JP2008166934A - バッファ回路、終端検出装置及び終端検出方法 - Google Patents

バッファ回路、終端検出装置及び終端検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信号の出力の有無に関わらず、終端されているかどうかを正しく検出するバッファ回路、そのようなバッファ回路を備えた終端検出装置、及び終端検出方法を提供する。
【解決手段】バッファ回路(130)は、出力端子(13)を備えて、前記出力端子から0Vより大きな信号を出力する出力回路(10)と、出力端子から流れ出る電流に基づいて、出力端子が終端されているか否かを判別する判別器(20)と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、信号を出力する送信側の出力端が終端されているか否かを検出するバッファ回路、そのようなバッファ回路を備えた終端検出装置、及び終端検出方法に関する。
映像信号等を出力する送信装置には、一般的に送信端が終端されているか否かを検出するための終端検出装置が設けられる。このような終端検出装置が特許文献1〜3に開示されている。特許文献1は、出力端子から出力されるビデオ信号中の変動しない2箇所のレベルを抽出して、そのレベル差を閾値レベルと比較することにより、終端の有無を判定している。特許文献2は、入力と出力の信号のレベル差に基づいて、終端の有無を判定している。特許文献3は、出力抵抗と終端抵抗の中間点、すなわちケーブル内の信号の振幅の大きさを監視することにより、終端の有無を判定している。
特開平11−136707号公報 特許第3443857号公報 特許第3039965号公報
特許文献1はビデオ信号自身の2箇所の電位を比較することにより、終端の有無を検出しているため、終端を検出するためには必ずビデオ信号が必要であり、また、抽出する信号の位置を決めるための同期信号が必要であった。そのため、ビデオ信号がないときに終端検出が行えないという問題があった。特許文献2は、出力の基準を接地電位にしているため、出力信号がないときに終端検出が行えないという問題があった。特許文献3は、終端がないときに出力端子の振幅が大きくなることを検出しているため、信号がないときは終端検出が行えないという問題があった。このように、特許文献1〜3では、終端検出を行うためには必ず出力信号が必要であり、出力信号がないときは終端検出を行えなかった。
本発明は、上記問題を解決するものであり、信号の出力の有無に関わらず、終端されているかどうかを正しく検出することができるバッファ回路、そのようなバッファ回路を備えた終端検出装置、及び終端検出方法を提供することを目的とする。
本発明のバッファ回路は、出力端子を備えて、出力端子から0Vより大きな信号を出力する出力回路と、出力端子から流れ出る電流に基づいて、出力端子が終端されているか否かを判別する判別器と、を有する。
出力回路は、直列に接続されて、接続点から出力端子に電流を流す第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、第1のトランジスタと同一の電圧で駆動されて、第1のトランジスタに流れる電流に比例する電流を流す第3のトランジスタと、第3のトランジスタと直列に接続され、且つ第2のトランジスタと同一の電圧で駆動されて、第2のトランジスタに流れる電流に比例する電流を流す第4のトランジスタと、をさらに有し、第3のトランジスタと第4のトランジスタの接続点が判別器に接続されても良い。
出力回路と判別器との間に、第3のトランジスタと第4のトランジスタの接続点の電圧のピーク値を検波する検波器をさらに有しても良い。
上記バッファ回路は、入力信号と0Vより大きいDC信号とのいずれかを出力回路に出力する信号レベル固定器をさらに有しても良い。
信号レベル固定器は、バッファ回路の起動時又は入力信号が入力され始めたときにDC信号を出力し、DC信号を出力し始めてから所定時間の経過後に入力信号を出力しても良い。
信号レベル固定器がDC信号から入力信号に出力を切り替えるときのタイミングを制御するタイマーをさらに有しても良い。
出力回路が出力する信号に同期した信号と、タイマーの出力とに基づいて、信号レベル固定器がDC信号から入力信号に出力を切り替えるときのタイミングを制御する切替制御部をさらに有しても良い。
