JP2008168654A - 車両用液圧マスタシリンダ - Google Patents

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Genichi Hatagoshi
弦一 波多腰
Yoichi Hiramori
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Abstract

【課題】ピストンのストロークを簡単な構造で規制し、リターンスプリングの弾発力の低下を防止することのできる液圧マスタシリンダを提供する。
【解決手段】シリンダ孔4dの底壁中心部に、ガイドピン装着凹部4gを形成する。ガイドピン12は、ガイドピン装着凹部4gに嵌合する嵌合突部12aと、ユニオン孔10を閉塞しない外径で、底壁4eに当接する大径フランジ部12bと、大径フランジ部12bの外周に周設され、シリンダ孔開口部側に突出してピストン7の先端部に当接する環状突部12cと、大径フランジ部12bからシリンダ軸方向に突出するガイド軸部12dとを一体に形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車や自動二・三輪車を始めとする各種走行車両で、ブレーキやクラッチを液圧で作動する液圧マスタシリンダに係り、詳しくは、シリンダ孔底部に設けたガイドピンとピストンをシリンダ孔開口部側に付勢するリターンスプリングとをピストンにオーバーラップさせて設けた液圧マスタシリンダに関する。
従来、車両用液圧マスタシリンダには、液圧マスタシリンダに形成したシリンダ孔の底壁外周側にユニオン孔を開口させ、前記シリンダ孔の底壁にシリンダ孔開口部側に突出するガイドピンを設け、ピストンの前記底壁側に前記ガイドピンを収容可能なガイド孔を形成するとともに、前記ガイドピンの基部と前記ガイド孔の底面との間にリターンスプリングを配設したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、上述のようにガイドピンとリターンスプリングとをピストンにオーバーラップさせる構造を有する液圧マスタシリンダで、シリンダ孔底壁側の周壁に段部を形成するとともに、前記ピストンに先端側小径軸部と先端側大径軸部とを形成し、該先端側大径軸部をシリンダ孔の段部に当接させることによりピストンのストロークを規制するものがある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2005−22533号公報 実開平4−101030号公報
しかし、上述の特許文献1のものでは、ピストンのストロークを規制する部材を特に設けていないことから、ピストンの先端がシリンダ孔の底壁に当接するまで過度にストロークすると、リターンスプリングが設定よりも過度に圧縮されてその弾発力が低下する虞があった。
さらに特許文献2のものでは、シリンダ孔に設けた段部とピストンの先端側大径軸部との当接によりピストンのストロークの規制は行えるが、シリンダ孔に段部を加工する等、加工工数が増えコストが嵩んでいた。
そこで本発明は、簡単な構造でピストンのストロークを規制し、リターンスプリングの弾発力の低下を防止することのできる液圧マスタシリンダを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため本発明は、液圧マスタシリンダに形成したシリンダ孔の底壁外周側にユニオン孔を開口させ、前記シリンダ孔の底壁にシリンダ孔開口部側に突出するガイドピンを設け、ピストンの前記底壁側に前記ガイドピンを収容可能なガイド孔を形成するとともに、前記ガイドピンの基部と前記ガイド孔の底面との間にリターンスプリングを配設した車両用液圧マスタシリンダにおいて、前記シリンダ孔の底壁中心部と前記ガイドピンのいずれか一方に装着凹部を、他方に該装着凹部に嵌合する嵌合突部をそれぞれ形成し、前記ガイドピンは、前記ユニオン孔を閉塞しない外径で、前記底壁に当接する大径フランジ部と、該大径フランジ部の外周に周設され、シリンダ孔開口部側に突出して前記ピストンの先端部に当接する環状突部と、前記大径フランジ部からシリンダ軸方向に突出するガイド軸部とを一体に形成したことを特徴とし、前記ピストンの先端部には、前記ガイドピンの環状突部と同径の先端小径部を形成すると好適である。
本発明は上述のように構成されることにより、ピストンのシリンダ孔底壁側の先端部と、ガイドピンの環状突部とが当接することによりピストンのストロークを規制することができ、リターンスプリングが過度に圧縮されて弾発力が低下することを防止できる。また、ピストンのストロークを規制する環状突部は、ガイドピンに一体に形成されることから、シリンダ孔やピストンに特別の加工を施す必要がなく、大幅にコストを低減させることができる。
さらに、ピストンの先端小径部とガイドピンの環状突部とを同径に形成したことにより、ピストンの先端とガイドピンの環状突部とを確実に当接させて、ピストンのストロークの規制を行うことができる。
以下、本発明をバーハンドル車両の前輪用液圧マスタシリンダに適用した一形態例を図面に基づいて詳しく説明する。図1は図2のI−I断面図、図2は液圧マスタシリンダ装置をバーハンドル車両のハンドルバーに取り付けた状態を示す平面図である。
バーハンドル車両の車体前部で前輪を操向するハンドルバー1には、右端のアクセルグリップ2の内側位置に、前輪ブレーキ用の液圧マスタシリンダ装置3が取り付けられている。液圧マスタシリンダ装置3は、ハンドルバー1をシリンダボディ4aの車体取付腕4bとブラケット5とで包持して、ハンドルバー1の車体前部側にボルト止めされる液圧マスタシリンダ4と、シリンダボディ4aの前部に突出する上下一対のレバーホルダー4c,4cに保持される操作レバー6とから成っている。
