JP2008170856A - 画素回路及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画素回路の閾電圧補正動作の安定性及び確実性を確保する。
【解決手段】補助容量3Jは、駆動用トランジスタ3Bの一対の電流端に接続しており、サンプリング時映像信号の飛込みによる信号電位の書き込みゲインの低下を抑制する。ここで映像信号のサンプリングに先立って、駆動用トランジスタ3Bの一方の電流端に印加する電源電圧を低電位から高電位に切り換えて電流を流し、他方の電流端の電位が変動して駆動用トランジスタ3Bがカットオフした時、他方の電流端に現われる調整電位を保持容量3Cに保持し、以って駆動用トランジスタ3Bの閾電圧をキャンセルする。その際電源電圧の電位切り換え時補助容量3Jを介したカップリングにより駆動用トランジスタ3Bの他方の電流端の電位が過剰に変動しないように、電源電圧の電位切り換え時の遷移波形をなまらせる。
【選択図】図5

Description

本発明は発光素子を画素に用いたアクティブマトリクス型の表示装置及びその画素回路にする。
発光素子として有機ELデバイスを用いた平面自発光型の表示装置の開発が近年盛んになっている。有機ELデバイスは有機薄膜に電界をかけると発光する現象を利用したデバイスである。有機ELデバイスは印加電圧が10V以下で駆動するため低消費電力である。また有機ELデバイスは自ら光を発する自発光素子であるため、照明部材を必要とせず軽量化及び薄型化が容易である。さらに有機ELデバイスの応答速度は数μs程度と非常に高速であるので、動画表示時の残像が発生しない。
有機ELデバイスを画素に用いた平面自発光型の表示装置の中でも、とりわけ駆動素子として薄膜トランジスタを各画素に集積形成したアクティブマトリクス型の表示装置の開発が盛んである。アクティブマトリクス型平面自発光表示装置は、例えば以下の特許文献1ないし5に記載されている。
特開2003−255856 特開2003−271095 特開2004−133240 特開2004−029791 特開2004−093682
しかしながら、従来のアクティブマトリクス型平面自発光表示装置は、プロセス変動により発光素子を駆動するトランジスタの閾電圧や移動度がばらついてしまう。また、有機ELデバイスの特性が経時的に変動する。この様な駆動用トランジスタの特性ばらつきや有機ELデバイスの特性変動は、発光輝度に影響を与えてしまう。表示装置の画面全体にわたって発光輝度を均一に制御するため、各画素回路内で上述したトランジスタや有機ELデバイスの特性変動を補正する必要がある。従来から駆動用トランジスタの閾電圧補正機能や移動度補正機能を画素毎に備えた表示装置が提案されている。
アクティブマトリクス型の画素回路は映像信号をサンプリングして保持容量に書き込む。書き込んだ映像信号の信号電位を駆動用トランジスタのゲートに印加して、駆動電流を制御している。その際、保持容量に対する映像信号の書き込みゲインを確保するため、駆動用トランジスタの一対の電流端(ソース及びドレイン)に補助容量を接続することがある。
一方閾電圧補正機能は、映像信号のサンプリングに先立って行われる。閾電圧の補正動作は、電源電圧を低電位から高電位に切換え、駆動用トランジスタに過渡電流を流し始めてからカットオフを待つ。カットオフしたとき駆動用トランジスタのゲートとソースとの間に閾電圧相当の電位が現れる。このカットオフ電位を調整電位として保持容量に予め保持することで、駆動用トランジスタの閾電圧をキャンセルしている。その際、電源電圧を低電位から高電位に切換えると、前述した補助容量を介してカップリングが駆動用トランジスタのソース側に入り、閾電圧補正動作が正常に機能しない恐れがあり、解決すべき課題となっている。即ち電源電位の切換えに応じて補助容量から過剰のカップリングが駆動用トランジスタのソースに入ると、ゲートとソースとの間の電圧が閾電圧Vthよりも狭くなってしまい、はじめから駆動用トランジスタに電流が流れないことがある。この場合、駆動用トランジスタのカットオフを利用して閾電圧補正動作を行うことが出来ず、画素回路は動作不良に陥ってしまう。
上述した従来の技術の課題に鑑み、本発明は保持容量に加えて補助容量を備えた画素回路において、閾電圧補正動作の安定性及び確実性を確保することを目的とする。かかる目的を達成するために以下の手段を講じた。即ち本発明は、行状の走査線と列状の信号線とが交差する部分に配され、少なくともサンプリング用トランジスタと、駆動用トランジスタと、保持容量と、補助容量と、発光素子とを含み、前記サンプリング用トランジスタは、該走査線から供給される制御信号に応じてオンし、該信号線から供給される映像信号をサンプリングして該保持容量に書き込み、前記駆動用トランジスタは、該保持容量に書き込まれた映像信号の信号電位に応じて駆動電流を該発光素子に流し、以って映像信号に応じた輝度で該発光素子が発光する画素回路であって、前記補助容量は、該駆動用トランジスタの一対の電流端に接続しており、サンプリング時映像信号の飛込みによる信号電位の書き込みゲインの低下を抑制する。映像信号のサンプリングに先立って、該駆動用トランジスタの一方の電流端に印加する電源電圧を低電位から高電位に切り換えて電流を流し、他方の電流端の電位が変動して該駆動用トランジスタがカットオフした時、該他方の電流端に現われる調整電位を該保持容量に保持し、以って該駆動用トランジスタの閾電圧をキャンセルするとともに、該電源電圧の切り換え時該補助容量を介したカップリングにより該駆動用トランジスタの他方の電流端の電位が過剰に変動しないように、該電源電圧の電位切り換え時の遷移波形をなまらせることを特徴とする。
