JP6496075B2 - 第1の基地局又は第2の基地局を選択してユーザ装置(ue)にパケットデータユニット(pdu)を送信する方法及び装置 - Google Patents

第1の基地局又は第2の基地局を選択してユーザ装置(ue)にパケットデータユニット(pdu)を送信する方法及び装置 Download PDF

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Description

例示的かつ非限定的な実施形態は、一般に無線通信に関し、具体的には、データストリームをサブストリームに分割することに関する。
データネットワークでは、データストリームのパケットが、その宛先に複数の経路を介して到達することができる。3GPPリリース12では、デュアルコネクティビティ動作モードが導入された。
「分割点」におけるルーティング機能は、どのパケットがどの経路を取るべきかを決定する必要がある。デュアルコネクティビティ(DC)動作をサポートするE−UTRANが提供するネットワークの例では、RRC_CONNECTED状態にある複数のRX/TX UEを、X2インターフェイスを通じて非理想的なバックホールを介して接続された2つのeNBに位置する2つの異なるスケジューラによって提供される無線リソースを利用するように構成することができる。
以下の概要は、例示を目的とするものにすぎない。この概要は、特許請求の範囲を限定するためのものではない。
1つの態様によれば、方法例が、第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求めるステップと、第2の基地局から受け取った情報に少なくとも部分的に基づいて、第2の基地局を介した第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求めるステップと、求められた推定値に少なくとも部分的に基づいて、第1の基地局又は第2の基地局のいずれかを選択してユーザ装置(UE)にパケットデータユニット(DPU)(PDU)を送信するステップとを含む。
さらなる実施形態例は、コンピュータプログラムであって、コンピュータプログラムがプロセッサ上で実行された時に前段の方法を実行するコードを含むコンピュータプログラムを含む。この段落によるコンピュータプログラムは、コンピュータと共に使用されるように具体化されたコンピュータプログラムコードを有するコンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品である。
別の態様によれば、装置例が、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つの非一時的メモリとを備え、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサと協働して、装置に、第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求めることと、第2の基地局から受け取った情報に少なくとも部分的に基づいて、第2の基地局を介した第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求めることと、求められた推定値に少なくとも部分的に基づいて、第1の基地局又は第2の基地局のいずれかを選択してユーザ装置(UE)にパケットデータユニット(PDU)を送信することと、を行わせるように構成される。
別の態様によれば、実施形態例が、機械が動作を実行するために実行可能な命令のプログラムを有形的に具体化する、機械によって読み取り可能な非一時的プログラム記憶装置であって、動作が、第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求めることと、第2の基地局から受け取った情報に少なくとも部分的に基づいて、第2の基地局を介した第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求めることと、求められた推定値に少なくとも部分的に基づいて、第1の基地局又は第2の基地局のいずれかを選択してユーザ装置(UE)にパケットデータユニット(PDU)を送信することと、を含む、非一時的プログラム記憶装置の形で提供される。
別の態様によれば、装置例が、第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求める手段と、第2の基地局から受け取った情報に少なくとも部分的に基づいて、第2の基地局を介した第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求める手段と、求められた推定値に少なくとも部分的に基づいて、第1の基地局又は第2の基地局のいずれかを選択してユーザ装置(UE)にパケットデータユニット(PDU)を送信する手段とを備える。
別の態様によれば、方法例が、第2の基地局が第1の基地局から受け取って第2の基地局がユーザ装置(UE)に送信したパケットデータユニット(PDU)の数と、第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局における待ち行列遅延と、第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局によるスループットの推定値と、のうちの少なくとも1つを含む情報を第2の基地局が特定するステップと、第2の基地局が第1の基地局に情報を送信するステップとを含む。
別の態様によれば、装置例が、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つの非一時的メモリとを備え、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサと協働して、装置に、第2の基地局が第1の基地局から受け取って第2の基地局がユーザ装置(UE)に送信したパケットデータユニット(PDU)の数と、第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局における待ち行列遅延と、第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局によるスループットの推定値と、のうちの少なくとも1つを含む情報を、第2の基地局を含む装置が求めることと、第2の基地局が第1の基地局に情報を送信することと、を行わせるように構成される。
別の態様によれば、機械が動作を実行するために実行可能な命令のプログラムを有形的に具体化する、機械によって読み取り可能な非一時的プログラム記憶装置であって、動作が、第2の基地局が第1の基地局から受け取って第2の基地局がユーザ装置(UE)に送信したパケットデータユニット(PDU)の数と、第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局における待ち行列遅延と、第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局によるスループットの推定値と、のうちの少なくとも1つを含む情報を第2の基地局が特定することと、第2の基地局が第1の基地局に情報を送信することと、を含む、非一時的プログラム記憶装置の形で提供される。
別の態様によれば、装置例が、第2の基地局が第1の基地局から受け取って第2の基地局がユーザ装置(UE)に送信したパケットデータユニット(PDU)の数と、第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局における待ち行列遅延と、第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局によるスループットの推定値と、のうちの少なくとも1つを含む情報を第2の基地局が特定する手段と、第2の基地局が第1の基地局に情報を送信する手段とを備える。
添付図面に関連して行う以下の説明では、上述の態様及びその他の特徴を説明する。
E−UTRAN(進化型UMTS地上波無線アクセス)システム(移動体ネットワークのための3GPPロングタームエボリューション(LTE)アップグレード経路のエアインターフェイス)の全体的なアーキテクチャの例を示す図である。 部分的に重なり合うセル内のユーザ装置(UE)の例を示す図である。 分割されたデータ無線ベアラのダウンリンクユーザデータフローを示す例図である。 MeNBとUEとの間の分割されたデータ無線ベアラのダウンリンクユーザデータフローを示す例図である。 既にSeNBに送信されてはいるが受信DQ_SeNBにおいて反映されていないデータを考慮した場合の遅延を示す例図である。 SeNB待ち行列遅延をMeNB側において推定する方法を示す例図である。 MeNBにおいて観察できる滞在時間WS及びWMを用いたUEにおける到着時間の比較を示す図である。 図1及び図2に示す無線システムのいくつかのコンポーネントを示す図である。 方法例を示す図である。 方法例を示す図である。
本明細書及び/又は図面の図で見出すことができる以下の略語については、次のように定義する。
3GPP 第3世代パートナーシッププログラム
