JP2008167234A - 点呼方法及び点呼システム - Google Patents

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Abstract

【課題】精度よく確実に点呼を行うことができる低コストな点呼システムを実現する。
【解決手段】点呼者によって操作されるマスター装置10は、被点呼者によって携帯される複数のスレーブ装置20間でアドホックネットワークのルーティングを構成するように指示するルーティング構成指示を各スレーブ装置20に無線送信する。スレーブ装置20は、ルーティング構成指示を受信したのに応じてルーティングの構成処理を開始し、自身の識別子を付帯させたルーティングの完了報告をマスター装置10に無線送信する。マスター装置10は、ルーティングの完了報告を受信し、受信した完了報告に基づいて、スレーブ装置20の存在有無を確認する。さらにスレーブ装置20はRSSI試験を実施してその結果をマスター装置10に無線送信し、マスター装置10でRSSI試験結果を受信することにより点呼の精度を高める。
【選択図】図6A

Description

本発明は、点呼方法及び点呼システムに関し、とくに精度よく確実に点呼を行うことができ低コストで実現することが可能な点呼方法及び点呼システムに関する。
例えば特許文献1には、修学旅行や団体旅行等の観光バス旅行、保育園や老人ホームなどの福祉施設において行われている点呼の煩雑さを解消すべく、無線通信する親機と子機とを用い、親機から子機へコマンドを送信し、子機からの応答信号からIDを識別して子機を特定する人数確認システムが開示されている。
特開2001−99928号公報
上記特許文献1に記載の技術では、親機から各子機に対して呼出信号を送信し、子機からの応答信号を親機が受信する構成であるため、親機からの呼出信号が到達し、かつ、子機から親機に応答信号が到達した場合にのみ、親機は子機の存在を把握すること、すなわち点呼を取ることができる。
しかし、例えばバスの車内などの実際の利用現場においては、乗客の体や乗客の荷物、座席等によって電波の状態が必ずしも安定せず、親機と子機との間の無線通信が確実に行われるわけではないので点呼の精度は必ずしも補償されない。また点呼の精度を向上させようとすれば、ハードウエアやソフトウエアの構成が複雑化し、とくに被点呼者に携帯させる子機は被点呼者の人数分必要になるためコスト面でも問題がある。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、精度よく確実に点呼を行うことができ、低コストで実現することが可能な点呼方法及び点呼システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための、本発明のうち請求項1に記載の発明は、点呼者によって操作される、CPU、メモリ、及び無線通信インタフェースを有するマスター装置と、被点呼者に携帯される、CPU、メモリ、及びアドホック通信が可能な無線インタフェースを有する複数のスレーブ装置とを含んで構成される点呼システムを用いて行われる点呼方法であって、前記マスター装置が、前記スレーブ装置間でアドホックネットワークのルーティングを構成するように指示するルーティング構成指示を前記スレーブ装置に無線送信するステップと、前記スレーブ装置が、前記ルーティング構成指示を受信したのに応じてルーティングの構成を開始するステップと、前記スレーブ装置が、自身の識別子を付帯させた前記ルーティングの完了報告を前記マスター装置に無線送信するステップと、前記マスター装置が、前記ルーティングの完了報告を受信し、受信した前記完了報告に基づいて、前記スレーブ装置の存在有無を確認するステップとを含むこととする。
このように本発明はマスター装置から送信したアドホック通信におけるルーティング構成指示に応じて各スレーブ装置から送信されてくるルーティングの完了報告を受信し、完了報告に基づいてスレーブ装置の存在有無を確認することにより点呼を行う構成である。このため、精度よく確実に点呼を行うことができ、かつ既存のアドホック通信機能を有する無線通信インタフェースを用いて低コストな点呼システムを容易に実現することができる。
本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の点呼方法であって、前記マスター装置は、前記スレーブ装置が前記アドホック通信を行う際の送信出力を指定する情報を取得する入力装置を有し、前記マスター装置が、前記スレーブ装置が前記アドホック通信を行う際の送信出力が、前記入力装置から取得した送信出力となるように指示する送信出力制御指示を前記スレーブ装置に送信するステップと、前記スレーブ装置が、前記送信出力制御指示を受信し、自身が前記アドホック通信を行う際の送信出力が、受信した前記送信出力制御指示に指定される送信出力となるように制御するステップと、をさらに含むこととする。
本発明によればスレーブ装置がアドホック通信を行う際の送信出力を指定することができる。ここで従来のようにマスター装置側の送信出力を可変する方式では、マスター装置からの距離が長いとマスター装置から送信される電波が微弱となって点呼対象範囲の調節が難しくなるが、本発明のようにスレーブ装置側で送信出力を可変する場合はそのような問題がなく、マスター装置とスレーブ装置との位置関係に拘わらず点呼対象範囲を精度よく調節することができる。このため、精度よく確実に点呼を行うことができる。