出力回路の出力信号の最低値が0Vより大きい所定のDC電圧になるように、出力回路に入力される入力信号の信号レベルを基準レベルにクランプするクランプ回路をさらに有しても良い。
出力回路の出力信号は映像信号又は音声信号であっても良い。
本発明の終端検出装置は、出力端子から0Vより大きな信号を出力する出力回路を備えた、上記バッファ回路と、出力回路の出力端子に接続されて、出力端子のインピーダンスを検出することにより、出力端子が終端されているか否かを検出するインピーダンス検出器と、を有する。
インピーダンス検出器は、バッファ回路が停止しているときに動作しても良い。
出力回路は、直列に接続されて接続点から出力端子に電流を流す第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、ゲートが接地され、ソースが第1のトランジスタのバックゲートに接続された第5のトランジスタと、を有しても良い。
本発明の終端検出方法は、出力端子から0Vより大きな信号を出力するステップと、出力端子から流れ出る電流に基づいて、出力端子が終端されているか否かを判別するステップと、を有する。
本発明のバッファ回路、そのバッファ回路を備えた終端検出装置、及び終端検出方法によれば、信号の出力の有無に関わらず、終端されているかどうかを正しく検出することができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態において、終端を検出するための終端検出装置110を備えた送信装置100と、ケーブル200により送信装置100に接続される受信装置300とを示す。送信装置100は出力端子1から信号を、本実施形態においては映像信号を出力する。送信装置100により出力された映像信号は、ケーブル200を介して、受信装置300の入力端子2に入力される。
ケーブル200の送信装置100側に出力抵抗R1が設けられ、ケーブル200の受信装置300側にコンデンサC1が設けられる。さらに、終端抵抗R2が受信装置300側に設けられる。終端抵抗R2の一端はケーブル200とコンデンサC1との間に接続され、他端は接地電位に接続される。
[送信装置の全体構成]
送信装置100は、終端検出装置110と、終端検出装置110や送信装置100内の他の回路(図示せず)の動作を制御する制御回路120を有する。終端検出装置110は、バッファ回路130とインピーダンス検出器60とを備える。バッファ回路130とインピーダンス検出器60は、送信装置100の出力端子1がケーブル200に接続されているか否か、すなわち終端抵抗R2により終端されているか否かを検出し、終端の検出結果を制御回路120に伝送する。制御回路120は、バッファ回路110やインピーダンス検出器60からの終端検出結果に基づいて、バッファ回路110の起動や停止等を制御する。
インピーダンス検出器60は、バッファ回路130が機能を停止しているときに動作する。本実施形態においては、送信装置100の起動時に、最初にインピーダンス検出器60が動作して、出力端子1のインピーダンスに基づいて、出力端子1が終端されているか否かを検出する。インピーダンス検出器60は出力端子1が終端されていることを検出すると、制御回路120にその検出結果を伝送する。制御回路120は、インピーダンス検出器60から終端されているという検出結果を受け取ると、バッファ回路110を起動させる。以降、バッファ回路110により、終端を判別する。
バッファ回路110は、0Vより大きなDC電圧を出力する電源41とタイマー50とに接続されて、入力信号とDC信号とのいずれかを出力する信号レベル固定器40と、信号レベル固定器40から出力される信号の信号レベルを基準レベルにクランプするクランプ回路30と、クランプ回路30から出力される信号に基づいた信号を出力する出力回路10と、出力端子1から流れ出る電流Ioutに基づいた出力回路10内の電流を検出することにより終端を判別する判別器20と、を有する。
