JP2008167097A - 電子機器 - Google Patents

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智恵美 松井
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Abstract

【課題】内部に侵入した水を通常の使用動作で排出して、音響特性の劣化を防ぐことができる電子機器を提供する。
【解決手段】第1の筐体100において、レシーバ音孔2が開放されている状態である開状態から、第2の筐体200がレシーバ音孔2を覆う状態である閉状態に変化した場合に、風圧によって空気が流入する位置にレシーバ音孔を設ける。また、第1の筐体100において、レシーバ音孔2に流入した空気が流出するレシーバサブ音孔7を設ける。筐体内の水は、レシーバサブ音孔7から流出する空気と共に排出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、スピーカ、レシーバ、またはマイクロフォンを備えた電子機器に関する。
携帯電話機が、雨水が降りかかる屋外で使用されることがある。従来の携帯電話機には、通話相手の音声を出力するレシーバの内部に水が浸透することを防ぐために、防水シートが用いられている。
図5は、従来の携帯電話機の構造を示す説明図である。図5(a)は、従来の携帯電話機の正面図である。図5(b)は、従来の携帯電話機の斜視図である。図5(a)および図5(b)に示すように、従来の携帯電話機の筐体14において、通話相手の音声を出力するレシーバ11が設置されている位置に対応する位置に、レシーバ11が出力した音声を放音させるためのレシーバ音孔2が設けられている。また、筐体14におけるレシーバ音孔2が設けられている面に、表示部3およびカメラ部6(図5において図示せず)を覆うスクリーンカバー9が設置される。なお、スクリーンカバー9におけるレシーバ11に対応する位置には、レシーバ音孔2が設けられている。
図5(c)は、従来の携帯電話機の断面を示す断面図である。図5(c)は、図5(a)においてA1とA2とを通る直線において切断された断面を示している。
図5(c)に示すように、筐体14の内部にレシーバ11、および基板16が設置されている。また、筐体14およびスクリーンカバー9におけるレシーバ11に対応する位置にはレシーバ音孔2が設けられている。
また、筐体14の内壁において、レシーバ11の端部に対応する位置には凸部が設けられており、クッション12を介してレシーバ11に接する。そして、レシーバ11における音声を出力する面(レシーバ音孔2が設けられている方向の面)には、レシーバ11が出力した音声に応じて振動するように、当該面を覆う防水シート13が設置されている。
そして、筐体14の内部には、防水シート13、筐体14の内壁、および筐体14の内壁に設けられた凸部に囲まれた空間である前気室15が設けられている。なお、レシーバ11が出力した音声は、防水シート13、前気室15、およびレシーバ音孔2を介して筐体14の外部に出力される。
なお、特許文献1には、2つの放音孔が設けられた携帯電子機器が記載されている。
特許文献2には、アンテナ収納部の下部に、当該アンテナ収納部に侵入した水を排出する穴が設けられた携帯電話機が記載されている。
特開2006−157464号公報(段落0012〜0024、図3) 特開平8−204419号公報(段落0011〜0015、図1)
図5に示した従来の携帯電話機は、レシーバ音孔2から水が侵入した場合に、防水シート13によってレシーバ11への水の侵入を妨げるが、前気室15には水が停留する。そして、前気室15に水(水滴)が停留している状態でレシーバ11が音声を出力すると、当該水が防水シート13の振動を妨げるので、レシーバ音孔2を介して出力される音声に歪みが生じたり、音声が小さくなってしまったりする。つまり、前気室15に水が停留するので、音圧が低下したり音質が劣化したりして、音響特性が劣化するという問題がある。
そして、前気室15に停留した水を取り除くためには、使用者が携帯電話機を振ったりしてレシーバ音孔2から水を排出するか、レシーバ音孔2から水が蒸発するのを待つかしかなく、レシーバ音孔2から侵入した水を容易に排出することができないという問題がある。
