JPH05216651A - プログラム品質評価システム - Google Patents

プログラム品質評価システム

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JPH05216651A
JPH05216651A JP4019811A JP1981192A JPH05216651A JP H05216651 A JPH05216651 A JP H05216651A JP 4019811 A JP4019811 A JP 4019811A JP 1981192 A JP1981192 A JP 1981192A JP H05216651 A JPH05216651 A JP H05216651A
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JP
Japan
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program
evaluation
density
test
quality
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Application number
JP4019811A
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English (en)
Inventor
Naoaki Okamoto
修明 岡本
Ritsuo Miyahara
律夫 宮原
Toshihiro Muto
利広 武藤
Kokichi Shimane
功吉 嶌根
Toshio Akimoto
敏夫 秋元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プログラムの品質評価を標準化し、プログラ
ムの品質評価の高効率化、および、高信頼化を行ない、
高効率で高信頼なプログラムの品質管理体制の構築を可
能とする。 【構成】 コンピュータに用いるプログラムの品質評価
を行なうプログラム品質評価システムであり、テスト項
目の件数対プログラムの規模の比からなるテスト項目件
数密度と、発生不良の件数対プログラムの規模の比から
なる発生不良件数密度とに基づきプログラムの品質評価
を行なうプログラム品質評価部を設け、プログラムの開
発方式に依存することなく、定量的かつ標準的にプログ
ラムの品質管理を行なうプログラム品質評価システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータに用いる
プログラムの品質評価技術に係り、特に、プログラムの
品質評価を標準化して、プログラムの品質評価に係わる
作業を高効率化するのに好適なプログラム品質評価シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータのプログラムの開発におい
ては、生産性の向上の観点からも、品質の確保が重要な
課題である。このようなプログラムの品質の評価は、評
価対象のプログラムをコンピュータに実装して行なうこ
とが一般的である。しかし、コンピュータ実装によるプ
ログラムの検査では、検査環境などが大きく、かつ、プ
ログラムの開発工程の最後に行なうために、一件当りの
バグ(プログラム誤り)の修正に要する費用が膨大とな
る。
【0003】このようなプログラムの品質評価を、効率
良く行なうことを目的とした従来技術には、例えば、
「情報処理学会 第41回(平成2年後期)全国大会
誌」の第5−285頁から第5−286頁に記載のもの
がある。この技術では、推定(予想)不良件数と実発見
不良件数との比較により、プログラムの品質を評価する
ものである。しかし、この従来技術では、要注意のプロ
グラムの抽出は可能であるが、本当に品質が良いのか悪
いのかの評価を行なうことはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、プログラムの品質の向上を図る
ための定量的な判断基準が設定されておらず、プログラ
ムの品質の評価を、標準化することができず、効率の良
いプログラムの品質管理体制の構築を図ることができな
い点である。本発明の目的は、これら従来技術の課題を
解決し、プログラムの開発方式に依存することのない品
質評価の決定指標となる基準の設定を可能とし、プログ
ラムの品質評価に要する作業時間を大幅に短縮すると共
に、信頼性が高く、かつ、効率の良いプログラムの品質
管理体制を構築することを可能とするプログラム品質評
価システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のプログラム品質評価システムは、(1)コ
ンピュータに用いるプログラムの品質評価を行なうプロ
グラム品質評価システムであり、テスト項目の件数対プ
ログラムの規模の比からなるテスト項目件数密度と、発
生不良の件数対プログラムの規模の比からなる発生不良
件数密度とに基づき、プログラムの品質評価を行なうプ
ログラム品質評価部を設けることを特徴とする。また、
(2)上記(1)に記載のプログラム品質評価システム
において、プログラム品質評価部は、予め任意に設定さ
れたテスト項目の件数対プログラムの規模の比からなる
テスト項目件数密度の基準値、および、発生不良の件数
対プログラムの規模の比率からなる発生不良件数密度の
基準値のそれぞれを登録する評価基準値登録部と、少な
くとも、入力された評価の対象となるプログラムのプロ
グラム規模と、テスト項目件数と、発生不良件数とを記
憶する評価データ記憶部と、この評価データ記憶部に記
憶したテスト項目件数とプログラム規模とにより、評価
対象プログラムのテスト項目密度を算出するテスト項目
密度算出部と、評価データ記憶部に記憶した発生不良件
数とプログラム規模とにより、評価対象プログラムの発
生不良密度を算出する発生不良密度算出部と、この発生
不良密度算出部およびテスト項目密度算出部で算出した
評価対象プログラムの発生不良密度およびテスト項目密
度と、評価基準値登録部に登録されている発生不良密度
およびテスト項目密度の基準値との比較に基づき、評価
対象プログラムの良不良を判定する評価判定部とを具備
することを特徴とする。また、(3)上記(1)、もし
くは、(2)のいずれかに記載のプログラム品質評価シ
ステムにおいて、プログラム品質評価部は、それぞれ関
連する複数の評価対象プログラムのそれぞれの発生不良
密度を記録する発生不良密度記録部と、この発生不良密
度記録部で記録した複数の評価対象プログラムのそれぞ
れの発生不良密度に基づき、関連する複数の評価対象プ
ログラムのそれぞれの品質評価を行なう総合評価判定部
とを具備することを特徴とする。また、(4)上記
(3)に記載のプログラム品質評価システムにおいて、
発生不良密度記録部で記録する複数の発生不良密度は、
複数の評価対象プログラムのそれぞれに対して、それぞ
れのプログラム単独に行なった単体テストで算出される
発生不良密度と、複数のプログラムを任意の単位に連結
して行なった連動テストで算出される発生不良密度と、
全プログラムを連結して行なった総合テストで算出され
る発生不良密度とからなり、総合評価判定部は、発生不
良密度記録部で記録するそれぞれの発生不良密度の比較
により、複数の評価対象プログラムのそれぞれを関連付
けて品質評価を行なう比較判定部を具備することを特徴
とする。また、(5)上記(4)に記載のプログラム品
質評価システムにおいて、総合評価判定部は、単体テス
トと連動テスト、および、総合テストのそれぞれの発生
不良密度の算出に用いたプログラム規模に基づき、単体
テストと連動テスト、および、総合テスト時のそれぞれ
のプログラムの修正度合いを評価する修正度比較部を具
備することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明においては、プログラムの規模、並び
に、テスト項目密度、発生不良密度を、品質評価の指標
として定義する。そして、これらの指標に対して、基準
値、並びに、所定の範囲を設定して評価基準を決定し、
所定の範囲内に入るか否かで、プログラムの品質を決め
る。例えば、幾つかのプログラム名、もしくは、各テス
ト工程毎に、それぞれのプログラム規模、テスト項目件
数、発生不良件数が入力されると、それぞれのプログラ
ムのテスト項目密度、発生不良密度を自動的に計算し、
その計算値が、基準値と比較して、所定の範囲内に入る
か否かの判断を行ない、入らないプログラムには、不良
サインを付加し、例えば、プリンタなどで、一覧表で出
力する。このようにすることにより、プログラム開発に
おけるプログラムの品質評価を、プログラムの開発方式
に捕らわれず、定量的かつ標準的に行なうことができ
る。さらに、それぞれのプログラムの幾つかを連結した
プログラムなどに対する品質評価を、関連付けて行なう
ことにより、プログラムの品質を、工程別に、かつ、連
続して一元管理することが可能となり、プログラムの不
良の絞り込みが容易となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明を施したプログラム品質評価
