JP2019068459A - 基地局 - Google Patents

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Abstract

【課題】スプリットベアラにおいてセカンダリ基地局に転送したデータをマスタ基地局から送信するための技術を提供する。【解決手段】基地局200は、デュアルコネクティビティにおけるセカンダリ基地局として動作し、マスタ基地局と連係したユーザ装置とのデュアルコネクティビティ通信を制御する制御部210と、マスタ基地局から転送されるデータを受信する管理部220と、を有する。管理部220は、破棄されるべき当該基地局に転送されたデータを示す情報がマスタ基地局から通知されると、データを破棄する。【選択図】図7

Description

本発明は、無線通信システムに関する。
現在、LTEシステムの次世代の通信規格として、LTE−Advancedの高機能化が進められている。LTE−Advancedシステムでは、LTEシステムとのバックワードコンパチビリティを確保しつつ、LTEシステムを上回るスループットを実現するため、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation:CA)技術が導入される。キャリアアグリゲーションでは、LTEシステムによりサポートされている20MHzの最大帯域幅を有するコンポーネントキャリア(Component Carrier:CC)が基本コンポーネントとして利用され、これら複数のコンポーネントキャリアを同時に用いることによって、より広帯域な通信を実現することが図られている。
キャリアアグリゲーションでは、ユーザ装置(User Equipment:UE)は、複数のコンポーネントキャリアを同時に用いて基地局(evolved NodeB:eNB)と通信することが可能である。キャリアアグリゲーションでは、ユーザ装置との接続性を担保する信頼性の高いプライマリセル(Primary Cell:PCell)又はマスタセルグループ(MCG)と、プライマリセルに接続中のユーザ装置に追加的に設定されるセカンダリセル(Secondary Cell:SCell)又はセカンダリセルグループ(SCG)とが設定される。
プライマリセル又はマスタセルグループは、LTEシステムのサービングセルと同様のセルであり、ユーザ装置とネットワークとの間の接続性を担保するためのセルである。他方、セカンダリセル又はセカンダリセルグループは、プライマリセルに追加されてユーザ装置に設定されるセル又はセルグループである。
LTE Release 10(Rel−10)までのキャリアアグリゲーションでは、図1の左図に示されるように、ユーザ装置が同一の基地局により提供される複数のコンポーネントキャリアを用いて同時通信することが規定されている。一方、Rel−12では、Rel−10のキャリアアグリゲーションがさらに拡張され、図1の右図に示されるように、ユーザ装置が複数の基地局により提供される複数のコンポーネントキャリアを用いて同時通信するデュアルコネクティビティ(Dual Connectivity:DC)が検討されている。例えば、全てのコンポーネントキャリアを単一の基地局内に収容できない場合、Rel−10と同程度のスループットを実現するためには、デュアルコネクティビティが効果的に利用されると考えられる。
このようなデュアルコネクティビティにおいて、スプリットベアラ(Split Bearer)が設定される。マスタ基地局又はマクロ基地局(MeNB)がベアラを分配するアンカーノードとして利用される場合、図2に示されるように、マスタ基地局は、S−GW(Serving Gateway)から受信したダウンリンクパケットを、自らのセルを介しユーザ装置に送信するパケットとセカンダリ基地局(SeNB)を経由してユーザ装置に送信するパケットとに分配する。
マスタ基地局をアンカーノードとしたスプリットベアラが設定される場合、図3に示されるように、ユーザ装置は、マスタ基地局のための物理レイヤ(PHY)、MAC(Medium Access Control)レイヤ(m−MAC)及びRLC(Radio Link Control)レイヤ(m−RLC)と、セカンダリ基地局のためのPHYレイヤ、s−MACレイヤ及びs−RLCレイヤと、m−RLCレイヤ及びs−RLCレイヤに接続されるPDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤとを有する。マスタ基地局から受信したパケットとセカンダリ基地局から受信したパケットとは、PDCPレイヤにおいてリオーダリングされ、上位レイヤに送出される。このように、スプリットベアラでは、受信側のPDCPレイヤが、m−RLCレイヤとs−RLCレイヤとの双方から受信したRLC SDU(Service Data Unit)をリオーダリングする。
スプリットベアラによりスループットを向上させるためには、各基地局において適切な量のダウンリンクデータが滞留する必要がある。例えば、各基地局に滞留するダウンリンクデータが少なすぎると、データ枯渇によりスケジューリング機会の損失が発生して当該基地局におけるスループットの向上を見込むことができなくなる。他方、各基地局に滞留するダウンリンクデータが多すぎると、PDCPウィンドウストーリングが発生し、スループットが低下する可能性がある。