また、特許文献1に記載されている携帯電子機器には、2つの放音孔をそれぞれ異なる面に形成しなければならないので、レシーバ等の実装位置等が制限されるという問題がある。
特許文献2に記載されている携帯電話機は、レシーバ音孔から侵入した水を排出することができないという問題がある。
そこで、本発明は、内部に侵入した水を通常の使用動作で排出して、音響特性の劣化を防ぐことができる電子機器を提供することを目的とする。
本発明による電子機器は、音声を出力するレシーバ、およびレシーバが出力した音声が通過する穴であるレシーバ音孔が設けられている第1の筐体と、音声を入力するマイクロフォン、およびマイクロフォンに入力する音声が通過する穴であるマイクロフォン音孔が設けられている第2の筐体とを備え、レシーバ音孔が設けられている面と、マイクロフォン音孔が設けられている面とが対向するように第1の筐体と第2の筐体とが折り畳まれる構造の電子機器において、レシーバ音孔は、レシーバ音孔が開放されている状態である開状態から、第2の筐体がレシーバ音孔を覆う状態である閉状態に変化した場合に、第2の筐体に対面する位置に設けられ、第1の筐体には、第1の筐体内に停留した液体をレシーバ音孔に流入した空気によって流出させるためのレシーバサブ音孔が設けられたことを特徴とする。
第1の筐体の内壁には、緩衝材を介してレシーバの端部と接する凸部が設けられ、レシーバには、音声を出力する方向の面を覆う防水シートが設置され、レシーバサブ音孔と連通し、レシーバ音孔に流入した空気が液体を押す空間であって、凸部と防水シートとに囲まれた空間である前気室が設けられていてもよい。
第1の筐体には、レシーバ音孔が設けられている面である表面を覆うスクリーンカバーが設置され、レシーバサブ音孔は、第1の筐体内に停留した液体が、表面とスクリーンカバーとの間を通って流出するように設けられた空間であってもよい。
レシーバサブ音孔は、第1の筐体内に停留した液体が、第1の筐体の内壁に設けられた凸部に形成された切り欠き部を通って流出するように設けられた空間であってもよい。
第1の筐体には、閉状態でマイクロフォン音孔と対向しない位置にレシーバ音孔が設けられていてもよい。
本発明による電子機器は、音声を出力するレシーバ、およびレシーバが出力した音声が通過する穴であるレシーバ音孔が設けられている第1の筐体と、音声を入力するマイクロフォン、およびマイクロフォンに入力する音声が通過する穴であるマイクロフォン音孔が設けられている第2の筐体とを備え、レシーバ音孔が設けられている面と、マイクロフォン音孔が設けられている面とが対向するように第1の筐体と第2の筐体とが折り畳まれる構造の電子機器において、マイクロフォン音孔は、マイクロフォン音孔が開放されている状態である開状態から、第1の筐体がマイクロフォン音孔を覆う状態である閉状態に変化した場合に、第1の筐体に対面する位置に設けられ、第2の筐体には、第2の筐体内に停留した液体をマイクロフォン音孔に流入した空気によって流出させるためのマイクロフォンサブ音孔が設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、電子機器が開状態から閉状態に変化する際に生じる風圧によってレシーバ音孔またはマイクロフォン音孔に空気が流入し、流入した空気によってレシーバサブ音孔またはマイクロフォン音孔から第1の筐体内または第2の筐体内に停留している水を外部に排出することができる。従って、使用者による通常の使用動作に含まれる閉動作(開状態から閉状態に変化させる動作)によって第1の筐体内または第2の筐体内に停留している水を外部に排出して、レシーバまたはマイクロフォンの音響特性の劣化を防ぐことができる。
第1の筐体には、レシーバ音孔が設けられている面である表面を覆うスクリーンカバーが設置され、レシーバサブ音孔は、第1の筐体内に停留した液体が、表面とスクリーンカバーとの間を通って流出するように設けられた空間であるように構成された場合には、筐体内に停留している水を外部に排出するための道(流路)を設ける場合に比べて、筐体の実装自由度を高めることができる。
レシーバサブ音孔は、第1の筐体内に停留した液体が、第1の筐体の内壁に設けられた凸部に形成された切り欠き部を通って流出するように設けられた空間であるように構成された場合には、前気室に停留していた水を、より容易に筐体の外部に排出することができる。
実施の形態1.
