JP2008167250A - 遠隔カメラ撮影画像閲覧システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 居室内を撮影可能とするとともに、その撮影画像が他車に見られることが無いようネットワークセキュリティを向上した遠隔カメラ撮影画像閲覧システムを提供する。
【解決手段】 遠隔カメラ撮影画像閲覧システムであって、携帯電話10と、該携帯電話機10とインターネットを介して接続するWebサーバ100と、該Webサーバのみの接続が許可されるサブサーバ200と、該サブサーバ200にVPNにより接続するコントロールボックス400と、居室R内に設置されて該コントロールボックス400にローカル接続されるカメラ430とを備えて構成され、携帯電話10の操作により該カメラ430の撮影画像を閲覧できる。
【選択図】図7
【解決手段】 遠隔カメラ撮影画像閲覧システムであって、携帯電話10と、該携帯電話機10とインターネットを介して接続するWebサーバ100と、該Webサーバのみの接続が許可されるサブサーバ200と、該サブサーバ200にVPNにより接続するコントロールボックス400と、居室R内に設置されて該コントロールボックス400にローカル接続されるカメラ430とを備えて構成され、携帯電話10の操作により該カメラ430の撮影画像を閲覧できる。
【選択図】図7
Description
本発明は、遠隔操作されるカメラにより撮影された画像を、携帯電話により閲覧可能に構成される遠隔カメラ撮影画像閲覧システムに関するものである。
近年、マンション等の集合住宅において、各居室内のセキュリティレベルの向上が求められている。このため、集合住宅内に侵入する不審者の監視を目的に、共用部(例えばエントランスや共用通路、エレベータ内等)にカメラを設置することが行なわれている。
他方、近年、共有部だけでなく居室内も監視したいという居住者の要望がある。その理由の第一には、居室内に不審者がいないかを居室に入る前に確認したいというものである。例えばストーカー被害等を恐れる者にとって、夜間、室内照明が点灯していない居室内に入ることは自室であっても恐怖感を感じるものであり、その集合住宅のセキュリティレベルが高いからといってその恐怖感がなくなることはないからである。第二には、近年、居室内でペットを飼うことが認められている集合住宅が増えており、自身の不在中に居室内のペットの様子を確認したいというものである。
しかしながら、居室内にカメラを設置する場合には、そのカメラによる撮影画像を他人に見られることがあってはならないので、ネットワークセキュリティの向上が重要となる。
本発明の課題は、居室内を撮影可能とするとともに、その撮影画像が他車に見られることが無いようネットワークセキュリティを向上した遠隔カメラ撮影画像閲覧システムを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明の遠隔カメラ撮影画像閲覧システムは、
居室内に設置され、該居室内の画像撮影を行なうとともに、外部から受信する動作指令情報に基づいて居室内の撮影状態を変更する撮影状態変更動作部を有した居室内カメラと、
居室内カメラにローカル接続され、該居室内カメラへの動作指令情報の送信と、居室内カメラが取得した撮影画像の受信とを行なうコントロールサーバと、
インターネットを介した携帯電話からの接続が可能とされ、携帯電話から入力される動作指令情報の受信と、コントロールサーバから受け取った撮影画像の携帯電話への送信とを行なうWebサーバとを有し、
コントロールサーバは、インターネットを介した暗号化通信により、Webサーバを制限的な接続元とする形で、該Webサーバからの接続が可能とされていることを特徴とする。
居室内に設置され、該居室内の画像撮影を行なうとともに、外部から受信する動作指令情報に基づいて居室内の撮影状態を変更する撮影状態変更動作部を有した居室内カメラと、
居室内カメラにローカル接続され、該居室内カメラへの動作指令情報の送信と、居室内カメラが取得した撮影画像の受信とを行なうコントロールサーバと、
インターネットを介した携帯電話からの接続が可能とされ、携帯電話から入力される動作指令情報の受信と、コントロールサーバから受け取った撮影画像の携帯電話への送信とを行なうWebサーバとを有し、
コントロールサーバは、インターネットを介した暗号化通信により、Webサーバを制限的な接続元とする形で、該Webサーバからの接続が可能とされていることを特徴とする。
上記本発明の構成によると、携帯電話の操作により、Webサーバからカメラ駆動用のコントロールサーバに動作指令が送信され、コントロールサーバはその動作指令に基づいてカメラを駆動することができる。このため、携帯電話による居室内カメラの遠隔操作が可能となる。また、カメラ駆動用のコントロールサーバへの接続は、Webサーバからのみに制限されているので、Webサーバへの接続が許可された者のみが居室内カメラの撮影を行うことが可能となり、他人が居室内カメラに接続して撮影を行なうことを防ぐことができる。
また、複数の居室に対し、居室内カメラと該居室内カメラが接続されるコントロールサーバの組を、一対一に対応する形で設けることができる。このとき、Webサーバは、ルームIDにより居室内カメラとコントロールサーバとの組を特定する形で、所望の居室内カメラとの間での動作指令情報及び撮影画像の送受信処理を行なうように構成することができる。この構成によると、本発明の遠隔カメラ撮影画像閲覧システムが設けられた集合住宅において、各居室の居住者は、ルームIDにより自身の居室内のみの撮影画像を取得可能となる。これにより、ルームIDを知る居住者のみが、該IDに対応する居室のカメラを駆動して撮影画像を取得できるようになる。他室の居住者により自室の撮影画像が取得されることがなくなる。
居室内カメラは、居室内に配置された電化製品に対するリモコン用無線送受信部が一体的に組み込まれた居室内ユニットを構成することができる。そして、動作指令情報は電化製品に対する遠隔操作用指令情報を含むものであり、該遠隔操作用指令情報がリモコン用無線送受信部から電化製品に対し無線送信されるように構成することができる。この構成によると、巨視室内カメラが組み込まれた居室内ユニットにより、自室の電化製品をユーザー任意のタイミングにて動作させることができる。
例えば、電化製品を室内照明装置とすることができる。この場合、夜間居室内を撮影する前に、照明を点灯させてから撮影することが可能となるから、夜間であっても居室内の状況を確認できる。また、ストーカーや尾行者を恐れる者にとっては、集合住宅において自室に入ってから照明装置を点灯させると自室の位置が外から確認されてしまう惧れがあるが、外から自室の照明装置を駆動できればこれを防ぐことが可能となる。