一実施形態によると、前記保持容量の両端は、該駆動用トランジスタの制御端と他方の電流端との間に接続しており、該保持容量の両端の電圧を該駆動用トランジスタの閾電圧より大きく設定した状態で、該電源電圧の電位を切り換える。好ましくは前記サンプリング用トランジスタは、映像信号のサンプリング時該駆動用トランジスタに流れる駆動電流を該保持容量に負帰還して、該駆動用トランジスタの移動度に対する駆動電流の依存性を補正する。
本発明によれば、駆動用トランジスタの一方の電流端(即ちドレイン)に印加する電源電圧を低電位から高電位に切換えるとき、電源電圧の遷移波形を鈍らせる様にしている。換言すると、電源電圧を低電位から高電位に向かって急峻に切換えるのではなく、なだらかに立ち上がるようにしている。この様に遷移波形を鈍らせることで、電源電圧の電位切換え時、補助容量を介したカップリングを抑制している。したがって電源電圧を切換えても、駆動用トランジスタの他方の電流端(即ちソース)の電位は、カップリングが少なくなるため過剰に上昇することはない。これにより駆動用トランジスタは閾電圧補正動作において正常にカットオフすることが出来、閾電圧相当の調整電位を予めサンプリングに先立って保持容量に書き込むことが可能になる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1Aは、本発明にかかる表示装置の全体構成を示すブロック図である。図示する様に、本表示装置100は、画素アレイ部102とこれを駆動する駆動部(103,104,105)とからなる。画素アレイ部102は、行状の走査線WSL101〜10mと、列状の信号線DTL101〜10nと、両者が交差する部分に配された行列状の画素(PXLC)101と、各画素101の各行に対応して配された電源線DSL101〜10mとを備えている。駆動部(103,104,105)は、各走査線WSL101〜10mに順次制御信号を供給して画素101を行単位で線順次走査する主スキャナ(ライトスキャナWSCN)104と、この線順次走査に合わせて各電源線DSL101〜10mに第1電位(高電位)と第2電位(低電位)で切換る電源電圧を供給する電源スキャナ(DSCN)105と、この線順次走査に合わせて列状の信号線DTL101〜10nに映像信号となる信号電位と基準電位を供給する信号セレクタ(水平セレクタHSEL)103とを備えている。
図1Bは、図1Aに示した表示装置に組み込まれる画素回路の実施形態を示す回路図である。図示するように、画素回路101は、行状の走査線WSL101と列状の信号線DTL101とが交差する部分に配され、少なくともサンプリング用トランジスタ3Aと、駆動用トランジスタ3Bと、保持容量3Cと、補助容量3Jと、発光素子3Dとを含む。サンプリング用トランジスタ3AはNチャネル型であり、一対の電流端(ソース及びドレイン)の一方が信号線DTL101に接続し、他方が駆動用トランジスタ3Bのゲートgに接続している。サンプリング用トランジスタ3Aの制御端(ゲート)は走査線WSL101に接続している。駆動用トランジスタ3Bのドレインdは電源供給線DSL101に接続し、ソースsは発光素子3Dのアノードに接続している。発光素子3Dのカソードは所定のカソード電位3Hに接続している。保持容量3Cは駆動用トランジスタ3Bのゲートgとソースsとの間に接続している。補助容量3Jは駆動用トランジスタ3Bのドレインdとソースsとの間に接続している。
かかる構成において、サンプリング用トランジスタ3Aは、走査線WSL101から供給される制御信号に応じてオンし、信号線DTL101から供給される映像信号をサンプリングして保持容量3Cに書き込む。駆動用トランジスタ3Bは、保持容量3Cに書き込まれた映像信号の信号電位に応じて駆動電流を発光素子3Dに流し、以って映像信号に応じた輝度で発光素子3Dが発光する。補助容量3Jは駆動用トランジスタ3Bの一対の電流端(ソースs及びドレインd)に接続しており、サンプリング時映像信号の飛込みによる信号電位の書き込みゲインの低下を抑制している。
本画素回路102は、映像信号のサンプリングに先立って、駆動用トランジスタ3Bの一方の電流端(ドレインd)に印加する電源電圧を低電位から高電位に切換えて電流を流し、他方の電流端(ソースs)の電位が上方変動して駆動用トランジスタ3Bがカットオフしたとき、他方の電流端(ソースs)に現れる閾電圧Vth相当の調整電位を保持容量3Cに保持し、以って駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthをキャンセルしている。その際本発明の特徴事項として、電源線DSL101の電位切換え時補助容量3Jを介したカップリングにより駆動用トランジスタ3Bの他方の電流端(ソースs)の電位が過剰に上方変動しないように、電源電圧の切換え時の遷移波形を鈍らせている。即ち電源スキャナ105は、線順次走査に併せて順次電源供給線DSLに電源パルスを出力する際、低電位から高電位に立ち上がる遷移波形を鈍らせている。
