JP2008167231A - 静電誘導型発電装置 - Google Patents

静電誘導型発電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008167231A
JP2008167231A JP2006355409A JP2006355409A JP2008167231A JP 2008167231 A JP2008167231 A JP 2008167231A JP 2006355409 A JP2006355409 A JP 2006355409A JP 2006355409 A JP2006355409 A JP 2006355409A JP 2008167231 A JP2008167231 A JP 2008167231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable substrate
substrate
electrostatic induction
movable
power generating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006355409A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuji Mabuchi
勝司 馬渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2006355409A priority Critical patent/JP2008167231A/ja
Publication of JP2008167231A publication Critical patent/JP2008167231A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】発電効率の向上を図ることが可能な静電誘導型発電装置を提供する。
【解決手段】この静電誘導型発電装置1は、集電部22aが設けられた固定基板21と、固定基板21と対向するように配置されるとともに、エレクトレット部材16が設けられた可動基板11と、可動基板11を固定基板21に対して移動可能に支持する線材12とを備えている。そして、線材12は、可動基板11が固定基板21に対して水平方向(X方向)に移動する際に、可動基板11が固定基板21に対して垂直方向(Z方向)にも移動するように、可動基板11を支持するように構成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、静電誘導型発電装置に関し、特に、エレクトレット部材を備えた静電誘導型発電装置に関する。
従来、エレクトレット部材を備えた静電誘導型発電装置が知られている(たとえば、非特許文献1参照)。
上記非特許文献1には、電荷保持材料であるエレクトレット部材と、エレクトレット部材と所定の間隔を隔てて対向するように配置された対向電極(集電電極)とを備えた発電器(静電誘導型発電装置)が開示されている。この発電器は、対向電極をエレクトレット部材に対して水平方向に移動させることによって、対向電極とエレクトレット部材との間の距離を変化させて、エレクトレット部材による対向電極の位置する領域の電位を変化させるように構成されている。したがって、この発電器では、対向電極の位置する領域の電位を変化させることにより、対向電極に誘導される電荷量を変化させて、その変化分を電流として出力(発電)することが可能である。
鶴見行功・堤野匠・鈴木雄二・笠木伸英・坂根好彦,「アモルファスフッ素樹脂を用いたマイクロ・エレクトレット発電器の開発」,第11回動力・エネルギー技術シンポジウム講演論文集,pp.23−24(2006)
しかしながら、上記非特許文献1に開示された従来の発電器では、対向電極の水平方向の移動のみにより対向電極とエレクトレット部材との間の距離を変化させているので、対向電極とエレクトレット部材との間の距離を大きく変化させることが困難であるという不都合がある。したがって、対向電極の位置する領域の電位の変化量を大きくすることが困難であるので、対向電極に誘導される電荷量を大きく変化させることが困難であるという不都合がある。このため、発電器の発電効率の向上を図ることが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、発電効率の向上を図ることが可能な静電誘導型発電装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における静電誘導型発電装置は、集電電極および電荷を蓄積することが可能なエレクトレット部材のいずれか一方が設けられた固定基板と、固定基板と対向するように配置されるとともに、集電電極およびエレクトレット部材の他方が設けられた可動基板と、可動基板を固定基板に対して揺動可能に支持する支持部材とを備えている。なお、揺動可能とは、水平方向の位置および垂直方向の位置が変化するように移動可能であることをいう。
この発明の一の局面による静電誘導型発電装置では、上記のように、揺動可能に可動基板を支持する支持部材を設けることによって、支持部材により、可動基板の固定基板に対する水平方向の位置および垂直方向の位置が変化するように可動基板を揺動させれば、可動基板が水平方向のみに移動する場合に比べて、可動基板と固定基板との間の距離の変化量を大きくすることができる。すなわち、固定基板に設けられた集電電極およびエレクトレット部材のいずれか一方と、可動基板に設けられた集電電極およびエレクトレット部材の他方との間の距離の変化量を大きくすることができる。これにより、エレクトレット部材による集電電極の位置する領域の電位の変化量を大きくすることができるので、集電電極に誘導される電荷量を大きく変化させることができる。その結果、静電誘導型発電装置の発電効率を向上させることができる。
