JP2008179410A - 包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】再接着強度と密封性に優れ、容易に再封できる包装容器を提供する。
【解決手段】包装容器1は、内容物Pが凹部21に収納される平面略矩形状の容器本体2を備え、この容器本体には、その開口部22を塞ぐための蓋材3が嵌合し、開口部の周縁に配設されたフランジ部23にヒートシールされてシール部24を形成している。 容器本体は、ヒートシール層251、粘着層252、ガスバリア層2531を含む基材層253からなる多層シート25で成形されており、蓋材は、ヒートシール層341、接着層342、基材層343からなる多層シート34で成形されている。開封する際には、粘着層が露出し、この露出した粘着層を再接着させることで、包装容器を再封することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、容器本体と蓋材とが着脱可能な包装容器に関する。
従来、食品等の包装形態としては、当該食品等を収納ないし充填した後、容器本体の開口部周縁に設けられたフランジ部とフィルム状の蓋材とをヒートシールして密封包装した包装容器がある。この包装容器では、収納された食品等を取り出す際にあっては蓋材を容器本体から剥離する。
また、内容物の乾燥防止や漏洩防止のために、一度開封した容器を再封することが望まれている。
例えば、ヒートシール層/粘着層/基材層の多層シートで形成された容器と、蓋材とのヒートシールにより密封され、これを開封すると、粘着層が露出して再密封できる形態が特許文献1に記載されている。
特公昭50−37598号公報
しかしながら、特許文献1に記載された容器は、蓋材が比較的軟質なラミネートフィルムであるため、一度開封して再接着させたときに、容器との接着部において蓋材にしわが入ることがある。しわの部分は接着部に密着しないので密閉性能を損なうとともに、時間が経つと、しわにより密着していない部分の粘着層が変質してしまい、しわを伸ばして密着させようとしても、接着しなくなるという問題があった。
また、露出した粘着層と再接着させる位置がずれることもあり、再接着強度が弱くなっていた。ラミネートフィルムを蓋材として用いた場合、容器との接着部分を一部残して開封することが多いが、開封して大きく開口させると、再度接着させたときの位置ずれが置きやすい。蓋材を全て容器から剥離した場合には、剥離前と同じ位置で再接着させることは非常に困難であり、再接着強度と密封性が低下していた。
本発明の目的は、再接着強度と密封性に優れ、容易に再封できる包装容器を提供することである。
本発明の包装容器は、開口部の周縁にフランジ部が形成された容器本体と、前記開口部を塞ぐとともに前記容器本体と着脱自在に設けられ、前記フランジ部との間をシール部でシールされた蓋材とを備えた包装容器において、前記容器本体または前記蓋材のどちらか一方には、少なくとも前記容器本体または前記蓋材のどちらか他方の被シール面とシールされるヒートシール層と、このヒートシール層に隣接して設けられた粘着層と、前記容器本体または前記蓋材の外観を形成する基材層とが設けられ、前記容器本体と前記蓋材との少なくとも一方に容器本体に蓋材を嵌合するための嵌合部を備え、前記粘着層と前記基材層との間の接着強度は、前記粘着層と前記ヒートシール層との間の接着強度ならびに前記ヒートシール層と前記被シール面との接着強度より小さく、かつ、前記粘着層と前記基材層とが再接着可能な強度を有することを特徴とする。
この発明では、容器本体と蓋材とが嵌合して包装容器が閉じられ、さらにシール部により密封される。
また、容器本体と蓋材のどちらか一方は、少なくともヒートシール層と粘着層と基材層とが積層された多層シートによって成形されており、ヒートシール層と他方の被シール面とでシール部を形成している。これらの層間の接着強度のうち、粘着層と基材層との間の接着強度が一番小さく、開封時には、粘着層と基材層との間で層間剥離されて粘着層が露出する。露出した粘着層と基材層とを押着させることで、包装容器を再封することができる。
この発明によれば、容器本体と蓋材とが嵌合して包装容器が閉じられるので、容器本体と蓋材とは互いに嵌合することができる程度の剛性を備えている。そのため、特許文献1のように、一度開封した蓋材にしわが入ることはない。したがって、再封したときに再接着した部分にしわが入らないので、粘着層の粘着材料が変質せず、品質を維持することができる。また、粘着層と基材層との露出面の全面を密着させることができるので、再接着強度も大きく、包装容器を確実に密封状態にすることができる。
