JP2008169576A - 防水施工法 - Google Patents
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Abstract
【課題】施工性を向上させ、作業時間を短縮させることができるとともに、シワ等が生じ難く、美観に優れた防水構造を形成することができる防水施工法を提供することを目的とする。
【解決手段】陸部3の表面から突起部4が突出された被防水部分2にシート防水を施す防水施工法において、被防水部分2の表面にプライマーを塗布してプライマーを乾燥させる工程と、ポリプロピレンを主成分とする陸部用防水シート5を、突起部4に貼り付けずに、陸部3の表面に敷設する工程と、未加硫シートを基材とする突起部用防水シート6を、その一部を突起部4周りの陸部用防水シート5に重ねさせた状態で、突起部4の表面に貼り付ける工程と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】陸部3の表面から突起部4が突出された被防水部分2にシート防水を施す防水施工法において、被防水部分2の表面にプライマーを塗布してプライマーを乾燥させる工程と、ポリプロピレンを主成分とする陸部用防水シート5を、突起部4に貼り付けずに、陸部3の表面に敷設する工程と、未加硫シートを基材とする突起部用防水シート6を、その一部を突起部4周りの陸部用防水シート5に重ねさせた状態で、突起部4の表面に貼り付ける工程と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、防水シートを用いて、例えば脱気塔や通気管、貫通パイプ等がある屋上等を防水する防水施工法に関する。
従来から、屋上のスラブ上に防水層を形成する防水施工方法として、防水シートを用いたシート防水法がある。この防水施工法(シート防水法)は、屋上の陸部(平面部分)に防水シートを隙間無く敷設して防水層を形成するものである。
ところで、防水シートを敷設する屋上に、排水や通気、脱気等の目的で設置された管状突起物が存在する場合がある。この場合、管状突起物廻りからの漏水を防ぐため、従来、陸部に貼り付ける防水シートと同じ防水シートを用いて、管状突起物の箇所にも防水が施される。すなわち、管状突起部の表面をサンダーで仕上げた後、管状突起部の表面にプライマーを塗布する。このプライマーが乾燥した後、管状突起部の表面に接着剤を塗布する。そして、陸部に貼り付ける防水シートと同じ防水シートを管状突起部に巻き付け、その下部を屈曲させて陸部の防水シートに重ね合わせるように貼着させる。その後、防水シートの重ね合わされた部分を熱溶着又は接着剤により固定する。
また、従来、陸部と突起部(パラペット等)との間に形成される入隅部に、比較的軟らかい材質からなる役物のシートを貼り付ける工法が提案されている。この工法は、まず、入隅部と同形状に成形された役物シートを予め用意し、この役物シートを入隅部に貼り付ける。次に、その役物シートの上から陸部の防水シートを敷設し、この防水シートの端部を突起部に沿って立ち上げるように屈曲させて貼着させる。その後、突起部の表面に、陸部に貼り付ける防水シートと同じ防水シートを貼り付け、その下部を、立ち上げられた陸部の防水シートの端部に重ね合わせる(例えば、特許文献1参照。)。
一方、近年、屋上の防水シートとして、ポリプロピレンを主成分とするポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)からなる防水シートが提供されている。このTPOからなる防水シートは、加硫ゴム系防水シートや塩化ビニル樹脂系防水シート等と比較して防水性、耐久性に優れた防水シートである。
特開2006−9565号公報
しかしながら、上記したTPOからなる防水シートは、加硫ゴム系防水シート等と比較して柔軟性に乏しいため、TPOからなる防水シートを用いた場合、突起部廻りの施工性が悪くなるという問題がある。すなわち、上記したように、従来の防水施工法では、陸部の防水シートと同じ防水シートを突起部の外周形状に沿って変形させて突起部に巻き付けたり、その突起部の防水シートの下部を陸部に沿って屈曲させたり、陸部の防水シートの端部を突起物に沿って屈曲させたりすることになるが、硬い材質のTPOからなる防水シートは屈曲させたり変形させたりし難い。このため、TPOからなる防水シートを突起物の形状に合致させることが難しく、非常に面倒な手間がかかり、しかも作業に熟練を要する。また、作業実働時間が長くなる分だけ、施工コストが高くつき、さらに、防水施工後の各突起部の形状が必ずしも統一できず、シワ等も見られるなど、美観を損なう。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、施工性を向上させ、作業時間を短縮させることができるとともに、シワ等が生じ難く、美観に優れた防水構造を形成することができる防水施工法を提供することを目的としている。
