JP2008179396A - 咬合具付自立袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】 その目的とするところは自立性と再封緘機能を有し、内容物の収容容積が大きい形態の咬合具付自立袋を提供することにある。
【解決手段】 前面胴材、背面胴材、底材、天材で構成され、前記前面胴材と前記背面胴材を対向して配置してなる胴部を設け、該胴部の下端部に内側に折り込んだ底材を挿入して底部を設けると共に、上端部に内側に折り込んだ天材を挿入して天部を設けて、該天部の前記天材と対向する前記前面胴材又は前記背面胴材のいずれか一方の上端で形成される開口部を設けて、該開口部を除く周縁を熱接着した自立袋であって、前記開口部を形成する前記天材、及び前記天材と対向する前記前面胴材又は前記背面胴材のいずれか一方を上方に延設し、前記開口部を開閉するための互いに咬合する合成樹脂製の咬合具を備えていることを特徴とする咬合具付自立袋である。
【選択図】 図3
【解決手段】 前面胴材、背面胴材、底材、天材で構成され、前記前面胴材と前記背面胴材を対向して配置してなる胴部を設け、該胴部の下端部に内側に折り込んだ底材を挿入して底部を設けると共に、上端部に内側に折り込んだ天材を挿入して天部を設けて、該天部の前記天材と対向する前記前面胴材又は前記背面胴材のいずれか一方の上端で形成される開口部を設けて、該開口部を除く周縁を熱接着した自立袋であって、前記開口部を形成する前記天材、及び前記天材と対向する前記前面胴材又は前記背面胴材のいずれか一方を上方に延設し、前記開口部を開閉するための互いに咬合する合成樹脂製の咬合具を備えていることを特徴とする咬合具付自立袋である。
【選択図】 図3
Description
本発明は、固体、粒体、粉体等の内容物を密封包装するために用いられる咬合具付自立袋に関し、詳しくは、自立性を有し、内容物の収容容積が大きく、立体的形状を有すると共に、再封緘機能を有する咬合具付自立袋に関する。
従来、内容物を収納して自立させることができると共に、再封緘することができる自立袋としては、開口部に咬合具を付けた自立袋が知られている(例えば、特許文献1参照)。これらの咬合具を付けた自立袋は、底部に折り込まれた底材が拡がり保型性のある底面部が形成されることにより自立性が発揮され、店頭で立てた状態で陳列できるために、販売時等には平置きする場合に比べて単位スペース当たりの陳列数が増大すると共にその形態により消費者への訴求効果が大きなものとなり、販売者にとっては好ましい包装袋である。一方、これを購入し使用する消費者にとっても、咬合具を備えており、使用の都度に内容物を取り出して再封緘することができると共に、そのまま立てた状態で保管することができ、他の容器等に移し替える手間が不要であり、消費者にとって、利便性に優れた包装袋である。さらには、消費後、捨てる場合には折り畳むことができ廃棄物の減容化ができ、環境にも好ましい形態である。
しかしながら、上記の咬合具付自立袋は上記のように販売者、使用者の両者にとって有用なものであるが、収容容積〔包装内容積(cm3 )/包装材面積(cm2 )比〕が小さくて内容物の収容量が少ないという問題がある。また、咬合具付ガセット袋も開示されている(例えば、特許文献2参照)。この咬合具付きガセット袋は、咬合具付自立袋に比べて内容物の収容容積〔包装内容積(cm3 )/包装材面積(cm2 )比〕が大きく、内容物の収容量が多い包装形態である。しかしながら、咬合具付ガセット袋は両側に内側折込部(ガセット部)を有することから、その開口部に相当する部分に、互いに咬み合う咬合具を取り付けるために加工数や部品点数が多く、煩雑な加工と管理が必要となるという問題がある。
また、袋本体の前面の適宜位置にガゼット折りの片側折込部が袋本体の開口部分とほぼ平行に伸び、前記ガゼット折りの他側折込部が袋本体の底部をなし、袋本体の左右端が密着され、前記開口部にファスナーを取付けた包装袋が開示されている。しかしながら、該包装袋は袋本体、片側折込部、他側折込部が連続したシートで構成されているために、自立性を向上させるために剛性のあるシートにすると、それぞれの折込部も剛性のあるものとなり、折込部が開きにくいものとなり、内容物の収容量が少なくなるという問題がある。また、柔軟性のあるシートにするとそれぞれの折込部の開きは良好となり、内容物の収容量が多くなり好ましいものとなるが、袋本体も柔軟性のあるものとなり、自立性が悪くなるという問題がある。
実開平7−21579号公報
特開平7−24941号公報
特許第3195810号公報
