JP2008172437A - 画像処理装置、プログラム及び方法 - Google Patents

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拓也 桜井
Yasunari Kishimoto
康成 岸本
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良介 東方
Yasuki Yamauchi
泰樹 山内
Noriko Hasegawa
典子 長谷川
Hidetoshi Kawashima
英俊 川島
Kiyoshi Une
清 宇根
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Abstract

【課題】対象デバイスの色空間で総量制限されたときでも画像の見えが良好な対象デバイスの色域外郭を算出する。
【解決手段】最終色域外郭生成部48では、総量制限なしの色域外郭についての傾向を抽出部50で抽出しかつ、総量制限ありの色域外郭についての傾向を抽出部52で抽出する。圧縮部54は、総量制限なしの色域外郭について維持する傾向を設定し、設定された維持傾向と抽出部50で抽出した総量制限なしの色域外郭の傾向と抽出部52抽出した総量制限有りの色域外郭の傾向とから、デバイス色空間において総量制限された場合の他の色空間における色域外郭を、総量制限なし場合の傾向を維持して作成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、対象デバイスの色域外郭を算出する画像処理装置、プログラム及び方法に関する。
画像を入力デバイスで取り込んだり、出力デバイスにより表示やプリント出力する場合、それぞれのデバイスの特性に応じて取り込み可能な色範囲や出力再現できる色範囲は限られている。例えば画像を画像形成装置により出力する場合、出力指示された画像に再現できない色が含まれているとき、この色を再現可能な色範囲に収めるための変換処理(色域圧縮処理や色補正処理)が行われる。このような変換処理を実行するために、それぞれのデバイスにおいて再現可能な色範囲の外郭(色域外郭)を求めておくことが有効である。色域外郭は、色域圧縮処理のほかにも、デバイスの色再現評価を行う場合など、種々の用途にも利用されている。
画像形成装置等のデバイスでは、黒色(K)を含む4色以上の色材を用いて画像が形成され、これらの色材の色を要素とするデバイス色空間で画像の色が表現される。デバイス色空間の一例にはCMYK色空間等が知られている。また、色に関する変換処理では、個々のデバイスの特性に依存しない色空間(デバイス非依存色空間)で処理することが望ましい。デバイス非依存色空間の一例にはCIELAB色空間やCIEXYZ色空間等が知られている。
実際に画像が形成される色はデバイス色空間で表現されるが、デバイス非依存色空間を用いて変換処理を行う場合、デバイス非依存色空間とデバイス色空間との間で色空間変換を行う必要がある。例えば、色域圧縮処理などのデバイスの色域を必要とする処理はデバイス非依存色空間で行われる。従って、デバイスの色域をデバイス非依存色空間において求めておく必要がある。このことは、デバイス色空間及びデバイス非依存色空間の各々で対応関係を有する色域外郭を求めることで達成できる。
ところが、CMYK空間のような4色以上のデバイスの色域を決定する際には、CMYの3色とKが独立でないため、1次色(CMY)と2次色(RGB)で構成される色域外郭では、Kを考慮する必要はないが、3次色ではCMYとKが重複しており、Kの影響を無視できない。従って、CMY色空間からデバイス非依存色空間への変換によって得られた色域外郭をそのまま利用することができない。
これを解消する技術として、デバイス色空間において制限を設けた場合の他の色空間における色域外郭を、高速、低コストで、高精度に得ることができる画像処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、デバイス色空間において総量制限を設けた場合に、デバイス非依存色空間における色域外郭を求めるために、デバイス色空間上で色域外郭を決め、これを色変換モデルによってデバイスに非依存な色空間へと変換している。
特開2005−63093号公報
しかしながら、デバイス色空間において制限を設けた場合の他の色空間における色域外郭を求めることでは、デバイス色空間上でのみ色域外郭が決定されるので、他の色空間における色域外郭の形状が複雑になり、それを用いてデバイス色空間に変換したときに、画像の色再現が劣化する場合がある。例えば、明度の低いところで、デバイス非依存色空間上における色域外郭の形状が局部的な変化(例えば、えぐれ)が生じることがあり、該当付近で明度の逆転や不連続な階調が生じるような画像の見えが劣化した画像をが提供される場合がある。
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、対象デバイスの色空間で総量制限されたときでも画像の見えが良好な対象デバイスの色域外郭を算出することができる画像処理装置、プログラム及び方法を得ることが目的である。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数の色要素に基づいて複数色を表現可能な対象デバイスの色空間における色域外郭を構成する外郭点群を生成するデバイス外郭生成手段と、前記対象デバイスの色空間で各色要素の総和を制限する総量制限を設定する総量設定手段と、前記総量設定手段で設定された総量制限に従って前記デバイス外郭生成手段で生成された外郭点群を変更する総量制限デバイス外郭点生成手段と、前記デバイス外郭点生成手段で生成された前記対象デバイスの色空間の外郭点群から別の色空間の第1外郭点群に変換する第1色変換手段と、前記総量制限デバイス外郭点生成手段で変更された前記対象デバイスの色空間の外郭点群から別の色空間の第2外郭点群に変換する第2色変換手段と、前記総量設定手段で総量制限が設定されるときに、前記対象デバイスで形成される画像の見えについて維持する傾向を設定する傾向設定手段と、前記第1色変換手段により第1外郭点群、前記第2色変換手段により第2外郭点群、及び前記傾向設定手段で設定された画像の見えについて維持する傾向に基づいて、別の色空間において前記第2外郭点群を包含する領域内でかつ、前記別の色空間の第1外郭点群による外郭形状のうち前記傾向に対応して予め定めた許容範囲の外郭形状を維持するように、別の色空間の第2外郭点群を変更する最終デバイス外郭点生成手段と、を備えている。
本発明によれば、デバイス外郭生成手段で生成した対象デバイスの色空間における色域外郭の外郭点群と、該外郭点群を前記総量制限に従って変更した外郭点群とから、別の色空間の第1外郭点群と第2外郭点群とを求める。また、総量制限が設定されるとき、画像の見えについて維持する傾向に対応して予め定めた許容範囲の第1外郭点群の外郭形状を維持するように、第2外郭点群を変更する。これにより、前記総量制限を施す以前の画像の見えを維持可能に総量制限に従う外郭形状を構成する外郭点群を求めることができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記デバイス外郭生成手段は、前記対象デバイスの色空間で複数色要素の少なくとも1つの最大制限量および最小制限量の少なくとも一方を指定して該指定した最大制限量および最小制限量の少なくとも一方で制限された前記対象デバイスの色空間での色域外郭を構成する外郭点群を生成することを特徴とする。