また、容器本体と蓋材とが嵌合するので、これらを嵌合させるだけで、露出した粘着層と基材層との位置合わせを容易に行うことができ、接着強度と密封性を確実に維持することができる。
さらに、しわのない美麗な外観を維持することもできる。
本発明の包装容器は、前記粘着層は、少なくともスチレンブロックとジエンブロックとを含有するゴム質共重合体と、粘着付与樹脂とを含むことが好ましい。
この発明によれば、粘着層に使用される樹脂が、スチレンブロックとジエンブロックとを含有するゴム質共重合体と、粘着付与樹脂とを含んでいるので、優れた接着強度を有する。したがって、開封後に再度嵌合させたときの再接着強度が良好で、容器内を密封状態に保つことができ、内容物の品質をより長く維持することができる。なお、さらに接着強度を向上させるためには、これらに可塑剤を添加するとよい。
本発明の包装容器は、前記容器本体と前記蓋材の基材層は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ナイロン(Ny)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)のうち少なくとも一つ以上からなることが好ましい。
この発明によれば、容器本体と蓋材の基材層に、上記樹脂を使用しているので、互いに嵌合できる程度の剛性を備えている。さらに、これらの樹脂は、熱成形性に優れ、加工がしやすい。
本発明の包装容器は、前記粘着層が設けられた前記容器本体と前記蓋材のいずれか一方の前記基材層には、中間層としてガスバリア層が設けられることが好ましい。
この発明によれば、基材層にガスバリア層が設けられているので、包装容器にガスバリア性を付与することができ、内容物の品質をより長く維持することができる。ガスバリア性を付与する樹脂としては、例えば、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)樹脂やナイロンMXD6などが挙げられる。
本発明の包装容器は、前記ガスバリア層が、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)からなることが好ましい。
この発明によれば、ガスバリア層にはEVOHが用いられる。特に、融点190℃以下のEVOHであれば、製造時の共押出流動性に優れ、好適である。
また、EVOHは表面硬度が高いので、基材層の中でも、粘着層と隣接させて設けるのがよい。これにより、ヒートシール時にヒートシール層と粘着層とが、シール歯のエッジとガスバリア層とに挟まれて薄肉化される。したがって、開封時にはヒートシール層と粘着層とが薄肉化された位置から美しく剥離することができる。さらに、EVOHは滑らかで光沢があるため、剥離部分の界面も滑らかで露出面が美しい。
本発明の包装容器において、前記嵌合部は、容器本体の嵌合凹部と蓋材の嵌合凸部とを備えることが好ましい。
この発明によれば、容器本体の嵌合凹部と蓋材の嵌合凸部とが嵌合するので、これらを嵌合させるだけで、粘着層と基材層の露出面の位置合わせを容易に行うことができる。したがって、包装容器を容易に再密封できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。各実施形態の説明において同一符号を付した部材は説明を省略もしくは簡略にする。
[第一実施形態]
図1は第一実施形態にかかる包装容器の密閉された状態を示す斜視図、図2は図1のII-II断面図、図3は図1の開封状態における要部拡大図である。
図1において、包装容器1は、内容物Pが凹部21に収納される平面略矩形状の容器本体2を備えている。凹部21は、容器本体2の底を形成する底部21Aと底部21Aから立ち上げられた外壁21Bとからなり、凹部21の開口部22の周縁に沿って、フランジ部23が配設されている。外壁21Bは、開口部22の周縁に沿って帯状に突出し、蓋材3が閉じられる際には蓋材3と嵌合するための嵌合凹部211が形成されている。
また、包装容器1は、この容器本体2の開口部22を塞ぐための蓋材3を備えている。図1および図2に示すように、蓋材3は、その中心部に、容器本体2の嵌合凹部211と嵌合する平面略矩形状の嵌合凸部31が形成されており、嵌合凸部31の周縁には、容器本体2のフランジ部23と密着するつば部32が配設されている。また、このつば部32は、容器本体2のフランジ部23と密着する平板部321と、容器本体2のフランジ部23の端面23Aを覆うように、平板部321から屈曲した周縁部322と、周縁部322からさらに外側に突き出した端縁部323とで形成され、容器本体2のフランジ部23と嵌合する。また、蓋材3には、開封するときに把持できる把持部35が、外側に突き出すように形成されている。