保持容量3Bの両端は、前述したように駆動用トランジスタ3Bの制御端(ゲートg)と他方の電流端(ソースs)との間に接続しており、保持容量3Cの両端の電圧を駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthより大きく設定した状態で(即ち駆動用トランジスタ3Bがオンした状態で)電源電圧を低電位から高電位に切換え電流を流す。このとき発光素子3Dは逆バイアス状態となっているため、電流はもっぱら保持容量3Cや発光素子3Dの等価容量の充電に使われ、ソース電位Vsは上昇していく。やがて駆動用トランジスタ3Bのゲートgとソースsとの間の電位差Vgsが閾電圧Vthまで狭まった時点で駆動用トランジスタ3Bはカットオフする。
本実施形態の画素回路101は、上述した閾電圧補正機能に加え、駆動用トランジスタ3Bの移動度補正機能も備えている。即ちサンプリング用トランジスタ3Aは、映像信号のサンプリング時駆動用トランジスタ3Bに流れる駆動電流を保持容量3Cに負帰還して、駆動用トランジスタ3Bの移動度μに対する駆動電流の依存性を補正している。
図2Aは、図1Bに示した画素回路の動作説明に供するタイミングチャートである。但し本発明の背景を明らかにするため、電源供給線DSLに供給される電源電位の遷移波形は鈍っておらず、急峻にした場合である。時間軸を共通にして、走査線(WSL101)の電位変化、電源線(DSL101)の電位変化及び信号線(DTL101)の電位変化を表してある。またこれらの電位変化と並行に、駆動用トランジスタ3Bのゲート電位(Vg)及びソース電位(Vs)の変化も表してある。
このタイミングチャートは、画素101の動作の遷移に合わせて期間を(B)〜(I)のように便宜的に区切ってある。発光期間(B)では発光素子3Dが発光状態にある。この後線順次走査の新しいフィールドに入ってまず最初の期間(C)で、電源供給線を低電位に切換える。次の期間(D)に進み、駆動用トランジスタのゲート電位Vg及びソース電位Vsを初期化する。この閾値補正準備期間(C)及び(D)で駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vg及びソース電位Vsをリセットすることで、閾電圧補正動作の準備が完了する。続いて閾値補正期間(E)で実際に閾電圧補正動作が行われ、駆動用トランジスタ3Bのゲートgとソースsとの間に閾電圧Vthに相当する調整電圧(キャンセル電圧)が保持される。実際には、Vthに相当する電圧が、駆動用トランジスタ3Bのゲートgとソースsとの間に接続された保持容量3Cに書き込まれることになる。
この後移動度補正の為の準備期間(F)及び(G)を経て、サンプリング期間/移動度補正期間(H)に進む。ここで映像信号の信号電位VinがVthに足し込まれる形で保持容量3Cに書き込まれると共に、移動度補正用の電圧ΔVが保持容量3Cに保持された電圧から差し引かれる。このサンプリング期間/移動度補正期間(H)では、信号線DTL101が信号電位Vinにある時間帯にサンプリグ用トランジスタ3Aを導通状態にするため、この時間帯よりパルス幅の短い制御信号を走査線WSL101に出力し、以って保持容量3Cに信号電位Vinを保持すると同時に駆動用トランジスタ3Bの移動度μに対する補正を信号電位Vinに加えている。
この後発光期間(I)に進み、信号電圧Vinに応じた輝度で発光素子が発光する。その際信号電圧Vinは閾電圧Vthに相当する電圧と移動度補正用の電圧ΔVとによって調整されているため、発光素子3Dの発光輝度は駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthや移動度μのばらつきの影響を受けることはない。なお、発光期間(I)の最初でブートストラップ動作が行われ、駆動用トランジスタ3Bのゲート−ソース間電圧Vgs=Vin+Vth−ΔVを一定に維持したまま、駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vg及びソース電位Vsが上昇する。
ところで閾値補正期間(E)では、電源供給線DSL101の電位が低レベルから高レベルに急峻に立ち上がっている。このため、駆動用トランジスタのドレインdからソースsに向かって、補助容量3Jを介してカップリングが入り、駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsが急激に上昇している。図示の例は、たまたま上昇量が過剰ではないため、駆動用トランジスタのゲートgとソースsとの間の電位差はVth以上に保たれており、正常な閾電圧補正動作が行われる。
またサンプリング期間(H)では、駆動用トランジスタのゲートgがサンプリング用トランジスタ3Aを介して映像信号線DTL101に接続する。このため映像信号線DTL101から供給された信号電位Vinが直接駆動用トランジスタ3Bのゲートgに印加され、ゲート電位Vgが上昇している。この駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vgの変動は保持容量3Cを介してソース電位Vsにカップリングされる。このカップリング量を可能な限り減らして信号電位Vinの書き込みゲインを確保するため、本発明では前述したように駆動用トランジスタ3Bのドレインdとソースsとの間に補助容量3Jが接続されている。