本発明によれば、対象デバイスの色空間で色要素の最大制限量や最小制限量を指定できるので、対象デバイスの色空間を構成するための色域外郭の形状を自在に設定することができる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、前記傾向設定手段は、前記対象デバイスで形成される画像の見えについて維持する傾向として、階調性維持、または純色再現維持を表す設定値を予め記憶し、記憶された設定値の何れか1つを選択し、前記最終デバイス外郭点生成手段は、前記階調性維持が選択されたときに前記別の色空間の第1外郭点群の少なくとも一部を平行移動し、または前記純色色再現維持が選択されたときに前記別の色空間の第1外郭点群の少なくとも一部を回転移動する、ことを特徴とする。
本発明によれば、画像の見えについて維持する傾向として階調性維持または純色再現維持を設定できるので、画像の見えについて選択的に指定することができる。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像処理装置において、前記対象デバイスの色空間は、画像形成デバイスのCMYK各色の色材量に対応する色値に対応する4色以上のデバイス色空間であることを特徴とする。
本発明によれば、4色以上のデバイス色空間を設定することができるので、画像形成にあたって多色画像を容易に形成するための色域外郭を作成することができる。
請求項5の発明は、コンピュータを、複数の色要素に基づいて複数色を表現可能な対象デバイスの色空間における色域外郭を構成する外郭点群を生成するデバイス外郭生成手段と、前記対象デバイスの色空間で各色要素の総和を制限する総量制限を設定する総量設定手段と、前記総量設定手段で設定された総量制限に従って前記デバイス外郭生成手段で生成された外郭点群を変更する総量制限デバイス外郭点生成手段と、前記デバイス外郭点生成手段で生成された前記対象デバイスの色空間の外郭点群から別の色空間の第1外郭点群に変換する第1色変換手段と、前記総量制限デバイス外郭点生成手段で変更された前記対象デバイスの色空間の外郭点群から別の色空間の第2外郭点群に変換する第2色変換手段と、前記総量設定手段で総量制限が設定されるときに、前記対象デバイスで形成される画像の見えについて維持する傾向を設定する傾向設定手段と、前記第1色変換手段により第1外郭点群、前記第2色変換手段により第2外郭点群、及び前記傾向設定手段で設定された画像の見えについて維持する傾向に基づいて、別の色空間において前記第2外郭点群を包含する領域内でかつ、前記別の色空間の第1外郭点群による外郭形状のうち前記傾向に対応して予め定めた許容範囲の外郭形状を維持するように、別の色空間の第2外郭点群を変更する最終デバイス外郭点生成手段と、として機能させる画像処理プログラムである。
本発明によれば、コンピュータを、前記各手段として機能させるので、コンピュータが本画像処理プログラムを実行させることで、請求項1に記載の画像処理装置として機能することになり、前記画像処理装置と同様に、総量制限を施す以前の画像の見えを維持可能に総量制限に従う外郭形状を構成する外郭点群を求めることができる。
請求項6の発明は、対象デバイスの色域外郭を算出する画像処理方法において、複数の色要素に基づいて複数色を表現可能な対象デバイスの色空間における色域外郭を構成する外郭点群を生成するデバイス外郭生成工程と、前記対象デバイスの色空間で各色要素の総和を制限する総量制限を設定する総量設定工程と、前記総量設定手段で設定された総量制限に従って前記デバイス外郭生成手段で生成された外郭点群を変更する総量制限デバイス外郭点生成工程と、前記デバイス外郭点生成手段で生成された前記対象デバイスの色空間の外郭点群から別の色空間の第1外郭点群に変換する第1色変換工程と、前記総量制限デバイス外郭点生成手段で変更された前記対象デバイスの色空間の外郭点群から別の色空間の第2外郭点群に変換する第2色変換工程と、前記総量設定手段で総量制限が設定されるときに、前記対象デバイスで形成される画像の見えについて維持する傾向を設定する傾向設定工程と、前記第1色変換手段により第1外郭点群、前記第2色変換手段により第2外郭点群、及び前記傾向設定手段で設定された画像の見えについて維持する傾向に基づいて、別の色空間において前記第2外郭点群を包含する領域内でかつ、前記別の色空間の第1外郭点群による外郭形状のうち前記傾向に対応して予め定めた許容範囲の外郭形状を維持するように、別の色空間の第2外郭点群を変更する最終デバイス外郭点生成工程と、を含んでいる。
本発明によれば、前記各工程により対象デバイスの色域外郭を算出するので、請求項1に記載の画像処理装置と同様に、総量制限を施す以前の画像の見えを維持可能に総量制限に従う外郭形状を構成する外郭点群を求めることができる。
以上説明したように本発明は、対象デバイスの色空間における色域外郭の外郭点群と、該外郭点群を前記総量制限に従って変更した外郭点群とから、別の色空間の第1外郭点群と第2外郭点群とを求めて、画像の見えについて維持する傾向に対応して予め定めた許容範囲の第1外郭点群の外郭形状を維持するように、第2外郭点群を変更するので、前記総量制限を施す以前の画像の見えを維持可能に総量制限に従う外郭形状を構成する外郭点群を求めることができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。図1には本発明が適用可能な画像処理装置を含む色管理システム10が示されている。この色管理システム10は、カラー複写機で代表される画像形成装置に内蔵することができる。
画像形成装置としては、CMYK各色のトナーを用いて電子写真方式でカラー画像を形成した後に用紙上に転写・定着させる構成を用いることが可能であるが、これに限られるものではなく、CMYK各色のインクをノズルから記録液滴として吐出させて用紙上にカラー画像を形成させるインクジェット方式等の他の方式で用紙上に画像を形成させる構成を採用することも可能である。さらに、CMYKの4色に限らず多色印刷であっても本構成を採用可能である。なお、図1では色管理システムの機能ブロック図を示しているが、色管理システム10は、図示しないコンピュータのCPU、または該コンピュータと通信回線を介して接続されたプリンタに内蔵されたCPUが所定の処理プログラムを実行することで実現される。
図1に示すように、色管理システム10は、入力側デバイス12、色域管理部14,および出力側デバイス16を備えている。出力側デバイス16は、入力された画像データによる画像を形成するデバイスであり、例えばカラー複写機で代表される画像形成装置(例えばCMYK各色の色材を用いて用紙上にカラー画像を形成(印刷)する装置)が一例として挙げられる。また、出力側デバイス16は、前記画像形成装置へ画像データを出力する画像データ出力部として機能するようにしてもよい。