上記一の局面による静電誘導型発電装置において、好ましくは、支持部材は、所定の長さを有するとともに、可動基板の固定基板側とは反対側を支持しており、かつ、伸長圧縮方向には変形しにくく、曲げ方向には弾性変形しやすいように構成されている。このように構成すれば、支持部材により、可動基板を振り子状に移動させることができるので、容易に、可動基板の固定基板に対する水平方向の位置および垂直方向の位置が変化するように可動基板を揺動させることができる。また、支持部材を、伸長圧縮方向には変形しにくいように形成することによって、支持部材により、可動基板が固定基板に対して垂直方向(伸長圧縮方向)にがたつくのを抑制することができるので、可動基板が固定基板に当接するのを抑制することができる。これにより、可動基板および固定基板が損傷するのを抑制することができる。
この場合において、好ましくは、支持部材は、曲げ方向に弾性変形可能なバネ性を有する線材を含む。このように構成すれば、線材により、容易に、可動基板を振り子状に移動させることができる。
上記一の局面による静電誘導型発電装置において、好ましくは、支持部材は、所定の長さを有するとともに、可動基板の固定基板側とは反対側を支持しており、かつ、ヒンジ部を有する。このように構成すれば、支持部材により、可動基板を振り子状に移動させることができるので、容易に、可動基板の固定基板に対する水平方向の位置および垂直方向の位置が変化するように可動基板を揺動させることができる。
上記一の局面による静電誘導型発電装置において、好ましくは、可動基板が基準位置に向かうように、可動基板および支持部材の少なくともいずれか一方を付勢する付勢部材をさらに備える。このように構成すれば、付勢部材により、基準位置を中心にして振動可能に可動基板を配置することができる。
上記一の局面による静電誘導型発電装置において、好ましくは、支持部材は、複数設けられている。このように構成すれば、支持部材により、可動基板を複数箇所で支持することができるので、容易に、可動基板を固定基板に対して水平な状態で移動させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による静電誘導型発電装置の構造を示した断面図である。図2〜図6は、図1に示した第1実施形態による静電誘導型発電装置の構造を説明するための図である。まず、図1〜図6を参照して、本発明の第1実施形態による静電誘導型発電装置1の構造について説明する。
この第1実施形態による静電誘導型発電装置1は、図1に示すように、収納部10aが形成された下側筐体10と、収納部10aを塞ぐように下側筐体10の上面に取り付けられた上側筐体20と、整流回路30(図4参照)とを備えている。また、静電誘導型発電装置1には、静電誘導型発電装置1によって駆動される負荷2(図4参照)が接続されている。
ここで、第1実施形態では、下側筐体10の収納部10aには、図2に示すように、ガラスまたはシリコン基板などからなる可動基板11と、可動基板11を移動可能に支持するための複数の線材12(図1参照)と、可動基板11のY方向の位置を規制するための一対のスペーサ13と、可動基板11がX方向に移動する際の移動量を規制するための一対のバネ部材14とが設けられている。なお、線材12は、本発明の「支持部材」の一例である。
可動基板11の表面(上面)11aには、AlまたはTiなどからなる平面的に見て櫛形状を有する電極15が形成されている。この電極15は、X方向に所定の間隔を隔てて、Y方向に延びるように形成された複数の電極部15aと、複数の電極部15aの一方端部を連結するとともに、X方向に延びるように形成された連結部15bとを有する。また、この電極部15aは、図4に示すように、約100μm〜約1000μmの幅と、約3μm〜約10μmの厚みとを有する。
電極15の電極部15a上には、図2および図4に示すように、SiOからなるエレクトレット部材16が形成されている。具体的には、エレクトレット部材16は、図2に示すように、X方向に所定の間隔を隔てて、Y方向に延びるように複数形成されている。また、このエレクトレット部材16は、図4に示すように、負電荷が蓄積されているとともに、約100μm〜約1000μmの幅と、約3μm〜約10μmの厚みとを有する。
また、第1実施形態では、線材12は、ピアノ線からなるとともに、収納部10aの底面10bから上方(Z方向)に突出するように設けられている。具体的には、図5に示すように、底面10bには、テーパ部10dを有するとともに、線材12が挿入される取付孔10cが形成されている。また、線材12は、金属製のリング17aおよびねじ17bに挿入されているとともに、リング17aは、ねじ17bによりテーパ部10dに押し込まれている。このため、ねじ17bおよびテーパ部10dに押圧されたリング17aが線材12を締め付けることにより、線材12が底面10bに取り付けられている。
また、第1実施形態では、線材12は、所定の長さを有するとともに、可動基板11の表面(下面)11bを支持するように形成されている。具体的には、表面(下面)11bには、テーパ部11dを有するとともに、線材12が挿入される取付孔11cが形成されている。また、線材12は、金属製のリング18aおよびねじ18bに挿入されているとともに、リング18aは、ねじ18bによりテーパ部11dに押し込まれている。このため、ねじ18bおよびテーパ部11dに押圧されたリング18aが線材12を締め付けることにより、線材12が可動基板11の表面(下面)11bに取り付けられている。
また、第1実施形態では、バネ材としてのピアノ線からなる線材12は、伸長圧縮方向(Z方向)には変形しにくく、曲げ方向(X方向およびY方向)には弾性変形しやすいように構成されている。具体的には、線材12は、曲げ方向に弾性変形可能なバネ性を有する。これにより、線材12は、図6に示すように、静電誘導型発電装置1に水平方向(X方向)の振動が加わることに起因して、可動基板11がR1方向(R2方向)に移動するように可動基板11を支持するように構成されている。すなわち、線材12は、可動基板11の固定基板21に対する水平方向(X方向)の位置および垂直方向(Z方向)の位置が変化するように揺動可能に可動基板11を支持するように構成されている。
また、一対のスペーサ13は、図2に示すように、それぞれ、収納部10aのY方向の内側面に沿ってX方向に延びるように設けられている。一対のバネ部材14は、それぞれ、収納部10aのX方向の内側面と可動基板11との間に配置されている。具体的には、バネ部材14は、平面的に見て、内側面と隣接するように配置されているとともに、可動基板11と所定の間隔を隔てて配置されている。
