JP2003083214A - バーハンドル車両のエンジン始動装置 - Google Patents

バーハンドル車両のエンジン始動装置

Info

Publication number
JP2003083214A
JP2003083214A JP2001269307A JP2001269307A JP2003083214A JP 2003083214 A JP2003083214 A JP 2003083214A JP 2001269307 A JP2001269307 A JP 2001269307A JP 2001269307 A JP2001269307 A JP 2001269307A JP 2003083214 A JP2003083214 A JP 2003083214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
brake lever
interlock switch
actuator
interlock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001269307A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Iwasaki
勝 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP2001269307A priority Critical patent/JP2003083214A/ja
Publication of JP2003083214A publication Critical patent/JP2003083214A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーハンドル車両の車輪に制動力が確実に作
用した状態でエンジンがかかるようにする。部品共通化
を図る。 【解決手段】 エンジン始動装置35にインターロック
スイッチ8とインターロックスイッチ作動手段9とを設
ける。インターロックスイッチ8に、スイッチケース3
0と作動子31とを設ける。インターロックスイッチ作
動手段9に、押し駒部材32と弾発部材33とを設け
る。弾発部材33の弾発力を、作動子31の突出力より
も大きく設定し、ブレーキレバー3を握り操作しない非
作動時には、押し駒部材32の先端32aを作動子31
の先端に当接させて、インターロックスイッチ8をOF
Fする。ブレーキレバー3の握り操作で車輪に制動力が
発生するのに伴って、作動子31と押し駒部材32の先
端同士を離間させ、スイッチケース30から作動子31
を突出させてインターロックスイッチ8をONすること
により、エンジンの始動を許可する。インターロックス
イッチ8とストップランプスイッチ7に同一構成部品を
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体前部に操向用
のハンドルバーを備える自動二輪車や自動三輪車,三・
四輪バギー車,スノーモビル等のバーハンドル車両に係
り、詳しくは、ブレーキレバーを握り操作しながらエン
ジンを始動するようにしたバーハンドル車両のエンジン
始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、小型バイク等にあっては、エンジ
ンから後輪への動力伝達装置と自動変速装置とを一体化
したユニットが用いられているが、セル・スタータ・ス
イッチ(以下、セルスイッチという)をONしながら急
激にアクセルグリップを開くと、駆動輪である後輪に高
回転を生じるため、例えば特公昭56−29113号公
報に示されるようなエンジン始動装置が提案されてい
る。
【0003】この技術は、ブレーキレバーの基部近傍で
ハンドルバーに付設されたストップランプスイッチをセ
ルスイッチに接続したもので、左右のブレーキレバーの
いずれか一方を握り操作して前輪または後輪に制動力を
かけながら、この握り操作に連動するストップランプス
イッチのONにより、セルスイッチをONしてエンジン
を始動するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなエンジン始動装置に利用されるストップランプスイ
ッチは、ブレーキ操作の開始を後方の車両へ速やかに知
らせるという目的から、車輪に制動力が作用するよりも
前にONするように設定されている。
【0005】例えば、液圧マスタシリンダを用いた液圧
式のブレーキでは、液圧マスタシリンダのピストンが、
ブレーキレバーの握り操作によって、非作動位置からリ
ザーバとの連通孔であるリリーフポートまでの無効スト
ロークを移動し、さらにリリーフポートの閉塞後に液圧
室で発生した液圧をブレーキへ供給することにより制動
作用が行われるが、ストップランプスイッチのON動作