引き続き図2B〜図2Iを参照して、図1Bに示した画素回路の動作を詳細に説明する。なお、図2B〜図2Iの図番は、図2Aに示したタイミングチャートの各期間(B)〜(I)にそれぞれ対応している。理解を容易にするため、図2B〜図2Iは、説明の都合上発光素子3Dの容量成分を容量素子3Iとして図示してある。先ず図2Bに示すように発光期間(B)では、電源供給線DSL101が高電位Vcc_H(第1電位)にあり、駆動用トランジスタ3Bが駆動電流Idsを発光素子3Dに供給している。図示する様に、駆動電流Idsは高電位Vcc_Hにある電源供給線DSL101から駆動用トランジスタ3Bを介して発光素子3Dを通り、共通接地配線3Hに流れ込んでいる。
続いて期間(C)に入ると図2Cに示すように、電源供給線DSL101を高電位Vcc_Hから低電位Vcc_Lに切換える。これにより電源供給線DSL101はVcc_Lまで放電され、さらに駆動用トランジスタ3Bのソース電位VsはVcc_Lに近い電位まで遷移する。電源供給線DSL101の配線容量が大きい場合は比較的早いタイミングで電源供給線DSL101を高電位Vcc_Hから低電位Vcc_Lに切換えると良い。この期間(C)を十分に確保することで、配線容量やその他の画素寄生容量の影響を受けないようにしておく。
次に期間(D)に進むと図2Dに示すように、走査線WSL101を低レベルから高レベルに切換えることで、サンプリング用トランジスタ3Aが導通状態になる。このとき映像信号線DTL101は基準電位Voにある。よって駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vgは導通したサンプリング用トランジスタ3Aを通じて映像信号線DTL101の基準電位Voとなる。これと同時に駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsは即座に低電位Vcc_Lに固定される。以上により駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsが映像信号線DTLの基準電位Voより十分低い電位Vcc_Lに初期化(リセット)される。具体的には駆動用トランジスタ3Bのゲート−ソース間電圧Vgs(ゲート電位Vgとソース電位Vsの差)が駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthより大きくなるように、電源供給線DSL101の低電位Vcc_L(第2電位)を設定する。
次に閾値補正期間(E)に進むと図2Eに示すように、電源供給線DSL101が低電位Vcc_Lから高電位Vcc_Hに遷移し、駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsが上昇を開始する。やがて駆動用トランジスタ3Bのゲート‐ソース間電圧Vgsが閾電圧Vthとなったところで電流がカットオフする。このようにして駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthに相当する電圧が保持容量3Cに書き込まれる。これが閾電圧補正動作である。このとき電流が専ら保持容量3C側に流れ、発光素子3D側には流れないようにするため、発光素子3Dがカットオフとなるように共通接地配線3Hの電位を設定しておく。
この閾値補正期間(E)では、駆動用トランジスタ3BのドレインdがVcc_LからVcc_Hに立ち上がる。この電位変動が補助容量3Jを介して駆動用トランジスタ3Bのソースs側にカップリングされる。このカップリング量は、ΔVccP×Coled/(Coled+Csub)で表される。ここでΔVccPは電源電圧の変化分を表し、Vcc_H−Vcc_Lである。Csubは補助容量3Jの容量値を表し、Coledは発光素子3Dの等価容量3Iの容量値を表している。補助容量3Jを通じたカップリングでソース電位Vsが急激に上昇しても、ゲート電圧Vgに対する差がVthよりも大きい限り、動作上問題はない。
期間(F)に進むと図2Fに示すように、走査線WSL101が低電位側に遷移し、サンプリング用トランジスタ3Aが一旦オフ状態になる。このとき駆動用トランジスタ3Bのゲートgはフローティングになるが、ゲート−ソース間電圧Vgsは駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthに等しいためカットオフ状態であり、ドレイン電流Idsは流れない。
続いて期間(G)に進むと図2Gに示すように、映像信号線DTL101の電位が基準電位Voからサンプリング電位(信号電位)Vinに遷移する。これにより、次のサンプリング動作及び移動度補正動作の準備が完了する。