入力側デバイス12は、出力側デバイスで画像形成するための画像データ、例えば印刷対象の画像を表す画像データが入力されるデバイスであり、画像を読み取るスキャナや画像データを出力する他のコンピュータ(例えばRGB色空間における色で表現されたカラー画像の画像データを入力する装置)が一例として挙げられる。また、入力側デバイス12は、前記スキャナや他のコンピュータから画像データを入力する画像データ入力部として機能するようにしてもよい。
色域管理部14は、入力側デバイス12から入力された画像データを入力側デバイス12と一致または異なる色域の出力側デバイス16用の画像データへ変換する機能部である。色域管理部14は、入力側色変換部18,色域変換部20,及び出力側色変換部22を備えている。色域変換部20には、色域変換のための入力側デバイス12及び出力側デバイス16の各々の色域外郭を把握するために、入力側色域外郭定義部24および出力側色域外郭定義部26が接続されている。
入力側色変換部18は、入力側デバイス12から入力された画像データの色空間が後段で用いる色空間と異なる場合に、後段で用いる色空間への色空間変換処理を行う。ここでは入力側色変換部18から出力側色変換部22までの処理は、装置に依存しない色空間、例えばCIE−L*a*b*などの色空間を用いる。また、入力側デバイス12から入力される画像データとして、ここではCRT等に表示させるためのRGB色空間におけるカラー画像データであるとする。このため、入力側色変換部18は、RGB色空間からL*a*b*色空間への変換を行う。なお、画像データがデバイス非依存色空間の画像データである場合には、入力側色変換部18における処理は不要であり、入力側色変換部18を設けずに構成してもよい。
出力側色変換部22は、入力された画像データの色空間が後段で用いる色空間と異なる場合に、後段で用いる色空間への色空間変換処理を行う。例えば出力側デバイス16がプリンタなどの場合には、YMC色空間またはYMCK色空間の画像データを受け取る場合が多い。このような場合に出力側色変換部22は、デバイス非依存色空間、例えばCIE−L*a*b*などの色空間から、YMC色空間またはYMCK色空間への色空間変換処理を行う。
すなわち、色補正処理や色域圧縮処理等の変換処理を行うのにはデバイス非依存色空間を用い、実際に画像を形成するときにはデバイス色空間が用いられる。このため、デバイス非依存色空間とデバイス色空間との間で色空間変換を行う必要がある。この色空間変換のための色変換係数を作成する手順としては、例えば、デバイス色空間であるCMYK色空間からデバイス非依存色空間であるCIELAB色空間への順方向でモデル化し、その逆のモデルによりデバイス非依存色空間であるCIE−L*a*b*色空間からデバイス色空間であるCMYK色空間への変換を行うための色変換係数を求める。モデルの作成方法としては、例えば「Makoto Sasaki and Hiroaki Ikegami, "Proc. of International Congr ess of Imaging Science 2002",(2002),p.413-141」(以下、技術文献という)に記載されている方法などを用いることができる。
なお、出力側色変換部22は、デバイス非依存色空間のまま出力してもよい。この場合には出力側色変換部22の処理は不要であり、出力側色変換部22を設けずに構成してもよい。
色域変換部20は、デバイス非依存色空間に変換された入力側デバイス12の画像データを、デバイス非依存色空間における出力側デバイス16の画像データに変換する。つまり、入力側デバイス12の色空間内の画像データによる色が出力側デバイス16の色空間内の色として再現できないとき、入力側の色再現可能領域(入力側デバイスの色域外郭)および出力側の色再現可能領域(出力側デバイスの色域外郭)を用いて、入力側デバイス12の色を出力側デバイス16で再現可能な色範囲に収めるための変換処理(色域圧縮処理や色補正処理)が行われる。
なお、詳細な説明は省略するが、この変換処理は、色相維持、明度維持、彩度維持等の既知の方法による予め定めた種々の変換処理がある。一例としては、本出願人が既に出願した技術(特開2000−18422号公報参照)がある。この変換処理を色域変換部20においてするために、入力側色域外郭定義部24及び出力側色域外郭定義部26には、各々色域外郭のデータが予め格納される。
本実施形態では、出力側デバイス16のデバイス色空間において複数の色要素の総量制限を設ける場合における色域外郭を利用する。このため、本実施形態では、出力側色域外郭定義部26は、詳細を後述する色域外郭を求める画像処理装置30(図2)として構成される。
図2に示すように、出力側色域外郭定義部26で出力側色域外郭データを保持するための処理を実行する画像処理装置30は、デバイス外郭生成部32、制限量設定部34,総量制限デバイス外郭生成部36、総量制限設定部38,総量制限無における色変換部40と色域外郭生成部44、総量制限有における色変換部42と色域外郭生成部46、及び最終色域外郭生成部48を備えている。なお、図2では画像処理装置30の機能ブロック図を示しているが、画像処理装置30は、図示しないコンピュータのCPU、または該コンピュータと通信回線を介して接続されたプリンタに内蔵されたCPUが所定の処理プログラムを実行することで実現される。
ここで、本実施形態では、本発明の適用例として出力側デバイス16のデバイス色空間において複数の色要素の総量制限を施して得られる色域外郭を利用する。そこで、以下の説明では、出力側デバイス16の色空間を対象デバイスの色空間として対応させ、色域変換部20の色空間を別の色空間として対応させて説明する。これら対象デバイスの色空間及び別の色空間は限定されるものではないが、一例として、対象デバイスの色空間をCMYK色空間(原色はC,Y,M,K)、別の色空間をデバイス非依存色空間であるCIE−L*a*b*色空間を採用する。
デバイス外郭生成部32は、制限量設定部34で指定された最大制限量、最小制限量などの条件で制限された対象デバイスの色空間での色域外郭を構成する外郭点群を生成する。このとき、外郭点群として抽出する対象デバイスの色空間での色域外郭上の点は任意である。例えば色域外郭を構成する頂点、及び、頂点を結ぶ各軸上の点を少なくとも抽出しておくとよい。このとき、各軸上の点を抽出する際には等間隔で抽出するほか、後述する色域外郭生成部44で生成された外郭点が利用しやすいように、不均等な割り付けで色域外郭上の点を抽出してもよい。さらに、色域外郭面においても、同様に等間隔、あるいは不均等な間隔で外郭点を抽出することができる。例えば色域外郭をポリゴンなどで表現することもあるが、このような場合にはデバイス外郭生成部32において外郭点群を生成したときに、抽出した外郭点群中の各外郭点間の関係を構築しておく。この各外郭点間の関係の構築は、対象デバイスの色空間で行うので簡単に行うことができる。
制限量設定部34は、必要に応じて対象デバイスの色空間で任意の条件の指定を受け付けて受け付けた条件を設定する。受け付ける条件は任意であるが、例えば各色の最大制限量や最小制限量などの条件を受け付けることができる。
色変換部40は、デバイス外郭生成部32で生成した対象デバイスの色空間の外郭点群から、別の色空間の外郭点群(ここではCIE−L*a*b*色空間の外郭点群)に変換する。この変換には、対象デバイスの順方向モデルを利用することができる。