すなわち、包装容器1は、蓋材3の嵌合凸部31が、容器本体2の嵌合凹部211に嵌合するとともに、つば部32とフランジ部23とが嵌合する嵌合部を備えた構成である。さらに、蓋材3のつば部32が容器本体2のフランジ部23に密着し、さらにシール部24で蓋材3と容器本体2とがヒートシールされた状態で密封されている。
次に、容器本体2の層構成について説明する。
図2に示すように、容器本体2は、ヒートシール層251、粘着層252、ガスバリア層2531と接着層2533と熱可塑性樹脂層2532とからなる基材層253からなる多層シート25で成形される。ガスバリア層2531は、粘着層252と隣接して設けられている。
ヒートシール層251には、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート共重合体(PET−G)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などの材料のうち、後述の基材層253に使用される樹脂よりも融点の低い材料が選択される。
粘着層252に使用される粘着材料は、スチレンブロックとジエンブロックとを含有するゴム質ブロック共重合体と粘着付与樹脂、および可塑剤とから選択される2種以上の成分からなる。
スチレンブロックとジエンブロックとを含有するゴム質ブロック共重合体は、スチレンブロックとジエンブロックとを含有するゴム質ブロック共重合体水素添加物も含む。例えば、ポリスチレンブロックとビニル−ポリイソプレンブロックが結合したブロック共重合体、ポリスチレンブロックとエチレン−プロピレンブロックが結合したブロック共重合体、ポリスチレンブロックとエチレン−ブタジエンブロックが結合したブロック共重合体、ポリスチレンブロックとエチレン−エチレン−プロピレンブロックが結合したブロック共重合体等が挙げられる。
粘着付与樹脂としては、例えば、水添ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、水添テルペン系樹脂、C5・C6系脂肪族石油樹脂、脂環族石油樹脂等が挙げられる。
また、スチレンブロックとジエンブロックとを含有するゴム質ブロック共重合体と粘着付与樹脂に可塑剤を加えた3成分からなる構成にすると、再接着強度が向上するので好ましい。可塑剤としては、例えば、流動パラフィン、プロセスオイル(芳香族系又はナフテン系又はパラフィン系石油系炭化水素)、合成ワックス等が挙げられる。
粘着層252は、ゴム質ブロック共重合体、粘着付与樹脂及び可塑剤等を混練溶融して製造できる。好ましくは、可塑剤は一軸押出機の途中から注入して製造する。
可塑剤を一軸押出機の途中から注入すると、押出機のコストが安く、また、可塑剤の注入量を変えるだけで、接着強度の調節が容易になる。
粘着材料は、その特性を損なわない範囲において、この他に、酸化防止剤、タルク、炭酸カルシウム等の無機質フィラー、発泡剤、酸化チタン等の着色剤等を含むことができる。
本実施形態で使用する粘着材料は、下記粒子(A)、(B)を混合して含んでいる。
(A)主としてスチレンブロックとジエンブロックとを含有するか、またはポリスチレン-ポリイソプレンのブロック構造を持つ、ゴム質ブロック共重合体(1a)と、粘着付与樹脂(2)からなる粒子
(B)主としてスチレンブロックとジエンブロックとを含有するか、またはポリスチレン-ポリイソプレンのブロック構造を持つ、ゴム質ブロック共重合体(1b)と、可塑剤(3)からなる粒子
本実施形態の粘着材料は、上記粒子(A)および(B)に加え、さらに下記粒子(C)を混合すると、ゴム質ブロック共重合体、粘着付与樹脂及び可塑剤の配合比率を調整することができ、粘着材料の要求に応じた物性変更ができる点で好ましい。
(C)主としてスチレンブロックとジエンブロックとを含有するか、またはポリスチレン-ポリイソプレンのブロック構造を持つゴム質ブロック共重合体(1c)
ゴム質ブロック共重合体(1c)として、ゴム質ブロック共重合体(1a)または(1b)と同じ共重合体を使用することができる。また、ゴム質ブロック共重合体(1a)または(1b)と異なる共重合体を使用することもできる。物性の調整がしやすいという点から、ゴム質ブロック共重合体(1a)または(1b)と異なる共重合体が好ましい。ここで、異なるとは、JIS K-6253の硬度によって区別することが出来る。
