JP2003153334A - 個人居場所検出システム - Google Patents

個人居場所検出システム

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JP2003153334A
JP2003153334A JP2001352142A JP2001352142A JP2003153334A JP 2003153334 A JP2003153334 A JP 2003153334A JP 2001352142 A JP2001352142 A JP 2001352142A JP 2001352142 A JP2001352142 A JP 2001352142A JP 2003153334 A JP2003153334 A JP 2003153334A
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Takaharu Iijima
隆治 飯嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個人居場所検出システムにおいて、従来は、
人が身につけ電池駆動されるので消費電力を少なくした
い移動端末の消費電力が大きかった。また、位置管理を
するコンピュータの処理負荷が多かった。位置検出精度
も低かった。 【解決手段】 各場所に設置した固定端末にIDとその
無線送信機能を持たせ、個々人が携帯する移動端末に、
IDの受信機能とIDと受信時間と受信電波強度値の記
憶手段を設ける。移動端末に記憶したIDと受信時間と
受信電波強度の時系列データに移動端末のIDを添付し
て、今回受信したIDを持つ固定端末を経由して管理コ
ンピュータに転送する送受信手段と転送手段と管理コン
ピュータの位置判断手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】この発明は、事業所等におい
て個々人の居場所を検出して表示したり、個人に通知し
たりするシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】事業所等において個々人の居場所を検出
する技術としては、特開平2−176966号公報には
「居場所管理装置」として、個々人が携帯する発信器か
ら発信された識別信号を受信する受信機を各部屋毎に設
置することにより、個々人がどの部屋にいるかを検出す
るシステムが開示されている。更に、特開平10−22
8502号公報では、個々人の居場所の検知結果の履歴
を検知時刻と共に、記憶することにより、静的な行動及
び動的な行動の通知を可能とした個人情報通知システム
が開示されている。また特開2000−20672号公
報では、人の流れる方向に沿って複数個設置されそれぞ
れ個別に割り当てられた位置識別符号を無線信号として
送信する電子マーカと、この電子マーカから送信された
無線信号を受信し受信された位置識別符号を自己に割当
てられた装置識別符号とともに送信する移動局装置と、
この移動局装置から送信された位置認識符号および装置
識別符号を受信し受信された位置識別符号の順番にした
がって入場または退場を判定するセンタ装置を使用して
人の入退場を管理する装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平2−17696
6号公報のシステムと、特開平10−228502公報
のシステムでは、個々人が身に付けた移動端末から送信
した識別信号を、各場所に設置した固定端末側で受信す
るので、移動端末は常に識別信号を送信し続けなければ
ならず、人が身に付けるため電池駆動され、電力を消費
しないことが要求される移動端末の電力消費量が多かっ
た。また、特開平10−228502号公報のシステム
では固定端末で受信した移動端末の識別信号を管理コン
ピュータに転送して、管理コンピュータ上で個人別行動
データテーブルを作成するため、管理対象となる人員が
増えれば増えるほど管理コンピュータの処理が煩雑にな
り処理速度の低下をまねいた。特開2000−2067
2号公報のシステムでは、移動端末は位置認識符号と装
置識別符号を直接センタ装置に無線送信するため、セン
タ装置が遠くにある場合に、移動端末の送信出力を大き
くしなければならず、移動端末の電力消費量が大きかっ
た。また、これらのシステムでは、固定端末は、ある一
定間隔毎に設置されており、ある固定端末と、その隣の
固定端末の間に移動端末を携帯した人が居る場合に、固