本発明のうち請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の点呼方法であって、前記スレーブ装置は、RSSI回路を有し、前記マスター装置が、RSSI試験の実行を指示するRSSI試験実行指示を前記スレーブ装置に送信するステップと、前記スレーブ装置が、前記RSSI試験実行指示を受信したのに応じてRSSI試験を実行するステップと、前記スレーブ装置が、前記RSSI試験の実行結果を前記マスター装置に送信するステップと、前記マスター装置が、自身の識別子を付帯させた前記RSSI試験の実行結果を受信し、受信した前記RSSI試験の実行結果に基づいて、前記スレーブ装置の存在有無を確認するステップと、をさらに含むこととする。
本発明では、スレーブ装置においてRSSI試験を行い、その結果をマスター装置で受信し、受信したRSSI試験の実行結果に基づいて点呼を行う。すなわち、本発明によれば、前述したルーティングの完了報告とRSSI試験の実行結果とに基づいて点呼が2重に行われるので、精度よく確実に点呼を行うことができる。またマスター装置側では、RSSI試験の実行結果によってスレーブ装置の送信出力が正しく制御されているかどうかを確認することができるので、これによっても点呼の精度が向上することになる。
本発明のうち請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の点呼方法であって、前記マスター装置が、前記ルーティング構成指示を送信した際にタイマーカウントを開始するステップと、前記マスター装置が、前記タイマーカウントによるカウント値が予め設定されている閾値を超えているか否かを判定するステップと、前記マスター装置が、前記カウント値が前記閾値を超えた場合に、前記ルーティング完了報告の受信を中止し、前記中止の時点において既に受信している前記完了報告に基づいて、前記スレーブ装置の存在有無を確認するステップと、を含むこととする。
本発明によれば、マスター装置がいつまでもルーティング完了報告を待ち続けて無限ループに陥ってしまうといった不都合を回避することができる。
本発明のうち請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の点呼方法であって、前記マスター装置が、前記RSSI試験実行指示を送信した際にタイマーカウントを開始するステップと、前記マスター装置が、前記タイマーカウントによるカウント値が予め設定されている閾値を超えているか否かを判定するステップと、前記マスター装置が、前記カウント値が前記閾値を超えた場合に、前記RSSI試験実行指示の受信を中止し、前記中止の時点において既に受信している前記RSSI試験結果に基づいて、前記スレーブ装置の存在有無を確認するステップと、を含むこととする。
本発明によれば、マスター装置がいつまでもRSSI試験結果を待ち続けて無限ループに陥ってしまうといった不都合を回避することができる。
本発明のうち請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の点呼方法であって、前記点呼システムは、前記スレーブ装置を携帯する前記被点呼者の通路付近に設置され、前記スレーブ装置と無線通信を行うことにより前記スレーブ装置に記憶されている識別子を取得して記憶するリーダ装置をさらに含み、前記マスター装置は、前記リーダ装置と通信することにより前記リーダ装置が記憶している前記識別子を取得し、前記マスター装置は、前記リーダ装置から取得した前記識別子と、受信した前記完了報告とに基づいて、前記スレーブ装置の存在有無を確認するステップと、をさらに含むこととする。
リーダ装置は、例えばバスの乗降口付近などの点呼対象範囲とそれ以外の区域との間の通路付近に設置され、リーダ装置は、設置された通路を通過するスレーブ装置から当該スレーブ装置に記憶されている識別子を取得する。そしてマスター装置は、リーダ装置に格納されている識別子と、自身がスレーブ装置から受信した完了報告とに基づいて、スレーブ装置の存在有無を確認することにより点呼を行う。このように、リーダ装置に蓄積される識別子と完了報告とによって点呼を行うことで、精度よく確実に点呼を行うことができる。
本発明のうち請求項7に記載の発明は、請求項3に記載の点呼方法であって、前記点呼システムは、前記スレーブ装置を携帯する前記被点呼者の通路付近に設置され、前記スレーブ装置と無線通信を行うことにより前記スレーブ装置に記憶されている識別子を取得して記憶するリーダ装置をさらに含み、前記マスター装置は、前記リーダ装置と通信することにより前記リーダ装置が記憶している前記識別子を取得し、前記マスター装置は、前記リーダ装置から取得した前記識別子と、受信した前記RSSI試験の実行結果とに基づいて、前記スレーブ装置の存在有無を確認するステップと、をさらに含むこととする。
上記リーダ装置は、例えばバスの乗降口付近などの点呼対象範囲とそれ以外の区域との間の通路付近に設置され、リーダ装置は、設置された通路を通過するスレーブ装置から当該スレーブ装置に記憶されている識別子を取得する。そしてマスター装置は、リーダ装置に格納されている識別子と、自身がスレーブ装置から受信したRSSI試験の実行結果とに基づいてスレーブ装置の存在有無を確認することにより点呼を行う。このように、リーダ装置に蓄積される識別子とRSSI試験の実行結果とによって点呼を行うことで、精度よく確実に点呼を行うことができる。