システムの本発明に係わる構成の一実施例を示すブロッ
ク図である。本実施例のプログラム品質評価システム
は、本発明に係わるプログラムの品質評価処理などを行
なう処理装置1と、操作者からの操作指示を入力するキ
ーボードなどからなる入力装置2と、CRT(Cath
ode Ray Tube、陰極線管)などからなり、
処理装置1の処理結果などを表示出力する表示装置3
と、レーザプリンタなどからなり、処理装置1の処理結
果を印字出力するプリンタ4とにより構成されている。
そして、処理装置1は、本発明のプログラムの品質評価
を行なうプログラム品質評価部5と、このプログラム品
質評価部5の動作制御、および、入力装置2、表示装置
3、プリンタ4とのデータの入出力制御など、処理装置
1の全体の動作制御を行なう主制御部6とを具備してい
る。さらに、プログラム品質評価部5は、予め任意に設
定されたテスト項目の件数をプログラムの規模で除算し
て得られるテスト項目件数密度の基準値、および、発生
不良の件数をプログラムの規模で除算して得られる発生
不良件数密度の基準値などを登録する評価基準値登録部
7と、入力された評価の対象となるプログラムのプログ
ラム規模と、テスト項目件数と、発生不良件数などを記
憶する評価データ記憶部8と、この評価データ記憶部8
に記憶したテスト項目件数とプログラム規模とにより、
評価対象プログラムのテスト項目密度を算出するテスト
項目密度算出部9と、評価データ記憶部8に記憶した発
生不良件数とプログラム規模とにより、評価対象プログ
ラムの発生不良密度を算出する発生不良密度算出部10
と、これらの発生不良密度算出部10とテスト項目密度
算出部9で算出した評価対象プログラムのテスト項目密
度および発生不良密度と、評価基準値登録部7に登録さ
れているテスト項目密度および発生不良密度の基準値と
の比較に基づき、評価の対象となるプログラムの良不良
を判定する評価判定部11と、発生不良密度算出部10
で算出されたそれぞれの発生不良密度を記録する発生不
良密度記録部12と、この発生不良密度記録部12の記
録内容に基づく比較判定部13a、および、評価データ
記憶部8に記憶したそれぞれのプログラム規模に基づく
修正度比較部13bの動作などにより、複数のプログラ
ムの総合的な品質を評価する総合評価判定部13とによ
り構成されている。尚、評価データ記憶部8には、例え
ば、入力装置2を介して入力される評価の対象となるプ
ログラムのプログラム名14と、各テスト工程別のプロ
グラム規模15と、テスト項目件数16と、発生不良件
数17などとからなるデータが記憶されている。
【0008】以下、このような構成による本実施例のプ
ログラム品質評価システムの本発明に係わる動作を説明
する。まず、プログラム品質評価部5は、入力装置2を
介して入力された評価対象のプログラムのプログラム名
14、プログラム規模15、テスト項目件数16、発生
不良件数17などを、評価データ記憶部8に記憶する。
これらのデータの記憶が完了すれば、テスト項目密度算
出部9で、例えば、「テスト項目件数×1000÷プロ
グラム規模」の式により、テスト項目密度を計算する。
また、発生不良密度算出部10で、例えば、「発生不良
件数×1000÷プログラム規模」の式により、発生不
良密度を計算する。そして、評価判定部11は、このテ
スト項目密度、および、発生不良密度の計算結果が、評
価基準値登録部7内の基準値と比較して所定の範囲内に
入るか否かのチェックを行なう。ここで、範囲外の場合
には、評価判定部11は、不良なプログラムとして判定
して、プログラム名や、テスト項目密度、発生不良密度
などのデータと共に、不良を識別するサインを付与し
て、プログラム品質管理表を作成する。
【0009】このように、本実施例のプログラム品質評
価システムでは、プログラムの規模、並びに、テスト項
目密度、発生不良密度を、品質評価の指標として定義し
て、プログラムの品質を決める。このことにより、プロ
グラム開発におけるプログラムの品質評価を、プログラ
ムの開発方式に捕らわれず、定量的かつ標準的に行なう
ことができる。
【0010】また、総合評価判定部13では、評価判定
部11の判定結果や、比較判定部13a、および、修正
度比較部13bによる工程別のテスト評価結果に基づ
き、総合的なプログラム品質評価を行う。そして、不良
と判定したプログラムに対して、不良を識別するサイン
を付与して、プログラム品質管理表に追加する。このよ
うにして作成したプログラム品質管理表は、主制御部6
を介して、例えば、表示装置3や、プリンタ4などで出
力する。