本発明に係る防水施工法は、陸部の表面から突起部が突出された被防水部分にシート防水を施す防水施工法において、前記被防水部分の表面にプライマーを塗布して該プライマーを乾燥させる工程と、ポリプロピレンを主成分とする陸部用防水シートを、前記突起部に貼り付けずに、前記陸部の表面に敷設する工程と、未加硫シートを基材とする突起部用防水シートを、その一部を前記突起部周りの陸部用防水シートに重ねさせた状態で、前記突起部の表面に貼り付ける工程と、を備えることを特徴としている。
このような特徴により、ポリプロピレンを主成分とする柔軟性に乏しい陸部用防水シートを敷設する際、陸部用防水シートの一部を突起部に沿って屈曲させず、陸部用防水シートは陸部の表面に沿って延在させるだけである。また、突起部の表面に貼着させる突起部用防水シートは未加硫シートを基材とするため柔軟性に優れている。したがって、突起部用防水シートを突起部の表面に貼着させる際、突起部用防水シートは突起部の形状に合わせて柔軟に変形する。また、突起部用防水シートの一部を陸部用防水シートに重ね合わせる際、突起部用防水シートの一部は柔軟に変形して陸部用防水シートに重ね合わされる。そして、貼り付けられた突起部用防水シートは自然加硫により硬化される。
また、本発明に係る防水施工法は、前記突起部用防水シートを前記突起部に貼り付ける工程は、切り込みが入れられた第一の突起部用防水シートを、その一部を前記突起部の下部表面に貼り付けた状態で、前記突起部周りの前記陸部用防水シート上に敷設する工程と、少なくとも前記第一の突起部用防水シートの被貼付部の表面にプライマーを塗布して該プライマーを乾燥させる工程と、第二の突起部用防水シートを、その一部を前記第一の突起部用防水シートに重ねさせた状態で、前記突起部の少なくとも一部の表面に貼り付ける工程と、を備えることが好ましい。
これにより、第一の突起部用防水シートを突起部周りの陸部用防水シート上に敷設する際、未加硫シートを基材とする第一の突起部用防水シートの一部が、突起部の下部の形状に合わせて柔軟に変形し、第一の突起部用防水シートの一部が突起部の下部表面に貼り付けられる。また、第二の突起部用防水シートを突起部の表面に貼り付ける際、未加硫シートを基材とする第二の突起部用防水シートが突起部の形状に合わせて柔軟に変形するとともに、第二の突起部用防水シートの一部が第一の突起部用防水シート上に重ね合わされるように柔軟に変形される。
また、本発明に係る防水施工法は、前記陸部用防水シートが、繊維性基布にポリプロピレンから成るマトリックス中に架橋したゴム粒子が分散されてなる熱可塑性エラストマーからなる防水シートであることが好ましい。
これにより、防水性、耐久性の優れた防水シートが陸部の表面に敷設されることになる。
また、本発明に係る防水施工法は、前記突起部用防水シートが、エチレン・プロピレンジエンモノマーを主成分とする未加硫シートとエチレン・プロピレンジエンモノマーを主成分とする粘着性を有する半加硫シートとを積層させた構成からなることが好ましい。
これにより、突起部用防水シートを貼り付ける際、未加硫シート側を表にし、半加硫シート側の面を突起部の表面や陸部用防水シートの表面に付けることで、突起部用防水シートが接着される。また、エチレン・プロピレンジエンモノマーを主成分とするため、柔軟性に優れた突起部用防水シートとなる。
また、本発明に係る防水施工法は、前記突起部の表面に貼り付けられた前記突起部用防水シートをクランプ手段で締め付ける工程を備えることが好ましい。
これにより、突起部の表面に貼り付けられた突起部用防水シートはクランプ手段によって突起部に固定される。
また、本発明に係る防水施工法は、前記突起部用防水シートの端部にシーリング材を打設する工程を備えることが好ましい。