本発明のうち請求項8に記載の発明は、点呼者によって操作され、CPU、メモリ、及び無線通信インタフェースを有するマスター装置と、被点呼者に携帯され、CPU、メモリ、及びアドホック通信が可能な無線インタフェースを有する複数のスレーブ装置とを含んで構成される点呼システムであって、前記マスター装置が、前記スレーブ装置間でアドホックネットワークのルーティングを構成するように指示するルーティング構成指示を前記スレーブ装置に無線送信し、前記スレーブ装置が、前記ルーティング構成指示を受信したのに応じてルーティングの構成処理を開始し、前記スレーブ装置が、自身の識別子を付帯させた前記ルーティングの完了報告を前記マスター装置に無線送信し、前記マスター装置が、前記ルーティングの完了報告を受信し、受信した前記完了報告に基づいて、前記スレーブ装置の存在有無を確認するものである。
本発明のうち請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の点呼システムであって、前記マスター装置は、前記スレーブ装置が前記アドホック通信を行う際の送信出力を指定する情報を取得する入力装置を有し、前記マスター装置が、前記スレーブ装置が前記アドホック通信を行う際の送信出力が、前記入力装置から取得した送信出力となるように指示する送信出力制御指示を前記スレーブ装置に送信し、前記スレーブ装置が、前記送信出力制御指示を受信し、自身が前記アドホック通信を行う際の送信出力が、受信した前記送信出力制御指示に指定される送信出力となるように制御するものである。
本発明のうち請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の点呼システムであって、前記スレーブ装置は、RSSI回路を有し、前記マスター装置が、RSSI試験の実行を指示するRSSI試験実行指示を前記スレーブ装置に送信し、前記スレーブ装置が、前記RSSI試験実行指示を受信したのに応じてRSSI試験を実行し、前記スレーブ装置が、自身の識別子を付帯させた前記RSSI試験の実行結果を前記マスター装置に送信し、前記マスター装置が、前記RSSI試験の実行結果を受信し、受信した前記RSSI試験の実行結果に基づいて、前記スレーブ装置の存在有無を確認するものである。
本発明によれば、精度よく確実に点呼を行うことができ、低コストで実現することが可能な点呼方法及び点呼システムを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態につき詳細に説明する。図1に本発明の一実施形態として説明する点呼システム1の概略的な構成を示している。点呼システム1は、バスガイド等の点呼者によって操作されるマスター装置10、観光バス旅行の参加者等の被点呼者に携帯させる複数のスレーブ装置20、及びバスの乗降口付近等に設置されるリーダ装置30を含んで構成されている。
図2Aにマスター装置10のハードウエア構成を示している。同図に示すように、マスター装置10は、CPU11、メモリ12、スイッチやテンキー等の入力装置13、液晶モニタ等の表示装置14、無線通信インタフェース15、及びRSSI回路16を有する。CPU11は、メモリ12に記憶されているプログラムを実行し、マスター装置10が提供する各種の機能を実現する。入力装置13は、点呼者等による操作入力を受け付ける。入力装置13には後述する点呼モードの設定スイッチ(以下、「点呼モード設定スイッチ」と称する。)が含まれる。無線通信インタフェース15は、WAP(Wireless Access Protocol)等の無線接続プロトコルに従ってスレーブ装置20との間で無線通信を行う。無線通信インタフェース15は、スレーブ装置20との間でアドホック通信を行う。このアドホック通信のプロトコルとしては、例えば、Hi−TORA(Temporally Ordered Routing Algorithm)、Hi−AODV(Ad Hoc On-Demand Distance Vector Routing)、Hi−DSR(Dynamic Source Routing)などのマルチホップ方式による自律分散型のアドホック通信のルーティングプロトコルを用いることができる。なお、これらのプロトコルについては、例えば「角田良明、外1名、”アドホックネットワークの自律分散クラスタリングと階層ルーティング”、2004年4月26日、第17回 回路とシステム、軽井沢ワークショップ」に詳しい。CPU11、メモリ12、入力装置13、表示装置14、無線通信インタフェース15、及びRSSI回路16は、バス17を介して互いに通信可能に接続されている。
図2Bにスレーブ装置20のハードウエア構成を示している。スレーブ装置20は、CPU21、メモリ22、無線通信インタフェース23、及びRSSI回路24(RSSI : Radio Signal Strength Indicator)を有する。CPU21は、メモリ22に記憶されているプログラムを実行し、スレーブ装置20が提供する各種の機能を実現する。無線通信インタフェース23は、WAP(Wireless Access Protocol)等の無線接続プロトコルに従ってマスター装置10との間で無線通信を行う。また無線通信インタフェース23は、マスター装置10やスレーブ装置20との間でアドホック通信を行う。このアドホック通信のプロトコルは上述したマスター装置10の無線通信インタフェース23に用いられるものと同様である。