また、電化製品を冷暖房装置とすることで、自室に入る前に冷暖房を駆動して室内温度を適温にしておくことが可能となる。タイマー予約などとは異なり、任意のタイミングで駆動することができるので電気代の節約にもなり、省エネ・環境対策にもつながる。また、電化製品をビデオとすれば、居室外からのビデオ予約等が可能となる。また、電化製品を自動湯張り機能を有する風呂装置とすることで、居室に戻った際にすぐにお風呂に入れるようにしておくことも可能となる。
本発明の遠隔カメラ撮影画像閲覧システムにおいて、WebサーバにはグローバルIPアドレスが付与されるとともに、携帯電話はグローバルIPアドレスを特定する形でWebサーバにアクセス可能とされる一方、コントロールサーバはプライベートIPアドレスが付与されるとともに、インターネット上に構築されたVPNに接続される形で構成することができる。この構成によると、WebサーバにグローバルIPアドレスが付与されているので、インターネット上でのアクセスが容易となるとともに、コントロールサーバが受信するカメラ駆動用の動作指令情報は、暗号通信を前提とするVPNを介して送信されるので、セキュリティが向上し、該動作指令情報を他者が盗み見ることが困難となる。
コントロールサーバは、プライベートIPアドレスが付与されたサブサーバに対しインターネット上に構築されたVPNを介して接続され、Webサーバは、携帯電話から取得した認証情報を、インターネットを介してサブサーバに送信する認証情報送信手段を有するように構成することができる。また、サブサーバは、Webサーバから受信した認証情報に基づいて認証処理を行なう認証手段と、その認証結果が受理認証であった場合にのみWebサーバに対しコントロールサーバへのVPNを介した中継接続を許可する接続許可手段とを備えるように構成することができる。これらの構成によると、Webサーバとコントロールサーバとがサブサーバを介して接続され、Webサーバによるサブサーバへの接続が認証処理を経た上で行なわれる一方で、サブサーバとコントロールボックスとの通信がVPNによる専用の暗号通信により行なわれる。これにより、携帯電話による居室内カメラの駆動及び撮影画像の取得を、認証処理とVPNとの二段階で保護することが可能となる。
複数の居室に対し、居室内カメラと該居室内カメラが接続されるコントロールサーバの組が一対一に対応する形で設けられ、Webサーバが、ルームIDにより居室内カメラとコントロールサーバとの組を特定する形で、所望の居室内カメラとの間での動作指令情報及び撮影画像の送受信処理を行なう構成において、複数のコントロールサーバが共通のサブサーバに接続された構成とすることができる。この構成によると、認証処理を行なうサブサーバ1台で複数のコントロールサーバを統括管理することが可能となる。
また、サブサーバがFTPサーバ機能を有し、コントロールサーバがFTPクライアント機能を有するように構成することができる。この場合、コントロールサーバは、受信した動作指令情報に基づいて居室内カメラが撮影した撮影画像を取得する撮影画像取得手段と、取得した該撮影画像の画像ファイルをサブサーバにFTP送信する画像ファイル送信手段を備え、サブサーバは、受信した画像ファイルを記憶する画像ファイル手段と、記憶された該画像ファイルに基づく画像バイト列データをWebサーバにHTTP送信する画像バイト列データ送信手段を備えることができる。この構成によると、認証処理を経ないと接続できないサブサーバに、居室内カメラにより撮影された画像の画像ファイルが記憶されるとともに、Webサーバへは画像ファイルという形では送信しない。これにより、外部の人間がその画像ファイルを取得できないようになっている。
コントロールサーバは、取得した撮影画像をデータ圧縮することにより圧縮画像ファイルを作成する圧縮画像ファイル手段と、該圧縮画像ファイルを一時的に記憶するコントロールサーバ側圧縮画像ファイル記憶メモリとを備えて構成することができる。そして、コントロールサーバの画像ファイル送信手段は、圧縮画像ファイルをコントロールサーバ側圧縮画像ファイル記憶メモリから読み出してサブサーバにFTP送信するに伴い、該コントロールサーバ側圧縮画像ファイル記憶メモリから該圧縮画像ファイルを消去するファイルムーブ手段を有するものとして構成することができる。これにより、居室内カメラの撮影により取得した画像ファイルは圧縮され、容量を小さくしてサブサーバに送信することができるとともに、送信した画像ファイルはコントロールボックス本体には残らないので、当該コントロールボックスが盗まれたとしても、居室内カメラが撮影した画像を見られる心配がない。
サブサーバは、コントロールサーバから受信した圧縮画像ファイルを記憶するサブサーバ側圧縮画像ファイル記憶メモリを備えて構成することができる。そして、サブサーバの画像バイト列データ送信手段は、該サブサーバ側圧縮画像ファイル記憶メモリ内の圧縮画像ファイルを非圧縮画像バイト列データに展開しつつ、当該非圧縮画像バイト列データをWebサーバにHTTP送信するものとして構成することができる。この構成によると、サブサーバに記憶された圧縮画像ファイルは、バイナリデータに展開しつつWebサーバに送信されるので、撮影した画像が画像ファイルとしてWebサーバに残ることはない。これにより、Webサーバから居室内カメラによる撮影画像が盗まれる心配がない。
サブサーバの画像バイト列データ送信手段は、非圧縮画像バイト列データとしてWebサーバにHTTP送信済の圧縮画像ファイルをサブサーバ側圧縮画像ファイル記憶メモリから消去するファイル消去手段を有するものとして構成することができる。これにより、サブサーバにおいても画像ファイルは消去可能となるので、撮影画像が盗まれる心配が一層なくなる。
このファイル消去手段は、サブサーバ側圧縮画像ファイル記憶メモリ上における、非圧縮画像バイト列データとしてWebサーバにHTTP送信済の圧縮画像ファイルのメモリ領域を、コントロールサーバから新しく受信した圧縮画像ファイルにて上書き更新する圧縮画像ファイル更新手段として構成することができる。これにより、過去に撮影された画像のファイルは、サブサーバ上で順次消去されていくので、過去の撮影画像が盗まれる心配がない。