上側筐体20には、図1に示すように、可動基板11と平行に対向するようにガラスまたはシリコン基板などからなる固定基板21が設けられている。固定基板21の表面(下面)21aには、図3に示すように、AlまたはTiなどからなる平面的に見て櫛形状を有する集電電極22が形成されている。この集電電極22は、X方向に所定の間隔を隔てて、Y方向に延びるように形成された複数の集電部22aと、複数の集電部22aの一方端部を連結するとともに、X方向に延びるように形成された連結部22bとを有する。この集電部22aは、図4に示すように、可動基板11が基準位置に配置された状態で、エレクトレット部材16と対向する位置に配置されている。なお、基準位置とは、線材12が底面10bに対して垂直な状態の場合に、可動基板11が配置される位置である。また、この集電部22aは、約100μm〜約1000μmの幅と、約3μm〜約10μmの厚みとを有する。また、集電部22aとエレクトレット部材16とは、図4に示した可動基板11が基準位置に配置された状態で、約10μm〜約100μmの間隔を隔てて設けられている。
また、整流回路30は、図4に示すように、発電された電力を整流して負荷2に供給するために設けられている。具体的には、整流回路30は、集電電極22と電気的に接続されているとともに、接地された電極15と電気的に接続されている。整流回路30には、静電誘導型発電装置1によって発電された電力により駆動される負荷2が接続されている。また、負荷2は、接地されている。
図7は、本発明の第1実施形態による静電誘導型発電装置の発電動作を説明するための図である。次に、図4、図6および図7を参照して、本発明の第1実施形態による静電誘導型発電装置1の発電動作について説明する。
まず、図4に示すように、可動基板11のエレクトレット部材16と、固定基板21の集電部22aとが対向配置された状態(可動基板11(エレクトレット部材16)が基準位置に配置された状態)では、固定基板21の集電部22aには、正電荷が誘導されている。
次に、静電誘導型発電装置1にX方向(水平方向)の振動を加えることにより、図6に示すように、エレクトレット部材16と集電部22aとが対向しない位置まで、可動基板11がR1方向に移動する。このとき、集電部22aとエレクトレット部材16との間の距離が大きくなることに起因して、集電部22aの位置する領域の電位が上昇するので、集電部22aに誘導されていた正電荷が開放されて連結部22bを介して整流回路30に向かって移動する。これにより、整流回路30には、矢印A1方向の電流が流れることにより、整流が行われて負荷2に矢印B方向の電流が出力される。
その後、図7に示すように、線材12の復元力により、エレクトレット部材16と集電部22aとが対向する基準位置まで、可動基板11がR2方向に移動する。このとき、集電部22aとエレクトレット部材16との間の距離が小さくなることに起因して、集電部22aの位置する領域の電位が低下するので、連結部22bを介して集電部22aに正電荷が誘導される。これにより、整流回路30には、矢印A2方向の電流が流れることにより、整流が行われて負荷2に矢印B方向の電流が出力される。
そして、上記動作が繰り返し行われることにより、発電が継続して行われる。
第1実施形態では、上記のように、可動基板11の固定基板21に対する水平方向(X方向)の位置および垂直方向(Z方向)の位置が変化するように揺動可能に可動基板11を支持する線材12を設けることによって、線材12により、可動基板11をR1方向(R2方向)に移動させることができるので、可動基板が水平方向のみに移動する場合に比べて、可動基板11と固定基板21との間の距離の変化量を大きくすることができる。すなわち、固定基板21に設けられた集電部22aと、可動基板11に設けられたエレクトレット部材16との間の距離の変化量を大きくすることができる。これにより、エレクトレット部材16による集電部22aの位置する領域の電位の変化量を大きくすることができるので、集電部22aに誘導される電荷量を大きく変化させることができる。その結果、静電誘導型発電装置1の発電効率を向上させることができる。
また、第1実施形態では、線材12を、所定の長さを有するとともに、可動基板11の表面(下面)11bを支持しており、かつ、伸長圧縮方向(Z方向)には変形しにくく、曲げ方向(X方向)には弾性変形しやすいように構成することによって、線材12により、可動基板11を振り子状にR1方向(R2方向)に移動させることができるので、容易に、可動基板11の固定基板21に対する水平方向(X方向)の位置および垂直方向(Z方向)の位置が変化するように可動基板11を揺動させることができる。また、線材12を、伸長圧縮方向(Z方向)には変形しにくいように形成することによって、線材12により、可動基板11が固定基板21に対して垂直方向(Z方向)にがたつくのを抑制することができるので、可動基板11が固定基板21に当接するのを抑制することができる。これにより、可動基板11および固定基板21が損傷するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、線材12を、曲げ方向(X方向)に弾性変形可能なバネ性を有するように構成することによって、線材12により、容易に、可動基板11を振り子状にR1方向(R2方向)に移動させることができる。
また、第1実施形態では、複数の線材12を設けることによって、線材12により、可動基板11を複数箇所で支持することができるので、容易に、可動基板11を固定基板21に対して水平な状態で移動させることができるので、可動基板11と固定基板21との間の間隔を小さくすることができる。
図8は、本発明の第1実施形態による静電誘導型発電装置の一対のエレクトレット部材および集電部の発電量について説明するための図であり、図9は、本発明の第1実施形態の比較例による静電誘導型発電装置の一対のエレクトレット部材および集電部の発電量について説明するための図である。図8および図9を参照して、第1実施形態による静電誘導型発電装置1の一対のエレクトレット部材16および集電部22aの発電量について説明する。