は、ピストンが無効ストロークを移動する範囲内に設定
されている。
【0006】このため、ストップランプスイッチのON
に基づいてエンジンが始動するタイミングと、車輪に制
動力が作用するタイミングとが若干ずれることとなる。
このタイムラグは、実質的に極めて僅かではあるが、エ
ンジンの始動は車輪に充分な制動力が作用した状態で行
われることが望ましい。
【0007】本発明は、このような実情を背景にしてな
されたもので、その目的とするところは、車輪に制動力
が確実に作用した状態でエンジンを始動するようにした
バーハンドル車両のエンジン始動装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的に
従って、ハンドルバーの車体前部側に枢支されるブレー
キレバーの握り操作によって、エンジンの始動を許可す
るようにしたバーハンドル車両のエンジン始動装置にお
いて、該エンジン始動装置は、前記ハンドルバーとブレ
ーキレバーのいずれか一方に付設されるインターロック
スイッチと、他方に付設されるインターロックスイッチ
作動手段とを備え、前記インターロックスイッチに、前
記ハンドルバーとブレーキレバーのいずれか一方に固着
されるスイッチケースと、該スイッチケースに出没自在
に収容される作動子とを設け、前記インターロックスイ
ッチ作動手段には、前記ハンドルバーとブレーキレバー
の他方に、先端を前記作動子の先端に当接させて収容さ
れる押し駒部材と、前記ブレーキレバーの握り操作で、
前記インターロックスイッチとインターロックスイッチ
作動手段とが遠ざかるに連れて、前記押し駒部材を前記
ハンドルバーとブレーキレバーの他方から送り出す弾発
部材とを設け、該弾発部材から前記押し駒部材を通して
前記作動子へ作用する弾発力を、該作動子の突出力より
も大きく設定するとともに、前記ブレーキレバーの握り
操作で車輪に制動力が発生するのに伴って、前記作動子
と押し駒部材の先端同士が離間し、該押し駒部材による
押し込みを解かれた前記作動子が、前記スイッチケース
を突出して前記インターロックスイッチがONすること
により、前記エンジンの始動を許可するよう設定したこ
とを特徴としている。
【0009】インターロックスイッチは、ブレーキレバ
ーの基部近傍で前記ハンドルバーに付設されるストップ
ランプスイッチと同一に構成することもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態例をバーハ
ンドル車両の後輪用ハンドブレーキ装置に適用した図面
に基づいて説明する。図中、図1〜図8は本発明の第1
形態例を示し、図1は図2の要部拡大図、図2は非作動
状態のハンドブレーキ装置の一部断面平面図、図3は図
2の要部拡大図、図4は図3のIV−IV断面矢視図、
図5はストップランプスイッチがONした状態のハンド
ブレーキ装置の一部断面平面図、図6はインターロック
スイッチがONした状態のハンドブレーキ装置の一部断
面平面図、図7は図6の要部拡大図、図8はエンジン始
動装置の概略回路図である。また、図9は本発明の第2
形態例を示すハンドブレーキ装置の一部断面左側面図で
ある。
【0011】図1〜図8に示す第1形態例は、バーハン
ドル車両の車体前部で前輪を操向するハンドルバー1の
左側に、後輪ブレーキ用のハンドブレーキ装置2が取着
されている。ハンドブレーキ装置2は、ブレーキレバー
3と、該ブレーキレバー3の回動力を液圧に変換する液
圧マスタシリンダ4とを備え、該液圧マスタシリンダ4
の液圧室5で発生した液圧で後輪ブレーキを作動する液
圧式で、液圧マスタシリンダ4のシリンダボディ6には
ストップランプスイッチ7とインターロックスイッチ8
とが付設され、またブレーキレバー3の基部近傍にイン
ターロックスイッチ作動手段9が付設されている。
【0012】ブレーキレバー3は、液圧マスタシリンダ
4のシリンダボディ6から上下一対で突出するレバーホ
ルダ6a,6aの間に回動基部3aを挟んで、カラー1
1とピボット12及びナット13とで回動可能に軸支さ
れている。回動基部3a周りには、ハンドルバー左端の
固定グリップ14の車体前部側へ延びる握り操作部3b
と、液圧マスタシリンダ4のピストン15の後端側へ突
出する作用腕3cと、シリンダボディ6の車体前部側下
方をシリンダボディ6と平行に突出する回動規制腕3d
とが連設されている。回動規制腕3dの回動基部3a寄
りには、車体後部側を小径に絞った段付きの装着孔16
が貫通形成されており、該装着孔16に上述のインター
ロックスイッチ作動手段9が装着されている。
【0013】液圧マスタシリンダ4は、シリンダボディ
6と一体の取付けブラケット6bとホルダ17及びボル
ト18とを用いて、固定グリップ14の車体内側位置に
固着されており、シリンダボディ6の下面に垂設された
取り付け片6cにストップランプスイッチ7とインター
ロックスイッチ8とが車体幅方向に並べて固着されてい