Webサーバは、サブサーバにおける認証処理の認証結果が受理認証であった場合に、携帯電話から受信した動作指令情報を、サブサーバにHTTP送信する動作指令情報送信手段を備えて構成することができる。そして、サブサーバは、同じく認証処理の認証結果が受理認証であった場合に、Webサーバから受信した動作指令情報を、TCP/IPに従う専用ソケット通信プロトコルにより、居室内カメラの撮影状態変更動作部が直接読み取り可能な動作指令コマンドに変換しつつ、コントロールサーバへVPNを介して転送する動作指令コマンド転送手段を備えて構成することができる。サブサーバとコントロールサーバ間において、FTPではコマンド転送を行なうことができないが、この構成によると、独自のプロコトルにより、動作指令コマンドをサブサーバからコントロールサーバへと送信可能とされている。また、動作指令コマンドは、居室内カメラの撮影状態変更動作部が直接読み取り可能であるから、コントロールサーバはこれを居室内カメラに転送するだけで該カメラを駆動することができる。
本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1及び図2は、本発明の遠隔カメラ撮影画像閲覧システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。図1に示す遠隔カメラ撮影画像閲覧システム1は、携帯電話10と、Webサーバ100と、サブサーバ200と、集合住宅Mの居室R毎に設置されるコントロールボックス(コントロールサーバ)400とにより構成されている。
図1及び図2は、本発明の遠隔カメラ撮影画像閲覧システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。図1に示す遠隔カメラ撮影画像閲覧システム1は、携帯電話10と、Webサーバ100と、サブサーバ200と、集合住宅Mの居室R毎に設置されるコントロールボックス(コントロールサーバ)400とにより構成されている。
集合住宅Mの各居室R(R1,R2,・・・)には、居室内カメラ(以下、カメラと略する)430及び赤外線発信装置440が組み込まれてなる居室内ユニット420(図3)が設けられている。各居室Rに対し、居室内ユニット420と該居室内ユニット420が接続されるコントロールボックス400の組を、一対一に対応する形で設けられている。
カメラ430は、図3に示すように、撮影駆動部(撮影状態変更動作部)432と、外部からの動作指令情報に基づいて該撮影駆動部432を駆動させる駆動回路431とを備えて構成されている。このカメラ430は、設置された居室R内の画像撮影を行なうとともに、外部から受信する動作指令情報に基づいて撮影駆動部432が居室R内の撮影状態を変更する。
赤外線発信装置440は、赤外線信号発信機441と、発光部をなす赤外線LED部442とを備え、該赤外線LED部442が居室内ユニット420に組み込まれて居室R内に配置されている。この赤外線発信装置420の赤外線LED部が、居室R内に配置された電化製品500に対するリモコン用無線送受信部であり、外部からの動作指令情報(遠隔操作用指令情報)に基づいて電化製品500に対し、これらを駆動するための赤外線信号を無線送信する。
電化製品500としては、冷暖房装置等の空調装置501、室内の照明装置502、及びテレビ番組を録画する放送映像録画装置503等があり、これらは各々図示しない赤外線受信部を備え、受信した赤外線信号に基づいて各々の駆動制御がなされるものである。
居室内ユニット420に送信される動作指令情報は、携帯電話10の操作に基づいて送信される。携帯電話10は、各種機能を利用するための操作部12と表示画面11を備え、かつ該操作部への所定の操作によりインターネット50と接続可能な周知の構成を有するものである。携帯電話10は、インターネット50を介してWebサーバ100に接続すると、表示画面11上には認証情報入力画面が表示される。その画面内容に従い認証情報を入力し、認証結果が受理認証であった場合には、Webサーバ100にログインすることができる。Webサーバ100へのログイン状態となることで、携帯電話10は、居室内ユニット420への動作指令情報の送信が可能となる。
Webサーバ100は、集合住宅Mとは別の外部のデータセンタに設置されており、インターネット50を介して携帯電話10からの接続が可能とされている。図3に示すように、Webサーバ100は、CPU101、ワークメモリを備えるRAM102、各種プログラムを記憶するROM103、バスライン104、ハードディスク装置(HDD(Hard Disk Drive))106、ルーター107に接続されるインターフェース105を備えて構成されており、ルーター107を介してインターネット50に接続されている。具体的に言えば、Webサーバ100(ルーター107)にグローバルIPアドレスが付与されており、そのグローバルIPアドレスを特定する形で携帯電話10からのアクセスが可能とされている。Webサーバ100は、携帯電話10から動作指令情報を受信すると、これをサブサーバ200に転送する。
なお、Webサーバ100のHDD106には、OS(Operating System)106aと、主制御アプリケーション106bと、サブサーバ200から送信されてくる画像データを携帯電話10の表示画面上に表示するイメージ表示アプリケーション106cとが記憶されている。
サブサーバ200は、Webサーバ100と同じく集合住宅Mとは別の外部のデータセンタに設置されており、インターネット50を介してWebサーバ100からのみ接続が可能とされている。図3に示すように、サブサーバ200は、CPU201、ワークメモリを備えるRAM202、各種プログラムを記憶するROM203、バスライン204、ハードディスク装置(HDD)206、ルーター207に接続されるインターフェース205を備えて構成されており、ルーター207を介してインターネット50に接続されている。具体的に言えば、サブサーバ200(ルーター207)にはプライベートIPアドレスが付与されており、そのプライベートIPアドレスを特定する形でWebサーバ100からのアクセスが可能とされている。
また、サブサーバ200のHDD206には、OS(Operating System)206aと、Webサーバ100から受信した動作指令情報をコントロールボックス400に転送するコマンド送信プログラム206bと、コントロールボックスから送信されてくる画像データを記憶する画像記憶メモリ206dと、該画像記憶メモリ206dに記憶された画像をWebサーバ100に送信する画像送信アプリケーション206cと、登録ユーザーの認証情報(マスター認証情報)及び個人情報を記憶するユーザーデータベース(以下、ユーザーDBという)206eと、接続するコントロールボックス400に関する情報を記憶する管理端末データベース(以下、管理端末DBという)とが記憶されている。