RSSI回路24は、無線通信インタフェース23によって行われる通信の受信電界強度を測定してCPU21に随時伝える。CPU21、メモリ22、無線通信インタフェース23、及びRSSI回路24は、バス25を介して互いに通信可能に接続されている。
図2Cにリーダ装置30のハードウエア構成を示している。リーダ装置30は、CPU31、メモリ32、スイッチ等の入力装置33、及び無線通信インタフェース34を有する。CPU31はメモリ32に記憶されているプログラムを実行し、リーダ装置30が提供する各種の機能を実現する。無線通信インタフェース34は、WAP(Wireless Access Protocol)等の無線接続プロトコルに従って、マスター装置10及びスレーブ装置20との間で無線通信を行う。なお、リーダ装置30は、CPU31、メモリ32、入力装置33、及び無線通信インタフェース34はバス35を介して互いに通信可能に接続されている。
図3Aにマスター装置10によって提供される機能を示している。同図において、点呼開始検知部111は、入力装置13に対して点呼開始を指示する入力操作が行われたかどうかをリアルタイムに監視する。出力制御指示部112は、スレーブ装置20に、スレーブ装置20が他のスレーブ装置20とアドホック通信を行う際の送信出力を制御する指示(以下、「送信出力制御指示」と称する。)を送信する。図4Aに送信出力制御指示410のデータ構成を示している。同図に示すように、送信出力制御指示410には送信出力を指定する情報411が含まれる。
ルーティング構成指示部113は、スレーブ装置20に、アドホック通信のためのルーティングの構成を開始する指示(以下、「ルーティング構成指示」と称する。)を送信する。ルーティング完了報告受信部114は、スレーブ装置20から送信されてくる、後述のルーティング完了報告を受信する。
RSSI試験実行指示部115は、スレーブ装置20に、RSSI試験の実行の指示(以下、「RSSI試験実行指示」と称する。)を送信する。RSSI試験結果受信部116は、スレーブ装置20から送信されてくる、後述のRSSI試験結果を受信する。
識別子受信部117は、入力装置13に対して行われる操作入力に応じて、又は自動的に、リーダ装置30に記憶されている識別子の送信を要求する指示(以下、「識別子送信要求」と称する。)をリーダ装置30に送信し、これに応じてリーダ装置30から送信されてくる識別子を受信する。
図3Bにスレーブ装置20によって提供される機能を示している。同図において、送信出力制御部211は、マスター装置10から送信されてくる送信出力制御指示を受信すると、他のスレーブ装置20とアドホック通信を行う際の送信出力が受信した送信出力制御指示に指定されている送信出力となるように、自身の無線通信インタフェース23の送信出力を制御する。
アドホック通信制御部212は、マスター装置10から送信されてくるルーティング構成指示を受信すると、アドホック通信のためのルーティング処理を開始する。またルーティング処理の完了後は、その完了報告であるルーティング完了報告をマスター装置10に送信する。なお、マスター装置10は、記憶している全てのスレーブ装置20からルーティング完了報告を受信した場合にルーティングが完了したことを認識する。
図4Bにルーティング完了報告420のデータ構成を示している。同図に示すように、ルーティング完了報告420は、ルーティング完了報告420の送信元のスレーブ装置20の識別子421、及び、マスター装置10から送信元のスレーブ装置20までのルーティング径路を示すノードの識別子の一覧であるノード一覧422が含まれる。
RSSI試験制御部213は、マスター装置10から送信されてくるRSSI試験実行指示を受信すると、ルーティング処理によってアドホック通信が可能になっている他のスレーブ装置20と通信し、その通信の際の受信電界強度を測定する。またRSSI試験制御部213は、測定した受信電界強度を記載したデータであるRSSI試験結果をマスター装置10に送信する。
図4CにRSSI試験結果420のデータ構成を示している。同図に示すように、RSSI試験結果420には、RSSI試験の対象となった通信相手のスレーブ装置20の識別子432と、測定した受信電界強度を示す情報433と、パケット損失率を示す情報434とが含まれる。
読出要求応答部214は、リーダ装置30から送信されてくるスレーブ装置20の識別子の読出要求(以下、「識別子読出要求」と称する。)を受信すると、識別子記憶部216が記憶している当該スレーブ装置20の識別子をリーダ装置30に送信する。識別子記憶部216は、当該スレーブ装置20の識別子を記憶する。
図3Cにリーダ装置30によって提供される機能を示している。同図において、識別子取得部311は、スレーブ装置20に識別子読出要求を送信し、これに応じてスレーブ装置20から送信されてくる識別子を受信して記憶する。なお、識別子取得部311は、入力装置33に対して行われる所定の操作入力に応じて識別子読出要求の送信を開始し、入力装置33に対して行われる所定の操作入力に応じて識別子読出要求の送信を停止する。識別子送信部312は、マスター装置10から送信されてくる識別子送信要求を受信すると、記憶している識別子をマスター装置10に送信する。