ゴム質ブロック共重合体(1a)は、JIS K-6253の硬度が36以上のものが好ましい。ゴム質ブロック共重合体(1a)の硬度が36未満である(柔らかい)と、べたついたり、押出が安定せず造粒しにくい。例えば、硬度が36未満のエラストマーを石油レジンやオイルのマスターバッチに用いたときに扱いにくい。また、ゴム質ブロック共重合体(1c)の硬度は、粘着性能が良いという点から36以下であることが好ましい。ゴム質ブロック共重合体(1c)の硬度が36を超えると、粘着性能が悪化する。
このように、異なるゴム質ブロック共重合体を混合することで、前述の物性の調整がしやすいという効果を奏することはもちろん、再接着強度を向上させることができる。
なお、ゴム質ブロック共重合体(1a)(1b)(1c)はその特性を損なわない範囲において、予め、酸化防止剤及び滑剤等を加えて造粒してもよい。
ガスバリア層2531には、エチレンービニルアルコール共重合体(EVOH)樹脂を用いることができる。特に、粘着層252に使用される粘着材料との共押出流動性に適しているのは、融点190℃以下のEVOHである。これ以外にも、ナイロンMXD6を用いてもよい。ナイロンMXD6を用いる場合は、非晶質ナイロンを含んでいても構わない。
接着層2533は、ガスバリア層2531と熱可塑性樹脂層2532との接着性を向上させるという点で、これらの層の間に設けられることが好ましい。構成材料としては、ウレタン系またはスチレン系のエラストマー、無水マレイン酸変性ポリプロピレンおよびエチレン酢酸ビニル(EVA)などが挙げられる。
熱可塑性樹脂層2532は、容器本体2の外部に現れる層であり、構成材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のオレフィン系樹脂、ナイロン(Ny)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)及びこれらのブレンド材料の単層シートまたは積層シートを使用することができ、ヒートシール層251に使用される樹脂よりも融点の高い樹脂が選択される。
これらの樹脂を、共押出し、ドライラミネーション、押出ラミネーション、押出コーティングやこれらの組み合わせで、ヒートシール層251/粘着層252/基材層253(ガスバリア層2531含む)からなる多層シート25を作製できる。なお、各層の厚み、樹脂選定や配合比率等により、各層の接着強度を調節でき、本実施形態では、粘着層252とガスバリア層2531との間の接着強度を他の層間の接着強度よりも小さくした。
こうして得られた多層シートは熱成形により、容器本体2の形状とされる。熱成形は、シートを間接加熱または直接加熱する真空成形、圧空成形、プラグアシスト真空成形、プラグアシスト圧空成形などの周知の方法で成形される。
次に、蓋材3の層構成について説明する。
蓋材3は、複数の層からなる積層体であり、ヒートシール層341、接着層342および基材層343からなる多層シート34で成形される。
ヒートシール層341は、容器本体2のヒートシール層341に使用されている樹脂と同じものを使用することができるが、容器本体2のヒートシール層341との接着性が強固になる樹脂が選択される。
接着層342は、ヒートシール層341と基材層343との接着性を向上させるために設けられるものである。構成材料としては、ウレタン系またはスチレン系のエラストマー、無水マレイン酸変性ポリプロピレンおよびエチレン酢酸ビニル(EVA)などが挙げられる。
基材層343は、包装容器1の外部に現れる層であり、容器本体2の基材層253と同様の材料で構成される。
これらが積層された多層シート34の製造は、共押出し、熱ラミネーション、ドライラミネーション等で行うことができ、さらには、これらを段階的に組み合わせることでも行うことができる。
そして、容器本体2を成形した方法と同じように、真空成形、圧空成形、プラグアシスト真空成形、プラグアシスト圧空成形などの方法で、蓋材3が成形される。
そして、成形された容器本体2の開口部22を塞ぐように蓋材3を載せ、嵌合凸部31と嵌合凹部211、および、つば部32とフランジ部23とを嵌合させて封を閉じることができる。さらに、包装容器1を密封させるために、フランジ部23上でヒートシールを行う。
