JP2008170326A - ポリマー被覆微粒子を用いる質量分析法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レーザー光を試料に照射してイオン化を行うイオン源となる金属酸化物がポリマーで被覆された微粒子を用いる質量分析法。
【選択図】図4
Description
また、マトリクスはナトリウム、カリウムなどの塩成分が混在しているとイオン化効率が低下するという問題を有していた。
を与えないことが重要である。しかし、このような取り組み、手法の確立はなされていない。
さらに、MALDIは、上記マトリクスの結晶粒のサイズの問題とは別に、マトリクスがバックグランドノイズとなるため、検出信号のS/N比を高くするのが難しいという問題を有しており、これを解消するためにマトリクスを利用しないレーザー脱離イオン化法が提案されている。例えば、特許文献2には多孔質シリコン(ポーラスシリコン)を基板としたDIOS(Desorption/ionization on silicon)と呼ばれるイオン化法が開発されている。この方法は、基板表面のナノレベルの微細な凹凸構造がイオン化に寄与していると考えられている。さらに、同様の凹凸構造を利用したレーザー脱離イオン化法として、多孔質シリコンの代わりに、カーボンアモルファス、Si/Geドットプレートなどを利用する方法も提案されている(例えば非特許文献2〜4など参照)。しかし、上記のようなマトリクスを使用せずにナノレベルの凹凸構造を利用したレーザー脱離イオン化法は、もともとマトリクス分子由来の妨害がマススペクトルに現れることを回避するために考え出されたものであり、細胞をかかる基板上に貼り付けても細胞内物質まで検出することは困難であった。
ン化でき、また既存マトリクスの結晶粒径よりも高い空間分解能で以て生細胞や組織などの試料に含まれる分析対象物質の解析を行うことができる質量分析方法及びそれに使用できる材料を提供することにある。
さらにまた、微粒子自体はレーザー照射によりイオン化されることなく、分析対象物質のみをイオン化することを支援するため、バックグラウンドを上げることなく検出信号のS/N比を高くできることを見出し、本発明を完成させるに至った。
(1)(a)金属酸化物からなるコアにポリマーが被覆された微粒子と分析対象物質を近接させる工程、および
(b)レーザー照射を行うことにより前記微粒子の近傍の分析対象物質のイオン化を微粒子に支援させる工程、
を含むことを特徴とする質量分析法。
(2)(a)金属酸化物からなるコアにポリマーが被覆された微粒子が修飾されている試料プレートに分析対象物質を付着させる工程、
(b)レーザー照射を行うことにより前記微粒子の近傍の分析対象物質のイオン化を微粒子に支援させる工程、および
を含むことを特徴とする質量分析法。
(3)分析対象物質を含む試料を用いて工程(a)を行う、(1)または(2)に記載の質量分析法。
(4)(a)金属酸化物からなるコアにポリマーが被覆された微粒子を非ヒト検体に投与する工程、および
(b)レーザー照射を行うことにより前記微粒子の近傍の分析対象物質のイオン化を微粒子に支援させる工程、
を含むことを特徴とする質量分析法。
(5)(a)金属酸化物からなるコアにポリマーが被覆された微粒子を細胞または組織に投与する工程、および
(b)レーザー照射を行うことにより前記微粒子の近傍の分析対象物質のイオン化を微粒子に支援させる工程、
を含むことを特徴とする質量分析法。
(6)50μm以下の径のレーザー光を集光してレーザー照射を行う、(1)〜(5)のいずれかに記載の質量分析法。
(7)金属酸化物からなるコアにポリマーが被覆された微粒子を有効成分とする、質量分析用のレーザー照射用イオン化支援剤。
(8)金属酸化物からなるコアにポリマーが被覆された微粒子が修飾されている質量分析用試料プレート。
(9)レーザー照射による分析対象物質のイオン化を支援するための質量分析用キットであって、(8)に記載のプレートを含み、該プレート上面で分析対象物質を含む試料を転
写により付着させ、プレート上面に付着した試料にレーザーを照射して分析対象物質を検出するためのキット。
まず、本発明の質量分析方法で使用する微粒子について説明する。
本発明の質量分析方法では、金属酸化物からなるコアにポリマーが被覆された微粒子を使用する。
ここで、金属酸化物としては、遷移金属または稀土類金属の酸化物が好ましく、より好ましくはNi、Fe、またはCoの酸化物であり、さらに好ましくはFeまたはCoの酸化物であり、特に好ましくはFeの酸化物である。
ポリマーとしては、ポリアリルアミン、ポリスチレン、ポリチオフェン、ポリアクリル酸、エチレングリコールグリシジルエステルとリジンの共重合体、シリカなどが挙げられるが、シリカが特に好ましい。
