JP2008167024A - 通信制御装置、無線通信装置、通信制御方法および無線通信方法 - Google Patents

通信制御装置、無線通信装置、通信制御方法および無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の異なる無線通信経路を利用して、帯域補完しながら通信を実行するにあたって、到達時間の遅延により再生されずに破棄されるパケットが生じないように、送信帯域を適切に制御可能な通信制御装置、無線通信装置、通信制御方法及び無線通信方法を提供する。
【解決手段】各無線通信経路(10A,10B)における受信パケットの許容受信タイミング域を算出し、その算出した許容受信タイミング域と、当該無線通信経路において所定のタイミング以外のタイミングで送信されたパケットの受信タイミングとに基づいて、当該無線通信経路の帯域状態を解析し、その解析結果に基づいて、当該無線通信経路におけるパケットの送信帯域を制御する送信制御情報をパケット送信側に送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の異なる無線通信経路が利用可能で、使用するリアルタイム性を有するアプリケーション(以下、適宜、アプリと略称する)の要求帯域に対して、一の無線通信経路にて不足する帯域を他の無線通信経路を用いて補完して通信を実行することが可能な新規な通信制御装置、無線通信装置、通信制御方法および無線通信方法に関するものである。
例えば、インターネットプロトコル(IP)群が用いられる無線通信ネットワーク(以下、“無線IPネットワーク”と適宜省略する)では、無線通信装置のモビリティを向上させるため、いわゆるモバイルIPが規定されている(例えば、非特許文献1)。
モバイルIPでは、無線通信装置の位置に応じて動的に割り当てられる気付けIPアドレス(Care of Address)が用いられる。
C. Perkins、"IP Mobility Support (RFC2002)"、[online]、1996年10月、IETF、[平成18年3月15日検索]、インターネット<URL: http: //www.ietf.org /rfc/rfc2002.txt
ところで、昨今では、無線通信装置が複数の無線IPネットワーク(例えば、携帯電話ネットワークと無線LANネットワーク)を用いることができる環境が提供されつつある。
このような環境が提供されれば、一の無線IPネットワークで不足する帯域を他の無線IPネットワークで補完するように、複数の無線IPネットワークを同時に用いて通信を実行することが考えられる。
しかしながら、一の無線IPネットワークをマスタ経路とし、他の無線IPネットワークをスレーブ経路として、マスタ経路で不足する帯域をスレーブ経路で補完する場合、補完を要する帯域に対してスレーブ経路における許容帯域が満たないと、スレーブ経路に送出する補完帯域分のパケットは、帯域が不足しているために、経路上に存在するバッファに一時的に蓄積されて順次送出されることになる。このため、受信側においては、マスタ経路を介して受信したパケットとスレーブ経路を介して受信したパケットとの間に遅延を生じることになる。この遅延は、VoIPパケットにおいては、SN(シーケンス番号)の追い越しとして現れる。
VoIPなどのリアルタイムアプリでは、ネットワーク内でのパケットの追い越し等の揺らぎを吸収するために、ジッタバッファを設けるが、経路間の遅延が大きくなって、ジッタバッファのバッファ容量を超えると、容量を超えて遅延したパケットは、受信しても廃棄されることになる。このため、許容帯域を超えるパケットの送出を継続させると、経路上に存在するバッファに蓄積されるパケット量が増大して(バッファの限界量まで)、蓄積量に応じた遅延差を生じることになり、ついには、補完のつもりで送出したパケットのすべてが、受信側で破棄されることになる。
特に無線通信経路においては、許容帯域がフェージング等の伝搬環境の変化に依存するため、伝搬環境が悪い状態で正常な場合と同様の送信帯域(送信レート)でパケットの送出を行うと、遅延差やパケット破棄が生じることになる。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、複数の異なる無線通信経路が利用可能で、一の無線通信経路にて不足した帯域を他の無線通信経路を用いて補完しながら通信を実行するにあたって、到達時間の遅延により再生されずに破棄されるパケットが生じないように、送信帯域を適切に制御可能な通信制御装置、無線通信装置、通信制御方法及び無線通信方法を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係る通信制御装置の発明は、無線通信装置との間で複数の異なる無線通信経路が利用可能で、使用するリアルタイム性を有するアプリケーションの要求帯域に対して、一の無線通信経路にて不足した帯域を他の無線通信経路を用いて補完して、前記無線通信装置と通信先との通信を制御する通信制御装置であって、
各無線通信経路を経て受信されるパケットに基づいて、各無線通信経路における受信パケットの許容受信タイミング域を算出する算出手段と、
所定のタイミング以外のタイミングで送信されたパケットの受信タイミングと、当該パケットが送信された無線通信経路に対して前記算出手段で算出された許容受信タイミング域との比較に基づいて、当該無線通信経路の帯域状態を解析する帯域状態解析手段と、
該帯域状態解析手段の解析結果に基づいて、当該無線通信経路におけるパケットの送信帯域を制御する送信制御情報を前記無線通信装置に送信する送信制御手段と、
を有することを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の通信制御装置において、
前記帯域状態解析手段は、所定のタイミングよりも早く受信するパケットの受信タイミングが、前記算出手段により算出した当該無線通信経路における許容受信タイミング域内にあるときは、当該無線通信経路の許容帯域が送信帯域よりも広いと解析し、
前記送信制御手段は、前記帯域状態解析手段により許容帯域が送信帯域よりも広いと解析されたときは、当該無線通信経路の送信帯域を広げるように制御する送信制御情報を前記無線通信装置に送信することを特徴とするものである。
さらに、上記目的を達成する請求項3に係る無線通信装置の発明は、通信制御装置との間で複数の異なる無線通信経路が利用可能で、使用するリアルタイム性を有するアプリケーションの要求帯域に対して、一の無線通信経路にて不足した帯域を他の無線通信経路を用いて補完して、前記通信制御装置を介して通信先と通信する無線通信装置であって、
各無線通信経路を経て受信されるパケットに基づいて、各無線通信経路における受信パケットの許容受信タイミング域を算出する算出手段と、
所定のタイミング以外のタイミングで送信されたパケットの受信タイミングと、当該パケットが送信された無線通信経路に対して前記算出手段で算出された許容受信タイミング域との比較に基づいて、当該無線通信経路の帯域状態を解析する帯域状態解析手段と、
該帯域状態解析手段の解析結果に基づいて、当該無線通信経路におけるパケットの送信帯域を制御する送信制御情報を前記通信制御装置に送信する送信制御手段と、
