JP2008165277A - 状態検知端末および状態検知端末を用いた監視システム - Google Patents

状態検知端末および状態検知端末を用いた監視システム Download PDF

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Abstract

【課題】監視対象者の状態を確実に捉えることができる状態検知端末および監視システムを提供する。
【解決手段】状態検知端末1は、作業者の腰などに装着される。状態検知端末1は、CPUを含んで構成される所定の判定処理を実行する判定手段11と、無線基地局2との間で無線によるデータの送受信を実行する無線回路12と、X軸、Y軸およびZ軸方向の加速度をそれぞれ検出するX軸加速度センサ13x、Y軸加速度センサ13yおよびZ軸加速度センサ13zと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、監視対象者により携帯され、監視対象者の状態を検知する状態検知端末および、このような状態検知端末を用いた監視システムに関する。
人の状態を監視することで、人の安全を図ることができるシステムとして、監視カメラを用いたネットワーク監視カメラシステムが知られている。このシステムでは、複数のカメラがネットワークに接続され、カメラで撮像され、JPEG等でデジタル化された画像データがネットワークで配信される。画像記録装置は、ネットワーク上の画像データを収集し、装置内部に記録する。ネットワークに接続された画像モニタ装置は、カメラあるいは画像記録装置の画像を表示する。
特開2002−158995号公報
しかし、監視カメラを用いたシステムでは、必ず誰かが監視モニタの映像を見ている必要があり、監視者が異常を見過ごしたり、異常の発見が遅れたりする場合がある。また、カメラの死角での異常を捉えることができず、死角を減らすためには多数のカメラが必要となる。
本発明の目的は、監視対象者の状態を確実に捉えることができる状態検知端末および監視システムを提供することにある。
本発明の状態検知端末は、監視対象者により携帯され、監視対象者の状態を検知する状態検知端末において、前記監視対象者に取り付けられる加速度センサと、前記加速度センサの加速度データに基づいて前記監視対象者の向きまたは動きを演算することで、前記監視対象者の状態を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を無線により送信する無線送信手段と、を備えることを特徴とする。
この状態検知端末によれば、加速度センサの加速度データに基づいて監視対象者の向きまたは動きを演算するので、監視対象者の状態を確実に捉えることができる。
前記判定手段は、前記監視対象者が転倒したことを判別してもよい。
前記判定手段は、前記監視対象者が静止している、または動いていることを判別してもよい。
所定時間、前記判定手段による判定結果を無効とする操作を受け付ける無効受付部を備えてもよい。
前記無効受付部により受け付けた操作の効果は、所定時間経過により解除されてもよい。
前記無線送信手段は、前記判定結果が無効とされている間、前記判定結果が無効とされている旨を送信してもよい。
前記判定手段による判定結果が所定時間継続して異常を示す場合に、前記無線送信手段は異常である旨を送信してもよい。
前記無線送信手段は、前記判定結果とともに当該状態検知端末を特定する情報を送信してもよい。
前記判定手段による判定結果が異常を示す場合に、その旨を前記監視対象者に通知する通知手段を備えてもよい。
前記監視対象者に取り付けられるジャイロセンサを備え、前記判定手段は、前記ジャイロセンサの角速度データに基づいて前記監視対象者の向きまたは動きを演算することで、前記監視対象者の状態を判定してもよい。
前記判定手段は、前記監視対象者の状態に対応付けられたデータパターンと、前記加速度データおよび前記角速度データのデータパターンとを対比する演算により、前記監視対象者の状態を判定してもよい。
本発明の監視システムは、監視対象者により携帯され、監視対象者の状態を検知する状態検知端末を用いた監視システムにおいて、前記監視対象者により携帯され、当該監視対象者の状態を検知するとともに、その状態を状態情報として無線により通知する状態検知端末と、監視対象領域に分散配置され、前記状態検知端末から送信された前記状態情報を受信する無線基地局と、いずれかの前記無線基地局と、前記状態検知端末との間で通信可能か否かを監視し、通信不能の場合には異常と判断する情報処理手段と、を備えることを特徴とする。
