JP2008165491A - ソフトウェア品質評価装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の視点で複合的にソフトウェアの定量的な品質評価をする際、自動的に評価マトリクスの交点毎の不良摘出目標数を設定し、不良摘出目標数に対する不良摘出実績による定量的評価を可能とするソフトウェア品質評価装置を提供する。
【解決手段】本発明は、テストケース保持部11、テスト結果保持部13、基礎情報保持部12、不良摘出目標算出部15、品質評価結果保持部17、品質評価部16を有するソフトウェア品質評価装置であって、不良摘出目標算出部15は、基礎情報保持部12及びテストケース保持部11からソフトウェア全体での不良摘出目標数と評価項目の情報及びテストケース情報を取得し、各評価項目に対応するテストケースの数から、評価マトリクスの交点毎の不良摘出目標数を自動算出することを特徴とするものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ソフトウェアの品質を定量的に評価してかつ、ソフトウェアの品質状態を把握できるようにする方法及びそれを実行する装置に関するものである。
ソフトウェア開発において、ユーザの要件と合致しているかの妥当性を確認するテスト(総合テスト、統合テスト、システムテスト等と呼ばれる)では、ユーザから得られる機能的な要件に加え、性能や信頼性、リソースの使用状況などソフトウェアとして備えておくべきソフトウェア特性の要件等の視点でも確認しなければならない。このように、妥当性確認テストでは、複数の視点から複合的にソフトウェアを評価する必要がある。
複数の視点で複合的にソフトウェアの定量的な品質評価をしているものとして、特開2002−41332号公報(特許文献1)がある。ここでは、テストケースとテスト結果を用いて、品質を点数化し、定量的に品質評価している。
特開2002−41332号公報
一般にソフトウェアの品質評価における評価指標の一つに、不良摘出目標数に対してどれくらいの不良が摘出できているかにより品質を評価するものがある。これは、不良はある程度の密度で存在しているはずであり、不良が多い場合はもちろん、少ない場合も問題であるという考え方から来ている。不良が少ないということはソフトウェアの品質が良いということも考えられるが、逆にテストケースの品質が悪いということも考えられる。後者の場合はテストケースの内容を見直し、再テストする必要がある。特許文献1においては、不良の発生状況のみで品質を評価しており、不良摘出目標数との対比を行っていないため、評価精度が不十分である。
複数の視点から複合的に品質評価する場合、各視点を軸としたマトリクス形式で評価結果を参照する。目標と実績の対比で評価しようとした場合、視点のマトリクスの各交点に対して目標値を設定する必要がある。視点(軸)の詳細分類が増えてくると、その交点の数が膨大になり、人手で設定することは現実的ではない。以後、「視点」を「評価属性」、「視点の詳細分類」を「評価項目」、「各視点のマトリクス」を「評価マトリクス」と呼ぶ。
本発明の目的は、複数の視点で複合的にソフトウェアの定量的な品質評価をする際、自動的に評価マトリクスの交点毎の不良摘出目標数を設定し、不良摘出目標数に対する不良摘出実績による定量的評価を可能とするソフトウェア品質評価技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、ソフトウェアに対するテストの内容と該テストにおいて評価する評価項目とを含むテストケースを保持するテストケース保持部と、テストケース実行後の不良の摘出実績と該不良に対応する評価項目とを含むテスト結果を保持するテスト結果保持部と、対象ソフトウェア全体の不良摘出目標数及び品質を評価する際の評価マトリクスの軸となる評価属性と各評価属性に属する評価項目の情報を保持する基礎情報保持部と、前記評価マトリクスの交点毎に不良摘出目標数を設定する不良摘出目標算出部と、品質評価結果の情報を保持する品質評価結果保持部と、前記不良摘出目標算出部及び前記テスト結果保持部から、不良摘出目標数及びテスト結果を取得し、評価マトリクスの交点毎に不良摘出目標数と不良摘出実績を対比させることによりソフトウェアの品質を評価して前記品質評価結果保持部に出力する品質評価部とを有するソフトウェア品質評価装置であって、前記不良摘出目標算出部は、前記基礎情報保持部及び前記テストケース保持部からソフトウェア全体での不良摘出目標数と評価項目の基礎情報及びテストケースを取得し、各評価項目に対応するテストケースの数から、前記評価マトリクスの交点毎の不良摘出目標数を自動算出することを特徴とするものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明によれば、評価マトリクスの評価項目交点毎に、自動的に不良摘出目標数を割り当てることにより、不良摘出目標数と不良摘出実績の比較による品質の評価が可能となり、従来に比較して精度の高い品質評価ができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
