JP2003008638A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2003008638A
JP2003008638A JP2001191539A JP2001191539A JP2003008638A JP 2003008638 A JP2003008638 A JP 2003008638A JP 2001191539 A JP2001191539 A JP 2001191539A JP 2001191539 A JP2001191539 A JP 2001191539A JP 2003008638 A JP2003008638 A JP 2003008638A
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communication system
bandwidth
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JP2001191539A
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English (en)
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Hidenori Ishii
秀教 石井
Kenji Takagi
健次 高木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者に対する使用帯域を利用者毎に動的に
増加または減少させることができる通信システムを提供
する。 【解決手段】 利用者にネットワーク104への接続サー
ビスを提供する接続サービス提供手段103と、利用者側
の端末を接続サービス提供手段103に接続してネットワ
ーク接続サービスの使用を可能にする利用者側接続手段
101とを設け、この接続サービス提供手段に、入力され
たデータの伝送先を決定する経路制御手段107と、利用
者ごとに設定された帯域変更サービスのサービス情報を
保持するサービス情報格納手段111と、サービス情報に
基づいて各利用者に対する帯域変更サービスを制御する
付加サービス制御手段109とを設ける。利用者に対する
使用帯域を、サービス情報に基づいて、利用者毎に動的
に増加または減少させるサービスを提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者に対してネ
ットワークの接続サービスを提供する通信システムに関
し、特に、利用者に対する使用帯域を動的に変更できる
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの発達によりイン
ターネットへの接続サービスも発展している。インター
ネットの接続形態も、従来は電話網へのモデムまたはI
SDN網に接続されたターミナルアダプタを用いたもの
が中心だったが、今後は各家庭や事業所への光ファイバ
ーを用いたFTTH(Fiber To The Home)接続や、x
DSLやCATVといった常時接続を実現する広帯域接
続サービスが普及することが予想されている。
【0003】このような常時接続の一般への普及によ
り、今後家庭においても安価に専用線と同様の接続サー
ビスを利用することができるため、在宅勤務の勤務形態
が広まることが予想される。
【0004】インターネット接続を利用する際の問題の
一つに、インターネットのトラフィックの変動が大きい
ため、接続回線の帯域の大きさの決定が難しい点が挙げ
られる。インターネットの利用形態は多数あるが、その
うちでもWWW(World WideWeb)がトラフィックの大
部分を占めることが知られている。WWWのトラフィッ
クは時間帯によって急激に変動し、ピーク時間が短い性
質がある。そのため、インターネット接続の帯域をWW
Wの最大トラフィックに合わせて確保すると、通常時に
不必要な帯域に対してもコストが発生し、通信コストの
増大を招いてしまう。
【0005】これに対し、ピーク時にのみWWWサーバ
によるインターネット接続の最高速度を増大させる技術
がある。例えば特開平11−122265号公報には、
WWWサーバの接続回線として、専用線に加えダイヤル
アップの接続回線を設け、トラフィックのピーク時にダ
イヤルアップを行い一時的に帯域を増加させる方法が開
示されている。
【0006】図32に従来技術による帯域の動的利用シ
ステムの構造を示している。このシステムは、WWWな
どのサービスを提供するサービス提供手段3201と、サー
ビス提供手段3201が出力するデータを伝送するネットワ
ーク3202と、ネットワーク3202に接続してWWWサーバ
にアクセスする端末3203とから成る。サービス提供手段
3201及びネットワーク3202は、常時接続している常時接
続回線3205と、一時的に接続する一時接続回線3206とを
用いて接続し、サービス提供手段3201は、WWWサーバ
3204の他に、WWWサーバ3204と常時接続回線3205との
接続を制御する第1経路制御手段3207と、WWWサーバ
3204と一時接続回線3206との接続を制御する第2経路制
御手段3208とを備えている。
【0007】この端末3203は、PCやWWWブラウザを
搭載したPDA、携帯電話などである。また、常時接続
回線3205は、例えば専用線であり、一時接続回線3206
は、ISDNやモデム使用の電話網など、ダイヤルアッ
プが代表的な例である。また、第1接続手段3207及び第
2接続手段3208の例としてルータが挙げられる。
【0008】このシステムのWWWサーバ3204は、第1
接続手段3207及び第2接続手段3208に対する経路表を持
っている。通常、端末3203からのWWWサーバ3204に対
するアクセスは常時接続回線3205を経由して行われ、W
WWサーバ3204の応答も常時接続回線3205を経由する。
【0009】しかし、WWWサーバ3204に対するアクセ
ス数が大きくなる時間帯では、常時接続回線3205の帯域
よりもWWWサーバ3204に対するアクセスによるデータ
伝送速度の方が大きくなるため、WWWサーバ3204は、
一時接続回線3206をネットワーク3202との間に開設し、
端末3203に対する一部の応答を一時接続回線3206経由で
実行する。
【0010】このように、このシステムでは、帯域増強
の手段として2種類の網を準備し、通常は片方の網のみ
を使い、必要な場合にのみ帯域保証網を用いることによ
り、回線の分散化を図り、専用線の帯域不足による応答
の欠損を防いでいる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上に述べた
帯域の動的増強システムは、WWWサーバを対象として
その使用帯域を動的に制御するものであり、増強する帯
域の大きさをユーザ端末の都合に合わせてユーザが決め
ることはできない。
【0012】また、これまでの主流であるダイヤルアッ
プ接続においては、電話網・ISDNのような利用者の
アクセス網によりインターネット接続速度が決められて
いたが、広帯域常時インターネット接続サービスでは、
最大速度はISPのネットワーク構成によって制限され
る。そのため、広帯域常時インターネット接続サービス
のユーザはビデオ会議を行ったり、WWWサイトからプ
レゼンテーションの動画を閲覧するなどの広帯域通信を
必要とするアプリケーションを実施する場合に、ダイヤ
ルアップ接続より優れた品質を確保できる筈だが、IS
Pのネットワーク構成によっては帯域が不十分になり、
所期の品質が得られない問題が発生する。
【0013】このような場合は、一時的にISPのネッ
トワーク構成を変更してユーザ端末のインターネット接
続の通信速度を加速し、さらに、ユーザごとにこの加速
の大きさを柔軟に設定できるようにすることが望まし
い。しかし、これまでユーザ要求に基づいて、ISPが
ユーザ端末に対するインターネット接続の速度を動的に
増加または減少させるサービスを提供することは行われ
ていない。
【0014】また、こうしたサービスを提供する場合に
は、課金の負担先を柔軟に設定できるようにすることが
必要である。例えば、在宅勤務者が、そのサービスを利
用して業務上必要なビデオ会議を行うときには、在宅勤
務者の属する企業がそのサービス利用の費用を負担でき
るようにする必要がある。また、WWWサイトの運営者
が、会員に対して、帯域の動的増加が必要となる動画の
伝送サービスを行う場合には、サービス提供者がその費
用を負担して、会員のコストを軽減し、会員の増加を図
るケースが有り得る。
【0015】本発明は、こうした課題に応えるものであ
り、利用者に対する使用帯域を利用者毎に動的に増加ま
たは減少させることができ、また、その際の費用の負担
先を柔軟に設定することができる通信システムを提供す
ることを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の通信シ
ステムでは、利用者にネットワーク接続サービスを提供
する接続サービス提供手段と、利用者側の端末を接続サ
ービス提供手段に接続してネットワーク接続サービスの
使用を可能にする利用者側接続手段とを設け、この接続
サービス提供手段に、入力されたデータの伝送先を決定
して前記データを出力する経路制御手段と、利用者ごと
に設定された帯域変更サービスのサービス情報を保持す
るサービス情報格納手段と、このサービス情報に基づい