そこで本発明は、上記問題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは自立性と再封緘機能を有し、内容物の収容容積が大きい形態の咬合具付自立袋を提供することにある。
本発明は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明は、前面胴材、背面胴材、底材、天材で構成され、前記前面胴材と前記背面胴材を対向して配置してなる胴部を設け、該胴部の下端部に内側に折り込んだ底材を挿入して底部を設けると共に、上端部に内側に折り込んだ天材を挿入して天部を設けて、該天部の前記天材と対向する前記前面胴材又は前記背面胴材のいずれか一方の上端で形成される開口部を設けて、該開口部を除く周縁を熱接着した自立袋であって、前記開口部を形成する前記天材、及び前記天材と対向する前記前面胴材又は前記背面胴材のいずれか一方を上方に延設し、前記開口部を開閉するための互いに咬合する合成樹脂製の咬合具を備えていることを特徴とする咬合具付自立袋である。
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の咬合具付自立袋において、前記天材の厚みが前記胴材の厚みよりも薄いことを特徴とするものである。
本発明の咬合具付自立袋は、胴部と該胴部の下端部に設けた底部と上端部に天部を設けて、開口部に咬合具を設けた構成にすることにより、自立性と再封緘機能を有する自立袋とすることができ、天部を構成する折り込んだ天材及び底部を構成する折り込んだ底材を開くことができるために内容物の収容容積を大きくすることができると共に、立体的形状をした缶状の外観が得られ、店頭での陳列効果の大きい形態が得られるという優れた効果を奏するものである。
また、本発明の咬合具付自立袋は、前面胴材、背面胴材、底材、天材で構成されているために、それぞれに積層構成の異なる材質や材質の厚みを変えることができ、さらに煩雑な加工を必要とせず、簡単に製袋できる。また、請求項2記載の本発明は、天材の厚みを胴材の厚みより薄い構成とすることにより、天材が柔軟になり、開口部の咬合具の開閉が容易になると共に、開口部が開きやすいという効果を奏するものである。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
図1は本発明に係る咬合具付自立袋の第一実施形態を示す正面図、図2は図1のY−Y線断面図、図3は本発明に係る咬合具付自立袋の第一実施形態を示す斜視図であり、内容物を充填し、密封した後の状態を示す斜視図、図4は本発明に係る咬合具付自立袋の製造方法の一実施例を説明する図、図5は本発明に係る咬合具付自立袋の第二実施形態を示す正面図であり、図中の1、21は咬合具付自立袋、2は胴部、2aは前面胴材、2bは背面胴材、3は底部、3aは底材、3bは折り返し部、4は天部、4aは天材、5は開口部、6は側端熱接着部、7は下端熱接着部、8は上端熱接着部、9は咬合具、9aは雄型成形品、9bは雌型成形品、10は天部熱接着予定部、11は切欠き部、12は隅部熱接着部、12aは端縁、Uは天材シート、Dは底材シート、Bは広幅シート、Fは狭幅シートをそれぞれ示す。
図1は本発明に係る咬合具付自立袋の第一実施形態を示す正面図、図2は図1のY−Y線断面図、図3は本発明に係る咬合具付自立袋の第一実施形態を示す斜視図であり、内容物を充填し、密封した後の状態を示す斜視図、図4は本発明に係る咬合具付自立袋の製造方法の一実施例を説明する図、図5は本発明に係る咬合具付自立袋の第二実施形態を示す正面図であり、図中の1、21は咬合具付自立袋、2は胴部、2aは前面胴材、2bは背面胴材、3は底部、3aは底材、3bは折り返し部、4は天部、4aは天材、5は開口部、6は側端熱接着部、7は下端熱接着部、8は上端熱接着部、9は咬合具、9aは雄型成形品、9bは雌型成形品、10は天部熱接着予定部、11は切欠き部、12は隅部熱接着部、12aは端縁、Uは天材シート、Dは底材シート、Bは広幅シート、Fは狭幅シートをそれぞれ示す。
図1は本発明に係る咬合具付自立袋の第一実施形態を示す正面図、図2は図1のY−Y線断面図であって、咬合具付自立袋1は、前面胴材2a、背面胴材2b、底材3a、天材4aで構成され、前記前面胴材2aと前記背面胴材2bを対向して配置してなる胴部2を設け、該胴部2の下端部に内側に折り込んだ底材3aを挿入して底部3を設けると共に、上端部に内側に折り込んだ天材4aを挿入して天部4を設けて、該天部4の前記天材4aと対向する前記背面胴材2bの上端で形成される開口部5を設けて、該開口部5を除く周縁、即ち前記胴部2の両側端の側端熱接着部6、6、底部3の両下端の下端熱接着部7、前記天部4の折り込まれた前記天材4aと該天材4aに対向する前記前面胴材2aの上端の上端熱接着部8を熱接着したものである。さらに前記開口部5を形成する前記天材4a、及び前記天材4aと対向する前記背面胴材2bを上方に延設し、天材4a、背面胴材2bの内面に前記開口部5を開閉するための互いに咬合する合成樹脂製の咬合具9を備えている。そして、通常、咬合具付自立袋1は、開口部5から内容物が充填された後に、咬合具9を咬み合わせると共に開口部5の上端の天部熱接着予定部10で熱接着されて密封されるものである。尚、開口部5及び咬合具9は、上記のように背面胴材2b側に設けることもできるが、前記前面胴材2a側に前記天材4a、及び前記天材4aと対向する前記前面胴材2aを上方に延設して設けてもよい。