本発明の携帯電話機の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、第1の実施の形態の携帯電話機1の開状態における外観を示す外観斜視図である。なお、図1に示すように、第1の筐体100のレシーバ音孔2を開放している状態、すなわち折り畳まれていない状態を開状態という。そして、第1の筐体100のレシーバ音孔2が設けられている面と第2の筐体200のマイクロフォン音孔5が設けられている面とが対向するように折り畳まれた状態を閉状態という。
本発明の携帯電話機1は、図1に示すように、ほぼ立方体形状における一面において情報を表示する表示部3が設けられている第1の筐体100、ほぼ立方体形状の一面において情報を入力するための操作キーなどのキー操作部4が設けられている第2の筐体200、および第1の筐体100と第2の筐体200とを結合するヒンジ部300を含む。
そして、本発明の携帯電話機1は、図1に示すように、第1の筐体100と第2の筐体200とがヒンジ部300で接続され、第1の筐体100と第2の筐体200とが対向するように折り畳まれる構造である。なお、そのような構造を有していれば、本発明を、PHS(Personal Handyphone System)端末、PDA(Personal Digital Assistance)端末、ICレコーダ、ビデオカメラ、デジタルカメラ、音楽再生プレーヤ、ページャ、一般加入者回線網に接続された電話機等の電子機器に適用することもできる。
図1に示すように、第1の実施の形態の携帯電話機1の第1の筐体100には、レシーバ音孔2、表示部3、カメラ部6、レシーバサブ音孔7およびスクリーンカバー9が設けられている。また、図1に示すように、第1の実施の形態の携帯電話機1の第2の筐体200には、キー操作部4、マイクロフォン音孔5、マイクロフォンサブ音孔8およびキーシートカバー10が設けられている。
レシーバ音孔2は、第1の筐体100とスクリーンカバー9とにおいて、通話相手の音声を出力するレシーバ11(図1において図示せず。)に対応する位置であって、携帯電話機1が開状態から閉状態に変化した場合に、第2の筐体200に対面する位置、すなわち閉状態への変化に起因する空気が流入する位置にそれぞれ設けられた穴である。使用者は、通話相手の音声を聞くために、スクリーンカバー9に設けられたレシーバ音孔2に耳を当てる。表示部6には、文字や記号、図形等で表された情報が表示される。キー操作部4は、携帯電話機1に電話番号等を入力するための操作キー等を含む。
マイクロフォン音孔5は、第2の筐体200とキーシートカバー10とにおいて、使用者の音声を音声信号に変換するマイクロフォン17(図1において図示せず。)が設置されている位置に対応する位置であって、携帯電話機1が開状態から閉状態に変化した場合に、第1の筐体100に対面する位置、すなわち閉状態への変化に起因する空気が流入する位置にそれぞれ設けられた穴である。使用者の音声は、マイクロフォン音孔5を通過してマイクロフォン17に入力される。
カメラ部6は、使用者によってキー操作部4になされた操作に従って画像を撮影する。レシーバサブ音孔7は、携帯電話機1の内部に侵入した水を携帯電話機1の外部に排出するための穴であり、レシーバ音孔2と異なる位置に設けられる。マイクロフォンサブ音孔8は、携帯電話機1の内部に侵入した水を携帯電話機1の外部に排出するための穴であり、マイクロフォン音孔5と異なる位置に設けられる。
スクリーンカバー9は、第1の筐体100において表示部3が設けられた面を覆うように設置され、表示部3およびカメラ部6を覆う。なお、スクリーンカバー9にはレシーバ音孔2が設けられている。
キーシートカバー10は、第2の筐体200においてキー操作部4が設けられた面を覆うように設置されている。なお、キーシートカバー10にはマイクロフォン音孔5が設けられている。
