JP2008176284A - 現像剤の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】水系媒体を使用することが可能であり、小粒径化、及び形状制御が可能で、表面組成のばらつきが少なく、良好な定着性及び転写性を有する現像剤の製造方法を提供する。
【解決手段】バインダー樹脂及び着色剤を含有する混合物を水系媒体と混合し、得られた混合液を機械的せん断に供し、混合物を微細に粒状化して、微粒子を形成し、微粒子をコアとしてコア表面に被覆樹脂層を形成してトナー粒子を得る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真法、静電印刷法、及び磁気記録法等における静電荷像、磁気潜像を現像するための画像形成装置に用いられる現像剤の製造方法に関する。
電子写真法では、像担持体上に電気的な潜像を形成し、ついで潜像をトナーによって現像し、紙等の転写材にトナー画像を転写した後、加熱・加圧等の手段によって定着する。使用するトナーは、従来の単色ブラックのみならず、フルカラー画像を形成するために、複数色のトナーを用いて画像を形成している。
トナーは、キャリア粒子と混合して使用される2成分系現像剤と、磁性トナー又は非磁性トナーとして使用される1成分系現像剤とがある。これらトナーの製法は、通常、混練粉砕法により製造される。この混練粉砕法は、バインダー樹脂、顔料、ワックスなどの離型剤、帯電制御剤等を溶融混練し、冷却後に微粉砕し、これを分級して所望のトナー粒子を製造する方法である。混練粉砕法により製造されたトナー粒子表面には、目的に応じ、表面に無機及び/又は有機の微粒子が添加され、トナーが得られる。
混練粉砕法により製造されるトナー粒子の場合、形状を意図的に制御することは困難である。また、特に粉砕性の高い材料を用いた場合、微粉化されやすく、2成分系現像剤においては、微粉化されたトナーがキャリア表面へ固着して現像剤の帯電劣化が加速されたり、1成分系現像剤においては、微粉化されたトナーが飛散したり、トナー形状の変化に伴い現像性が低下して、画質が劣化していた。また、バインダー樹脂とワックスの界面にて粉砕が起きると、ワックスがトナーから脱離し、現像ロール、像担持体、及びキャリア等汚染が生じ易く、現像剤としての信頼性が低下することがあった。
このような事情の下、近年、トナー粒子の形状及び表面組成を意図的に制御したトナーの製造方法として、乳化重合凝集法が提案されている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
乳化重合凝集法は、乳化重合により樹脂分散液を作成し、一方、溶媒に着色剤を分散させた着色剤分散液を作成し、これらを混合してトナー粒径に相当する凝集粒子を形成した後、加熱することによって融合し、トナー粒子を得る方法である。この乳化重合凝集法によると、加熱温度条件を選択することにより、トナー形状を不定形から球形まで任意に制御することができる。
乳化重合凝集法では、少なくとも樹脂微粒子の分散液、及び着色剤の分散液を所定の条件で凝集・融着させることによりトナーを得ることができる。しかしながら、乳化重合凝集法は合成し得る樹脂の種類に制約があり、スチレンアクリル系共重合体の製造には好適だが、定着性が良好であることが知られているポリエステル樹脂を適用することができない。
これに対し、ポリエステル樹脂を用いたトナーの製造方法として、有機溶剤に溶解させた溶液に顔料分散液等を添加し、これに水を加える転相乳化法があるが、有機溶剤を除去回収する必要がある。有機溶剤を使用せずに水系媒体中で機械的せん断により微粒子を製造する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。しかしながら、溶融状態の樹脂等を撹拌装置に供給する必要があり、ハンドリングが困難であった。また、形状制御に対する自由度も低く、トナー形状を不定形から球形まで任意に制御することができなかった。
特開昭63−282752号公報 特開平6−250439号公報 特開平9−311502号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、水系媒体を使用することが可能であり、小粒径化、及び形状制御が可能で、表面組成のばらつきが少なく、良好な定着性及び転写性を有する現像剤の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の現像剤の製造方法は、バインダー樹脂及び着色剤を含有する混合物、またはバインダー樹脂及び着色剤を含有する粒状化された混合物を、水系媒体と混合する工程、及び
得られた混合液を機械的せん断に供し、混合物を微細に粒状化して、微粒子を形成する工程、及び該微粒子をコアとし、該コアの表面上に被覆樹脂を含有する層を形成する工程を具備する。
また、本発明の現像剤は、バインダー樹脂及び着色剤を含有する混合物を水系媒体と混合し、機械的せん断に供することにより得られた微粒子を含む。
本発明を用いると、水系媒体を使用することが可能であり、小粒径化、及び形状制御が可能で、表面組成のばらつきが少なく、良好な定着性及び転写性を有する現像剤が得られる。
本発明の現像剤の製造方法は、基本的に、少なくともバインダー樹脂及び着色剤を含有する混合物、または少なくともバインダー樹脂及び着色剤を含有する粒状化された混合物を、水系媒体と混合する工程、得られた混合液を機械的せん断に供し、粒状化された混合物を微細に粒状化して、微粒子を形成する工程、及びこの微粒子をコアとして、コアの表面上に被覆樹脂層を形成し、トナー粒子を得る工程を有する。
本発明の現像剤は、上記方法を用いて形成され得る現像剤であって、そのトナー粒子が、バインダー樹脂及び着色剤を含有する混合物を原料として使用し、水系媒体と混合し、機械的せん断に供することにより得られた微粒子と、微粒子をコアとし、コアの表面に形成された被覆樹脂含有層とを有する。
上記微粒子は凝集して凝集粒子を形成することが可能であり、得られた凝集粒子をコアとして使用し、被覆樹脂層を形成することができる。
このために、上記被覆樹脂層を形成する工程の前に、微粒子を凝集せしめ、凝集粒子を形成する工程をさらに設けることができる。
また、被覆樹脂層を形成する工程は、以下の3つの方法に分けられる。
第1の方法では、得られた微粒子またはその凝集粒子を含有する分散液に、被覆樹脂を含有する分散液を添加し、湿式混合を行い、微粒子またはその凝集粒子表面に被覆樹脂層を形成する。
第2の方法では、得られた微粒子またはその凝集粒子を含有する分散液に、被覆樹脂原料となるモノマー等を添加し、被覆樹脂を重合させながら、微粒子またはその凝集粒子表面に付着させ、表面被覆樹脂層を形成する。
また、第3の方法では、得られた微粒子またはその凝集粒子を乾燥し、被覆樹脂微粒子と乾式混合することにより、被覆樹脂微粒子を微粒子またはその凝集粒子表面に付着させ、表面被覆樹脂層を形成する。
本発明によれば、バインダー樹脂及び着色剤を含有する材料、またその粒状化されたものを水系媒体と混合して機械的せん断に供することにより、材料を微細に分割しながら粒状化することが可能となる。これにより、回収不要で環境に優しい水系媒体を使用して、種々のバインダー樹脂が適用でき、小粒径化、及び形状制御が可能であり、表面組成のばらつきが少なく、十分な定着性及び転写性を示す現像剤が得られる。また、本発明によれば、トナー粒子表面が被覆樹脂に覆われているので、トナー粒子に含まれる着色剤等の成分がトナー粒子表面に不均一に存在して帯電特性及びライフ安定性を低下させることを防止できる。
また、このような現像剤を用いることにより、良好な画像を形成し得る。
以下、図面を参照し、本発明をより詳細に説明する。
図1及び図2に、本発明に係る現像剤に含まれるトナー粒子の製造方法の一例を表すフロー図を示す。
図示するように、本発明の現像剤の製造方法では、まず、バインダー樹脂及び着色剤を含有する原料混合物、あるいはバインダー樹脂及び着色剤を含有する粗く粒状化された原料混合物を水系媒体と混合する(ST1)。
原料混合物には、バインダー樹脂及び着色剤の他、例えばワックス、及び帯電制御剤等の添加剤を混合することができる。
また、原料混合物を水系媒体と混合する前に、必要に応じて、バインダー樹脂及び着色剤を含有する、粗く粒状化された混合物を調製することができる(ST2)。
粗く粒状化された混合物は、例えばバインダー樹脂及び着色剤を含有する混合物を溶融混練して粗粉砕する工程により得られる。あるいは、バインダー樹脂及び着色剤を含有する混合物を造粒して得られる。
