JP2008171515A - 緩衝部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数や組立工数を増やすことなく、ハードディスク装置などの外部記憶装置と情報処理装置の格納部とを電気的に接続する緩衝部材の提供。
【解決手段】断面コ字状の軟質部6がハードディスク装置2と格納部1aとに接触して電気的に接続する導通部7を有しているため、ハードディスク装置2に帯電する静電気を導通部7を通して格納部1aへ逃がすことができる。よって部品点数や組立工数を増やすことなくハードディスク装置2に帯電する静電気を逃がすことができ、ハードディスク装置2の誤動作を防ぐことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えばノートブックタイプのパーソナルコンピュータ、カーオーディオ装置、カーナビゲーション装置、携帯オーディオプレーヤ、デジタルビデオカメラのような情報処理装置に収容するハードディスク装置などの外部記憶装置を衝撃や振動から保護する緩衝部材に関する。
情報処理装置としてのノートブックタイプのパーソナルコンピュータ(以下、「ノートPC」と略記する。)1の格納部1aには、図30で示すように、ディスク状記憶媒体を収容する外部記憶装置としてのハードディスク装置2が格納されている。格納部1aはハードディスク装置2を入れる凹部と蓋1bとで構成される。このハードディスク装置2は、上面3aと底面3bを略矩形とした箱状の筐体3を備えており、筐体3の長手側面3cには軟質のゴム状弾性体でなる緩衝部材4が装着されている。
この緩衝部材4には、図31で示すように、ハードディスク装置2の筐体3の長手側面3cを保護する側面支持部4aが形成されており、この側面支持部4aの上端及び下端は、筐体3の上面3aや底面3bの面端よりも上方と下方にそれぞれ突出している。また緩衝部材4には、長手側面3cと連続する筐体3の上面3aと底面3bの縁部分をそれぞれ覆うように、側面支持部4aから片持ち梁状に突出する上面支持部4bと底面支持部4cとが形成されている(特許文献1)。
特開2005−38538号公報
ところでノートPC1では動作周波数が高くなるにしたがい、電磁波障害(EMI)やハードディスク装置2に帯電する静電気によって起こるハードディスク装置2の誤動作等が問題になっている。その対策としては、例えばゴム状弾性体でなる芯材の表面に金属メッシュを被せた導電性部材を利用し(特許文献2)、これを緩衝部材4を装着したハードディスク装置2と格納部1aとの間に挟み込ませて、ハードディスク装置2と格納部1aとを電気的に接続することが考えられる。そのような導電性部材を使用すれば、ハードディスク装置2と格納部1aとの電気的な接続を確実に行えるという利点がある。ところがその反面、部品点数が増加し組立工数も増えてしまうという課題がある。この課題は、最終的にはノートPC1の生産コストの上昇要因となることから重要な課題であるものの、部品点数や組立工数の増加を抑えることのできる他の技術は本発明者の知る限り何も提案されていない。
特開平2−296396号公報
以上のような従来技術を背景としてなされたのが本発明である。すなわち、本発明は、部品点数や組立工数を増やすことなく、ハードディスク装置などの外部記憶装置と情報処理装置の格納部とを電気的に接続する緩衝部材を提供することにある。
上記目的を達成すべく本発明は以下のように構成される。即ち、本発明は、情報処理装置に設けられる格納部の内部で箱状の外部記憶装置を弾性支持する緩衝部材について、外部記憶装置の上面側、側面側及び底面側を各々弾性支持する上面支持部、側面支持部及び底面支持部を有する軟質部を備え、該軟質部に外部記憶装置と格納部とに接触して両者を電気的に接続する導通部を設けることを特徴とする緩衝部材を提供する。
本発明の緩衝部材には軟質部に外部記憶装置と格納部とに接触して電気的に接続する導通部を設けている。このため外部記憶装置に帯電する静電気を、その導通部を通して格納部又は格納部と導通する情報処理装置の筐体へ逃がすことができる。よって外部記憶装置の誤動作等を防ぐことができる。
前記導通部は導電材を導通方向で連鎖的に形成したものとすることができる。このため良好な導電特性を有しながらも、導電材を多量に均一分散させた導通部に比べ導電材の含有量を少なくすることができる。よって軟質の導通部を実現することができ、軟質部の衝撃吸収効果と振動減衰効果を維持しつつ外部記憶装置に帯電する静電気を逃がすことができる。
前記軟質部は該軟質部の形状を保持する保形芯材を有することができる。これによれば軟質の緩衝部材を、その運搬時や外部記憶装置への組付け時などに容易に取扱うことができる。また軟質部の変形に伴って導通部が挫屈して、外部記憶装置と格納部とを電気的に接続できなくなるおそれがある。しかし本発明のように軟質部の形状を保持することができれば、導通部を挫屈し難くすることができ、外部記憶装置と情報処理装置の格納部との電気的な接続を確実に実現することができる。さらに緩衝部材を外部記憶装置に装着する際には軟質部の形状を維持させつつ正確な位置に確実に取付けることができ、優れた衝撃吸収効果と振動減衰効果を実現できる。以上のような保形芯材の材質は軟質部の形状を保持ないし維持することができるものであり、具体的には例えば軟質部より剛性のあるエラストマー、樹脂、金属、セラミックスなどの単体、又はこれらの複合体を使用することができる。
前記導通部は軟質部の形状を保持する導電性の保形芯材とすることができる。このため導通部が保形芯材としての前述の諸機能を兼ね備えることができ、また緩衝部材を簡単に製造することもできる。
前記保形芯材は格納部と接触可能なばね突起を有することができる。このため振動や衝撃を受けても弾性変形するばね突起が格納部との接触を維持し続けることができるようになり、外部記憶装置と格納部との電気的な接続を維持することができる。このばね突起はさらに、軟質部の外方に突出するものとして構成できる。これによれば、格納部と外部記憶装置又は緩衝部材との間の隙間の大きさが変化しても、それに追従して格納部との接触を維持し続けることができる。
保形芯材がばね突起を有する前記緩衝部材については、軟質部に、格納部と接触して屈曲するばね突起が入り込む収容部を設けることができる。このようにばね突起が収容部に入り込むことで、ばね突起が突出する側の軟質部の外面を格納部の内面に当接させることができる。よってばね突起が突出する側の軟質部の支持部でも衝撃吸収効果と振動減衰効果を発揮することができる。