容器本体2と蓋材3とをヒートシールするには、蓋材3のつば部32と容器本体2のフランジ部23とを密着させた状態で、蓋材3の上から、ヒートシール歯がフランジ部23に押し当てられて行われ、ヒートシールされた容器本体2と蓋材3との間にはシール部24が形成されることになる。
ヒートシールの強度は、多層シート25の粘着層252とガスバリア層2531との接着強度、ならびに、ヒートシール層251と粘着層252との接着強度よりも強い。ヒートシールの接着強度は、温度、圧力、時間等のヒートシール条件、各層の厚み、樹脂選定等により調節できる。こうして、ヒートシールすることにより、包装容器1は密封される。
このような構成の包装容器1を開封方法と開封状態について、図3を用いて説明する。
包装容器1は、蓋材3の把持部35を把持し、そのまま容器本体2と蓋材3とが離れる方向に引っ張ることで開封することができる。このとき、ヒートシールの強度、各層間の接着強度の相対的関係により、強度の弱いシール部24の端部付近で、ヒートシール層251および粘着層252が破断する。そして、粘着層252とガスバリア層2531との間で層間剥離し、粘着層252とガスバリア層2531とが露出される(これを露出面252Aおよび253Aとする)。
再封するときは、この粘着層252の露出面252Aと、ガスバリア層2531の露出面253Aとを圧着することで、包装容器1を再密封することができる。
したがって、本実施形態では、次の作用効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、蓋材3が容器本体2と同程度の剛性を備えているので、蓋材3と容器本体2を嵌合させることができる。具体的には、容器本体2の嵌合凹部211と蓋材3の嵌合凸部31とが嵌合し、さらに、容器本体2のフランジ部23と蓋材3のつば部32とが嵌合する。したがって、再封する際には、蓋材3と容器本体2を互いに嵌合させるだけで、粘着層252の露出面252Aと、ガスバリア層2531の露出面253Aとを容易に合わせることができ、圧着することによって包装容器1を再密封することができる。
(2)また、蓋材3がある程度の剛性を備えていることにより、包装容器を開閉する際に、蓋材3にしわが入ることがない。したがって、再封したときのシール部24上にしわが入ることがないので、密封性が向上する。さらに、粘着層252の露出面252Aの全面がガスバリア層2531の露出面253Aの全面に密着して、粘着材料が外部に露出しないので、粘着層252の粘着材料が変質することなく、接着強度を維持することができる。
(3)前述のように、蓋材3に剛性があるため、蓋材3にしわが入らず、外観が美しい包装容器1を提供することができる。
(4)本実施形態では、蓋材3の中心部に嵌合凸部31を設けた形状としたので、包装容器1を段積みした場合に、上段の包装容器1の底部が下段の包装容器1の嵌合凸部31に収まり、上段と下段の包装容器1がずれることがない。したがって、高く積み上げた場合でも倒れにくく、商品棚に陳列したり、配送する過程において扱いやすい。
(5)本実施形態では、容器本体2の多層シート25において、粘着層252に隣接してEVOHからなるガスバリア層2531を設けた。EVOHは、その表面硬度が高いので、ヒートシールする際に、ヒートシール層251と粘着層252とが、ヒートシール歯のエッジとガスバリア層2531とに挟まれて薄肉化される。これにより、包装容器1を開封するとき、シール部24の両端縁付近のヒートシール層251と粘着層252とが伸びることなく美しく破断し、粘着層252とガスバリア層2531との間で剥離する。また、EVOHは滑らかで光沢があるため、その剥離も滑らかであり、露出面252Aおよび露出面253Aを美しくすることができる。
[第二実施形態]
図4に第二実施形態にかかる包装容器の断面図、図5に第二実施形態にかかる包装容器の開封の状態を示す要部拡大図を示す。
第二実施形態は、第一実施形態の容器本体と蓋材の層構成を逆転させた形態であり、粘着層を蓋材に設けた。さらに、容器本体に嵌合凹部を設けず、蓋材にも嵌合凸部を設けない形態とした。すなわち、第二実施形態の包装容器は、容器本体のフランジ部と蓋材のつば部との一箇所で嵌合部を形成する。以下に具体的に説明する。
図4において、包装容器1´は、内容物が凹部21に収納される平面略矩形状の容器本体2´を備えている。凹部21は、容器本体2´の底を形成する底部21Aと底部21Aから立ち上げられた外壁21Bとからなり、凹部21の開口部22の周縁に沿って、フランジ部23が配設されている。