【0011】次に、図2および図3を用いて、評価判定
部11のプログラムの良不良の判定動作に関して説明す
る。図2および図3は、図1における評価判定部の本発
明に係わる動作に用いる論理マトリクスの一実施例を示
す説明図である。図2に示す本実施例の論理マトリクス
21は、テスト項目密度22と、発生不良密度23の欄
からなり、テスト項目密度22、および、発生不良密度
23のそれぞれは、基準値を基とした所定の範囲未満2
4、27と、基準値を基とした所定の範囲25、28
と、基準値を基とした所定の範囲上限以上26、29の
3つの欄からなり、それぞれの組み合わせに対して、正
常、異常が割り当てられている。図1の評価判定部11
は、図3に示す展開を行ない、論理マトリクス21を参
照して評価結果を出す。すなわち、発生不良密度が基準
値の所定範囲より大きいか、もしくは、テスト項目密度
が基準値の所定範囲未満のいずれかであれば、対象とな
るプログラムは、不良として評価される。例えば、項番
(1)で示すように、算出されたテスト項目密度が基準
値の所定範囲下限未満であれば、算出された発生不良密
度が基準値の所定範囲下限未満であっても、論理マトリ
クス21の基準値を基とした所定の範囲未満24、27
における値に基づき、異常と判断する。また、項番
(4)で示すように、算出されたテスト項目密度が基準
値の所定範囲内であり、かつ、算出された発生不良密度
が基準値の所定範囲下限未満であれば、論理マトリクス
21の基準値を基とした所定の範囲25と、基準値を基
とした所定の範囲未満27とにおける値に基づき、正常
と判断する。尚、図1に示す評価基準値登録部7に登録
する基準値は、例えば、評価対象のプログラムのプロジ
ェクトの難易度などにより、平均値/可変な特定値など
で、値を変えるものとする。
【0012】図1におけるプログラム品質評価システム
では、評価データ記憶部8には、入力装置2を介して入
力されたプログラム名や、プログラム規模15や、テス
ト項目件数16、発生不良件数17が記憶されている
が、これらのデータを、例えば、デバックプログラムの
実行結果より、自動的に取り込むことでも良い。また、
次の図4を用いて説明するように、評価データ記憶部8
に、テスト項目密度算出部9、および、発生不良密度算
出部10で算出されたテスト項目密度と発生不良密度を
記憶し、評価判定部11は、この評価データ記憶部8に
記憶されたテスト項目密度および発生不良密度と、評価
基準値登録部7内の基準値と比較して、評価判定を行な
っても良い。
【0013】図4は、本発明のプログラム品質評価シス
テムの本発明に係わる動作の一実施例を示すフローチャ
ートである。まず、図1の表示装置3に表示されている
案内画面に従って、デ−タ入力者が、プログラム名、プ
ログラム規模、テスト項目件数、発生不良件数を、図1
の入力装置2より入力すると(ステップ301)、入力
されるデ−タの終了判定を行ない(ステップ302)、
デ−タ入力が終了するまで、テスト項目密度(=テスト
項目件数×1000÷プログラム規模)、および、発生
不良密度(=発生不良件数×1000÷プログラム規
模)を計算する(ステップ303)。そして、入力され
たプログラム名、プログラム規模、テスト項目件数、お
よび、発生不良件数と共に、テスト項目密度、発生不良
密度を、図1の評価データ記憶部8に格納する(ステッ
プ304)。デ−タ入力が終了した後(ステップ30
2)、図1の評価データ記憶部8に格納したデ−タを読
み込み(ステップ305)、格納デ−タの終了判定を行
なう(ステップ306)。格納デ−タが有る場合は、読
み込んだテスト項目密度、発生不良密度が、図1の評価
基準値登録部7内の基準値と比較して、所定の範囲内に
入るか否かのチェックを行なう(ステップ307)。こ
のチェック結果により、所定の範囲内外の判定処理(ス
テップ308)を行ない、判定外の場合は、例えば、残
存不良内在理由サインをセット(ステップ309)し
て、プログラム品質管理表を作成し(ステップ31
0)、再度、ステップ305の格納デ−タ読み込み処理
に戻る。ステップ306において、格納デ−タが終了の
場合は、図1の総合評価判定部13により、後述の図5
で示すように、図1の発生不良密度記録部12に記録し
たそれぞれのプログラムの発生不良密度や、図1の評価
データ記憶部8に記憶したプログラム規模などに基づく
総合評価を行なう(ステップ311)。そして、この総
合評価結果を、ステップ310で作成したプログラム品
質管理表に付与し、図1のプリンタ4に出力して(ステ
ップ312)、処理を終了する。
