JP5506955B2 - 光通信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、データ信号の変調方式として、多値位相変調方式を採用している光通信装置に関するものである。
図16は以下の特許文献1に開示されている光通信装置を示す構成図である。
この光通信装置には、光源101から出射された光をデータ発生器102から発生されたデータ信号Da,Dbにしたがって多値位相変調し、変調後の光信号を出力するマッハツェンダ変調器103が実装されている。
即ち、ドライバ104aがデータ発生器102から発生されたデータ信号DaにしたがってIchを制御し、ドライバ104bがデータ発生器102から発生されたデータ信号DbにしたがってQchを制御することで、多値位相変調を行っている。
ただし、IchとQchのチャンネル間に、制御タイミング差(データスキュー)が生じると、マッハツェンダ変調器103により変調された光信号を伝送路に出力しても、受信側の対向装置が、その光信号から正しいデータを復号することができなくなるデータ受信誤りが発生することがある。
そこで、この光通信装置では、IchとQchのチャンネル間のデータスキューを次のようにして解消している。
まず、同期検波回路105は、低周波ディザ発生源105aから発生された低周波ディザをデータ発生器102から発生されたデータ信号Dbに重畳する。
そして、同期検波回路105は、光分配器107がマッハツェンダ変調器103により変調された光信号の一部を分配し、光検出器108が光分配器107により分配された光信号を検出すると、その光信号を低周波ディザによって同期検波し、その検波結果にしたがって遅延素子106の遅延量を制御する。
このようにして、遅延素子106の遅延量が適正に制御されると、IchとQchのチャンネル間のデータスキューが解消される。
ただし、IchとQchのチャンネル間のデータスキューが、1bit以下(サブビット)のデータスキューであれば(データ信号Daとデータ信号Dbのずれが1bit以内である場合)、遅延素子106の遅延量を制御することで解消されるが、データ発生器102から発生されるデータ信号Da,Dbのパターンが、既知の特定パターンではなく、未知のパターンであるため、データ信号Daとデータ信号Dbの先頭位置を特定することができない。
そのため、IchとQchのチャンネル間のデータスキューが、1bit以上(マルチビット)のデータスキューである場合(データ信号Daとデータ信号Dbのずれが1bit以上である場合)、遅延素子106の遅延量を制御しても、1bit以上のずれが残ることが考えられる。
例えば、データ信号Daとデータ信号Dbのずれが0bit〜1bitの範囲であれば、遅延素子106の遅延量を制御することで、データ信号Daとデータ信号Dbのずれが解消されるが、データ信号Daとデータ信号Dbのずれが1bit〜2bitの範囲であれば、遅延素子106の遅延量を制御しても、データ信号Daとデータ信号Dbのずれが1bitだけ残ることが考えられる。
また、データ信号Daとデータ信号Dbのずれが2bit〜3bitの範囲であれば、遅延素子106の遅延量を制御しても、データ信号Daとデータ信号Dbのずれが2bitだけ残ることが考えられる。
特開2010−130323号公報(例えば、段落番号[0030]から[0041]、図1)
従来の光通信装置は以上のように構成されているので、IchとQchのチャンネル間のデータスキューが、1bit以上(マルチビット)のデータスキューである場合、遅延素子106の遅延量を制御しても、1bit以上のずれが残り、データ受信誤りの発生を抑制することができない課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、IchとQchのチャンネル間のデータスキューが、1bit以上(マルチビット)のデータスキューである場合でも、そのデータスキューを解消して、データ受信誤りの発生を抑制することができる光通信装置を得ることを目的とする。
この発明に係る光通信装置は、光を出射する光源と、特定パターンのデータ信号を発生するとともに、その特定パターンのデータ信号と逆位相のデータ信号を発生する特定パターン発生手段と、光源から出射された光を特定パターン発生手段から発生されたデータ信号にしたがって多値位相変調し、変調後の光信号を出力するマッハツェンダ変調器と、マッハツェンダ変調器から出力された光信号の所定期間の累積信号パワーを検出する光信号パワー検出手段と、光信号パワー検出手段により検出された光信号の信号パワーが小さくなるように、特定パターン発生手段とマッハツェンダ変調器の間に挿入されている遅延素子の遅延量を制御する遅延量制御手段とを備え、光信号パワー検出手段により検出された光信号の信号パワーが基準値以下になるまで、遅延量制御手段が遅延素子の遅延量を制御するようにしたものである。