前記保形芯材は、軟質部における格納部との対向面に表出して格納部と接触可能な接続片を有することができる。このため接続片が表出する軟質部の外面を格納部の内面に当接させることができる。よって接続片が表出する軟質部の支持部でも衝撃吸収効果と振動減衰効果を発揮することができる。
保形芯材が接続片を有する前記緩衝部材については、接続片に、格納部との押接により生じる圧縮応力を緩衝する緩衝部を設けることができる。保形芯材は軟質部より剛性があるため、軟質部からの衝撃や振動が伝達し易くなることがあり、保形芯材が外部記憶装置と格納部との両者に接触していると、緩衝部材の衝撃吸収効果や振動減衰効果を悪化させることがある。しかし本発明のように接続片に緩衝部を設け、保形芯材における外部記憶装置と格納部との間に生じる圧縮応力を小さくすれば、軟質部が本来の衝撃吸収効果や振動減衰効果を発揮することができる。緩衝部の具体的な構成としては、衝撃や振動による撓み変形を生じさせ易くする屈曲部や湾曲部、また肉抜き孔(透孔)等として実現することができる。緩衝部として屈曲部や湾曲部を設ければ接続片を変形し易くすることができ、肉抜き孔を形成すれば接続片の断面積が小さくなり変形させ易くすることができる。
前記保形芯材は、箱状の外部記憶装置の角部に対して当接係止する断面L字状の係止面を設けることができる。実装時に振動や衝撃を受けて緩衝部材が適切な装着状態から位置ずれしようとしても断面L字状の係止面が外部記憶装置の角部に引っかかるため、例えば外部記憶装置と格納部との隙間に沿うように位置ずれする等して、適切な装着状態が損なわれることを防止できる。よって当初の衝撃吸収性や振動減衰性を持続的に発揮できるとともに、外部記憶装置と格納部との電気的な接続を安定して実現することができる。
前記保形芯材は、外部記憶装置を差し込ませて接触保持する溝状の係合面を設けることができる。保形芯材に溝状に開口する係合面に外部記憶装置の側面を差し込ませることで、緩衝部材を外部記憶装置に対して簡単に装着することができる。また溝状の係合面は、外部記憶装置が振動や衝撃を受けて変位しても、その変位と連動しながら外部記憶装置と係合し続けるので、外部記憶装置と格納部との電気的な接続を安定して実現することができる。さらに本発明では、振動や衝撃を受けると保形芯材は外部記憶装置の変位と連動するため、軟質部をより効果的に衝撃吸収や振動減衰に機能させることができる。このことを前述の従来技術の緩衝部材4をも引用しつつ具体的に説明すれば、次のようである。
情報処理装置が衝突すると、格納部に収容されている外部記憶装置は慣性によって強く付勢されてから受け止められることで衝撃を受ける。前述の従来技術の緩衝部材4では、緩衝部材4のうち衝突側の格納部1aと外部記憶装置2との間に介在する部分(側面支持部4a、上面支持部4b又は底面支持部4cの何れか)のみが、圧縮されて衝撃を吸収する。しかし本発明では、外部記憶装置の変位とともに保形芯材が連動するため、衝突側で圧縮される軟質部の部分に加えて、ここに隣接する軟質部の部分に衝突方向に向かう剪断方向の外力が作用する。よって外力のかかる軟質部の部分が従来の緩衝部材4より広がり、優れた衝撃吸収効果を発揮できる。
前記溝状の係合面を設けた保形芯材を有する前記緩衝部材については、軟質部の上面支持部及び底面支持部に、対向する格納部に固定する固着部を設けることができる。固着部を格納部に固定することで、例えば剛性の保形芯材が外部記憶装置とともに移動した場合でも軟質部における上面支持部及び底面支持部の格納部との対向面を格納部に密着させ続けることができる。前述のように衝撃を受けた場合は、衝突側で圧縮方向の外力がかかる軟質部の部分に加えて、ここに隣接する軟質部の部分に衝突側に向かう剪断方向の外力が作用する。そしてさらに本発明では、衝突側とは反対の軟質部の部分に衝突側に向かう引張方向の外力が作用する。よって外力のかかる軟質部の部分が従来の緩衝部材より広がり、薄肉の緩衝部材であっても優れた衝撃吸収性を発揮できる。
以上の本発明については、軟質部が熱可塑性エラストマーでなり、保形芯材が熱可塑性成形体又は金属でなるものとすることができる。このため軟質部と保形芯材を軟質部の成形金型内で簡単に一体化(成形体としての一体化)を実現することができる。しかも保形芯材に熱可塑性成形体を用いる場合は、二色成形やインサート成形などにより、軟質部と保形芯材とが熱融着や形状的連結などによって強固に固着できる。なお、熱可塑性成形体は、加熱によって溶融し冷却によって固化する成形体であって、熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマーなどが含まれる。
本発明の緩衝部材によれば、外部記憶装置に帯電する静電気を導通部を通して格納部又は格納部と導通する情報処理装置の筐体へ逃がすことができ、外部記憶装置の誤動作を防ぐことができる。このため緩衝部材の他に導電性部材を備えることなく外部記憶装置と格納部とを電気的に接続することができ、部品点数や組立工数を増やすことなく外部記憶装置に帯電する静電気を逃がすことができる。
以下、本発明の実施形態の例について図面を参照しつつ説明する。以下に説明する実施形態では、ノートPC1に搭載されるハードディスク装置2に適用する例であるが、光ディスク装置など各種ディスクメディアのドライブ装置に対しても適用でき、また、これらの外部記憶装置を用いた卓上パソコンやカーオーディオ装置、カーナビゲーション装置、携帯オーディオプレーヤ、デジタルビデオカメラなどのような他の情報処理装置に対しても適用できる。なお、各実施形態で共通する構成については、同一符号を付して重複説明を省略する。
第1実施形態〔図1〜図5〕: 図1で示すように第1実施形態の緩衝部材5は、軟質部6と導通部7とを備えている。
軟質部6はゴム状弾性体で形成されており、ハードディスク装置2における筐体3の長手側面3cに沿う側面支持部6aと、筐体3の上面3aへ突出する上面支持部6bと、同様に他端から底面3bへ突出する底面支持部6cと、によって断面コ字状に構成されている。側面支持部6aにおける短手方向の両端部は筐体3の上面3aや底面3bに対して突出する高さで形成されている。また長手方向の両端部にはハードディスク装置2の筐体3の短手側面3dに沿う保持部6dが設けられている。そして側面支持部6aと上面支持部6bと底面支持部6cの各内側面は、ハードディスク装置2の筐体3と係合する溝状の係合面6eとして機能する。
導通部7は図4で示すように、側面支持部6aの肉厚方向を導通方向として、導電材8が導通方向に沿って連鎖するように形成されている。この導通部7の一端の導電接触面7aは側面支持部6aの内側面(係合面6e)に露出しており、他端の導電接触面7bは側面支持部6aの外側面に露出している。