Webサーバ100からサブサーバ200への接続は、サブサーバ200において実行される予め定められた認証処理を経た上で行なわれる。認証結果が受理認証であった場合に限り、Webサーバ100に対しコントロールボックス400へのVPN60を介した中継接続を許可する。つまり、認証結果が受理認証であった場合にのみ、Webサーバ100から送信された動作指令情報がコントロールボックス400に転送される。転送される動作指令情報の駆動対象としてカメラ430が指定されている場合には、該動作指令情報をコントロールボックス400に送信すると、その返信としてカメラ430による撮影画像が送信される。
サブサーバ200とコントロールサーバ400とは、インターネット50を介した暗号化通信により通信可能とされている。具体的に言えば、インターネット50上に構築されたVPN60を介して互いが接続されている。また、このサブサーバ200は、FTPサーバ機能を備えている。他方、コントロールボックス400は、FTPクライアント機能を備えている。コントロールボックス400は、カメラ430により撮影された画像を取得すると、その撮影画像の画像ファイルをサブサーバ200にFTP送信してくるので、サブサーバ200は、これを居室R毎に画像記憶メモリ206dに記憶する。そして、記憶した画像ファイル(後述する圧縮画像ファイル)を携帯電話10にて表示するために、該画像ファイルに基づく画像バイト列データ(後述する非圧縮画像バイト列データ)をWebサーバ100にHTTP送信する。これにより、動作指令情報を送信するための入力操作を行なった、ログイン状態の携帯電話10の表示画面には、対応する居室R内の撮影画像が表示される。
コントロールボックス400は、図3に示すように、CPU401、ワークメモリを備えるRAM402、各種プログラムを記憶するROM403、バスライン404、ハードディスク装置(HDD)406、ルーター20に接続されるインターフェース405、カメラ430に接続されるUSBインターフェース407、及び赤外線信号発信機440に接続されるUSBインターフェース408を備えて構成されている。ルーター207を介してインターネット50に接続されている。
コントロールボックス400のHDD406には、OS(Operating System)406aと、サブサーバ200から受信した動作指令情報を居室内ユニット420に転送するコマンド送信プログラム406bと、カメラ430により撮影された画像データを記憶する画像記憶メモリ406dと、該画像記憶メモリ406dに記憶された画像データをサブサーバ200に送信する画像送信アプリケーション206cと、登録ユーザーの認証情報及び個人情報を記憶するユーザーデータベース(ユーザーDB)206eと、接続しているコントロールボックス400に関する情報を記憶する管理端末データベース(管理端末DB)206fとが記憶されている。
コントロールボックス400は、居室R毎に対応付けて設けられており、集合住宅M内のローカルネットワーク55に対しスイッチングハブ31を介して接続されている。そして、該ローカルネットワーク55におけるプライベートIPアドレスが付与されている。ここで、スイッチングハブ31にはVLAN設定がなされており、コントロールボックス400と、他のインターネット接続機器41,42とが別グループに設定され、VPNを介してサブサーバより送信されるデータはコントロールボックスにのみ送信される。
また、コントロールボックス400は、ローカルネットワーク55を介してルーター20に接続しており、インターネット50を介した暗号化通信により、Webサーバ100を制限的な接続元とする形で、該Webサーバ100からの接続が可能とされている。具体的に言えば、コントロールボックス400は、Webサーバ100との接続を中継するサブサーバ200に対しインターネット50上に構築されたVPN60を介して接続されている。
他方、図4に示すように、コントロールボックス400には、カメラ430及び赤外線発信装置420の赤外線信号LED部442が組み込まれてなる居室内ユニット420がローカル接続されている。コントロールボックス400は、USBケーブル481を介して赤外線発信装置420に接続しており、さらに該赤外線発信装置が、AVケーブル482を介して赤外線信号LED部442の各LEDに接続されている。また、コントロールボックス400は、USBケーブル471,473とを介してカメラ430に接続している。USBケーブル471,473間は、エクステンダー461,462及びLANケーブル472により延長されている。
居室内ユニット420は、図5に示すように、中空に形成されたユニット筐体421の内部に収納されている。ユニット筐体421の上端部には、円盤状の天井取付部428が設けられており、ユニット筐体421は、該天井取付部428により居室Rの天井に取り付けられる。また、天井取付部428には上方に開口するケーブル挿通用開口部427が形成されており、LANケーブル472及びAVケーブル482が該開口部427を介してユニット筐体421の内部に挿通される一方で、これら双方のケーブル472,482は居室R内の壁部の内側を通って、後述するコントロール部410まで達している。筐体421の内部には、エクステンダー462が固定配置されるとともに、LANケーブル472、USBケーブル473、及びAVケーブル482が配置されている。
ユニット筐体421の下端部422には、下方に開口するLED配置用開口部423が形成されており、該開口部423の内側に、赤外線信号LED部442が各LEDを露出させる形で配置されている。また、下端部422の正面側には、該正面方向に突出する突出部424が形成されており、その上面425が上方に向けて上り傾斜面をなして形成されている。該上り傾斜面425には、上方に開口するカメラ配置用開口部425が形成されており、該開口部426上に、カメラ430を収納する球状筐体450が配置されている。USBケーブル473は、該開口部426を通って該球状筐体450内部のカメラ430に接続されている。球状筐体450の正面部451は樹脂製透明部材により形成されており、カメラ430の撮影駆動部432は、撮影方向が該正面部451側に向く形で配置されている。
他方、コントロール部410は、コントロールボックス400及び赤外線信号発信機441を備えて構成され、居室Rに対応して設けられていればよく、本実施形態においては各居室の配電盤周辺に設けられている。