この発明によれば、光を出射する光源と、特定パターンのデータ信号を発生するとともに、その特定パターンのデータ信号と逆位相のデータ信号を発生する特定パターン発生手段と、光源から出射された光を特定パターン発生手段から発生されたデータ信号にしたがって多値位相変調し、変調後の光信号を出力するマッハツェンダ変調器と、マッハツェンダ変調器から出力された光信号の所定期間の累積信号パワーを検出する光信号パワー検出手段と、光信号パワー検出手段により検出された光信号の信号パワーが小さくなるように、特定パターン発生手段とマッハツェンダ変調器の間に挿入されている遅延素子の遅延量を制御する遅延量制御手段とを備え、光信号パワー検出手段により検出された光信号の信号パワーが基準値以下になるまで、遅延量制御手段が遅延素子の遅延量を制御するように構成したので、IchとQchのチャンネル間のデータスキューが、1bit以上(マルチビット)のデータスキューである場合でも、そのデータスキューを解消して、データ受信誤りの発生を抑制することができる効果がある。
この発明の実施の形態1による光通信装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による光通信装置の処理内容を示すフローチャートである。 光信号の信号パワーSpowerが基準値Thを上回っている状態のIch,Qch及び光検出器出力を示す説明図である。 光信号の信号パワーSpowerが基準値Th以下になっている状態のIch,Qch及び光検出器出力を示す説明図である。 光信号の信号パワーSpowerが基準値Thを上回っている状態のIch,Qch及び光検出器出力を示す説明図である。 光信号の信号パワーSpowerが基準値Th以下になっている状態のIch,Qch及び光検出器出力を示す説明図である。 光信号の信号パワーSpowerが基準値Thを上回っている状態のIch,Qch及び光検出器出力を示す説明図である。 光信号の信号パワーSpowerがゼロになっている状態のIch,Qch及び光検出器出力を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による光通信装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2による光通信装置の処理内容を示すフローチャートである。 光信号の信号パワーSpowerが基準値Thを上回っている状態のIch,Qch及び光検出器出力を示す説明図である。 光信号の信号パワーSpowerが基準値Th以下になっている状態のIch,Qch及び光検出器出力を示す説明図である。 この発明の実施の形態3による光通信装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による光通信装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による光通信装置を示す構成図である。 特許文献1に開示されている光通信装置を示す構成図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による光通信装置を示す構成図である。
図1において、光源1は連続光を出射するモジュールである。
データ発生器2は対向装置に送信するデータ信号Da,Dbを発生するモジュールである。
パターン発生器3は特定パターンのデータ信号Paを発生するとともに、その特定パターンのデータ信号Paと逆位相のデータ信号Pb(データ信号Paと干渉すると、打ち消しあうデータ信号)を発生するモジュールである。
ただし、パターン発生器3は、当初はパターン幅が長いデータ信号Pa,Pbを発生し、遅延量決定器12の指示の下で、発生するデータ信号Pa,Pbのパターン幅を段階的に短くしていくようにする。
なお、パターン発生器3は特定パターン発生手段を構成している。
データ信号選択器4は光通信装置の起動時にはパターン発生器3から発生されたデータ信号Pa,Pbを選択し、光通信装置の起動完了後にはデータ発生器2から発生されたデータ信号Da,Dbを選択するモジュールである。なお、データ信号選択器4はデータ信号選択手段を構成している。
遅延素子5はデータ信号選択器4により選択されたデータ信号Pb又はデータ信号Dbに遅延を与えるモジュールである。遅延量の初期値をD0とする。
ドライバ6aはデータ信号選択器4により選択されたデータ信号Pa又はデータ信号Daを増幅し、増幅後のデータ信号Pa又はデータ信号Daをマッハツェンダ変調器8の電極8bに与えることで、Ichを制御するモジュールである。
ドライバ6bはデータ信号選択器4により選択されたデータ信号Pb又はデータ信号Dbを増幅し、増幅後のデータ信号Pb又はデータ信号Dbをマッハツェンダ変調器8の電極8bに与えることで、Qchを制御するモジュールである。
バイアス電源7はバイアス電圧をマッハツェンダ変調器8に与える電源である。
マッハツェンダ変調器8は光導波路8aが内部で4つに分岐しており、光源1から出射された連続光をドライバ6a,6bにより増幅されたデータ信号Pa,Pb又はデータ信号Da,Dbにしたがって多値位相変調し、変調後の光信号を光カプラ9に出力するモジュールである。