この監視システムによれば、いずれかの前記無線基地局と、状態検知端末との間で通信可能か否かを監視し、通信不能の場合には異常と判断するので、監視対象者の異常状態を確実に捉えることができる。
個々の前記状態検知端末について、通信不能時の動作モードの選択を受け付ける動作モード選択手段を備え、前記動作モード選択手段により所定の動作モードが選択されている場合には、前記情報処理手段は、当該状態検知端末がすべての前記無線基地局との間で通信不能であっても異常と判断しなくてもよい。
前記モード選択手段として、前記個々の状態検知端末は、前記動作モードの選択操作を受け付ける動作モード受付部と、前記動作モード受付部に対する操作により受け付けた動作モードを前記無線基地局への無線を介して前記情報処理手段に通知する無線送信手段と、を備えてもよい。
本発明の状態検知端末によれば、加速度センサの加速度データに基づいて監視対象者の向きまたは動きを演算するので、監視対象者の状態を確実に捉えることができる。
本発明の監視システムによれば、いずれかの前記無線基地局と、状態検知端末との間で通信可能か否かを監視し、通信不能の場合には異常と判断するので、監視対象者の異常状態を確実に捉えることができる。
以下、本発明による状態検知端末の実施形態について説明する。
以下、図1〜図4を参照して、本発明による状態検知端末の一実施例について説明する。
図1は、本発明の状態検知端末を、プラントの作業者の安全を図るための監視システムに適用した構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、監視システムは、プラントの作業者が携帯する状態検知端末1,1,・・・と、プラントの各所に配置される無線基地局2,2,・・・と、無線基地局2,2,・・・から送信されてきた情報を一時的に保存する他、状態監視のための種々の処理を実行する情報処理手段としての状態監視コントローラ3と、状態監視コントローラ3からの情報を取り込むシステム管理サーバ4と、システム管理サーバ4が提供する各種情報を表示する状態監視モニタ5,5,・・・と、を備える。
図1に示すように、無線基地局2,2,・・・、状態監視コントローラ3、システム管理サーバ4、および状態監視モニタ5,5,・・・は、通信ネットワーク7により互いに接続されている。
状態検知端末1は、例えば、作業者の腰など、作業者あるいは作業者の服等に装着して使用される。
図2は状態検知端末1の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、状態検知端末1は、CPUを含んで構成され後述する所定の判定処理を実行する判定手段11と、無線基地局2との間で無線によるデータの送受信を実行する無線回路12と、X軸、Y軸およびZ軸方向の加速度をそれぞれ検出するX軸加速度センサ13x、Y軸加速度センサ13yおよびZ軸加速度センサ13zと、緊急時に作業者による警報発報の指示を受け付ける操作ボタン等からなる警報発報受付手段14と、無線通信先となる無線基地局2を選定するための通信先選定部15と、当該状態検知端末1に固有の識別子を格納する識別子格納部16と、外部に警報を知らせるためのブザー等からなる警報装置17と、を備える。
通信先選定部15は、無線回路12を介して、無線基地局2,2,・・・との間で通信を試行し、その応答データに基づいて、現在最も近いと思われる無線基地局2を無線通信先として選定する。
判定手段11は、X軸加速度センサ13x、Y軸加速度センサ13yおよびZ軸加速度センサ13zから得られるX軸、Y軸、Z軸の加速度データに基づく演算を実行し、状態検知端末1の向きおよび動きに基づいて、作業者が歩行、静止あるいは転倒のいずれの状態にあるかを判定する。
また、判定手段11は、警報発報受付手段14への操作が行われた場合、加速度データの如何を問わず作業者が危険な状態にあると判定する。
無線回路12は、判定部11における状態の判定結果に識別子格納部16に格納された識別子を付加し、これを状態情報として、アンテナ12aから現在無線通信先となっている無線基地局2に向けて継続的に送信する。
図3は、無線基地局2の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、無線基地局2は、CPUを含んで構成され後述する所定の情報処理を実行する情報処理部21と、状態検知端末1との間で無線通信を実行する無線回路22と、通信ネットワーク7を介する通信を実行するネットワークインタフェース23と、を備える。無線基地局2は、監視対象領域を網羅するようにプラント内に適宜配置される。
