JP2008173011A - 形質転換植物体の作出方法及びその利用 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】植物体へ外来遺伝子を導入するのにあたり、それぞれ異なる外来遺伝子を宿主植物染色体に組込み可能に保持した2種類以上のコンストラクトを導入し、これらの外来遺伝子から選択される2種類以上の外来遺伝子により形質転換された植物体群を得る。
【選択図】図1A。
Description
本作出方法は、それぞれ異なる外来遺伝子を宿主植物染色体に組込み可能に保持した2種類以上のコンストラクトを植物体に導入する工程を備えることができる。
外来遺伝子の導入対象となる植物体の植物種や品種は特に限定されない。本発明において、「植物」は、特に制限されず、例えば、食糧用、飼料用、観賞用、環境用、実験用および資源用等に用いられる植物を使用できる。また、植物は、例えば、種子植物であって、裸子植物であってもよく、被子植物であってもよい。また、植物は、単子葉植物であってもよく、双子葉植物であってもよい。食糧用、飼料用植物としては、例えば、コムギ、オオムギ、モロコシ、キビ、ライムギ、ライコムギ、トウモロコシ、コメ、オートムギ、サトウキビ等の単子葉植物、ナタネ、コショウソウ、シロイヌナズナ、キャベツ又はキャノーラ等のアブラナ科、ダイズ、アルファルファ、エンドウ、インゲンマメ又は落花生等のマメ科、ジャガイモ、タバコ、トマト、ナス又はコショウ等のナス科、ヒマワリ、レタス又はキンセンカ属等のキク科、メロン、カボチャ又はズッキーニ等のウリ科、及び、ニンジン等のセリ科等の双子葉植物を含む。観賞用植物としては、バラ等のバラ科、シャクナゲ、アザレア等のツツジ科、ショウジョウソウ及びクロトン等のトウダイグサ科、セキチク等のナデシコ科、ペチュニア等のナス科、アフリカスミレ等のゲスネリア属、ホウセンカ等のツリフネソウ科、ラン等のラン科、グラジオラス、アヤメ、フリージア、クロッカス等のアヤメ科、マリーゴールド等のキク科、ゼラニウム等のフウロソウ科、ドラセナ等のユリ科、イチジク等のクワ科を含む。環境用・資源用植物としては、各種樹木が挙げられ、実験用植物としては、シロイヌナズナ等が挙げられる。
本導入工程工程で用いることのできる外来遺伝子の導入方法は、特に限定しない。例えば、セルラーゼやヘミセルラーゼなどの細胞壁分解酵素処理により、植物の細胞からプロトプラストを単離し、該プロトプラストと外来遺伝子の発現カセットを含む発現ベクターとの懸濁液にポリエチレングリコールを加えてエンドサイトーシス様の過程で該発現ベクターをプロトプラスト内に取り込ませる方法(PEG法)、ホスファチジルコリン等の脂質膜小胞内に超音波処理等により発現ベクターを入れ、該小胞とプロトプラストをPEG存在下に融合させる方法(リポソーム法)、ミニセルを用いて同様の過程で融合させる方法、プロトプラストと発現ベクターの懸濁液に電気パルスを印加して外液中のベクターをプロトプラスト内に取り込ませる方法(エレクトロポレーション法)が挙げられる。しかしながら、これらの方法は、プロトプラストから植物体へ再分化させる培養技術を必要とする点で煩雑である。細胞壁を有するインタクトな細胞への遺伝子導入手段としては、マイクロピペットを細胞に刺し込み、油圧やガス圧でピペット内のベクターDNAを細胞内に注入するマイクロインジェクション法、およびDNAをコーティングした微小金粒子を火薬の爆発やガス圧を利用して加速し、細胞内に導入するパーティクルガン法等の直接導入法と、アグロバクテリウムによる感染を利用した方法とがある。マイクロインジェクションは操作に熟練を要し、また、扱える細胞数が少ないという欠点がある。従って、操作の簡便性を考慮すれば、アグロバクテリウム法および、パーティクルガン法により植物を形質転換することが好ましい。パーティクルガン法は、栽培中の植物の頂端分裂組織に直接遺伝子を導入することが可能である点さらに有用である。また、アグロバクテリウム法において、バイナリーベクターに植物ウイルス、例えばトマトゴールデンモザイクウイルス(TGMV)等のジェミニウイルスのゲノムDNAをボーダー配列の間に同時に挿入することにより、栽培中の植物の任意の部位の細胞に注射筒などを用いて菌懸濁液を接種するだけで、植物体全体にウイルス感染が拡がり、同時に目的遺伝子も植物体全体に導入される。これらの方法は、当該分野に置いて周知であり、形質転換する植物に適した方法が、当該者により適宜選択され得る。