を有することを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の無線通信装置において、
前記帯域状態解析手段は、所定のタイミングよりも早く受信するパケットの受信タイミングが、前記算出手段により算出した当該無線通信経路における許容受信タイミング域内にあるときは、当該無線通信経路の許容帯域が送信帯域よりも広いと解析し、
前記送信制御手段は、前記帯域状態解析手段により許容帯域が送信帯域よりも広いと解析されたときは、当該無線通信経路の送信帯域を広げるように制御する送信制御情報を前記通信制御装置に送信することを特徴とするものである。
さらに、上記目的を達成する請求項5に係る通信制御方法の発明は、無線通信装置との間で複数の異なる無線通信経路が利用可能で、使用するリアルタイム性を有するアプリケーションの要求帯域に対して、一の無線通信経路にて不足した帯域を他の無線通信経路を用いて補完して、前記無線通信装置と通信先との通信を制御する通信制御方法であって、
各無線通信経路を経て受信されるパケットに基づいて、各無線通信経路における受信パケットの許容受信タイミング域を算出するステップと、
所定のタイミング以外のタイミングで送信されたパケットの受信タイミングと、当該パケットが送信された無線通信経路に対して算出された許容受信タイミング域との比較に基づいて、当該無線通信経路の帯域状態を解析するステップと、
帯域状態の解析結果に基づいて、当該無線通信経路におけるパケットの送信帯域を制御する送信制御情報を前記無線通信装置に送信するステップと、
を有することを特徴とするものである。
さらに、上記目的を達成する請求項6に係る無線通信方法の発明は、通信制御装置との間で複数の異なる無線通信経路が利用可能で、使用するリアルタイム性を有するアプリケーションの要求帯域に対して、一の無線通信経路にて不足した帯域を他の無線通信経路を用いて補完して、前記通信制御装置を介して通信先と通信する無線通信方法であって、
各無線通信経路を経て受信されるパケットに基づいて、各無線通信経路における受信パケットの許容受信タイミング域を算出するステップと、
所定のタイミング以外のタイミングで送信されたパケットの受信タイミングと、当該パケットが送信された無線通信経路に対して算出された許容受信タイミング域との比較に基づいて、当該無線通信経路の帯域状態を解析するステップと、
帯域状態の解析結果に基づいて、当該無線通信経路におけるパケットの送信帯域を制御する送信制御情報を前記通信制御装置に送信するステップと、
を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、各無線通信経路における受信パケットの許容受信タイミング域を算出し、その算出した許容受信タイミング域と、当該無線通信経路において所定のタイミング以外のタイミングで送信されたパケットの受信タイミングとに基づいて、当該無線通信経路の帯域状態を解析し、その解析結果に基づいて、当該無線通信経路におけるパケットの送信帯域を制御する送信制御情報をパケット送信側に送信するようにしたので、より大きい送信帯域を必要とした際や、狭帯域化が生じた際に、到達時間の遅延により再生されずに破棄されるパケットが生じないように、使用中の複数の無線通信経路における送信帯域の配分率を変更する等、送信帯域を適切に制御することが可能となる。
次に、本発明の一実施の形態について、図を参照して説明する。
(通信システムの全体概略構成)
図1は、本実施の形態に係る通信システム1の全体概略構成図である。図1に示すように、通信システム1には、無線通信装置であるモバイルノード300(以下、MN300と省略する)が利用可能な複数の異なる無線通信経路として、無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bが含まれている。無線IPネットワーク10Aは、IPパケットを伝送することができるIPネットワークである。無線IPネットワーク10Aでは、MN300の位置に応じて気付けIPアドレスが動的にMN300に割り当てられる。この無線IPネットワーク10Aは、例えば無線通信方式としてCDMA(具体的には、3GPP2の規格であるHRPD)を用いる携帯電話ネットワークである。
無線IPネットワーク10Bは、無線IPネットワーク10Aと同様にIPパケットを伝送することができる。無線IPネットワーク10Bでは、気付けIPアドレスがMN300に割り当てられる。この無線IPネットワーク10Bは、例えば無線通信方式としてIEEE802.16eの規定に準拠したモバイルWiMAXである。
無線IPネットワーク10Aにおける気付けIPアドレスは、MN300が無線IPネットワーク10Aに接続した際に、無線IPネットワーク10Aから付与される。同様に、無線IPネットワーク10Bにおける気付けIPアドレスは、MN300が無線IPネットワーク10Bに接続した際に、無線IPネットワーク10Bから付与される。また、これら無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bにおける気付けIPアドレスは、ホームIPアドレス(仮想アドレス)と対応付けられる。
なお、図1では、図面を簡略化するために、2つの無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bを示しているが、MN300が利用可能な異なる無線通信経路は、これら2つの無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bに限らず、より多くの無線IPネットワークが利用可能な場合もある。
無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bを含む複数の無線IPネットワークは、ネットワーク20に接続される。また、ネットワーク20には、MN300との無線通信経路を制御する通信制御装置を構成するスイッチングサーバ100が接続される。
スイッチングサーバ100は、IPパケットのルーティング処理を実行するVPNルータ機能を有しており、MN300とスイッチングサーバ100との間にVPN(IPSec)によるトンネルを確立することによって、OSI第3層の仮想化を実現して、MN300のIPモビリティを確保する。
すなわち、本実施の形態は、モバイルIP(例えば、RFC2002)とは異なり、MN300は、例えば無線IPネットワーク10Aをマスタ経路とし、残りの無線IPネットワーク10Bをスレーブ経路として、これら複数の無線IPネットワークを同時に用いて、アプリの要求帯域に対してマスタ経路で不足する帯域をスレーブ経路で補完しながら、通信先(具体的には、IP電話端末40)との通信を実行する。
スイッチングサーバ100は、ネットワーク20に接続された通信ネットワーク10Cを経由して、IP電話端末40と接続される。IP電話端末40は、音声信号とVoIPパケットとを相互に変換したり、IPパケットを送受信したりする。
