JP2008172714A - 光変調装置および光変調方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】IQアーム間の位相差およびData−Clk間の位相差を高精度に補償すること。
【解決手段】発振回路101、位相シフタ103aおよび位相シフタ103bは、2つのデータ信号の位相を所定周波数で変動させる。位相変調器106は、所定周波数で位相が変動する2つのデータ信号に基づいて位相変調を行う。監視部114、TIA117、バンドパスフィルタ118および同期検波部119は、位相変調器106によって変調された信号から所定周波数の成分を抽出する。位相制御部120は、抽出された信号の成分に基づいて2つのデータ信号の位相を制御する。
【選択図】図1

Description

この発明は、位相変調を行う光変調装置および光変調方法に関する。
近年、伝送トラフィックの増加に伴い、次世代の40Gbps光伝送システム導入の要求が高まっている。しかも、40Gbps光伝送システムにおいて、従来の10Gbps光伝送システムと同等の伝送距離や周波数利用効率が求められている。その実現手段として、光信号対雑音比(OSNR:Optical Signal Noise Ratio)耐力、非線形性耐力に優れたRZ−DPSK(Differential Phase Shift Keying)やCSRZ−DPSK変調方式といった変調方式の研究開発が活発になっている。
図21は、従来の光変調装置の構成を示すブロック図である。図21に示す光変調装置2100は、40GbpsのRZ−DQPSK変調方式を採用した光変調装置である。RZ−DQPDK変調方式は、狭スペクトル(高周波数利用効率)の特徴を持つため、次世代の光伝送システムの変調方式の有力候補として期待されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
位相変調器2110は、IアームおよびQアームを構成する2つのマッハツェンダ型干渉計を有し、4値の位相変調を行うDQPSK変調器である。IアームおよびQアームは、それぞれに入力されるデータ信号に基づいて2値の位相変調を行う。位相変調器2110は、IアームおよびQアームが変調した信号を合波して、DQPSK変調信号としてRZ変調器2120へ出力する。
RZ変調器2120は、位相変調器2110から出力された4値の位相変調信号に対して、入力されるクロック信号に基づいてRZ変調を行う。RZ変調器2120は、RZ変調を行った信号をRZ−DQPSK変調信号として外部へ出力する。
特表2004−516743号公報
しかしながら、上述した光変調装置2100では、温度変動や経時変動によって、回路中の位相遅延量が変化し、回路中の各部の位相にずれが生じるという問題がある。特に、Iアーム、Qアームへデータ信号を出力する回路における温度変動や経時変動によって、図21の符号2111で示すIアームにおける位相と、符号2112で示すQアームにおける位相と、の差異(以下、「IQアーム間の位相差」)が生じる。
また、Iアーム、Qアームへデータ信号を出力する回路や、RZ変調器2120へクロック信号を出力する回路における温度変動や経時変動によって、図21の符号2121で示す位相変調器2110から出力されるDQPSK変調信号の位相と、符号2122で示すRZ変調器2120のクロック信号の位相と、の差異(以下、「Data−Clk間の位相差」)が生じる。
図22−1は、IQアーム間の位相差が0psの場合の位相変調器の出力波形を示すグラフである。図22−2は、IQアーム間の位相差が−10psの場合の位相変調器の出力波形を示すグラフである。図22−3は、IQアーム間の位相差が+10psの場合の位相変調器の出力波形を示すグラフである。
図22−1〜図22−3において、横軸は時間[ps]を、縦軸は強度[uW]を示している(図23−1〜図24−3において同様)。また、Data−Clk間の位相差は0psであるとする(図23−1〜図23−3において同様)。図22−2および図22−3に示すように、IQアーム間の位相差が生じた場合の位相変調器2110の出力波形は、図22−1に示すIQアーム間の位相差がない場合の位相変調器2110の出力波形と比較して劣化する。
図23−1は、IQアーム間の位相差が0psの場合のRZ変調器の出力波形を示すグラフである。図23−2は、IQアーム間の位相差が−10psの場合のRZ変調器の出力波形を示すグラフである。図23−3は、IQアーム間の位相差が+10psの場合のRZ変調器の出力波形を示すグラフである。図23−2および図23−3に示すように、IQアーム間の位相差が生じた場合のRZ変調器2120の出力波形は、図23−1に示すIQアーム間の位相差がない場合のRZ変調器2120の出力波形と比較して劣化する。
図24−1は、Data−Clk間の位相差が0psの場合のRZ変調器の出力波形を示すグラフである。図24−2は、Data−Clk間の位相差が−5psの場合のRZ変調器の出力波形を示すグラフである。図24−3は、Data−Clk間の位相差が+5psの場合のRZ変調器の出力波形を示すグラフである。
図24−1〜図24−3において、IQアーム間の位相差はほぼ0psであるとする。図24−2および図24−3に示すように、Data−Clk間の位相差が生じた場合のRZ変調器2120の出力波形は、図24−1に示すData−Clk間の位相差がない場合のRZ変調器2120の出力波形と比較して劣化する。
図25は、光変調装置における位相差とQ値ペナルティとの関係を示すグラフである。図25において、横軸は位相差[ps]を、縦軸はQ値ペナルティ[dB]を示している。特性2501は、IQアーム間の位相差によるQ値ペナルティの変化を示している。特性2502は、Data−Clk間の位相差によるQ値ペナルティの変化を示している。
図25に示すように、IQアーム間の位相差によるQ値ペナルティおよびData−Clk間の位相差によるQ値ペナルティは、位相差が大きくなるにつれて大きくなる。このため、温度変動や経時変動で生じるIQアーム間およびData−Clk間の位相差により、光送信装置の送信性能を劣化させる。
符号2503は、Q値ペナルティが0.1dBとなるしきい値を示している。Q値ペナルティを0.1dBまで許容するとした場合、許容されるIQアーム間の位相差の範囲は−10ps〜+10ps、許容されるData−Clk間の位相差の範囲は−6ps〜+6psとなる。
これに対して、温度モニタ情報を用いて複数の変調器の駆動信号間の位相差を補償することが考えられる。しかし、この場合、温度モニタ情報によるフィードフォワード制御のため、あらかじめ温度依存性、経時変動特性、個体ばらつきなどの情報が必要となり、高精度な位相差制御は困難であるという問題がある。
この発明は、上述した問題点を解消するものであり、IQアーム間の位相差およびData−Clk間の位相差を高精度に補償して光送信装置の送信性能を向上させることができる光変調装置および光変調方法を提供することを目的とする。
この発明にかかる光変調装置は、2つのデータ信号の位相を所定周波数で変動させる変動手段と、前記所定周波数で位相が変動する2つのデータ信号に基づいて位相変調を行う多値位相変調手段と、前記多値位相変調手段によって変調された信号から前記所定周波数の成分を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された前記信号の成分に基づいて前記2つのデータ信号の位相を制御する位相制御手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、変動手段によって2つのデータ信号の位相を所定周波数で変動させ、多値位相変調手段によって変調された信号から抽出手段によって抽出された所定周波数の成分に基づいて2つのデータ信号の位相をフィードバック制御することでIQアーム間の位相差を高精度に補償することができる。
また、この発明にかかる光変調装置は、2つのデータ信号に基づいて位相変調を行う多値位相変調手段と、クロック信号の位相を所定周波数で変動させる変動手段と、前記所定周波数で位相が変動するクロック信号に基づいてRZ変調を行うRZ変調手段と、前記RZ変調手段によって変調された信号から前記所定周波数の成分を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された前記信号の成分に基づいて前記クロック信号の位相を制御する位相制御手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、変動手段によってクロック信号の位相を所定周波数で変動させ、RZ変調手段によって変調された信号から抽出手段によって抽出された所定周波数の成分に基づいてクロック信号の位相をフィードバック制御することでData−Clk間の位相差を高精度に補償することができる。