図3は、本発明に係る咬合具付自立袋の第一実施形態を示す斜視図であり、内容物を充填し、密封した後の状態を示す斜視図である。図3に示すように咬合具付自立袋1は、折り込んだ底材3aを拡げて底部3を拡開し、開口部5(図2参照)から内容物が充填された後に、咬合具9を咬み合わせると共に折り込まれた天材4aを拡げて天部4を拡開し、開口部5の上端の天部熱接着予定部10で熱接着して密封したものである。折り込まれた底材3a及び天材4aの両側端には切欠き部11が設けられ、側端熱接着部6における該切欠き部11では、前面胴材2aと背面胴材2bの内面同士が直接熱接着されている。このような構成とすることにより、咬合具付自立袋1は、缶状の外観が得られ、その立体形状の保形性と自立性が得られる。また、底部3の下端熱接着部7、天部4の上端熱接着部8、天部熱接着予定部10を設けることにより該部分の剛性が増し、保形性、自立性が増し、店頭での陳列効果を大きくする効果がある。尚、切欠き部11は設けなくてもよいが、設けたほうが咬合具付自立袋1の立体形状の保形性と自立性が向上するので好ましい。
また、本発明に係る咬合具付自立袋1は、前面胴材2a、背面胴材2b、底材3a、天材4aで構成されているために、それぞれに積層構成の異なる材質を用いることもできるし、同材質を用いることもできる。また、それぞれの厚みを変えることもできるし、同じ厚みにすることもできる。このように前面胴材2a、背面胴材2b、底材3a、天材4aを別部材として咬合具付自立袋1を構成するができ、内容物に要求される保護機能及び咬合具付自立袋1に要求される機能により、各部材の構成、厚みの組合せが自在となり、咬合具付自立袋1の設計に自由度が増すものである。さらに天材4aの厚みを胴部2を形成する前面胴材2a、背面胴材2bの厚みより薄い構成とすることにより、天材4aが柔軟になり、開口部5の咬合具9の開閉が容易になると共に、開口部5が開きやすいものにすることができる。
図4は本発明に係る咬合具付自立袋の製造方法の一実施例を説明する図であって、(イ)は説明図、(ロ)は(イ)のX−X線断面図、(ハ)は(ロ)の円内の拡大図で咬合具の断面図を示す。咬合具付自立袋1は、内面(図4に符号Iで表示)に熱接着性樹脂層を有する広幅シートBと該広幅シートBよりも幅の狭い狭幅シートFの熱接着性樹脂層同士を対向して配置し、中央に熱接着樹脂層を有する2つの帯状の底材シートDの熱接着樹脂層面を外側にしてそれぞれ折り込んで、折り返し部3bが互いに遠くなるようにして長手方向(図4に符号MDで表示)に挿入して底部3、3を設けると共に、熱接着性樹脂層を有する2つの帯状の天材シートUの熱接着性樹脂層面を外側にして一方が長くなるようにしてそれぞれ折り込んで、広幅シートBと狭幅シートFの端部に折り込んだ天材シートUの端部を略揃うように長手方向(図4に符号MDで表示)に挿入して天部4、4を設け、その後に、図示はしないが長手方向(図4に符号MDで表示)に下端熱接着部、上端熱接着部を熱接着し、さらに長手方向に直交する方向に等間隔で熱接着すると共に熱接着した下端熱接着部間の中央を長手方向に裁断し、さらに直交する方向に等間隔で熱接着した部分を長手方向に直交する方向に略2等分するように裁断することにより長手方向に2列取にて得ることができる。尚、下端熱接着部の端縁、開口部端縁はトリミングすることもできる。
ところで、図4の(ロ)に示すように広幅シートBと対向する折り込まれた天材シートUの端部側の位置には図4の(ハ)に示すような雄型成形品9aと雌型成形品9bとからなる互いに咬み合う合成樹脂製の咬合具9が長手方向(図4の符号MDで表示)に熱接着することにより形成される。このように構成することにより、咬合具付自立袋1を長手方向に2列取で製袋できるために生産性の向上を図ることができる。また、本発明の咬合具付自立袋1は、従来の胴材、底材を使用するガセット袋や自立袋の製袋機を用いて咬合具を取付ながら製袋できるものである。
