JP2008167303A - データサンプリング回路及びデータサンプリング方法 - Google Patents

データサンプリング回路及びデータサンプリング方法 Download PDF

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    • G08C23/04Non-electrical signal transmission systems, e.g. optical systems using light waves, e.g. infrared

Abstract

【課題】搬送波周波数より低い周波数でサンプリングを行う。
【解決手段】電気信号に変換された赤外線の通信信号は、データサンプリング回路1に入力され、LPF1aによって、搬送波信号の周波数以下の帯域の信号のみが抽出される。検出情報保持部1bは、LPF1aから通信信号が入力されると、通信信号が検出されたことを示す検出情報を設定し、所定の時間保持する。サンプリング周期になると、通信信号検出部1cが駆動され、検出情報保持部1bが保持する検出情報を記憶手段に格納する。そして、記憶手段に記憶される前回以前のサンプリング周期における検出情報と、今回サンプリング周期における検出情報とを比較し、通信信号が入力されたかどうかを判定する。計測部1dは、計測結果に基づき、通信信号が入力を継続した期間、または、通信信号が入力しなかった期間を計測する。
【選択図】図1

Description

本発明はデータサンプリング回路及びデータサンプリング方法に関し、特に搬送波信号に通信データを載せて送られてきた通信信号から通信データを抽出するデータサンプリング回路及びデータサンプリング方法に関する。
従来、赤外線リモコンなど、搬送波信号に通信データを載せて転送する通信方式を利用するシステムの受信器では、通信データの読込処理のため、受信した通信信号を搬送波信号と通信データとに分離する必要がある。
搬送波信号と通信データの分離手法として、一般的には、(1)専用アナログ回路を用いる手法と、(2)搬送波信号の周期の1/2以下の周期でサンプリングを行う手法とがある。以下、例を挙げて説明する。
図10は、従来の専用アナログ回路を用いたデータサンプリング回路の例である。
一般的な赤外線リモコンとして広く使用されているフォーマットでは、38KHzの搬送波信号に通信データを載せて転送している。赤外線(通信信号)901は、搬送波信号に載せて信号が出力されている期間、すなわち、図の信号レベルがHighとなっている0.56ミリ秒(以下、msとする)の期間と、信号が出力されていない期間との割合によって、データ(0/1)を区別することができる。
受信器に入力した赤外線(通信信号)901は、フォトダイオード910で電気信号に変換され、リモコン用プリアンプ920に転送される。転送された信号は、増幅器921で増幅され、バンドパスフィルタ(Band Pass Filter;以下、BPFとする)922で搬送波信号が抽出された後、検波回路923、波形整形回路924にて搬送波信号から通信データを分離する。こうして、リモコン用プリアンプ920によって搬送波信号から分離された通信データは、I/O(Input/Output)ポート930を経由し、データ信号902として、信号処理を行うCPU(Central Processing Unit)へ出力される。
図11は、従来の搬送波信号の周期の1/2以下の周期でサンプリングを行うデータサンプリング回路の例である。図10と同じものには同じ番号を付し、説明は省略する。
このデータサンプリング回路にも、図10と同じ通信信号901が入力される。赤外線(通信信号)901は、フォトダイオード910で電気信号に変換され、増幅器921で増幅された後、I/Oポート930より信号処理を行うCPUに出力される。このときの出力信号903は、搬送波信号と通信データとの分離が行われていない。
信号903aは、出力信号903の信号が出力される区間の搬送波を拡大した図である。図に示したように、信号出力区間では、搬送波信号は、8.5マイクロ秒(以下、μsとする)のオン(信号レベルがHighの区間)と、17μsのオフ(信号レベルがLowの区間)を繰り返す。したがって、これを検出するためには、38kHzの3倍以上の周波数でサンプリングを行う必要がある。一般に、家電では内蔵時計用に32kHzのクロックを使用していることが多く、この32kHzクロック信号を、PLL(Phase Locked Loop)を使用して4逓倍するか、またはサンプリング専用のクロック信号を用意して、サンプリング周期を生成し、搬送波信号をサンプリングする。これらの処理は、CPUによって行われる。
さらに、CPUの負荷を軽減するため、サンプリング周期ごとにCPUが読み込み処理を行うのではなく、サンプリング周期ごとに検出されるデータを順次シフトレジスタに格納しておき、シフトレジスタ分のデータが揃った時点でCPUが処理を行う受信回路も提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平7−38975号公報(図1)
しかし、従来の受信回路には、専用アナログ回路を用いるか、あるいは、搬送波信号の周波数に対し、サンプリング周期の周波数を高くしなければならないという問題点があった。
上記の(1)専用アナログ回路を用いる手法では、検波回路、波形整形回路といったアナログ回路があるため、消費電力が大きくなる傾向がある。また、アナログ回路は、実装面積が大きくなり、コストアップの要因になるという問題点もある。
一方、上記の(2)の搬送波信号の周期の1/2以下の周期でサンプリングを行う手法では、サンプリング用に搬送波周波数に対して高速のクロック信号を使用する必要があり、やはり消費電力が大きくなる。特許文献1に記載の手法も、サンプリング周期そのものは、搬送波周波数に対して高速とする必要があり、同様の問題点がある。