以上説明したように、この発明によれば、IQアーム間の位相差およびData−Clk間の位相差を高精度に補償して光送信装置の送信性能を向上させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる光変調装置および光変調方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる光変調装置の構成を示すブロック図である。光変調装置100は、4値の位相変調を行い、さらにRZ変調を行うRZ−DQPSK変調装置である。また、光変調装置100は、40Gbpsのビットレート(20GHzのボーレート)で変調を行うとする。図1において、実線はデータ信号、太線はクロック信号、点線は制御信号をそれぞれ示している。
図1に示すように、実施の形態1にかかる光変調装置100は、発振回路101と、乗算回路102(102aおよび102b)と、位相シフタ103(103aおよび103b)と、DFF104(104aおよび104b)と、ドライバアンプ105(105aおよび105b)と、光源107と、位相変調器106と、ドライバアンプ112と、RZ変調器113と、監視部114と、TIA117と、バンドパスフィルタ118と、同期検波部119と、位相制御部120と、を備えている。
発振回路101は、所定周波数の信号を発振する。所定周波数の信号とは、光変調装置100におけるクロック信号に対して十分に低い周波数f0(たとえば1kHz)の低周波信号である。発振回路101は、発振した低周波信号を、乗算回路102aおよび乗算回路102bを介して位相シフタ103aおよび位相シフタ103bへ出力する。発振回路101は、乗算回路102aおよび乗算回路102bへ等しい振幅の低周波信号を出力する。
ここでは、発振回路101には反転部101cが設けられている。反転部101cは、発振回路101が乗算回路102bへ出力する低周波信号を反転させる。すなわち、発振回路101は、乗算回路102bへ出力する低周波信号の位相を、乗算回路102aへ出力する低周波信号の位相に対して180度ずらす。この場合も、発振回路101は、乗算回路102aおよび乗算回路102bへ等しい振幅の低周波信号を出力する。また、発振回路101は、発振した低周波信号を同期検波部119へ出力する。
乗算回路102aは、発振回路101から出力された低周波信号と、位相制御部120から出力された位相シフタ103aに対する制御信号と、を乗算する。乗算回路102aは、乗算した信号を位相シフタ103aへ出力する。乗算回路102bは、発振回路101から出力された低周波信号と、位相制御部120から出力された位相シフタ103bに対する制御信号と、を乗算する。乗算回路102bは、乗算した信号を位相シフタ103bへ出力する。
位相シフタ(PS:Phase Shifter)103aは、クロック信号(ここでは20GHz)を入力してDFF104aへ出力する。また、位相シフタ103aは、乗算回路102aから出力された信号に基づいて、DFF104aへ出力するクロック信号の位相を周波数f0で変動させる。また、位相シフタ103aは、位相制御部120から乗算回路102aを介して出力された制御信号に基づいて、DFF104aへ出力するクロック信号の位相を調節する。
位相シフタ(PS)103bは、クロック信号(ここでは20GHz)を入力してDFF104bへ出力する。また、位相シフタ103bは、乗算回路102bから出力された信号に基づいて、DFF104bへ出力するクロック信号の位相を周波数f0で変動させる。また、位相シフタ103bは、位相制御部120から乗算回路102bを介して出力された制御信号に基づいて、DFF104bへ出力するクロック信号の位相を調節する。
DFF(Delay Flip−Flop)104aは、データ信号(ここでは20Gbps)を入力する。また、DFF104aは、位相シフタ103aから出力されたクロック信号を駆動信号として、入力したデータ信号をドライバアンプ105aへ出力する。DFF104bは、データ信号(ここでは20Gbps)を入力する。また、DFF104bは、位相シフタ103bから出力されたクロック信号を駆動信号として、入力したデータ信号をドライバアンプ105bへ出力する。
ドライバアンプ105aは、DFF104aから出力されたデータ信号を適宜増幅して位相変調器106へ出力する。ドライバアンプ105bは、DFF104bから出力されたデータ信号を適宜増幅して位相変調器106へ出力する。光源(LD)107は、連続光を生成して位相変調器106へ出力する。光源107は、ここではLD(Laser Diode)によって構成されている。
位相変調器106は、IアームとQアームとを構成する2つのマッハツェンダ型干渉計を備えるDQPSK変調器である。位相変調器106は、分岐部108と、位相変調部109aと、位相変調部109bと、遅延部110と、合波部111と、を備えている。分岐部108は、光源107から出力された連続光を分岐する。分岐部108は、分岐した連続光を位相変調部109aおよび位相変調部109bへ出力する。
位相変調部109aは、DPQSK変調器におけるIアームを構成するマッハツェンダ型干渉計である。位相変調部109aは、分岐部108から出力された連続光に対して、ドライバアンプ105aから出力されたデータ信号に基づいて2値の位相変調を行う。位相変調部109aは、位相変調を行った光信号を合波部111へ出力する。
位相変調部109bは、DPQSK変調器におけるQアームを構成するマッハツェンダ型干渉計である。位相変調部109bは、分岐部108から出力された連続光に対して、ドライバアンプ105bから出力されたデータ信号に基づいて2値の位相変調を行う。位相変調部109bは、位相変調を行った光信号を遅延部110へ出力する。
遅延部110は、位相変調部109bから出力された光信号に対して、位相をπ/2だけ遅延させる。遅延部110は、遅延させた光信号を合波部111へ出力する。合波部111は、位相変調部109bから出力された光信号と、遅延部110から出力された光信号と、を合波する。合波部111は、合波した光信号をRZ変調器113へ出力する。
ドライバアンプ112は、クロック信号(ここでは20GHz)を入力してRZ変調器113へ出力する。RZ変調器113は、ドライバアンプ112から出力されたクロック信号に基づいて、位相変調器106から出力された光信号に対してRZ変調を行う。RZ変調器113は、RZ変調を行った光信号を監視部114へ出力する。
監視部114は、RZ変調器113から出力された光信号を監視する。監視部114は、光カプラ115と、受光部(PD)116と、を備えている。光カプラ115は、RZ変調器113から出力された光信号を分岐する。光カプラ115は、分岐した光信号の一方を装置外部へ出力し、他方を受光部116へ出力する。
受光部116は、光カプラ115から出力された光信号を受光して電気信号に変換する。受光部116は、変換した電気信号をモニタ信号としてTIA117へ出力する。受光部116は、ここではPD(Photo Detector)によって構成されている。TIA(Trans Impedance Amplifier)117は、監視部114から出力されたモニタ信号を適宜増幅してバンドパスフィルタ(BPF)118へ出力する。
バンドパスフィルタ(BPF:Band Pass Filter)118は、TIA117から出力されたモニタ信号のうち、周波数がf0付近の成分を抽出する。これにより、TIA117から出力されたモニタ信号のノイズを低減することができる。バンドパスフィルタ118は、抽出したモニタ信号を同期検波部119へ出力する。なお、バンドパスフィルタ118はここでは省略可能である。
同期検波部119は、発振回路101から出力された低周波信号と、バンドパスフィルタ118から出力されたモニタ信号と、に基づいて同期検波を行う。同期検波部119は、同期検波を行うことにより、バンドパスフィルタ118から出力されたモニタ信号から、低周波信号と同じ周波数f0の成分を抽出する。同期検波部119は、抽出したモニタ信号のf0成分を位相制御部120へ出力する。
位相制御部120は、同期検波部119から出力されたモニタ信号のf0成分に基づいて、位相シフタ103aおよび位相シフタ103bによる位相差調節を制御する。具体的には、バンドパスフィルタ118から出力されたモニタ信号のf0成分の強度が最小となる、あるいは、同期検波部119から出力された同期検波特性が0(ゼロ)近傍の値となるように位相シフタ103aおよび位相シフタ103bの少なくとも一方を制御する。位相制御部120は、位相シフタ103aおよび位相シフタ103bを制御する制御信号をそれぞれ乗算回路102aおよび乗算回路102bを介して位相シフタ103aおよび位相シフタ103bへ出力する。
なお、ここでは、位相変調器106およびRZ変調器113とは別に監視部114を設けて光信号を監視するとして説明したが、RZ変調器113の一例として出力部にMMIカプラを有するマッハツェンダ型干渉計を用いた場合、MMIの一方の出力をPDに接続し、PDによって検出した正相または逆相の信号をモニタ信号としてTIA117へ出力する構成としてもよい。
また、図1では位相シフタ103によってDFF104を駆動するクロック信号の位相を制御したが、位相シフタ103をDFF104とドライバアンプ105の間、あるいは、ドライバアンプ105と位相変調器106の間に挿入してデータ信号の位相を制御してもよい。