<概要>
ソフトウェア全体での不良摘出目標数は、ソフトウェアの規模(LOC)と、組織やプロジェクトの状況からそのソフトウェアに対して設定される不良摘出密度(個/LOC)から求められる。よって、品質評価対象のソフトウェア全体での不良摘出目標数は容易に求めることができる。
本発明では、評価マトリクスの評価項目交点毎に不良摘出目標数を算出するが、その仕組みは以下のとおりである。
まずテストケースに対しての評価の視点として、一つのテストケースに対して複数の評価属性(機能の視点、ソフトウェア特性の視点など)を付与する。その際、該評価属性に含まれる評価項目(機能名称、ソフトウェア特性項目名称)を付与する形とする。一つのテストケースに対して、一つの評価属性のうちの複数の評価項目が割り当たる場合は、これら複数の評価項目での組み合わせをすべて割り当てる。全てのテストケースを作成後、評価マトリクスの評価属性の交点毎にテストケースの数を集計し、ソフトウェア全体でのテストケースの数との割合を算出し、その割合でソフトウェア全体の不良摘出目標数を按分することにより、評価マトリクスの評価項目交点毎の不良摘出目標数を求める。
一方、従来技術と同様に、不良実績に対しては内容に応じてテストケースと同じ評価項目を設定することにより、該不良が評価マトリクスのどの交点に該当するかを設定する。
品質評価時は、評価マトリクスの評価項目交点毎に、自動設定した不良摘出目標数に対して不良摘出実績を対比させて評価する。
また、品質評価の際に、追加の評価指標として例えば重要不良率や残存不良率などの指標も考慮して評価することも可能とする。この場合は、前記不良実績に、さらに不良の重要度や前工程からの残存不良かどうかの情報なども設定する。これら複数の評価指標について重み付けをして、評価マトリクスの評価項目交点毎に品質を数値化して評価する。
また、評価結果は、色の濃淡、○△×、色などの記号等に変換して出力し、一目で品質の状態を判断できるようにする。
<実施の形態>
A.システムの構成
図1は本発明の一実施の形態におけるソフトウェア品質評価装置の一構成例を示すブロック図である。本実施の形態におけるソフトウェア品質評価装置は、コンピュータシステムからなり、ソフトウェア品質の評価処理などを行う品質評価装置1と、操作者からの操作指示を入力するキーボードなどからなる入力装置2と、TFTモニタやCRTなどからなり、品質評価装置1の処理結果などを表示出力する表示装置3と、レーザプリンタやインクジェットプリンタなどからなり、品質評価装置1の処理結果を印字出力する印刷装置4とにより構成されている。
品質評価装置1は、テストケース保持部11、基礎情報保持部12、テスト結果保持部13、評価基準保持部14、不良摘出目標算出部15、品質評価部16、品質評価結果保持部17、記号変換基準保持部18、評価結果出力部19から構成される。この品質評価装置1においては、これに限定されるものではないが、例えば一例として、テストケース保持部11、基礎情報保持部12、テスト結果保持部13、評価基準保持部14、品質評価結果保持部17、記号変換基準保持部18はハードディスクなどの保持手段からなり、不良摘出目標算出部15、品質評価部16、評価結果出力部19はプログラムにより実現される。
テストケース保持部11は、ソフトウェアに不良が無いかどうかを確認するためのテストケースを保持し、基礎情報保持部12は、品質評価の対象のソフトウェア全体での不良摘出目標数、及び評価属性や評価項目を保持する。
テスト結果保持部13は、テストケース実行後の不良摘出情報とその評価項目及び追加の評価指標の情報からなるテスト結果を保持し、評価基準保持部14は、ソフトウェアの品質を点数化する際の基準を保持する。
不良摘出目標算出部15は、テストケースをテストケース保持部11から、不良摘出目標数の算出の基礎になる情報を基礎情報保持部12から取得し、評価マトリクスの評価項目交点毎の不良摘出目標数を算出する。
品質評価部16は、評価マトリクスの評価項目交点毎の不良摘出目標数を不良摘出目標算出部15から、不良摘出実績値をテスト結果保持部13から、点数化の際の評価基準を評価基準保持部14から取得し、品質評価値を点数化して算出し、算出結果を品質評価保持部17に記録する。