て各利用者に対する帯域変更サービスを制御する付加サ
ービス制御手段とを設けている。また、前記サービス情
報に、利用者に対して帯域変更サービスの利用を許可す
るサービス許可者の情報を含め、帯域変更サービスを、
利用者及びサービス許可者の組に対応して設定してい
る。
【0017】そのため、利用者に対する使用帯域を、サ
ービス情報に基づいて、利用者毎に動的に増加または減
少させるサービスを提供することができる。また、利用
者が利用した帯域変更サービスに対する課金を、サービ
ス情報に基づいて、サービス許可者に負担させることが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。なお、本発明はこれらの実
施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
【0019】(第1の実施形態)今後普及が進むと思わ
れるxDSL・CATV・FTTHなどの広帯域常時イ
ンターネット接続サービスでは、アクセス網が1M〜1
00Mbpsの速度を持つことになる。各利用者のユー
ザ端末がこの帯域を全て使うとISPのバックボーン回
線やISP間回線の帯域を超えてしまうために、ISP
は、各利用者に対して帯域を制御するための帯域制限手
段を設け、通常、利用者毎にスピードを数100kbp
s〜1Mbps程度に制限している。本発明の実施形態
の通信システムでは、利用者が必要とするときに、この
帯域制御手段による帯域の設定を一時的に増加させる。
【0020】第1の実施形態の通信システムは、図1に
示すように、利用者にネットワーク接続サービスを提供
する接続サービス提供手段103と、サービスの利用者の
ユーザ端末をインターネットに接続する利用者側接続手
段101と、接続サービス提供手段103と利用者側接続手段
101との間を接続する通信路102と、ユーザ端末にアプリ
ケーションを提供する被接続計算機105と、接続サービ
ス提供手段103と被接続計算機105とを接続するネットワ
ーク104とから成る。
【0021】ネットワーク104は、例えば、プロトコル
としてInternet Protocolを用いるIP網や、ISDN
網・xDSL網・パケット網などである。以下ではIP
網の場合について示す。
【0022】また、利用者側接続手段101は、例えば、
LANカード、モデムやターミナルアダプタを内蔵した
コンピュータ、(ギガビット・ファースト)イーサネッ
ト(登録商標)、ATM、ISDN、X.25などのデ
ータ網へのインターフェースを収容するルータなどであ
る。また、被接続計算機105は、例えば、データベー
ス、WWW、FTP(file transfer protocol)などで
ある。また、通信路102は、利用者側接続手段101が収容
する(ギガビット・ファースト)イーサネット(登録商
標)、ATM、ISDN、X.25などのデータ網への
インターフェースを収容するルータなどである。
【0023】接続サービス提供手段103は、通信路102上
のデータ伝送の最低保証速度と最高速度とを設定に従っ
て制御する帯域制御手段106と、通信路上のデータの経
路を決定してデータを伝送する経路制御手段107と、サ
ービスを利用する利用者を確認する認証手段108と、利
用者の認証に必要なデータを格納する利用者データ格納
手段110と、利用者に対して帯域を増強するなどのネッ
トワーク接続に関する付加サービスの提供を制御する付
加サービス制御手段109と、利用者が付加サービスを利
用する際に必要となるデータを格納する特別利用者格納
手段111とを備えている。
【0024】帯域制御手段106は、利用者側接続手段101
または被接続計算機105などのIPアドレスまたはネッ
トワークアドレスの各々に対して許可された速度を超え
るデータを中継する場合、パケット速度を設定速度に合
わせる動作を行う。そのために、設定速度に合わせて送
出間隔を広げたり、TCPの場合ならば、送信元に対し
てAckを返すタイミングを変えることによりウィンド
ウサイズの調整を行うことによって速度を調節する。
【0025】また、経路制御手段107には、通常、ルー
タが用いられるが、複数のネットワークインターフェー
スを有する計算機を用いることも可能である。また、経
路制御手段107は、ネットワーク104と利用者側接続手段
101との間に複数配置しても良い。
【0026】認証手段108は、利用者がサービス利用開
始時に、利用者側接続手段101から入力される利用者I
Dとパスワードとにより正当な利用者であることを確認
する。帯域制御手段106は、図2に示すように、帯域制
御の設定を格納する帯域設定格納手段201と、帯域設定
格納手段201の設定に従い帯域制御の処理を行う伝送速
度調整手段202と、経路制御手段107と利用者側接続手段
101との間のデータ送受信を行うデータ入出力手段204と
を備えている。
【0027】伝送速度調整手段202は、パケットの送信
間隔を変更する方法、TCPパケットに対するAckの
応答タイミングを変更してウインドウサイズを変更する
方法、キューイングによる方法などにより帯域制御を行
う。また、データ入出力手段204は、例えば、イーサネ
ット(登録商標)やATMなどのネットワークインター
フェースである。また、経路制御手段107は、図3に示
すように、データの伝送先経路を格納する経路格納手段
301と、経路制御手段107の制御を行う全体制御手段302
と、入力する通信データを経路格納手段201の設定に従
って出力するデータ交換手段303とを備えている。
【0028】図4〜図7は、この通信システムで用いる
データ構造を示している。これらのデータ構造は、各格
納手段に含まれるデータ項目を示すものであり、テーブ
ルやリスト構造の形態で実装される。
【0029】図4は、利用者データ格納手段110に含ま
れるデータの詳細を示す。401は利用者を識別するため
の利用者IDである。402は利用者がログイン時に入力
し、本人であることを示すためのパスワードである。40
3は利用者がログイン後に割り当てられるIPアドレス
である。本実施の形態においては、利用者がPPP over E
thernet(登録商標)(PPPoE)などの方法によってログ
インを行い、ログイン後にIPアドレスが割り当てられ
ることにより利用者がネットワークに接続する例を示
す。そのため、図4では、未ログイン時の利用者cに
は、アドレスが割り当てられていない。404は利用者に
関わるその他の情報を表す付加情報である。付加情報の
例としては、利用者に提供するサービス種別、従量制や
固定制などの課金種別、最終ログイン・ログアウト日時
などがある。
【0030】図5は、特別利用者格納手段111に含まれ
るデータの詳細を示す。501は利用者を識別するための
利用者IDである。502は付加サービスの利用の許可を
与える許可者を識別するための許可者IDである。本実
施の形態では、付加サービスとして帯域の一時的増強を
行うサービスの例を示す。許可者の例としては、在宅勤
務を行う従業員を雇用する企業や、会員に対してサービ
スを提供するサービス提供者が挙げられる。503は帯域
を一時的に増強する際の最大利用可能帯域を示す最大帯
域である。本実施の形態では、帯域増強は予め設定され
るものとする。なお、利用者の最大利用帯域を利用者自
身が決める方法も実現可能である。
【0031】また、504は付加サービスに関わるその他
の情報を表す付加情報である。例えば、特定のIPアド
レスやURLに対してアクセスするときに帯域増強を行
う場合では、サービス対象となるIPアドレス・URL
が付加情報となる。また、例えば平日の8時〜5時まで
をサービス時間帯とする場合では、必要となるサービス
提供時間帯が付加情報となる。
【0032】図6は、帯域設定格納手段201に格納され
るデータの詳細を示す。斜体の部分は、このシステムの
動作説明において、最初は存在せず、後から追加される
部分である。601は帯域制御を行うデータの送信元のア
ドレスを示す送信元アドレスである。602は現時点での
帯域制御を行うデータの最大使用可能帯域を示す最大帯
域である。603は帯域設定に関するその他の情報を表す
付加情報である。付加情報の例としては、IP網の帯域
制御を行う場合の送信元データのポート番号やURL、
また、実際にその設定対象となるデータの流量を示す送
信・受信データ量、データの方向別に設定を変更する場
合に必要となるデータ方向種別などが挙げられる。
【0033】図7は、経路格納手段301に格納されるデ
ータの詳細を示す。701は経路を選択する対象となるデ
ータの送信先アドレスである。702は経路を選択する対
象となるデータの伝送先アドレスである。
【0034】次に、このシステムの動作を図8のシーケ
ンス図を用いて説明する。図8では、信号一本につき複
数の矢印がある場合は、矢印の矢のある場所の構成要素
において信号が中継されることを示す。以下、利用者a
が、この通信システムのサービスを利用する場合につい
て説明する。ここでは、利用者側接続手段101に対して
IPアドレス200.200.200.1が既にDHCP(dynamic h
ost configuration purotocol)などにより割り当てら
れているものとする。
【0035】801〜804は、利用者がインターネット接続
を開始する際のログイン手続きを示している。これによ
り、利用者データ格納手段110に利用者IDとIPアド