図2は、実施の形態1にかかる光変調装置の位相差補償動作を示すフローチャートの一例である。図2に示すように、まず、発振回路101が、周波数f0の低周波信号を発振し(ステップS201)、位相シフタ103へ出力する。具体的には、発振回路101は、低周波信号を、乗算回路102aを介して位相シフタ103aへ出力する。また、発振回路101は、位相シフタ103aへ出力した低周波信号に対して反転した低周波信号を、乗算回路102bを介して位相シフタ103bへ出力する。
つぎに、位相シフタ103が、クロック信号の位相を周波数f0で変動させる(ステップS202)。具体的には、位相シフタ103aが、発振回路101から乗算回路102aを介して出力された低周波信号に基づいて、DFF104aへ出力するクロック信号の位相を周波数f0で変動させる。また、位相シフタ103bが、発振回路101から乗算回路102bを介して出力された低周波信号に基づいて、DFF104bへ出力するクロック信号の位相を周波数f0で変動させる。
つぎに、DFF104が、データ信号を位相変調器106へ出力する(ステップS203)。具体的には、DFF104aが、位相シフタ103aから出力されたクロック信号を駆動信号として、ドライバアンプ105aを介して位相変調部109aへデータ信号を出力する。また、DFF104bが、位相シフタ103bから出力されたクロック信号を駆動信号として、ドライバアンプ105bを介して位相変調部109bへデータ信号を出力する。
ここで、DFF104aおよびDFF104bを駆動するクロック信号の位相は周波数f0で変動するため、DFF104aおよびDFF104bが出力するデータ信号の位相も周波数f0で変動する。また、DFF104bが出力するデータ信号の位相の変動は、DFF104aが出力するデータ信号の位相の変動に対して位相が180度ずれている。
つぎに、位相変調器106が、ドライバアンプ105から出力されたデータ信号に基づいて位相変調を行う(ステップS204)。ここで、ドライバアンプ105aから出力されたデータ信号の位相は周波数f0で変動するため、位相変調部109aの変調による位相も周波数f0で変動する。また、ドライバアンプ105bから出力されたデータ信号の位相は周波数f0で変動するため、位相変調部109bの変調による位相も周波数f0で変動する。
また、DFF104bが出力するデータ信号の位相の変動は、DFF104aが出力するデータ信号の位相の変動に対して位相が180度ずれているため、位相変調部109bの変調による位相も、位相変調部109aの変調による位相に対して180度ずれる。このため、位相変調部109aと位相変調部109bとの間の位相差が周波数f0で変動する。
つぎに、RZ変調器113が、位相変調器106によって位相変調された光信号に対してRZ変調を行う(ステップS205)。つぎに、監視部114が、RZ変調器113によってRZ変調された光信号を監視し(ステップS206)、モニタ信号を出力する。つぎに、同期検波部119が、監視部114から出力されたモニタ信号に対して同期検波を行う(ステップS207)。具体的には、同期検波部119が、監視部114から出力されたモニタ信号から、周波数f0の成分を抽出する。
ここで、上述したように、位相変調器106において、位相変調部109aと位相変調部109bとの間の位相差は周波数f0で変動している。このため、同期検波部119が抽出するモニタ信号のf0成分の強度は、位相変調部109aと位相変調部109bとの間の位相差の情報を示す。
つぎに、位相制御部120が、ステップS207によって抽出されたバンドパスフィルタ118から出力されたモニタ信号のf0成分の強度が最小か否か、あるいは、同期検波部119から出力された同期検波特性が0(ゼロ)近傍の値か否かを判断する(ステップS208)。
ステップS207によって抽出されたモニタ信号のf0成分の強度が最小あるいは、同期検波特性が0(ゼロ)近傍の値でなかった場合(ステップS208:No)、位相制御部120が、位相シフタ103の移相量を調節するように位相シフタ103を制御し(ステップS209)、ステップS201に戻って処理を続行する。
ステップS207によって抽出されたモニタ信号のf0成分の強度が最小、あるいは同期検波特性が0(ゼロ)近傍の値であった場合(ステップS208:Yes)、一連の位相差補償動作を終了する。なお、図2はアルゴリズムの一例であり、異なるアルゴリズムの適用も可能である。
図3−1は、実施の形態1において位相シフタ103aから出力されたクロック信号の位相の変動を示すグラフである。図3−2は、実施の形態1において位相シフタ103bから出力されたクロック信号の位相の変動を示すグラフである。図3−1および図3−2において、横軸は時間を示している。図3−1において、縦軸は位相シフタ103aによるクロック信号の移相量を示している。図3−2において、縦軸は位相シフタ103bによるクロック信号の移相量を示している。
上述したように、発振回路101が低周波信号を発振し、位相シフタ103が低周波信号に基づいてクロック信号の移相量を変動させる。これにより、図3−1および図3−2に示すように、位相シフタ103aから出力されたクロック信号301の移相量および位相シフタ103bから出力されたクロック信号302の移相量はそれぞれ周波数f0で変動している。
また、発振回路101から出力された低周波信号のうち一方は他方に対して反転しているため、クロック信号301の移相量とクロック信号302の移相量とは互いに180度ずれている。ここで、クロック信号301の移相量をT1、クロック信号302の移相量をT2とする。また、クロック信号301およびクロック信号302の位相変動の振幅をΔとする。
図4−1は、実施の形態1におけるIQアーム間の位相差の変動を示すグラフである。図4−1において、横軸は時間を、縦軸はIQアーム間の位相差を示している。IQアーム間の位相差401は、クロック信号301とクロック信号302との移相量の差分T2−T1に相当する。図3−1および図3−2に示したように、クロック信号301の移相量とクロック信号302の移相量とは互いに180度ずれている。このため、図4−1に示すように、IQアーム間の位相差401は、周波数f0で変動し振幅が2×Δとなる。
図4−2は、実施の形態1におけるData−Clk間の位相差の変動を示すグラフである。図4−2において、横軸は時間を、縦軸はData−Clk間の位相差を示している。Data−Clk間の位相差402は、クロック信号301およびクロック信号302の移相量の平均と、RZ変調器113のクロック信号の移相量との差分に相当する。ここでは、RZ変調器113のクロック信号の移相量を変動させていないので、Data−Clk間の位相差402は(T2+T1)/2となる。
図3−1および図3−2に示したように、クロック信号301の移相量とクロック信号302の移相量とは互いに180度ずれているため、クロック信号301の移相量とクロック信号302の移相量とは互いに相殺する。このため、図4−2に示すように、Data−Clk間の位相差402の変動は常に0となる。
図4−1および図4−2に示すように、発振回路101が位相シフタ103aおよび位相シフタ103bへ出力するそれぞれの低周波信号を振幅が同じで位相が反転することで、Data−Clk間の位相差402を変動させずにIQアーム間の位相差401を周波数f0で変動させることができる。さらに、IQアーム間の位相差変動の振幅を、低周波信号の2倍の2×Δとすることができる。これにより、同期検波部119によるIQアーム間の位相差401の検出が容易となる。
図5は、実施の形態1におけるIQアーム間の位相差とモニタ信号のf0成分の強度との関係を示すグラフである。図5において、横軸は、IQアーム間の位相差を示している。縦軸は、バンドパスフィルタ118から出力されたモニタ信号のf0成分の強度[5dB/div]を示している。
図5に示すように、モニタ信号のf0成分の強度が最小となる点501でIQアーム間の位相差が0となる。このため、位相制御部120は、モニタ信号のf0成分の強度が最小となるように位相シフタ103aおよび位相シフタ103bの少なくとも一方を制御することでIQアーム間の位相差を最適な状態に補償することができる。
このように、実施の形態1にかかる光変調装置100によれば、位相シフタ103によって2つのデータ信号の位相を周波数f0で変動させ、2つのデータ信号の位相をフィードバック制御することができる。これにより、実施の形態1にかかる光変調装置100によれば、IQアーム間の位相差を高精度に補償して光送信装置の送信性能を向上させることができる。
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2にかかる光変調装置の構成を示すブロック図である。図6において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。実施の形態2にかかる光変調装置100は、DFF104へ出力するクロック信号の位相を変動させず、RZ変調器113へ出力するクロック信号の位相を変動させる。このため、実施の形態1で説明した位相シフタ103aおよび位相シフタ103bは省いてもよい。また、実施の形態1と同様にバンドパスフィルタ118は省力可能である。