スプリットベアラでは、マスタ基地局がこのようなフロー制御機能を担うことになり、マスタセルグループ(MCG)とセカンダリセルグループ(SCG)とにおけるデータレートに基づきMCGから送信するデータとSCGから送信するデータとを適切に分配する。具体的には、マスタ基地局は、セカンダリ基地局からフィードバック情報を取得し、取得したフィードバック情報に基づきダウンリンクデータを分配する。当該フィードバック情報として、例えば、当該セカンダリ基地局がユーザ装置に送信したデータに対してユーザ装置から送達確認又はアクノリッジメント(ACK)を受信したデータ量、当該セカンダリ基地局における混雑度を示すPRB(Physical Resource Block)メジャメント、当該セカンダリ基地局の空きバッファ量などがあげられる。
R2−131782 3GPP TS 36.425 V1.0.0(2014−12)
このようなフロー制御機能によると、セカンダリ基地局に転送されるデータ量は、セカンダリ基地局における混雑度や無線品質によって動的に変動することになる。セカンダリ基地局における混雑度や無線品質の変動により良好に追従するため、フィードバック情報を頻繁に送信することが考えられる。しかしながら、この場合、マスタ基地局とセカンダリ基地局との間のシグナリングが増加することになる。他方、フィードバック情報の送信頻度が低くなると、セカンダリ基地局におけるデータ量の枯渇や過剰転送によるPDCPウィンドウストーリングが発生することになる。
すなわち、マスタ基地局から転送されたPDCP PDU(Packet Data Unit)の量がセカンダリ基地局において期待される無線レートに対して過剰である場合、セカンダリ基地局によるデータ送信の遅延のため、マスタ基地局から後続のデータをユーザ装置に送信することができなくなる。このため、PDCPウィンドウストーリングが発生する可能性がある。マスタ基地局は、これを回避するためセカンダリ基地局からの送信を断念して、セカンダリ基地局に転送したデータをユーザ装置に自ら送信することが想定される。例えば、セカンダリ基地局における無線品質が予期せずに劣化した場合やセカンダリ基地局が急に混雑した場合などに、マスタ基地局は、セカンダリ基地局に転送したデータをユーザ装置に自ら送信することが可能である。
従来技術によると、セカンダリ基地局は、このようなマスタ基地局からの代送を意識することなく、マスタ基地局から転送された全てのデータをユーザ装置に送信することを試みる。しかしながら、マスタ基地局がセカンダリ基地局に転送したデータを自ら送信し続けると、ユーザ装置における受信データのリオーダリングのための受信ウィンドウは更新され続けることになる。このため、ユーザ装置は、マスタ基地局から受信したデータに相当するセカンダリ基地局から遅延して受信したデータを新たなデータだと誤認識し、HFN(Hyper Frame Number)の同期外れが発生するという弊害が生じることになる。
上述した問題点を鑑み、本発明の課題は、スプリットベアラにおいてセカンダリ基地局に転送したデータをマスタ基地局から送信するための技術を提供することである。
上記課題を鑑み、本発明の一態様は、デュアルコネクティビティにおけるセカンダリ基地局として動作する基地局であって、マスタ基地局と連係したユーザ装置とのデュアルコネクティビティ通信を制御する制御部と、前記マスタ基地局から転送されるデータを受信する管理部と、を有し、前記管理部は、破棄されるべき当該基地局に転送されたデータを示す情報が前記マスタ基地局から通知されると、前記データを破棄する基地局に関する。
本発明によると、スプリットベアラにおいてセカンダリ基地局に転送したデータをマスタ基地局から適切に送信することができる。
図1は、キャリアアグリゲーションを示す概略図である。 図2は、マクロ基地局をアンカーノードとするスプリットベアラを示す概略図である。 図3は、スプリットベアラ設定時のダウンリンク通信のためのレイヤ構成を示す概略図である。 図4は、本発明の一実施例による無線通信システムを示す概略図である。 図5は、本発明の一実施例によるマスタ基地局の構成を示すブロック図である。 図6は、本発明の一実施例によるマスタ基地局におけるスプリットベアラ処理を示すフロー図である。 図7は、本発明の一実施例によるセカンダリ基地局の構成を示すブロック図である。 図8は、本発明の一実施例によるセカンダリ基地局におけるスプリットベアラ処理を示すフロー図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
後述される実施例では、デュアルコネクティビティをサポートするユーザ装置及び基地局が開示される。本発明を概略すると、セカンダリ基地局におけるユーザ装置への送信遅延の発生などによって、スプリットベアラにおけるアンカーノードとして機能するマスタ基地局が、セカンダリ基地局に分配したデータを代わりにユーザ装置に送信する。このとき、マスタ基地局は、データがセカンダリ基地局からユーザ装置に重複して送信されることを防ぐため、セカンダリ基地局に転送されたデータがマスタ基地局からユーザ装置に送信されることをセカンダリ基地局に通知する。当該通知を受信すると、セカンダリ基地局は、当該通知により指定されたデータをユーザ装置に送信することを止め、当該データをバッファから破棄する。