レスとが対応づけられる。
【0036】第1に、利用者側接続手段101が接続サー
ビス提供手段103の認証手段108に対して利用者ID("
a")とパスワードとを含む認証要求801を出力する。認
証要求801は、接続サービス提供手段103内部の帯域制御
手段106と経路制御手段107とを経由する。このときの制
御プロトコルとして、PPPoEやIEEE802.1xといった方式
を用いることができる。
【0037】このとき、帯域制御手段106内部では、以
下のように処理が行われる。まず、認証要求801のパケ
ットデータがデータ入出力手段204に入力される。伝送
速度調整手段202がこれを検出すると、伝送速度調整手
段202は帯域設定格納手段201を調べ、このパケットが設
定を超える速度で入力されているかどうかを調べる。最
初は利用者側接続手段101のIPアドレス200.200.200.1
に対する帯域設定格納手段201の設定は、図6より、デ
フォルトが適用されるので、1Mbpsである。認証要
求801のパケットデータの入力間隔はこれを超えていな
いため、このパケットは直ちに経路制御手段107へ出力
される。
【0038】次に、経路制御手段107では、以下の処理
が行われる。まず、データ交換手段303に認証要求801の
パケットデータが入力される。全体制御手段302は、経
路格納手段301の設定に従い、パケットを伝送する。認
証要求801の場合、パケットの送信先は認証手段108なの
で、図7ではデフォルトに当たる。そのため伝送先はそ
のまま認証手段108となり、認証手段108へパケットが出
力される。
【0039】以降の説明において、帯域制御手段106と
経路制御手段107とを経由する信号に対して、上記と同
様の処理が行われる場合には詳細説明を省略する。
【0040】第2に、認証手段108は、認証データ取得
要求802を利用者データ格納手段110に出力し、利用者デ
ータ格納手段110から利用者IDに合致するデータを要
求する。第3に、利用者データ格納手段110は、利用者
IDに対応するデータがある場合、データを認証データ
803として認証手段108に出力する。第4に、認証手段10
8は、利用者側接続手段101から送られた利用者ID及び
パスワードと、認証データ803により取得した利用者I
D及びパスワードとの比較を行う。両者が合致した場合
に認証完了804を利用者側接続手段101に出力する。第5
に、ログインにより割り当てられた認証要求801の送信
元アドレスを、利用者データ格納手段110内にある利用
者IDに対応するIPアドレスとして登録する(80
5)。
【0041】第6に、利用者側接続手段101が計算機105
に対して第1サービス要求806を出力すると、これに対
し第1サービス応答A807と第1サービス応答B808とが
計算機105から利用者側接続手段101に対して出力され
る。これらの2個の応答は帯域制御手段106と経路制御
手段107とによって中継される。計算機105〜帯域制御手
段106までは両者ともほぼ同じタイミングで伝送され
る。ところが、これら2つの応答の間隔が帯域制御手段
106で設定されている帯域で許容される間隔値よりも小
さい場合は、帯域制御手段106内部の伝送速度調整手段2
02がパケットの出力タイミングを許容範囲(デフォルト
の1Mbps)まで遅らせる処理を行う。これにより、
帯域制御手段106と利用者側接続手段101との間の第1サ
ービス応答A807と第1サービス応答B(2)809との間
隔は、その前よりも長くなっている。
【0042】第10に、利用者aが、帯域を一時的に増
やすため、帯域増強要求810を付加サービス制御手段109
に対して出力し、それに対応して付加サービス制御手段
109が利用者aの最大帯域を増強する処理を行う。この
帯域増強要求810は送信元アドレスを含む。第11に、
付加サービス制御手段109は、帯域増強要求810の送信元
アドレスをキーとして、利用者データ格納手段110に利
用者取得要求811を出力する。第12に、これを受けた
利用者データ格納手段110は、送信元アドレスに対応し
た利用者ID812を応答する。第13に、付加サービス
制御手段109は、利用者IDをキーとして特別利用者格
納手段111に対してサービス取得要求813を出力する。
【0043】第14に、特別利用者格納手段111は、利
用者IDに対応した最大帯域などのサービス情報814を
付加サービス制御手段109に応答する。この場合、図5
において利用者aに対する最大帯域は5Mbpsなの
で、その値が応答に格納される。その他、付加情報もこ
の応答に格納される。第15に、付加サービス制御手段
109は、帯域制御手段106の設定を変更するため、帯域登
録要求815を帯域制御手段106に対して出力する。帯域登
録要求815には対象となる利用者側接続手段101のアドレ
スと最大帯域とが含まれる。
【0044】このとき、帯域制御手段106の内部では以
下の処理が行われる。まず、データ入出力手段204に帯
域登録要求815が入力される。この場合、設定変更手段2
03が帯域登録要求815を解析し、この内容に従って帯域
設定格納手段201を書き換える。この場合は、利用者側
接続手段101のアドレス200.200.200.1に対する最大帯域
を5Mbpsにするよう要求されるので、図6の斜体の
部分が追加される。
【0045】以上の処理が終わると、第16に、設定変
更手段203は、データ入出力手段204を制御し帯域登録応
答816を付加サービス制御手段109へ出力する。第17
に、付加サービス制御手段109は、帯域登録応答109が入
力されると、帯域変更が完了したことを検出するので、
帯域増強応答817を利用者側接続手段101に対して出力す
る。
【0046】その後、第18に、利用者側接続手段101
が第1サービス要求806と同内容の第2サービス要求818
を出力すると、第19/第20に、第2サービス応答A
819と第2サービス応答B820とが計算機105から出力さ
れる。しかし、この場合は上記のように帯域制御手段10
6内の帯域設定格納手段201が変更されているため、伝送
速度調整手段202によるパケット出力の待ちがなくな
り、両者の間隔は帯域制御手段106を経由しても変わら
ない。
【0047】なお、帯域の一時的増強が不要になった場
合に元に戻す処理は、利用者が付加サービス制御手段10
9に対して帯域の一時的増強を中止するよう要求をし、
それに従い帯域増強要求810に対する場合と同様のシー
ケンスを動作させることによって、帯域制御手段106内
の帯域設定格納手段201の設定を元に戻すことにより実
現できることは容易に類推できる。
【0048】また、サービス情報814の付加情報として
サービス提供可能な相手アドレスまたはURLが含まれ
る場合は、それを帯域登録要求815に格納して帯域制御
手段106に送り、帯域制御手段106は、送信元・送信先ア
ドレス両者が合致するデータや同じURLのデータに対
して帯域制御を行う。
【0049】また、サービス情報814の付加情報に使用
可能時間帯が含まれる場合は、以下のようにして、その
時間帯だけの帯域制御を実現することができる。接続サ
ービス提供手段103内に、タイマ手段を設けて使用可能
時間帯の開始時刻及び終了時刻を設定し、タイマ手段が
使用可能時間帯の開始時刻を検知したときに、上記のシ
ーケンスにより帯域を一時的に増加させ、タイマ手段が
使用可能時間帯の終了時刻を検知したときに最大帯域を
元に戻せばよい。
【0050】また、本実施の形態では、ユーザ要求によ
って最大帯域を一時的に増加させたが、経路制御手段10
7または帯域制御手段106内に、伝送速度を計測する手段
を設け、計測した伝送速度を現在の最大帯域設定と比較
して、伝送速度が最大帯域を超えたときに、帯域増強要
求を付加サービス制御手段109に出力し、それに従い付
加サービス制御手段109が設定を変更するように構成し
ても良い。
【0051】また、本実施の形態では、接続サービス提
供手段103内部で全ての処理を行ったが、最大帯域を許
可者自身が持ち、帯域増強要求が付加サービス制御手段
109に入力された際に、許可者に対して最大帯域を問い
合わせるようシステムを構成しても良い。この場合に
は、許可者自身も帯域の一時的増強が開始された時刻や
終了した時刻を知ることができるため、許可者が利用状
況を把握できる利点がある。
【0052】また、本実施の形態では、通常時に利用者
が利用可能な帯域よりも帯域変更した場合の帯域の方が
大きい例を示したが、帯域を変更した場合の帯域の方が
小さい場合でも本実施の形態を適用できる。
【0053】また、本実施の形態では、帯域制御手段10
6を利用者側に配置して、設定された帯域に基づいて利
用者側接続手段101への信号の出力間隔を制御している
が、この帯域制御手段106をインターネット側に配置
し、ネットワーク側の帯域を制御するように構成して
も、同じように、帯域を動的に拡張するサービスを実現
することができる。
【0054】また、本実施の形態では、ログイン時に利
用者に対してIPアドレスが割り当てられる場合につい
て説明したが、要は、利用者とアドレスとの対応が付け
ば良いのであり、利用者にログイン・ログアウト時に関
わらず固定IPアドレスを割り当てる場合でも同様の効
果が得られる。利用者IDとIPアドレスとを対応づけ
る方法は、どのようなものでも良い。
【0055】以上のように、本実施の形態の通信システ