特に、家電向け赤外線リモコンの受信器では、省電力の観点から、消費電力をできるだけ削減する必要がある。このため、家電製品の待機状態における消費電力をできるだけ削減する必要があり、内蔵時計機能などの必要最低限の機能のみを動作させている。いつ赤外線リモコンから通信信号が送られてくるかわからないので、赤外線リモコンの受信機能も待機状態で動作させる必要がある。したがって、赤外線リモコンの受信機能の消費電力を抑えることが求められている。
また、数百MHzから数GHzといった高周波帯域の通信波のサンプリングを行う場合には、搬送波周波数に対して高速のクロック信号を使用することにより、消費電力の増大ばかりでなく、ノイズの発生要因ともなり得る。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、搬送波周波数と同程度かまたは低い周波数に設定される周波数でサンプリングを行うことが可能なデータサンプリング回路及びデータサンプリング方法を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すようなデータサンプリング回路1が提供される。本発明に係るデータサンプリング回路1は、検出情報保持部1b、通信信号検出部1c、及び計測部1dを有し、搬送波信号に通信データを載せて送られてきた通信信号から通信データを抽出する。検出情報保持部1bは、通信信号が入力されると、通信信号を検出したことを示す検出情報を設定し、所定の期間保持する。通信信号検出部1cは、搬送波信号の周波数と同程度かまたは低い周波数に設定されるサンプリング周期(図では、CLK)で駆動し、検出情報保持部1bが保持する検出情報を所定の記憶手段に記憶する。また、前回以前のサンプリング周期においてこの記憶手段に記憶された検出情報と、今回サンプリング周期における検出情報とを比較して、今回サンプリング周期までに通信信号が入力されたか否かを検出する。計測部1dは、通信信号検出部1cによって通信信号が検出されたか否かに応じて、通信信号の入力が継続した期間、または、通信信号が入力しなかった期間を計測する。
このようなデータサンプリング回路1には、通信信号の入力が継続される期間と、通信信号が入力されない期間とによって通信データが表現される通信信号が送られてくる。検出情報保持部1bは、その通信信号が入力されると、検出情報を設定し、所定の期間保持する。この検出情報は、少なくとも、次のサンプリング周期までは保持される。通信信号検出部1cは、搬送波信号の周波数と同程度かまたは低い周波数に設定されるサンプリング周期で駆動し、検出情報保持部1bに保持される検出情報を所定の記憶手段に記憶する。そして、記憶手段に記憶された前回以前のサンプリング周期における検出情報と、今回サンプリング周期の検出情報とを比較して、今回サンプリング周期までに通信信号が入力されたかどうかを検出し、検出結果を計測部1dへ出力する。計測部1dは、検出結果に基づいて、通信信号が入力を継続している期間、または通信信号が入力されない期間を計測する。
また、上記課題を解決するために、搬送波信号に通信データを載せて送られてきた通信信号から通信データを抽出するデータサンプリング方法において、検出情報保持部が、通信信号が入力されると、通信信号を検出したことを示す検出情報を設定し、所定の期間保持し、通信信号検出部が、搬送波信号の周波数と同程度かまたは低い周波数に設定されるサンプリング周期で駆動し、検出情報を所定の記憶手段に記憶するとともに、前回以前のサンプリング周期において記憶手段に記憶された検出情報と、今回サンプリング周期における検出情報とを比較して、今回サンプリング周期までに通信信号が入力されたかどうかを検出し、計測部が、通信信号検出部によって通信信号が検出されたか否かに応じて、通信信号の入力が継続した期間、または通信信号が入力しなかった期間を計測する、手順を有することを特徴とするデータサンプリング方法が提供される。
このようなデータサンプリング方法によれば、検出情報保持部は、通信信号の入力に応じて検出情報を設定する。搬送波信号の周波数と同程度かまたは低い周波数に設定されるサンプリング周期で駆動する通信信号検出部は、記憶手段に記憶された前回以前のサンプリング周期の検出情報と、今回サンプリング周期における検出情報とを比較し、通信信号の有無を判定する。判定に応じて計測部は、通信信号の入力が継続した期間、または通信信号が入力しなかった期間を計測する。
本発明では、通信信号が入力したことを検出情報として保持しておき、通信データを抽出するサンプリング処理は、搬送波信号の周波数と同程度かまたは低い周波数に設定されるサンプリング周期で行う。サンプリング周期では、今回サンプリング周期における検出情報と、前回以前のサンプリング周期における検出情報とを比較することによって、通信信号を検出し、通信信号の入力が継続する期間を計測する。これにより、通信信号の入力が継続される期間と、通信信号が入力されない期間とによって通信データを抽出することができる。すなわち、本発明によれば、従来の搬送波周波数の1/2といった高速のサンプリング周期でなく、搬送波周波数と同程度の低いサンプリング周期でのサンプリングができるため、消費電力の削減が可能となる。また、検波回路、波形整形回路などのアナログ回路が不要となり、アナログ回路に必要なコストの削減も図れる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず、実施の形態に適用される発明の概念について説明し、その後、実施の形態の具体的な内容を説明する。
図1は、実施の形態に適用される発明の概念図である。