まず、第1実施形態による静電誘導型発電装置1では、図8に示すように、一対の集電部22aおよびエレクトレット部材16において、エレクトレット部材16が集電部22aと対向する基準位置から振り子状にR1方向に移動した場合の発電量Pは、以下の式(1)により示すことができる。
={Sεε/4(ε+t)
−Sεε/4(ε+t)} ・・・(1)
なお、Sは、移動前にエレクトレット部材16の電荷により影響を受ける集電部22aの面積であり、Sは、移動後にエレクトレット部材16の電荷により影響を受ける集電部22aの面積である。また、εは、真空の誘電率であり、εは、エレクトレット部材16の比誘電率である。また、dは、移動前のエレクトレット部材16と集電部22aとの間の距離であり、dは、移動後のエレクトレット部材16と集電部22aとの間の距離である。また、Vは、エレクトレット部材16の表面電位であり、tは、エレクトレット部材16の厚みである。
その一方、エレクトレット部材16が集電部22aと対向する基準位置から平行にX1方向(水平方向)のみに移動する比較例による静電誘導型発電装置500では、図9に示すように、一対の集電部22aおよびエレクトレット部材16において、エレクトレット部材16が集電部22aと対向する基準位置から平行にX1方向(水平方向)に移動した場合の発電量Pは、以下の式(2)により示すことができる。
={Sεε/4(ε+t)
−Sεε/4(ε+t)} ・・・(2)
そして、第1実施形態による静電誘導型発電装置1では、エレクトレット部材16がR1方向に移動することにより、d>dの関係が成り立つので、上記式(1)および(2)からP>Pであることが示された。すなわち、比較例による静電誘導型発電装置500のように、エレクトレット部材16が基準位置からX1方向(水平方向)のみに移動する場合に比べて、第1実施形態による静電誘導型発電装置1のように、エレクトレット部材16が基準位置からR1方向に移動する場合には、発電量が大きくなることが示された。
図10は、本発明の第1実施形態の変形例による静電誘導型発電装置の構造を示した斜視図である。図10を参照して、この第1実施形態の変形例では、図1に示した第1実施形態と異なり、可動基板11を移動可能に支持するための複数の板バネ部材42が形成された静電誘導型発電装置41の構造について説明する。なお、板バネ部材42は、本発明の「支持部材」の一例である。
この第1実施形態の変形例では、板バネ部材42は、図10に示すように、下側筐体10の底面10bから上方(Z方向)に突出するように設けられている。また、板バネ部材42は、所定の長さを有するとともに、可動基板11の表面(下面)11bを支持するように形成されている。また、板バネ部材42は、伸長圧縮方向(Z方向)には変形しにくく、曲げ方向(X方向)には弾性変形しやすいように構成されている。具体的には、板バネ部材42は、曲げ方向に弾性変形可能なバネ性を有する。これにより、板バネ部材42は、静電誘導型発電装置41に水平方向(X方向)の振動が加わることに起因して、可動基板11が固定基板21に対してX方向に移動する場合に、可動基板11が固定基板21に対してZ方向にも移動するように可動基板11を支持するように構成されている。その一方、板バネ部材42は、静電誘導型発電装置41に水平方向(Y方向)の振動が加わる場合には、可動基板11が固定基板21に対してY方向に移動しないように可動基板11を支持するように構成されている。
なお、第1実施形態の変形例のその他の構造は、上記第1実施形態と同様である。
第1実施形態の変形例では、上記のように、可動基板11をX方向に移動可能で、かつ、Y方向に移動しないように支持する板バネ部材42を設けることによって、上記第1実施形態と異なり、可動基板11のY方向の位置を規制するための一対のスペーサ13を設ける必要がないので、その分、部品点数が増加するのを抑制することができる。
なお、第1実施形態の変形例のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態)
図11は、本発明の第2実施形態による静電誘導型発電装置の構造を示した断面図である。図12〜図15は、図11に示した第2実施形態による静電誘導型発電装置の構造を説明するための図である。図11〜図15を参照して、この第2実施形態では、上記第1実施形態と異なり、可動基板11を移動可能に支持するための複数の支持部材52が2つのヒンジ部52aを有するように形成された静電誘導型発電装置50の構造について説明する。
この第2実施形態では、下側筐体51の収納部51aには、図11および図12に示すように、可動基板11と、2つのヒンジ部52aを有する支持部材52(図11参照)と、可動基板11が基準位置に向かうように付勢するための一対のバネ部材53とが設けられている。なお、基準位置とは、図11に示すように、支持部材52が底面51bに対して垂直な状態の場合に、可動基板11が配置される位置である。また、一対のバネ部材53は、それぞれ、収納部51aのX方向の内側面と可動基板11との間に配置されている。これにより、バネ部材53は、可動基板11が基準位置に向かうように、可動基板11を付勢するように構成されている。なお、バネ部材53は、本発明の「付勢部材」の一例である。
ここで、第2実施形態では、支持部材52は、図13に示すように、所定の長さを有するとともに、可動基板11の表面(下面)11bに形成されたコの字形状を有する軸部54と、下側筐体51の底面51bに形成されたコの字形状を有する軸部55と、軸部54および55が挿入される孔部56aを有する板部材56とにより構成されている。軸部54および55は、金属などからなるとともに、板部材56は、金属または樹脂などからなる。この孔部56aに軸部54および55がそれぞれ挿入されることにより、ヒンジ部52aが形成されている。