これにより、シーリング材によって、突起部用防水シートと陸部用防水シートとの間や突起部用防水シートと突起部との間が封止される。
本発明に係る防水施工法によれば、柔軟性の乏しい防水シートを用いて陸部が防水されているものの、突起部の箇所には柔軟性の優れた突起部用防水シートが用いられるため、突起部用防水シートを突起物の形状に合致させたり突起部用防水シートの一部を陸部用防水シートの表面に容易に重ねさせたりすることができる。これにより、面倒な手間がかからず、作業に熟練を要せず、施工性を向上させることができる。また、作業時間を短縮させることができ、施工コストを抑えることができる。さらに、シワ等が生じ難くなり、美観に優れた防水構造を形成することができる。
以下、本発明に係る防水施工法の実施の形態について、図面に基いて説明する。
なお、図1は本実施の形態における防水施工法によって形成される防水構造を表す断面図であり、図2は本実施の形態における防水施工法によって形成される防水構造を表す平面図であり、図3は本実施の形態における防水施工法で用いられる突起部用防水シートの断面図であり、図4〜図8は本実施の形態における防水施工法を表す斜視図であり、図9は本実施の形態における防水施工法で用いられる第一の突起部用防水シートの平面図である。
なお、図1は本実施の形態における防水施工法によって形成される防水構造を表す断面図であり、図2は本実施の形態における防水施工法によって形成される防水構造を表す平面図であり、図3は本実施の形態における防水施工法で用いられる突起部用防水シートの断面図であり、図4〜図8は本実施の形態における防水施工法を表す斜視図であり、図9は本実施の形態における防水施工法で用いられる第一の突起部用防水シートの平面図である。
まず、本実施の形態における防水施工法によって形成される防水構造1の構成について説明する。
図1、図2に示すように、防水構造1は、例えば建物の屋上等の被防水部分2に形成される防水構造であって、シート防水工法によって形成される防水構造である。被防水部分2には、スラブ等の陸部3から排水用、通気用或いは排気用のパイプ等の管状突起部4が突出された箇所がある。防水構造1は、陸部3上に敷設される陸部用防水シート5と管状突起部4に貼り付けられた突起部用防水シート6とを備えた構成からなる。
図1、図2に示すように、防水構造1は、例えば建物の屋上等の被防水部分2に形成される防水構造であって、シート防水工法によって形成される防水構造である。被防水部分2には、スラブ等の陸部3から排水用、通気用或いは排気用のパイプ等の管状突起部4が突出された箇所がある。防水構造1は、陸部3上に敷設される陸部用防水シート5と管状突起部4に貼り付けられた突起部用防水シート6とを備えた構成からなる。
陸部用防水シート5は、ポリプロピレンを主成分とする防水性、耐久性に優れた防水シートである。具体的に説明すると、繊維性基布の表裏にポリプロピレンから成るマトリックス中に架橋したゴム粒子が分散されているポリオレフィン系の熱可塑性エラストマー(Thermo Plastic Olefin=TPO)からなる防水シートである。なお、陸部用防水シート5は、繊維性基布の表だけにポリプロピレンから成るマトリックス中に架橋したゴム粒子が分散されているポリオレフィン系の熱可塑性エラストマーからなる防水シートであってもよい。
突起部用防水シート6は、エチレン・プロピレンジエンモノマーを主成分とする防水シートである。施工時(貼付時)の突起部用防水シート6は、その基材が未加硫状態になっており、柔軟性に優れた防水シートとなっている。また、施工時における突起部用防水シート6は、その一方の面に粘着性があり、陸部用防水シート5や管状突起部4等の表面に対して貼着させることができる構成となっている。具体的に説明すると、図3に示すように、突起部用防水シート6は、エチレン・プロピレンジエンモノマーを主成分とする未加硫シート6aとエチレン・プロピレンジエンモノマーを主成分とする粘着性を有するテープ状の半加硫シート6bとを積層させた構成からなる。