バッファ回路110の起動時は、入力信号である映像信号が不安定になることがあるため、信号レベル固定器40は電源41から出力されるDC信号を出力する。信号レベル固定器40は、タイマー50の出力に基づいてDC信号を出力してから所定時間の経過後、入力信号である映像信号を出力する。映像信号は、クランプ回路30により基準レベルにクランプされて、出力回路10に出力される。出力回路10は、入力端子11a、11bと出力端子13とを備え、出力端子13を入力端子11aに接続されて、出力端子13から出力する電圧を入力端子11bに入力される電圧に一致させるように動作して、映像信号を出力端子1に出力する。本実施形態において、入力端子11aは反転入力端子に相当し、入力端子11bは非反転入力端子に相当する。出力回路10は、電流をモニターするためのモニター端子12をさらに備え、判別器20は、モニター端子12の電流に基づいて、終端抵抗R2が出力端子1に接続されているかどうか、すなわち出力回路10の出力端子13が終端されているかどうかを判別し、判別結果を制御回路120に送信する。
制御回路120は、判別器20により終端されていないことを受け取ると、バッファ回路130を停止させて、インピーダンス検出器60により終端検出を行わせる。このように、本実施形態においては、インピーダンス検出器60とバッファ回路130とは、交互に動作する。
[出力回路と判別器の構成と動作]
図2に、出力回路10と判別器20の回路図を示す。出力回路10は、トランジスタQ1〜Q15を有する。本実施形態において、トランジスタQ1〜Q15はMOSFETである。トランジスタQ13及びQ14は、差動回路を構成する。トランジスタQ14のゲートは入力端子11aに接続され、トランジスタQ13のゲートは入力端子11bに接続され、トランジスタQ13、Q14のドレインは、定電流源を構成するトランジスタQ15のソースに共通に接続される。トランジスタQ13、Q14のソースは、それぞれトランジスタQ5とQ6の接続点、及びトランジスタQ9とQ10の接続点に接続される。トランジスタQ5とQ9、Q6とQ10、Q7とQ11は、それぞれ電圧VB1、VB2、VB3をゲートに印加されて駆動される。トランジスタQ5〜Q12はフォールテッドカスコード14を構成し、トランジスタQ6とQ7の接続点J2の動作範囲を広くする。
接続点J2は、トランジスタQ1とQ3のゲートに接続される。差動回路とフォールテッドカスコード14とにより、入力端子11a及び入力端子11bに印加された電圧の差に基づく電圧がトランジスタQ1とQ3のゲートに印加される。これにより、入力端子11bに入力される電圧が入力端子11aに入力される電圧より大きいとき、トランジスタQ1から流れる電流Iは上昇する。トランジスタQ1から流れる電流IとトランジスタQ3から流れる電流I’は比例関係を有し、その比はトランジスタQ1とQ3のそれぞれのゲート幅(W)/ゲート長(L)の比で決まる。
トランジスタQ1と直列にトランジスタQ2が接続されており、トランジスタQ1とQ2との接続点が出力端子13に接続され、その接続点から出力端子13に電流Iout(=I−I)が流れる。また、トランジスタQ3と直列にトランジスタQ4が接続される。トランジスタQ4はトランジスタQ2と同一のゲート電圧VB3で駆動される。本実施形態において、トランジスタQ2、Q4に流れる電流I、I’は固定値であり、比例関係を有する。
トランジスタQ1とQ3のサイズ比を「α」、トランジスタQ2とQ4のサイズ比を「β」とすると、I’=I/α、I’=I/βである。本実施形態においては、β<αとなるように、トランジスタQ1〜Q4のゲート幅とゲート長を設定する。
出力端子1の電圧を「Vo」とすると、終端抵抗R2が接続されているときの電流I(=Vo/(R1+R2)+I)は、Iより大きい。このとき、β>αの比を上回って、I’>I’になると、トランジスタQ3及びQ4の接続点J1の電位は上昇する。一方、終端抵抗R2が接続されていないときは、「Vo/(R1+R2)=0」により、電流Iと電流Iとは等しくなるため、I’<I’となり、トランジスタQ3及びQ4の接続点J1の電位は降下し、0Vになる。このトランジスタQ3及びQ4の接続点J1がモニター端子12に接続されることにより、接続点J1の電圧が判別器20に入力される。