光カプラ9はマッハツェンダ変調器8から出力された光信号の一部を分岐するモジュールである。なお、光カプラ9は光信号検出手段を構成している。
光検出器10は光カプラ9により分岐された光信号を検出するモジュールである。なお、光検出器10は光信号検出手段を構成している。
信号パワー検出器11は光検出器10により検出された光信号の信号パワーを検出するモジュールであり、光信号パワー検出手段を構成している。
遅延量決定器12は信号パワー検出器11により検出された光信号の信号パワーが基準値を上回っている場合、その信号パワーが小さくなるような遅延量を決定して、その遅延量を遅延素子5に設定し、その信号パワーが基準値以下であれば、データ信号Pa,Pbのパターン幅を短くする指示をパターン発生器3に出力するモジュールである。
なお、信号パワー検出器11及び遅延量決定器12から遅延量制御手段が構成されている。
図2はこの発明の実施の形態1による光通信装置の処理内容を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
まず、パターン発生器3は、例えば、光通信装置の起動時や、通信異常が発生して対向装置とデータ通信が不可能になる通信異常時などに起動し、パターン幅が十分に長い特定パターン(例えば、数十ビット以上のパターン幅を有する特定パターン)のデータ信号Paを発生するとともに、その特定パターンのデータ信号Paと逆位相のデータ信号Pbを発生する(ステップST1)。
ここで、データ信号Paとデータ信号Pbは、逆位相の信号であるため、互いの信号が干渉すると、打ち消し合ってゼロになる。
データ信号選択器4は、光通信装置の起動時(あるいは、通信異常時など)であれば(ステップST2)、パターン発生器3から発生されたデータ信号Pa,Pbを選択する(ステップST3)。
ここでは説明の便宜上、光通信装置の起動時であるとして、データ信号選択器4がパターン発生器3から発生されたデータ信号Pa,Pbを選択するものとする。
なお、光通信装置の起動完了後(あるいは、通信異常解消後など)には、後述するように、データ発生器2から発生されたデータ信号Da,Dbを選択する(ステップST13)。
ドライバ6aは、データ信号選択器4が特定パターンのデータ信号Paを選択すると、そのデータ信号Paを増幅し、増幅後のデータ信号Paをマッハツェンダ変調器8の電極8bに与えることで、Ichを制御する(ステップST4)。
ドライバ6bは、データ信号選択器4が特定パターンのデータ信号Pbを選択すると、そのデータ信号Pbを増幅し、増幅後のデータ信号Pbをマッハツェンダ変調器8の電極8bに与えることで、Qchを制御する(ステップST4)。
マッハツェンダ変調器8は、ドライバ6a,6bによりIch,Qchが制御されることで、光源1から出射された連続光を特定パターンのデータ信号Pa,Pbにしたがって多値位相変調し、変調後の光信号を光カプラ9に出力する(ステップST5)。
この時点では、未だ遅延素子5の遅延量は初期値D0のままであり、適正に制御されていないので、図3に示すように、IchとQchのチャンネル間にデータスキューが発生しているものとする。
光カプラ9は、マッハツェンダ変調器8から出力された光信号の一部を分岐して、一部の光信号を光検出器10に出力する。
光検出器10は、光カプラ9から出力された光信号を検出し、その光信号を信号パワー検出器11に出力する(ステップST6)。
データ信号Paとデータ信号Pbは、上述したように、互いの信号が干渉すると、打ち消し合ってゼロになるため、図3に示すように、データ信号Paとデータ信号Pbが重なっている時間帯では、光検出器10の出力がゼロになっている。
一方、データ信号Paとデータ信号Pbが重なっていない時間帯では、互いの信号が干渉しておらず、打ち消し合わないので、光検出器10が光信号を検出して出力が有の状態になる。
信号パワー検出器11は、IchとQchのチャンネル間に発生しているデータスキューの大きさを把握するために、所定期間内の光検出器10の出力を累積することで、光検出器10により検出された光信号の信号パワーSpowerを検出する(ステップST7)。
光検出器10の出力が有る時間帯は、データ信号Paとデータ信号Pbがずれている時間帯であるため、所定期間内の光検出器10の出力の累積結果は、データスキューの大きさを示す指標となる。
遅延量決定器12は、信号パワー検出器11が光信号の信号パワーSpowerを検出すると、その信号パワーSpowerと予め設定されている基準値Thを比較する(ステップST8)。基準値Thとしては、例えば、許容可能なデータスキューの上限値に対応する信号パワー値などが設定される。
遅延量決定器12は、光信号の信号パワーSpowerが基準値Thを上回っている場合(Spower>Th)、その信号パワーSpowerが小さくなるような遅延量Dを決定する(ステップST9)。