粗く粒状化された混合物は、好ましくは、0.015mmないし10mmの体積平均粒径を有する。
体積平均粒径が0.015mm未満であると、粗く粒状化された混合物の製造コストが高くなるだけでなく、水系媒体と混合させるために強い攪拌が必要となり、攪拌により発生した泡が混合品の分散を低下させる傾向があり、10mmを超えると、機械的せん断装置のせん断部に設けられたギャップと比較して粒子径が大きいため、せん断部に粒子が詰まったり、混合物の内部と外部での受けたエネルギーの違いにより、組成や粒子径の不均一な粒子が発生する傾向がある。
粗く粒状化された混合物は、より好ましくは、0.02mmないし5mmの体積平均粒径を有する。
原料混合物を水系媒体と混合する工程において、水系媒体に、任意に、界面活性剤及びpH調整剤のうち少なくとも1種を添加することができる。
界面活性剤を添加することにより、混合物表面に吸着した界面活性剤の働きにより容易に水系媒体中に分散することができる。また、pH調整剤を添加することにより、混合品表面の解離性官能基の解離度を増加させたり、極性を高めたりすることにより、自己分散性を向上することができる。
続いて、得られた混合液を機械的せん断に供し、該粗く粒状化された混合物を微細に粒状化して、微粒子を形成する(ST3)。
機械的せん断は、バインダー樹脂のガラス転移点以上の温度に加温して行うことができる。
本発明によれば、水系媒体中で、ガラス転移点以上の温度で機械的せん断を行うことにより、粗く粒状化された混合物のバインダー樹脂の流動性を確保でき、分散した粒子の表面を所望の材料で被覆しながら、微細に分割して粒状化することができる。これにより、粉砕法で得られるトナー粒子に比べて、表面組成がより均一なトナー粒子が得られる。
本発明によれば、機械的せん断の処理温度、処理時間及び攪拌装置の回転数等を調整することにより、得られる微粒子の大きさを制御することができる。
微粒子を凝集することなく使用する場合、微粒子の体積平均粒子径を、好ましくは1ないし10μmに調整し、コアとして使用することができる。
一方、微粒子は、必要に応じて、凝集せしめ、凝集粒子を形成させて、コアとして使用できる。この場合、機械的せん断により形成される微粒子の体積平均粒子径を、好ましくは0.05〜5μmに調整することができる。
凝集粒子を形成するために、混合液中に凝集剤を投入することができる。
また、凝集粒子を融着するために、この混合液を例えばバインダー樹脂のガラス転移点に対して+5ないし+80℃位の温度に加温することができる。
凝集粒子を形成する工程では、pHの調整、界面活性剤の添加、水溶性金属塩の添加、有機溶剤の添加、及び温度調整のうち少なくとも1つのプロセスを用いて微粒子を複数個凝集させることができる。これらのプロセスを調整することにより得られる凝集粒子の形状を制御することが可能である。
凝集粒子は、好ましくは1〜15μmの体積平均粒子径を有する。
凝集粒子の体積平均粒子径が1μm未満であると、現像や転写工程において、トナー粒子の挙動を制御することが困難となる傾向があり、15μmを超えると、細線再現性が悪化する傾向がある。
トナー粒子は、好ましくは0.8〜1.0の円形度を有する。
トナー粒子の円形度が0.8未満であると、粒子の形状が不均一となり転写効率が悪化する傾向がある。
このようにして得られた微粒子または凝集粒子は、その後、被覆樹脂層を形成するための3つの方法のいずれかに供される。
第1の方法では、まず、上記微粒子または凝集粒子を含有する分散液に、被覆樹脂を含有する分散液を添加し、湿式混合を行い(ST5)、微粒子または凝集粒子表面に被覆樹脂層を形成する。
分散液中の被覆樹脂は、好ましくは粒子状である。
被覆樹脂粒子は、好ましくは、0.03〜1μm以下の体積平均粒子径を有する。
被覆樹脂粒子の体積平均粒子径が1μmを超えると、得られる樹脂層が厚くなり、定着性の悪化、着色力の低下となる傾向がある。
次に、得られた分散液に、例えば分散剤等を加えて加温し、被覆樹脂層が形成された微粒子または凝集粒子の形状を熱による融着により安定化させた後、例えば遠心分離器等により、イオン交換水を用いて洗浄(ST6)し、乾燥する(ST7)ことにより、トナー粒子を得る。
また、第2の方法では、上記微粒子または凝集粒子を含有する分散液に、被覆樹脂原料となるモノマー等を添加し、重合開始剤等を添加し、重合を伴う被覆を行う(ST8)。分散液は必要に応じて加温することができる。
次に、得られた分散液に、例えば分散剤等を加えて加温し、被覆樹脂層が形成された微粒子または凝集粒子の形状を安定化させた後、冷却し(ST9)、例えば遠心分離器等により、イオン交換水を用いて洗浄(ST10)し、乾燥する(ST11)ことにより、トナー粒子を得る。
さらに、第3の方法では、上記微粒子または凝集粒子を含有する分散液を冷却し(ST12)、例えば遠心分離器等により、イオン交換水を用いて洗浄(ST13)する。凝集粒子については、分散液を、バインダー樹脂のガラス転移点温度+5度〜+80度の範囲で加熱することにより、粒子を融着させた状態とする。この後、乾燥する(ST14)ことにより、乾燥した微粒子または凝集粒子を得る。その後、これに、例えば乾燥した被覆樹脂微粒子を添加して、乾式混合を行うことにより(ST15)、トナー粒子が得られる。
使用する被覆樹脂粒子は、好ましくは、0.03〜1μmの体積平均粒子径を有する。
被覆樹脂微粒子中に、さらに帯電制御剤等の添加剤を添加することができる。
得られたトナー粒子表面には、必要に応じて、流動化剤、帯電制御剤等の添加剤を添加し得る。
二成分現像剤として使用する場合には、キャリアと混合することができる。
本発明に使用されるバインダー樹脂としては、例えばポリスチレン、スチレン・ブタジエン共重合体、スチレン・アクリル共重合体などのスチレン系樹脂、ポリエチレン、ポリエチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン・ノルボルネン共重合体、ポリエチレン・ビニルアルコール共重合体などのエチレン系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、アリルフタレート系樹脂、ポリアミド系樹脂、及びマレイン酸系樹脂が挙げられる。これら樹脂は1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
バインダー樹脂は、好ましくは1以上の酸価を有する。
本発明に用いる着色剤としては、カーボンブラックや有機もしくは無機の顔料や染料などがあげられる。例えばカーボンブラックでは、アセチレンブラック、ファーネスブラック、サーマルブラック、チャネルブラック、ケッチェンブラックなどが挙げられる。また、イエロー顔料の例としては、C.I.ピグメントイエロー1、2、3、4、5、6、7、10、11、12、13、14、15、16、17、23、65、73、74、81、83、93、95、97、98、109、117、120、137、138、139、147、151、154、167、173、180、181、183、185、C.I.バットイエロー1、3、20などが挙げられる。これらを単独で、あるいは混合して使用することもできる。また、マゼンタ顔料の例としては、C.I.ピグメントレッド1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、21、22、23、30、31、32、37、38、39、40、41、48、49、50、51、52、53、54、55、57、58、60、63、64、68、81、83、87、88、89、90、112、114、122、123、146、150、163、184、185、202、206、207、209、238、C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.バットレッド1、2、10、13、15、23、29、35がなど挙げられる。これらを単独で、あるいは混合して使用することもできる。また、シアン顔料の例としては、C.I.ピグメントブルー2、3、15、16、17、C.I.バットブルー6、C.I.アシッドブルー45などが挙げられる。これらを単独で、あるいは混合して使用することもできる。
粗く粒状化された混合物中には、ワックス、及び帯電制御剤のうち少なくとも1つをさらに添加することができる。