本作出方法においては、アグロバクテリウム感染によってコンストラクトを導入することが好ましい。すなわち、前記導入工程は、異なる導入遺伝子を宿主植物体染色体に組み込み可能なコンストラクトをそれぞれ保持する2種類以上のアグロバクテリウムを植物体に感染させる工程とすることが好ましい。アグロバクテリウム媒介性の遺伝子導入は、植物種及び品種によってその効率において相違があるが、アグロバクテリウムの種類、感染組織、感染方法、前処理及びマーカー遺伝子等について適切な手法を採用することで効率的な遺伝子導入が可能である。
rhizogenes)など、宿主植物染色体に転移可能なDNA領域を備えるTiプラスミドやRiプラスミドなどの転移性プラスミドを保持するアグロバクテリウム属細菌やこれらの変異株を用いることができる。典型的には、アグロバクテリウム・ツメファシエンスが用いられる。
cloned genes into plants. Science,227、 1229〜1231, 1985)、プロトプラスト共存培養法(Marton, L., et al.: In vitro transformation of cultured cell from
Nicotiana tabacum by Agrobactevium tumefaciens. Nature,277, 129〜131, 1981)、カルス再生法(Plant Cell Reports, 12, 7-11,
1992)、減圧浸潤法(The Plant Journal, 19(3), 249-257, 1999)等を採用することができる。
本発明の植物体への外来遺伝子の導入方法は、それぞれ異なる外来遺伝子を宿主植物染色体に組込み可能に保持した2種類以上のコンストラクトを植物体に導入する工程を備えることができる。この導入工程は、異なる外来遺伝子を宿主植物体染色体に組み込み可能なコンストラクトをそれぞれ保持する2種類以上のアグロバクテリウムを植物体に感染させる工程とすることができる。この導入方法によれば、2種類以上の外来遺伝子から選択される組み合わせで外来遺伝子を植物体に導入することができる。この結果、2種類以上の外来遺伝子が各種の組み合わせで導入され形質転換された形質転換植物体(セット)を容易に得ることができる。したがって、この導入方法は、遺伝子機能の探索に有用であるほか、2種類以上の遺伝子による制御により所望の形質を発現させることができる遺伝子の組み合わせの探索及びこうした2種類以上の遺伝子改変による有用形質植物体の作出に有用である。なお、本導入方法においては、本発明の形質転換植物体の作出方法における外来遺伝子、植物体、コンストラクト及び導入方法についての各種態様をそのまま適用することができる。
本発明の遺伝子のスクリーニング方法は、前記導入工程と、前記再生工程とに加え、さらに再生した前記植物個体及びその子孫の植物体の表現型を指標として形質転換植物体を選抜又は分類する工程を備える、植物体における遺伝子スクリーニング方法も提供される。本発明のスクリーニング方法によれば、上記導入工程によって、各種の組み合わせで外来遺伝子を保持する形質転換植物個体を一挙に得ることができる。このため、得られた形質転換植物個体又はその子孫の植物体について表現型を指標として選抜又は分類することで、良好な形質を有する形質転換植物個体の有用な外来遺伝子を容易に同定することができる。これまでは、各種の遺伝子及び組み合わせで形質転換植物個体を個々に試作し、その後、形質又は発現解析を行うなど膨大な試行錯誤が必要であったが、本スクリーニング方法によれば形質転換植物個体セットを取得し、これら又はその子孫の植物体から表現型を指標として形質転換植物個体を選択し、当該形質転換植物個体の外来遺伝子を決定するため、有用形質発現に必要な個々の遺伝子及びその組み合わせを容易に検出することができる。すなわち、一挙に形質転換植物体を作出し、形質で選抜し、その後に外来遺伝子を決定するため、有用な形質転換植物体のための遺伝子の決定が省力化されている。