ムでは、接続サービス提供手段103の内部に付加サービ
ス制御手段109と特別利用者格納手段111と帯域制御手段
106とを設けることにより、各々の利用者に対する最大
伝送速度を一時的に増加または減少させるサービスを提
供することができる。
【0056】(第2の実施形態)第2の実施形態の通信
システムでは、データのカプセル化(オブジェクト自身
に関する情報を隠す処理)を行って帯域制限手段の帯域
制限を免れることにより、利用者に対する最大伝送速度
を一時的に増加させる。このシステムの全体構成は第1
の実施形態(図1)と同じであり、ただ、利用者側接続
手段101と経路制御手段107とが相違している。
【0057】第2の実施形態の経路制御手段107は、図
9に示すように、データ交換手段903、全体制御手段90
2、経路格納手段901の他に、経路制御手段107に入力さ
れたパケットのうち、必要なものについてカプセル化の
処理を行うカプセル処理手段904と、経路格納手段901内
のカプセル化に関する設定を変更するカプセル設定変更
手段905とを備えている。
【0058】また、利用者側接続手段101は、図10に
示すように、利用者側接続手段101の全体制御を行う全
体制御手段1001と、入力パケットのうち、必要なものに
対してカプセル化処理を行うカプセル処理手段1002と、
カプセル処理の対象となるパケットの設定を記憶するカ
プセル対象格納手段1003と、データの入出力を行うデー
タ入出力手段1004と、カプセル化に関する設定を変更す
るカプセル設定変更手段1005とを備えている。
【0059】図11〜図14は、第2の実施形態におけ
るデータやパケットの詳細構造を示すフィールド構成図
である。図11は、カプセル対象格納手段1003に含まれ
るデータの構成を表しており、1101はカプセル化送信先
アドレスを示す。図11において、カプセル化送信先ア
ドレスの「経路制御手段」が斜体なのは、始めはデータ
が入っていないことを示している。
【0060】図12は、帯域制御手段106の帯域設定格
納手段201に含まれるデータの構成を示している。1201
〜1203は第1の実施形態(図6)における601〜603とそ
れぞれと同じ役割を持つ。ただし、第2の実施形態にお
いては、帯域設定格納手段201内のデータは変化しな
い。
【0061】図13は、経路格納手段901に含まれるデ
ータの構成を示している。1301、1302は、それぞれ第1
の実施形態(図7)における701、702と同じである。13
03はカプセル化処理の実施の有無を格納するカプセル化
情報である。
【0062】図14は、帯域増強要求が終わった後の利
用者側接続手段101から経路制御手段107に送られるパケ
ット構成を示し、1401は送信元である利用者側接続手段
101のアドレス、1402は送信先の経路制御手段107のアド
レス、1403はカプセル化されていることを表すカプセル
化ID、1404はカプセル化した入力パケット1504であ
る。また、図15は、帯域増強要求が終わった後の経路
制御手段107から利用者側接続手段101に送られるパケッ
ト構成を示し、1501は送信元である経路制御手段107の
アドレス、1502は送信先の利用者側接続手段101のアド
レス、1503はカプセル化されていることを表すカプセル
化ID、1504はカプセル化した入力パケット1504であ
る。
【0063】この通信システムの動作について、図16
のシーケンス図を用いて説明する。ここでは、帯域増強
要求1601までに、既に、利用者のログイン及びIPアド
レスの登録が終わっているものとする。
【0064】第1に、利用者側接続手段101が付加サー
ビス制御手段109に対して帯域増強要求1601を出力す
る。このとき、利用者側接続手段101の全体制御手段100
1は、帯域増強要求1601を生成し、カプセル処理手段100
2を用いて出力する。カプセル処理手段1002は、送信先
となる付加サービス制御手段109のIPアドレスがカプ
セル対象格納手段1003内に格納されているかを確認す
る。この時点でカプセル対象格納手段1003にはデータが
格納されていないので、カプセル処理手段1002は、全体
制御手段1001から受け取ったデータをそのままデータ入
出力手段1004より出力する。逆に、データ入出力手段10
04がデータを受け取った場合も、カプセル処理手段1002
は、そのまま全体制御手段1001へ渡す。
【0065】第2〜第5に、利用者取得要求1602〜サー
ビス情報1605に関して、付加サービス制御手段109は、
第1の実施形態と同様に、利用者データ格納手段110か
ら、帯域増強要求1601に含まれたIPアドレスに対応す
る利用者IDを取得し、特別利用者格納手段111から、
利用者IDに対応したサービス情報を取得する。
【0066】第6に、付加サービス制御手段109は、カ
プセル設定対象となる利用者側接続手段101のIPアド
レスを含むカプセル設定要求1606を経路制御手段107に
対して出力する。
【0067】このとき、経路制御手段107の内部では以
下の処理が行われる。データ交換手段903にカプセル設
定要求1606が入力されると、全体制御手段902は、カプ
セル設定変更手段905を用いて、カプセル設定要求1606
に格納されているIPアドレス(この場合は利用者側接
続手段101のIPアドレス)を経路格納手段901に登録す
る。
【0068】経路格納手段901へのIPアドレスの登録
が終了すると、第7に、経路制御手段107の全体制御手
段902は、データ交換手段903を用いてカプセル設定応答
1607を付加サービス制御手段109に出力する。
【0069】以上の処理が終了すると、第8に、付加サ
ービス制御手段109は、帯域を一時的に増やすための経
路制御手段107の変更が終了したと判断し、経路制御手
段107のIPアドレスを含む帯域増強応答1608を利用者
側接続手段101に出力する。
【0070】これに従い、利用者側接続手段101の内部
では、全体制御手段1001が帯域増強応答1608を検出する
と、経路制御手段107のIPアドレスをカプセル設定変
更手段1005を用いてカプセル対象格納手段1003に登録す
る。以上により、帯域の一時的増強に関する設定が終了
する。
【0071】この後、第9に、利用者がサービス要求16
09を計算機105に対して出力する。このとき、利用者側
接続手段101内部では、全体制御手段1001がサービス要
求1601の元となるパケットを生成し、カプセル処理手段
1002に渡す。この場合、カプセル対象格納手段1003に経
路制御手段107のIPアドレスが格納されているので、
カプセル処理手段1002は、図14のように、元のデータ
を入力パケット1404の部分に格納し、送信元に利用者側
接続手段101のアドレス、送信先に経路制御手段107のア
ドレス、カプセル化「有」を示すカプセル化ID1403を
含むカプセル化パケットを生成し、データ入出力手段10
03を通じてサービス要求1609として出力する。なお、暗
号化・圧縮などカプセル化の方式をカプセル化IDによ
って指定することも可能である。
【0072】サービス要求1609が経路制御手段107に入
力されると、経路制御手段107内部では以下の処理が行
われる。データ交換手段903にサービス要求1609が入力
されると、全体制御手段902は、カプセル化IDが有る
ことを検出し、カプセル処理手段904を用いてカプセル
化を解除する。その後は通常の伝送処理を行う。そのた
め、第10に、カプセル化が解除されたサービス要求16
09が計算機105に対して出力される。
【0073】第11・13に、計算機105は、サービス
要求1609に対して第1サービス応答1610と第2サービス
応答1612との2個の応答を利用者側接続手段101に対し
て出力する。これらが経路制御手段107内のデータ交換
手段903に入力されると、全体制御手段902は、経路格納
手段901を確認する。この場合、利用者側接続手段101の
IPアドレス200.200.200.1にはカプセル化が「あり」
の指定になっているので、全体制御手段902は、カプセ
ル処理手段904を用いてカプセル化の処理を行い、図1
5のカプセル化パケットを生成する。
【0074】第12・14に、これらのカプセル化パケ
ットが、それぞれ第1サービス応答(2)、第2サービ
ス応答(2)として利用者側接続手段101に出力され
る。この第1サービス応答(2)と第2サービス応答
(2)とが利用者側接続手段101内のデータ入出力手段1
004に入力されると、カプセル処理手段1002は、それぞ
れを検出し、カプセル化を解除し、全体制御手段1001に
渡す。それにより全体制御手段1001は、カプセル化を行
わない場合と同様の処理を行うことができる。なお、カ
プセル対象格納手段1003に、カプセル化するデータの送
信先を格納しておき、送信先によりカプセル化する・し
ないを指定することも可能である。この場合、帯域増強
応答1608にカプセル化する・しないデータの送信先を格
納し、カプセル対象格納手段1003に格納する方法があ
る。
【0075】また、経路制御手段と利用者側接続手段と
に帯域増強前の最大帯域を越えたパケットを検出する手
段を設け、カプセル化処理手段が、検出されたパケット
に対してのみカプセル化を行うことも可能である。
【0076】また、本実施形態では、帯域増強応答によ
り利用者側接続手段101内のカプセル対象パケット格納