無線回路22は、アンテナ22aを介して状態検知端末1との間で無線通信を実行する。無線回路22は、状態検知端末1の通信先選定部15からのデータを受信すると、当該状態検知端末1に向けて上記応答データを返信する。また、無線回路22は、状態検知端末1から送信された上記状態情報を逐次受信する。
無線回路22により上記状態情報が受信されると、情報処理部21はその状態情報に自らの無線基地局を特定する情報を付加する。また、これらの情報を新たな状態情報としてネットワークインタフェース23を介して状態監視コントローラ3に向けて送信する。
また、無線基地局2の情報処理部21には、無線基地局2の接点出力を経由して、警報装置2aが接続されている。警報装置2aとして、例えば、パトライトやブザー等が用いられる。
図4は、状態監視コントローラ3、システム管理サーバ4および状態監視モニタ5の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、状態監視コントローラ3は、CPUを含んで構成され後述する所定の情報処理を実行する情報処理部31と、通信ネットワーク7を介する通信を実行するネットワークインタフェース32と、無線基地局2を介して送られてきた上記状態情報を一時的に保存するRAM33と、を備える。また、情報処理部31には、状態監視コントローラ3の接点出力を経由して、警報装置3aが接続されている。警報装置3aとして、例えば、パトライトやブザー等が用いられる。
情報処理部31は、無線基地局2から送信された状態情報を、ネットワークインタフェース32を介して逐次受信し、この状態情報をRAM33に保存する。上記のように、RAM33に保存される状態情報には、作業者の状態、状態検知端末1を特定する識別子、および状態情報を受けた無線基地局2を特定する情報が含まれている。システム管理サーバ4からの要求を受けた場合、情報処理部31はRAM33に保存された状態情報をネットワークインタフェース32経由で、システム管理サーバ4に送信する。
また、情報処理部31は、無線基地局2から受信された状態情報に基づいて作業者の状態を判断する。作業者の状態が異常と判断された場合には、ネットワークインタフェース32を介してシステム管理サーバ4に異常の発生を通知する。また同時に、情報処理部31は、警報装置3aにより、警報の発生を通知するとともに、ネットワークインタフェース32を介して所定の無線基地局2に異常の発生を通知する。この場合、当該無線基地局2ではネットワークインタフェース23を介して通知を受信し、情報処理部21は、警報装置2aを介して警報を通知する。
このように、作業者の状態が異常と判断される場合には、状態監視コントローラ3と、無線基地局2の両者で警報が通知される。状態監視コントローラ3が、例えば監視室等に設定されている場合には、警報装置3aにより、直接監視者に警報を通知できる。また、状態情報を受信した無線基地局2に選択的に異常の発生を通知することにより、異常発生現場付近の作業者等に異常の発生を通知することができるとともに、異常発生現場を無線基地局2単位で迅速に知らせることが可能となる。
また、無線基地局2が上記通知を受けた場合、当該無線基地局2が現在通信対象となっている状態検知端末1に通知を転送し、状態検知端末1の判定部11での処理により警報装置17を動作させてもよい。これにより、異常発生現場周辺の個々の作業者に異常の発生を知らせることが可能となる。
無線基地局2の数に対して、作業者の人数が少ない場合などには、すべての無線基地局2において警報装置2aを動作させ、あるいはすべての状態検知端末1について警報装置17を動作させることで、異常の発生を確実に通知できるようにしてもよい。
次に、図4に示すように、システム管理サーバ4は、CPUを含んで構成され後述する所定の情報処理を実行する情報処理部41と、通信ネットワーク7を介する通信を実行するネットワークインタフェース42と、データベースとして機能するHDD等の保管媒体43と、を備える。システム管理サーバ4は、WEBサーバ機能を持ち、外部からのブラウザ(HTTP)の要求に対する応答処理を実行する。
システム管理サーバ4の情報処理部41は、状態監視コントローラ3に対し、ネットワークインタフェース42を介して状態情報の提供の要求を送信することで、RAM33に保存された状態情報を収集し、これを保管媒体43に格納する。
また、保管媒体43には、システム管理情報として、状態検知端末1の利用者情報(氏名、所属等)が、個々の状態検知端末1の識別子と対応付けられて登録されるほか、無線基地局2,2,・・・の設置場所等が登録されている。