る。
【0014】シリンダボディ6の上部にはリザーバ20
が一体に設けられており、該リザーバ20とシリンダボ
ディ6の内部にブレーキレバー側へ開口して設けられた
有底のシリンダ孔21とを、リリーフポート22及びサ
プライポート23とで連通している。シリンダ孔21に
は、上述のピストン15がプライマリカップ24とセコ
ンダリカップ25とを介して液密且つ移動可能に内挿さ
れており、ピストン15とシリンダ孔21の底壁との間
に液圧室5が画成されている。
【0015】シリンダ孔21の底壁には、ユニオン孔2
6が液圧室5に連通して設けられており、該ユニオン孔
26と後輪ブレーキとをブレーキホース(いずれも図示
せず)で連結して、ブレーキレバー3の握り操作によっ
て液圧室5に発生した液圧を、ユニオン孔26から後輪
ブレーキへ供給するようにしている。
【0016】液圧室5には、コイル状の戻しばね27が
ピストン15とシリンダ孔21の底壁間に縮設されてお
り、ピストン15は、戻しばね27の弾発力によってシ
リンダ孔21を開口部方向へ付勢され、シリンダ孔21
の開口端より突出するピストン15の後端部をブレーキ
レバー3の作用腕3cに当接させて、ブレーキレバー3
をピボット12周りに非作動方向(図1〜図3,図5〜
図7の時計方向)へ回動し、回動規制腕3dをシリンダ
ボディ6の車体前部側壁に当接させて、ブレーキレバー
3とピストン15の後退限が規制される(図2,3)。
【0017】図2,3の非作動状態では、ブレーキレバ
ー3の握り操作部3bと固定グリップ14との間に所定
の握り代が設定され、またピストン15のプライマリカ
ップ24がリリーフポート22よりもシリンダ孔21を
開口部側へ無効ストロークL1分後退していて、液圧室
5とリザーバ20内の作動液がリリーフポート22及び
サプライポート23を通して流通できるようになってい
る。
【0018】ストップランプスイッチ7とインターロッ
クスイッチ8には、シリンダボディ6下面の取り付け片
6cに固着されるスイッチケース30と、該スイッチケ
ース30に出没自在に収容される作動子31と、スイッ
チケース30の内部で作動子31を車体前部方向へ付勢
するばね等の弾発部材(図示せず)とを備えた同一部品
が用いられている。
【0019】ストップランプスイッチ7とインターロッ
クスイッチ8は、作動子31が外部からの押圧を受けな
い自由状態にあって、弾発部材が作動子31の先端をス
イッチケース30から車体前方へ突出させてONし、ま
たブレーキレバー3が図2,3の非作動状態へ回動し
て、回動規制腕3dがシリンダボディ6の車体前部側壁
に当接した際には、回動規制腕3dが作動子31の先端
をスイッチケース30の内部に押し込んでOFFする。
【0020】インターロックスイッチ作動手段9は、ブ
レーキレバー3の装着孔16の車体後部側と車体前部側
に押し駒部材32と弾発部材33とを収容し、さらに装
着孔16の弾発部材33よりも車体前部側に止め輪34
を係着して構成されており、押し駒部材32と止め輪3
4との間に縮設された弾発部材33の弾発力を押し駒部
材32に付与して、押し駒部材32の先端32aを装着
孔16から車体後部側へ突出させるようにしている。
【0021】インターロックスイッチ8の作動子31と
インターロックスイッチ作動手段9の押し駒部材32
は、ピボット12を中心とする同一円周上に配設されて
おり、ブレーキレバー3が非作動方向(図1〜図3,図
5〜図7の時計方向)へ所定量回動すると、作動子31
と押し駒部材32の先端同士が当接し、またブレーキレ
バー3が作動方向(図1〜図3,図5〜図7の反時計方
向)へ所定量回動すると、押し駒部材32が作動子31
から離れるようになっている。
【0022】インターロックスイッチ作動手段9の弾発
部材33にはコイルばねが用いられており、その弾発力
は、液圧室5の戻しばね27よりは小さく、またストッ
プランプスイッチ7とインターロックスイッチ8の作動
子31の突出力よりは大きく設定されている。
【0023】これにより、ブレーキレバー3の回動規制
腕3dがシリンダボディ6の車体前部側壁から車体前部
方向へやや離れ、且つインターロックスイッチ8の作動
子31とインターロックスイッチ作動手段9の押し駒部
材32の先端同士が当接した状態では、ストップランプ
スイッチ7とインターロックスイッチ8の作動子31,
31がそれぞれスイッチケース30の内部方向へ押し込
まれている。また、回動規制腕3dがシリンダボディ6
の車体前部側壁に当接したブレーキレバー3の非作動状
態(図2,3)では、ストップランプスイッチ7とイン
ターロックスイッチ8の弾発部材が最大限に圧縮される
ため、インターロックスイッチ作動手段9の押し駒部材
32が装着孔16の内部へやや押し込まれた状態とな
る。
【0024】図8は、エンジン始動装置35の概略回路
図を示しており、インターロックスイッチ8は、右ブレ