また、第2実施形態では、支持部材52は、図15に示すように、静電誘導型発電装置50に水平方向(X方向)の振動が加わることに起因して、可動基板11がR1方向(R2方向)に移動するように可動基板11を支持するように構成されている。すなわち、支持部材52は、可動基板11が固定基板21に対してX方向に移動する場合に、可動基板11が固定基板21に対してZ方向(下方向)にも移動するように可動基板11を支持するように構成されている。なお、可動基板11は、図15に示した領域に位置する場合には、バネ部材53により、図14に示した基準位置に移動するように付勢されている。その一方、支持部材52は、静電誘導型発電装置50に水平方向(Y方向)の振動が加わる場合には、可動基板11が固定基板21に対してY方向に移動しないように可動基板11を支持するように構成されている。
なお、第2実施形態のその他の構造は、上記第1実施形態と同様である。
また、第2実施形態の発電動作は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、上記のように、支持部材52を、所定の長さを有するとともに、可動基板11の表面(下面)11bを支持しており、かつ、ヒンジ部52aを有するように構成することによって、支持部材52により、可動基板11を振り子状にR1方向(R2方向)に移動させることができるので、容易に、可動基板11の固定基板21に対する水平方向(X方向)の位置および垂直方向(Z方向)の位置が変化するように可動基板11を揺動させることができる。
また、第2実施形態では、可動基板11が基準位置に向かうように、可動基板11を付勢するバネ部材53を設けることによって、バネ部材53により、基準位置を中心にして振動可能に可動基板11を配置することができる。
また、第2実施形態では、2つのヒンジ部52aを有する支持部材52を複数設けることによって、容易に、可動基板11を固定基板21に対して水平な状態で移動させることができるので、可動基板11と固定基板21との間の間隔を小さくすることができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
図16は、本発明の第2実施形態の変形例による静電誘導型発電装置の構造を示した断面図である。図16を参照して、この第2実施形態の変形例では、図11に示した第2実施形態と異なり、可動基板11が基準位置に向かうように付勢するための一対の付勢部材62が磁石63および64により構成された静電誘導型発電装置61の構造について説明する。
この第2実施形態の変形例では、付勢部材62は、図16に示すように、可動基板11のX方向の両端部に固定された磁石63と、収納部51aのX方向の内側面に磁石63に対向するように固定された磁石64とにより構成されている。また、付勢部材62の磁石63および64は、同じ極性側が対向するように配置されている。これにより、付勢部材62は、可動基板11が基準位置に向かうように、可動基板11を付勢するように構成されている。
なお、第2実施形態の変形例のその他の構造は、上記第2実施形態と同様である。
また、第2実施形態の変形例の効果は、上記第2実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図17は、本発明の第3実施形態による静電誘導型発電装置の下側筐体の構造を示した平面図である。図18は、図17に示した第3実施形態による静電誘導型発電装置の固定基板の構造を示した平面図である。図17および図18を参照して、この第3実施形態では、上記第1実施形態と異なり、可動基板72がX方向に加えて、Y方向にも移動可能に構成された静電誘導型発電装置70の構造について説明する。
この第3実施形態では、下側筐体71の収納部71aには、図17に示すように、ガラスまたはシリコン基板などからなる可動基板72と、可動基板72を移動可能に支持するための複数の線材12(図示せず)と、可動基板72がY方向に移動する際の移動量を規制するための一対のバネ部材73と、可動基板72がX方向に移動する際の移動量を規制するための一対のバネ部材14とが設けられている。
可動基板72の表面(上面)72aには、AlまたはTiなどからなる電極74が形成されている。この電極74は、平面的に見て、X方向に延びる部分とY方向に延びる部分とが交互に形成されることにより、X方向およびY方向と交差する方向に延びるように形成された複数の電極部74aと、複数の電極部74aの一方端部を連結するように形成された連結部74bとを有する。この電極部74aは、約100μm〜約1000μmの幅と、約3μm〜約10μmの厚みとを有する。
電極74の電極部74a上には、SiOからなるエレクトレット部材75が形成されている。具体的には、エレクトレット部材75は、X方向に延びる部分とY方向に延びる部分とが交互に形成されることにより、X方向およびY方向と交差する方向に延びるように複数形成されている。また、このエレクトレット部材75は、負電荷が蓄積されているとともに、約100μm〜約1000μmの幅と、約3μm〜約10μmの厚みとを有する。
一対のバネ部材73は、それぞれ、収納部71aのY方向の内側面と可動基板72との間に配置されている。具体的には、バネ部材73は、平面的に見て、内側面と隣接するように配置されているとともに、可動基板72と所定の間隔を隔てて配置されている。
上側筐体(図示せず)には、可動基板72と対向するようにガラスまたはシリコン基板などからなる固定基板76が設けられている。固定基板76の表面(下面)76aには、図18に示すように、AlまたはTiなどからなる集電電極77が形成されている。この集電電極77は、平面的に見て、X方向に延びる部分とY方向に延びる部分とが交互に形成されることにより、X方向およびY方向と交差する方向に延びるように形成された複数の集電部77aと、複数の集電部77aの一方端部を連結するように形成された連結部77bとを有する。この集電部77aは、可動基板72が基準位置に配置された状態で、エレクトレット部材75と対向する位置に配置されている。また、集電部77aは、約100μm〜約1000μmの幅と、約3μm〜約10μmの厚みとを有する。また、集電部77aとエレクトレット部材75とは、約10μm〜約100μmの間隔を隔てて設けられている。
なお、第3実施形態のその他の構造は、上記第1実施形態と同様である。