手段1003の設定を変更したが、予め利用者側接続手段10
1内にカプセル化IDを記憶させておき、カプセル化I
Dを持つパケットを受信したときに、その送信先がカプ
セル対象格納手段1003に格納されていなければ、カプセ
ル対象格納手段1003に送信先アドレスとして登録するよ
うにしても良い。この場合には、利用者側接続手段101
に対する帯域の一時的増加を、経路制御手段107のトラ
フィック増などにより、接続サービス手段103側から設
定変更することも可能になる。
【0077】以上のように、この実施形態の通信システ
ムでは、経路制御手段107と利用者側接続手段101とに、
それぞれカプセル化の設定を格納する手段、カプセル化
の設定を変更する手段、カプセル化及びカプセル化の解
除を行う手段を設けることにより、利用者に対して帯域
の一時的な増強を行うサービスを、帯域制御手段106の
設定を変更することなしに行うことができる。
【0078】(第3の実施形態)第3の実施形態の通信
システムでは、サービスの利用に伴う課金を第3者に負
担させることができる。
【0079】この通信システムは、図17に示すよう
に、接続サービス提供手段1703が、許可者に対する課金
を計算し、記録する課金手段1712を備えている。その他
の構成は第1の実施形態(図1)と変わりがない。
【0080】この課金手段1712は、図18に示すよう
に、課金のデータを格納する課金格納手段1801と、課金
の計算を行い、計算結果を課金格納手段1801に格納する
課金計算手段1802と、課金計算の元データとなるパケッ
トの通過量を格納するパケット量格納手段1803と、課金
対象となるパケットの通過量を測定するパケットカウン
ト手段1804と、データの入出力手段1805とを備えてい
る。
【0081】図19及び図20は、それぞれ課金格納手
段1801とパケット量格納手段1803とに格納されたデータ
項目を示すデータフィールド図である。図19におい
て、1901は利用者に対してサービスを許可し、課金を負
担する許可者を識別するための許可者IDである。この
許可者IDは特別利用者格納手段1711に格納されている
もの(図5)と同じである。1902は許可者IDに対して
請求する金額を示す料金である。
【0082】図20において、2001は、課金の計算対象
となる利用者側接続手段101のIPアドレスを示すアド
レスである。2002は、伝送速度を計測している時間を示
す測定時間である。ここでは、伝送速度を1秒間に伝送
されたデータの量で決めることにする。なお、伝送速度
を測定するための時間間隔を異なる値に設定しても同様
に測定できることは云うまでもない。2003は、測定時間
2002の間に経路制御手段1707を通過したデータ量を示す
直近データ量である。2004は、送信先アドレスに対して
許可された帯域を示す許可帯域である。2005は、経路制
御手段1707を通過した、課金対象となるパケット量の合
計データ量である。
【0083】以下、図21を用いて、この通信システム
の動作を説明する。第1に、利用者側接続手段1701が付
加サービス制御手段1709に対して帯域増強要求2101を出
力する。これに対し、付加サービス制御手段1709は、第
1の実施形態と同様に、IPアドレスから利用者IDを
取得し(2102,2103)、サービス情報2105を特別利用者
格納手段1711から取得し(2104,2105)、帯域登録要求
2106により帯域制御手段1706の設定を変更する(2106,
2107)。第2〜第7までの以上の処理は、第1の実施形
態と同じである。
【0084】第8に、付加サービス制御手段1709は、課
金開始要求2108を課金手段1712に出力する。この課金開
始要求2108には、課金対象となる利用者側接続手段1701
のIPアドレスと、それに対する最大帯域(5Mbp
s)とが格納されている。
【0085】課金手段1712の内部では、以下の処理が行
われる。課金開始要求2108が入出力手段1805に入力され
ると、課金計算手段1802がこれを検出し、パケット量格
納手段1803のアドレス2001と許可帯域2004とにそれぞれ
課金開始要求2108のIPアドレスと最大帯域とを格納
し、測定時間2002、直近データ量2003及び合計データ量
2005にそれぞれ0を格納する。
【0086】第9に、課金手段1712内の課金計算手段18
02が入出力手段1805を用いて課金開始応答2109を付加サ
ービス制御手段1709に対して出力する。第10に、付加
サービス制御手段1709が利用者側接続手段1701に帯域増
強応答2110を出力して、一連の帯域増強の設定が終了
し、第11に、利用者は増強された帯域の範囲内で通信
2111を行うことができる。
【0087】通信2111の間、課金手段1712の内部では以
下の処理を行う。課金額の算定に当たっては種々の方式
を適用できるが、ここでは、最大帯域を超える伝送速度
のデータ量に対して課金する場合について説明する。
【0088】パケットカウント手段1804は、パケットが
経路制御手段1707または帯域制御手段1706から入力され
ると、そのパケットの送信元または送信先アドレスがパ
ケット量格納手段1803内部のアドレス2001に含まれてい
るかどうかを確認する。含まれていた場合には、直近デ
ータ量2003の該当箇所に、そのパケットのパケット長を
書き込む。その該当箇所にデータ量が書き込まれている
場合には、そのデータ量にそのパケットのパケット長を
加算した値を書き込む。また、測定開始時から測定時間
2002の1秒間が経った時点で直近データ量2003を測定時
間2002で割ることにより伝送速度を計算し、許可帯域20
04との差を計算する。そして、差分のデータ量を合計デ
ータ量2005に加算して合計データ量2005とし、新たな測
定時間2002の開始時に、前記直近データ量2003をクリア
する。
【0089】第12に、利用者側接続手段1701が帯域増
強停止要求2112を付加サービス制御手段1709に出力する
ことにより、帯域増強の停止処理が開始される。以降、
第13の利用者取得要求2113〜第16のサービス情報21
16までは、2102〜2105と同様である。
【0090】第17に、付加サービス制御手段1709は、
帯域を元に戻すため、最大帯域に特別利用者格納手段17
11にあるデフォルト値(1Mbps)を格納した帯域登
録要求2117を帯域制御手段1706に対して出力する。これ
に従い、帯域制御手段1706は、登録の場合と同様にして
設定を帯域増強前に戻し、第18の帯域登録応答2118を
付加サービス制御手段1709に対して出力する。第19
に、付加サービス制御手段1709は、課金停止要求2119を
課金手段1712に対して出力する。この課金停止要求2119
には、利用者側接続手段1701のIPアドレスと許可者I
D(corp_1、図5参照)とが含まれる。
【0091】課金手段1712の内部では、以下の処理が行
われる。課金停止要求2119が入出力手段1805に入力され
ると、課金計算手段1802がこれを検出する。課金計算手
段1802は、パケット量格納手段1803の該当するアドレス
2001(200.200.200.1)の合計データ量2005(35,342,80
0バイト)を一時的に記憶し、この部分をパケット量格
納手段1803から削除する。そして、この通過量から課金
を4,000円と算出し、課金格納手段1801の許可者co
rp_1の箇所にこの金額を格納する。この結果が図19で
ある。
【0092】第20に、課金計算手段1802は、課金停止
応答2120を付加サービス制御手段1709に出力する。第2
1に、付加サービス制御手段1709に課金停止応答2120が
入力されると、付加サービス制御手段1709は、帯域の増
強処理が全て終わったため帯域増強停止応答2121を利用
者側接続手段1701に出力する。なお、この実施形態で
は、企業ごとに課金を行っているが、これは個人ごとに
行うことも可能である。
【0093】また、ここでは課金制御手段1712を帯域制
御手段1706と経路制御手段1707との間に配置したが、こ
れは帯域制御手段1706と利用者側接続手段1701との間に
置いても同様の効果が得られる。
【0094】また、送信元アドレス及び送信先アドレス
の両方や、URLを指定して帯域増強を行う場合にも、
これらを格納するフィールドをパケット量格納手段1803
に設け、各々で別にカウントすることにより、パケット
量の測定と課金計算とができることは容易に類推ができ
る。
【0095】また、課金の計算方法として、使用したデ
ータ量でなく、帯域を増強している時間に対して課金す
る方式や、帯域を超えた伝送速度のデータだけでなく、
帯域を考慮しないで通常のデータに対しても課金する方
式などを適用する場合にも、本実施形態と同様の構成を
採ることにより、利用者以外に課金を負担させることが
可能である。
【0096】以上、第3の実施形態のシステムでは、利
用者IDと許可者IDとサービス種別とを格納する特別
利用者格納手段と、サービス許可者ごとに課金を計算す
る課金手段とを設けたことにより、帯域変更サービスを
利用した利用者が、第3者に対して課金を負担させるこ
とが可能になる。
【0097】(第4の実施形態)第4の実施形態の通信
システムは、高速回線と低速回線とを備えており、サー
ビス対象に応じて、高速回線の使用が可能になる。
【0098】このシステムは、図22に示すように、接