次に本実施形態の緩衝部材5をハードディスク装置2に装着した取付形態を説明する。
ハードディスク装置2の両長手側面3c,3cに、それぞれ軟質部6の係合面6eを密着させるようにして、2つの緩衝部材5,5を装着する(図2)。これによって導通部7の導電接触面7aがハードディスク装置2の筐体3の長手側面3cと接触する。次にこの状態でハードディスク装置2をノートPC1の凹部と蓋1bとで構成される格納部1aに収納する。すると、導通部7の導電接触面7bを格納部1aの内面(凹部の内面)と接触させることができる。こうして導通部7によってハードディスク装置2と格納部1aとを電気的に接続することができる(図3)。
ここで各部材の材質を説明する。
軟質部6の「ゴム状弾性体」は、硬度がJIS TYPE E10〜E50の弾性体を用いており、寸法精度、耐熱性、機械的強度、耐久性、信頼性、防振特性、制御特性などの要求性能に応じて、熱硬化性ゴム、熱可塑性エラストマーなどを用いることができる。硬度がJIS TYPE E10より低いと外部記憶装置を安定的に保持することが困難となり、E50より高いと要求する振動減衰効果が得られず衝撃を効果的に緩衝することも難しい。熱硬化性ゴムとしては、例えばシリコーンゴム、天然ゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、1,2−ポリブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、水添ニトリルゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、アクリルゴム、エピクロロヒドリンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、ホスファゼンゴムなどを用いることができる。また、熱可塑性エラストマーとしては、例えばスチレン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマーなど、及びこれらの架橋体を利用できる。そして以上のようなゴム状弾性体については難燃剤や滑剤などを添加したものでもよい。
導電材8の材質は、導通抵抗が10Ω以下のものがよく、例えば金、銀、白金、銅、鉄、アルミニウム、ニッケル、パラジウム、コバルト、クロムなどの金属類、ステンレス鋼、真鍮などの合金類、樹脂やセラミックなどの表面に前記金属類又は前記合金類の被覆層を形成した金属複合材、カーボンなどを使用することができる。本実施形態のように導電材8が導通方向に沿って連鎖するような導通部7を形成する場合は、製造工程において導電材8を磁力で配向させるため、鉄、ニッケル、ステンレス鋼などの強磁性体が好ましい。
次に緩衝部材5の製造方法を説明する。
先ずニッケルや鉄など強磁性の導電材を液状シリコーンゴムなどの液状ポリマーに添加し液状組成物を配合する。また、緩衝部材5を成形するキャビティを形成したアルミニウムでなる成形金型Mを用意する(図5)。この成形金型Mには、導通部7に対応する位置に導電材8を集めて、それを導通方向に向かって連鎖的に配向させるのに用いる強磁性体でなるピンPが埋設されている。このような成形金型Mのキャビティに液状組成物を注入し、ピンPでキャビティ内の液状組成物に磁力を印加して導電材8を配向した後、成形金型Mを加熱して液状組成物を硬化させる。最後に硬化した成形体を脱型することで(図5)、緩衝部材5を得ることができる。
本実施形態による緩衝部材5の作用・効果について説明する。
本実施形態の緩衝部材5によれば、軟質部6がハードディスク装置2と格納部1aとに接触して電気的に接続する導通部7を有している。このため、ハードディスク装置2に帯電する静電気を導通部7を通して格納部1a又は格納部1aと導通するノートPC1の筐体へ逃がすことができる。よって部品点数や組立工数を増やすことなくハードディスク装置2に帯電する静電気を逃がすことができ、ハードディスク装置2の誤動作を防ぐことができる。
導通部7は導電材8を導通方向で連鎖的に形成したものである。このため、良好な導電特性を有しながらも、導電材8を多量に均一分散させた導通部に比べ導電材8の含有量を少なくすることができる。よって導通部7の硬度を低くすることができ、軟質部6の衝撃吸収効果や振動減衰効果を維持しつつハードディスク装置2に帯電する静電気を逃がすことができる。
第1実施形態の変形例: 第1実施形態の緩衝部材5では導電材8が導通方向に沿って連鎖して配向する導通部7を例示したが、変形例として円柱、角柱など柱形状のゴム状弾性体の表面に導電塗膜を形成した導通部とすることもできる。このようにすると緩衝部材の成形時に、成形金型のキャビティ内に磁力を印加して導電材8を磁力配向させる必要が無くなる。したがって成形金型に磁力配向用のピンPを備える必要が無くなり、成形金型の構造を簡単にできる。さらに導電材8の配向時間が不要となるため、成形時間も短縮できる。
第2実施形態〔図6〜図9〕: 第2実施形態の緩衝部材9が第1実施形態の緩衝部材5と異なるのは保形芯材10を備える構成である。なお緩衝部材の取付形態は第1実施形態と同じである。
保形芯材10は硬質樹脂でなり、筐体3の長手側面3cに沿って延びるように矩形薄板状に形成されており、係合面6eに表出するように側面支持部6aに埋設されている。したがって緩衝部材9をハードディスク装置2に装着すると、保形芯材10は筐体3の長手側面3cと接触する。
ここで保形芯材10の材質を説明する。
保形芯材10としては、本実施形態で採用する硬質樹脂の他、金属、セラミックス、ゴム状弾性体などの単体、又はこれらの複合体が使用できる。硬質樹脂は、機械的強度、耐熱性、耐久性、寸法精度、信頼性等の要求性能、及び軽量化や加工性により、熱可塑性樹脂が好ましい。例えばポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレンプロピレン共重合体などのエチレンαオレフィン共重合体、ポリメチルペンテン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリフッ化ビニリデンやポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、スチレンアクリロニトリル共重合体、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、脂肪族ポリアミド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリメタクリル酸及びそのメチルエステルなどのポリメタクリル酸エステル樹脂、ポリアクリル酸樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリエーテルニトリル樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリケトン樹脂、液晶ポリマー、シリコーン樹脂、アイオノマー樹脂などの熱可塑性樹脂、あるいはこれらの複合樹脂が挙げられる。