また、突起部用防水シート6には、第一の突起部用防水シート6Aと第二の突起部用防水シート6Bとがあり、これら2枚の突起部用防水シート6A、6Bによって管状突起部4の外周面が被覆されている。第一の突起部用防水シート6Aは、管状突起部4を囲うように管状突起部4周りの陸部用防水シート5上に敷設されている。第一の突起部用防水シート6Aの内周部分は、管状突起部4の表面に沿って立ち上げられており、管状突起部4の下部表面に貼り付けられている。第二の突起部用防水シート6Bは、管状突起部4の外周面を被覆するように管状突起部4に巻き付けられている。第二の突起部用防水シート6Bの下部は、陸部3(陸部用防水シート5、第一の突起部用防水シート6A)に沿って鍔状に屈曲されているとともに、第一の突起部用防水シート6A上に重ねられて貼着されている。
また、図1、図2に示すように、突起部用防水シート6(第二の突起部用防水シート)が貼り付けられた管状突起部4には、前記突起部用防水シート6を締め付けるクランプ手段7が設けられている。クランプ手段7は、例えばステンレス製のクランプリング等からなる締め付け具であり、第二の突起部用防水シート6Bの上端部分に巻き付けられている。
また、突起部用防水シート6の端部には、突起部用防水シート6の端部を封止するシーリング材8が打設されている。具体的に説明すると、第一の突起部用防水シート6Aの外周に沿って第一のシーリング材8Aが全周に亘って延在されており、また、第二の突起部用防水シート6Bの上端に沿って第二のシーリング材8Bが全周に亘って延在されている。シーリング材8としては、エチレン・プロピレンジエンモノマーを主成分とするシーリング材を用いることができる。
次に、上記した構成からなる防水構造を形成するための防水施工法について説明する。
[プライマー塗布工程]
まず、図4に示すように、被防水部分2(陸部3及び管状突起部4)の表面にプライマーを塗布して、このプライマーを乾燥させる工程を行なう。プライマーとしては公知のプライマーを用いることができ、例えば合成ゴムを主成分とするプライマーを用いることができる。また、管状突起部4にプライマーを塗布する前に、管状突起部4の表面をサンダーで仕上げ、表面を清掃しておく。なお、ここでは、管状突起部4の表面にプライマーを塗布せずに陸部3の表面にだけプライマーを塗布し、後述する管状突起部4周りの陸部用防水シート5上にプライマーを塗布する際に、管状突起部4の表面にプライマーを塗布してもよい。
まず、図4に示すように、被防水部分2(陸部3及び管状突起部4)の表面にプライマーを塗布して、このプライマーを乾燥させる工程を行なう。プライマーとしては公知のプライマーを用いることができ、例えば合成ゴムを主成分とするプライマーを用いることができる。また、管状突起部4にプライマーを塗布する前に、管状突起部4の表面をサンダーで仕上げ、表面を清掃しておく。なお、ここでは、管状突起部4の表面にプライマーを塗布せずに陸部3の表面にだけプライマーを塗布し、後述する管状突起部4周りの陸部用防水シート5上にプライマーを塗布する際に、管状突起部4の表面にプライマーを塗布してもよい。
[陸部用防水シート敷設工程]
次に、図5に示すように、陸部3の表面に陸部用防水シート5を敷設する工程を行なう。このとき、陸部用防水シート5は、管状突起部4に貼り付けずに、陸部3にだけ貼り付ける。具体的に説明すると、陸部用防水シート5に、管状突起部4の外周に合わせて切り欠き部5aを形成しておく。この切り欠き部5aは、管状突起部4の外周形状よりも若干大きく切り欠いて形成されているが、勿論、管状突起部4の外周形状と同じ大きさに形成されていてもよい。なお、切り欠き部5aは、管状突起部4を通すものであればよく、管状突起部4の外周形状と異なる形状であってもよい。例えば、管状突起部4の外周形状が円形である場合に、切り欠き部5aが多角形であってもよい。
次に、図5に示すように、陸部3の表面に陸部用防水シート5を敷設する工程を行なう。このとき、陸部用防水シート5は、管状突起部4に貼り付けずに、陸部3にだけ貼り付ける。具体的に説明すると、陸部用防水シート5に、管状突起部4の外周に合わせて切り欠き部5aを形成しておく。この切り欠き部5aは、管状突起部4の外周形状よりも若干大きく切り欠いて形成されているが、勿論、管状突起部4の外周形状と同じ大きさに形成されていてもよい。なお、切り欠き部5aは、管状突起部4を通すものであればよく、管状突起部4の外周形状と異なる形状であってもよい。例えば、管状突起部4の外周形状が円形である場合に、切り欠き部5aが多角形であってもよい。
[プライマー塗布工程]