ワックスとして、例えば、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、ポリオレフィン共重合物、ポリオレフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス、フィッシャートロプシュワックスの如き脂肪族炭化水素系ワックス、酸化ポリエチレンワックスの如き脂肪族炭化水素系ワックスの酸化物、または、それらのブロック共重合体、キャンデリラワックス、カルナバワックス、木ろう、ホホバろう、ライスワックスの如き植物系ワックス、みつろう、ラノリン、鯨ろうの如き動物系ワックス、オゾケライト、セレシン、ペトロラタムの如き鉱物系ワックス、モンタン酸エステルワックス、カスターワックスの如き脂肪酸エステルを主成分とするワックス類、脱酸カルナバワックスの如き脂肪酸エステルを一部または全部を脱酸化したものなどがあげられる。さらに、パルミチン酸、ステアリン酸、モンタン酸、あるいは更に長鎖のアルキル基を有する長鎖アルキルカルボン酸類の如き飽和直鎖脂肪酸、ブラシジン酸、エレオステアリン酸、パリナリン酸の如き不飽和脂肪酸、ステアリルアルコール、エイコシルアルコール、ベヘニルアルコール、カルナウビルアルコール、セリルアルコール、メリシルアルコール、あるいは更に長鎖のアルキル基を有する長鎖アルキルアルコールの如き飽和アルコール、ソルビトールの如き多価アルコール、リノール酸アミド、オレイン酸アミド、ラウリン酸アミドの如き脂肪酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスカプリン酸アミド、エチレンビスラウリン酸アミド、ヘキサメチレンビスステアリン酸アミドの如き飽和脂肪酸ビスアミド、エチレンビスオレイン酸アミド、ヘキサメチレンビスオレイン酸アミド、N,N′−ジオレイルアジピン酸アミド、N,N′−ジオレイルセバシン酸アミドの如き不飽和脂肪酸アミド類、m−キシレンビスステアリン酸アミド、N,N′−ジステアリルイソフタル酸アミドの如き芳香族系ビスアミド、ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウムの如き脂肪酸金属塩(−般に金属石けんといわれているもの)、脂肪族炭化水素系ワックスにスチレンやアクリル酸の如きビニル系モノマーを用いてグラフト化させたワックス、ベヘニン酸モノグリセリドの如き脂肪酸と多価アルコールの部分エステル化物、植物性油脂を水素添加することによって得られるヒドロキシル基を有するメチルエステル化合物が挙げられる。
また、摩擦帯電電荷量を制御するための帯電制御剤としては、例えば含金属アゾ化合物が用いられ、金属元素が鉄、コバルト、クロムの錯体、錯塩、あるいはその混合物が望ましい。その他、含金属サリチル酸誘導体化合物も使用可能であり、金属元素がジルコニウム、亜鉛、クロム、ボロンの錯体、錯塩、あるいはその混合物が望ましい。
本発明に使用可能なpH調整剤としては、アミン化合物を使用することが望ましい。アミン化合物として、例えば、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、ジプロピルアミン、ブチルアミン,イソブチルアミン、sec−ブチルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、イソプロパノールアミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノールアミン、N−ブチルジエタノールアミン、N,N−ジメチル−1,3−ジアミノプロパン、N,N−ジエチル−1,3−ジアミノプロパンなどが挙げられる。
本発明に使用可能な界面活性剤としては、例えば、硫酸エステル塩系、スルホン酸塩系、リン酸エステル系、せっけん系等のアニオン性界面活性剤、アミン塩型、4級アンモニウム塩型等のカチオン性界面活性剤、ポリエチレングリコール系、アルキルフェノールエチレンオキサイド付加物系、及び多価アルコール系等の非イオン性界面活性剤が挙げられる。
本発明において使用される機械的せん断装置としては、特に制限されるものではないが、例えば、ウルトラタラックス(IKAジャパン社製)、TKオートホモミクサー(プライミックス社製)、TKパイプラインホモミクサー(プライミックス社製)、TKフィルミックス(プライミックス社製)、クレアミックス(エム・テクニック社製)、クレアSS5(エム・テクニック社製)、キャビトロン(ユーロテック社製)、ファインフローミル(太平洋機工社製)、マイクロフルイダイザー(みづほ工業社製)、アルティマイザー(スギノマシン社製)、ナノマイザー(吉田興業社製)、ジーナスPY(白水化学工業社製)、NANO3000(美粒社製)のようなメディアレスせん断装置、ビスコミル(アイメックス製)、アペックスミル(寿工業社製)、スターミル(アシザワ・ファインテック社製)、DCPスーパーフロー(日本アイリッヒ社製)、エムピーミル(井上製作所社製)、スパイクミル(井上製作所社製)、マイティーミル(井上製作所社製)、SCミル(三井鉱山社製)などのメディアせん断装置が挙げられる。
これらの中でも、高圧方式のせん断装置や内部せん断力を利用するクレアミックスが、粘弾性を有する樹脂を容易に微粒化できる点で望ましい。
本発明においては、機械的せん断装置を用いて少なくとも樹脂と顔料を含む混合品、もしくは、混練品を加熱しながら微粒化するが、微粒化後は一旦所望の温度まで冷却しても良いし、凝集を行う場合には所望の温度に設定しても良い。
また、本発明において、湿式混合には、上記機械的せん断装置、及びアンカー翼、フルゾーン翼、マックスブレンド翼、Hi−Fミキサー翼、ダブルヘリカル翼、サンメラー翼等の攪拌翼を有する攪拌槽を使用することができる。
本発明においては、粗く粒状化された混合物を調製するために、バインダー樹脂と着色剤を含む混合物を混練することができる。
使用する混練機は、溶融混練が可能であれば特に限定されないが、例えば1軸押出機、2軸押出機、加圧型ニーダー、バンバリーミキサー、ブラベンダーミキサー等が挙げられる。具体的には、FCM(神戸製鋼所社製)、NCM(神戸製鋼所社製)、LCM(神戸製鋼所社製)、ACM(神戸製鋼所社製)、KTX(神戸製鋼所社製)、GT(池貝社製)、PCM(池貝社製)、TEX(日本製鋼所社製)、TEM(東芝機械社製)、ZSK(ワーナー社製)、及びニーデックス(三井鉱山社製)などが挙げられる。
本発明においては、微粒子を凝集させる場合に、水溶性の金属塩を使用することができる。水溶性の金属塩として例えば、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、塩化バリウム、塩化マグネシウム、塩化亜鉛、硫酸マグネシウム、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、などの金属塩、及び、ポリ塩化アルミニウム、ポリ水酸化アルミニウム、多硫化カルシム等の無機金属塩重合体などである。
本発明においては、微粒子を凝集させる場合に、有機溶剤を使用しても良い。有機溶剤として、例えばメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、2−メチル−2−プロパノール、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、2−ブトキシエタノール等のアルコール類、アセトニトリル、1,4−ジオキサン等が挙げられる。
本発明においては、トナー表面を少なくとも樹脂を含む材料にて被覆する工程により製造させるが、被覆方法は特に制限されない。
例えば、乾式混合を行う場合には、、機械的な攪拌により被覆するための装置としては、ハイブリダイザー(奈良機械製作所社製)、コスモスシステム(川崎重工業社製)、メカノフュージョン(ホソカワミクロン社製)、メカノミル(岡田精工社製)などを使用することができる。被覆粒子の表面をより均一にするため熱処理を行ってもよく、サーフュージングシステム(日本ニューマチック工業社製)などが好適に用いられる。
また、得られた分散液に、微粒子を追加添加し、ヘテロ凝集にて被覆をさせても良い。また、得られた分散液に所望のモノマーを追加添加し、粒子上に吸着させた後、重合により被膜しても良いし、吸着させずにモノマーが微粒子まで成長した段階でヘテロ凝集しても良いし、それらを平行して行ってもよい。
本発明においては、トナー粒子に対して流動性や帯電性を調整するために、トナー粒子表面に、トナー全重量に対し、0.01〜20重量%の無機微粒子を添加混合してもよい。このような無機微粒子としてはシリカ、チタニア、アルミナ、及びチタン酸ストロンチウム、酸化錫等を単独であるいは2種以上混合して使用することができる。
無機微粒子は疎水化剤で表面処理されたものを使用することが環境安定性向上の観点から好ましい。また、このような無機酸化物以外に1μm以下の樹脂微粒子をクリーニング性向上のために外添してもよい。