本発明に係るデータサンプリング回路1は、ローパスフィルタ(Low Pass Filter;以下、LPFとする)1a、検出情報保持部1b、通信信号検出部1c、及び計測部1dを有し、フォトダイオード2、増幅器3、及びI/Oポート4を経由して入力される通信信号から通信データを抽出する。なお、ここでは、通信信号の入力が継続される期間と、通信信号が入力されない期間とによって通信データを表す赤外線の通信信号が送られてくるとする。
データサンプリング回路1の各部について説明する。
LPF1aは、I/Oポート4を介して入力される通信信号から、搬送波信号よりも高周波の成分を除去するフィルタである。
検出情報保持部1bは、I/Oポート4を介して通信信号が入力されると、通信信号を検出したことを示す検出情報を設定し、所定の期間、この検出情報を保持する。検出情報は、少なくとも次のサンプリング周期までは、保持される。また、入力を検出するごとにカウントアップするカウンタで構成する場合には、次の通信信号検出まで検出情報(カウント値)は保持される。
通信信号検出部1c及び計測部1dは、サンプリング周期で駆動し、通信データのサンプリング処理を行う。サンプリング周期は、搬送波周波数と同程度かそれより低い周波数に設定される。たとえば、搬送波周波数より極端に遅く、通信データがサンプリングできないような周波数でなければどのような周波数であってもよい。
通信信号検出部1cは、検出情報を記憶する記憶手段と、通信信号が入力されたかどうかを判定する判定部とを有する。記憶手段には、サンプリング周期ごとに検出情報保持部1bから読み出した検出情報が、複数のサンプリング周期に渡って記憶される。通信信号検出部1cは、サンプリング周期になると、今回サンプリング周期の検出情報を新たに記憶手段に記憶する。また、判定部は、前回以前のサンプリング周期における検出情報と、今回サンプリング周期の検出情報とを比較し、通信信号が入力されたかどうかを判定する。判定は、たとえば、検出情報が通信信号の入力ごとに変化する情報であるとすると、今回サンプリング周期の検出情報と、前回以前のサンプリング周期の検出情報とが異なっていれば、通信信号が入力されたと判定する。判定結果は、計測部1dへ通知する。
計測部1dは、サンプリング周期ごとに、通信信号検出部1cが通信信号を検出したかどうかを確認し、検出していれば、通信信号の入力有として、入力が継続した期間を更新する。検出していなければ、または、検出されない状態が所定の間続けば、通信信号の入力無しとして、入力無しの期間を更新する。なお、期間の計測は、どちらか一方とし、最終的な通信データの再生は、CPUによって行うとしてもよい。
次に、データサンプリング回路1が処理する通信信号を生成する各部について説明する。フォトダイオード2は、赤外線で送られてきた通信信号を電気信号に変換する。増幅器3は、フォトダイオード2によって生成された電気信号を増幅する。I/Oポート4は、増幅器3によって増幅された通信信号をデータサンプリング回路1へ転送する。
このような構成のデータサンプリング回路1の動作及びデータサンプリング方法について説明する。赤外線の通信信号は、フォトダイオード2で、電気信号に変換され、増幅器3で増幅された後、I/Oポート4を介してデータサンプリング回路1に入力される。
LPF1aは、搬送波信号の周波数以下の帯域の信号を通過させ、検出情報保持部1bに出力する。したがって、検出情報保持部1bには、LPF1aを通過してノイズ成分が除去された通信信号が入力される。検出情報保持部1bは、通信信号が入力されると、通信信号が検出されたことを示す検出情報を設定し、所定の時間保持する。サンプリング周期になると、通信信号検出部1cが駆動される。通信信号検出部1cでは、検出情報保持部1bが保持する検出情報を記憶手段に格納する。設定された検出情報は、次回以降のサンプリング周期で参照される。そして、記憶手段に記憶される前回以前のサンプリング周期における検出情報と、今回サンプリング周期における検出情報とを比較し、通信信号が入力されたかどうかを判定する。計測部1dは、計測結果に基づき、通信信号が入力を継続した期間、または、通信信号が入力しなかった期間を計測する。計測情報は、次段のCPUに出力される。CPUは、計測情報に基づき、通信信号の入力が継続される期間と、通信信号が入力されない期間とによって表現されている通信データを再生する。
このように、本発明によれば、搬送波信号の周波数と同程度かそれより低い周波数のサンプリング周期を用いて、通信データのサンプリングを行うことが可能となる。また、この結果、消費電力の削減や、コスト削減が図れる。
以下、実施の形態を、家電向けの赤外線リモコンの受信器に適用されるデータサンプリング回路を例に、図面を参照して詳細に説明する。
まず、家電向けの赤外線リモコンに適用される一般的な赤外線リモコン信号について説明する。図2は、本発明の実施の形態のデータサンプリング回路が処理する赤外線リモコン信号を示した図である。(A)は、PPM(Pulse Position Modulation)信号波形、(B)は、赤外線リモコン信号波形を示している。
赤外線リモコン信号の殆どは、PPM(パルス位置変調)方式を採用している。PPM方式は、図2(A)に示したように、パルス間隔の違いでビット“0”と“1”を表現する。図の例では、信号のオフ時間でビットデータを表現しており、bit0、bit1のように、“0”は、オン時間Tと、オフ時間Tとによって表現される。また、bit2、bit3のように、“1”は、オン時間Tと、オフ時間2T(Tの2倍の時間)とによって表現される。なお、信号のオン時間長でビットデータを表現する形式もある。
また、それぞれのオン時間は、図2(B)に示したような赤外線リモコン信号波形によって表される。すなわち、オン時間では赤外線の連続光ではなく、38KHz程度の搬送波周期の点滅光が入力される。したがって、通信信号が入力を継続している期間が、オン(図では、ON)になる。一方、通信信号が入力していない期間が、オフ(図では、OFF)になる。