品質評価結果保持部17は、品質を評価した結果の品質評価値を保持し、記号変換基準保持部18は、品質評価値と記号との関係を保持し、評価結果出力部19は、品質評価値を品質評価保持部17から、記号変換基準を記号変換基準保持部18から取得し、品質評価値を記号に変換し、表示装置3に表示したり、印刷装置4に印刷したりする処理を行う。
図2にテストケース保持部11のデータ構造とその設定値の例を示す。テストケースは、テストケースを一意にするテストケースID111と、そのテストケースで実施されるテスト内容112、そのテストが評価する属性毎の評価項目を示す評価項目IDα113と評価項目IDβ114からなる。ここで評価属性と評価項目について説明する。評価属性とは、ソフトウェアを評価するときの評価マトリクスの軸になる内容であり、具体的には、「機能」や「ソフトウェア特性」などがある。評価項目は評価属性の下位に属するもので、「機能」であれば「入金機能」や「出金機能」、「ソフトウェア特性」であれば「信頼性」や「保守性」などがある。この情報を保持する評価属性テーブルのデータ構造を図3に示す。
図3に示す評価属性テーブルは、評価属性122とそれに対してつけられた評価属性ID121、評価項目124とそれに対して付けられた評価項目ID123から構成される。前述したように一つの評価属性は複数の評価項目を有する。図2において、一つのテストケースに対し、一つの評価属性の内の複数の評価項目が当てはまるようであれば、評価項目毎に複数レコードとして定義する。また、本実施の形態は2種類の評価属性を使用した例であるが、2種類以上の評価属性を使用しても構わない。その場合は、図3において行として評価属性及び評価項目が追加され、図2において列として評価項目IDが追加されることになる。
図3と図4に基礎情報保持部12のデータ構造とその設定値の例を示す。図3については前述した通りである。ここでは図4について説明する。基礎情報テーブルでは、評価対象のソフトウェア全体の不良摘出目標数を保持するが、本実施の形態では、その算出の基礎となる対象ソフトウェアの規模125と、組織やプロジェクトで決められる規模あたりの不良摘出数126とに分解したデータ構造で保持している。これらの値を掛け合わせることによりソフトウェア全体での不良摘出目標数は容易に取得可能である。図4の例では、ソフトウェアの規模についてはKLOC、規模あたりの不良摘出数については個/KLOCという単位を用いているが、これに限られるものではない。
図5にテスト結果保持部13のデータ構造とその設定値の例を示す。テスト結果は、不良内容131と、不良が発生したテストケースのテストケースID132と、該不良が属する評価項目を設定する評価項目IDα133、評価項目IDβ134と、追加の品質評価指標としての不良重要度135及び残存不良136とからなる。評価項目IDαと、評価項目IDβの並び順は、図2の並びと合わせておく。テストケースに2種類以上の評価属性が割り当てられている場合、本構造もテストケースでの構造に合わせる。
追加の品質評価指標について、本実施の形態では不良重要度及び残存不良を設定しているが、これら指標に限られるものではなく、それ以外の指標も使用する場合には本構造もそれに合わせた形とする。ここで、例えば不良重要度については該不良の及ぼす影響等をランク付けした値を設定し、また残存不良については該不良が前工程以前から潜在していたものかどうかといった情報を設定することにより、これら指標も考慮した品質の定量的評価を可能とする。
図6、図7に評価基準保持部14のデータ構造とその設定値の例を示す。図6の評価基準は、不良摘出目標数と不良摘出実績の乖離度の大きさを点数化する際の条件141と、その時の得点142とからなるテーブル、追加の品質評価指標である重要不良率の値を点数化する際の条件143と、その時の得点144とからなるテーブル、及び残存不良率の値を点数化する際の条件145と、その時の得点146とからなるテーブルを有する。本実施の形態では追加の評価指標として重要不良率と残存不良率を設定しているが、評価指標をさらに追加・変更した場合は、それに応じて該評価基準テーブルも追加・変更する。
図7の算出基準は、品質を点数化する際に考慮する各評価指標147と、各評価指標での得点を重み付けする際の加重係数148とからなる。
図8に品質評価結果保持部17のデータ構造とその設定値の例を示す。品質評価結果は、評価項目IDα171、評価項目IDβ172と、評価マトリクスの評価項目交点毎に品質評価部16で評価された評価値を格納する評価得点173とからなる。評価項目IDαと、評価項目IDβが属する評価属性の並び順は、図2の並びと合わせておく。テストケースが2種類以上の評価属性を持つ場合、本構造もテストケースでの構造に合わせる。