サンプリング期間/移動度補正期間(H)に入ると、図2Hに示すように、走査線WSL101が高電位側に遷移してサンプリング用トランジスタ3Aがオン状態となる。したがって駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vgは信号電位Vinとなる。ここで発光素子3Dは始めカットオフ状態(ハイインピーダンス状態)にあるため、駆動用トランジスタ3Bのドレイン/ソース間電流Idsは発光素子容量3Iに流れ込み、充電を開始する。したがって駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsは上昇を開始し、やがて駆動用トランジスタ3Bのゲート−ソース間電圧VgsはVin+Vth−ΔVとなる。このようにして、信号電位Vinのサンプリングと補正量ΔVの調整が同時に行われる。Vinが高いほどIdsは大きくなり、ΔVの絶対値も大きくなる。したがって発光輝度レベルに応じた移動度補正が行われる。Vinを一定とした場合、駆動用トランジスタ3Bの移動度μが大きいほどΔVの絶対値が大きくなる。換言すると移動度μが大きいほど負帰還量ΔVが大きくなるので、画素ごとの移動度μのばらつきを取り除くことが出来る。
このサンプリング期間(H)では、導通状態にあるサンプリング用トランジスタ3Aを介して信号線DTL101と駆動用トランジスタ3Bのゲートgとが直結している。この状態で信号線DTL101から供給されたサンプリング電位Vinが駆動用トランジスタ3Bのゲートgに書き込まれる。その際保持容量3Cを通じて駆動用トランジスタ3Bのソースs側にカップリングが入るため、書き込みゲインが低下する。即ちサンプリング期間(H)ではゲート電位Vgがサンプリング電位Vinに上昇するが、ソースs側に飛込みが入り、ソース電位VsがVinに引かれて上昇してしまう。その結果発光直前の駆動用トランジスタ3Bのゲートg/ソースs間電圧Vgsが狭くなるため輝度が下がってしまう。この飛び込み量はVin×Cs/(Cs+Coled)で表される。なおCsは保持容量3Cの容量値である。本発明ではこの信号電位Vinの書き込みゲインの低下を防ぐため、前述したように駆動用トランジスタ3Bと並列に補助容量3Jを接続している。この場合の飛び込み量は、Vin×Cs/(Cs+Coled+Csub)で与えられる。飛び込み量を表す式の分母にCsubが入るため、その分飛び込み量が減少し、書き込みゲインが改善される。
最後に発光期間(I)になると、図2Iに示すように、走査線WSL101が低電位側に遷移し、サンプリング用トランジスタ3Aはオフ状態となる。これにより駆動用トランジスタ3Bのゲートgは信号線DTL101から切り離される。同時にドレイン電流Idsが発光素子3Dを流れ始める。これにより発光素子3Dのアノード電位は駆動電流Idsに応じてVel上昇する。発光素子3Dのアノード電位の上昇は、即ち駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsの上昇に他ならない。駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsが上昇すると、保持容量3Cのブートストラップ動作により、駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vgも連動して上昇する。ゲート電位Vgの上昇量Velはソース電位Vsの上昇量Velに等しくなる。故に、発光期間中駆動用トランジスタ3Bのゲート‐ソース間電圧VgsはVin+Vth−ΔVで一定に保持される。
以上の説明から明らかなように、本発明にかかる表示装置は各画素が閾電圧補正機能及び移動度補正機能を備えている。図3は、かかる補正機能を備えた画素に含まれる駆動用トランジスタの電流/電圧特性を示すグラフである。このグラフは横軸に信号電位Vinを取り、縦軸に駆動電流Idsを取ってある。異なる画素A及びBについてそれぞれVin/Ids特性をグラフ化している。画素Aは閾電圧Vthが比較的低く移動度μが比較的大きいもので、画素Bは逆に閾電圧Vthが比較的高く移動度μが比較的小さいものである。
グラフ(1)は、閾値補正及び移動度補正共に行わなかった場合である。このときには画素A及び画素Bで閾電圧Vth及び移動度μの補正がまったく行われないため、Vthやμの違いでVin/Ids特性に大きな違いが出てしまう。したがって同じ信号電位Vinを与えても、駆動電流Ids即ち発光輝度が異なってしまい、画面のユニフォーミティが得られない。
グラフ(2)は閾値補正をかける一方移動度補正は行わない場合である。このとき画素Aと画素BでVthの違いはキャンセルされる。しかしながら移動度μの相違はそのまま現れている。したがってVinが高い領域(即ち輝度が高い領域)で、移動度μの違いが顕著に現れ、同じ階調でも輝度が違ってしまう。具体的には同じ階調(同じVin)で、μの大きい画素Aの輝度(駆動電流Ids)は高く、μの小さい画素Bの輝度は低くなっている。
グラフ(3)は閾値補正及び移動度補正共に行った場合であり、本発明に対応している。閾電圧Vth及び移動度μの相違は完全に補正され、その結果画素Aと画素BのVin/Ids特性は一致する。したがって全ての階調(Vin)で輝度(Ids)が画素AとBとで同一レベルとなり、画面のユニフォーミティが顕著に改善される。
