JP2008179009A - アルバム用台紙 - Google Patents
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Abstract
【課題】厚みを薄くすることが可能である上、しわやカールが生じることのないアルバム用台紙を提供する。
【解決手段】アルバム用台紙1を、ポリエチレンテレフタレートを厚さ0.2mm程度の薄板状に成形してなる基板2と、該基板2の表面及び裏面に貼着される印画紙3、3とからなるものとした。各印画紙3は、厚さ0.2mm程度のポストカード用マットペーパーを用いており、その左右幅を254mm程度とし、アルバム用の印画紙としている。したがって、湿気等により台紙にしわやカールが生じたりすることがなく、長期保存してもアルバム用台紙の美観を良好な状態で保持することができる。また、アルバム用台紙1を複数枚綴じてアルバムを作製した際に、アルバムを軽量化することができるとともに、アルバムの厚さを従来よりも薄くすることができ、扱いやすいアルバムとすることができる。
【選択図】図1
【解決手段】アルバム用台紙1を、ポリエチレンテレフタレートを厚さ0.2mm程度の薄板状に成形してなる基板2と、該基板2の表面及び裏面に貼着される印画紙3、3とからなるものとした。各印画紙3は、厚さ0.2mm程度のポストカード用マットペーパーを用いており、その左右幅を254mm程度とし、アルバム用の印画紙としている。したがって、湿気等により台紙にしわやカールが生じたりすることがなく、長期保存してもアルバム用台紙の美観を良好な状態で保持することができる。また、アルバム用台紙1を複数枚綴じてアルバムを作製した際に、アルバムを軽量化することができるとともに、アルバムの厚さを従来よりも薄くすることができ、扱いやすいアルバムとすることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、アルバム作製に用いるアルバム用台紙に関するものである。
従来、図2に示す如く、アルバム用台紙11としては、厚さ1.0mm〜1.5mm程度の厚紙12を用い、該厚紙12の表面に粘着層13を設けたものが一般的に用いられていた(たとえば、特許文献1)。尚、粘着層13の表面には、粘着層13に接着される写真等を保護するための厚さ0.3mm程度の保護フィルム(図示せず)が着剥自在に取り付けられており、その全体の厚さは1.5mm程度(厚紙12の表裏両面に粘着層13を設けた場合には2.0mm程度)となっている。
しかしながら、従来の厚紙12を用いたアルバム用台紙11では、複数のアルバム用台紙11を綴じてアルバムを作製した場合に、アルバムが分厚くなり過ぎてしまい、扱いにくい上、デザイン性にも劣るといった課題を抱えている。また、厚紙12の厚さ(すなわちアルバム用台紙の厚さ)を薄く成形すると、湿気等に弱くなるため、接着剤を塗布した際や長期保存した際、しわが生じたりカールしたりするという問題が生じる。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みなされたものであって、厚みを薄くすることが可能である上、しわやカールが生じることのないアルバム用台紙を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、印画紙と印画紙との間に、疎水性を有する合成樹脂、金属、又は木製の薄板状部材からなる基板を介在してなり、印画紙及び基板からなる全体の厚みを1.0mm以下としたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、基板が、0.1mm以上0.3mm以下のポリエチレンテレフタレート製板部材であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、印画紙がマットペーパーであることを特徴とする。
尚、マットペーパーとは、印画面がマット仕上げされたペーパーである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、基板が、0.1mm以上0.3mm以下のポリエチレンテレフタレート製板部材であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、印画紙がマットペーパーであることを特徴とする。
尚、マットペーパーとは、印画面がマット仕上げされたペーパーである。
本発明によれば、印画紙と印画紙との間に、疎水性を有する合成樹脂、金属、又は木製の薄板状部材からなる基板を介在させているため、湿気等により台紙にしわやカールが生じたりすることがなく、長期保存してもアルバム用台紙の美観を良好な状態で保持することができる。さらに、アルバム用台紙全体の厚みを1.0mm以下としているため、複数枚綴じてアルバムを作製した際に、アルバムを軽量化することができるとともに、アルバムの厚さを従来よりも薄くすることができ、扱いやすいアルバムとすることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、基板を、0.1mm以上0.3mm以下のポリエチレンテレフタレート製板部材としているため、印画紙に爪痕等が残らない、折れにくい等、といった効果がある。
加えて、請求項3に記載の発明によれば、印画紙がマットペーパーであるため、粘着層等を設けていた従来のアルバム用台紙と比較して、更なる薄型化を図ることができるし、アルバム用台紙の表面にラミネート処理を行ったり保護フィルムを取り付けたりする必要がなく、デザイン性にも優れている。
また、請求項2に記載の発明によれば、基板を、0.1mm以上0.3mm以下のポリエチレンテレフタレート製板部材としているため、印画紙に爪痕等が残らない、折れにくい等、といった効果がある。
加えて、請求項3に記載の発明によれば、印画紙がマットペーパーであるため、粘着層等を設けていた従来のアルバム用台紙と比較して、更なる薄型化を図ることができるし、アルバム用台紙の表面にラミネート処理を行ったり保護フィルムを取り付けたりする必要がなく、デザイン性にも優れている。