熱可塑性樹脂に粉末形状や繊維形状の金属、ガラス、フィラーなどの充填剤を添加することで剛性、寸法精度、耐熱性の更なる向上もでき、また難燃剤や滑剤などを添加したものでもよい。金属は、例えば金、銀、白金、銅、鉄、アルミニウム、ニッケル、パラジウム、コバルト、クロムなどの金属類、ステンレス鋼、リン青銅、真鍮などの合金類などが使用できる。ゴム状弾性体は、熱可塑性エラストマー、熱硬化性ゴムが好ましい。熱可塑性エラストマーでは、例えばスチレン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマー、エステル系熱可塑性エラストマー、塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、アミド系熱可塑性エラストマーなどを使用でき、熱硬化性ゴムでは、例えば天然ゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ニトリルゴム、水添ニトリルゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、アクリルゴム、エピクロロヒドリンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、ホスファゼンゴムなどを使用できる。なお、保形芯材10として熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマーなどの熱可塑性成形体を用い、軟質部6を構成するゴム状弾性体として熱可塑性エラストマーを用いた場合、二色成形が可能となる。
次に緩衝部材9の製造方法を説明する。
第1実施形態の緩衝部材5と同様に、導電材を液状ポリマーに添加して液状組成物を配合し、緩衝部材9を成形するキャビティを有し、ピンPが埋設されているアルミニウムでなる成形金型を用意する。そして硬質樹脂を射出成形して形成した保形芯材10を成形金型Mにインサートして、キャビティに液状組成物を注入し、ピンPでキャビティ内の液状組成物に磁力を印加して導電材8を配向した後、成形金型Mを加熱して液状組成物を硬化させる。最後に硬化した成形体を脱型することで、緩衝部材9を得ることができる。
第2実施形態による緩衝部材9の作用・効果について説明する。
第2実施形態の緩衝部材9は、第1実施形態の緩衝部材5と同様の作用と効果を発揮するほか、さらに次の作用・効果を発揮する。すなわち緩衝部材9によれば、軟質部6がその軟質部6の形状を保持する保形芯材10を有するため、軟質部6を変形し難くすることができ、運搬時やハードディスク装置2への組付け時などに容易に取扱うことができる。また導通部7を挫屈し難くすることができ、ハードディスク装置2と格納部1aとの電気的な接続を確実に実現することができる。さらに緩衝部材9をハードディスク装置2に装着する際には軟質部6の形状を維持しながら正確な位置に確実に取付けることができ、優れた衝撃吸収効果と振動減衰効果を実現できる。
第3実施形態〔図10〜図12〕: 第3実施形態の緩衝部材11が第1実施形態の緩衝部材5と異なるのは、「導通部」としての保形芯材12を備え、円柱形状の導通部7を無くした構成である。
保形芯材12は導電性の金属板でなり、細長い矩形状に形成されている。この保形芯材12には、矩形状の開口12aが設けられている。そして開口12aの一端には、開口12aを設ける際に形成された「ばね突起」としての片持ち梁状に湾曲する弾性接触片12bが保形芯材12の長手方向に沿って突出している(図12)。このような保形芯材12は、側面支持部6aの係合面6eに表出するように、軟質部6の長手方向に沿って側面支持部6aに埋設されている。したがって緩衝部材11をハードディスク装置2に装着すると、保形芯材12は筐体3の長手側面3cに接触することができる。なお、本実施形態及び後述の実施形態において、導電性を有する保形芯材の材質は、金属板の他に、硬質樹脂やゴム状弾性体に粉末形状や繊維形状の金属やカーボンを添加したものを使用することができる。特に繊維形状の金属やカーボンを添加すると、導電率を高めることができる。
次に第3実施形態の緩衝部材11をハードディスク装置2に装着した取付形態を説明する。
第1実施形態の緩衝部材5と同様に、ハードディスク装置2の両長手側面3c,3cに、それぞれ軟質部6の係合面6eを密着させるようにして、2つの緩衝部材11,11を装着する。これによって係合面6eに露出する導電性の保形芯材12が、ハードディスク装置2の長手側面3cと接触する。次にこの状態でハードディスク装置2をノートPC1の凹部と蓋1bとで構成される格納部1aに収納する。すると、保形芯材12の弾性接触片12bを格納部1a(凹部の内面)と接触させることができる。こうして導電性の保形芯材12によってハードディスク装置2と格納部1aとを電気的に接続することができる(図11)。
ここで緩衝部材11の製造方法を説明する。
ステンレス鋼などの金属を加工した保形芯材12を、緩衝部材11を成形するキャビティにインサートしてからゴム組成物を投入し、保形芯材12と一体状態でゴム組成物を硬化させる。そして硬化した成形体を脱型することで、緩衝部材11を得ることができる。
第3実施形態による緩衝部材11の作用・効果について説明する。
緩衝部材11によれば、断面コ字状の軟質部6がハードディスク装置2と格納部1aとに接触して電気的に接続する保形芯材12を有している。このため、ハードディスク装置2に帯電する静電気を保形芯材12を通して格納部1a又は格納部1aと導通するノートPC1の筐体3へ逃がすことができる。よって部品点数や組立工数を増やすことなくハードディスク装置2に帯電する静電気を逃がすことができ、ハードディスク装置2の誤動作を防ぐことができる。
保形芯材12がハードディスク装置2と格納部1aとに接触して、両者を電気的に接続する。このため、保形芯材12の他に導通部を形成する必要がなく、緩衝部材11の製造を簡単にすることができる。
軟質部6の側面支持部6aの外方に突出して格納部1aに接触可能な弾性接触片12bを有しているため、格納部1aに対しハードディスク装置2とともに緩衝部材11が変位して格納部1aと緩衝部材11との隙間が変化しても、弾性接触片12bは弾性変形によって格納部1aに対して持続的に接触可能であり、ハードディスク装置2と格納部1aとの電気的な接続を安定して実現することができる。