続サービス提供手段2203が、DNS(Domain Name Syst
em)のように、URLに含まれるドメイン名をIPアド
レスなどのネットワークのアドレスに変換するアドレス
解決手段2206を具備している。また、経路制御手段2207
とネットワーク2204とを接続する通信路として、高速回
線2212と低速回線2213とを有している。また、このシス
テムでは、第1計算機2205と第2計算機2214とがネット
ワーク2204に接続している。その他の構成は第1の実施
形態(図1)と変わりがない。
【0099】ここでは、経路制御手段2207から見て、高
速回線2212の先にあるノードのアドレスは170.1.1.1、
低速回線2213の先にあるノードのアドレスは160.1.1.1
であるものとする。なお、ここでは、説明を容易にする
ために経路制御手段2207を1個だけとし、これに高速回
線2212及び低速回線2213の両方が接続している構成とし
たが、これらの回線に別々に経路制御手段を接続しても
良い。また、第1計算機のマシン名をwww.aaa.com、第
2計算機のマシン名をwww.25.comとする。
【0100】図23は、この通信システムの経路制御手
段2207の内部構成を示している。この経路制御手段2207
は、第1の実施形態(図3)と同様、経路格納手段230
1、全体制御手段2302、データ交換手段2303を具備し、
さらに、経路設定を変更する経路設定変更手段2304を備
えている。
【0101】図24〜図26は、第4の実施形態のデー
タ構造を示すフィールド構成図である。図24は、特別
利用者格納手段2211のデータの詳細を示す図であり、利
用者ID2401、許可者ID2402、付加情報2404は、それ
ぞれ、第1の実施形態の利用者ID501、許可者ID50
2、付加情報504と同じである。
【0102】この実施形態では、在宅勤務の従業員(利
用者a)に対して、平日の9:00−17:00のみ特
定の相手先アドレスとの通信パケットについて高速回線
へのルーティングを可能にするサービス例を示すため、
付加情報の部分にサービス提供時刻が入っている。2403
は、高速回線2212で伝送するアクセス対象を示す相手先
アドレスである。
【0103】図25は、経路制御手段2207内の経路格納
手段2301に格納されるデータ項目を示す図である。2501
は処理対象パケットの送信元アドレス、2502は処理対象
パケットの送信先アドレスをそれぞれ示す。2503は伝送
先のアドレスである。また、データに*(アスタリス
ク)が入っているものがあるが、これは任意の文字列と
マッチする。たとえば単に*ならば任意のアドレスを示
し、200.200.200.*ならば200.200.200.0ネットワーク
の下全ての端末を示す。
【0104】図26は、アドレス解決手段2206に含まれ
るデータを示す図である。2601はマシン名、2602は対応
するIPアドレスを示す。
【0105】以下、この通信システムの動作について、
図27のシーケンス図を用いて説明する。ここでは、既
に、利用者データ格納手段2210に、利用者aとIPアド
レス200.200.200.1とが対応付けて格納されているもの
とする。まず、設定前の通信について説明する。通常、
接続サービス提供手段2203とネットワーク2204との間は
低速回線2213が伝送に用いられると仮定する。
【0106】第1に、利用者側接続手段2201が第1サー
ビス要求2601を第1計算機2205に対して出力する。この
とき、第1サービス要求2601は、通常通り低速回線2213
を経由して第1計算機2205に送信される。応答も同様な
ので、以降はサービス要求に対する応答を省略する。第
2に、利用者側接続手段2201が第2サービス要求2702を
第2計算機2214に対して出力する。これも通常通り低速
回線2213を経由して第2計算機2214に送信される。
【0107】次に、経路設定を変更する手順について説
明する。第3に、サービス開始時刻(平日9:00)に
なると、特別利用者格納手段2211(図24)のうち、利
用者aに対するタイマが起動され、付加サービス制御手
段2209の設定処理が開始される。
【0108】第4に、このタイマを検出2603した付加サ
ービス制御手段2209は、利用者ID("a")をキーとし
て、利用者aのサービス情報を求めるサービス取得要求
2604を特別利用者格納手段2211に出力し、その応答とし
て、第5に、許可者ID2402、相手先アドレス2403、付
加情報2404を含むサービス情報2605が、特別利用者格納
手段2211から付加サービス制御手段2209に入力される。
【0109】第6に、付加サービス制御手段2209は、利
用者aに対応するアドレスを問い合わせるため、利用者
ID("a")を含むアドレス取得要求2606を利用者デー
タ格納手段2210に出力する。
【0110】第7に、利用者データ格納手段2210は、利
用者aに対応するIPアドレス2607(200.200.200.1)
を付加サービス制御手段2210に対して出力する。
【0111】第8に、付加サービス制御手段2209は、サ
ービス対象となるマシン名のアドレスを解決するため
に、アドレス解決要求2608をアドレス解決手段2206に出
力する。このとき、サービス対象は、図24によるとww
w.aaa.comとwww.ccc.comなので、この2つをキーとして
アドレス解決要求2608が出力される。
【0112】第9に、アドレス解決手段2206は、アドレ
ス解決応答2609を付加サービス制御手段2209に出力す
る。この場合、www.aaa.comとwww.ccc.comとがキーなの
で、図26から、それぞれ24.20.20.1と24.24.20.1とが
アドレス解決応答2609に格納される。
【0113】以上で情報が揃ったので、付加サービス制
御手段2207は、利用者とサービス対象(www.aaa.com,w
ww.ccc.com)のアドレス(24.20.20.1,24.24.20.1)と
高速回線2212を指定する伝送先(170.1.1.1)とを格納
したルート変更要求2610を経路制御手段2207に出力す
る。
【0114】経路制御手段2207内で、ルート変更要求26
10がデータ交換手段2303に入力されると、経路設定変更
手段2304がこれを検出し、ルート変更要求2610にしたが
って経路格納手段2301のデータを変更する。この場合
は、図25の斜体部分が追加される。第11に、経路設
定変更手段2304は、ルート変更応答2611を付加サービス
制御手段2210に対して出力する。
【0115】以上で、経路変更の設定は終了する。利用
者側接続手段101が第1計算機2205に対して第3サービ
ス要求2612、第2計算機2214に対して第4サービス要求
2613を出力すると、第3サービス要求2612は高速回線22
12を経由し、第4サービス要求は低速回線2213を経由す
る。これによりあらかじめ設定した計算機(第1計算機
2205)に対して高速な伝送が行えるようになる。
【0116】なお、上記サービスを停止する場合は、設
定タイマ検出2603〜ルート変更応答2611までの流れは同
一で、ルート変更要求2610における伝送先を低速回線22
13(160.1.1.1)に指定して送出すればよい。
【0117】また、本実施形態では、ルーティング先が
静的に決定されることとしたが、ルート変更要求2610が
来た時点で、経路制御手段2207が、Pingにより、最もラ
ウンドトリップタイムが少ない経路を選択したり、また
はTracerouteを使って、最もホップ数が少ない経路を選
択することも可能である。
【0118】なお、本実施形態では、付加サービス制御
手段2209からの要求によって計算機のアドレスごとに伝
送経路を変える方法を示したが、経路制御手段2207にU
RLの解析手段を設ければ、URLによって伝送経路を
変更することが可能になることも容易に類推できる。
【0119】以上、本実施形態の通信システムでは、接
続サービス提供手段2203にアドレス解決手段2206と、経
路格納手段2301に送信元・送信先のフィールドとを加
え、URLやマシンのアドレスによって経路変更先を決
めることにより、サービス許可者によって許可されたア
クセス先に対して高速なデータ伝送を行うことが可能に
なる。
【0120】(第5の実施形態)第5の実施形態では、
第4の実施形態の通信システムにおいて、高速回線を使
用している時間に応じて課金するための構成について説
明する。
【0121】第5の実施形態の通信システムは、図28
に示すように、付加サービスの使用時間に関して課金を
計算し記録する課金手段2815を備えている。その他の構
成は第4の実施形態(図22)と変わりがない。
【0122】課金手段2815は、図29に示すように、第
3の実施形態(図18)と同様、課金格納手段2901、課
金計算手段2902及び入出力手段2905を具備するととも
に、その他に、付加サービスの利用状況のデータを格納
する利用状況格納手段2903を備えている。
【0123】図30は、利用状況格納手段2903に格納さ
れるデータの詳細を示すフィールド構成図である。3001
は、利用者側接続手段2801のアドレスを示す。3002は、
利用者側接続手段2801に対する付加サービス対象である
相手先マシン名である。3003は、付加サービスの使用を