ポリマーで金属酸化物を被覆する方法としては、金属酸化物とポリマーの種類に応じて適宜選択すればよいが、湿式沈殿法(例えば、特開2003−252618号公報)が好ましい。
微粒子のサイズは質量分析に使用しうるサイズであればよいが、粒径が3nm以下、より好ましくは1.3〜3nmの超ナノ微粒子が望ましい。
また、微粒子の形状は、球状、針状、円盤状、楕円球状、棒状など、いかなる形状でもかまわないが、球状が好ましい。
くはFeまたはCoであり、より好ましくはFeである。XはF, Cl, Br, Iから選ばれるハロゲン元素を示す。pは2または3、nは0から9までの整数、mは9または0である。xおよびyはともに1未満の正数である。磁性を発揮するコアおよびその表面修飾層としてのシェルの役割分担の観点から、x>y、かつ、x/yとしては、通常1〜100、好ましくは2〜20程度の範囲から選定される。
より具体的には、超ナノ微粒子 [xM(OH)2・ySiO2]の構造は、図1のように模式的に表すことができる。
ポリマー表面に導入される官能基の種類は特に制限されないが、具体的には、水酸基、アミノ基、イソシアネート基またはメルカプト基などが挙げられる。
これらの官能基は、例えばシランカップリング剤を介して共有結合的に導入できる。
また、ポリマー表面に水酸基を導入するための処理としては、エタノールなどの有機溶媒による洗浄、UV洗浄(特開平1-146330号公報)、プラズマ処理、オートクレーブ処理等が挙げられる。
本発明の質量分析方法においては、まず、上記微粒子に分析対象物質を近接させる工程を行う。
ここで、微粒子と分析対象物質はレーザー照射により分析対象物質がイオン化される程度に近接させればよく、例えば、微粒子の溶液を分析対象物質またはこれを含む試料の溶液と混合すること、あるいは、微粒子を担体に固定化し、そこに分析対象物質またはこれを含む試料を添加することにより近接させることができる。質量分析に供する場合の微粒子と分析対象物質の比は特に限定されないが、好ましくは1:10〜10:1、より好ましくは1:3〜3:1の重量比になるように調整することが望ましい。
また、分析対象物質は必ずしも精製された物質である必要はなく、分析対象物質を含む試料をそのまま微粒子に添加することによって分析対象物質と微粒子を近接させてもよい。分析対象物質を含む試料としては、分析対象物質を含む、動物、植物または微生物などに由来する細胞や組織や体液、またはこれらからの抽出物などの生体試料が挙げられる。また、土壌や排水などから単離された試料であってもよい。
例えば、微粒子に細胞や組織の抽出物を添加し、細胞や組織中に含まれる分析対象物質の質量分析を行ってもよい。また、培養細胞や単離された組織を含む培地などの溶液中に微粒子を添加してインキュベートした後に、微粒子と分析対象物質を含む抽出物を回収して質量分析を行ってもよい。さらに、非ヒト検体に微粒子を投与した後に、微粒子と分析対象物質を含む抽出物を回収して質量分析を行ってもよい。ここで、非ヒト検体としては、例えば、マウスやラットなどの実験動物が挙げられる。
試料プレートへの微粒子の修飾は化学的結合による修飾であってもよいし、物理的結合
による修飾であってもよい。例えば、ITO(インジゥムシンオキサイド)シートなどにはDisuccinimidyl Glutarateなどの架橋剤を用いて修飾することができる。
照射するレーザー光は試料上での照射径が50μm以下になるように集光光学系により調整されることが好ましい。実際には、分析対象の試料が細胞であるような場合には、レーザー光の照射径を10μm以下に、例えば数μm程度まで絞ることが望ましい。レーザー照射装置は、通常のMALDI(マトリックス支援レーザー脱離イオン化)質量分析に使用される装置を使用することができ、例えば、TOF2(島津製作所)、UltraFlex(Bruker Daltonics社)、ABI4800(ABI社)などが使用できる。
なお、検出は通常の質量分析に使用される検出装置を使用することができ、例えば、TOF2(島津製作所)、UltraFlex(Bruker Daltonics社)、ABI4800(ABI社)などが使用できる。
本発明の試料プレートは、上記の金属酸化物からなるコアにポリマーが被覆された微粒子が修飾されている質量分析用試料プレートである。試料プレートの材質はレーザー照射に耐えうるものであれば特に制限されないが、例えば、チタン、金コートされたスチール、ITOシートなどが挙げられる。
本発明のレーザー照射による分析対象物質のイオン化を支援するためのキットは、上記試料プレートを含み、該プレート上面で分析対象物質を含む試料を転写により付着させ、該試料にレーザーを照射して分析対象物質を検出するためのキットである。ここで、「転写により付着させ」とは、例えば、試料を膜などのシート上に用意し、それをプレートの上面に付着させてシートからプレートに移動させることなどの態様が挙げられる。本発明のキットは質量分析に好適に使用され、質量分析用のその他の試薬を含むものであってもよい。