判別器20は、基準電圧Vref2を出力する電源21と、基準電圧Vref2とモニター端子12の電圧とを比較する比較器22とを備える。比較器22は、モニター端子12の電圧が基準電圧Vref2以上であれば、終端抵抗R2が接続されていることを示す判別結果を出力する。一方、モニター端子12の電圧が、基準電圧Vref2より小さいときは、終端抵抗R2が接続されていないことを示す判別結果を出力する。比較器22の判別結果は、図1に示す制御回路120に出力される。
[クランプ回路の構成と動作]
図1に示すクランプ回路30は、基準電圧Vref1を出力する電源32と、出力回路10の出力端子13の電圧を基準電圧Vref1と比較して、その差に基づく誤差信号を出力する比較器33と、サンプルホールド信号SHに基づいて、比較器33から出力される誤差信号をサンプリングし、サンプリングした値をコンデンサ34で一定時間保持するサンプルホールド回路35と、サンプルホールド回路35の出力に基づいて、出力回路10に入力される信号のレベルを基準レベルにシフトするレベルシフト(LS)回路31と、を有する。
図3(a)に出力回路10の出力信号である映像信号、図3(b)にサンプルホールド信号SH、図3(c)に後述するタイマー50の出力信号を示す。図3(b)に示すように、サンプルホールド信号SHは、映像信号の最低値であるシンクチップ期間に同期した信号である。クランプ回路30は、図3(a)に示すように、出力回路10から出力される映像信号のシンクチップ期間の信号レベルが0Vより大きな電圧、本実施形態においては約0.2Vになるように、出力回路10に入力される信号をクランプする。これにより、出力回路10に入力される入力信号のDCレベルが変動して、例えば接地電位にまで落ち込んだとしても、クランプ回路30により、出力回路10が出力する電圧Voを常に0Vよりも高いレベルに保つことができる。
例えば、出力回路10に入力される信号をクランプしない場合は、入力信号が接地電位にまで落ち込んだ場合、「Vo/(R1+R2)=0」により、図2に示す電流Iは電流Iと等しくなり、I’<I’となる。その結果、トランジスタQ3及びQ4の接続点J1の電位が降下して0Vになり、終端抵抗R2が接続されているにも関わらず、判別器20において終端抵抗R2が接続されていないと、誤判別される。しかし、クランプ回路30により、出力回路10が出力する電圧Voを常に0Vよりも高いレベルに保つことにより、このような誤判別を防ぐことができる。
[入力信号とDC信号の切り替え]
図1に示す信号レベル固定器40は、バッファ回路130の起動時等のように、入力信号が不安定なときや入力信号がないときに、電源41からのDC電圧を出力する。電源41から出力されるDC電圧は、0Vより大きな値であり、本実施形態においては約0.2Vである。入力信号が不安定なときに、入力信号を出力回路10に入力すると、出力回路10のモニター端子12の電流の大きさが不安定になり、判別器20が誤判別するおそれがある。しかし、入力信号が不安定なときに、信号レベル固定器40が出力をDC電圧に切り換えることにより、出力回路10のモニター端子12の電流の大きさを安定させることができる。これにより、判別器20が誤判別することを防ぐことができる。また、入力信号がないときであっても、信号レベル固定器40がDC電圧を出力するように切り替えることにより、0Vより大きなDC電圧を出力回路10に与えて出力端子1に電流Ioutを流すことができる。これにより、判別器20が終端検出を行えるようにしている。
タイマー50は、信号レベル固定器40がDC電圧に切り換えてから、クロックCLKをカウントし、カウント値が所定値に達すると、図3(c)に示すHighの信号を出力する。信号レベル固定器40は、このHighの信号を受けて、DC電圧から入力信号に接続を切り替える。通常、送信装置100の動作状況に基づいて、入力信号の有無や不安定な入力信号による終端検出の誤動作を予測できるため、信号レベル固定器40は予測したタイミングで、入力信号から電源41に接続を切り換えることが可能である。一方、入力信号の状況が終端検出の誤動作を招かないレベルに戻るタイミングを予測することは難しいため、タイマー50で所定時間経過後に、入力信号に切り換えるようにしている。
[インピーダンス検出器の構成]