ーキレバーの基部周辺に配設される前輪ブレーキ用のイ
ンターロックスイッチ36と、アクセルグリップの近傍
に位置するセルスイッチ37と、車体周りに配設される
スタータモータ38及びバッテリ39とともにリード線
40にて接続されている。この回路では、後輪用及び前
輪用のインターロックスイッチ8,36が並列に接続さ
れており、インターロックスイッチ8,36のいずれか
一方がONした状態でセルスイッチ37をONすること
により、スタータモータ38が始動するようになってい
る。
【0025】次に、以上のように構成される本形態例の
作動を説明する。ブレーキレバー3を握り操作をしない
非作動時状態では、図2,3に示すように、ブレーキレ
バー3の回動規制腕3dがシリンダボディ6の車体前部
側壁に当接していて、ブレーキレバー3と液圧マスタシ
リンダ4のピストン15の後退限が規制されており、液
圧マスタシリンダ4のピストン15とリリーフポート2
2との間に無効ストロークL1が設定されている。
【0026】また、ストップランプスイッチ7は、作動
子30が回動規制腕3dの押動によってスイッチケース
30の内部へ押し込まれ、さらにインターロックスイッ
チ8は、インターロックスイッチ作動手段9の押し駒部
材32の押動によってスイッチケース30の内部に押し
込まれており、それぞれOFFしている。したがって、
このようなインターロックスイッチ8とインターロック
スイッチ作動手段9のOFF状態でセルスイッチ37を
ONしても、スタータモータ38は始動しない。
【0027】図1及び図5は、ブレーキレバー3の握り
操作を開始して、作用腕3cが液圧マスタシリンダ4の
ピストン15をシリンダ孔21の底部方向へ押動し、ピ
ストン15とリリーフポート22間の無効ストロークL
1が埋められた状態を示している。
【0028】この状態において、ブレーキレバー3の回
動規制腕3dは、シリンダボディ6の車体前部側壁を離
れて車体前部方向へ回動し、ピボット12から遠く離れ
たストップランプスイッチ7では、回動規制腕3dとの
間隔が大きく拡がるため、スイッチケース30から作動
子31が突出して車体後部のブレーキランプがONす
る。
【0029】また、ピボット12寄りに位置するインタ
ーロックスイッチ8では、回動規制腕3dとの間隔がス
トップランプスイッチ7よりも狭く、さらに回動規制腕
3dが車体前部方向へ回動するのに連れて、インターロ
ックスイッチ作動手段9の押し駒部材32が弾発部材3
3の弾発力で押し出され、弾発部材33がインターロッ
クスイッチ8の作動子31の突出を規制しているため、
インターロックスイッチ8はOFF状態が継続してい
る。
【0030】図6及び図7は、図1及び図5のブレーキ
レバー3をさらに握り込み、液圧マスタシリンダ4のピ
ストン15を押動して液圧室21に液圧を発生させた状
態を示しており、液圧室21の発生液圧をユニオン孔2
6から後輪ブレーキへ供給して後輪を制動している。
【0031】インターロックスイッチ8では、回動規制
腕3dとの間隔が図1よりも拡がるため、インターロッ
クスイッチ作動手段9の押し駒部材32が弾発部材33
の弾発力によって最大限に押し出されたのち、回動規制
腕3dがさらに車体前部方向へ回動することにより、押
し駒部材32の先端がインターロックスイッチ8の作動
子31の先端から離間する。これにより、作動子31が
スイッチケース30から突出してインターロックスイッ
チ8がONし、この状態でセルスイッチ37をONする
ことにより、スタータモータ38が始動する。
【0032】このように、本形態例の後輪ブレーキ用ハ
ンドブレーキ装置2は、ストップランプスイッチ7を液
圧マスタシリンダ4のピストン15が無効ストロークL
1を移動して間にONさせて、ブレーキ操作の開始をブ
レーキランプの点灯によって後方の車両へ早期に報知す
るようにしながら、後輪に充分な制動力がかかった状態
でスタータモータ38を始動させることができるように
なる。また、ストップランプスイッチ7とインターロッ
クスイッチ8に同一部品を用いるので、部品の共用化に
よる取り付け性,メンテナンス性並びに保守管理の向上
と、大幅なコストダウンが図れる。
【0033】図9に示す第2形態例では、ストップラン
プスイッチ7とインターロックスイッチ8とをシリンダ
ボディ6の取り付け片6cに上下に重ねて固着し、イン
ターロックイッチ作動手段9をインターロックスイッチ
8に対応させて、ブレーキレバー3の装着孔16に装着
した点で第1形態例と異なっており、本形態例も第1形
態例と同様の効果を奏する。
【0034】なお、上述の第1,第2形態例では、イン
ターロックスイッチをハンドルバー側に、インターロッ
クイッチ作動手段をブレーキレバー側にそれぞれ設けて
説明したが、本発明は、これらを逆に設定することもで
きる。また、インターロックスイッチのON動作タイミ
ングは、液圧マスタシリンダピストンが無効ストローク