無機微粒子等の混合機としては、例えば、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)、スーパーミキサー(カワタ社製)、リボコーン(大川原製作所社製)、ナウターミキサー(ホソカワミクロン社製)、タービュライザー(ホソカワミクロン社製)、サイクロミキサー(ホソカワミクロン社製)、スパイラルピンミキサー(太平洋機工社製)、レーディゲミキサー(マツボー社製)が挙げられる。
本発明においては、更に粗粒などをふるい分けしてもよい。篩に用いられる篩い装置としては、ウルトラソニック(晃栄産業社製)、ジャイロシフター(徳寿工作所社)、バイブラソニックシステム(ダルトン社製)、ソニクリーン(新東工業社製)、ターボスクリーナー(ターボ工業社製)、ミクロシフター(槙野産業社製)、円形振動篩い等が挙げられる。

以下、実施例を示し、本発明をより詳細に説明する。
実施例1
バインダー樹脂としてポリエステル樹脂90重量部、着色剤としてカーボンブラック5重量部、エステルワックス4重量部、及び帯電制御剤としてジルコニア金属錯体1重量部を混合した後、120℃に温度設定した2軸混練機にて溶融混練し、混練品を得た。
得られた混練品を奈良機械製作所社製ハンマーミルにて体積平均粒径1.2mmに粗粉砕し、粗粒子を得た。
粗粒子40重量部、アニオン性界面活性剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム4重量部、アミン化合物としてトリエチルアミン1重量部、イオン交換水55重量部をエム・テクニック社製クレアミックスに投入した。
クレアミックス内の分散液を95℃まで加温した後、クレアミックスの回転数を6,000rpmに設定して、30分間機械的せん断を行った。
機械的せん断終了後、分散液を常温まで冷却した。
得られた着色粒子の体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.5μmであった。この分散液を分散液1とする。
また、別途、スチレン30重量部、アクリル酸ブチル8重量部、アクリル酸2重量部、ドデカンチオール1重量部、アニオン性界面活性剤としてラウリル硫酸ナトリウム0.4重量部をイオン交換水50重量部に分散させたフラスコ内で乳化させ、そのまま70℃になるまで窒素雰囲気下で加熱した。70℃になった時点で過硫酸アンモニウム0.1重量部をイオン交換水8.5重量部に溶解させたものを添加し、そのまま5時間反応させ、樹脂微粒子分散液を得た。SALD7000(島津製作所社製)にて体積平均粒子径を測定した結果、0.12μmであった。この分散液を分散液2とする。
分散液1を90重量部、分散液2を9重量部、及び硫酸カルシウム1重量部をIKA社製ウルトラタックスT50を用い、6,000rpmにて10分間攪拌後、60℃まで昇温し、1時間保持した。この状態で一部サンプリングを行い、冷却後、SEMにて表面観察したところ、着色粒子表面に樹脂微粒子が付着している様子が観察された。着色粒子の体積平均粒径を保持するため分散剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部添加し、形状を制御するため、90℃まで昇温させ、3時間放置した。
得られた分散液の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させ、トナー粒子を得た。
乾燥後、添加剤として、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部をトナー粒子表面に付着させ、所望の電子写真用トナーを得た。
得られた電子写真用トナーの体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.5μmであり、シスメックス社製FPIA2100により円形度を測定した結果、0.98であった。また収率は98%であった。
得られた電子写真用トナーとキャリアを低温低湿環境(10℃、20%)、及び、高温高湿(30℃、85%)に8時間以上放置した。放置後、電子写真用トナー5重量部とキャリア95重量部をポリ容器内で混合し、30分間ターブラー・シェーカー・ミキサーにて攪拌し、吸引式ブローオフ(京セラケミカル社製TTB−200)にて帯電量を測定した。低温低湿に放置したトナーの帯電量(以下、q/m(L/L)で表す)は35.0、高温高湿に放置したトナーの帯電量(以下、q/m(H/H)で表す)は31.2であった。帯電量の環境安定性の指標として、環境変動率を下記の式にて算出した結果、0.89であった。環境変動率は0.80以上であれば環境雰囲気によらず、良好な画像を得る事ができる。
環境変動率 = q/m(H/H) / q/m(L/L)
次に、電子写真用トナーを評価用に改造した東芝テック社製複合機e−STUDIO 281cに投入し、故意に定着器の温度を変化させ、良好な画像が得られる最低の定着器温度を評価した結果、150℃であった。また、転写性を評価した結果、感光体上に現像された電子写真用トナーの99%が紙に転写されていることが分った。
得られた結果を下記表1に示す。
実施例2
ポリエステル樹脂36重量部、カーボンブラック2重量部、エステルワックス1.6重量部、帯電制御剤0.4重量部、アニオン性界面活性剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム4重量部、アミン化合物1重量部、イオン交換水55重量部をエム・テクニック社製クレアミックスに投入し、サンプル温度が95℃到達後、クレアミックスの回転数を6,000rpmに設定して30分間攪拌した。機械的せん断終了後、分散液を常温まで冷却した。
得られた着色粒子の体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.6μmであった。この分散液を分散液3とする。
次に、分散液3を90重量部、分散液2を9重量部、硫酸カルシウム1重量部をIKA社製ウルトラタックスT50を用い6,000rpmにて10分間攪拌後、60℃まで昇温し、1時間保持した。この状態で一部サンプリングを行い、冷却後、SEMにて表面観察したところ、着色粒子表面に樹脂微粒子が付着している様子が観察された。着色粒子の体積平均粒径を保持するため分散剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部添加し、形状を制御するため、90℃まで昇温させ、3時間放置した。
得られた分散液の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させ、トナー粒子を得た。
乾燥後、添加剤として、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部をトナー粒子表面に付着させ、所望の電子写真用トナーを得た。
得られた電子写真用トナーの体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.6μmであり、シスメックス社製FPIA2100により円形度を測定した結果、0.98であった。また収率は98%であった。
実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.90、定着温度が150℃、転写効率が99%であった。
得られた結果を下記表1に示す。
実施例3
バインダー樹脂としてポリエステル樹脂90重量部、着色剤としてカーボンブラック5重量部、エステルワックス4重量部、及び帯電制御剤としてジルコニア金属錯体1重量部を混合した後、120℃に温度設定した2軸混練機にて溶融混練し、混練品を得た。
得られた混練品を奈良機械製作所社製ハンマーミルにて体積平均粒径1.2mmに粗粉砕し、粗粒子を得た。
粗粒子40重量部、アニオン性界面活性剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム4重量部、アミン化合物としてトリエチルアミン1重量部、イオン交換水55重量部をエム・テクニック社製クレアミックスに投入した。
クレアミックス内の分散液を120℃まで加温した後、クレアミックスの回転数を10,000rpmに設定して、30分間機械的せん断を行った。機械的せん断終了後、分散液の一部を取り出し常温まで冷却した。
得られた着色微粒子の体積平均粒子径をSALD7000(島津製作所社製)にて体積平均粒子径を測定した結果、0.45μmであった。