図4に、インピーダンス検出器60の回路図を示す。インピーダンス検出器60は、電流Iを出力端子1に流す定電流源63と、基準電圧Vref3を出力する電源62と、出力端子1に電流Iを流し込むことによる出力端子1の電圧Voと電源62の基準電圧Vref3とを比較する比較器61とを備える。出力端子1の電圧Voは、終端抵抗R2が接続されているとき、「(R1+R2)×I」になり、終端抵抗R2が接続されていないとき、約Vccになる。出力端子1の電圧Voが基準電圧Vref3より小さいとき、比較器61の出力はHighになり、終端抵抗R2が接続されていないことを示す。一方、出力端子1の電位Voが基準電圧Vref3より大きいとき、比較器61の出力はLowになり、終端抵抗R2が接続されていることを示す。インピーダンス検出器60の検出結果は、図1に示す制御回路120に伝送される。制御回路120は、インピーダンス検出器60により終端を確認できれば、インピーダンス検出器60を停止させて、すなわち定電流源63をオフにして電流Iが流れないようにし、バッファ回路130を動作させる。このように、バッファ回路130を常に動作させずに、起動時や終端が確認されなかったときや信号の出力が不要なとき等は、インピーダンス検出器60により終端検出を行い、バッファ回路130を停止させておくことにより、消費電力を低減することができる。
[作用効果]
以上のように、入力信号がないときであっても、0Vより大きな電圧を出力端子1から出力する構成にしておけば、出力回路10内の電流を検出することにより、送信装置100の出力端子1の終端の有無、すなわち出力回路10の出力端子13の終端の有無を検出することができる。たとえば、入力信号がないときであっても、0Vより大きな電圧が出力回路10から出力端子1に出力されるため、終端抵抗R2が接続されているときは、出力回路10から出力端子1に電流Iout(=I−I)が流れる。これにより、電流Ioutの値に基づいて、具体的には電流Ioutに関連して変動するモニター端子12への電流(I’−I’)の値に基づいて、終端抵抗R2が接続されているか否かを検出することが可能となる。
また、入力信号がないときの電圧レベルを信号レベル固定器40により、DC電圧に固定することにより、電流Ioutの値が安定し、正しい判別結果が得られる。さらに、信号レベル固定器40により、入力信号が入力され始めた時など、入力信号が不安定なときにもDC電圧を出力するようにすることにより、電流Ioutの値が安定し、正しい判別結果が得られるようになる。
さらに、クランプ回路30により、入力信号があるときのシンクチップレベルを0Vより大きな電圧に調整しているため、出力回路10から出力端子1に出力される電圧が0Vになることはなく、常に0Vより大きな電圧が出力端子1に出力される。これにより、判別器20は、入力信号のレベルに関係なく、出力回路10のモニター端子12の電流値に基づいて、終端抵抗R2が接続されているかどうかを正しく判別することができる。
なお、電流検出により終端を検出するために、0Vより大きな電圧を出力する構成であれば、例えば出力端子1において、無信号時の電圧や映像信号のシンクチップレベルが0Vより大きく且つ0Vに近いDC電圧となるように設計すれば、レベル固定器40やクランプ回路30をバッファ回路130に備えなくても良い。
なお、本実施形態においては、入力信号がないときや不安定なときは、信号レベル固定器40により、DC電圧を出力することにより、終端検出を行うようにしたが、入力信号がないときや不安定なときはバッファ回路130を停止させて、インピーダンス検出器60により終端を検出するようにしても良い。また、映像信号を出力する必要がないとき等も、バッファ回路130を停止させて、インピーダンス検出器60を動作させても良い。バッファ回路130を停止させることにより、バッファ回路130による消費電力を低減することができる。そのため、携帯機器に適した構成となる。なお、インピーダンス検出器60とバッファ回路60とが同時に動作しても良い。例えば、同時にオン又は同時にオフする時間帯を設けるようにしても良い。
なお、本実施形態においては、送信装置100が出力する信号が映像信号である場合を例にしたが、出力信号は映像信号に限らず、音声信号や他のデータの信号であっても良い。
また、出力抵抗R1は終端検出装置110内に内蔵しても良いし、終端抵抗R2が受信装置300内に内蔵されていても良い。