例えば、Ichに対するQchの遅れが大きいために、信号パワーSpowerが大きくなっている場合、現在、遅延素子5に設定されている遅延量を小さくする必要があるため、その信号パワーSpowerの値に反比例する遅延量D1(<D0)を決定する。
遅延量決定器12は、遅延素子5の遅延量Dを決定すると、その遅延量D1を遅延素子5に設定する(ステップST10)。
これにより、パターン発生器3から発生されたデータ信号Pbに対する遅延量が変化し、IchとQchのチャンネル間に発生しているデータスキューが小さくなる。
ただし、IchがQchより遅れている場合には、遅延量Dを小さな値D1に変更することで、IchとQchのチャンネル間に発生しているデータスキューが大きくなる。
信号パワー検出器11は、遅延量決定器12が遅延量D1を遅延素子5に設定すると、上記と同様にして、ステップST4〜ST6の処理が実施されたのち、光検出器10により検出された光信号の信号パワーSpowerを検出する(ステップST7)。
遅延量決定器12は、信号パワー検出器11が光信号の信号パワーSpowerを検出すると、その信号パワーSpowerと予め設定されている基準値Thを比較する(ステップST8)。
遅延量決定器12は、光信号の信号パワーSpowerが基準値Thを上回っている場合(Spower>Th)、今回の信号パワーSpowerが、前回の信号パワーSpowerより小さくなっていれば、未だIchに対するQchの遅れが大きいが、データスキューが小さくなる方向に向かっているので、前回の遅延量D1より小さな遅延量D2を決定する。
一方、今回の信号パワーSpowerが、前回の信号パワーSpowerより大きくなっていれば、IchがQchより遅れていた可能性が高いので、前々回の遅延量D0より大きな遅延量D3を決定する。
遅延量決定器12は、光信号の信号パワーSpowerが基準値Th以下になるまで、遅延量Dを決定して、その遅延量Dを遅延素子5に設定する処理を繰り返し実行する。
遅延量決定器12は、光信号の信号パワーSpowerが基準値Th以下になると(Spower≦Th)、データ信号Pa,Pbのパターン幅を短くする指示をパターン発生器3に出力する(ステップST11)。
図4は光信号の信号パワーSpowerが基準値Th以下になっている状態のIch,Qch及び光検出器出力を示す説明図である。
なお、光信号の信号パワーSpowerが基準値Th以下になると(Spower≦Th)、データ信号Pa,Pbのパターン幅を短くする理由は、データ信号Paとデータ信号Pbの先頭位置を特定する上では、パターン幅が長いデータ信号Pa,Pbの方が有利であるが、パターン幅が短いデータ信号Pa,Pbの方が、所定期間内において、データ信号Paとデータ信号Pbが重なっていない時間帯が増えるため(例えば、パターン幅が長い図4の例では、データ信号Paとデータ信号Pbが重なっていない時間帯が5の時間帯で表されているが、パターン幅が短い図5の例では、データ信号Paとデータ信号Pbが重なっていない時間帯が10の時間帯で表されている)、光信号の信号パワーSpowerに対して、データスキューの大きさがより正確に反映されるからである。
パターン発生器3は、遅延量決定器12からデータ信号Pa,Pbのパターン幅を短くする指示を受けると、先に発生しているデータ信号Pa,Pbよりパターン幅が短いデータ信号Pa,Pbを発生する(ステップST12)。
以下、ステップST2〜ST10の処理を同様に実施する。
これにより、前回よりパターン幅が短いデータ信号Pa,Pbを発生した当初では、例えば、図5に示すように、光信号の信号パワーSpowerが基準値Thを上回っていても、図6に示すように、光信号の信号パワーSpowerが基準値Th以下の状態に遷移する。
遅延量決定器12は、光信号の信号パワーSpowerが基準値Th以下になると(Spower≦Th)、更に、データ信号Pa,Pbのパターン幅を短くする指示をパターン発生器3に出力する(ステップST11)。
パターン発生器3は、遅延量決定器12からデータ信号Pa,Pbのパターン幅を短くする指示を受けると、先に発生しているデータ信号Pa,Pbよりパターン幅が更に短いデータ信号Pa,Pbを発生する(ステップST12)。
以下、ステップST2〜ST10の処理を同様に実施する。
これにより、前回よりパターン幅が短いデータ信号Pa,Pbを発生した当初では、例えば、図7に示すように、光信号の信号パワーSpowerが基準値Thを上回っていても、図8に示すように、光信号の信号パワーSpowerが基準値Th以下の状態に遷移する。
図8の例では、光信号の信号パワーSpowerがゼロになっており、IchとQchのチャンネル間に発生しているデータスキューが解消されている。
遅延量決定器12は、IchとQchのチャンネル間に発生しているデータスキューが解消されると、遅延量の設定処理を終了する。
この実施の形態1では、パターン発生器3が遅延量決定器12の指示の下、データ信号Pa,Pbのパターン幅を2回変更する例を示したが、これは一例に過ぎず、3回以上変更してもよい。