第3実施形態では、上記のように、X方向に加えてY方向にも移動可能な可動基板72を設けることによって、静電誘導型発電装置70にY方向の振動が加わる場合にも発電することができるので、静電誘導型発電装置70に加わる振動に対する発電効率を向上させることができる。
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
図19は、本発明の第3実施形態の変形例による静電誘導型発電装置の下側筐体の構造を示した平面図である。図20は、図19に示した第3実施形態の変形例による静電誘導型発電装置の固定基板の構造を示した平面図である。図19および図20を参照して、この第3実施形態の変形例では、図17に示した第3実施形態と異なり、エレクトレット部材83および集電部84aが実質的に円弧状に形成された静電誘導型発電装置81の構造について説明する。
この第3実施形態の変形例では、可動基板72の表面(上面)72aには、図19に示すように、AlまたはTiなどからなる電極82が形成されている。この電極82は、平面的に見て、実質的に円弧状に形成された複数の電極部82aと、複数の電極部82aを連結するように形成された連結部82bとを有する。この電極部82aは、約100μm〜約1000μmの幅と、約3μm〜約10μmの厚みとを有する。
電極82上の所定領域には、SiOからなるエレクトレット部材83が形成されている。また、このエレクトレット部材83は、負電荷が蓄積されているとともに、約100μm〜約1000μmの幅と、約3μm〜約10μmの厚みとを有する。
固定基板76の表面(下面)76aには、図20に示すように、AlまたはTiなどからなる集電電極84が形成されている。この集電電極84は、平面的に見て、実質的に円弧状に形成された複数の集電部84aと、複数の集電部84aを連結するように形成された連結部84bとを有する。この集電部84aは、可動基板72が基準位置に配置された状態で、エレクトレット部材83と対向する位置に配置されている。また、集電部84aは、約100μm〜約1000μmの幅と、約3μm〜約10μmの厚みとを有する。また、集電部84aとエレクトレット部材83とは、約10μm〜約100μmの間隔を隔てて設けられている。
なお、第3実施形態の変形例のその他の構造は、上記第3実施形態と同様である。
また、第3実施形態の変形例の効果は、上記第3実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3実施形態では、SiOからなるエレクトレット部材を用いる例を示したが、本発明はこれに限らず、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリプロピレン(PP)およびポリエチレン(PE)などの有機高分子化合物またはSiNなどのシリコン化合物からなるエレクトレット部材を用いてもよい。なお、ポリテトラフルオロエチレンとしては、テフロン(登録商標)およびサイトップ(登録商標)などがある。
また、上記第1〜第3実施形態では、上側筐体に固定基板を設けるとともに、下側筐体に可動基板を設ける例を示したが、本発明はこれに限らず、上側筐体に可動基板を設けるとともに、下側筐体に固定基板を設けるようにしてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、固定基板に集電電極を設けるとともに、可動基板にエレクトレット部材を設ける例を示したが、本発明はこれに限らず、固定基板にエレクトレット部材を設けるとともに、可動基板に集電電極を設けるようにしてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、負電荷が蓄積されたエレクトレット部材を用いる例を示したが、本発明はこれに限らず、正電荷が蓄積されたエレクトレット部材を用いるようにしてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、整流回路を設ける例を示したが、本発明はこれに限らず、整流回路を設けることなく、DC−DCコンバータを介して負荷に電力を供給するようにしてもよいし、直接負荷に電力を供給するようにしてもよい。また、整流回路を設けるとともに、整流回路と負荷との間にDC−DCコンバータを設けてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、可動基板の電極の電極部上に複数のエレクトレット部材を形成する例を示したが、本発明はこれに限らず、可動基板の電極の電極部および連結部上に櫛形状のエレクトレット部材を1つ形成してもよい。
また、上記第1および第3実施形態では、ねじにより、リングを取付孔のテーパ部に押し込むことによって、線材を可動基板および下側筐体に取り付ける例を示したが、本発明はこれに限らず、接着剤などにより線材を可動基板および下側筐体に取り付けてもよいし、線材を可動基板および下側筐体に圧入することにより、線材を可動基板および下側筐体に取り付けてもよい。
また、上記第1および第3実施形態では、ピアノ線からなる線材を用いる例を示したが、本発明はこれに限らず、ピアノ線以外のその他の線材を用いてもよい。
また、上記第2実施形態では、可動基板が基準位置に向かうように、可動基板を付勢する付勢部材を設ける例を示したが、本発明はこれに限らず、可動基板が基準位置に向かうように、可動基板および支持部材を付勢する付勢部材を設けてもよいし、可動基板が基準位置に向かうように、支持部材のみを付勢する付勢部材を設けてもよい。
また、上記第2実施形態の変形例では、付勢部材62の磁石63および64を、同じ極性側が対向するように配置する例を示したが、本発明はこれに限らず、付勢部材62の磁石63および64を、異なる極性側が対向するように配置するようにしてもよい。
また、上記第1および第3実施形態では、可動基板がX方向に移動する際の移動量を規制するためのバネ部材を設ける例を示したが、本発明はこれに限らず、可動基板がX方向に移動する際の移動量を規制するためのバネ部材を設ける代わりに、可動基板が基準位置に向かうように、可動基板および線材(板バネ部材)を付勢する付勢部材を設けてもよい。
また、上記第2実施形態では、2つのヒンジ部52aを有する支持部材52を用いる例を示したが、本発明はこれに限らず、3つ以上のヒンジ部を有する支持部材を用いてもよい。