コントロールボックス400は、この居室内ユニット420に動作指令情報を送信する。送信した動作指令情報の駆動対象として赤外線発信装置440が指定されている場合には、赤外線信号LED部442の各LEDを該動作指令情報に基づいて発光駆動させる。同じく送信した動作指令情報の駆動対象としてカメラが指定されている場合には、カメラ430を該動作指令情報に基づいて撮影状態を変更する形で駆動するとともに該カメラ430に撮影を実行させて、その撮影画像を受信する。
なお、撮影画像を受信した場合、コントロールボックス400は、その撮影画像をデータ圧縮することにより圧縮画像ファイルを作成する。そして、画像記憶メモリ(コントロールボックス側圧縮画像ファイル記憶メモリ)406dに一時的に記憶するとともに、その圧縮画像ファイルを画像記憶メモリ406dから読み出してサブサーバ200にFTP送信する。その上で、FTP送信後には該コントロールボックス側圧縮画像ファイル記憶メモリ406dから該圧縮画像ファイルを消去する。つまり、圧縮画像ファイルをファイルムーブの形でサブサーバ200にFTP送信する。
サブサーバ200では、コントロールボックス400から圧縮画像ファイルを受信すると、これを画像記憶メモリ206dに記憶する。そして、サブサーバ200は、画像記憶メモリ206dに記憶された圧縮画像ファイルを非圧縮画像バイト列データに展開しつつ、当該非圧縮画像バイト列データをWebサーバ100にHTTP送信する。Webサーバ100では、受信した非圧縮画像バイト列データを、携帯電話10で表示可能な形式に変換して携帯電話10に送信する。これにより、携帯電話10の表示画面11には、居室R内の撮影画像が表示される。
以下、本実施形態における遠隔カメラ撮影画像閲覧システム1による居室内画像撮影のための処理の流れについて、図7と、図8〜図10のフローチャートとを用いて説明する。
まず、ユーザーが自身の居室R内の状況を把握したい場合には、携帯電話10を操作して、Webサーバ100に接続するためのアプリケーションを起動する(S1)。Webサーバ100への接続がなされると、表示画面11には、ユーザー認証情報(ログイン情報)の入力画面(認証情報入力画面)が表示される。ユーザーは携帯電話10の操作部12を操作して、自身のユーザー認証情報を表示画面11の表示内容に従い入力する(S2)。本実施形態におけるユーザー認証情報は、ユーザーID、パスワード、及びルームIDである。これら認証情報は、登録時にユーザーに与えられるものであり、ルームIDはユーザーの居室を特定可能な情報である。そして、入力が終了すると、それらユーザー認証情報をWebサーバ100にHTTPに従い送信する(S3)。送信後は、送信したユーザー認証情報の認証結果待ち状態となる(S4,S5)。
Webサーバ100は、主制御アプリケーション106bを実行しており、携帯電話10からユーザー認証情報が送信されてこない間は、ユーザー認証情報の受信待機状態が維持されている(S101、S102)。ユーザー認証情報(ログイン情報)を受信すると、受信したユーザー認証情報をサブサーバ200にHTTPに従い送信する(S103)。そして、サブサーバ200が実行する認証処理の結果返信を待つ待機状態となる(S104,S105)。
サブサーバ200は、コマンド送信プログラム206bを実行しており、Webサーバ100からユーザー認証情報が送信されてこない間は、ユーザー認証情報の受信待機状態が維持されている(S201、S202)。ユーザー認証情報(ログイン情報)を受信すると、認証処理を開始する(S203)。具体的には、ユーザーDB206eに記憶されている登録ユーザーの認証情報(マスター認証情報)を読み出して、これと受信したユーザー認証情報とを比較し、一致する場合を認証OK、一致しない場合を認証NGとする。認証処理が終了すると、その認証結果をWebサーバ100にHTTPに従い返信する(S204)。
ここで、サブサーバー200は、認証結果が認証NGであれば、再びユーザー認証情報の受信待機状態に戻る(S201)。他方、認証結果が認証OKであれば、携帯電話10の操作情報の受信を待つ待機状態となる(S206、S207)。
Webサーバ100は、サブサーバ200から認証結果を受信し、その結果が認証OKであった場合には、携帯電話10のログインを許可するとともに、その結果を携帯電話10にHTTPに従い返信・通知する(S107)。他方、認証結果が認証NGであった場合には、ログイン禁止状態を維持しつつ、その結果を携帯電話10にHTTPに従い返信・通知する(S109)。そして、認証結果が認証NGであれば、再びユーザー認証情報の受信待機状態に戻る(S101)。認証結果が認証OKであれば、携帯電話10の操作情報の受信を待つ待機状態となる(S108、S110)。
携帯電話10は、Webサーバ100から認証結果を受信し、その結果が認証OKであった場合には、Webサーバ100へのログイン状態となって表示画面11に、居室内ユニット420を指定する形で、指定した居室内ユニット420の駆動内容を指定する駆動操作入力画面が表示され(S7)、ユーザー操作待ちの状態となる(S8、S10)。他方、認証結果が認証NGであった場合には、ログインNGの旨を表示画面11に表示して(S9)、再び表示画面11にユーザー認証情報(ログイン情報)の入力画面が表示される(S2)。
続いて図9に進む。携帯電話10は、図8のS8のユーザー操作待ち状態において、操作部12に居室内ユニット420(カメラ430あるいは赤外線発信装置440)の駆動用操作がなされると、その操作情報(動作指令情報)をWebサーバ100にHTTPに従い送信する(S11)。その操作情報が駆動対象として赤外線発信装置440を指定するものであれば、赤外線信号LED部442に駆動指令を出力した旨を画面表示して本アプリケーションを終了する。他方、同じくその操作情報が駆動対象としてカメラ430を指定するものであれば、該カメラ430が撮影した画像データの返信を待つ待機状態となる(S13、S14,S16)。
Webサーバ100は、図8のS108の操作情報受信待ち状態において、携帯電話10から操作情報(動作指令情報)を受信すると、受信した操作情報とともにユーザー認証情報をサブサーバ200にHTTP送信する(S111)。そして、サブサーバ200が実行する認証処理の結果待ち状態となる(S112,S113)。
サブサーバ200は、図8のS206の操作情報受信待ち状態において、Webサーバ100から操作情報(動作指令情報)及びユーザー認証情報を受信すると、まずは受信したユーザー認証情報に対する認証処理を開始する(S208)。ユーザーDB206eに記憶されている登録ユーザーの認証情報(マスター認証情報)を読み出して、これと受信したユーザー認証情報とを比較し、一致する場合を認証OK、一致しない場合を認証NGとする。認証処理が終了すると、その認証結果をWebサーバ100にHTTPに従い返信する(S209)。