微粒子は単分散に微粒子が得られる湿式沈殿法を用いた。調製に際して、FeCl2・4H2OとNa2SiO3・9H2Oを材料として採用しγ-Fe2O3超ナノ微粒子を調製した。
19.9gのFeCl2・4H2O(10 mM)と28.4gのNa2SiO3・9H2O(10 mM)を秤量し
それぞれ500mlの蒸留水に溶解させて、二つの水溶液を得た。室温で約5時間、充分攪拌しながら両者を混合させ反応を完結させた後、20分間遠心分離器に掛け上澄み液を捨て、蒸留水を注いで再分散させてから遠心分離器に掛け上澄み液を捨てる操作を数回繰り返し、沈殿物を洗浄した。ついで、約350Kに保持した恒温槽で乾燥後、乳鉢で微粉砕してからアルミナ製ボートに載置し、空気雰囲気中の電気炉にて、373〜1273Kの温度範囲で4〜10時間焼成して超ナノ微粒子を得た。下記の実施例3以降に用いた鉄系超ナノ微粒子は873Kでアニールしたものである。
微粒子は単分散に微粒子が得られる湿式沈殿法を用いた。調製に際して、CoCl2・6H2OとNa2SiO3・9H2Oを材料として採用し超ナノ微粒子を調製した。
1.19gのCoCl2・6H2O(10 mM)と1.42gのNa2SiO3・9H2O(10 mM)を秤量しそれぞれ500mlの蒸留水に溶解させて、二つの水溶液を得た。室温で約10分、充分攪拌しながら両者を混合させ反応を完結させた後、20分間遠心分離器に掛け上澄み液を捨て、蒸留水を注いで再分散させてから遠心分離器に掛け上澄み液を捨てる操作を数回繰り返し、沈殿物を洗浄した。ついで、約350Kに保持した乾燥炉で乾燥後、乳鉢で微粉砕してからアルミナ製ボートに載置し、空気雰囲気中の電気炉にて、623〜973Kの温度範囲で10時間焼成してCo3O4超ナノ微粒子を得た。下記の実施例3以降に用いたコバルト系超ナノ微粒子は623Kでアニールしたものである。
この微粒子の表面洗浄法としては、微粒子表面がシリカコートされているため、エタノール洗浄、もしくは、プラズマ処理、オートクレーブ処理のどれを用いてもよいが、エタノール洗浄、さらに好ましくはオートクレーブ処理が好ましい。
具体的には、エタノールを500μL用い、室温で1分穏やかに攪拌し、5,000rpmで3分間遠心分離を行い、上澄みを除去し、500μLの超純水で同様に3回洗浄を行った。その後、100℃で30分乾燥させ、完全に水分を除去した。
具体的には、微粒子粉末を耐熱瓶に入れて滅菌用のオートクレーブ装置で処理する。
得られた超ナノ微粒子像を電子顕微鏡(JEM-1230:日本電子)により撮影した。加速電圧100kVでおこなった。
γ-Fe2O3超ナノ微粒子の場合 (図2)、粒子径は、3 nm (変動係数(C.V.)8%)であった。
Co3O4の場合(図3)、粒子径は、3.6 nm (C.V. 21%)であった。
γ-Fe2O3超ナノ微粒子飽和溶液、ペプチドサンプル(Substance P acetate salt hydrate;分子量 1346.7)を重量比で、2:1の割合で混合した物を(1)、水、ペプチドサンプル(Substance P acetate salt hydrate;分子量 1346.7)を重量比で、2:1の割合で混合した物を(2)(コントロール)とした。各サンプルを質量分析専用プレート(MTP 384 target plate ground steel T F; Bruker Daltonics社)に2μL滴下し真空乾燥させた。乾燥後、質量分析装置(Ultraflex; Bruker Daltonics)によりReflector Positiveモードでサンプル解析を行った。結果より、Substance P:1347.7(プロトン付加体[H+])、1369.7 (ナトリウム付加体[Na+])の質量電荷比(m/z)が得られた。微粒子非存在下ではサンプルをイオン化することはできなかった。S/N比は、Substance P+[H+]で 1220:1、Substance P+[Na+]で 195:1 (微粒子存在下:微粒子非存在下)である。Na+付加体のピークも同時に得られていることから、塩存在下でもサンプルのみイオン化を支援することが認められた。(図4)
γ-Fe2O3超ナノ微粒子飽和溶液、ペプチドサンプル(Bradykinin[1-7]; 分子量 756.4)を重量比で、2:1の割合で混合した物を(1)、水、ペプチドサンプル(Bradykinin[1-7]; 分子量 756.4)を重量比で、2:1の割合で混合した物を(2)(コントロール)とした。各サンプルを質量分析専用プレート(MTP 384 target plate ground steel T F; Bruker Daltonics社)に2μL滴下し真空乾燥させた。乾燥後、質量分析装置(Ultraflex; Bruker Daltonics)によりReflector Positiveモードでサンプル解析を行った。結果より、Bradykinin [1-7] +[H+]の質量電荷比(m/z)757.4が得られた。微粒子非存在下ではサンプルをイオン化することはできなかった。S/N比は、Bradykinin [1-7]で 130:1(微粒子存在下:微粒子非存在下)であることから、サンプルのイオン化を支援することが認められた。(図5)