色域外郭生成部44は、色変換部40で生成された外郭点群から、例えば利用に適した外郭点を選択的に抽出し、抽出した一部の外郭点群のみで連結した色域外郭データを生成する。これによって、利用しやすい色域外郭のデータを得ることができる。
また、総量制限デバイス外郭生成部36、色変換部42、及び色域外郭生成部46は、対象デバイスの色域において、色材量の総量を制限する場合において色域外郭を生成する構成を示すものである。ここでは、デバイス外郭生成部32において外郭点群を生成してから、総量制限の条件に適合するように外郭点群を変更する例を示している。
総量制限設定部38は、対象デバイスの色空間で各色要素の総和を制限する総量制限の指定を受け取り、総量制限デバイス外郭生成部36に渡す。総量制限デバイス外郭生成部36は総量制限設定部38で指定された総量制限に従って、デバイス外郭生成部32で生成された外郭点群を変更する。なお、色変換部42は、上記色変換部40と同様の構成であり、総量制限デバイス外郭生成部36で変更された後の対象デバイスの色空間の外郭点群からCIE−L*a*b*色空間での外郭点群に変換するものである。色域外郭生成部46は、上記色域外郭生成部44と同様の構成であり、総量制限の指定を受けて色変換部42で生成された外郭点群から、例えば利用に適した外郭点を選択的に抽出し、抽出した一部の外郭点群のみで連結した色域外郭データを生成する。
上記色域外郭生成部44および色域外郭生成部46の各々で生成された色域外郭データは最終色域外郭生成部48に入力されるように接続される。最終色域外郭生成部48は、総量制限デバイス外郭生成部36における変更後の対象デバイスの色空間の外郭点群に対応するCIE−L*a*b*色空間での外郭点群を、デバイス外郭生成部32における総量制限が施されていない対象デバイスの色空間の外郭点群に対応するCIE−L*a*b*色空間での外郭点群の形状(外郭点群の各外郭点をつなぐ線や面の傾きや位置)の少なくとも一部を維持するように、変換するものである。
図3に示すように、最終色域外郭生成部48は、色域外郭傾向抽出部50,色域外郭傾向抽出部52、圧縮部54,および圧縮傾向設定部56を備えている。色域外郭傾向抽出部50は、色域外郭生成部44で生成された総量制限の指定を受けていないデバイス外郭生成部32で生成されたデバイス外郭に対応する色域外郭のデータ(総量制限無し色域外郭データ)を用いて、総量制限の指定を受けていない色域外郭の傾向を抽出する。この色域外郭の傾向には、色域外郭を構成する線や面の傾きや位置を表す形状データを保存することが一例として挙げられる。
色域外郭傾向抽出部52は、色域外郭生成部46で生成された総量制限の指定を受けた色域外郭のデータ(総量制限無し色域外郭データ)を用いて、総量制限の指定を受けた色域外郭の傾向を抽出する。この色域外郭の傾向には、色域外郭を構成する外郭点の位置、線や面の傾きや位置を表す形状データを保存することが一例として挙げられる。
圧縮部54は、圧縮傾向設定部56で設定された階調性保存等の圧縮傾向を反映させてデバイス非依存色空間での色域外郭を構成する外郭点群を生成する。生成された外郭点群から、例えば利用に適した外郭点を選択的に抽出し、抽出した一部の外郭点群のみで連結した色域外郭データを最終色域外郭データとして生成する。従って、総量制限の指定を受けていない傾向を維持しつつ総量制限の指定を受けた色域外郭を、生成することができる。
圧縮傾向設定部56は、総量制限の指定を受けていない色域外郭の任意の傾向についての指定を受け付けて受け付けた傾向を設定する。受け付ける傾向は任意であるが、例えば階調性維持、1次色の純色維持、2次色の純色維持、色域をより広範囲で利用するなどの条件を傾向として受け付けることができる。
次に、上記各構成について、より詳細に説明する。まず、デバイス外郭生成部32について説明する。なお、以下の説明では、デバイス非依存色空間における色域外郭において純色よりも明度の高い、Kを考慮する必要のない色域外郭の部分を上半、明度の低い、Kを考慮する必要がある色域外郭の部分を下半という。
図4は、対象デバイスの色空間における色域外郭の一例の説明図である。図4(A)にはCMYK色空間の上半を示し、図4(B)にはCMYK色空間の下半を示している。対象デバイスの色空間における色域外郭は、4次元の色空間の場合には、図4(A)、(B)に示した図形を合わせた12面の多面体となる。ここでは簡単のため、CMYKとも0〜100%をとるものとする。
図4(A)に示す上半では、Kは常に0%である。また、中心がCMYKとも0%の点であり、中心から頂点C、M、Yへの辺はそれぞれの色要素のみが0〜100%まで変化する点列である。この辺においては、他の3要素は0である。頂点CY(=G(緑))はC=Y=100%(M=K=0%)の点であり、辺C−CYはY=100%(M=K=0%)のまま、Cが0〜100%まで変化する点列である。同様に辺Y−CYはC=100%のまま、Yが0〜100%まで変化する点列である。頂点MY(=R(赤))、頂点CM(=B(青))についても同様である。さらに、面O−C−CY−YはM=0%の点の集合である。他の2つの面についても、C=0%、Y=0%の点の集合である。つまり、対象デバイスの色空間における色域外郭の上半は、Kと他のいずれか1色が0%となる点の集合である。
図4(B)に示す下半では、周囲の頂点C、CY、Y、MY、M、CMは図2(A)と同じ点であり、重複して示している。また中心のCMYKはC=M=Y=K=100%の点である。さらに、頂点CKはC=K=100%、M=Y=0%の点であり、同様に頂点YKはY=K=100%、M=C=0%の点、頂点MKはM=K=100%、C=Y=0%の点である。頂点CYKはC=Y=K=100%、M=0%の点であり、同様に、頂点MYKはM=Y=K=100%、C=0%の点、頂点CMKはC=M=K=100%、Y=0%の点である。
辺CMYK−CYKは、C=Y=K=100%でMが0〜100%まで変化する点列である。同様に、辺CMYK−MYKは、M=Y=K=100%でCが0〜100%まで変化する点列、辺CMYK−CMKは、C=M=K=100%でYが0〜100%まで変化する点列である。また、辺CYK−CYは、C=Y=100%、M=0%でKが0〜100%まで変化する点列である。同様に、辺MYK−MYは、M=Y=100%、C=0%でKが0〜100%まで変化する点列、辺CMK−CMは、C=M=100%、Y=0%でKが0〜100%まで変化する点列である。さらに、辺CK−CはC=100%、M=Y=0%でKが0〜100%まで変化する点列である。同様に、辺YK−YはY=100%、M=C=0%でKが0〜100%まで変化する点列、辺MK−MはM=100%、C=Y=0%でKが0〜100%まで変化する点列である。
さらに、面CMYK−CYK−CK−CMKはC=K=100%の点の集合である。他の2つの面についても、Y=K=100%、M=K=100%の点の集合である。つまり、これら3つの面は、Kと他のいずれか1色が100%となる点の集合である。また、面C−CK−CYK−CYはC=100%、M=0%の点の集合である。同様に、面CYCYK−YK−YはY=100%、M=0%の点の集合、面Y−YK−MYK−MYはY=100%、C=0%の点の集合、面MY−MYK−MK−MはM=100%、C=0%の点の集合、面M−MK−CMK−CMはM=100%、Y=0%の点の集合、面CMCMK−CK−CはC=100%、Y=0%の点の集合である。つまり、これら6つの面は、C、M、Yのいずれか1色が100%でいずれか1色が0%となる点の集合である。