また、包装容器1´は、この容器本体2´の開口部22を塞ぐための蓋材3´を備えている。図4に示すように、蓋材3´は、その周縁に、容器本体2´のフランジ部23と密着するつば部32が配設されている。また、このつば部32は、容器本体2´のフランジ部23と密着する平板部321と、容器本体2´のフランジ部23の端面23Aを覆うように、平板部321から屈曲した周縁部322と、周縁部322からさらに外側に突き出した端縁部323とで形成されている。また、蓋材3´には、開封するときに把持できる図示しない把持部が、外側に突き出すように形成されている。
包装容器1´は、蓋材3´によって開口部22を塞ぐとともに、つば部32がフランジ部23に嵌合して嵌合部を形成する。これにより、蓋材3´のつば部32は容器本体2´のフランジ部23に密着し、さらにシール部24で蓋材3´と容器本体2とがヒートシールされた状態で密封される。
容器本体2´は、ヒートシール層251と、接着層255と、基材層253とからなる多層シート25´から成形され、蓋材3´は、ヒートシール層341と、粘着層344と、ガスバリア層3431と熱可塑性樹脂層3432とからなる基材層343とからなる多層シート34´から成形される。なお、ガスバリア層3431は、粘着層344と隣接して設けられている。多層シート34´の各層の接着強度は、粘着層344とガスバリア層3431との間の接着強度が、他の層間の接着強度よりも小さくされている。
また、各層の材料としては、第一実施形態で使用したものと同じものを使用することができる。
容器本体2´と蓋材3´とをヒートシールするには、蓋材3´で開口部22を塞いで、蓋材3´のつば部32と容器本体2´のフランジ部23とを嵌合させ、密着させた状態で、蓋材3´の上から、ヒートシール歯がフランジ部23に押し当てられて行われ、ヒートシールされた容器本体2´と蓋材3´との間にはシール部24が形成されることになる。ヒートシールの接着強度は、温度、圧力、時間等のヒートシール条件、各層の厚み、樹脂選定等により調節できる。こうして、ヒートシールすることにより、包装容器1´は密封される。
このような構成の包装容器1´の開封方法と開封状態について、図5を用いて説明する。
包装容器1´は、蓋材3´の把持部を把持し、そのまま容器本体2´と蓋材3´とが離れる方向に引っ張ることで開封することができる。このとき、ヒートシールの強度、各層間の接着強度の相対的関係により、強度の弱いシール部24の端部付近で、ヒートシール層341および粘着層344が破断する。そして、粘着層344とガスバリア層3431との間で層間剥離し、粘着層344とガスバリア層3431とが露出される(これを露出面344Aおよび343Aとする)。
再封するときは、この粘着層344の露出面344Aと、ガスバリア層3431の露出面343Aとを圧着することで、包装容器1´を再密封することができる。
このような第二実施形態の構成であれば、第一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、包装容器の形状を平面矩形状としたが、これに限られず、平面円形状やその他の形状でもよい。
また、容器本体と蓋材とは各々の一部が嵌合していればよく、図6のように蓋材3の嵌合凸部31と容器本体2の嵌合凹部211が嵌合するので、蓋材3のつば部32が、容器本体2のフランジ部23の端面23Aを覆っていなくてもよい。さらに、図7に示すように、蓋材3のつば部32がフランジ部23を覆うようにして嵌合しているので、蓋材3の中心部が、包装容器1の外側に向かって突出した凸部33を形成していてもよい。このように、容器本体2と蓋材3の一部が嵌合部を形成していれば、シール部24の位置合わせが容易となり、再封したときに密封することができる。
次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例の記載内容に何ら制約されるものではない。
以下の方法で包装容器を作成し、再接着強度について評価を行った。
[実施例1]
まず、粘着層に用いられる粘着材料の調整を行った。
(1.粘着層に用いられる粘着材料の調整)
(1−1.スチレンブロックとジエンブロックとを含有するゴム質ブロック共重合体と粘着付与樹脂との混練造粒)(粒子(A1))