次に、管状突起部4周りの陸部用防水シート5の表面にプライマーを塗布して、このプライマーを乾燥させる工程を行なう。このとき、第一の突起部用防水シート6Aの外周から僅かに(10mm程度)はみ出る程度の範囲までプライマーを塗布する。なお、上述したプライマー塗布工程で管状突起部4の表面にプライマーを塗布しなかった場合には、陸部用防水シート5上にプライマーを塗布するとともに管状突起部4の表面にもプライマーを塗布する。このとき、管状突起部4の表面のうち、突起部用防水シート6を貼り付ける範囲全体にプライマーを塗布してもよく、第一の突起部用防水シート6Aの一部が貼り付けられる部分(管状突起部4の下部)だけにプライマーを塗布してもよい。また、プライマーとしては、上述したプライマーと同様に、公知のプライマーを用いることができる。
次に、管状突起部4周りの陸部用防水シート5の表面にプライマーを塗布して、このプライマーを乾燥させる工程を行なう。このとき、第一の突起部用防水シート6Aの外周から僅かに(10mm程度)はみ出る程度の範囲までプライマーを塗布する。なお、上述したプライマー塗布工程で管状突起部4の表面にプライマーを塗布しなかった場合には、陸部用防水シート5上にプライマーを塗布するとともに管状突起部4の表面にもプライマーを塗布する。このとき、管状突起部4の表面のうち、突起部用防水シート6を貼り付ける範囲全体にプライマーを塗布してもよく、第一の突起部用防水シート6Aの一部が貼り付けられる部分(管状突起部4の下部)だけにプライマーを塗布してもよい。また、プライマーとしては、上述したプライマーと同様に、公知のプライマーを用いることができる。
[突起部用防水シート貼付工程]
次に、図6、図7に示すように、突起部用防水シート6を、その一部を管状突起部4周りの陸部用防水シート5に重ねさせた状態で、管状突起部4の表面に貼り付ける工程を行なう。このとき、突起部用防水シート6は、乾燥したプライマー面(被貼付面)に半加硫シート6b側の面を付けるようにして貼り付ける。また、現場に搬入した突起部用防水シート6には、半加硫シート6b側の面に図示せぬ離型紙が貼られており、突起部用防水シート6を貼り付ける際、この離型紙を剥してから貼り付け作業を行なう。
次に、図6、図7に示すように、突起部用防水シート6を、その一部を管状突起部4周りの陸部用防水シート5に重ねさせた状態で、管状突起部4の表面に貼り付ける工程を行なう。このとき、突起部用防水シート6は、乾燥したプライマー面(被貼付面)に半加硫シート6b側の面を付けるようにして貼り付ける。また、現場に搬入した突起部用防水シート6には、半加硫シート6b側の面に図示せぬ離型紙が貼られており、突起部用防水シート6を貼り付ける際、この離型紙を剥してから貼り付け作業を行なう。
ここで、突起部用防水シート貼付工程の具体的な手順について説明する。
まず、図6に示すように、第一の突起部用防水シート6Aを管状突起部4周りの陸部用防水シート5上に敷設する工程を行なう。第一の突起部用防水シート6Aとしては、図9に示すようなドーナツ形状の防水シートを用いる。このドーナツ形状の第一の突起部用防水シート6Aには、中央に向かって切り込み6cが入れられている。この第一の突起部用防水シート6Aは、例えば、図示せぬ大判の突起部用防水シートを円形(例えば直径300mm程度)に切り取り、その円形のシートの中心点に向かって切り込み6cを入れ、その後シートの中心部を円形に切り取ることで製作することができる。ドーナツ形状の第一の突起部用防水シート6Aの内周円(中心部の円)の直径は、管状突起部4の直径の2/3程度になっている。なお、上記した形状の第一の突起部用防水シート6Aは、現場で製作してもよく、予め工場等で製作しておいてもよい。
まず、図6に示すように、第一の突起部用防水シート6Aを管状突起部4周りの陸部用防水シート5上に敷設する工程を行なう。第一の突起部用防水シート6Aとしては、図9に示すようなドーナツ形状の防水シートを用いる。このドーナツ形状の第一の突起部用防水シート6Aには、中央に向かって切り込み6cが入れられている。この第一の突起部用防水シート6Aは、例えば、図示せぬ大判の突起部用防水シートを円形(例えば直径300mm程度)に切り取り、その円形のシートの中心点に向かって切り込み6cを入れ、その後シートの中心部を円形に切り取ることで製作することができる。ドーナツ形状の第一の突起部用防水シート6Aの内周円(中心部の円)の直径は、管状突起部4の直径の2/3程度になっている。なお、上記した形状の第一の突起部用防水シート6Aは、現場で製作してもよく、予め工場等で製作しておいてもよい。