このように、対象デバイスの色空間における色域外郭の点が図4に示すような面で表すことができる。上述のように色域外郭を構成する点は、所定の条件を満たす点であり、上述の条件を満たす点以外の点は、色域の内部の点である。
なお、生成する対象デバイスの色空間における外郭点群は、図4に示した辺や面に均等に、またはデバイス非依存色空間への配置を考慮して不均等に配置されるように抽出することができる。いずれにしても対象デバイスの色空間における外郭点群は、1つ以上の外郭点を選定すればよく、必要な領域だけ選定してもよい。
次に、制限量設定部34と、制限量設定部34で条件が設定された場合のデバイス外郭生成部32が生成する外郭点群について説明する。例えば、対象デバイスの色域シミュレーションで、任意の色要素の最大制限量や最小制限量などの条件を付加することができる。ここでは一例として、黒色Kを制限対象として説明する。
制限量設定部34においてK量の最大量制限Ka、及び最小量制限Kmが指定されると、デバイス外郭生成部32は上述のように対象デバイスの外郭群を生成するが、このとき、下半でのK量の制限範囲を設定する。最大量の制限は図4(B)での頂点の構成を100%からKa%へ変更することによって対応する。一方、最小量制限は図4(B)の図形の辺と面に影響を及ぼすが、色域外郭は相似変換でよいため、容易に対象デバイスの色空間における外郭点群を作成することができる。視覚的には、図4(B)に示した各辺の長さが短くなると考えればよい。
上記では黒色Kに対して最大制限量、最小制限量の条件を付加する場合を例にして説明したが、個々の色要素は独立に扱うことができることから、他の色要素についても同様に条件を付加することができる。具体的には、K以外の色要素であれば、下半の範囲と上半の範囲を制御することによって、対象デバイスの色空間における外郭点群を生成することができる。制限となる条件を付加しない場合には、図4に示した色域外郭から外郭点群を生成すればよいことはもちろんである。
次に、色変換部40について説明する。色変換部40において外郭点群からCIE L*a*b*色空間での外郭点群に色変換を行うには、予め、カラープロファイル(色変換係数)を入手する必要がある。これは、規格上決められた定義式や過去に入手したものでもよい。また、ニューラルネットワークや、線形回帰モデル、主成分分析を利用した方法などで係数を作成してもよく、色パッチなどを直接出力し、計測値で測定してよい。これら対応関係を予め記憶した3D LUT(3次元ルックアップテーブル)を利用してもよい。ここでは上述の技術文献に記載されている方法を利用して、順方向のプリンターモデルを作成した。このプリンターモデルを利用し、前述の対象デバイスの色空間における外郭点群を入力として、CIE L*a*b*色空間における外郭点群を得る。このように順方向のモデルを用いて色変換を行うことによって、精度よく外郭点群を得ることができる。
図5は、CIE L*a*b*色空間において得られた外郭点群によって構成される色域外郭の模式図である。図4に示した各頂点、各辺、各面は、それぞれ図5に示した各頂点、各辺、各面に変換されることになる。各辺、各面は、CIE L*a*b*色空間においては直線、平面に限られず、一般的には曲線、曲面として構成されることになる。
以上により、デバイス非依存色空間(CIE L*a*b*色空間)における対象デバイスの色域外郭を構成する外郭点群を得ることができる。このような外郭点群は、対象デバイスの色空間がCMYK色空間でなくても、6色で表現するヘキサクロムなどの多色であっても問題なく、本発明は多色で効果を発揮する。
一方、上述のようにして得られたデバイス非依存色空間における対象デバイスの色域を3次元的に可視化したり、評価、定量化等を行うために、外郭点群は3Dポリゴンとして構成するり利用し易い。そこで、色域外郭生成部44は、CIE L*a*b*色空間での外郭点群を頂点として連結し、面を構成してポリゴン化する。これによって、汎用の可視化ツールを利用して対象デバイスの色域外郭を3次元的に可視化できる。また、外郭点群を連結した3次元情報を作成する際に、不必要な領域を除き、均等間隔に頂点を配置、または詳細な色域を構成したい場合がある。このような場合には、色変換部40で得られた外郭点群から選択して一部の外郭点から色域外郭を構成すればよい。
なお、ポリゴンの生成はデバイス外郭生成部32において外郭点群を生成する際に各外郭点間の関係として構成しておき、色変換部40で外郭点群を生成する際に各外郭点間の関係を対応する外郭点間の関係として保持することもできる。これによって、デバイス非依存色空間においてポリゴンを形成しなくても、対象デバイスの色空間において容易にポリゴンの形成を行うことができる。
このように、対象デバイスの色空間において外郭点群を生成して、それらを順方向のモデルを用いてデバイス非依存色空間の外郭点群に変換することにより、探索的な繰り返し処理が不要で、高速かつ簡単に精度よくデバイス非依存色空間における色域外郭を得ることができる。
次に、総量制限デバイス外郭生成部36、色変換部42、色域外郭生成部46について説明する。まず、総量制限設定部38において色材の総量Gを指定する。すなわち、
C+M+Y+K≦総量G ・・・(1)
C+M+Y+K>総量G ・・・(2)
の何れかの条件を指定する。ここでは、(1)式を使用することとする。
デバイス外郭生成部32で外郭点群を生成した後、生成された外郭点群に対して、総量制限デバイス外郭生成部36で総量G以下になるように対象デバイスの色空間における外郭点群を更新する。このとき、外郭点群の任意の外郭点が総量Gの条件((1)式)を満たすなら何もせず、満たさない場合には総量制限のための処理を行う。この総量制限のための処理としては、例えば、1色の色材量を固定して、他の色材量の構成比を一定にして、総量に合わせることにより実現することができる。すなわち、固定した色材量をIとし、デバイスの外郭点を(I,A1,A2,A3)、総量規制を施したデバイス外郭点を(I,A1’,A2’,A3’)とするとき、デバイス外郭点A1’,A2’,A3’は
Ai’=(Ai×(G−I))/(A1+A2+A3) ・・・(3)
{但し、i=1,2,3}
により得られる。
このとき固定する色材により、次のような2つの規制方式がある。規制方式1は、Kを固定し、C:M:Yの比を固定して総量Gに調整する。つまり、(3)式の固定量IをK量、A1,A2,A3をそれぞれCMY量とする方法である。規制方式2は、C,M,Y,Kの中で最大値を示す量を1つ固定して、他の3色の比を固定して総量Gに調整する方法である。例えば、最大量を示す色材がCならば、(3)式の固定量IをC量とし、A1,A2,A3をそれぞれKMY量とすればよい。
このようにして、総量制限を満たす外郭点群を得ることができる。なお、上述のような総量制限によって、それぞれの外郭点が表す色は、視覚的には異なるが、対象デバイスの色空間における総量制限を満たす色域外郭上の点であることには変わりはない。従って、色域外郭を求めるという目的においては問題はない。