図5は本発明に係る咬合具付自立袋の第二実施形態を示す正面図である。図5の咬合具付自立袋21は、胴部2の下端部に内側に折り込んだ底材3aを挿入して設けられた底部3に底材3aの折り返し部3bと側端熱接着部6、6の内縁との略交点から下端熱接着部7に向かってその端縁12aが広がるように隅部熱接着部12、12をそれぞれ設けて底材3aと対向する前面胴材2aとを熱接着したものである。尚、隅部熱接着部12は、図示していないが背面胴材2b側にも底材3aと対向する背面胴材2bを熱接着して隅部熱接着部12がそれぞれ設けられている。これ以外は図1に示した第一実施形態と同じである。このように構成することにより、底部3が開きやすくなると共に、底部3の両側端に設けられた切欠き部11で前面胴材2aと背面胴材2bの内面同士が熱接着されているので底部3が開くと底部の左右両端が外側に開かずに下端熱接着部7で環状の脚部が形成される。これにより、咬合具付自立袋21は、その立体形状の保形性と自立性とが一層向上されるものである。尚、隅部熱接着部の熱接着の形状は特に限定されるものではなく、従来から自立袋の底部の熱接着形状に用いられている舟形形状等にすることもできる。また、隅部熱接着部は天部4の側端熱接着部6と上端熱接着部8及び側端熱接着部6と天部熱接着予定部10で形成される隅部に設けてもよい。このようにすることにより、内容物が充填された咬合具付自立袋21はより缶状の外観にすることができる。この場合、開口部5が設けられる側端熱接着部6と天部熱接着予定部10で形成される隅部は開口部5の開閉に悪影響がない程度にとどめる必要がある。
次に、本発明に係る咬合具付自立袋1に用いる前面胴材2a、背面胴材2b、天材4a、底材3aの包装材について説明する。まず、包装材の内層を構成する材料としては、熱により溶融し相互に溶着し得る熱接着性樹脂から形成された層であればよく、自立袋に要求される物性により適宜選択して用いればよいのであって、たとえば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等の樹脂の一種ないしそれ以上からなる樹脂で形成することができる。
次に、前記内層の外側に用いる前記包装材の基材としては、機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成樹脂製フィルムを用いることができ、たとえば、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系等の樹脂を用いることができる。また、これらの樹脂を用いたフィルムとしては、未延伸フィルム、あるいは、一軸方向ないし二軸方向に延伸した延伸フィルム等のいずれのものでも使用することができ、フィルムの厚さとしては基材としての強度、剛性などについて必要最低限に保持され得る厚さであればよく、コストなどを勘案して決めればよい。また、基材として使用する合成樹脂製フィルムは、通常、該合成樹脂製フィルムの内層側に印刷が施されることが多く、印刷適性が求められるために、一軸方向ないし二軸方向に延伸した延伸フィルムが好適である。また、包装袋に要求される物性によってはセロハンを用いることができる。
また、前記包装材には、酸素ガス、水蒸気ガス等のガスバリアー性、及び/又は、遮光性を付与するために前記内層と前記基材との間に内容物に要求される保護機能により中間層を設けることができる。この中間層を構成する材料としては、たとえば、アルミニウム、鉄、銅、錫等の金属箔、あるいは、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリ塩化ビニリデン等のフィルム、あるいは、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン、ポリビニルアルコール等のフィルムにポリ塩化ビニリデンを塗工したフィルムないしはアルミニウム、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物の蒸着を施したフィルムなどを用いることができる。また、前記中間層は、上記したガスバリアー性、及び/又は、遮光性を付与するのみならず、たとえば、機械的強靭性、耐屈曲性、耐突き刺し性、耐衝撃性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性等の機能を付与することができ、上記したガスバリアー性、及び/又は、遮光性を付与する材料と、たとえば、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン等のフィルムと組合わせて用いても構わない。