なお、タイマー50は、フリップフロップを用いたカウンタやシフトレジスタ、又はRC充放電回路を用いて構成しても良い。また、クロックCLKを入力する代わりに、トリガー信号等を入力しても良い。
[検波器の構成]
なお、出力回路10のモニター端子12と判別器20との間に、図5に示す検波器70をさらに設けても良い。検波器70は、モニター端子12に接続された抵抗72とコンデンサ71とにより構成されるLPFを有し、LPFにより接続点J1に発生する比較的高域の周波数成分を除去する。さらに、検波器70は、モニター端子12にベースを接続されたトランジスタ73と、トランジスタ73のエミッタに接続されたコンデンサ74とを有する。この構成により、トランジスタ73とコンデンサ74との接続点J3の電圧Vは、トランジスタ73のベースに印加される接続点J1の電圧Vの最大値近傍の値となる。また、検波器70は、コンデンサ74と並列に接続される、微小電流I75を流す電流源75を有する。電流源75は、コンデンサ74が充電されて、判別器20により終端の判別が行われた後、所定の時間でコンデンサ74が元に戻るように、微小電流I75を流す。
図6(a)に出力回路10から出力される信号の電圧Voの波形、図6(b)に出力回路10の接続点J1の電圧Vの波形、図6(c)に検波器70の接続点J3の電圧Vの波形を示す。終端検出装置110の入力信号にノイズが含まれている場合、出力回路10はノイズが含まれた信号を出力する。このとき、出力回路10の接続点J1の電圧Vの波形はノイズの影響を受けるため、検波器70を設けずに判別器20が電圧Vの値に基づいて終端の判別を行うと、終端がされていないと誤判別してしまう。一方、検波器70を設けると、トランジスタ73が電圧Vのピーク値を検波するため、接続点J3の電圧Vはノイズの影響を受けない値となる。これにより、判別器20が誤判別することを防ぐことができる。
なお、トランジスタ73は、バイポーラトランジスタではなく、FETであっても良い。
さらに、判別器20の出力信号がLowとHighを繰り返すチャッタリングの影響を防ぐようなチャッタリング防止回路を、判別器20と制御回路120との間に設けても良い。チャッタリング防止回路は、例えば、複数のインバータとANDゲート等により構成されて、Highの信号が複数回続いたときにHighを出力するようにしても良い。
[信号レベル固定器の切り替えの別のタイミング]
図7に示すように、信号レベル固定器40とタイマー50との間に、タイマー50の出力とサンプルホールド信号SHとにより、信号レベル固定器40の切り替えのタイミングを制御する切替制御部80をさらに設けても良い。図8に、切替制御部80による信号レベル固定器40の切り替えのタイミングを示す。図8(a)は出力回路10の出力信号の波形、図8(b)はサンプルホールド信号SHの波形、図8(c)はタイマー50の出力信号の波形、図8(d)は切替制御部80の出力信号の波形である。切替制御部80は、タイマー50の出力信号がHighに切り替わった後、サンプルホールド信号SHが到来するタイミングで、Highの信号を出力し、信号レベル固定器40の接続を電源41から入力信号側に切り替える。図3に示すように、信号の途中で信号レベル固定器40が入力信号側に切り替わると、次のサンプルホールド信号SHが到来するまでの間に受信装置300が再生する映像が乱れてしまうが、図8に示すようにサンプルホールド信号SHのタイミングに基づいて、出力回路10が入力信号に基づいた本来の信号を出力するようにすると、受信装置300は乱れた映像を再生することがなくなる。このように、サンプルホールド信号SHに基づいて、切り替えのタイミングを制御することにより、受信装置300に適した切り替えのタイミングで、出力する信号を切り替えることができる。
(第2の実施形態)
出力回路10の出力用トランジスタQ1周辺の別の構成について説明する。図9に、出力用のトランジスタQ1周辺の回路図を示す。図9(a)は第1の実施形態のようにトランジスタQ1のみを出力用トランジスタ部10aに用いた場合の回路図であり、図9(b)及び図9(c)は図9(a)の出力用トランジスタ部10aの代わりに用いられる出力用トランジスタ部10b、10cの回路図である。出力用トランジスタ部10bはトランジスタQ1、Q20を有し、出力用トランジスタ部10cはトランジスタQ1、Q20、Q21を有する。