AP アクセスポイント
BB ベースバンド
CC コンポーネントキャリア
CCA 空きチャネル割り当て
CRC 巡回冗長検査
CRS セル固有基準信号
CRW チャネル予約ウィンドウ
CSI チャネル状態情報
CSI−RS チャネル状態情報基準信号
CSS 共通探索空間
DCI ダウンリンク制御情報
DL ダウンリンク
DMRS 復調基準信号
DRB データ無線ベアラ
DS 発見信号
DTX 不連続送信
DwPTS ダウンリンクパイロットタイムスロット
e.i.r.p. 実効輻射電力
eIMTA 強化型干渉軽減及びトラフィック適合(TD−LTEのための柔軟なUL/DL適合を目的とする3GPP WIの名称)
eNB/eNodeB 進化型NodeB(LTE用語による基地局)
EPC 進化型パケットコア
EPDCCH 進化型PDCCH
FDD 周波数分割複信
GP ガード期間
ID アイデンティティ
ISM 産業、科学、医療
LAA ライセンス支援型アクセス
LBT リッスンビフォートーク
LTE ロングタームエボリューション
MeNB マスタeNB
NCT ニューキャリアタイプ
OFDM 直交周波数分割多重方式
OFDMA 直交周波数分割多元接続
PCell プライマリセル
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PDCP パケットデータ収束プロトコル
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
PDU パケットデータユニット、プロトコルデータユニット
PLMN 公衆陸上移動体ネットワーク
PRB 物理リソースブロック
PSS プライマリ同期信号
RAN 無線アクセスネットワーク
Rel リリース
RLC 無線リンク制御
RNTI 無線ネットワーク一時識別子
RRM 無線リソース管理
S−GW サービングゲートウェイ
SCell セカンダリセル
SCS ショートコントロールシグナリング
SeNB セカンダリeNB
SSS セカンダリ同期信号
SDL 補助DL
SDU サービスデータユニット
TB トランスポートブロック
TCP 伝送制御プロトコル
TD/TDD 時分割複信
TL 閾値レベル
UE ユーザ装置
UL アップリンク
UpPTS アップリンクパイロットタイムスロット
X2 X2は、eNB間の通信に使用されるインターフェイスである。
本明細書で使用する「例示的な」という単語は、「一例、事例又は説明例として役立つこと」を意味する。本明細書において「例示的」として説明するあらゆる実施形態は、必ずしも他の実施形態よりも好ましい又は有利であると解釈すべきではない。この詳細な説明において説明する全ての実施形態は、特許請求の範囲によって定められる本発明の範囲を限定するためではなく、当業者による本発明の実施又は利用を可能にするために提供する例示的な実施形態である。
本明細書における例示的な実施形態では、データストリームを分割する技術について説明する。これらの技術のさらなる説明は、例示的な実施形態を使用できるシステムの説明後に示す。
図1に、E−UTRANシステムの全体的アーキテクチャの例を示す。E−UTRANシステムは、UE(図1には図示せず)に向かうE−UTRANユーザプレーン(PDCP/RLC/MAC/PHY)及び制御プレーン(RRC)のプロトコル終端を提供するeNBを含む。eNBは、X2インターフェイスを通じて相互接続される。eNBは、S1インターフェイスを通じてEPC(進化型パケットコア)にも接続され、具体的には、S1 MMEインターフェイスを通じてMME(モビリティ管理エンティティ)に接続され、S1インターフェイスを通じてサービングゲートウェイ(S−GW)に接続される。S1インターフェイスは、MME/S−GWとeNBとの間の多対多の関係をサポートする。
図2も参照すると分かるように、UE10は、同時に複数のセルに接続することができる。この例では、UE10が、(例えば、eNBなどの)基地局13を有する第1のセル12と、(例えば、eNB又はWiFiアクセスポイントなどの)基地局15を有する第2のセル14とに接続される。従って、2つのセル12、14は、少なくとも部分的に重なり合っている。1つのタイプの実施形態例では、第1のセルがライセンスバンド上で動作することができ、第2のセルがアンライセンスバンド上で動作することができる。単純にするために、図2に示すシナリオには2つのセルしか示していない。他の代替例では、ライセンスバンド及び/又はアンライセンスバンド上で動作するあらゆる数のセルを設けて、好適なキャリアアグリゲーション(CA)のために協働させることができる。
一般に、UE10の様々な実施形態は、以下に限定するわけではないが、携帯電話機、無線通信能力を有する携帯情報端末(PDA)、無線通信能力を有するポータブルコンピュータ、無線通信能力を有するデジタルカメラなどの画像取り込み装置、無線通信能力を有するゲーム機、無線通信能力を有する音楽録音及び再生機器、無線インターネットアクセス及びブラウジングを可能にするインターネット機器、並びにこのような機能の組み合わせを組み込んだポータブル装置又は端末を含むことができる。
データネットワークでは、データストリームのパケットが、その宛先に複数の経路を介して到達することができる。「分割点」におけるルーティング機能は、どのパケットがどの経路を取るべきかを決定する必要がある。本明細書で説明する特徴は、分割点がデータストリームをどのように分割すべきかを決定するために使用できる方法を使用することができる。「リオーダーデータ」を使用するアプリケーションに対して宛先の受信機ができるだけ速くデータを配信できるように保証することを目的としたアルゴリズムを提供することもできる。デュアルコネクティビティ(DC)動作をサポートするE−UTRANが提供するネットワークの例では、RRC_CONNECTED状態にある複数のRX/TX UEが、X2インターフェイスを通じて非理想的なバックホールを介して接続された2つのeNBに位置する2つの異なるスケジューラによって提供される無線リソースを利用するように構成される(3GPP TR 36.300を参照)。
S−GWからUEへのユーザプレーンデータの転送では、いわゆる「分割ベアラ」を使用することができる。分割ベアラは、ダウンリンクユーザプレーンデータのための経路を2つ提供する。これらは、S−GWから「マスタeNB(MeNB)」を介してUEに送信することも、或いはS−GWからMeNBを介してセカンダリeNB(SeNB)に送信し、SeNBが最終的にUEに送信することもできる。「分割ベアラ」では、マスタeNB(MeNB)が、S1−Uを介してS−GWに接続されるUプレーンであるとともに、X2−Uを介してセカンダリeNB(SeNB)にも相互接続される。このことを図3の例によって示す。
MeNBのPDCPレイヤにおけるルーティング機能は、分割ベアラのPDCPレイヤPDUを、ローカルエアインターフェイスを介して直接UEに送信するか、それともX2−Uを介してSeNBに転送するかを決定する。UEにおけるPDCPレイヤリオーダー機能は、MeNB及びSeNBからPDUを受け取り、これらをリオーダーして、UE10上で動作するアプリケーションに転送する。本明細書で説明する特徴は、2つの異なる経路を介して送信されるPDUが、MeNBにおける分割点とUEのPDCPレイヤにおけるリオーダー機能との間で同一又は同様の遅延を受けるようにデータストリームを分割するために使用することができる。このような分割は、
i.UEにおけるリオーダー遅延及びTCPのラウンドトリップタイムを最小化し、
ii.両経路上の利用可能な帯域幅の使用を最適化する。
このアルゴリズムは、後述するようなTCPアプリケーションの問題が起こり得ないことを保証する。
MeNBのPDCPレイヤは、分割ベアラのDL SDUをベアラ固有のFIFOキューに記憶する。PDCPレイヤは、SDUの処理(暗号化、PDCPシーケンス番号の追加など)を行う際に、(本発明のアルゴリズムを用いて)ローカルエアインターフェイスを介したUEへの直接経路の方が高速であるか、それともSeNBのエアインターフェイスを介した経路の方が高速であるかをチェックする。PDCPレイヤは、最速の経路を介してPDUを転送する(図4を参照)。MeNBのPDCPレイヤにおけるルーティング機能は、各PDCP PDUについて、利用可能な両経路から最速の経路を選択することができる。これにより、両経路を介した遅延が等しくなり、UEにおけるリオーダー遅延及びTCPで見られるRTTが最小化される。この原理は、TCPトラフィックのみならず一般的にも当てはまる。この原理は、スケジューラに特定の制約を一切加えない。QoS又は公平性のトピックについては個別に対処することができる。
SeNB RLC又はMeNB RLCに向けたPDCP PDUのルーティングは、できるだけ時間を掛けて行うことができる。TRS(スケジューラ)及びRLCキューは、a)PDCPシーケンス番号の追加後にパケットが破棄されること(このようなパケット破棄後には、リオーダータイマの満了までUEにおけるリオーダー機能が停止する)、b)例えばスケジューリングの負担が大きなUEがアクティブになったという理由でエアインターフェイスのスループットが突然低下すると、RLCにおいて大量のデータが足止めされること、及びc)アクティブキュー管理(AQM)によってパケットが破棄された旨の情報が長い遅延後にしかTCPソースに届かないこと(AQMは、RLCキューではなくSDUキューからのみパケットを破棄すべきである)を避けるために短く保つことができる。