図4は、同じく図1Bに示した画素回路の動作説明に供するタイミングチャートである。図2Aのタイミングチャートと同じく、電源供給線電位を急峻に切換えた場合であり、図2Aのタイミングチャートと同じ表記を採用している。図2Aのタイミングチャートと異なる点は、閾値補正期間(E)で動作不良が発生した場合を表している。図示するように閾値補正期間(E)で、電源供給線DSL101の電位が急峻に低レベルから高レベルに立ち上がると、駆動用トランジスタのドレインからソースに向かって補助容量を通じたカップリングが入り、ソース電位Vsが急激に上昇する。カーブ(1)はソース電位Vsの上昇が極端でない場合であり、ゲート電位Vgに対してVth以上の電位差を確保できるため、閾電圧補正動作が正常に行われる。これに対しカーブ(2)はカップリングでソース電位Vsが極端に上昇した場合であり、ゲート電位Vgに対する電位差がVth以下となっている。この場合には駆動用トランジスタがオフ状態であるため、電源供給線DSL101を低レベルから高レベルに切換えても電流は流れず、カットオフもおきないため、正常な閾電圧補正動作を行うことが出来ない。
前述したようにカップリング量はΔVccP×Coled/(Coled+Csub)で与えられる。このカップリング量(飛び込み量)が大きいと図4に示したようにソース電位Vsが過剰に上昇し、極端な場合にはゲート電位Vgを超えることもあり、Vthキャンセル動作が行えなくなってしまう。この対策として補助容量3Jの一端を、当該段の駆動用トランジスタのドレインdに接続するのではなく、前段の駆動用トランジスタのドレインdに接続することが考えられる。この場合には当該段のVthキャンセル動作を行うとき、前段では電源電圧の変動がすでに済んでいるため、カップリングの影響はなくなる。しかしながら、表示装置の画面を上下反転して表示動作を行うと、前段と当該段の関係が逆転するため、カップリングの影響が生じ、画素回路の正常な動作を妨げることがあり、有効な解決策にならないことがある。
図5は、上述した問題に対処するための構成を示す模式図である。図では発明の特徴を明らかにするため、電源スキャナ105の一段分と、対応する画素101の一個分を表している。電源スキャナ105の一段分は電源供給線DSL101に接続されている。この電源供給線DSL101には画素回路101が接続している。電源スキャナ105は基本的にシフトレジスタと出力バッファとで構成されている。シフトレジスタは外部から供給されるクロック信号に応じて動作し、同じく外部から供給されるスタートパルスを順次転送することで、各段ごとに制御パルスを出力している。この制御パルスは対応する段の出力バッファに供給されている。出力バッファは図示のように入力端子と出力端子を有するインバータで構成されており、対応する段のシフトレジスタから入力端子に制御パルスが入力されると、出力端子から反転した電源パルスを電源供給線DSL101に出力する。本実施形態では、インバータの出力端子と電源供給線DSL101との間に抵抗Rと容量CからなるRC回路が接続されており、電源パルスの遷移波形を鈍らせている。電源パルスの遷移波形を鈍らせることで、補助容量3Jを通したドレイン側からソース側へのカップリングを抑えることが出来る。よく知られているように、カップリング量は遷移波形が急峻なほど大きくなる。そこで本発明は、電源パルスの遷移波形を積極的に鈍らせることで、カップリングを抑制し駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsの急激な上昇を抑制している。
図6は、図5に示した構成の動作説明に供するタイミングチャートである。理解を容易にするため、図4に示したタイミングチャートと同様の表記を取ってある。図示するように、電源供給線DSL101に供給される電源パルスは積極的に遷移波形が鈍らされており、電位変化はなだらかである。このため、閾値補正期間(E)で電源供給線DSL101の電位が低レベルから高レベルに立ち上がったとき、駆動用トランジスタのソース電位Vsはカップリングの影響を余り受けることなく、なだらかに上昇していき、カットオフ電位に到達することが出来る。Vthキャンセル動作が正常に完了するためには、駆動用トランジスタのソース電位Vsが閾値補正期間(E)内で、ゲート電位VgよりVthだけ低いカットオフ電位に到達すればよい。ソース電位Vsの立上りカーブの遷移時間(例えば5τ程度)がVthキャンセル期間(E)に入るよう、電源パルスを鈍らせれば良い。その鈍らせ具合は、電源スキャナ105の出力バッファに接続したRC回路の時定数で適切に設定することが出来る。かかる構成により、信号書き込み時には補助容量を積極的に利用してソース電位がゲート電位に引かれることを防ぎ、且つVthキャンセル動作時には電源パルスを鈍らせることで補助容量の弊害を防ぎ、駆動用トランジスタのソース電位が過剰に上昇することを抑制している。本発明によればサンプリング時信号電位の書き込みゲインの低下を防ぎつつ、Vthキャンセル動作を正常に行うことが可能になる。
図7は、本発明にかかる表示装置及び画素回路の他の実施形態を示す回路図である。理解を容易にするため、図1Bに示した先の実施形態と対応する部分には対応する参照番号を付してある。異なる点は、本実施形態の画素回路101が、サンプリング用トランジスタ3A及び駆動用トランジスタ3Bの他にスイッチングトランジスタ3Eが追加されていることである。このスイッチングトランジスタ3Eは一対の電流端が所定の基準電位Voと駆動用トランジスタ3Bのゲートgとの間に接続されている。スイッチングトランジスタ3Eの制御端(ゲート)は別の走査線AZL101を介して、補正用スキャナ(AZCN)106に接続している。スイッチングトランジスタ3Eは補正用スキャナ106から出力される制御信号に応じて動作し、駆動用トランジスタ3Bのゲート電圧Vgを、基準電位Voに初期化する。この様に本実施形態では駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vgに対する初期化電圧Voが信号線DTL101とは別のラインから供給されるため、水平セレクタ103自体は各信号線DTLに信号電位のみを供給すればよく、駆動負荷が低減できる。
