JP2008175898A - カラー画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】1次転写ベルトをクリーニングする専用の手段を設けずに、1次転写ベルトの表面の付着物をクリーニングできるようにして、省スペース化、コスト削減を図ることができるカラー画像形成装置を提供する。
【解決手段】黒トナー及び複数の色トナーを用い、現像用坦持体11a(#1)〜11a(#4)の表面を露光して得た潜在画像を現像してトナー画像を形成し、トナー画像を1次転写体15a、2次転写体15cに順次転写し、2次転写体15cに転写したトナー画像を記録媒体Pに転写し、最後に定着させるカラー画像形成装置1において、2次転写体15cに対して、所定の直流電圧に、交流電圧を重畳したクリーニング電圧を印加する2次転写体用電源手段17dを備えている。
【選択図】図2
【解決手段】黒トナー及び複数の色トナーを用い、現像用坦持体11a(#1)〜11a(#4)の表面を露光して得た潜在画像を現像してトナー画像を形成し、トナー画像を1次転写体15a、2次転写体15cに順次転写し、2次転写体15cに転写したトナー画像を記録媒体Pに転写し、最後に定着させるカラー画像形成装置1において、2次転写体15cに対して、所定の直流電圧に、交流電圧を重畳したクリーニング電圧を印加する2次転写体用電源手段17dを備えている。
【選択図】図2
Description
本発明は、カラー画像形成装置の改良に関する。
黒トナーおよび複数の色トナーを用いてカラー画像の印刷を行う画像形成装置は、例えば、特許文献1に示す画像形成装置が知られている。
この種の画像形成装置は、黒(B)、黄(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)のそれぞれの単色プリント画像データから黒(B)トナー画像、黄(Y)トナー画像、マゼンダ(M)トナー画像、シアン(C)トナー画像を形成し、それぞれのトナー画像を、1次転写体である中間転写ベルト(以下、1次転写ベルトという)に転写して、その後、1次転写ベルト上のB、Y、M、Cトナー画像の全てを2次転写体によって、記録媒体に転写、定着させている。
また、画像形成装置は、1次転写ベルトの近辺には、1次転写ベルトの除電とクリーニングとを行うための導電性ブラシローラを備えており、この導電性ブラシローラには、1次転写ベルトの表面電位と逆極性の直流電圧が印加されており、トナー画像の転写が終了した1次転写ベルトの表面に接触して表面を除電するとともに、表面に付着した残存トナー、紙屑、塵、埃、その他の付着物をブラシで清掃して、1次転写ベルトへの次のトナー画像の転写をスムースに行えるようにしている。
特開2004−227016号公報
ところで、上記した従来の画像形成装置では、1次転写ベルトの表面をクリーニングするために、導電性ブラシローラを設けるスペースを、1次転写ベルトの近辺に設ける必要があった。また、導電性ブラシローラを作動させるための専用の電源手段を設けるスペースも設ける必要があった。
したがって、導電性ブラシローラ、これを作動させる専用の電源手段を設けることで省スペース化が阻害されるとともに、コスト削減をも阻害していた。
本発明は、このような事情を考慮して提案されるものであり、1次転写ベルトをクリーニングする専用の手段を設けずに、1次転写ベルトの表面の付着物をクリーニングできるようにして、省スペース化、コスト削減を図ることができるカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のカラー画像形成装置では、黒トナー及び複数の色トナーを用い、現像用坦持体の表面を露光して得た潜在画像を現像してトナー画像を形成し、トナー画像を1次転写体、2次転写体に順次転写し、2次転写体に転写したトナー画像を記録媒体に転写し、最後に定着させるカラー画像形成装置において、2次転写体に対して、所定の直流電圧に、交流電圧を重畳したクリーニング電圧を印加する2次転写体用電源手段を備えていることを特徴とする。
ここに、1次転写体は1次転写ベルトで構成され、2次転写体は2次転写ベルトで構成されている。
この請求項1に記載のカラー画像形成装置では、2次転写体に対して、所定の直流電圧を印加することで、2次転写体に印加した直流電圧による2次転写体の電位と、1次転写体の電位との差によって、2次転写体側に付着物を吸着させる静電力を発生させて、1次転写体の付着物を2次転写体側に吸着させる。