本発明の実施の形態のデータサンプリング回路では、(B)の信号波形の赤外線リモコン信号を入力し、(A)のPPM信号波形のデータ信号を生成する。
以下、検出情報保持部1b及び通信信号検出部1cの構成が異なる2種類のデータサンプリング回路について説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態のデータサンプリング回路の構成図である。図1と同じものは同じ番号を付し、説明は省略する。
本発明の第1の実施の形態のデータサンプリング回路100は、LPF1aと、2bitカウンタ101、フリップフロップ回路(Flip-Flop;以下、FFとする)102、FF103、信号検出回路104、及びパルス幅カウンタ105と、を有する。
2bitカウンタ101は、検出情報保持部1bを構成し、通信信号が入力されたという検出情報を、カウンタ値の変化として保持する。入力端子は、LPF1aに接続し、出力端子は、FF102に接続する。2bitカウンタ101は、サイクリックカウンタで、通信信号の入力が検出されるごとにカウンタ値が1増加される。したがって、通信信号が入力されていればカウンタ出力値は増加し、通信信号が入力されなければカウンタ出力地は変化しない。2bitのカウンタ値は、通信信号が検出されるごとに、0→1→2→3→0と値が巡回される。
FF102及びFF103は、通信信号検出部1cの記憶手段を構成する。FF102の入力端子は、2bitカウンタ101に接続し、出力端子は、FF103と信号検出回路104の入力端子に接続する。FF103の入力端子は、FF102に接続し、出力端子は、信号検出回路104に接続する。また、搬送波周波数(38KHz)より少し低いサンプリング周波数(32KHz程度)のCLK信号を入力し、サンプリング周期で処理を行う。なお、32KHzのCLK信号は、一般的な家電で内蔵時計用に使用されているものを利用することができる。CLK信号に応じたサンプリング周期ごとに、FF102は、今回サンプリング周期における2bitカウンタ101の値を出力し、次サンプリング周期まで保持する。FF103は、前回サンプリング周期における2bitカウンタ101の相対を出力し、次サンプリング周期まで保持する。これにより、信号検出回路104には、前回サンプリング周期と、今回サンプリング周期の2bitカウンタ101の値が入力される。
信号検出回路104は、通信信号の入力有無を判定する判定部を構成する。FF102とFF103とが出力する今回サンプリング周期の2bitカウンタ101の値と、前回サンプリング周期の2bitカウンタ101の値とを比較し、一致しているかどうかを出力する。不一致であれば、2bitカウンタ101のカウンタ出力値が変化していることを示し、通信信号が入力されたと判定できる。
パルス幅カウンタ105は、計測部1dを構成する。信号検出回路104が、カウンタ出力値の変化を検出したときには、カウンタ値を1増加させる。これによって、図2に示したように、通信信号の入力が継続する期間(オン)のパルス幅が計測される。
なお、搬送波信号の周波数と、サンプリング周期とは一致しない。したがって、サンプリング周期により2bitカウンタ101の出力値のサンプリングを行うと、通信信号が入力されていれば、カウンタ値の変化が検出されるが、その変化は、搬送波周波数とサンプリング周波数との関係で決まる所定の範囲の値となる。搬送波周波数よりサンプリング周波数の方が低い場合は、通信信号が入力されていれば、カウンタ出力値は必ず1以上増加する。また、搬送波周波数よりサンプリング周波数の方が高い場合には、通信信号が入力されていれば、カウンタ出力値が所定のサンプリング回数以内に必ず1以上増加する。次段のCPUによる通信データ再生処理では、使用している通信フォーマットに照らして通信信号の入力有無を解析し、通信データを再生する。
上記の構成の第1の実施の形態のデータサンプリング回路100の動作について説明する。
まず、通信信号の入力が開始されたときの動作について説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態のデータサンプリング回路における通信信号の入力が開始された時点の動作を示した図である。
入力信号(通信信号)は、周波数が38±2KHz(1周期は、25.0〜27.8μs)の搬送波信号で送られてくる。2bitカウンタ101は、通信信号の立ち上がりでカウンタ出力値を1ずつ増加させる。図の例では、通信信号が入力されるごとに、カウンタ値が0→1→2→3→0と変化している。
一方、FF102、FF103、信号検出回路104、及びパルス幅カウンタ105は、搬送波周波数より低い32.765KHzサンプリング周波数(1周期は、30.52μs)で駆動する。これは、家電向けの内蔵時計のクロック周波数に相当する。FF102及びFF103は、通信信号が検出され、2bitカウンタ101が変化しているときには、それぞれ変化するカウンタ出力値を出力する。FF103は、FF102より1サンプリング周期遅れてカウンタ出力値が出力される。信号検出回路104では、FF102とFF103が不一致となる区間は、出力信号をオンする。そして、パルス幅カウンタ105は、信号検出回路104がオンの間は、カウンタ出力値を増加させる。
その後、通信信号が入力されている期間は、同様にしてパルス幅カウンタ105のカウンタ出力値は、増加していく。
次に、通信信号の入力が停止したときの動作について説明する。図5は、本発明の第1の実施の形態のデータサンプリング回路における通信信号の入力が停止された時点の動作を示した図である。
入力信号(通信信号)が停止すると、2bitカウンタ101も停止する。図の例では、カウンタ値は、最後の通信信号に応じて設定された1のまま保持される。