図8は、図7に示した実施形態の動作説明に供するタイミングチャートである。理解を容易にするため、図6に示した先の実施形態のタイミングチャートと同様な表記を採用している。図示するように、前フィールドの発光期間(B)が終わった後、次のフィールドの動作に入り、順に閾値補正準備期間(C)及び(D)、閾値補正期間(E)、準備期間(F)、サンプリング期間/移動度補正期間(H)、発光期間(I)の様に進む。先の実施形態と異なる点は、閾値補正準備期間(D)で走査線AZL101の電位がローレベルからハイレベルに切換ることである。これにより駆動用トランジスタのゲート電位Vgは所定の基準電位Voに初期化される。一方電源供給線DSL101の電位はローレベルにあるため、駆動用トランジスタのソース電位VsはVcc_Lにリセットされる。この様にして、閾値補正準備期間(D)では、ゲート電位Vgとソース電位Vsの間の電位差が十分Vthよりも大きくなるようにリセットされる。
その後閾値補正期間(E)に進み、電源供給線DSL101の電位が低レベルから高レベルに切換る。その遷移波形が滑らかであるため、駆動用トランジスタのソース電位Vsの上昇がなだらかになり、Vthキャンセル動作を正常に行うことが可能になる。
本発明にかかる表示装置は、図9に示すような薄膜デバイス構成を有する。本図は、絶縁性の基板に形成された画素の模式的な断面構造を表している。図示するように、画素は、複数の薄膜トランジタを含むトランジスター部(図では1個のTFTを例示)、保持容量などの容量部及び有機EL素子などの発光部とを含む。基板の上にTFTプロセスでトランジスター部や容量部が形成され、その上に有機EL素子などの発光部が積層されている。その上に接着剤を介して透明な対向基板を貼り付けてフラットパネルとしている。
本発明にかかる表示装置は、図10に示すようにフラット型のモジュール形状のものを含む。例えば絶縁性の基板上に、有機EL素子、薄膜トランジスタ、薄膜容量等からなる画素をマトリックス状に集積形成した画素アレイ部を設ける、この画素アレイ部(画素マトリックス部)を囲むように接着剤を配し、ガラス等の対向基板を貼り付けて表示モジュールとする。この透明な対向基板には必要に応じて、カラーフィルタ、保護膜、遮光膜等を設けてももよい。表示モジュールには、外部から画素アレイ部への信号等を入出力するためのコネクタとして例えばFPC(フレキシブルプリントサーキット)を設けてもよい。
以上説明した本発明における表示装置は、フラットパネル形状を有し、様々な電子機器、例えば、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピューター、携帯電話、ビデオカメラなど、電子機器に入力された、若しくは、電子機器内で生成した映像信号を画像若しくは映像として表示するあらゆる分野の電子機器のディスプレイに適用することが可能である。以下この様な表示装置が適用された電子機器の例を示す。
図11は本発明が適用されたテレビであり、フロントパネル12、フィルターガラス13等から構成される映像表示画面11を含み、本発明の表示装置をその映像表示画面11に用いることにより作製される。
図12は本発明が適用されたデジタルカメラであり、上が正面図で下が背面図である。このデジタルカメラは、撮像レンズ、フラッシュ用の発光部15、表示部16、コントロールスイッチ、メニュースイッチ、シャッター19等を含み、本発明の表示装置をその表示部16に用いることにより作製される。
図13は本発明が適用されたノート型パーソナルコンピュータであり、本体20には文字等を入力するとき操作されるキーボード21を含み、本体カバーには画像を表示する表示部22を含み、本発明の表示装置をその表示部22に用いることにより作製される。
図14は本発明が適用された携帯端末装置であり、左が開いた状態を表し、右が閉じた状態を表している。この携帯端末装置は、上側筐体23、下側筐体24、連結部(ここではヒンジ部)25、ディスプレイ26、サブディスプレイ27、ピクチャーライト28、カメラ29等を含み、本発明の表示装置をそのディスプレイ26やサブディスプレイ27に用いることにより作製される。
図15は本発明が適用されたビデオカメラであり、本体部30、前方を向いた側面に被写体撮影用のレンズ34、撮影時のスタート/ストップスイッチ35、モニター36等を含み、本発明の表示装置をそのモニター36に用いることにより作製される。