具体的には、スイッチングサーバ100(通信制御装置)は、MN300(無線通信装置)が、選択した複数の異なる無線IPネットワークを用いて、IP電話端末40(通信先)に向けて所定の周期(20ms)で補完しながら送信したIPパケット(VoIPパケット)を受信して、IP電話端末40に中継するとともに、IP電話端末40がMN300に向けて所定の周期(20ms)で送信したIPパケット(VoIPパケット)を受信して、選択した複数の異なる無線IPネットワークを用いて補完しながらMN300に中継する。
本実施の形態では、MN300とIP電話端末40との間で、スイッチングサーバ100を介して、無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bを同時に用いて通信を実行している期間中に、MN300およびスイッチングサーバ100において、無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bからの受信パケットに基づいてそれぞれの帯域状態を解析し、その解析結果に基づいて、パケット送信側に対して無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bへのパケットの送信帯域を制御する送信制御情報である送信帯域制御Msg(メッセージ)を送信して、送信帯域の変更を促す。
例えば、MN300からスイッチングサーバ100への送信経路である無線IPネットワーク10Aの上りの帯域状態を解析する場合には、MN300は、無線IPネットワーク10Aに送信するパケットの割合(配分率)は変えずに、パケットの送信タイミングを変更して送信する。すなわち、無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bに割り振る送信パケット数は変えずに、割り振る送信パケットのシーケンス番号の間隔を変更して、所定のタイミング以外のタイミングでパケットを送信する。
スイッチングサーバ100では、所定のタイミング以外のタイミングで受信したパケットの受信タイミングと、予め設定した当該無線IPネットワーク10Aにおける理想受信タイミングからの許容受信タイミング域(以下、適宜、許容域とも言う)との比較に基づいて、当該無線IPネットワーク10Aにおける上りの帯域状態を解析する。その解析結果は、MN300が当該無線IPネットワーク10Aに送信するパケットの送信帯域を制御する送信帯域制御Msgとして、無線IPネットワーク10Aまたは無線IPネットワーク10Bを経てMN300に送信し、これによりMN300からスイッチングサーバ100への上りの送信経路である無線IPネットワーク10Aの送信帯域の変更を促す。例えば、無線IPネットワーク10Aの上りの許容帯域が送信帯域よりも広いと解析されたときは、当該無線IPネットワーク10Aの上りの送信帯域を広げるように制御する送信帯域制御MsgをMN300に送信する。
MN300からスイッチングサーバ100への送信経路である無線IPネットワーク10Bの帯域状態についても、同様にして解析する。また、スイッチングサーバ100からMN300への送信経路である無線IPネットワーク10Aまたは無線IPネットワーク10Bの帯域状態についても、同様にして解析して、送信帯域の変更を促す。なお、以下の説明では、無線IPネットワーク10AにおけるMN300からスイッチングサーバ100への送信経路を第1上り方向、無線IPネットワーク10Aにおけるスイッチングサーバ100からMN300への送信経路を第1下り方向、無線IPネットワーク10BにおけるMN300からスイッチングサーバ100への送信経路を第2上り方向、無線IPネットワーク10Bにおけるスイッチングサーバ100からMN300への送信経路を第2下り方向とも言う。
次に、通信システム1の機能ブロック構成について説明する。具体的には、通信システム1に含まれるスイッチングサーバ100およびMN300の機能ブロック構成について、図2を参照して説明する。なお、以下、本発明との関連がある部分について主に説明する。したがって、スイッチングサーバ100およびMN300は、当該装置としての機能を実現する上で必須な、図示しない或いは説明を省略した論理ブロック(電源部など)を備える場合があることに留意されたい。
(スイッチングサーバ100)
図2に示すように、スイッチングサーバ100は、受信インターフェース部(I/F A)101Rx、受信インターフェース部(I/F B)103Rx、受信インターフェース部(I/F C)105Rx、送信インターフェース部(I/F A)101Tx、送信インターフェース部(I/F B)103Tx、送信インターフェース部(I/F C)105Tx、受信パケット監視手段107、許容帯域解析手段109、送信帯域算出手段111、送信帯域制御Msg解析手段113、許容帯域検査試行手段115、送信経路選択手段117を有している。
受信インターフェース部101Rxおよび送信インターフェース部101Txは、無線IPネットワーク10Aに対応する通信インターフェース部を構成するもので、例えばIEEE802.3abによって規定される1000BASE−Tによって構成され、ネットワーク20に接続され、無線IPネットワーク10Aに接続されている。
同様に、受信インターフェース部103Rxおよび送信インターフェース部103Txは、無線IPネットワーク10Bに対応する通信インターフェース部を構成するもので、例えばIEEE802.3abによって規定される1000BASE−Tによって構成され、ネットワーク20に接続され、無線IPネットワーク10Bに接続されている。
本実施の形態では、上述したようにIPSecによるVPNが設定されるため、これら無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bにそれぞれ対応する通信インターフェース部が送受信するIPパケット、具体的には、スイッチングサーバ100とMN300との間において送受信されるVoIPパケット(具体的には、MN300が送信するVoIPパケット)は、図3(a)に示す構成を有する。すなわち、VoIPパケットは、ホームIPヘッダ(ホームIPアドレス)、TCP/UDPヘッダおよびペイロードがカプセル化されて、無線IPネットワークに対応する気付けIPアドレスが付加される。
なお、スイッチングサーバ100とMN300との間において送受信されるアクセス制御パケットは、図3(b)に示す構成を有する。すなわち、アクセス制御パケットは、データリンク層ヘッダ、気付けIPアドレス、TCPヘッダおよび制御コードによって構成される。
受信インターフェース部105Rxおよび送信インターフェース部105Txは、通信ネットワーク10Cに対応する通信インターフェース部を構成するもので、ネットワーク20に接続されてIP電話端末40との通信の実行に用いられる。
受信パケット監視手段107は、受信インターフェース部101Rxおよび受信インターフェース部103Rxで受信したIPパケットのジッタを吸収するジッタバッファを有しており、受信したIPパケットを、送信インターフェース部105Txを経てIP電話端末40に送信する。また、受信パケット監視手段107は、受信インターフェース部101Rxおよび受信インターフェース部103Rxで受信したIPパケットを、許容帯域解析手段109および送信帯域算出手段111に供給するとともに、MN300からの後述する第1下り方向送信帯域制御Msgおよび第2下り方向送信帯域制御Msgを受信して送信帯域制御Msg解析手段113に供給する。