SeNB RLC又はMeNB RLCに向けたPDCP PDUのルーティングは、SeNBを介した経路の方がMeNBを介した経路よりも速く、SDUキューではデータが待機しているにも関わらずSeNBのRLCキューが空の状態で動作するのを避けるために十分に早く行うこともできる。
後述するリトルの法則アルゴリズムを用いた例では、RLCキューが空の状態で動作するのを避けるために、SeNBがパケットを要求しないことを推奨することができる。これにより、回避できる待ち行列を導入することができる。後述するSeNBフィードバックを用いた例では、この推奨を使用しなくてもよい。
所与の経路を介してUEに到達するのに必要な時間は、経路の待ち時間及び経路に沿った待ち行列の量に依存する。待ち行列は、経路に提供されるトラフィックの到着率が経路の容量を上回った場合に発生する。2つの経路の容量は、急変することもある。例えば、2つの経路の容量は、無線状態及びインターフェイス上の負荷に応じて急変することがある。SeNBを介した経路の容量は、エアインターフェイスにおいて利用できる帯域幅によって制限されることがあるが、例えばトランスポートネットワークにおけるボトルネックなどの他の箇所のボトルネックによって制限されることもある。
以下、ローカルエアインターフェイスを介したUEへの経路又はSeNBを介した経路のどちらの方が速いかを判断する方法の2つの代替実施形態例に関して特徴を説明する。これらの両実施形態における基本原理は同じであり、選択的経路(ローカルでの送信又はSeNBを介した送信)のどちらの方が速いと推定されるかを各(PDCP)PDUについて判断するものである。PDUは、速い方の経路の推定遅延が目標遅延(例えば、50ms)を下回る場合にはこの経路を介して送信され、そうでない場合には(MeNBにおける)PDCPに留まったままになる。各判断及びその後のPDUの送信後には、次のPDUについて判断を行う前に、送信されたPDUを考慮して対応する経路の遅延推定を更新する。
リトルの法則を用いたアルゴリズム
この実施形態例は、MeNBにおける分割機能からUEにおけるリオーダー機能に移動するのにどれほどの時間がパケットにとって必要であるかを推定するために、リトルの法則に基づくアルゴリズムを使用する。リトルの法則によれば、任意の安定した待ち行列システムにおけるパケットの平均滞在時間Wを以下のように計算することができる。
W=L/TH (1)
ここでのLは、システム内の平均パケット数であり、THは、平均出発率、換言すればシステムの平均スループットである。
決定基準
MeNBは、各PDCPレイヤのPDUについて、図4に示す2つの経路のうちのどちらを使用すべきかを決定する必要がある。MeNBは、図4に示す2つの経路の一方を使用するパケットの滞在時間を計算するために以下の情報を使用することができる。
1)SeNBは、PDUがUEに送信された(或いは定義によっては、PDUがUEによって正しく受け取られた)旨を示すメッセージ(確認応答(ACK)メッセージ)をMeNBに送信する。「UEへの送信」が意味するものについての正確な定義方法には複数の選択肢が存在する。「UEへの送信」は、ACKメッセージを生成するSeNBのSWコンポーネントが、PDUが正常にUEに配信された旨をRLCレイヤによって通知されたこと、として定義することができる。或いは、「UEへの送信」は、例えばACKメッセージを生成するSeNBのSWコンポーネントが、RLCがRLCからMACにPDUを転送した旨をRLCによって通知されたこと、として定義することもできる。別の代替例は、ダウンリンクデータ配信状態手順に関連するメッセージングであり、3GPP TS 36.425では、MeNBから受け取られたPDCP PDUのうちの正常に順序通りにUEに配信された最も大きなPDCP PDUシーケンス番号を含む、SeNBからMeNBにPDUのACKを転送するためのDLデータ配信状態メッセージが規定されている。
2)MeNBは、SeNBにルーティングされたにも関わらずSeNBによって未だに確認応答されていないPDUに含まれるバイト数を記憶する変数L_S(「移動中データ」)を維持する。
3)MeNBは、近い将来におけるSeNBを介した経路の「予想スループット」を推定する変数TH_Sを維持する。このことは、現在待ち行列に入っているPDUがTH_Sで提供されると想定されることを意味する。MeNBは、SeNBによって送信されるACKメッセージに含まれているPDUの確認応答から「最近のスループット」を計算することによってTH_Sを推定することができる。開始段階中、この「最近のスループット」は、不十分な「予想スループット」の推定となり得る。従って、「予想スループット」TH_Sを、所定値を「Initial_throughput(初期スループット)」とするmax(Initial_throughput,最近のスループット)として推定することが推奨される。例えば、この所定値は、1Mb/sに設定することができる。
4)MeNBは、移動中のPDUのバイト数を含む変数L_M(「移動中データ」)を維持する。PDUが移動中となるのは、PDCPレイヤがローカルエアインターフェイスを介してPDUを送信する決定を行って、PDUがUEに送信された旨の情報を待っている時である(SeNBなどにおける「UEへの送信」と類似の定義が当てはまる)。
5)MeNBは、MeNBを介した経路の「予想スループット」を示す変数TH_Mを維持する。TH_Mは、例えばMACスケジューラによって提供されるべきである。
MeNBのPDCPレイヤがローカルエアインターフェイスを介してPDUをルーティングすると決定した時点をtM0とする。PDUがUEに送信された旨の通知がPDCPレイヤに行われた時点をtM1とすると、現在PDCPレイヤによって処理されているPDUの滞在時間tM1−tM0の推定は以下のようになる。
T_MeNB=(L_M+PDU−size)/TH_M (2)
MeNBのPDCPレイヤがSeNBを介してPDUをルーティングすると決定した時点をtS0とする。PDUがUEに送信された旨の通知がACKメッセージを生成するSeNBのSWコンポーネントに対して行われた時点をtS1とし、PDUがUEに送信されたことを確認するACKメッセージをMeNB内のPDCPレイヤが受け取った時点をtS2とすると、現在PDCPレイヤによって処理されているPDUの滞在時間tS2−tS0の推定は以下のようになる。
(L_S+PDU−size)/TH_S (3)
時差tS2−tS1をT_ackとすると、現在PDCPレイヤによって処理されているPDUの(tS2−tS0)−(tS2−tS1)=tS1−tS0の推定は以下のようになる。
(L_S+PDU−size)/TH_S−T_ack (4)
T_ackの値の平均をT_ack_avgとする。T_ack_avgは、SeNBからMeNBへの経路の待ち時間と、(上述したような)「UEへのPDUの送信」とMeNBへのACKメッセージの送出との間の平均遅延と、SeNB及びMeNBにおける処理時間とを含む。T_ack_avgは、所与のeNBの対についてオフラインで計算することができる。
MeNBによって計算できる時間tS1−tS0の推定は以下のようになる。
(L_S+PDU−size)/TH_S−T_ack_avg (5)
MeNBは、(2)で得られた値と(5)で得られた値とを比較して、2つの経路のどちらの方が速いかを判断することができる。
シミュレーションでは、データ転送が進行中の時には(5)の推定がうまく機能することが示された。しかしながら、SeNBを介した経路が未だ使用されておらず、従ってL_S=0であってTH_S=「Initial_Throughput」の場合には、開始段階に修正が必要となり得る。このような状況では、(5)が負の値をもたらす。
開始段階(すなわち、L_S内でカウントされたPDUが未だにUEに送信されていない段階)では、PDUがSeNBを介してUEに到達するのに必要な時間の推定を以下によって計算することができる。
X2_latency+(L_S+PDU−size)/TH_S (6)
(6)を考慮すると、MeNBは、PDUがSeNBを介してUEに到達するのに必要な時間(又はより正確には、時間tS1−tS0)を以下のように推定することができる。
データ転送が開始段階にある場合は、
T_SeNB=X2_latency+(L_S+PDU−size)/TH_S(7)
と定義し、
データ転送が開始段階にない場合は、
T_SeNB=max[(L_S+PDU−size)/TH_S−T_ack_avg,X2_latency+(PDU−size/TH_S)] (8)
と定義する。
開始段階の定義には様々な方法が存在する。もっとも単純な事例では、開始段階の長さが0に設定され、すなわち(7)が使用されることはない。別の例として、変数L_Sが0から0>の値に増分された時にタイマT_starting_phaseを始動させ、