図2は、第1の実施の形態の携帯電話機1の第1の筐体100の構造を示す説明図である。図2(a)は、携帯電話機1の第1の筐体100の正面図である。図2(b)は、携帯電話機1の第1の筐体100の斜視図である。図2(a)および図2(b)に示すように、第1の筐体100およびスクリーンカバー9において、レシーバ11に対応する位置にレシーバ11が出力した音声が通過するレシーバ音孔2が設けられている。
また、図2(a)および図2(b)に示すように、第1の筐体100には、レシーバ11に対応する位置であって、レシーバ音孔2と異なる位置に、第1の筐体100の内部に侵入した水を携帯電話機1の外部に排出するためのレシーバサブ音孔7が設けられている。なお、レシーバサブ音孔7は、第1の筐体100においてレシーバ音孔2が設けられている面に設けられている。
図2(c)は、携帯電話機1の第1の筐体100の断面を示す断面図である。図2(c)は、図2(a)においてA1とA2とを通る直線において切断された部分の断面を示している。
図2(c)に示すように、第1の筐体100の内部には、レシーバ11、および基板16が設置されている。また、第1の筐体100におけるレシーバ11に対応する位置にはレシーバ音孔2およびレシーバサブ音孔7が設けられている。また、スクリーンカバー9におけるレシーバ11に対応する位置にはレシーバ音孔2が設けられている。
なお、レシーバサブ音孔7は、レシーバ音孔2よりも小さい径の穴であることが望ましい。また、レシーバ音孔2は、携帯電話機1が閉状態である場合に、マイクロフォン音孔5の近傍でない位置(マイクロフォン音孔5から離れた位置)に設置されることが望ましい。
また、図2(c)に示すように、レシーバサブ音孔7は、スクリーンカバー9に覆われている。すなわち、スクリーンカバー9と第1の筐体100におけるレシーバ音孔2が設けられている面とに囲まれている。そして、レシーバ音孔2に流入した空気によって押された水は、第1の筐体100に沿って、第1の筐体100とスクリーンカバー9とに囲まれた空間を通過して外部に流出する。従って、第1の筐体100は、前気室15に停留している水がレシーバサブ音孔7を通って外部に流出するように構成されている。
また、第1の筐体100の内壁において、レシーバ11の端部に対応する位置には凸部が設けられており、クッション(緩衝材)12を介してレシーバ11の端部に接する。そして、レシーバ11における音声を出力する面(レシーバ音孔2が設けられている方向の面)には、レシーバ11が出力した音声に応じて振動するように、当該面を覆う防水シート13が設置されている。
そして、第1の筐体100の内部には、防水シート13、第1の筐体100の内壁、および第1の筐体100の内壁に設けられた凸部に囲まれた空間である前気室15が設けられている。なお、レシーバ11が出力した音声は、防水シート13、前気室15、およびレシーバ音孔2を介して第1の筐体100の外部に出力される。
防水シート13について説明する。従来の携帯電話機に用いられるレシーバや、スピーカ、マイクロフォンの前面(音声を出力または入力する方向の面)には、防塵や防水を目的としたメッシュシートや不織布が貼付されている。メッシュシート等には、撥水処理が施されているが、防水効果は小さい。そこで、防水シート13には、特殊技術で作られた空気や水を通しにくい素材(例えば、合成樹脂やウレタン、フッ素樹脂、PET(Polyethylene Terephthalate)、ポリイミド等)を用いる。
防水シート13には、空気を通しにくい素材が用いられているので、防水シート13は、レシーバ11が出力した音声に応じて振動する。そのため、防水シート13が振動するように、防水シート13とレシーバ11との間、および防水シート13と第1の筐体100の内壁との間には、空間が設けられることが望ましい。そして、レシーバ11が出力した音声は、防水シート13を介して出力される。
防水シート13は、レシーバ音孔2またはレシーバサブ音孔7を通過して第1の筐体100の内部に水が侵入した場合に、レシーバ11への水の侵入を防ぐ。
携帯電話機1の動作について、図面を参照して説明する。図3は、携帯電話機1の開閉動作を示す説明図である。図3に示すように、開状態の携帯電話機1の第1の筐体100は、ヒンジ部300を中心に回転して閉状態に変化する。