なお、前記基材を上記した合成樹脂製フィルムにポリ塩化ビニリデンを塗工したものやアルミニウム、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物の蒸着層を形成したものを用いる場合には、ガスバリアー性、及び/又は、遮光性を付与するための前記中間層は用いなくともよいが、内容物に要求される保護機能により、たとえば、機械的強靭性、耐屈曲性、耐突き刺し性、耐衝撃性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性等の機能を付与するために、たとえば、ポリエステル、ポリアミド、あるいは、ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン等のフィルムなどの一種ないしそれ以上を組み合わせて中間層として用いることができる。
また、本発明に係る咬合具付自立袋1に用いる雄型成形品9aと雌型成形品9bとからなる咬合具9の材料としては、咬合具付自立袋の内層に用いる熱接着性樹脂と相溶性を有する樹脂からなるものであれば、特に限定するものではなく、適宜選択して用いればよいのであって、たとえば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等の樹脂の一種ないしそれ以上からなる樹脂で成形したものを用いることができる。
なお、今まで説明してきた実施形態は、本発明に係る咬合具付自立袋の代表的な実施例を挙げたものであって、本発明に係る咬合具付自立袋はこれに限るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範疇のものは、すべて本発明に含まれるものである。
1、21 咬合具付自立袋
2 胴部
2a 前面胴材
2b 背面胴材
3 底部
3a 底材
3b 折り返し部
4 天部
4a 天材
5 開口部
6 側端熱接着部
7 下端熱接着部
8 上端熱接着部
9 咬合具
9a 雄型成形品
9b 雌型成形品
10 天部熱接着予定部
11 切欠き部
12 隅部熱接着部
12a 端縁
B 広幅シート
F 狭幅シート
U 天材シート
D 底材シート
2 胴部
2a 前面胴材
2b 背面胴材
3 底部
3a 底材
3b 折り返し部
4 天部
4a 天材
5 開口部
6 側端熱接着部
7 下端熱接着部
8 上端熱接着部
9 咬合具
9a 雄型成形品
9b 雌型成形品
10 天部熱接着予定部
11 切欠き部
12 隅部熱接着部
12a 端縁
B 広幅シート
F 狭幅シート
U 天材シート
D 底材シート
Claims (2)
- 前面胴材、背面胴材、底材、天材で構成され、前記前面胴材と前記背面胴材を対向して配置してなる胴部を設け、該胴部の下端部に内側に折り込んだ底材を挿入して底部を設けると共に、上端部に内側に折り込んだ天材を挿入して天部を設けて、該天部の前記天材と対向する前記前面胴材又は前記背面胴材のいずれか一方の上端で形成される開口部を設けて、該開口部を除く周縁を熱接着した自立袋であって、前記開口部を形成する前記天材、及び前記天材と対向する前記前面胴材又は前記背面胴材のいずれか一方を上方に延設し、前記開口部を開閉するための互いに咬合する合成樹脂製の咬合具を備えていることを特徴とする咬合具付自立袋。
- 前記天材の厚みが前記胴材の厚みよりも薄いことを特徴とする請求項1記載の咬合具付自立袋。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010095264A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Kanae Co Ltd | 自立性包装容器及びその製造方法 |
JP5102903B1 (ja) * | 2012-01-16 | 2012-12-19 | 株式会社アサヒパック | 封着式のファスナー付き袋口構造及びこれを備えた連続袋体 |
-
2007
- 2007-01-25 JP JP2007014456A patent/JP2008179396A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010095264A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Kanae Co Ltd | 自立性包装容器及びその製造方法 |
JP5102903B1 (ja) * | 2012-01-16 | 2012-12-19 | 株式会社アサヒパック | 封着式のファスナー付き袋口構造及びこれを備えた連続袋体 |
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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