本発明の第1実施形態による静電誘導型発電装置の構造を示した断面図である。 図1に示した第1実施形態による静電誘導型発電装置の下側筐体の構造を示した平面図である。 図1に示した第1実施形態による静電誘導型発電装置の固定基板の構造を示した平面図である。 図1に示した第1実施形態による静電誘導型発電装置の構成を示した概略図である。 図1に示した第1実施形態による静電誘導型発電装置の線材の取付構造を示した断面図である。 図1に示した第1実施形態による静電誘導型発電装置の構成を示した概略図である。 本発明の第1実施形態による静電誘導型発電装置の発電動作を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による静電誘導型発電装置の一対のエレクトレット部材および集電部の発電量について説明するための図である。 本発明の第1実施形態の比較例による静電誘導型発電装置の一対のエレクトレット部材および集電部の発電量について説明するための図である。 本発明の第1実施形態の変形例による静電誘導型発電装置の構造を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態による静電誘導型発電装置の構造を示した断面図である。 図11に示した第2実施形態による静電誘導型発電装置の下側筐体の構造を示した平面図である。 図11に示した第2実施形態による静電誘導型発電装置の支持部材を示した斜視図である。 図11に示した第2実施形態による静電誘導型発電装置の構成を示した概略図である。 図11に示した第2実施形態による静電誘導型発電装置の構成を示した概略図である。 本発明の第2実施形態の変形例による静電誘導型発電装置の構造を示した断面図である。 本発明の第3実施形態による静電誘導型発電装置の下側筐体の構造を示した平面図である。 図17に示した第3実施形態による静電誘導型発電装置の固定基板の構造を示した平面図である。 本発明の第3実施形態の変形例による静電誘導型発電装置の下側筐体の構造を示した平面図である。 図19に示した第3実施形態の変形例による静電誘導型発電装置の固定基板の構造を示した平面図である。
符号の説明
1、41、50、61、70、81 静電誘導型発電装置
11、72 可動基板
12 線材(支持部材)
16、75、83 エレクトレット部材
21、76 固定基板
22、77、84 集電電極
42 板バネ部材(支持部材)
52 支持部材
52a ヒンジ部
53 バネ部材(付勢部材)
62 付勢部材

Claims (6)

  1. 集電電極および電荷を蓄積することが可能なエレクトレット部材のいずれか一方が設けられた固定基板と、
    前記固定基板と対向するように配置されるとともに、前記集電電極および前記エレクトレット部材の他方が設けられた可動基板と、
    前記可動基板を前記固定基板に対して揺動可能に支持する支持部材とを備えた、静電誘導型発電装置。
  2. 前記支持部材は、所定の長さを有するとともに、前記可動基板の前記固定基板側とは反対側を支持しており、かつ、伸長圧縮方向には変形しにくく、曲げ方向には弾性変形しやすいように構成されている、請求項1に記載の静電誘導型発電装置。
  3. 前記支持部材は、曲げ方向に弾性変形可能なバネ性を有する線材を含む、請求項2に記載の静電誘導型発電装置。
  4. 前記支持部材は、所定の長さを有するとともに、前記可動基板の前記固定基板側とは反対側を支持しており、かつ、ヒンジ部を有する、請求項1に記載の静電誘導型発電装置。
  5. 前記可動基板が基準位置に向かうように、前記可動基板および前記支持部材の少なくともいずれか一方を付勢する付勢部材をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の静電誘導型発電装置。
  6. 前記支持部材は、複数設けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の静電誘導型発電装置。
JP2006355409A 2006-12-28 2006-12-28 静電誘導型発電装置 Pending JP2008167231A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006355409A JP2008167231A (ja) 2006-12-28 2006-12-28 静電誘導型発電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006355409A JP2008167231A (ja) 2006-12-28 2006-12-28 静電誘導型発電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008167231A true JP2008167231A (ja) 2008-07-17

Family

ID=39696045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006355409A Pending JP2008167231A (ja) 2006-12-28 2006-12-28 静電誘導型発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008167231A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011024278A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Murata Mfg Co Ltd 振動発電素子の製造方法および振動発電素子
JP2011072070A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Casio Computer Co Ltd 発電装置および発電機器
EP2330159A1 (en) * 2008-09-19 2011-06-08 Asahi Glass Company Limited Electret and electrostatic induction conversion device