実施の形態2にかかる光変調装置100は、実施の形態1にかかる光変調装置100の構成に加えて乗算回路601と位相シフタ602とを備えている。発振回路101は、周波数f0の低周波信号を乗算回路601を介して位相シフタ602へ出力する。乗算回路601は、発振回路101から出力された低周波信号と位相制御部120から出力された制御信号とを乗算する。乗算回路601は、乗算した信号を位相シフタ602へ出力する。
位相シフタ602は、クロック信号を入力してドライバアンプ112へ出力する。また、位相シフタ602は、乗算回路601から出力された信号に基づいて、ドライバアンプ112へ出力するクロック信号の位相を周波数f0で変動させる。ドライバアンプ112は、乗算回路601から出力されたクロック信号をRZ変調器113へ出力する。また、位相シフタ602は、位相制御部120から乗算回路601を介して出力された制御信号に基づいて、ドライバアンプ112へ出力するクロック信号の位相を調節する。
位相制御部120は、同期検波部119から出力されたモニタ信号のf0成分に基づいて、位相シフタ602による位相差調節を制御する。具体的には、バンドパスフィルタ118から出力されるモニタ信号のf0成分が最小となる、あるいは、同期検波部119から出力された同期検波特性が0(ゼロ)近傍の値となるように位相シフタ602を制御する。位相制御部120は、位相シフタ602を制御する制御信号を乗算回路601を介して位相シフタ602へ出力する。
このように、実施の形態2にかかる光変調装置100によれば、位相シフタ602によってクロック信号の位相を周波数f0で変動させ、クロック信号の位相をフィードバック制御することができる。これにより、実施の形態2にかかる光変調装置100によれば、Data−Clk間の位相差を高精度に補償して光送信装置の送信性能を向上させることができる。
(実施の形態3)
図7は、実施の形態3にかかる光変調装置の構成を示すブロック図である。図7において、図1または図6に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。実施の形態3にかかる光変調装置100は、実施の形態1にかかる光変調装置100の構成に加えて実施の形態2で説明した乗算回路601および位相シフタ602を備えている。また、実施の形態1と同様にバンドパスフィルタ118は省略可能である。
実施の形態3にかかる光変調装置100は、IQアーム間の位相差の調節とData−Clk間の位相差の調節とを時分割して行う。たとえば、位相制御部120は、まず、バンドパスフィルタ118から出力されたモニタ信号のf0成分の強度が最小となるように位相シフタ602を制御することでData−Clk間の位相差を補償する。この場合、位相制御部120は、位相シフタ103aおよび位相シフタ103bがIQアーム間の位相差を変動させないように制御する。
つぎに、位相制御部120は、バンドパスフィルタ118から出力されたモニタ信号のf0成分の強度が最小となるように位相シフタ103aおよび位相シフタ103bの少なくとも一方を制御することでIQアーム間の位相差を補償する。この場合、位相制御部120は、位相シフタ602がクロック信号の位相を調節させないように制御する。なお、ここではData−Clk間の位相差、IQアーム間の位相差の順に補償を行ったが、IQアーム間の位相差、Data−Clk間の位相差の順に補償を行ってもよい。
図8−1は、実施の形態3におけるData−Clk間の位相差補償時のバンドパスフィルタ118から出力されたモニタ信号のf0成分の強度を示すグラフである。図8−1は、位相制御部120が、位相シフタ602における移相量を0とし、位相シフタ103aおよび位相シフタ103bの移相量を変化させたときのモニタ信号のf0成分の強度を示している。横軸は、Qアームの位相T1、すなわち位相制御部120の制御による位相シフタ103aの移相量を示している。縦軸は、Qアームの位相T2、すなわち位相制御部120の制御による位相シフタ103bの移相量を示している(図9−1において同様)。
領域801〜領域811は、モニタ信号のf0成分の強度が、1E−11−1.1E−11a.u.,9E−12−1E−11a.u.,8E−12−9E−12a.u.,7E−12−8E−12a.u.,6E−12−7E−12a.u.,5E−12−6E−12a.u.,4E−12−5E−12a.u.,3E−12−4E−12a.u.,2E−12−3E−12a.u.,1E−12−2E−12a.u.および0−1E−12a.u.となる領域をそれぞれ示している。直線820は、IQアーム間の位相差T2−T1を0とした場合の、Data−Clk間の位相差依存性を示している。
図8−2は、実施の形態3におけるData−Clk間の位相差とバンドパスフィルタ118から出力されたモニタ信号のf0成分の強度との関係を示すグラフである。図8−2は、図8−1における直線820を抽出した特性を示している。図8−2に示すように、モニタ信号のf0成分の強度が最小となる点830でData−Clk間の位相差が0となる。このため、位相制御部120は、モニタ信号のf0成分の強度が最小となるように位相シフタ103a、位相シフタ103bおよび位相シフタ602の少なくとも一つを制御することでData−Clk間の位相差を最適な状態に補償することができる。
図9−1は、実施の形態3におけるIQアーム間の位相差補償時のバンドパスフィルタ118から出力されたモニタ信号のf0成分の強度を示すグラフである。領域901〜領域909は、モニタ信号のf0成分の強度が、8E−11−9E−11a.u.,7E−11−8E−11a.u.,6E−11−7E−11a.u.,5E−11−6E−11a.u.,4E−11−5E−11a.u.,3E−11−4E−11a.u.,2E−11−3E−11a.u.,1E−11−2E−11a.u.および0−1E−11a.u.となる領域をそれぞれ示している。直線920は、Data−Clk間の位相差を0とした場合の、IQアーム間の位相差依存性を示している。
図9−2は、実施の形態3におけるIQアーム間の位相差とバンドパスフィルタ118から出力されたモニタ信号のf0成分の強度との関係を示すグラフである。図9−2は、図9−1における直線920を抽出した特性を示している。図9−2に示すように、モニタ信号のf0成分の強度が最小となる点930でIQアーム間の位相差が0となる。このため、位相制御部120は、モニタ信号のf0成分の強度が最小となるように位相シフタ103a、位相シフタ103bおよび位相シフタ602の少なくとも一つを制御することでIQアーム間の位相差を最適な状態に補償することができる。
このように、実施の形態3にかかる光変調装置100によれば、位相シフタ103によって2つのデータ信号の位相を周波数f0で変動させ、2つのデータ信号の位相をフィードバック制御することができる。また、位相シフタ602によってクロック信号の位相を周波数f0で変動させ、クロック信号の位相をフィードバック制御することができる。これにより、実施の形態3にかかる光変調装置100によれば、IQアーム間の位相差およびData−Clk間の位相差を時分割で補償して光送信装置の送信性能を向上させることができる。
(実施の形態4)
図10は、実施の形態4にかかる光変調装置の構成を示すブロック図である。図10において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。実施の形態4にかかる光変調装置100は、IQアーム間の位相差の調節とData−Clk間の位相差の調節とを時分割して行う。光変調装置100は、実施の形態1の構成に加えて論理反転回路1001を備えている。また、実施の形態1において説明した、発振回路101に設けられた反転部101cはここでは省かれている。また、実施の形態1と同様にバンドパスフィルタ118は省略可能である。
発振回路101は、低周波信号を乗算回路102bおよび論理反転回路1001へ出力する。論理反転回路1001は、発振回路101から出力された低周波信号を反転させ、または反転させずに乗算回路102aへ出力する。位相制御部120は、低周波信号に対する論理反転回路1001による反転/非反転を切り替える。たとえば、位相制御部120は、まず、論理反転回路1001が乗算回路102aへ出力する低周波信号を反転させないように論理反転回路1001を制御する。
図11−1は、実施の形態4において位相シフタ103aから出力されたクロック信号の位相の変動を示すグラフである。図11−2は、実施の形態4において位相シフタ103bから出力されたクロック信号の位相の変動を示すグラフである。図11−1および図11−2において、図3−1および図3−2に示した符号については説明を省略する。
論理反転回路1001が乗算回路102aへ出力する低周波信号を反転させない場合、図11−1および図11−2に示すように、位相シフタ103aから出力されたクロック信号301の移相量および位相シフタ103bから出力されたクロック信号302の移相量はそれぞれ周波数f0で変動する。また、クロック信号301とクロック信号302とは互いに位相がずれず、クロック信号301とクロック信号302の移相量の変動は常に一致する。