また、直流電圧に交流電圧を重畳させることで、2次転写体の電位と、1次転写体の電位との差を、時間経過とともに変動させることにより、2次転写体に付着物を吸着させる静電力を強弱させて、1次転写体に付着した付着物を振動させながら吸着し、結果として、付着物吸着力を相乗的に増加させる。
請求項2に記載のカラー画像形成装置では、2次転写体に残存した付着物を除去するクリーナ手段を更に備えている。
請求項3に記載のカラー画像形成装置では、2次転写体は、2次転写ベルトと、この2次転写ベルトの表面を1次転写体に接触または隣接させるために、2次転写ベルトの背面を押圧する2次転写ローラとを少なくとも備えており、2次転写体用電源手段は、クリーニング電圧を2次転写ローラに対して印加することを特徴とする。
この請求項3に記載のカラー画像形成装置では、2次転写ベルトの表面を1次転写体に接触または隣接させるために、2次転写ベルトの背面を押圧する2次転写ローラに対して、クリーニング電圧を印加する。
請求項1に記載のカラー画像形成装置によれば、2次転写体に対して、所定の直流電圧に、交流電圧を重畳したクリーニング電圧を印加するので、交流電圧によって、1次転写体の付着物を振動させながら、2次転写体に吸着させることができる。また、交流電圧によっても、1次転写体の付着物を2次転写体に吸着させることができ、1次転写体の付着物の吸着力を相乗的に増加させることができる。
そのために、1次転写体の付着物をクリーニングするための専用の装置、機能が不要となり、省スペース化、コスト削減を図ることができる。
請求項2に記載のカラー画像形成装置によれば、2次転写体に残存した付着物を除去するクリーナ手段によって、2次転写体への次のトナー画像の転写前には、残存した付着物を除去することができ、2次転写体上のトナー画像を記録媒体に転写する際に、残存した付着物によって記録媒体が汚れることを防止できる。
請求項3に記載のカラー画像形成装置では、2次転写ベルトの表面を1次転写体に接触または隣接させるために、2次転写ベルトの背面を押圧する2次転写ローラに対して、クリーニング電圧を印加するので、2次転写ローラに印加されたクリーニング電圧による付着物吸着作用が、2次転写ローラに隣接する1次転写体に対して及び、1次転写体の付着物のクリーニング効果を最大限に発揮させることができる。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の画像形成装置に設けられるトナー画像形成部10の概略構成図である。このトナー画像形成部10は、現像用担持体11を構成する感光ドラム11aの回転方向に沿って、コロナチャージャ12aを有した帯電手段12と、LEDプリンタヘッド13aを有した露光手段13と、現像ローラ14aを有した現像手段14と、1次転写ベルト15aや1次転写ローラ15bを有した転写手段15(部分)と、クリーナ16aを有した清掃手段16とを順番に配置した基本構成を有している。なお、露光手段13は、LEDプリンタヘッド13aに替えて、レーザープリンタヘッドを有していてもよい。
そして、感光ドラム11aをコロナチャージャ12aによって均一に帯電させる帯電工程と、その感光ドラム11aをLEDプリンタヘッド13aによって部分的に露光して帯電電荷を除去した電気的潜在画像を形成する露光工程と、所定の電圧を与えた現像ローラ14aから、感光ドラム11aと同極性に帯電させたトナーを供給し、電気的潜在画像の領域に吸着させてトナー画像を形成現像する現像工程と、トナー画像を1次転写ベルト15aに転写する転写工程と、転写後、感光ドラム11aに残留したトナーを清掃する清掃工程を連続的に実行する。
以下、トナー画像形成部10の各部をより詳細に説明する。
感光ドラム11aは、導電性を有した回転部材の周面に感光体膜を形成したもので、図示しない駆動手段によって回転駆動される。感光体膜の素材は、感光ドラム11aの帯電極性に応じて選択される。帯電極性がマイナスの場合には、感光体膜は例えばOPC(有機光導電体)で形成される。