また情報処理部41は、ネットワークインタフェース42を介して状態監視コントローラ3からの異常発生の通知を受ける。この場合、情報処理部41は、状態監視モニタ5,5,・・・に対し、ネットワークインタフェース42を介して警報メッセージ等の表示を指示する。また、情報処理部41は、状態監視コントローラ3から受け取った異常発生の通知を時系列の警報履歴として保管媒体43に格納する。
次に、図4に示すように、状態監視モニタ5は、CPUを含んで構成されシステム管理サーバ4が保有する情報を表示するための処理を実行する情報処理部51と、情報処理部51により生成される表示画面を表示するモニタ装置52と、通信ネットワーク7を介する通信を実行するネットワークインタフェース53と、を備える。状態監視モニタ5は、ブラウザ(HTTP)経由でシステム管理サーバ4が保有する情報を表示する機能を持つ。
情報処理部51は、定周期あるいはユーザの要求に応じて、ネットワークインタフェース53経由でシステム管理サーバ4に対し、画面表示を要求する。システム管理サーバ4は、情報処理部51の要求に応じて保管媒体43に格納された情報を提供し、情報処理部51は、当該情報をモニタ装置52に表示する。また、情報処理部51は、情報処理部41からの上記指示に応じて警報メッセージ等をモニタ装置52に表示する。
状態監視モニタ5のモニタ装置52に表示される表示画面として、以下のものがある。
(1)作業者の名前、作業者の現在の状態、作業者の現在の位置(対応する無線基地局2単位での位置)。これらの表示は、保管媒体43において順次更新される状態情報に基づく。これらの表示は、プラント全体の表示および無線基地局別表示の間で切り替えることができる。
(2)保管媒体43に格納された警報メッセージおよび警報履歴等。
(3)状態検知端末1および無線基地局2の稼動状況。稼動状況は、通信ネットワーク7における通信状況や状態情報受信の有無などに基づいて、正常稼動/異常が判断される。
(4)保管媒体43に格納されている利用者情報等のシステム管理情報。
以上のように、本実施例の状態検知端末を適用した監視システムによれば、作業者が携帯する状態検知端末から状態情報が送信されるため、監視者は異常発生を容易に監視することができる。また、作業者の位置が、通信対象となる無線基地局2を特定することにより絞られるため、作業者の現在位置を容易に把握できる。作業者の現在位置を求めるための特別なシステムも不要である。
また、異常が発生した作業者の氏名や場所が表示されるため、監視者による迅速で的確な対応指示等の処置が期待できる。さらに、無線を用いて作業者の状態を監視するため、監視範囲が広くなるとともに監視の死角が減少する。
また、上記の監視システムでは、警報装置を用いた警報発報を行うため、監視者の見過ごしや異常発見の遅延が回避できる。さらに、無線基地局や状態検知端末での警報により、異常発生現場近傍や他の作業者に対し、異常の発生を迅速に知らせることができる。
このように、本実施例の状態検知端末を適用した監視システムによれば、作業者のだれが、どこに、どのような状態でいるかを監視し、異常の発生を迅速に通知することができるので、作業者の安全管理に極めて効果的である。
以下、図5〜図9を参照して、状態検知端末の別実施例について説明する。実施例1と同一要素についての説明は省略する。
図5(a)は、実施例2の状態検知端末の構成を示すブロック図、図5(b)は、状態検知端末の外観を例示する平面図である。
図5(a)および図5(b)に示すように、本実施例の状態検知端末1Aは、判定手段11による判定結果が異常を示す場合に、その旨を作業者に通知するブザー等の通知手段61と、判定手段11による判定結果を無効とする操作、および無効状態を解除する操作を受け付けるボタン等の無効受付部62と、を備える。
作業者は、判定手段11により転倒等の異常が発生したと判定されていることを通知手段61により知ることができる。このため、作業者の姿勢に応じて状態検知端末1Aが傾けられた場合など、本人の意図に反して異常と判定されている場合には、無効受付部62を操作することで判定結果を無効とし、あるいは姿勢を変えることで、異常状態の誤報を防止できる。また、休憩時などには予め無効受付部62を操作し、判定結果を無効とすることで、異常状態の誤報を予防できる。
図6および図7は、状態検知端末1Aの動作を示すフローチャートである。
図6のステップS1〜ステップS7は、無効フラグの制御手順を示している。