Webサーバ100は、サブサーバ200から認証結果を受信し、その結果が認証OKであった場合には、イメージ表示アプリケーション106cを起動する。なお、イメージ表示アプリケーション106c起動後、携帯電話10がログアウトした場合、あるいは携帯電話10との接続が中断した場合にはS101に戻る。そうでなければログイン状態を維持したまま、携帯電話10の操作情報の受信待ち状態に戻る(S108、S110)。他方、認証結果が認証NGであった場合には、その結果を携帯電話10にHTTPに従い送信し、通知する(S109)。そして、認証結果が認証NGであれば、再びログイン前のユーザー認証情報の受信待機状態に戻る(S101)。
ところで、サブサーバ200は、図9のS209で認証結果をWebサーバ100に返信すると、続いて、該認証情報とともに受信した操作情報に対応する動作指令コマンドを特定する(S211)。この動作指令コマンドは、各居室内ユニット420が直接読み取り可能な動作指令コマンドである。動作指令コマンドは、駆動対象となる居室内ユニット420を特定する情報(ユニット特定情報)と、駆動指令内容(駆動指令情報)とを対応付けた形で作成される。
図6の(a)に示すように、例えば駆動対象がカメラ430である場合には、a[A]という動作指令コマンドが特定される。カメラ430への駆動指令内容は予め複数用意されており、各駆動指令内容に対応付けた形で携帯電話10の操作部11への操作内容が定められている。ここでは、各駆動指令内容(動作指令内容)に対し、携帯電話10の操作部11(テンキー)の操作により入力される一桁の数値が対応付けられている。これにより、カメラ430の動作指令コマンドは、カメラ430を指定する情報(ユニット特定情報)と、その駆動指令内容(駆動指令情報)とを対応付けた形で作成される。例えば、携帯電話10でテンキー11の「2」が操作された場合には、カメラの撮影視野を上方に移動する駆動指令コマンドa[2]が特定される。
同様に、駆動対象が赤外線発信装置440である場合には、b[BB][CC]という動作指令コマンドが特定される。赤外線発信装置440の駆動指令内容(動作指令内容)は予め複数用意されており、各駆動指令内容に対応付けた形で携帯電話10の操作部11への操作内容が定められている。ここでは、各駆動指令内容に対し、携帯電話10の操作部11(テンキー)の操作により入力される二桁の数値が対応付けられている。また、赤外線操作される各電化製品500の製造メーカーが、ユーザー毎に予めユーザーDB206eに登録されている。これにより、赤外線発信装置440の動作指令コマンドは、赤外線発信装置440を指定する情報(ユニット特定情報)と、その駆動指令内容(駆動指令情報)と、赤外線発信装置440の製造メーカー情報とを対応付けた形で作成される。例えば携帯電話10でテンキー11の「21」が操作され、エアコンの製造メーカーがA社で登録されていた場合には、A社のエアコンの電源をONとするための駆動指令コマンドb[00][21]が特定される。
サブサーバ200は、動作指令コマンドを特定すると、該動作指令コマンドの送信先となるコントロールボックス400を特定する(S212)。コントロールボックス400の特定は、認証処理(S208)に用いたルームIDに基づいて行なう。管理端末情報DB206fには、ルームIDに対応付けた形でコントロールボックスの固有情報、例えばIPアドレス等が記憶されているので、これらを読み出す形で、動作指令コマンドの送信先となるコントロールボックス400を特定する。そして、その特定されたコントロールボックス400に、TCP/IPのソケット通信(TCP/IPに従う専用ソケット通信プロトコル)により動作指令コマンドを送信する(S213)。
そして、サブサーバ200は、動作指令コマンド送信後、画像送信アプリケーション206cを起動する(S214)。なお、画像送信アプリケーション206c起動後、携帯電話10がログアウトした場合、あるいは携帯電話10とWebサーバ100との接続が中断した場合にはS201に戻る。そうでなければログイン状態を維持したまま、携帯電話10の操作情報及び認証情報の受信待ち状態に戻る(S206、S207)。
コントロールボックス400は、コマンド送信アプリケーション406bを実行しており、サブサーバ200から動作指令コマンドが送信されてこない間は、動作指令コマンドの受信待機状態が維持されている(S401、S402)。動作指令コマンドを受信すると、そのコマンドから駆動対象となる居室内ユニット420を特定して(S403)、特定された居室内ユニット420に動作指令コマンドを送信する(S404)。ただし、駆動対象がカメラ430である場合には、動作指令コマンド送信後に画像送信アプリケーション406cを起動して、動作指令コマンドの受信待機状態に戻る(S401、S402)。
図10に進む。コントロールボックス400は、画像送信アプリケーション406cを起動すると、まずはカメラ430による撮影画像の受信待機状態となる(S451、S452)。そして、撮影画像を受信すると、撮影画像をデータ圧縮することにより圧縮画像ファイルを作成する(S453)。圧縮画像ファイルは、JPEG、PNG、GIF等の形式とすることができる(本実施形態においてはJPEG)。なお、作成された圧縮画像ファイルは、画像記憶メモリ406dに一時的に記憶される。そして、この圧縮画像ファイルを画像記憶メモリ406dから読み出してサブサーバ200にFTPに従い送信(返信)する(S454)。ここでの圧縮画像ファイルの送信はファイルムーブにより行なわれるので、送信された圧縮画像ファイルは画像記憶メモリ406dから消去される。
このとき、サブサーバ200では、画像送信アプリケーション206cが起動しており、コントロールボックス400から送信されてくる圧縮画像ファイルの受信を待つ待機状態となっている(S251,S252)。コントロールボックス400から圧縮画像ファイルを受信すると、該コントロールボックス400に対応する画像記憶メモリ206dに記憶する(S253)。
なお、圧縮画像ファイルの画像記憶メモリ206dへの記憶は上書きの形で行なわれる。コントロールボックス400は、転送する圧縮画像ファイルに対し常に同一のファイル名を付与した上でサブサーバ200にFTP送信してくるので、サブサーバ200では、そのファイル名のまま画像記憶メモリ206dに記憶するので、自動的に過去の圧縮画像ファイルに上書きする形で保存される。保存後は、Webサーバ100からの画像取得要求の受信待ち状態となる(S254、S255)。