液圧マスタシリンダ4のシリンダボディ4aには、有底のシリンダ孔4dが車体右端を開口して設けられ、該シリンダ孔4dの開口側に、ピストン7がカップシール8a,8bを用いて液密に挿通され、ピストン7とシリンダ孔4dの底壁4eとの間に液圧室9が画成されている。シリンダ孔4dの底壁4eの外面一側部にはボス部4fが突設され、該ボス部4fにシリンダ孔4dの底壁外周部に開口するユニオン孔10が形成されている。また、シリンダボディ4の上部には、シリンダ孔4d内に作動液を供給するリザーバ11が設けられている。
シリンダ孔4dの底壁4eの内面中心部には、ガイドピン装着凹部4g(本発明の装着凹部)が形成され、該ガイドピン装着凹部4gには、シリンダ軸方向に突出するガイドピン12が装着されている。ガイドピン12は、ガイドピン装着凹部4gに嵌合する嵌合突部12aと、ユニオン孔10を閉塞しない外径を備え、底壁4eに当接する大径フランジ部12bと、大径フランジ部12bの外周に周設されシリンダ孔開口部側に突出する環状突部12cと、大径フランジ部12bの中心からシリンダ軸方向に突出するガイド軸部12dとを合成樹脂によって一体に形成している。
ピストン7には、シリンダ孔底壁側に開口するシリンダ軸方向のガイド孔7aが形成されている。該ガイド孔7aの底面7eと前記ガイドピン12のガイド軸部12dの基部12eとの間には、リターンスプリング13が配設され、該リターンスプリング13の弾発力によって、非作動時のピストン7をシリンダ孔4dの開口部方向へ付勢している。さらに、ピストン7のシリンダ孔底壁側とシリンダ孔開口部側には、前記カップシール8a,8bの装着溝7b,7cが形成され、シリンダ孔底壁側の装着溝7bよりもシリンダ孔底壁側の先端部には、先端小径部7dが形成されている。また、先端小径部7dと前記ガイドピン12の環状突部12cとは同径に形成されている。
操作レバー6は、ピボット14によって前記レバーホルダー4c,4c間に回動可能に軸着される回動基部6aと、アクセルグリップ2の車体前方に略沿って配設される操作部6bと、ハンドルバー側に突出した作用腕6cと、シリンダボディ4aの外周面に当接して操作レバー6の回動を規制するストッパ部6dとを有している。この操作レバー6は、レバーホルダー4c,4cの間に回動基部6aを差し込み、ピボット14とを挿入することにより、ピボット14回りに回動可能に軸着された状態となる。液圧マスタシリンダ4に装着された操作レバー6は、作用腕6cとピストン7の後端部とが前記リターンスプリング13の弾発力により当接した状態となるとともに、操作レバー6の非操作時の位置は、ストッパ部6dとシリンダボディ4aとの当接によって設定され、これによりピストン7の後退限も規制される。
このように形成された液圧マスタシリンダ装置3は、操作レバー6をピボット14を支点にアクセルグリップ方向へ回動させると、作用腕6cがピストン7の後端部をシリンダ孔4dの底壁方向へ押し込む。ピストン7は、ガイド孔7aにガイドピン12のガイド軸部12dを収容して行くとともにリターンスプリング13を圧縮しながらシリンダ孔4dの底壁方向へ移動し、液圧室9の作動液が昇圧してユニオン孔10を介してフロントブレーキに供給され、前輪が制動される。このとき、ピストン7のシリンダ孔4dの底壁方向へのストロークは、ピストン7の先端小径部7dとガイドピン12の環状突部12cとが当接すること(図1の二点鎖線の位置)により規制され、リターンスプリング13が、設定よりも過度に圧縮されることがなく、常に適正な弾発力を発揮させることができる。
上述のように本形態例では、ピストン7のストロークの規制は、ガイドピン12に設けた環状突部12cとピストン7の先端小径部7dが当接することによって行われるので、簡単な構造でストロークの規制ができ、また、環状突部12cは、合成樹脂によって形成されるガイドピン12に一体に形成され、ピストン7のストロークの規制のために、シリンダ孔4dやピストン7に特別の加工をする必要がないことからコストの低減を図ることができる。さらに、ガイドピン12の環状突部12cとピストン7の先端小径部7dとを同径に形成したことから、環状突部12cと先端小径部7dとを確実に当接させて、ピストンのストロークの規制を行うことができる。
尚、本発明は、上述の形態例のようにバーハンドル車両の前輪用液圧マスタシリンダに適用するものに限らず、ガイドピンとリターンスプリングとをピストンにオーバーラップさせる構造を有する液圧マスタシリンダであれば、クラッチ用の液圧マスタシリンダを始め、どのような液圧マスタシリンダにも適用できる。また、ピストンの先端部とガイドピンの環状突部とは、当接可能であれば異径であっても差し支えない。さらに、本形態例ではシリンダ孔の底壁中心部に装着凹部を設け、ガイドピンに前記装着凹部に嵌合する嵌合突部を形成しているが、本願はこれに限らず、ガイドピンに装着凹部を設け、シリンダ孔の底壁中心部に前記装着凹部に嵌合する嵌合突部を形成してもよい。また、ガイドピンを形成する材料も任意である。
図1は図2のI−I断面図である。 本発明の一形態例を示す液圧マスタシリンダ装置をバーハンドル車両のハンドルバーに取り付けた状態を示す平面図である。
符号の説明
1…ハンドルバー、2…アクセルグリップ、3…液圧マスタシリンダ装置、4…液圧マスタシリンダ、4a…シリンダボディ、4b…車体取付腕、4c…レバーホルダー、4d…シリンダ孔、4e…底壁、4f…ボス部、4g…ガイドピン装着凹部、5…ブラケット、6…操作レバー、6a…回動基部、6b…操作部、6c…作用腕、6d…ストッパ部、7…ピストン、7a…ガイド孔、7b,7c…装着溝、7d…先端小径部、7e…底面、8a,8b…カップシール、9…液圧室、10…ユニオン孔、11…リザーバ、12…ガイドピン、12a…嵌合突部、12b…大径フランジ部、12c…環状突部、12d…ガイド軸部、12e…基部、13…リターンスプリング、14…ピボット