図9に記号変換基準保持部18のデータ構造とその設定値の例を示す。記号変換基準は、記号化するときの評価得点のしきい値を保持する下限値181、上限値182と、その時の表示記号183を持つ。表示記号183は、本実施の形態では、色の濃淡が設定されているが、記号として文字を使用する場合は、その文字または文字コードを設定してもよい。また、色や濃淡を使用する場合は、色のRGB値などを設定してもよい。
B.処理の説明
図1の不良摘出目標算出部15の処理について、図10を用いて詳しく説明する。不良摘出目標算出部15は、テストケース保持部11から、テストケース情報を読み込む(ステップ151)。次に、1レコードずつ評価項目IDα、評価項目IDβの軸で構成される評価マトリクスの評価項目交点の該当場所に、その場所に設定されたテストケースの数量として1を加算する。これを全てのテストケースのレコードに対して実行する(ステップ152)。次に、全テストケースの数として、テストケースのレコード数をカウントする(ステップ153)。次に、評価マトリクスの評価項目交点毎に設定されたテストケースの数を全テストケースの数で除算して、テストケース割合を算出する(ステップ154)。
その後、基礎情報保持部12より、ソフトウェアの規模と、規模あたりの不良摘出数を読み込む(ステップ155)。次に、ソフトウェアの規模と、規模あたりの不良摘出数より、ソフトウェア全体の不良摘出目標数を算出する(ステップ156)。
最後に、評価マトリクスの評価項目交点毎に計算されたテストケース割合とソフトウェア全体の不良摘出目標数を乗算し、評価マトリクスの評価項目交点毎に不良摘出目標数を算出する。
図1の品質評価部16の処理について、図11を用いて詳しく説明する。品質評価部16は、テスト結果保持部13より不良摘出実績情報を読み込む(ステップ161)。次に、1レコードずつ評価マトリクスの評価項目交点の該当場所に、その場所に設定された不良の数量として1を加算する。また、追加の評価指標について、重要不良や残存不良に該当する場合はそれぞれの数量として1を加算する。これを全ての不良摘出実績のレコードに対して実行する(ステップ162、163)。
次に、不良摘出目標算出部15より評価マトリクスの評価項目交点毎の不良摘出目標数を取得する(ステップ164)。次に、評価マトリクスの評価項目交点毎に、不良摘出実績数を不良摘出目標数で除算し、不良の乖離度を求める(ステップ165)。また追加の評価指標である重要不良率、残存不良率についても求める(ステップ166)。
その後、評価基準保持部14より評価基準情報、算出基準情報を読み込む(ステップ167)。次に、評価マトリクスの評価項目交点毎に計算された乖離度、重要不良率及び残存不良率と、各指標の評価基準情報とを比較し、各指標の評価点数を求める(ステップ168)。さらに算出基準情報から取得した各指標の重み付けの情報を考慮して、評価マトリクスの評価項目交点での最終的な評価点数を求める(ステップ169)。最後に、求めた評価点数を品質評価結果保持部17に格納する(ステップ16A)。
図1の評価結果出力部19の処理について、図12を用いて詳しく説明する。評価結果出力部19は、品質評価結果保持部17より評価点数を読み込む(ステップ191)。次に評価マトリクスを作成し、各評価項目交点に前記評価点数を割り当てる(ステップ192)。ここで、評価マトリクスの軸となる評価属性が2種類以上割り当てられている場合は、2種類の評価属性の組み合わせ毎に評価マトリクスを作成する。この場合、新たな各交点の点数は、ステップ191で読み込んだデータのうち、評価マトリクスの2軸の評価属性と評価項目IDが一致するものの点数の単純平均として算出される。
次に記号変換基準保持部18より記号変換基準を読み込む(ステップ193)。その後、点数を記号変換基準に照らし合わせて記号化する(ステップ194)。最後に、記号化した品質評価結果を表示装置3または印刷装置4に出力する(ステップ195)。
処理の流れに沿った具体的なデータの状態を図13に示す。テストケース作成数1201は、評価項目交点毎にテストケースの数を保持した評価マトリクスである。基礎情報1202は、基礎情報保持部12のデータ構造である。不良摘出目標1203は、不良摘出目標算出部15で自動計算された不良摘出目標数を保持した評価マトリクスである。