定端末間のどの辺りに人が居るのかが分からなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような事情
に鑑みてなされたもので、各場所に設置された固定端末
側にIDとその無線送信機能を持たせ、個々人が携帯す
る移動端末側に、前記IDの受信機能とその受信時間と
その受信電波強度値の記憶手段を設け、記憶したIDと
受信時間と受信電波強度値の時系列データを前記移動端
末のIDを添付して前記固定端末を経由して管理コンピ
ュータに転送することによって、移動端末側の電力消費
量が少なく、管理コンピュータの処理が軽減され、移動
端末を携帯した人が居る位置を精度良く検出する個人居
場所検出システムの提供を目的とする。本発明の個人居
場所検出システムでは、移動端末側は、固定端末からの
ID信号の受信動作が通常の動作となり、送信動作は前
記時系列データをある間隔毎に送信するときのみ実施さ
れる。一般に無線は送信動作より受信動作の方が電力を
消費しないので、移動端末側がID信号の送信動作を連
続で行う従来のシステムよりも、受信動作を主体とする
本発明の個人居場所検出システムでは、移動端末側の電
力消費量を少なく抑えることが出来る。前記移動端末
は、受信した固定端末のIDが変化した時に、そのID
とその関連情報を記憶する記憶手段を備える。また、受
信したIDが前回の受信時と同じでも、その受信電波強
度値が、予め定めた一定値より変化した場合に、そのI
Dとそれに関連する情報を記憶する記憶手段を備える。
このような本発明の個人居場所検出システムでは、移動
端末を携帯した人が、移動していない場合は、受信され
るIDとその受信電波強度値は変化しないので、その場
合は受信IDとその関連情報の記憶は行わないので、大
きさに制限のある移動端末の記憶メモリーを節約するこ
とが出来るし、位置判断に必要な情報量を減らすことが
出来る。また、前記移動端末は、受信した固定端末のI
Dと共に、受信した時間と受信電波強度値を記憶する記
憶手段を備える。このような本発名の個人居場所検出シ
ステムは、前記記憶データを基に、静的な行動及び動的
な行動の通知を可能とすることが出来る。また、記憶し
た受信電波強度値を基に、より正確な居場所検出をする
ことが出来る。前記移動端末は、受信したIDが変化し
た時に、そのIDとその関連情報を記憶すると共に、現
在までに記憶したIDとその関連情報の時系列データに
前記移動端末自身のIDを添付して、今回受信したID
を持つ固定端末に送信するデータ送信手段を備える。ま
た、受信したIDが前回の受信時と同じでも、その受信
電波強度値が、予め定めた一定値より変化した場合に、
そのIDとそれに関連する情報を記憶すると共に、現在
までに記憶したIDとその関連情報の時系列データを前
記移動端末自身のIDを添付して、今回受信したIDを
持つ固定端末に送信するデータ送信手段を備える。この
ような本発明の個人居場所検出システムにおいては、前
記移動端末は、移動端末を携帯した人が同じ場所に居る
場合は、電波の送信動作を行わないので省電力化が実現
できる。さらに、移動端末が前記時系列データ送信する
場合、最も近くの固定端末に送信すれば良いので送信出
力を小さく出来て、省電力化が実現出来る。また、移動
端末を携帯した人が、ある固定端末とその隣の固定端末
の間に位置して、移動端末がどちらか一方の固定端末の
IDのみを、受信している場合でも、人が移動した場合
には受信電波強度値が変化するので、移動しているの
か、静止しているのか、移動している場合にどちらの方
に移動しているのか等の動的な行動の通知が可能とな
る。さらに、前記電波強度値を使用して居場所検出精度
の向上が出来る。前期固定端末は前期移動端末から前記
時系列データを受信した場合、そのデータをそのまま前
記管理コンピュータに転送する転送手段を持つ。固定端
末のIDは、それぞれの場所と1対1で対応しているた
め、前記管理コンピュータが前記固定端末から受け取っ
た前記時系列データは、そのままで個人別行動データテ
ーブルとなる。このような本発明の個人居場所検出シス
テムにおいては、管理コンピュータ側で個人別行動デー
タテーブルの作成を行わなくて済み、管理コンピュータ
の処理を軽減することが出来る。前記管理コンピュータ
は、前記固定端末から転送された前記時系列データを基
に、前記移動端末を携帯した人の居場所を判断する判断
手段を備える。このような本発明の個人居場所検出シス
テムにおいては、移動端末の省電力が実現出来、管理コ
ンピュータの処理が少なく、かつ精度の高い個人居場所
検出システムを提供できる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。図1は、本発明の一