本発明にかかる表示装置の全体構成を示すブロック図である。 図1Aに示した表示装置に組み込まれる画素回路の実施形態を示す回路図である。 画素回路の動作説明に供するタイミングチャートである。 画素回路の動作説明に供する模式図である。 同じく動作説明に供する模式図である。 同じく動作説明に供する模式図である。 同じく動作説明に供する模式図である。 同じく動作説明に供する模式図である。 同じく動作説明に供する模式図である。 同じく動作説明に供する模式図である。 同じく動作説明に供する模式図である。 同じく動作説明に供するグラフである。 同じく動作説明に供するタイミングチャートである。 本発明にかかる表示装置の構成を示す回路図である。 図5に示した構成の動作説明に供するタイミングチャートである。 本発明にかかる画素回路の他の実施形態を示す回路図である。 図7に示した画素回路の動作説明に供するタイミングチャートである。 本発明にかかる表示装置のデバイス構成を示す断面図である。 本発明にかかる表示装置のモジュール構成を示す平面図である。 本発明にかかる表示装置を備えたテレビジョンセットを示す斜視図である。 本発明にかかる表示装置を備えたデジタルスチルカメラを示す斜視図である。 本発明にかかる表示装置を備えたノート型パーソナルコンピューターを示す斜視図である。 本発明にかかる表示装置を備えた携帯端末装置を示す模式図である。 本発明にかかる表示装置を備えたビデオカメラを示す斜視図である。
符号の説明
100…表示装置、101…画素、102…画素アレイ部、103…水平セレクタ、104…ライトスキャナ、105…電源スキャナ、3A…サンプリング用トランジスタ、3B…駆動用トランジスタ、3C…保持容量、3D…発光素子、3J…補助容量

Claims (4)

  1. 行状の走査線と列状の信号線とが交差する部分に配され、少なくともサンプリング用トランジスタと、駆動用トランジスタと、保持容量と、補助容量と、発光素子とを含み、
    前記サンプリング用トランジスタは、該走査線から供給される制御信号に応じてオンし、該信号線から供給される映像信号をサンプリングして該保持容量に書き込み、
    前記駆動用トランジスタは、該保持容量に書き込まれた映像信号の信号電位に応じて駆動電流を該発光素子に流し、以って映像信号に応じた輝度で該発光素子が発光する画素回路であって、
    前記補助容量は、該駆動用トランジスタの一対の電流端に接続しており、サンプリング時映像信号の飛込みによる信号電位の書き込みゲインの低下を抑制し、
    映像信号のサンプリングに先立って、該駆動用トランジスタの一方の電流端に印加する電源電圧を低電位から高電位に切り換えて電流を流し、他方の電流端の電位が変動して該駆動用トランジスタがカットオフした時、該他方の電流端に現われる調整電位を該保持容量に保持し、以って該駆動用トランジスタの閾電圧をキャンセルするとともに、
    該電源電圧の切り換え時該補助容量を介したカップリングにより該駆動用トランジスタの他方の電流端の電位が過剰に変動しないように、該電源電圧の電位切り換え時の遷移波形をなまらせることを特徴とする画素回路。
  2. 前記保持容量の両端は、該駆動用トランジスタの制御端と他方の電流端との間に接続しており、該保持容量の両端の電圧を該駆動用トランジスタの閾電圧より大きく設定した状態で、該電源電圧の電位を切り換えることを特徴とする請求項1記載の画素回路。
  3. 前記サンプリング用トランジスタは、映像信号のサンプリング時該駆動用トランジスタに流れる駆動電流を該保持容量に負帰還して、該駆動用トランジスタの移動度に対する駆動電流の依存性を補正することを特徴とする請求項1記載の画素回路。
  4. 画素アレイ部と、駆動部とを含み、
    前記画素アレイ部は、行状の走査線と、列状の信号線と、両者が交差する部分に行列状に配された画素と、走査線と並行に配された電源線とを含み、
    前記駆動部は、各走査線を線順次走査して制御信号を供給する主スキャナと、該線順次走査に合わせて高電位と低電位とで切り換わる電源電圧を各電源線に供給する電源スキャナと、該線順次走査に合わせて各信号線に映像信号を供給する信号セレクタとを含み、
    前記画素は、少なくともサンプリング用トランジスタと、駆動用トランジスタと、保持容量と、補助容量と、発光素子とを含み、
    前記サンプリング用トランジスタは、該走査線から供給される制御信号に応じてオンし、該信号線から供給される映像信号をサンプリングして該保持容量に書き込み、
    前記駆動用トランジスタは、一方の電流端が該電源線に接続しているとともに他方の電流端が該発光素子に接続しており、該保持容量に書き込まれた映像信号の信号電位に応じて駆動電流を該発光素子に流し、以って映像信号に応じた輝度で該発光素子が発光する表示装置であって、
    前記補助容量は、該駆動用トランジスタの一対の電流端に接続しており、サンプリング時映像信号の飛込みによる信号電位の書き込みゲインの低下を抑制し、
    前記電源スキャナは、映像信号のサンプリングに先立って、該駆動用トランジスタの一方の電流端に印加する電源電圧を低電位から高電位に切り換えて電流を流し、他方の電流端の電位が変動して該駆動用トランジスタがカットオフした時、該他方の電流端に現われる調整電位を該保持容量に保持し、以って該駆動用トランジスタの閾電圧をキャンセルするとともに、
    前記電源スキャナは、該電源電圧の切り換え時該補助容量を介したカップリングにより該駆動用トランジスタの他方の電流端の電位が過剰に変動しないように、該電源電圧の電位切り換え時の遷移波形をなまらせることを特徴とする表示装置。
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