Co3O4超ナノ微粒子飽和溶液、ペプチドサンプル(Substance P acetate salt hydrate;分子量 1346.7)を重量比で、2:1の割合で混合した物を(1)、水、ペプチドサンプル(Substance P acetate salt hydrate;分子量 1346.7)を重量比で、2:1の割合で混合した物を(2)(コントロール)とした。各サンプルを質量分析専用プレート(MTP 384 target plate ground steel T F; Bruker Daltonics社)に2μL滴下し真空乾燥させた。乾燥後、質量分析装置(Ultraflex; Bruker Daltonics)によりReflector Positiveモードでサンプル解析を行った。結果より、Substance P:1347.7(プロトン付加体[H+])、1369.7(ナトリウム付加体[Na+])の質量電荷比(m/z)が得られた。微粒子非存在下ではサンプルをイオン化することはできなかった。S/N比は、Substance P+[H+]で 99:1、Substance P+[Na+]で 44:1 (微粒子存在下:微粒子非存在下)である。Na+付加体のピークも同時に得られていることから、塩存在下でもサンプルのみイオン化を支援することが認められた。(図6)
Co3O4超ナノ微粒子飽和溶液、ペプチドサンプル(Bradykinin[1-7]; 分子量 756.4)を重量比で、2:1の割合で混合した物を(1)、水、ペプチドサンプル(Bradykinin[1-7];分子量 756.4)を重量比で、2:1の割合で混合した物を(2)(コントロール)とした。各サンプルを質量分析専用プレート(MTP 384 target plate ground steel T F; Bruker Daltonics社)に2μL滴下し真空乾燥させた。乾燥後、質量分析装置(Ultraflex; Bruker Daltonics)によりReflector Positiveモードでサンプル解析を行った。結果より、Bradykinin [1-7]:757.4の質量電荷比(m/z)が各々得られた。微粒子非存在下ではサンプルをイオン化することはできなかった。S/N比は、Bradykinin [1-7]で 376:1(微粒子存在下:微粒子非存在下)であることから、サンプルのイオン化を支援することが認められた。(図7)
Claims (9)
- (a)金属酸化物からなるコアにポリマーが被覆された微粒子と分析対象物質を近接させる工程、および
(b)レーザー照射を行うことにより前記微粒子の近傍の分析対象物質のイオン化を微粒子に支援させる工程、
を含むことを特徴とする質量分析法。 - (a)金属酸化物からなるコアにポリマーが被覆された微粒子が修飾されている試料プレートに分析対象物質を付着させる工程、および
(b)レーザー照射を行うことにより前記微粒子の近傍の分析対象物質のイオン化を微粒子に支援させる工程、
を含むことを特徴とする質量分析法。 - 分析対象物質を含む試料を用いて工程(a)を行う、請求項1または2に記載の質量分析法。
- (a)金属酸化物からなるコアにポリマーが被覆された微粒子を非ヒト検体に投与する工程、および
(b)レーザー照射を行うことにより前記微粒子の近傍の分析対象物質のイオン化を微粒子に支援させる工程、
を含むことを特徴とする質量分析法。 - (a)金属酸化物からなるコアにポリマーが被覆された微粒子を細胞または組織に投与する工程、および
(b)レーザー照射を行うことにより前記微粒子の近傍の分析対象物質のイオン化を微粒子に支援させる工程、
を含むことを特徴とする質量分析法。 - 50μm以下の径のレーザー光を集光してレーザー照射を行う、請求項1〜5のいずれか一項に記載の質量分析法。
- 金属酸化物からなるコアにポリマーが被覆された微粒子を有効成分とする、質量分析用のレーザー照射用イオン化支援剤。
- 金属酸化物からなるコアにポリマーが被覆された微粒子が修飾されている質量分析用試料プレート。
- レーザー照射による分析対象物質のイオン化を支援するための質量分析用キットであって、請求項8に記載のプレートを含み、該プレート上面で分析対象物質を含む試料を転写により付着させ、プレート上面に付着した試料にレーザーを照射して分析対象物質を検出するためのキット。
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