実施例の構成を示す系統図である。本実施例は、各場所
に設置されてそれぞれ異なるIDと無線によるID発信
機能と無線データ受信機能を持つ固定端末101〜固定
端末105と、人が携帯し、固定端末からのIDを受信
して記憶する移動端末106と、各固定端末とLAN1
10を使用して接続された管理コンピュータ109から
なる。ここで、IDとは各端末に固有の識別番号であ
る。固定端末101のIDは1で、固定端末102のI
Dは2で、固定端末103のIDは3で、固定端末10
4のIDは4で、固定端末105のIDは5で、移動端
末106のIDは101である。固定端末101、固定
端末102、固定端末103は廊下に設置されている。
固定端末104はB部屋108に、固定端末105はA
部屋107に設置されている。それぞれの固定端末は、
それぞれのIDを送信する。移動端末106は人が携帯
し、人と共に移動する。移動端末106は、固定端末か
らのIDを受信する。固定端末101〜固定端末105
の送信出力、移動端末106の受信感度は、送受信距離
10m程度の短距離となるように調整されている。よっ
て、移動端末106は近くにある固定端末のIDしか受
信出来ない。移動端末106が、複数の固定端末のID
を受信した場合は、受信電波強度値が最も強い固定端末
からのIDを、受信IDとして採用する。図2は、本発
明の固定端末のブロック図である。全体を制御するCP
U201と制御プログラムと固定データを記憶するRO
M203と可変データを記憶するSRAM202と無線
でデータを送受信する無線送受信モジュール204とそ
の電波を送出するアンテナ205とLAN207を経由
してコンピュータと接続するためのLANインターフェ
イス206からなる。無線送受信モジュール204は、
送受信距離10m程度の短距離無線の物が使用され、固
定端末から10m程度以内に居る人の携帯する移動端末
にデータを送信し、逆に移動端末からデータを受信する
ことが出来る。ROM203には、各固定端末毎に別の
IDが記憶されていて、CPU201の制御によって、
無線送受信モジュール204を経由してアンテナ205
からIDが送信される。図3は、本発明の移動端末のブ
ロック図である。全体を制御するCPU301と制御プ
ログラムと固定データを記憶するROM303と可変デ
ータを記憶するSRAM302と無線でデータを送受信
する無線送受信モジュール304とその電波を送出する
アンテナ305と時間を管理するリアルタイムクロック
306からなる。無線送受信モジュール304は、送受
信距離10m程度の短距離無線の物が使用され、移動端
末から10m程度以内にある固定端末から送信されるデ
ータを受信し、逆に固定端末にデータを送信することが
出来る。固定端末から送信されるIDがアンテナ305
を経由して無線送受信モジュール304によって受信さ
れて、CPU301の制御によってSRAM302にリ
アルタイムクロック306から読み出した受信時間と無
線送受信モジュール304によって検出された受信電波
強度値と共に記憶される。図4は、本発明の移動端末1
06の処理フローチャートである。ステップS401
で、固定端末から送信されるIDの受信動作を行う。ス
テップS402で受信されたIDがあるか調べ、IDが
受信出来た場合はステップS403の処理に進む、ID
が受信出来なかった場合は、ステップS410の処理に
進み、ステップS410で1秒待った後にステップS4
01に戻り、再び固定端末から送信されるIDの受信動
作を行う。ステップS410で1秒待つのは、一定時間
毎に受信動作を行うことによって電力消費量を抑えるた
めであり、人の動作はそんなには速くないため1秒程度
の時間では大きく状態が変化しないからである。ステッ
プS402で固定端末からのIDが受信出来た場合は、
ステップS403でその受信電波強度値を検出して、ス
テップS404に進む。ステップS404で複数のID
が受信されたかどうかを確認し、複数のIDが受信され
た場合は、ステップS405に進み、受信電波強度値が
最も大きいIDを受信IDとして採用する。以下ステッ
プS406〜S408が本発明の移動端末の記憶手段
で、S409が送信手段である。ステップS406で今
回受信したIDが、前回受信したIDと同じかどうか判
断する。ステップS406で今回受信したIDと前回受
信したIDが異なる場合は、移動端末を身につけた人が
移動していると考えられるので、ステップS408に進
み、受信IDとその受信時間と受信電波強度値を図3の