T_starting_phase<=X2_latencyの場合にのみ、「データ転送が開始段階にある」
と定義することができる。
ここで、(2)、(7)及び(8)を考慮すると、以下の場合かつその場合に限り、SeNBを介してPDUをルーティングすべきであるという判断基準を定めることができる。
T_SeNB<T_MeNB (9)
SeNBを介した経路が採用される前には、TH_Sの定義において使用される「Initial_Throughput」を用いて許容遅延を調整することができる。「Initial_Throughput」の最適な値は、開始段階の定義に依存する。例えば、長さ0の開始段階、5msのX2−delay、1300バイトのPDUサイズ、及び1Mb/sのMinimum_Throughputの場合、SeNBを介した経路は、MeNBを介したX2_latency+(PDU−size/TH_S)=15,4msよりも長い時間がPDUに必要な時に初めて使用される。500kbit/sのMinimum_Throughputの場合、SeNBを介した経路は、MeNBを介した25.8msよりも長い時間がPDUに必要な時に初めて使用される。「Initial_Throughput」の値を設定するための1つの代替方法は、RSRQリンク品質が良好であれば「Initial_Throughput」が高くなるように、基準信号受信品質(RSRQ)などのUEの測定レポートに基づいてMeNBにおいて認識できるUEのSeNBリンク品質にこの値を少なくとも部分的に基づかせることである。
図7に、MeNBにおいて観察できる滞在時間WS及びWMを用いた、UEにおける比較到着時間を示す。滞在時間WSを計算するシステムの場合、PDCPレイヤPDUのセグメント(要するにPDU)は、MeNBがPDUをSeNBに転送すると決定した時に「システム」に加わる。PDUは、PDCP PDU(又はシーケンス番号がさらに大きなPDCP PDU)が順序通りに正常にUEに配信されたことを示すDLデータ配信状態メッセージ(又はACKメッセージ)がMeNBに到着した時にシステムから離れる。LSは、「システム内のPDU」(「移動中データ」)のPDUサイズの合計である。ThSは、出発率(スループット)を意味する。滞在時間WMを計算するシステムの場合、PDUは、MeNB内のRLCキューに挿入された時に「システム」に加わる。PDUは、RLCがPDUの最後のセグメントを、又はPDCPシーケンス番号の最も大きなPDUの最後のセグメントをMACに転送した時にシステムから離れる。LMは、「システム内のPDU」(「移動中データ」)のPDUサイズの合計である。ThMは、出発率(スループット)を意味する。
換言すれば、(9)は、(MeNBとSeNBとの間での分割される)PDCP PDUデータルーティングのための基準を有することができ、この基準は、以下の場合にMeNBを介した経路の方がSeNBを介した経路よりも速いことを含むことができ、
M<WS−T_ack_avg (10)
ここでのT_ack_avgは、上記で定義した通りである。
リトルの法則によれば、WM=LM/ThMであり、WS=LS/ThSである。従って、(10)は以下と同等ということになる。
M/ThM<LS/ThS−T_ack_avg (11)
MeNBでは、SeNBのスループット推定であるThSを、例えば以下のように計算することができる。
MACに渡されたPDUのPDUサイズの合計/送信期間(すなわち、T_DS)
MeNBのスループット推定ThMは、同様の方法で計算することも、或いは、例えばスケジューラから直接与えられる値を使用することもできる。
時間を掛けたPDUの転送
MeNBのPDCPレイヤは、MeNBにおける分割点とUEにおけるリオーダー機能との間のPDUの量を少なく保つために、2つの利用可能な経路の一方にできるだけ時間を掛けてSDUを転送すべきである。このことは、以下の問題を避けるのに役立つ。
i.SeNBに大量のデータが記憶され、エアインターフェイスにおける有効容量が突然減少した場合に、UEにおいて高リオーダー遅延が生じること。例えば、エアインターフェイスにおける有効容量は、無線状態の変化に起因して突然減少することがある。
ii.MeNBにおけるPDCPレイヤルーティング機能とUEにおけるリオーダー機能との間の(すなわち、PDCPシーケンス番号を追加した後の)待ち行列がオーバーフローしてPDUが失われた場合に、UEにおけるリオーダー機能が、リオーダータイマが満了するまで次のレイヤへのPDUの転送するのを停止すること。この中断には、数百ミリ秒も掛かることがある。
iii.eNBのアクティブキュー管理(AQM)が、TCP輻輳制御をトリガするためにパケットを破棄する恐れがあること。AQMは、ii)で説明したリオーダー問題に起因して、MeNB又はSeNBにおけるRLCキューからではなくSDUキューからのパケットのみを破棄すべきである(図4を参照)。RLCキューで大量のパケットが待機している場合、TCPソースによってSDUキューからのパケット破棄が示されるのは長い遅延後のみである。
一方で、SDUの転送が遅くなりすぎるリスクも存在する。SDUがMeNBにおいて待ち行列に入っている一方でSeNBのRLCキューが空の状態で動作し、SeNBのエアインターフェイスにおける有効容量が使用されないことがあってはならない。
提案するアルゴリズムは、UEに対する予想遅延が例えば50msなどの所与の「目標遅延」を下回った場合にしかPDCPキューからSDUを除去しない。この制約は、不等式(9)と相まって以下のアルゴリズムをもたらす。
PDCPルーティングアルゴリズム
ステップ1:PDCPレイヤキューの先頭のSDUをSeNB経由で送信すべきか、それともMeNB経由で送信すべきかを決定するために不等式(9)を使用する。
ステップ2:(例えば、推定(2)、(7)又は(8)をそれぞれ使用して)UEに対する速い方の経路の推定遅延が目標遅延以下であるかどうかをチェックする。
ステップ3、ステップ2におけるチェックが肯定的な結果をもたらす場合、SDUを処理し、結果として得られたPDUを速い方の経路に向けて転送する。そうでなければ、SDUをPDCPレイヤキュー内に保持する。
SeNBからのフィードバックを使用するアルゴリズム
本明細書で説明する機能は、(SeNBの)X2遅延と、既に待ち行列に入っているデータ(すなわち、MeNB/SeNBまで進んだそれまでのパケット)の量とを考慮した、MeNBとSeNBの両方の遅延推定を使用することができる。この結果、PDUのかなりの部分がSeNBを介してルーティングされる場合、一般にこれらは連続すべきではない。例えば、SeNBを介してルーティングされるPDUは、UE PDCPにおいて必要になるリオーダーの量が減少するように、1パケットおき、又は3パケット中2パケットとすることができる。結果的に、PDUがMeNB経路とSeNB経路とを介して順序通りに到来する可能性の方が高くなるので、もはやPDCPのリオーダーが大きな影響を及ぼすことはない。
これを実装する1つの方法は、SeNBが、MeNBのサービス提供先であってMeNBに二重接続されている各UEについての以下の情報を(例えば、定期的に)MeNBに送信することである。
1)ここではDQ_SeNBとして示す待ち行列遅延、すなわちSeNBにおける保留データの送信にどれほどの時間が掛かると推定されるか
2)TP_SeNBとして示す推定SeNBスループット(例えば過去のスループット、又は、例えば次のTmsにおける新たなデータのスループット)
また、MeNBは、ここではD_X2として示すX2遅延を認識している(推定できる)ものと想定する。この送信は、フロー制御外で、又はフロー制御とは別に行うことができる。
この代替の実施形態では、MeNB側のフロー制御が、例えば定期的に(例えば、ミリ秒毎又はサブフレーム毎に1回)、又はSeNBからのデータ要求があった時に、或いはPDCPバッファ内にデータが存在/到着し、このデータをどこにルーティングするか(MeNBを介するか、それともSeNBを介するか)を決定すべき時に、以下のアルゴリズムを用いて実行される。
SeNBから更新されたスループット推定及び遅延情報を受け取った場合、
TP_SeNBを記憶。
DQ_SeNB=max(DQ_SeNB−D_X2,0)を記憶 //D_X2は、X2遅延(SeNBがこの情報を送信した時から経過した時間)である。
//既にSeNBに送られてはいるが、受信DQ_SeNBにおいて、すなわち最後の2×D_X2中に反映されていないデータを考慮する
DQ_SeNB+=PDUs_total/TP_SeNBに更新。
それ以外の場合、
DQ_SeNB=DQ_SeNB−T //経過時間を更新。Tは、UEのアルゴリズムが最後に実行された後の時間(例えば、1ms)である。
//更新されたスループット及び遅延情報をMeNBから読み取る。
TP_MeNBを更新
DQ_MeNBを更新
T_Buffering_SeNB=4*D_X2 //例えば、SeNBにおける目標バッファリング時間など
各PDUについて(次のT_Bufferingの送信をスケジュールするまで)