データ信号選択器4は、遅延量決定器12による遅延量の設定処理が終了して、起動が完了すると(ステップST2)、データ発生器2から発生されたデータ信号Da,Dbを選択する(ステップST13)。
これにより、光通信装置は、対向装置とのデータ通信を開始する。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、連続光を出射する光源1と、起動時に特定パターンのデータ信号Paを発生するとともに、その特定パターンのデータ信号Paと逆位相のデータ信号Pbを発生するパターン発生器3と、光源1から出射された連続光をパターン発生器3から発生されたデータ信号Pa,Pbにしたがって多値位相変調し、変調後の光信号を出力するマッハツェンダ変調器8と、マッハツェンダ変調器8から出力された光信号を検出する光検出器10と、光検出器10により検出された光信号の信号パワーSpowerを検出する信号パワー検出器11と、信号パワー検出器11により検出された信号パワーSpowerが小さくなるように、遅延素子5の遅延量Dを制御する遅延量決定器12とを備え、パターン発生器3から発生されるデータ信号Pa,Pbのパターン幅が段階的に短くなり、各パターン幅の段階で、信号パワー検出器11により検出された信号パワーSpowerが基準値Th以下になるまで、遅延量決定器12が遅延素子5の遅延量Dを制御するように構成したので、IchとQchのチャンネル間のデータスキューが、1bit以上(マルチビット)のデータスキューである場合でも、そのデータスキューを解消して、データ受信誤りの発生を抑制することができる効果を奏する。
実施の形態2.
図9はこの発明の実施の形態2による光通信装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
パターン発生器21は周期的に変化するランダムパターン(例えば、疑似ランダムパターン)のデータ信号Paを発生するとともに、そのランダムパターンのデータ信号Paと逆位相のデータ信号Pb(データ信号Paと干渉すると、打ち消しあうデータ信号)を発生するモジュールである。
パターン発生器21は、図1のパターン発生器3と異なり、データ信号Pa,Pbのパターン幅を段階的に短くする変更は行わない。
なお、パターン発生器21は特定パターン発生手段を構成している。
遅延量決定器22は信号パワー検出器11により検出された光信号の信号パワーが基準値を上回っている場合、その信号パワーが小さくなるような遅延量を決定して、その遅延量を遅延素子5に設定するモジュールである。
遅延量決定器22は、図1の遅延量決定器12と異なり、信号パワーが基準値以下になっても、データ信号Pa,Pbのパターン幅を短くする指示をパターン発生器21に出力することはない。
なお、遅延量決定器22は遅延量制御手段を構成している。
図10はこの発明の実施の形態2による光通信装置の処理内容を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
まず、パターン発生器21は、光通信装置の起動時や、通信異常が発生して対向装置とデータ通信が不可能になる通信異常時などに起動し、パターン幅が十分に長いランダムパターン(例えば、疑似ランダムパターン)のデータ信号Paを発生するとともに、そのランダムパターンのデータ信号Paと逆位相のデータ信号Pbを発生する(ステップST21)。
ここで、データ信号Paとデータ信号Pbは、逆位相の信号であるため、互いの信号が干渉すると、打ち消し合ってゼロになる。
データ信号選択器4は、光通信装置の起動時(あるいは、通信異常時など)であれば(ステップST22)、パターン発生器21から発生されたデータ信号Pa,Pbを選択する(ステップST23)。
ここでは説明の便宜上、光通信装置の起動時であるとして、データ信号選択器4がパターン発生器21から発生されたデータ信号Pa,Pbを選択するものとする。
なお、光通信装置の起動完了後(あるいは、通信異常解消後など)には、後述するように、データ発生器2から発生されたデータ信号Da,Dbを選択する(ステップST31)。
ドライバ6aは、データ信号選択器4がランダムパターンのデータ信号Paを選択すると、そのデータ信号Paを増幅し、増幅後のデータ信号Paをマッハツェンダ変調器8の電極8bに与えることで、Ichを制御する(ステップST24)。
ドライバ6bは、データ信号選択器4がランダムパターンのデータ信号Pbを選択すると、そのデータ信号Pbを増幅し、増幅後のデータ信号Pbをマッハツェンダ変調器8の電極8bに与えることで、Qchを制御する(ステップST24)。
マッハツェンダ変調器8は、ドライバ6a,6bによりIch,Qchが制御されることで、光源1から出射された連続光をランダムパターンのデータ信号Pa,Pbにしたがって多値位相変調し、変調後の光信号を光カプラ9に出力する(ステップST25)。
この時点では、未だ遅延素子5の遅延量は初期値D0のままであり、適正に制御されていないので、図11に示すように、IchとQchのチャンネル間にデータスキューが発生しているものとする。