これにより、送信遅延のないマスタ基地局からユーザ装置にデータを代わりに送信することが可能になると共に、同一のデータがマスタ基地局とセカンダリ基地局との双方から送信されることによってユーザ装置に生じるPDCPウィンドウストーリングなどの受信処理の弊害を回避することが可能になる。
図4を参照して、本発明の一実施例による無線通信システムを説明する。図4は、本発明の一実施例による無線通信システムを示す概略図である。
図4に示されるように、無線通信システム10は、マスタ基地局100、セカンダリ基地局200及びユーザ装置300を有する。無線通信システム10は、ユーザ装置300がマスタ基地局100及びセカンダリ基地局200によりそれぞれ提供されるマスタセルグループ(MCG)及びセカンダリセルグループ(SCG)を用いて同時通信するデュアルコネクティビティをサポートし、例えば、LTE−Advancedシステムであってもよい。図示されるように、ユーザ装置300は、デュアルコネクティビティ機能を利用して、マスタ基地局(MeNB)100とセカンダリ基地局(SeNB)200との間で通信する。図示された実施例では、2つの基地局100,200しか示されていないが、一般には、無線通信システム10のサービスエリアをカバーするよう多数の基地局100,200が配置される。
基地局100,200は、ユーザ装置300と無線接続することによって、コアネットワーク(図示せず)上に通信接続された上位局やサーバなどのネットワーク装置から受信したダウンリンク(DL)パケットをユーザ装置300に送信すると共に、ユーザ装置300から受信したアップリンク(UL)パケットをネットワーク装置に送信する。図示された実施例では、基地局100がマスタ基地局(MeNB)又はプライマリ基地局として機能し、基地局200がセカンダリ基地局(SeNB)として機能する。デュアルコネクティビティでは、マスタ基地局100が、ユーザ装置300と基地局100,200との間のデュアルコネクティビティによる同時通信を制御すると共に、上位のコアネットワーク(図示せず)との間の通信を制御する。
基地局100,200は、典型的には、ユーザ装置300との間で無線信号を送受信するためのアンテナ、隣接する基地局100,200と通信するための通信インタフェース(X2インタフェースなど)、コアネットワークと通信するための通信インタフェース(S1インタフェースなど)、ユーザ装置300との送受信信号を処理するためのプロセッサや回路などのハードウェアリソースにより構成される。後述される基地局100,200の各機能及び処理は、メモリ装置に格納されているデータやプログラムをプロセッサが処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、基地局100,200は、上述したハードウェア構成に限定されず、他の何れか適切なハードウェア構成を有してもよい。
ユーザ装置300は、複数の基地局100,200と同時通信するデュアルコネクティビティ機能を有する。典型的には、ユーザ装置300は、図示されるように、スマートフォン、携帯電話、タブレット、モバイルルータ、ウェアラブル端末などの無線通信機能を備えた何れか適切な情報処理装置であってもよい。ユーザ装置300は、プロセッサなどのCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリなどのメモリ装置、基地局100,200との間で無線信号を送受信するための無線通信装置などから構成される。例えば、後述されるユーザ装置300の各機能及び処理は、メモリ装置に格納されているデータやプログラムをCPUが処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、ユーザ装置300は、上述したハードウェア構成に限定されず、後述する処理の1以上を実現する回路などにより構成されてもよい。
次に、図5〜6を参照して、本発明の一実施例によるマスタ基地局を説明する。本実施例では、マスタ基地局100とセカンダリ基地局200とが、連係してユーザ装置300とキャリアアグリゲーション通信を実行する。
図5は、本発明の一実施例によるマスタ基地局の構成を示すブロック図である。図5に示されるように、マスタ基地局100は、キャリアアグリゲーション制御部110及びデータ分配部120を有する。