FF102及びFF103は、通信信号が検出され、2bitカウンタ101が変化しているときには、それぞれ変化するカウンタ出力値を出力するが、2bitカウンタ101のカウント値更新が停止されると、それぞれ出力値の更新が停止される。図の例では、ともに2bitカウンタ101の最終値の“1”になる。信号検出回路104では、FF102とFF103が同じになるので、出力信号をオフする。そして、パルス幅カウンタ105は、信号検出回路104がオフとなるので、カウンタ出力値の更新を停止させる。その後、通信信号が入力されるまで、パルス幅カウンタ105のカウンタ出力値は更新されない。
以上のように、第1の実施の形態では、LPF1aを通過した通信信号をパルス信号と見なして2ビットカウンタ101にてカウントする。このカウンタ出力値に対して、搬送波信号の周波数より低い周波数に設定されているサンプリング周期でサンプリングし、カウンタ値が変化していれば、通信信号が入力されていると判定する。なお、この例では、FF102とFF103のカウンタ出力値の差が3となることはないので、この場合はエラーとしてもよい。こうして、カウンタ出力値が変化している間オンする信号検出回路104の出力信号に応じて、通信信号が入力を継続する期間をカウントする。このように、通信信号が入力されている期間を、時計用クロックを用いてカウントすることで、通信データを再生することができる。
図6は、本発明の第2の実施の形態のデータサンプリング回路の構成図である。図1、図3と同じものは同じ番号を付し、説明は省略する。
本発明の第2の実施の形態のデータサンプリング回路200は、LPF1aと、4分周回路201、FF202、FF203、FF204、ZXOR回路205、及びパルス幅カウンタ105と、を有する。なお、入力信号の周波数と、サンプリング周波数は、第1の実施の形態と同じとする。
4分周回路201は、検出情報保持部1bを構成し、入力端子がLPF1aに接続し、出力端子がFF202に接続する。ここでは、入力したLPF1aの信号を4分周してFF202に出力する。分周によって、少なくとも、サンプリング周期で通信信号が入力されたことを検出できる期間、通信信号の信号状態を保持するため、サンプリング周波数より分周回路出力の周波数の方が低くなるように、分周回路の段数を決定する。搬送波周波数よりサンプリング周波数の方が高い場合は、分周回路を省略してもよい。
FF202、FF203、及びFF204は、通信信号検出部1cの記憶手段を構成し、直列に接続される。サンプリング周期で駆動され、FF202は、サンプリング周期における4分周回路201の出力信号を出力し、FF203は、FF202の出力値を1サンプリング周期遅延して出力し、FF204は、FF203の出力値を1サンプリング周期遅延して出力する。それぞれの出力は、ZXOR回路205へ出力される。
ZXOR回路205は、通信信号検出部1cの判定部を構成し、FF202、FF203、及びFF204の出力の排他的論理和を演算し、演算結果をパルス幅カウンタ105へ出力する。サンプリング周期で4分周回路201の出力をサンプリングすると、通信信号が入力されている間は、所定のサンプリング回数以内に4分周回路201の出力は反転する。分周回路の出力が反転するまでのサンプリング回数は、搬送波周波数とサンプリング周波数の関係で決まる所定の範囲の値となる。ここでは、4分周であるので、通信信号が入力されていれば、サンプリング回数が3回以内に4分周回路201の出力は反転する。そこで、3サンプリング周期の出力の排他的論理和を算出し、いずれかのサンプリング周期の出力が他と異なっていれば、通信信号が入力されていると判定する。サンプリング回数が3回を超えても4分周回路201の出力が3回を越えても反転しない場合は、通信信号は入力されていないと判定する。
上記の構成の第2の実施の形態のデータサンプリング回路200の動作について説明する。
まず、通信信号の入力が開始されたときの動作について説明する。図7は、本発明の第2の実施の形態のデータサンプリング回路における通信信号の入力が開始された時点の動作を示した図である。入力信号(通信信号)の周波数、及びサンプリング周波数は、第1の実施の形態と同じとする。
4分周回路201は、入力された通信信号を4分周して出力する。FF202、FF203、FF204、ZXOR回路205、及びパルス幅カウンタ105は、搬送波周波数より低いサンプリング周波数で駆動する。FF202は、サンプリング周期で検出された4分周回路201の状態値が出力され、FF203は、FF202の出力する状態値が1サンプリング周期遅れて出力される。そして、FF204は、その状態値をFF203よりさらに1サンプリング周期遅れて出力する。ZXOR回路205では、FF202、FF203、及びFF204の状態値が不一致となる区間は、出力信号をオンする。すなわち、通信信号が入力され、信号状態が変化している間は、少なくとも3サンプリング周期の間に信号状態が変化する。したがって、3サンプリング周期の間における信号の状態値が不一致であれば、通信信号は入力されていると判断する。そして、パルス幅カウンタ105は、ZXOR回路205がオンの間は、カウンタ出力値を増加させる。
その後、通信信号が入力されている期間は、同様にしてパルス幅カウンタ105のカウンタ出力値は、増加していく。
次に、通信信号の入力が停止したときの動作について説明する。図8は、本発明の第2の実施の形態のデータサンプリング回路における通信信号の入力が停止された時点の動作を示した図である。