この分散液を55℃に保持した状態で、塩酸を添加し、pHを徐々に酸性にしながら着色微粒子を所望の体積平均粒子径となるまで凝集させて着色粒子を得た。得られた着色粒子の体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.6μmであった。この分散液を分散液4とする。
次に、分散液4を90重量部、分散液2を9重量部、硫酸カルシウム1重量部をIKA社製ウルトラタックスT50を用い6,000rpmにて10分間攪拌後、60℃まで昇温し、1時間保持した。この状態で一部サンプリングを行い、冷却後、SEMにて表面観察したところ、着色粒子表面に樹脂微粒子が付着している様子が観察された。着色粒子の体積平均粒径を保持するため分散剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部添加し、形状を制御するため、90℃まで昇温させ、3時間放置した。
得られた分散液の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させ、トナー粒子を得た。
乾燥後、添加剤として、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部をトナー粒子表面に付着させ、所望の電子写真用トナーを得た。
得られた電子写真用トナーの体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.6μmであり、シスメックス社製FPIA2100により円形度を測定した結果、0.98であった。また収率は98%であった。
実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.90、定着温度が150℃、転写効率が98%であった。
得られた結果を下記表1に示す。
実施例4
ポリエステル樹脂36重量部、カーボンブラック2重量部、エステルワックス1.6重量部、帯電制御剤0.4重量部、アニオン性界面活性剤4重量部、アミン化合物1重量部、イオン交換水55重量部をクレアミックスに投入し、サンプル温度が120℃到達後、エム・テクニック社製クレアミックスの回転数を10,000rpmに設定して30分間攪拌した。機械的せん断終了後、分散液の一部を取り出し常温まで冷却した。
得られた着色微粒子の体積平均粒子径をSALD7000(島津製作所社製)にて体積平均粒子径を測定した結果、0.49μmであった。
前記分散液を55℃に保持した状態で、硫酸カルシウム水溶液を除序に添加しながら着色微粒子を所望の体積平均粒子径となるまで凝集させて着色粒子を得た。
得られた着色粒子の体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.3μmであった。この分散液を分散液5とする。
次に、分散液5を90重量部、分散液2を9重量部、硫酸カルシウム1重量部をIKA社製ウルトラタックスT50を用い6,000rpmにて10分間攪拌後、60℃まで昇温し、1時間保持した。この状態で一部サンプリングを行い、冷却後、SEMにて表面観察したところ、着色粒子表面に樹脂微粒子が付着している様子が観察された。着色粒子の体積平均粒径を保持するため分散剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部添加し、形状を制御するため、90℃まで昇温させ、3時間放置した。
得られた分散液の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させ、トナー粒子を得た。
乾燥後、添加剤として、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部をトナー粒子表面に付着させ、所望の電子写真用トナーを得た。
得られた電子写真用トナーの体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.4μmであり、シスメックス社製FPIA2100により円形度を測定した結果、0.97であった。また収率は97%であった。
実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.91、定着温度が150℃、転写効率が97%であった。
得られた結果を下記表1に示す。
実施例5
実施例1で用いた粗砕品を更に粗砕し、体積平均粒径168μmの中粉砕粒子を得た。
中粉砕粒子40重量部、アニオン性界面活性剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム4重量部、アミン化合物としてトリエチルアミン1重量部、イオン交換水55重量部をIK社製ウルトラタックスT50にて予備分散し、予備分散液1を得た。
上記予備分散液1を、ナノマイザー(吉田機械興業社製、YSNM−2000ARに加熱システムを追加)に投入した。加熱システム温度を120℃に設定し、ナノマイザーの処理圧力100MPaにて3回繰り返し処理を行った。冷却後得られた着色粒子の体積平均粒径をSALD7000(島津製作所社製)にて測定した結果、4.8μmであった。 この分散液を分散液6とする。
次に分散液6を90重量部、分散液2を9重量部、硫酸カルシウム1重量部をIKA社製ウルトラタックスT50を用い6,000rpmにて10分間攪拌後、60℃まで昇温し、1時間保持した。この状態で一部サンプリングを行い、冷却後、SEMにて表面観察したところ、着色粒子表面に樹脂微粒子が付着している様子が観察された。着色粒子の体積平均粒径を保持するため分散剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部添加し、形状を制御するため、90℃まで昇温させ、3時間放置した。
得られた分散液の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させ、トナー粒子を得た。
乾燥後、添加剤として、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部をトナー粒子表面に付着させ、所望の電子写真用トナーを得た。
得られた電子写真用トナーの体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.8μmであり、シスメックス社製FPIA2100により円形度を測定した結果、0.98であった。また収率は99%であった。
実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.88、定着温度が150℃、転写効率が98%であった。
得られた結果を下記表1に示す。
実施例6
ポリエステル樹脂90重量部、シアン顔料5重量部、エステルワックス4重量部、帯電制御剤1 重量部を混合後、奈良機械製作所社製ハンマーミルにて体積平均粒径162μmにまで中粉砕し、中粉砕粒子を得た。
中粉砕粒子40重量部、アニオン性界面活性剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム4重量部、アミン化合物としてトリエチルアミン1重量部、イオン交換水55重量部をIK社製ウルトラタックスT50にて予備分散し、予備分散液2を得た。
上記予備分散液を、ナノマイザー(吉田機械興業社製、YSNM−2000ARに加熱システムを追加)に投入した。加熱システム温度を120℃に設定し、ナノマイザーの処理圧力100MPaにて3回繰り返し処理を行った。冷却後得られた着色粒子の体積平均粒径をSALD7000(島津製作所社製)にて測定した結果、4.9μmであった。この分散液を分散液7とする。
次に分散液7を90重量部、分散液2を9重量部、硫酸カルシウム1重量部をIKA社製ウルトラタックスT50を用い6,000rpmにて10分間攪拌後、60℃まで昇温し、1時間保持した。この状態で一部サンプリングを行い、冷却後、SEMにて表面観察したところ、着色粒子表面に樹脂微粒子が付着している様子が観察された。着色粒子の体積平均粒径を保持するため分散剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部添加し、形状を制御するため、90℃まで昇温させ、3時間放置した。
得られた分散液の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させ、トナー粒子を得た。
乾燥後、添加剤として、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部をトナー粒子表面に付着させ、所望の電子写真用トナーを得た。