本発明の形質転換植物体ライブラリは、2種類以上の外来遺伝子から選択される2種類以上の外来遺伝子の組み合わせで導入された形質転換植物個体を含むことができる。このライブラリに含まれる形質転換植物体において見出される表現型及び当該表現型に寄与する外来遺伝子の組み合わせは、分子育種や遺伝子機能探索に有用である。このライブラリには、2種類以上の外来遺伝子の組み合わせによる形質転換植物体のみならず、外来遺伝子が単独で導入された形質転換植物体も含むことができる。こうしたライブラリによれば、外来遺伝子の相互作用や協同作用、内在性遺伝子の機能解析により有用である。
本発明の外来遺伝子導入用組成物は、それぞれ異なる外来遺伝子を宿主植物体染色体に導入可能に保持するアグロバクテリウムを2種類以上含むことができる。本組成物によれば、前記作出方法や前記導入方法の前記外来遺伝子導入工程を効率的に実施して一群の形質転換植物体セットを容易に得ることができる。したがって、本組成物は、形質転換植物体の作出用として、又は植物体の遺伝子スクリーニング用として利用できる。
Way(商品名)仕様)バイナリーベクターpYU501の構築)
シロイヌナズナWRKY33遺伝子の第1イントロンをはさんで逆向きに配置された2つのGate Wayカセット(attR1、CmR、ccdBおよびattR2がタンデムに配列されている)およびカリフラワーモザイクウィルスの35Sターミネーター配列を含むDNA断片を、pJawohl8からXhoIおよびPmeIで切り出し、nosターミネーターがpBluescript(商品名)II SK(−) (Stratagene社)のXbaI部位に組み込んであるベクターpYU502のXhoI−EcoRV部位に組換えた。得られたプラスミドをpYU505とした。pYU505をPspOMIとKpnIで消化して得られる大きい方の断片とpSK1(Kojima, S., Banno, H., Yoshioka, Y., Oka, A., Machida, C., and
Machida, Y. (1999). A binary plasmid for gene expression in plant cells that is
stably maintained in Agrobacterium cells. DNA Res. 6, 407-410.)をNotIとKpnIで消化して得られる大きい方の断片をつなぎあわせた。得られたプラスミドをpYU501とした(図2)。pYU505およびpYU501の構築には大腸菌DB3.1株(Invitrogen社)を使用した。pJawohl8はMax Planck InstituteのBekir Ulker博士とImre E. Somssich博士から供与された。
各遺伝子を増幅するための特異的プライマー(表1)を用いてシロイヌナズナ茎頂部由来cDNAからPCRによる増幅を行った。それぞれの断片をpENTR-D-TOPO(商品名)(Invitrogen社)にクローニングした。
クローニングしたそれぞれのcDNAをLR clonase(商品名)(Invitrogen社)を用いて、pYU501に組換えた。大腸菌はStbl2株(Invitrogen社)を用いた。個々のプラスミドは、独立にアグロバクテリウムGV3101/pMP90(Koncz, C., and Schell, J.
(1986). The promoter of TL-DNA gene 5 controls the tissue-specific
expression of chimeric genes carried by a novel type of Agrobacterium binary
vector. Mol. Gen. Genet. 204, 383-396)に形質導入した。
実施例3で作製した4種類のアグロバクテリウム形質転換系統のそれぞれを、50μg/mLのカルベニシリンを含む5mLのLB培地で3晩培養(full growth,OD600>2)した。これら4種のアグロバクテリウム培養物を等量ずつ混合した後にグリセロールストックを作成し、HDT−RNAiアグロバクテリウムライブラリー(外来遺伝子導入用組成物)とした。
Creely, W., Gonzalez, K., and Hinchee, M. (1999). Arabidopsis ovule is the
target for Agrobacterium in planta vacuum infiltration transformation. Plant J.