SRAM302に記憶する。ステップS406で、今回
受信したIDと前回受信したIDが一致する場合は、ス
テップS407で、今回受信時の受信電波強度値と前回
記憶した受信電波強度値を比較する。その差が設定値以
上の場合は人が移動していると考えられるので、ステッ
プS408に進み、IDと受信時間と受信電波強度値を
図3のSRAM302に記憶し、ステップS409に進
む。ステップS407で、今回受信時の受信電波強度値
と前回記憶した受信電波強度値の差が、設定値以下の場
合は、人は移動していないと考えられるので、IDと受
信時間と受信電波強度値の記憶は行わずステップS41
0に進み、1秒待った後にステップS401に戻り、再
びIDの受信動作を行う。ステップS407の「設定値」
は、受信電波強度値の変化値の許容値で、これを小さい
値にすればする程、位置検出精度は高まるが、移動端末
のSRAM302の容量が多く必要となるので、使用用
途に合わせて値を決める必要がある。ステップS409
は、今までに記憶したIDとその受信時間と受信電波強
度値の時系列データに、移動端末自身のIDを添付し
て、現在IDを受信している固定端末に送信する。その
後ステップS410に進み1秒待った後にステップS4
01に戻り、再びIDの受信動作に移行する。ステップ
S407で、今回受信時の受信電波強度値と前回記憶し
た受信電波強度値の差が、設定値よりも小さい場合は、
人が停止している場合や、大きく移動していない場合で
ある。この場合、ステップS409の送信処理を実施し
ないため、移動端末の動作はIDの受信動作が主となる
ので消費電力を少なくすることが出来る。図5は、図3
の移動端末のSRAM302に記憶される受信IDとそ
の受信時間と受信電波強度値の記憶状態を模式的に示し
た図である。受信時間とIDと受信電波強度値が時系列
で記憶される。図6は、図4のステップS409で、移
動端末から固定端末に送信される時系列データのパケッ
ト構造を示す。最初に移動端末自体のIDが転送され、
以後受信IDと受信時間と受信電波強度値が、受信され
たのが新しい物から順に転送される。図7は、各場所に
設置された固定端末の処理フローチャートである。ステ
ップS702が受信手段、ステップS703がデータ転
送手段である。ステップS701で、自分のIDの送信
動作を行う。ステップS702で移動端末からの前記時
系列データの受信動作を行う。移動端末からは、今まで
に記憶したIDと受信時間と受信電波強度値の時系列デ
ータに移動端末のIDを添付した時系列データが送信さ
れてくる。ステップS703で、もし移動端末からの前
記時系列データが受信された場合は、ステップS704
へ進む。データが受信されなかった場合は、ステップS
701に戻り再び自分のIDの送信動作を行う。ステッ
プS704では、移動端末から受信したデータをそのま
まLANを経由して管理コンピュータへ転送する。これ
によって、管理コンピュータは、移動端末を携帯した人
の個人別行動データテーブルが得られる。図8は、管理
コンピュータが固定端末から転送された時系列データを
受け取った後の、そのデータの記憶状態を示す模式図で
ある。移動端末のID毎にデータテーブル形式をとり、
受信時間と受信IDと受信電波強度値が、新しい物順に
並べられている。図9は、移動端末のIDと、その移動
端末を携帯した人の名前との対比テーブルである。この
対比テーブルは前もって管理コンピュータに登録され、
管理コンピュータはこの対比テーブルと図8のデータテ
ーブルを基に各個人の居場所を判断する。図10は、管
理コンピュータが図8のようなデータテーブルを基に、
あるIDの移動端末を携帯した人が居る場所を判断する
手段を示すフローチャートである。図11は図10の補
足説明図である。ステップS801で固定端末から転送
される時系列データの受信を行う。もし、時系列データ
の受信がされた場合は、ステップS802に進み、固定
端末から転送された時系列データを基に図8のようなデ
ータテーブルをコンピュータ上のメモリーに作成する。
以下ステップは図8のデータテーブルのデータに対して
行われる。ステップS803で最新の受信IDと1つ前
の受信IDが比較される。前記2つの受信IDが異なる
場合は、1つ前の受信IDの固定端末からの電波が切れ
て、最新の受信IDの固定端末からの電波を受信する切
換え点に居ると考えられるので、ステップS810で、
1つ前の受信ID値を記憶した後(以後このIDを「前
の検出ID」とする)、ステップS811で最新の受信
IDの固定端末と1つ前の受信IDの固定端末の中間位