次に点呼システム1を用いて行われる具体的な点呼方法について説明する。図5に点呼システム1を用いて行われる点呼方法を示している。まず点呼者はマスター装置10に点呼モードを設定する(S511)。この点呼モードには「広域」と「狭域」とがある。例えばバス外(車外)で点呼を行う場合など、被点呼者が広域に存在する場合には、上記点呼モードを「広域」に設定する。一方、例えばバス内(車内)でツアー参加者が全員揃っているかどうかを確認する場合など、被点呼者が狭域に存在する場合には、上記点呼モードを「狭域」に設定する。点呼を行う場合には、点呼者はマスター装置10に点呼開始の指示操作を行う(S512)。その後、暫くしてマスター装置10の表示装置14に点呼結果が表示されるので、点呼者は表示されている点呼結果を確認する(S513)。
なお、点呼者は入力装置13に所定の操作を行うことで、マスター装置10に各点呼モード(「広域」と「狭域」)における点呼対象範囲を設定することができる。
このように、本実施形態の点呼システム1によれば、点呼者はマスター装置10に対して簡単な操作を行うだけで点呼を行うことができる。また点呼に際し、被点呼者はとくに煩雑な操作を強いられることがない。従って、被点呼者がツアー参加者等である場合には、点呼者は顧客に点呼の煩わしさを感じさせることなくスムーズに点呼を行うことができる。
次に図5に示した点呼方法の実施に際し、マスター装置10、スレーブ装置20、及びリーダ装置30によって行われる処理について図6A及び図6Bに示すフローチャートとともに説明する。
マスター装置10は、入力装置13に点呼開始操作が行われたかどうかをリアルタイムに監視している(S611)。点呼開始操作が行われたことを検知すると(S611:YES)、マスター装置10はスレーブ装置20の無線通信インタフェース23の送信出力がマスター装置10に設定されている点呼モードに応じた送信出力となるようにする送信出力制御指示を各スレーブ装置20に送信する(S612)。
スレーブ装置20は、マスター装置10から送信されてくる送信出力制御指示を受信すると、無線通信インタフェース23の送信出力が受信した上記送信出力制御指示によって指定される送信出力となるように、自身の無線通信インタフェース23の送信出力を制御する(S613)。
次にマスター装置10は、ルーティングを利用した点呼処理(S630)を実行する。この処理の詳細を図6Bに示している。まずマスター装置10は、各スレーブ装置20に対してルーティング構成指示を送信する(S631)。またマスター装置10は、ルーティング構成指示の送信とともに、後述するS638のタイムオーバ判定処理で用いるタイマーのカウントを開始する(S634)。
スレーブ装置20は、マスター装置10から送信されてくるルーティング構成指示を受信すると(S632)、他のスレーブ装置20とアドホック通信によるネットワークを構成するためのルーティング構成処理を開始する(S633)。ルーティング構成処理は、例えば、テーブル駆動型(proactive型)、オンデマンド型(reactive型)、テーブル駆動型とオンデマンド型の2つの要素を併せ持つ方式であるハイブリッド型等のアドホック通信のルーティングアルゴリズムに従って行われる。アドホック通信のルーティングアルゴリズムについては、例えば「角田良明,大田知行、”アドホックネットワークルーティング”、「オペレーションズ・リサーチ」3月号 Vol.48 No.3 2003」に詳しい。
スレーブ装置20は、ルーティング処理が完了すると(S635:YES)、ルーティング完了報告をマスター装置10に送信する(S636)。
マスター装置10は、スレーブ装置20から送信されてくるルーティング完了報告を受信すると(S637)、受信したルーティング完了報告に記載されているスレーブ装置20の識別子をメモリ12に記憶する(S638)。
次にマスター装置10は、タイマーのカウント値が予めメモリ12に記憶してある閾値を超えているかどうか、すなわち、タイムオーバかどうかを判定する(S639)。タイムオーバであれば(S639:YES)、ルーティングを利用した点呼処理630を終了し、そうでなければ(S639:NO)、S637に戻ってルーティング完了報告の受信待ち状態となる。
なお、S639のタイムオーバ判定処理により、マスター装置10が永久にスレーブ装置20からルーティング完了報告を待ち続けてしまうのを防ぐことができる。タイムオーバ判定処理に用いる上記閾値は、例えばアドホック通信のルーティング構成処理に要する平均的な時間よりも少し長い時間に設定される。
S640では、マスター装置10は、全てのスレーブ装置20からルーティング完了報告を受信したかどうかを判定する(S640)。全てのスレーブ装置20からルーティング完了報告を受信している場合には(S640:YES)、ルーティングを利用した点呼処理630を終了し、そうでなければ(S640:NO)、S637に戻って再びルーティング完了報告の受信待ち状態となる。