キャリアアグリゲーション制御部110は、セカンダリ基地局200と連係したユーザ装置300とのキャリアアグリゲーション通信を制御すると共に、セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信する場合、セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信することをセカンダリ基地局200に通知する。具体的には、キャリアアグリゲーション制御部110は、マスタ基地局100により提供されるマスタセルグループ(MCG)と、セカンダリ基地局200により提供されるセカンダリセルグループ(SCG)とを用いて、ユーザ装置300とのキャリアアグリゲーション通信を実行する。例えば、ダウンリンクのスプリットベアラでは、マスタ基地局100は、ベアラを分配するアンカーノードとして機能し、キャリアアグリゲーション制御部110は、コアネットワークから受信したダウンリンクパケットをルーティングし、一方のパケットを自らのマスタセルグループ(MCG)を介しユーザ装置300に送信すると共に、他方のパケットをセカンダリ基地局200に転送する。当該データ分配は、典型的には、セカンダリ基地局200に滞留するデータ量がスループットの向上に適したものになるように行われ、例えば、セカンダリ基地局200における無線品質や混雑度などのフィードバック情報(許容されるバッファサイズ、期待される平均レートなど)に基づき行われる。
セカンダリ基地局200からユーザ装置300に送信されるデータの送信遅延が発生するなどによって、セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置に送信する場合、キャリアアグリゲーション制御部110は、セカンダリ基地局200に転送したデータのうち、マスタ基地局100からユーザ装置300に代わりに送信するデータを決定し、当該データをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信することをセカンダリ基地局200に通知する。
データ分配部120は、キャリアアグリゲーション通信においてユーザ装置300に送信するデータをマスタセルグループ(MCG)とセカンダリセルグループ(SCG)とに分配する。例えば、データ分配部120は、セカンダリ基地局200からのフィードバック情報に基づき、ユーザ装置300に送信するデータをマスタセルグループとセカンダリセルグループとに分配し、セカンダリセルグループに分配されたデータをセカンダリ基地局200に転送する。データ分配部120は、セカンダリ基地局200のバッファサイズや期待される送信レートなどに基づきセカンダリ基地局200に滞留させるデータ量を判断し、判断したデータ量に対応して、ユーザ装置300に送信するデータをマスタセルグループとセカンダリセルグループとに分配してもよい。
一実施例では、キャリアアグリゲーション制御部110は、セカンダリ基地局200からのフィードバック情報に基づき、セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信することを決定してもよい。フィードバック情報は、例えば、セカンダリ基地局200のバッファサイズ、セカンダリ基地局200で期待される(平均)送信レートやスループット、セカンダリ基地局200がユーザ装置300に送信したデータに対してユーザ装置300からアクノリッジメント(ACK)を受信したデータ量、セカンダリ基地局200における混雑度を示すPRBメジャメント、セカンダリ基地局200の空きバッファ量などを含むものであってもよい。セカンダリ基地局200は、定期的に又は所定のイベントの発生に応答してマスタ基地局100にこのようなフィードバック情報を送信してもよい。所定のイベントとしては、例えば、フィードバック情報に含まれる上記の指標の何れかが所定の閾値を上回った又は下回ったときであってもよい。例えば、セカンダリ基地局200において期待される送信レートが所定の閾値を下回ると、セカンダリ基地局200は、フィードバック情報として期待される送信レートをマスタ基地局100に通知してもよい。
一実施例では、キャリアアグリゲーション制御部110は、セカンダリ基地局200で期待されるスループットに基づき、セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信することを決定してもよい。一例として、セカンダリ基地局200で期待されるスループットが所定の閾値を下回った場合、キャリアアグリゲーション制御部110は、セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に代わりに送信することを決定してもよい。あるいは、マスタ基地局100で期待されるスループットからセカンダリ基地局200で期待されるスループットを減じた差分が所定の閾値を上回った場合、キャリアアグリゲーション制御部110は、セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に代わりに送信することを決定してもよい。他の例として、セカンダリ基地局200で期待されるスループットと所定の期間との積が、セカンダリ基地局200に滞留するデータ量以下になった場合、キャリアアグリゲーション制御部110は、セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に代わりに送信することを決定してもよい。