許容帯域解析手段109は、受信パケット監視手段107で受信された経路毎の受信パケットの受信タイミングを表すシーケンス番号および受信時刻と、送信帯域算出手段111にて先に設定されている経路毎のパケットの理想受信タイミングからの許容域との比較に基づいて、経路毎の帯域状態を示す許容帯域を解析して送信帯域算出手段111に供給する。
送信帯域算出手段111は、受信パケット監視手段107からの無線IPネットワーク10Aを経由した受信パケットに基づいて、MN300が無線IPネットワーク10Aに送出しているIPパケットの第1上り方向送信帯域を算出するとともに、MN300が無線IPネットワーク10Aに送出したパケットの理想受信タイミングからの許容域を算出する。
また、送信帯域算出手段111は、受信パケット監視手段107からの無線IPネットワーク10Bを経由した受信パケットに基づいて、MN300が無線IPネットワーク10Bに送出しているIPパケットの第2上り方向送信帯域を算出するとともに、MN300が無線IPネットワーク10Bに送出したパケットの理想受信タイミングからの許容域を算出する。
送信帯域算出手段111で算出した第1上り方向送信帯域および第2上り方向送信帯域は、第1上り方向送信帯域制御Msgおよび第2上り方向送信帯域制御Msgとして、送信経路選択手段117から無線IPネットワーク10Aまたは無線IPネットワーク10Bを経てMN300に送信する。なお、第1上り方向送信帯域制御Msgおよび第2上り方向送信帯域制御Msgは、図3(b)に示したアクセス制御パケットを用いて送信する。
ここで、送信帯域算出手段111において、受信パケットに基づいて送信帯域を算出するにあたっては、例えば、無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bの各経路に対して、監視期間Tchkでの受信パケットを計数し、その受信パケット数(受信レート)に基づいて送信帯域を算出する。この場合、監視期間Tchkは一定(例えば、500ms)とすることもできるし、算出した送信帯域に応じて、次の監視期間Tchkを送信帯域が大きい程、短くすることもできる。
また、送信帯域算出手段111は、補完などにて帯域の増強を必要とした際や、算出された送信帯域に変動が生じた場合などには、許容帯域解析手段109で解析された経路毎の許容帯域に基づいて、経路毎に必要とする送信帯域(配分率)を設定し、その旨を第1上り方向送信帯域制御Msgおよび第2上り方向送信帯域制御Msgとして、送信経路選択手段117から無線IPネットワーク10Aまたは無線IPネットワーク10Bを経てMN300に送信し、これによりMN300からスイッチングサーバ100への第1上り方向および第2上り方向における送信帯域の変更を促す。
したがって、本実施の形態では、送信帯域算出手段111が許容受信タイミング域である許容域の算出手段および送信制御情報の送信制御手段を構成しており、許容帯域解析手段109が帯域状態解析手段を構成している。なお、許容域の算出方法および許容帯域の解析方法については、後述する。
一方、送信帯域制御Msg解析手段113は、MN300からの第1下り方向送信帯域制御Msgおよび第2下り方向送信帯域制御Msgに基づいて、スイッチングサーバ100からMN300への第1下り方向および第2下り方向における送信帯域を解析し、その結果を許容帯域検査試行手段115に供給する。
許容帯域検査試行手段115は、送信帯域制御Msg解析手段113で解析された第1下り方向および第2下り方向における送信帯域の配分率に基づいて、送信経路選択手段117において、IP電話端末40が送信したパケットを所定のタイミングで、第1下り方向および第2下り方向に割り振って送信するように送信経路選択手段117を制御する。
また、許容帯域検査試行手段115は、使用中の第1下り方向および第2下り方向の許容帯域を解析するために、送信経路選択手段117において、第1下り方向および第2下り方向に割り振るパケット数は変えずに、割り振る送信パケットのシーケンス番号の間隔を変更することにより、IP電話端末40が送信したパケットを、所定のタイミング以外のタイミングで第1下り方向および第2下り方向に送信するように、送信経路選択手段117を制御する。
送信経路選択手段117は、受信インターフェース部105Rxを経て受信したIP電話端末40からのVoIPパケットを、許容帯域検査試行手段115の制御のもとに、送信インターフェース部101Txおよび送信インターフェース部103Txに振り分けて、無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bを介してMN300に送信するとともに、送信帯域算出手段111からの第1上り方向送信帯域制御Msgおよび第2上り方向送信帯域制御Msgを送信インターフェース部101Txまたは送信インターフェース部103Txから無線IPネットワーク10Aまたは無線IPネットワーク10Bを経てMN300に送信する。なお、送信経路選択手段117は、受信インターフェース部105Rxが受信したIPパケットのジッタを吸収するためのジッタバッファを有している。
具体的には、送信経路選択手段117は、許容帯域検査試行手段115の制御のもとに、IP電話端末40から受信したホームIPアドレスを含むIPパケットに、送信経路に応じた気付けIPアドレスを付加して、その気付けIPアドレスが付加されたIPパケットを、対応する送信インターフェース部101Txまたは送信インターフェース部103Txから無線IPネットワーク10Aまたは無線IPネットワーク10Bに送信する。
なお、本実施の形態のスイッチングサーバ100は、上記の機能の他にも、無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bを経由してMN300とIP電話端末40との間において送受信されるIPパケットの順序を、VoIPパケットに含まれるRTP(real-time transport protocol)のシーケンス番号(SN)を用いてチェックする機能も有している。また、スイッチングサーバ100は、中継するIPパケットの統計情報(例えば、パケットロス、スループット、ジッタバッファのアンダーランカウントおよびオーバランカウント)を取得して、取得した情報をMN300に送信する機能も有している。
さらに、スイッチングサーバ100は、IP電話端末40が送信したIPパケットに含まれるホームIPアドレスと、ネットワーク20を介してアクセス可能なホームエージェント(図示せず)に登録されているホームIPアドレスとの照合を行う機能を有しており、これによりホームIPアドレスが、何れの通信事業者によってMN300に割り当てられたホームIPアドレスであるかを解析することができるようになっている。
(MN300)
MN300は、スイッチングサーバ100と同様に、無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bを同時に用いて通信を実行することができる。以下、上述したスイッチングサーバ100と同様の機能ブロックについては、適宜説明を省略する。