【0014】このように、本実施例では、テスト項目件
数や、発生不良件数の入力時に、テスト項目密度と発生
不良密度を算出して、図1の評価データ記憶部8に記憶
する。そして、図1の評価判定部11は、このように記
憶されたテスト項目密度および発生不良密度を、図1の
評価基準値登録部7内の基準値と比較して、評価判定を
行なう。尚、出力されるプログラム品質管理表は、例え
ば、プログラム名、プログラム規模、テスト項目件数、
発生不良件数、テスト項目密度、発生不良密度、およ
び、残存不良内在サインなどから構成される。
【0015】次に、図5〜図8を用いて、図1における
総合評価判定部13の本発明に係わる動作を説明する。
図5は、図1における総合評価判定部の本発明に係わる
動作で用いる条件式の第1の実施例を示す説明図であ
る。本実施例は、図1のプログラム品質評価システムに
おいて、評価対象のプログラムを、単体、連動、そし
て、総合からなるテスト工程別に分け、各工程、各工程
間、全工程レベルで、連続的に評価し、プログラム品質
の一元管理を行なう場合のそれぞれの条件式を示したも
のである。すなわち、項番(1)〜(4)では、図1の
発生不良密度算出部10で、順次に算出されて、発生不
良密度記録部12に記録されたそれぞれのプログラムの
発生不良密度を、図1の比較判定部13aにより比較し
て、各工程間レベルでの品質評価を行なう。例えば、項
番(2)においては、連動テスト時の発生不良密度が、
単体テスト時の発生不良密度よりも小さいので、この連
動テスト工程レベルでの品質は良と評価されている。
【0016】また、項番(5)〜(10)では、それぞ
れのテスト工程での発生不良密度の組み合わせと、図1
の評価基準登録部7などに登録してある対応する基準値
との比較に基づき、各工程間レベルでの品質評価を行な
う。例えば、項番(6)では、単体テスト工程時と連動
テスト工程時のそれぞれの発生不良密度の和が、予め定
めた基準値範囲の上限以上であり、この連動テスト工程
レベルでの品質は不良と評価されている。
【0017】さらに、項番(11)〜(14)では、そ
れぞれのプログラムの規模を、図1の修正度比較部13
bにより比較して、各工程間レベルでの品質評価を行な
う。例えば、項番(12)においては、単体テスト時の
プログラム規模と連動テスト時のプログラム規模との差
が、予め定めた基準値の範囲内であり、大きな変更が行
なわれていないものとして、この連動テスト工程レベル
での品質は良と評価されている。このようにして、大容
量の評価対象プログラムを、テストの工程別に分けて品
質評価すると共に、総合的な評価も自動的に行なうこと
ができ、大容量のプログラムの不良の絞り込みを容易に
行なうことができる。
【0018】図6および図7は、図1における総合評価
判定部の本発明に係わる動作に用いる条件式の第2の実
施例を示す説明図である。本実施例の条件式では、図1
における総合評価判定部13は、図1の評価判定部11
の評価結果も利用し、各テスト工程別に分けたプログラ
ムの品質評価を、連続的に行うことができる。すなわ
ち、プログラムのテストを、単体、連動、総合の3工程
に分けて行い、各工程のテスト項目件数、発生不良件
数、テスト項目密度(自動計算)、発生不良密度(自動
計算)のデータを、図1の評価データ記憶部8や、発生
不良密度記録部12などに蓄積し、各工程、各工程間の
それぞれの基準値を基にした数値の比較により、プログ
ラムの品質評価を行う。
【0019】尚、図6において、項番(1)〜(9)の
条件式、および、その評価は、図3に示すものと同じで
あり、図6の項番(10)〜(16)、および、図7の
項番(17)、(18)は、それぞれ、図5における項
番(1)、(2)、(5)〜(7)、(11)、(1
2)、(3)、(4)に対応する。また、図7の項番
(19)〜(21)は、図5における項番(8)〜(1
0)に対応する。このように、単体テスト工程時、連動
テスト工程時、および、総合テスト工程時の発生不良密
度を合わせた条件式においても、図7の項番(21)に
示すように、単体テスト工程時と連動テスト工程時、お
よび、総合テスト工程時のそれぞれの発生不良密度の和
が、予め定めた基準値範囲内の時に、このプログラムの
品質は良と評価される。また、図7の項番(22)、
(23)は、図5における項番(13)、(14)に対
応する。図1の総合評価判定部13は、このような条件
式に基づき、次の図8に示す蓄積データを用いたプログ
ラムの品質評価を行う。
【0020】図8は、図1における総合評価判定部の本
発明に係わる動作に用いるデータのレイアウトとその使