不良摘出数1204Aは、評価項目交点毎に不良摘出数を集計した評価マトリクスである。重要不良率1204Bは、評価項目交点毎に重要不良率を算出した評価マトリクスである。残存不良率1204Cは、評価項目交点毎に残存不良率を算出した評価マトリクスである。評価基準1205Aは、不良摘出目標との乖離度の条件と得点を記録しているテーブルである。評価基準1205Bは、重要不良率の条件と得点を記録しているテーブルである。評価基準1205Cは、残存不良率の条件と得点を記録しているテーブルである。
算出基準1206は、各指標の重み付けの条件を記録しているテーブルである。評価結果(得点)1207は、品質評価保持部17に保持される、評価項目交点毎に各評価指標から評価結果を点数化した評価マトリクスである。記号変換基準1208は、記号変換基準保持部18に保持される記号変換基準である。評価結果(記号)1209は、評価結果出力部19に出力される、評価結果の評価マトリクスである。
本実施の形態によれば、評価マトリクスの評価項目交点毎に、自動的に不良摘出目標数を割り当てることにより、不良摘出目標数と不良摘出実績の比較による品質の評価が可能となり、従来に比較して精度の高い品質評価ができる。さらに、複数の評価指標を総合的に考慮して品質を点数化することで、さらに精度の高い品質の把握が可能となる。また、評価マトリクスの各評価項目交点で品質の濃淡を一目で把握することが容易となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明はソフトウェアの品質評価を行う品質評価方法及び品質評価システムに利用可能である。
本発明の一実施の形態におけるソフトウェア品質評価装置の一構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態におけるテストケース保持部のデータ構造とその設定値の例を示した図である。 本発明の一実施の形態における基礎情報保持部(評価属性テーブル)のデータ構造とその設定値の例を示した図である。 本発明の一実施の形態における基礎情報保持部(基礎情報テーブル)のデータ構造とその設定値の例を示した図である。 本発明の一実施の形態におけるテスト結果保持部のデータ構造とその設定値の例を示した図である。 本発明の一実施の形態における評価基準保持部(評価基準テーブル)のデータ構造とその設定値の例を示した図である。 本発明の一実施の形態における評価基準保持部(算出基準テーブル)のデータ構造とその設定値の例を示した図である。 本発明の一実施の形態における品質評価結果保持部のデータ構造とその設定値の例を示した図である。 本発明の一実施の形態における記号変換基準保持部のデータ構造とその設定値の例を示した図である。 本発明の一実施の形態における不良摘出目標算出部の処理について説明した図である。 本発明の一実施の形態における品質評価部の処理について説明した図である。 本発明の一実施の形態における評価結果出力部の処理について説明した図である。 本発明の一実施の形態における処理の流れに沿った具体的なデータの状態を示した図である。
符号の説明
1…品質評価装置、2…入力装置、3…表示装置、4…印刷装置、11…テストケース保持部、12…基礎情報保持部、13…テスト結果保持部、14…評価基準保持部、15…不良摘出目標算出部、16…品質評価部、17…品質評価結果保持部、18…記号変換基準保持部、19…評価結果出力部、
111…テストケースID、112…テスト内容、113…評価項目IDα、114…評価項目IDβ、
121…評価属性ID、122…評価属性、123…評価項目ID、124…評価項目、
125…ソフトウェアの規模、126…規模あたりの不良摘出数、
131…不良内容、132…テストケースID、133…評価項目IDα、134…評価項目IDβ、135…不良重要度、136…残存不良、
141…不良摘出目標乖離度条件、142…得点(不良摘出目標乖離度)、143…重要不良率条件、144…得点(重要不良率)、145…残存不良率条件、146…得点(残存不良率)、
147…評価指標、148…加重係数、
171…評価項目IDα、172…評価項目IDβ、173…評価得点、
181…記号変換基準下限値、182…記号変換基準上限値、183…表示記号、
1201…テストケース作成数、1202…基礎情報(基礎情報テーブル)、1203…評価マトリクス(不良摘出目標数)、1204A…評価マトリクス(不良摘出数)、1204B…評価マトリクス(重要不良率)、1204C…評価マトリクス(残存不良率)、1205A…評価基準(不良摘出数乖離度)、1205B…評価基準(重要不良率)、1205C…評価基準(残存不良率)、1206…算出基準、1207…評価結果(得点)、1208…記号変換基準、1209…評価結果(記号)。

Claims (6)