置(図11でC点)を現在の居場所と判断する。ステッ
プS803で最新の受信IDと、1つ前の受信IDが同
じ場合は、ステップS804に進み、最新の受信IDと
異なる受信IDで最も新しい受信IDを図8のデータテ
ーブルから検索する。そのIDを「前の検出ID」とす
る。次にステップS805に進み、最新の受信電波強度
値と1つ前の受信電波強度値を比較する。最新の受信電
波強度値が1つ前の受信電波強度値より大きい場合は、
移動端末を携帯した人は、最新の受信IDの固定端末に
近づく方向に動いていると考えられる。その場合ステッ
プS808に進み、受信電波強度最大点を通過したかど
うか判断する(受信電波強度最大点の検出方法はステッ
プS812で説明する)。受信電波強度最大点を通過し
ている場合は、図11のE点を行き過ぎている場所に居
ると考えられるので、ステップS809に進み、前の検
出IDの固定端末と最新の受信IDの固定端末の延長線
上(図11でF点)を現在の居場所と判断する。ステッ
プS808で、受信電波強度最大点を通過していない場
合は、ステップS806へ進み、前の検出IDの固定端
末と最新の受信IDの固定端末の間の位置で、最新の受
信IDの固定端末側(図11でD点)を現在の居場所と
判断する。ステップS805で最新の受信電波強度値が
1つ前の受信電波強度値より小さい場合は、移動端末を
携帯した人は、最新の受信IDの固定端末から遠ざかる
方向に動いていると考えられる。この場合はステップS
807へ進み、1つ前の受信電波強度値と2つ前の受信
電波強度値を比較する。1つ前の受信電波強度値が2つ
前の受信電波強度値より大きい場合は、移動端末を携帯
した人は、最新の受信IDの固定端末からの電波強度が
最大値となる付近に居ると考えられるので、ステップS
812で受信電波強度最大点を通過したことを記憶し
て、ステップS813で最新の受信IDの固定端末の位
置(図11でE点)を現在の居場所と判断する。ステッ
プS807で1つ前の受信電波強度が2つ前の受信電波
強度より小さい場合は、移動端末を携帯した人は、最新
の受信IDの固定端末から離れる方向に動いていると考
えられる。ステップS808で、受信電波強度最大点を
通過したか判断する。受信電波強度最大点を通過してい
る場合は、図11のE点を行き過ぎていると考えられる
ので、ステップS809に進み、前の検出IDの固定端
末と最新の受信IDの固定端末の延長線上(図11でF
点)を現在の居場所と判断する。ステップS808で、
受信電波強度最大点を通過していない場合は、ステップ
S806へ進み、前の検出IDの固定端末と最新の受信
IDの固定端末の間の位置で、最新の受信IDの固定端
末側(図11でD点)を現在の居場所と判断する。この
ように前記時系列データを基に居場所を判断することに
よって、従来より高い精度で居場所が検出できる。さら
に、受信電波強度値のdBm比で固定端末間の位置を分
割した場所を居場所とすることによって、さらに精度の
良い居場所検出も可能である。図12は、管理コンピュ
ータが固定端末から転送された時系列データを基に移動
端末を身につけた人の居る部屋を判定する処理のフロー
チャートである。図1で、移動端末106を携帯した人
は、B部屋108に居るが、B部屋108内の人の居る
位置によっては、移動端末106は、隣のA部屋107
の固定端末105のIDをより強い電波強度値で受信し
てしまうことがある。このような場合でも、管理コンピ
ュータには移動端末に記憶されたIDとその関連データ
の時系列データが、固定端末105を経由して転送され
るので、その時系列データを基に移動端末106を身に
つけた人の居る部屋を特定することが出来る。この場
合、B部屋に入るためには固定端末103の近くを通ら
なければならないので、図12のステップS1101で
図8のデータテーブルから1つ前の受信IDが固定端末
103のIDかを調べる。1つ前の受信IDが固定端末
103のIDであるときは、ステップS1102に進ん
で、移動端末106を身につけた人はB部屋108に居
ると判断する。1つ前に受信されたIDが固定端末10
3の物で無い時は、ステップS1103に進んで、移動
端末106を身につけた人は、A部屋107に居ると判
断する。
【0006】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、各場所
に設置された固定端末側にIDとその無線送信機能を持
たせ、個々人が携帯する移動端末側に、前記IDの受信
機能とその受信時間とその受信電波強度値の記憶手段を
設け、記憶したIDと受信時間と受信電波強度値の時系