一実施例では、キャリアアグリゲーション制御部110は、セカンダリ基地局200にデータを転送してから所定の期間内に、転送したデータがユーザ装置300に送信されたことを示す送信完了通知をセカンダリ基地局200から受信できなかった場合、セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置に送信することを決定してもよい。典型的には、セカンダリ基地局200がユーザ装置300にデータを送信し、当該データに対するACKをユーザ装置300から受信すると、セカンダリ基地局200は、マスタ基地局100に当該ACKを転送する。このため、セカンダリ基地局200にデータを転送してから所定の期間内に、転送したデータがユーザ装置300に送信されたことを示すACKを受信できなかった場合、キャリアアグリゲーション制御部110は、セカンダリ基地局200においてユーザ装置300への送信遅延が発生していると判断することができ、当該データを自らユーザ装置300に送信することを決定してもよい。
一実施例では、キャリアアグリゲーション制御部110は、セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信する場合、セカンダリ基地局200に転送したデータのうち、ユーザ装置300に送信されるべきデータのバッファ量又はセカンダリ基地局200から破棄されるべきデータのバッファ量をセカンダリ基地局200に通知してもよい。すなわち、キャリアアグリゲーション制御部110は、セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信することをセカンダリ基地局200に通知する際、ユーザ装置300に自らが送信するデータをバッファ量により通知してもよい。例えば、キャリアアグリゲーション制御部110が、ユーザ装置300に送信されるべきデータのバッファ量をセカンダリ基地局200に通知する場合、キャリアアグリゲーション制御部110は、セカンダリ基地局200に転送したデータのうち転送順に関してより以前に転送したデータから、通知したバッファ量に対応するデータをセカンダリ基地局200に送信させ、それ以外の転送したデータを自らユーザ装置300に送信する。また、セカンダリ基地局200から破棄されるべきデータのバッファ量をセカンダリ基地局200に通知する場合、キャリアアグリゲーション制御部110は、セカンダリ基地局200に転送したデータのうち転送順に関してより直近に転送したデータから、通知したバッファ量に対応するデータを自らユーザ装置300に送信し、それ以外の転送したデータをセカンダリ基地局200に送信させる。
他の実施例では、キャリアアグリゲーション制御部110は、セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信する場合、セカンダリ基地局200に転送したデータのうち、ユーザ装置300に送信されるべきデータのデータ識別子又はセカンダリ基地局200から破棄されるべきデータのデータ識別子をセカンダリ基地局200に通知してもよい。すなわち、キャリアアグリゲーション制御部110は、セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信することをセカンダリ基地局200に通知する際、ユーザ装置300に自らが送信するデータをデータ識別子により指定してもよい。キャリアアグリゲーション制御部110が、セカンダリ基地局200からユーザ装置300に送信されるべきデータのデータ識別子をセカンダリ基地局200に通知する場合、キャリアアグリゲーション制御部110は、セカンダリ基地局200に転送したデータのうち、データ識別子により指定されたデータをセカンダリ基地局200に送信させ、それ以外の転送したデータを自らユーザ装置300に送信する。また、セカンダリ基地局200から破棄されるべきデータのデータ識別子をセカンダリ基地局200に通知する場合、キャリアアグリゲーション制御部110は、セカンダリ基地局200に転送したデータのうち、データ識別子により指定されたデータを自らユーザ装置300に送信し、それ以外の転送したデータをセカンダリ基地局200に送信させる。当該データ識別子は、具体的には、LTE規格によるPDCPシーケンス番号(SN)、COUNT値又はPDUが格納されたGTPuパケットのシーケンス番号(SN)であってもよい。また、PDCP SN又はCOUNT値が利用される場合、キャリアアグリゲーション制御部110は、対象となるPDUのリストを通知してもよいし、あるいは、特定のPDUのSNのみを通知してもよい。
セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信することを示す通知は、マスタ基地局100からユーザ装置300への送信が行われる前に行われてもよいし、実際に無線送信した(MAC PDUにマッピングした)タイミングで行われてもよいし、あるいは、無線送信後にユーザ装置300からアクノリッジメントを受信した時点で行われてもよい。
図6は、本発明の一実施例によるマスタ基地局におけるスプリットベアラ処理を示すフロー図である。
図6に示されるように、ステップS101において、マスタ基地局100は、ユーザ装置300宛てのダウンリンクデータをマスタセルグループ(MCG)により送信するデータとセカンダリセルグループ(SCG)により送信するデータとに分割し、セカンダリセルグループにより送信するデータをセカンダリ基地局200に転送する。例えば、当該データ分配は、セカンダリ基地局200からのフィードバック情報などに基づき行われてもよい。