図6のステップS1では、無効カウンタをクリアし、ステップS2では無効フラグをオフする。無効フラグは、判定手段11による判定結果の有効/無効の切り換えを制御するフラグである。無効フラグがオンしているとき、判定結果が無効となる。また、無効カウンタは、無効状態を自動解除するタイミングを制御するための計時カウンタである。
次に、ステップS3では、無効受付部62に対し、判定手段11による判定結果を無効とする操作がされるのを待って、ステップS4へ進む。ステップS4では、無効フラグをオンする。
次に、ステップS5では、無効カウンタをカウントアップする。ステップS6では、無効受付部62に対し、判定手段11による判定結果を無効とする無効状態を解除する操作がされたか否か判断する。判断が肯定されればステップS1へ戻り、判断が否定されればステップS7へ進む。
ステップS7では、無効カウンタが所定の設定値を越えたか否か判断する。判断が肯定されればステップS1へ戻り、判断が否定されればステップS5以降の処理を繰り返す。ステップS7の設定値は、無効状態が強制解除されるまでの時間を規定する値であり、例えば、5分間で無効状態が解除されるように設定される。これにより、作業者が無効状態の解除操作(ステップS6)を忘れた場合であっても、一定時間経過後に自動的に無効状態が解除(ステップS7の判断が肯定)される。
次に、図6のステップS11〜ステップS18は、通知フラグの制御手順を示している。
図6のステップS11では、転倒カウンタをクリアする。転倒カウンタは、判定手段11により転倒と判断されている時間を計時するためのカウンタである。
次に、ステップS12では、通知フラグをオフする。通知フラグは、異常状態を無線基地局2に通知するか否かを制御するフラグである。後述のように、通知フラグがオンされている場合に、異常状態が無線基地局2に通知される。
次に、ステップS13では、無効フラグがオンされているか否か判断し、判断が肯定されればステップS11へ戻り、判断が否定されればステップS14へ進む。ステップS14では、判定手段11により転倒状態と判定されているか否か判断し、判断が否定されればステップS11へ戻り、判断が肯定されればステップS15へ進む。ステップS15では、通知フラグがオンしているか否か判断し、判断が肯定されればステップS13へ戻り、判断が否定されればステップS16へ進む。
ステップS16では、転倒カウンタをカウントアップする。
次に、ステップS17では、転倒カウンタが所定の設定値を越えたか否か判断し、判断が肯定されればステップS18へ進み、判断が否定されればステップS13へ戻る。ステップS17の設定値は、判定手段11により判定された転倒状態について、継続時間の閾値を定める。この閾値を越えた場合に限り、状態検知端末1Aから無線基地局2に異常状態が通知される。これにより、短時間、判定手段11により転倒状態と判定されても直ちに異常状態が通知されることがないので、誤った、あるいは不要な異常状態の通知を防止できる。
ステップS18では通知フラグをオンし、ステップS13へ戻る。
図7のステップS21〜ステップS25は、状態検知端末1Aから無線基地局2への通知処理を示している。
図7のステップS21では、無効フラグがオンしているか否か判断し、判断が肯定されればステップS22へ進み、判断が否定されればステップS23へ進む。ステップS22では、状態検知端末1Aから無線基地局2へ、判定手段11による判定結果を無効とする無効状態にある旨を、状態情報として無線により送信する。
ステップS23では、通知フラグがオンしているか否か判断し、判断が肯定されればステップS24へ進み、判断が否定されればステップS25へ進む。ステップS24では、状態検知端末1Aから無線基地局2へ、作業者の異常状態を状態情報として無線により送信し、ステップS21へ戻る。一方、ステップS25では、状態検知端末1Aから無線基地局2へ、作業者が正常状態にある旨を、状態情報として無線により送信し、ステップS21へ戻る。
次に、図5(a)および図5(b)に示すように、状態検知端末1Aには、動作モードを切り替えるための操作を受け付ける動作モード受付部63が設けられている。動作モードには、警戒モードおよび通常モードが設けられている。警戒モードは、状態検知端末1Aがすべての無線基地局2との間で通信不能となった場合に、異常状態として取り扱うモードである。
無線基地局2によりすべてのエリアをカバーすることは、通常、困難である。したがって、無線が途切れた場合に常に異常状態として取り扱うことは適切でない。しかし、一部の危険エリア、例えば、排水設備等では、作業者が排水溝に落下した場合等を考慮し、通信不能となったときに異常状態として取り扱う必要がある。