前述したように、防水シート13が、第1の筐体100の内部に侵入した水によるレシーバ11の浸水を防ぐのであるが、前気室15には水(水滴)が停留する。
前気室15に水が停留した状態で、携帯電話機1が開状態から閉状態に変化するときに生じた風圧によって、閉状態で第2の筐体200に対向する面に設けられているレシーバ音孔2を通過した空気が前気室15に流入する。
レシーバ音孔2を通過して前気室15に流入した空気は、前気室15に停留していた水を押すので、水は、レシーバサブ音孔7を通過して第1の筐体100の外部に排出される(流出する)。
本実施の形態では、第1の筐体100において、閉状態で第2の筐体200に対向する面にレシーバ音孔2を設け、他の面にレシーバサブ音孔7を設けたので、携帯電話機1が開状態から閉状態に変化する際に生じる風圧によって前気室15に停留している水を外部に排出することができる。従って、使用者による携帯電話機1を振る動作がなされない場合であっても、通常の使用動作に含まれる閉動作(開状態から閉状態に変化させる動作)によって前気室15に停留している水を外部に排出して、レシーバ11の音響特性の劣化を防ぐことができる。
また、本実施の形態では、前気室15に停留している水を外部に排出するためにレシーバサブ音孔7を用いるので、前気室15に停留している水を外部に排出するための道(流路)を設ける場合に比べて、第1の筐体100の実装自由度を高めることができる。
なお、図1および図3に示すように、第2の筐体200にマイクロフォンサブ音孔8を設け、携帯電話機1が開状態から閉状態に変化する際に生じる風圧によって前気室19に停留している水を外部に排出するように構成されていてもよい。
具体的には、第2の筐体200に、マイクロフォン17に対応する位置であって、マイクロフォン音孔5と異なる位置に、第2の筐体200の内部に侵入した水を第2の筐体200の外部に排出するためのマイクロフォンサブ音孔8を設ける。
ここで、図3に示すように、第2の筐体200の内部には、マイクロフォン17、および基板20が設置されている。また、第2の筐体200におけるマイクロフォン17に対応する位置にはマイクロフォン音孔5およびマイクロフォンサブ音孔8が設けられている。また、キーシートカバー10におけるマイクロフォン17に対応する位置にはマイクロフォン音孔5が設けられている。
また、図3に示すように、マイクロフォンサブ音孔8は、キーシートカバー10に覆われている。すなわち、キーシートカバー10と第2の筐体200におけるマイクロフォン音孔5が設けられている面とに囲まれている。そして、マイクロフォン音孔5に流入した空気によって押された水は、第2の筐体200とキーシートカバー10とに囲まれた空間を通過して外部に流出する。従って、第2の筐体200は、前気室19に停留している水がマイクロフォンサブ音孔8を通って外部に流出するように構成されている。
また、第2の筐体200の内壁において、マイクロフォン17の端部に対応する位置には凸部が設けられており、クッション18を介してマイクロフォン17の端部に接する。そして、マイクロフォン17における音声を入力する面(マイクロフォン音孔5が設けられている方向の面)には、マイクロフォン17に入力される音声に応じて振動するように、当該面を覆う防水シート23が設置されている。
そして、第2の筐体200の内部には、防水シート23、第2の筐体200の内壁、および第2の筐体200の内壁に設けられた凸部に囲まれた空間である前気室19が設けられている。なお、音声は、マイクロフォン音孔5、前気室19および防水シート23を介して第2の筐体200の外部からマイクロフォン17に入力される。
なお、防水シート23には、特殊技術で作られた空気や水を通しにくい素材(例えば、合成樹脂やウレタン、フッ素樹脂、PET、ポリイミド等)を用いる。