ステップS102において、マスタ基地局100は、セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信するか判断する。当該判断は、例えば、セカンダリ基地局200からのフィードバック情報などに基づき行われてもよく、フィードバック情報について上述した指標の何れか1つが所定の閾値を上回った又は下回った場合に、マスタ基地局100は、セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信することを判断してもよい。
セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信することを判断した場合(S102:YES)、ステップS103において、マスタ基地局100は、セカンダリ基地局200に転送したデータを自らユーザ装置300に送信すると共に、当該データの送信をセカンダリ基地局200に通知する。ここで、当該通知は、セカンダリ基地局200が送信又は破棄すべきデータを指定してもよい。
セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信しないことを判断した場合(S102:NO)、マスタ基地局100は、転送済みのデータをセカンダリ基地局200に送信させ続ける。
次に、図7〜8を参照して、本発明の一実施例によるセカンダリ基地局200を説明する。本実施例では、マスタ基地局100とセカンダリ基地局200とが、連係してユーザ装置300とキャリアアグリゲーション通信を実行する。
図7は、本発明の一実施例によるセカンダリ基地局の構成を示すブロック図である。図7に示されるように、セカンダリ基地局200は、キャリアアグリゲーション制御部210及びバッファ管理部220を有する。
キャリアアグリゲーション制御部210は、マスタ基地局100と連係したユーザ装置300とのキャリアアグリゲーション通信を制御する。具体的には、キャリアアグリゲーション制御部210は、マスタ基地局100により設定されたセカンダリセル又はセカンダリセルグループを提供し、当該セルを介しユーザ装置300とのキャリアアグリゲーション通信を実行する。例えば、ダウンリンクのスプリットベアラでは、マスタ基地局100は、ベアラを分配するアンカーノードとして機能し、コアネットワークから受信したダウンリンクパケットを分割し、一方のパケットを自らのマスタセルグループ(MCG)を介しユーザ装置300に送信すると共に、他方のパケットをセカンダリ基地局200に転送する。当該データ分配は、典型的には、セカンダリ基地局200に滞留するデータ量がスループットの向上に適したものになるように行われ、例えば、セカンダリ基地局200における無線品質や混雑度などのフィードバック情報(許容されるバッファサイズ、期待される平均レートなど)に基づき行われる。
一実施例では、キャリアアグリゲーション制御部210は、所定のイベントの発生に応答して、フィードバック情報をマスタ基地局に送信してもよい。フィードバック情報は、例えば、セカンダリ基地局200のバッファサイズ、セカンダリ基地局200で期待される(平均)送信レートやスループット、セカンダリ基地局200がユーザ装置300に送信したデータに対してユーザ装置300からアクノリッジメント(ACK)を受信したデータ量、セカンダリ基地局200における混雑度を示すPRBメジャメント、セカンダリ基地局200の空きバッファ量などを含むものであってもよい。また、所定のイベントとしては、例えば、フィードバック情報に含まれる上記の指標の何れかが所定の閾値を上回った又は下回ったときであってもよい。例えば、セカンダリ基地局200において期待される送信レートが所定の閾値を下回ると、キャリアアグリゲーション制御部210は、フィードバック情報として期待される送信レートをマスタ基地局100に通知してもよい。
バッファ管理部220は、マスタ基地局100から転送されたデータを格納及び管理すると共に、セカンダリ基地局200に転送されたデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信することがマスタ基地局100から通知されると、当該データを破棄する。例えば、セカンダリ基地局200からユーザ装置300に送信されるデータの送信遅延が発生するなどによって、セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置に送信する場合、マスタ基地局100は、セカンダリ基地局200に転送したデータのうち、マスタ基地局100からユーザ装置300に送信するデータを決定し、当該データをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信することをセカンダリ基地局200に通知する。当該通知を受信すると、バッファ管理部220は、マスタ基地局100からユーザ装置300に送信されるデータ(PDCP PDUなど)を破棄する。