上述の説明では、固定量と比例関係で総量制限の条件を満たす外郭点群を求めたが、このほか、種々の方法によって総量制限の条件を満たす外郭点群を求めることができる。例えば、デバイスの色空間上において、総量制限は新たな面を生成する処理であること、または総量制限を行う面の拡縮変換と同じであり、総量制限の対象となる面を生成、制御することでも同じ効果を得ることできる。なお、総量制限の処理を行う際には、変更前の外郭点群の各外郭点間の関係と、変更後の外郭点群の各外郭点間の関係とが相違しないように注意する必要がある。
総量制限デバイス外郭生成部36で変更した外郭点群は色変換部42に送られ、上記色変換部40と同様にしてデバイス非依存色空間の外郭点群に変換される。これによって、デバイス非依存色空間における色域外郭を得ることができる。
このようにして、総量制限の条件を満たすようなデバイス非依存色空間における色域外郭を求めることができる。
次に、最終色域外郭生成部48を説明する。最終色域外郭生成部48は、総量制限の指定を受けていない色域外郭の傾向を維持して総量制限の指定を受けた色域外郭を生成する。なお、以下の説明を簡単にするため、CIE L*a*b*色空間においてL*軸を含む平面で色域を切断した断面のうち彩度を示すC*軸を横軸とした2次元図形で説明する。
図6に一例として、CIE L*a*b*色空間においてL*軸を含む任意の平面で色域を切断した断面で、彩度を示すC*軸を横軸とした2次元図形を示す。図6において、色域外郭生成部44で生成される総量制限無の色域外郭は、点Ds1−Ds2−Ds3をつなぐ線図形となる。また、色域外郭生成部46で生成される総量制限有の色域外郭は、点Dt1−Dx−Dt2−Dt3をつなぐ線図形となる。すなわち、総量制限を受けると点Ds1から点Dt1へ推移する。これに伴って、点Ds1−Ds2の特性の一部が変更され、総量制限無の色域外郭の下半の一部が削られた色域外郭となる。
色域外郭傾向抽出部50は、点Ds1−Ds2−Ds3をつなぐ線図形の各点の位置及び点間をつなく直線の傾きまたは曲線の特性を表す形状データを傾向として抽出する。色域外郭傾向抽出部52も同様に、点Dt1−Dx−Ds2−Ds3をつなぐ線図形の各点の位置及び点間をつなく直線の傾きまたは曲線の特性を表す形状データを傾向として抽出する。
圧縮部54は、色域外郭傾向抽出部50及び色域外郭傾向抽出部52の各々で得た形状データをそれらの位置関係を考慮しつつ比較することにより、差異や変化量から、特異点(または特異領域)を求める。この特異点は、変曲点や折れ曲がり点等の傾き符号が変動したり所定範囲を超えた変動の点を求めることができる。図6の場合、総量制限を受けることにより色域外郭形状の急峻な変動が生じる点Dxを求めることになる。
次に圧縮部54は、上記求めた特異点と、圧縮傾向設定部56で設定された圧縮傾向とから、色域外郭を構成する最終的な外郭点群を生成する。ここでは、圧縮傾向設定部56が受け付ける傾向として、階調性維持(形状維持)、純色維持(1次色や2次色)、色域をより広範囲で利用することの各条件および組み合わせ条件が受付可能に構成されているものとする。
まず、圧縮傾向設定部56において階調性維持の条件を維持する傾向として受け付けた場合を説明する。
総量制限有の色域外郭では、階調性が点Dx周辺で損なわれる。例えば点Ds1−Ds2の線分上の階調性を有する色の場合、総量制限有の色域外郭つまり点Dt1−Dx−Ds2をつなぐ線分に色域圧縮が行われるので、階調性が急峻に変化する場合がある。ところが、点Ds1−Ds2の直線の傾きまたは曲線の特性を総量制限有の色域外郭で一致させれば、総量制限無の色域外郭を傾向を維持できる。この場合、総量規制のための点Dt1を基準とすることが好ましい。そこで、圧縮部54は、総量制限有の色域外郭内でかつ点Ds1−Ds2の直線の傾きまたは曲線の特性を維持した点Dt1−Dt2をその直線の傾きや曲線の特性と共に求める。
具体的には、圧縮部54は、点Dxを特異点として求め、その特異点に関係する特徴として、総量制限有の色域外郭内でかつ点Ds1−Ds2の線分の形状(直線の傾きまたは曲線の特性)を求める。次に点Dt1を基準として上記委求めた特徴の線分形状を維持する線分を求める。この線分は、点Ds1−Ds2の線分について傾きを維持したまま点Dt1まで平行移動した線分である(図6では白抜き矢印で示した方向へ平行移動したもの)。この線分と、点Ds2−Ds3の線分の交点を点Dt2として、維持した点Dt1−Dt2の線分を色域外郭を構成するものとする。これにより、点Dt1−Dt2−Ds3をつなぐ線分で色域外郭を構成することになる。
これによって、総量制限の指定を受けていない色域外郭について傾向(階調性)を維持しつつ総量制限の指定を受けた色域外郭を、生成することができる。
次に、圧縮傾向設定部56において、さらに純色維持(1次色や2次色)の条件を維持する傾向として受け付けた場合を説明する。図6に示す階調性を維持するために点Dt1−Dt2により色域外郭(点Dt1−Dt2−Ds3)を作成すると、点Dt2−Ds2−Dxの上の純色を利用することができない。この場合、階調性を維持するための点Dt1−Dt2による色域外郭を、予め定めた許容範囲で傾けることで、より多くの純色を含ませることが可能となる。
そこで、圧縮部54は、図7に示すように、総量制限有の色域外郭内でかつ点Dt1を固定して、点Ds1−Ds2の直線の傾きまたは曲線の特性を予め定めた許容範囲内で傾斜させたときの点Dt3を求める。具体的には、図7では点Ds1−Ds2の直線を、点Dt1−Dxをつなぐ曲線に接触するまで点Dt1を基準として傾斜させる。このとき、傾斜させた線分と点Ds2−Ds3の線分との交点を点Dt3として求める。そして、点Dt1−Dt3−Ds3をつなぐ線分で色域外郭を生成する。このようにして作成した色域外郭は、点Ds2−Ds3間の純色をより多く含むことになる。
これによって、総量制限の指定を受けていない色域外郭について傾向(階調性)を維持しつつ純色維持(1次色や2次色)を考慮して総量制限の指定を受けた色域外郭を、生成することができる。
次に、圧縮傾向設定部56において、さらに色域をより広範囲で利用することの条件を維持する傾向として受け付けた場合を説明する。図7に示す色域外郭(点Dt1−Dt3−Ds3)では、点Dt3−Ds2−Dx−Dt1を囲む色域を利用することができない。
そこで、圧縮部54は、図8に示すように、圧縮部54は、総量制限有の色域外郭内の面積が最大になるように、点Ds1−Ds2の直線の傾きを傾斜させて点Dt4と点Dt5を求める。この点Dt4−Dt5をつなぐ色域外郭を生成する。これら点Dt4と点Dt5は、具体的には、図7では点Ds1−Ds2の直線を、点Dt1−Dxをつなぐ曲線の一部に接触しつつ面積が最大(点Dt1−Dx−Dt2−Dt3をつなぐ色域外郭の面積と、点Dt4−Dt5−Dt2−Dt3をつなぐ色域外郭の面積との差が最小)となる線分の位置および傾きを求める。この求めた線分と点Ds1−Ds3の線分との交点を点Dt4として求め、点Ds2−Ds3の線分との交点を点Dt5として求める。そして、点Dt4−Dt5−Dt2−Ds3をつなぐ線分で色域外郭を生成する。このようにして作成した色域外郭は、総量制限なしの色域をより多く含むことになる。