光カプラ9は、マッハツェンダ変調器8から出力された光信号の一部を分岐して、一部の光信号を光検出器10に出力する。
光検出器10は、光カプラ9から出力された光信号を検出し、その光信号を信号パワー検出器11に出力する(ステップST26)。
データ信号Paとデータ信号Pbは、上述したように、互いの信号が干渉すると、打ち消し合ってゼロになるため、図11に示すように、データ信号Paとデータ信号Pbが重なっている時間帯では、光検出器10の出力がゼロになっている。
一方、データ信号Paとデータ信号Pbが重なっていない時間帯では、互いの信号が干渉しておらず、打ち消し合わないので、光検出器10が光信号を検出して出力が有の状態になる。
信号パワー検出器11は、IchとQchのチャンネル間に発生しているデータスキューの大きさを把握するために、所定期間内の光検出器10の出力を累積することで、光検出器10により検出された光信号の信号パワーSpowerを検出する(ステップST27)。
光検出器10の出力が有る時間帯は、データ信号Paとデータ信号Pbがずれている時間帯であるため、所定期間内の光検出器10の出力の累積結果は、データスキューの大きさを示す指標となる。
遅延量決定器22は、信号パワー検出器11が光信号の信号パワーSpowerを検出すると、その信号パワーSpowerと予め設定されている基準値Thを比較する(ステップST28)。
遅延量決定器12は、光信号の信号パワーSpowerが基準値Thを上回っている場合(Spower>Th)、その信号パワーSpowerが小さくなるような遅延量Dを決定する(ステップST29)。
例えば、Ichに対するQchの遅れが大きいために、信号パワーSpowerが大きくなっている場合、現在、遅延素子5に設定されている遅延量を小さくする必要があるため、その信号パワーSpowerの値に反比例する遅延量D1(<D0)を決定する。
遅延量決定器22は、遅延素子5の遅延量Dを決定すると、その遅延量D1を遅延素子5に設定する(ステップST30)。
これにより、パターン発生器3から発生されたデータ信号Pbに対する遅延量が変化し、IchとQchのチャンネル間に発生しているデータスキューが小さくなる。
ただし、IchがQchより遅れている場合には、遅延量Dを小さな値D1に変更することで、IchとQchのチャンネル間に発生しているデータスキューが大きくなる。
信号パワー検出器11は、遅延量決定器22が遅延量D1を遅延素子5に設定すると、上記と同様にして、ステップST24〜ST26の処理が実施されたのち、光検出器10により検出された光信号の信号パワーSpowerを検出する(ステップST27)。
遅延量決定器22は、信号パワー検出器11が光信号の信号パワーSpowerを検出すると、その信号パワーSpowerと予め設定されている基準値Thを比較する(ステップST28)。
遅延量決定器22は、光信号の信号パワーSpowerが基準値Thを上回っている場合(Spower>Th)、今回の信号パワーSpowerが、前回の信号パワーSpowerより小さくなっていれば、未だIchに対するQchの遅れが大きいが、データスキューが小さくなる方向に向かっているので、前回の遅延量D1より小さな遅延量D2を決定する。
一方、今回の信号パワーSpowerが、前回の信号パワーSpowerより大きくなっていれば、IchがQchより遅れていた可能性が高いので、前々回の遅延量D0より大きな遅延量D3を決定する。
遅延量決定器22は、光信号の信号パワーSpowerが基準値Th以下になるまで、遅延量Dを決定して、その遅延量Dを遅延素子5に設定する処理を繰り返し実行する。
これにより、ランダムパターンのデータ信号Pa,Pbを発生した当初では、光信号の信号パワーSpowerが基準値Thを上回っていても、図12に示すように、光信号の信号パワーSpowerが基準値Th以下の状態に遷移する。
図12の例では、光信号の信号パワーSpowerがゼロになっており、IchとQchのチャンネル間に発生しているデータスキューが解消されている。
遅延量決定器22は、IchとQchのチャンネル間に発生しているデータスキューが解消されると、遅延量の設定処理を終了する。
データ信号選択器4は、遅延量決定器22による遅延量の設定処理が終了して、起動が完了すると(ステップST22)、データ発生器2から発生されたデータ信号Da,Dbを選択する(ステップST31)。
これにより、光通信装置は、対向装置とのデータ通信を開始する。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、パターン発生器21が、周期的に変化するランダムパターンのデータ信号Paを発生するとともに、そのランダムパターンのデータ信号Paと逆位相のデータ信号Pbを発生するように構成したので、図1のパターン発生器3のように、データ信号Pa,Pbのパターン幅を段階的に短くする変更を行うことなく、1bit以上(マルチビット)のデータスキューを解消して、データ受信誤りの発生を抑制することができる効果を奏する。
実施の形態3.