入力信号(通信信号)が停止すると、これを4分周している4分周回路201の出力信号の状態値変化も停止する。これに伴って、FF202、FF203、及びFF204の出力信号の変化も順次停止する。図の例では、ともに4分周回路201の最終値の“オン”になる。ZXOR回路205では、FF202、FF203、及びFF204の値が同じになるので、出力信号はオフになる。そして、パルス幅カウンタ105は、ZXOR回路205の出力がオフとなるので、カウンタ出力値の更新を停止させる。その後、通信信号が入力されるまで、パルス幅カウンタ105のカウンタ出力値は更新されない。
以上のように、第2の実施の形態では、LPF1aを通過した通信信号を4分周し、その信号状態の変化を搬送波信号の周波数より低い周波数に設定されているサンプリング周期でサンプリングする。サンプリング時、信号状態が変化していれば、通信信号が入力されていると判定する。なお、この例では、サンプリング回数が3回以内に分周信号が反転したときに、通信信号が入力されていると判定し、サンプリング回数が3回を超えても分周信号が反転しないときは、通信信号が入力されていないと判定する。また、通信信号が入力されている期間を、時計用クロックを用いてカウントすることで、通信データを再生することができることは、第1の実施の形態と同様である。
次に、本発明の実施の形態のデータサンプリング回路を適用した受信装置について説明する。図9は、本発明の実施の形態の受信装置の構成を示したブロック図である。
本発明の実施の形態の受信装置300は、タイマー回路301、受信回路302、データサンプリング回路303、通信データ再生部304、及び制御部305を有し、赤外線リモコン送信装置400から送信される赤外線の通信信号を受信し、通信信号に含まれている通信データを取り出し、通信データに応じた所定の処理を行う。なお、通信データ再生部304及び制御部305は、CPUがプログラムを実行することによりその処理機能を実現するソフトウェアモジュールとする。また、通信信号は、図2に示したように、通信信号のオン時間とオフ時間との比に応じて“0”または“1”を表す。
タイマー回路301は、赤外線リモコン送信装置400から受信されたリモコンデータのデータサンプリングを行うサンプリング周期のクロックパルスを発生させる。
受信回路302は、赤外線リモコン送信装置400から送信された赤外線通信信号を電気信号に変換し、適切なレベルに調整した後、データサンプリング回路へ送る。たとえば、図1に示したように、フォトダイオード、増幅器などから構成される。
データサンプリング回路303は、受信回路302を介して入力される通信信号のサンプリングを行う回路で、タイマー回路301の発生させるサンプリング周期で処理を行う。たとえば、図3、あるいは図6のように構成される。データサンプリング回路303からは、通信信号が入力されている期間にカウントアップされるカウンタの値が出力されるとする。
通信データ再生部304は、データサンプリング回路303がサンプリングを行った通信信号のオン時間に基づき、通信データを再生する。
制御部305は、通信データ再生部304によって再生された通信データに基づいて、赤外線リモコン送信装置400からの指示を解析し、その指示に応じた処理を実行する。
このような構成の受信装置300の動作について説明する。
赤外線リモコン送信装置400からは、利用者が入力した指示情報などに応じた通信データを搬送波信号に載せた赤外線リモコン信号が送出される。受信装置300では、受信回路302によってこれを受信し、赤外線リモコン信号を電気信号に変換する。変換された通信信号がデータサンプリング回路303に入力されると、通信信号が入力されたことを示す検出情報が設定される。タイマー回路301の発生させるサンプリング周期のクロックパルスによってデータサンプリング回路303がデータサンプリング処理を開始する。データサンプリング処理では、検出情報に基づき、前回以前のサンプリング周期から今回サンプリング周期までに、通信信号が入力されたかどうかを判定する。このとき、通信信号が検出されていれば、入力継続時間をカウントするカウンタを増加させる。また、通信信号が検出されなければ、カウンタ値はそのままの状態を維持する。通信データ再生部304は、データサンプリング回路303が設定するカウンタの値に基づいて、通信信号が入力を継続した期間と、通信信号が入力したかった期間を算出し、通信データを再生する。通信データは、制御部305へ出力される。そして、制御部305は、通信データに基づく処理を実行する。
以上のように、本発明の実施の形態のデータサンプリング回路が適用される受信装置300は、搬送波信号の周波数に近い、時計用クロックなどによって生成されるデータサンプリング周期で処理を行うことができる。したがって、データサンプリング処理のために高速なクロックパルスを生成するタイマー回路を必要とせず、コスト削減が図れる。
(付記1) 搬送波信号に通信データを載せて送られてきた通信信号から前記通信データを抽出するデータサンプリング回路において、
前記通信信号が入力されると、前記通信信号を検出したことを示す検出情報を設定し、所定の期間保持する検出情報保持部と、
前記搬送波信号の周波数と同程度かまたは低い周波数に設定されるサンプリング周期で駆動し、前記検出情報を所定の記憶手段に記憶するとともに、前回以前のサンプリング周期において前記記憶手段に記憶された検出情報と、今回サンプリング周期における検出情報とを比較して、今回サンプリング周期までに前記通信信号が入力されたかどうかを検出する通信信号検出部と、
前記通信信号検出部によって前記通信信号が検出されたか否かに応じて、前記通信信号の入力が継続した期間、または前記通信信号が入力しなかった期間を計測する計測部と、
を有することを特徴とするデータサンプリング回路。
(付記2) 前記計測部は、前記サンプリング周期で駆動し、前記通信信号検出部によって前記通信信号が検出されれば、カウント値を増加させるカウンタによって前記期間を計測することを特徴とする付記1記載のデータサンプリング回路。