保形芯材12が金属でなるため、軟質部6と保形芯材12を軟質部6の成形金型内で簡単に一体化できる。
第4実施形態〔図13〜図16〕: 第4実施形態の緩衝部材13が第3実施形態の緩衝部材11と異なるのは、軟質部14と保形芯材15の構成である。
軟質部14は熱可塑性エラストマーで形成されており、第1〜第3実施形態の軟質部6と同様に、側面支持部14aと、上面支持部14bと、底面支持部14cとによって断面コ字状に構成されており、また保持部14dが設けられている。そして側面支持部14aと上面支持部14bと底面支持部14cとの内側面は、ハードディスク装置2と係合する溝状の係合面14eとして機能する。第1〜第3実施形態の軟質部6と異なるのは、側面支持部14aに埋設した保形芯材15が露出するように開口する矩形凹状の収容部14fを形成している構成である。
保形芯材15は、軟質部14より剛性のある導電性の熱可塑性エラストマーで形成されており、筐体3の上面3aと長手側面3cとの境界となる角部に対して当接することができるように、軟質部14の側面支持部14aと上面支持部14bとの境界部分の係合面14eに露出させるようにして形成されている。その係合面14eに露出する部分には、断面L字状の係止面15aが形成されており、筐体3の上面3aと長手側面3cとの境界となる角部に対して係止するようになっている。したがって緩衝部材13をハードディスク装置2に装着すると、保形芯材12は筐体3の上面3aと長手側面3cに接触する。この係止面15aの反対側には片持ち梁状の短いばね突起15bが収容部14fの外に突出するように形成されている。
次に第4実施形態の緩衝部材13をハードディスク装置2に装着した取付形態を説明する。
第3実施形態の緩衝部材11と同様に、ハードディスク装置2の両長手側面3c,3cに、それぞれ軟質部14の係合面14eを密着させるようにして、2つの緩衝部材13,13を装着する。これによって係合面14eに露出する導電性の保形芯材15が、ハードディスク装置2の筐体3の上面3a及び長手側面3cと接触する。次にこの状態でハードディスク装置2をノートPC1の凹部と蓋1bとで構成される格納部1aに収納する。すると、格納部1aの内面と側面支持部14aの外面との隙間内で、導電性の保形芯材15のばね突起15bを格納部1aの内面(凹部の内面)と接触させることができる。こうして導電性の保形芯材15によってハードディスク装置2と格納部1aとを電気的に接続することができる(図15)。
ここで緩衝部材13の製造方法を説明する。
二色成形用射出成型機を用意する。一色目の金型にて導電性の熱可塑性エラストマーでなる保形芯材15を成形する。移動側の金型が回転した後に二色目の金型にて熱可塑性エラストマーでなる軟質部14を成形する。このとき保形芯材15と軟質部14は熱融着によって固着される。最後に金型から固着した軟質部14と保形芯材15とで構成される成形体を脱型することで、緩衝部材13を得ることができる。
第4実施形態の緩衝部材13の作用・効果について説明する。第4実施形態の緩衝部材13は、第3実施形態の緩衝部材11と同様の作用と効果を発揮するほか、さらに次の作用・効果を発揮する。
すなわち緩衝部材13の保形芯材15には、ハードディスク装置2の角部に対して当接係止する断面L字状の係止面15aを設けている。このため、実装時に振動や衝撃を受けて緩衝部材13が適切な装着状態から位置ずれしようとしても、断面L字状の係止面15aがハードディスク装置2の角部に引っかかる。このため、例えばハードディスク装置2と格納部1aとの隙間に沿うように位置ずれする等して、適切な装着状態が損なわれることを防止できる。よって当初の衝撃吸収性や振動減衰性を持続的に発揮できるとともに、ハードディスク装置2と格納部1aとの電気的な接続を安定して実現することができる。
軟質部14が熱可塑性エラストマーでなり、保形芯材15が熱可塑性エラストマーでなるため、軟質部14と保形芯材15を二色成形によって簡単に一体化できる。しかもこのように一体化した緩衝部材13の軟質部14と保形芯材15とは、熱融着によって強固に固着できる。
第4実施形態の変形例〔図16〕: ここで第4実施形態の緩衝部材13をハードディスク装置2に装着する他の取付構造について説明する。
ハードディスク装置2の両長手側面3c,3cに、それぞれ軟質部14の係合面14eを密着させるようにして、2つの緩衝部材13,13を装着する。これによって係合面14eに露出する導電性の保形芯材15が、ハードディスク装置2の筐体3の上面3a及び長手側面3cと接触する。そしてこのハードディスク装置2をノートPC1の凹部と蓋1bとで構成される格納部1aに収納するが、この変形例では緩衝部材13の側面支持部14aと格納部1aとの間に、実質的に隙間が存在しない状態で、緩衝部材13付きのハードディスク装置2が収納される。このような場合には、前述の取付形態と異なり、保形芯材15のばね突起15bが収容部14fの開口の中に入り込むように弾性変形することで、側面支持部14aが長手方向に亘って格納部1aの内面と密着するように格納されることになる。そして収容部14fに入り込むように弾性変形しているばね突起15bが格納部1aの内面(凹部の内面)と導通接続し、ハードディスク装置2と格納部1aとが保形芯材15を通して電気的に接続されることとなる(図16)。
この取付構造による第4実施形態の緩衝部材13は、前述の取付構造による緩衝部材13と同様の作用と効果を発揮するほか、さらに次の作用・効果を発揮する。
すなわちこの取付構造による緩衝部材13では、側面支持部14aの外面に、格納部1aに接触して屈曲するばね突起15bが入り込む収容部14fを設けているため、ばね突起15bが突出する側面支持部14aの外面を格納部1aの内面に密着させることができる。よって側面支持部14aでも衝撃吸収効果と振動減衰効果を発揮することができる。
第5実施形態〔図17〜図22〕: 第5実施形態の緩衝部材16が第4実施形態の緩衝部材13と異なるのは、軟質部17と保形芯材18の構成である。緩衝部材16の取付構造及び製造方法は、第4実施形態の緩衝部材13と同様である。
軟質部17は第4実施形態の軟質部14と同様に、熱可塑性エラストマーで形成されており、側面支持部17a、上面支持部17b、及び底面支持部17cによって断面コ字状に構成されており、また保持部17dが設けられており、また側面支持部17aの外側面には保形芯材18が露出する矩形凹状の収容部17eが形成されている。