Claims (2)

  1. 液圧マスタシリンダに形成したシリンダ孔の底壁外周側にユニオン孔を開口させ、前記シリンダ孔の底壁にシリンダ孔開口部側に突出するガイドピンを設け、ピストンの前記底壁側に前記ガイドピンを収容可能なガイド孔を形成するとともに、前記ガイドピンの基部と前記ガイド孔の底面との間にリターンスプリングを配設した車両用液圧マスタシリンダにおいて、前記シリンダ孔の底壁中心部と前記ガイドピンのいずれか一方に装着凹部を、他方に該装着凹部に嵌合する嵌合突部をそれぞれ形成し、前記ガイドピンは、前記ユニオン孔を閉塞しない外径で、前記底壁に当接する大径フランジ部と、該大径フランジ部の外周に周設され、シリンダ孔開口部側に突出して前記ピストンの先端部に当接する環状突部と、前記大径フランジ部からシリンダ軸方向に突出するガイド軸部とを一体に形成したことを特徴とする車両用液圧マスタシリンダ。
  2. 前記ピストンの先端部には、前記ガイドピンの環状突部と同径の先端小径部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用液圧マスタシリンダ。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01154062U (ja) * 1988-04-19 1989-10-24
JP2001063546A (ja) * 1999-08-27 2001-03-13 Honda Motor Co Ltd 車両のマスタシリンダ装置

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