防水シート23には、空気を通しにくい素材が用いられるので、マイクロフォン17に防水シート23を介して(防水シート23が振動して)音声が入力されるように、防水シート23とマイクロフォン17との間、および防水シート23と第2の筐体200の内壁との間には、空間が設けられることが望ましい。
防水シート23は、マイクロフォン音孔5またはマイクロフォンサブ音孔8を通過して第2の筐体200の内部に水が侵入した場合に、マイクロフォン17への水の侵入を防ぐ。
前気室19に水が停留した状態で、携帯電話機1が開状態から閉状態に変化するときに生じた風圧によって、閉状態で第1の筐体100に対向する面に設けられているマイクロフォン音孔5を通過した空気が前気室19に流入する。
マイクロフォン音孔5を通過して前気室19に流入した空気は、前気室19に停留していた水を押すので、水は、マイクロフォンサブ音孔8を通過して第2の筐体200の外部に排出される(流出する)。
つまり、第2の筐体200において、閉状態で第1の筐体100に対向する面にマイクロフォン音孔5を設け、他の面にマイクロフォンサブ音孔8を設けたので、携帯電話機1が開状態から閉状態に変化する際に生じる風圧によって前気室19に停留している水を外部に排出することができる。従って、使用者による携帯電話機1を振る動作がなされない場合であっても、通常の使用動作に含まれる閉動作(開状態から閉状態に変化させる動作)によって前気室19に停留している水を外部に排出して、マイクロフォン17の音響特性の劣化を防ぐことができる。
また、本実施の形態では、前気室19に停留している水を外部に排出するためにマイクロフォンサブ音孔8を用いるので、前気室19に停留している水を外部に排出するための道(流路)を設ける場合に比べて、第2の筐体200の実装自由度を高めることができる。
なお、着信音等を出力するスピーカが出力した音声が通過するスピーカ音孔を通って筐体内に水が侵入することも考えられる。そこで、図2に示す構成をスピーカの周囲に適用してもよい。
実施の形態2.
本発明の携帯電話機の第2の実施の形態について、図面を参照して説明する。図4は、第2の実施の形態の携帯電話機1の第1の筐体100の断面を示す断面図である。図4は、第1の実施の形態で示した図2(a)において、A1とA2とを通る直線において切断された部分の断面を示している。
図2(c)に示す第1の実施の形態の第1の筐体100には、レシーバ音孔2が設けられている面にレシーバサブ音孔7が設けられているが、図4に示す第2の実施の形態の第1の筐体100には、レシーバ音孔2が設けられている面とは異なる面(第1の筐体100において側面)にレシーバサブ音孔7が設けられている。
具体的には、図4に示すように、第1の筐体100の内壁においてレシーバ11の端部に対応する位置に設けられている凸部の一部が切り欠かれ、第1の筐体100のレシーバ音孔2が設けられている面とは異なる面に穴が設けられている。
そして、前気室15に水が停留した状態で、携帯電話機1が開状態から閉状態に変化するときに生じた風圧によって、閉状態で第2の筐体200に対向する面に設けられているレシーバ音孔2を通過した空気が前気室15に流入する。
レシーバ音孔2を通過して前気室15に流入した空気は、前気室15に停留していた水を押すので、水は、レシーバサブ音孔7を通過して第1の筐体100の外部に排出される(流出する)。
本実施の形態では、第1の実施の形態の第1の筐体100に比べて、より容易に前気室15に停留していた水を第1の筐体100の外部に排出することができる。
なお、図2(c)、図3、および図4に示すように、第1の筐体100の内壁におけるレシーバ11の端部に対応する位置および第2の筐体200におけるマイクロフォン17の端部に対応する位置には凸部が設けられているが、筐体の内壁に凸部を設ける代わりに、レシーバ11の端部またはマイクロフォン17の端部にスペーサまたはクッションを貼付等して、前気室を形成してもよい。
そのような構成によれば、筐体の内部に凸部を設ける必要がなくなり、金型等の製造コストを削減することができる。
本発明は、携帯電話機、PHS端末、PDA端末、ICレコーダ、ビデオカメラ、デジタルカメラ、音楽再生プレーヤ、ページャ、一般加入者回線網に接続された電話機等の電子機器に適用することができる。