//このPDUをMeNB経由で受け取るのに掛かる時間と、このPDUをSeNB経由で受け取るのに掛かる時間とをそれぞれ推定
T_MeNB=DQ_MeNB+PDU_size/TP_MeNB
T_SeNB=max(DQ_SeNB,D_X2)+PDU_Size/TP_SeNB //少なくともX2遅延が存在
T_MeNB<T_SeNBの場合、
PDUをMeNBに転送。
DQ_MeNB+=PDU_size/TP_MeNBに更新
それ以外の場合、
PDUをSeNBに転送
DQ_SeNB+=PDU_size/TP_SeNBに更新
図5に、MeNB側のデータ有用性に関する知識に遅延がどのように影響を与えるかを示す。図5は、既にSeNBに送信されてはいるが、受信DQ_SeNBにおいて、すなわち直近の2*D_X2中に反映されていないデータを考慮した場合の遅延図である。
アルゴリズムの他の1つの代替実装は、以下と連携する。
・SeNBのスループット推定をX2インターフェイス経由でMeNBに送信すること
・周期性は構成可能とすることができ、或いはこの情報は、(ダウンリンクデータ配信状態手順の一部、又はSeNBとMeNBとの間の他のシグナリングなどの)PDCP状態レポートと共に送信される。
・代替の実施形態では、PDUが正常にUEに配信された旨の受け取ったSeNB指示(すなわち、PDCPレベルでのスループット)をMeNBが認めたことに基づいて、SeNBにおけるUEスループットを推定することもできる。
・SeNB待ち行列遅延は、X2を介して送信するのが困難なこともある。
・SeNBは、待ち行列遅延情報をMeNBに送信できる場合、推定UEスループットを用いてSeNBにおける保留中のUEのデータの量を分割することに基づいて待ち行列遅延を推定することができる。保留中のデータは、RLCレベル(RLC状態レポート内で未だ確認されていないデータ)、又はMACレベル(依然として保留中のHARQ送信)から取り出すことができる。前者の選択肢は、より正確ではあるが速度は遅い。後者の選択肢は、(HARQフィードバックが高速であるため)より高速ではあるが、NACK→ACKの誤った解釈に起因してたまにエラーを生じることがある。
・MeNBは、a)例えば、UE又はE−RABにとって望ましいバッファサイズを示すダウンリンクデータ配信状態手順の一部としてのSeNBデータ要求(例えば、大きなバッファサイズの要求は、SeNBバッファ内のデータのレベルが低いことを示すことができる)と、b)SeNBにおける目標バッファリング時間又は目標遅延(これらは、例えばMeNBによって構成することも、又はMeNBとSeNBとの間で事前に協議することもできる)をSeNB_T_bufferingとし、SeNBによって示された所望のバッファサイズをSeNB_data_requestとし、例えばSeNBからMeNBにシグナリングし、又はMeNBがPDCP状態レポートから推定することができる、UEのSeNBスループットをSeNB_throughput_estimateとした場合の待ち行列遅延DQ_SeNB=SeNB_T_buffering−SeNB_data_request/SeNB_throughput_estimateの推定と、に基づいてSeNB待ち行列遅延を推定することができる。図6を参照されたい。
・代替の実施形態では、1)PDUがMeNBからSeNBにルーティングされたことと、2)PDUが正常にUEに配信された旨の指示をMeNBがSeNBから受け取ったことと、の間の差分をMeNBが観察したことに基づいてSeNB待ち行列遅延を推定することもできる。この推定からは、UE→SeNB→MeNBから確認応答/メッセージを受け取るのに掛かる推定時間(この推定時間は、X2遅延、ULスケジューリング遅延、及び起こり得る何らかの処理時間を含む)を差し引くこともできる。
また、MeNBはX2遅延を認識している(推定できる)ものと想定する。
図6に、SeNB待ち行列遅延をMeNB側において推定する方法を示す。MeNBは、SeNBの目標バッファリング時間T_bufferingを構成し、SeNBは、MeNBにデータ要求を送信し、MeNBは、待ち行列遅延をDQ_SeNB=T_buffering−data_request_size/SeNB_throughput_estimateとして推定する。ここでは、SeNBが、新たなデータの予想/推定遅延がT_bufferingになるまでデータを要求すると想定する。すなわち、SeNBは、全てを処理するのに掛かる時間がT_bufferingに等しくなるようなUEのデータ量をバッファ内に有することを目標とする。
上述した機能を使用すると、UEにおけるリオーダー遅延と、TCPのラウンドトリップタイムとを最小化し、両経路上の利用可能な帯域幅の使用を最適化することができる。上述したリトルの法則アルゴリズムのシミュレーションでは、このアルゴリズムを用いたデュアルコネクティビティが、eNB内キャリアアグリゲーションと同様の性能をもたらすことが示された。また、シミュレーション結果では、上述したSeNBデータ要求アルゴリズムが不必要なリオーダーを回避し、従ってSeNBを介した遅延とMeNBを介した遅延とを比較せずにSeNBデータ要求に応答することに比べて優れた性能をもたらすことも確認された。
上述したリトルの法則アルゴリズムは、MeNBの伝送機能の輻輳を考慮することができる。例えば、この輻輳は、インターネットプロトコルセキュリティ(IPSec)の高処理負荷によって生じることがある。このアルゴリズムは、MeNB内の伝送輻輳の際に遅延の増加に気付き、SeNBに転送されるトラフィックを減少させることによって伝送負荷を自動的に低減する。このようにして、Uプレーンへの伝送からのバックプレッシャーのような複雑なMeNBの内部過負荷保護機構を回避することができる。
このアルゴリズムは、(MeNBの内部輻輳を考慮するのと同じ方法で)トランスポートネットワークの輻輳を考慮する。従って、他のアルゴリズムが必要とする、MeNBとSeNBとの間のX2リンクの非常に高価な過剰寸法を避けることができる。
上述したSeNBデータ要求アルゴリズムでは、X2遅延を(変化が大きい場合に)アルゴリズム外で推定することが必要になる場合もある。そのため、例えばこの推定をMeNBが行うことも(MeNBには他の用途もある)、或いは、例えばDCメッセージングが、SeNBにおけるパケットの破棄にも有用なタイムスタンプを含むこともできる。ネットワークトポロジに基づいて大まかな推定を行うこともできる。
図8も参照すると、無線システム230では、無線ネットワーク235が、NodeB(基地局)、具体的にはeNB13などのネットワークアクセスノードを介して、UE10と呼ぶことができるモバイル通信装置などの装置と無線リンク232を通じて通信するように適合される。ネットワーク235は、MME/S−GW機能を含むことができるネットワーク制御要素(NCE)240を含むことができ、このNCE240は、電話網及び/又はデータ通信網(例えば、インターネット238)などのネットワークとの接続性を提供する。
UE10は、コンピュータ又はデータプロセッサ(DP)214などのコントローラと、コンピュータ命令(PROG)218のプログラムを記憶するメモリ(MEM)216として具体化されるコンピュータ可読記憶媒体と、1又は2以上のアンテナを介してeNB13と双方向無線通信を行うための無線周波数(RF)トランシーバ212などの好適な無線インターフェイスとを含む。
eNB13も、コンピュータ又はデータプロセッサ(DP)224などのコントローラと、コンピュータ命令(PROG)228のプログラムを記憶するメモリ(MEM)226として具体化されるコンピュータ可読記憶媒体と、1又は2以上のアンテナを介してUE10と通信するためのRFトランシーバ222などの好適な無線インターフェイスとを含む。eNB13は、データ/制御パス234を介してNCE240に結合される。パス234は、インターフェイスとして実装することができる。eNB13は、インターフェイスとして実装できるデータ/制御パス236を介して別のeNBに結合することもできる。
NCE240は、コンピュータ又はデータプロセッサ(DP)244などのコントローラと、コンピュータ命令(PROG)248のプログラムを記憶するメモリ(MEM)246として具体化されるコンピュータ可読記憶媒体とを含む。
PROG218、228及び248のうちの少なくとも1つは、以下でさらに詳細に説明するように、関連するDPによって実行された時に装置が本発明の例示的な実施形態に従って動作できるようにするプログラム命令を含むと想定される。すなわち、本発明の様々な例示的な実施形態は、少なくとも部分的に、UE10のDP214、eNB13のDP224及び/又はNCE240のDP244が実行できるコンピュータソフトウェアによって、又はハードウェアによって、或いはソフトウェアとハードウェア(及びファームウェア)の組み合わせによって実装することができる。基地局15は、基地局13と同じタイプのコンポーネントを有することができる。
本発明による様々な例示的な実施形態の説明では、UE10及びeNB13が、例えばRRCモジュール215及び対応するRRCモジュール225などの専用プロセッサを含むこともできる。RRCモジュール215及びRRCモジュール225は、本発明による様々な例示的な実施形態に従って動作するように構成することができる。
