憶した(ステップS17)後、ステッピングモータ107の電源系を遮断する制御を行う(ステップS18)。
このように、本実施の形態では、ステッピングモータ107を駆動していない時においても、各巻線対131、132の電圧値と基準電圧とを常時監視しており、基準電圧値はOFF状態であるのに、電流検出用抵抗105、106の電圧値がステッピングモータ107に電流が流れている値を示していれば定電チョッパ制御回路140の構成素子が異常と判断する。したがって、ステッピングモータ107が駆動していない時においても、その異常状態を容易に判断することができると共に、ステッピングモータ107の異常に起因する不具合をより未然に防止することができる。
本発明は上述した実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、画像形成装置1として複写機を例にとって説明したが、これに代えて、プリンタ、ファクシミリ、或いはこれらと複写機との複合機等に適用しても上記実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。
また、上記実施の形態では、ステッピングモータ107として、ADF4の給紙モータ107a、排紙モータ107bに適用したが、これに限定されず、例えば、画像形成装置1の装置本体1a内の感光体ドラム202を駆動する駆動源、或いは、給紙部206の給紙ローラ等を駆動する駆動源としてステッピングモータ107を用いるようにしても良く、この場合であっても、上記実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置を概略的に示す構成図である。 図1の画像形成装置に搭載された自動原稿給紙装置を概略的に示す構成図である。 本発明の実施の形態に係るステッピングモータの定電流チョッパ制御回路を示す回路図である。 ステッピングモータが駆動している時の制御の流れを示すフローチャートである。 ステッピングモータが駆動していない時の制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
4 自動原稿給紙装置
100 MCU(制御手段)
101 A/D変換器(入力手段)
102 D/A変換器(可変手段)
105、106 電流検出用抵抗
130 直流電源
131、132 巻線対
140 定電チョッパ制御回路
141 PSU(電源遮断手段)
150 記憶部(記憶手段)
170 ステッピングモータ
170a 給紙モータ(ステッピングモータ)
170b 排紙モータ(ステッピングモータ)
201 画像形成部

Claims (7)

  1. 原稿画像に対応した画像を用紙に形成する画像形成部を備えている画像形成装置において、
    動力源としてのステッピングモータと、このステッピングモータの駆動電流を定電流に制御する定電流チョッパ制御回路と、ステッピングモータに流れる電流を検出するための電流検出用抵抗とを備え、定電流チョッパ制御回路は、定電流の値を設定するための基準電圧値と電流検出用抵抗の電圧値とを比較し、この比較の結果に基づいて、ステッピングモータに流れ込む電流の制御を行う制御手段を有し、この制御手段は、基準電圧値とステッピングモータに流れる電流を検出する電流検出用抵抗の電圧値とを比較した結果、ステッピングモータに流れる電流が、基準電圧値よりも大きな状態であった場合に異常と判断することを特徴とする画像形成装置。
  2. ステッピングモータに対する負荷に応じてステッピングモータの基準電圧値を可変に制御する可変手段と、この可変手段による基準電圧値と電流検出用抵抗の電圧値とがデジタル変換されて制御手段に入力する入力手段とを備え、制御手段は、入力手段によって入力された基準電圧値と電流検出用抵抗の電圧値とを常時比較して異常を判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 制御手段は、ステッピングモータを駆動していない状態において、電流検出用抵抗の電圧値によりステッピングモータに電流が流れている場合に異常と判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. ステッピングモータは、それぞれが直流電源に接続されているとともにバイファイラ巻きされた一対の巻線対を複数備え、巻線対毎にそれぞれ電流検出用抵抗が接続されており、制御手段は、電流検出用抵抗毎の抵抗値と基準電圧値とを比較して、異常の有無を判断することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. ステッピングモータへの電源を遮断する電源遮断手段を備え、制御手段が異常と判断したとき、電源遮断手段は、ステッピングモータへの電源を遮断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 異常が発生したときに、異常があった旨を記憶する記憶手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置に搭載され、積載された原稿束を1枚ずつ分離して画像読み取り位置に給紙する自動原稿給紙装置において、
    原稿を給紙する動力源としてのステッピングモータと、このステッピングモータの駆動電流を一定の定電流に制御する定電流チョッパ制御回路とを備え、定電流チョッパ制御回路は、定電流の値を設定するための基準電圧値と電流検出用抵抗の電圧値とを比較し、この比較の結果に基づいて、ステッピングモータに流れ込む電流の制御を行う制御手段を有し、この制御手段は、基準電圧値とステッピングモータに流れる電流を検出する電流検出用抵抗の電圧値とを比較した結果、ステッピングモータに流れる電流が、基準電圧値よりも大きな状態であった場合に異常と判断することを特徴とする自動原稿給紙装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012177874A (ja) * 2011-02-28 2012-09-13 Konica Minolta Business Technologies Inc モータ駆動装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2017156246A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 株式会社リコー モータ接続検知装置及び方法、モータ駆動システム、並びにそれを適用した画像形成装置、及び搬送装置

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