一方、Webサーバでは、画像表示アプリケーション206cが起動して、画像取得要求をユーザー認証情報とともにHTTPに従い送信する(S151)。そして、サブサーバ200が実行する認証処理の結果待ち状態となる(S153,S154)。
サブサーバ200は、Webサーバ100から画像取得要求及びユーザー認証情報を受信すると、まずは受信したユーザー認証情報に対する認証処理を開始する(S256)。ユーザーDB206eに記憶されている登録ユーザーの認証情報(マスター認証情報)を読み出して、これと受信したユーザー認証情報とを比較し、一致する場合を認証OK、一致しない場合を認証NGとする。認証処理が終了すると、その認証結果をWebサーバ100にHTTPに従い返信する(S257)。
そして、認証OKの場合は、ユーザー認証情報のルームIDに対応するコントロールボックスを特定し、該コントロールボックスに対応する画像記憶メモリ406から圧縮画像ファイルを非圧縮画像バイト列データ(バイナリデータ)に展開しつつ、当該非圧縮画像バイト列データをWebサーバ100にHTTPに従い送信する。他方、認証NGの場合は、画像表示アプリケーション406cを終了する。
Webサーバ100は、サブサーバ200から認証結果を受信し、(S152)その認証結果が認証OKであった場合には、サブサーバ200から送信されてくる画像データ(非圧縮画像バイト列データ)の受信待ち状態となる(S156,S157)。非圧縮画像バイト列データを受信すると、これを携帯電話10のブラウザで表示可能な形式に変換して、HTTPに従い該携帯電話10に返信し(S158)、画像表示アプリケーション106cを終了する。他方、認証結果がNGであった場合には、その結果を携帯電話10にHTTPに従い返信・通知して(S155)、画像表示アプリケーション406cを終了する。
このとき、携帯電話10では、図9のS13において、画像データの返信を待つ待機状態となっているが、Webサーバ100から認証NGが送信されてきた場合には、認証NGの旨を表示画面11に表示して(S15)、再び表示画面11にユーザー認証情報(ログイン情報)の入力画面表示に戻る(S2)。他方、画像データが送信されてきた場合には、ブラウザにより該画像データを表示画面11に表示する(S1)。表示解除操作がなされた場合には、表示を終了する(S19)。また、終了操作がなされた場合には、本アプリケーションを終了し、終了操作がされなければユーザー操作を待つ待機状態(S8)に戻る。
このように、本実施形態における遠隔カメラ撮影画像閲覧システム1は、ユーザーによる携帯電話10の操作により、自室Rのカメラ430及び赤外線発信装置440を駆動することができ、カメラを駆動した場合には、その撮影画像を携帯電話で閲覧することができる。一方で、Webサーバ100とサブサーバ200との間では認証処理が実施され、さらに、サブサーバ200とコントロールボックス400との間がVPNにより接続されており、カメラ430の撮影画像が他者に見られないように構築されている。
なお、本実施形態においては、携帯電話10からの操作により、コントロールボックス400の赤外線信号記憶部406eに記憶される赤外線信号情報は、該コントロールボックスが実行する赤外線信号学習アプリケーションを実行し、外部からの信号入力を受けることにより新たな波形出力を有する赤外線信号情報を登録することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態におけるインターネット通信に代わってPLC(Power Line Communications:電力線搬送通信)を利用してもよい。
1 遠隔カメラ撮影画像閲覧システム
M 集合住宅
R 居室
10 携帯電話
100 Webサーバ
200 サブサーバ
400 コントロールボックス(コントロールサーバ)
50 インターネット
60 VPN
420 居室内ユニット
430 居室内カメラ
440 赤外線発信装置
500 電化製品
501 空調装置(エアコン)
502 照明装置
503 録画装置
M 集合住宅
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10 携帯電話
100 Webサーバ
200 サブサーバ
400 コントロールボックス(コントロールサーバ)
50 インターネット
60 VPN
420 居室内ユニット
430 居室内カメラ
440 赤外線発信装置
500 電化製品
501 空調装置(エアコン)
502 照明装置
503 録画装置
Claims (12)
- 居室内に設置され、該居室内の画像撮影を行なうとともに、外部から受信する動作指令情報に基づいて前記居室内の撮影状態を変更する撮影状態変更動作部を有した居室内カメラと、
前記居室内カメラにローカル接続され、該居室内カメラへの前記動作指令情報の送信と、前記居室内カメラが取得した撮影画像の受信とを行なうコントロールサーバと、
インターネットを介した携帯電話からの接続が可能とされ、前記携帯電話から入力される前記動作指令情報の受信と、前記コントロールサーバから受け取った前記撮影画像の前記携帯電話への送信とを行なうWebサーバとを有し、
前記コントロールサーバは、前記インターネットを介した暗号化通信により、前記Webサーバを制限的な接続元とする形で、該Webサーバからの接続が可能とされていることを特徴とする遠隔カメラ撮影画像閲覧システム。 - 複数の前記居室に対し、前記居室内カメラと該居室内カメラが接続される前記コントロールサーバの組が一対一に対応する形で設けられ、前記Webサーバは、ルームIDにより前記居室内カメラと前記コントロールサーバとの組を特定する形で、所望の居室内カメラとの間での前記動作指令情報及び前記撮影画像の送受信処理を行なう請求項1記載の遠隔カメラ撮影画像閲覧システム。
- 前記居室内カメラは、前記居室内に配置された電化製品に対するリモコン用無線送受信部が一体的に組み込まれた居室内ユニットを構成してなり、前記動作指令情報は前記電化製品に対する遠隔操作用指令情報を含むものであり、該遠隔操作用指令情報が前記リモコン用無線送受信部から前記電化製品に対し無線送信される請求項1又は請求項2に記載の遠隔カメラ撮影画像閲覧システム。
- 前記WebサーバにはグローバルIPアドレスが付与されるとともに、前記携帯電話は前記グローバルIPアドレスを特定する形で前記Webサーバにアクセス可能とされる一方、