許可し、費用を負担する許可者を識別する許可者IDで
ある。3004は、付加サービスの費用開始時刻を示す。
【0124】ここでは、経路変更1件1時間につき費用
50円が発生する場合について説明する。この通信シス
テムの動作について、図31のシーケンス図を用いて説
明する。ここで、第1の設定タイマ検出3101〜第9のル
ート変更応答3109までは、それぞれ、第4の実施形態に
おける設定タイマ検出2603〜ルート変更応答2611までと
同じである。
【0125】第10に、付加サービス制御手段2809は、
課金手段2815に対して課金開始要求3110を出力する。課
金開始要求3110が課金手段2815内の入出力手段2905に入
力されると、課金計算手段2902がこれを検出し、利用状
況格納手段2903に使用開始時刻3004(タイマ時刻である
9:00)を登録する。課金計算手段2902は、登録が終
わると、入出力手段2905を用いて、登録完了の旨を知ら
せる第11の課金開始応答3111を付加サービス制御手段
2809に出力する。以上で、経路変更設定が完了する。
【0126】その後の通信である第1サービス要求3112
と第2サービス要求3113とは、それぞれ、第4の実施形
態の第3サービス要求2612と第4サービス要求2613と同
じである。最後に17:00になり、サービス提供時間
が終了した場合の処理について説明する。
【0127】第14に、サービス提供終了時間の17:
00になると、付加サービス制御手段2809は、停止タイ
マを検出する(3114)。その後、第15に、利用者aの
www.aaa.comとwww.ccc.comに対する経路を高速回線2812
から低速回線2813に戻す処理を行うが、これはサービス
取得要求3102〜ルート変更応答3109までと同じシーケン
スになる。ただし、3115の中で付加サービス制御手段28
09が出力するルート変更要求は、3108のルート変更要求
とは逆に、高速回線2812から低速回線2813に経路を変更
するものである。
【0128】第16に、付加サービス制御手段2809は、
利用者aのwww.aaa.comとwww.ccc.comとに対するサービ
スの課金停止要求3116を課金手段2815に出力する。課金
停止要求3116が課金手段2815内の入出力手段2905に入力
されると、課金計算手段2902は、利用状況格納手段2903
のwww.aaa.comとwww.ccc.comに関するデータから両者の
サービス開始時間を取得し、課金を計算する。この場合
は1件1時間あたり50円なので、9:00−17:0
0の8時間であるから、どちらも50×8=400円と
いうことになる。そして、課金計算手段2902は、これら
を許可者別に分け、課金格納手段2901に格納する。以上
の処理が終了後、課金計算手段2902は、第17に、課金
停止応答3117を付加サービス制御手段2809に出力する。
【0129】なお、第3の実施形態と同様の課金手段を
用いることにより、低速回線または高速回線上のトラフ
ィックに応じた課金形態を採用するように構成しても良
い。このように、本実施形態の通信システムでは、使用
時間に応じて課金を行う課金手段を設けることにより、
経路毎の使用時間に応じた課金を行うことが可能にな
る。
【0130】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の通信システムでは、利用者に対する帯域を、利用者毎
に動的に増加または減少させるサービスを提供すること
ができる。そのため、利用者は、高速通信が一時的に必
要になる場合、その時間帯だけ使用帯域の増加を図る帯
域変更サービスを利用することができ、一時的な必要性
を満たすために、契約により常時大きな使用帯域を確保
し続ける必要が無くなり、通信コストの削減を図ること
ができる。
【0131】また、帯域変更サービスの利用状態に応じ
た課金を計算する課金手段を設けたシステムでは、利用
者が利用した帯域変更サービスの課金の負担先を第3者
に設定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における通信システム
の全体構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第1の実施形態における帯域制御手段
内部の構成を示すブロック図、
【図3】本発明の第1の実施形態における経路制御手段
内部の構成を示すブロック図、
【図4】本発明の第1の実施形態における利用者データ
格納手段の内部構成を示すデータフィールド図、
【図5】本発明の第1の実施形態における特別利用者格
納手段の内部構成を示すデータフィールド図、
【図6】本発明の第1の実施形態における帯域設定格納
手段の内部構成を示すデータフィールド図、
【図7】本発明の第1の実施形態における経路格納手段
の内部構成を示すデータフィールド図、
【図8】本発明の第1の実施形態におけるシステムの動
作を示すシーケンス図、
【図9】本発明の第2の実施形態における経路制御手段
内部の構成を示すブロック図、
【図10】本発明の第2の実施形態における利用者側接
続手段内部の構成を示すブロック図、
【図11】本発明の第2の実施形態におけるカプセル設
定格納手段の内部構成を示すデータフィールド図、
【図12】本発明の第2の実施形態における帯域設定格
納手段の内部構成を示すデータフィールド図、
【図13】本発明の第2の実施形態における経路格納手
段の内部構成を示すデータフィールド図、
【図14】本発明の第2の実施形態におけるサービス要
求の内部構成を示すデータフィールド図、
【図15】本発明の第2の実施形態におけるサービス応
答の内部構成を示すデータフィールド図、
【図16】本発明の第2の実施形態における通信システ
ムの動作を示すシーケンス図、
【図17】本発明の第3の実施形態における通信システ
ムの全体構成を示すブロック図、
【図18】本発明の第3の実施形態における課金手段の
内部構成を示すブロック図、
【図19】本発明の第3の実施形態における課金格納手
段の内部構成を示すデータフィールド図、
【図20】本発明の第3の実施形態におけるパケット量
格納手段の内部構成を示すデータフィールド図、
【図21】本発明の第3の実施形態における通信システ
ムの動作を示すシーケンス図、
【図22】本発明の第4の実施形態における通信システ
ムの全体構成を示すブロック図、
【図23】本発明の第4の実施形態における経路制御手
段の内部構成を示すデータフィールド図、
【図24】本発明の第4の実施形態における特別利用者
格納手段の内部構成を示すデータフィールド図、
【図25】本発明の第4の実施形態における経路格納手
段の内部構成を示すデータフィールド図、
【図26】本発明の第4の実施形態におけるアドレス解
決手段の内部構成を示すデータフィールド図、
【図27】本発明の第4の実施形態における通信システ
ムの動作を示すシーケンス図、
【図28】本発明の第5の実施形態における通信システ
ムの全体構成を示すブロック図、
【図29】本発明の第5の実施形態における課金手段の
内部構成を示すブロック図、
【図30】本発明の第5の実施形態における利用状況格
納手段の内部構成を示すデータフィールド図、
【図31】本発明の第5の実施形態における通信システ
ムの動作を示すシーケンス図、
【図32】従来の通信システムの構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
101 利用者側接続手段 102 通信路 103 接続サービス提供手段 104 ネットワーク 105 計算機 106 帯域制御手段 107 経路制御手段 108 認証手段 109 付加サービス制御手段 110 利用者データ格納手段 111 特別利用者格納手段 201 帯域設定格納手段 202 伝送速度調整手段 203 設定変更手段 204 データ入出力手段 301 経路格納手段 302 全体制御手段 303 データ交換手段 401 利用者ID 402 パスワード 403 割当IPアドレス 404 付加情報 501 利用者ID 502 許可者ID 503 最大帯域 504 付加情報 601 送信元アドレス 602 最大帯域 603 付加情報 701 送信先アドレス 702 伝送先アドレス 901 経路格納手段 902 全体制御手段 903 データ交換手段 904 カプセル処理手段 905 カプセル化設定変更手段 1001 全体制御手段 1002 カプセル処理手段 1003 カプセル対象格納手段 1004 データ入出力手段 1005 カプセル設定変更手段 1101 カプセル化送信先アドレス 1201 送信元 1202 最大帯域 1203 付加情報 1301 送信先アドレス 1302 伝送先アドレス 1303 カプセル化情報 1401 利用者側接続手段アドレス 1402 経路制御装置アドレス 1403 カプセル化ID 1404 入力パケット 1501 経路制御装置アドレス 1502 利用者側接続手段アドレス 1503 カプセル化ID 1504 入力パケット 1701 利用者側接続手段 1702 通信路 1703 接続サービス提供手段 1704 ネットワーク 1705 計算機 1706 帯域制御手段 1707 経路制御手段 1708 認証手段 1709 付加サービス制御手段 1710 利用者データ格納手段 1711 特別利用者格納手段 1712 課金手段 1801 課金格納手段 1802 課金計算手段 1803 