US8212433B2 (en) 2008-03-27 2012-07-03 Asahi Glass Company, Limited Electret and electrostatic induction conversion device
US8277927B2 (en) 2008-04-17 2012-10-02 Asahi Glass Company, Limited Electret and electrostatic induction conversion device
US8763461B2 (en) 2008-03-31 2014-07-01 Asahi Glass Company, Limited Acceleration sensor device and sensor network system
JP2020113439A (ja) * 2019-01-11 2020-07-27 国立大学法人東海国立大学機構 入力装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8212433B2 (en) 2008-03-27 2012-07-03 Asahi Glass Company, Limited Electret and electrostatic induction conversion device
US8763461B2 (en) 2008-03-31 2014-07-01 Asahi Glass Company, Limited Acceleration sensor device and sensor network system
US8277927B2 (en) 2008-04-17 2012-10-02 Asahi Glass Company, Limited Electret and electrostatic induction conversion device
EP2330159A1 (en) * 2008-09-19 2011-06-08 Asahi Glass Company Limited Electret and electrostatic induction conversion device
EP2330159A4 (en) * 2008-09-19 2011-11-30 Asahi Glass Co Ltd ELECTRON AND CONVERTER WITH ELECTROSTATIC INDUCTION
US8129869B2 (en) 2008-09-19 2012-03-06 Asahi Glass Company, Limited Electret and electrostatic induction conversion device
JP2011024278A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Murata Mfg Co Ltd 振動発電素子の製造方法および振動発電素子
JP2011072070A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Casio Computer Co Ltd 発電装置および発電機器
JP2020113439A (ja) * 2019-01-11 2020-07-27 国立大学法人東海国立大学機構 入力装置
JP7199704B2 (ja) 2019-01-11 2023-01-06 国立大学法人東海国立大学機構 入力装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008167231A (ja) 静電誘導型発電装置
Arakawa et al. Micro seismic power generator using electret polymer film
JP4338751B2 (ja) 静電動作装置
JP5205193B2 (ja) 静電誘導型発電装置
JP5703627B2 (ja) 静電誘導発電デバイス、静電誘導発電機器
US9475094B2 (en) Vibration generating apparatus
JP2009055736A (ja) 静電動作装置
CN204156750U (zh) 振动摩擦发电机以及振动传感器
JP5226907B1 (ja) 振動発電器、振動発電装置、及び振動発電装置を搭載した電気機器と通信装置
Fu et al. MEMS vibration electret energy harvester with combined electrodes
JP2014226003A (ja) 振動発電器
KR101332006B1 (ko) 전방향 진동 기반 에너지 하베스터
JP5573624B2 (ja) 発電装置及び電子機器
Munaz et al. An electromagnetic energy harvester based on multiple magnet scavenging power from low frequency vibration
JP5741001B2 (ja) 発電装置
JP2009240058A (ja) 動作装置
CN111884541B (zh) 一种压电能量收集装置及其方法
Fu et al. Large-dynamic-range MEMS electret energy harvester with combined gap-closing/overlapping-area-change electrodes
JP2012191812A (ja) 発電装置、および電子機器
JP5131541B2 (ja) 振動型静電発電機ユニット
Sterken et al. Motion-based generators for industrial applications
KR102114497B1 (ko) 마찰 대전을 이용한 전력 생성 소자
KR20170059386A (ko) 진동 에너지 하베스팅 장치 및 그 동작 방법
JP7246333B2 (ja) 発電装置、及び、整流回路
JP7443226B2 (ja) 発電素子、及び、発電装置