保形芯材18は軟質部17より剛性のある導電性の熱可塑性エラストマーでなり、筐体3の長手側面3cと係合する溝状の係合面18aが形成されている。したがって緩衝部材16をハードディスク装置2に装着すると、係合面18aは筐体3の上面3a、底面3c、及び長手側面3cに接触する。この係合面18aの反対側には片持ち梁状の短いばね突起18bが収容部17eの外へ突出するように形成されている。
第5実施形態の緩衝部材16の作用・効果について説明する。第5実施形態の緩衝部材16は、第4実施形態の緩衝部材13と同様の作用と効果を発揮するほか、さらに次の作用・効果を発揮する。
すなわち緩衝部材16によれば、保形芯材18が軟質部17と同様に断面コ字状であるため、保形芯材18の溝状の係合面18aの開口にハードディスク装置2の筐体3の長手側面3cを差し込めば、緩衝部材16をハードディスク装置2に対し簡単に装着できる。また溝状の係合面18aはハードディスク装置2の変位と連動して常に接触することができ、ハードディスク装置2と格納部1aとの電気的な接続を安定して実現することができる。
第5実施形態の緩衝部材16では、保形芯材18の係合面18aを筐体3の上面3a、長手側面3c及び底面3bに対して実質的に密着状態で装着できるので次の利点がある。即ち、衝撃や振動を受けると保形芯材18の係合面18aがハードディスク装置2の変位と連動する。このため軟質部17をより効果的に衝撃吸収や振動減衰に機能させることができる。このことをより具体的に説明すると次のとおりである。
ここでは例えば、ノートPC1が格納部1aの蓋1b側から落下衝突し、格納部1aに収容されているハードディスク装置2が慣性によって格納部1aの蓋1b側に強く付勢された場合(図20の矢示方向F)を想定する。この場合、従来例の緩衝部材4では、図20(B)で示すように、緩衝部材4のうち衝突側の格納部1aと筐体3の底面3bとの間に介在する底面支持部4cに圧縮方向の外力がかかる。このとき外力のかかった底面支持部4cにて、落下衝撃を吸収する。また他の従来例としての緩衝部材19では、図20(C)で示すような上面支持部19bと底面支持部19cの外側面が相互に平行な緩衝部材19でも同様に、底面支持部19cに圧縮方向の外力がかかり、外力のかかった底面支持部19cにて落下衝撃を吸収する。即ち以上2つの従来例では、側面支持部4a,19aが落下衝撃を殆ど吸収するために機能していない。しかしながら第5実施形態の緩衝部材16では、図20(A)で示すように、保形芯材18がハードディスク装置2の変位と連動する。このため軟質部17の底面支持部17cが保形芯材18によって圧縮されると同時に、保形芯材18と固着している側面支持部17aにも底面支持部17cの方向(剪断方向)への外力がかかる。このように本実施形態では外力のかかった底面支持部17c及び側面支持部17aにて落下衝撃を吸収することができる。よって底面支持部17cに加えて側面支持部17aでも衝撃吸収効果を発揮する。したがって優れた衝撃吸収性と振動減衰性を発揮できるのである。
第5実施形態の変形例〔図21,図22〕: ここで第5実施形態の緩衝部材16をハードディスク装置2に装着する他の取付構造について説明する。
ハードディスク装置2の両長手側面3c,3cに、それぞれ保形芯材18の係合面18aを密着させるようにして、2つの緩衝部材16,16を装着する。これによって係合面18aがハードディスク装置2の筐体3の上面3a、底面3b、及び長手側面3cと接触する。次に上面支持部17bと底面支持部17cの各々の外側面に「固着部」としての両面テープ20を貼着する。そしてこのハードディスク装置2をノートPC1の凹部と蓋1bとで構成される格納部1aに収納するが、この変形例では上面支持部17bと底面支持部17cの各々の外側面は、両面テープ20によって格納部1aの内面(凹部の内面及び蓋1bの内面)に貼着される(図21)。
この取付構造による第5実施形態の緩衝部材16は、前述の取付構造による緩衝部材16と同様の作用と効果を発揮するほか、さらに次の作用・効果を発揮する。
すなわちこの取付構造による緩衝部材16では、前述の取付構造と同様に剛性のある保形部材18の係合面18aを筐体3の上面3a、底面3b、及び長手側面3cに対して実質的に密着状態で装着できるので次の利点がある。即ち、衝撃や振動を受けると保形芯材18の係合面18aがハードディスク装置2の変位と連動する。このため軟質部17をより効果的に衝撃吸収や振動減衰に機能させることができる。このことをより具体的に説明すると次のとおりである。
ここでは例えば、前述と同様にノートPC1が格納部1aの蓋1b側から落下衝突し、格納部1aに収容されているハードディスク装置2が慣性によって格納部1aの蓋1b側に強く付勢された場合(図22の矢示方向F)を想定する。この場合、前述の従来例(図20(B),(C))では側面支持部4a,19aに加え、落下衝突の際に筐体3の上面3aとの間に隙間をつくる上面支持部4b,19bも落下衝撃を殆ど吸収するために機能していない。しかしながら第5実施形態におけるこの取付構造の緩衝部材16では、図22で示すように、保形部材18がハードディスク装置2の変位と連動し、軟質部17の底面支持部17cが保形部材18によって圧縮され、保形部材18と固着している側面支持部17aの内面にも底面支持部17cの方向(剪断方向)への外力がかかる。さらに軟質部17における上面支持部17bの外側面を格納部1aの内面に固定しているため、上面支持部17bには保形部材18と格納部1aとの間で引っ張られる外力がかかる。このようにこの取付構造では外力のかかった底面支持部17c、側面支持部17a、及び上面支持部17bにて落下衝撃を吸収する。よって底面支持部17cに加え、側面支持部17a及び上面支持部17bでも衝撃吸収効果を発揮する。したがって優れた衝撃吸収性と振動減衰性を発揮できるのである。
また、第5実施形態の緩衝部材16は、第4実施形態の緩衝部材13における変形例の取付構造と同様に、保形芯材18のばね突起18bが開口する収容部17eの中に入り込むように弾性変形することで、側面支持部17aが長手方向に亘って格納部1aの内面とを密着するように取付けることができる。このようにすると、側面支持部17aでも衝撃吸収効果と振動減衰効果を発揮することができる。
第6実施形態〔図23〜図25〕: 第6実施形態の緩衝部材21が第1実施形態の緩衝部材5と異なるのは、軟質部22と保形芯材23の構成、及び第1実施形態の緩衝部材5の導通部7を無くして、その機能的代替手段として保形芯材23を利用する構成とした点である。緩衝部材21の製造方法は、第4実施形態の緩衝部材13と同様である。