本実施例では、状態検知端末1Aに動作モード受付部63を設けることで、作業者の判断により動作モードを切り替え可能としている。動作モードの選択状況は、状態情報として無線基地局2に送信される。
図8は、状態監視コントローラ3Aの構成を示すブロック図である。
図8に示すように、状態監視コントローラ3Aには、動作モード選択手段34が設けられている。動作モード選択手段34は、通信不能な個々の状態検知端末1について、それぞれの端末で選択されている動作モードに応じて異常状態か否かを判断する。
図9は、状態監視コントローラ3Aの処理手順を示すフローチャートである。
図9のステップS31では、システム管理サーバ4の利用者情報にアクセスし、状態検知端末1Aに割り当てられた識別子を1つ取得する。次に、ステップS32では、当該識別子に対応する状態検知端末1Aの動作モードが警戒モードであるか否かを、取得済みの最新の状態情報に基づいて判断する。ステップS32の判断が否定されればステップS31へ戻り、次の識別子を利用者情報から取得する。ステップS32の判断が肯定されればステップS33へ進む。
ステップS33では、状態情報の受信状況に基づいて、当該識別子に対応する状態検知端末1Aが、いずれかの無線基地局2を介して通信可能な状態にあるか否か判断する。ステップS33の判断が肯定されればステップS31へ戻り、次の識別子を利用者情報から取得する。ステップS33の判断が肯定されればステップS34へ進む。
ステップS34では、作業者の状態が異常であると判断し、異常の発生の通知等、必要な処理を実行した後、ステップS31へ戻る。
このように、本実施例では、動作モードが警戒モードにある状態検知端末1Aについては、通信不能な場合に異常な状態として取り扱い、通常モードにある状態検知端末1Aについては、通信不能な場合にも直ちに異常な状態として取り扱わない。
なお、監視対象領域の状況によっては、通信不能である場合に常に異常な状態として取り扱うようにしてもよい。
また、動作モードの選択は任意の方法を採ることができる。例えば、最後に通信した無線基地局2の場所に応じて、動作モードを選択してもよい。危険な領域(通信が途切れたことが異常の発生を意味するであろう領域)をカバーする無線基地局2が最新の通信先であれば自動的に警戒モードに設定することで、作業者がおかれた状況に応じて動作モードを適切に選択できる。
以下、図10を参照して、状態検知端末の別実施例について説明する。実施例1と同一要素についての説明は省略する。
図10は、実施例3の状態検知端末の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、本実施例の状態検知端末1Bには、ジャイロセンサ71が設けられ、判定手段11は、加速度データとともに、ジャイロセンサ71からの角速度データに基づいて作業者の状態を判定する。
また、作業者が予め想定されるいくつかの危険状態に陥った場合、および正常な場合について、それぞれ加速度データおよび角速度データのパターンを記憶した記憶装置72が設けられ、判定手段11は記憶装置72に格納されたパターンを参照して、作業者の状態を判定する。すなわち、現在のデータパターンが危険状態のパターンに一致すれば異常状態と判定し、現在のデータパターンが正常状態のパターンに一致すれば正常状態と判定する。
本発明の適用範囲は上記実施形態に限定されることはない。本発明は、監視対象者の状態を監視することで監視対象者の安全を図るシステムに、広く適用することができる。本発明はプラントでの監視に限定されることなく、例えば、工事現場、医療施設、介護施設、あるいは託児施設での監視、その他、あらゆる目的に適用可能である。
本発明の状態検知端末を、プラントの作業者の安全を図るための監視システムに適用した実施例の構成を示すブロック図。 状態検知端末の構成を示すブロック図。 無線基地局の構成を示すブロック図。 状態監視コントローラ、システム管理サーバおよび状態監視モニタの構成を示すブロック図。 実施例2の状態検知端末を示す図であり、(a)は状態検知端末の構成を示すブロック図、(b)は状態検知端末の外観を例示する平面図。 状態検知端末の動作を示すフローチャート。 状態検知端末の動作を示すフローチャート。 状態監視コントローラの構成を示すブロック図。 状態監視コントローラの処理手順を示すフローチャート。 実施例3の状態検知端末の構成を示すブロック図。
符号の説明