図12−1は、実施の形態4におけるIQアーム間の位相差の変動を示すグラフである。図12−1において、横軸は時間を、縦軸はIQアーム間の位相差を示している。図11−1および図11−2に示したように、クロック信号301の移相量とクロック信号302の移相量とが互いにずれていない場合、クロック信号301の移相量とクロック信号302の移相量とは互いに相殺する。このため、IQアーム間の位相差401の変動は、図12−1に示すように常に0となる。
図12−2は、実施の形態4におけるData−Clk間の位相差の変動を示すグラフである。図12−2において、横軸は時間を、縦軸はData−Clk間の位相差を示している。図11−1および図11−2に示したように、クロック信号301の移相量とクロック信号302の移相量とが互いにずれていない場合、Data−Clk間の位相差402は、図12−1に示すように周波数f0で変動する。
図12−1および図12−2に示すように、論理反転回路1001が乗算回路102aへ出力する低周波信号を反転させない場合、IQアーム間の位相差401を変動させずにData−Clk間の位相差402を周波数f0で変動させることができる。これにより、位相制御部120は、Data−Clk間の位相差402を補償することができる。
Data−Clk間の位相差402を補償した後、位相制御部120は、論理反転回路1001が乗算回路102aへ出力する低周波信号を反転させるように論理反転回路1001を制御する。この場合、図3−1〜図4−2において説明したように、Data−Clk間の位相差402を変動させずにIQアーム間の位相差401を周波数f0で変動させることができる。これにより、位相制御部120は、IQアーム間の位相差401を補償することができる。
このように、実施の形態4にかかる光変調装置100によれば、論理反転回路1001が乗算回路102aへ出力する低周波信号を反転させないように論理反転回路1001を制御することで、IQアーム間の位相差401を変動させずにData−Clk間の位相差402を周波数f0で変動させることができる。
また、実施の形態4にかかる光変調装置100によれば、論理反転回路1001が乗算回路102aへ出力する低周波信号を反転させるように論理反転回路1001を制御することで、Data−Clk間の位相差402を変動させずにIQアーム間の位相差401を周波数f0で変動させることができる。これにより、実施の形態4にかかる光変調装置100によれば、IQアーム間の位相差およびData−Clk間の位相差を時分割で補償することができる。
また、実施の形態4にかかる光変調装置100によれば、実施の形態3と比較して位相シフタ602を省略することができる。位相シフタ602は20GHzに対応する高速な位相シフタであるのに対し、実施の形態4にかかる光変調装置100が備える論理反転回路1001は低周波信号に対応する低速な回路である。このため、実施の形態4にかかる光変調装置100によれば、IQアーム間の位相差およびData−Clk間の位相差を時分割で補償して光送信装置の送信性能を向上させつつ、装置全体として低コスト化を図ることができる。
(実施の形態5)
図13は、実施の形態5にかかる光変調装置の構成を示すブロック図である。図13において、図1または図6に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。実施の形態5にかかる光変調装置100は、IQアーム間の位相差401の調節とData−Clk間の位相差402の調節とを時分割で、または同時に行う。
図13に示すように、実施の形態5にかかる光変調装置100は、実施の形態1にかかる光変調装置100が備える発振回路101と、バンドパスフィルタ118と、同期検波部119と、位相制御部120と、に代えて、発振回路1301aおよび発振回路1301bと、バンドパスフィルタ1302aおよびバンドパスフィルタ1302bと、同期検波部1303aおよび同期検波部1303bと、位相制御部1304aおよび位相制御部1304bと、乗算回路601と、位相シフタ602と、を備えている。
発振回路1301aは、発振した低周波信号を、乗算回路102aおよび乗算回路102bを介して位相シフタ103aおよび位相シフタ103bへ出力する。また、発振回路1301aは、発振した低周波信号を同期検波部1303aへ出力する。ここでは、発振回路1301aには反転部101cが設けられている。反転部101cは、乗算回路102bへ出力する低周波信号を反転させる。
発振回路1301bは、発振した低周波信号を、乗算回路601を介して位相シフタ602へ出力する。また、発振回路1301bは、発振した低周波信号を同期検波部1303bへ出力する。ここで、発振回路1301aは周波数f1の低周波信号を発振し、発振回路1301bは周波数f0(≠f1)の低周波信号を発振する。
TIA117は、監視部114から出力されたモニタ信号を適宜増幅してバンドパスフィルタ1302aおよびバンドパスフィルタ1302bへ出力する。バンドパスフィルタ1302aは、TIA117から出力されたモニタ信号のうち、周波数がf1付近の成分を抽出する。バンドパスフィルタ1302aは、抽出したモニタ信号を同期検波部1303aへ出力する。
バンドパスフィルタ1302bは、TIA117から出力されたモニタ信号のうち、周波数がf0付近の成分を抽出する。バンドパスフィルタ1302bは、抽出したモニタ信号を同期検波部1303bへ出力する。なお、バンドパスフィルタ1302aおよびバンドパスフィルタ1302bはここでは省略可能である。
同期検波部1303aは、発振回路1301aから出力された低周波信号と、バンドパスフィルタ1302aから出力されたモニタ信号と、に基づいて同期検波を行う。同期検波部1303aは、同期検波を行うことにより、バンドパスフィルタ1302aから出力されたモニタ信号から、低周波信号と同じ周波数f1の成分を抽出する。同期検波部1303aは、抽出したモニタ信号のf1成分を位相制御部1304aへ出力する。
同期検波部1303bは、発振回路1301bから出力された低周波信号と、バンドパスフィルタ1302bから出力されたモニタ信号と、に基づいて同期検波を行う。同期検波部1303bは、同期検波を行うことにより、バンドパスフィルタ1302bから出力されたモニタ信号から、低周波信号と同じ周波数f0の成分を抽出する。同期検波部1303bは、抽出したモニタ信号のf0成分を位相制御部1304bへ出力する。
位相制御部1304aは、同期検波部1303aから出力されたモニタ信号のf1成分に基づいて、位相シフタ103aおよび位相シフタ103bによる位相差調節を制御する。具体的には、バンドパスフィルタ1302aから出力されたモニタ信号のf1成分の強度が最小となる、あるいは、同期検波部1303aから出力された同期検波特性が0(ゼロ)近傍の値となるように位相シフタ103aおよび位相シフタ103bの少なくとも一方を制御する。位相制御部1304aは、位相シフタ103aおよび位相シフタ103bを制御する制御信号をそれぞれ乗算回路102aおよび乗算回路102bを介して位相シフタ103aおよび位相シフタ103bへ出力する。
位相制御部1304bは、同期検波部1303bから出力されたモニタ信号のf0成分に基づいて、位相シフタ602による位相差調節を制御する。具体的には、バンドパスフィルタ1302bから出力されたモニタ信号のf0成分の強度が最小となる、あるいは、同期検波部1303bから出力された同期検波特性が0(ゼロ)近傍の値となるように位相シフタ602を制御する。位相制御部1304bは、位相シフタ602を制御する制御信号を乗算回路601を介して位相シフタ602へ出力する。なお、位相制御部1304aと位相制御部1304bとは一体的に構成してもよい。
図14−1は、実施の形態5において位相シフタ103aから出力されたクロック信号の位相の変動を示すグラフである。図14−2は、実施の形態5において位相シフタ103bから出力されたクロック信号の位相の変動を示すグラフである。図14−3は、実施の形態5において位相シフタ602から出力されたクロック信号の位相の変動を示すグラフである。
図14−1〜図14−3において、横軸は時間を示している。図14−1において、縦軸は位相シフタ103aによるクロック信号の移相量T1を示している。図14−2において、縦軸は位相シフタ103bによるクロック信号の移相量T2を示している。図14−3において、縦軸は位相シフタ602によるクロック信号の移相量T3を示している。
上述したように、発振回路1301aが低周波信号を発振し、位相シフタ103aおよび位相シフタ103bが低周波信号に基づいてクロック信号の移相量を周波数f1で変動させる。これにより、図14−1および図14−2に示すように、位相シフタ103aから出力されたクロック信号301の移相量および位相シフタ103bから出力されたクロック信号302の移相量はそれぞれ周波数f1で変動する。