図2に示すように、MN300は、受信インターフェース部(I/F A)301Rx、受信インターフェース部(I/F B)303Rx、送信インターフェース部(I/F A)301Tx、送信インターフェース部(I/F B)303Tx、アプリケーション(アプリ)処理手段305、受信パケット監視手段307、許容帯域解析手段309、送信帯域算出手段311、送信帯域制御Msg解析手段313、許容帯域検査試行手段315、送信経路選択手段317を有している。
受信インターフェース部301Rxおよび送信インターフェース部301Txは、無線IPネットワーク10Aにおいて用いられる無線通信方式(3GPP2の規格であるHRPD)の無線通信を実行する。本実施の形態は、IP電話端末40との間で、無線IPネットワーク10Aを経由して所定の周期(例えば、20ms)でIPパケット(VoIPパケット)を送受信する。これら受信インターフェース部301Rxおよび送信インターフェース部301Txは、MN300に内蔵されるか、あるいは無線通信カードで構成される。
受信インターフェース部303Rxおよび送信インターフェース部303Txは、無線IPネットワーク10Bにおいて用いられる無線通信方式(モバイルWiMAX)に準拠した無線通信を実行するもので、同様に、MN300に内蔵されるか、あるいは無線通信カードで構成される。
なお、受信インターフェース部301Rxおよび送信インターフェース部301Tx、並びに受信インターフェース部303Rxおよび送信インターフェース部303Txは、無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bの各々においてMN300に割り当てられた気付けIPアドレスに基づいてIPパケットを送受信する。
受信パケット監視手段307は、受信インターフェース部301Rxおよび受信インターフェース部303Rxで受信したIPパケットのジッタを吸収するジッタバッファを有しており、受信したIPパケットをアプリ処理制御305に供給する。また、受信パケット監視手段307は、受信インターフェース部301Rxおよび受信インターフェース部303Rxで受信したIPパケットを、許容帯域解析手段309および送信帯域算出手段311に供給するとともに、スイッチングサーバ100からの上述した第1上り方向送信帯域制御Msgおよび第2上り方向送信帯域制御Msgを受信して送信帯域制御Msg解析手段313に供給する。
アプリ処理手段305は、アプリに応じて受信パケット監視手段307からの受信IPパケットを処理するとともに、アプリに従ってIPパケット(例えば、VoIPパケット)を生成して送信経路選択手段317に送出する。なお、アプリ処理手段305は、無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bのそれぞれの気付けIPアドレスに対応付けられるMN300のホームIPアドレスを記憶している。
許容帯域解析手段309は、スイッチングサーバ100の許容帯域解析手段109と同様に、受信パケット監視手段307で受信された経路毎の受信パケットの受信タイミングを表すシーケンス番号および受信時刻と、送信帯域算出手段311にて先に設定されている経路毎のパケットの理想受信タイミングからの許容域との比較に基づいて、経路毎の帯域状態を示す許容帯域を解析して送信帯域算出手段311に供給する。
送信帯域算出手段311は、スイッチングサーバ100の送信帯域算出手段111と同様に、受信パケット監視手段307からの無線IPネットワーク10Aを経由した受信パケットに基づいて、スイッチングサーバ100が無線IPネットワーク10Aに送出しているIPパケットの第1下り方向送信帯域を算出するとともに、スイッチングサーバ100が無線IPネットワーク10Aに送出したパケットの理想受信タイミングからの許容域を算出する。
また、送信帯域算出手段311は、受信パケット監視手段307からの無線IPネットワーク10Bを経由した受信パケットに基づいて、スイッチングサーバ100が無線IPネットワーク10Bに送出しているIPパケットの第2下り方向送信帯域を算出するとともに、スイッチングサーバ100が無線IPネットワーク10Bに送出したパケットの理想受信タイミングからの許容域を算出する。
送信帯域算出手段311で算出した第1下り方向送信帯域および第2下り方向送信帯域は、図3(b)に示したアクセス制御パケットを用いて、第1下り方向送信帯域制御Msgおよび第2下り方向送信帯域制御Msgとして、送信経路選択手段317から無線IPネットワーク10Aまたは無線IPネットワーク10Bを経てスイッチングサーバ100に送信する。
また、送信帯域算出手段311は、補完などにて帯域の増強を必要とした際や、算出された送信帯域に変動が生じた場合などには、許容帯域解析手段309で解析された経路毎の許容帯域に基づいて、経路毎に必要とする送信帯域(配分率)を設定して、その旨を第1下り方向送信帯域制御Msgおよび第2下り方向送信帯域制御Msgとして、送信経路選択手段317から無線IPネットワーク10Aまたは無線IPネットワーク10Bを経てスイッチングサーバ100に送信し、これによりスイッチングサーバ100からMN300への第1下り方向および第2下り方向における送信帯域の変更を促す。
したがって、本実施の形態では、送信帯域算出手段311が許容受信タイミング域である許容域の算出手段および送信制御情報の送信制御手段を構成しており、許容帯域解析手段309が帯域状態解析手段を構成している。なお、許容域の算出方法および許容帯域の解析方法については、後述する。
一方、送信帯域制御Msg解析手段313は、スイッチングサーバ100からの第1上り方向送信帯域制御Msgおよび第2上り方向送信帯域制御Msgに基づいて、MN300からスイッチングサーバ100への第1上り方向および第2上り方向における送信帯域を解析し、その結果を許容帯域検査試行手段315に供給する。
許容帯域検査試行手段315は、送信帯域制御Msg解析手段313で解析された第1上り方向および第2上り方向における送信帯域に基づいて、送信経路選択手段317において、アプリ処理手段305からのパケットを所定のタイミングで、第1上り方向および第2上り方向に割り振って送信するように送信経路選択手段317を制御する。
また、許容帯域検査試行手段315は、使用中の第1上り方向および第2上り方向の許容帯域を解析するために、送信経路選択手段317において、第1上り方向および第2上り方向に割り振るパケット数は変えずに、割り振る送信パケットのシーケンス番号の間隔を変更することにより、アプリ処理手段305から出力されたパケットを、所定のタイミング以外のタイミングで第1上り方向および第2上り方向に送信するように、送信経路選択手段317を制御する。