1 状態検知端末
2 無線基地局
3 状態監視コントローラ(情報処理手段)
11 判定手段
12 無線回路(無線送信手段)
13x、13y、13z 加速度センサ
71 ジャイロセンサ

Claims (14)

  1. 監視対象者により携帯され、監視対象者の状態を検知する状態検知端末において、
    前記監視対象者に取り付けられる加速度センサと、
    前記加速度センサの加速度データに基づいて前記監視対象者の向きまたは動きを演算することで、前記監視対象者の状態を判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を無線により送信する無線送信手段と、
    を備えることを特徴とする状態検知端末。
  2. 前記判定手段は、前記監視対象者が転倒したことを判別することを特徴とする請求項1に記載の状態検知端末。
  3. 前記判定手段は、前記監視対象者が静止している、または動いていることを判別することを特徴とする請求項1に記載の状態検知端末。
  4. 所定時間、前記判定手段による判定結果を無効とする操作を受け付ける無効受付部を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の状態検知端末。
  5. 前記無効受付部により受け付けた操作の効果は、所定時間経過により解除されることを特徴とする請求項4に記載の状態検知端末。
  6. 前記無線送信手段は、前記判定結果が無効とされている間、前記判定結果が無効とされている旨を送信することを特徴とする請求項4または5に記載の状態検知端末。
  7. 前記判定手段による判定結果が所定時間継続して異常を示す場合に、前記無線送信手段は異常である旨を送信することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の状態検知端末。
  8. 前記無線送信手段は、前記判定結果とともに当該状態検知端末を特定する情報を送信することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の状態検知端末。
  9. 前記判定手段による判定結果が異常を示す場合に、その旨を前記監視対象者に通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の状態検知端末。
  10. 前記監視対象者に取り付けられるジャイロセンサを備え、
    前記判定手段は、前記ジャイロセンサの角速度データに基づいて前記監視対象者の向きまたは動きを演算することで、前記監視対象者の状態を判定することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の状態検知端末。
  11. 前記判定手段は、前記監視対象者の状態に対応付けられたデータパターンと、前記加速度データおよび前記角速度データのデータパターンとを対比する演算により、前記監視対象者の状態を判定することを特徴とする請求項10に記載の状態検知端末。
  12. 監視対象者により携帯され、監視対象者の状態を検知する状態検知端末を用いた監視システムにおいて、
    前記監視対象者により携帯され、当該監視対象者の状態を検知するとともに、その状態を状態情報として無線により通知する状態検知端末と、
    監視対象領域に分散配置され、前記状態検知端末から送信された前記状態情報を受信する無線基地局と、
    いずれかの前記無線基地局と、前記状態検知端末との間で通信可能か否かを監視し、通信不能の場合には異常と判断する情報処理手段と、
    を備えることを特徴とする監視システム。
  13. 個々の前記状態検知端末について、通信不能時の動作モードの選択を受け付ける動作モード選択手段を備え、
    前記動作モード選択手段により所定の動作モードが選択されている場合には、前記情報処理手段は、当該状態検知端末がすべての前記無線基地局との間で通信不能であっても異常と判断しないことを特徴とする請求項12に記載の監視システム。
  14. 前記モード選択手段として、前記個々の状態検知端末は、
    前記動作モードの選択操作を受け付ける動作モード受付部と、
    前記動作モード受付部に対する操作により受け付けた動作モードを前記無線基地局への無線を介して前記情報処理手段に通知する無線送信手段と、
    を備えることを特徴とする請求項13に記載の監視システム。
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