また、発振回路101から出力された低周波信号のうち一方は他方に対して反転しているため、クロック信号301の移相量とクロック信号302の移相量とは互いに180度ずれている。ここで、クロック信号301およびクロック信号302の位相変動の振幅をΔとする。
また、発振回路1301bが低周波信号を発振し、位相シフタ602が低周波信号に基づいてクロック信号の移相量を周波数f0で変動させる。これにより、図14−3に示すように、位相シフタ602から出力されたクロック信号1401の移相量は周波数f0(≠f1)で変動する。ここで、クロック信号1401の位相変動の振幅をΔ’とする。
図15−1は、実施の形態5におけるIQアーム間の位相差の変動を示すグラフである。図15−1において、横軸は時間を、縦軸はIQアーム間の位相差を示している。IQアーム間の位相差401は、クロック信号301とクロック信号302との移相量の差分T2−T1に相当する。図14−1および図14−2に示したように、クロック信号301の移相量とクロック信号302の移相量とは互いに180度ずれている。このため、IQアーム間の位相差401は、図15−1に示すように、周波数f1で変動し、振幅が2×Δとなる。
図15−2は、実施の形態5におけるData−Clk間の位相差の変動を示すグラフである。図15−2において、横軸は時間を、縦軸はData−Clk間の位相差を示している。Data−Clk間の位相差402は、クロック信号301およびクロック信号302の移相量の平均と、クロック信号1401の移相量T3と、の差に相当する。
図14−1および図14−2に示したように、クロック信号301の移相量とクロック信号302の移相量とは互いに180度ずれているため、クロック信号301の移相量とクロック信号302の移相量とは互いに相殺する。このため、Data−Clk間の位相差402はクロック信号1401の移相量T3により変動する。このため、Data−Clk間の位相差402は、図15−2に示すように、周波数f0で変動し、振幅がΔ’となる。
図15−1および図15−2に示すように、発振回路1301aが位相シフタ103aおよび位相シフタ103bへ出力するそれぞれの低周波信号の周波数をf1とし、発振回路1301bが位相シフタ602へ出力する低周波信号の周波数をf0とすることで、IQアーム間の位相差401は周波数f1で変動し、Data−Clk間の位相差402は周波数f0で変動する。
これにより、同期検波部1303aはモニタ信号の周波数がf1の成分を、同期検波部1303bはモニタ信号の周波数がf0の成分をそれぞれ抽出することができる。このため、位相制御部1304aおよび位相制御部1304bは、IQアーム間の位相差401およびData−Clk間の位相差402をそれぞれ同時に調節することができる。
図16−1は、実施の形態5におけるData−Clk間の位相差補償時のバンドパスフィルタ1302bから出力されたモニタ信号のf0成分の強度を示すグラフである。図16−1は、位相制御部1304aおよび位相制御部1304bが、位相シフタ602における移相量を0とし、位相シフタ103aおよび位相シフタ103bの移相量を変化させたときのモニタ信号のf0成分の強度を示している。横軸は、Qアームの位相T1、すなわち位相制御部1304aの制御による位相シフタ103aの移相量を示している。縦軸は、Qアームの位相T2、すなわち位相制御部1304aの制御による位相シフタ103bの移相量を示している(図17−1において同様)。
領域1601〜領域1612は、モニタ信号のf0成分の強度が、1.1E−13−1.2E−13a.u.,1E−13−1.1E−13a.u.,9E−14−1E−13a.u.,8E−14−9E−14a.u.,7E−14−8E−14a.u.,6E−14−7E−14a.u.,5E−14−6E−14a.u.,4E−14−5E−14a.u.,3E−14−4E−14a.u.,2E−14−3E−14a.u.,1E−14−2E−14a.u.および0−1E−14a.u.となる領域をそれぞれ示している。直線1620は、IQアーム間の位相差T2−T1を0とした場合の、Data−Clk間の位相差依存性を示している。
図16−2は、実施の形態5におけるData−Clk間の位相差とバンドパスフィルタ1302bから出力されたモニタ信号のf0成分の強度との関係を示すグラフである。図16−2は、図16−1における直線1620を抽出した特性を示している。図16−2に示すように、モニタ信号のf0成分の強度が最小となる点1630でData−Clk間の位相差が0となる。このため、位相制御部1304aおよび位相制御部1304bは、モニタ信号のf0成分の強度が最小となるように位相シフタ103a、位相シフタ103bおよび位相シフタ602の少なくとも一つを制御することでData−Clk間の位相差を最適な状態に補償することができる。
図17−1は、実施の形態5におけるIQアーム間の位相差補償時のバンドパスフィルタ1302aから出力されたモニタ信号のf1成分の強度を示すグラフである。領域1701〜領域1709は、モニタ信号のf0成分の強度が、8E−11−9E−11a.u.,7E−11−8E−11a.u.,6E−11−7E−11a.u.,5E−11−6E−11a.u.,4E−11−5E−11a.u.,3E−11−4E−11a.u.,2E−11−3E−11a.u.,1E−11−2E−11a.u.および0−1E−11a.u.となる領域をそれぞれ示している。直線1720は、Data−Clk間の位相差を0とした場合の、IQアーム間の位相差依存性を示している。
図17−2は、実施の形態5におけるIQアーム間の位相差とバンドパスフィルタ1302aから出力されたモニタ信号のf1成分の強度との関係を示すグラフである。図17−2は、図17−1における直線1720を抽出した特性を示している。図17−2に示すように、モニタ信号のf1成分の強度が最小となる点1730でIQアーム間の位相差が0となる。このため、位相制御部1304aおよび位相制御部1304bは、モニタ信号のf1成分の強度が最小となるように位相シフタ103a、位相シフタ103bおよび位相シフタ602の少なくとも一つを制御することでIQアーム間の位相差を最適な状態に補償することができる。
このように、実施の形態5のかかる光変調装置100によれば、同期検波部1303aはモニタ信号の周波数がf1の成分を、同期検波部1303bはモニタ信号の周波数がf0の成分をそれぞれ抽出することができる。このため、実施の形態5のかかる光変調装置100によれば、IQアーム間の位相差401およびData−Clk間の位相差402をそれぞれ同時に補償して光送信装置の送信性能を向上させることができる。
なお、上述した各実施の形態においては、同期検波部119、同期検波部1303aおよび同期検波部1303bは、監視部114から出力されたモニタ信号から周波数がf0の成分を抽出したが、同期検波部119、同期検波部1303aおよび同期検波部1303bは、監視部114から出力されたモニタ信号の強度の変化分から周波数がf0の成分を抽出してもよい。この場合、たとえば、TIA117から出力されたモニタ信号を入力する位置に、モニタ信号の強度の変化分をモニタするパワーディテクタを設ける。
図18は、実施の形態1にかかる光変調装置の構成例の変形例を示すブロック図である。図18において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。ここでは、光変調装置100は、実施の形態1にかかる光変調装置100の構成に加えてパワーディテクタ1801を備えている。TIA117は、監視部114から出力されたモニタ信号を適宜増幅してパワーディテクタ1801へ出力する。
パワーディテクタ1801は、TIA117から出力されたモニタ信号の強度の変化分に相当する電気信号をバンドパスフィルタ118を介して同期検波部119へ出力する。同期検波部119は、パワーディテクタ1801から出力された電気信号から周波数がf0の成分を抽出する。また、受光部116とTIA117との間に容量1802を挿入してもよい。なお、実施の形態1と同様にバンドパスフィルタ118は省略可能である。
図19−1は、PDによって検出されるモニタ信号のパワーの変動を示すグラフである。図19−2は、パワーディテクタによって検出されるモニタ信号のパワーの変動を示すグラフである。図19−1および図19−2において、横軸は時間を示しており、縦軸はモニタ信号のパワーを示している。
図19−1に示すように、受光部116によって検出されるモニタ信号には、DC成分1901およびAC成分1902が含まれている。DC成分1901は、光変調装置100の出力の平均パワーに相当する。AC成分1902は、低周波信号をデータ信号に重畳したことによるパワー変化分に相当する。AC成分1902は、DC成分1901と比べて小さいため、DC成分1901に埋もれやすい。
これに対して、図19−2に示すように、たとえば容量1802によってDC成分1901カットし、パワーディテクタ1801によってAC成分1902のみを検出する。これにより、監視部114の受光部116に低速のPDを用いても同期検波を十分に行うことができる。