帯電手段12を構成するコロナチャージャ12aは、感光ドラム11aの周面を横断する方向に張られた、例えばタングステンを表面処理した放電ワイヤ12bと、その放電ワイヤ12bと感光ドラム11aとの間を遮るように配置したグリッド12cとで構成され、帯電用電源手段17aに接続されている。放電ワイヤ12bは、マイナス極性の高電圧が加えられるとコロナ放電を発生させ、電子や、放電ワイヤ12bの周囲でマイナスイオン化した空気分子によって、感光ドラム11aをマイナス極性に一様に帯電させる。この帯電で生じる電位は、帯電バイアスと呼ばれる。なお、この帯電バイアスは、コロナチャージャ12aのグリッド12cに与えた電圧によって制御される。
露光手段13を構成するLEDプリンタヘッド13aは、予め用意されたプリント用画像データに基づいて、プリント用画像処理回路18によって駆動制御され、感光ドラム11aの回転に同期して、プリント用画像データのライン毎にパターンを感光ドラム11aに照射する。感光ドラム11aの感光体膜は露光している間は導電性になるため、露光した部分の帯電電荷が、感光ドラム11aの内部に逃げることにより、その部分にほぼ0電位の電気的潜在画像が形成される。なお、電気的潜在画像はプリント用画像の逆像になっている。
現像手段14を構成する現像ローラ14aは、図示しない駆動手段によって回転駆動され、感光ドラム11aまでトナーを輸送する。現像は、現像ローラ14aによって輸送されてきたトナーを、静電力によって、電気的潜在画像に吸着させ、トナー画像を形成することでなされる。
ここで現像方式について簡単に説明すると、乾式現像法と湿式現像法に大別され、乾式現像法は、更に二成分現像方式と一成分現像方式とに分けられる。二成分現像方式では、トナーと、トナーを帯電させるためのキャリアと呼ばれる磁性粒子が混合された現像剤とを用い、それらの摩擦によってトナーを帯電させる。
一方、一成分方式では、キャリアを用いずに直接的にトナーを帯電させる。これらの方式は、例えば二成分方式は高速性に優れ、一成分方式は低コストというように一長一短があり、画像形成装置の用途によって使い分けられる。しかし、いずれの場合でも、トナーは、現像ローラ14aと同極性に帯電させることにより、ほぼ0電位の電気的潜在画像のみに吸着させる必要がある。
現像ローラ14aを収容した現像スリーブ14bには、感光ドラム11aに形成された電気的潜在画像のみにトナーを吸着させるための現像バイアスとして、現像用電源手段17bから所定の直流電圧が与えられる。
転写手段15を構成する1次転写ベルト15aは、ゴム素材等で形成されており、その裏面側に配設された1次転写ローラ15bには、1次転写用バイアスとして、1次転写用電源手段17cから所定の直流電圧が加えられ、感光ドラム11aに形成されたトナー画像は、静電力によって1次転写ベルト15aに転写される。
清掃手段16を構成するクリーナ16aは、弾性を有したヘラ状部材で構成され、その弾性力によって感光ドラム11aに当接している。転写後、感光ドラム11aに残留したトナーは、クリーナ16aによって剥ぎ落される。このクリーナ16aは、感光ドラム11aを除電するために導電性を有することが望ましいが、感光ドラム11aを全体的に照射して除電する除電ランプを付設してもよい。なお、16bは、剥ぎ落としたトナーを廃トナーボトル(図示せず)に搬送するためのスクリューローラである。
制御手段19は、図示した全ての部位を制御するために設けられ、帯電用電源手段17a、現像用電源手段17b、1次転写用電源手段17cを制御する機能を備えている。
図2は、黒(B)および色トナー(黄(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C))のそれぞれ毎に、図1に示した構成のトナー画像形成部10(#1)〜10(#4)を用意したカラー画像形成装置1の概略構成図である。
このカラー画像形成装置1は、いわゆるタンデム型のもので、転写手段15として、トナー画像形成部10(#1)〜10(#4)のそれぞれが形成したトナー画像が1つの画像として重ね合わせて転写される共通の1次転写ベルト15a、複数の1次転写ローラ15b(#1)〜15b(#4)、ゴム素材等で形成された2次転写ベルト15c、2次転写ベルト15cの表面を1次転写ベルト15aに接触または隣接させるために、2次転写ベルト15cの背面を押圧する2次転写ローラ15d、記録紙転写ローラ15eと、2次転写ベルト15cに残存した残存トナーなどの付着物を清掃するクリーナ15fを備えている。また、ハロゲンランプ等のヒータ21bを内蔵したヒートローラ21aやニップローラ21cは、記録紙Pに転写されたカラートナー画像を加熱定着させる定着手段21を構成している。