(付記3) 前記検出情報保持部は、前記通信信号の入力が検出されるごとに、カウント値を更新するサイクリックカウンタで構成されることを特徴とする付記1または2に記載のデータサンプリング回路。
(付記4) 前記通信信号検出部は、
今回サンプリング周期での前記サイクリックカウンタの値を記憶する第1のカウンタ記憶手段と、
前回サンプリング周期での前記サイクリックカウンタの値を記憶する第2のカウンタ記憶手段と、
前記第1のカウンタ記憶手段に記憶される前記サイクリックカウンタの値と、前記第2のカウンタ記憶手段に記憶される前記サイクリックカウンタの値とを比較し、異なっていれば前記通信信号が入力したと判定する判定部と、
を有することを特徴とする付記3記載のデータサンプリング回路。
(付記5) 前記第1のカウンタ記憶手段及び前記第2のカウンタ記憶手段は、フリップフロップ回路で構成され、前記第1のカウンタ記憶手段の入力端子は前記サイクリックカウンタの出力端子に接続し、前記第2のカウンタ記憶手段の入力端子は前記第1のカウンタ記憶手段の出力端子に接続する、ことを特徴とする付記4記載のデータサンプリング回路。
(付記6) 前記検出情報保持部は、入力された前記通信信号を分周し、通信信号波形を前記サンプリング周期よりも長く保持する分周回路で構成されることを特徴とする付記1または2に記載のデータサンプリング回路。
(付記7) 前記通信信号検出部は、
今回サンプリング周期において前記分周回路が出力した前記通信信号の状態を記憶する第1の信号状態記憶手段と、
前回以前のサンプリング周期において前記分周回路が出力した前記通信信号の状態を記憶する第2の信号状態記憶手段と、
前記第1の信号状態記憶手段に記憶される前記通信信号の状態と、前記第2の信号状態記憶手段に記憶される前記通信信号の状態とを比較し、変化があれば前記通信信号が入力したと判定する判定部と、
を有することを特徴とする請求項5記載のデータサンプリング回路。
(付記8) 前記第2の信号状態記憶手段は、前記通信信号の入力が継続されている間に前記検出情報保持部の出力信号が反転するまでに前記サンプリング周期によって発生するサンプリング回数に応じた個数の領域が設定されることを特徴とする付記7記載のデータサンプリング回路。
(付記9) 前記通信信号から前記搬送波信号よりも高周波の成分を除去し、前記検出情報保持部に出力するローパスフィルタ、をさらに有することを特徴とする付記1乃至8のいずれか一項に記載のデータサンプリング回路。
(付記10) 前記データサンプリング回路は、家電向け赤外線リモコンの受信回路に適用され、前記赤外線リモコンに用いられる赤外線リモコン信号の搬送波信号の周波数に近い、家電向けの内蔵時計用のクロック信号を前記サンプリング周期として用いる、ことを特徴とする付記1乃至9のいずれか一項に記載のデータサンプリング回路。
(付記11) 前記サンプリング周期は、前記搬送波信号の周波数より低い周波数に設定される、ことを特徴とする付記1乃至10のいずれか一項に記載のデータサンプリング回路。
(付記12) 搬送波信号に通信データを載せて送られてきた通信信号から前記通信データを抽出するデータサンプリング方法において、
検出情報保持部が、前記通信信号が入力されると、前記通信信号を検出したことを示す検出情報を設定し、所定の期間保持し、
通信信号検出部が、前記搬送波信号の周波数と同程度かまたは低い周波数に設定されるサンプリング周期で駆動し、前記検出情報を所定の記憶手段に記憶するとともに、前回以前のサンプリング周期において前記記憶手段に記憶された検出情報と、今回サンプリング周期における検出情報とを比較して、今回サンプリング周期までに前記通信信号が入力されたか否かを検出し、
計測部が、前記通信信号検出部によって前記通信信号が検出されたか否かに応じて、前記通信信号の入力が継続した期間、または前記通信信号が入力しなかった期間を計測する、
手順を有することを特徴とするデータサンプリング方法。
(付記13) 搬送波信号に通信データを載せて送られてきた通信信号を受信し、受信した前記通信信号から前記通信データを抽出する受信装置において、
前記通信信号を受信するとともに、受信した前記通信信号に含まれる前記搬送波信号よりも高周波の成分を除去する受信部と、
前記受信部を経由して前記通信信号が入力されると、前記通信信号を検出したことを示す検出情報を設定し、所定の期間保持する検出情報保持部と、
前記搬送波信号の周波数と同程度かまたは低い周波数に設定されるサンプリング周期で駆動し、前記検出情報を所定の記憶手段に記憶するとともに、前回以前のサンプリング周期において前記記憶手段に記憶された検出情報と、今回サンプリング周期における検出情報とを比較して、今回サンプリング周期までに前記通信信号が入力されたかどうかを検出する通信信号検出部と、
前記通信信号検出部によって前記通信信号が検出されたか否かに応じて、前記通信信号の入力が継続した期間、または前記通信信号が入力しなかった期間を計測する計測部と、
前記計測部による計測結果に基づき、前記通信信号の入力が継続された時間と、前記通信信号が入力されない時間とを算出し、前記通信信号の入力が継続される時間と、前記通信信号が入力されない時間との割合に応じて前記通信データを再生する通信データ再生部と、
を有することを特徴とする受信装置。
実施の形態に適用される発明の概念図である。 本発明の実施の形態のデータサンプリング回路が処理する赤外線リモコン信号を示した図である。 本発明の第1の実施の形態のデータサンプリング回路の構成図である。 本発明の第1の実施の形態のデータサンプリング回路における通信信号の入力が開始された時点の動作を示した図である。 本発明の第1の実施の形態のデータサンプリング回路における通信信号の入力が停止された時点の動作を示した図である。 本発明の第2の実施の形態のデータサンプリング回路の構成図である。 本発明の第2の実施の形態のデータサンプリング回路における通信信号の入力が開始された時点の動作を示した図である。 本発明の第2の実施の形態のデータサンプリング回路における通信信号の入力が停止された時点の動作を示した図である。 本発明の実施の形態の受信装置の構成を示したブロック図である。 従来の専用アナログ回路を用いたデータサンプリング回路の例である。 従来の搬送波信号の周期の1/2以下の周期でサンプリングを行うデータサンプリング回路の例である。