また、上述した各実施の形態においては、光源107から出力された連続光を位相変調器106が位相変調し、位相変調器106が位相変調した信号をRZ変調器113がRZ変調するとして説明したが、光源107から出力された連続光をRZ変調器113がRZ変調し、RZ変調器113がRZ変調した信号を位相変調器106が位相変調する構成としてもよい。
図20は、実施の形態1にかかる光変調装置の構成例の別の変形例を示すブロック図である。図20において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図20に示すように、RZ変調器113は、光源107から出力された連続光に対してRZ変調を行う。RZ変調器113は、RZ変調を行った信号を位相変調器106へ出力する。分岐部108は、RZ変調器113から出力された連続光を分岐する。合波部111は、合波した光信号を監視部114へ出力する。なお、実施の形態1と同様にバンドパスフィルタ118は省略可能である。
以上説明したように、この発明にかかる光変調装置および光変調方法によれば、2つのデータ信号の位相を周波数f0で変動させ、2つのデータ信号の位相をフィードバック制御することができる。また、クロック信号の位相を周波数f0で変動させ、クロック信号の位相をフィードバック制御することができる。
したがって、温度変動や経時変動によって生じるIQアーム間の位相差およびData−Clk間の位相差を高精度に補償することができる。このため、この発明にかかる光変調装置および光変調方法によれば、温度変動や経時変動によるQ値ペナルティの増加を補償し、光送信装置の送信性能を向上させることができる。
(付記1)2つのデータ信号の位相を所定周波数で変動させる変動手段と、
前記所定周波数で位相が変動する2つのデータ信号に基づいて位相変調を行う多値位相変調手段と、
前記多値位相変調手段によって変調された信号から前記所定周波数の成分を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された前記信号の成分に基づいて前記2つのデータ信号の位相を制御する位相制御手段と、
を備えることを特徴とする光変調装置。
(付記2)前記変動手段は、
前記所定周波数の信号を発振する発振回路と、
前記所定周波数の信号に基づいて前記2つのデータ信号の位相をそれぞれ変動させる第1、第2位相シフタと、
を備えることを特徴とする付記1に記載の光変調装置。
(付記3)前記発振回路によって発振され、前記第1、第2位相シフタのそれぞれへ出力される前記所定周波数の信号のうちの一方の信号を反転させる反転手段をさらに備えることを特徴とする付記2に記載の光変調装置。
(付記4)前記抽出手段は、
前記発振回路から出力される前記所定周波数の信号に基づいて前記所定周波数の成分を抽出することを特徴とする付記2または3に記載の光変調装置。
(付記5)前記所定周波数の信号に基づいてクロック信号の位相を変動させる第3位相シフタと、
前記所定周波数で位相が変動するクロック信号に基づいてRZ変調を行うRZ変調手段と、
をさらに備え、
前記抽出手段は、前記RZ変調手段によって変調された信号から前記所定周波数の成分を抽出し、
前記位相制御手段は、前記抽出手段によって抽出された前記信号の成分に基づいて前記クロック信号の位相を制御することを特徴とする付記2〜4のいずれか一つに記載の光変調装置。
(付記6)前記位相制御手段は、前記2つのデータ信号の位相の制御と、前記クロック信号の位相の制御と、を時分割によって行うことを特徴とする付記5に記載の光変調装置。
(付記7)前記所定周波数で位相が変動するクロック信号に基づいてRZ変調を行うRZ変調手段と、
前記発振回路によって発振され、前記第1、第2位相シフタのそれぞれへ出力される前記所定周波数の信号のうちの一方の信号を反転または非反転に切り替える第2反転手段をさらに備えることを特徴とする付記2に記載の光変調装置。
(付記8)前記位相制御手段は、前記第2反転手段による前記信号の反転または非反転の切替を時分割で行うことを特徴とする付記7に記載の光変調装置。
(付記9)クロック信号の位相を前記所定周波数とは異なる第2周波数で変動させる第2変動手段と、
前記第2周波数で位相が変動するクロック信号に基づいてRZ変調を行うRZ変調手段と、
前記RZ変調手段によって変調された信号から前記第2周波数の成分を抽出する第2抽出手段と、
前記第2抽出手段によって抽出された前記信号の成分に基づいて前記クロック信号の位相を制御する第2位相制御手段と、
を備えることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の光変調装置。
(付記10)前記多値位相変調手段は、2つのマッハツェンダ型干渉計を有するDQPSK変調器であり、
前記2つのマッハツェンダ型干渉計は、それぞれ前記2つのデータ信号に基づいて2値の位相変調を行うことを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の光変調装置。
(付記11)前記位相制御手段は、前記抽出手段によって抽出された前記信号の成分が0(ゼロ)近傍の値となるように前記2つのデータ信号または前記クロック信号の遅延量を制御することを特徴とする付記1〜10のいずれか一つに記載の光変調装置。
(付記12)前記多値位相変調手段は、出力部分にMMIカプラを有するマッハツェンダ型干渉計であり、
前記抽出手段は、前記MMIカプラの出力部分の一方から出力される信号から前記所定周波数の成分を抽出することを特徴とする付記1〜11のいずれか一つに記載の光変調装置。
(付記13)前記RZ変調手段は、出力部分にMMIカプラを有するマッハツェンダ型干渉計であり、
前記抽出手段は、前記MMIカプラの出力部分の一方から出力される信号から前記所定周波数の成分を抽出することを特徴とする付記5〜9のいずれか一つに記載の光変調装置。
(付記14)前記抽出手段は、
前記多値位相変調手段または前記RZ変調手段によって変調された信号の一部を分岐する分岐手段と、
前記分岐手段によって分岐された前記一部の信号を受光して電気信号に変換する受光手段と、
前記受光手段によって変換された電気信号に対して、前記所定周波数に基づいて同期検波を行う同期検波手段と、
を備えることを特徴とする付記1〜13のいずれか一つに記載の光変調装置。
(付記15)前記受光手段によって変換された電気信号から前記所定周波数付近の周波数の成分を抽出するフィルタ手段をさらに備え、
前記同期検波手段は、前記フィルタ手段によって抽出された成分に対して同期検波を行うことを特徴とする付記14に記載の光変調装置。
(付記16)前記受光手段によって変換された電気信号の強度の変化分を検出する検出手段をさらに備え、
前記同期検波手段は、前記検出手段によって検出された前記電気信号の強度の変化分の信号に対して同期検波を行うことを特徴とする付記14に記載の光変調装置。
(付記17)2つのデータ信号に基づいて位相変調を行う多値位相変調手段と、
クロック信号の位相を所定周波数で変動させる変動手段と、
前記所定周波数で位相が変動するクロック信号に基づいてRZ変調を行うRZ変調手段と、
前記RZ変調手段によって変調された信号から前記所定周波数の成分を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された前記信号の成分に基づいて前記クロック信号の位相を制御する位相制御手段と、
を備えることを特徴とする光変調装置。
(付記18)2つのデータ信号の位相を所定周波数で変動させる変動工程と、
前記所定周波数で位相が変動する2つのデータ信号のそれぞれに基づいて位相変調を行う多値位相変調工程と、
前記多値位相変調工程によって変調された信号から前記所定周波数の成分を抽出する抽出工程と、
前記抽出工程によって抽出された前記信号の成分に基づいて前記2つのデータ信号の位相を制御する位相制御工程と、
を含むことを特徴とする光変調方法。
(付記19)2つのデータ信号に基づいて位相変調を行う多値位相変調工程と、
クロック信号の位相を所定周波数で変動させる変動工程と、
前記所定周波数で位相が変動するクロック信号に基づいてRZ変調を行うRZ変調工程と、
前記RZ変調工程によって変調された信号から前記所定周波数の成分を抽出する抽出工程と、
前記抽出工程によって抽出された前記信号の成分に基づいて前記クロック信号の位相を制御する位相制御工程と、
を含むことを特徴とする光変調方法。
以上のように、この発明にかかる光変調装置および光変調方法は、DQPSK変調方式によって光伝送を行う光伝送装置に有用であり、特に、RZ−DQPSK変調方式によって光伝送を行う場合に適している。