制御手段19は、図1に示した帯電用電源手段17a、現像用電源手段17b、1次転写用電源手段17cの他、更に、2次転写ローラ15dに2次転写バイアスを与える2次転写用電源手段17d、記録紙転写ローラ15eに記録紙転写バイアスを与える記録紙転写用電源手段17eを制御する。
2次転写用電源手段17dは、2次転写ローラ15dに2次転写バイアスを与えることによって、2次転写ベルト15cに2次転写バイアスを与えて、2次転写ベルト15c側に吸着させる静電力を発生させて、1次転写ベルト15aに転写されているトナー画像を2次転写ベルト15cに吸着させる。
記録紙転写用電源手段17eは、記録紙転写ローラ15eに記録紙転写バイアスを与えることによって、記録紙転写ローラ15eに吸着させる静電力を発生させて、2次転写ベルト15cに転写されているトナー画像を記憶紙Pに転写させる。
2次転写用電源手段17dは、2次転写ローラ15dに2次転写バイアスを与えることによって、2次転写ベルト15cに2次転写バイアスを与えて、2次転写ベルト15c側に吸着させる静電力を発生させて、1次転写ベルト15aに転写されているトナー画像を2次転写ベルト15cに吸着させる。
記録紙転写用電源手段17eは、記録紙転写ローラ15eに記録紙転写バイアスを与えることによって、記録紙転写ローラ15eに吸着させる静電力を発生させて、2次転写ベルト15cに転写されているトナー画像を記憶紙Pに転写させる。
本発明では、制御手段19は、1次転写ベルト15aに付着した付着物をクリーニングするために、2次転写用電源手段17dから、所定の直流電圧に、交流電圧を重畳させたクリーニングバイアスを、2次転写ローラ15dに印加することを特徴とする。
図3は、1次転写バイアスと、2次転写バイアスと、クリーニングバイアスとの関係を説明するための説明図である。
1次転写バイアスV1、2次転写バイアスV2のそれぞれは、感光ドラム11aの表面でマイナス極性に帯電されたトナーによって形成されたトナー画像を転写させるために、逆極性であるプラス極性の直流バイアスとなっており、2次転写バイアスV2は、1次転写ベルト15aに転写されたトナー画像を転写させる静電力を、2次転写ベルト15c側に発生させるために、1次転写バイアスV1よりも大きな電圧となっている。
クリーニングバイアスV3は、1次転写バイアスV1よりも大きな直流電圧V3aに、所定振幅の交流電圧V3bを重畳させたものとしている。直流電圧V3aは、1次転写バイアスV1よりも大きいので、直流電圧V3aの電圧と、1次転写バイアスV1の電圧の差によって、1次転写ベルト15aの付着物を2次転写ベルト15cに吸着させる静電力を、2次転写ベルト15cに発生させる。
なお、クリーニング電圧V3のうち、直流電圧V3aは、1次転写ベルト15aの付着物をより吸着しやすくするために、2次転写バイアスV2よりも大きな電圧としているが、この例には限られず、1次転写バイアスV1との電圧差により付着物を吸着させる静電力を発生させる電圧値であればよい。また、1次転写ベルト15aのクリーニング時に1次転写バイアスV1を除電する構成である場合には、1次転写ベルト15aの付着物を静電力により吸着できればよいので、1次転写バイアスV1と同じ値であってもよい。
一方、交流電圧V3bは、2次転写ベルト15cの電圧と、1次転写バイアスV1との差を、時間経過とともに変動させることにより、2次転写ベルト15cに付着物を吸着する静電力を強弱させて、1次転写ベルト15aの付着物を振動させながら吸着し、結果として、直流電圧V3aによる付着物吸着作用の効力を大きくさせる。
なお、交流電圧V3bは、商用交流電源で生成することができる他、正弦波、矩形波それぞれの発生装置で生成することができ、矩形波を発生させて生成する場合には、そのデューティー比を変更することができる。
交流電圧V3bの振幅は、1次転写ベルト15aに付着している残存トナーが、1次転写バイアスV1によりプラス極性に帯電されている場合に、これを除去するため、一時的にマイナス極性となるようにするのが望ましい。こうすれば、プラス極性に帯電されて1次転写ベルト15aに付着している残留トナーとは逆極性のマイナス極性となったときに、2次転写ベルト15cに吸着することができる。