図9(a)に示すようにトランジスタQ1にP型MOSFETを使用すると、バッファ回路130を停止して、すなわち出力回路10内の電圧Vccの供給を停止して、インピーダンス検出器60により終端検出を行う場合、インピーダンス検出器60が終端を検出するために流す電流Iが、トランジスタQ1のドレイン−バックゲート間のPN接合ダイオードに流れる。このとき、インピーダンス検出器60と出力回路10の出力との接続点J4の電位は、トランジスタQ1のドレイン−バックゲート間のPN接合ダイオードの順方向降下電圧と等しい約0.7Vまでしか上がらない。そのため、インピーダンス検出器60が十分に終端検出を行えなくなる。そこで、図9(b)に示すように、P型MOSFETであるトランジスタQ20をさらに設けて、トランジスタQ1のバックゲート電位をトランジスタQ20を通して供給する構成にすると、インピーダンス検出器60から流れる電流Iは、トランジスタQ1のPN接合ダイオードを通って、トランジスタ20のPN接合ダイオードに流れる。これにより、接続点J4の電位はトランジスタQ1、Q20の2個分のPN接合ダイオードの順方向降下電圧にまで上げることができるようになる。さらに、図9(b)に示す電流経路のインピーダンスが上昇し、流れ出る電流が少なくなる。また、図9(c)に示すように、トランジスタQ20のバックゲート電圧をトランジスタQ21を通して供給するようにすれば、接続点J4の電位をトランジスタQ1、Q20、Q21の三個分のPN接合ダイオードの順方向降下電圧にまで上げることが可能となる。また、図9(c)に示す電流経路のインピーダンスが上昇し、流れ出る電流が少なくなる。これにより、インピーダンス検出器60が十分に終端検出を行うことができるようになる。
また、トランジスタQ20やQ21のゲートを常に接地する。これにより、トランジスタQ20、Q21のソース電位は上昇し、電源Vccに電圧が印加されているときのみ自動でオンし、電源Vccに電圧が印加されていないときは自動でオフするようになる。すなわち、バッファ回路130を停止させてインピーダンス検出器60により終端検出を行っている間だけ、トランジスタQ20やQ21が自動でオフして、接続点J4の電位を上げることができる。
(第3の実施形態)
図10に、図1に示す送信装置100が携帯電話等の携帯機器であり、受信装置300が映像信号を表示する映像モニタである例を示す。ケーブル200の両端にコネクタ201、202が設けられており、携帯機器100の出力端子1と映像モニタ300の入力端子2に、コネクタ201、202を接続することによって、携帯機器100から出力される信号が映像モニタ300に入力される。第1の実施形態や第2の実施形態に示す終端検出装置110は、少ない消費電力で実現できるため、携帯機器等の送信装置に有用である。
なお、第1の実施形態〜第3の実施形態においては、バッファ回路130とインピーダンス検出器60は電流を流して、その電流に基づいた電圧値を基準電圧と比較することにより、終端検出を行ったが、電圧を印加して、印加した電圧により流れる電流を所定の電流値と比較するように構成しても良い。
本発明のバッファ回路、そのバッファ回路を備えた終端検出装置、及び終端検出方法によれば、信号の有無に関わらず終端検出を行うことができるという効果を有し、映像信号等を出力する送信装置に有用である。
本発明の第1の実施形態の終端検出装置とその周辺の装置を示す図 図1の終端検出装置に設けられる出力回路と判別器の回路図 図1の終端検出装置の信号レベル固定器の切り替えのタイミングとサンプルホールド信号とを示す図 図1の終端検出装置に設けられるインピーダンス検出器の回路図 図1の終端検出装置にさらに設けることが可能な検波器の回路図 図1の終端検出装置内の各電圧の波形図 図1の終端検出装置にさらに設けることが可能な切替制御部のブロック図 図7の切替制御部を設けた場合の信号レベル固定器の切り替えのタイミング図 出力回路の出力用のトランジスタ周辺の別の構成図 図1の終端検出装置を備えた携帯機器の図
符号の説明
1 出力端子
2 入力端子
10 出力回路
11a、11b 入力端子