を埋めて、液圧室に発生した液圧で前輪または後輪のい
ずれかに制動力がかかった状態であればよい。
【0035】インターロックスイッチ作動手段の弾発部
材には、形態例で示したコイルばね以外の形式のばね部
材や、ゴムまたは軟質合成樹脂を用いることができ、ま
た圧縮型のみならず、引っ張り型であってもよい。さら
に本発明は、牽引手段にワイヤケーブルやロッド等を用
いた機械式ブレーキにも適用が可能であり、また前輪用
のブレーキ装置に用いることもできる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバーハン
ドル車両エンジン始動装置によれば、ブレーキレバーの
操作開始を従前通り早期に報知するようにしながら、車
輪に充分な制動力がかかった状態でスタータモータを始
動させることができるようになる。また、ストップラン
プスイッチとインターロックスイッチを同一部品とする
ことにより、部品の共用化による取り付け性,メンテナ
ンス性並びに保守管理の向上と、大幅なコストダウンが
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1形態例を示す図2の要部拡大図
【図2】 本発明の第1形態例を示す非作動状態のハン
ドブレーキ装置の一部断面平面図
【図3】 本発明の第1形態例を示す図2の要部拡大図
【図4】 本発明の第1形態例を示す図3のIV−IV
断面矢視図
【図5】 本発明の第1形態例を示すストップランプス
イッチがONした状態のハンドブレーキ装置の一部断面
平面図
【図6】 本発明の第1形態例を示すインターロックス
イッチがONした状態のハンドブレーキ装置の一部断面
平面図
【図7】 本発明の第1形態例を示す図6の要部拡大図
【図8】 本発明の第1形態例を示すエンジン始動装置
の概略回路図
【図9】 本発明の第2形態例を示すハンドブレーキ装
置の一部断面左側面図
【符号の説明】
1…ハンドルバー、2…後輪ブレーキ用のハンドブレー
キ装置、3…ブレーキレバー、3a…回動基部、3b…
握り操作部、3c…作用腕、3d…回動規制腕、4…液
圧マスタシリンダ、5…液圧室、6…シリンダボディ、
7…ストップランプスイッチ、8…インターロックスイ
ッチ、9…インターロックスイッチ作動手段、12…ピ
ボット、14…固定グリップ、16…装着孔、20…リ
ザーバ、21…シリンダ孔、22…リリーフポート、2
3…サプライポート、27…戻しばね、30…スイッチ
ケース、31…作動子、32…押し駒部材、32a…先
端、33…弾発部材、34…止め輪、35…エンジン始
動装置、36…前輪ブレーキ用のインターロックスイッ
チ、37…セルスイッチ、38…スタータモータ、39
…バッテリ、40…リード線、L1…無効ストローク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルバーの車体前部側に枢支される
    ブレーキレバーの握り操作によって、エンジンの始動を
    許可するようにしたバーハンドル車両のエンジン始動装
    置において、該エンジン始動装置は、前記ハンドルバー
    とブレーキレバーのいずれか一方に付設されるインター
    ロックスイッチと、他方に付設されるインターロックス
    イッチ作動手段とを備え、前記インターロックスイッチ
    に、前記ハンドルバーとブレーキレバーのいずれか一方
    に固着されるスイッチケースと、該スイッチケースに出
    没自在に収容される作動子とを設け、前記インターロッ
    クスイッチ作動手段には、前記ハンドルバーとブレーキ
    レバーの他方に、先端を前記作動子の先端に当接させて
    収容される押し駒部材と、前記ブレーキレバーの握り操
    作で、前記インターロックスイッチとインターロックス
    イッチ作動手段とが遠ざかるに連れて、前記押し駒部材
    を前記ハンドルバーとブレーキレバーの他方から送り出
    す弾発部材とを設け、該弾発部材から前記押し駒部材を
    通して前記作動子へ作用する弾発力を、該作動子の突出
    力よりも大きく設定するとともに、前記ブレーキレバー
    の握り操作で車輪に制動力が発生するのに伴って、前記
    作動子と押し駒部材の先端同士が離間し、該押し駒部材
    による押し込みを解かれた前記作動子が、前記スイッチ
    ケースを突出して前記インターロックスイッチがONす
    ることにより、前記エンジンの始動を許可するよう設定
    したことを特徴とするバーハンドル車両のエンジン始動
    装置。
  2. 【請求項2】 前記インターロックスイッチは、前記ブ
    レーキレバーの基部近傍で前記ハンドルバーに付設され
    るストップランプスイッチと同一に構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載のバーハンドル車両のエン