パケット量格納手段 1804 パケットカウント手段 1805 入出力手段 1901 許可者ID 1902 料金 2001 アドレス 2002 測定時間 2003 直近データ量 2004 許可帯域 2005 合計データ量 2201 利用者側接続手段 2202 通信路 2203 接続サービス提供手段 2204 ネットワーク 2205 第1計算機 2206 アドレス解決手段 2207 経路制御手段 2208 認証手段 2209 付加サービス制御手段 2210 利用者データ格納手段 2211 特別利用者格納手段 2212 高速回線 2213 低速回線 2214 第2計算機 2301 経路格納手段 2302 全体制御手段 2303 データ交換手段 2304 経路設定変更手段 2401 利用者ID 2402 許可者ID 2403 相手先アドレス 2404 付加情報 2501 送信元アドレス 2502 送信先アドレス 2503 伝送先アドレス 2601 マシン名 2602 IPアドレス 2801 利用者側接続手段 2802 通信路 2803 接続サービス提供手段 2804 ネットワーク 2805 第1計算機 2806 アドレス解決手段 2807 経路制御手段 2808 認証手段 2809 付加サービス制御手段 2810 利用者データ格納手段 2811 特別利用者格納手段 2812 高速回線 2813 低速回線 2814 第2計算機 2815 課金手段 2901 課金格納手段 2902 課金計算手段 2903 利用状況格納手段 2905 入出力手段 3001 利用者アドレス 3002 相手先マシン名 3003 許可者ID 3004 使用開始時刻 3201 サービス提供手段 3202 ネットワーク 3203 端末 3204 WWWサーバ 3205 常時接続回線 3206 一時接続回線 3207 第1経路制御手段 3208 第2経路制御手段
フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 HA08 LB02 LC01 LC05 LC09 MB09 5K033 CB06 CC01

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者にネットワーク接続サービスを提
    供する接続サービス提供手段と、 利用者側の端末を前記接続サービス提供手段に接続して
    前記ネットワーク接続サービスの使用を可能にする利用
    者側接続手段とを備え、 前記接続サービス提供手段が、入力されたデータの伝送
    先を決定して前記データを出力する経路制御手段と、利
    用者ごとに設定された帯域変更サービスのサービス情報
    を保持するサービス情報格納手段と、前記サービス情報
    に基づいて各利用者に対する前記帯域変更サービスを制
    御する付加サービス制御手段とを備えることを特徴とす
    る通信システム。
  2. 【請求項2】 前記サービス情報が、前記利用者に対し
    て前記帯域変更サービスの利用を許可するサービス許可
    者の情報を含み、前記帯域変更サービスが、前記利用者
    及びサービス許可者の組に対応して設定されていること
    を特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記接続サービス提供手段が、前記利用
    者に対して設定された帯域条件に基づいて前記利用者の
    使用帯域を制限する帯域制御手段を備え、前記付加サー
    ビス制御手段が、前記サービス情報に基づいて前記利用
    者に対する前記帯域条件の設定を変更することを特徴と
    する請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記帯域制御手段が、前記利用者側接続
    手段に接続する位置に配置されていることを特徴とする
    請求項3に記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 前記帯域制御手段が、ネットワークに接
    続する位置に配置されていることを特徴とする請求項3
    に記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 前記接続サービス提供手段が、前記利用
    者に対して設定された帯域条件に基づいて前記利用者の
    使用帯域を制限する帯域制御手段を備え、前記付加サー
    ビス制御手段が、前記サービス情報に基づいて、前記利
    用者側接続手段及び経路制御手段に対して、前記帯域制
    御手段を介して前記利用者側接続手段と前記経路制御手
    段との間で伝送されるパケットのカプセル化の実施また
    は解除を制御することを特徴とする請求項1または2に
    記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記カプセル化が、前記帯域変更サービ
    ス未実施時に使用可能な帯域を超えて伝送されるパケッ
    トに対してのみ行われることを特徴とする請求項6に記
    載の通信システム。
  8. 【請求項8】 前記サービス情報が、前記利用者のネッ
    トワーク接続の相手先を表すWWWのURLまたはドメ
    イン名の情報を含み、前記付加サービス制御手段が、前
    記利用者に対する前記帯域変更サービスの実施を前記相
    手先とのネットワーク接続のみに限定することを特徴と
    する請求項1から7のいずれかに記載の通信システム。
  9. 【請求項9】 前記付加サービス制御手段は、前記帯域
    変更サービスの実施時に、前記経路制御手段を制御し
    て、前記利用者側接続手段とネットワークとの間のデー
    タ交換の回線を変更させることを特徴とする請求項1に
    記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 前記経路制御手段が、現在のネットワ
    ーク状態での最適経路を探索し、前記利用者側接続手段
    とネットワークとの間のデータ交換の回線を前記最適経
    路に設定することを特徴とする請求項9に記載の通信シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 前記接続サービス提供手段が、前記帯
    域変更サービスの利用状態に応じた課金を計算する課金
    手段を備えることを特徴とする請求項1から10のいず
    れかに記載の通信システム。
  12. 【請求項12】 前記課金手段が、前記サービス許可者
    ごとの課金額を計算することを特徴とする請求項11に
    記載の通信システム。
  13. 【請求項13】 前記課金手段が、課金対象のパケット
    の集計を行うパケットカウント手段と、前記パケットカ
    ウント手段によるパケットの集計結果を格納するパケッ
    ト量格納手段と、前記パケット量格納手段に格納された
    データに基づいて課金額を計算する課金計算手段と、前
    記課金額を前記サービス許可者ごとに集計して記録する
    課金格納手段とを備えることを特徴とする請求項11ま
    たは12に記載の通信システム。
  14. 【請求項14】 前記パケットカウント手段が、前記帯
    域変更サービスによる伝送速度増加分のパケットだけを
    集計することを特徴とする請求項13に記載の通信シス
    テム。
  15. 【請求項15】 前記パケットカウント手段が、前記パ
    ケットの送信先ごとにパケット量を集計することを特徴
    とする請求項13または14に記載の通信システム。
  16. 【請求項16】 前記課金手段が、前記帯域変更サービ
    スの件数及び/または実施時間に応じて課金を計算する
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の通信シ
    ステム。
  17. 【請求項17】 前記付加サービス制御手段が、前記利
    用者側接続手段からの要求に基づいて、該当する利用者
    に対して前記帯域変更サービスを実施することを特徴と
    する請求項1から16のいずれかに記載の通信システ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記経路制御手段が、前記利用者側接
    続手段とネットワークとの間のデータ交換の回線に前記
    帯域変更サービス未実施時の最高限度伝送速度を超える
    データを検出したとき、前記付加サービス制御手段が、
    該当する利用者に対して前記帯域変更サービスを実施す
    ることを特徴とする請求項1から16のいずれかに記載
    の通信システム。
  19. 【請求項19】 前記サービス情報が、前記利用者に対
    する前記帯域変更サービスの実施時間帯の情報を含み、
    前記付加サービス制御手段は、タイマ手段から前記実施
    時間帯の開始時刻が通知されると、該当する利用者に対
    して前記帯域変更サービスを開始し、前記タイマ手段か
    ら前記実施時間帯の終了時刻が通知されると、前記帯域
    変更サービスを終了することを特徴とする請求項1から
    16のいずれかに記載の通信システム。
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