上記実施の形態1,2では、マッハツェンダ変調器8の光導波路8aが内部で4つに分岐されているものを示したが、図13に示すように、光導波路8aが内部で8つに分岐されて、マッハツェンダ変調器8がIチャンネル及びQチャンネルの4値変調を行うものである場合、パターン発生器3(または、図9のパターン発生器21)がマッハツェンダ変調器8における任意の2つのチャンネルを順番に選択してデータ信号Pa,Pbを与えるようにしてもよい。
図13において、HWP(Half Wave Plate)は半波長板、PBC(Polarization Beam Combiner)は偏波カプラである。
具体的には、パターン発生器3(または、図9のパターン発生器21)が、例えば、特定パターンのデータ信号Pa,Pbをドライバ6a,6bに出力することにより、上側二つの干渉系のチャンネル間データスキューの調整を行う。
次に、特定パターンのデータ信号Pa,Pbをドライバ6b,6cに出力し、ドライバ6bを基準にして、中側二つの干渉系のチャンネル間データスキューの調整を行う。
最後に、特定パターンのデータ信号Pa,Pbをドライバ6c,6dに出力し、ドライバ6cを基準にして、下側二つの干渉系のチャンネル間データスキューの調整を行う。
これにより、全チャンネル間のデータスキューの調整が完了し、上記実施の形態1,2と同様の効果を奏することができる。
実施の形態4.
図14はこの発明の実施の形態4による光通信装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
接続先切替器31は起動時には光検出器10を信号パワー検出器11と接続しているが、遅延量決定器12による遅延量の設定処理が終了して起動が完了すると、光検出器10の接続先を同期検波回路32側に切り替えるモジュールである。
同期検波回路32は光検出器10により検出された光信号を同期検波し、その検波結果にしたがって遅延素子5の遅延量Dを制御することで、起動完了後の通常動作時における1bit以下(サブビット)のデータスキューを解消する処理を実施する。
なお、接続先切替器31及び同期検波回路32から起動完了後制御手段が構成されている。
同期検波回路32の低周波ディザ発生源32aは低周波ディザ(例えば、サイン波、矩形波)を発生する電源である。
ミキサ32bは光検出器10の検出信号(検出した光信号に対応する電気信号)と低周波ディザ発生源32aから発生された低周波ディザを乗算し、その乗算結果を同期検波出力としてLPF32cに出力する。
LPF32cはローパスフィルタであり、ミキサ32bの同期検波出力に含まれている高周波成分を除去する。
制御器32dはLPF32cにより高周波成分が除去された同期検波出力がゼロになるような制御電圧を生成する。
加算器32eは制御器32dにより生成された制御電圧と低周波ディザ発生源32aから発生された低周波ディザを加算し、その加算結果を遅延量Dとして遅延素子5に設定する。
上記実施の形態1〜3では、光通信装置の起動時に遅延素子5の遅延量Dを調整して、1bit以上(マルチビット)のデータスキューを解消するものを示したが、光通信装置の起動完了後の通常動作時に、1bit以下(サブビット)のデータスキューが発生することがある。
そこで、この実施の形態4では、起動完了後の通常動作時における1bit以下(サブビット)のデータスキューを解消するために、同期検波回路32を実装している。
即ち、光通信装置の起動時には、接続先切替器31が、光検出器10を信号パワー検出器11と接続することにより、上記実施の形態1〜3と同様にして、1bit以上(マルチビット)のデータスキューを解消する。
一方、光通信装置の起動完了後の通常動作時には、接続先切替器31が、光検出器10の接続先を同期検波回路32側に切り替えるようにする。
同期検波回路32は、接続先切替器31によって光検出器10が接続されると、光検出器10により検出された光信号を同期検波し、その検波結果にしたがって遅延素子5の遅延量Dを制御することで、1bit以下(サブビット)のデータスキューを解消する。
同期検波回路32の処理内容自体は公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
以上で明らかなように、この実施の形態4によれば、同期検波回路32が光検出器10により検出された光信号を同期検波し、その検波結果にしたがって遅延素子5の遅延量Dを制御するように構成したので、起動完了後の通常動作時における1bit以下(サブビット)のデータスキューを解消することができる効果を奏する。