コンピュータ可読メモリ216、226及び246は、ローカル技術環境に適したいずれかのタイプとすることができ、半導体記憶装置、フラッシュメモリ、磁気記憶装置及びシステム、光学記憶装置及びシステム、固定メモリ及び取り外し可能メモリなどの、いずれかの好適なデータ記憶技術を用いて実装することができる。DP214、224及び244は、ローカル技術環境に適したいずれかのタイプとすることができ、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つ又は2つ以上を含むことができる。無線インターフェイス(例えば、RFトランシーバ212及び222)は、ローカル技術環境に適したいずれかのタイプとすることができ、個々の送信機、受信機、トランシーバ、又はこのようなコンポーネントの組み合わせなどのいずれかの好適な通信技術を用いて実装することができる。
3GPP仕様によれば、SeNBは、「所望のバッファサイズ」に従ってMeNBにデータを要求すべきである。MeNBは、要求された量と同じ量のデータをSeNBに送信することができる。「分割データ無線ベアラ」、又は単純に「分割ベアラ」は、デュアルコネクティビティを使用しないベアラに比べて個々のベアラのDLスループットを高めるために使用される。MeNBにおけるPDCPレイヤルーティング機能は、到着する分割ベアラのダウンリンクSDUをローカルRLCレイヤに転送すべきか、それともX2−Uインターフェイスを介してSeNBに転送すべきかを決定するタスクを有する。このことは、ルーティング機能が、直接的な経路とSeNBを介した経路という2つの異なる経路を用いて、到着したデータストリームを2つのサブストリームに分割することを意味する。
本明細書で説明する機能は、到着データストリームの最適な分割方法の問題に対処する。分割が最適以下の方法で行われた場合には、分割ベアラのスループットが、デュアルコネクティビティを使用しない場合より劣る可能性もある。
例えば、TCPを用いた従来の応用について検討する。SeNBを介した経路の容量が1Mb/sであり、MeNBを介した経路の容量が10Mb/sであり、DLデータストリームが50:50の比率に従って分割されると仮定する。さらに、単純化のためにパケットロスは存在しないと仮定する。UEにおけるリオーダー機能は、データを2Mb/sの速度でTCPレイヤに配信する。TCPは、DLデータの確認応答を2Mb/sの速度でTCPソースに送信する。TCPソースは、開始を遅らせて輻輳ウィンドウを満たした後に、送信速度を2Mb/sに調整して対応する。このことは、MeNBを介した経路の容量が完全には使用されないことを意味する。デュアルコネクティビティを作動させなければ、TCPソースは、2Mb/sではなく10Mb/sで送信を行う。
なお、SeNBを介した経路のスループットは、SeNB外部のボトルネックによって決定することができる。このボトルネックは、例えばX2インターフェイスを提供するMeNBのトランスポートSWに存在することができる。このボトルネックは、とりわけX2インターフェイス上でIPSecが使用され、X2を介して送信されるパケットの暗号化に大量のCPUパワーが必要とされる場合に発生することがある。ボトルネックは、MeNBとSeNBとの間の経路内のルータにおいて発生することもある。MeNBのPDCPレイヤにおいて動作する分割アルゴリズムは、このような潜在的ボトルネックを考慮することが重要である。それ以外にも、上記の例で説明した問題が発生する可能性がある。
通信システム及び/又はネットワークノード/基地局は、リモートラジオヘッドに動作可能に結合されたサーバ、ホスト又はノードとして実装されるネットワークノード又はその他のネットワーク要素を含むことができる。少なくともいくつかのコア機能は、(クラウド内に存在できる)サーバ内でソフトウェアが動作する際に実行することができ、(待ち時間制約を考慮して)ネットワークノード機能を用いてできるだけ同じように実装することができる。これをネットワーク仮想化と呼ぶ。「作業の分散」は、クラウド内で実行できるものと、待ち時間要件のために近くで実行する必要があるものとに動作を分割することに基づくことができる。マクロセル/スモールセルネットワークでも、マクロセルノードとスモールセルノードとで「作業の分散」が異なり得る。ネットワーク仮想化は、ハードウェア及びソフトウェアのネットワークリソースとネットワーク機能とを、単一のソフトウェアベースの管理エンティティである仮想ネットワークに組み合わせる処理を含むことができる。ネットワーク仮想化は、しばしばリソース仮想化と組み合わされるプラットフォーム仮想化を伴うことができる。ネットワーク仮想化は、多くのネットワーク又はネットワークの一部を仮想ユニットに外部的に組み合わせること、或いは単一システム上のソフトウェアコンテナにネットワーク様の機能を内部的に提供すること、のいずれかとして分類することができる。
図9を参照すると、方法例が、ブロック100によって示すように、MeNBなどにおいて、第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求めるステップと、ブロック102によって示すように、第2の基地局から受け取られた通信に少なくとも部分的に基づいて、第2の基地局を介した第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求めるステップと、ブロック104によって示すように、求められた推定値に少なくとも部分的に基づいて、第1の基地局又は第2の基地局のいずれかを選択してパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信するステップとを含むことができる。
図10も参照すると、方法例が、ブロック106によって示すように、SeNBなどにおいて、
第2の基地局が第1の基地局から受け取って第2の基地局がユーザ装置(UE)に送信したパケットデータユニット(PDU)の数と、
第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局における待ち行列遅延と、
第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局によるスループットの推定値と、
のうちの少なくとも1つを含む情報を第2の基地局が特定するステップと、
ブロック108に示すように、第2の基地局が第1の基地局に情報を送信するステップと、
を含むことができる。
SeNBからMeNBに送信されるDLデータ配信状態手順メッセージ(又は、ACKメッセージ)内のフィールドを使用することができる。正常に配信された最も大きなPDCPシーケンス番号は、UEに正常に配信された最も大きなPDCPシーケンス番号を有するPDCP PDUを示すことができる。このメッセージがPDCP PDUのコピーを破棄できる旨を示すまで、ハンドオーバのためにPDCP PDUのコピーをMeNBに記憶することができる。E−RABにとって望ましいバッファサイズは、SeNBが受け入れることができる最大バイト数を示すために使用することができ、「利用可能なバッファ空間−マージン」として計算される。UEにとって望ましいバッファサイズは、送信のためにMACレイヤに渡された最も大きなX2−Uシーケンス番号を有するPDCP PDUを示すことができる(すなわち、RLCレイヤは、PDUの最後のセグメントをMACレイヤに渡す)。他の全てのフィールドは、規格に記載されている通りに使用することができる。
以下に示す例のような、X2上及びeNBにおける輻輳を考慮したデータ分割のためのアルゴリズムを提供することができる。
ThS=Min_ThSに初期化 /* SeNBの最小スループットのデフォルト値=1Mb/s */
M=LS=0 /* 移動中データ */
Target_delay /* デフォルト値は50msであり、X2経路内のバックホールキューがTarget_delayのデータをバッファリングできるはずである。 */
TTIの開始時に実行。
ThM=RDL,bearer /* スケジューラによって提供されたこのベアラの予想スループット>0 */
PDUの1又は2以上のセグメントが、MeNBのRLCキューからMACに渡された場合、
最後のセグメントがMACに渡された各PDUについて実行。
M=LM−PDUsize;
PDCPキューの先頭のSDUをチェックするようにトリガを設定。
DLデータ配信状態メッセージの到着時 /* SeNBによってT_DSms毎に定期的に送信 */
Departures_Sを計算 /* 最後のメッセージの「MACレイヤに渡された最も大きなX2−Uシーケンス番号」よりも大きく、このメッセージの「MACレイヤに渡された最も大きなX2−Uシーケンス番号」以下のX2−Uシーケンス番号を有する全てのPDUのPDUサイズの合計 */
S=LS−Departures_S;
Ack_Sを計算 /* DLデータ配信状態メッセージにおいて報告される、Departures_Sから失われたPDUのPDUサイズを差し引いたもの */