    ジン始動装置。
JP2001269307A 2001-09-05 2001-09-05 バーハンドル車両のエンジン始動装置 Pending JP2003083214A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001269307A JP2003083214A (ja) 2001-09-05 2001-09-05 バーハンドル車両のエンジン始動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001269307A JP2003083214A (ja) 2001-09-05 2001-09-05 バーハンドル車両のエンジン始動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003083214A true JP2003083214A (ja) 2003-03-19

Family

ID=19095153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001269307A Pending JP2003083214A (ja) 2001-09-05 2001-09-05 バーハンドル車両のエンジン始動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003083214A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008126989A (ja) * 2006-11-27 2008-06-05 Nissin Kogyo Co Ltd バーハンドル車両用液圧マスタシリンダ装置
CN104791167A (zh) * 2015-04-28 2015-07-22 湖南南方安美消防设备有限公司 一种手动紧急启动器
CN113044006A (zh) * 2019-12-27 2021-06-29 河南金彭车业有限公司 一种线性电子辅助刹车用霍尔刹把结构的操作方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008126989A (ja) * 2006-11-27 2008-06-05 Nissin Kogyo Co Ltd バーハンドル車両用液圧マスタシリンダ装置
CN104791167A (zh) * 2015-04-28 2015-07-22 湖南南方安美消防设备有限公司 一种手动紧急启动器
CN113044006A (zh) * 2019-12-27 2021-06-29 河南金彭车业有限公司 一种线性电子辅助刹车用霍尔刹把结构的操作方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9434362B2 (en) System and method to control regenerative braking
JP5881251B2 (ja) 車両制御装置
JP5405495B2 (ja) トラクタのステアリング及びブレーキングペダル装置
JP4533307B2 (ja) バーハンドル車両用連動ブレーキ機構
CN108367742B (zh) 液压式制动系统、自行车及液压式制动系统的控制方法
WO2018023471A1 (zh) 油压式时差煞车装置
JP3599120B2 (ja) 液圧制御装置
JP5820591B2 (ja) 自動二輪車のブレーキ装置
JP2003083214A (ja) バーハンドル車両のエンジン始動装置
JPH10273087A (ja) バーハンドル車両用ブレーキ装置
TWI637871B (zh) 液壓煞車系統及其控制裝置
US6568227B2 (en) Parking brake device for vehicle
JP3738106B2 (ja) バーハンドル車両用ブレーキ装置
JP4132986B2 (ja) 揺動式車両
JP4422676B2 (ja) バーハンドル車両用連動ブレーキ機構
JP4464648B2 (ja) 小型車両用連動ブレーキ装置
WO2017002714A1 (ja) 緊急時制御装置
CN115151455B (zh) 用于两轮车辆的液压制动器的控制装置
JP5924935B2 (ja) 回生協調ブレーキシステム
JP7407676B2 (ja) 人力駆動車用のブレーキユニットおよび人力駆動車
KR100380177B1 (ko) 차량용 마스터 실린더의 파킹장치
JP2003267285A (ja) バーハンドル車両用液圧マスタシリンダ装置
JP3965617B2 (ja) フルタイムパワーアンチロックブレーキシステム・ハンドリングシステム
JPS6210211Y2 (ja)
JP2009143389A (ja) バーハンドル車両用連動ブレーキ機構