実施の形態1にかかる光変調装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる光変調装置の位相差補償動作を示すフローチャートの一例である。 実施の形態1において位相シフタ103aから出力されたクロック信号の位相の変動を示すグラフである。 実施の形態1において位相シフタ103bから出力されたクロック信号の位相の変動を示すグラフである。 実施の形態1におけるIQアーム間の位相差の変動を示すグラフである。 実施の形態1におけるData−Clk間の位相差の変動を示すグラフである。 実施の形態1におけるIQアーム間の位相差とモニタ信号のf0成分の強度との関係を示すグラフである。 実施の形態2にかかる光変調装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3にかかる光変調装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3におけるData−Clk間の位相差補償時のバンドパスフィルタ118から出力されたモニタ信号のf0成分の強度を示すグラフである。 実施の形態3におけるData−Clk間の位相差とバンドパスフィルタ118から出力されたモニタ信号のf0成分の強度との関係を示すグラフである。 実施の形態3におけるIQアーム間の位相差補償時のバンドパスフィルタ118から出力されたモニタ信号のf0成分の強度を示すグラフである。 実施の形態3におけるIQアーム間の位相差とバンドパスフィルタ118から出力されたモニタ信号のf0成分の強度との関係を示すグラフである。 実施の形態4にかかる光変調装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態4において位相シフタ103aから出力されたクロック信号の位相の変動を示すグラフである。 実施の形態4において位相シフタ103bから出力されたクロック信号の位相の変動を示すグラフである。 実施の形態4におけるIQアーム間の位相差の変動を示すグラフである。 実施の形態4におけるData−Clk間の位相差の変動を示すグラフである。 実施の形態5にかかる光変調装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態5において位相シフタ103aから出力されたクロック信号の位相の変動を示すグラフである。 実施の形態5において位相シフタ103bから出力されたクロック信号の位相の変動を示すグラフである。 実施の形態5において位相シフタ602から出力されたクロック信号の位相の変動を示すグラフである。 実施の形態5におけるIQアーム間の位相差の変動を示すグラフである。 実施の形態5におけるData−Clk間の位相差の変動を示すグラフである。 実施の形態5におけるData−Clk間の位相差補償時のバンドパスフィルタ1302bから出力されたモニタ信号のf0成分の強度を示すグラフである。 実施の形態5におけるData−Clk間の位相差とバンドパスフィルタ1302bから出力されたモニタ信号のf0成分の強度との関係を示すグラフである。 実施の形態5におけるIQアーム間の位相差補償時のバンドパスフィルタ1302aから出力されたモニタ信号のf1成分の強度を示すグラフである。 実施の形態5におけるIQアーム間の位相差とバンドパスフィルタ1302aから出力されたモニタ信号のf1成分の強度との関係を示すグラフである。 実施の形態1にかかる光変調装置の構成例の変形例を示すブロック図である。 PDによって検出されるモニタ信号のパワーの変動を示すグラフである。 パワーディテクタによって検出されるモニタ信号のパワーの変動を示すグラフである。 実施の形態1にかかる光変調装置の構成例の別の変形例を示すブロック図である。 従来の光変調装置の構成を示すブロック図である。 IQアーム間の位相差が0psの場合の位相変調器の出力波形を示すグラフである。 IQアーム間の位相差が−10psの場合の位相変調器の出力波形を示すグラフである。 IQアーム間の位相差が+10psの場合の位相変調器の出力波形を示すグラフである。 IQアーム間の位相差が0psの場合のRZ変調器の出力波形を示すグラフである。 IQアーム間の位相差が−10psの場合のRZ変調器の出力波形を示すグラフである。 IQアーム間の位相差が+10psの場合のRZ変調器の出力波形を示すグラフである。 Data−Clk間の位相差が0psの場合のRZ変調器の出力波形を示すグラフである。 Data−Clk間の位相差が−5psの場合のRZ変調器の出力波形を示すグラフである。 Data−Clk間の位相差が+5psの場合のRZ変調器の出力波形を示すグラフである。 光変調装置における位相差とQ値ペナルティとの関係を示すグラフである。
符号の説明
100 位相変調装置
101 発振回路
101c 反転部
102a,102b,601 乗算回路
103a,103b,602 位相シフタ
106 位相変調器
107 光源
109a,109b 位相変調部
110 遅延部
113 RZ変調器
114 監視部
116 受光部
117 TIA
118 バンドパスフィルタ
119 同期検波部
120 位相制御部
1001 論理反転回路

Claims (11)

  1. 2つのデータ信号の位相を所定周波数で変動させる変動手段と、
    前記所定周波数で位相が変動する2つのデータ信号に基づいて位相変調を行う多値位相変調手段と、
    前記多値位相変調手段によって変調された信号から前記所定周波数の成分を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された前記信号の成分に基づいて前記2つのデータ信号の位相を制御する位相制御手段と、
    を備えることを特徴とする光変調装置。
  2. 前記変動手段は、
    前記所定周波数の信号を発振する発振回路と、
    前記所定周波数の信号に基づいて前記2つのデータ信号の位相をそれぞれ変動させる第1、第2位相シフタと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の光変調装置。
  3. 前記発振回路によって発振され、前記第1、第2位相シフタのそれぞれへ出力される前記所定周波数の信号のうちの一方の信号を反転させる第1反転手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の光変調装置。
  4. 前記抽出手段は、
    前記発振回路から出力される前記所定周波数の信号に基づいて前記所定周波数の成分を抽出することを特徴とする請求項2または3に記載の光変調装置。
  5. 前記所定周波数の信号に基づいてクロック信号の位相を変動させる第3位相シフタと、
    前記所定周波数で位相が変動するクロック信号に基づいてRZ変調を行うRZ変調手段と、
    をさらに備え、
    前記抽出手段は、前記RZ変調手段によって変調された信号から前記所定周波数の成分を抽出し、
    前記位相制御手段は、前記抽出手段によって抽出された前記信号の成分に基づいて前記クロック信号の位相を制御することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の光変調装置。
  6. 前記所定周波数で位相が変動するクロック信号に基づいてRZ変調を行うRZ変調手段と、
    前記発振回路によって発振され、前記第1、第2位相シフタのそれぞれへ出力される前記所定周波数の信号のうちの一方の信号を反転または非反転に切り替える第2反転手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の光変調装置。
  7. 前記位相制御手段は、前記第2反転手段による前記信号の反転または非反転の切替を時分割で行うことを特徴とする請求項6に記載の光変調装置。
  8. クロック信号の位相を前記所定周波数とは異なる第2周波数で変動させる第2変動手段と、
    前記第2周波数で位相が変動するクロック信号に基づいてRZ変調を行うRZ変調手段と、
    前記RZ変調手段によって変調された信号から前記第2周波数の成分を抽出する第2抽出手段と、
    前記第2抽出手段によって抽出された前記信号の成分に基づいて前記クロック信号の位相を制御する第2位相制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の光変調装置。
  9. 前記多値位相変調手段は、2つのマッハツェンダ型干渉計を有するDQPSK変調器であり、
    前記2つのマッハツェンダ型干渉計は、それぞれ前記2つのデータ信号に基づいて2値の位相変調を行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の光変調装置。
  10. 前記RZ変調手段は、出力部分にMMIカプラを有するマッハツェンダ型干渉計であり、
    前記抽出手段は、前記MMIカプラの出力部分の一方から出力される信号から前記所定周波数の成分を抽出することを特徴とする請求項5〜8のいずれか一つに記載の光変調装置。
  11. 2つのデータ信号の位相を所定周波数で変動させる変動工程と、
    前記所定周波数で位相が変動する2つのデータ信号のそれぞれに基づいて位相変調を行う多値位相変調工程と、
    前記多値位相変調工程によって変調された信号から前記所定周波数の成分を抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程によって抽出された前記信号の成分に基づいて前記2つのデータ信号の位相を制御する位相制御工程と、
    を含むことを特徴とする光変調方法。
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