なお、マスター装置10は、予め被点呼者に所持させている全てのスレーブ装置20の識別子をメモリ12に記憶しており、全てのスレーブ装置20からルーティング完了報告を受信しているかどうかの上記判定は、マスター装置10がS638において記憶した識別子と、予め記憶している識別子とを比較することにより行われる。
以上のように、ルーティングを利用した点呼処理(S630)が実行されると、マスター装置10のメモリ12には、各スレーブ装置20から応答されてきた各スレーブ装置20の識別子が記憶される。従って、メモリ12に記憶されている識別子を確認することで、各スレーブ装置20の存在有無を知ることができ、点呼を行うことができる。
次にマスター装置10は、RSSI試験を利用した点呼処理(S650)を実行する。この処理の詳細を図6Cに示している。まずマスター装置10は、各スレーブ装置20に対し、RSSI試験実行指示を送信する(S651)。またマスター装置10は、RSSI試験実行指示の送信とともに、後述するS637のタイムオーバ判定処理で用いるタイマーのカウントを開始する(S652)。
スレーブ装置20は、マスター装置10から送信されてくるRSSI試験実行指示を受信すると(S653)、他のスレーブ装置20との間で試験通信を行ってRSSI試験を実行し(S654)、他のスレーブ装置20から受信した電波の受信電界強度等を含むRSSI試験の結果をマスター装置10に送信する(S655)。なお、マスター装置10から送信されてくるRSSI試験実行指示を受信したスレーブ装置20が、さらに他のスレーブ装置にRSSI試験実行指示を送信するようにしてもよい。
マスター装置10は、スレーブ装置20から送信されてくるRSSI試験結果を受信すると(S656)、受信したRSSI試験結果に記載されているスレーブ装置20の識別子とRSSI試験結果をメモリ12に記憶する(S657)。
次にマスター装置10は、タイマーのカウント値が予めメモリ12に記憶してある閾値を超えているかどうか、すなわち、タイムオーバかどうかを判定する(S658)。タイムオーバであれば(S658:YES)、S660の処理に進み、そうでなければ(S658:NO)、S656に戻ってRSSI試験結果の受信待ち状態となる。
なお、S658のタイムオーバ判定処理により、マスター装置10が永久にスレーブ装置20からRSSI試験結果を待ち続けてしまうのを防ぐことができる。タイムオーバ判定処理に用いる上記閾値は、例えばRSSI試験の実行に要する平均的な時間よりも少し長い時間に設定される。
S659では、マスター装置10は、全てのスレーブ装置20からRSSI試験結果を受信したかどうかを判定する。全てのスレーブ装置20からRSSI試験結果を受信している場合には(S659:YES)、S660に進み、そうでなければ(S659:NO)、S656に戻ってRSSI試験結果の受信待ち状態となる。なお、マスター装置10は、予め被点呼者に所持させている全てのスレーブ装置20の識別子をメモリ12に記憶しており、全てのスレーブ装置20からルーティング完了報告を受信しているかどうかの上記判定は、マスター装置10がS638において記憶した識別子と、予め記憶している識別子とを比較することにより行われる。
S660では、マスター装置10は、受信してメモリ12に記憶している各スレーブ装置20のRSSI試験結果が適正であるか、すなわち、各スレーブ装置20の送信出力が、送信出力制御指示に指定された送信出力に設定されているかどうかを判定する。適正に設定されている場合には(S660:YES)、RSSI試験を利用した点呼処理650を終了し、適正に設定されていない場合には(S660:NO)、S651に戻って再度RSSI試験実行指示を送信する。なお、適正に設定されていない場合には(S660:NO)、S651ではなく、各スレーブ装置20に送信出力制御指示を再度送信するようにしてもよい。
以上のように、ルーティングを利用した点呼処理(S630)に加えて、RSSI試験を利用した点呼処理(S650)も行われる。すなわち、RSSI試験を利用した点呼処理(S650)が実行されると、マスター装置10のメモリ12には、各スレーブ装置20から応答されてきた各スレーブ装置20の識別子とRSSI試験結果とが記憶される。従って、メモリ12に記憶されている識別子を確認することで、各スレーブ装置20の存在有無を知ることができ、点呼を行うことができる。
またRSSI試験を利用した点呼処理(S650)が完了した状態(S660:YES)では、各スレーブ装置20の送信出力が適正な値に設定されていることが補償されている。このため、バス内(車内)でツアー参加者が全員揃っているかどうかを確認する場合など、被点呼者が存在するかどうかを確実に把握することができる。
なお、以上の実施形態の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
例えば、バスの車内で点呼を行う場合は、バス車外に存在するスレーブ装置20をカウントし、点呼の精度が低下する可能性があるが、これは例えば使用される電波の波長に応じた間隔のメッシュからなる金属製シートを埋め込んだフィルム等をバスの窓等の電波が透過する可能性がある部分に施すことで防ぐことができる。