得られた電子写真用トナーの体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.9μmであり、シスメックス社製FPIA2100により円形度を測定した結果、0.98であった。また収率は99%であった。
実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.90、定着温度が150℃、転写効率が97%であった。
得られた結果を下記表1に示す。
実施例7
実施例5で用いた予備分散液1を、ナノマイザー(吉田機械興業社製、YSNM−2000ARに加熱システムを追加)に投入した。加熱システム温度を160℃に設定し、ナノマイザーの処理圧力160MPaにて3回繰り返し処理を行った。冷却後得られた着色粒子の体積平均粒径をSALD7000(島津製作所社製)にて測定した結果、0.56μmであった。
ナノマイザーで処理された分散液を55℃に保持した状態で、塩酸を添加しpHを除序に酸性にしながら着色微粒子を所望の体積平均粒子径となるまで凝集させて着色粒子を得た。得られた着色粒子の体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.2μmであった。この分散液を分散液8とする。
次に、分散液8を90重量部、分散液2を9重量部、硫酸カルシウム1重量部をIKA社製ウルトラタックスT50を用い6,000rpmにて10分間攪拌後、60℃まで昇温し、1時間保持した。この状態で一部サンプリングを行い、冷却後、SEMにて表面観察したところ、着色粒子表面に樹脂微粒子が付着している様子が観察された。着色粒子の体積平均粒径を保持するため分散剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部添加し、形状を制御するため、90℃まで昇温させ、3時間放置した。
得られた分散液の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させ、トナー粒子を得た。
乾燥後、添加剤として、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部をトナー粒子表面に付着させ、所望の電子写真用トナーを得た。
得られた電子写真用トナーの体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.2μmであり、シスメックス社製FPIA2100により円形度を測定した結果、0.97であった。また収率は98%であった。
実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.86、定着温度が150℃、転写効率が96%であった。
得られた結果を下記表1に示す。
実施例8
実施例6で用いた予備分散液2を、ナノマイザー(吉田機械興業社製、YSNM−2000ARに加熱システムを追加)に投入した。加熱システム温度を160℃に設定し、ナノマイザーの処理圧力160MPaにて3回繰り返し処理を行った。冷却後得られた着色粒子の体積平均粒径をSALD7000(島津製作所社製)にて測定した結果、0.61μmであった。
前記分散液を55℃に保持した状態で、硫酸カルシウム水溶液を除序に添加しながら着色微粒子を所望の体積平均粒子径となるまで凝集させて着色粒子を得た。
得られた着色粒子の体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.5μmであった。この分散液を分散液9とする。
次に、分散液9を90重量部、分散液2を9重量部、硫酸カルシウム1重量部をIKA社製ウルトラタックスT50を用い6,000rpmにて10分間攪拌後、60℃まで昇温し、1時間保持した。この状態で一部サンプリングを行い、冷却後、SEMにて表面観察したところ、着色粒子表面に樹脂微粒子が付着している様子が観察された。着色粒子の体積平均粒径を保持するため分散剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部添加し、形状を制御するため、90℃まで昇温させ、3時間放置した。
得られた分散液の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させ、トナー粒子を得た。
乾燥後、添加剤として、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部をトナー粒子表面に付着させ、所望の電子写真用トナーを得た。
得られた電子写真用トナーの体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.5μmであり、シスメックス社製FPIA2100により円形度を測定した結果、0.97であった。また収率は99%であった。
実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.88、定着温度が150℃、転写効率が96%であった。
得られた結果を下記表1に示す。
実施例9
実施例1で用いた分散液1を80重量部、メタクリル酸メチルモノマー4重量部を混合しながら、70℃まで窒素雰囲気下にて加熱した。70度になった時点で過硫酸アンモニウム0.05重量部をイオン交換水15.95%に溶解させたものを添加し、そのまま4時間反応させた。その後、着色粒子の体積平均粒径を保持するため分散剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部添加し、形状を制御するため、90℃まで昇温させ、3時間放置した。
得られた分散液の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させ、トナー粒子を得た。
乾燥後、添加剤として、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部をトナー粒子表面に付着させ、所望の電子写真用トナーを得た。
得られた電子写真用トナーの体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.6μmであり、シスメックス社製FPIA2100により円形度を測定した結果、0.99であった。また収率は96%であった。
実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.85、定着温度が150℃、転写効率が98%であった。
得られた結果を下記表1に示す。
実施例10
実施例2で用いた分散液3を80重量部、メタクリル酸メチルモノマー4重量部を混合しながら、70℃まで窒素雰囲気下にて加熱した。70度になった時点で過硫酸アンモニウム0.05重量部をイオン交換水15.95%に溶解させたものを添加し、そのまま4時間反応させた。その後、着色粒子の体積平均粒径を保持するため分散剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部添加し、形状を制御するため、90℃まで昇温させ、3時間放置した。
得られた分散液の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させ、トナー粒子を得た。
乾燥後、添加剤として、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部をトナー粒子表面に付着させ、所望の電子写真用トナーを得た。
得られた電子写真用トナーの体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.7μmであり、シスメックス社製FPIA2100により円形度を測定した結果、0.98であった。また収率は97%であった。
実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.86、定着温度が150℃、転写効率が97%であった。
得られた結果を下記表1に示す。
実施例11
実施例3で用いた分散液4を80重量部、メタクリル酸メチルモノマー4重量部を混合しながら、70℃まで窒素雰囲気下にて加熱した。70度になった時点で過硫酸アンモニウム0.05重量部をイオン交換水15.95%に溶解させたものを添加し、そのまま4時間反応させた。その後、着色粒子の体積平均粒径を保持するため分散剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部添加し、形状を制御するため、90℃まで昇温させ、3時間放置した。