この実施の形態4では、接続先切替器31及び同期検波回路32を図1の光通信装置に適用するものを示したが、図15に示すように、図9の光通信装置に適用するようにしてもよいし、図13の光通信装置に適用するようにしてもよい。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る光通信装置は、多値位相変調方式を用いて、波長多重を行う波長多重光通信システムに適している。
1 光源、2 データ発生器、3,21 パターン発生器(特定パターン発生手段)、4 データ信号選択器(データ信号選択手段)、5,5a,5b,5c 遅延素子、6a,6b,6c,6d ドライバ、7 バイアス電源、8 マッハツェンダ変調器、8a 光導波路、8b 電極、9 光カプラ、(光信号検出手段)、10 光検出器(光信号検出手段)、11 信号パワー検出器(光信号パワー検出手段、遅延量制御手段)、12,22 遅延量決定器(遅延量制御手段)、31 接続先切替器(起動完了後制御手段)、32 同期検波回路(起動完了後制御手段)、32a 低周波ディザ発生源、32b ミキサ、32c LPF、32d 制御器、32e 加算器、101 光源、102 データ発生器、103 マッハツェンダ変調器、104a,104b ドライバ、105 同期検波回路、105a 低周波ディザ発生源、106 遅延素子、107 光分配器、108 光検出器。

Claims (5)

  1. 光を出射する光源と、特定パターンのデータ信号を発生するとともに、上記特定パターンのデータ信号と逆位相のデータ信号を発生する特定パターン発生手段と、上記光源から出射された光を上記特定パターン発生手段から発生されたデータ信号にしたがって多値位相変調し、変調後の光信号を出力するマッハツェンダ変調器と、上記マッハツェンダ変調器から出力された光信号の所定期間の累積信号パワーを検出する光信号パワー検出手段と、上記光信号パワー検出手段により検出された光信号の信号パワーが小さくなるように、上記特定パターン発生手段と上記マッハツェンダ変調器の間に挿入されている遅延素子の遅延量を制御する遅延量制御手段とを備え、上記光信号パワー検出手段により検出された光信号の信号パワーが基準値以下になるまで、上記遅延量制御手段が上記遅延素子の遅延量を制御することを特徴とする光通信装置。
  2. 上記遅延量制御手段は、上記光信号パワー検出手段により検出された光信号の信号パワーが基準値以下になると、上記特定パターン発生手段から発生されるデータ信号のパターン幅を短く変更し、さらに、上記光信号パワー検出手段により検出された光信号の信号パワーが基準値以下になるまで、遅延素子の遅延量を制御することを特徴とする請求項1記載の光通信装置。
  3. 上記特定パターン発生手段から発生されるデータ信号に係る特定パターンが、周期的に変化するランダムパターンであることを特徴とする請求項1記載の光通信装置。
  4. 光を出射する光源と、送信対象のデータ信号を発生するデータ発生器と、特定パターンのデータ信号を発生するとともに、上記特定パターンのデータ信号と逆位相のデータ信号を発生する特定パターン発生手段と、上記特定パターン発生手段から発生されたデータ信号上記データ発生器から発生されたデータ信号のどちらか一方を選択するデータ信号選択手段と、上記光源から出射された光を上記データ信号選択手段により選択されたデータ信号にしたがって多値位相変調し、変調後の光信号を出力するマッハツェンダ変調器と、上記マッハツェンダ変調器から出力された光信号を検出する光信号検出手段と、上記光信号検出手段により検出された光信号の所定期間の累積信号パワーを検出する光信号パワー検出手段と、上記データ信号選択手段が上記特定パターン発生手段から発生されたデータ信号を選択している時に、上記光信号パワー検出手段により検出された光信号の信号パワーが小さくなるように、上記データ信号選択手段と上記マッハツェンダ変調器の間に挿入されている遅延素子の遅延量を制御する遅延量制御手段とを備え、上記光信号パワー検出手段により検出された光信号の信号パワーが基準値以下になるまで、上記遅延量制御手段が上記遅延素子の遅延量を制御することを特徴とする光通信装置。
  5. 上記データ信号選択手段が上記データ発生器から発生されたデータ信号を選択している時、上記光信号検出手段により検出された光信号を低周波ディザで同期検波し、その検波結果にしたがって遅延素子の遅延量を制御する制御手段を設けたことを特徴とする請求項記載の光通信装置。
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