これにより、総量制限の指定を受けていない色域外郭の傾向を極力考慮しつつ色域をより多く利用できることになる。図7の場合、点Dt1が点Dt4へ推移することで、総量制限が増加するように、多少犠牲が生じるものの、色域をより多く利用できることは、再現色が増加することに他ならず、好ましい結果が得られることが予測できる。
以上のようにして、総量制限の指定を受けていない色域外郭についての傾向を考慮して総量制限の指定を受けた色域外郭を、生成することができる。
なお上記では、階調性維持(形状維持)させたのち、純色維持(1次色や2次色)させ、さらに色域をより広範囲で利用する順序で説明したが、この順序は上記に限るものではない。階調性維持(形状維持)は、上述のように色域外郭の形状について傾向を維持すればよい。また、純色維持(1次色や2次色)をするときに、階調性の許容範囲内で傾きを変更するようにしてもよい。また、色域をより広範囲で利用することのみ独立した条件で設定するようにしてもよい。
次に、本実施形態の作用として、画像処理装置30の作動について説明する。なお、ここでは、画像処理装置30において実行される上記各構成の処理をプログラム化して、そのプログラムを実行する場合を説明する。つまり、上記各構成における処理をプログラム化することにより、コンピュータを上記各構成として機能させることができる。
画像処理装置30には、図9に示す色域外郭生成処理ルーチンが予めメモリに記憶されており、キーボード等の入力装置によるユーザの指示によって、この処理ルーチンが実行される。
まずステップ100では、対象デバイスの色空間における色域外郭が生成され、次のステップ102において順方向デバイスモデルを用い、デバイス非依存の色空間(CIE L*a*b*色空間)における外郭点群を求めることで色変換がなされる。これらの外郭点群の少なくとも一部を用いて次のステップ104では総量制限無しの色域外郭が生成される。ステップ100の処理は、デバイス外郭生成部32における処理に対応し、この処理をプログラム化することによりコンピュータをデバイス外郭生成部32として機能させるためのものである。また、ステップ102は色変換部40の処理に、ステップ104は色域外郭生成部44の処理に対応し、この処理をプログラム化することによりコンピュータを色変換部40及び色域外郭生成部44として機能させるためのものである。
なお、上記ステップ100乃至104では、デバイス色空間の色域外郭からデバイス非依存色空間の色域外郭を求める場合を説明したが、これらの処理をまとめた処理として、色域外郭データを読み取る処理に代えても良い。具体的な一例としては、例えば、これらの処理を事前に実行し、その結果得られる総量制限無しの色域外郭データをコンピュータで読み取り可能に構成(例えばメモリに格納したり記録媒体に格納したり)して読み取るように構成してもよい。
次のステップ106では、総量制限を受けた対象デバイスの色空間における色域外郭が生成され、次のステップ108において順方向デバイスモデルを用いてデバイス非依存の色空間における外郭点群を求めることで色変換がなされる。総量制限を受けたこれらの外郭点群の少なくとも一部を用いて次のステップ110では総量制限有りの色域外郭が生成される。ステップ106の処理は、総量制限デバイス外郭生成部36における処理に対応し、この処理をプログラム化することによりコンピュータを総量制限デバイス外郭生成部36として機能させるためのものである。また、ステップ108は色変換部42の処理に、ステップ110は色域外郭生成部46の処理に対応し、この処理をプログラム化することによりコンピュータを色変換部42及び色域外郭生成部46として機能させるためのものである。
なお、上記ステップ106乃至110では、総量制限有りの場合について色域外郭を求める場合を説明したが、上述のように、色域外郭データを読み取る処理に代えても良い。しなわち、上記処理を事前に実行し、その結果得られる総量制限有りの色域外郭データをコンピュータで読み取り可能に構成(例えばメモリに格納したり記録媒体に格納したり)して読み取るように構成してもよい。
次のステップ112では、ステップ104で生成された総量制限無しの色域外郭およびステップ110で生成された総量制限有りの色域外郭の各データを用いて、総量制限無しの色域外郭および総量制限有りの色域外郭の双方についての各々の特徴を抽出する。次のステップ114では、総量制限無しの色域外郭について維持する傾向が設定される。この設定は、キーボード等の入力装置によるユーザの指示によって行うようにしてもよく、予め設定した設定値に対応する傾向の設定を行うようにしてもよい。次のステップ116では、上記ステップ112で抽出された総量制限無しの色域外郭および総量制限有りの色域外郭の各特徴と、ステップ114で設定された総量制限無しの色域外郭について維持する傾向とから、最終色域外郭が生成され、そのデータが次のステップ118において出力される。
これらのステップ112乃至ステップ118の処理によって、図6乃至図8に示すように、総量制限の指定を受けていない色域外郭についての傾向を考慮して総量制限の指定を受けた色域外郭を、生成することができる。
上記ステップ112の処理は、最終色域外郭生成部48に含まれる色域外郭傾向抽出部50及び色域外郭傾向抽出部52における処理に対応し、この処理をプログラム化することによりコンピュータを色域外郭傾向抽出部50及び色域外郭傾向抽出部52として機能させるためのものである。また、ステップ114は圧縮傾向設定部56の処理に対応し、この処理をプログラム化することによりコンピュータを圧縮傾向設定部56として機能させるためのものである。また、ステップ116および118は圧縮部54の処理に対応し、これらの処理をプログラム化することによりコンピュータを圧縮部54として機能させるためのものである。さらに、ステップ112乃至ステップ118の処理は、最終色域外郭生成部48における処理に対応し、これらの処理をプログラム化することによりコンピュータを最終色域外郭生成部48として機能させるためのものである。
なお、上記ではCMYK各色の色材を用いて画像形成を行うことを前提に、L*a*b*値をCMYK値へ変換する色空間変換を行う場合に本発明を適用した態様を説明したが、本発明における色要素は上記に限られるものではなく、例えばより多数色の色材を用いて画像形成を行うことを前提に、CMYK値をより多数種の色値へ変換する色変換を行う場合に適用することも可能である。本発明は上記のような態様も権利範囲に含むものである。また、上記では本発明に係るデバイスに依存しない色空間として、L*a*b*色空間を例に説明したが、これに限定されるものでもなく、CAM02空間のような色の見えモデル、CIEXYZ三刺激値やiCAM等の色空間を適用することも可能である。