軟質部22は第1実施形態の軟質部5と同様に、熱可塑性エラストマーで形成されており、側面支持部22a、上面支持部22b、及び底面支持部22cによって断面コ字状に構成されており、また保持部22dが設けられている。
保形芯材23は軟質部22より剛性のある導電性の熱可塑性エラストマーで形成されており、筐体3の長手側面3cと係合する断面コ字状の係合部23aと、上面支持部22bの格納部1aとの対向面に沿って表出し格納部1aの内面と接触する接続片23bとが形成されている。係合部23aには筐体3の長手側面と係合する溝状の係合面23cが形成されている。したがって緩衝部材21をハードディスク装置2に装着すると、係合面23cは筐体3の上面3a、底面3c、及び長手側面3cに接触する。接続片23bにおける格納部1aとの対向面は、その周囲にある上面支持部22bの外面と、実質的に面一となるように形成されている。そして接続片23bには格納部1aとの押接により生じる圧縮応力を緩衝する「緩衝部」として、筐体3の長手側面3c方向に形成された屈曲部23dと、接続片23bの肉厚を貫通する円形状の肉抜き孔23eが設けられている。なお屈曲部23dは、例えば接続片23bを断面波形、鋸歯形等とすることで、複数設けることもできる。肉抜き孔23eの形状は円形状の他に、楕円形状、矩形状、多角形状とすることもできる。
次に第6実施形態の緩衝部材21をハードディスク装置2に装着した取付形態を説明する。
第1実施形態の緩衝部材5と同様に、ハードディスク装置2の両長手側面3c,3cに、それぞれ保形芯材23の係合面23cを密着させるようにして、2つの緩衝部材21,21を装着する。これによって係合面23cを構成する導電性の保形芯材23が、ハードディスク装置2の上面3a、底面3c、及び長手側面3cと接触する。次にこの状態でハードディスク装置2をノートPC1の凹部と蓋1bとで構成される格納部1aに収納する。すると、導電性の保形芯材23の接続片23bを格納部1aの内面(凹部の内面)と接触させることができる。こうして導電性の保形芯材23によってハードディスク装置2と格納部1aとを電気的に接続することができる(図25)。
第6実施形態の緩衝部材21の作用・効果について説明する。
緩衝部材21によれば、断面コ字状の軟質部22がハードディスク装置2と格納部1aとに接触して電気的に接続する保形芯材23を有している。このため、ハードディスク装置2に帯電する静電気を保形芯材23を通して格納部1a又は格納部1aと導通するノートPC1の筐体へ逃がすことができる。よって部品点数や組立工数を増やすことなくハードディスク装置2に帯電する静電気を逃がすことができ、ハードディスク装置2の誤動作を防ぐことができる。
保形芯材23がハードディスク装置2と格納部1aとに接触して、両者を電気的に接続する。このため、保形芯材23の他に導通部を形成する必要がなく、緩衝部材21の製造を簡単にすることができる。
保形芯材23が、上面支持部22bにおける格納部1aとの対向面に沿って面一となるように表出して格納部1aに接触可能な接続片23bを有している。このため、接続片23bが表出する上面支持部22bの格納部1aとの対向面を格納部1aの内面に密着させることができる。よって上面支持部22bでも衝撃吸収効果と振動減衰効果を発揮することができる。
接続片23bに、接続片23bが格納部1aとの押接により生じる圧縮応力を緩衝する屈曲部23dと肉抜き孔23eを設けている。このため、接続片23bに生じる圧縮応力を小さくでき、軟質部22が本来の衝撃吸収効果や振動減衰効果を発揮することができる。また、接続片23bは軟質部22よりも硬く、その形状が屈曲部23dを持つばね構造として形成されているため、格納部1aに対して弾発的に接触することができる。
保形芯材23の係合部23aが軟質部22と同様に断面コ字状であるため、保形芯材23における溝状の係合面23cの開口にハードディスク装置2の長手側面3cを差し込めば、緩衝部材21をハードディスク装置2に対し簡単に装着できる。また溝状の係合面23cはハードディスク装置2の変位と連動して常に接触することができ、ハードディスク装置2と格納部1aとの電気的な接続を安定して実現することができる。
また保形芯材23の係合面23cを筐体3の上面3a、長手側面3c及び底面3bに対して実質的に密着状態で装着できるため、衝撃や振動を受けると保形芯材23の係合面23cがハードディスク装置2の変位と連動する。よって軟質部22をより効果的に衝撃吸収や振動減衰に機能させることができる。
軟質部22が熱可塑性エラストマーでなり、保形芯材23が熱可塑性エラストマーでなるため、軟質部22と保形芯材23を二色成形によって簡単に一体化できる。しかもこのように一体化した緩衝部材21の軟質部22と保形芯材23とは、熱融着によって強固に固着できる。
第6実施形態の第1変形例〔図26,図27〕: 第6実施形態の緩衝部材21では、保形芯材23における接続片23bの末端部分を上面支持部22bの格納部1aとの対向面に沿って表出している例を示したが、第1変形例の緩衝部材24は、図26で示すように、下面支持部22cにおける格納部1a(蓋1b)との対向面に沿って表出し、格納部1aの内面(蓋1bの内面)と接触する接続片25aを設ける例である。つまり係合部25bから上下に各々突出する接続片25aを設けている。このようにすると、上面支持部22b側と下面支持部22c側の両側で電気的に接続できるため、衝撃などを受けてハードディスク装置2が変位し、どちらか一方の接続片25aが格納部1aから離れても、もう一方の接続片25aにて静電気を格納部1aへ逃がすことができる。
第6実施形態の第2変形例〔図28〕: 第6実施形態の緩衝部材21では、保形芯材23における接続片23bの末端部分の表面を上面支持部22bの表面と面一に形成する例を示したが、第2変形例の緩衝部材26は、図28で示すように、保形芯材27における接続片27aの末端部分の表面を上面支持部22bの格納部1aとの対向面より突出させている。このようにすると、接続片27aの表面と格納部1aの内面との接触圧を高めることができ、確実な電気的接続を実現することができる。なお、第2変形例においても第6実施形態の第1変形例と同様に、さらに下面支持部22cの格納部1aとの対向面に表出する接続片27aを設けることもでき、第1変形例と同様の作用、効果を発揮することができる。