これにより、1次転写ベルト15aに付着した付着物は、直流電圧V3aと交流電圧V3bとによって、1次転写ベルト15aの表面を振動しながら2次転写ベルト15cに吸着され、1次転写ベルト15aの付着物をクリーニングすることを効果的に行うことができる。
なお、このようなクリーニングバイアスV3による付着物吸着作用は、1次転写バイアスV1、2次転写バイアスV2、クリーニングバイアスV3が、プラス極性である場合について説明したが、電気的潜在画像に吸着され形成された、プラス極性に帯電されたトナー画像を転写するために、マイナス極性にしている場合にも同様の議論が成り立つ。
図3には、交流電圧V3bによる付着物吸着作用について説明するために、1次転写ベルト15aの付着物の一例として、残存トナー14cを示しており、14c(#1)は、1次転写バイアスV1によりプラス極性に帯電された残存トナーを示しており、14c(#2)、14c(#3)は、ほぼ0電位の電気的潜在画像に付着させるために、現像スリーブ14bによる現像バイアスが印加されてマイナス極性に帯電された残存トナーを示している。
交流電圧V3bは、原則的には、マイナス極性に帯電されたまま1次転写ベルト15aに付着している残存トナー14c(#2,#3)を、交流電圧V3bと、1次転写バイアスV1との電圧差による静電力により、2次転写ベルト15cに吸着するが、プラス極性に帯電されて1次転写ベルト15aに付着している残存トナー14c(#1)、いわゆる逆チャージトナーについては、交流電圧V3bがマイナス極性となったときに2次転写ベルト15cに吸着する作用をなす。
最後に、このカラー画像形成装置1の基本動作を説明すると、プリント画像データがプリント画像処理回路18によって、黒(B)、黄(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のそれぞれの単色プリント画像データに分解される。そして、トナー画像形成部10(#1)〜10(#4)のそれぞれが、対応した黒または色トナー画像を形成し、それらの黒または色トナー画像が、1次転写ベルト15aに転写される際に、1つのカラートナー画像として重ね合わせられる。このカラートナー画像は、1次転写ベルト15aへの転写と同様な仕組みで、2次転写ベルト15cに転写され、更に、記録紙Pに転写される。このようにしてカラートナー画像が転写された記録紙Pは、定着手段21に搬送され、そこでカラートナー画像が加熱定着される。
なお、このカラー画像形成装置1は、タンデム型であるが、本発明は、4サイクル型にも適用できる。
1 カラー画像形成装置
10,10(#1)〜10(#4) トナー画像形成部
11,11a,11a(#1)〜11a(#4) 現像用担持体
15a 1次転写ベルト
15c 2次転写ベルト
15d 2次転写ローラ
15f クリーナ
17d 2次転写用電源手段
V3 クリーニング電圧
V3a 直流電圧
V3b 交流電圧
P 記録紙
10,10(#1)〜10(#4) トナー画像形成部
11,11a,11a(#1)〜11a(#4) 現像用担持体
15a 1次転写ベルト
15c 2次転写ベルト
15d 2次転写ローラ
15f クリーナ
17d 2次転写用電源手段
V3 クリーニング電圧
V3a 直流電圧
V3b 交流電圧
P 記録紙
Claims (3)
- 黒トナー及び複数の色トナーを用い、現像用坦持体の表面を露光して得た潜在画像を現像してトナー画像を形成し、前記トナー画像を1次転写体、2次転写体に順次転写し、前記2次転写体に転写したトナー画像を記録媒体に転写し、最後に定着させるカラー画像形成装置において、
前記2次転写体に対して、所定の直流電圧に、交流電圧を重畳したクリーニング電圧を印加する2次転写体用電源手段を備えていることを特徴とするカラー画像形成装置。 - 請求項1において、
前記2次転写体に残存した付着物を除去するクリーナ手段を更に備えているカラー画像形成装置。 - 請求項1または2において、
前記2次転写体は、2次転写ベルトと、この2次転写ベルトの表面を前記1次転写体に接触または隣接させるために、前記2次転写ベルトの背面を押圧する2次転写ローラとを少なくとも備えており、
前記2次転写体用電源手段は、前記クリーニング電圧を前記2次転写ローラに対して印加することを特徴とするカラー画像形成装置。
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