上述した形状の第一の突起部用防水シート6Aは、管状突起部4に被せて管状突起部4の周りに巻くようにして貼り付けられ、切り込み6cの両側の部分が重ね合わせられる。このとき、第一の突起部用防水シート6Aの一部が管状突起部4の下部表面に貼り付けられるようにする。具体的には、第一の突起部用防水シート6Aの内周部分を管状突起部4の下部表面に巻き付けるようにし、管状突起部4の下部表面に対して50mm程度かかるようにする。
次いで、第一の突起部用防水シート6Aの被貼付部の表面にプライマーを塗布して、このプライマーを乾燥させる工程を行なう。このとき、第二の突起部用防水シート6Bの外周から僅かに(10mm程度)はみ出る程度の範囲までプライマーを塗布する。なお、上述したプライマー塗布工程において、管状突起部4の表面のうち、第一の突起部用防水シート6Aがかかる範囲にだけにプライマーを塗布している場合には、第一の突起部用防水シート6Aの表面にプライマーを塗布するとともに第二の突起部用防水シート6Bを貼り付ける管状突起部4の表面にもプライマーを塗布する。また、プライマーとしては、上述したプライマーと同様に、公知のプライマーを用いることができる。
次いで、図7に示すように、第二の突起部用防水シート6Bを管状突起部4の表面に貼り付ける工程を行なう。第二の突起部用防水シート6Bとしては、長方形の防水シートを用いる。上記した形状の第二の突起部用防水シート6Bは、現場で製作してもよく、予め工場等で製作しておいてもよい。
上述した形状の第二の突起部用防水シート6Bは、一方の辺を丸めるようにして管状突起部4に巻き付けて貼り付けられる。このとき、第二の突起部用防水シート6Bの両側部は所定幅(75mm程度)で重ね合わせられる。また、第二の突起部用防水シート6Bの下部は、管状突起部4に巻き付けられた第一の突起部用防水シート6Aの立ち上がり部分に重ねられるとともに、さらに、第一の突起部用防水シート6Aの陸部用防水シート5上の部分にも50mm程度かかるように重ねられる。
以上の工程により、突起部用防水シート6の貼り付けが完了する。
以上の工程により、突起部用防水シート6の貼り付けが完了する。
[突起部クランプ工程]
次に、図8に示すように、管状突起部4の表面に貼り付けられた突起部用防水シート6(第二の突起部用防水シート6B)をクランプ手段7で締め付ける工程を行なう。具体的には、管状突起部4に巻き付けられた第二の突起部用防水シート6Bの上端部分をクランプ手段7で締め付ける。
次に、図8に示すように、管状突起部4の表面に貼り付けられた突起部用防水シート6(第二の突起部用防水シート6B)をクランプ手段7で締め付ける工程を行なう。具体的には、管状突起部4に巻き付けられた第二の突起部用防水シート6Bの上端部分をクランプ手段7で締め付ける。
[シート端部シーリング工程]
また、突起部用防水シート6の端部にシーリング材8を打設する工程を行なう。具体的には、陸部用防水シート5上の第一の突起部用防水シート6Aの外周に沿って第一のシーリング材8Aを打設する。また、管状突起部4に巻き付けられた第二の突起部用防水シート6Bの上端に沿って第二のシーリング材8Bを打設する。
以上の工程により防水構造1を形成する工程が完了する。
また、突起部用防水シート6の端部にシーリング材8を打設する工程を行なう。具体的には、陸部用防水シート5上の第一の突起部用防水シート6Aの外周に沿って第一のシーリング材8Aを打設する。また、管状突起部4に巻き付けられた第二の突起部用防水シート6Bの上端に沿って第二のシーリング材8Bを打設する。
以上の工程により防水構造1を形成する工程が完了する。
上記した工程からなる防水施工法によれば、防水性、耐久性に優れているが柔軟性の乏しいTPOからなる陸部用防水シート5は、管状突起部4の表面に貼り付けることなく、陸部3上にだけ敷設される。したがって、陸部用防水シート5を敷設する際、陸部用防水シート5を管状突起部4に沿って屈曲させたりする必要がなく、陸部用防水シート5は陸部3の表面に沿って延在させるだけである。陸部3上に陸部用防水シート5を敷設した後、管状突起部4の周囲の陸部用防水シート5上に第一の突起部用防水シート6Aが貼り付けられる。