12 モニター端子
13 出力端子
20 判別器
21、32、41、62 電源
22、33、62 比較器
30 クランプ回路
31 レベルシフト回路
34、74 コンデンサ
35 サンプルホールド回路
40 信号レベル固定器
50 タイマー
60 インピーダンス検出器
63 定電流源
71 コンデンサ
72 抵抗
73 トランジスタ
75 電流源
100 送信装置
110 終端検出装置
120 制御回路
130 バッファ回路
200 ケーブル
R1 出力抵抗
R2 終端抵抗
Q1〜Q15、Q20、Q21 トランジスタ

Claims (13)

  1. 出力端子を備えて、前記出力端子から0Vより大きな信号を出力する出力回路と、
    前記出力端子から流れ出る電流に基づいて、前記出力端子が終端されているか否かを判別する判別器と、
    を有するバッファ回路。
  2. 前記出力回路は、
    直列に接続されて、接続点から前記出力端子に電流を流す第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタと同一の電圧で駆動されて、前記第1のトランジスタに流れる電流に比例する電流を流す第3のトランジスタと、
    前記第3のトランジスタと直列に接続され、且つ前記第2のトランジスタと同一の電圧で駆動されて、前記第2のトランジスタに流れる電流に比例する電流を流す第4のトランジスタと、
    をさらに有し、
    前記第3のトランジスタと前記第4のトランジスタの接続点が前記判別器に接続される、
    請求項1に記載のバッファ回路。
  3. 前記出力回路と前記判別器との間に、前記第3のトランジスタと前記第4のトランジスタの接続点の電圧のピーク値を検波する検波器をさらに有する、請求項1に記載のバッファ回路。
  4. 入力信号と0Vより大きいDC信号とのいずれかを前記出力回路に出力する信号レベル固定器をさらに有する、請求項1に記載のバッファ回路。
  5. 前記信号レベル固定器は、バッファ回路の起動時又は入力信号が入力され始めたときにDC信号を出力し、DC信号を出力し始めてから所定時間の経過後に入力信号を出力する、請求項4に記載のバッファ回路。
  6. 前記信号レベル固定器がDC信号から入力信号に出力を切り替えるときのタイミングを制御するタイマーをさらに有する、請求項5に記載のバッファ回路。
  7. 前記出力回路が出力する信号に同期した信号と、前記タイマーの出力とに基づいて、前記信号レベル固定器がDC信号から入力信号に出力を切り替えるときのタイミングを制御する切替制御部をさらに有する、請求項6に記載のバッファ回路。
  8. 前記出力回路の出力信号の最低値が0Vより大きい所定のDC電圧になるように、前記出力回路に入力される入力信号の信号レベルを基準レベルにクランプするクランプ回路をさらに有する、請求項1に記載のバッファ回路。
  9. 前記出力回路の出力信号は映像信号又は音声信号である、請求項1に記載のバッファ回路。
  10. 出力端子から0Vより大きな信号を出力する出力回路を備えた、請求項1から請求項9のいずれかの請求項に記載のバッファ回路と、
    前記出力端子に接続されて、前記出力端子のインピーダンスを検出することにより、前記出力端子が終端されているか否かを検出するインピーダンス検出器と、
    を有する終端検出装置。
  11. 前記インピーダンス検出器は、前記バッファ回路が停止しているときに動作する、請求項10に記載の終端検出装置。
  12. 前記出力回路は、
    直列に接続されて接続点から前記出力端子に電流を流す第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、
    ゲートが接地され、ソースが前記第1のトランジスタのバックゲートに接続された第5のトランジスタと、
    を有する、請求項10に記載の終端検出装置。
  13. 出力端子から0Vより大きな信号を出力するステップと、
    前記出力端子から流れ出る電流に基づいて、前記出力端子が終端されているか否かを判別するステップと、
    を有する終端検出方法。
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