以下、本発明の一実施形態となるアルバム用台紙について、図面をもとに説明する。
図1は、アルバム用台紙1の断面を示した説明図である。
アルバム用台紙1は、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと称す)を厚さ0.2mm程度の薄板状に成形してなる基板2と、該基板2の表面及び裏面に貼着される印画紙3、3とからなる。各印画紙3は、厚さ0.2mm程度のポストカード用マットペーパー(マットペーパーの一種であって、主にポストカードに用いられるもの)を用いており、その左右幅を254mm程度とし、アルバム用の印画紙としている。
したがって、アルバム用台紙1は、その全体の厚さが0.6mm程度(1.0mm以下)となっており、アルバムを作製する場合には、該アルバム用台紙1を複数枚綴じればよい。
アルバム用台紙1は、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと称す)を厚さ0.2mm程度の薄板状に成形してなる基板2と、該基板2の表面及び裏面に貼着される印画紙3、3とからなる。各印画紙3は、厚さ0.2mm程度のポストカード用マットペーパー(マットペーパーの一種であって、主にポストカードに用いられるもの)を用いており、その左右幅を254mm程度とし、アルバム用の印画紙としている。
したがって、アルバム用台紙1は、その全体の厚さが0.6mm程度(1.0mm以下)となっており、アルバムを作製する場合には、該アルバム用台紙1を複数枚綴じればよい。
以上、本実施例に記載のアルバム用台紙1によれば、薄板状のPET部材を基板2とし、該基板2の表裏両面に印画紙3、3を貼着する構成としているため、湿気等により台紙にしわやカールが生じたりすることがなく、長期保存してもアルバム用台紙の美観を良好な状態で保持することができる。
また、アルバム用台紙1を複数枚綴じてアルバムを作製した際に、アルバムを軽量化することができるとともに、アルバムの厚さを従来よりも薄くすることができ、扱いやすいアルバムとすることができる。
また、アルバム用台紙1を複数枚綴じてアルバムを作製した際に、アルバムを軽量化することができるとともに、アルバムの厚さを従来よりも薄くすることができ、扱いやすいアルバムとすることができる。
さらに、印画紙3として、ポストカード用マットペーパーを採用しているため、粘着層等を設けていた従来のアルバム用台紙と比較して、アルバム用台紙1を更に薄く形成することができるし、アルバム用台紙の表面にラミネート処理を行ったり保護フィルムを取り付けたりする必要がなく、デザイン性にも優れている。
なお、本発明のアルバム用台紙に係る構成は、上記実施形態に記載の態様に何ら限定されるものではなく、基板、及び印画紙の形状や素材、寸法等に係る構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、基板としては、アルミ板等といった金属板や木板、塩ビ板等の各種板部材を使用することができるし、上記実施形態に記載の如く、アルバム用台紙の全面にわたって基板を配置させるのではなく、印画紙と印画紙との間に部分的(たとえば、短冊状の基板を所定の間隔毎に複数枚配置したり、四隅及び中央部のみに基板を配置する等)に基板を介在させるように構成することも可能であるし、この場合、介在位置に応じて素材の異なる基板を用いるようにしてもよい。尚、印画紙に爪痕等が残らない、折れにくい等、最も好適な素材はPET板である。
また、アルバム用台紙全体の厚みが1.0mm以下となるのであれば、各種部材の厚みも変更可能であり、0.1〜0.3mm程度の基板及び印画紙を用いることができる。
さらに、アルバム用台紙の左右幅も、上記実施形態に記載のものに何ら限定されることはなく、200〜305mm程度であれば好適に使用することができる。
また、アルバム用台紙全体の厚みが1.0mm以下となるのであれば、各種部材の厚みも変更可能であり、0.1〜0.3mm程度の基板及び印画紙を用いることができる。
さらに、アルバム用台紙の左右幅も、上記実施形態に記載のものに何ら限定されることはなく、200〜305mm程度であれば好適に使用することができる。
1・・アルバム用台紙、2・・基板、3・・印画紙。
Claims (3)
- 印画紙と印画紙との間に、疎水性を有する合成樹脂、金属、又は木製の薄板状部材からなる基板を介在してなり、印画紙及び基板からなる全体の厚みを1.0mm以下としたことを特徴とするアルバム用台紙。
- 基板が、0.1mm以上0.3mm以下のポリエチレンテレフタレート製板部材であることを特徴とする請求項1に記載のアルバム用台紙。
- 印画紙がマットペーパーであることを特徴とする請求項1又は2に記載のアルバム用台紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007012828A JP2008179009A (ja) | 2007-01-23 | 2007-01-23 | アルバム用台紙 |
Applications Claiming Priority (1)
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63100261U (ja) * | 1986-12-18 | 1988-06-29 | ||
JP2005022234A (ja) * | 2003-07-02 | 2005-01-27 | Konica Minolta Photo Imaging Inc | アルバム、アルバム作製支援システムおよびアルバム作製支援方法 |
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2007
- 2007-01-23 JP JP2007012828A patent/JP2008179009A/ja active Pending
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