列データを前記移動端末のIDを添付して前記固定端末
を経由して管理コンピュータに転送することによって、
移動端末側の電力消費量が少なく、管理コンピュータの
処理が軽減され、移動端末を携帯した人が居る位置を精
度良く検出する個人居場所検出システムの提供が出来
る。本発明の個人居場所検出システムでは、移動端末側
は、固定端末からのID信号の受信動作が通常の動作と
なり、送信動作は前記時系列データをある間隔毎に送信
するときのみ実施されるので、移動端末側の電力消費量
を少なく抑えることが出来る。また、本発明の移動端末
は、受信した固定端末のIDが変化した時に、そのID
とその関連情報を記憶する記憶手段を備える。また、受
信したIDが前回の受信時と同じでも、その受信電波強
度値が、予め定めた一定値より変化した場合に、そのI
Dとそれに関連する情報を記憶する記憶手段を備える。
このような本発明の個人居場所検出システムでは、移動
端末を携帯した人が、移動していない場合は、受信され
るIDと受信電波強度値は変化しないので、その場合は
受信IDとその関連情報の記憶は行わないため、大きさ
に制限のある移動端末の記憶メモリーを節約することが
出来るし、位置判断に必要な情報量を減らすことが出来
る。また、本発明の移動端末は、受信した固定端末のI
Dと共に、受信した時間と受信電波強度値を記憶する記
憶手段を備える。このような本発名の個人居場所検出シ
ステムは、前記記憶データを基に、静的な行動及び動的
な行動の通知を可能とすることが出来る。また、記憶し
た受信電波強度値を基に、より正確な居場所検出をする
ことが出来る。本発明の移動端末は、受信したIDが変
化した時に、そのIDとその関連情報を記憶すると共
に、現在までに記憶したIDとその関連情報の時系列デ
ータに前記移動端末自身のIDを添付して、今回受信し
たIDを持つ固定端末に送信するデータ送信手段を備え
る。また、受信したIDが前回の受信時と同じでも、そ
の受信電波強度値が、予め定めた一定値より変化した場
合に、そのIDとそれに関連する情報を記憶すると共
に、現在までに記憶したIDとその関連情報の時系列デ
ータを前記移動端末自身のIDを添付して、今回受信し
たIDを持つ固定端末に送信するデータ送信手段を備え
る。このような本発明の個人居場所検出システムにおい
ては、前記移動端末は、移動端末を携帯した人が同じ場
所に居る場合は、電波の送信動作を行わないので省電力
化が実現できる。さらに、移動端末が前記時系列データ
を送信する場合、最も近くの固定端末に送信すれば良い
ので送信出力を小さく出来て、省電力化が実現出来る。
また、移動端末を携帯した人が、ある固定端末とその隣
の固定端末の間に位置して、移動端末がどちらか一方の
固定端末のIDのみを、受信している場合でも、人が移
動した場合には受信電波強度値が変化するので、移動し
ているのか、静止しているのか、移動している場合にど
ちらの方に移動しているのか等の動的な行動の通知が可
能となり、さらに前記電波強度値を使用して居場所検出
精度の向上が出来る。本発明の固定端末は前期移動端末
から前記時系列データを受信した場合、そのデータをそ
のまま前記管理コンピュータに転送する転送手段を持
つ。固定端末のIDは、そのままそれぞれの場所と1対
1で対応しているため、前記管理コンピュータが前記固
定端末から受け取った前記時系列データは、そのままで
個人別行動データテーブルとなる。このような本発明の
個人居場所検出システムにおいては、管理コンピュータ
側で個人別行動データテーブルの作成を行わなくて済
み、管理コンピュータの処理を軽減することが出来る。
本発明の管理コンピュータは、前記固定端末から転送さ
れた前記時系列データを基に、前記移動端末を携帯した
人の居場所を判断する判断手段を備える。このような本
発明の個人居場所検出システムにおいては、移動端末の
省電力が実現出来、管理コンピュータの処理が少なく、
かつ精度の高い個人居場所検出システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示す系統図であ
る。
【図2】 本発明の固定端末のブロック図である。
【図3】 本発明の移動端末のブロック図である。
【図4】 本発明の移動端末の処理フローチャートであ
る。
【図5】 本発明の移動端末に記憶される時系列データ
の記憶状態の模式図である。
【図6】 本発明の移動端末から固定端末に送信される
時系列データのパケット構造図である。
【図7】 本発明の固定端末の処理フローチャートであ
る。
【図8】 本発明の管理コンピュータに記憶される受信