前記コントロールサーバはプライベートIPアドレスが付与されるとともに、前記インターネット上に構築されたVPNに接続されてなる請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の遠隔カメラ撮影画像閲覧システム。 - 前記コントロールサーバは、プライベートIPアドレスが付与されたサブサーバに対し前記インターネット上に構築されたVPNを介して接続され、
前記Webサーバは、前記携帯電話から取得した認証情報を、前記インターネットを介して前記サブサーバに送信する認証情報送信手段を有し、
前記サブサーバは、前記Webサーバから受信した前記認証情報に基づいて認証処理を行なう認証手段と、その認証結果が受理認証であった場合にのみ前記Webサーバに対し前記コントロールサーバへの前記VPNを介した中継接続を許可する接続許可手段とを備える請求項4に記載の遠隔カメラ撮影画像閲覧システム。 - 請求項2に記載の要件を備え、複数の前記コントロールサーバが共通の前記サブサーバに接続されてなる請求項5記載の遠隔カメラ撮影画像閲覧システム。
- 前記サブサーバがFTPサーバ機能を有し、前記コントロールサーバがFTPクライアント機能を有し、
前記コントロールサーバは、受信した前記動作指令情報に基づいて前記居室内カメラが撮影した前記撮影画像を取得する撮影画像取得手段と、取得した該撮影画像の画像ファイルを前記サブサーバにFTP送信する画像ファイル送信手段を備え、
前記サブサーバは、受信した前記画像ファイルを記憶する画像ファイル手段と、記憶された該画像ファイルに基づく画像バイト列データを前記WebサーバにHTTP送信する画像バイト列データ送信手段を備える請求項5又は請求項6に記載の遠隔カメラ撮影画像閲覧システム。 - 前記コントロールサーバは、取得した前記撮影画像をデータ圧縮することにより圧縮画像ファイルを作成する圧縮画像ファイル手段と、該圧縮画像ファイルを一時的に記憶するコントロールサーバ側圧縮画像ファイル記憶メモリとを備え、
前記画像ファイル送信手段は、前記圧縮画像ファイルを前記コントロールサーバ側圧縮画像ファイル記憶メモリから読み出して前記サブサーバにFTP送信するに伴い、該コントロールサーバ側圧縮画像ファイル記憶メモリから該圧縮画像ファイルを消去するファイルムーブ手段を有する請求項7記載の遠隔カメラ撮影画像閲覧システム。 - 前記サブサーバは、前記コントロールサーバから受信した圧縮画像ファイルを記憶するサブサーバ側圧縮画像ファイル記憶メモリを備え、
前記画像バイト列データ送信手段は、該サブサーバ側圧縮画像ファイル記憶メモリ内の圧縮画像ファイルを非圧縮画像バイト列データに展開しつつ、当該非圧縮画像バイト列データを前記WebサーバにHTTP送信するものである請求項8記載の遠隔カメラ撮影画像閲覧システム。 - 前記画像バイト列データ送信手段は、前記非圧縮画像バイト列データとして前記WebサーバにHTTP送信済の前記圧縮画像ファイルを前記サブサーバ側圧縮画像ファイル記憶メモリから消去するファイル消去手段を有する請求項7記載の遠隔カメラ撮影画像閲覧システム。
- 前記ファイル消去手段は、前記サブサーバ側圧縮画像ファイル記憶メモリ上における、前記非圧縮画像バイト列データを前記WebサーバにHTTP送信済の前記圧縮画像ファイルのメモリ領域を、新しく受信した圧縮画像ファイルにて上書き更新する圧縮画像ファイル更新手段として構成されている請求項10記載の遠隔カメラ撮影画像閲覧システム。
- 前記Webサーバは、前記サブサーバにおける前記認証処理の前記認証結果が受理認証であった場合に、前記携帯電話から受信した前記動作指令情報を、前記サブサーバにHTTP送信する動作指令情報送信手段を備え、
前記サブサーバは、同じく前記認証処理の前記認証結果が受理認証であった場合に、前記Webサーバから受信した前記動作指令情報を、TCP/IPに従う専用ソケット通信プロトコルにより、前記居室内カメラの撮影状態変更動作部が直接読み取り可能な動作指令コマンドに変換しつつ、前記コントロールサーバへ前記VPNを介して転送する動作指令コマンド転送手段を備える請求項5ないし請求項11のいずれか1項に記載の遠隔カメラ撮影画像閲覧システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006355626A JP2008167250A (ja) | 2006-12-28 | 2006-12-28 | 遠隔カメラ撮影画像閲覧システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006355626A JP2008167250A (ja) | 2006-12-28 | 2006-12-28 | 遠隔カメラ撮影画像閲覧システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008167250A true JP2008167250A (ja) | 2008-07-17 |
Family
ID=39696061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006355626A Pending JP2008167250A (ja) | 2006-12-28 | 2006-12-28 | 遠隔カメラ撮影画像閲覧システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008167250A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101841993B1 (ko) * | 2016-11-15 | 2018-03-26 | (주) 아이오티솔루션 | 사물 인터넷 기반의 실내형 자가촬영사진지원 카메라 시스템 |
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JP2005151019A (ja) * | 2003-11-13 | 2005-06-09 | Canon Inc | 携帯端末装置、携帯端末装置の制御方法、及びプログラム |
-
2006
- 2006-12-28 JP JP2006355626A patent/JP2008167250A/ja active Pending
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WO2018092929A1 (ko) * | 2016-11-15 | 2018-05-24 | (주) 아이오티솔루션 | 사물 인터넷 기반의 실내형 자가촬영사진지원 카메라 시스템 |
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