用組み合わせの一実施例を示す説明図である。図8
(a)に示すそれぞれの蓄積データを、図8(b)に示
す組み合わせで用いることにより、図1の総合評価判定
部13は、図6と図7のそれぞれの条件式に基づくプロ
グラム品質評価を行う。すなわち、図1の評価データ記
憶部8や、発生不良密度記録部12などには、図8
(a)に示すように、プログラム名(A)や、単体テス
ト工程時におけるそれぞれの蓄積データ(B)〜
(F)、連動テスト工程時におけるそれぞれの蓄積デー
タ(G)〜(K)、そして、総合テスト工程時における
それぞれの蓄積データ(L)〜(P)などが蓄積されて
いる。そして、図1の総合評価判定部13は、例えば、
図8(b)の項番(2)に示すように、蓄積データ
(G)〜(K)を用いて、図6の項番(1)〜(9)、
および、(10)〜(16)の条件式を使用して、連動
テスト時のプログラム品質評価を行う。
【0021】以上、図1〜図8を用いて説明したよう
に、本実施例のプログラム品質評価システムでは、プロ
グラムの品質の評価を、定量的に行なうことができる。
このことにより、不良プログラムの自動的な洗い出しが
可能となり、人手による不良プログラムの絞り込みが不
要であり、効率的かつ効果的にプログラムの品質管理が
できる。さらに、プログラムの開発方式に依存すること
のない品質評価の標準化が可能となり、不良プログラム
の判断を統一的に行なうことができる。尚、本発明は、
各図で但書きしたように、図1〜図8を用いて説明した
実施例に限定されるものではない。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、プログラムの品質を評
価するための基準の設定が可能となり、プログラムの開
発方式に依存することなく、プログラムの品質の評価
を、定量的かつ標準的に行なうことができ、プログラム
の品質評価に要する作業時間を大幅に短縮すると共に、
信頼性が高く効率の良いプログラムの品質管理体制を構
築することが可能である。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を施したプログラム品質評価システムの
本発明に係わる構成の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1における評価判定部の本発明に係わる動作
に用いる論理マトリクスの一実施例を示す説明図の一部
である。
【図3】図2における論理マトリクスの一実施例を示す
説明図の残りの部分である。
【図4】本発明のプログラム品質評価システムの本発明
に係わる動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図5】図1における総合評価判定部の本発明に係わる
動作に用いる条件式の第1の実施例を示す説明図であ
る。
【図6】図1における総合評価判定部の本発明に係わる
動作に用いる条件式の第2の実施例を示す説明図の一部
である。
【図7】図6における第2の実施例の条件式を示す説明
図の残りの部分である。
【図8】図1における総合評価判定部の本発明に係わる
動作に用いるデータのレイアウトとその使用組み合わせ
の一実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 処理装置 2 入力装置 3 表示装置 4 プリンタ 5 プログラム品質評価部 6 主制御部 7 評価基準値登録部 8 評価データ記憶部 9 テスト項目密度算出部 10 発生不良密度算出部 11 評価判定部 12 発生不良密度記録部 13 総合評価判定部 14 プログラム名 15 プログラム規模 16 テスト項目件数 17 発生不良件数 21 論理マトリクス 22 テスト項目密度 23 発生不良密度 24 基準値を基とした所定の範囲未満 25 基準値を基とした所定の範囲 26 基準値を基とした所定の範囲上限以上 27 基準値を基とした所定の範囲未満 28 基準値を基とした所定の範囲 29 基準値を基とした所定の範囲上限以上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武藤 利広 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地の12 株式会社日立製作所情報システム開発本部 内 (72)発明者 嶌根 功吉 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地の12 株式会社日立製作所情報システム開発本部 内 (72)発明者 秋元 敏夫 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地の12 株式会社日立製作所情報システム開発本部 内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータに用いるプログラムの品質