第1の実施の形態の携帯電話機の開状態における外観を示す外観斜視図である。 第1の実施の形態の携帯電話機の第1の筐体の構造を示す説明図である。 携帯電話機の開閉動作を示す説明図である。 第2の実施の形態の携帯電話機の第1の筐体の断面図である。 従来の携帯電話機の一構成例を示す説明図である。
符号の説明
1 携帯電話機
2 レシーバ音孔
3 表示部
4 キー操作部
5 マイクロフォン音孔
6 カメラ部
7 レシーバサブ音孔
8 マイクロフォンサブ音孔
9 スクリーンカバー
10 キーシートカバー
11 レシーバ
12、18 クッション
13、23 防水シート
15、19 前気室
16、20 基板
17 マイクロフォン

Claims (6)

  1. 音声を出力するレシーバ、および前記レシーバが出力した音声が通過する穴であるレシーバ音孔が設けられている第1の筐体と、音声を入力するマイクロフォン、および前記マイクロフォンに入力する音声が通過する穴であるマイクロフォン音孔が設けられている第2の筐体とを備え、前記レシーバ音孔が設けられている面と、前記マイクロフォン音孔が設けられている面とが対向するように前記第1の筐体と前記第2の筐体とが折り畳まれる構造の電子機器において、
    前記レシーバ音孔は、前記レシーバ音孔が開放されている状態である開状態から、前記第2の筐体が前記レシーバ音孔を覆う状態である閉状態に変化した場合に、前記第2の筐体に対面する位置に設けられ、
    前記第1の筐体には、前記第1の筐体内に停留した液体を前記レシーバ音孔に流入した空気によって流出させるためのレシーバサブ音孔が設けられた
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 第1の筐体の内壁には、緩衝材を介してレシーバの端部と接する凸部が設けられ、
    レシーバには、音声を出力する方向の面を覆う防水シートが設置され、
    レシーバサブ音孔と連通し、レシーバ音孔に流入した空気が液体を押す空間であって、前記凸部と前記防水シートとに囲まれた空間である前気室が設けられた
    請求項1記載の電子機器。
  3. 第1の筐体には、レシーバ音孔が設けられている面である表面を覆うスクリーンカバーが設置され、
    レシーバサブ音孔は、第1の筐体内に停留した液体が、前記表面と前記スクリーンカバーとの間を通って流出するように設けられた空間である
    請求項1または請求項2記載の電子機器。
  4. レシーバサブ音孔は、第1の筐体内に停留した液体が、前記第1の筐体の内壁に設けられた凸部に形成された切り欠き部を通って流出するように設けられた空間である
    請求項2記載の電子機器。
  5. 第1の筐体には、閉状態でマイクロフォン音孔と対向しない位置にレシーバ音孔が設けられている
    請求項1から請求項4のうちいずれか1項記載の電子機器。
  6. 音声を出力するレシーバ、および前記レシーバが出力した音声が通過する穴であるレシーバ音孔が設けられている第1の筐体と、音声を入力するマイクロフォン、および前記マイクロフォンに入力する音声が通過する穴であるマイクロフォン音孔が設けられている第2の筐体とを備え、前記レシーバ音孔が設けられている面と、前記マイクロフォン音孔が設けられている面とが対向するように前記第1の筐体と前記第2の筐体とが折り畳まれる構造の電子機器において、
    前記マイクロフォン音孔は、前記マイクロフォン音孔が開放されている状態である開状態から、前記第1の筐体が前記マイクロフォン音孔を覆う状態である閉状態に変化した場合に、前記第1の筐体に対面する位置に設けられ、
    前記第2の筐体には、前記第2の筐体内に停留した液体を前記マイクロフォン音孔に流入した空気によって流出させるためのマイクロフォンサブ音孔が設けられた
    ことを特徴とする電子機器。
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