一実施例では、セカンダリ基地局200に転送されたデータのうち、セカンダリ基地局200からユーザ装置300に送信されるべきデータのバッファ量又はセカンダリ基地局200から破棄されるべきデータのバッファ量をマスタ基地局100から通知されると、バッファ管理部220は、通知されたバッファ量に基づきデータを直近に転送されたデータから破棄してもよい。例えば、マスタ基地局100から当該転送順で転送されたx,x,x,x,xのデータをバッファ管理部220が管理しているとする。このとき、セカンダリ基地局200からユーザ装置300に送信されるべきデータのバッファ量として3データ分のデータ量がマスタ基地局100から通知された場合、セカンダリ基地局200はx,x,xをユーザ装置300に送信し、マスタ基地局100は残りのx,xのデータをユーザ装置300に代わりに送信する。このため、バッファ管理部220は、マスタ基地局100により代わりに送信されるx,xのデータを破棄する。一方、セカンダリ基地局200から破棄されるべきデータのバッファ量として3データ分のデータ量がマスタ基地局100から通知された場合、セカンダリ基地局200はx,xをユーザ装置300に送信し、マスタ基地局100は残りのx,x,xのデータをユーザ装置300に代わりに送信する。このため、バッファ管理部220は、マスタ基地局100により代わりに送信されるx,x,xのデータを破棄する。
他の実施例では、セカンダリ基地局200に転送されたデータのうち、セカンダリ基地局200からユーザ装置300に送信されるべきデータのデータ識別子又はセカンダリ基地局200から破棄されるべきデータのデータ識別子をマスタ基地局100から通知されると、バッファ管理部220は、通知されたデータ識別子に対応するデータを破棄してもよい。当該データ識別子は、具体的には、LTE規格によるPDCPシーケンス番号(SN)、COUNT値又はPDUが格納されたGTPuパケットのシーケンス番号(SN)であってもよい。例えば、バッファ管理部220は、通知されたシーケンス番号以降のシーケンス番号を有するデータを全て破棄してもよい。また、既に無線送信されている場合、キャリアアグリゲーション制御部210は、MAC/RLC再送を停止してもよい。
一実施例では、データを破棄すると、キャリアアグリゲーション制御部210は、データが破棄されたことをマスタ基地局100に通知してもよい。キャリアアグリゲーション制御部210は、データ破棄が完了したことを単に通知してもよいし、あるいは、破棄したデータのデータ識別子と共に通知してもよい。具体的には、破棄したPDCP PDUのSNやCOUNT値のリストが通知されてもよい。なお、データ破棄が実際に完了するまでには時間がかかる可能性があるため、データ破棄の完了時点でなく、破棄対象のデータをスケジューリング対象から除外した時点で通知されてもよい。
図8は、本発明の一実施例によるセカンダリ基地局におけるスプリットベアラ処理を示すフロー図である。
図8に示されるように、ステップS201において、セカンダリ基地局200は、ユーザ装置300宛てのダウンリンクデータをマスタ基地局100から受信する。マスタ基地局100によるダウンリンクデータの分配は、典型的には、セカンダリ基地局200から送信されるフィードバック情報などに基づき行われる。
ステップS202において、セカンダリ基地局200は、転送されたデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信するという通知をマスタ基地局100から受信したか判断する。セカンダリ基地局200からユーザ装置300に送信されるデータの送信遅延が発生するなどによって、セカンダリ基地局200に転送したデータをマスタ基地局100からユーザ装置に代わりに送信する場合、マスタ基地局100は、セカンダリ基地局200に転送したデータのうち、マスタ基地局100からユーザ装置300に代わりに送信するデータを決定し、当該データをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信することをセカンダリ基地局200に通知する。
転送されたデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信するという通知をマスタ基地局100から受信した場合(ステップS202:YES)、セカンダリ基地局200は、マスタ基地局100がセカンダリ基地局200の代わりにユーザ装置300にデータを送信すると判断し、ステップS203において、マスタ基地局100によって代わりに送信されるデータを破棄する。
他方、転送されたデータをマスタ基地局100からユーザ装置300に送信するという通知をマスタ基地局100から受信しなかった場合(ステップS202:NO)、セカンダリ基地局200は、受信したデータをユーザ装置300に送信し続ける。
<付記>
以上説明した実施の形態に関し、更に以下の付記のようにも記載できる。
(付記1)
キャリアアグリゲーションにおけるマスタ基地局として動作する基地局であって、
セカンダリ基地局と連係したユーザ装置とのキャリアアグリゲーション通信を制御するキャリアアグリゲーション制御部と、
前記キャリアアグリゲーション通信において前記ユーザ装置に送信するデータをマスタセルグループとセカンダリセルグループとに分配するデータ分配部と、