送信経路選択手段317は、アプリ処理手段305から出力されたパケットを、許容帯域検査試行手段315の制御のもとに、送信インターフェース部301Txおよび送信インターフェース部303Txに振り分けて、無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bを介してスイッチングサーバ100に送信するとともに、送信帯域算出手段311からの第1下り方向送信帯域制御Msgおよび第2下り方向送信帯域制御Msgを送信インターフェース部301Txまたは送信インターフェース部303Txから無線IPネットワーク10Aまたは無線IPネットワーク10Bを経てスイッチングサーバ100に送信する。
具体的には、送信経路選択手段317は、許容帯域検査試行手段315の制御のもとに、アプリ処理手段305からのホームIPアドレスを含むIPパケットに、送信経路に応じた気付けIPアドレスを付加して、その気付けIPアドレスが付加されたIPパケットを、対応する送信インターフェース部301Txまたは送信インターフェース部303Txから無線IPネットワーク10Aまたは無線IPネットワーク10Bに送信する。
なお、本実施の形態のMN300は、スイッチングサーバ100と同様に、IP電話端末40との間において送受信されるIPパケットの順序を、VoIPパケットに含まれるRTPのシーケンス番号(SN)を用いてチェックする機能も有している。
(許容域の算出方法)
次に、上述したスイッチングサーバ100側およびMN300側での許容域の算出方法について説明する。なお、許容域の算出方法は、スイッチングサーバ100側およびMN300側において同様なので、ここでは、スイッチングサーバ100側で行う場合を代表して説明する。
許容域を算出するためには、先ず、理想受信タイミングを算出する。この理想受信タイミングの算出に当たっては、先ず、図4に示すように、MN300が送信するパケットの送信時刻(T)とシーケンス番号(SN)との関係(T−SN)を示す傾斜角αの直線Iを求める。例えば、パケットの送出間隔が20msの場合には、α=50(SN/s)の直線Iを求める。次に、受信パケットは、直線Iに対して遅れの方向に位置するものとして、受信パケットをSN−Tの図面上にプロットした場合に、直線Iを左から右に移動して、移動後の位置の左側に受信パケットのプロットが存在せず、かつ、最も右側に移動した位置の直線I′を理想受信タイミングとして算出する。
この場合の理想受信タイミングの具体的な算出例について、以下に説明する。先ず、図4の直線Iに相当する基準直線(SN−Tstd)を、下式のように仮定する。
SN=αstd・Tstd、Tstd=SN/αstd
ここで、αstdはパケットの送出間隔によって定まる傾斜であり、例えば、パケットの送出間隔が20msの場合には、1SN/20ms(50SN/s)である。
次に、基準直線と受信パケットとの時間差(Tstdsub(s))を下式により算出する。
Tstdsub(s)=T(s)−Tstd(s)
例えば、s番目に受信したパケットのシーケンス番号をSN(s)とすると、
Tstdsub(s)=T(s)−{SN(s)/αstd}
となる。ここで、受信パケット(s)のうち、時間差(Tstdsub)の最小値(Tsubmin)を求める。
Figure 2008167024
Tsubminを基準とした直線を理想受信タイミング(SN−Tass)とすると、
Tass=(SN/αstd)+Tsubmin
となる。つまり、受信パケットのうち、(受信時刻−送信時刻)が最小となるパケットを基準とした直線(図4のI′に相当)を理想受信タイミングとする。
また、許容域は、例えば、対応する無線通信経路における通信方式に応じて、あるいは使用する変調方式や送信帯域に応じて、理想受信タイミングから一義的に許容限界タイミングを算出して求めることもできるが、本実施の形態では、算出した理想受信タイミングと実際のパケットの受信タイミングとに基づいて、例えば以下のようにして許容域を算出する。
すなわち、理想受信タイミングを算出したら、所定期間において、例えば、下式により受信パケットの受信時刻Trecと理想受信タイミングにおける受信時刻Tideとの差分時間Tsubを算出する。
Tsub(s)=Trec(s)−Tide(s)
次に、下式により、差分時間Tsubの平均値、すなわち受信パケットの遅れ時間の拡がりの平均値(平均受信タイミング)に基づいて許容域Tpを算出する。なお、下式において、sは所定期間に受信したパケットに割り振られた受信番号、βは係数、meanは平均化処理を示している。
Figure 2008167024
このようにして、理想受信タイミングおよび許容域を求めたら、理想受信タイミングに許容域を加算することにより、当該無線通信経路の許容限界タイミングを算出することができる。
図5は、理想受信タイミングおよび許容域の算出結果の一例を示すもので、横軸は時刻(T)を、縦軸はシーケンス番号(SN)をそれぞれ表している。ここでは、無線IPネットワーク10A(経路A)の上り方向における理想受信タイミングおよび許容域の算出結果を示している。
図5において、Tpaは経路Aの許容域(期間)を示している。許容域Tpaの下限は、当該経路Aの許容限界タイミングで、各無線通信経路の許容限界タイミングのうち、最も遅い許容限界タイミングが、想定再生タイミングとなる。なお、同時に使用される無線通信経路は、送信タイミングに最も近い(遅延の小さい)理想受信タイミングと、想定再生タイミングとの差分値(ジッタバッファ蓄積要求時間)が、アプリが許容する許容時間以下となっている。
(許容帯域の解析方法)
次に、上述したスイッチングサーバ100側およびMN300側での許容帯域の解析方法について、図5を参照して説明する。なお、許容帯域の解析方法は、スイッチングサーバ100側およびMN300側において同様なので、ここでは、スイッチングサーバ100側で行う第1上り方向の許容帯域の解析方法を代表して説明する。
スイッチングサーバ100において、第1上り方向の許容帯域を解析するには、MN300の許容帯域検査試行手段315により送信経路選択手段317を制御して、第1上り方向および第2上り方向に割り振るパケット数は変えずに、割り振る送信パケットのシーケンス番号の間隔を変更することにより、アプリ処理手段305から出力されたパケットを、送信帯域に基づく所定のタイミングとは異なるタイミングで第1上り方向および第2上り方向に送信する。
例えば、図5に示すように、第1上り方向では、スイッチングサーバ100からの第1上り方向送信帯域制御Msgまたは第2上り方向送信帯域制御Msgによる送信帯域に基づいて、パケットを等間隔で送信する通常送信モードと、第1上り方向および第2上り方向に送信する全体の送信パケット数は変えずに、送信するパケットのシーケンス番号の間隔を変えて、すなわち第1上り方向と第2上り方向との間で、送信するパケットのシーケンス番号をシフトして送信する検査試行送信モードとを実行する。
図5では、通常送信モードにおいては、アプリ処理手段305から出力されたパケットのうち、送信帯域に基づいて10パケット毎のパケット、例えば、シーケンス番号S10,S20,S30,S40,S50,S60,S70,S80の送信パケットPs10,Ps20,Ps30,Ps40,Ps50,Ps60,Ps70,Ps80が、第1上り方向に振り分けて送信される場合を示している。また、検査試行送信モードにおいては、第1上り方向で送信するシーケンス番号S30,S50,S70の送信パケットPs30,Ps50,Ps70と、第2上り方向で送信するシーケンス番号S26,S44,S62の送信パケットPs26,Ps44,Ps62とを入れ替えて送信する場合を示している。なお、図5において、各シーケンス番号のスイッチングサーバ100側での受信パケットには、Prのプリフィックスを付して示している。