19, 249-257)によりシロイヌナズナas2−1変異体(Semiarti, E., Ueno, Y., Tsukaya, H., Iwakawa, H., Machida, C., and
Machida, Y. (2001). The ASYMMETRIC LEAVES2 gene of Arabidopsis thaliana
regulates formation of a symmetric lamina, establishment of venation and
repression of meristem-related homeobox genes in leaves. Development 128,
1771-1783.)に感染させた。得られた種子を、15μg/mLハイグロマイシンを含むMurashige−Skoog(MS)培地[1倍強度のMS塩、3mg/Lチアミン、5mg/L ニコチン酸、0.5mg/Lピリドキシン、0.5g/L Mes−KOH(pH5.7)、0.5%(w/v)ゲランガム(和光純薬)]で選抜することで一次形質転換体(HDT−RNAiシロイヌナズナライブラリー)とした。
得られた形質転換体から、葉身が展開しない葉を形成する個体を探索した。なお、as2変異体にHDACの阻害剤を投与すると葉身が展開しない(背軸側の性質も持った)棒状の葉を形成する。HDT−RNAiシロイヌナズナライブラリーを個体の表現型(葉の形態)を指標に探索した結果、目的の形質(葉身が展開しない)を呈する個体を単離できた。結果を表2に示す。表2は、得られた20系統のうち11系統を解析した結果を示したものである。形質転換体(形質転換系統#1及び#3)の葉身の一例を図3に示す。
また、得られた形質転換体からゲノムDNAを抽出し、HDAC遺伝子とベクターにそれぞれ特異的なプライマー(HDAC遺伝子:プライマーGSP)(ベクター:プライマーRv59またはpU104)を用いたPCRにより確認を行った(図4上段参照)。なお、HDT1遺伝子、HDT2遺伝子、HDT3遺伝子及びHDT4遺伝子には、それぞれpU508、pU510、pU512及びpU514(いずれも表1に記載)を用いた。また、HDT3のRNAiのT−DNAの同定には以下のプライマーを用いてnested PCRを行った。用いたプライマーを表3に示す。なお、GSPは各HDT遺伝子に特異的なプライマーである。図4下段には、形質転換系統#1(左)および#301(右)における遺伝子の確認結果を示す。形質転換系統#1には、HDT1とHDT2のRNAiのためのT−DNAが、#301には、HDT2のそれが、それぞれ導入されていたことが確認された。なお、レーン1〜4は、それぞれHDT1〜4に特異的なGSPを用いた増幅断片を示す。左の2レーンはサイズマーカーを示す。
mutagenesis in Arabidopsis:mutational spectrum.Plant J.1,71-82)と大きくずれていない。このような報告はこれまでになく、アグロバクテリウムを介した植物の形質転換に関する基礎的理解に貢献する知見といえる。
形質転換系統#1におけるHDT遺伝子の発現レベルを、RT-PCR(Semiarti, E., Ueno,
Y., Tsukaya, H., Iwakawa, H., Machida, C., and Machida, Y. (2001). The
ASYMMETRIC LEAVES2 gene of Arabidopsis thaliana regulates formation of a
symmetric lamina, establishment of venation and repression of meristem-related
homeobox genes in leaves. Development 128, 1771-1783)により解析した。播種後10日目の個体からRNAを抽出し、RT−PCRを行った。HDT1,HDT2,HDT3およびHDT4に加え、ハイグロマイシンを不活化する酵素の遺伝子(HPT;T−DNA上の薬剤マーカー遺伝子)、PHABULOSA(PHB)、KANADI2(KAN2)およびETTIN (ETT)遺伝子の転写産物の蓄積も調査した。PHB、KAN2およびETTは、この植物体の表現型に関連する遺伝子である。HPTはT−DNAの有無を判定するために調べた。用いたプライマーは以下のとおりであった。結果を図5に示す。
HDT3およびHDT4: 表1参照
: HPT1
(5’-AGCCTGAACTCACCGCGACGT-3’)(配列番号:13)