第6実施形態の第3変形例〔図29〕: 第6実施形態の緩衝部材21では、保形芯材23の接続片23bにおける筐体3の長手側面3c方向に沿う長さを係合部23aの長さと同等にし、「緩衝部」として屈曲部23dと円形状の肉抜き孔23eを設ける例を示したが、第3変形例の緩衝部材28は、図29で示すように、保形芯材29の接続片29aを筐体3の長手側面3c方向に分割(図面では3分割)して設け、各接続片29aにそれぞれ屈曲部29bを設けている。このような緩衝部材28でも、緩衝部材21と同様に軟質部22が本来の衝撃吸収効果や振動減衰効果を発揮することができる。なお、第3変形例においても第6実施形態の第1変形例と同様に、さらに下面支持部22cの格納部1aとの対向面に表出する接続片29aを設けることもでき、第1変形例と同様の作用、効果を発揮することができる。
各実施形態に共通の変形例: 第1〜第5実施形態では、緩衝部材5,9,11,13,16の側面支持部6a,14a,17a側に、導通部7、舌片部12b、ばね突起15b,18bを設ける例を示したが、上面支持部6b,14b,17b側や底面支持部6c,14c,17c側に設けることも可能である。
第1実施形態の緩衝部材の斜視図。 図1の緩衝部材をハードディスク装置に装着した平面図。 図2のSA−SA線断面図。 図1の緩衝部材の導通部の拡大断面図。 第1実施形態の緩衝部材の製造説明図。 第2実施形態の緩衝部材の斜視図。 図6の緩衝部材をハードディスク装置に装着した平面図。 図7のSB−SB線断面図。 図7のSC−SC線断面図。 第3実施形態の緩衝部材をハードディスク装置に装着した平面図。 図10のSD−SD線断面図。 第3実施形態の保形芯材の説明図で、分図(A)はその平面図、分図(B)はその側面図。 第4実施形態の緩衝部材をハードディスク装置に装着した平面図。 第4実施形態の緩衝部材をハードディスク装置に装着した側面図。 図13のSE−SE線に沿う第1の取付構造の断面図。 第2の取付構造の部分拡大平面図。 第5実施形態の緩衝部材をハードディスク装置に装着した平面図。 第5実施形態の緩衝部材をハードディスク装置に装着した側面図。 図16のSF−SF線断面図。 緩衝部材をハードディスク装置に装着した第1の構造で落下衝撃を受けた際の緩衝部材の動作説明図で、分図(A)は第5実施形態における緩衝部材の説明図、分図(B)は従来例における緩衝部材の説明図、分図(C)は他の従来例における緩衝部材の説明図。 第5実施形態の緩衝部材をハードディスク装置に装着した第2の取付構造の断面図。 第5実施形態の緩衝部材をハードディスク装置に装着した第2の取付構造で落下衝撃を受けた際の該緩衝部材の説明図。 第6実施形態の緩衝部材の斜視図。 第6実施形態の緩衝部材をハードディスク装置に装着した平面図。 図24のSG−SG線断面図。 第6実施形態による緩衝部材の第1変形例の斜視図。 第6実施形態による緩衝部材の第1変形例の断面図。 第6実施形態による緩衝部材の第2変形例の断面図。 第6実施形態による緩衝部材の第3変形例の斜視図。 一従来例による緩衝部材の取付状態を示すハードディスク装置とノートPCの外観斜視図。 一従来例の緩衝部材をハードディスク装置に装着し格納部に収納した取付構造を模式的に示す内部説明図。
符号の説明
1 ノートPC(情報処理装置)
1a 格納部
1b 蓋
1c 貫通孔
2 ハードディスク装置(外部記憶装置)
3 筐体
3a 上面
3b 底面
3c 長手側面
3d 短手側面
4 緩衝部材(従来例)
4a 側面支持部
4b 上面支持部
4c 底面支持部
5 緩衝部材(第1実施形態)
6 軟質部
6a 側面支持部
6b 上面支持部
6c 底面支持部
6d 保持部
6e 係合面
7 導通部
7a 導電接触面
7b 導電接触面
8 導電材
9 緩衝部材(第2実施形態)
10 保形芯材
11 緩衝部材(第3実施形態)
12 保形芯材
12a 開口
12b 弾性接触片
13 緩衝部材(第4実施形態)
14 軟質部
14a 側面支持部
14b 上面支持部
14c 底面支持部
14d 保持部
14e 係合面
14f 収容部
15 保形芯材
15a 係止面
15b ばね突起
16 緩衝部材(第5実施形態)
17 軟質部
17a 側面支持部
17b 上面支持部
17c 底面支持部
17d 保持部
17e 収容部
18 保形芯材
18a 係止面
18b ばね突起
19 緩衝部材(従来例)
19a 側面支持部
19b 上面支持部
19c 底面支持部
20 両面テープ
21 緩衝部材(第6実施形態)
22 軟質部
22a 側面支持部
22b 上面支持部
22c 底面支持部
22d 保持部
23 保形芯材
23a 係合部
23b 接続片
23c 係合面
23d 屈曲部
23e 肉抜き孔
24 緩衝部材(第6実施形態の第1変形例)
25 保形芯材
25a 接続片
25b 係合部
26 緩衝部材(第6実施形態の第2変形例)
27 保形芯材
27a 接続片
28 緩衝部材(第6実施形態の第3変形例)
29 保形芯材
29a 接続片
29b 屈曲部
M 金型
P ピン

Claims (12)

  1. 情報処理装置に設けられる格納部の内部で箱状の外部記憶装置を弾性支持する緩衝部材において、
    外部記憶装置の上面側、側面側及び底面側を各々弾性支持する上面支持部、側面支持部及び底面支持部を有する軟質部を備え、該軟質部に外部記憶装置と格納部とに接触して両者を電気的に接続する導通部を設けることを特徴とする緩衝部材。
  2. 導通部が導電材を導通方向で連鎖的に形成したものである請求項1記載の緩衝部材。
  3. 軟質部が該軟質部の形状を保持する保形芯材を有する請求項1又は請求項2記載の緩衝部材。
  4. 導通部が軟質部の形状を保持する導電性の保形芯材である請求項1記載の緩衝部材。
  5. 保形芯材が格納部と接触可能なばね突起を有する請求項4記載の緩衝部材。
  6. 軟質部に、格納部と接触して屈曲するばね突起が入り込む収容部を設ける請求項5記載の緩衝部材。
  7. 保形芯材が、軟質部における格納部との対向面に表出して格納部と接触可能な接続片を有する請求項4記載の緩衝部材。
  8. 接続片に、格納部との押接により生じる圧縮応力を緩衝する緩衝部を設ける請求項7記載の緩衝部材。
  9. 保形芯材に、箱状の外部記憶装置の角部に対して当接係止する断面L字状の係止面を設ける請求項3〜請求項8何れか1項記載の緩衝部材。
  10. 保形芯材に、外部記憶装置を差し込ませて接触保持する溝状の係合面を設ける請求項3〜請求項9何れか1項記載の緩衝部材。
  11. 軟質部の上面支持部及び底面支持部に、対向する格納部に固定する固着部を設ける請求項10記載の緩衝部材。
  12. 軟質部が熱可塑性エラストマーでなり、保形芯材が熱可塑性成形体又は金属でなる請求項3〜請求項11何れか1項記載の緩衝部材。
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