得られた分散液の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させ、トナー粒子を得た。
乾燥後、添加剤として、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部をトナー粒子表面に付着させ、所望の電子写真用トナーを得た。
得られた電子写真用トナーの体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.7μmであり、シスメックス社製FPIA2100により円形度を測定した結果、0.97であった。また収率は98%であった。
実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.89、定着温度が150℃、転写効率が96%であった。
得られた結果を下記表1に示す。
実施例12
実施例4で用いた分散液5を80重量部、メタクリル酸メチルモノマー4重量部を混合しながら、70℃まで窒素雰囲気下にて加熱した。70度になった時点で過硫酸アンモニウム0.05重量部をイオン交換水15.95%に溶解させたものを添加し、そのまま4時間反応させた。その後、着色粒子の体積平均粒径を保持するため分散剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部添加し、形状を制御するため、90℃まで昇温させ、3時間放置した。
得られた分散液の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させ、トナー粒子を得た。
乾燥後、添加剤として、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部をトナー粒子表面に付着させ、所望の電子写真用トナーを得た。
得られた電子写真用トナーの体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.5μmであり、シスメックス社製FPIA2100により円形度を測定した結果、0.97であった。また収率は96%であった。
実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.90、定着温度が150℃、転写効率が96%であった。
得られた結果を下記表1に示す。
実施例13
実施例1で用いた分散液1にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部添加し、形状を制御するため、90℃まで昇温させ、3時間放置した。
得られた分散液の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させ、着色粒子を得た。
実施例1で用いた分散液2の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、上澄み液の除去、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させた後、解砕し、樹脂微粒子粉末(1)を得た。
上記着色粒子90重量部、樹脂微粒子粉末(1)10重量部をハイブリダイザー(奈良機械製作所社製)にて機械的に着色粒子の表面に樹脂微粒子粉末を付着させ、サーフュージングシステム(日本ニューマチック工業社製)にて着色粒子の表面を均一に被覆した。
上記樹脂により被覆された着色粒子に対して、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部を粒子表面に付着させ、所望の電子写真用トナーを得た。
得られた電子写真用トナーの体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.7μmであり、シスメックス社製FPIA2100により円形度を測定した結果、0.98であった。また収率は96%であった。
実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.92、定着温度が150℃、転写効率が95%であった。
得られた結果を下記表1に示す。
実施例14
実施例2で用いた分散液3にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部添加し、形状を制御するため、90℃まで昇温させ、3時間放置した。
得られた分散液の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させ、着色粒子を得た。
上記着色粒子90重量部、樹脂微粒子粉末(1)10重量部をハイブリダイザー(奈良機械製作所社製)にて機械的に着色粒子の表面に樹脂微粒子粉末を付着させ、サーフュージングシステム(日本ニューマチック工業社製)にて着色粒子の表面を均一に被覆した。
上記樹脂により被覆された着色粒子に対して、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部を粒子表面に付着させ、所望の電子写真用トナーを得た。
得られた電子写真用トナーの体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.7μmであり、シスメックス社製FPIA2100により円形度を測定した結果、0.98であった。また収率は97%であった。
実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.89、定着温度が150℃、転写効率が97%であった。
得られた結果を下記表1に示す。
実施例15
実施例3で用いた分散液4にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部添加し、形状を制御するため、90℃まで昇温させ、3時間放置した。
得られた分散液の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させ、着色粒子を得た。
上記着色粒子90重量部、樹脂微粒子粉末(1)10重量部をハイブリダイザー(奈良機械製作所社製)にて機械的に着色粒子の表面に樹脂微粒子粉末を付着させ、サーフュージングシステム(日本ニューマチック工業社製)にて着色粒子の表面を均一に被覆した。
上記樹脂により被覆された着色粒子に対して、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部を粒子表面に付着させ、所望の電子写真用トナーを得た。
得られた電子写真用トナーの体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.6μmであり、シスメックス社製FPIA2100により円形度を測定した結果、0.97であった。また収率は97%であった。
実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.91、定着温度が150℃、転写効率が97%であった。
実施例16
実施例3で用いた分散液4にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部添加し、形状を制御するため、90℃まで昇温させ、3時間放置した。
得られた分散液の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させ、着色粒子を得た。
上記着色粒子90重量部、樹脂微粒子粉末(1)10重量部をハイブリダイザー(奈良機械製作所社製)にて機械的に着色粒子の表面に樹脂微粒子粉末を付着させ、サーフュージングシステム(日本ニューマチック工業社製)にて着色粒子の表面を均一に被覆した。
上記樹脂により被覆された着色粒子に対して、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部を粒子表面に付着させ、所望の電子写真用トナーを得た。
得られた電子写真用トナーの体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.5μmであり、シスメックス社製FPIA2100により円形度を測定した結果、0.96であった。また収率は98%であった。
実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.91、定着温度が150℃、転写効率が98%であった。
得られた結果を下記表1に示す。
比較例1