この第一の突起部用防水シート6Aは、未加硫シート6aを基材とする柔軟性に優れたシートであるため、第一の突起部用防水シート6Aを貼り付ける際、第一の突起部用防水シート6Aは柔軟に変形し、その一部が管状突起部4にかかるように容易に屈曲されるとともに管状突起部4の下部表面に合致するように変形される。その後、管状突起部4の表面に第二の突起部用防水シート6Bが巻き付けられる。この第二の突起部用防水シート6Bは、未加硫シート6aを基材とする柔軟性に優れたシートであるため、第二の突起部用防水シート6Bを貼り付ける際、第二の突起部用防水シート6Bは柔軟に変形し、管状突起部4の表面に合致するように変形されるとともに、その一部が陸部3上の第一の突起部用防水シート6Aに重ねられるように屈曲される。貼り付けられた第一、第二の突起部用防水シート6A、6Bは、自然加硫により管状突起部4の形状に合致した形状で硬化する。
このように、柔軟性が乏しいTPOからなる陸部用防水シート5を用いて陸部3が防水されているものの、管状突起部4は柔軟性の優れた突起部用防水シート6を用いて防水されているため、管状突起部4に対する防水シートの貼り付け作業に面倒な手間がかからず、作業に熟練を要せず、施工性を向上させることができる。また、従来工法に比べて作業時間を5分の1程度に短縮させることができ、施工コストを抑えることができる。さらに、シワ等が生じ難くなり、美観に優れた防水構造を形成することができる。
また、内周部分が管状突起部4の下部表面にかかるようにして第一の突起部用防水シート6Aを管状突起部4周りの陸部用防水シート5上に敷設した後、下部が第一の突起部用防水シート6Aに重ねられるようにして第二の突起部用防水シート6Bを管状突起部4の表面に巻き付けることで、管状突起部4の部分の防水構造が形成されるので、施工性をより向上させることができるとともに、より美観に優れた防水構造を形成することができる。
また、上記した陸部用防水シート5が、繊維性基布にポリプロピレンから成るマトリックス中に架橋したゴム粒子が分散されてなる熱可塑性エラストマーからなる防水シートであるため、防水性、耐久性の優れた防水シートによる防水施工法を提供することができる。
また、上記した突起部用防水シート6が、エチレン・プロピレンジエンモノマーを主成分とする未加硫シート6aとエチレン・プロピレンジエンモノマーを主成分とする粘着性を有する半加硫シート6bとを積層させた構成からなるため、突起部用防水シート6を貼り付けるのに接着剤等が不要であり、好適な突起部用防水シート6を提供することができる。
また、管状突起部4の表面に貼り付けられた第二の突起部用防水シート6Bをクランプ手段7で締め付けることで、第二の突起部用防水シート6Bは管状突起部4に固定される。これにより、第二の突起部用防水シート6Bが剥がれることを防止することができる。
また、第一の突起部用防水シート6Aの外周にシーリング材8Aが打設されることで、第一の突起部用防水シート6Aと陸部用防水シート5との間が封止される。また、第二の突起部用防水シート6Bの上端にシーリング材8Bが打設されることで、第二の突起部用防水シート6Bと管状突起部4の外周面との間が封止される。これにより、管状突起部4廻りの止水性を向上させることができる。
以上、本発明に係る防水施工法の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記した実施の形態では、第一の突起部用防水シート6Aと第二の突起部用防水シート6Bとを用いて管状突起部4にシート防水を施しているが、本発明は、1枚の突起部用防水シートで突起部にシート防水を施すことも可能であり、また、3枚以上の突起部用防水シートを用いて突起部にシート防水を施すことも可能である。
また、上記した実施の形態では、陸部用防水シート5が、繊維性基布にポリプロピレンから成るマトリックス中に架橋したゴム粒子が分散されてなる熱可塑性エラストマーからなる防水シートであるが、本発明は、上記した構成の防水シート以外のポリプロピレンを主成分とする防水シートを陸部用防水シートとして用いることも可能である。
また、上記した実施の形態では、突起部用防水シート6が、エチレン・プロピレンジエンモノマーを主成分とする未加硫シート6aとエチレン・プロピレンジエンモノマーを主成分とする粘着性を有する半加硫シート6bとを積層させた構成からなるが、本発明は、上記した構成の防水シート以外の防水シートを突起部用防水シートとして用いることも可能である。例えば、未加硫シートのみからなる突起部用防水シートであってもよい。この場合、突起部用防水シートを貼り付ける際に接着剤を塗って貼り付ける。また、未加硫シートや半加硫シートの主成分がエチレン・プロピレンジエンモノマー以外であってもよい。例えば、ブチルゴムを主成分とする未加硫シートを基材とする防水シートを突起部用防水シートとして用いることも可能である。