  1. ソフトウェアに対するテストの内容と該テストにおいて評価する評価項目とを含むテストケースを保持するテストケース保持部と、
    テストケース実行後の不良の摘出実績と該不良に対応する評価項目とを含むテスト結果を保持するテスト結果保持部と、
    対象ソフトウェア全体の不良摘出目標数及び品質を評価する際の評価マトリクスの軸となる評価属性と各評価属性に属する評価項目の情報を保持する基礎情報保持部と、
    前記評価マトリクスの交点毎に不良摘出目標数を設定する不良摘出目標算出部と、
    品質評価結果の情報を保持する品質評価結果保持部と、
    前記不良摘出目標算出部及び前記テスト結果保持部から、不良摘出目標数及びテスト結果を取得し、評価マトリクスの交点毎に不良摘出目標数と不良摘出実績を対比させることによりソフトウェアの品質を評価して、評価結果を前記品質評価結果保持部に出力する品質評価部とを有するソフトウェア品質評価装置であって、
    前記不良摘出目標算出部は、前記基礎情報保持部及び前記テストケース保持部から、ソフトウェア全体での不良摘出目標数と評価項目の基礎情報及びテストケースを取得し、各評価項目に対応するテストケースの数から前記評価マトリクスの交点毎の不良摘出目標数を自動算出することを特徴とするソフトウェア品質評価装置。
  2. 請求項1記載のソフトウェア品質評価装置において、
    前記テスト結果保持部にはテスト結果毎にさらに追加の評価指標の値を保持し、
    さらに前記不良摘出目標数と不良摘出実績との対比結果と前記評価指標の値とを基に品質評価結果を数値化するための基準を保持する評価基準保持部を有し、
    前記品質評価部では、前記評価基準保持部から評価結果を数値化するための基準を取得し、評価マトリクスの交点毎にソフトウェアの品質を該基準をもとに数値化して評価し、評価結果を前記品質評価結果保持部に出力することを特徴とするソフトウェア品質評価装置。
  3. 請求項1または2記載のソフトウェア品質評価装置において、
    さらにソフトウェアの品質評価結果である数値の範囲に対応して品質評価結果を記号に変換する記号変換基準を保持する記号変換基準保持部と、
    品質評価結果の数値情報を前記品質評価結果保持部から取得し、記号変換条件を前記記号変換基準保持部から取得し、前記数値情報を記号に変換して出力する評価結果出力部とを有することを特徴とするソフトウェア品質評価装置。
  4. コンピュータシステムを用いて、
    ソフトウェアの品質を評価する際の評価マトリクスの交点毎に不良摘出目標数を設定する不良摘出目標算出ステップと、
    テスト結果保持部からテストケース実行後の不良の摘出実績と該不良に対応する評価項目とを含むテスト結果を取得し、該テスト結果と前記不良摘出目標算出ステップで設定した不良摘出目標数を基に、評価マトリクスの交点毎に不良摘出目標数と不良摘出実績を対比させることによりソフトウェアの品質を評価して、評価結果を品質評価結果保持部に出力する品質評価ステップとを実行するソフトウェア品質評価方法であって、
    前記不良摘出目標算出ステップは、基礎情報保持部からソフトウェア全体での不良摘出目標数、及び品質を評価する際の評価マトリクスの軸となる評価属性と各評価属性に属する評価項目の基礎情報を取得し、テストケース保持部からソフトウェアに対するテストの内容と該テストにおいて評価する評価項目とを含むテストケースを取得し、各評価項目に対応するテストケースの数から前記評価マトリクスの交点毎の不良摘出目標数を自動算出することを特徴とするソフトウェア品質評価方法。
  5. 請求項4記載のソフトウェア品質評価方法において、
    前記品質評価ステップでは、前記テスト結果保持部からテスト結果毎にさらに追加の評価指標の値を取得し、評価基準保持部から前記不良摘出目標数と不良摘出実績との対比結果と前記評価指標の値とを基に品質評価結果を数値化するための基準を取得し、評価マトリクスの交点毎にソフトウェアの品質を該基準をもとに数値化して評価し、評価結果を前記品質評価結果保持部に出力することを特徴とするソフトウェア品質評価方法。
  6. 請求項4または5記載のソフトウェア品質評価方法において、
    前記品質評価結果保持部から品質評価結果の数値情報を取得し、記号変換基準保持部からソフトウェアの品質評価結果である数値の範囲に対応して品質評価結果を記号に変換する記号変換基準を取得し、前記数値情報を記号に変換して出力する評価結果出力ステップを実行することを特徴とするソフトウェア品質評価方法。
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