ThS=max((1/T)・(Ack_S/T_DS)+(1−1/T)・ThS,Min_ThS) /* T=2・X2_latency */
PDCPキューの先頭のSDUをチェックするようにトリガを設定。
PDCPキューの先頭のSDUをチェックするトリガを受け取った時に、
PDUsizeを計算
(LM+PDUsize)/ThM<max(PDUsize/ThS+X2_latency,(LS+PDUsize)/ThS−T_ack_avg)の場合 /* MeNBを介した経路の方がSeNBを介した経路よりも速い場合 */
(LM+PDUsize)/ThM<Target_delayの場合、
SDUを暗号化/PDCPシーケンス番号を追加;
MeNBのRCLキューにPDUを挿入;LM=LM+PDUsize;
PDCPキューの先頭のSDUをチェックするようにトリガを設定
それ以外の場合、SDUをPDCPキュー内に保持
それ以外の場合、max(PDUsize/ThS+X2_latency,(LS+PDUsize)/ThS−T_ack_avg)<Target_delay、かつ(LS+PDUsize<E−RABにとって望ましいバッファサイズ)の場合、
SDUを暗号化/PDCPシーケンス番号を追加;
X2経由でPDUを転送;LS=LS+PDUsize,
PDCPキューの先頭のSDUをチェックするようにトリガを設定
それ以外の場合、SDUをPDCPキュー内に保持
1つのタイプの例では、方法が、第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求めるステップと、第2の基地局から受け取った情報に少なくとも部分的に基づいて、第2の基地局を介した第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求めるステップと、求められた推定値に少なくとも部分的に基づいて、第1の基地局又は第2の基地局のいずれかを選択してユーザ装置(UE)にパケットデータユニット(PDU)を送信するステップとを含む。
1つの例では、方法が、基地局のうちの選択された基地局を介した推定されるデータパケット経路時間が目標遅延を下回る時に、選択された基地局にパケットデータユニットを転送するステップを含むことができる。
実施形態例は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つの非一時的メモリとを備えた装置であって、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサと協働して、装置に、第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求めることと、第2の基地局から受け取った情報に少なくとも部分的に基づいて、第2の基地局を介した第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求めることと、求められた推定値に少なくとも部分的に基づいて、第1の基地局又は第2の基地局のいずれかを選択してユーザ装置(UE)にパケットデータユニット(PDU)を送信することと、を行わせるように構成される装置の形で提供することもできる。
実施形態例は、機械が動作を実行するために実行可能な命令のプログラムを有形的に具体化する、機械によって読み取り可能な、例えば図8に示す226などの非一時的プログラム記憶装置であって、動作が、第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求めることと、第2の基地局から受け取った情報に少なくとも部分的に基づいて、第2の基地局を介した第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求めることと、求められた推定値に少なくとも部分的に基づいて、第1の基地局又は第2の基地局のいずれかを選択してユーザ装置(UE)にパケットデータユニット(PDU)を送信することと、を含む、非一時的プログラム記憶装置の形で提供することもできる。
実施形態例は、第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求める手段と、第2の基地局から受け取った情報に少なくとも部分的に基づいて、第2の基地局を介した第1の基地局からユーザ装置(UE)へのデータパケット経路時間の推定値を求める手段と、求められた推定値に少なくとも部分的に基づいて、第1の基地局又は第2の基地局のいずれかを選択してユーザ装置(UE)にパケットデータユニット(PDU)を送信する手段とを備えた装置の形で提供することもできる。
この装置は、第1の基地局における分割点とユーザ装置におけるリオーダー機能との間のPDUの量を少なく保つために、第1の基地局がユーザ装置への経路にPDUを転送するのを遅延させる手段をさらに備えることができる。
方法例は、第2の基地局が第1の基地局から受け取って第2の基地局がユーザ装置(UE)に送信したパケットデータユニット(PDU)の数と、第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局における待ち行列遅延と、第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局によるスループットの推定値と、のうちの少なくとも1つを含む情報を第2の基地局が特定するステップと、第2の基地局が第1の基地局に情報を送信するステップとを含むことができる。
実施形態例は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つの非一時的メモリとを備えた装置であって、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサと協働して、装置に、第2の基地局が第1の基地局から受け取って第2の基地局がユーザ装置(UE)に送信したパケットデータユニット(PDU)の数と、第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局における待ち行列遅延と、第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局によるスループットの推定値と、のうちの少なくとも1つを含む情報を、第2の基地局を含む装置が求めることと、第2の基地局が第1の基地局に情報を送信することと、を行わせるように構成される装置の形で提供することもできる。
実施形態例は、機械が動作を実行するために実行可能な命令のプログラムを有形的に具体化する、機械によって読み取り可能な非一時的プログラム記憶装置であって、動作が、第2の基地局が第1の基地局から受け取って第2の基地局がユーザ装置(UE)に送信したパケットデータユニット(PDU)の数と、第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局における待ち行列遅延と、第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局によるスループットの推定値と、のうちの少なくとも1つを含む情報を第2の基地局が特定することと、第2の基地局が第1の基地局に情報を送信することと、を含む、非一時的プログラム記憶装置を備えた装置の形で提供することもできる。
実施形態例は、第2の基地局が第1の基地局から受け取って第2の基地局がユーザ装置(UE)に送信したパケットデータユニット(PDU)の数と、第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局における待ち行列遅延と、第2の基地局が第1の基地局から受け取ったパケットデータユニット(PDU)をユーザ装置(UE)に送信する際の第2の基地局によるスループットの推定値と、のうちの少なくとも1つを含む情報を第2の基地局が特定する手段と、第2の基地局が第1の基地局に情報を送信する手段とを備えた装置の形で提供することもできる。
1又は2以上のコンピュータ可読媒体のあらゆる組み合わせをメモリとして使用することができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体、又は非一時的コンピュータ可読記憶媒体とすることができる。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、伝搬信号を含まず、以下に限定するわけではないが、例えば、電子、磁気、光学、電磁、赤外線又は半導体システム、装置又は機器、或いはこれらのあらゆる好適な組み合わせとすることができる。コンピュータ可読記憶媒体のさらに具体的な例(非包括的リスト)としては、1又は2以上の配線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、又はこれらのあらゆる好適な組み合わせが挙げられる。
上述した説明は、例示にすぎないと理解されたい。当業者であれば、様々な代替例及び修正例を考案することができる。例えば、様々な従属請求項に記載する特徴は、あらゆる好適な組み合わせで互いに組み合わせることができる。また、上述した異なる実施形態からの特徴を選択的に組み合わせて新たな実施形態とすることもできる。本明細書で説明した様々な機能は、必要に応じて互いに異なる順序で及び/又は同時に実行することができる。