また、上記した実施の形態では、管状突起部4に巻き付けられた第二の突起部用防水シート6Bの上部をクランプ手段7によって締め付けているが、本発明は、クランプ手段による締め付けを省略することが可能である。例えば、突起部の表面に対する突起部用防水シートの接着性が高い場合はクランプ手段を省略することができる。
また、上記した実施の形態では、第一の突起部用防水シート6Aの外周にシーリング材8Aを打設するとともに、第二の突起部用防水シート6Bの上端にシーリング材8A、8Bを打設しているが、本発明は、第一の突起部用防水シート6Aの外周または第二の突起部用防水シート6Bの上端の何れか一方にだけシーリング材8を打設してもよい。さらに、突起部用防水シート6の端部にシーリング材8を打設しなくてもよい。例えば、突起部用防水シートの接着性が高い場合にはシーリングを省略することができる。
また、上記した実施の形態では、陸部3の表面からパイプ等の管状突起部4が突出した構成の被防水部分2にシート防水を施す防水施工法について説明しているが、本発明は、管状の突起部に限定されず、如何なる形状の突起部であってもよい。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
2 被防水部分
3 陸部
4 管状突起部(突起部)
5 陸部用防水シート
6 突起部用防水シート
6A 第一の突起部用防水シート
6B 第二の突起部用防水シート
6a 未加硫シート
6b 半加硫シート
7 クランプ手段
8 シーリング材
3 陸部
4 管状突起部(突起部)
5 陸部用防水シート
6 突起部用防水シート
6A 第一の突起部用防水シート
6B 第二の突起部用防水シート
6a 未加硫シート
6b 半加硫シート
7 クランプ手段
8 シーリング材
Claims (6)
- 陸部の表面から突起部が突出された被防水部分にシート防水を施す防水施工法において、
前記被防水部分の表面にプライマーを塗布して該プライマーを乾燥させる工程と、
ポリプロピレンを主成分とする陸部用防水シートを、前記突起部に貼り付けずに、前記陸部の表面に敷設する工程と、
未加硫シートを基材とする突起部用防水シートを、その一部を前記突起部周りの陸部用防水シートに重ねさせた状態で、前記突起部の表面に貼り付ける工程と、
を備えることを特徴とする防水施工法。 - 請求項1記載の防水施工法において、
前記突起部用防水シートを前記突起部に貼り付ける工程は、
切り込みが入れられた第一の突起部用防水シートを、その一部を前記突起部の下部表面に貼り付けた状態で、前記突起部周りの前記陸部用防水シート上に敷設する工程と、
少なくとも前記第一の突起部用防水シートの被貼付部の表面にプライマーを塗布して該プライマーを乾燥させる工程と、
第二の突起部用防水シートを、その一部を前記第一の突起部用防水シートに重ねさせた状態で、前記突起部の少なくとも一部の表面に貼り付ける工程と、
を備えることを特徴とする防水施工法。 - 請求項1または2記載の防水施工法において、
前記陸部用防水シートが、繊維性基布にポリプロピレンから成るマトリックス中に架橋したゴム粒子が分散されてなる熱可塑性エラストマーからなる防水シートであることを特徴とする防水施工法。 - 請求項1から3のいずれか記載の防水施工法において、
前記突起部用防水シートが、エチレン・プロピレンジエンモノマーを主成分とする未加硫シートとエチレン・プロピレンジエンモノマーを主成分とする粘着性を有する半加硫シートとを積層させた構成からなることを特徴とする防水施工法。 - 請求項1から4のいずれか記載の防水施工法において、
前記突起部の表面に貼り付けられた前記突起部用防水シートをクランプ手段で締め付ける工程を備えることを特徴とする防水施工法。 - 請求項1から5のいずれか記載の防水施工法において、
前記突起部用防水シートの端部にシーリング材を打設する工程を備えることを特徴とする防水施工法。
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