本発明の一実施形態として説明する点呼システム1の概略的な構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するマスター装置10のハードウエア構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するスレーブ装置20のハードウエア構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するリーダ装置30のハードウエア構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するマスター装置10によって提供される機能を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するスレーブ装置20によって提供される機能を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するリーダ装置30によって提供される機能を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する送信出力制御指示410のデータ構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するルーティング完了報告420のデータ構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するRSSI試験結果430のデータ構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する点呼システム1を用いて行われる点呼方法に際し、点呼者がマスター装置10に対して行う操作手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態として説明する図5に示した方法により点呼が行われる際のマスター装置10、スレーブ装置20によって行われる処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態として説明するルーティングを利用した点呼処理(S630)を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態として説明するRSSI試験を利用した点呼処理(S650)を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態として説明する集計・表示処理(S670)を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 点呼システム
10 マスター装置
15 無線通信インタフェース
16 RSSI回路
20 スレーブ装置
23 無線通信インタフェース
24 RSSI回路
30 リーダ装置
34 無線通信インタフェース
112 出力制御指示部
113 ルーティング構成指示部
114 ルーティング完了報告受信部
115 RSSI試験実行指示部
116 RSSI試験結果受信部
117 識別子受信部
211 送信出力制御部
212 アドホック通信制御部
213 RSSI試験制御部
214 読出要求応答部
312 識別子送信部

Claims (10)

  1. 点呼者によって操作される、CPU、メモリ、及び無線通信インタフェースを有するマスター装置と、
    被点呼者によって携帯される、CPU、メモリ、及びアドホック通信が可能な無線インタフェースを有する複数のスレーブ装置と
    を含んで構成される点呼システムを用いて行われる点呼方法であって、
    前記マスター装置が、前記スレーブ装置間でアドホックネットワークのルーティングを構成するように指示するルーティング構成指示を前記スレーブ装置に無線送信するステップと、
    前記スレーブ装置が、前記ルーティング構成指示を受信したのに応じてルーティングの構成処理を開始するステップと、
    前記スレーブ装置が、自身の識別子を付帯させた前記ルーティングの完了報告を前記マスター装置に無線送信するステップと、
    前記マスター装置が、前記ルーティングの完了報告を受信し、受信した前記完了報告に基づいて、前記スレーブ装置の存在有無を確認するステップと
    を含むこと
    を特徴とする点呼方法。
  2. 請求項1に記載の点呼方法であって、
    前記マスター装置は、前記スレーブ装置が前記アドホック通信を行う際の送信出力を指定する情報を取得する入力装置を有し、
    前記マスター装置が、前記スレーブ装置が前記アドホック通信を行う際の送信出力が、前記入力装置から取得した送信出力となるように指示する送信出力制御指示を前記スレーブ装置に送信するステップと、
    前記スレーブ装置が、前記送信出力制御指示を受信し、自身が前記アドホック通信を行う際の送信出力が、受信した前記送信出力制御指示に指定される送信出力となるように制御するステップと、
    をさらに含むこと
    を特徴とする点呼方法。
  3. 請求項2に記載の点呼方法であって、
    前記スレーブ装置は、RSSI回路を有し、
    前記マスター装置が、RSSI試験の実行を指示するRSSI試験実行指示を前記スレーブ装置に送信するステップと、
    前記スレーブ装置が、前記RSSI試験実行指示を受信したのに応じてRSSI試験を実行するステップと、
    前記スレーブ装置が、自身の識別子を付帯させた前記RSSI試験の実行結果を前記マスター装置に送信するステップと、