    評価を行なうプログラム品質評価システムであり、テス
    ト項目の件数対プログラムの規模の比からなるテスト項
    目件数密度と、発生不良の件数対プログラムの規模の比
    からなる発生不良件数密度とに基づき、プログラムの品
    質評価を行なうプログラム品質評価手段を設けることを
    特徴とするプログラム品質評価システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプログラム品質評価シ
    ステムにおいて、上記プログラム品質評価手段は、予め
    任意に設定されたテスト項目の件数対プログラムの規模
    の比からなるテスト項目件数密度の基準値、および、発
    生不良の件数対プログラムの規模の比率からなる発生不
    良件数密度の基準値のそれぞれを登録する評価基準値登
    録手段と、少なくとも、入力された評価の対象となるプ
    ログラムのプログラム規模と、テスト項目件数と、発生
    不良件数とを記憶する評価データ記憶手段と、該評価デ
    ータ記憶手段に記憶したテスト項目件数とプログラム規
    模とにより、上記評価対象プログラムのテスト項目密度
    を算出するテスト項目密度算出手段と、上記評価データ
    記憶手段に記憶した発生不良件数とプログラム規模とに
    より、上記評価対象プログラムの発生不良密度を算出す
    る発生不良密度算出手段と、該発生不良密度算出手段お
    よび上記テスト項目密度算出手段で算出した上記評価対
    象プログラムの発生不良密度およびテスト項目密度と、
    上記評価基準値登録手段に登録されている発生不良密度
    およびテスト項目密度の基準値との比較に基づき、上記
    評価対象プログラムの良不良を判定する評価判定手段と
    を具備することを特徴とするプログラム品質評価システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1、もしくは、請求項2のいずれ
    かに記載のプログラム品質評価システムにおいて、上記
    プログラム品質評価手段は、それぞれ関連する複数の上
    記評価対象プログラムのそれぞれの上記発生不良密度を
    記録する発生不良密度記録手段と、該発生不良密度記録
    手段で記録する複数の評価対象プログラムのそれぞれの
    発生不良密度に基づき、上記関連する複数の評価対象プ
    ログラムのそれぞれの品質評価を行なう総合評価判定手
    段とを具備することを特徴とするプログラム品質評価シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のプログラム品質評価シ
    ステムにおいて、上記発生不良密度記録手段で記録する
    複数の発生不良密度は、上記複数の評価対象プログラム
    のそれぞれに対して、それぞれのプログラム単独に行な
    った単体テストで算出される発生不良密度と、複数のプ
    ログラムを任意の単位に連結して行なった連動テストで
    算出される発生不良密度と、全プログラムを連結して行
    なった総合テストで算出される発生不良密度とからな
    り、上記総合評価判定手段は、上記発生不良密度記録手
    段で記録するそれぞれの発生不良密度の比較により、上
    記複数の評価対象プログラムのそれぞれを関連付けて品
    質評価を行なう比較判定手段を具備することを特徴とす
    るプログラム品質評価システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプログラム品質評価シ
    ステムにおいて、上記総合評価判定手段は、上記単体テ
    ストと連動テスト、および、総合テストのそれぞれの発
    生不良密度の算出に用いたプログラム規模に基づき、上
    記単体テストと連動テスト、および、総合テスト時のそ
    れぞれのプログラムの修正度合いを評価する修正度比較
    手段を具備することを特徴とするプログラム品質評価シ
    ステム。
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