独立請求項には本発明の様々な態様を示すが、本発明の他の態様は、特許請求の範囲に明示的に示す組み合わせだけでなく、説明した実施形態の特徴及び/又は従属請求項の特徴と独立請求項の特徴との他の組み合わせも含む。
また、上記では本発明の実施形態例について説明したが、このような説明を限定的な意味で捉えるべきではない。むしろ、添付の特許請求の範囲に定める本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変形及び修正を行うことができる。従って、本明細書は、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれる全てのこのような代替例、修正例及び変形例を含むように意図される。
10 ユーザ装置(UE)
13 基地局(eNB)
15 基地局(eNB)

Claims (12)

  1. 少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つの非一時的メモリとを備えた装置によって実行される方法であって、前記少なくとも1つの非一時的メモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサと協働することで、前記装置に前記方法を実行させ、前記方法は、
    第1の基地局からユーザ装置へのデータパケット経路時間の推定値を求めるステップと、
    第2の基地局から受け取った情報に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の基地局を介した前記第1の基地局から前記ユーザ装置へのデータパケット経路時間の推定値を求めるステップと、
    前記求められた推定値に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の基地局又は前記第2の基地局のいずれかを選択して前記ユーザ装置にパケットデータユニットを送信するステップと、
    を含み、
    前記方法は、前記第1の基地局における分割点と前記ユーザ装置におけるリオーダー機能との間のパケットデータユニットの量を少なく保つために、前記第1の基地局が前記ユーザ装置への経路に前記パケットデータユニットを転送するのを遅延させるステップをさらに含み、
    前記第1の基地局及び前記第2の基地局のうちの選択された基地局を介した前記推定されるデータパケット経路時間が目標遅延を下回る時に、前記選択された基地局に前記パケットデータユニットを転送する、
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記第1の基地局は、該第1の基地局又は前記第2の基地局のいずれかを選択して前記ユーザ装置に前記パケットデータユニットを送信する、
    請求項に記載の方法。
  3. 前記第1の基地局又は前記第2の基地局のいずれかを選択して前記パケットデータユニットを送信するステップは、前記第2の基地局の無線リンク制御キューが空の状態で動作するのを避けるのに十分なほど早く行われる、
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記データパケット経路時間の推定値は、待ち行列内のパケットデータユニットと、該待ち行列内のパケットデータユニットのスループットとに基づく比率として求められる、請求項1からのいずれかに記載の方法。
  5. 前記データパケット経路時間の推定値は、前記ユーザ装置に送信される前記パケットデータユニットのサイズに依存する、
    請求項1からのいずれかに記載の方法。
  6. 前記データパケット経路時間の推定値は、前記第2の基地局を介して前記ユーザ装置に送信されるデータパケットの最近のスループットに基づいて求められる、
    請求項1からのいずれかに記載の方法。
  7. 前記データパケット経路時間の推定値は、前記ユーザ装置に送信される待ち行列内のパケットデータユニットの平均数と、該待ち行列内のパケットデータユニットの平均スループットとの比率として求められる、
    請求項1からのいずれかに記載の方法。
  8. 前記データパケット経路時間の推定値は、前記第2の基地局から前記第1の基地局に送信されるフィードバックに依存する、
    請求項1からのいずれかに記載の方法。
  9. 前記フィードバックは、前記第2の基地局の待ち行列遅延、前記第2の基地局のスループットの推定値、及び前記第2の基地局を含むデータ転送ネットワークのデータトラフィックのうちの少なくとも1つを含む、
    請求項に記載の方法。
  10. 装置であって、
    少なくとも1つのプロセッサと、
    コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つの非一時的メモリと、
    を備え、前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサと協働して、前記装置に、
    第1の基地局からユーザ装置へのデータパケット経路時間の推定値を求めることと、 第2の基地局から受け取った情報に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の基地局を介した前記第1の基地局から前記ユーザ装置へのデータパケット経路時間の推定値を求めることと、
    前記求められた推定値に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の基地局又は前記第2の基地局のいずれかを選択して前記ユーザ装置にパケットデータユニットを送信することと、
    前記第1の基地局における分割点と前記ユーザ装置におけるリオーダー機能との間のパケットデータユニットの量を少なく保つために、前記第1の基地局が前記ユーザ装置への経路に前記パケットデータユニットを転送するのを遅延させることと、
    を行わせるように構成され
    前記第1の基地局及び前記第2の基地局のうちの選択された基地局を介した前記推定されるデータパケット経路時間が目標遅延を下回る時に、前記選択された基地局に前記パケットデータユニットを転送する、
    ことを特徴とする装置。
  11. 機械が動作を実行するために実行可能な命令のプログラムを有形的に具体化する、前記機械によって読み取り可能な非一時的プログラム記憶装置であって、前記動作は、
    第1の基地局からユーザ装置へのデータパケット経路時間の推定値を求めることと、
    第2の基地局から受け取った情報に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の基地局を介した前記第1の基地局から前記ユーザ装置へのデータパケット経路時間の推定値を求めることと、
    前記求められた推定値に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の基地局又は前記第2の基地局のいずれかを選択して前記ユーザ装置にパケットデータユニットを送信することと、
    を含
    前記動作は、前記第1の基地局における分割点と前記ユーザ装置におけるリオーダー機能との間のパケットデータユニットの量を少なく保つために、前記第1の基地局が前記ユーザ装置への経路に前記パケットデータユニットを転送するのを遅延させることを行わせることをさらに含み、
    前記第1の基地局及び前記第2の基地局のうちの選択された基地局を介した前記推定されるデータパケット経路時間が目標遅延を下回る時に、前記選択された基地局に前記パケットデータユニットを転送する、
    ことを特徴とする非一時的プログラム記憶装置。
  12. 第1の基地局からユーザ装置へのデータパケット経路時間の推定値を求める手段と、
    第2の基地局から受け取った情報に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の基地局を介した前記第1の基地局から前記ユーザ装置へのデータパケット経路時間の推定値を求める手段と、
    前記求められた推定値に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の基地局又は前記第2の基地局のいずれかを選択して前記ユーザ装置にパケットデータユニットを送信する手段と、
    前記第1の基地局における分割点と前記ユーザ装置におけるリオーダー機能との間のパケットデータユニットの量を少なく保つために、前記第1の基地局が前記ユーザ装置への経路に前記パケットデータユニットを転送するのを遅延させる手段と、
    を備え
    前記第1の基地局及び前記第2の基地局のうちの選択された基地局を介した前記推定されるデータパケット経路時間が目標遅延を下回る時に、前記選択された基地局に前記パケットデータユニットを転送することを特徴とする装置。
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