本発明が適用可能な画像処理装置を含む色管理システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明が適用可能な画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 最終色域外郭生成部の概略構成を示すブロック図である。 対象デバイスの色空間における色域外郭の一例の説明図である。 CIE L*a*b*色空間において得られた外郭点群によって構成される色域外郭の模式図である。 最終色域外郭生成部における階調性維持についての処理例の説明図である。 最終色域外郭生成部における純色維持についての処理例の説明図である。 最終色域外郭生成部における色域広範囲利用についての処理例の説明図である。 画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10…色管理システム
12…入力側デバイス
14…色域管理部
16…出力側デバイス
18…入力側色変換部
20…色域変換部
22…出力側色変換部
24…入力側色域外郭定義部
26…出力側色域外郭定義部
30…画像処理装置
32…デバイス外郭生成部
34…制限量設定部
36…総量制限デバイス外郭生成部
38…総量制限設定部
40…色変換部
42…色変換部
44…色域外郭生成部
46…色域外郭生成部
48…最終色域外郭生成部
50…色域外郭傾向抽出部
52…色域外郭傾向抽出部
54…圧縮部
56…圧縮傾向設定部

Claims (6)

  1. 複数の色要素に基づいて複数色を表現可能な対象デバイスの色空間における色域外郭を構成する外郭点群を生成するデバイス外郭生成手段と、
    前記対象デバイスの色空間で各色要素の総和を制限する総量制限を設定する総量設定手段と、
    前記総量設定手段で設定された総量制限に従って前記デバイス外郭生成手段で生成された外郭点群を変更する総量制限デバイス外郭点生成手段と、
    前記デバイス外郭点生成手段で生成された前記対象デバイスの色空間の外郭点群から別の色空間の第1外郭点群に変換する第1色変換手段と、
    前記総量制限デバイス外郭点生成手段で変更された前記対象デバイスの色空間の外郭点群から別の色空間の第2外郭点群に変換する第2色変換手段と、
    前記総量設定手段で総量制限が設定されるときに、前記対象デバイスで形成される画像の見えについて維持する傾向を設定する傾向設定手段と、
    前記第1色変換手段により第1外郭点群、前記第2色変換手段により第2外郭点群、及び前記傾向設定手段で設定された画像の見えについて維持する傾向に基づいて、別の色空間において前記第2外郭点群を包含する領域内でかつ、前記別の色空間の第1外郭点群による外郭形状のうち前記傾向に対応して予め定めた許容範囲の外郭形状を維持するように、別の色空間の第2外郭点群を変更する最終デバイス外郭点生成手段と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記デバイス外郭生成手段は、前記対象デバイスの色空間で複数色要素の少なくとも1つの最大制限量および最小制限量の少なくとも一方を指定して該指定した最大制限量および最小制限量の少なくとも一方で制限された前記対象デバイスの色空間での色域外郭を構成する外郭点群を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記傾向設定手段は、前記対象デバイスで形成される画像の見えについて維持する傾向として、階調性維持、または純色再現維持を表す設定値を予め記憶し、記憶された設定値の何れか1つを選択し、
    前記最終デバイス外郭点生成手段は、前記階調性維持が選択されたときに前記別の色空間の第1外郭点群の少なくとも一部を平行移動し、または前記純色色再現維持が選択されたときに前記別の色空間の第1外郭点群の少なくとも一部を回転移動する、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像処理装置。
  4. 前記対象デバイスの色空間は、画像形成デバイスのCMYK各色の色材量に対応する色値に対応する4色以上のデバイス色空間であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. コンピュータを、
    複数の色要素に基づいて複数色を表現可能な対象デバイスの色空間における色域外郭を構成する外郭点群を生成するデバイス外郭生成手段と、
    前記対象デバイスの色空間で各色要素の総和を制限する総量制限を設定する総量設定手段と、
    前記総量設定手段で設定された総量制限に従って前記デバイス外郭生成手段で生成された外郭点群を変更する総量制限デバイス外郭点生成手段と、
    前記デバイス外郭点生成手段で生成された前記対象デバイスの色空間の外郭点群から別の色空間の第1外郭点群に変換する第1色変換手段と、
    前記総量制限デバイス外郭点生成手段で変更された前記対象デバイスの色空間の外郭点群から別の色空間の第2外郭点群に変換する第2色変換手段と、
    前記総量設定手段で総量制限が設定されるときに、前記対象デバイスで形成される画像の見えについて維持する傾向を設定する傾向設定手段と、
    前記第1色変換手段により第1外郭点群、前記第2色変換手段により第2外郭点群、及び前記傾向設定手段で設定された画像の見えについて維持する傾向に基づいて、別の色空間において前記第2外郭点群を包含する領域内でかつ、前記別の色空間の第1外郭点群による外郭形状のうち前記傾向に対応して予め定めた許容範囲の外郭形状を維持するように、別の色空間の第2外郭点群を変更する最終デバイス外郭点生成手段と、
    として機能させる画像処理プログラム。
  6. 対象デバイスの色域外郭を算出する画像処理方法において、
    複数の色要素に基づいて複数色を表現可能な対象デバイスの色空間における色域外郭を構成する外郭点群を生成するデバイス外郭生成工程と、
    前記対象デバイスの色空間で各色要素の総和を制限する総量制限を設定する総量設定工程と、
    前記総量設定手段で設定された総量制限に従って前記デバイス外郭生成手段で生成された外郭点群を変更する総量制限デバイス外郭点生成工程と、
    前記デバイス外郭点生成手段で生成された前記対象デバイスの色空間の外郭点群から別の色空間の第1外郭点群に変換する第1色変換工程と、
    前記総量制限デバイス外郭点生成手段で変更された前記対象デバイスの色空間の外郭点群から別の色空間の第2外郭点群に変換する第2色変換工程と、
    前記総量設定手段で総量制限が設定されるときに、前記対象デバイスで形成される画像の見えについて維持する傾向を設定する傾向設定工程と、
    前記第1色変換手段により第1外郭点群、前記第2色変換手段により第2外郭点群、及び前記傾向設定手段で設定された画像の見えについて維持する傾向に基づいて、別の色空間において前記第2外郭点群を包含する領域内でかつ、前記別の色空間の第1外郭点群による外郭形状のうち前記傾向に対応して予め定めた許容範囲の外郭形状を維持するように、別の色空間の第2外郭点群を変更する最終デバイス外郭点生成工程と、
    を含む画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013229740A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Fuji Xerox Co Ltd 色処理装置及び色処理プログラム

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