IDとその関連情報の記憶状態を示す模式図である。
【図9】 本発明の管理コンピュータに記憶される移動
端末のIDと人名との対比テーブルである。
【図10】 本発明の管理コンピュータの居場所判断手
段を示すフローチャートである。
【図11】 図10の補足説明図である。
【図12】 本発明の管理コンピュータの部屋判断手段
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 固定端末(ID=1) 102 固定端末(ID=2) 103 固定端末(ID=3) 104 固定端末(ID=4) 105 固定端末(ID=5) 106 移動端末(ID=101) 107 A部屋 108 B部屋 109 管理コンピュータ 110 LAN 201 CPU 202 SRAM 203 ROM 204 無線送受信モジュール 205 アンテナ 206 LANインターフェイス 207 LAN 301 CPU 302 SRAM 303 ROM 304 無線送受信モジュール 305 アンテナ 306 リアルタイムクロック 1100 最新の受信IDの固定端末 1101 前の検出IDの固定端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 AA79 BB04 CC11 DD03 DD04 GG01 GG03 GG06 GG10 5K067 AA42 AA43 BB36 DD17 EE02 EE10 EE16 HH22 HH23 JJ52 JJ54 KK13 KK15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意に区切られた複数の領域を対象とし
    て、各場所に設置した固定端末と、該固定端末に接続さ
    れ情報を一元管理する管理コンピュータと、各個人が携
    帯した移動端末とを使用して、前記固定端末と前記移動
    端末間で短距離無線で情報を交換することによって、各
    個人の居場所を検出する個人居場所検出システムにおい
    て、前記移動端末は、前記固定端末から無線送信され受
    信したIDを受信時間と受信電波強度値と共に記憶する
    記憶手段と、受信した前記ID、前記受信時間、前記受
    信電波強度値を含む過去に記憶したID、受信時間、受
    信電波強度値の時系列データを、前記固定端末に対して
    送信するデータ送信手段とを備え、また前記固定端末
    は、前記移動端末から送信された前記時系列データを受
    信する受信手段と、受信した前記時系列データを前記管
    理コンピュータに転送する転送手段とを備え、更に前記
    管理コンピュータは、前記固定端末から転送された前記
    時系列データを基に、前記移動端末を携帯した人の居る
    場所を判断する判断手段を備えることを特徴とする個人
    居場所検出システム。
  2. 【請求項2】 前記移動端末は、受信したIDが変化し
    た時に、そのIDとそれに関連する情報を更に記憶する
    ことを特徴とする請求項1に記載の個人居場所検出シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記移動端末は、受信したIDが前回の
    受信時と同じでも、その受信電波強度値が、予め定めた
    一定値以上に変化した場合に、そのIDとそれに関連す
    る情報を更に記憶する記憶手段を備えることを特徴とす
    る請求項1に記載の個人居場所検出システム。
  4. 【請求項4】 前記移動端末は、受信したIDが変化し
    た時に、そのIDとそれに関連する情報を記憶すると共
    に、現在までに記憶したIDとその関連情報の時系列デ
    ータを前記移動端末自身のIDを添付して、今回受信し
    たIDを持つ固定端末に対して送信することを特徴とす
    る請求項1に記載の個人居場所検出システム。
  5. 【請求項5】 前記移動端末は、受信したIDが前回の
    受信時と同じでも、その受信電波強度値が、予め定めた
    一定値より変化した場合に、そのIDとそれに関連する
    情報を記憶すると共に、現在までに記憶したIDとその
    関連情報の時系列データを前記移動端末自身のIDを添
    付して、今回受信したIDを持つ固定端末に対して送信
    することを特徴とする請求項1の個人居場所検出システ
    ム。
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