ポリスチレン−ポリイソプレンブロック共重合体(日本ゼオン(株)製、クインタック3520)(MFR=7g/10分(200℃、荷重5kg)、比重0.93)25質量%に対し、C5−芳香族系共重合水素添加樹脂粒子(出光興産(株)製、アイマーブP−125)(軟化点125℃、密度1.03g/cm3(20℃))75質量%を混合したもの100質量部に、酸化防止剤(チバスペシャリティケミカル(株)製、イルガノックス1010)を1質量部加えて攪拌混合した。この後、二軸押出し機にて180℃の温度で溶融混合して、水冷ストランド押出しし、さらにこれをカッティングし造粒した。
(1−2.スチレン系エラストマーと可塑剤との混練造粒)(粒子(B1))
ポリスチレン−ポリイソプレンブロック共重合体(日本ゼオン(株)製、クインタック3520)(MFR=7g/10分(200℃、荷重5kg)、比重0.93)40質量%に対し、プロセスオイル(出光興産(株)製、ダイアナプロセスオイルPW−90)(密度0.8722g/cm3(15℃))60質量%加えて攪拌混合した後、二軸押出し機にて180℃の温度で溶融混合して、水冷ストランド押出しし、さらにこれをカッティングし造粒した。
造粒品は梱包保管中粒子同士のブロッキングを防ぐため造粒品100質量部に対しタルク粉を0.5質量部外添した。
(1-3.粒子A1と粒子B1と粒子C1の混合)
上記粒子(A1)と粒子(B1)に、スチレン系ゴム質ブロック共重合体粒子(日本ゼオン(株)製、クインタックSL−125)(MFR=17g/10分(200℃、荷重5kg)、比重0.93)(C1)を加えて混合して粘着材料を製造した。スチレン系エラストマー、粘着付与樹脂及び可塑剤の配合比率は50.8質量%:30.0質量%:19.2質量%であった。
次に、この粘着材料とその他の樹脂を用いて蓋材用シートを作製した。
(2.蓋材用シートの作製)
以下の3つの樹脂を、いずれもL/D=26のフルフライトスクリューが備わった3台の30mmφ単軸押出機と、多層フィードブロックと、Tダイ(有効幅400mm)とからなる多層フィルムキャスト製造装置を用いて、220℃で押出しし、3層の多層シートを製作した。
・ 低密度ポリエチレン(LDPE)((株)プライムポリマー製、商品名「ミラソンC−24914」)(MFR=9.5g/10分(190℃、荷重2.16kg)、比重0.909g/cm
・ 1.で得られた粘着材料
・ ホモポリプロピレン(HPP)((株)プライムポリマー製、商品名「プライムポリプロE−304GP」)(MFR=2.8g/10分(230℃、荷重2.16kg)、比重0.90g/cm
各層の厚みは、LDPE層5μm/粘着材料層10μm/HPP層185μm(全厚200μm)とした。
次に、容器本体用シートを作製した。
(3.容器本体用シートの作製)
以下の2つの樹脂を、いずれもL/D=26のフルフライトスクリューが備わった3台の30mmφ単軸押出機と、多層フィードブロックと、Tダイ(有効幅400mm)とからなる多層フィルムキャスト製造装置を用いて、220℃で押出しし、2層の多層シートを製作した。
・ 低密度ポリエチレン(LDPE)(日本ポリエチレン(株)製、商品名「ノバテックLD LF125E」)(MFR=0.4g/10分(190℃、荷重2.16kg)、比重0.922g/cm
・ ホモポリプロピレン(HPP)((株)プライムポリマー製、商品名「プライムポリプロE−105GM」)(MFR=0.50g/10分(230℃、荷重2.16kg)、比重0.90g/cm)80質量%と、低密度ポリエチレン(LDPE)(日本ポリエチレン(株)製、商品名「ノバテックLD LF125E」)(MFR=0.4g/10分(190℃、荷重2.16kg)、比重0.922g/cm)20質量%の混合物
各層の厚みは、LDPE層100μm/HPPとLDPEとの混合物層700μm(全厚800μm)とした。
(4.容器の熱成形)
蓋材用シートは、間接加熱真空圧空成形を用いて、中心部に凹部を備えた蓋材を成形した。また、容器本体用シートを、間接加熱プラグアシスト真空圧空成形により、蓋材の凹部と嵌合するための嵌合部を備えた容器本体を成形した。
(5.蓋材と容器本体のヒートシール)
容器本体に蓋材を嵌合させた状態で、幅6mmのテフロン(登録商標)コートしたステンレス製ヒートシール歯を蓋材の上からフランジ部に押し付け、蓋材と容器本体をヒートシールして包装容器を密封した。ヒートシール条件は、温度185℃、圧力150kgW/個、時間3秒であった。なお、本実施例で作製した包装容器は、第一実施形態と同じ形状である。
[比較例1]
蓋材を、全面にわたって平滑に成形し、容器本体と嵌合しない包装容器を作製した。なお、実施例1と同様な方法で包装容器を作製した。
[評価]
(再接着性の評価方法)