を有し、
前記キャリアアグリゲーション制御部は、前記セカンダリ基地局に転送したデータを当該基地局から前記ユーザ装置に送信する場合、前記セカンダリ基地局に前記転送したデータを当該基地局から前記ユーザ装置に送信することを前記セカンダリ基地局に通知する基地局。
(付記2)
前記キャリアアグリゲーション制御部は、前記セカンダリ基地局からのフィードバック情報に基づき、前記セカンダリ基地局に転送したデータを当該基地局から前記ユーザ装置に送信することを決定する、付記1記載の基地局。
(付記3)
前記フィードバック情報は、前記セカンダリ基地局で期待されるスループットを含み、
前記キャリアアグリゲーション制御部は、前記セカンダリ基地局で期待されるスループットに基づき、前記セカンダリ基地局に転送したデータを当該基地局から前記ユーザ装置に送信することを決定する、付記2記載の基地局。
(付記4)
前記キャリアアグリゲーション制御部は、前記セカンダリ基地局にデータを転送してから所定の期間内に、前記転送したデータが前記ユーザ装置に送信されたことを示す送信完了通知を前記セカンダリ基地局から受信できなかった場合、前記セカンダリ基地局に転送したデータを当該基地局から前記ユーザ装置に送信することを決定する、付記1記載の基地局。
(付記5)
前記キャリアアグリゲーション制御部は、前記セカンダリ基地局に転送したデータを当該基地局から前記ユーザ装置に送信する場合、前記セカンダリ基地局に転送したデータのうち、前記ユーザ装置に送信されるべきデータのバッファ量又は前記セカンダリ基地局から破棄されるべきデータのバッファ量を前記セカンダリ基地局に通知する、付記1乃至4何れか一項記載の基地局。
(付記6)
前記キャリアアグリゲーション制御部は、前記セカンダリ基地局に転送したデータを当該基地局から前記ユーザ装置に送信する場合、前記セカンダリ基地局に転送したデータのうち、前記ユーザ装置に送信されるべきデータのデータ識別子又は前記セカンダリ基地局から破棄されるべきデータのデータ識別子を前記セカンダリ基地局に通知する、付記1乃至4何れか一項記載の基地局。
(付記7)
キャリアアグリゲーションにおけるセカンダリ基地局として動作する基地局であって、
マスタ基地局と連係したユーザ装置とのキャリアアグリゲーション通信を制御するキャリアアグリゲーション制御部と、
前記マスタ基地局から転送されたデータを格納及び管理するバッファ管理部と、
を有し、
前記バッファ管理部は、当該基地局に転送されたデータを前記マスタ基地局から前記ユーザ装置に送信することが前記マスタ基地局から通知されると、前記データを破棄する基地局。
(付記8)
前記キャリアアグリゲーション制御部は、所定のイベントの発生に応答して、フィードバック情報を前記マスタ基地局に送信する、付記7記載の基地局。
(付記9)
当該基地局に転送されたデータのうち、当該基地局から前記ユーザ装置に送信されるべきデータのバッファ量又は当該基地局から破棄されるべきデータのバッファ量を前記マスタ基地局から通知されると、前記バッファ管理部は、前記通知されたバッファ量に基づき前記データを直近に転送されたデータから破棄する、付記7又は8記載の基地局。
(付記10)
当該基地局に転送されたデータのうち、当該基地局から前記ユーザ装置に送信されるべきデータのデータ識別子又は当該基地局から破棄されるべきデータのデータ識別子を前記マスタ基地局から通知されると、前記バッファ管理部は、前記通知されたデータ識別子に対応するデータを破棄する、付記7又は8記載の基地局。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 無線通信システム
100 マスタ基地局
110 キャリアアグリゲーション制御部
120 データ分配部
200 セカンダリ基地局
210 キャリアアグリゲーション制御部
220 バッファ管理部
300 ユーザ装置

Claims (4)

  1. デュアルコネクティビティにおけるセカンダリ基地局として動作する基地局であって、
    マスタ基地局と連係したユーザ装置とのデュアルコネクティビティ通信を制御する制御部と、
    前記マスタ基地局から転送されるデータを受信する管理部と、
    を有し、
    前記管理部は、破棄されるべき当該基地局に転送されたデータを示す情報が前記マスタ基地局から通知されると、前記データを破棄する基地局。
  2. 前記制御部は、所定のイベントの発生に応答して、フィードバック情報を前記マスタ基地局に送信する、請求項1記載の基地局。
  3. 当該基地局に転送されたデータのうち、当該基地局から破棄されるべきデータの量を前記マスタ基地局から通知されると、前記管理部は、前記通知されたデータの量に基づき前記転送されたデータからデータを破棄する、請求項1又は2記載の基地局。
  4. 当該基地局に転送されたデータのうち、当該基地局から破棄されるべきデータのデータ識別子を前記マスタ基地局から通知されると、前記管理部は、前記通知されたデータ識別子に対応するデータを破棄する、請求項1又は2記載の基地局。
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