    前記マスター装置が、前記RSSI試験の実行結果を受信し、受信した前記RSSI試験の実行結果に基づいて、前記スレーブ装置の存在有無を確認するステップと
    をさらに含むこと
    を特徴とする点呼方法。
  4. 請求項1に記載の点呼方法であって、
    前記マスター装置が、前記ルーティング構成指示を送信した際にタイマーカウントを開始するステップと、
    前記マスター装置が、前記タイマーカウントによるカウント値が予め設定された閾値を超えているか否かを判定するステップと、
    前記マスター装置が、前記カウント値が前記閾値を超えた場合に、前記ルーティング完了報告の受信を中止し、前記中止の時点において既に受信している前記完了報告に基づいて、前記スレーブ装置の存在有無を確認するステップと
    を含むこと
    を特徴とする点呼方法。
  5. 請求項3に記載の点呼方法であって、
    前記マスター装置が、前記RSSI試験実行指示を送信した際にタイマーカウントを開始するステップと、
    前記マスター装置が、前記タイマーカウントによるカウント値が予め設定されている閾値を超えているか否かを判定するステップと、
    前記マスター装置が、前記カウント値が前記閾値を超えた場合に、前記RSSI試験実行指示の受信を中止し、前記中止の時点において既に受信している前記RSSI試験結果に基づいて、前記スレーブ装置の存在有無を確認するステップと
    を含むこと
    を特徴とする点呼方法。
  6. 請求項1に記載の点呼方法であって、
    前記点呼システムは、前記スレーブ装置を携帯する前記被点呼者の通路付近に設置され、前記スレーブ装置と無線通信を行うことにより前記スレーブ装置に記憶されている識別子を取得して記憶するリーダ装置をさらに含み、
    前記マスター装置は、前記リーダ装置と通信することにより前記リーダ装置が記憶している前記識別子を取得し、
    前記マスター装置は、前記リーダ装置から取得した前記識別子と、受信した前記完了報告とに基づいて、前記スレーブ装置の存在有無を確認するステップと
    をさらに含むこと
    を特徴とする点呼方法。
  7. 請求項3に記載の点呼方法であって、
    前記点呼システムは、前記スレーブ装置を携帯する前記被点呼者の通路に設置され、前記スレーブ装置と無線通信を行うことにより前記スレーブ装置に記憶されている識別子を取得して記憶するリーダ装置をさらに含み、
    前記マスター装置は、前記リーダ装置と通信することにより前記リーダ装置が記憶している前記識別子を取得し、
    前記マスター装置は、前記リーダ装置から取得した前記識別子と、受信した前記RSSI試験の実行結果とに基づいて、前記スレーブ装置の存在有無を確認するステップと
    をさらに含むこと
    を特徴とする点呼方法。
  8. 点呼者によって操作される、CPU、メモリ、及び無線通信インタフェースを有するマスター装置と、
    被点呼者に携帯される、CPU、メモリ、及びアドホック通信が可能な無線インタフェースを有する複数のスレーブ装置と
    を含んで構成される点呼システムであって、
    前記マスター装置が、前記スレーブ装置間でアドホックネットワークのルーティングを構成するように指示するルーティング構成指示を前記スレーブ装置に無線送信し、
    前記スレーブ装置が、前記ルーティング構成指示を受信したのに応じてルーティングの構成処理を開始し、
    前記スレーブ装置が、自身の識別子を付帯させた前記ルーティングの完了報告を前記マスター装置に無線送信し、
    前記マスター装置が、前記ルーティングの完了報告を受信し、受信した前記完了報告に基づいて、前記スレーブ装置の存在有無を確認すること
    を特徴とする点呼システム。
  9. 請求項8に記載の点呼システムであって、
    前記マスター装置は、前記スレーブ装置が前記アドホック通信を行う際の送信出力を指定する情報を取得する入力装置を有し、
    前記マスター装置が、前記スレーブ装置が前記アドホック通信を行う際の送信出力が、前記入力装置から取得した送信出力となるように指示する送信出力制御指示を前記スレーブ装置に送信し、
    前記スレーブ装置が、前記送信出力制御指示を受信し、自身が前記アドホック通信を行う際の送信出力が、受信した前記送信出力制御指示に指定される送信出力となるように制御すること
    を特徴とする点呼システム。
  10. 請求項9に記載の点呼システムであって、
    前記スレーブ装置は、RSSI回路を有し、
    前記マスター装置が、RSSI試験の実行を指示するRSSI試験実行指示を前記スレーブ装置に送信し、
    前記スレーブ装置が、前記RSSI試験実行指示を受信したのに応じてRSSI試験を実行し、
    前記スレーブ装置が、自身の識別子を付帯させた前記RSSI試験の実行結果を前記マスター装置に送信し、
    前記マスター装置が、前記RSSI試験の実行結果を受信し、受信した前記RSSI試験の実行結果に基づいて、前記スレーブ装置の存在有無を確認すること
    を特徴とする点呼システム。
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