図5において、通常送信モードで送信されるパケットは、第1上り方向が狭帯域化していない場合には、経路Aの許容域内にて受信される。例えば、シーケンス番号S1のパケットPs10は、時間[T10,T10+Tpa]の許容域内に受信される。
これに対し、検査試行送信モードでは、全体の送信パケット数を変えずに、送信するパケットのシーケンス番号がシフトされる。図5においては、シーケンス番号S30,S50,S70の送信パケットPs30,Ps50,Ps70と、シーケンス番号S26,S44,S62の送信パケットPs26,Ps44,Ps62とが、入れ替えて送信されることになる。
このため、送信パケットPs20と送信パケットPs26との送信間隔は、通常送信モード時の時間(U30−U20)から時間(U26−U20)と4割短くなる。同様に、送信パケットPs40と送信パケットPs44との送信間隔は、通常送信モード時よりも6割短くなり、送信パケットPs60と送信パケットPs62との送信間隔は、通常送信モード時よりも8割短くなる。言い換えれば、送信パケットPs26と送信パケット送信パケットPs40との送信間隔は、通常送信モード時よりも4割長くなり、送信パケットPs44と送信パケットPs60との送信間隔は、通常送信モード時よりも6割長くなり、送信パケットPs62と送信パケットPs80との送信間隔は、通常送信モード時よりも8割長くなる。
この検査試行送信モードにおいて、送信パケットPs26の受信側での受信タイミングが、受信パケットPr26aで示すように、許容域内(期間[T26a,T26b])である場合には、当該経路Aの許容帯域は、現在の送信帯域に対して、10/6の帯域を有している可能性があることを意味することになる。一方、送信パケットPs26の受信側での受信タイミングが、受信パケットPr26bで示すように、許容域内でない場合には、当該経路Aの許容帯域は、現在の送信帯域に対して、10/6の帯域は有していないことを意味することになる。
同様に、送信パケットPs44の受信側での受信タイミングが、受信パケットPr44aで示すように、許容域内(期間[T44a,T44b])である場合には、当該経路Aの許容帯域は、現在の送信帯域に対して、10/4の帯域を有している可能性があり、受信パケットPs62の受信側での受信タイミングが、受信パケットPr62aで示すように、許容域内([T62a,T62b])である場合には、当該経路Aの許容帯域は、現在の送信帯域に対して、10/2の帯域を有している可能性があることになる。
これに対し、許容帯域が送信帯域と一致している場合には、送信パケットPs26の受信タイミングは、受信パケットPr26bで示すように、通常送信モード時の送信パケットPs30に対する受信パケットPr30の許容域内([T26c(T30a),T30b])となり、送信パケットPs44の受信タイミングは、受信パケットPr44bで示すように、通常送信モード時の送信パケットPs50に対する受信パケットPr50の許容域内([T44c(T50a),T50b])となり、送信パケットPs62の受信タイミングは、受信パケットPr62bで示すように、通常送信モード時の送信パケットPs70に対する受信パケットPr70の許容域内([T62c(T70a),T70b])となる。
また、シフトされた送信パケットの受信タイミングが、通常送信モード時におけるシフト対象の送信パケットに対する受信パケットの許容域を越える場合には、当該経路Aの許容帯域は狭帯域化したと解析する。
したがって、MN300において、異なるタイミングのパケットシフトを繰り返し試行してパケットを送信することにより、スイッチングサーバ100側において、当該経路Aにおける上り方向の帯域状態、すなわち狭帯域化を含む許容帯域を解析することができる。経路Bの上り方向についても、同様にして、帯域状態を解析することができる。また、経路Aや経路Bの下り方向についても、スイッチングサーバ100において、異なるタイミングのパケットシフトを繰り返し試行してパケットを送信することにより、MN300側において、対応する経路における下り方向の帯域状態を解析することができる。
なお、検査試行送信モードにおいて、送信するパケットのシーケンス番号をシフトする際は、シフトした後のシーケンス番号における受信タイミングが、少なくとも、シフト前のシーケンス番号における想定再生タイミングを越えないように設定する。このようにすれば、例えば、図5において、経路Aの許容帯域が送信帯域と一致している場合、送信パケットPs62の受信タイミングは、上述したように、通常送信モード時の送信パケットPs70に対する受信パケットPr70の許容域内([T62c(T70a),T70b])となるが、そのときの受信パケットPr62bは、許容域内の受信パケットPr62aに対して大きく遅延している。しかしながら、通信しているアプリケーションから観れば、受信パケットPr62bの受信タイミングは、想定再生タイミングT62d内であるので、アプリケーションの再生に関しては、何ら影響はない。
また、通常送信モードおよび検査試行送信モードは、好ましくは、適当な周期で交互に実行する。このようにすれば、許容帯域が送信帯域と一致した場合であっても、シーケンス番号をシフトしたパケットが、シフトしない場合のシーケンス番号のパケットの受信タイミングで受信されるだけで、次のパケットに経路上のパケットの滞留として影響することはない。
本実施の形態によれば、通信中の経路において、パケット送信側から、通信中のアプリに対して影響を及ぼさない程度に、全体の送信パケット数は変えずに、送信するパケットのシーケンス番号の間隔を変えて、すなわちシーケンス番号をシフトして送信し、受信側においては、シフトされた送信パケットの受信タイミングと、予め算出した許容域である許容受信タイミング域との比較に基づいて、当該送信経路の許容帯域を含む帯域状態を解析し、その解析結果を送信帯域制御Msgとしてパケット送信側に送信するようにしたので、より大きい送信帯域を必要とした際や、狭帯域化が生じた際に、経路内での滞留が生じない程度に、すなわち、アプリに対して送信パケットの破棄が生じない程度に、使用中の複数の経路における他の送信帯域の配分率を変更する(送信帯域を広げる)等、的確に送信帯域を制御することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、通信システム1には、無線IPネットワーク10Aおよび無線IPネットワーク10Bが含まれていたが、用いる無線IPネットワークは、さらに多くても構わない。また、上述した実施の形態では、上り方向および下り方向の両方向において、不足する送信帯域が補完されていたが、上り方向或いは下り方向のみの送信帯域を補完する形態としても構わない。さらに、送信帯域制御Msgの送出経路は、利用可能な未使用の無線通信経路があれば、この経路を用いることもできる。