実施例1の方法で製作した包装容器5個と、比較例1の方法で製作した包装容器5個を用意し、容器の再接着性について評価を行った。評価方法は以下の通りである。
包装容器を開封し、蓋材を容器本体から全周にわたって引き剥がした。各容器本体に50mlの水を入れた後、蓋材を容器本体に嵌合させ、フランジ円周を指で押圧して蓋材と容器本体のシール部を再接着させ、密封した。そして、包装容器を倒置して観察を行った。
(接着強度の評価方法)
蓋材の把持部にプッシュプルスケール((株)イマダ製MX−500N)を取り付け、垂直方向に引っ張り開封強度を測定した。(JIS Z 0238に準拠)
Figure 2008179410
実施例1の方法で製作した包装容器は、5個とも、水漏れがなく、接着強度が3.5N/15mm〜4.0N/15mmと高い値を示し、一定の品質を維持できた。
比較例1の方法で製作した包装容器は、5個中3個に水漏れが発生し、接着強度も0.5N/15mm〜4.0N/15mmの範囲でばらついており、品質が一定ではなかった。
すなわち、蓋材と容器本体とを嵌合させた包装容器において、高い密着性と再接着強度を維持できることを確認できた。
本発明は、例えば、レトルト食品等の各種食品や薬品、化粧品等の包装容器として広く利用することができる。
第一実施形態にかかる包装容器の密封状態を示す斜視図。 図1のII-II断面図。 図1の開封状態における要部拡大図。 第二実施形態にかかる包装容器の密封状態を示す断面図。 図4の開封状態における要部拡大図。 本発明の包装容器の変形例を示す断面図。 本発明の包装容器の変形例を示す断面図。
符号の説明
1…包装容器
2…容器本体
23…フランジ部
24…シール部
25…多層シート
251…ヒートシール層
252…粘着層
253…基材層
2531…ガスバリア層
3…蓋材
32…つば部
34…多層シート
341…ヒートシール層
342…接着層
343…基材層
P…内容物

Claims (6)

  1. 開口部の周縁にフランジ部が形成された容器本体と、前記開口部を塞ぐとともに前記容器本体と着脱自在に設けられ、前記フランジ部との間をシール部でシールされた蓋材とを備えた包装容器において、
    前記容器本体または前記蓋材のいずれか一方には、少なくとも前記容器本体または前記蓋材のどちらか他方の被シール面とシールされるヒートシール層と、このヒートシール層に隣接して設けられた粘着層と、前記容器本体または前記蓋材の外観を形成する基材層とが設けられ、
    前記容器本体と前記蓋材との少なくとも一方に、容器本体に蓋材を嵌合するための嵌合部を備え、
    前記粘着層と前記基材層との間の接着強度は、前記粘着層と前記ヒートシール層との間の接着強度ならびに前記ヒートシール層と前記被シール面との接着強度より小さく、かつ、前記粘着層と前記基材層とが再接着可能な強度を有することを特徴とする包装容器。
  2. 請求項1に記載された包装容器において、
    前記粘着層は、少なくともスチレンブロックとジエンブロックとを含有するゴム質共重合体と、粘着付与樹脂とを含むことを特徴とする包装容器。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載された包装容器において、
    前記容器本体と前記蓋材の基材層は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ナイロン(Ny)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)のうち少なくとも一つ以上からなることを特徴とする包装容器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された包装容器において、
    前記粘着層が設けられた前記容器本体と前記蓋材のいずれか一方の前記基材層には、中間層としてガスバリア層が設けられることを特徴とする包装容器。
  5. 請求項4に記載された包装容器において、
    前記ガスバリア層が、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)からなることを特徴とする包装容器。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載された包装容器において、
    前記嵌合部は、容器本体の嵌合凹部と蓋材の嵌合凸部とを備えることを特徴とする包装容器。
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