符号の説明
1 データサンプリング回路
1a ローパスフィルタ(LPF)
1b 検出情報保持部
1c 通信信号検出部
1d 計測部
2 フォトダイオード
3 増幅器
4 I/O

Claims (10)

  1. 搬送波信号に通信データを載せて送られてきた通信信号から前記通信データを抽出するデータサンプリング回路において、
    前記通信信号が入力されると、前記通信信号を検出したことを示す検出情報を設定し、所定の期間保持する検出情報保持部と、
    前記搬送波信号の周波数と同程度かまたは低い周波数に設定されるサンプリング周期で駆動し、前記検出情報を所定の記憶手段に記憶するとともに、前回以前のサンプリング周期において前記記憶手段に記憶された検出情報と、今回サンプリング周期における検出情報とを比較して、今回サンプリング周期までに前記通信信号が入力されたかどうかを検出する通信信号検出部と、
    前記通信信号検出部によって前記通信信号が検出されたか否かに応じて、前記通信信号の入力が継続した期間、または前記通信信号が入力しなかった期間を計測する計測部と、
    を有することを特徴とするデータサンプリング回路。
  2. 前記計測部は、前記サンプリング周期で駆動し、前記通信信号検出部によって前記通信信号が検出されれば、カウント値を増加させるカウンタによって前記期間を計測することを特徴とする請求項1記載のデータサンプリング回路。
  3. 前記検出情報保持部は、前記通信信号の入力が検出されるごとに、カウント値を更新するサイクリックカウンタで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のデータサンプリング回路。
  4. 前記通信信号検出部は、
    今回サンプリング周期での前記サイクリックカウンタの値を記憶する第1のカウンタ記憶手段と、
    前回サンプリング周期での前記サイクリックカウンタの値を記憶する第2のカウンタ記憶手段と、
    前記第1のカウンタ記憶手段に記憶される前記サイクリックカウンタの値と、前記第2のカウンタ記憶手段に記憶される前記サイクリックカウンタの値とを比較し、異なっていれば前記通信信号が入力したと判定する判定部と、
    を有することを特徴とする請求項3記載のデータサンプリング回路。
  5. 前記検出情報保持部は、入力された前記通信信号を分周し、通信信号波形を前記サンプリング周期よりも長く保持する分周回路で構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のデータサンプリング回路。
  6. 前記通信信号検出部は、
    今回サンプリング周期において前記分周回路が出力した前記通信信号の状態を記憶する第1の信号状態記憶手段と、
    前回以前のサンプリング周期において前記分周回路が出力した前記通信信号の状態を記憶する第2の信号状態記憶手段と、
    前記第1の信号状態記憶手段に記憶される前記通信信号の状態と、前記第2の信号状態記憶手段に記憶される前記通信信号の状態とを比較し、変化があれば前記通信信号が入力したと判定する判定部と、
    を有することを特徴とする請求項5記載のデータサンプリング回路。
  7. 前記第2の信号状態記憶手段は、前記通信信号の入力が継続されている間に前記検出情報保持部の出力信号が反転するまでに前記サンプリング周期によって発生するサンプリング回数に応じた個数の領域が設定されることを特徴とする請求項6記載のデータサンプリング回路。
  8. 前記通信信号から前記搬送波信号よりも高周波の成分を除去し、前記検出情報保持部に出力するローパスフィルタ、をさらに有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のデータサンプリング回路。
  9. 前記データサンプリング回路は、家電向け赤外線リモコンの受信回路に適用され、前記赤外線リモコンに用いられる赤外線リモコン信号の搬送波信号の周波数に近い、家電向けの内蔵時計用のクロック信号を前記サンプリング周期として用いる、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のデータサンプリング回路。
  10. 搬送波信号に通信データを載せて送られてきた通信信号から前記通信データを抽出するデータサンプリング方法において、
    検出情報保持部が、前記通信信号が入力されると、前記通信信号を検出したことを示す検出情報を設定し、所定の期間保持し、
    通信信号検出部が、前記搬送波信号の周波数と同程度かまたは低い周波数に設定されるサンプリング周期で駆動し、前記検出情報を所定の記憶手段に記憶するとともに、前回以前のサンプリング周期において前記記憶手段に記憶された検出情報と、今回サンプリング周期における検出情報とを比較して、今回サンプリング周期までに前記通信信号が入力されたか否かを検出し、
    計測部が、前記通信信号検出部によって前記通信信号が検出されたか否かに応じて、前記通信信号の入力が継続した期間、または前記通信信号が入力しなかった期間を計測する、
    手順を有することを特徴とするデータサンプリング方法。
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