ポリエステル樹脂90重量部、シアン顔料5重量部、エステルワックス4重量部、帯電制御剤1重量部を混合後、120℃に温度設定した2軸混練機にて処理することにより、混練品を得た。この混練品を気流式粉砕機にて体積平均粒子径が4.5〜5.0μmとなるまで粉砕分級を繰り返した。得られた粉砕分級品に、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部を付着させ、所望の電子写真用トナーを得ることができた。電子写真用トナーの体積平均粒子径をコールターカウンター(ベックマンコールター社製)にて測定した結果、4.6μmであり、FPIA(シスメックス社製)により円形度を測定した結果、0.89であった。また収率は27%であった。
実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.65、定着温度が150℃、転写効率が85%であった。
得られた結果を下記表1に示す。
比較例2
スチレン30重量部、アクリル酸ブチル8重量部、アクリル酸2重量部、ドデカンチオール1重量部、アニオン性界面活性剤0.4重量部をイオン交換水50重量部に分散させたフラスコ内で乳化させ、そのまま70℃になるまで窒素雰囲気下で加熱した。70℃になった時点で過硫酸アンモニウム0.1重量部をイオン交換水8.5重量部に溶解させたものを添加し、そのまま5時間反応させ、樹脂微粒子分散液を得た。SALD7000(島津製作所社製)にて体積平均粒子径を測定した結果、0.12μmであった。
シアン顔料40重量部、アニオン性界面活性剤0.4重量部、イオン交換水59.6重量部をホモジナイザーにて処理し、顔料分散液を得た。SALD7000(島津製作所社製)にて体積平均粒子径を測定した結果、0.35μmであった。
エステルワックス40重量部、アニオン性界面活性剤0.4重量部、イオン交換水59.6重量部を90℃に加熱しながらホモジナイザーにて処理し、ワックス分散液を得た。SALD7000(島津製作所社製)にて体積平均粒子径を測定した結果、0.19μmであった。
電荷制御剤40重量部、アニオン性界面活性剤0.4重量部、イオン交換水59.6重量部をホモジナイザーにて処理し、電荷制御剤分散液を得た。SALD7000(島津製作所社製)にて体積平均粒子径を測定した結果、0.48μmであった。
樹脂微粒子分散液90重量部、顔料分散液5重量部、ワックス分散液4重量部、電荷制御剤分散液1重量部を混合した。混合液に対して硫酸マグネシウム1重量部を添加後、攪拌しながら1℃/minの速度にて48℃まで昇温して2時間保持し、その後1℃/minの速度にて70℃まで昇温することにより着色粒子を得た。着色粒子を遠心分離機にて洗浄水の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄し、真空乾燥機にて含水率が0.3wt%になるまで乾燥させた。乾燥後、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部を付着させ、所望の電子写真用トナーを得ることができた。前記電子写真用トナーの体積平均粒子径をコールターカウンター(ベックマンコールター社製)にて測定した結果、4.7μmであり、FPIA(シスメックス社製)により円形度を測定した結果、0.95であった。また収率は95%であった。
実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.71、定着温度が180℃、転写効率が92%であった。
比較例3
ポリエステル樹脂15.4重量部、塩化メチレン61.5重量部をIKA社製ウルトラタックスT50を用い6,000rpmにて10分間攪拌し、溶解させた。次に、アニオン性界面活性剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム4重量部をイオン交換水19.1重量部に溶解させた水系媒体を追加添加し、IKA社製ウルトラタックスT50を用い10,000rpmにて10分間攪拌した。得られた分散液中の塩化メチレンをエバポレータにて除去し、体積平均粒径720nmのポリエステル微粒子分散液を得た(ポリエステル固形分40重量部)。ただし、この分散液には乳化できずに底部にゲル成分が沈降していた。
ポリエステル樹脂分散液90重量部、比較例2で用いた顔料分散液5重量部、ワックス分散液4重量部、電荷制御剤分散液1重量部を混合した。混合液に対して硫酸マグネシウム0.5重量部を添加後、攪拌しながら1℃/minの速度にて48℃まで昇温して2時間保持し、その後、1℃/minの速度にて70℃まで昇温することにより着色粒子を得た。
得られた着色微粒子の体積平均粒子径をSALD7000(島津製作所社製)にて体積平均粒子径を測定した結果、4.5μmであった。
次に、上記分散液を90重量部、分散液2を9重量部、硫酸カルシウム1重量部をIKA社製ウルトラタックスT50を用い6,000rpmにて10分間攪拌後、60℃まで昇温し、1時間保持した。この状態で一部サンプリングを行い、冷却後、SEMにて表面観察したところ、着色粒子表面に樹脂微粒子が付着している様子が観察された。着色粒子の体積平均粒径を保持するため分散剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部添加し、形状を制御するため、90℃まで昇温させ、3時間放置した。
得られた分散液の固形分について、遠心分離機を使った遠心分離、及びイオン交換水による洗浄を繰り返し行い、ろ液の導電率が50μS/cmとなるまで洗浄した。その後、真空乾燥機にて含水率が0.3重量%になるまで乾燥させ、トナー粒子を得た。
乾燥後、添加剤として、疎水性シリカ2重量部、酸化チタン0.5重量部をトナー粒子表面に付着させ、所望の電子写真用トナーを得た。
得られた電子写真用トナーの体積平均粒子径をベックマンコールター社製コールターカウンターにて測定した結果、4.5μmであり、シスメックス社製FPIA2100により円形度を測定した結果、0.98であった。また収率は79%であった。実施例1と同様の手段にて得られた電子写真用トナーの評価を実施したところ、環境変動率が0.88、定着温度が170℃、転写効率が98%であった。
Figure 2008176284
なお、上記表中、トナー粒子径は、トナー粒子の体積平均粒径のことをいう。
上記表1から明らかなように、実施例1ないし16で得られた現像剤は、いずれも、小粒径化が可能であり、円形度、収率、環境変動率、定着温度、及び転写効率共に良好であった。
しかしながら、比較例1のように混練物を粉砕した従来の粉砕トナーでは、所望の粒径を有するトナーの収率が悪く、円形度、環境変動率、及び転写効率が不十分であった。
また、比較例2のように、重合により得たアクリルスチレン系樹脂微粒子と、顔料、ワックスとを分散液中で凝集させた重合トナーでは、円形度、収率、及び定着効率はある程度良好であったものの、環境変動率が不良となり、また低温定着が困難となった。
さらに、比較例3のように、ポリエステル系バインダー樹脂を有機溶剤中で溶解した後、水系媒体と界面活性剤を加えて分散したバインダー樹脂と、顔料分散液とを凝集させたトナーでは、転写効率は良好であったものの、収率が不十分であり、低温定着が困難となった。
本発明は、小粒径着色粒子の製造に好適であるため、粉体として使用する以外に、混合液の状態で湿式電子写真方式にも、適用が可能である。
本発明に係る現像剤の製造方法の一例を表すフロー図を示す 本発明に係る現像剤の製造方法の一例を表すフロー図を示す

Claims (6)

  1. 少なくともバインダー樹脂及び着色剤を含有する混合物を原料として用い、水系媒体と混合する工程、
    得られた混合液を機械的せん断に供し、該混合物を微細に粒状化して、微粒子を形成する工程、
    及び該微粒子をコアとし、該コアの表面上に被覆樹脂層を形成してトナー粒子を得る工程を具備する現像剤の製造方法。
  2. 前記原料は予め粒状化された混合物である請求項1に記載の現像剤の製造方法。
  3. 前記予め粒状化された混合物は、前記バインダー樹脂及び前記着色剤を含有する混合物を溶融混練して粗粉砕する工程により得られる請求項2に記載の現像剤の製造方法。
  4. 前記被覆樹脂層を形成する工程の前に、前記微粒子を凝集せしめ、凝集粒子を形成する工程をさらに有し、該凝集粒子は前記コアとして使用される請求項1に記載の現像剤の製造方法。
  5. 前記機械的せん断は、前記バインダー樹脂のガラス転移点以上の温度で行う請求項1の現像剤の製造方法。
  6. 前記被覆樹脂層を形成する工程は、前記コア表面に、該被覆樹脂を含有する微粒子を付着せしめることを含む請求項1に記載の現像剤の製造方法。
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