HPT2
(5’- TGCCCTCGGACGAGTGCTGGG-3’)(配列番号:14)
: pU579
(5’-ATGATGATGGTCCATTCGATGAGCAGA-3’)(配列番号:15)
pU580
(5’-GGGCCTCCTCTGCTATAGAAAGGAGTCCT-3’)(配列番号:16)
pU593
(5’- ATGGAGCTGTTTCCTGCTCAGCCCGAT-3’)(配列番号:17)
pU594
(5’- GTGAGATCGACCCAGAGTAAACTCAAG-3’)(配列番号:18)
pU223
(5’-ATGGGTGGTTTAATCGATCTGAACGTGATGG-3’) (配列番号:19)
pU224
(5’-GGAGGGAAGCAATCCTCAGCAGC-3’)(配列番号:20)
pU51およびpU52 Semiarti, E., Ueno, Y.,
Tsukaya, H., Iwakawa, H., Machida, C., and Machida, Y. (2001). The ASYMMETRIC
LEAVES2 gene of Arabidopsis thaliana regulates formation of a symmetric lamina,
establishment of venation and repression of meristem-related homeobox genes in
leaves. Development 128, 1771-1783. )
Claims (15)
- 形質転換植物体の作出方法であって、
それぞれ異なる外来遺伝子を宿主植物染色体に組込み可能に保持した2種類以上のコンストラクトを植物体に導入する工程と、
前記導入工程を経た前記植物体から植物個体を再生する工程と、を備える、作出方法。 - 前記導入工程は、前記コンストラクトをそれぞれ保持する2種類以上のアグロバクテリウムを感染させる工程である、請求項1に記載の作出方法。
- 再生した前記植物個体又はその子孫の表現型を指標として形質転換植物体を選抜又は分類する工程を備える、請求項1又は2に記載の作出方法。
- 前記外来遺伝子は、前記植物体の内在性遺伝子の発現を抑制するポリヌクレオチド領域を含んでいる、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
- 植物体における遺伝子のスクリーニング方法であって、
それぞれ異なる外来遺伝子を宿主植物染色体に組込み可能に保持した2種類以上のコンストラクトを植物体に導入する工程と、
前記導入工程を経た前記植物体から植物個体を再生する工程と、
再生した前記植物個体又はその子孫の表現型を指標として形質転換植物体を選抜又は分類する工程と、
を備える、方法。 - 前記導入工程は、前記コンストラクトをそれぞれ保持する2種類以上のアグロバクテリウムを感染させる工程である、請求項5に記載の作出方法。
- さらに、選抜又は分類した前記形質転換植物体の染色体に組み込まれた前記外来遺伝子を決定する工程を備える、請求項5又は6に記載のスクリーニング方法。
- 形質転換植物体ライブラリであって、
2種類以上の外来遺伝子から2種類以上を選択する組み合わせで前記外来遺伝子が導入された形質転換植物体を含む、ライブラリ。 - 1種類の前記外来遺伝子が導入された形質転換植物体を含む、請求項8に記載のライブラリ。
- 形質転換植物体ライブラリの作製方法であって、
それぞれ異なる外来遺伝子を宿主植物体染色体に組込み可能に保持する2種以上のコンストラクトを植物体に導入する工程を、備える、作製方法。 - 植物体への外来遺伝子導入用組成物であって、
それぞれ異なる外来遺伝子を宿主植物染色体に組込み可能に保持する2種類以上のアグロバクテリウムを含む、組成物。 - 前記外来遺伝子は、前記植物体の内在性遺伝子の発現を抑制するポリヌクレオチド領域を含んでいる、請求項11に記載の組成物。
- 植物体への遺伝子導入方法であって、
それぞれ異なる外来遺伝子を宿主植物染色体に組込み可能に保持した2種類以上のコンストラクトを植物体に導入する工程を備える、導入方法。 - 前記導入工程は、前記コンストラクトをそれぞれ保持する2種類以上のアグロバクテリウムを感染させる工程である、請求項13に記載の導入方法。
- 前記導入工程は、2種類以上のアグロバクテリウムの混合物を前記植物体に供給する工程である、請求項14に記載の導入方法。
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