また、上記実施の形態では、送信帯域制御Msgによる送信帯域の制御は、対応する無線経路に限らず、他の無線経路についても互いに補うように同時に実行したり、あるいは更に他の無線経路を有する場合には、その無線経路を新たに用いて狭帯域分を補完したりすることもできる。例えば、スイッチングサーバ100において、MN300からの第2下り方向送信帯域制御Msgに基づいて無線IPネットワーク10Bに送信するパケットの送信帯域を狭帯域化する場合には、その狭帯域分を補うように無線IPネットワーク10Aに送信するパケットの帯域を増加(送信帯域を広げる)させるように送信帯域を制御したり、あるいはその狭帯域分を更に他の無線経路で新たに補完するように制御したりすることもできる。
本発明の実施の形態に係る通信システムの全体概略構成図である。 図1に示すスイッチングサーバおよびMNの機能ブロック構成図である。 図1に示す実施の形態に係るIPパケットの構成図である。 理想受信タイミングおよび許容域の算出方法を説明するための図である。 許容帯域の解析方法を説明するための図である。
符号の説明
1 通信システム
10A,10B 無線IPネットワーク
20 ネットワーク
40 IP電話端末
100 スイッチングサーバ
101Rx,103Rx,105Rx 受信インターフェース部
101Tx,103Tx,105Tx 送信インターフェース部
107 受信パケット監視手段
109 許容帯域解析手段
111 送信帯域算出手段
113 送信帯域制御Msg解析手段
115 許容帯域検査試行手段
117 送信経路選択手段
300 モバイルノード(MN)
301Rx,303Rx 受信インターフェース部
301Tx,303Tx 送信インターフェース部
305 アプリケーション(アプリ)処理手段
307 受信パケット監視手段
309 許容帯域解析手段
311 送信帯域算出手段
313 送信帯域制御Msg解析手段
315 許容帯域検査試行手段
317 送信経路選択手段

Claims (6)

  1. 無線通信装置との間で複数の異なる無線通信経路が利用可能で、使用するリアルタイム性を有するアプリケーションの要求帯域に対して、一の無線通信経路にて不足した帯域を他の無線通信経路を用いて補完して、前記無線通信装置と通信先との通信を制御する通信制御装置であって、
    各無線通信経路を経て受信されるパケットに基づいて、各無線通信経路における受信パケットの許容受信タイミング域を算出する算出手段と、
    所定のタイミング以外のタイミングで送信されたパケットの受信タイミングと、当該パケットが送信された無線通信経路に対して前記算出手段で算出された許容受信タイミング域との比較に基づいて、当該無線通信経路の帯域状態を解析する帯域状態解析手段と、
    該帯域状態解析手段の解析結果に基づいて、当該無線通信経路におけるパケットの送信帯域を制御する送信制御情報を前記無線通信装置に送信する送信制御手段と、
    を有することを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記帯域状態解析手段は、所定のタイミングよりも早く受信するパケットの受信タイミングが、前記算出手段により算出した当該無線通信経路における許容受信タイミング域内にあるときは、当該無線通信経路の許容帯域が送信帯域よりも広いと解析し、
    前記送信制御手段は、前記帯域状態解析手段により許容帯域が送信帯域よりも広いと解析されたときは、当該無線通信経路の送信帯域を広げるように制御する送信制御情報を前記無線通信装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 通信制御装置との間で複数の異なる無線通信経路が利用可能で、使用するリアルタイム性を有するアプリケーションの要求帯域に対して、一の無線通信経路にて不足した帯域を他の無線通信経路を用いて補完して、前記通信制御装置を介して通信先と通信する無線通信装置であって、
    各無線通信経路を経て受信されるパケットに基づいて、各無線通信経路における受信パケットの許容受信タイミング域を算出する算出手段と、
    所定のタイミング以外のタイミングで送信されたパケットの受信タイミングと、当該パケットが送信された無線通信経路に対して前記算出手段で算出された許容受信タイミング域との比較に基づいて、当該無線通信経路の帯域状態を解析する帯域状態解析手段と、
    該帯域状態解析手段の解析結果に基づいて、当該無線通信経路におけるパケットの送信帯域を制御する送信制御情報を前記通信制御装置に送信する送信制御手段と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  4. 前記帯域状態解析手段は、所定のタイミングよりも早く受信するパケットの受信タイミングが、前記算出手段により算出した当該無線通信経路における許容受信タイミング域内にあるときは、当該無線通信経路の許容帯域が送信帯域よりも広いと解析し、
    前記送信制御手段は、前記帯域状態解析手段により許容帯域が送信帯域よりも広いと解析されたときは、当該無線通信経路の送信帯域を広げるように制御する送信制御情報を前記通信制御装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 無線通信装置との間で複数の異なる無線通信経路が利用可能で、使用するリアルタイム性を有するアプリケーションの要求帯域に対して、一の無線通信経路にて不足した帯域を他の無線通信経路を用いて補完して、前記無線通信装置と通信先との通信を制御する通信制御方法であって、
    各無線通信経路を経て受信されるパケットに基づいて、各無線通信経路における受信パケットの許容受信タイミング域を算出するステップと、
    所定のタイミング以外のタイミングで送信されたパケットの受信タイミングと、当該パケットが送信された無線通信経路に対して算出された許容受信タイミング域との比較に基づいて、当該無線通信経路の帯域状態を解析するステップと、
    帯域状態の解析結果に基づいて、当該無線通信経路におけるパケットの送信帯域を制御する送信制御情報を前記無線通信装置に送信するステップと、
    を有することを特徴とする通信制御方法。
  6. 通信制御装置との間で複数の異なる無線通信経路が利用可能で、使用するリアルタイム性を有するアプリケーションの要求帯域に対して、一の無線通信経路にて不足した帯域を他の無線通信経路を用いて補完して、前記通信制御装置を介して通信先と通信する無線通信方法であって、
    各無線通信経路を経て受信されるパケットに基づいて、各無線通信経路における受信パケットの許容受信タイミング域を算出するステップと、
    所定のタイミング以外のタイミングで送信されたパケットの受信タイミングと、当該パケットが送信された無線通信経路に対して算出された許容受信タイミング域との比較に基づいて、当該無線通信経路の帯域状態を解析するステップと、
    帯域状態の解析結果に基づいて、当該無線通信経路におけるパケットの送信帯域を制御する送信制御情報を前記通信制御装置に送信するステップと、
    を有することを特徴とする無線通信方法。
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